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JP2015211376A - 受信回路 - Google Patents

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JP2015211376A JP2014092755A JP2014092755A JP2015211376A JP 2015211376 A JP2015211376 A JP 2015211376A JP 2014092755 A JP2014092755 A JP 2014092755A JP 2014092755 A JP2014092755 A JP 2014092755A JP 2015211376 A JP2015211376 A JP 2015211376A
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Abstract

【課題】リミッタ動作により増幅されて得られる差動出力信号のパルス幅歪みを低減すること。【解決手段】差動入力信号を線形動作により差動増幅する第1の増幅回路と、第1の増幅回路の差動出力ノードから出力される差動信号をリミッタ動作により差動増幅する第2の増幅回路と、第1の増幅回路の正相出力ノードに接続される第1の抵抗と、第1の増幅回路の逆相出力ノードに接続され、第1の抵抗と同じ抵抗値を有する第2の抵抗と、第2の増幅回路の正相出力ノードに接続される第3の抵抗と、第2の増幅回路の逆相出力ノードに接続され、第3の抵抗と同じ抵抗値を有する第4の抵抗と、第1の抵抗と前記第3の抵抗とが接続される正相出力ノードから出力される正相信号と、第2の抵抗と前記第4の抵抗とが接続される逆相出力ノードから出力される逆相信号とを増幅し、増幅後の帰還信号を第1の増幅回路に帰還する帰還回路とを備える、受信回路。【選択図】図1

Description

本発明は、受信回路に関する。
近年、ハイエンド・サーバやスーパーコンピュータなどにおけるCPU間での信号伝送の速度向上および大容量化に伴い、電気信号伝送の限界を打破すべく、近距離や中距離のCPU間信号伝送に高速光伝送の技術を用いる、光インターコネクトが検討されている。光インターコネクトでは、電気信号を光信号に変換する光トランシーバなどを備え、たとえばアレイ光ファイバ等の伝送路を介して、送信側および受信側の光伝送装置間で光信号によりデータを伝送する。光伝送の光送信部として、たとえば小型かつ低消費電力で直接電流変調が可能なレーザ素子VCSEL(Vertical Cavity Surface Emitting Laser:垂直共振器面発光レーザ)、光受信部として、たとえば光信号を受光して電気信号に変換するPD(Photo Diode:フォトダイオード)などが用いられる。信号速度としては、CPU間の広帯域信号伝送に応えるため、たとえば25Gb/sの、高速光伝送の実現が必要となる。
高速光伝送用の受信回路として、従来、リミッタアンプと、DC(Direct Current)フィードバック回路とを備えた光受信回路が知られている(例えば、特許文献1,2参照)。本回路は、簡易な構成で高速性に優れ、高感度の特性が得られる特徴がある。DCフィードバック回路は、リミッタアンプにより差動増幅される差動出力信号間のオフセット電圧を低減する。
特開2011−109721号公報 特開2012−10187号公報
しかしながら、差動出力信号間のオフセット電圧はDCフィードバック回路の増幅率(利得)や入力信号の大きさにも影響される。そのため、従来技術では、差動出力信号間のオフセット電圧が十分に低減されず、パルス幅歪み(DCD:Duty Cycle Distortion)が差動出力信号に発生する場合がある。差動出力信号のパルス幅がパルス幅歪みの発生により正常値からずれると、例えば、差動出力信号の受信側で差動出力信号を正しく受信できなくなるおそれがある。
そこで、リミッタ動作により差動増幅されて得られる差動出力信号のパルス幅歪みを低減できる、受信回路の提供を目的とする。
一つの案では、
差動入力信号を線形動作により差動増幅して出力する第1の増幅回路と、
前記第1の増幅回路の差動出力ノードから出力される差動信号をリミッタ動作により差動増幅して出力する第2の増幅回路と、
前記第1の増幅回路の差動出力ノードのうちの正相出力ノードに接続される一端を有する第1の抵抗と、
前記第1の増幅回路の差動出力ノードのうちの逆相出力ノードに接続される一端を有し、前記第1の抵抗と同じ抵抗値を有する第2の抵抗と、
前記第2の増幅回路の差動出力ノードのうちの正相出力ノードに接続される一端を有する第3の抵抗と、
前記第2の増幅回路の差動出力ノードのうちの逆相出力ノードに接続される一端を有し、前記第3の抵抗と同じ抵抗値を有する第4の抵抗と、
前記第1の抵抗の他端と前記第3の抵抗の他端とが接続される正相出力ノードから出力される正相信号と、前記第2の抵抗の他端と前記第4の抵抗の他端とが接続される逆相出力ノードから出力される逆相信号とを増幅し、増幅後の帰還信号を前記第1の増幅回路に帰還する帰還回路とを備える、受信回路が提供される。
一態様によれば、リミッタ動作により差動増幅されて得られる差動出力信号のパルス幅歪みを低減できる。
受信回路の一例を示す構成図 差動入力信号の一例を示す波形図 線形動作の一例を示す波形図 リミッタ動作の一例を示す波形図 本実施形態の比較例である受信回路の一例を示す構成図 受信回路の一例を示す構成図 受信回路の一例を示す構成図 受信回路の一例を示す構成図 受信回路の一例を示す構成図
図1は、本実施形態に係る受信回路101の一例を示す構成図である。受信回路101は、例えば、光インターコネクト等の光伝送の受信側で用いられる光受信回路の一例である。受信回路101が光通信に使用されることで、送受間の信号伝送速度を例えば25Gbps以上に向上できるとともに、広帯域化及び高感度化を比較的簡易な構成で実現できる。
受信回路101は、例えば、フォトダイオード10と、TIA(Trans Impedance Amplifier)20と、第1アンプ30と、第2アンプ40と、出力バッファ50と、抵抗R11〜R14と、DCフィードバック回路60とを備えている。
TIA20は、第1アンプ30以降の回路と同一の集積回路チップに配置されてもよいし、異なる集積回路チップに配置されてもよい。
フォトダイオード10は、光信号を受信する受光素子の一例であり、光信号Pinを電流信号に変換する。TIA20は、電流信号を電圧信号に変換するトランスインピーダンスアンプの一例であり、フォトダイオード10から出力される電流信号を正相入力信号Vipに変換する。正相入力信号Vipは、シングルエンドの電圧信号である。
第1アンプ30は、差動入力信号を線形動作により差動増幅して出力する第1の増幅回路の一例である。第1アンプ30は、例えば、TIA30から入力される正相入力信号VipとDCフィードバック回路60から入力される逆相入力信号Vinとを線形動作により差動増幅して出力する差動線形アンプである。図2は、正相入力信号Vipと逆相入力信号Vinの一例を示す波形図である。図1において、第1アンプ30は、所定の振幅範囲内の一対の正相入力信号Vipと逆相入力信号Vinを線形的に差動増幅し、線形的な差動増幅後の一対の差動信号(つまり、正相信号V1pと逆相信号V1n)を出力する線形動作を行う。
図3は、線形動作の一例を示す波形図である。第1アンプ30は、正相信号V1pと逆相信号V1nの振幅が所定の振幅レベル(リミッタ振幅)を超えないように、正相信号V1pと逆相信号V1nの直流成分を変化させる線形動作を行う。ここで、正相入力信号Vipと逆相入力信号Vinの電圧レベルに差がある場合、その差は、線形に増幅され、正相信号V1pと逆相信号V1nの出力電圧レベル差として現れる。
図1において、第2アンプ40は、第1アンプ30の差動出力ノードから出力される差動信号をリミッタ動作により差動増幅して出力する第2の増幅回路の一例である。第2アンプ40は、例えば、第1アンプ30の正相出力ノード71から出力される正相信号V1pと第1アンプ30の逆相出力ノード72から出力される逆相信号V1nとをリミッタ動作により差動増幅して出力する差動リミッタアンプである。図示の場合、第2アンプ40は、一対の正相信号V1pと逆相信号V1nを差動増幅し、所定の振幅レベルに制限された一対の差動出力信号(つまり、正相出力信号V2pと逆相出力信号V2n)を出力するリミッタ動作(「飽和動作」ともいう)を行う。第2アンプ40は、正相出力信号V2pを出力する正相出力ノード73と、逆相出力信号V2nを出力する逆相出力ノード74とを有している。
図4は、リミッタ動作の一例を示す波形図である。第2アンプ40は、正相出力信号V2pと逆相出力信号V2nの振幅が一定のリミッタ振幅に制限された状態で、差動信号を出力する。ここで、正相信号V1pと逆相信号V1nの電圧レベルに差がある場合、リミッタ動作により正相出力信号V2pと逆相出力信号V2nの出力振幅レベルは、一定に制限され、その差は、正相出力信号V2pと逆相出力信号V2nのパルス幅の変動として現れる。
図1において、出力バッファ50は、第2アンプ40の差動出力ノードから出力される差動出力信号を整形する回路の一例である。出力バッファ50は、例えば、正相出力信号V2pと逆相出力信号V2nを整形して差動増幅する。出力バッファ50から出力される差動出力信号は、正相出力信号V2p及び逆相出力信号V2nと実質的に同一の信号であり、出力バッファ50は無くてもよい。
抵抗R11は、第1アンプ30の差動出力ノードのうちの正相出力ノード71に接続される一端を有する第1の抵抗の一例である。抵抗R12は、第1アンプ30の差動出力ノードのうちの逆相出力ノード72に接続される一端を有し、抵抗R11と同じ抵抗値を有する第2の抵抗の一例である。抵抗R11と抵抗R12は、第1アンプ30の差動出力ノードに接続される抵抗ペアである。
抵抗R13は、第2アンプ40の差動出力ノードのうちの正相出力ノード73に接続される一端を有する第3の抵抗の一例である。抵抗R14は、第2アンプ40の差動出力ノードのうちの逆相出力ノード74に接続される一端を有し、抵抗R13と同じ抵抗値を有する第4の抵抗の一例である。抵抗R13と抵抗R14は、第2アンプ40の差動出力ノードに接続される抵抗ペアである。
DCフィードバック回路60は、ノード75から出力される正相帰還信号Vfpとノード76から出力される逆相帰還信号Vfnとを増幅し、増幅後の帰還信号(図示の場合、逆相入力信号Vin)を第1アンプ30に帰還する帰還回路の一例である。ノード75は、抵抗R11の他端と抵抗R13の他端とが接続される正相出力ノードの一例であり、ノード76は、抵抗R12の他端と抵抗R14の他端とが接続される逆相出力ノードの一例である。逆相入力信号Vinは、シングルエンドの電圧信号である。
DCフィードバック回路60は、逆相入力信号Vinを第1アンプ30に帰還することにより、正相出力信号V2pと逆相出力信号V2nとの間のオフセット電圧ΔV2を低減できる。オフセット電圧ΔV2は、正相出力信号V2pの平均電圧と逆相出力信号V2nの平均電圧とのずれである。平均電圧は、直流成分とも呼ばれる。
DCフィードバック回路60は、例えば、正相出力信号V2pの平均電圧と逆相出力信号V2nの平均電圧とが一致するように、正相帰還信号Vfpの平均電圧と逆相帰還信号Vfnの平均電圧との差ΔVfに基づいて、第1アンプ30の逆相入力ノードに入力される逆相入力信号Vinを生成する。
DCフィードバック回路60は、例えば、一対の正相帰還信号Vfpと逆相帰還信号Vfnが入力されるローパスフィルタ61と、ローパスフィルタ61の出力が入力される差動増幅回路62とを有している。差動増幅回路62は、ローパスフィルタ61から出力される差動信号(つまり、正相帰還信号Vfpの平均電圧と逆相帰還信号Vfnの平均電圧との差ΔVf)を増幅することにより得られる逆相入力信号Vinを生成する。
図5は、受信回路101等の本実施形態の比較例である受信回路100の一例を示す構成図である。本実施形態との比較のため、受信回路100について説明する。
受信回路100は、例えば、フォトダイオード110と、TIA120と、アンプ141,142と、出力バッファ150と、DCフィードバック回路160とを備えている。
アンプ141,142は、いずれも、入力される差動信号をリミッタ動作により差動増幅して出力する増幅回路である。縦続接続されたアンプ141とアンプ142は、一つのアンプであってもよい。DCフィードバック回路160は、アンプ142から出力される正相出力信号V2pと逆相出力信号V2nとを増幅し、増幅後の帰還信号(図示の場合、逆相入力信号Vin)をアンプ141に帰還する帰還回路である。
DCフィードバック回路160は、一対の正相出力信号V2pと逆相出力信号V2nが入力されるローパスフィルタ161と、ローパスフィルタ161の出力が入力される差動増幅回路162とを有している。差動増幅回路162は、ローパスフィルタ161から出力される差動信号(つまり、正相出力信号V2pの平均電圧と逆相出力信号V2nの平均電圧との差ΔVf)を増幅することにより得られる逆相入力信号Vinを生成する。
図5の逆相入力信号Vinは、DCフィードバック回路160の増幅率(例えば、差動増幅回路162の利得)をg2、DCフィードバック回路160のオフセット誤差をVofとすると、
Vin=g2・(ΔVf+Vof) ・・・式1
と表すことができる。式1におけるオフセット誤差Vofは、例えば、差動増幅回路162の差動トランジスタ間の相対ばらつき(製造ばらつき)に起因するオフセット電圧である。
一方、正相出力信号V2pと逆相出力信号V2nとの間のオフセット電圧ΔV2(=V2p−V2n)は、アンプ141,142がリミッタ動作をするので、正相出力信号V2pと逆相出力信号V2nのパルス幅歪の平均値として現れる。オフセット電圧ΔV2の大きさは、正相入力信号Vipの大きさに比例するのではなく、正相入力信号Vipに対するΔVi(=Vip−Vin)の比率Nに比例する。よって、正相出力信号V2pと逆相出力信号V2nとの間のオフセット電圧ΔV2は、アンプ141とアンプ142との合成利得をkとすると、
ΔV2=k・(ΔVi/Vip)=k・N ・・・式2
と表すことができる。
DCフィードバック回路160によるフィードバック系の安定条件は、
ΔV2=ΔVf ・・・式3
であるので、式1,2,3によれば、
ΔV2=(Vin/g2)−Vof
≒(Vip/g2)−Vof ・・・式4
と表すことができる。なお、式4は、Vip≒Vin(N<1)として簡略化している。
式4によれば、比較的大きな正相入力信号Vipが入力される場合、ΔV2が増大する、すなわち正相出力信号V2pと逆相出力信号V2nのパルス幅歪が増大する、という問題が存在する。
これに対し、図1の逆相入力信号Vinは、DCフィードバック回路60の増幅率(例えば、差動増幅回路62の利得)をg2、DCフィードバック回路60のオフセット誤差をVofとすると、
Vin=g2・(ΔVf+Vof) ・・・式5
と表すことができる。式5におけるオフセット誤差Vofは、例えば、差動増幅回路62の差動トランジスタ間の相対ばらつき(製造ばらつき)に起因するオフセット電圧である。
一方、正相信号V1pと逆相信号V1nとの間のオフセット電圧ΔV1(=V1p−V1n)は、第1アンプ30が線形動作をするので、正相入力信号Vipの大きさに比例する。正相出力信号V2pと逆相出力信号V2nとの間のオフセット電圧ΔV2(=V2p−V2n)は、第2アンプ40がリミッタ動作をするので、正相出力信号V2pと逆相出力信号V2nのパルス幅歪の平均値として現れる。オフセット電圧ΔV2の大きさは、正相入力信号Vipの大きさに比例するのではなく、正相入力信号Vipに対するΔVi(=Vip−Vin)の比率Nに比例する。よって、正相信号V1pと逆相信号V1nとの間のオフセット電圧ΔV1及び正相出力信号V2pと逆相出力信号V2nとの間のオフセット電圧ΔV2は、第1アンプ30の利得をG、第1アンプ30と第2アンプ40との合成利得をkとすると、
ΔV1=G・ΔVi=G・N・Vip ・・・式6
ΔV2=k・(ΔVi/Vip)=k・N ・・・式7
と表すことができる。
DCフィードバック回路60によるフィードバック系の安定条件は、抵抗R11及び抵抗R12の抵抗値をr、抵抗R13及び抵抗R14の抵抗値をrとすると、
(r/(r+r))・ΔV1+(r/(r+r))・ΔV2=ΔVf
・・・式8
であるので、式5〜8によれば、
ΔV2={(Vip/g2)−Vof}/c
c=(r/(r+r))・G・(Vip/k)+(r/(r+r))
・・・式9
と表すことができる。なお、式9は、Vip≒Vin(N<1)として簡略化している。cは、正数である。
したがって、式4(図5の場合)と式9(図1の場合)を比較すれば明らかなように、受信回路101(図1)によれば、受信回路100(図5)に比べてオフセット電圧ΔV2を「c分の1」に低減できるので、正相出力信号V2pと逆相出力信号V2nに発生するパルス幅歪みを低減できる。すなわち、式9によれば、「c」中にはVipを含み、入力振幅Vipが大きい条件では「c分の1」が小さくなるので、比較的大きな正相入力信号Vipが入力される時でも、その時のパルス幅歪みを十分に低減できる。また、式9によれば、差動トランジスタ間の相対ばらつきに起因するオフセット誤差Vofに「1/c」が直接乗算されるので、差動トランジスタ間の相対ばらつきによるパルス幅歪みを十分に低減できる。
また、抵抗R11〜R14の抵抗値は、周囲温度やプロセスなどの条件が変動しても、差動増幅回路の利得に比べて変化しにくい。式9によれば、オフセット電圧ΔV2は抵抗R11〜R14による抵抗比に応じて調整可能である。したがって、差動信号のパルス幅歪の低減を周囲温度やプロセスなどの条件変動に対して容易に調整できる。
図6は、本実施形態に係る受信回路102の一例を示す構成図である。上述と同様の構成及び効果についての説明は省略する。受信回路102は、フォトダイオード10と、第1アンプ31と、第2アンプ40と、出力バッファ50と、抵抗R11〜R14と、DCフィードバック回路60とを備える光受信回路の一例である。
第1アンプ31は、差動信号を線形動作により差動増幅する第1の増幅回路の一例である。第1アンプ31は、例えば、TIA32と、線形アンプ33とを有する差動線形アンプである。
TIA32は、差動信号を差動増幅して出力するトランスインピーダンスアンプの一例である。TIA32は、例えば、フォトダイオード10から供給される電流信号に応じて入力される正相入力信号Vipと、DCフィードバック回路60から入力される逆相入力信号Vinとを差動増幅して出力する。
線形アンプ33は、TIA32から出力される差動信号を線形動作により差動増幅して出力する線形増幅回路の一例である。線形アンプ33は、例えば、TIA32から出力される差動信号を線形的に差動増幅し、線形的な差動増幅後の一対の差動信号(つまり、正相信号V1pと逆相信号V1n)を出力する線形動作を行う。
抵抗R11の一端は、TIA32の正相出力ノード77に接続され、抵抗R12の一端は、TIA32の逆相出力ノード78に接続される。抵抗R11と抵抗R12は、第1アンプ31のTIA32の差動出力ノードに接続される抵抗ペアである。
DCフィードバック回路60は、逆相入力信号Vinを第1アンプ31に帰還することにより、正相出力信号V2pと逆相出力信号V2nとの間のオフセット電圧ΔV2を低減できる。DCフィードバック回路60は、例えば、正相出力信号V2pの平均電圧と逆相出力信号V2nの平均電圧とが一致するように、正相帰還信号Vfpの平均電圧と逆相帰還信号Vfnの平均電圧との差ΔVfに基づいて、TIA32の逆相入力ノードに入力される逆相入力信号Vinを生成する。
受信回路102についても、正相出力信号V2pと逆相出力信号V2nに発生するパルス幅歪みを低減できる等、受信回路101と同様の効果が得られる。
図7は、本実施形態に係る受信回路103の一例を示す図である。上述と同様の構成及び効果についての説明は省略する。受信回路103は、フォトダイオード10と、第1アンプ34と、第2アンプ40と、出力バッファ50と、抵抗R11〜R14と、DCフィードバック回路63とを備える光受信回路の一例である。
第1アンプ34は、差動信号を線形動作により差動増幅する第1の増幅回路の一例である。第1アンプ34は、例えば、TIA32と、線形アンプ33と、イコライザ回路35とを有する差動線形アンプである。
イコライザ35は、高周波の差動信号を低周波の差動信号よりも大きな利得で増幅するイコライザ回路の一例である。イコライザ35は、高周波の差動信号を低周波の差動信号よりも大きな利得で増幅することで、差動信号の振幅の不足を補償できる。イコライザ35は、例えば、TIA32の前段又は後段に縦続接続されてもよく、線形アンプ33の前段又は後段に縦続接続されてもよい。イコライザ35は、図示の場合、線形アンプ33から出力される一対の差動信号が入力され、所定の低周波帯域内で入力される一対の差動信号を、所定の低周波帯域よりも高い所定の高周波帯域内で入力される一対の差動信号を増幅する場合よりも大きな利得で増幅する。
DCフィードバック回路63は、逆相入力信号Vinを第1アンプ34に帰還することにより、正相出力信号V2pと逆相出力信号V2nとの間のオフセット電圧ΔV2を低減できる。DCフィードバック回路63は、例えば、正相出力信号V2pの平均電圧と逆相出力信号V2nの平均電圧とが一致するように、正相帰還信号Vfpの平均電圧と逆相帰還信号Vfnの平均電圧との差ΔVfに基づいて、TIA32の逆相入力ノードに入力される逆相入力信号Vinを生成する。
DCフィードバック回路63は、例えば、一対の正相帰還信号Vfpと逆相帰還信号Vfnが入力される差動増幅回路64と、抵抗RO1,RO2と、キャパシタCO1,CO2とを備える差動アクティブローパスフィルタ回路である。抵抗RO1は、差動増幅回路64の正相入力端子とノード75との間に挿入され、抵抗RO2は、差動増幅回路64の逆相入力端子とノード76との間に挿入される。キャパシタCO1は、差動増幅回路64の正相入力ノードに接続される一端と、差動増幅回路64の逆相出力ノードに接続される他端とを有する。キャパシタCO2は、差動増幅回路64の逆相入力ノードに接続される一端と、差動増幅回路64の正相出力ノードに接続される他端とを有する。DCフィードバック回路63は、例えば、差動増幅回路64の逆相出力ノードから出力される逆相入力力電圧VinをTIA22の逆相入力ノードに帰還する。キャパシタCO1,CO2のミラー効果により、DCフィードバック回路63のローパスフィルタとしてのキャパシタンスをキャパシタCO1,CO2のキャパシタンスよりも大きくできる。
受信回路103についても、正相出力信号V2pと逆相出力信号V2nに発生するパルス幅歪みを低減できる等、受信回路101と同様の効果が得られる。
図8は、本実施形態に係る受信回路104の一例を示す構成図である。上述と同様の構成及び効果についての説明は省略する。受信回路104は、フォトダイオード10と、TIA20と、第1アンプ30と、第2アンプ40と、出力バッファ50と、抵抗R11〜R14と、DCフィードバック回路60と、制御部80とを備える光受信回路の一例である。
抵抗R11〜R14の少なくとも一つは、抵抗値が可変する可変抵抗であってもよい。抵抗R11〜R14の少なくとも一つが可変抵抗であることにより、帰還信号である逆相入力信号Vinの調整が容易になるので、オフセット電圧ΔVの調整が容易になる。よって、パルス幅歪みの低減量を容易に調整できる。図8は、抵抗R11〜R14の全てが可変抵抗である場合の一例を示している。
抵抗R11は、例えば、抵抗値が固定された抵抗素子R11aと、抵抗値が可変の抵抗素子R11bとが直接に接続された構成を有する可変抵抗である。他の抵抗R12,R13,R14についても同様である。
受信回路104は、例えば、抵抗R11〜R14の少なくとも一つの抵抗値を制御する制御部80を備えてもよい。制御部80は、例えば、正相出力信号V2pと逆相出力信号V2nとの間のオフセット電圧ΔV2が低減するように、正相出力信号V2pと逆相出力信号V2nから構成される差動出力信号に基づいて、抵抗R11〜R14の少なくとも一つの抵抗値を制御する。これにより、制御部80は、差動出力信号に発生するパルス幅歪みを低減でき、抵抗R11〜R14の合成抵抗値を差動出力信号の受信に最適な値に制御できる。
受信回路104は、例えば、電圧モニタ回路81を備えてもよい。電圧モニタ回路81は、正相出力信号V2pと逆相出力信号V2nの少なくとも一方の電圧を検出する回路の一例である。制御部80は、例えば、正相出力信号V2pと逆相出力信号V2nとの間のオフセット電圧ΔV2が低減するように、電圧モニタ回路81により検出された電圧に応じて、抵抗R11〜R14の少なくとも一つの抵抗値を制御する。これにより、正相出力信号V2pと逆相出力信号V2nの少なくとも一方の電圧が変動しても、差動出力信号に発生するパルス幅歪みを低減でき、抵抗R11〜R14の合成抵抗値を差動出力信号の受信に最適な値に制御できる。
受信回路104は、例えば、温度モニタ回路82を備えてもよい。温度モニタ回路82は、受信回路104の温度を検出する回路の一例である。制御部80は、例えば、正相出力信号V2pと逆相出力信号V2nとの間のオフセット電圧ΔV2が低減するように、温度モニタ回路82により検出された温度に応じて、抵抗R11〜R14の少なくとも一つの抵抗値を制御する。これにより、受信回路104の温度が変動しても、差動出力信号に発生するパルス幅歪みを低減でき、抵抗R11〜R14の合成抵抗値を差動出力信号の受信に最適な値に制御できる。
受信回路104は、例えば、誤り率モニタ回路83を備えてもよい。誤り率モニタ回路83は、例えば、正相出力信号V2pと逆相出力信号V2nから構成される差動出力信号の誤り率(例えば、差動出力信号から得られる受信データの符号誤り率BER(Bit Error Rate))を検出する回路の一例である。制御部80は、例えば、正相出力信号V2pと逆相出力信号V2nとの間のオフセット電圧ΔV2が低減するように、誤り率モニタ回路83により検出された誤り率に応じて、抵抗R11〜R14の少なくとも一つの抵抗値を制御する。これにより、差動出力信号の誤り率が変動しても、差動出力信号に発生するパルス幅歪みを低減でき、抵抗R11〜R14の合成抵抗値を差動出力信号の受信に最適な値に制御できる。
受信回路104についても、正相出力信号V2pと逆相出力信号V2nに発生するパルス幅歪みを低減できる等、受信回路101と同様の効果が得られる。
図9は、本実施形態に係る受信回路105の一例を示す構成図である。上述と同様の構成及び効果についての説明は省略する。受信回路105は、フォトダイオード10と、TIA20と、第1アンプ30と、第2アンプ40と、第3アンプ90と、出力バッファ50と、抵抗R11〜R16と、DCフィードバック回路65とを備える光受信回路の一例である。
受信回路105は、第1アンプ30と第2アンプ40との間に縦続接続された第3アンプ90を備えている。第3アンプ90は、差動入力信号を差動増幅して出力する第3の増幅回路の一例であり、線形増幅、リミッタ増幅、線形増幅とリミッタ増幅の中間(中程度の入力振幅までは線形)のいずれの増幅形態を有するものでも良い。第3アンプ90を少なくとも一つ備えることにより、オフセット電圧ΔV2を、入力振幅に応じてより精細に制御することが可能となる。第1アンプ30から出力される差動信号が第3アンプ90に入力され、第3アンプ90から出力される差動信号が第2アンプ40に入力される。
抵抗R15は、第3アンプ90の正相出力ノード91に接続される一端と、ノード75に接続される他端とを有する抵抗の一例である。抵抗R16は、第3アンプ90の逆相出力ノード92に接続される一端と、ノード76に接続される他端とを有する抵抗の一例である。抵抗R15と抵抗R16は、第3アンプ90の差動出力ノードに接続される抵抗ペアである。
このように、正相帰還信号Vfp及び逆相帰還信号Vfnは、第3アンプ90から出力される差動出力信号も用いて生成されてもよい。第3アンプ90及び抵抗R15,R16を追加することにより、帰還信号である逆相入力信号Vinの調整が更に容易になる。よって、オフセット電圧ΔVの調整が更に容易になるので、パルス幅歪みの低減量を更に容易に調整できる。
DCフィードバック回路65は、逆相入力信号Vinを第1アンプ34に帰還することにより、正相出力信号V2pと逆相出力信号V2nとの間のオフセット電圧ΔV2を低減できる。DCフィードバック回路65は、例えば、正相出力信号V2pの平均電圧と逆相出力信号V2nの平均電圧とが一致するように、正相帰還信号Vfpの平均電圧と逆相帰還信号Vfnの平均電圧との差ΔVfに基づいて、第1アンプ30の逆相入力ノードに入力される逆相入力信号Vinを生成する。
DCフィードバック回路65は、例えば、差動増幅回路62と、差動増幅回路62の出力が入力されるローパスフィルタ66とを有している。つまり、DCフィードバック回路において、ローパスフィルタは差動増幅回路の後段に接続されてもよい。
受信回路105についても、正相出力信号V2pと逆相出力信号V2nに発生するパルス幅歪みを低減できる等、受信回路101と同様の効果が得られる。
以上、受信回路を実施形態により説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。他の実施形態の一部又は全部との組み合わせや置換などの種々の変形及び改良が、本発明の範囲内で可能である。
例えば、受信回路105の第3アンプ90が受信回路101等の他の受信回路に適用されてもよい。
以上の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
差動入力信号を線形動作により差動増幅して出力する第1の増幅回路と、
前記第1の増幅回路の差動出力ノードから出力される差動信号をリミッタ動作により差動増幅して出力する第2の増幅回路と、
前記第1の増幅回路の差動出力ノードのうちの正相出力ノードに接続される一端を有する第1の抵抗と、
前記第1の増幅回路の差動出力ノードのうちの逆相出力ノードに接続される一端を有し、前記第1の抵抗と同じ抵抗値を有する第2の抵抗と、
前記第2の増幅回路の差動出力ノードのうちの正相出力ノードに接続される一端を有する第3の抵抗と、
前記第2の増幅回路の差動出力ノードのうちの逆相出力ノードに接続される一端を有し、前記第3の抵抗と同じ抵抗値を有する第4の抵抗と、
前記第1の抵抗の他端と前記第3の抵抗の他端とが接続される正相出力ノードから出力される正相信号と、前記第2の抵抗の他端と前記第4の抵抗の他端とが接続される逆相出力ノードから出力される逆相信号とを増幅し、増幅後の帰還信号を前記第1の増幅回路に帰還する帰還回路とを備える、受信回路。
(付記2)
前記帰還回路は、前記第2の増幅回路の正相出力信号と前記第2の増幅回路の逆相出力信号とが一致するように、前記正相信号と前記逆相信号との差に基づいて、前記帰還信号を生成する、付記1に記載の受信回路。
(付記3)
前記第1の増幅回路は、差動信号を差動増幅して出力するトランスインピーダンスアンプと、前記トランスインピーダンスアンプから出力される差動信号を線形動作により差動増幅して出力する線形増幅回路とを有する、付記1又は2に記載の受信回路。
(付記4)
前記第1の抵抗の一端は、前記トランスインピーダンスアンプの正相出力ノードに接続され、前記第2の抵抗の一端は、前記トランスインピーダンスアンプの逆相出力ノードに接続される、付記3に記載の受信回路。
(付記5)
前記帰還回路は、前記トランスインピーダンスアンプに前記帰還信号を帰還する、付記3又は4に記載の受信回路。
(付記6)
前記第1の抵抗と前記第2の抵抗と前記第3の抵抗と前記第4の抵抗の少なくとも一つは、抵抗値が可変する可変抵抗である、付記1から5のいずれか一つに記載の受信回路。
(付記7)
前記可変抵抗の抵抗値を制御する制御部を備える、付記6に記載の受信回路。
(付記8)
前記制御部は、前記第2の増幅回路から出力される差動出力信号に基づいて、前記抵抗値を制御する、付記7に記載の受信回路。
(付記9)
前記制御部は、前記差動出力信号の誤り率又は電圧に応じて、前記抵抗値を制御する、付記8に記載の受信回路。
(付記10)
前記制御部は、検出された温度に基づいて、前記抵抗値を制御する、付記7に記載の受信回路。
(付記11)
差動入力信号を差動増幅して出力する第3の増幅回路を前記第1の増幅回路と前記第2の増幅回路との間に少なくとも一つ備える、付記1から10のいずれか一つに記載の受信回路。
(付記12)
前記第3の増幅回路の正相出力ノードに接続される一端と、前記第1の抵抗の他端と前記第3の抵抗の他端とが接続される正相出力ノードに接続される他端とを有する抵抗と、
前記第3の増幅回路の逆相出力ノードに接続される一端と、前記第2の抵抗の他端と前記第4の抵抗の他端とが接続される逆相出力ノードに接続される他端とを有する抵抗とを有する、付記11に記載の受信回路。
(付記13)
前記第1の増幅回路に入力される差動入力信号を供給する受光素子を備える、付記1から12のいずれか一つに記載の受信回路。
(付記14)
前記第1の増幅回路は、高周波の差動信号を低周波の差動信号よりも大きな利得で増幅するイコライザ回路を有する、付記1から13のいずれか一つに記載の受信回路。
10,110 フォトダイオード
20,32,120 TIA
30,31,34 第1アンプ
33 線形アンプ
35 イコライザ
40 第2アンプ
50,150 出力バッファ
60,63,65,160 DCフィードバック回路
71,73,75,91 正相出力ノード
72,74,76,92 逆相出力ノード
80 制御部
90 第3アンプ
101〜105 受信回路
140,141 アンプ
R11,R12,R13,R14 抵抗
R11a〜R14a,R11b〜R14b 抵抗素子

Claims (10)

  1. 差動入力信号を線形動作により差動増幅して出力する第1の増幅回路と、
    前記第1の増幅回路の差動出力ノードから出力される差動信号をリミッタ動作により差動増幅して出力する第2の増幅回路と、
    前記第1の増幅回路の差動出力ノードのうちの正相出力ノードに接続される一端を有する第1の抵抗と、
    前記第1の増幅回路の差動出力ノードのうちの逆相出力ノードに接続される一端を有し、前記第1の抵抗と同じ抵抗値を有する第2の抵抗と、
    前記第2の増幅回路の差動出力ノードのうちの正相出力ノードに接続される一端を有する第3の抵抗と、
    前記第2の増幅回路の差動出力ノードのうちの逆相出力ノードに接続される一端を有し、前記第3の抵抗と同じ抵抗値を有する第4の抵抗と、
    前記第1の抵抗の他端と前記第3の抵抗の他端とが接続される正相出力ノードから出力される正相信号と、前記第2の抵抗の他端と前記第4の抵抗の他端とが接続される逆相出力ノードから出力される逆相信号とを増幅し、増幅後の帰還信号を前記第1の増幅回路に帰還する帰還回路とを備える、受信回路。
  2. 前記帰還回路は、前記第2の増幅回路の正相出力信号と前記第2の増幅回路の逆相出力信号とが一致するように、前記正相信号と前記逆相信号との差に基づいて、前記帰還信号を生成する、請求項1に記載の受信回路。
  3. 前記第1の増幅回路は、差動入力信号を差動増幅して出力するトランスインピーダンスアンプと、前記トランスインピーダンスアンプから出力される差動信号を線形動作により差動増幅して出力する線形増幅回路とを有する、請求項1又は2に記載の受信回路。
  4. 前記第1の抵抗の一端は、前記トランスインピーダンスアンプの正相出力ノードに接続され、前記第2の抵抗の一端は、前記トランスインピーダンスアンプの逆相出力ノードに接続される、請求項3に記載の受信回路。
  5. 前記帰還回路は、前記トランスインピーダンスアンプに前記帰還信号を帰還する、請求項3又は4に記載の受信回路。
  6. 前記第1の抵抗と前記第2の抵抗の少なくとも一方は、抵抗値が可変する可変抵抗である、請求項1から5のいずれか一項に記載の受信回路。
  7. 前記可変抵抗の抵抗値を制御する制御部を備える、請求項6に記載の受信回路。
  8. 前記制御部は、前記第2の増幅回路から出力される差動出力信号に基づいて、前記抵抗値を制御する、請求項7に記載の受信回路。
  9. 差動入力信号を差動増幅して出力する第3の増幅回路を前記第1の増幅回路と前記第2の増幅回路との間に少なくとも一つ備える、請求項1から8のいずれか一項に記載の受信回路。
  10. 前記第3の増幅回路の正相出力ノードに接続される一端と、前記第1の抵抗の他端と前記第3の抵抗の他端とが接続される正相出力ノードに接続される他端とを有する抵抗と、
    前記第3の増幅回路の逆相出力ノードに接続される一端と、前記第2の抵抗の他端と前記第4の抵抗の他端とが接続される逆相出力ノードに接続される他端とを有する抵抗とを有する、請求項9に記載の受信回路。
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