[go: up one dir, main page]

JP2015204853A - 洗濯用ピンチ - Google Patents

洗濯用ピンチ Download PDF

Info

Publication number
JP2015204853A
JP2015204853A JP2014085088A JP2014085088A JP2015204853A JP 2015204853 A JP2015204853 A JP 2015204853A JP 2014085088 A JP2014085088 A JP 2014085088A JP 2014085088 A JP2014085088 A JP 2014085088A JP 2015204853 A JP2015204853 A JP 2015204853A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pinch
fulcrum
rotation
spring body
laundry
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014085088A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5676799B1 (ja
Inventor
村山哲夫
Tetsuo Murayama
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2014085088A priority Critical patent/JP5676799B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5676799B1 publication Critical patent/JP5676799B1/ja
Publication of JP2015204853A publication Critical patent/JP2015204853A/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Clamps And Clips (AREA)
  • Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)
  • Accessory Of Washing/Drying Machine, Commercial Washing/Drying Machine, Other Washing/Drying Machine (AREA)

Abstract

【課題】乾いた洗濯物を容易に且つ、素早く取り込むことができることに加えて金属アネルギーや錆汚れの洗濯物への付着を防ぐと共に、組立工程における手作業の簡素化とコストダウンを図り、さらに自動化における大量生産を可能にする洗濯用ピンチを提供する。
【解決手段】合成樹脂製の挟持片20と、該挟持片を外側方向から挟持する金属製のバネ体33で構成される洗濯用のピンチ10であって、挟持片は、前方に位置する挟持部21と、中央に位置する回動支点部23と、後方に位置する把持部30と、で形成されると共に、該挟持部と回動支点部の間に位置するあご部25から把持部にかけてバネ体が挿通するスリット溝31を形成し、さらに挟持部には内側方向に片持ち状に付勢すると共に、後方に円弧状に延設される弾性挟持片22を設け、回動支点部には回動凹凸支点23aと回動逃げ部23bと回動ストッパー部23cと、を設けて成る手段を採る。
【選択図】図1

Description

本発明は、乾いた洗濯物を容易に且つ、素早く取り込むことができることに加えて金属アネルギーや錆汚れの洗濯物への付着を防ぐと共に、組立工程における手作業の簡素化とコストダウンを図り、さらに自動化における大量生産を可能にする洗濯用ピンチに関する。
従来より、洗濯用ピンチの先端に回転ローラーを配して乾いた洗濯物を容易に且つ、素早く取り込むことができる洗濯用ピンチが考案され、その構造を応用した多様のローラー付き洗濯用ピンチが提案されている。例えば、「ローラー付き洗濯ばさみ」(特許文献1参照)や「ギザ歯楕円ローラー付き洗濯バサミ」(特許文献2参照)が提案されているが、それらの提案は、回転ローラーを複数組み合わせたり、回転ローラー自体をギザ歯にし、さらに楕円状にすることによって干される洗濯物の脱落を防ぐ構造としているものではあるが、それらの洗濯ばさみは、構造が複雑であると共に部品点数が多数にのぼることから商品コストが高騰になりがちである上、洗濯用ピンチの挟持片が開かない圧着した状態で取り込むことになることからレース生地、絹生地など繊細な洗濯物の生地を傷める恐れがあるものであった。
また、従来の洗濯用ピンチの多くは、バネ体が洗濯用ピンチの外形輪郭から突出して組み込まれていることから、長年に亘って使用され続けると金属製バネの表面腐食による錆汚れの洗濯物への付着や、使用者の皮膚に直接触れることによって金属アネルギーなどのアネルギー症状を発症させる危険性があると共に、実用新案登録第3069716号公報(特許文献4)の図2で示されるように、その手作業による組立作業が極めて複雑であることから、組立工程における手作業の簡素化とコストダウンを図り、さらに自動化における大量生産を可能にすることができなかった。
そのような状況下において製造される洗濯用ピンチの生産体制は、商品価格自体が低価格であることから、刑務所内の刑務作業や身体障害者施設の労務作業といった特殊環境の生産職場であったり、低賃金の開発途上国などで現地生産されているのが実情であり、今後ともバネ体を洗濯用ピンチの外形輪郭から突出しない構造と、組立作業の簡素化と、自動化による量産化が求められるものではあるが、従来の洗濯用ピンチの構造の複雑さが起因して、それらの要求が未だに達成されていないのが現状である。
上記の問題点を有する洗濯用ピンチについては、従来より多くの提案がなされている。例えば、現在一般的に普及している形状を有する「洗濯用ピンチ」(特許文献3参照)が提案され、公知技術となっている。
上記における「洗濯用ピンチ」の提案は、「組立て易く、外れにくい構造のバネと本体を持ったプラスチックまたは、金属製のクリップ」(特許文献4参照)で示される組立方法は専用工具を必要とし、且つその組立作業が極めて複雑であると同時に、バネ体が洗濯用ピンチの外形輪郭から突出した状態で組み込まれていることから、金属製バネの表面腐食による錆汚れの洗濯物への付着や、使用者の皮膚に直接触れることによって金属アネルギーなどのアネルギー症状を発症させる危険性があると共に、バネ体を挟持片の後方から嵌め込むことができる構造を採用していないため組立工程における自動化が図れない問題があった。
上記の問題点とされる組立工程における手作業の簡素化ならびに自動化を図ろうとする「物干し用ピンチ」(特許文献5参照)や、「洗濯ばさみ」(特許文献6参照)が提案なされ、公知技術となっている。
しかしながら、かかる「物干し用ピンチ」や「洗濯ばさみ」の提案は、バネ体を挟持片の後方から挿入することによって、組立工程における手作業の簡素化ならびに自動化を可能にすることができるものではあるが、バネ体が洗濯用ピンチの外形輪郭から突出した状態で組み立てられていることから、金属製バネの表面腐食による錆汚れの洗濯物への付着や、使用者の皮膚に直接触れることによって金属アネルギーなどのアネルギー症状を発症させる問題点を解決することができなかった。
さらに、上記の問題点とされる組立工程における手作業の簡素化を図るべき、一体成形される合成樹脂製の挟持片とバネ体とで構成される「保持装置」(特許文献7参照)が提案され、公知技術となっている。
しかしながら、かかる「保持装置」の提案は、バネ体が合成樹脂製の挟持片と同一素材で形成されていることから、弾性挟持力が弱い上、挟持力が経時的に持続されない問題があった。
また、組立工程における手作業の簡素化を図るべき、一体成形される合成樹脂製の挟持片と金属製のバネ体とで構成される「組み立ての簡素化を図った洗濯挟み」(特許文献8参照)や「クリップ」(特許文献9参照)が提案され、公知技術となっている。
しかしながら、かかる「組み立ての簡素化を図った洗濯挟み」や「クリップ」の提案は、挟持片に装着されるバネ体の取り付け手段が、組立工数を著しく増大させると共に、その取り付け手段が自動化を可能とするものではなく、さらにその取り付け状態が不安定なものであることから、組立工程における手作業の簡素化が図れない問題があった。
本出願人は、以上のような金属アネルギーなどのアネルギー症状を発症させる危険性のある問題点や、組立工程における手作業の簡素化や自動化を図ることができない問題点に着目し、かかる問題点を洗濯用ピンチの挟持片が開かない圧着した状態で取り込むことができる付加価値を加えた上で一挙に解決することができないものかとの着想の下、乾いた洗濯物を容易に且つ、素早く取り込むことができることに加えて金属アネルギーや錆汚れの洗濯物への付着を防ぐと共に、組立工程における手作業の簡素化とコストダウンを図り、さらに自動化における大量生産を可能にする洗濯用のピンチ具を開発し、本発明における「洗濯用ピンチ」の提案に至るものである。
特開平8-71293号公報 特開2007-29683号公報 特開2001-224896号公報 実用新案登録第3069716号公報 特開平7-222895号公報 実公平6-16626号公報 特表2001-512040号公報 特開2006-34902号公報 実開平5-74489号公報
本発明は上記問題点に鑑み、乾いた洗濯物を容易に且つ、素早く取り込むことができることに加えて金属アネルギーや錆汚れの洗濯物への付着を防ぐと共に、組立工程における手作業の簡素化とコストダウンを図り、さらに自動化における大量生産を可能にする洗濯用ピンチの提供を図ることを課題とする。
本発明の洗濯用ピンチは、上記課題を解決するためになされるもので、形状を同じくして対峙する合成樹脂製の挟持片と、該挟持片を外側方向から挟持する金属製のバネ体で構成される洗濯用のピンチ具であって、挟持片は、前方に位置する挟持部と、中央に位置する回動支点部と、後方に位置する把持部と、で形成されると共に、該挟持部と回動支点部の間に位置するあご部から把持部にかけてバネ体が挿通するスリット溝を形成して成り、挟持部は、内側方向に片持ち状に付勢すると共に、後方に円弧状に延設される弾性挟持片を形成して成り、回動支点部は、回動凹凸支点と、回動逃げ部と、回動ストッパー部とで構成され、回動凹凸支点は、回動支点部の中央位置に設けられると共に、厚み方向の中央に設けられるスリット溝の両側に双設され、回動逃げ部は、回動支点部の後方位置に円弧状の逃げ部を形成し、回動ストッパー部は、回動支点部の前方位置に平面状の当接面を形成して成り、あご部は、内側方向には弾性挟持片の逃げ空間を形成し、外側方向にはスリット溝の底面を成すガイド摺動部を形成し、該ガイド摺動部は先端部に向かって外側へ山形状に膨出して傾斜するスロープ部と、その最奥部に落とし込み穴を形成して成り、把持部は、後端部が外側方向に向かって拡開する握り手状に形成すると共に、後方先端付近には吊持フックが掛けられる吊持穴を穿設して成り、バネ体は、棒状または板状のバネ部材を一部が開口する開口部を形成して内側方向に付勢する形状に成形すると共に、該開口部の両端を内側方向に折り返した手段を採る。
また本発明の洗濯用ピンチは、挟持片を一体成形によって連結する連結体を回動支点部の回動逃げ部の後方に設けた手段を採る。
また本発明の洗濯用ピンチは、回動凹凸支点が一体成形によって連結される回動連結支点で形成された手段を採る。
また本発明の洗濯用ピンチは、バネ体が挿通される挿通スリット穴を挟持片のあご部から把持部の間に形成した手段を採る。
また本発明の洗濯用ピンチは、挟持片の挟持部と回動支点部の間を無垢状に形成すると共に、該回動支点部から把持部にかけてバネ体が挿通される挿通長穴を形成し、バネ体の先端部が落とし込まれる落とし込み溝を挟持片の挟持部の外側に形成した手段を採る。
また本発明の洗濯用ピンチは、把持部の吊持穴を残して洗濯用ピンチ全体を無垢状に形成し、把持部の一方の内側にバネ板を一体成形して設けると共に、他方の内側に該バネ板を湾曲させた状態で係止する係止突起を一体成形して設けた手段を採る。
また本発明の洗濯用ピンチは、挟持部の弾性挟持片が、洗濯物を内側方向に付勢して挟持する楕円状の弾性挟持片を形成して成る手段を採る。
本発明の洗濯用ピンチによれば、バネ体の挟持力を制限する回動ストッパー部を設けた構造と、洗濯物をソフトタッチに挟持する弾性挟持片を設けた構造と、を備えることによって洗濯ピンチの挟持片を閉じた状態で乾いた洗濯物を容易に且つ、素早く取り込むことができるといった優れた効果を奏する。
また本発明の洗濯用ピンチによれば、一体成形される合成樹脂製の挟持片に形状の異なる金属製のバネ体を嵌め込むことによって、組立工程における手作業の簡素化とコストダウンを図り、さらにバネ体を挟持片の後方から嵌め込むことができる構造を採用していることによって自動化における大量生産を可能にするといった優れた効果を奏する。
また本発明の洗濯用ピンチによれば、厚み方向の中央に設けられるスリット溝の両側に帯状の連結体が双設されていることによって、挟持片同士を組み合わせる必要性がなくなることから、組立工程における手作業の簡素化ならびに自動化ラインの組立工程の工数削減が図られるといった優れた効果を奏する。
また本発明の洗濯用ピンチによれば、回動支点部の後方に設けられる帯状の連結体によって上方の挟持片と下方の挟持片が射出成形加工工程において一体化されることにより、後工程における組立工程の工数削減が図られると共に、使用時においては、回動支点部の回動凹凸支点によって回動動作がスムーズに行えるといった優れた効果を奏する。
また本発明の洗濯用ピンチによれば、バネ体を洗濯用ピンチの外形輪郭内に設けることによって、金属製バネの表面腐食による錆汚れの洗濯物への付着を防ぐと共に、使用者の皮膚に直接触れることを極力避けることができるため、金属アネルギーなどのアネルギー症状を防ぐことができるといった優れた効果を奏する。
また本発明の洗濯用ピンチによれば、バネ体が洗濯用ピンチの外形輪郭内に設けられることによって、洗濯用ピンチ自体のコンパクト化が図れると同時に、布団干し用ピンチや物干し竿用ピンチ、角型ハンガーピンチなど、家庭用や工業用のピンチ具として利用できるといった優れた効果を奏する。
また本発明の洗濯用ピンチによれば、バネ体が洗濯用ピンチの外形輪郭から突出しない機能的なユニバーサルデザインを施すことができるといった優れた効果を奏する。
また本発明の洗濯用ピンチによれば、従来のリング状のバネ体を挟持片の後方から組み込むことができる構造を採用していることによって自動化による大量生産を可能にすると共に、射出成形加工によって形成される帯状の連結体を有することで挟持片同士を組み合わせる必要性がなくなることから、低コストの洗濯用ピンチの製造ができるといった優れた効果を奏する。
また本発明の洗濯用ピンチによれば、従来のリング状のバネ体と、一体成形される挟持片の帯状の連結体ならびに回動連結支点を利用することで、挟持片同士を組み合わせる必要性がなくなることから、従来の組立工程を大きく変更することなく最小限の設備投資で低コストの洗濯用ピンチの製造ができるといった優れた効果を奏する。
本発明の請求項1記載の洗濯用ピンチを示す説明図である。(実施例1) 本発明の請求項1記載の洗濯用ピンチの使用状態を示す説明図である。 本発明の請求項2記載の洗濯用ピンチを示す説明図である。(実施例2) 本発明の請求項3記載の洗濯用ピンチを示す説明図である。(実施例3) 本発明の請求項4記載の洗濯用ピンチを示す説明図である。(実施例4) 本発明の請求項5記載の洗濯用ピンチを示す説明図である。(実施例5)。 本発明の請求項6記載の洗濯用ピンチを示す説明図である。(実施例6) 本発明の請求項7記載の洗濯用ピンチを示す説明図である。(実施例7)
本発明の洗濯用ピンチ10は、形状を同じくして対峙する合成樹脂製の挟持片20と、金属製のバネ体33で構成される洗濯用のピンチ具であって、挟持片20は、前方に位置する挟持部21と、中央に位置する回動支点部23と、後方に位置する把持部30と、で形成されると共に、該挟持部21と回動支点部23の間に位置するあご部25から把持部30にかけてバネ体33が挿通するスリット溝31を形成し、さらに挟持部21には内側方向に片持ち状に付勢すると共に、後方に円弧状に延設される弾性挟持片22を設け、回動支点部23には回動凹凸支点23aと回動逃げ部23bと回動ストッパー部23cとが設けられ、バネ体33の挟持力を制限する構造と、洗濯物Sをソフトタッチに挟持する弾性挟持片22を設けることによって乾いた洗濯物Sを容易に、且つ素早く取り込むことができる構造に加えて金属アネルギーや錆汚れの付着を防ぐと共に、組立工程における手作業の簡素化とコストダウンを図り、さらに自動化における大量生産を可能にする構造を有したことを最大の特徴とするものである。以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
なお、本発明における洗濯用ピンチ10は、以下に述べる実施例に特に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内、すなわち同一の作用効果を発揮できる形状及び寸法ならびに材質の範囲内で適宜変更することができる。
図1は、本発明の請求項1記載の洗濯用ピンチを示す説明図である。
図1(a)は本発明の洗濯用ピンチの分解説明図を示し、図1(b)は断面組立図を示し、図1(c)は側面図を示す。
本発明の洗濯用ピンチ10は、形状を同じくして対峙する合成樹脂製の挟持片20と、該挟持片20を外側方向から挟持する金属製のバネ体33で構成される洗濯用のピンチ具であって、挟持片20は、前方に位置する挟持部21と、中央に位置する回動支点部23と、後方に位置する把持部30と、で形成されると共に、該挟持部21と回動支点部23の間に位置するあご部25から把持部30にかけてバネ体33が挿通するスリット溝31を形成して成る。
挟持片20は、一体成形される合成樹脂素材で形成され、前方に位置する挟持部21と、中央に位置する回動支点部23と、該挟持部21と回動支点部23の間に位置するあご部25と、後方に位置する把持部30とで形成される。
挟持部21は、洗濯物Sを内側方向に付勢して後方に円弧状に延設される片持ち状の弾性挟持片22を備えて形成される。
弾性挟持片22は、挟持部21の内側方向に片持ち状に付勢すると共に、後方に円弧状に延設し、あご部25の逃げ空間26内で洗濯物Sを挟持する弾性復元を繰り返す構造を有して形成される。
回動支点部23は、回動凹凸支点23aと、回動逃げ部23bと、回動ストッパー部23cとで構成され、挟持片20の略中央に位置して厚み方向の中央に設けられるスリット溝31の両側に双設される。
回動凹凸支点23aは、回動支点部23の中央位置に設けられると共に、厚み方向の中央に設けられるスリット溝31の両側に双設されるもので、形状的には図示されるような凹凸状の突起または穴の外に、半円形の嵌め合い突起溝などで形成することもできる。
回動逃げ部23bは、回動支点部23の後方位置に円弧状の逃げ部を形成して成るもので、円弧状の逃げ部を形成していることによって、バネ体33の挟持力の動きに同調して洗濯用ピンチ10の先端部をスムーズに開かせる役目を果たす。
回動ストッパー部23cは、回動支点部23の前方位置に平面状の当接面を形成して成るもので、洗濯用ピンチ10の先端部を閉じた場合、バネ体33の挟持力を制限し、弾性挟持片22の挟持力のみで洗濯物Sをソフトタッチに挟持すると共に、ローラー付き洗濯ばさみの様に乾いた洗濯物を容易に且つ、素早く取り込むことができる。
また当接面の表面に突出量の異なる突起を設けたり、当接面の接触角度を変えたりし、さらにそれらの違いを視認できるようにカラーや形状を違えて挟持物Sの厚みに合わせた専用の洗濯用ピンチ10とすることもできる。
また、従来の先行文献における一体成形される合成樹脂製の挟持部材とばね要素とで構成される「保持装置」(特許文献7参照)は、本発明の構成要素である回動ストッパー部23cを備えていない状態で、ばね要素の挟持力が洗濯物Sにダイレクトに伝わる構造を有して提案されているのに対し、本発明の洗濯用ピンチ10は、回動ストッパー部23cを備えていることによってバネ体33の挟持力を制限し、弾性挟持片22の挟持力のみで洗濯物Sをソフトタッチに挟持する構造を有して提案しているもので、その挟持する回動ストッパー部23cを備える挟持手段と構造は大きく異なるものである。
あご部25は、内側方向には挟持部21の弾性挟持片22の逃げ空間26を形成し、外側方向にはスリット溝31の底面を成すガイド摺動部27を形成し、該ガイド摺動部27は先端部に向かって外側へ山形状に膨出して傾斜するスロープ部28と、その最奥部に落とし込み穴29を設けて形成される。
スロープ部28は、あご部25の底面に先端部に向かって山形状に膨出して傾斜する形状で形成されるもので、先端部に向かって外側へ傾斜していることによって、バネ体33の開口部34がやや拡開した状態で組み込まれるため、常時挟持片20を内側方向に付勢している状態で組み合わされる。また、スロープ部28が山形状に膨出して傾斜していることによって、バネ体33の開口部34の先端部が落とし込み穴29から外れ落ちることを防止することができる。
把持部30は、後端部に吊持フックが挿通される吊持穴37を穿設すると共に、該後端部が外側方向に向かって拡開する形状に形成される。吊持フックが挿通される吊持穴37が設けられることによって洗濯用ピンチ10自体を物干し竿やハンガーに自在に吊るすことができるため、洗濯物Sの形状や種類に合わせて使い分けて使用することができる。なお、吊持穴37は洗濯用ピンチ10の種類によっては形成しない仕様とすることもできる。
スリット溝31は、挟持片20のあご部25から把持部30にかけてバネ体33が挿通されるスリット状の溝であって、挟持片20の厚み方向の中心位置に設けられる。さらに該バネ体33が外形輪郭内に組み込まれることによって、挟持片20同士が内側方向に付勢した状態で組み合わされ、さらに、バネ体33を挟持片20の後方から嵌め込むことで自動化による大量生産を可能にすると共に、外側が閉塞されていることによって機能的なユニバーサルデザインが施された洗濯用ピンチ10とすることができる。
また、図1(a),(b),(c)では外側方向が閉塞する形状において作図しているが、内側から外側に挿通可能な挿通スリット穴32とすることもできる。
バネ体33は、金属製の棒状または板状のバネ部材を一部が開口する開口部34を形成して内側方向に付勢する形状に成形すると共に、該開口部34の両端を内側方向に折り返した状態に形成して成る。またバネ体33を挟持片20の後方から嵌め込むことができる構造を採用していることで自動化による大量生産を可能にしている。また、図示される角形のバネ体33の突出した状態が把持部30の可動範囲内に収まることによって、洗濯用ピンチ10自体のコンパクト化が図れると同時に、洗濯物Sならびに使用者の皮膚に直接接触することを回避することができる。
なお、バネ体33の形状は、円形や楕円形の外に角形などバネ部材を内側方向に付勢すると共に、外形輪郭内に位置して組み込まれる形状であれば、特にその形状を限定するものではない。
開口部34は、バネ体33の一部を開口して形成されるものであって、その両端はU字状に折り返されている。両端を折り返すことによって該先端部が丸みを帯びた状態となり、挿入時において山形状に膨出して傾斜するスロープ部28に引っ掛かることなくスムーズに押し込むことができると共に、スロープ部28の最奥部にある落とし込み穴29に落とし込んだ状態から外れ落ちることを防止する形状となっている。
以上で構成される本発明の洗濯用ピンチ10は、挟持片20の内側に洗濯物Sを内側方向に付勢して挟持する片持ち状の弾性挟持片22を形成する構造を採用していることよって、乾いた洗濯物Sを取り込む際に洗濯用ピンチ10の挟持片20が開かない状態で容易に且つ、素早く取り込むことができ、さらにバネ体33を挟持片20の把持部30の後方から嵌め込むことができる構造を採用していることよって、組立工程における手作業の簡素化とコストダウンが図られ、さらに自動化における大量生産を可能にすると共に、バネ体33を洗濯用ピンチ10の外形輪郭内に設けることによって、金属製バネの表面腐食による錆汚れの洗濯物Sへの付着を防ぐと共に、使用者の皮膚に直接触れることを極力避けることができる上、金属アネルギーなどのアネルギー症状を防止することができるといった多くの利点を有して形成される。
図2は、本発明の請求項1記載の洗濯用ピンチの使用状態を示す説明図である。
図2(a)は洗濯物Sの物干し前の状態を示す説明図である。
洗濯用ピンチ10の把持部30を握って挟持片20の先端の挟持部21を拡開した状態で洗濯物Sを差し込む。
図2(b)は洗濯物Sの物干し中の状態を示す説明図である。
洗濯用ピンチ10の弾性挟持片22で洗濯物Sを挟持して物干しする。
この時、バネ体33の挟持力は回動ストッパー部23c同士が当接することで制限されるため、洗濯物Sは弾性挟持片22の弾性力のみの挟持力でソフトタッチに挟持される。
図2(c)は、洗濯物Sの物干し後の状態を示す説明図である。
洗濯物Sがバネ体33の挟持力の影響を受けない弾性挟持片22の弾性力のみでソフトタッチに挟持されるため、洗濯用ピンチ10の挟持部21が開かない圧着した状態で乾いた洗濯物Sを容易に、且つ素早く取り込むことができる。
以上で構成される本発明の洗濯用ピンチ10は、従来の洗濯用ピンチの先端に回転ローラーを備えたローラー付き洗濯用ピンチと比較して、構造が極めて簡単でしかも製品価格が安価である上、洗濯物Sに対してもソフトタッチに挟持することができるため、レース生地、絹生地などの繊細な洗濯物Sの生地を傷つけることなく、乾いた洗濯物Sを容易に且つ、素早く取り込むことができる。
図3は、本発明の請求項2記載の洗濯用ピンチを示す説明図である。
図3(a)は本発明の洗濯用ピンチ10の分解説明図を示し、図3(b)は断面組立図を示し、図3(c)は後方からの側面図を示す。
本発明の洗濯用ピンチ10は、挟持片20を一体成形によって連結する帯状の連結体24を回動支点部23の回動逃げ部23cの後方に設けて形成されるもので、詳しくは、一体成形される合成樹脂製の挟持片20と、該挟持片20を外側方向から挟持する金属製のバネ体33の2つの部品で構成される洗濯用のピンチであって、挟持片20は、前方に位置する挟持部21と、中央に位置する回動支点部23と、後方に位置する把持部30と、で形成されると共に、該挟持部21と回動支点部23の間に位置するあご部25から把持部30にかけてバネ体33が挿通するスリット溝31を形成して成り、挟持部21は、内側方向に片持ち状に付勢すると共に、後方に円弧状に延設される弾性挟持片22を形成して成り、回動支点部23は、厚み方向の中央に設けられるスリット溝31をはさんだ両側に挟持片20同士を連結する帯状の連結部24を形成して成り、あご部25は、内側方向には挟持部21の逃げ空間25を形成し、外側方向にはスリット溝31の底面を成すガイド摺動部27を形成し、該ガイド摺動部27は先端部に向かって外側へ山形状に膨出して傾斜するスロープ部28と、その最奥部に落とし込み穴29を形成して成り、把持部30は後端部が外側方向に向かって拡開する握り手状に形成すると共に、後方先端付近には吊持フックが掛けられる吊持穴37を穿設して成り、バネ体33は、棒状または板状のバネ部材を一部が開口する開口部34を形成して内側方向に付勢する形状に成形すると共に、該開口部34の両端を内側方向に折り返して形成される。
連結体24は、挟持片20の略中央に位置し、厚み方向の中央に設けられるスリット溝31をはさんだ両側に双設される回動支点部23の後方に帯状に設けられ、上方の挟持片20と下方の挟持片20を一体成形して連結すると共に、互いの位置関係を維持する目的で設けられる。射出成形工程を終了してから組立工程までの間、上方の挟持片20と下方の挟持片20の互いの位置関係を保つことにより挟持片20同士を組み合わせる必要性がなくなることから、組立工程における手作業の簡素化ならびに自動化ラインの組立工程の工数削減が図られる。また形状的には帯状が好ましいが線状、肉薄穴あき板などその形状は特に限定されるものではなく、折り畳み機能や切り離し機能を持たせるために折り目や破断スリットを設けても良い。さらにバネ体33によって挟持片20同士が組み合わされた後は、その役割が終了することから材質的な強度ならびに耐久性も特に必要とするものではない。
本発明の洗濯用ピンチ10を組み付ける時は、バネ体33を挟持片の20のスリット溝31の両側に双設される回動支点部23と帯状の連結体24を跨いだ状態で嵌め込んで組み立てられる。なお、バネ体33の形状は、バネ部材を内側方向に付勢する形状であれば、特にその形状を限定するものではない。
以上で構成される本発明の洗濯用ピンチ10は、一体成形される合成樹脂製の挟持片20と、リング状のバネ体33を挟持片20の後方から嵌め込むことができる構造を採用していることで自動化による大量生産を可能にする。また従来のリング状のバネ体33を使用すると共に、射出成形加工によって形成される帯状の連結体24が設けられることによって挟持片20同士を組み合わせる必要性がなくなることから、組立工程における手作業の簡素化ならびに自動化ラインの組立工程の工数削減が図られる。
図4は、本発明の請求項3記載の洗濯用ピンチを示す説明図である。
図4(a)は本発明の洗濯用ピンチ10の分解説明図を示し、図4(b)は断面組立図を示し、図4(c)は後方からの側面図を示す。
本発明の洗濯用ピンチ10は、回動支点部23の回動凹凸支点23aが一体成形によって連結される回動連結支点23dで形成されるもので、詳しくは、一体成形される合成樹脂製の挟持片20と、該挟持片20を外側方向から挟持する金属製のバネ体33の2つの部品で構成される洗濯用のピンチであって、挟持片20は、前方に位置する挟持部21と、中央に位置する回動支点部23と、後方に位置する把持部30と、で形成されると共に、該挟持部21と回動支点部23の間に位置するあご部25から把持部30にかけてバネ体33が挿通するスリット溝31を形成して成り、挟持部21は、内側方向に片持ち状に付勢すると共に、後方に円弧状に延設される弾性挟持片22を形成して成り、回動支点部23は、厚み方向の中央に設けられるスリット溝31をはさんだ両側に挟持片20同士を連結する回動連結支点23dを形成して成り、あご部25は、内側方向には挟持部21の逃げ空間26を形成し、外側方向にはスリット溝31の底面を成すガイド摺動部27を形成し、該ガイド摺動部27は先端部に向かって外側へ山形状に膨出して傾斜するスロープ部28と、その最奥部に落とし込み穴29を形成して成り、把持部30は後端部が外側方向に向かって拡開する握り手状に形成すると共に、後方先端付近には吊持フックが掛けられる吊持穴37を穿設して成り、バネ体33は、棒状または板状のバネ部材を一部が開口する開口部34を形成して内側方向に付勢する形状に成形すると共に、該開口部34の両端を内側方向に折り返して形成される。
回動連結支点23dは、挟持片20の略中央に位置し、厚み方向の中央に設けられるスリット溝31をはさんだ両側に双設される回動支点部23の中央に設けられると同時に、上方の挟持片20と下方の挟持片20を一体成形して連結し、回動枢軸としてや挟持片20の互いの位置関係を維持する目的で設けられると共に、上方の挟持片20と下方の挟持片20の互いの位置関係を保つことにより挟持片20同士を組み合わせる必要性をなくすことを目的として形成される。
以上で構成される本発明の洗濯用ピンチ10は、一体成形される合成樹脂製の挟持片20と、リング状のバネ体33を挟持片20の後方から嵌め込むことができる構造を採用していることで自動化による大量生産を可能にする。また従来のリング状のバネ体33を使用すると共に、射出成形加工によって形成される回動連結支点23dが設けられることによって挟持片20同士を組み合わせる必要性がなくなることから、組立工程における手作業の簡素化ならびに自動化ラインの組立工程の工数削減が図られる。
図5は、本発明の請求項4記載の洗濯用ピンチを示す説明図である。
図5(a)は請求項1記載の回動支点部23が回動凹凸支点23aで形成される洗濯用ピンチ10にバネ体33が挿通される挿通スリット穴32を挟持片20のあご部25から把持部30の間に形成した実施形態である。
図5(b)は請求項2記載の回動支点部23の後方に設けられる帯状の連結体24で連結される洗濯用ピンチ10にバネ体33が挿通される挿通スリット穴32を挟持片20のあご部25から把持部30の間に形成した実施形態である。
図5(c)は請求項3記載の回動支点部23の回動支点が回動連結支点23dで連結される洗濯用ピンチ10にバネ体33が後方から挿通される挿通スリット穴32を挟持片20のあご部25から把持部30の間に形成した実施形態である。
挿通スリット穴32は、あご部25から把持部30にかけてバネ体33が挿通されるスリット状の貫通穴であって、挟持片20の厚み方向の中心位置に設けられる。
なお、挿通スリット穴32とした理由は、スリット溝31については外側が閉塞されてユニバーサルデザインが施されるデザイン的機能を優先した仕様に対し、挿通スリット穴32は、従来のリング状のバネ体33を利用することで製造コストの削減を優先した仕様としたことである。
以上で構成される本発明の洗濯用ピンチ10は、一体成形される合成樹脂製の挟持片20の挿通スリット穴32に、リング状のバネ体33を挟持片20の後方から嵌め込むことによって自動化による大量生産を可能にすると共に、従来のリング状のバネ体33を使用することから、低コストの洗濯用ピンチの製造ができるといった優れた効果が得られる。
図6は、本発明の請求項5記載の洗濯用ピンチを示す説明図である。
図6(a)は請求項1記載の回動支点部23が回動凹凸支点23aで形成される洗濯用ピンチ10に挟持片20の挟持部21と回動支点部23を無垢状に形成すると共に、該回動支点部23から把持部30にかけてバネ体33が挿通される挿通長穴36を形成し、バネ体33の開口部34の先端部が落とし込まれる落とし込み溝35を挟持片20の挟持部21の外側に形成した実施形態である。
図6(b)は請求項2記載の回動支点部23の後方に設けられる帯状の連結体24で連結される洗濯用ピンチ10に挟持片20の挟持部21と回動支点部23を無垢状に形成すると共に、該回動支点部23から把持部30にかけてバネ体33が挿通される挿通長穴36を形成し、バネ体33の開口部34の先端部が落とし込まれる落とし込み溝35を挟持片20の挟持部21の外側に形成した実施形態である。
図6(c)は請求項3記載の回動支点部23の回動支点が回動連結支点23dで連結される洗濯用ピンチ10に挟持片20の挟持部21と回動支点部23を無垢状に形成すると共に、該回動支点部23から把持部30にかけてバネ体33が挿通される挿通長穴36を形成し、バネ体33の開口部34の先端部が落とし込まれる落とし込み溝35を挟持片の挟持部21の外側に形成した実施形態である。
挿通長穴36は、回動支点部23から把持部30にかけてバネ体33が挿通される貫通長穴であって、挟持片20の厚み方向の中心位置に設けられる。
以上で構成される本発明における洗濯用ピンチ10は、従来の洗濯用ピンチ10に挿通長穴36を設け、その挿通長穴36にリング状のバネ体33を挿通することによって、従来の組立工程を大きく変更することなく最小限の設備投資で低コストの製造ができるといった優れた効果が得られる。
図7は、本発明の請求項6記載の洗濯用ピンチを示す説明図である。
図7(a)は本発明の洗濯用ピンチ10の全体図を示す。
本発明の洗濯用ピンチ10は、把持部30の吊持穴37を残して洗濯用ピンチ10全体を無垢状に形成し、把持部30の一方の内側にバネ板38を一体成形して設けると共に、他方の内側に該バネ板38を湾曲させた状態で係止する係止突起39を一体成形して設けられる。
図7(b)は本発明の洗濯用ピンチ10の断面組立図を示す。
一体成形されたバネ板38を挟持片20の把持部30の内側に湾曲させた状態で係止突起39に組み込む。
以上で構成される本発明の洗濯用ピンチ10は、洗濯用ピンチ10を構成する全ての部品(挟持片20とバネ板38)が合成樹脂素材によって一体成形されて形成されることから、洗濯用ピンチ10に求められる乾いた洗濯物Sを取り込む際に洗濯用ピンチ10を開かないで圧着した状態で容易に且つ、素早く取り込むことができる構造に加えて金属アネルギーや錆汚れの洗濯物Sへの付着を防ぐと共に、組立工程における手作業の簡素化とコストダウンを図り、さらに自動化における大量生産を可能にする。
図8は、本発明の請求項7記載の洗濯用ピンチを示す説明図である。
本発明の洗濯用ピンチ10は、挟持部20の弾性挟持片22が洗濯物Sを内側方向に付勢して挟持する楕円状の弾性挟持片40で形成される。
楕円状の弾性挟持片40は、あご部25の逃げ空間26内で弾性復元して洗濯物Sをソフトタッチに挟持するものである。
以上で構成される本発明の洗濯用ピンチ10は、弾性挟持片の形状が楕円状となっていることで、復元性、挟持性に優れ、また洗濯物Sの引っ掛かりなどがなく従来のローラー付き洗濯ばさみと同様な手作業で乾いた洗濯物Sを容易に且つ、素早く取り込むことができる。
本発明の洗濯用ピンチは、乾いた洗濯物を容易に且つ、素早く取り込むことができることに加えて金属アネルギーや錆汚れの洗濯物への付着を防ぐと共に、組立工程における手作業の簡素化とコストダウンを図り、さらに自動化における大量生産を可能にすることから、布団干し用ピンチ、物干し竿用ピンチ、角型ハンガーピンチ、据え置き型の事務用クリップ、工業用ならびに商業用の留め具など家庭用や工業用のピンチ具として利用できるもので、本発明における「洗濯用ピンチ」の産業上の利用可能性は大であると解する。
10 洗濯用ピンチ
20 挟持片
21 挟持部
22 弾性挟持片
23 回動支点部
23a 回動凹凸支点
23b 回動逃げ部
23c 回動ストッパー部
23d 回動連結支点
24 連結体
25 あご部
26 逃げ空間
27 ガイド摺動部
28 スロープ部
29 落とし込み穴
30 把持部
31 スリット溝
32 挿通スリット穴
33 バネ体
34 開口部
35 落とし込み溝
36 挿通長穴
37 吊持穴
38 バネ板
39 係止突起
40 楕円状の弾性挟持片
S 洗濯物
本発明は、乾いた洗濯物を容易に且つ、素早く取り込むことができることに加えて金属アネルギーや錆汚れの洗濯物への付着を防ぐと共に、組立工程における手作業の簡素化とコストダウンを図り、さらに自動化における大量生産を可能にする洗濯用ピンチに関する。
従来より、洗濯用ピンチの先端に回転ローラーを配して乾いた洗濯物を容易に且つ、素早く取り込むことができる洗濯用ピンチが考案され、その構造を応用した多様のローラー付き洗濯用ピンチが提案されている。例えば、「ローラー付き洗濯ばさみ」(特許文献1参照)や「ギザ歯楕円ローラー付き洗濯バサミ」(特許文献2参照)が提案されているが、それらの提案は、回転ローラーを複数組み合わせたり、回転ローラー自体をギザ歯にし、さらに楕円状にすることによって干される洗濯物の脱落を防ぐ構造としているものではあるが、それらの洗濯ばさみは、構造が複雑であると共に部品点数が多数にのぼることから商品コストが高騰になりがちである上、洗濯用ピンチの挟持片が開かない圧着した状態で取り込むことになることからレース生地、絹生地など繊細な洗濯物の生地を傷める恐れがあるものであった。
また、従来の洗濯用ピンチの多くは、バネ体が洗濯用ピンチの外形輪郭から突出して組み込まれていることから、長年に亘って使用され続けると金属製バネの表面腐食による錆汚れの洗濯物への付着や、使用者の皮膚に直接触れることによって金属アネルギーなどのアネルギー症状を発症させる危険性があると共に、実用新案登録第3069716号公報(特許文献4)の図2で示されるように、その手作業による組立作業が極めて複雑であることから、組立工程における手作業の簡素化とコストダウンを図り、さらに自動化における大量生産を可能にすることができなかった。
そのような状況下において製造される洗濯用ピンチの生産体制は、商品価格自体が低価格であることから、刑務所内の刑務作業や身体障害者施設の労務作業といった特殊環境の生産職場であったり、低賃金の開発途上国などで現地生産されているのが実情であり、今後ともバネ体を洗濯用ピンチの外形輪郭から突出しない構造と、組立作業の簡素化と、自動化による量産化が求められるものではあるが、従来の洗濯用ピンチの構造の複雑さが起因して、それらの要求が未だに達成されていないのが現状である。
上記の問題点を有する洗濯用ピンチについては、従来より多くの提案がなされている。例えば、現在一般的に普及している形状を有する「洗濯用ピンチ」(特許文献3参照)が提案され、公知技術となっている。
上記における「洗濯用ピンチ」の提案は、「組立て易く、外れにくい構造のバネと本体を持ったプラスチックまたは、金属製のクリップ」(特許文献4参照)で示される組立方法は専用工具を必要とし、且つその組立作業が極めて複雑であると同時に、バネ体が洗濯用ピンチの外形輪郭から突出した状態で組み込まれていることから、金属製バネの表面腐食による錆汚れの洗濯物への付着や、使用者の皮膚に直接触れることによって金属アネルギーなどのアネルギー症状を発症させる危険性があると共に、バネ体を挟持片の把持部の嵌め込むことができる構造を採用していないため組立工程における自動化が図れない問題があった。
上記の問題点とされる組立工程における手作業の簡素化ならびに自動化を図ろうとする「物干し用ピンチ」(特許文献5参照)や、「洗濯ばさみ」(特許文献6参照)が提案なされ、公知技術となっている。
しかしながら、かかる「物干し用ピンチ」や「洗濯ばさみ」の提案は、バネ体を挟持片の把持部の後方から挿入することによって、組立工程における手作業の簡素化ならびに自動化を可能にすることができるものではあるが、バネ体が洗濯用ピンチの外形輪郭から突出した状態で組み立てられていることから、金属製バネの表面腐食による錆汚れの洗濯物への付着や、使用者の皮膚に直接触れることによって金属アネルギーなどのアネルギー症状を発症させる問題点を解決することができなかった。
さらに、上記の問題点とされる組立工程における手作業の簡素化を図るべき、一体成形される合成樹脂製の挟持片とバネ体とで構成される「保持装置」(特許文献7参照)が提案され、公知技術となっている。
しかしながら、かかる「保持装置」の提案は、バネ体が合成樹脂製の挟持片と同一素材で形成されていることから、弾性挟持力が弱い上、挟持力が経時的に持続されない問題があった。
また、組立工程における手作業の簡素化を図るべき、一体成形される合成樹脂製の挟持片と金属製のバネ体とで構成される「組み立ての簡素化を図った洗濯挟み」(特許文献8参照)や「クリップ」(特許文献9参照)が提案され、公知技術となっている。
しかしながら、かかる「組み立ての簡素化を図った洗濯挟み」や「クリップ」の提案は、挟持片に装着されるバネ体の取り付け手段が、組立工数を著しく増大させると共に、その取り付け手段が自動化を可能とするものではなく、さらにその取り付け状態が不安定なものであることから、組立工程における手作業の簡素化が図れない問題があった。
本出願人は、以上のような金属アネルギーなどのアネルギー症状を発症させる危険性のある問題点や、組立工程における手作業の簡素化や自動化を図ることができない問題点に着目し、かかる問題点を洗濯用ピンチの挟持片が開かない圧着した状態で取り込むことができる付加価値を加えた上で一挙に解決することができないものかとの着想の下、乾いた洗濯物を容易に且つ、素早く取り込むことができることに加えて金属アネルギーや錆汚れの洗濯物への付着を防ぐと共に、組立工程における手作業の簡素化とコストダウンを図り、さらに自動化における大量生産を可能にする洗濯用のピンチ具を開発し、本発明における「洗濯用ピンチ」の提案に至るものである。
特開平8-71293号公報 特開2007-29683号公報 特開2001-224896号公報 実用新案登録第3069716号公報 特開平7-222895号公報 実公平6-16626号公報 特表2001-512040号公報 特開2006-34902号公報 実開平5-74489号公報
本発明は上記問題点に鑑み、乾いた洗濯物を容易に且つ、素早く取り込むことができることに加えて金属アネルギーや錆汚れの洗濯物への付着を防ぐと共に、組立工程における手作業の簡素化とコストダウンを図り、さらに自動化における大量生産を可能にする洗濯用ピンチの提供を図ることを課題とする。
本発明の洗濯用ピンチは、上記課題を解決するためになされるもので、形状を同じくして対峙する一対の合成樹脂製の挟持片と、該一対の挟持片同士を外側方向から押圧して挟持する金属製のバネ体で構成される洗濯用のピンチ具であって、前記挟持片は、前方に位置する挟持部と、中央に位置する回動支点部と、後方に位置する把持部と、該挟持部と回動支点部の間に位置するあご部と、で構成されると共に、該あご部から把持部にかけて前記バネ体が挿通するスリット溝を形成して成り、前記挟持部は、内側方向に片持ち状に付勢すると共に、後方に円弧状に延設される弾性挟持片を形成して成り、前記回動支点部は、回動凹凸支点と、回動逃げ部と、回動ストッパー部とで構成され、前記回動凹凸支点は、前記回動支点部の中央位置に設けられると共に、厚み方向の中央に設けられるスリット溝の両側に双設され、前記回動逃げ部は、前記回動支点部の後方位置に円弧状の逃げ部を形成し、前記回動ストッパー部は、前記回動支点部の前方位置に平面状の当接面を形成して成り、前記あご部は、内側方向には前記弾性挟持片の逃げ空間を形成し、外側方向には前記スリット溝の底面を成すガイド摺動部を形成し、該ガイド摺動部は先端部に向かって外側へ山形状に膨出して傾斜するスロープ部と、その最奥部に落とし込み穴を形成して成り、
前記把持部は、後端部が外側方向に向かって拡開する握り手状に形成すると共に、後方先端付近には吊持フックが掛けられる吊持穴を穿設して成り、前記バネ体は、棒状または板状のバネ部材を一部が開口する開口部を形成しつつ内側方向に付勢する形状に成形すると共に、該開口部を成すバネ部材の両先端部が内側方向に折り返えされて成り、前記挟持片同士が前記回動凹凸支点によって連結された状態において、前記バネ体の開口部を先頭にして前記把持部の内側方向から前記挟持片のスリット溝へ前記バネ体を挿通することで、前記バネ体の先端部が前記あご部の山形状に膨出して傾斜するガイド摺動部のスロープ部に沿って押し込まれ、最終的に該スロープ部の最奥部にある落とし込み穴に前記バネ体の先端部が落とし込まれて組み合わされる手段を採る。
また本発明の洗濯用ピンチは、形状を同じくして対峙する一対の合成樹脂製の挟持片と、該一対の挟持片同士を外側方向から押圧して挟持する金属製のバネ体で構成される洗濯用のピンチ具であって、前記挟持片は、前方に位置する挟持部と、中央に位置する回動支点部と、後方に位置する把持部と、該挟持部と回動支点部の間に位置するあご部と、で構成されると共に、該あご部から把持部にかけて前記バネ体が挿通する挿通スリット穴を形成して成り、前記挟持部は、内側方向に片持ち状に付勢すると共に、後方に円弧状に延設される弾性挟持片を形成して成り、前記回動支点部は、回動凹凸支点と、回動逃げ部と、回動ストッパー部とで構成され、前記回動凹凸支点は、前記回動支点部の中央位置に設けられると共に、厚み方向の中央に設けられる挿通スリット穴の両側に双設され、前記回動逃げ部は、前記回動支点部の後方位置に円弧状の逃げ部を形成し、前記回動ストッパー部は、前記回動支点部の前方位置に平面状の当接面を形成して成り、前記あご部は、内側方向には前記弾性挟持片の逃げ空間を形成し、外側方向には前記挿通スリット穴の底面を成すガイド摺動部を形成し、該ガイド摺動部は先端部に向かって外側へ山形状に膨出して傾斜するスロープ部と、その最奥部に落とし込み穴を形成して成り、前記把持部は、後端部が外側方向に向かって拡開する握り手状に形成すると共に、後方先端付近には吊持フックが掛けられる吊持穴を穿設して成り、前記バネ体は、棒状または板状のバネ部材を一部が開口する開口部を形成しつつ内側方向に付勢する形状に成形すると共に、該開口部を成すバネ部材の両先端部が内側方向に折り返えされて成り、前記挟持片同士が前記回動凹凸支点によって連結された状態において、前記バネ体の開口部を先頭にして前記把持部の内側方向から前記挟持片の挿通スリット穴へ前記バネ体を挿通することで、前記バネ体の先端部が前記あご部の山形状に膨出して傾斜するガイド摺動部のスロープ部に沿って押し込まれ、最終的に該スロープ部の最奥部にある落とし込み穴に前記バネ体の先端部が落とし込まれて組み合わされる手段を採る。
また本発明の洗濯用ピンチは、形状を同じくして対峙する一対の合成樹脂製の挟持片と、該一対の挟持片同士を外側方向から押圧して挟持する金属製のバネ体で構成される洗濯用のピンチ具であって、前記挟持片は、前方に位置する挟持部と、中央に位置する回動支点部と、後方に位置する把持部と、該挟持部と回動支点部の間に位置するあご部と、で構成され、前記挟持片全体を無垢状に形成すると共に、該回動支点部から把持部にかけて前記バネ体が挿通される挿通長穴を形成して成り、前記挟持部は、内側方向に片持ち状に付勢すると共に、後方に円弧状に延設される弾性挟持片を形成し、外側には前記バネ体の先端部が落とし込まれる落とし込み溝を形成して成り、前記回動支点部は、回動凹凸支点と、回動逃げ部と、回動ストッパー部とで構成され、前記回動凹凸支点は、前記回動支点部の中央位置両側に双設され、前記回動逃げ部は、前記回動支点部の後方位置に円弧状の逃げ部を形成し、前記回動ストッパー部は、前記回動支点部の前方位置に平面状の当接面を形成して成り、前記あご部は、内側方向には前記挟持部の逃げ空間を形成して成り、前記把持部は、後端部が外側方向に向かって拡開する握り手状に形成すると共に、後方先端付近には吊持フックが掛けられる吊持穴を穿設して成り、前記バネ体は、棒状または板状のバネ部材を一部が開口する開口部を形成しつつ内側方向に付勢する形状に成形すると共に、該開口部を成すバネ部材の両先端部が内側方向に折り返えされて成り、前記挟持片同士が前記回動凹凸支点によって連結された状態において、前記挟持片の挟持部の外側に形成された落とし込み溝に前記バネ体の先端部が落とし込まれて組み合わされる手段を採る。
また本発明の洗濯用ピンチは、形状を同じくして対峙する一対の合成樹脂製の挟持片と、該一対の挟持片同士を外側方向から押圧して挟持する金属製のバネ体で構成される洗濯用のピンチ具であって、前記挟持片は、前方に位置する挟持部と、中央に位置する回動支点部と、後方に位置する把持部と、該挟持部と回動支点部の間に位置するあご部と、で構成されると共に、前記把持部の吊持穴を残して洗濯用ピンチ全体を無垢状に形成して成り、前記挟持部は、内側方向に片持ち状に付勢すると共に、後方に円弧状に延設される弾性挟持片を形成して成り、前記回動支点部は、回動連結支点と、回動逃げ部と、回動ストッパー部とで構成され、前記回動連結支点は、前記回動支点部の中央位置に前記一対の挟持片同士と共に一体成形し、前記回動逃げ部は、前記回動支点部の後方位置に円弧状の逃げ部を形成し、前記回動ストッパー部は、前記回動支点部の前方位置に平面状の当接面を形成して成り、前記あご部は、内側方向には前記弾性挟持片の逃げ空間を形成して成り、前記把持部は、後端部が外側方向に向かって拡開する握り手状に形成すると共に、後方先端付近には吊持フックが掛けられる吊持穴を穿設して成り、前記把持部の一方の内側にバネ板を一体成形して設けると共に、他方の内側に該バネ板を湾曲させた状態で係止する係止突起を一体成形し、前記バネ板を前記係止突起に係合させて組み合わされる手段を採る。
また本発明の洗濯用ピンチは、前記一対の挟持片同士と一体成形によって連結される連結体を前記回動支点部の回動逃げ部の後方に設けた手段を採る。
また本発明の洗濯用ピンチは、前記一対の挟持片同士と一体成形によって連結される回動連結支点を前記回動凹凸支点に替わって設けた手段を採る。
また本発明の洗濯用ピンチは、前記挟持部の弾性挟持片が、洗濯物を内側方向に付勢して挟持する楕円状の弾性挟持片を形成して成る手段を採る。
本発明の洗濯用ピンチによれば、バネ体の挟持力を制限する回動ストッパー部を設けた構造と、洗濯物をソフトタッチに挟持する弾性挟持片を設けた構造と、を備えることによって洗濯ピンチの挟持片を閉じた状態で乾いた洗濯物を容易に且つ、素早く取り込むことができるといった優れた効果を奏する。
また本発明の洗濯用ピンチによれば、一体成形される一対の合成樹脂製の挟持片に形状の異なる金属製のバネ体を嵌め込むことによって、組立工程における手作業の簡素化とコストダウンを図り、さらにバネ体を挟持片の把持部の後方から嵌め込むことができる構造を採用していることによって自動化における大量生産を可能にするといった優れた効果を奏する。
また本発明の洗濯用ピンチによれば、厚み方向の中央に設けられるスリット溝の両側に帯状の連結体が双設されていることによって、挟持片同士を組み合わせる必要性がなくなることから、組立工程における手作業の簡素化ならびに自動化ラインの組立工程の工数削減が図られるといった優れた効果を奏する。
また本発明の洗濯用ピンチによれば、回動支点部の後方に設けられる帯状の連結体によって上方の挟持片と下方の挟持片が射出成形加工工程において一体化されることにより、後工程における組立工程の工数削減が図られると共に、使用時においては、回動支点部の回動凹凸支点によって回動動作がスムーズに行えるといった優れた効果を奏する。
また本発明の洗濯用ピンチによれば、バネ体を洗濯用ピンチの外形輪郭内に設けることによって、金属製バネの表面腐食による錆汚れの洗濯物への付着を防ぐと共に、使用者の皮膚に直接触れることを極力避けることができるため、金属アネルギーなどのアネルギー症状を防ぐことができるといった優れた効果を奏する。
また本発明の洗濯用ピンチによれば、バネ体が洗濯用ピンチの外形輪郭内に設けられることによって、洗濯用ピンチ自体のコンパクト化が図れると同時に、布団干し用ピンチや物干し竿用ピンチ、角型ハンガーピンチなど、家庭用や工業用のピンチ具として利用できるといった優れた効果を奏する。
また本発明の洗濯用ピンチによれば、バネ体が洗濯用ピンチの外形輪郭から突出しない機能的なユニバーサルデザインを施すことができるといった優れた効果を奏する。
また本発明の洗濯用ピンチによれば、従来のリング状のバネ体を挟持片の把持部の後方から組み込むことができる構造を採用していることによって自動化による大量生産を可能にすると共に、射出成形加工によって形成される帯状の連結体を有することで挟持片同士を組み合わせる必要性がなくなることから、低コストの洗濯用ピンチの製造ができるといった優れた効果を奏する。
また本発明の洗濯用ピンチによれば、従来のリング状のバネ体と、一体成形される一対の挟持片の帯状の連結体ならびに回動連結支点を利用することで、挟持片同士を組み合わせる必要性がなくなることから、従来の組立工程を大きく変更することなく最小限の設備投資で低コストの洗濯用ピンチの製造ができるといった優れた効果を奏する。
本発明の請求項1記載の洗濯用ピンチを示す説明図である。(実施例1) 本発明の請求項1記載の洗濯用ピンチの使用状態を示す説明図である。 本発明の請求項1および請求項5記載の洗濯用ピンチを示す説明図である。(実施例2) 本発明の請求項1および請求項6記載の洗濯用ピンチを示す説明図である。(実施例3) 本発明の請求項記載の洗濯用ピンチを示す説明図である。(実施例4) 本発明の請求項記載の洗濯用ピンチを示す説明図である。(実施例5)。 本発明の請求項記載の洗濯用ピンチを示す説明図である。(実施例6) 本発明の請求項7記載の洗濯用ピンチを示す説明図である。(実施例7)
本発明の洗濯用ピンチ10は、形状を同じくして対峙する一対の合成樹脂製の挟持片20と、該一対の挟持片20同士を外側方向から押圧して挟持する金属製のバネ体33で構成される洗濯用のピンチ具であって、挟持片20は、前方に位置する挟持部21と、中央に位置する回動支点部23と、後方に位置する把持部30と、で形成されると共に、該挟持部21と回動支点部23の間に位置するあご部25から把持部30にかけてバネ体33が挿通するスリット溝31を形成し、さらに挟持部21には内側方向に片持ち状に付勢すると共に、後方に円弧状に延設される弾性挟持片22を設け、回動支点部23には回動凹凸支点23aと回動逃げ部23bと回動ストッパー部23cとが設けられ、バネ体33の挟持力を制限する構造と、洗濯物Sをソフトタッチに挟持する弾性挟持片22を設けることによって乾いた洗濯物Sを容易に、且つ素早く取り込むことができる構造に加えて金属アネルギーや錆汚れの付着を防ぐと共に、組立工程における手作業の簡素化とコストダウンを図り、さらに自動化における大量生産を可能にする構造を有したことを最大の特徴とするものである。以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
なお、本発明における洗濯用ピンチ10は、以下に述べる実施例に特に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内、すなわち同一の作用効果を発揮できる形状及び寸法ならびに材質の範囲内で適宜変更することができる。
図1は、本発明の請求項1記載の洗濯用ピンチを示す説明図である。
図1(a)は本発明の洗濯用ピンチの分解説明図を示し、図1(b)は断面組立図を示し、図1(c)は側面図を示す。
本発明の洗濯用ピンチ10は、形状を同じくして対峙する一対の合成樹脂製の挟持片20と、該一対の挟持片20同士を外側方向から押圧して挟持する金属製のバネ体33で構成される洗濯用のピンチ具であって、挟持片20は、前方に位置する挟持部21と、中央に位置する回動支点部23と、後方に位置する把持部30と、該挟持部21と回動支点部23の間に位置するあご部25と、で構成されると共に、該あご部25から把持部30にかけてバネ体33が挿通するスリット溝31を形成して成り、挟持部21は、内側方向に片持ち状に付勢すると共に、後方に円弧状に延設される弾性挟持片22を形成して成り、回動支点部23は、回動凹凸支点23aと、回動逃げ部23bと、回動ストッパー部23cとで構成され、回動凹凸支点23aは、回動支点部23の中央位置に設けられると共に、厚み方向の中央に設けられるスリット溝31の両側に双設され、回動逃げ部23bは、回動支点部23の後方位置に円弧状の逃げ部を形成し、回動ストッパー部23cは、回動支点部23の前方位置に平面状の当接面を形成して成り、あご部25は、内側方向には弾性挟持片22の逃げ空間26を形成し、外側方向にはスリット溝31の底面を成すガイド摺動部27を形成し、該ガイド摺動部27は先端部に向かって外側へ山形状に膨出して傾斜するスロープ部28と、その最奥部に落とし込み穴29を形成して成り、把持部30は、後端部が外側方向に向かって拡開する握り手状に形成すると共に、後方先端付近には吊持フックが掛けられる吊持穴37を穿設して成り、バネ体33は、棒状または板状のバネ部材を一部が開口する開口部34を形成しつつ内側方向に付勢する形状に成形すると共に、該開口部34を成すバネ部材の両先端部が内側方向に折り返えして形成される。
挟持片20は、形状を同じくして対峙する一対の合成樹脂素材で形成され、前方に位置する挟持部21と、中央に位置する回動支点部23と、該挟持部21と回動支点部23の間に位置するあご部25と、後方に位置する把持部30とで形成される。
挟持部21は、洗濯物Sを内側方向に付勢して後方に円弧状に延設される片持ち状の弾性挟持片22を備えて形成される。
弾性挟持片22は、挟持部21の内側方向に片持ち状に付勢すると共に、後方に円弧状に延設し、あご部25の逃げ空間26内で洗濯物Sを挟持する弾性復元を繰り返す構造を有して形成される。
回動支点部23は、回動凹凸支点23aと、回動逃げ部23bと、回動ストッパー部23cとで構成され、挟持片20の略中央に位置して厚み方向の中央に設けられるスリット溝31の両側に双設される。
回動凹凸支点23aは、回動支点部23の中央位置に設けられると共に、厚み方向の中央に設けられるスリット溝31の両側に双設されるもので、形状的には図示されるような凹凸状の突起または穴の外に、半円形の嵌め合い突起溝などで形成することもできる。
回動逃げ部23bは、回動支点部23の後方位置に円弧状の逃げ部を形成して成るもので、円弧状の逃げ部を形成していることによって、バネ体33の挟持力の動きに同調して洗濯用ピンチ10の先端部をスムーズに開かせる役目を果たす。
回動ストッパー部23cは、回動支点部23の前方位置に平面状の当接面を形成して成るもので、洗濯用ピンチ10の先端部を閉じた場合、バネ体33の挟持力を制限し、弾性挟持片22の挟持力のみで洗濯物Sをソフトタッチに挟持すると共に、ローラー付き洗濯ばさみの様に乾いた洗濯物を容易に且つ、素早く取り込むことができる。
また当接面の表面に突出量の異なる突起を設けたり、当接面の接触角度を変えたりし、さらにそれらの違いを視認できるようにカラーや形状を違えて洗濯物Sの厚みに合わせた専用の洗濯用ピンチ10とすることもできる。
また、従来の先行文献における一体成形される合成樹脂製の挟持部材とばね要素とで構成される「保持装置」(特許文献7参照)は、本発明の構成要素である回動ストッパー部23cを備えていない状態で、ばね要素の挟持力が洗濯物Sにダイレクトに伝わる構造を有して提案されているのに対し、本発明の洗濯用ピンチ10は、回動ストッパー部23cを備えていることによってバネ体33の挟持力を制限し、弾性挟持片22の挟持力のみで洗濯物Sをソフトタッチに挟持する構造を有して提案しているもので、その挟持する回動ストッパー部23cを備える挟持手段と構造は大きく異なるものである。
あご部25は、内側方向には挟持部21の弾性挟持片22の逃げ空間26を形成し、外側方向にはスリット溝31の底面を成すガイド摺動部27を形成し、該ガイド摺動部27は先端部に向かって外側へ山形状に膨出して傾斜するスロープ部28と、その最奥部に落とし込み穴29を設けて形成される。
スロープ部28は、あご部25の底面に先端部に向かって山形状に膨出して傾斜する形状で形成されるもので、先端部に向かって外側へ傾斜していることによって、バネ体33の開口部34がやや拡開した状態で組み込まれるため、常時挟持片20を内側方向に付勢している状態で組み合わされる。また、スロープ部28が山形状に膨出して傾斜していることによって、バネ体33の開口部34の先端部が落とし込み穴29から外れ落ちることを防止することができる。
把持部30は、後端部に吊持フックが挿通される吊持穴37を穿設すると共に、該後端部が外側方向に向かって拡開する形状に形成される。吊持フックが挿通される吊持穴37が設けられることによって洗濯用ピンチ10自体を物干し竿やハンガーに自在に吊るすことができるため、洗濯物Sの形状や種類に合わせて使い分けて使用することができる。なお、吊持穴37は洗濯用ピンチ10の種類によっては形成しない仕様とすることもできる。
スリット溝31は、挟持片20のあご部25から把持部30にかけてバネ体33が挿通されるスリット状の溝であって、挟持片20の厚み方向の中心位置に設けられる。さらに該バネ体33が外形輪郭内に組み込まれることによって、挟持片20同士が内側方向に付勢した状態で組み合わされ、さらに、バネ体33を挟持片20の把持部30の後方から嵌め込むことで自動化による大量生産を可能にすると共に、外側が閉塞されていることによって機能的なユニバーサルデザインが施された洗濯用ピンチ10とすることができる。
また、図1(a),(b),(c)では外側方向が閉塞する形状において作図しているが、内側から外側に挿通可能な挿通スリット穴32とすることもできる。
バネ体33は、金属製の棒状または板状のバネ部材を一部が開口する開口部34を形成しつつ内側方向に付勢する形状に成形すると共に、該開口部34を成すバネ部材の両先端部が内側方向に折り返した状態に形成して成る。またバネ体33を挟持片20の把持部30の後方から嵌め込むことができる構造を採用していることで自動化による大量生産を可能にしている。また、図示される角形のバネ体33の突出した状態が把持部30の可動範囲内に収まることによって、洗濯用ピンチ10自体のコンパクト化が図れると同時に、洗濯物Sならびに使用者の皮膚に直接接触することを回避することができる。
なお、バネ体33の形状は、円形や楕円形の外に角形などバネ部材を内側方向に付勢すると共に、外形輪郭内に位置して組み込まれる形状であれば、特にその形状を限定するものではない。
開口部34は、バネ体33の一部を開口して形成されるものであって、その両端はU字状に折り返されている。両先端部を折り返すことによって該先端部が丸みを帯びた状態となり、挿入時において山形状に膨出して傾斜するスロープ部28に引っ掛かることなくスムーズに押し込むことができると共に、スロープ部28の最奥部にある落とし込み穴29に落とし込んだ状態から外れ落ちることを防止する形状となっている。
以上で構成される本発明の洗濯用ピンチ10は、挟持片20の内側に洗濯物Sを内側方向に付勢して挟持する片持ち状の弾性挟持片22を形成する構造を採用していることよって、乾いた洗濯物Sを取り込む際に洗濯用ピンチ10の挟持片20が開かない状態で容易に且つ、素早く取り込むことができ、さらにバネ体33を挟持片20の把持部30の後方から嵌め込むことができる構造を採用していることよって、組立工程における手作業の簡素化とコストダウンが図られ、さらに自動化における大量生産を可能にすると共に、バネ体33を洗濯用ピンチ10の外形輪郭内に設けることによって、金属製バネの表面腐食による錆汚れの洗濯物Sへの付着を防ぐと共に、使用者の皮膚に直接触れることを極力避けることができる上、金属アネルギーなどのアネルギー症状を防止することができるといった多くの利点を有して形成される。
図2は、本発明の請求項1記載の洗濯用ピンチの使用状態を示す説明図である。
図2(a)は洗濯物Sの物干し前の状態を示す説明図である。
洗濯用ピンチ10の把持部30を握って挟持片20の先端の挟持部21を拡開した状態で洗濯物Sを差し込む。
図2(b)は洗濯物Sの物干し中の状態を示す説明図である。
洗濯用ピンチ10の弾性挟持片22で洗濯物Sを挟持して物干しする。
この時、バネ体33の挟持力は回動ストッパー部23c同士が当接することで制限されるため、洗濯物Sは弾性挟持片22の弾性力のみの挟持力でソフトタッチに挟持される。
図2(c)は、洗濯物Sの物干し後の状態を示す説明図である。
洗濯物Sがバネ体33の挟持力の影響を受けない弾性挟持片22の弾性力のみでソフトタッチに挟持されるため、洗濯用ピンチ10の挟持部21が開かない圧着した状態で乾いた洗濯物Sを容易に、且つ素早く取り込むことができる。
以上で構成される本発明の洗濯用ピンチ10は、従来の洗濯用ピンチの先端に回転ローラーを備えたローラー付き洗濯用ピンチと比較して、構造が極めて簡単でしかも製品価格が安価である上、洗濯物Sに対してもソフトタッチに挟持することができるため、レース生地、絹生地などの繊細な洗濯物Sの生地を傷つけることなく、乾いた洗濯物Sを容易に且つ、素早く取り込むことができる。
図3は、本発明の請求項1および請求項5記載の洗濯用ピンチを示す説明図である。
図3(a)は本発明の洗濯用ピンチ10の分解説明図を示し、図3(b)は断面組立図を示し、図3(c)は後方からの側面図を示す。
本発明の洗濯用ピンチ10は、一対の挟持片20同士と一体成形によって連結される帯状の連結体24を回動支点部23の回動逃げ部23cの後方に設けて形成されるもので、詳しくは、形状を同じくして対峙する一対の合成樹脂製の挟持片20と、該一対の挟持片20同士を外側方向から押圧して挟持する金属製のバネ体33で構成される洗濯用のピンチ具であって、挟持片20は、前方に位置する挟持部21と、中央に位置する回動支点部23と、後方に位置する把持部30と、該挟持部21と回動支点部23の間に位置するあご部25と、で構成されると共に、該あご部25から把持部30にかけてバネ体33が挿通するスリット溝31を形成して成り、挟持部21は、内側方向に片持ち状に付勢すると共に、後方に円弧状に延設される弾性挟持片22を形成して成り、回動支点部23は、回動凹凸支点23aと、回動逃げ部23bと、回動ストッパー部23cとで構成され、回動凹凸支点23aは、回動支点部23の中央位置に設けられると共に、厚み方向の中央に設けられるスリット溝31の両側に双設され、回動逃げ部23bは、回動支点部23の後方位置に円弧状の逃げ部を形成し、回動ストッパー部23cは、回動支点部23の前方位置に平面状の当接面を形成して成り、あご部25は、内側方向には弾性挟持片22の逃げ空間26を形成し、外側方向にはスリット溝31の底面を成すガイド摺動部27を形成し、該ガイド摺動部27は先端部に向かって外側へ山形状に膨出して傾斜するスロープ部28と、その最奥部に落とし込み穴29を形成して成り、把持部30は、後端部が外側方向に向かって拡開する握り手状に形成すると共に、後方先端付近には吊持フックが掛けられる吊持穴37を穿設して成り、バネ体33は、棒状または板状のバネ部材を一部が開口する開口部34を形成しつつ内側方向に付勢する形状に成形すると共に、該開口部34を成すバネ部材の両先端部が内側方向に折り返えして形成される。
連結体24は、挟持片20の略中央に位置し、厚み方向の中央に設けられるスリット溝31をはさんだ両側に双設される回動支点部23の後方に帯状に設けられ、上方の挟持片20と下方の挟持片20を一体成形して連結すると共に、互いの位置関係を維持する目的で設けられる。射出成形工程を終了してから組立工程までの間、上方の挟持片20と下方の挟持片20の互いの位置関係を保つことにより挟持片20同士を組み合わせる必要性がなくなることから、組立工程における手作業の簡素化ならびに自動化ラインの組立工程の工数削減が図られる。また形状的には帯状が好ましいが線状、肉薄穴あき板などその形状は特に限定されるものではなく、折り畳み機能や切り離し機能を持たせるために折り目や破断スリットを設けても良い。さらにバネ体33によって挟持片20同士が組み合わされた後は、その役割が終了することから材質的な強度ならびに耐久性も特に必要とするものではない。
本発明の洗濯用ピンチ10を組み付ける時は、バネ体33を挟持片の20のスリット溝31の両側に双設される回動支点部23と帯状の連結体24を跨いだ状態で嵌め込んで組み立てられる。なお、バネ体33の形状は、バネ部材を内側方向に付勢する形状であれば、特にその形状を限定するものではない。
以上で構成される本発明の洗濯用ピンチ10は、帯状の連結体24と共に一体成形される一対の合成樹脂製の挟持片20と、リング状のバネ体33を挟持片20の把持部30の後方から嵌め込むことができる構造を採用していることで自動化による大量生産を可能にする。また従来のリング状のバネ体33を使用すると共に、射出成形加工によって形成される帯状の連結体24が設けられることによって挟持片20同士を組み合わせる必要性がなくなることから、組立工程における手作業の簡素化ならびに自動化ラインの組立工程の工数削減が図られる。.
.
図4は、本発明の請求項1および請求項6記載の洗濯用ピンチを示す説明図である。
図4(a)は本発明の洗濯用ピンチ10の分解説明図を示し、図4(b)は断面組立図を示し、図4(c)は後方からの側面図を示す。
本発明の洗濯用ピンチ10は、一対の挟持片20同士と一体成形によって連結される回動連結支点23dを回動凹凸支点23aに替わって形成されるもので、詳しくは、形状を同じくして対峙する一対の合成樹脂製の挟持片20と、該一対の挟持片20同士を外側方向から押圧して挟持する金属製のバネ体33で構成される洗濯用のピンチ具であって、挟持片20は、前方に位置する挟持部21と、中央に位置する回動支点部23と、後方に位置する把持部30と、該挟持部21と回動支点部23の間に位置するあご部25と、で構成されると共に、該あご部25から把持部30にかけてバネ体33が挿通するスリット溝31を形成して成り、挟持部21は、内側方向に片持ち状に付勢すると共に、後方に円弧状に延設される弾性挟持片22を形成して成り、回動支点部23は、回動凹凸支点23aと、回動逃げ部23bと、回動ストッパー部23cとで構成され、回動凹凸支点23aは、回動支点部23の中央位置に設けられると共に、厚み方向の中央に設けられるスリット溝31の両側に双設され、回動逃げ部23bは、回動支点部23の後方位置に円弧状の逃げ部を形成し、回動ストッパー部23cは、回動支点部23の前方位置に平面状の当接面を形成して成り、あご部25は、内側方向には弾性挟持片22の逃げ空間26を形成し、外側方向にはスリット溝31の底面を成すガイド摺動部27を形成し、該ガイド摺動部27は先端部に向かって外側へ山形状に膨出して傾斜するスロープ部28と、その最奥部に落とし込み穴29を形成して成り、把持部30は、後端部が外側方向に向かって拡開する握り手状に形成すると共に、後方先端付近には吊持フックが掛けられる吊持穴37を穿設して成り、バネ体33は、棒状または板状のバネ部材を一部が開口する開口部34を形成しつつ内側方向に付勢する形状に成形すると共に、該開口部34を成すバネ部材の両先端部が内側方向に折り返えして形成される。
回動連結支点23dは、挟持片20の略中央に位置し、厚み方向の中央に設けられるスリット溝31をはさんだ両側に双設される回動支点部23の中央に設けられると同時に、上方の挟持片20と下方の挟持片20を一体成形して連結し、回動枢軸としてや挟持片20の互いの位置関係を維持する目的で設けられると共に、上方の挟持片20と下方の挟持片20の互いの位置関係を保つことにより挟持片20同士を組み合わせる必要性をなくすことを目的として形成される。
以上で構成される本発明の洗濯用ピンチ10は、回動連結支点23dと共に一体成形される一対の合成樹脂製の挟持片20と、リング状のバネ体33を挟持片20の把持部30の後方から嵌め込むことができる構造を採用していることで自動化による大量生産を可能にする。また従来のリング状のバネ体33を使用すると共に、射出成形加工によって形成される回動連結支点23dが設けられることによって挟持片20同士を組み合わせる必要性がなくなることから、組立工程における手作業の簡素化ならびに自動化ラインの組立工程の工数削減が図られる。
図5は、本発明の請求項2記載の洗濯用ピンチを示す説明図である。
形状を同じくして対峙する一対の合成樹脂製の挟持片20と、該一対の挟持片20同士を外側方向から押圧して挟持する金属製のバネ体33で構成される洗濯用のピンチ具であって、挟持片20は、前方に位置する挟持部21と、中央に位置する回動支点部23と、後方に位置する把持部30と、該挟持部21と回動支点部23の間に位置するあご部25と、で構成されると共に、該あご部25から把持部30にかけてバネ体33が挿通する挿通スリット穴32を形成して成り、挟持部21は、内側方向に片持ち状に付勢すると共に、後方に円弧状に延設される弾性挟持片22を形成して成り、回動支点部23は、回動凹凸支点23aと、回動逃げ部23bと、回動ストッパー部23cとで構成され、回動凹凸支点23aは、回動支点部23の中央位置に設けられると共に、厚み方向の中央に設けられる挿通スリット穴32の両側に双設され、回動逃げ部23bは、回動支点部23の後方位置に円弧状の逃げ部を形成し、回動ストッパー部23cは、回動支点部23の前方位置に平面状の当接面を形成して成り、あご部25は、内側方向には弾性挟持片22の逃げ空間26を形成し、外側方向には挿通スリット穴32の底面を成すガイド摺動部27を形成し、該ガイド摺動部27は先端部に向かって外側へ山形状に膨出して傾斜するスロープ部28と、その最奥部に落とし込み穴29を形成して成り、把持部30は、後端部が外側方向に向かって拡開する握り手状に形成すると共に、後方先端付近には吊持フックが掛けられる吊持穴37を穿設して成り、バネ体33は、棒状または板状のバネ部材を一部が開口する開口部34を形成しつつ内側方向に付勢する形状に成形すると共に、該開口部34を成すバネ部材の両先端部が内側方向に折り返えして形成される。
図5(a)は請求項記載の回動支点部23が回動凹凸支点23aで形成される洗濯用ピンチ10にバネ体33が挿通される挿通スリット穴32を挟持片20のあご部25から把持部30の間に形成した実施形態である。
図5(b)は請求項2および請求項5記載の回動支点部23の後方に設けられる帯状の連結体24で連結される洗濯用ピンチ10にバネ体33が挿通される挿通スリット穴32を挟持片20のあご部25から把持部30の間に形成した実施形態である。
図5(c)は請求項2および請求項6記載の回動支点部23の回動支点が回動連結支点23dで連結される洗濯用ピンチ10にバネ体33が後方から挿通される挿通スリット穴32を挟持片20のあご部25から把持部30の間に形成した実施形態である。
挿通スリット穴32は、あご部25から把持部30にかけてバネ体33が挿通されるスリット状の貫通穴であって、挟持片20の厚み方向の中心位置に設けられる。
なお、挿通スリット穴32とした理由は、スリット溝31については外側が閉塞されてユニバーサルデザインが施されるデザイン的機能を優先した仕様に対し、挿通スリット穴32は、従来のリング状のバネ体33を利用することで製造コストの削減を優先した
様としたことである。
以上で構成される本発明の洗濯用ピンチ10は、形状を同じくして対峙する一対の合成樹脂製の挟持片20の挿通スリット穴32に、リング状のバネ体33を挟持片20の把持部30の後方から嵌め込むことによって自動化による大量生産を可能にすると共に、従来のリング状のバネ体33を使用することから、低コストの洗濯用ピンチの製造ができるといった優れた効果が得られる。
図6は、本発明の請求項3記載の洗濯用ピンチを示す説明図である。
形状を同じくして対峙する一対の合成樹脂製の挟持片20と、該一対の挟持片20同士を外側方向から押圧して挟持する金属製のバネ体33で構成される洗濯用のピンチ具であって、挟持片20は、前方に位置する挟持部21と、中央に位置する回動支点部23と、後方に位置する把持部30と、該挟持部21と回動支点部23の間に位置するあご部25と、で構成され、挟持片20全体を無垢状に形成すると共に、該回動支点部23から把持部30にかけてバネ体33が挿通される挿通長穴36を形成して成り、挟持部21は、内側方向に片持ち状に付勢すると共に、後方に円弧状に延設される弾性挟持片22を形成し、外側にはバネ体33の先端部が落とし込まれる落とし込み溝35を形成して成り、回動支点部23は、回動凹凸支点23aと、回動逃げ部23bと、回動ストッパー部23cとで構成され、回動凹凸支点23aは、回動支点部23の中央位置両側に双設され、回動逃げ部23bは、回動支点部23の後方位置に円弧状の逃げ部を形成し、回動ストッパー部23cは、回動支点部23の前方位置に平面状の当接面を形成して成り、あご部25は、内側方向には挟持部21の逃げ空間26を形成して成り、把持部30は、後端部が外側方向に向かって拡開する握り手状に形成すると共に、後方先端付近には吊持フックが掛けられる吊持穴37を穿設して成り、バネ体33は、棒状または板状のバネ部材を一部が開口する開口部34を形成しつつ内側方向に付勢する形状に成形すると共に、該開口部34を成すバネ部材の両先端部が内側方向に折り返して形成される。
図6(a)は請求項記載の回動支点部23が回動凹凸支点23aで形成される洗濯用ピンチ10に挟持片20の挟持部21と回動支点部23を無垢状に形成すると共に、該回動支点部23から把持部30にかけてバネ体33が挿通される挿通長穴36を形成し、バネ体33の開口部34の先端部が落とし込まれる落とし込み溝35を挟持片20の挟持部21の外側に形成した実施形態である。
図6(b)は請求項3および請求項5記載の回動支点部23の後方に設けられる帯状の連結体24で連結される洗濯用ピンチ10に挟持片20の挟持部21と回動支点部23を無垢状に形成すると共に、該回動支点部23から把持部30にかけてバネ体33が挿通される挿通長穴36を形成し、バネ体33の開口部34の先端部が落とし込まれる落とし込み溝35を挟持片20の挟持部21の外側に形成した実施形態である。
図6(c)は請求項3および請求項6の記載回動支点部23の回動支点が回動連結支点23dで連結される洗濯用ピンチ10に挟持片20の挟持部21と回動支点部23を無垢状に形成すると共に、該回動支点部23から把持部30にかけてバネ体33が挿通される挿通長穴36を形成し、バネ体33の開口部34の先端部が落とし込まれる落とし込み溝35を挟持片の挟持部21の外側に形成した実施形態である。
挿通長穴36は、回動支点部23から把持部30にかけてバネ体33が挿通される貫通長穴であって、挟持片20の厚み方向の中心位置に設けられる。
以上で構成される本発明における洗濯用ピンチ10は、従来の洗濯用ピンチ10に挿通長穴36を設け、その挿通長穴36にリング状のバネ体33を挿通することによって、従来の組立工程を大きく変更することなく最小限の設備投資で低コストの製造ができるといった優れた効果が得られる。
図7は、本発明の請求項記載の洗濯用ピンチを示す説明図である。
形状を同じくして対峙する一対の合成樹脂製の挟持片20と、該一対の挟持片20同士を外側方向から押圧して挟持する金属製のバネ体33で構成される洗濯用のピンチ具であって、挟持片20は、前方に位置する挟持部21と、中央に位置する回動支点部23と、後方に位置する把持部30と、該挟持部21と回動支点部23の間に位置するあご部25と、で構成されると共に、把持部30の吊持穴37を残して洗濯用ピンチ10全体を無垢状に形成して成り、挟持部21は、内側方向に片持ち状に付勢すると共に、後方に円弧状に延設される弾性挟持片22を形成して成り、回動支点部23は、回動連結支点23dと、回動逃げ部23bと、回動ストッパー部23cとで構成され、回動連結支点23dは、回動支点部23の中央位置に一対の挟持片20同士と共に一体成形し、回動逃げ部23bは、回動支点部23の後方位置に円弧状の逃げ部を形成し、回動ストッパー部23cは、回動支点部23の前方位置に平面状の当接面を形成して成り、あご部25は、内側方向には弾性挟持片22の逃げ空間を形成して成り、把持部30は、後端部が外側方向に向かって拡開する握り手状に形成すると共に、後方先端付近には吊持フックが掛けられる吊持穴37を穿設して形成される。
図7(a)は本発明の洗濯用ピンチ10の全体図を示す。
本発明の洗濯用ピンチ10は、把持部30の吊持穴37を残して洗濯用ピンチ10全体を無垢状に形成し、把持部30の一方の内側にバネ板38を一体成形して設けると共に、他方の内側に該バネ板38を湾曲させた状態で係止する係止突起39を一体成形して設けられる。
図7(b)は本発明の洗濯用ピンチ10の断面組立図を示す。
一体成形されたバネ板38を挟持片20の把持部30の内側に湾曲させた状態で係止突起39に組み込む。
以上で構成される本発明の洗濯用ピンチ10は、洗濯用ピンチ10を構成する全ての部品(挟持片20とバネ板38)が合成樹脂素材によって一体成形されて形成されることから、洗濯用ピンチ10に求められる乾いた洗濯物Sを取り込む際に洗濯用ピンチ10を開かないで圧着した状態で容易に且つ、素早く取り込むことができる構造に加えて金属アネルギーや錆汚れの洗濯物Sへの付着を防ぐと共に、組立工程における手作業の簡素化とコストダウンを図り、さらに自動化における大量生産を可能にする。
図8は、本発明の請求項7記載の洗濯用ピンチを示す説明図である。
本発明の洗濯用ピンチ10は、挟持部21の弾性挟持片22が洗濯物Sを内側方向に付勢して挟持する楕円状の弾性挟持片40で形成される。
楕円状の弾性挟持片40は、あご部25の逃げ空間26内で弾性復元して洗濯物Sをソフトタッチに挟持するものである。
以上で構成される本発明の洗濯用ピンチ10は、弾性挟持片22の形状が楕円状となっていることで、復元性、挟持性に優れ、また洗濯物Sの引っ掛かりなどがなく従来のローラー付き洗濯ばさみと同様な手作業で乾いた洗濯物Sを容易に且つ、素早く取り込むことができる。
本発明の洗濯用ピンチは、乾いた洗濯物を容易に且つ、素早く取り込むことができることに加えて金属アネルギーや錆汚れの洗濯物への付着を防ぐと共に、組立工程における手作業の簡素化とコストダウンを図り、さらに自動化における大量生産を可能にすることから、布団干し用ピンチ、物干し竿用ピンチ、角型ハンガーピンチ、据え置き型の事務用クリップ、工業用ならびに商業用の留め具など家庭用や工業用のピンチ具として利用できるもので、本発明における「洗濯用ピンチ」の産業上の利用可能性は大であると解する。
10 洗濯用ピンチ
20 挟持片
21 挟持部
22 弾性挟持片
23 回動支点部
23a 回動凹凸支点
23b 回動逃げ部
23c 回動ストッパー部
23d 回動連結支点
24 連結体
25 あご部
26 逃げ空間
27 ガイド摺動部
28 スロープ部
29 落とし込み穴
30 把持部
31 スリット溝
32 挿通スリット穴
33 バネ体
34 開口部
35 落とし込み溝
36 挿通長穴
37 吊持穴
38 バネ板
39 係止突起
40 楕円状の弾性挟持片
S 洗濯物

Claims (7)

  1. 形状を同じくして対峙する合成樹脂製の挟持片と、該挟持片を外側方向から挟持する金属製のバネ体で構成される洗濯用のピンチ具であって、
    前記挟持片は、前方に位置する挟持部と、中央に位置する回動支点部と、後方に位置する把持部と、で形成されると共に、該挟持部と回動支点部の間に位置するあご部から把持部にかけて前記バネ体が挿通するスリット溝を形成して成り、
    前記挟持部は、内側方向に片持ち状に付勢すると共に、後方に円弧状に延設される弾性挟持片を形成して成り、
    前記回動支点部は、回動凹凸支点と、回動逃げ部と、回動ストッパー部とで構成され、
    前記回動凹凸支点は、前記回動支点部の中央位置に設けられると共に、厚み方向の中央に設けられるスリット溝の両側に双設され、
    前記回動逃げ部は、前記回動支点部の後方位置に円弧状の逃げ部を形成し、
    前記回動ストッパー部は、前記回動支点部の前方位置に平面状の当接面を形成して成り、
    前記あご部は、内側方向には前記弾性挟持片の逃げ空間を形成し、外側方向には前記スリット溝の底面を成すガイド摺動部を形成し、該ガイド摺動部は先端部に向かって外側へ山形状に膨出して傾斜するスロープ部と、その最奥部に落とし込み穴を形成して成り、
    前記把持部は、後端部が外側方向に向かって拡開する握り手状に形成すると共に、後方先端付近には吊持フックが掛けられる吊持穴を穿設して成り、
    前記バネ体は、棒状または板状のバネ部材を一部が開口する開口部を形成して内側方向に付勢する形状に成形すると共に、該開口部の両端を内側方向に折り返したことを特徴とする洗濯用ピンチ。
  2. 前記挟持片を一体成形によって連結する連結体を前記回動支点部の回動逃げ部の後方に設けたことを特徴とする請求項1記載の洗濯用ピンチ。
  3. 前記回動凹凸支点が一体成形によって連結される回動連結支点で形成されたことを特徴とする請求項1記載の洗濯用ピンチ。
  4. 前記バネ体が挿通される挿通スリット穴を前記挟持片のあご部から把持部の間に形成したことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか記載の洗濯用ピンチ。
  5. 前記挟持片の挟持部と回動支点部の間を無垢状に形成すると共に、該回動支点部から把持部にかけて前記バネ体が挿通される挿通長穴を形成し、
    前記バネ体の先端部が落とし込まれる落とし込み溝を前記挟持片の挟持部の外側に形成したことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか記載の洗濯用ピンチ。
  6. 前記把持部の吊持穴を残して洗濯用ピンチ全体を無垢状に形成し、前記把持部の一方の内側にバネ板を一体成形して設けると共に、他方の内側に該バネ板を湾曲させた状態で係止する係止突起を一体成形して設けたことを特徴とする請求項3記載の洗濯用ピンチ。
  7. 前記挟持部の弾性挟持片が、洗濯物を内側方向に付勢して挟持する楕円状の弾性挟持片を形成して成ることを特徴とする請求項1から請求項6の何れか記載の洗濯用ピンチ。
JP2014085088A 2014-04-17 2014-04-17 洗濯用ピンチ Expired - Fee Related JP5676799B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014085088A JP5676799B1 (ja) 2014-04-17 2014-04-17 洗濯用ピンチ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014085088A JP5676799B1 (ja) 2014-04-17 2014-04-17 洗濯用ピンチ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5676799B1 JP5676799B1 (ja) 2015-02-25
JP2015204853A true JP2015204853A (ja) 2015-11-19

Family

ID=52672684

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014085088A Expired - Fee Related JP5676799B1 (ja) 2014-04-17 2014-04-17 洗濯用ピンチ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5676799B1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021090656A (ja) * 2019-12-11 2021-06-17 株式会社オカムラ シート体保持装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7313139B2 (ja) * 2018-12-11 2023-07-24 株式会社ニトリホールディングス 洗濯ばさみ

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4860839U (ja) * 1971-11-12 1973-08-02
JPS5423549Y2 (ja) * 1971-12-21 1979-08-13
JPS493829U (ja) * 1972-04-10 1974-01-14
JPS50127767A (ja) * 1974-03-28 1975-10-08
JPS5443958Y2 (ja) * 1974-03-28 1979-12-18
JPS51119132U (ja) * 1975-03-24 1976-09-27
JPS5281214U (ja) * 1975-12-12 1977-06-17
JPS5648389U (ja) * 1979-09-20 1981-04-30
JPS56101992U (ja) * 1979-12-28 1981-08-11
JPS61198695U (ja) * 1985-06-03 1986-12-11
JPS63175593U (ja) * 1986-12-10 1988-11-15
JPS63175591U (ja) * 1987-04-10 1988-11-15
JPH0616626Y2 (ja) * 1989-01-31 1994-05-02 有限会社深海金物製作所 洗濯ばさみ
JPH0460190U (ja) * 1990-10-02 1992-05-22
JPH0574489U (ja) * 1992-03-25 1993-10-12 起夫 西田 クリップ
GB2327975B (en) * 1997-07-30 2001-10-24 Ivor Barrie Langford Holding device
JP2975010B1 (ja) * 1998-07-03 1999-11-10 博義 尾崎 衣料用挾み
JP3444835B2 (ja) * 2000-02-16 2003-09-08 得二 岡村 洗濯ピンチ
JP2007029683A (ja) * 2005-07-22 2007-02-08 Masao Fujisawa ギザ歯楕円ローラー付き洗濯バサミ
JP5511111B1 (ja) * 2013-03-07 2014-06-04 村山 哲夫 ピンチ具

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021090656A (ja) * 2019-12-11 2021-06-17 株式会社オカムラ シート体保持装置
JP7399699B2 (ja) 2019-12-11 2023-12-18 株式会社オカムラ シート体保持装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5676799B1 (ja) 2015-02-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2014054507A (ja) 衣類ハンガー
JP5676799B1 (ja) 洗濯用ピンチ
JP5511111B1 (ja) ピンチ具
JP4056003B2 (ja) 被吊り下げ物落下防止用ワンハンドクリップ
JP4556914B2 (ja) 衣料用ハンガー
EP2468943A1 (en) Clothes peg with hook
JP5671173B1 (ja) ピンチ具
US20060208011A1 (en) Garment hanger and clamps
JP2014184109A (ja) クリップ
JP2011188967A (ja) 物品挟持装置
JP5534970B2 (ja) 洗濯挟み
JP5662609B1 (ja) ピンチ具
JP5647323B1 (ja) 襟クリップ
JP2024062642A (ja) 洗濯物干し具
JP2014184099A (ja) 挟持具
JP2006223705A (ja) 折りたたみ式ハンガー
JP7132626B2 (ja) クリップフック
CN214595401U (zh) 一种方便单手晾晒袜子的袜夹
KR101657558B1 (ko) 집게
JP2004160124A (ja) 洗濯ばさみ
JP3143768U (ja) クリップ式ハンガー
JP3118925U (ja) 洗濯ばさみ
JP2006325612A (ja) 洗濯挟み及び衣類用物干し具
JP2009082679A (ja) ピンチの洗濯物取り外し装置及び取り外し方法
JP3002633U (ja) ハンガー

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20141216

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5676799

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R154 Certificate of patent or utility model (reissue)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R154

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees