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JP2015198731A - 美容器具 - Google Patents

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佳代 酒井
Kayo Sakai
佳代 酒井
紗友里 若村
Sayuri Wakamura
紗友里 若村
里奈 山口
Rina Yamaguchi
里奈 山口
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Abstract

【課題】所望量の泡を生成することができ、かつ取扱い及び洗浄が容易で美容用途に適した泡立て装置を備えた美容器具を提供する。【解決手段】美容器具(1B)は、泡立て容器(13)の内部に入れられた洗顔料(CL)を泡立てる泡立て装置(30)を備える。泡立て装置(30)は、泡立て容器(13)の内部に配設され、かつ回転軸(21)の回りに回転する回転板(31)と、蓋体(14)に支持固定され、回転板(31)の回転時に洗顔料(CL)が盛られた回転板(31)を摺動するブラシ体(23)とを備えている。【選択図】図4

Description

本発明は、容器の内部に入れられた洗顔剤を泡立てる泡立て装置を備えた美容器具に関するものであり、特に、美容用途に適した泡立て装置を備えた美容器具に関する。
一般的に、メイク等をした後では、クレンジングや洗顔を行うことによって、顔の皮膚を清潔に保つ必要がある。中でも洗顔は、表面の皮脂を落とすだけでなく毛穴の奥の汚れも十分に落とすことが求められ、洗顔が不十分であると肌トラブルの原因となる。
毛穴の奥の汚れを効果的に洗顔する方法として、様々な手法があるが、一般的には、洗顔料を泡立てて洗顔する方法が挙げられる。
ここで、洗顔料を泡立てるときには、泡立てネットや泡状の洗顔料を用いることによってキメの細かい、つまり微細な泡構造を持つ泡を生成することができる。そして、その泡が毛穴の奥の細かな構造に入り込むことによって、効果的に洗顔を行うことができる。
従来の洗顔料を泡立てる泡立て装置としては、例えば、特許文献1〜3に開示されたものが知られている。
特許文献1に開示された泡洗浄器100では、図11の(a)(b)に示すように、円筒状の本体101の内部にモーター102に連結したファン111及び電池103・103が設けられている。また、外部にはスイッチ104が設けられている。
この泡洗浄器100では、泡噴出口112及び泡吸入口113には洗剤を泡状にするためのネット114が設置される。そして、泡洗浄器100を使用する場合には、まず、ネット114に洗顔用液体洗剤を適量滴下する。次いで、ファン111を回転させることにより、本体101の上部開口部中心の泡噴出口112から泡が出、周囲の泡吸入口113から泡を吸入する。泡噴出口112及び泡吸入口113を有する本体101の開口部を洗浄したい肌の表面で塞ぐことにより泡を肌の表面で流動させる密閉された空間ができる。この結果、肌の表面で泡の流動が起こり、皮脂や汚れを泡で吸着する。
これにより、泡洗浄器100では、手・タオル・ブラシ・スポンジ等を手によって皮膚にこすり付けることによって行っている洗浄を、ファン111の回転による皮膚表面の泡の循環によって正しく楽に洗浄できるものとなっている。
また、特許文献2に開示された洗浄器200は、図12に示すように、アタッチメント201と、噴射口202aを有し回転可能な導液管202と、該導液管202を回転させる駆動部モーター203と、貯水タンク204と、貯水室205とを備えている。
上記洗浄器200では、例えば顔をアタッチメント201に当接した後、駆動部モーター203を駆動する。これにより、貯水タンク204に貯められた洗剤が、貯水室205を介して導液管202に流入され、導液管202の回転によって噴射口202aから流体を噴出して泡立て擦り洗顔するようになっている。
さらに、特許文献3に開示された洗浄機300は、図13に示すように、円筒からなる本体301の内部に設けられ、該本体301の中心軸に点対称となる一対の洗浄部310・310と、これら洗浄部310・310に洗剤を供給する手段302・302とを備えている。
上記洗浄部310は、モーター311により駆動されて回転するブラシ312aを有する回転ブラシ312と、この回転ブラシ312の内側に形成された洗剤泡立室313に臨み、該回転ブラシ312に対して相対的に回転する泡立ブラシ314とを備えている。上記洗剤泡立室313は、底面方向に径大なるテーパ状内周壁313aを有すると共に、最外周よりも内側に位置した底面の一部に洗剤液出口313bを備えている。さらに、テーパ状内周壁313aから底面313cに沿って多数のリブ315が放射状に形成されている。
上記洗浄機300では、モーター311に通電すると、回転ブラシ312が回転し、また、泡立ブラシ314が、洗剤泡立室313の内部で回転ブラシ312に対して相対的に回転する。このとき、洗顔料を入れた洗剤泡立室313の内部におけるリブ315に対し、回転する泡立ブラシ314が当たることによって、泡を発生させるようになっている。
特開2007−7008号公報(2007年1月18日公開) 特開2008−154982号公報(2008年7月10日公開) 特開昭56−83322号公報(1981年7月7日公開)
しかしながら、上記従来の洗顔料を泡立てる泡立て装置では、以下の問題点を有している。
まず、特許文献1に開示された泡洗浄器100の泡立て装置では、ネット114に滴下された洗顔用液体洗剤を泡立てるだけであるので、生成される泡の量が少ない。さらに、清潔さを保つためには、ネット114を毎回取り替えなければならないので、面倒である。
次に、特許文献2に開示された洗浄器200の泡立て装置では、貯水室205が密閉空間となっており、該貯水室205の洗浄が容易ではない。
また、特許文献3に開示された洗浄機300の泡立て装置は、洗浄機300自体が電車、バス等のシートの清掃に利用されるものであり、電動の泡立ブラシ314をリブ315に衝突させて泡立てている。このため、泡の粒子が均一でなく、洗顔に適した粒子径の泡立てを経常的に行うことはできない。したがって、この構造の泡立て装置を美容器具に適用した場合には、肌表面や毛穴の奥に汚れ残りが発生し、肌トラブルを引き起こす原因となってしまう。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであって、その目的は、所望量の泡を生成することができ、かつ取扱い及び洗浄が容易で美容用途に適した泡立て装置を備えた美容器具を提供することにある。
本発明の一態様における美容器具は、上記の課題を解決するために、容器の内部に入れられた洗顔剤を泡立てる泡立て装置を備えた美容器具において、上記泡立て装置は、上記容器の内部に配設され、かつ回転中心の回りに回転する回転板と、上記容器に支持固定され、上記回転板の回転時に上記洗顔剤が盛られた該回転板を摺動するブラシ体とを備えていることを特徴としている。
本発明の一態様によれば、所望量の泡を生成することができ、かつ取扱い及び洗浄が容易で美容用途に適した泡立て装置を備えた美容器具を提供するという効果を奏する。
本発明の実施形態1における美容器具の泡立て装置の構成を示す断面図である。 上記美容器具の全体構成を示す斜視図である。 上記美容器具の全体構成を示す分解斜視図である。 本発明の実施形態2における美容器具の泡立て装置の構成を示す断面図である。 (a)は本発明の実施形態3における美容器具の泡立て装置の構成を説明するものであって、アメンボの足の微細毛を示す図であり、(b)は蓮の葉の微細構造を示す図である。 上記美容器具における回転板の素材の種類に対する表面粗さと泡の粘度との関係を示す図である。 上記美容器具における回転板の各種の素材と表面粗さと泡の粘度との関係を示すグラフである。 市販の泡洗顔剤の平均泡サイズと、本実施の形態の美容器具にて生成した泡の平均泡サイズとの関係を示す図である。 人の年代と毛穴の大きさとの関係を示すグラフである。 上記美容器具における泡立て容器の各種の素材に対する表面エネルギーと濡れ性との相関を示す図である。 (a)は従来の泡立て装置を備えた泡洗浄器の構成を示す斜視図であり、(b)は上記泡洗浄器の構成を示す断面図である。 従来の他の泡立て装置を備えた洗浄器の構成を示す断面図である。 従来のさらに他の泡立て装置を備えた洗浄機の構成を示す部分断面図である。
〔実施の形態1〕
(美容器具の構成)
本発明の一実施形態について図1〜図3に基づいて説明すれば、以下のとおりである。
本実施の形態の美容器具の構成について、図1〜図3に基づいて説明する。図1は美容器具の泡立て手段の構成を示す断面図であり、図2は美容器具の全体構成を示す斜視図であり、図3は美容器具の全体構成を示す分解斜視図である。
本実施の形態の美容器具1Aは、図1に示すように、筐体の内部に洗顔剤を泡立てる泡立て装置20を備えている。
上記筐体10は、図2及び図3に示すように、モーター11を収容するモーター収容部12と、モーター収容部12の上側に設けられ、かつ内部の回転容器22をモーター11にて回転可能に収納する容器としての泡立て容器13と、泡立て容器13の上面を覆う蓋体14と、モーター収容部12の下部に設けられた底面カバー15とを備えている。
上記モーター収容部12には、モーター11のモーター軸11aが上向きになるようにしてモーター11が収容されている。このモーター軸11aは、例えば四角形断面にてなっており、後述する回転軸21に形成されたモーター軸用孔21aに嵌挿されることにより、回転軸21がモーター軸11aと一体に回転されるようになっている。このことは、逆に、本実施の形態の回転軸21とモーター軸11aとは容易に切り離し可能となっており、モーター収容部12と泡立て容器13とが容易に切り離し可能になっていることを示している。
上記モーター収容部12の下部には、底面カバー15が配置されており、この底面カバー15は、美容器具1Aの全体を支持するようになっている。底面カバー15の裏面には、浴室等の高湿下で使用しても滑ることのないように滑り止め加工が施されている。
また、モーター収容部12の左右の外側壁面左右には、例えば、一対の洗顔プレート16・16を保持するためのホルダー17・17が設けられている。上記洗顔プレート16は、中央部に振動板16aを有しており、この振動板16aの上に泡を載置して、顔等に泡を当接することにより、泡が振動して、該泡が顔の汚れを十分に落とすようになっている。
また、モーター収容部12の内部には、モーター11以外に、電源となる図示しない電池が設けられている。そして、モーター収容部12の外壁には、図示しないスイッチが設けられており、このスイッチをオンすることによって、モーター11を駆動できるようになっている。
上記泡立て容器13は、上記モーター収容部12の上側に設けられ、図1に示すように、底面には、後述する回転軸21を貫通する貫通孔13aが形成されている。泡立て容器13は、例えば、ABS樹脂、シリコーンゴム又はステンレスにてなっているが、特に材質を限るものではない。ABS樹脂は安価で軽量であり、使用者が女性であっても使用し易いという利点がある。シリコーンゴムの場合、軽量であることに加えて、ゴム状で滑り難く、風呂場等の環境であってもしっかりと保持できるという利点がある。ステンレスの場合、風呂場等の高湿の使用環境であってもカビ等が発生し難く、耐久性が高くなるという利点がある。
上記蓋体14は、泡立て容器13を覆うものである。本実施の形態では、蓋体14は、泡立て容器13の内部が見えるように、透明であることが好ましい。また、蓋体14は、
泡立て容器13にヒンジにて開閉自在に固定されていてよく、又は泡立て容器13とは別体に切り離して設けられていてもよい。
本実施の形態の泡立て装置20は、泡立て容器13の内部に配設され、かつ回転中心としての回転軸21の回りに回転する回転容器22と、蓋体14に支持固定され、回転容器22の回転時に洗顔剤としての洗顔料CLが盛られた回転容器22の底面22aを摺動するブラシ体23とを備えている。
上記回転容器22には、回転中心に、上記モーター軸11aに嵌合される回転軸21が回転容器22の底面22aに固着されて設けられている。このため、前記モーター11の駆動により、モーター軸11aが回転し、このモーター軸11aに嵌合された回転軸21が回転するので、回転容器22が回転できるようになっている。また、上述のように、回転軸21は回転容器22の底面22aに固着されているので、泡立て容器13に洗顔料CL及び水を入れても、該洗顔料CL及び水が、下側の泡立て容器13に漏れることはない。
上記ブラシ体23は、本実施の形態では、図3に示すように、蓋体14に支持固定されており、このブラシ体23は、蓋体14を泡立て容器13に被せたときには、該ブラシ体23が垂下し、該ブラシ体23の下端が回転容器22の底面22aに接触するようになっている。
ここで、本実施の形態では、ブラシ体23は、図1に示すように、上部に位置する軸部23aと下部に位置するブラシ毛23bとからなっている。そして、軸部23aは、回転容器22の側壁面22bとの間隔が、5mm以内となるように設定されている。さらに、ブラシ毛23bの一部は、回転容器22の側壁面22bに接触するようになっている。
上記ブラシ体23のブラシ毛23bは、例えば、PBT(Poly Butylene Terephthalate)等の人工毛、又はヤギ、リス、羊等の獣毛が用いられるが特に限定するものではない。
(美容器具の使用方法)
上記構成の美容器具1Aにおける使用方法について、以下に説明する。
本実施の形態の美容器具1Aを使用する場合には、図1に示すように、まず、泡立て容器13に被されている蓋体14を開け、洗顔料CLと水とを回転容器22の中に投入する。具体的には、例えば、0.5gの洗顔料CLと20mlの水を投入する。
ここで、洗顔料CLは、一般的な固形石鹸、粉状洗顔料、チューブ入りのペースト状洗顔料等であり、特に限定するものではない。尚、液体の洗顔料CLにおいても、通常は、少量の水が添加される。
次いで、蓋体14を泡立て容器13に被せる。このとき、蓋体14に固定されたブラシ体23におけるブラシ毛23bが回転容器22の底面22aに接触する。
この状態で、美容器具1Aの図示しないスイッチをオンすると、モーター11が駆動し、これによって、モーター軸11a及び回転軸21を介して回転容器22が回転する。
回転容器22が回転を始めると、水と混合された洗顔料CLは、遠心力によって回転容器22の側壁面22bに向かって移動する。そして、最終的に、ブラシ体23のブラシ毛23bの先端部に接触し、ブラシ毛23bと回転容器22の底面22aとの相対運動である摺動により泡立てられる。
このとき、本実施の形態では、ブラシ毛23bの一部が回転容器22の側壁面22bに接触しているので、該ブラシ毛23bが泡BUをせき止める。その結果、泡立て開始時は、水と洗顔料CLとを合わせて30mlにも満たないが、泡BUの大半がブラシ毛23bに堰き止められ、効率よく泡立てることができる。
すなわち、泡立て時間の経過に伴って、水と洗顔料CLとを合わせた体積は、当初に比べ5倍以上になるが、そのうち一定量は必ずブラシ毛23bに堰き止められる。堰き止められた泡BUは、再びブラシ毛23bの中を通過するが、そのとき、細かい空気と混ぜ合わされるので、泡BUの1つ1つのキメがさらに細かくなる。
上述のようにして、回転容器22の内部に、泡BUが生成されると、蓋体14が透明であるので、外部からその様子が見える。したがって、頃合いを見計らって、美容器具1Aのスイッチをオフし、蓋体14を開ける。
続いて、泡立てた泡BUを、洗顔プレート16・16の振動板16a・16a上にそれぞれ載せて洗顔を行う。このとき、洗顔プレート16・16の振動板16a・16aは上下左右に細かく振動し、該振動板16a・16aの振動が泡BUに伝わり、泡BUを振動させる。これにより、顔の肌表面を擦ることなく洗浄することができる。
ここで、本実施の形態の美容器具1Aでは、回転容器22の回転数や泡立て時間等を一定に保つことができるため、短時間で効率よくキメの細かい泡立てを行うことができる。
また、手の平に、洗顔料CLを載せて泡立てる必要がなく自動的に泡立てが行えるため、洗顔時の時間の短縮が図れる。さらに、洗顔料CLの重量や水の量を毎回同量にすることによって、経常的にキメの細かい良質の泡BUを生成することができる。
このように、本実施の形態の美容器具1Aでは、容器としての泡立て容器13の内部に入れられた洗顔剤としての洗顔料CLを泡立て装置20を備えている。そして、泡立て装置20は、泡立て容器13の内部に配設され、かつ回転中心としての回転軸21の回りに回転する回転板としての底面22aを有する回転容器22と、泡立て容器13の蓋体14に支持固定され、回転容器22の回転時に洗顔料CLが盛られた該回転容器22の底面22aを摺動するブラシ体23とを備えている。
このため、泡BUを生成するときには、洗顔料CLを泡立て容器13の内部における回転容器22に投入する。この状態で、回転容器22を回転させると、洗顔料CL及び水が盛られた回転容器22の底面22aをブラシ体23が摺動する。このとき、洗顔料CL及び水が盛られた回転容器22するが、ブラシ体23は蓋体14に支持固定されているので動かない。
この結果、洗顔料CL及び水が盛られた回転容器22をブラシ体23が摺動することによって、洗顔料CL及び水が泡BUになる。
この場合、泡BUの発生は、回転容器22の底面22aとブラシ体23との摺動によるものであるので、細かい粒子形状の泡BUが生成される。このため、クレンジングや洗顔との美容用途に適している。
また、本実施の形態では、洗顔料CLは回転容器22の内部に入れられる。このため、ガーゼ等の布に浸した洗顔料CLのみを泡BUにするものではないので、所望量の泡BUを生成することができ、取扱いも容易である。
さらに、泡立て装置20の構成としては、泡立て容器13の内部に配設された回転容器22の底面22aとブラシ体23だけであるので、構造が簡単で、密閉空間もない。この結果、洗浄が容易である。
したがって、所望量の泡BUを生成することができ、かつ取扱い及び洗浄が容易で美容用途に適した泡立て装置20を備えた美容器具1Aを提供することができる。
ここで、本実施の形態の美容器具1Aでは、回転容器22の底面22aの表面は、表面粗さが10μm以上となっていることが好ましいことが、実験により確認できている。これにより、洗顔に適した粘度の高い泡BUを生成することができる。
ここで、本実施の形態の美容器具1Aでは、回転容器22の底面22aの表面における表面粗さは、例えば、より大きな、0.5mm〜1mm程度の凹凸や四角錐形状等との複合構造を有することもできる。
このように形成することによって、回転容器22の底面22aの面積が実質的に拡大するため、ブラシ体23のブラシ毛23bと回転容器22の底面22aとの摺動がより確実なものとなる。
また、本実施の形態の美容器具1Aの泡立て装置20では、弾力があり洗顔時に潰れ難い泡BUである粘度1,000mPa以上の泡BUを生成することができる。さらには、30代以降の毛穴を効果的に洗顔できる平均泡サイズが0.03mmの泡BUが生成できることが確認できた。
また、本実施の形態の美容器具1Aでは、回転容器22の底面22aの表面は、表面エネルギーが20×10−3N/m以下となっていることが好ましいことが、実験により確認できた。尚、表面エネルギーは、表面張力とは大きさは同じであるが、表現の異なる量である。詳細には、表面張力は力であるので、方向性を持った量、すなわち矢印で示すことができるベクトル量である。一方、表面エネルギーはエネルギーであるので、方向性を持たない、大きさだけのスカラー量である。
これにより、回転容器22の底面22aの表面の濡れ性が小さくなり、洗顔料CL及び水が回転容器22の底面22aの表面を転がり易くなる。この結果、特に、泡立て開始直後において、効率よく水と洗顔料CLとを泡立てることができる。
また、本実施の形態における美容器具1Aは、泡立て容器13の内部には、回転板としての底面22aを有する回転容器22が設けられている。これにより、洗顔料CLを入れることができる回転容器22を泡立て容器13の内部に設けるので、洗顔料CLが回転板の下側に浸入することがない。この結果、確実に、使用後の洗浄が容易かつ取扱い容易となる美容器具1Aを提供することができる。
さらに、本実施の形態では、回転容器22及び泡立て容器13が取り外し可能に設けられている。このため、美容器具1Aを使用した後の洗浄を容易に行うことができる。
また、本実施の形態の美容器具1Aでは、ブラシ体23は、上部に位置する軸部23aと下部に位置するブラシ毛23bとからなり、軸部23aと回転容器22の側壁面22bとの間隔が、5mm以内となるように設定されていると共に、ブラシ毛23bの一部は、回転容器22の側壁面22bに接触するようになっている。
すなわち、回転容器22が高速で回転すると、洗顔料CLが遠心力によって回転容器22の側壁面22b近傍に集まる。この場合、ブラシ体23と回転容器22の側壁面22bとの間隔が開いていると、洗顔料CLが遠心力によって大部分が回転容器22の側壁面22bに集中し、回転容器22の底面22aにブラシ体23が摺動しても、摺動面での洗顔剤が少ないので、泡BUの発生量が少なくなる。
これに対して、本実施の形態では、ブラシ体23は、上部に位置する軸部23aと下部に位置するブラシ毛23bとからなり、軸部23aと回転容器22の側壁面22bとの間隔が、5mm以内となるように設定されている。このため、軸部23aと回転容器22の側壁面22bとの間に、洗顔料CLが集中するのを防止することができる。
また、本実施の形態では、ブラシ毛23bの一部は、回転容器22の側壁面22bに接触するようになっている。このため、ブラシ毛23bにて、遠心力で回転容器22の側壁面22bの近傍に集まった洗顔料CLを堰き止めることができる。
したがって、ブラシ毛23bの摺動面において洗顔料CLが少なくなるのを防止し、泡BUの発生量が少なくなるのを防止することができる。
〔実施の形態2〕
本発明の他の実施の形態について図4に基づいて説明すれば、以下のとおりである。尚、本実施の形態において説明すること以外の構成は、前記実施の形態1と同じである。また、説明の便宜上、前記の実施の形態1の図面に示した部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
前記実施の形態1の美容器具1Aの泡立て装置20では、泡立て容器13の内部に回転板としての底面22aを有する回転容器22が設けられていた。しかし、本実施の形態の美容器具1Bの泡立て装置30では、図4に示すように、泡立て容器13の内部に回転板31を備えている点が異なっている。
本実施の形態の美容器具1Bの泡立て装置30の構成について、図4に基づいて説明する。図4は、本実施の形態の美容器具1Bの泡立て装置30の構成を示す断面図である。
本実施の形態の美容器具1Bの泡立て装置30は、図4に示すように、容器としての泡立て容器13の内部に配設され、かつ回転中心としての回転軸21の回りに回転する回転板31と、泡立て容器13に支持固定され、回転板31の回転時に洗顔料CLが盛られた回転板31を摺動するブラシ体23とを備えている。
これ以外の構成は、前記実施の形態1の美容器具1Aにおける泡立て装置20と同じであるので、その説明を省略する。
本実施の形態の美容器具1Bでは、泡BUを生成するときには、洗顔料CLを泡立て容器13の内部における回転板31に投入する。この状態で、回転板31を回転させると、洗顔料CL及び水が盛られた回転板31をブラシ体23のブラシ毛23bが摺動する。これによって、洗顔料CL及び水が泡BUになる。
この場合、泡BUの発生は、回転板31とブラシ体23との摺動によるものであるので、細かい粒子形状の泡BUが生成される。このため、クレンジングや洗顔との美容用途に適している。特に本実施の形態では、上記の回転容器22における側壁面22bが存在しないので、より構成が簡単になっている。
また、本実施の形態では、洗顔料CLは泡立て容器13の内部に入れられる。このため、ガーゼ等の布に浸した洗顔料CLのみを泡にするものではないので、所望量の泡を生成することができ、取扱いも容易である。
さらに、泡立て装置30の構成としては、泡立て容器13の内部に配設された回転板31とブラシ体23だけであるので、構造が簡単で、密閉空間もない。この結果、洗浄が容易である。
したがって、所望量の泡BUを生成することができ、かつ取扱い及び洗浄が容易で美容用途に適した泡立て装置30を備えた美容器具1Bを提供することができる。
〔実施の形態3〕
本発明のさらに他の実施の形態について図5に基づいて説明すれば、以下のとおりである。尚、本実施の形態において説明すること以外の構成は、前記実施の形態1及び実施の形態2と同じである。また、説明の便宜上、前記の実施の形態1及び実施の形態2の図面に示した部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
前記実施の形態1の美容器具1Aにおける泡立て装置20の回転容器22の底面22a、又は前記実施の形態2の美容器具1Bにおける泡立て装置30の回転板31は、表面が素材の機械的加工による凹凸形状となっていた。
しかしながら、上記回転容器22の底面22aの表面及び回転板31の表面形状は、必ずしもこれに限らない。
例えば、実施の形態1にて説明したような、表面エネルギーの小さい表面を持つ素材、すなわち濡れ性の小さいつまり撥水性の高い素材として、生物の生体構造を模倣した凹凸構造を表面に付与することも可能である。
例えば、図5の(a)に示すように、アメンボの足の微細毛、又は図5の(b)に示すように、蓮の葉の微細構造によるロータス効果を生じるもの使用することができる。
すなわち、アメンボの足の先は、水の中に入れようとしても、容易には入らない。この理由は、アメンボの足の先には、びっしりと微細毛が生えている。そして、この微細毛が水を弾くようになっている。尚、アメンボの足に限らず、例えばテントウムシやハムシの足も微細毛を有しているので、模倣することが可能である。
次に、蓮の葉も同様の微細構造を有しており、この蓮の葉の水を弾く効果をロータス効果という。すなわち、蓮の葉はその微細構造と表面の化学的特性により、決して濡れることがない。葉の表面についた水は表面張力によって水銀のように丸まって水滴となり、転がり落ちる。この現象がロータス効果として知られる。尚、サトイモ(里芋)の葉等でも微細構造と表面の化学的特性から同様の効果が見られるので、模倣が可能である。
このように、本実施の形態では、回転容器22の底面22a又は回転板31の表面には、生物を模倣した微細毛又は微細構造が付与されている。
これにより、回転容器22の底面22a又は回転板31の表面の濡れ性が特に小さくなり、超撥水状態となり、洗顔料CL及び水が回転容器22の底面22a又は回転板31の表面を極めて転がり易くなる。この結果、特に、泡立て開始直後において、効率よく水と洗顔料CLとを泡立てることができる。
したがって、どのような素材であっても表面エネルギーの小さい表面を形成することができ、洗顔に適した泡BUを生成する回転容器22の底面22a又は回転板31を構成することができる。
〔実験例1〕
本実施の形態2の美容器具1Bにおける泡立て装置30の回転板31について、その表面粗さが、生成される泡BUの性状にどのように影響するかについて確認実験を行った。
実験は、図6に示すように、3種類の素材で作製された回転板31を用いて泡立て実験を行った。図6は、美容器具1Bにおける回転板の素材の種類に対する表面粗さと泡の粘度との関係を示す図である。
具体的には、図6に示すように、回転板31の3種類の素材として、シリコーンゴムと、ステンレス板と、ABS樹脂とを用いた。シリコーンゴムでは、凹凸加工を施したものと、シボ加工を施したものと、鏡面加工を施したものとした。また、ステンレス板では、ヘアライン加工を施したものと、鏡面加工を施したものとした。さらに、ABS樹脂の場合は、成型品を使用した。
ここで、シボ加工とは、表面にシワ模様(皺(しぼ))を付ける加工をいう。シワ模様には、例えば、模様には皮革(ウロコ)、梨地、木目、岩目、砂目、布地模様、幾何学模様等がある。また、ヘアライン加工とは、金属の表面処理加工の一種であり、単一方向に髪の毛程の細い傷を付ける加工をいう。
この場合、それぞれの表面粗さは、凹凸加工を施したシリコーンゴムでは、表面粗さ(R)が50μmであり、シボ加工を施したシリコーンゴムでは、表面粗さ(R)が1μmであり、鏡面加工を施したシリコーンゴムでは、表面粗さ(R)が0.5μmである。
また、ヘアライン加工を施したステンレス板の表面粗さ(R)は10μmであり、光沢を持つ鏡面加工を施したステンレス板の表面粗さ(R)は0.5μmである。さらに、成型品のABS樹脂の表面粗さ(R)は0.5μmである。
上記の各種の素材の回転板31を用いて、該回転板31を回転数200rpm、回転時間3分として泡立ちを比較した。洗顔料CLは、市販のものを0.5g使用し、水を20ml加えた状態で回転による泡立てを行った。そして、生成した泡BUについて、回転粘度計を用いて粘度を測定し、より粘度の高い弾力のある泡を洗顔に最適な泡状態として評価を行った。
その結果を、図6及び図7に示す。図7は、美容器具1Bにおける回転板31の各種の素材と表面粗さと泡の粘度との関係を示すグラフである。尚、図6において、分離とは、3分間泡立てを行なっても全く泡立たず、洗顔料CLが溶解した層と水の層との2層に分離する結果となったことを表している。
図6及び図7から分かるように、回転板31表面粗さが増加するに伴って、キメの細かい弾力のある泡BUが生成できたといえる。
このように、スポンジ等を用いて泡立てを行うのではなく、泡立て用のブラシ体23と泡立て用の回転板31とを用いることによって、キメの細かい弾力のある泡BUを生成することが可能となることが分かった。
また、回転板31の材質や表面構造を選択することによって、より洗顔に適した粘度の高い泡BUを生成することができることが確認できた。
〔実験例2〕
ここでは、前記実験例1にて生成した泡BUの平均泡サイズと、一般的に市販されている泡状の洗顔料の平均泡サイズとを比較した。
前記実験例1にて生成した泡BUについては、凹凸加工を施したシリコーンゴムを用いたものを採用した。また、市販されている泡状の洗顔料については、4種類の洗顔料を検討した。
その結果を、図8に示す。図8は、市販の泡洗顔剤の平均泡サイズと、実験例1にて生成した泡の平均泡サイズとの関係を示す図である。
図8に示すように、市販の4種類の洗顔料の使用感を比較したところ、平均泡サイズが0.03mmである洗顔料Bのように平均泡サイズが小さい程、キメが細かく粘度が高いとした感触が得られた。
また、凹凸加工を施したシリコーンゴムを用いた場合の泡BUの平均泡サイズは、0.03mmであった。
ここで、平均泡サイズが小さくキメの細かい泡を使用すると、泡の表面積が大きくなり、汚れを吸着する力が上昇する。これに対して、平均泡サイズが大きな泡は肌に触れる面積が小さく、さらに弾力がなく潰れやすくなってしまう。
これより、実験例1にて生成した泡BUのように、弾力が高くて潰れ難く、さらに平均泡サイズが小さい泡を生成することが望ましいと考えられる。
ここで、一般的な年代別の毛穴のサイズを図9に示す。図9から分かるように、20代の肌では毛穴の大きさが0.02mmであり50代の肌では毛穴の大きさが0.05mmとなっている。この結果、市販の洗顔料Bや実験例1の凹凸加工を施したシリコーンゴムを用いて生成された泡BUのサイズが、一般的な30代の毛穴のサイズに一致し、30代以上の肌に対して効果的に洗顔を行えるといえる。
〔実験例3〕
次に、回転板31の素材に対する表面状態と濡れ性との関係について検討した。
その検討結果について、図10に基づいて説明する。図10は、実験例1にて用いた素材と表面エネルギーと濡れ性との相関を示す図である。
尚、図10において、シリコーンゴムの試験体番号(1)(2)は、凹凸加工を施したシリコーンゴムにて泡BUを形成したものである。ステンレスの試験体番号(3)(4)は、ヘアライン加工を施したステンレスにて泡BUを形成したものである。そして、シリコーンゴムの試験体番号(1)は水の投入場所を、ブラシ毛23bとしたものであり、シリコーンゴムの試験体番号(2)は水の投入場所を、泡立て容器13の中央としたものである。ステンレスの試験体番号(3)(4)についても同様である。このようなことを検討したのは、水の投入場所によって、泡立て容器13の側壁面13bへの水の到達時間が異なるためである。
図10においては、効率のよい泡立てには表面エネルギーが20[10−3N/m]以下の素材を用いることが望ましいことが分かる。すなわち、表面エネルギーの小さい素材を回転板31に用いた場合、水が回転板31の表面を転がり易い。このため、特に、泡立て開始直後において、効率よく水と洗顔料CLとを泡立てることができる。
このように、洗顔に適した泡BUを生成するには、回転板31の素材を表面エネルギーの小さい素材にするのがよく、特に20[10−3N/m]以下の素材が適しているといえる。
〔まとめ〕
本発明の態様1における美容器具1Bは、容器(泡立て容器13)の内部に入れられた洗顔剤(洗顔料CL)を泡立てる泡立て装置30を備えた美容器具1Bにおいて、上記泡立て装置30は、上記容器(泡立て容器13)の内部に配設され、かつ回転中心(回転軸21)の回りに回転する回転板31と、上記容器(蓋体14)に支持固定され、上記回転板31の回転時に上記洗顔剤(洗顔料CL)が盛られた該回転板31を摺動するブラシ体23とを備えていることを特徴としている。
上記の発明によれば、泡を生成するときには、洗顔剤を容器の内部における回転板に投入する。この状態で、回転板を回転させると、洗顔剤が盛られた回転板をブラシ体が摺動する。このとき、洗顔剤が盛られた回転板は回転するが、ブラシ体は容器に支持固定されているので動かない。
この結果、洗顔剤が盛られた回転板をブラシ体が摺動することによって、洗顔剤が泡になる。
この場合、泡の発生は、回転板とブラシ体との摺動によるものであるので、細かい粒子形状の泡が生成される。このため、クレンジングや洗顔との美容用途に適している。
また、本発明では、洗顔剤は容器の内部に入れられる。このため、ガーゼ等の布に浸した洗顔剤のみを泡にするものではないので、所望量の泡を生成することができ、取扱いも容易である。
さらに、泡立て装置の構成としては、容器の内部に配設された回転板とブラシ体だけであるので、構造が簡単で、密閉空間もない。この結果、洗浄が容易である。
したがって、所望量の泡を生成することができ、かつ取扱い及び洗浄が容易で美容用途に適した泡立て装置を備えた美容器具を提供することができる。
本発明の態様2における美容器具1A・1Bは、態様1における美容器具において、前記回転板(回転板31・回転容器22の底面22a)の表面は、表面粗さが10μm以上となっていることが好ましい。
これにより、洗顔に適した粘度の高い泡を生成することができる。
本発明の態様3における美容器具1A・1Bは、態様1又は2における美容器具において、前記回転板(回転板31・回転容器22の底面22a)の表面は、表面エネルギーが20×10−3N/m以下となっていることが好ましい。
これにより、回転板の濡れ性が小さくなり、洗顔剤及び水が回転板の表面を転がり易くなる。この結果、特に、泡立て開始直後において、効率よく水と洗顔剤とを泡立てることができる。
本発明の態様4における美容器具1A・1Bは、態様1、2又は3における美容器具において、前記回転板(回転板31・回転容器22の底面22a)の表面には、生物を模倣した微細毛又は微細構造が付与されていることが好ましい。尚、生物を模倣した微細毛又は微細構造とは、アメンボの足の微細毛や、蓮の葉の微細構造によるロータス効果を生じるものをいう。撥水構造の一種である。
これにより、回転板に微細毛や微細構造を設けることによって、回転板の濡れ性が特に小さくなり、超撥水状態となり、洗顔剤が回転板の表面を極めて転がり易くなる。
この結果、どのような素材であっても表面エネルギーの小さい表面を形成することができ、洗顔に適した泡を生成する回転容器の底面又は回転板を構成することができる。
本発明の態様5における美容器具1Aは、態様1〜4のいずれか1における美容器具において、前記容器(泡立て容器13)の内部には、前記回転板としての底面22aを有する回転容器22が設けられていることが好ましい。尚、回転容器が取り外し可能に設けられていることが特に好ましい。
これにより、洗顔剤を入れることができる回転容器を容器の内部に設けるので、洗顔剤が回転板の下側に浸入することがない。この結果、確実に、使用後の洗浄が容易かつ取扱い容易となる美容器具を提供することができる。
本発明の態様6における美容器具1Aは、態様5における美容器具において、前記ブラシ体23は、軸部23aと前記回転容器22の底面22a側に位置するブラシ毛23bとからなり、上記軸部23aと前記回転容器22の側壁面22bとの間隔が、5mm以内となるように設定されていると共に、上記ブラシ毛23bの一部は、上記回転容器22の側壁面22bに接触するようになっていることが好ましい。
すなわち、回転容器が高速で回転すると、洗顔剤が遠心力によって回転容器の側壁面に集まる。この場合、前記ブラシ体と回転容器の側壁面との間隔が開いていると、洗顔剤が遠心力によって大部分が回転容器の側壁面に集中すると、回転容器の内表面にブラシ体が摺動しても、摺動面での洗顔剤が少ないので、泡の発生量が少なくなる。
これに対して、本発明では、前記ブラシ体は、軸部と前記回転容器の底面側に位置するブラシ毛とからなり、上記軸部と前記回転容器の側壁面との間隔が、5mm以内となるように設定されている。このため、軸部と前記回転容器の側壁面との間に洗顔剤が集中するのを防止することができる。
また、本発明では、さらに、ブラシ毛の一部は、回転容器の側壁面に接触するようになっている。このため、ブラシ毛にて、遠心力で回転容器の側壁面の近傍に集まった洗顔剤を堰き止めることができる。
したがって、ブラシ毛の摺動面において洗顔剤が少なくなるのを防止し、泡の発生量が少なくなるのを防止することができる。
尚、本発明は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、容器の内部に入れられた洗顔剤を泡立てる泡立て装置を備えた美容器具に利用することができる。例えば、泡にてクレンジングや洗顔を行う美容器具に適用することができる。また、電動モーターにて稼動する洗顔用ブラシ又はプレートと顔との間には泡を挟んで該洗顔用ブラシ又はプレートを上下左右に細かく動かし、効果的に洗顔を行うときに使用すべく、洗顔料を洗顔に好適な泡状態に泡立てる泡立て装置を備えた美容器具に適用することができる。
1A 美容器具
1B 美容器具
10 筐体
11 モーター
11a モーター軸
12 モーター収容部
13 泡立て容器(容器)
13a 貫通孔
13b 側壁面
14 蓋体
15 底面カバー
16 洗顔プレート
16a 振動板
17 ホルダー
20 泡立て装置
21 回転軸
21a モーター軸用孔
22 回転容器
22a 底面(回転板)
22b 側壁面
23 ブラシ体
23a 軸部
23b ブラシ毛
30 泡立て装置
31 回転板

Claims (6)

  1. 容器の内部に入れられた洗顔剤を泡立てる泡立て装置を備えた美容器具において、
    上記泡立て装置は、
    上記容器の内部に配設され、かつ回転中心の回りに回転する回転板と、
    上記容器に支持固定され、上記回転板の回転時に上記洗顔剤が盛られた該回転板を摺動するブラシ体とを備えていることを特徴とする美容器具。
  2. 前記回転板の表面は、表面粗さが10μm以上となっていることを特徴とする請求項1記載の美容器具。
  3. 前記回転板の表面は、表面エネルギーが20×10−3N/m以下となっていることを特徴とする請求項1又は2記載の美容器具。
  4. 前記回転板の表面には、生物を模倣した微細毛又は微細構造が付与されていることを特徴とする請求項1、2又は3記載の美容器具。
  5. 前記容器の内部には、前記回転板としての底面を有する回転容器が設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の美容器具。
  6. 前記ブラシ体は、軸部と前記回転容器の底面側に位置するブラシ毛とからなり、
    上記軸部と前記回転容器の側壁面との間隔が、5mm以内となるように設定されていると共に、
    上記ブラシ毛の一部は、上記回転容器の側壁面に接触するようになっていることを特徴とする請求項5記載の美容器具。
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