JP2015148644A - 現像剤収容部、画像形成ユニット及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】高い精度でトナー残量を検出すること。
【解決手段】現像剤の移動を規制する移動規制部30−1、40−1と、前記移動規制部の鉛直上方において回動自在に配置され、前記移動規制部の規制方向に沿って現像剤を搬送する搬送部材43と、回動自在に配置され、前記搬送部材の回動に伴って、残留現像剤の量に応じた範囲を回動し、現像剤を検知する検知部材44と、前記検知部材と前記移動規制部との間において、前記搬送部材の回動に伴って揺動自在に配置された撹拌部材45とを有する。
【選択図】図2
【解決手段】現像剤の移動を規制する移動規制部30−1、40−1と、前記移動規制部の鉛直上方において回動自在に配置され、前記移動規制部の規制方向に沿って現像剤を搬送する搬送部材43と、回動自在に配置され、前記搬送部材の回動に伴って、残留現像剤の量に応じた範囲を回動し、現像剤を検知する検知部材44と、前記検知部材と前記移動規制部との間において、前記搬送部材の回動に伴って揺動自在に配置された撹拌部材45とを有する。
【選択図】図2
Description
本発明は、電子写真プロセスを用いる画像形成装置に使用される現像剤収容部に関するものである。
従来、電子写真プロセスを用いる画像形成装置においては、トナーが消耗したことを検出するために、画像形成ユニット内又はトナーを補給するトナー容器内にトナー残量を管理するトナー残量管理手段があった。特開2013−15625号公報(特許文献1)には、画像形成ユニット内のトナー貯蔵部に配設され、トナーを撹拌するトナー撹拌部材の回転状況に基づいてトナーの残量を検出するトナー残量検出機構が開示されている。この撹拌部材は回転する際に、鉛直方向上方からトナーが堆積する表面に当接するまで、駆動軸の回転速度より速く、自重による自由落下によって回転できるように構成されている。
しかしながら従来の技術では、撹拌部材の自由落下時の条件等によっては、撹拌部材がトナー堆積表面から下方に潜り込んでしまい、実際のトナー残量より少ない残量として検出されるという問題があった。
本発明が解決しようとする課題は、トナー残量の検出に際しトナーの供給を妨げず、より高い精度でトナー残量を検出することができる現像剤収容部を提供することである。
上記課題を解決するために本発明に関する現像剤収容部は、現像剤の移動を規制する移動規制部と、前記移動規制部の鉛直上方において回動自在に配置され、前記移動規制部の規制方向に沿って現像剤を搬送する搬送部材と、回動自在に配置され、前記搬送部材の回動に伴って、残留現像剤の量に応じた範囲を回動し、現像剤を検知する検知部材と、前記検知部材と前記移動規制部との間において、前記搬送部材の回動に伴って揺動自在に配置された撹拌部材とを有することを特徴とするものである。
上記構成を有する本発明によれば、検知部材が、前記搬送部材の回動に伴って、残留現像剤の量に応じた範囲を回動して現像剤を検知するようにしたので、検知部材がトナー堆積表面から下方に潜り込んでしまうことなく、より高い精度で現像剤の残量を検出することができる現像剤収容部を提供することが可能になる。
(第1の実施の形態)
図1は第1の実施の形態に関する画像形成装置1を示す構成図である。図1において、画像形成装置1は、画像形成ユニット11を有しており、所定の間隙を置いて、露光装置14が設置されている。媒体トレイ15は、媒体Pを貯蔵し、媒体Pを1枚ずつ分離させる分離ローラ17を有する。媒体Pの媒体搬送路16には搬送ローラ18、媒体PにトナーTを転写させる転写装置19、媒体P上に転写されたトナーTを定着させる定着装置20及び排紙ローラ21が設置される。また、排紙トレイ23は印字後の媒体Pを保持する。
図1は第1の実施の形態に関する画像形成装置1を示す構成図である。図1において、画像形成装置1は、画像形成ユニット11を有しており、所定の間隙を置いて、露光装置14が設置されている。媒体トレイ15は、媒体Pを貯蔵し、媒体Pを1枚ずつ分離させる分離ローラ17を有する。媒体Pの媒体搬送路16には搬送ローラ18、媒体PにトナーTを転写させる転写装置19、媒体P上に転写されたトナーTを定着させる定着装置20及び排紙ローラ21が設置される。また、排紙トレイ23は印字後の媒体Pを保持する。
図2は第1の実施の形態に関する画像形成ユニット11を示す断面図である。画像形成ユニット11の外周にはフレーム60が形成されている。フレーム60には、トナーTを収納している現像剤収容部としてのトナー収納室30及びトナーTを現像に寄与させる現像室40を備えている。現像室40は、静電潜像を形成する感光ドラム13と、感光ドラム13上の静電潜像を現像するトナーTを担持して搬送する現像ローラ31及び現像ローラ31にトナーTを供給する供給ローラ33とを有する。
現像剤収容部としてのトナー収納室30には、トナーTを第1の壁部30−1に沿って搬送する搬送部材としての撹拌・搬送部材43が設けられる。撹拌・搬送部材43は、第1の壁部30−1の鉛直上方において回動自在に配置されている。トナー収納室30には撹拌・搬送部材43から供給ローラ33へとトナーTを移動させるために、トナーTの移動を規制方向に沿って規制する第1の移動規制部としての第1の壁部30−1が形成される。第1の壁部30−1は、トナーTの搬送方向における撹拌・搬送部材43の上流側から後述する仕切部42までの範囲でトナーTの移動を規制する。
現像室40には撹拌・搬送部材43から供給ローラ33へとトナーTを移動させるためにトナーTの移動を規制する第2の移動規制部としての第2の壁部40−1が形成される。第2の壁部40−1は、仕切部42を挟んで第1の壁部30−1の反対側に配置され、仕切部42から供給ローラ33までの範囲でトナーTの移動を規制する。
現像室40には撹拌・搬送部材43から供給ローラ33へとトナーTを移動させるためにトナーTの移動を規制する第2の移動規制部としての第2の壁部40−1が形成される。第2の壁部40−1は、仕切部42を挟んで第1の壁部30−1の反対側に配置され、仕切部42から供給ローラ33までの範囲でトナーTの移動を規制する。
トナー収納室30の第1の壁部30−1は円弧状に形成され、また現像室40の第2の壁部40−1も円弧状に形成される。仕切部42はトナー収納室30と現像室40の間に形成されている。仕切部42は、第1の壁部30−1及び第2の壁部40−1と合わさって山のような形状であり、これにより画像形成ユニット11をトナー収納室30と現像室40の2つの部屋に分けている。
また、画像形成ユニット11は、感光ドラム13と当接して感光ドラム13を帯電させる帯電ローラ32、現像ローラ31上のトナーTを薄層化する現像ブレード34、感光ドラム13上にある転写残トナーを掻き取るクリーニングブレード39及びクリーニングブレード39により掻き取られたトナーTを貯蔵する廃トナー収納室50を備えている。
更に、画像形成ユニット11には、トナー残量検出機構100を構成する撹拌・搬送部材43、検知部材44、撹拌部材45及び同期部材46を有する。トナー収納室30には撹拌・搬送部材43が備えられており、トナー収納室30内のトナーTは、撹拌・搬送部材43の回転により撹拌及び帯電され、仕切部42を越えて機械的に現像室40に搬送され、供給ローラ33に供給される。現像室40にはトナー残量を検知する検知部材44が回動自在に設けられている。後述するように検知板442はトナー堆積表面に潜り込むことなく、トナー堆積表面に接してここに留まることになる。従って、検知部材44はトナーの残量に応じた範囲を回動する。更に現像室40には撹拌部材45が設けられており、現像室40内のトナーTを撹拌する機能を有している。仕切部42の近傍には同期部材46が設けられている。同期部材46は、撹拌・搬送部材43と検知部材44及び撹拌部材45との回転のタイミングを取るため及び検知部材44と撹拌部材45へ駆動力を伝達するためのものである。
次に本実施の形態に関するトナー残量検出機構100を構成する撹拌・搬送部材43、検知部材44、撹拌部材45及び同期部材46について具体的に説明する。図3は第1の実施の形態に関する撹拌・搬送部材43の構成を示す側面図である。図2及び図3に示すように、撹拌・搬送部材43は、回転軸432とこの回転軸432に設けられた羽根431a及び431bを有している。羽根431a及び431bは回転軸432を挟んで直線状に配置される。また、羽根431a及び431bのうち、少なくとも一方の羽根431aの回転軸432からの距離は、トナー収納室30の底部を摺擦するくらいの長さとする。そして少なくとも一方の羽根431aは可撓性を有する。回転軸432にはその一方又は両側の端部に偏心カム433が取り付けられている。回転軸432は、図示しない駆動モータの駆動力を受けて図2に示す矢印Aの方向に回転するように、図7に示すフレーム60の壁面に設けられた軸孔55に取り付けられている。なお、図7は画像形成ユニット11のフレーム60の壁面の構成の一部を示す斜視図である。こうして、撹拌・搬送部材43の羽根431a及び431bの回転によりトナーTの撹拌及び帯電が行われる。
図4は第1の実施の形態に関する検知部材44の構成を示す外観図である。図4(a)は検知部材44の斜視図であり、図4(b)は検知部材44の側面図であり、図4(c)は検知部材44の正面を示す説明図である。図2及び図4に示すように、トナー残量を検知する検知部材44には軸441a及び441b、検知板442並びに係合部443が設けられている。検知板442は、トナー残量を検知するためにトナーTと接触する長方形の板状である。検知板442の長方形の長辺の一辺の延長上に軸441a及び441bが形成されている。検知部材44は、後述するように同期部材46によって駆動される。同期部材46は撹拌・搬送部材43の回転により駆動される。よって、検知部材44は撹拌・搬送部材43の回転に伴って回動することになる。
検知部材44が回動するとき、後述するように検知板442はトナー堆積表面に潜り込むことなく、トナーTの堆積表面T−40(図13参照)に接してここに留まる。これは板状の検知板442がトナーTの堆積表面T−40にほぼ平行に置かれた結果、トナーTのいわゆる表面張力が検知板442の回転力に勝っているからである。
更に、検知部材44はトナーTの堆積表面T−40に接してからこの堆積表面T−40より上方を回転する。従って、検知部材44はトナーTの残量に応じた範囲を回動することになる。
更に、検知部材44はトナーTの堆積表面T−40に接してからこの堆積表面T−40より上方を回転する。従って、検知部材44はトナーTの残量に応じた範囲を回動することになる。
軸441aは、図7に示すフレーム60の壁面に設けられた軸孔54に回動自在に取り付けられている。更に検知板442は、図8に示すように軸441aの端部に設けられたばね部材84により、検知板442の下方に位置する供給ローラ33に近づく下向き方向(矢印B参照)に付勢されている。なお、図8は、第1の実施の形態に関するトナー残量検出機構の組立状態を示す説明図である。即ち、トナー残量検出機構100を構成する撹拌・搬送部材43、検知部材44、撹拌部材45及び同期部材46が組み合わされた状態を示す。
検知部材44の検知板442は、検知部材44の回動により現像室40内の空間を上昇及び下降する。上昇するときには検知板442の下方に位置する供給ローラ33から遠ざかり、下降するときには供給ローラ33に近づく。係合部443は、軸441a及び441bの一方又は両側に、検知板442と一体的に設けられている。係合部443の下側は同期部材46の足464aに係合する。こうして検知部材44の検知板442が上昇するときの駆動力は、同期部材46から伝達されている。係合部443と検知板442は、所定の角度(θ1=22度)で設けられており、係合部443が上側の位置となっている。検知板442は剛性を有し、変形しにくい材質とする。
検知部材44は前述のようにばね部材84により、検知部材44の下方に位置する供給ローラ33に近づく下向き方向(矢印B方向)に付勢されている。つまり、検知部材44が第2の壁部40−1、即ち供給ローラ33から離れる方向(矢印Bの反対方向)に回動するときは、同期部材46の第2のレバー464の足464aと係合部443とが係合することで、撹拌・搬送部材43の回転に連動して動作する。一方、検知部材44が第2の壁部40−1に近づく方向(矢印B方向)に回動するときは、現像室40内にトナーTが残留している場合には、第2のレバー464の足464aと係合部443との係合が解除される。現像室40内にトナーTが残留していない場合には、第2のレバー464の足464aと係合部443とが係合状態を維持することで、撹拌・搬送部材43の回転に連動して動作する。
図5は第1の実施の形態に関する撹拌部材45の構成を示す外観図である。図5に示すように、撹拌部材45は撹拌バー451を有し、撹拌バー451の両端から直角に延びる係合部452が設けられている。また、撹拌部材45の撹拌バー451の端部の少なくとも一方に案内突起453が設けられている。この案内突起453を図7に示すフレーム60の壁面に鉛直上方に向かって凹設した案内溝48に挿入することで、撹拌バー451が案内溝48に沿って動作し、トナーTを撹拌するようにしている。係合部452の先端には嵌合孔452−1が設けられており、同期部材46の第2のレバー464の足464bに回転可能に嵌合されている。こうして撹拌部材45の係合部452は、同期部材46の第2のレバー464から駆動力を伝達され上下動することになる。
撹拌部材45は揺動自在に配置されているが、同期部材46の第2のレバー464の足464bと連結し、同期部材46の第1のレバー463は撹拌・搬送部材43の偏心カム433と常に当接している。従って、撹拌部材45は、撹拌・搬送部材43の回動に伴って、検知板442と第2の壁部40−1との間をフレーム60の案内溝48に沿って揺動する。
図6は第1の実施の形態に関する同期部材46の構成を示す外観図である。同期部材46は、撹拌・搬送部材43と検知部材44の間に設けられ、撹拌・搬送部材43の回転を検知部材44に伝達する。また、同期部材46は撹拌部材45にも連結し、撹拌・搬送部材43の回転を撹拌部材45にも伝達する。図2及び図6に示すように、同期部材46は、軸となる円柱部461に第1のレバー463及び第2のレバー464を設けたものである。第1のレバー463及び第2のレバー464は円柱部461を挟んで直線の位置関係ではなく、θ2≒150度の傾きのある関係である。第1のレバー463は、撹拌・搬送部材43と同軸にある偏心カム433に当接している。こうして、同期部材46は、撹拌・搬送部材43から回転のタイミングを得ている。
第2のレバー464には足464a及び464bが設けられており、一方の足464aは検知部材44の係合部443の下側に係合し、他方の足464bは撹拌部材45の係合部452の嵌合孔452−1に嵌合している。こうして同期部材46は検知部材44と撹拌部材45へ駆動力を伝達する。
円柱部461には一端が閉塞した軸穴462が形成され、図7に示すフレーム60の壁面に設けられた軸の突起部49がこの軸穴462に挿入されており、これにより同期部材46はトナー収納室30内に回転自在に取り付けられている。そして、円柱部461には、図8に示すように、その軸端部にばね部材86が取り付けられ、これにより同期部材46は第1のレバー463が偏心カム433に当接する方向に付勢されている。
次に画像形成装置1の制御系の構成について説明する。図9は第1の実施の形態に関する画像形成装置1の制御系の構成を示すブロック図である。図9に示すように画像形成装置1は、印刷データを受信するインタフェイス部71と、印刷制御や媒体搬送用モータの駆動制御を行う制御部72、制御部72の制御のもとに図示しない駆動モータを回転駆動して印刷媒体Pの搬送や各ローラや感光ドラム13を回転駆動させるモータ駆動回路73を含んで構成されている。更に、画像形成装置1は、印刷データである画像・文字等を感光ドラム13に静電潜像させる露光装置14、各部ローラのバイアス電圧を設定する電圧設定部74、後述する回動検出部56、トナー残量が不足した場合などの画像形成装置1の異常をユーザーに知らせるための表示部75を含んで構成されている。
次に画像形成装置1においてトナーエンドを検出する構成について説明する。図10は第1の実施の形態に関する画像形成ユニット11の外観の一部を示す斜視図である。前述の検知部材44の軸441aには反射板52が検知部材44と同期して回転するように画像形成ユニット11の外壁に露出した状態で取り付けられている。画像形成ユニット11の側面には、反射板52が回動可能な範囲にわたって、凹部53が形成されており、反射板52はこの凹部53に配置されている。反射板52の回動は、画像形成装置1に取り付けられた回動検出部56により、光学的に検出される。
現像室40内のトナーTの残量が少ない場合は、検知部材44の回動可能な範囲が広がるため、反射板52の回動範囲も広くなる。そして、回動検出部56により反射板52の回動が閾値以上であると検出された場合に、回動検出部56は制御部72に通知し、制御部72はトナーエンドであると判断することができる。
次に第1の実施の形態に関する動作について説明する。印字の指令が出されると、媒体Pは分離ローラによって分離され、搬送ローラ18によって転写装置19に搬送される。このとき、画像形成ユニット11は、制御部72から制御信号が送られ、供給ローラ33が図示しない駆動モータによって回転し、現像ローラ31上にトナーTを供給する。現像ローラ31は図示しない駆動モータから駆動が伝達されることで回転し、トナーTが供給される。一方、現像ローラ31上のトナーTは、現像ブレード34によって薄層に形成され、帯電される。その後、帯電ローラ32によって表面を帯電された感光ドラム13は、図示しない駆動モータによって回転し、露光装置14により露光される。そして、現像ローラ31上のトナーTが露光部に移動し、露光部が現像される。更に転写装置19によって媒体P上に転写され、その後、定着装置20によって媒体Pに定着され、媒体Pは排紙ローラ21によって排紙トレイ23上に排紙される。
図11は第1の実施の形態に関するトナー残量検出機構100の動作を示す説明図である。特に、図11は画像形成ユニット11のトナー残量検出機構100における撹拌・搬送部材43によるトナーTの搬送について示す。図11(a)は偏心カム433により駆動される同期部材46の第1のレバー463が最上の位置にある状態を示し、図11(b)は同じく第1のレバー463が最下の手前の位置にある状態を示し、図11(c)は同じく第1のレバー463が最下の位置にある状態を示す。
いま、仕切部42を境界にしてトナー収納室30にトナーTが存在し、現像室40にはトナーTがないものとする。図11(a)に示すように、トナー収納室30に配置された撹拌・搬送部材43は、図示しない駆動モータの駆動力を受けて回転軸432を中心に矢印A方向に回転する。そして図11(b)に示すように、回転軸432に設けられた羽根431a及び431bがトナー収納室30内のトナーTを撹拌すると当時にトナーTを仕切部42方向へ搬送する。更に図11(c)に示すように、一方の羽根431aの長さがトナー収納室30の底部を摺擦するくらいの長さであるので、羽根431aによりトナー収納室30の第1の壁部30−1を摺擦しながらトナー収納室30内のトナーTを現像室40に供給する。
図12は同じく第1の実施の形態に関するトナー残量検出機構100の動作を示す説明図である。図12はトナー残量検出機構100の動作の詳細を示す。そのため撹拌・搬送部材43の羽根431a及び431b並びにトナーTは図示を省略する。図12(a)は偏心カム433により駆動される同期部材46の第1のレバー463が最上の位置にある状態を示し、図12(b)は同じく第1のレバー463が最下の位置にある状態を示し、図12(c)はもとに戻って図12(a)と同じ位置にある状態を示す。
図12(a)に示すように、同期部材46の第1のレバー463は、ばね部材86により矢印Cで示す偏心カム433の方向へ付勢されている。よって、同期部材46は偏心カム433を介して撹拌・搬送部材43により駆動されて偏心カム433の形状に沿って揺動する。即ち、同期部材46の第1のレバー463が下降すれば、第2のレバー464は上昇する。
同期部材46の第2のレバー464の足464aは、検知部材44の係合部443の下側に圧接した状態で係合しているので、検知部材44は同期部材46の揺動につれて回動する。具体的には、図12(b)に示すように検知部材44の係合部443は、同期部材46の第2のレバー464により押し上げられることにより上方へ回動する。更に、検知部材44は、図12(c)に示すようにばね部材84により矢印Dで示す下方への付勢力により第2のレバー464又は現像室40内のトナーTにより動きを妨げられる位置まで下方へ回動する。
更に、同期部材46の第2のレバー464の足464bは、撹拌部材45の係合部452の嵌合孔452−1に回転可能な状態で嵌合しているので、撹拌部材45は同期部材46の揺動につれて往復運動する。具体的には、図12(b)に示すように撹拌部材45は、同期部材46の第2のレバー464により引き上げられることにより、案内突起453が案内溝48に沿って上方へ移動する。そして、図12(c)に示すように撹拌部材45は、同期部材46の第2のレバー464により押し下げられることにより案内溝48に沿って下方へ移動する。この往復運動により、現像室40内のトナーTを撹拌する。
図13は同じく第1の実施の形態に関するトナー残量検出機構100の動作を示す説明図である。図13は現像室40内のトナーTの残量が十分な場合の動作を示す。図13(a)は偏心カム433により駆動される同期部材46の第1のレバー463が最上の位置にある状態を示す。図13(a)に示すように同期部材46の第2のレバー464が下降して、その足464aがトナー堆積表面T−40に潜り込んだ状態の時、検知部材44の係合部443と足464aは当接しておらず、撹拌・搬送部材43の駆動が伝達されず検知部材44は回動しない。その後、図13(b)に示すように足464aが上方へ移動し、係合部443と当接する状態となると、撹拌・搬送部材43の駆動が検知部材44へ伝達される。
そして、図13(c)に示す状態となるまで検知部材44は上方へ回動する。図13(c)は第1のレバー463が最下の位置、即ち第2のレバー464が最上の位置にある状態を示す。図13(c)に示す状態以降は足464aが下方へ移動し、検知部材44はばね部材84による付勢により下方へ移動する。図13(d)に示すように検知部材44が下方へ回動する。検知部材44の検知板442がトナー堆積表面T−40に接すると、検知部材44の回動は停止し、足464aのみトナー堆積表面T−40下へ移動する。その後は、図13(a)に示す状態へ戻る。このように検知部材44はトナー堆積表面T−40より上方を回動するため、回動検出部56により検出する反射板52の回動範囲は閾値に達することがない。その結果、制御部72は、トナーエンドの判断を行わない。
次に、現像室40内のトナーTの残量が少ない場合の動作を図14に示す。図14は同じく第1の実施の形態に関するトナー残量検出機構100の動作を示す説明図である。図14(a)は偏心カム433により駆動される同期部材46の第1のレバー463が最下の位置にある状態を示し、図14(b)は同じく第1のレバー463が最上の位置にある状態を示す。
現像室40内のトナーTの残量が少ない場合は、図14(b)に示すように検知部材44は供給ローラ33に近い位置まで下方へ回動することができるため、検知部材44の回動範囲が広がり、反射板52の回動範囲も広くなる。そして、画像形成装置1に取り付けた回動検出部56により反射板52の回動が閾値以上であると検出され、制御部72はトナーエンドであると判断することができる。その後、画像形成装置1は印字動作を停止し、表示部75へトナーエンドのメッセージを表示することができる。
以上のように、第1の実施例によれば、検知部材44をトナー上へ自由落下させることなく、トナー堆積表面T−40で検知部材44を留まらせ、トナーTの残量を検出する構成となっているので、従来のように検知部材44がトナーTの中に潜り込むことで実際のトナー残量より少ない残量として検出されることが防止される。これにより、設定したトナー残量で正確にトナーエンドの判断を行うことが可能となる。更に、現像室40内のトナーTを撹拌する撹拌部材45が常に検知部材44と供給ローラ33の間で稼働するように構成したことにより、検知部材44の動作を妨げることなく、現像室40内のトナーTの凝集を防ぎ、安定してトナーTを供給することが可能となる。
本発明は、実施例においては画像形成装置における画像形成ユニットに適応した例を説明したが、複写機、LEDプリンタ、レーザービームプリンタ、ファクシミリ、MFP等に用いられる画像形成装置に適用可能である。
1 画像形成装置
11 画像形成ユニット
30 トナー収納室
30−1 第1の壁部
33 供給ローラ
40 現像室
40−1 第2の壁部
43 撹拌・搬送部材
44 検知部材
45 撹拌部材
46 同期部材
T トナー
P 媒体
11 画像形成ユニット
30 トナー収納室
30−1 第1の壁部
33 供給ローラ
40 現像室
40−1 第2の壁部
43 撹拌・搬送部材
44 検知部材
45 撹拌部材
46 同期部材
T トナー
P 媒体
Claims (8)
- 現像剤の移動を規制する移動規制部と、
前記移動規制部の鉛直上方において回動自在に配置され、前記移動規制部の規制方向に沿って現像剤を搬送する搬送部材と、
回動自在に配置され、前記搬送部材の回動に伴って、残留現像剤の量に応じた範囲を回動し、現像剤を検知する検知部材と、
前記検知部材と前記移動規制部との間において、前記搬送部材の回動に伴って揺動自在に配置された撹拌部材とを有することを特徴とする現像剤収容部。 - 前記残留現像剤の量に応じた範囲とは、前記検知部材が前記残留現像剤の堆積表面に接してから前記堆積表面より上方を回動する範囲であることを特徴とする請求項1記載の現像剤収容部。
- 前記搬送部材と、前記検知部材の間に設けられ、前記搬送部材の回動を前記検知部材に伝達する同期部材を有することを特徴とする請求項1又は2記載の現像剤収容部。
- 現像剤収納室及び前記現像剤収納室と仕切部を挟んで設けられた現像室を有し、
前記移動規制部の内の第1の移動規制部は、前記搬送部材から前記仕切部までの範囲で前記現像剤の移動を規制し、
前記移動規制部の内の第2の移動規制部は、前記仕切部から現像剤供給ローラまでの範囲で前記現像剤の移動を規制することを特徴とする請求項1記載の現像剤収容部。 - 前記検知部材は、前記第2の移動規制部から離れる方向に回動するときは、前記同期部材と係合することで前記搬送部材の回転に連動して動作し、
前記第2の移動規制部に近づく方向に回動するときは、前記現像室内に現像剤が残留している場合には、前記同期部材との係合が解除され、前記現像室内に前記現像剤が残留していない場合には、前記同期部材とが係合状態を維持することで、前記搬送部材の回転に連動して動作することを特徴とする請求項4記載の現像剤収容部。 - 前記撹拌部材は、前記同期部材と連結し、前記同期部材は搬送部材に設けた偏心カムと常に当接し、搬送部材の動きに追従して、検知部材と第2の移動規制部との間をフレームに設けた案内溝に沿って揺動することを特徴とする請求項4記載の現像剤収容部。
- 請求項1乃至6いずれか一記載の現像剤収容部を有することを特徴とする画像形成ユニット。
- 請求項7記載の画像形成ユニットを有することを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014019658A JP2015148644A (ja) | 2014-02-04 | 2014-02-04 | 現像剤収容部、画像形成ユニット及び画像形成装置 |
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Publications (1)
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JP2015148644A true JP2015148644A (ja) | 2015-08-20 |
Family
ID=53892051
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2015148644A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017191292A (ja) * | 2016-04-15 | 2017-10-19 | キヤノン株式会社 | 現像装置、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置 |
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JPH1063085A (ja) * | 1996-06-26 | 1998-03-06 | Samsung Electron Co Ltd | 現像器のトナー供給機構 |
JPH11133719A (ja) * | 1997-10-27 | 1999-05-21 | Canon Inc | 現像剤量検知装置及びプロセスカートリッジ |
JP2010066769A (ja) * | 2008-09-11 | 2010-03-25 | Ricoh Co Ltd | トナーエンド検出装置、現像剤残量検出装置、現像装置、プロセスユニットおよび画像形成装置 |
-
2014
- 2014-02-04 JP JP2014019658A patent/JP2015148644A/ja active Pending
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