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JP2015145906A - 画像形成装置、およびその製造方法 - Google Patents

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JP2015145906A
JP2015145906A JP2014017703A JP2014017703A JP2015145906A JP 2015145906 A JP2015145906 A JP 2015145906A JP 2014017703 A JP2014017703 A JP 2014017703A JP 2014017703 A JP2014017703 A JP 2014017703A JP 2015145906 A JP2015145906 A JP 2015145906A
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泰浩 島村
Yasuhiro Shimamura
泰浩 島村
政士 濱谷
Masashi Hamaya
政士 濱谷
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Abstract

【課題】電源基板上の電極と着脱ユニットの電極とを、電気的に接続するバネ状の電極が外れるのを抑制する技術を提供する
【解決手段】画像形成装置は、入力電極Pin1を有し被記録媒体への画像の形成に用いられる着脱可能な着脱ユニット40Kが、装着される枠体6Aと、着脱ユニットに電圧を出力するための出力電極91を有し、着脱ユニットが装着される側とは反対側の枠体に取付けられる電源基板8と、出力電極91および入力電極Pin1の少なくともいずれか一方の電極に当接するバネ状の第1導電部71を含み、出力電極と入力電極とを電気的に接続する接続電極70と、枠体6Aおよび電源基板8の少なくともいずれか一方に設けられ、第1導電部71と係合する際、第1導電部71の状態変動を抑制する抑制部材93とを備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、画像形成装置および画像形成装置の製造方法に関し、詳しくは、画像形成装置における電極の接続構造に係る技術に関する。
従来、画像形成装置における電極の接続構造に係る技術として、例えば、特許文献1に記載されたものが知られている。その特許文献1においては、画像形成装置の機器本体側の端子とチャージャ側の給電スプリングの端子との接触不良を抑制するために、給電スプリングの先端部に球状端子を固定して設け、球状端子を受ける受けネジに対して円錐状の凹部を設ける技術が開示されている。
特開平09−190083号公報
しかしながら、特許文献1のような構成においては、チャージャ(着脱ユニット)を機器本体に取付けた後、例えば、機器本体が振動した際に、給電スプリング(バネ状の電極)の球状端子が受けネジの凹部から外れ、接触不良となる虞があった。
本発明は、画像形成装置本体に取付けられる電源基板上の電極と、画像形成装置本体に着脱される着脱ユニットの電極とを、電気的に接続するバネ状の電極が、電源基板上の電極から外れるのを抑制する技術を提供するものである。
本明細書によって開示される画像形成装置は、入力電極を有し被記録媒体への画像の形成に用いられる着脱可能な着脱ユニットが、装着される枠体と、前記着脱ユニットに電圧を出力するための出力電極を有し、前記着脱ユニットが装着される側とは反対側の前記枠体に取付けられる電源基板と、前記電源基板の有する前記出力電極および前記着脱ユニットの有する前記入力電極の少なくともいずれか一方の電極に当接するバネ状の第1導電部を含み、前記出力電極と前記入力電極とを電気的に接続する接続電極と、前記枠体および前記電源基板の少なくともいずれか一方に設けられ、前記第1導電部と係合する際、前記第1導電部の状態変動を抑制する抑制部材と、を備える。
本構成によれば、例えば、第1導電部が枠体に固定された後に電源基板を枠体に取付ける場合において、第1導電部の先端部が出力電極に当接する際に正規の位置からずれて、第1導電部が抑制部材と係合すると、第1導電部の状態変動が抑制部材によって抑制される。それによって、画像形成装置本体(枠体)に取付けられる電源基板上の電極(出力電極)と、画像形成装置本体に着脱される着脱ユニットの電極(入力電極)との電気的接続が確保されるとともに、接続電極が電源基板上の電極から外れるのを抑制することができる。ここで「第1導電部の状態変動」とは、バネ状の第1導電部が規定の状態から変動することを意味し、例えば、第1導電部が、搖動したり、電源基板上の電極から外れたりすることを含む。
上記画像形成装置において、前記第1導電部は、巻線部を有するコイルバネであり、前記抑制部材は、前記コイルバネ側に向けて延びるように設けられており、前記抑制部材の先端部の厚みは、前記巻線部のピッチよりも小さく形成されているようにしてもよい。
本構成によれば、抑制部材がコイルバネと係合する際に、抑制部材の先端部がコイルバネの巻線部(詳しくは、巻線部の巻線間)に挿入することが可能となる。抑制部材の先端部がバネの巻線部に挿入されることによって、コイルバネが電源基板上の電極から外れるのを抑制できる。
また、上記画像形成装置において、前記抑制部材は、前記先端部に、前記コイルバネと係合する際に前記巻線部に係止する爪部を有するようにしてもよい。
本構成によれば、爪部によってコイルバネを固定でき、それによって、コイルバネが電源基板上の電極から外れるのをより確実に抑制できる。
また、上記画像形成装置において、前記抑制部材は、前記コイルバネ側に向けてテーパー状に形成されているようにしてもよい。
本構成によれば、抑制部材のコイルバネの巻線間への挿入が容易となる。すなわち、抑制部材のコイルバネへの係合が容易となり、それによって、コイルバネが電源基板上の電極から外れるのをより確実に抑制できる。
また、上記画像形成装置において、前記出力電極は、平面視において、4辺を有する矩形状に形成されており、前記出力電極の周辺において、前記出力電極の少なくとも一辺に対応してリブが設けられており、前記抑制部材は、前記リブの少なくとも一部の領域に設けられているようにしてもよい。
本構成によれば、コイルバネを出力電極に接触させる際にバネの先端部がリブに当接した場合、抑制部材の先端部がコイルバネの線材部分に挿入される。それによって、コイルバネが電源基板上の電極から外れるのを抑制できる。
また、上記画像形成装置において、前記リブは、前記出力電極の各辺に対応して設けられており、前記抑制部材は、前記リブの各辺に設けられているようにしてもよい。
本構成によれば、抑制部材は出力電極の各辺に設けられているため、コイルバネが電源基板上の電極から外れるのをより確実に抑制される。
また、上記画像形成装置において、前記リブおよび前記抑制部材を含む前記出力電極の平面視において、前記出力電極の露出部分の、少なくとも1辺の長さが前記コイルバネの直径よりも小さくなるように、前記抑制部材が形成されているようにしてもよい。
本構成によれば、コイルバネを電源基板側に取付けた状態において、電源基板を枠体に取付けることができる。
また、上記画像形成装置において、高さの異なる前記リブが、前記出力電極の少なくとも二辺に対応して設けられており、各辺に対応して設けられた前記抑制部材の前記出力電極からの高さが異なるようにしてもよい。
本構成によれば、電源基板からの距離が異なる位置において、抑制部材を設けることができ、それによって、電源基板からの距離が同じ位置に、抑制部材が設けられる場合と比べて、コイルバネを電源基板側に係止させ易くなる。
また、上記画像形成装置において、前記枠体は、前記コイルバネを囲む囲い部材であって、前記着脱ユニットが装着される側とは反対側に、該枠体から垂直方向に延びる囲い部材を有し、前記抑制部材は、該抑制部材の先端部が前記コイルバネの巻線部と係合するように、前記囲い部材の少なくとも一か所に設けられているようにしてもよい。
本構成によれば、コイルバネを枠体側に取付けた状態において、電源基板を枠体に取付けることができる。
また、上記画像形成装置において、前記抑制部材は、前記囲い部材の、前記枠体とは反対側の先端部に設けられているようにしてもよい。
本構成によれば、コイルバネを枠体側に取付ける際に、抑制部材が囲い部材の先端部に設けられていることによって、抑制部材とコイルバネの巻線部とを係合させる作業が容易となる。
また、上記画像形成装置において、前記囲い部材は、円筒状の形状を有するようにしてもよい。
本構成によれば、コイルバネの形状に応じた囲い部材を構成できる。
また、上記画像形成装置において、前記囲い部材は、半円筒状の形状を有するようにしてもよい。
本構成によれば、囲い部材に開放部を形成でき、開放部から抑制部材とコイルバネの巻線部とを係合させる作業が容易となる。
また、上記画像形成装置において、前記囲い部材は、周囲の一方向が開放され三方向で前記コイルバネを囲む、直方体の形状を有するようにしてもよい。
本構成によれば、抑制部材とコイルバネの巻線部とを係合させる作業が容易となるとともに、複数の抑制部材を囲い部材に形成し易くなる。
また、上記画像形成装置において、前記抑制部材は、前記囲い部材の、前記枠体とは反対側の先端部からの距離が異なる二箇所に設けられるようにしてもよい。
本構成によれば、抑制部材を、囲い部材の先端部からの距離が異なる二箇所に設けることによって、囲い部材の先端部からの距離が同じ位置に、抑制部材が設けられる場合と比べて、さらに抑制部材とコイルバネの巻線部とを係合させる作業が容易となる。
また、上記画像形成装置において、前記第1導電部は前記出力電極に当接し、前記接続電極は、前記第1導電部に接続されるとともに、前記入力電極に当接する第2導電部を含むようにしてもよい。
本構成によれば、このように、接続電極を第1導電部と第2導電部とに分離して構成することにより、モールド型変圧器の出力電極およびプロセスユニットの入力電極にそれぞれ適応した接続構成を実現できる。
また、本明細書によって開示される画像形成装置の製造方法は、入力電極を有し被記録媒体への画像の形成に用いられる着脱可能な着脱ユニットが、装着される枠体と、前記着脱ユニットに電圧を出力するための出力電極を有する電源基板と、前記電源基板の有する前記出力電極および前記着脱ユニットの有する前記入力電極の少なくともいずれか一方の電極に当接するバネ状の第1導電部を含み、前記出力電極と前記入力電極とを電気的に接続する接続電極と、前記第1導電部と係合する際に、前記第1導電部の状態変動を抑制する抑制部材と、を備えた画像形成装置の製造方法であって、前記出力電極の周辺においてリブを設け、前記抑制部材を、前記リブの少なくとも一部の領域に設ける設置工程と、前記第1導電部を、前記抑制部材に係合させ、かつ、前記出力電極に当接させる当接工程と、前記第1導電部を前記抑制部材に係合させた状態で、前記着脱ユニットを装着する側とは反対側から、前記電源基板を前記枠体に取付ける取付工程と、を含む。
本構成によれば、バネ状の第1導電部(接続電極)を電源基板に取付けた状態において、第1導電部が電源基板上の電極から外れるのを抑制しつつ、電源基板を枠体に取付けることができる。その際、出力電極と入力電極との電気的接続を確保しつつ、接続電極が電源基板上の電極から外れるのを抑制することができる。
また、本明細書によって開示される画像形成装置の製造方法は、入力電極を有し被記録媒体への画像の形成に用いられる着脱可能な着脱ユニットが、装着される枠体と、前記着脱ユニットに電圧を出力するための出力電極を有する電源基板と、前記電源基板の有する前記出力電極および前記着脱ユニットの有する前記入力電極の少なくともいずれか一方の電極に当接するバネ状の第1導電部を含み、前記出力電極と前記入力電極とを電気的に接続する接続電極と、前記第1導電部と係合する際に、前記第1導電部の状態変動を抑制する抑制部材と、を備えた画像形成装置の製造方法であって、前記抑制部材を、枠体および電源基板のうち少なくとも前記枠体に設ける設置工程と、前記第1導電部を前記抑制部材と係合させて前記枠体に保持する保持工程と、前記第1導電部を前記枠体に保持した状態で、前記着脱ユニットを装着する側とは反対側から、前記電源基板を前記枠体に取付ける取付工程と、を含む。
本構成によれば、バネ状の第1導電部(接続電極)を枠体に保持した状態において、電源基板を枠体に取付けることができる。その際、出力電極と入力電極との電気的接続が確保しつつ、接続電極が電源基板上の電極から外れるのを抑制することができる。
上記画像形成装置の製造方法において、前記第1導電部は、巻線部を有するコイルバネであり、前記抑制部材は、前記コイルバネ側に向けて延びるように設け、前記抑制部材の先端部の厚みは、前記コイルバネのピッチよりも小さく形成するようにしてもよい。
本発明によれば、画像形成装置本体に取付けられる電源基板上の電極と、画像形成装置本体に着脱される着脱ユニットの電極とを、電気的に接続するバネ状の電極が外れるのを抑制することができる。
実施形態1に係るプリンタの内部構成を表す概略断面図 プリンタの着脱ユニットと高圧電源基板の位置関係を示す説明図 プリンタの高圧電源装置の概略的なブロック図 接続電極による接続態様を示す概略断面図 接続電極の別の例を示す側面図 実施形態1に係る突起部と出力電極との位置関係を示す断面図 出力電極、接続電極、リブ、および突起部の位置関係を示す平面図 突起部と出力電極との他の位置関係を示す断面図 高圧電源基板のフレームへの取り付け方法を示す断面図 高圧電源基板のフレームへの取り付け方法を示す断面図 高圧電源基板のフレームへの取り付け方法を示す断面図 高圧電源基板のフレームへの取り付け方法を示す断面図 実施形態2に係る高圧電源基板のフレームへの取り付け方法を示す断面図 実施形態2に係る突出部を示す斜視図 実施形態2に係る別の取り付け方法を示す断面図 別の突出部を示す斜視図 別の突出部を示す斜視図 別の突出部を示す斜視図
<実施形態1>
実施形態1を、図1〜図12を参照しつつ説明する。
1.プリンタの全体構成
図1は、実施形態1のカラープリンタ1(「画像形成装置」の一例)の内部構成を表す概略断面図である。以下の説明では、各構成要素について、色毎に区別する場合は各部の符号にY(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン),K(ブラック)の添え字を付し、区別しない場合は添え字を省略する。なお、画像形成装置は、カラープリンタに限られず、例えば、FAXおよびコピー機能を有する複合機、あるいはモノクロプリンタであってもよい。
カラープリンタ(以下、単に「プリンタ」という)1は、本体ケーシング内に、給紙部3、定着部4、画像形成部5、ベルトクリーニングユニット20、ベルトユニット30、および高圧電源装置50、およびフレーム(6A、6B:「枠体」の一例)を含む。プリンタ1は、例えば外部から入力される画像データに応じた1または複数色(本実施形態ではイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色)のトナーからなるトナー像を、シート15(用紙、OHPシートなど)に形成する。本体ケーシングの上部は、開閉可能な上面カバー2となっている。また、本体ケーシングはサイドカバー9を含む(図2参照)。
給紙部3は、プリンタ1の最下部に設けられており、シート(「被記録媒体」の一例)15を収容するトレイ17と、ピックアップローラ19とを含む。トレイ17に収容されたシート15は、ピックアップローラ19により1枚ずつ取り出され、搬送ローラ11,レジストレーションローラ12を介してベルトユニット30に送られる。
ベルトユニット(「着脱ユニット」の一例)30は、主にシート15を搬送するためのものであり、例えば、プリンタ1内に形成された所定の装着部(図示せず)に着脱自在に装着される。ベルトユニット30は、駆動ローラ31、従動ローラ32、およびベルト34を含み、ベルト34は、駆動ローラ31と従動ローラ32との間に架け渡されている。駆動ローラ31が回動すると、ベルト34は、感光ドラム42と対向する側の表面が、図1中の右方向から左方向へ移動する。これにより、レジストレーションローラ12から送られてきたシート15が、画像形成部5下へと搬送される。また、ベルトユニット30は、4つの転写ローラ33を含む。
画像形成部5は、4個のプロセスユニット40Y,40M,40C,40Kおよび4個の露光装置43を含む。各プロセスユニット40は、帯電器41、感光ドラム42、ドラムクリーナローラ44、紙粉除去ローラ45、ユニットケース46、現像ローラ47、および供給ローラ48を含む。各プロセスユニット(「着脱ユニット」の一例)40Y,40M,40C,40Kは、プリンタ1内に形成されたフレーム(6A、6B)に、上面カバー2を介して、着脱自在に装着される(図2参照)。
感光ドラム42は、例えば、アルミニウム製の基材上に、正帯電性の感光層が形成されたものであり、アルミニウム製の基材がプリンタ1のグランドラインに接地されている(図3参照)。帯電器41は、例えば、スコロトロン型の帯電器であり、放電ワイヤ41Aおよびグリッド41Bを有する(図3参照)。放電ワイヤ41Aに帯電電圧CHGが印加され、グリッド41Bのグリッド電圧GRIDは、感光ドラム42の表面がほぼ同電位(例えば、+700V)になるように制御される。
露光装置43は、例えば、感光ドラム42の回転軸方向に沿って一列状に並んだ複数の発光素子(例えばLED)を有し、複数の発光素子を、外部より入力される画像データに応じて発光制御することにより、感光ドラム42の表面に静電潜像を形成する。なお、露光装置43は、プリンタ1内に固定設置される。露光装置43はレーザを使用したものであってもよい。
ユニットケース46は、各色のトナー(本実施形態では、例えば正帯電性の非磁性1成分トナー)を収納するとともに、現像ローラ47および供給ローラ48を有する。トナーは、供給ローラ48の回転により現像ローラ47に供給され、供給ローラ48と現像ローラ47との間で正に摩擦帯電される。さらに、現像ローラ47が、トナーを均一な薄層として感光ドラム42上へ供給することによって静電潜像を現像して、感光ドラム42上にトナー象を形成する。
各転写ローラ33は、各感光ドラム42との間でベルト34を挟む位置に配置されている。各転写ローラ33は、感光ドラム42との間にトナーの帯電極性とは逆極性(ここでは、負極性)の転写バイアスTRCCが印加されることで、感光ドラム42上に形成されたトナー像をシート15に転写する。その後、シート15は、ベルトユニット30により定着部4へと搬送され、定着部4にてトナー像が熱定着され、プリンタ1の上面に排出される。
ドラムクリーナローラ44および紙粉除去ローラ45によって構成されるドラムクリーニング機構は、感光ドラム42上の付着物(トナーや紙粉)を静電気力で吸引して除去する。なお、紙粉除去ローラ45は、ここでは、例えば、プロセスユニット40Kのみに設けられる。
また、ベルトクリーニングユニット(「着脱ユニット」の一例)20は、ベルトユニット30の下方に設けられ(図2参照)、所定の装着部(図示せず)に着脱自在に装着される。ベルトクリーニングユニット20は、ベルトクリーニングローラ21、付着物回収ローラ22、および回収ボックス23を含み、ベルト34上の付着物(主にベルト34に残存したトナー等)を回収する。
2.高圧電源装置の構成
次に、図3を参照して、プリンタ1の本発明に関連する電気的構成を説明する。図3は、高圧電源基板(「電源基板」の一例)8に実装される高圧電源装置50の概略的なブロック図および高圧電源装置50に関連する接続構成を示す。なお、高圧電源装置50は、各プロセスユニット40Y,40M,40C,40Kに対応する電圧生成回路を含むが、各プロセスユニットに対応する構成は、ほぼ同一であるため、図3には、プロセスユニット40Kに関連する電圧生成回路のみが示される。
高圧電源装置50は、CPU60、CPU60に接続された複数の電圧生成回路、モータ駆動回路58、ROM61、およびRAM62を含む。CPU60は、電圧生成回路の制御の他に、プリンタ全体の制御を司る。ROM61は、プリンタ全体の動作プログラム等を記憶し、RAM62は印刷処理に用いる画像データ等を記憶する。
複数の電圧生成回路は、例えば、図3に示されるように、帯電電圧生成回路51、紙粉除去バイアス・ドラムクリーナバイアス生成回路52、転写バイアス生成回路53、現像バイアス生成回路54、供給ローラバイアス生成回路55、ベルトクリーナバイアス生成回路56、および付着物回収バイアス生成回路57を含む。
帯電電圧生成回路51は、モールド型変圧器90を含み、帯電器41の放電ワイヤ41Aに印加する帯電電圧(「電圧」の一例)CHGおよび帯電器41のグリッド41Bに印加するグリッド電圧GRIDを生成する。ここで、帯電電圧CHGは、例えば、5.5kV〜8kV(正極性)であり、グリッド電圧GRIDは、例えば、約700V(正極性)である。なお、グリッド電圧GRIDは、ここでは、例えば、放電ワイヤ41Aとグリッド41Bとの間の放電時における放電抵抗と、帯電電圧生成回路51内に設けられた分圧抵抗とによる、帯電電圧CHGの分圧によって生成される。モールド型変圧器90は、出力電極91等の電極部分を除いて、絶縁性樹脂でモールド成形されている(図4参照)。モールド型変圧器90は、例えば、その内部に、変圧器および平滑回路等を含み、その内部は絶縁性樹脂でモールドされており、その外部は樹脂のケースで覆われている。
帯電電圧生成回路51は、例えば、CPU60のPWM1ポートからのPWM信号にしたがって帯電電圧CHGを生成し、帯電電圧CHGはA/D1ポートを介してフィードバック制御される。
紙粉除去バイアス・ドラムクリーナバイアス生成回路52は、紙粉除去ローラ45に印加する紙粉除去バイアスDCLNBおよびをドラムクリーナローラ44に印加するドラムクリーナバイアスDCLNAを生成する。ここで、紙粉除去バイアスDCLNBは、トナー吸引時では、例えば、約−150V(負極性)であり、トナー吐出・紙粉吸引時では、例えば、約800V(正極性)である。
また、ドラムクリーナバイアスDCLNAは、トナー吸引時では、例えば、約−350V(負極性)であり、トナー吐出・紙粉吸引時では、例えば、約600V(正極性)である。本実施形態では、紙粉除去バイアス・ドラムクリーナバイアス生成回路52は、CPU60のPWM2ポートからのPWM信号にしたがって紙粉除去バイアスDCLNBを生成し、紙粉除去バイアスDCLNBに基づいて、ドラムクリーナバイアスDCLNAを生成する。紙粉除去バイアスDCLNBはA/D2ポートを介してフィードバック制御される。なお、ドラムクリーナバイアスDCLNAおよび紙粉除去バイアスDCLNBは、個別の電圧生成回路によって個別に生成されてもよい。
転写バイアス生成回路53は、転写ローラ33に印加する転写バイアス(「電圧」の一例)TRCCを生成する。ここで、転写バイアスTRCCは、例えば、約−7kV(負極性)である。転写バイアス生成回路53は、例えば、CPU60のPWM3ポートからのPWM信号にしたがって転写バイアスTRCCを生成し、転写バイアスTRCCは、A/D3ポートを介してフィードバック制御される。
現像バイアス生成回路54は、現像ローラ47に印加する現像バイアス(「電圧」の一例)DEVを生成する。ここで、現像バイアスDEVは、例えば、約400〜550V(正極性)である。現像バイアス生成回路54は、例えば、CPU60のPWM4ポートからのPWM信号にしたがって現像バイアスDEVを生成し、現像バイアスDEVは、A/D4ポートを介してフィードバック制御される。
供給ローラバイアス生成回路55は、供給ローラ48に印加する供給ローラバイアス(「電圧」の一例)SRを生成する。ここで、供給ローラバイアスSRは、例えば、約500〜650V(正極性)である。供給ローラバイアス生成回路55は、例えば、CPU60のPWM5ポートからのPWM信号にしたがって供給ローラバイアスSRを生成し、供給ローラバイアスSRは、A/D5ポートを介してフィードバック制御される。
ベルトクリーナバイアス生成回路56は、ベルトクリーナローラ21に印加するベルトクリーナバイアス(「電圧」の一例)BCLNAを生成する。ここで、ベルトクリーナバイアスBCLNAは、例えば、約−1200V(負極性)である。ベルトクリーナバイアス生成回路56は、例えば、CPU60のPWM6ポートからのPWM信号にしたがってベルトクリーナバイアスBCLNAを生成し、ベルトクリーナバイアスBCLNAは、A/D6ポートを介してフィードバック制御される。
付着物回収バイアス生成回路57は、付着物回収ローラ22に印加する付着物回収バイアス(「電圧」の一例)BCLNBを生成する。ここで、付着物回収バイアスBCLNBは、例えば、約−1600V(負極性)である。付着物回収バイアス生成回路57は、例えば、CPU60のPWM7ポートからのPWM信号にしたがって付着物回収バイアスBCLNBを生成し、付着物回収バイアスBCLNBは、A/D7ポートを介してフィードバック制御される。
また、モータ駆動回路58は、CPU60の制御にしたがって、主モータ14を駆動する。また、主モータ14の回転制御に応じて、各ローラが回転制御される。
3.着脱ユニットと高圧電源基板との接続構成
次に図4から図6を参照して、プロセスユニット40K(着脱ユニットの一例)を例に、着脱ユニットと高圧電源基板8との接続構成を説明する。詳しくは、プロセスユニット40Kの帯電器41の入力電極Pin1と、高圧電源基板8に搭載される帯電電圧生成回路51のモールド型変圧器90との接続構成を説明する。なお、他のプロセスユニット40Y、40M、40Cに関しても同様であるため、説明を省略する。また、プロセスユニット40Kと高圧電源基板8との概略的な位置関係は、図2に示される。
図4に示されるように、プリンタ1は、モールド型変圧器90の出力電極91と、プロセスユニット40Kの入力電極Pin1とを電気的に接続する接続電極70を備える。また、フレーム6Aは、高圧電源基板8が取付けられる側から接続電極70が貫入される貫入部7を有する。
貫入部7は、フレーム6Aの一部として形成され、樹脂によって形成される。貫入部7は、図4に示されるように、接続電極70が貫入される貫入路を形成する突出部7Aと、平面視ほぼ正方形の開口部7Bとを含む。本実施形態では、フレーム6Aは、例えば、樹脂によって形成され、それによって、突出部7Aも樹脂によって形成される。
接続電極70は、図4に示されるように、第1導電部71と第2導電部72とを含む。第1導電部71は、バネ状であり、モールド型変圧器90の出力電極91およびプロセスユニット40Kの有する入力電極Pin1の少なくともいずれか一方の電極に当接する。本実施形態では、第1導電部71は、巻線部71Aを有するコイルバネ71であり、モールド型変圧器90の出力電極91に当接する。また、第2導電部72は、図4に示されるように、第1導電部に接続されるとともに、入力電極Pin1に当接する。このように、接続電極70を第1導電部71と第2導電部72とに分離して構成することにより、モールド型変圧器90の出力電極91およびプロセスユニット40Kの入力電極Pin1にそれぞれ適応した接続構成を実現できる。
なお、接続電極70の構成はこれに限られず、例えば、接続電極70を第1導電部71のみ、例えば、コイルバネ71のみで形成するようにしてもよい。その場合、コイルバネ71が入力電極Pin1に当接しやすいように、コイルバネ71の巻線部71Aを変形させるようにすればよい。例えば、図5に示されるように、巻線部71Aの入力電極Pin1に当接する部分がコイルバネ71の軸方向を向くように、巻線部71Aの先端部を変形させて、第2導電部72Aを形成するようにすればよい。
モールド型変圧器90は、図4に示されるように、その上面に、帯電電圧CHGを帯電器41に出力するための出力電極91を有する。出力電極91は、図7に示されるように、平面視において、4辺を有する矩形状に形成されている。
出力電極91の周辺において、出力電極91の少なくとも一辺に対応してリブ92が設けられている。本実施形態では、図7に示されるように、各辺に対応してリブ92が設けられている。
また、リブ92の少なくとも一部の領域に突起部(抑制部材の一例)93が設けられている、突起部93は、図6および図7に示されているように、リブ92の上面において、コイルバネ側に向けて延びるように設けられており、突起部93の先端部の厚みは、巻線部71Aのピッチよりも小さく形成されている。そのため、突起部93がコイルバネ71と係合する際に、突起部93の先端部がコイルバネ71の巻線部71A(詳しくは、巻線部の巻線間)に挿入することが可能となる。突起部93の先端部がコイルバネ71の巻線部71Aに挿入されることによって、コイルバネ71の状態変動が抑制され、それによって、高圧電源基板8をフレーム6Aへの取付ける際に、コイルバネ71が出力電極91から外れるのを抑制できる。
また、突起部93は、図6に示されるように、その先端部に、コイルバネ71と係合する際に巻線部71Aに係止する爪部93Aを有する。そのため、爪部93Aによってコイルバネ71を固定でき、それによって、コイルバネ71の、座屈等の状態変動を抑制でき、コイルバネ71が出力電極91から外れることをより確実に抑制できる。
さらに、突起部93は、コイルバネ側に向けてテーパー状93Bに形成されている。言い換えれば、突起部93の上部はコイルバネ側に向けて低くなる斜面(93B)として形成されている(図6参照)。そのため、突起部93のコイルバネの巻線間への挿入が容易となる。すなわち、突起部93のコイルバネ71への係合が容易となり、それによって、コイルバネ71が出力電極91から外れることをより確実に抑制できる。なお、突起部93の形状はこれに限られず、例えば、爪部93Aまたは斜面93Bが、あるいはその両方が設けられなくてもよい。要は、突起部93の先端部が、巻線部71Aのピッチよりも小さく形成されていればよい。
また、図7に示されるように、リブ92および突起部93を含む出力電極91の平面視において、出力電極91の露出部分の、少なくとも1辺の長さK2がコイルバネ71の直径K1よりも小さくなるように(K2<K1)、突起部93が形成されている。言い換えれば、コイルバネ71の直径K1と、出力電極91の一対の対向する辺の長さとがほぼ等しい。そのため、突起部93によって、コイルバネ71を高圧電源基板8に、詳しくは、モールド型変圧器90に取付けた状態において、高圧電源基板8をフレーム6Aに取付けることができる。
なお、突起部93の設置形態は、図6に示したものに限られない。例えば、図8に示すように、高さの異なるリブ92を、出力電極91の少なくとも二辺に対応して設け、各辺に対応して設けられた突起部93の出力電極91からの高さが異なるようにしてもよい。この場合、出力電極91からの距離が異なる位置において、突起部93を設けることができ、それによって、出力電極91からの距離が同じ位置に突起部93が設けられる場合と比べて、突起部93をコイルバネ71に係合させ易くなる。
また、リブ92および突起部93はモールド型変圧器90のモールド材(樹脂)によって形成されてもよいし、あるいはリブ92および突起部93は出力電極91と同一材料によって形成されてもよい。
4.高圧電源基板の取り付け方法
次に、主に図9から図12を参照して、プリンタ1の製造方法である、高圧電源基板8の、フレーム6Aへの取り付け方法を説明する。
まず、図6および図7に示されるように、モールド型変圧器90の出力電極91の周辺においてリブ92を設け、突起部93を、リブ92の少なくとも一部の領域に設ける(設置工程)。なお、本実施形態では、図6および図7に示されるように、モールド型変圧器90の出力電極91を囲むように、出力電極91の各辺に対応してリブ92を設け、突起部93を、所定の一辺に対応した一個のリブ92の一部の領域に設ける。
次いで、図9に示されるように、コイルバネ71を突起部93に係合させ、かつ、コイルバネ71を出力電極91に当接させる(当接工程)。その際、図10に示されるように、まず、コイルバネ71の巻線部71Aの下部を突起部93に係合させ、コイルバネ71を回転させることで、図11に示されるように、コイルバネ71を確実に出力電極91に接触させることができる。
次いで、図12に示されるように、コイルバネ71を突起部93に係合させた状態で、プロセスユニット40Kを装着する側とは反対側から、高圧電源基板8をフレーム6Aに取付ける(取付工程)。高圧電源基板8の取り付け方法としては、例えば、図12に示されるように、フレーム6Aに設けられた複数の基板取付柱110に対して、所定のネジ120を用いて、高圧電源基板8をネジ止めする。
5.実施形態1の効果
出力電極91の周辺に形成されたリブ92には、コイルバネ71(接続電極)と係合する際、コイルバネ71の状態変動を抑制する突起部93が設けられる。そのため、コイルバネ71を高圧電源基板8に取付けた状態において、高圧電源基板8をフレーム6Aに取付ける際、コイルバネ71が高圧電源基板8上の出力電極91から外れるのを抑制しつつ、高圧電源基板8をフレーム6Aに取付けることができる。すなわち、高圧電源基板8をフレーム6Aに取付ける際に、コイルバネ71が高圧電源基板8上の出力電極91から外れるのを抑制しつつ、出力電極91と入力電極Pin1との電気的接続を確保することができる。言い換えれば、プリンタ本体に取付けられる高圧電源基板8上の出力電極91と、プリンタ本体に着脱される着脱ユニットの電極とを、電気的に接続するバネ状の接続電極が外れるのを抑制することができる。
<実施形態2>
次に、図13から図18を参照して、実施形態2を説明する。なお、実施形態1とは、突起部93がフレーム6Aの突出部7Aに設けられる点、およびコイルバネ71が突出部7Aに係止された状態で、高圧電源基板8がフレーム6Aに取付けられる点のみが異なる。そのため、その相違点のみを説明する。
すなわち、実施形態2では、図13に示されるように、突起部93がフレーム6Aの突出部(囲い部材の一例)7Aに設けられる。このように、突起部93がフレーム6Aの突出部7Aに設けることによって、コイルバネ71をフレーム6Aに取付けた状態において、高圧電源基板8をフレーム6Aに取付けることができる。
突出部7Aは、コイルバネ71、プロセスユニット40Kが装着される側とは反対側に、フレーム6Aから垂直方向に延びて形成されている。突出部7Aは、図14に示されるように、例えば、円筒状の形状を有する。
突起部93は、その先端部がコイルバネ71の巻線部71Aと係合するように、突出部7Aの少なくとも一か所に設けられている。本実施形態では、図14に示すように、突起部93は、突出部7Aの、フレーム6Aとは反対側の先端部において、二か所に設けられている。なお、これに限られず、突起部93は、突出部7Aの、フレーム6Aとは反対側の先端部において、一か所に設けられてもよい。この場合、コイルバネ71をフレーム6Aに取付ける際に、突起部93が突出部7Aの先端部に設けられていることによって、突起部93とコイルバネ71の巻線部71Aとを係合させる作業が容易となる。
なお、図15に示されるように、突起部93は、さらに、実施形態1のように、出力電極91のリブ92にも設けるようにしてもよい。この場合、コイルバネ71をフレーム6Aに固定した状態においてコイルバネ71を出力電極91に接触させる際、コイルバネ71を出力電極91に接触させる際にバネの先端部がリブ92に当接した場合、突起部93の先端部(爪部)93Aがコイルバネの巻線部71Aに挿入される。それによって、コイルバネ71を出力電極91に接触させる際にコイルバネ71の先端部がリブ92に当接した場合であっても、コイルバネ71が出力電極91から外れるのを抑制できる。
6.高圧電源基板の取り付け方法
以上の構成によって、実施形態2において、高圧電源基板8をフレーム6Aに取付ける際は、突起部93を、フレーム6Aおよび高圧電源基板8のうち少なくともフレーム6Aに設ける(設置工程)。そして、コイルバネ71を、フレーム6Aに設けられた突起部93と係合させてフレーム6Aに保持する(保持工程)。そして、コイルバネ71をフレーム6Aに保持した状態で、プロセスユニット40Kを装着する側とは反対側から、例えば、フレーム6Aに設けられた複数の基板取付柱110に対して、所定のネジ120を用いて、高圧電源基板8をネジ止めする。
7.実施形態2の効果
コイルバネ71(接続電極)をフレーム6Aに取付けた状態において、高圧電源基板8をフレーム6Aに取付ける際、突起部93によって、コイルバネ71(接続電極)をフレーム6Aに取付けた状態において、コイルバネ71がフレーム6Aから外れるのを抑制しつつ、高圧電源基板8をフレーム6Aに取付けることができる。すなわち、出力電極91と入力電極Pin1との電気的接続を確保しつつ、高圧電源基板8をフレーム6Aに取付ける際に、コイルバネ71が高圧電源基板8上の出力電極91から外れるのを抑制しつつ、出力電極91と入力電極Pin1との電気的接続を確保することができる。
なお、実施形態2おいて、突出部7Aの形状および突起部93の設置形態は、図14に示したものに限られない。例えば、図16に示すように、突出部7Aは半円筒状の形状を有し、突起部93は、突出部7Aの、フレーム6Aとは反対側の先端部において、一か所に設けるようにしてもよい。この場合、突出部7Aの半分が開放されるため、突起部93とコイルバネ71の巻線部71Aとを係合させる作業が容易となる。
あるいは、図17に示すように、突出部7Aのフレーム6A側の半分を円筒状に形成し、突出部7Aのフレーム6Aとは反対側の半分を半円筒状の形状に形成してもよい。その際、突起部93は、図17に示すように、突出部7Aの半円筒状の部分の、一か所に設けるようにしてもよい。この場合、突出部7Aが円筒状に形成される場合と比べて、突起部93とコイルバネ71の巻線部71Aとを係合させる作業が容易となる。
また、円筒状の形状にも限られず、図18に示すように、突出部7Aは、周囲の一方向が開放された角筒状の形状、言い換えれば、周囲の一方向が開放され三方向でコイルバネを囲む、直方体の形状を有するように形成されてもよい。その際、図18には、突起部93は、突出部7Aの、フレーム6Aとは反対側の先端部において、対向するように、二か所に設けるようにしてもよい。この場合、この場合、突出部7Aの一方向が開放されるため、突起部93とコイルバネ71の巻線部71Aとを係合させる作業が容易となるとともに、突起部93を二か所に設けることが容易となる。
また、図18に示すように、突起部93を二か所に設ける際、各突起部93を、突出部7Aの、フレーム6Aとは反対側の先端部からの距離が異なる場所に設けるようにしてもよい。この場合、突起部93を、突出部7Aの先端部からの距離が異なる二箇所に設けることによって、突出部7Aの先端部からの距離が同じ位置に設けられる場合と比べて、さらに突起部93とコイルバネ71の巻線部71Aとを係合させる作業が容易となる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、接続電極70を用いて、高圧電源基板8に搭載される高圧電源装置50に含まれるモールド型変圧器90の出力電極91と、対応するプロセスユニット40Kの入力電極Pin1とを接続する例を示したがこれに限られない。本発明は、電源基板に設けられた任意の出力電極と、着脱ユニットに設けられた任意の入力電極との電気的接続に適用できる。
1…プリンタ、6A…フレーム、7A…突出部、8…高圧電源基板、40…プロセスユニット、70…接続電極、71…コイルバネ、71A…巻線部、72…第2導電部、90…モールド型変圧器、91…出力電極、92…リブ、93…突起部、93A…爪部、93B…傾斜部、Pin…入力電極

Claims (18)

  1. 入力電極を有し被記録媒体への画像の形成に用いられる着脱可能な着脱ユニットが、装着される枠体と、
    前記着脱ユニットに電圧を出力するための出力電極を有し、前記着脱ユニットが装着される側とは反対側の前記枠体に取付けられる電源基板と、
    前記電源基板の有する前記出力電極および前記着脱ユニットの有する前記入力電極の少なくともいずれか一方の電極に当接するバネ状の第1導電部を含み、前記出力電極と前記入力電極とを電気的に接続する接続電極と、
    前記枠体および前記電源基板の少なくともいずれか一方に設けられ、前記第1導電部と係合する際、前記第1導電部の状態変動を抑制する抑制部材と、
    を備えた、画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記第1導電部は、巻線部を有するコイルバネであり、
    前記抑制部材は、前記コイルバネ側に向けて延びるように設けられており、
    前記抑制部材の先端部の厚みは、前記巻線部のピッチよりも小さく形成されている、画像形成装置。
  3. 請求項2に記載の画像形成装置において、
    前記抑制部材は、前記先端部に、前記コイルバネと係合する際に前記巻線部に係止する爪部を有する、画像形成装置。
  4. 請求項2または請求項3に記載の画像形成装置において、
    前記抑制部材は、前記コイルバネ側に向けてテーパー状に形成されている、画像形成装置。
  5. 請求項2から請求項4のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
    前記出力電極は、平面視において、4辺を有する矩形状に形成されており、
    前記出力電極の周辺において、前記出力電極の少なくとも一辺に対応してリブが設けられており、
    前記抑制部材は、前記リブの少なくとも一部の領域に設けられている、画像形成装置。
  6. 請求項5に記載の画像形成装置において、
    前記リブは、前記出力電極の各辺に対応して設けられており、
    前記抑制部材は、前記リブの各辺に設けられている、画像形成装置。
  7. 請求項5または請求項6に記載の画像形成装置において、
    前記リブおよび前記抑制部材を含む前記出力電極の平面視において、前記出力電極の露出部分の、少なくとも1辺の長さが前記コイルバネの直径よりも小さくなるように、前記抑制部材が形成されている、画像形成装置。
  8. 請求項7に記載の画像形成装置において、
    高さの異なる前記リブが、前記出力電極の少なくとも二辺に対応して設けられており、
    各辺に対応して設けられた前記抑制部材の前記出力電極からの高さが異なる、画像形成装置。
  9. 請求項2から請求項4のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
    前記枠体は、前記コイルバネを囲む囲い部材であって、前記着脱ユニットが装着される側とは反対側に、該枠体から垂直方向に延びる囲い部材を有し、
    前記抑制部材は、該抑制部材の先端部が前記コイルバネの巻線部と係合するように、前記囲い部材の少なくとも一か所に設けられている、画像形成装置。
  10. 請求項9に記載の画像形成装置において、
    前記抑制部材は、前記囲い部材の、前記枠体とは反対側の先端部に設けられている、画像形成装置。
  11. 請求項9または請求項10に記載の画像形成装置において、
    前記囲い部材は、円筒状の形状を有する、画像形成装置。
  12. 請求項9または請求項10に記載の画像形成装置において、
    前記囲い部材は、半円筒状の形状を有する、画像形成装置。
  13. 請求項9または請求項10に記載の画像形成装置において、
    前記囲い部材は、周囲の一方向が開放され三方向で前記コイルバネを囲む、直方体の形状を有する、画像形成装置。
  14. 請求項9から請求項13のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
    前記抑制部材は、前記囲い部材の、前記枠体とは反対側の先端部からの距離が異なる二箇所に設けられる、画像形成装置。
  15. 請求項1から請求項14のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
    前記第1導電部は前記出力電極に当接し、
    前記接続電極は、前記第1導電部に接続されるとともに、前記入力電極に当接する第2導電部を含む、画像形成装置。
  16. 入力電極を有し被記録媒体への画像の形成に用いられる着脱可能な着脱ユニットが、装着される枠体と、前記着脱ユニットに電圧を出力するための出力電極を有する電源基板と、前記電源基板の有する前記出力電極および前記着脱ユニットの有する前記入力電極の少なくともいずれか一方の電極に当接するバネ状の第1導電部を含み、前記出力電極と前記入力電極とを電気的に接続する接続電極と、前記第1導電部と係合する際に、前記第1導電部の状態変動を抑制する抑制部材と、を備えた画像形成装置の製造方法であって、
    前記出力電極の周辺においてリブを設け、前記抑制部材を、前記リブの少なくとも一部の領域に設ける設置工程と、
    前記第1導電部を、前記抑制部材に係合させ、かつ、前記出力電極に当接させる当接工程と、
    前記第1導電部を前記抑制部材に係合させた状態で、前記着脱ユニットを装着する側とは反対側から、前記電源基板を前記枠体に取付ける取付工程と、
    を含む、画像形成装置の製造方法。
  17. 入力電極を有し被記録媒体への画像の形成に用いられる着脱可能な着脱ユニットが、装着される枠体と、前記着脱ユニットに電圧を出力するための出力電極を有する電源基板と、前記電源基板の有する前記出力電極および前記着脱ユニットの有する前記入力電極の少なくともいずれか一方の電極に当接するバネ状の第1導電部を含み、前記出力電極と前記入力電極とを電気的に接続する接続電極と、前記第1導電部と係合する際に、前記第1導電部の状態変動を抑制する抑制部材と、を備えた画像形成装置の製造方法であって、
    前記抑制部材を、枠体および電源基板のうち少なくとも前記枠体に設ける設置工程と、
    前記第1導電部を前記抑制部材と係合させて前記枠体に保持する保持工程と、
    前記第1導電部を前記枠体に保持した状態で、前記着脱ユニットを装着する側とは反対側から、前記電源基板を前記枠体に取付ける取付工程と、
    を含む、画像形成装置の製造方法。
  18. 請求項16または請求項17に記載の画像形成装置の製造方法において、
    前記第1導電部は、巻線部を有するコイルバネであり、
    前記抑制部材は、前記コイルバネ側に向けて延びるように設けられており、
    前記抑制部材の先端部の厚みは、前記コイルバネのピッチよりも小さく形成されている、画像形成装置の製造方法。
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