JP2015140252A - 糸状態表示装置、糸処理装置、及び、糸状態表示方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 糸のつなぎ目の状態を適切に確認可能な糸状態表示装置を提供する。【解決手段】 糸監視制御部47bの生成部471が、糸継台車3によるつなぎ目の糸状態の検出結果データから糸状態の変化状態を示す波形データを生成する。糸監視制御部47bの算出部472が、検出結果データから糸状態と長さとに関する分布データを算出する。表示制御装置100が、波形データと重ねて、分布データを評価結果ポイントとして表示部120に表示させる。【選択図】 図4
Description
本発明は、糸状態を表示する糸状態表示装置、糸処理装置、及び、糸状態表示方法に関する。
糸処理を行う糸処理装置において、処理が行われる糸の糸状態を確認することが求められている。例えば、特許文献1には、糸むらの波形データを表示部に表示することが記載されている。ここで、波形データとは、糸の太さの時間的な変化状態を示す。例えば、波形データは、横軸を長さ、縦軸を糸太さとするマップ上に表示される。また、特許文献1には、波形データと重ねて評価結果ポイントを表示することが記載されている。評価結果ポイントとは、例えば、横軸を長さ、縦軸を糸太さとするマップ上の対応する位置に表示された糸むら部分の状態を示すドット(印)である。また、引用文献2には、糸のつなぎ目の波形データを表示部に表示することが記載されている。
糸処理を行う糸処理装置においては、オペレータが、糸のつなぎ目の状態を確認することが求められている。特許文献1に記載された装置では糸のつなぎ目の状態を確認することができない。特許文献2に記載された装置では、つなぎ目の波形データを把握することができるものの、つなぎ目に関する更なる状態を確認したいという要望がある。
そこで、本発明の種々の側面は、糸のつなぎ目の状態を適切に確認可能な糸状態表示装置、糸処理装置、及び、糸状態表示方法を提供することを目的とする。
本発明の第一の側面に係る糸状態表示装置は、糸継装置によるつなぎ目の糸状態の検出結果データから糸状態の変化状態を示す波形データを生成する生成部と、検出結果データから糸状態と長さとに関する評価値を算出する算出部と、表示部と、波形データと重ねて、評価値を評価結果ポイントとして表示部に表示させる表示制御部と、を備える。
本発明の第二の側面に係る糸状態表示装置は、糸処理ユニット毎又は所定数の糸処理ユニット毎に設けられ、糸継装置によるつなぎ目の糸状態の検出結果データから糸状態の変化状態を示す波形データを生成する生成部と、糸処理ユニット毎又は所定数の糸処理ユニット毎に設けられ、検出結果データから糸状態と長さとに関する評価値を算出する算出部と、糸処理ユニット毎又は所定数の糸処理ユニット毎に設けられ、通信ラインを介して波形データと評価値とを出力する出力部と、表示部と、通信ラインを介して波形データと評価値とを取得し、波形データと重ねて、評価値を評価結果ポイントとして表示部に表示させる表示制御部と、を備える。
これらの糸状態表示装置において、生成部は、糸状態の変化を示す波形データを生成する。算出部は、糸状態と長さとに関する評価値を算出する。表示制御部は、波形データと重ねて、評価値を評価結果ポイントとして表示部に表示させる。これにより、オペレータは、つなぎ目の波形データを確認するのと同時に、つなぎ目の糸状態と長さとに関する評価結果を確認できる。このように、オペレータは、糸のつなぎ目の状態を適切に確認できる。
表示制御部は、時間的に異なる複数のつなぎ目に関する評価結果ポイントを同時に表示部に表示させてもよい。この場合、オペレータは、つなぎ目の状態の傾向を把握することができる。
表示制御部は、同時に表示される複数の評価結果ポイントのうち、表示部に表示されている波形データに対応する評価結果ポイントを他の評価結果ポイントと区別して表示部に表示させてもよい。この場合、オペレータは、表示部に表示されている波形データに対応する評価結果ポイントを容易に把握することができる。
表示制御部は、不良つなぎ目として切断除去したつなぎ目に関する評価結果ポイントと、切断除去しないつなぎ目に関する評価結果ポイントとを区別して表示部に表示させてもよい。この場合、オペレータは、切断除去したつなぎ目に関する評価結果ポイントと、切断除去しないつなぎ目に関する評価結果ポイントとを簡単に区別して確認することができる。
表示制御部は、つなぎ目の切断除去を行う境界となる第一クリアリングカーブを表示部に更に表示させてもよい。この場合、切断除去したつなぎ目に関する評価結果ポイントと共に、切断除去を行う境界となる第一クリアリングカーブを確認することができる。
算出部は、つなぎ目以外の糸状態の検出結果データから、つなぎ目以外の通常糸むらについての糸状態と長さとに関する評価値を更に算出し、表示制御部は、通常糸むらに関する評価結果ポイントを、表示部に更に表示させてもよい。この場合、オペレータは、通常糸むらに関する評価結果ポイントと、つなぎ目に関する評価結果ポイントとを同時に確認することができる。
表示制御部は、切断除去した通常糸むらに関する評価結果ポイントと、切断除去しない通常糸むらに関する評価結果ポイントとを区別して表示部に表示させてもよい。この場合、オペレータは、切断除去した通常糸むらに関する評価結果ポイントと、切断除去しない通常糸むらに関する評価結果ポイントとを簡単に区別して確認することができる。
表示制御部は、通常糸むらの切断除去を行う境界となる第二クリアリングカーブを表示部に更に表示させてもよい。この場合、オペレータは、切断除去した通常糸むらに関する評価結果ポイントと共に、切断除去を行う境界となる第二クリアリングカーブを確認することができる。
算出部は、つなぎ目以外の糸状態の検出結果データから、つなぎ目以外の通常糸むらについての糸状態と長さとに関する評価値を更に算出し、表示制御部は、切断除去しないつなぎ目に関する評価結果ポイントと、切断除去しない通常糸むらに関する評価結果ポイントとを区別して表示部に表示させてもよい。この場合、オペレータは、切断除去しないつなぎ目に関する評価結果ポイントと、切断除去しない通常糸むらに関する評価結果ポイントとを確認することができ、処理が行われた糸の状態を把握することができる。
算出部は、糸継装置によって糸継ぎが行われた後、つなぎ目測定期間中の検出結果データに基づいて評価値を算出する際に、つなぎ目測定期間中につなぎ目が検出されない場合、つなぎ目測定期間中の検出結果データのうち最も糸が太い或は糸質量が多い部分の評価値をつなぎ目の評価値として算出してもよい。これにより、オペレータは、つなぎ目が検出されない場合であっても、つなぎ目測定期間中の最も糸が太い或は糸質量が多い部分に関する評価結果ポイントを確認することができる。
表示制御部は、糸継装置によって糸継ぎが行われた後、算出部によってつなぎ目が検出されるまでの間の糸の長さを表示部に更に表示させてもよい。この場合、オペレータは、つなぎ目の切断除去後、巻取を再開してからどの位置につなぎ目があるかを把握することができる。
糸継装置は、空気流によって糸端同士を接続するスプライサを備えていてもよい。この場合、空気流によって糸端同士が撚られ、糸継ぎを行うことができる。
本発明の第三の側面に係る糸処理装置は、上記の糸状態表示装置と、糸処理を行う複数の糸処理ユニットと、を備え、生成部は、糸処理ユニットで処理される糸における検出結果データに基づいて波形データを生成し、算出部は、糸処理ユニットで処理される糸における検出結果データに基づいて評価値を算出する。
この糸処理装置によれば、オペレータは、つなぎ目の波形データを確認するのと同時に、つなぎ目の糸状態と長さとに関する評価結果を確認できる。このように、オペレータは、糸のつなぎ目の状態を適切に確認できる。
本発明の第四の側面は、糸状態を表示する糸状態表示装置で行われる糸状態表示方法であって、糸継装置によるつなぎ目の糸状態の検出結果データから糸状態の変化状態を示す波形データを生成する生成工程と、検出結果データから糸状態と長さとに関する評価値を算出する算出工程と、波形データと重ねて、評価値を評価結果ポイントとして表示部に表示させる表示工程と、を含む。
本発明の第五の側面は、糸状態を表示する糸状態表示装置で行われる糸状態表示方法であって、糸処理ユニット毎又は所定数の糸処理ユニット毎に設けられた生成部によって実行され、糸継装置によるつなぎ目の糸状態の検出結果データから糸状態の変化状態を示す波形データを生成する生成工程と、糸処理ユニット毎又は所定数の糸処理ユニット毎に設けられた算出部によって実行され、検出結果データから糸状態と長さとに関する評価値を算出する算出工程と、糸処理ユニット毎又は所定数の糸処理ユニット毎に設けられた出力部で実行され、通信ラインを介して波形データと評価値とを出力する出力工程と、表示制御部において実行され、通信ラインを介して波形データと評価値とを取得し、波形データと重ねて、評価値を評価結果ポイントとして表示部に表示させる表示工程と、を含む。
これらの糸状態表示方法によれば、オペレータは、つなぎ目の波形データを確認するのと同時に、つなぎ目の糸状態と長さとに関する評価結果を確認できる。このように、オペレータは、糸のつなぎ目の状態を適切に確認できる。
本発明の種々の側面によれば、オペレータは、糸のつなぎ目の状態を適切に確認できる。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、本明細書において「上流」及び「下流」とは、紡績時での糸の走行方向における上流及び下流を意味する。
図1に示す紡績機(糸処理装置)1は、並設された複数の紡績ユニット(糸処理ユニット)2と、糸継台車(糸継装置)3と、原動機ボックス5と、統括制御装置50と、ブロアボックス80と、表示制御装置(表示制御部)100と、を備えている。紡績機1の各部の動作は、統括制御装置50によって制御されている。ブロアボックス80には、紡績ユニット2の各部において吸引流及び/又は旋回流等を発生させるためのエアー供給源等が収容されている。原動機ボックス5には、紡績ユニット2の各部に動力を供給するための原動機等が収容されている。紡績機1が設置される工場では、糸継台車3に対して紡績糸10の糸道側に、紡績ユニット2の配列方向に延びるオペレータ通路が設けられている。オペレータは、オペレータ通路側から、各紡績ユニット2の操作及び監視等を行う。
図1及び図2に示すように、各紡績ユニット2は、上流から下流へ向かって順に、ドラフト装置7と、空気紡績装置9と、糸貯留装置12と、ワキシング装置14と、巻取装置13と、を備えている。
ドラフト装置7は、紡績機1の機台高さ方向において、紡績機1の筐体6の上端近傍に設けられている。ドラフト装置7から送られてくる繊維束8(図2参照)は、空気紡績装置9で紡績される。空気紡績装置9から送出された紡績糸10は、糸監視装置52を通過した後、糸貯留装置12で更に下流側に送られてワキシング装置14でワックスが付与される。その後、紡績糸10は、巻取装置13によって巻き取られ、これによりパッケージ45が形成される。
ドラフト装置7は、スライバ15を延伸(ドラフト)して繊維束8にする。ドラフト装置7は、図2に示すように、バックローラ対16、サードローラ対17、エプロンベルト18を装架したミドルローラ対19、及びフロントローラ対20の4つのローラ対を備えている。各ローラ対16,17,19及び20のボトムローラは、原動機ボックス5又は個別に設けられた駆動源(図示しない)からの動力により駆動される。各ローラ対16,17,19及び20は、回転速度を異ならせて駆動され、この結果、上流側から供給されたスライバ15を延伸して繊維束8にし、下流側の空気紡績装置9に送る。
空気紡績装置9は、旋回気流を利用して繊維束8に撚りを与え、紡績糸10を生成する。空気紡績装置9は、詳細な説明や図示は省略するが、繊維案内部と、旋回流発生ノズルと、中空ガイド軸体と、を備えている。繊維案内部は、ドラフト装置7から送られた繊維束8を、空気紡績装置9の内部に形成される紡績室に案内する。旋回流発生ノズルは、繊維束8の経路の周囲に配置され、紡績室内に旋回流を発生させる。この旋回流によって、紡績室内の繊維束8の繊維端が反転され旋回する。中空ガイド軸体は、紡績された紡績糸10を紡績室から空気紡績装置9の外部へと案内する。
空気紡績装置9の下流には、糸貯留装置12が設けられている。糸貯留装置12は、紡績糸10に所定の張力を与えて空気紡績装置9から引き出す機能と、糸継台車3による糸継作業時等に空気紡績装置9から送出される紡績糸10を滞留させて紡績糸10の弛みを防止する機能と、巻取装置13側の張力の変動が空気紡績装置9側に伝わらないように張力を調節する機能と、を有している。図2に示すように、糸貯留装置12は、糸貯留ローラ21と、糸掛け部材22と、上流側ガイド23と、電動モータ25と、下流側ガイド26と、貯留量センサ27と、を備えている。
糸掛け部材22は、紡績糸10に係合し、紡績糸10に係合した状態で糸貯留ローラ21と一体回転することにより、糸貯留ローラ21の外周面に紡績糸10を巻き付ける。
糸貯留ローラ21は、その外周面に紡績糸10を一定量巻き付けて貯留する。糸貯留ローラ21は、電動モータ25によって回転駆動される。糸貯留ローラ21の外周面に巻き付けられた紡績糸10は、糸貯留ローラ21が回転することにより糸貯留ローラ21を締め付けるようにして巻かれ、糸貯留装置12よりも上流側の紡績糸10を引っ張る。すなわち、外周面に紡績糸10を巻き付けた状態の糸貯留ローラ21を所定の回転速度で回転させることで、糸貯留装置12は、紡績糸10に所定の張力を与えて空気紡績装置9から紡績糸10を所定の速度で引き出し、所定の速度で下流側に搬送する。
貯留量センサ27は、糸貯留ローラ21に巻き付いている紡績糸10の貯留量を非接触式に検出する。貯留量センサ27は、検出した紡績糸10の貯留量を示す貯留量信号を統括制御装置50に出力する。
上流側ガイド23は、糸貯留ローラ21のやや上流側に配置されている。上流側ガイド23は、糸貯留ローラ21の外周面に対して紡績糸10を適切に案内する。上流側ガイド23は、空気紡績装置9から伝播してくる紡績糸10の撚りが上流側ガイド23よりも下流側に伝わることを防止する。
紡績機1の筐体6の前面側(オペレータ通路側)であって空気紡績装置9と糸貯留装置12との間の位置には、糸監視装置52が設けられている。空気紡績装置9で紡出された紡績糸10は、糸貯留装置12で巻き取られる前に糸監視装置52を通過する。糸監視装置52は、紡績糸10の糸状態を検出する。また、糸監視装置52は、紡績糸10に含まれる異物を検出することもできる。
糸監視装置52の上流側には、糸欠陥検出時に紡績糸10を切断するためのカッタ57が配置されている。なお、カッタ57を省略して、空気紡績装置9への空気の供給を停止することで、紡績糸10を切断してもよい。
糸貯留装置12の下流には、ワキシング装置14が設けられている。ワキシング装置14は、糸貯留装置12から巻取装置13に向けて走行する紡績糸10に、ワックスを付与する。
巻取装置13は、パッケージ保持部71と、巻取ドラム72と、トラバース装置75と、を備えている。パッケージ保持部71は、パッケージ45を回転可能に保持する部分であり、筐体6に固定される固定部71aと、固定部71aに対して前後に揺動可能な揺動部71bと、を有している。揺動部71bは、固定部71aにおいて、軸70まわりに揺動可能に支持されている。揺動部71bには、紡績糸10を巻き取るためのボビン48を回転可能に保持する図略のボビンホルダが設けられている。
巻取ドラム72は、ボビン48の外周面又はパッケージ45の外周面に接触し、パッケージ45を回転駆動させる。トラバース装置75は、紡績糸10に係合可能なトラバースガイド76を備えている。巻取装置13は、トラバースガイド76を図略の駆動手段によって往復動させながら巻取ドラム72を図略の電動モータによって駆動することで、巻取ドラム72に接触するパッケージ45を回転させ、紡績糸10を綾振りしつつパッケージ45に紡績糸10を巻き取る。トラバース装置75のトラバースガイド76は、複数の紡績ユニット2で共有されるシャフトにより、各紡績ユニット2で共通に駆動される。
続いて、糸継台車3について説明する。糸継台車3は、図1及び図2に示すように、ドラフト装置7及び空気紡績装置9等が配置された筐体6の下方側を、紡績ユニット2の並び方向に沿ってレール41上を車輪42により走行する。糸継台車3は、スプライサ43と、サクションパイプ44と、サクションマウス46と、糸監視装置47と、を備えている。
糸継台車3は、ある紡績ユニット2で糸切れ又は糸切断が発生すると、レール41に沿って当該紡績ユニット2まで走行し、停止する。サクションパイプ44は、軸を中心に上下方向に回動しながら、空気紡績装置9から送出される糸端を吸い込みつつ捕捉してスプライサ43へ案内する。サクションマウス46は、軸を中心に上下方向に回動しながら、巻取装置13に支持されたパッケージ45から糸端を吸引しつつ捕捉してスプライサ43へ案内する。スプライサ43は、案内された糸端同士を空気流によって接続する。より詳細には、スプライサ43は、案内された両方の糸端を空気流によって解撚し、解撚後の糸端同士を重ね合わせ、その状態で旋回空気流によって両糸端を撚って接続する。
糸監視装置47は、スプライサ43によって糸継ぎが行われた後、紡績糸10の糸状態を検出する。すなわち、糸監視装置47は、スプライサ43によって糸継ぎが行われる際に、スプライサ43よりも下流側に位置している。
次に、紡績機1の制御システムについて説明する。図3に示すように、統括制御装置50は、糸監視装置52等の検出結果に基づいて、ユニットコントローラ29、糸継台車コントローラ49及びブロアコントローラ89等に指示を出し、紡績機1の各部の制御を行う。統括制御装置50には、入力部55、及び、表示部56が接続されている。統括制御装置50は、例えば、紡績ユニット2の動作状態等を表示部56に表示させる。統括制御装置50は、オペレータによる入力部55の入力操作に基づいて、例えば、紡績ユニット2の動作等の設定を変更する。統括制御装置50は、一例として原動機ボックス5内に設けられている。入力部55及び表示部56は、一例として原動機ボックス5の側面に取り付けられている。
統括制御装置50と、ユニットコントローラ29、糸継台車コントローラ49及びブロアコントローラ89とは通信ラインL1によって接続されている。統括制御装置50と、ユニットコントローラ29、糸継台車コントローラ49及びブロアコントローラ89とは、通信ラインL1を経由してデータ通信が行われる。
糸継台車コントローラ49は、統括制御装置50からの指示に基づいて、糸継台車3の走行及び糸継ぎの制御等を行う。糸継台車コントローラ49は、例えば、糸継台車3に設けられている。ブロアコントローラ89は、統括制御装置50からの指示に基づいて、ブロアボックス80内に設けられたエアー供給源等の制御を行う。ブロアコントローラ89は、例えばブロアボックス80内に設けられている。
複数の紡績ユニット2は、所定数毎(一例として、4錘又は8錘等)にグループ分けされている。ユニットコントローラ29は、所定数の紡績ユニット2から構成されるグループG毎に一つずつ設けられている。ユニットコントローラ29は、統括制御装置50からの指示に基づいて、自身が管理するグループG内の所定数の各紡績ユニット2の制御を行う。ユニットコントローラ29は、例えば管理する紡績ユニット2の近傍に設けられている。ユニットコントローラ29は、自身が管理するグループG内の所定数の各紡績ユニット2に備えられた糸監視装置52と、通信ラインL2によって接続されている。ユニットコントローラ29と糸監視装置52とは、通信ラインL2を経由してデータ通信が行われる。なお、紡績ユニット2をグループ分けせずに、ユニットコントローラ29が紡績ユニット2毎にそれぞれ設けられていてもよい。
また、紡績機1に設けられた複数の各糸監視装置52と、表示制御装置100とは、通信ラインL2によって接続されている。表示制御装置100と複数の糸監視装置52とは、通信ラインL2を経由してデータ通信を行う。
ここで、各紡績ユニット2にそれぞれ設けられた糸監視装置52は、検出部52aと糸監視制御部52bとを含んで構成されている。検出部52aは、空気紡績装置9によって紡績された紡績糸10の太さの時間的な変化を検出する。検出部52aは、検出した結果を検出結果データとして糸監視制御部52bに出力する。検出結果データは、一例として、紡績糸10の太さに応じて時間的に変化するアナログ信号である。
本実施形態では、検出部52aとして、紡績糸10に光を照射し、受光量の変化により糸太さの時間的な変化状態を検出する光学式の監視装置を用いる。なお、検出部52aとして、電界中に紡績糸10を通過させ、静電容量の変化によって糸の質量の時間的な変化状態を検出する静電容量式の監視装置を用いてもよい。この場合、検出部52aは、紡績糸10の質量の時間的な変化を検出する。
糸監視制御部52bは、算出部522と、出力部523とを含んで構成されている。算出部522は、検出部52aから入力された検出結果データに基づいて、紡績糸10に含まれる糸むらの太さと長さとに関する分布データ(評価値)を算出する。算出部522は、一例として、まず、アナログ信号である検出結果データをデジタル信号に変換する。算出部522は、変換した検出結果データを紡績糸10の所定の長さ毎(一例として1mm毎)にサンプリングした結果に基づいて、分布データを算出する。以下、算出部522において分布データの算出対象となる糸むらを、後述するつなぎ目に関する糸むらと区別するために「通常糸むら」という。通常糸むらは、つなぎ目以外の糸むらである。
出力部523は、分布データを表示制御装置100へ出力する。出力部523は、分布データを表示制御装置100に加えて統括制御装置50へ出力してもよい。通常糸むらには、切断除去した通常糸むらと、切断除去しない残存する通常糸むらとがある。出力部523は、切断除去すべき通常糸むらが算出部522によって検出され、カッタ57によって通常糸むらの切断除去が行われた場合に、切断除去した通常糸むらの分布データを表示制御装置100へ出力する。また、出力部523は、切断除去しない通常糸むらの分布データについては、所定数のデータが溜まった段階で、表示制御装置100へ出力する。
なお、糸監視制御部52bは、検出部52aから入力された検出結果データに基づいて、通常糸むらにおける太さの時間的な変化状態を示す波形データを生成してもよい。その場合、出力部523は、波形データを表示制御装置100へ出力する。また、出力部523は、波形データを表示制御装置100に加えて統括制御装置50へ出力してもよい。統括制御装置50又は表示制御装置100は、生成された通常糸むらの波形データを表示部56又は120に表示してもよい。
また、糸継台車3に設けられた糸監視装置47と、表示制御装置100とは、通信ラインL3によって接続されている。表示制御装置100と糸監視装置47とは、通信ラインL3を経由してデータ通信を行う。
糸継台車3に設けられた糸監視装置47は、検出部47aと糸監視制御部47bとを含んで構成されている。検出部47aは、スプライサ43によって糸継ぎが行われた後、つなぎ目測定期間の間、紡績糸10の太さの時間的な変化を検出する。この検出結果には、スプライサ43によって糸継ぎがされたつなぎ目の検出結果が含まれている。すなわち、検出部47aは、スプライサ43によって糸継ぎが行われた紡績糸10のつなぎ目の太さの時間的な変化を検出することができる。検出部47aは、検出した結果を検出結果データとして糸監視制御部47bに出力する。検出結果データは、一例として、紡績糸10の太さに応じて時間的に変化するアナログ信号である。ここで、つなぎ目測定期間とは、例えば、スプライサ43によって糸継ぎが行われた後、パッケージ45に予め定められた長さ(一例として約60cm)の紡績糸10が巻き取られるまでの期間である。
本実施形態では、検出部47aとして、紡績糸10のつなぎ目に光を照射し、受光量の変化により糸太さの時間的な変化状態を検出する光学式の監視装置を用いる。なお、検出部47aとして、電界中に紡績糸10のつなぎ目を通過させ、静電容量の変化によって糸の質量の時間的な変化状態を検出する静電容量式の監視装置を用いてもよい。この場合、検出部47aは、つなぎ目の質量の時間的な変化を検出する。
糸監視制御部47bは、生成部471と、算出部472と、出力部473とを含んで構成されている。生成部471は、検出部47aから入力された検出結果データに基づいて、つなぎ目の太さの時間的な変化状態を示す波形データを生成する。生成部471は、一例として、まず、アナログ信号である検出結果データをデジタル信号に変換する。生成部471は、変換した検出結果データを紡績糸10の所定の長さ毎(一例として1mm毎)にサンプリングすることにより、つなぎ目の波形データを生成する。
算出部472は、検出部47aから入力された検出結果データに基づいて、つなぎ目の太さと長さとに関する分布データ(評価値)を算出する。算出部472は、一例として、まず、アナログ信号である検出結果データをデジタル信号に変換する。算出部472は、変換した検出結果データを紡績糸10の所定の長さ毎(一例として1mm毎)にサンプリングした結果に基づいて、分布データを算出する。例えば算出部472は、紡績糸10の太さが予め設定された値を超えた部分をつなぎ目として検出する。なお、なお、算出部472は、検出結果データに基づいて生成された波形データに基づいて、分布データを算出してもよい。この場合であっても、算出部472は、検出結果データに基づいて分布データを算出しているといえる。
出力部473は、つなぎ目の分布データを表示制御装置100へ出力する。出力部473は、つなぎ目の分布データを表示制御装置100に加えて統括制御装置50へも出力してもよい。つなぎ目には、不良つなぎ目として切断除去したつなぎ目と、正常つなぎ目として切断除去しないつなぎ目とがある。切断除去したつなぎ目とは、スプライサ43によって糸継作業が行われたつなぎ目の状態が不良であり、再度、このつなぎ目部分の切断除去を行う必要があるつなぎ目である。出力部473は、切断除去すべきつなぎ目が算出部472によって検出され、このつなぎ目が切断除去されて再度糸継ぎが行われた場合に、切断除去したつなぎ目の分布データを表示制御装置100へ出力する。また、出力部473は、切断除去しないつなぎ目の分布データについては、所定数のデータが溜まった段階で、表示制御装置100へ出力する。
出力部473は、生成部471によって生成されたつなぎ目の波形データを、つなぎ目が検出される毎に表示制御装置100へ出力する。
このように表示制御装置100は、各紡績ユニット2に設けられた糸監視装置52の糸監視制御部52bから、紡績糸10に含まれる通常糸むらの長さと太さとに関する分布データを取得する。また、表示制御装置100は、糸監視装置47の糸監視制御部47bから、紡績糸10に含まれるつなぎ目の太さと長さとに関する分布データと、つなぎ目の波形データとを取得する。ここで表示制御装置100が取得するつなぎ目の分布データには、上述したように、切断除去したつなぎ目の分布データだけでなく、切断除去しないつなぎ目の分布データを含む。また、表示制御装置100が取得する通常糸むらの分布データには、上述したように、切断除去した通常糸むらの分布データだけでなく、残存する通常糸むらの分布データを含む。
表示制御装置100には、入力部110、及び、表示部120が更に接続されている。表示制御装置100は、一例として原動機ボックス5内に設けられている。入力部110及び表示部120は、一例として、原動機ボックス5の側面に取り付けられている。表示制御装置100は、糸監視制御部47bから取得したつなぎ目の波形データ等を表示部120に表示させる。以下、表示制御装置100が表示部120に表示させる画像例について説明する。
表示制御装置100は、まず、図4に示す二次元フィールドAを生成する。二次元フィールドAは、糸むらの長さを横軸とし、糸むらの太さを縦軸とし、この座標上に糸むらをドットとして表示したものである。なお、縦軸は、基準となる糸太さに対する太さの割合である。表示制御装置100は、通常糸むら及びつなぎ目の分布データが示す太さ及び長さに基づいて、二次元フィールドA上のドットの位置を決定する。以下、分布データに基づいて二次元フィールドA上に表示させるドットを、評価結果ポイントという。
なお、オペレータは、表示部120に評価結果ポイント等を表示する紡績ユニット2の情報を入力部110を通じて入力する。表示制御装置100は、入力された紡績ユニット2が生成する紡績糸10についての評価結果ポイントを表示部120に表示させる。
表示制御装置100は、図4に示すように、評価結果ポイントを付した二次元フィールドAを表示部120に表示させる。なお、図4において、切断除去した通常糸むらの評価結果ポイントを白塗りの四角印で示し、切断除去しない残存する通常糸むらの評価結果ポイントを黒塗り四角印で示している。また、図4において、不良つなぎ目として切断除去したつなぎ目の評価結果ポイントを白塗り丸印で示し、正常つなぎ目として切断除去しないつなぎ目の評価結果ポイントを黒塗り丸印で示している。
図4の理解を容易にするために、参考のため、図5に、切断除去した通常糸むらの評価結果ポイント(白塗り四角印)、及び、切断除去しない残存する通常糸むらの評価結果ポイント(黒塗り四角印)のみを表示した画像の一例を示す。また、図6に、不良つなぎ目として切断除去したつなぎ目の評価結果ポイント(白塗り丸印)、及び、正常つなぎ目として切断除去しないつなぎ目の評価結果ポイント(黒塗り丸印)のみを表示した画像の一例を示す。
本実施形態では、白塗り又は黒塗りの四角印、及び、白塗り又は黒塗りの丸印を用いて、切断除去した通常糸むら、切断除去しない残存する通常糸むら、不良つなぎ目として切断除去したつなぎ目、及び、正常つなぎ目として切断除去しないつなぎ目を区別しているが、互いに区別が可能であればこれ以外の方法によって表示してもよい。例えば、色を変えて表示する、或は、色以外の表示形態として、評価結果ポイントの印を点滅又は点灯させたり、大きさを変えたり、模様を変えたりして表示してもよい。
表示制御装置100は、時間的に異なる複数のつなぎ目に関する評価結果ポイントを二次元フィールドAに付し、複数の評価結果ポイントを同時に表示部120に表示させる。同様に、表示制御装置100は、時間的に異なる通常糸むらに関する評価結果ポイントを二次元フィールドAに付し、複数の評価結果ポイントを同時に表示部120に表示させる。表示制御装置100は、複数のつなぎ目及び複数の通常糸むらの評価結果ポイントを表示部120に表示するために、糸監視制御部47b及び52bから取得した分布データを所定数又は紡績糸10の所定長さ分だけ記憶している。
表示制御装置100は、オペレータによる入力部110の入力操作に基づいて、表示部120に表示する評価結果ポイントの種類を変更してもよい。例えば、表示制御装置100は、評価結果ポイントとして、切断除去しない残存する通常糸むらの評価結果ポイント、及び、正常つなぎ目として切断除去しないつなぎ目の評価結果ポイントのみを表示部120に表示してもよい。
表示制御装置100は、図4に示すように、検出された最も新しいつなぎ目の波形データDを二次元フィールドAに重ねて表示部120に表示させる。なお、表示制御装置100は、最も新しいつなぎ目の波形データDに限定されず、例えば、オペレータによる入力部110の入力操作に基づいて、過去の波形データを二次元フィールドAに重ねて表示してもよい。過去の波形データを表示する場合、入力部110は、糸監視制御部47bから取得した波形データを所定数又は紡績糸10の所定長さ分だけ記憶している。
また、表示制御装置100は、糸監視制御部47bから入力されたつなぎ目の波形データのうち、太さ等に基づいて判断されたつなぎ目部分の波形データ及びつなぎ目部分の前後所定長さ分の波形データを切り出して表示部120に表示させてもよい。図4に示す例では、つなぎ目部分を含む8cm分の波形データDを表示部120に表示している。
表示制御装置100は、切断除去したつなぎ目の評価結果ポイントのうち、表示部120に表示されている波形データに対応する評価結果ポイントを他の評価結果ポイントと区別して表示部120に表示させる。本実施形態では、図4に示すように、表示されている波形データに対応する切断除去したつなぎ目の評価結果ポイントPを白塗り星印で示している。オペレータが入力部110を操作して表示部120に表示させる波形データを変更した場合、表示制御装置100は、表示されている波形データに対応する評価結果ポイントPを白塗り星印で表示してもよい。なお、評価結果ポイントPが他の評価結果ポイントと区別できれば、評価結果ポイントPを白塗り星印で表示することに限定されず、他の方法によって表示してもよい。
表示制御装置100は、つなぎ目の切断除去を行うか否かの条件を表示部120に表示させる。具体的には、表示制御装置100は、つなぎ目の切断除去を行うか否かの条件として、第一クリアリングカーブBを二次元フィールドAに重ねて表示部120に表示させる(図4及び図6参照)。第一クリアリングカーブBは、つなぎ目の切断除去を行うか否かの境界である。第一クリアリングカーブBに対して紡績糸10の基準太さ(糸の太さが0%の横軸)側にあるつなぎ目の評価結果ポイントが切断除去しないつなぎ目(黒塗り丸印)であり、第一クリアリングカーブBに対して紡績糸10の基準太さ(糸の太さが0%の横軸)から離れる側にあるつなぎ目の評価結果ポイントが切断除去するつなぎ目(白塗り丸印)である。
表示制御装置100は、通常糸むらの切断除去を行うか否かの条件を表示部120に表示させる。具体的には、表示制御装置100は、通常糸むらの切断除去を行うか否かの条件として、第二クリアリングカーブCを二次元フィールドAに重ねて表示部120に表示させる(図4及び図5参照)。第二クリアリングカーブCは、通常糸むらの切断除去を行うか否かの境界である。第二クリアリングカーブCに対して紡績糸10の基準太さ(糸の太さが0%の横軸)側にある通常糸むらの評価結果ポイントが切断除去しない通常糸むら(黒塗り四角印)であり、第二クリアリングカーブCに対して紡績糸10の基準太さ(糸の太さが0%の横軸)から離れる側にある通常糸むらの評価結果ポイントが切断除去する通常糸むら(白塗り四角印)である。
表示制御装置100は、オペレータによる入力部110の入力操作に基づいて、第一クリアリングカーブB及び第二クリアリングカーブCの表示のオンオフを切り替えてもよい。
なお、二次元フィールドAにおいて、紡績糸10の基準太さ(糸の太さが0%の横軸)の近傍の領域Rについては、通常糸むらの評価結果ポイントを表示しない(図4及び図5参照)。図4から図6では、領域Rにハッチングを付している。これは、一例として、切断除去しない通常糸むらの評価結果ポイントの大部分は領域Rの位置に付されるため、表示する評価結果ポイントの数が膨大となることを避けるためである。但し、つなぎ目の評価結果ポイント(黒塗り丸印)については、通常糸むらの評価結果ポイントに対して数が少ないため、領域Rにおいてもつなぎ目の評価結果ポイントを表示している(図4及び図6参照)。
表示制御装置100は、図4において表示欄Sで示すように、通常糸むらに関する情報とつなぎ目に関する情報とを表示部120に表示させる。具体的には、通常糸むらに関する情報として、通常糸むらの太さ(図4の例では「120%」)と、通常糸むらの長さ(図4の例では「20mm」)とを表示する。表示欄Sには、複数検出される通常糸むらのうち最も新しい糸むらに関する情報が表示される。新たに通常糸むらが検出された場合、表示欄Sの通常糸むらに関する情報が更新される。また、つなぎ目に関する情報として、つなぎ目の太さ(図4の例では「135%」)と、つなぎ目の長さ(図4の例では「38mm」)と、糸継ぎが行われた後つなぎ目が検出されるまでの間にパッケージ45に巻き取られた紡績糸10の長さ(図4の例では「20cm」)とを表示する。表示欄Sに表示されるつなぎ目に関する情報は、表示部120に表示されている波形データに対応するつなぎ目(評価結果ポイントPに対応するつなぎ目)に関する情報である。新たにつなぎ目が検出された場合、表示欄Sのつなぎ目に関する情報が更新される。図4では、表示欄Sを一例として表示部120の表示画面の右上領域に表示したが、表示欄Sを表示する位置はこれに限定されない。
このように、つなぎ目が算出部472によって検出されると、図4に示すように、検出されたつなぎ目の評価結果ポイントと、つなぎ目の波形データとが二次元フィールドA上に重ねて表示部120に表示される。また、過去に検出されたつなぎ目の評価結果ポイント、及び、過去に検出された通常糸むらの評価結果ポイントも二次元フィールドA上に重ねて表示される。更に、第一クリアリングカーブB及び第二クリアリングカーブCも二次元フィールドA上に重ねて表示される。
オペレータは、表示部120に表示されるつなぎ目の波形データとつなぎ目の評価結果ポイントとを確認することで、つなぎ目の形状を視覚的に容易に把握することができる。これにより、オペレータは、把握したつなぎ目の形状を、糸継台車3のスプライサ43を調整する際の目安とすることができる。例えば、つなぎ目の両端部分が太い場合、又は、つなぎ目の平均太さが太い場合、つなぎ目の形状が正常となるようにスプライサ43の各部を調整する。また、オペレータは、複数のつなぎ目の評価結果ポイントを確認することにより、つなぎ目の状態の傾向を把握することができる。オペレータは、把握されたつなぎ目の傾向に基づいて、スプライサ43を調整することができる。
上述した、糸監視制御部47b及び52b、及び、表示制御装置100は、物理的には、例えばCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)を含むコンピュータによって構成されている。
以上のように、検出部47a及び52a、糸監視制御部47b及び52b、表示制御装置100、及び、表示部120が、つなぎ目の波形データと評価結果ポイントとを重ねて表示等する糸状態表示装置を構成する。
次に、表示制御装置100が表示部120につなぎ目の評価結果ポイント及び波形データ等を表示する処理(糸状態表示方法)の流れについて説明する。図7に示すように、糸監視制御部47bの生成部471は、検出部47aの検出結果データに基づいて、つなぎ目の波形データを生成する(ステップS101:生成工程)。糸監視制御部52bの算出部522は、検出部52aの検出結果データに基づいて、紡績糸10に含まれる通常糸むらの分布データを算出する。糸監視制御部47bの算出部472は検出部47aの検出結果データに基づいて紡績糸10に含まれるつなぎ目の分布データを算出する(ステップS102:算出工程)。
糸監視制御部52bの出力部523は、分布データを表示制御装置100へ出力する。糸監視制御部47bの出力部473は、波形データ及び分布データを表示制御装置100へ出力する(ステップS103:出力工程)。表示制御装置100は、二次元フィールドA上につなぎ目及び通常糸むらの評価結果ポイントとつなぎ目の波形データとを重ねて表示部120に表示させる。また、表示制御装置100は、表示欄Sに通常糸むらとつなぎ目に関する情報を表示させる(ステップS104:表示工程)。
本実施形態は以上のように構成され、表示制御装置100は、つなぎ目の波形データと重ねて、つなぎ目の評価結果ポイントを表示部120に表示させる。これにより、オペレータは、つなぎ目の波形を確認するのと同時に、つなぎ目の評価結果を確認できる。このように、オペレータは、紡績糸10のつなぎ目の状態を適切に確認できる。そしてオペレータは、紡績糸10のつなぎ目の状態に基づいて、例えば、糸継台車3のスプライサ43の調整をより適切に行うことができる。
表示制御装置100は、時間的に異なる複数のつなぎ目に関する評価結果ポイントを同時に表示部120に表示させる。例えば、つなぎ目の状態は、糸継台車3のスプライサ43の設定等によってある程度、形状が決まっている。しかしながら、つなぎ目の状態にもある程度のばらつきがあり、一つのつなぎ目の波形データ及び評価結果ポイントのみでつなぎ目の状態を判断すると、判断を誤ることが考えられる。そこで、複数のつなぎ目に関する評価結果ポイントを表示することにより、オペレータは、複数の評価結果ポイントに基づいてつなぎ目の状態の傾向を把握することができる。
表示制御装置100は、同時に表示するつなぎ目の複数の評価結果ポイントのうち、表示部120に表示されている波形データDに対応する評価結果ポイントを他の評価結果ポイントと区別して表示部120に表示させる(図4の評価結果ポイントP(白塗り星印))。この場合、オペレータは、表示部120に表示されている波形データDに対応するつなぎ目の評価結果ポイントを容易に把握することができる。
表示制御装置100は、不良つなぎ目として切断除去したつなぎ目に関する評価結果ポイント(図4の白塗り丸印)と、切断除去しないつなぎ目に関する評価結果ポイント(図4の黒塗り丸印)とを区別して表示部120に表示させてもよい。この場合、オペレータは、切断除去したつなぎ目に関する評価結果ポイントと、切断除去しないつなぎ目に関する評価結果ポイントとを簡単に区別して確認することができる。
表示制御装置100は、つなぎ目の切断除去を行う境界となる第一クリアリングカーブBを表示部120に更に表示させる。この場合、切断除去したつなぎ目に関する評価結果ポイントと共に、切断除去を行う境界となる第一クリアリングカーブBを確認することができる。
糸監視制御部52bの算出部522は、通常糸むらについての分布データを算出する。表示制御装置100は、つなぎ目の評価結果ポイントに加えて、通常糸むらの分布データに基づいて通常糸むらの評価結果ポイントも表示部120に表示させる。この場合、オペレータは、通常糸むらに関する評価結果ポイントと、つなぎ目に関する評価結果ポイントとを同時に確認することができる。
表示制御装置100は、切断除去した通常糸むらに関する評価結果ポイント(図4の白塗り四角印)と、切断除去しない通常糸むらに関する評価結果ポイント(ステップS4の黒塗り四角印)とを区別して表示部120に表示させる。この場合、オペレータは、切断除去した通常糸むらに関する評価結果ポイントと、切断除去しない通常糸むらに関する評価結果ポイントとを簡単に区別して確認することができる。
表示制御装置100は、通常糸むらの切断除去を行う境界となる第二クリアリングカーブCを表示部120に更に表示させる。この場合、オペレータは、切断除去した通常糸むらに関する評価結果ポイントと共に、切断除去を行う境界となる第二クリアリングカーブCを確認することができる。
表示制御装置100は、例えば、切断除去しないつなぎ目に関する評価結果ポイント(図4の白塗丸印)、及び、切断除去しない通常糸むらに関する評価結果ポイント(図4の黒塗り四角印)を区別して、これら評価結果ポイントとつなぎ目の波形データのみを表示部120に表示させてもよい。この場合、オペレータは、切断除去しないつなぎ目に関する評価結果ポイントと、切断除去しない通常糸むらに関する評価結果ポイントとを確認することができ、生成された紡績糸10の状態を把握することができる。
表示制御装置100は、スプライサ43によって糸継ぎが行われた後、つなぎ目が検出されるまでの間にパッケージ45に巻き取られた紡績糸10の長さを表示部120に表示させる。この場合、オペレータは、つなぎ目の切断除去後、巻取りを再開してからのどの位置につなぎ目があるかを把握することができる。なお、スプライサ43に対する糸監視装置47の位置は固定されているため、つなぎ目の切断除去後、巻取りを再開してからつなぎ目が検出されるまでの長さは、略一定となっている。
各紡績ユニット2に設けられた糸監視装置52の糸監視制御部52b、及び、糸継台車3に設けられた糸監視装置47の糸監視制御部47bが分布データを算出するため、表示制御装置100が分布データを算出することが不要となり、表示制御装置100の負荷を抑制することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、糸継台車3によって糸継作業が行われた後、つなぎ目測定期間中につなぎ目が検出されない場合、糸監視制御部47bの算出部472は、つなぎ目測定期間中に検出部47aから入力された検出結果データのうち最も糸が太い部分についての分布データをつなぎ目の分布データとして算出してもよい。この場合、表示制御装置100は、つなぎ目の分布データとして算出された最も糸が太い部分についての評価結果ポイントと、最も糸が太い部分の波形データとを表示部120に表示させる。これにより、オペレータは、つなぎ目が検出されない場合であっても、つなぎ目測定期間中の最も糸が太い部分に関する評価結果ポイントと波形データとを確認することができる。なお、検出部47aとして静電容量式の監視装置を用いる場合、糸監視制御部47bは、最も糸質量が多い部分の分布データをつなぎ目の分布データとして算出する。
また、表示制御装置100は、つなぎ目測定期間中に入力された検出結果データのうち最も糸が太い部分の評価結果ポイント等をつなぎ目として表示する際に、表示欄Sにこのつなぎ目に関する情報を表示してもよい。この場合、オペレータは、表示部120に表示されている波形データDが、紡績糸10の巻取りを再開してからのどの位置の波形データであるかを把握することができる。
例えば、上述したように、つなぎ目の切断除去後、巻取りを再開してからつなぎ目が検出されるまでの長さは略一定である。つなぎ目測定期間中に入力された検出結果データのうち最も糸が太い部分をつなぎ目とした場合、この最も糸が太い部分が検出されるまでの長さが他のつなぎ目が検出されるまでの長さとは異なることがある。従って、オペレータは、つなぎ目が検出されるまでの長さが今までと異なっているかを確認することにより、表示部120に表示されているつなぎ目の各種情報が、つなぎ目として判断された最も太い部分についての情報である可能性があることを把握できる。
糸監視装置47及び52に設けられた算出部472及び522が分布データを算出するものとしたが、分布データを算出する算出部472及び522を表示制御装置100内に設けてもよい。また、生成部471が波形データを生成するものとしたが、波形データを生成する生成部471を表示制御装置100内に設けてもよい。
糸監視装置52の糸監視制御部52bを各紡績ユニット2にそれぞれ設けたが、各紡績ユニット2のそれぞれに設けることに限定されない。例えば、糸監視制御部52bを、所定数毎にグループ分けされた紡績ユニット2のグループ毎、すなわち、複数の紡績ユニット2に対して共通に設けてもよい。
つなぎ目を検出する糸監視装置47を糸継台車3に設けたが、各紡績ユニット2に対してスプライサ43よりも下流側の位置にそれぞれ糸監視装置47を設けてもよい。糸監視装置47を各紡績ユニット2にそれぞれ設けた場合、糸監視装置47によって、つなぎ目と通常糸むらとを検出してもよい。この場合、糸監視装置47の生成部471は、つなぎ目の波形データを生成し、算出部472はつなぎ目及び通常糸むらの分布データを算出する。また、各紡績ユニット2にそれぞれ糸監視装置47を設けた場合、糸監視装置47の糸監視制御部47bは、各紡績ユニット2にそれぞれ設けなくてもよい。例えば、糸監視制御部47bを、所定数毎にグループ分けされた紡績ユニット2のグループ毎、すなわち、複数の紡績ユニット2に対して共通に設けてもよい。この場合、紡績ユニット2毎に設けられた糸監視制御部47bの出力部473、又は、所定数の紡績ユニット2のグループ毎に設けられた糸監視制御部47bの出力部473は、波形データと分布データとを通信ラインを介して表示制御装置100に出力する。
表示制御装置100は、紡績ユニット2で生成される紡績糸10のつなぎ目の波形データ及び評価結果ポイント等を表示部120に表示させるものとしたが、紡績機1以外の糸処理装置において処理される糸の波形データ及び評価結果ポイント等を表示させてもよい。例えば、糸の巻取を行う自動ワインダ、オープンエンド紡績機、及び、リング紡績機等、糸継ぎを行う装置であれば、これらの装置においても上記の表示制御装置100を用いてつなぎ目の波形データ及び評価結果ポイント等を表示することができる。
1…紡績機(糸処理装置)、2…紡績ユニット(糸処理ユニット)、3…糸継台車(糸継装置)、47a,52a…検出部、47b,52b…糸監視制御部、100…表示制御装置(表示制御部)、120…表示部、471…生成部、472,522…算出部、473,523…出力部。
Claims (16)
- 糸継装置によるつなぎ目の糸状態の検出結果データから糸状態の変化状態を示す波形データを生成する生成部と、
前記検出結果データから糸状態と長さとに関する評価値を算出する算出部と、
表示部と、
前記波形データと重ねて、前記評価値を評価結果ポイントとして前記表示部に表示させる表示制御部と、
を備える糸状態表示装置。 - 糸処理ユニット毎又は所定数の前記糸処理ユニット毎に設けられ、糸継装置によるつなぎ目の糸状態の検出結果データから糸状態の変化状態を示す波形データを生成する生成部と、
前記糸処理ユニット毎又は所定数の前記糸処理ユニット毎に設けられ、前記検出結果データから糸状態と長さとに関する評価値を算出する算出部と、
前記糸処理ユニット毎又は所定数の前記糸処理ユニット毎に設けられ、通信ラインを介して前記波形データと前記評価値とを出力する出力部と、
表示部と、
前記通信ラインを介して前記波形データと前記評価値とを取得し、前記波形データと重ねて、前記評価値を評価結果ポイントとして前記表示部に表示させる表示制御部と、
を備える糸状態表示装置。 - 前記表示制御部は、時間的に異なる複数の前記つなぎ目に関する前記評価結果ポイントを同時に前記表示部に表示させる、請求項1又は2に記載の糸状態表示装置。
- 前記表示制御部は、同時に表示される複数の前記評価結果ポイントのうち、前記表示部に表示されている前記波形データに対応する前記評価結果ポイントを他の前記評価結果ポイントと区別して前記表示部に表示させる、請求項3に記載の糸状態表示装置。
- 前記表示制御部は、不良つなぎ目として切断除去した前記つなぎ目に関する前記評価結果ポイントと、切断除去しない前記つなぎ目に関する前記評価結果ポイントとを区別して前記表示部に表示させる、請求項3又は4に記載の糸状態表示装置。
- 前記表示制御部は、前記つなぎ目の切断除去を行う境界となる第一クリアリングカーブを前記表示部に更に表示させる、請求項5に記載の糸状態表示装置。
- 前記算出部は、前記つなぎ目以外の糸状態の前記検出結果データから、前記つなぎ目以外の通常糸むらについての糸状態と長さとに関する評価値を更に算出し、
前記表示制御部は、前記通常糸むらに関する評価結果ポイントを、前記表示部に更に表示させる、
請求項1から6のいずれか一項に記載の糸状態表示装置。 - 前記表示制御部は、切断除去した前記通常糸むらに関する前記評価結果ポイントと、切断除去しない前記通常糸むらに関する前記評価結果ポイントとを区別して前記表示部に表示させる、請求項7に記載の糸状態表示装置。
- 前記表示制御部は、前記通常糸むらの切断除去を行う境界となる第二クリアリングカーブを前記表示部に更に表示させる、請求項8に記載の糸状態表示装置。
- 前記算出部は、前記つなぎ目以外の糸状態の前記検出結果データから、前記つなぎ目以外の通常糸むらについての糸状態と長さとに関する評価値を更に算出し、
前記表示制御部は、切断除去しない前記つなぎ目に関する前記評価結果ポイントと、切断除去しない前記通常糸むらに関する前記評価結果ポイントとを区別して前記表示部に表示させる、
請求項3又は4に記載の糸状態表示装置。 - 前記算出部は、前記糸継装置によって糸継ぎが行われた後、つなぎ目測定期間中の前記検出結果データに基づいて前記評価値を算出する際に、前記つなぎ目測定期間中に前記つなぎ目が検出されない場合、前記つなぎ目測定期間中の前記検出結果データのうち最も糸が太い或は糸質量が多い部分の前記評価値を前記つなぎ目の評価値として算出する、請求項1から10のいずれか一項に記載の糸状態表示装置。
- 前記表示制御部は、前記糸継装置によって糸継ぎが行われた後、前記算出部によってつなぎ目が検出されるまでの間の前記糸の長さを前記表示部に更に表示させる、請求項1から11のいずれか一項に記載の糸状態表示装置。
- 前記糸継装置は、空気流によって糸端同士を接続するスプライサを備える、請求項1から12のいずれか一項に記載の糸状態表示装置。
- 請求項1から13のいずれか一項に記載された糸状態表示装置と、
糸処理を行う複数の糸処理ユニットと、を備え、
前記生成部は、前記糸処理ユニットで処理される糸における前記検出結果データに基づいて前記波形データを生成し、
前記算出部は、前記糸処理ユニットで処理される糸における前記検出結果データに基づいて前記評価値を算出する、糸処理装置。 - 糸状態を表示する糸状態表示装置で行われる糸状態表示方法であって、
糸継装置によるつなぎ目の糸状態の検出結果データから糸状態の変化状態を示す波形データを生成する生成工程と、
前記検出結果データから糸状態と長さとに関する評価値を算出する算出工程と、
前記波形データと重ねて、前記評価値を評価結果ポイントとして表示部に表示させる表示工程と、
を含む糸状態表示方法。 - 糸状態を表示する糸状態表示装置で行われる糸状態表示方法であって、
糸処理ユニット毎又は所定数の前記糸処理ユニット毎に設けられた生成部によって実行され、糸継装置によるつなぎ目の糸状態の検出結果データから糸状態の変化状態を示す波形データを生成する生成工程と、
前記糸処理ユニット毎又は所定数の前記糸処理ユニット毎に設けられた算出部によって実行され、前記検出結果データから糸状態と長さとに関する評価値を算出する算出工程と、
前記糸処理ユニット毎又は所定数の前記糸処理ユニット毎に設けられた出力部で実行され、通信ラインを介して前記波形データと前記評価値とを出力する出力工程と、
表示制御部において実行され、前記通信ラインを介して前記波形データと前記評価値とを取得し、前記波形データと重ねて、前記評価値を評価結果ポイントとして表示部に表示させる表示工程と、
を含む糸状態表示方法。
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