JP2015126104A - 電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】発熱体から発せられる熱を効率良く放熱すること。【解決手段】金属板20を、放熱部材12に対して3つの締結部材41,42,43で締結し、金属板20における締結部材41,42,43によって囲まれる領域Z1が、金属板20における各電子部品11が搭載される搭載部26の少なくとも一部分を含むようにした。これによれば、各電子部品11から発せられる熱によって、回路基板10aが放熱部材12に対して反るように変形しようとしても、金属板20における各締結部材41,42,43によって囲まれる領域Z1では、各締結部材41,42,43の締結によって、放熱部材12に対して反ってしまうことが抑制される。よって、金属板20における締結部材41,42,43によって囲まれる領域Z1が、金属板20と放熱部材12との間の熱伝達経路として機能する。【選択図】図1
Description
本発明は、電子機器に関する。
従来から、電子機器における発熱体の放熱構造として、例えば特許文献1のものが開示されている。図4に示すように、特許文献1では、発熱電子部品101(発熱体)が搭載されるプリント基板102(回路基板)が、アルミニウム等からなるケース103内に収納されている。プリント基板102の絶縁基板102aには、銅箔等からなる放熱用パターン104が一体的に設けられている。発熱電子部品101は放熱用パターン104に固定されている。ケース103には筒状のボス部105が一体形成されている。さらに、ボス部105には、熱伝導効率の良いアルミニウム等からなる放熱ナット106がインサート成形されている。放熱ナット106は、ボス部105における絶縁基板102a側の端部よりも絶縁基板102a側へ突出する突出部106aと、ケース103外に露出する露出部106bとを有する。そして、放熱用パターン104と突出部106aとを接触させた状態で、ビス107(雄ねじ)を放熱ナット106に螺着させることにより、プリント基板102が放熱ナット106に支持される。これによれば、発熱電子部品101から発せられる熱は、放熱用パターン104から放熱ナット106を介してケース103外へ放熱される。
しかしながら、絶縁基板102aの線膨脹係数と放熱用パターン104の線膨張係数とが異なるため、発熱電子部品101から発せられる熱によって、プリント基板102が放熱ナット106に対して反るように変形する場合がある。プリント基板102が放熱ナット106に対して反るように変形すると、放熱用パターン104と突出部106aとの接触面積が小さくなってしまい、発熱電子部品101から発せられる熱が、放熱用パターン104から放熱ナット106を介してケース103外へ放出され難くなってしまう。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、発熱体から発せられる熱を効率良く放熱することができる電子機器を提供することにある。
上記課題を解決する電子機器は、絶縁基板と、前記絶縁基板に接着されるとともに発熱体が搭載される金属板と、を有する回路基板を備え、前記金属板と熱的に結合される放熱部材を有する電子機器であって、前記金属板は、前記放熱部材に対して少なくとも3つの締結部材で締結されており、前記金属板における前記締結部材によって囲まれる領域は、前記金属板における前記発熱体が搭載された搭載部の少なくとも一部分を含んでいる。
例えば、金属板が放熱部材に対して1つの締結部材で締結されている場合、絶縁基板の線膨脹係数と金属板の線膨張係数とが異なるため、発熱体から発せられる熱によって、回路基板が放熱部材に対して反るように変形すると、金属板と放熱部材との間の熱伝達経路が、金属板と放熱部材とが締結部材により締結されている部位のみになってしまう虞がある。また、金属板が放熱部材に対して2つの締結部材で締結されている場合では、発熱体から発せられる熱によって、回路基板が放熱部材に対して反るように変形すると、金属板と放熱部材との間の熱伝達経路が、金属板と放熱部材とが各締結部材により締結されている部位、及び両部位同士を結ぶ線上のみになってしまう虞がある。このように、金属板と放熱部材との間の熱伝達経路が、金属板と放熱部材とが締結部材により締結されている部位のみになってしまったり、金属板と放熱部材とが各締結部材により締結されている部位、及び両部位同士を結ぶ線上のみになってしまったりすると、発熱体から発せられる熱を効率良く放熱することができない。
そこで、金属板を、放熱部材に対して少なくとも3つの締結部材で締結し、金属板における締結部材によって囲まれる領域が、金属板における発熱体が搭載される搭載部の少なくとも一部分を含むようにした。これによれば、発熱体から発せられる熱によって、回路基板が放熱部材に対して反るように変形しようとしても、金属板における締結部材によって囲まれる領域では、各締結部材の締結によって、放熱部材に対して反ってしまうことが抑制される。よって、金属板における締結部材によって囲まれる領域を、金属板と放熱部材との間の熱伝達経路として機能させることができる。そして、金属板における締結部材によって囲まれる領域が、金属板における発熱体が搭載される搭載部の少なくとも一部分を含んでいるため、発熱体から発せられる熱を、金属板における締結部材によって囲まれる領域を介して放熱部材に効率良く放熱することができる。
上記電子機器において、前記金属板は、前記絶縁基板の第1面に接着される接着部位と、前記絶縁基板に形成される貫通孔を通過して前記絶縁基板の第1面とは反対側の面である第2面よりも突出するとともに前記搭載部を有する突出部と、を有し、前記絶縁基板の第2面には配線パターンが接着されており、前記金属板は、前記絶縁基板を介することなく前記放熱部材に熱的に結合されていることが好ましい。これによれば、金属板と放熱部材との間に絶縁基板が介在されている場合に比べると、発熱体から発せられる熱を、金属板から放熱部材に効率良く放熱することができる。
上記電子機器において、前記金属板と前記放熱部材との間には伝熱部が介在されていることが好ましい。
これによれば、発熱体から発せられる熱における金属板から放熱部材への熱伝達を、伝熱部によって促進させることができるため、発熱体から発せられる熱をさらに効率良く放熱することができる。
これによれば、発熱体から発せられる熱における金属板から放熱部材への熱伝達を、伝熱部によって促進させることができるため、発熱体から発せられる熱をさらに効率良く放熱することができる。
上記電子機器において、前記伝熱部は放熱グリスであることが好ましい。
これによれば、例えば、金属板と放熱部材との間に、伝熱部として伝熱板を介在させる場合に比べると、金属板と放熱部材との間の隙間を埋め易くすることができ、発熱体から発せられる熱をさらに効率良く放熱することができる。
これによれば、例えば、金属板と放熱部材との間に、伝熱部として伝熱板を介在させる場合に比べると、金属板と放熱部材との間の隙間を埋め易くすることができ、発熱体から発せられる熱をさらに効率良く放熱することができる。
この発明によれば、発熱体から発せられる熱を効率良く放熱することができる。
以下、電子機器を具体化した一実施形態を図1〜図3にしたがって説明する。
図1及び図2に示すように、電子機器10は、発熱体としての電子部品11が複数(本実施形態では4つ)搭載される金属板20と、金属板20の一部の上面に積層される絶縁基板30と、絶縁基板30の上面に積層される配線パターン31及び固定板32とからなる回路基板10aを有する。さらに、電子機器10は、金属板20と熱的に結合された放熱部材12を有する。放熱部材12は、金属板20とは異なる材料であるアルミニウムにより形成されるとともに、グランドに接続されている。
図1及び図2に示すように、電子機器10は、発熱体としての電子部品11が複数(本実施形態では4つ)搭載される金属板20と、金属板20の一部の上面に積層される絶縁基板30と、絶縁基板30の上面に積層される配線パターン31及び固定板32とからなる回路基板10aを有する。さらに、電子機器10は、金属板20と熱的に結合された放熱部材12を有する。放熱部材12は、金属板20とは異なる材料であるアルミニウムにより形成されるとともに、グランドに接続されている。
金属板20は、放熱部材12の上面に積層されている。金属板20は、厚さ0.5mmの平板状の銅板からなるとともに、所定の形状にパターニングされている。また、金属板20は、その一部が折り曲げられている。具体的には、金属板20は、第1折曲線P1にて上側(谷折り)に折り曲げられるとともに、第2折曲線P2にて下側(山折り)に折り曲げられ、さらに、第3折曲線P3にて下側(山折り)に折り曲げられるとともに、第4折曲線P4にて上側(谷折り)に折り曲げられている。
金属板20は、第2折曲線P2と第3折曲線P3との間に形成される突出部21と、第1折曲線P1から第2折曲線P2とは反対側に延びる第1外周部22と、第1外周部22と突出部21とを繋ぐ第1屈曲部23とを有する。さらに、金属板20は、第4折曲線P4から第3折曲線P3とは反対側に延びる第2外周部24と、第2外周部24と突出部21とを繋ぐ第2屈曲部25とを有する。突出部21、第1外周部22及び第2外周部24は互いに平行に延びている。
図1において破線で示すように、第1外周部22には、突出部21の両側に延在するとともに突出部21よりも下方に位置する平面視L字状の一対の延在部22a,22bが形成されている。第2外周部24には、突出部21の両側に延在するとともに突出部21よりも下方に位置する平面視L字状の一対の延在部24a,24bが形成されている。各延在部22a,24aの先端部同士は対向配置されるとともに、各延在部22b,24bの先端部同士は対向配置されている。
図2に示すように、第1外周部22及び第2外周部24の上面には平板状の絶縁基板30が積層された状態で接着されている。よって、第1外周部22及び第2外周部24は、金属板20における絶縁基板30の下面(第1面)に接着される接着部位を形成している。絶縁基板30の中央部には、金属板20の突出部21が通過可能な貫通孔30hが形成されている。突出部21の上面は、貫通孔30hを通過して絶縁基板30の上面(絶縁基板30の第1面とは反対側の面である第2面)よりも突出している。
図1に示すように、絶縁基板30の上面には、配線パターン31が積層された状態で接着されている。配線パターン31は厚さ0.5mmの平板状の銅板からなるとともに、所定の形状にパターニングされている。配線パターン31は、金属板20の第1外周部22から各延在部22a,24aを介して第2外周部24にかけて重なり合う位置に配置されており、各延在部22b,24bとは重なり合っていない。絶縁基板30は、金属板20と配線パターン31とを絶縁している。
さらに、絶縁基板30の上面には、固定板32が積層された状態で接着されている。固定板32は厚さ0.5mmの平板状の銅板からなるとともに、金属板20の各延在部22b,24bと重なり合う位置に配置されている。突出部21の上面、配線パターン31の上面、及び固定板32の上面はそれぞれ同一平面上に位置している。配線パターン31と固定板32とは互いに離間しており、電気的に接続されていない。
金属板20の第1外周部22及び第2外周部24の上面には、接着剤(図示せず)が塗布された状態で絶縁基板30が積層される。さらに、絶縁基板30の上面には接着剤(図示せず)が塗布された状態で配線パターン31及び固定板32が積層される。そして、配線パターン31の上面、及び固定板32の上面に亘って延びる平板状の押圧具(図示せず)によって、配線パターン31及び固定板32を積層方向に押し付ける。すると、金属板20の第1外周部22及び第2外周部24と絶縁基板30との間の接着、絶縁基板30と配線パターン31との間の接着、及び絶縁基板30と固定板32との間の接着が行われ、回路基板10aが形成される。
各電子部品11は、突出部21の上面における各延在部22b,24b寄りに搭載されている。よって、突出部21は、各電子部品11が搭載された搭載部26を複数(本実施形態では4つ)有している。ここで、搭載部26とは、突出部21において、電子部品11と接触しているとともに電子部品11と熱的に結合している部位のことをいう。各電子部品11にはリード11aが設けられている。各電子部品11のリード11aは、配線パターン31に電気的に接続されている。
金属板20は、放熱部材12に対して3つの締結部材41,42,43で締結されている。本実施形態では、各締結部材41,42,43はボルトである。締結部材41は、突出部21における各延在部22a,24a寄りに配置されるとともに、突出部21を貫通して放熱部材12にねじ込まれている。締結部材42は、延在部22bの角部に配置されるとともに、固定板32、絶縁基板30及び延在部22bを貫通して放熱部材12にねじ込まれている。締結部材43は、延在部24bの角部に配置されるとともに、固定板32、絶縁基板30及び延在部24bを貫通して放熱部材12にねじ込まれている。
金属板20における締結部材41,42,43によって囲まれる領域Z1は、金属板20における各電子部品11が搭載される搭載部26の少なくとも一部分を含んでいる。領域Z1は、各締結部材41,42,43をそれぞれ直線で結ぶとともに、各直線によって囲まれた平面視三角形状の領域である。
図2及び図3に示すように、金属板20と放熱部材12との間には伝熱部としての放熱グリス27が介在されている。放熱グリス27としては、例えばシリコングリスが用いられる。図3に示すように、放熱部材12における突出部21と重なり合う上面には座部12aが突設されている。さらに、放熱部材12には座部12aを囲む環状溝12bが形成されている。そして、金属板20と放熱部材12との間に放熱グリス27が塗布されると、放熱グリス27が環状溝12bに流れ込む。これによれば、放熱グリス27が環状溝12bに流れ込む分、金属板20と座部12aとの間に放熱グリス27が流れ込んでしまうことが抑制されている。そして、締結部材41の締結によって金属板20と座部12aとが直接接触している。
配線パターン31を流れる電流(例えば120A)は、放熱部材12に電気的に接続される図示しない負荷に供給される。そして、放熱部材12、座部12a、金属板20の突出部21、電子部品11、配線パターン31、負荷を流れて放熱部材12へ還流する電流の電流経路が確保されている。
次に、本実施形態の作用について説明する。
例えば、金属板20が放熱部材12に対して1つの締結部材で締結されている場合を考える。この場合、絶縁基板30の線膨脹係数と金属板20の線膨張係数とが異なるため、各電子部品11から発せられる熱によって、回路基板10aが放熱部材12に対して反るように変形すると、金属板20と放熱部材12との間の熱伝達経路が、金属板20と放熱部材12とが締結部材により締結されている部位のみになってしまう虞がある。
例えば、金属板20が放熱部材12に対して1つの締結部材で締結されている場合を考える。この場合、絶縁基板30の線膨脹係数と金属板20の線膨張係数とが異なるため、各電子部品11から発せられる熱によって、回路基板10aが放熱部材12に対して反るように変形すると、金属板20と放熱部材12との間の熱伝達経路が、金属板20と放熱部材12とが締結部材により締結されている部位のみになってしまう虞がある。
また、金属板20が放熱部材12に対して2つの締結部材で締結されている場合を考える。この場合、各電子部品11から発せられる熱によって、回路基板10aが放熱部材12に対して反るように変形すると、金属板20と放熱部材12との間の熱伝達経路が、金属板20と放熱部材12とが各締結部材により締結されている部位、及び両部位同士を結ぶ線上のみになってしまう虞がある。
このように、金属板20と放熱部材12との間の熱伝達経路が、金属板20と放熱部材12とが締結部材により締結されている部位のみになったり、金属板20と放熱部材12とが各締結部材により締結されている部位、及び両部位同士を結ぶ線上のみになったりすると、各電子部品11から発せられる熱を効率良く放熱することができない。
そこで、本実施形態では、金属板20を、放熱部材12に対して3つの締結部材41,42,43で締結し、金属板20における締結部材41,42,43によって囲まれる領域Z1が、金属板20における各電子部品11が搭載される搭載部26の少なくとも一部分を含んでいる。これによれば、各電子部品11から発せられる熱によって、回路基板10aが放熱部材12に対して反るように変形しようとしても、金属板20における締結部材41,42,43によって囲まれる領域Z1では、各締結部材41,42,43の締結によって、放熱部材12側へ押し付けられており、放熱部材12に対して反ってしまうことが抑制される。よって、金属板20における締結部材41,42,43によって囲まれる領域Z1が、金属板20と放熱部材12との間の熱伝達経路として機能する。
そして、金属板20における締結部材41,42,43によって囲まれる領域Z1が、金属板20における各電子部品11が搭載される搭載部26の少なくとも一部分を含んでいる。さらに、各締結部材41,42,43の締結によって、金属板20の突出部21における締結部材41,42,43によって囲まれる領域Z1と、放熱部材12における突出部21と重なり合う上面とが、放熱グリス27を介して面接触し易くなっている。このため、各電子部品11から発せられる熱が、金属板20の突出部21における締結部材41,42,43によって囲まれる領域Z1及び放熱グリス27を介して放熱部材12に効率良く放熱される。
上記実施形態では以下の効果を得ることができる。
(1)金属板20を、放熱部材12に対して3つの締結部材41,42,43で締結し、金属板20における締結部材41,42,43によって囲まれる領域Z1が、金属板20における各電子部品11が搭載される搭載部26の少なくとも一部分を含むようにした。これによれば、各電子部品11から発せられる熱によって、回路基板10aが放熱部材12に対して反るように変形しようとしても、金属板20における締結部材41,42,43によって囲まれる領域Z1では、各締結部材41,42,43の締結によって、放熱部材12に対して反ってしまうことが抑制される。そして、金属板20における締結部材41,42,43によって囲まれる領域Z1が、金属板20と放熱部材12との間の熱伝達経路となり、各電子部品11から発せられる熱を、金属板20における締結部材41,42,43によって囲まれる領域Z1を介して放熱部材12に効率良く放熱することができる。
(1)金属板20を、放熱部材12に対して3つの締結部材41,42,43で締結し、金属板20における締結部材41,42,43によって囲まれる領域Z1が、金属板20における各電子部品11が搭載される搭載部26の少なくとも一部分を含むようにした。これによれば、各電子部品11から発せられる熱によって、回路基板10aが放熱部材12に対して反るように変形しようとしても、金属板20における締結部材41,42,43によって囲まれる領域Z1では、各締結部材41,42,43の締結によって、放熱部材12に対して反ってしまうことが抑制される。そして、金属板20における締結部材41,42,43によって囲まれる領域Z1が、金属板20と放熱部材12との間の熱伝達経路となり、各電子部品11から発せられる熱を、金属板20における締結部材41,42,43によって囲まれる領域Z1を介して放熱部材12に効率良く放熱することができる。
(2)例えば、電子機器10としては、絶縁基板30の上面に、電子部品11が搭載される金属板と、電子部品11のリード11aが電気的に接続される配線パターンとがそれぞれ所定の形状にパターニングされた状態で固定されており、絶縁基板30の下面に放熱部材12が固定されている構成も考えられる。この構成であると、金属板と放熱部材12との間に絶縁基板30が介在しているため、電子部品11から発せられる熱が放熱部材12へ放熱され難い。しかし、本実施形態では、金属板20は、絶縁基板30を介することなく放熱部材12に熱的に結合されているため、金属板20と放熱部材12との間に絶縁基板30が介在されている場合に比べると、電子部品11から発せられる熱を、金属板20から放熱部材12に効率良く放熱することができる。
(3)金属板20と放熱部材12との間に放熱グリス27を介在させた。これによれば、各電子部品11から発せられる熱における金属板20から放熱部材12への熱伝達を、放熱グリス27によって促進させることができるため、各電子部品11から発せられる熱をさらに効率良く放熱することができる。
(4)放熱グリス27は、例えば、金属板20と放熱部材12との間に、伝熱部として伝熱板を介在させる場合に比べると、金属板20と放熱部材12との間の隙間を埋め易い。よって、各電子部品11から発せられる熱をさらに効率良く放熱することができる。
(5)絶縁基板30の上面に、固定板32を積層した。これによれば、絶縁基板30の上面に固定板32を積層しない場合に比べると、回路基板10aの強度を確保することができる。
(6)絶縁基板30の上面に固定板32を積層することで、回路基板10aにおける金属板20の各延在部22b,24bと重なり合う部位の積層方向の厚みと、回路基板10aにおける金属板20の各延在部22a,24aと重なり合う部位の積層方向の厚みとを同じにすることができる。よって、例えば、金属板20の第1外周部22及び第2外周部24と絶縁基板30との間の接着を、配線パターン31の上面、及び固定板32の上面に亘って延びる平板状の押圧具のみを用いて、配線パターン31及び固定板32を積層方向に押圧具を押し付けるだけで行うことができ、回路基板10aの製造を簡素化させることができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 実施形態において、金属板20は、放熱部材12に対して少なくとも3つの締結部材41,42,43で締結されていればよく、例えば、締結部材を4つ以上用いて金属板20を放熱部材12に対して締結してもよい。
○ 実施形態において、金属板20は、放熱部材12に対して少なくとも3つの締結部材41,42,43で締結されていればよく、例えば、締結部材を4つ以上用いて金属板20を放熱部材12に対して締結してもよい。
○ 実施形態において、3つの締結部材41,42,43が、突出部21を貫通して放熱部材12にねじ込まれていてもよい。例えば、締結部材41は、突出部21における各延在部22a,24a寄りに配置されるとともに、締結部材42は、突出部21における延在部22b寄りの側縁側に配置されており、締結部材43は、突出部21における延在部24b寄りの側縁側に配置されていてもよい。これによれば、各締結部材41,42,43の締結によって、突出部21と、放熱部材12における突出部21と重なり合う上面とが放熱グリス27を介して面接触し易くなり、各電子部品11から発せられる熱を、金属板20における締結部材41,42,43によって囲まれる領域Z1を介して放熱部材12に効率良く放熱することができる。
○ 実施形態において、絶縁基板30の上面に、固定板32が積層されていなくてもよい。
○ 実施形態において、金属板20と放熱部材12との間に、伝熱部としての伝熱板を介在させてもよい。
○ 実施形態において、金属板20と放熱部材12との間に、伝熱部としての伝熱板を介在させてもよい。
○ 実施形態において、金属板20と放熱部材12との間に放熱グリス27を介在させなくてもよく、金属板20と放熱部材12とが直接接触していてもよい。
○ 実施形態において、電子機器10は、絶縁基板30の上面に、電子部品11が搭載される金属板と、電子部品11のリード11aが電気的に接続される配線パターンとがそれぞれ所定の形状にパターニングされた状態で固定されており、絶縁基板30の下面に放熱部材12が固定されている構成であってもよい。
○ 実施形態において、電子機器10は、絶縁基板30の上面に、電子部品11が搭載される金属板と、電子部品11のリード11aが電気的に接続される配線パターンとがそれぞれ所定の形状にパターニングされた状態で固定されており、絶縁基板30の下面に放熱部材12が固定されている構成であってもよい。
○ 実施形態において、金属板20、配線パターン31及び固定板32の厚みや材質等は特に限定されるものではない。例えば、金属板20、配線パターン31及び固定板32が、アルミニウム等の導電性金属材料により形成されていてもよい。
○ 実施形態において、伝熱部として、例えば、主成分に液体金属やセラミック等を用いた放熱グリスを用いてもよい。
○ 実施形態において、放熱部材12は、アルミニウム以外の導電性材料により形成されていてもよい。
○ 実施形態において、放熱部材12は、アルミニウム以外の導電性材料により形成されていてもよい。
○ 実施形態において、締結部材41,42,43として、ボルト以外のものを用いてもよい。要は、締結部材41,42,43は、金属板20と放熱部材12とを締結できるものであればよい。
○ 実施形態において、電子部品11の数は特に限定されるものではない。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について以下に追記する。
(イ)前記金属板は、前記放熱部材に対して3つの締結部材で締結されている。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について以下に追記する。
(イ)前記金属板は、前記放熱部材に対して3つの締結部材で締結されている。
Z1…領域、10…電子機器、10a…回路基板、11…発熱体としての電子部品、12…放熱部材、20…金属板、21…突出部、26…搭載部、27…伝熱部としての放熱グリス、30…絶縁基板、30h…貫通孔、31…配線パターン、41,42,43…締結部材。
Claims (4)
- 絶縁基板と、
前記絶縁基板に接着されるとともに発熱体が搭載される金属板と、を有する回路基板を備え、
前記金属板と熱的に結合される放熱部材を有する電子機器であって、
前記金属板は、前記放熱部材に対して少なくとも3つの締結部材で締結されており、
前記金属板における前記締結部材によって囲まれる領域は、前記金属板における前記発熱体が搭載された搭載部の少なくとも一部分を含んでいることを特徴とする電子機器。 - 前記金属板は、前記絶縁基板の第1面に接着される接着部位と、前記絶縁基板に形成される貫通孔を通過して前記絶縁基板の第1面とは反対側の面である第2面よりも突出するとともに前記搭載部を有する突出部と、を有し、
前記絶縁基板の第2面には配線パターンが接着されており、
前記金属板は、前記絶縁基板を介することなく前記放熱部材に熱的に結合されていることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。 - 前記金属板と前記放熱部材との間には伝熱部が介在されていることを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
- 前記伝熱部は放熱グリスであることを特徴とする請求項3に記載の電子機器。
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JP2013269557A JP2015126104A (ja) | 2013-12-26 | 2013-12-26 | 電子機器 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2013
- 2013-12-26 JP JP2013269557A patent/JP2015126104A/ja active Pending
-
2014
- 2014-12-09 WO PCT/JP2014/082569 patent/WO2015098498A1/ja active Application Filing
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