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JP2015125436A - 光学フィルム、画像表示装置、及び光学フィルムの製造方法 - Google Patents

光学フィルム、画像表示装置、及び光学フィルムの製造方法 Download PDF

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JP2015125436A
JP2015125436A JP2013272328A JP2013272328A JP2015125436A JP 2015125436 A JP2015125436 A JP 2015125436A JP 2013272328 A JP2013272328 A JP 2013272328A JP 2013272328 A JP2013272328 A JP 2013272328A JP 2015125436 A JP2015125436 A JP 2015125436A
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裕哉 猪俣
Hiroya Inomata
裕哉 猪俣
亮平 吉田
Ryohei Yoshida
亮平 吉田
淳司 鷲尾
Atsushi Washio
淳司 鷲尾
秀樹 臼杵
Hideki Usuki
秀樹 臼杵
山田 一樹
Kazuki Yamada
一樹 山田
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Abstract

【課題】1/4波長板、タッチパネル用センサーフィルムの積層体において、位相差層の上にハードコート層による保護層を設けることにより、位相差層の傷付きを防止し、さらには紫外線硬化性樹脂の溶剤の浸潤を防止する構成において、基材の損傷を防止することが可能な硬度を維持しながら、位相差層と基材との密着力の低下を有効に回避するとともに、位相差層における皺やカールの発生を防止できるようにすることを目的とする。【解決手段】本発明に係る光学フィルムは、透明フィルム材による基材21と、透過光に1/4波長分の位相差を付与する位相差層23とが積層された光学フィルムであって、位相差層23が硬化した液晶材料により作製され、位相差層23の基材21とは逆側の面に、ウレタンアクリレートと、そのウレタンアクリレート以外のアクリレートモノマーとを含有する硬化性樹脂組成物により構成されるハードコート層24が積層されている。【選択図】図1

Description

本発明は、光学フィルムに関し、液晶表示パネルの出射光を円偏光に変換する1/4波長板とタッチパネル用センサーフィルムとの積層体に係る光学フィルムである。
従来、液晶表示装置は、駆動用の透明電極を作製してなるガラス板により液晶材料を挟持して液晶セルが構成され、この液晶セルを直線偏光板により挟持して液晶表示パネルが構成される。これにより液晶表示装置は、透明電極への印加電圧に応じて透過光の光量を変化させ、所望の画像を表示する。
このように構成される液晶表示装置は、液晶表示パネルからの出射光が直線偏光により出射されることになり、偏光サングラスを装着した状態では見る向きによって著しく表示画面が暗くなる。特許文献1等には、液晶表示パネルの出射面に1/4波長板を配置し、液晶表示パネルからの直線偏光による出射光を円偏光に変換して出射することにより、偏光サングラスを装着した場合でも確実に視聴できるようにする構成が開示されている。また、特許文献2には液晶材料を硬化させて1/4波長位相差層を作製し、さらにハードコート層を作製することにより、1/4波長板を作製する構成が開示されている。なお、ここで、1/4波長位相差層とは、透過光に1/4波長分の位相差を付与し、1/4波長板としての光学的機能を担う光学機能層である。また、特許文献3には、同様に、透明フィルム材の上に、硬化した液晶材料により位相差層を作製し、さらにこの位相差層の上に保護層を作成して位相差層を保護する構成が開示されている。
また、この種の光学フィルムにおいては、ハードコート層の積層により表面の傷付きを防止するように構成されており、このようなハードコート層に関して、特許文献4、5には、表面の傷付きが自然に治癒する、いわゆる自己治癒型のハードコート層に関する工夫が提案されている。
また、この種の液用表示装置では、近年、タッチパネルによりユーザーインターフェースが構成されている。すなわち、このような液晶表示装置は、液晶表示パネルの出射面にタッチパネル用センサーフィルムが配置されると共に、このタッチパネル用センサーフィルムが駆動回路で駆動され、これによりタッチパネルによるユーザーインターフェースが構成される。このタッチパネル用センサーフィルムは、抵抗型、静電容量型等、種々の方式が提供されており、静電容量方式においては、画像表示装置の最表面に配置するカバーガラスに、タッチパネル用センサーフィルムに係る電極を一体に作製する方式(OGS:One Glass Solution)が提案されている。このOGSによれば、タッチパネル用センサーフィルムの構成を簡略化し、さらに全体の厚みを薄くすることができる。
また、このような画像表示パネルの出射面に配置する光学フィルムは、例えば特許文献6等に、いわゆる転写法により作製する方法が提案されている。ここで、転写法とは、例えば基材の上に所望の層を形成する場合に、この層を直接、当該基材上に形成するのでは無く、一旦、離型性の支持体上に剥離可能に当該層を積層形成して転写体を作製した後、工程、需要等に応じて、その支持体上に形成した層を、最終的に当該層を積層すべき基材(被転写基材)上に接着、積層して、その後、その支持体を剥離除去することによって、基材上に所望の層を形成する方法である。
ところで、図6に示すように、画像表示装置1において、液晶表示パネル2の出射面に1/4波長板3、タッチパネル用センサーフィルム4の積層体を配置すれば、偏光サングラスを装着した場合でも確実に視聴できるようになり、かつタッチパネルによるユーザーインターフェースを構成することができる。この場合、透明フィルム材による基材5の上に、硬化した液晶材料により1/4波長位相差層6を作成して1/4波長板3を作成することにより、ロールにより提供される透明フィルム材を搬送しながら順次処理して1/4波長板3を作成することができる。また、タッチパネル用センサーフィルム4を紫外線硬化性樹脂等により1/4波長板3を積層して一体化することにより、全体の厚みを薄くすることができる。なお、符号8は、バックライト装置である。
このように、液晶表示パネル2の出射面に1/4波長板3、タッチパネル用センサーフィルム4の積層体を配置する構成において、例えばタッチパネル用センサーフィルム4にOGS方式によるタッチパネル用センサーフィルムを適用すれば、画像表示装置1の厚みを一段と薄くすることができると考えられる。しかしながら、このように液晶表示パネル2の出射面に1/4波長板3、タッチパネル用センサーフィルム4の積層体を配置する構成において、タッチパネル用センサーフィルム4にOGS方式等の厚みの薄いタッチパネル用センサーフィルムを適用すると、タッチパネルの操作に係る押圧力等により下層の位相差層6の表面に傷が発生する問題がある。また、タッチパネル用センサーフィルム4と1/4波長板3とを貼り合せる工程でも、位相差層6の表面に傷が発生する場合があり、さらには貼り合せに供する紫外線硬化性樹脂の溶剤が位相差層6に浸潤することにより、位相差層6の特性が劣化する問題もある。
これらの問題を解決する1つの方法として、図6において破線により示すように、1/4波長板3の表面にハードコート層7を作成し、位相差層6の傷付きを防止し、さらには紫外線硬化性樹脂の溶剤の浸潤を防止する方法が考えられる。
しかしながら、このように位相差層6の上にハードコート層7を作成すると、このハードコート層7の塗工液に係る溶剤の浸潤により、位相差層6と基材5との密着力が低下し、さらには位相差層6の下層の基材5が損傷を受けることが判った。なお、十分な厚みによる基材5を使用する場合には、このようなハードコート層7に係る溶剤の浸潤による損傷にあっては実用上何ら問題とならないものの、基材5の厚みが薄い場合には、このような損傷を無視できなくなる。具体的に、このような基材5に広く適用されるTAC(トリアセチルセルロース)による透明フィルムを使用するようにして、基材5が厚み40μm以下である場合、1/4波長板3は、皺、カールが発生する。
特開2005−352068号公報 特開2009−103900号公報 特許第4797320号公報 特開2001−2744号公報 特開2001−11376号公報 特許第4598950号公報
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、1/4波長板、タッチパネル用センサーフィルムの積層体において、位相差層の上にハードコート層による保護層を設けることにより、位相差層の傷付きを防止し、さらには紫外線硬化性樹脂の溶剤の浸潤を防止する構成において、基材の損傷を防止することが可能な硬度を維持しながら、位相差層と基材との密着力の低下を有効に回避するとともに、位相差層における皺やカールの発生を防止できるようにすることを目的とする。
本発明者は、上述した課題を解決するために鋭意研究を重ねた。その結果、位相差層上に設けるハードコート層を形成するための塗布液の組成を所定のものとすることで、位相差層と基材との間の密着力の低下を抑制し、また位相差層における皺の発生を防止できることを見出し、本発明を完成させた。すなわち、本発明は、以下のものを提供する。
(1)本発明は、透明フィルム材による基材と、配向膜と、透過光に1/4波長分の位相差を付与する位相差層とがこの順に積層された光学フィルムであって、前記位相差層が硬化した液晶材料により作製され、前記位相差層の前記基材とは逆側の面に、ウレタンアクリレートと、該ウレタンアクリレート以外のアクリレートモノマーとを含有する硬化性樹脂組成物により構成されるハードコート層が積層されている光学フィルムである。
この(1)に係る発明によれば、ハードコート層の形成に係る溶剤の基材への浸潤を防止することができ、その結果、位相差層と基材との密着力の低下や位相差層における皺やカールの発生を有効に回避し、さらには基材の損傷を防止することができる。
(2)また本発明は、上記(1)の発明において、前記硬化性樹脂組成物が、さらに無機微粒子を含有する光学フィルムである。
この(2)に係る発明によれば、ハードコート層の硬度を効果的に向上させることができ、位相差層と基材との密着力の低下を有効に回避するとともに、位相差層や基材に対する損傷をより効果的に防止することができる。
(3)また本発明は、上記(2)の発明において、前記無機微粒子が、異形シリカ微粒子である光学フィルムである。
この(3)に係る発明によれば、ハードコート層の硬度を効果的に向上させることができ、位相差層と基材との密着力の低下を有効に回避するとともに、位相差層や基材に対する損傷をより効果的に防止することができる。
(4)また本発明は、上記(1)乃至(3)の何れかの発明において、前記位相差層の面に、前記硬化性樹脂組成物を4.4g/m以上20.0g/m以下の塗布量で塗布することによって前記ハードコート層が形成されてなる光学フィルムである。
この(4)に係る発明によれば、ハードコート層の硬度を効果的に向上させることができ、位相差層と基材との密着力の低下を有効に回避するとともに、位相差層や基材に対する損傷をより効果的に防止することができる。
(5)また本発明は、上記(1)乃至(4)の何れかの発明において、前記ハードコート層が、鉛筆硬度2H以上である光学フィルムである。
この(5)に係る発明によれば、位相差層と基材との密着力の低下を有効に回避するとともに、位相差層や基材に対する損傷をより効果的に防止することができる。
(6)また本発明は、上記(1)乃至(5)の何れかの発明において、前記位相差層は、正の波長分散特性により透過光に1/2波長分の位相差を付与する第1の位相差層と、正の波長分散特性により透過光に1/4波長分の位相差を付与する第2の位相差層とが積層された積層体である光学フィルムである。
この(6)に係る発明によれば、正の波長分散特性による液晶材料を使用して第1及び第2の位相差層を作成して、この第1及び第2の位相差層の積層体を負の波長分散特性により機能させることができる。
(7)また本発明は、上記(1)乃至(6)の何れかの発明において、当該光学フィルムがタッチパネル用である。
この(7)に係る発明のように、強い虹ムラが生じやすい構成となるタッチパネル用途として、有効に利用することができる。
(8)本発明は、上記(1)乃至(7)の何れかに記載の光学フィルムの前記保護層の上に、タッチパネル用センサーフィルムが設けられた光学フィルムである。
この(8)に係る発明によれば、タッチパネル用センサーフィルムと一体に、1/4波長板に係る光学フィルムを構成することができる。
(9)本発明は、上記(1)乃至(7)の何れかに記載の光学フィルムの前記基材における前記位相差層側とは逆側の面に、直線偏光板が形成された光学フィルムである。
この(9)に係る発明によれば、液晶セルの出射面に配置する直線偏光板と一体に、1/4波長板に係る光学フィルムを構成することができる。
(10)また本発明は、上記(9)に記載の光学フィルムを、液晶セルの出射面に配置した画像表示装置である。
この(10)に係る発明によれば、1/4波長板、タッチパネル用センサーフィルムの積層体において、位相差層の上にハードコート層による保護層を設けることにより、位相差層の傷付きを防止し、さらには紫外線硬化性樹脂の溶剤の浸潤を防止する構成において、位相差層と基材との密着力の低下や位相差層における皺やカールの発生を有効に回避し、さらには基材の損傷を防止することができる。
(11)本発明は、透明フィルム材による基材の上に、配向膜と、透過光に1/4波長分の位相差を付与する位相差層とがこの順に積層された光学フィルムの製造方法であって、前記位相差層を硬化した液晶材料により作製し、前記位相差層の前記基材とは逆側の面に、ウレタンアクリレートと、該ウレタンアクリレート以外のアクリレートモノマーとを含有する硬化性樹脂組成物を塗布してハードコート層を積層する光学フィルムの製造方法である。
この(11)に係る発明によれば、ハードコート層の形成に係る溶剤の基材への浸潤を防止して、その結果、位相差層と基材との密着力の低下や位相差層における皺やカールの発生を有効に回避し、さらには基材の損傷を防止することができるハードコート層付きの光学フィルムを製造することができる。
(12)本発明は、透明フィルム材による基材と、配向膜と、透過光に1/4波長分の位相差を付与する位相差層とがこの順に積層された光学フィルムにおいて、該位相差層の該基材とは逆側の面にハードコート層を形成するためのハードコート層用硬化性樹脂組成物であって、ウレタンアクリレートと、該ウレタンアクリレート以外のアクリレートモノマーとを含有するハードコート層用硬化性樹脂組成物である。
この(12)に係る発明によれば、ハードコート層の形成に係る溶剤の基材への浸潤を防止して、その結果、位相差層と基材との密着力の低下や位相差層における皺やカールの発生を有効に回避し、さらには基材の損傷を防止することができるハードコート層を位相差層上に効果的に形成することができる。
1/4波長板、タッチパネル用センサーフィルムの積層体において、位相差層の上にハードコート層による保護層を設けることにより、位相差層の傷付きを防止し、さらには紫外線硬化性樹脂の溶剤の浸潤を防止する構成において、位相差層と基材との密着力の低下や位相差層における皺やカールの発生を有効に回避し、さらには基材の損傷を防止することができる。
本発明の第1の実施形態に係る液晶表示装置を示す断面図である。 図1の画像表示装置の1/4波長板に係る製造工程の説明に供する図である。 図2の1/4波長板に係る製造工程に続く製造工程を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る画像表示装置に適用される1/4波長板の構成を示す断面図である。 第1の位相差層及び第2の位相差層の説明に供する図である。 従来構成の問題点の説明に供する図である。
以下、図面を参照しながら本発明の具体的な実施形態について詳述する。なお、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、以下に示す実施形態を組み合わせ、またその実施形態の構成を種々に変更し、さらには従来構成と組み合わせることができる。
≪第1の実施形態≫
<画像表示装置の構成>
図1は、本発明の第1の実施形態に係る画像表示装置を示す断面図である。この画像表示装置10は、バックライト装置11、液晶表示パネル12、1/4波長板13、タッチパネル用センサーフィルム14が順次配置されている。
この画像表示装置10は、バックライト装置11からの出射光を液晶表示パネル12により空間変調して出射し、これにより所望の画像を表示する。また、この液晶表示パネル12からの直線偏光による出射光を1/4波長板により円偏光に変換し、これにより偏光サングラスを装着している場合でも違和感無く種々の画像を視聴できるようにする。また、タッチパネル用センサーフィルム4を使用してタッチパネルによるユーザーインターフェースを構成し、使い勝手を向上する。
〔バックライト装置〕
バックライト装置11は、図示しない発光ダイオード、冷陰極線管等による一次光源の出射光を液晶表示パネル12に向けて出射する面光源装置であり、直射型、サイドライト装置型等の種々の構成を適用することができる。
〔液晶表示パネル〕
液晶表示パネル12は、直線偏光板15及び16により液晶セル17を挟持して構成され、バックライト装置11からの出射光を光強度変調光に変換して出射することによって所望の画像を表示する。なお、液晶表示パネル12は、出射面側の直線偏光板15と液晶セル17との間にカラーフィルタ(図示せず)が配置され、これにより所望のカラー画像を表示する。
直線偏光板15,16は、例えばTAC等による透明フィルムからなる基材15A,16Aの下面側が鹸化処理された後、光学機能層15B,16Bが配置され、さらに基材15C,16Cが配置される。なお、基材15A,16Aとしては、TACに代えて、例えば、ポリ(メタ)アクリル酸メチル、ポリ(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸メチル−(メタ)アクリル酸ブチル共重合体、(メタ)アクリル酸メチル−スチレン共重合体等のアクリル樹脂等の樹脂、ソーダ硝子、カリ硝子、鉛硝子、石英硝子等の硝子等を適用することができる。また、基材15C,16Cは、基材15A,16Aと同様の材料を適用することができる。
光学機能層15B,16Bは、直線偏光板としての光学的機能を担う部位であり、例えばポリビニルアルコール(PVA)によるフィルム材に、ヨウ素化合物分子を吸着配向させて作製される。
この実施形態において、バックライト装置11側の直線偏光板16は、粘着剤により液晶セル17の入射面に配置される。1/4波長板13側の直線偏光板15は、1/4波長板13と一体化されて、直線偏光板15と1/4波長板13との積層体による光学フィルム19に加工された後、粘着剤により液晶セル17の出射面に1/4波長板13と一体に配置される。なお、直線偏光板15と1/4波長板13とを一体化する際には、基材15Aあるいは基材21を剥離して抜くことが可能となる。
液晶セル17は、駆動用の透明電極を形成してなるガラス板17A及び17Bにより液晶材料17Cを挟持して構成される。ここで、液晶材料は、例えばIPS(In Plane Switching)等、液晶表示装置に適用される種々の液晶材料を広く適用することができる。
〔1/4波長板〕
1/4波長板13は、透明フィルム材による基材21の上に、配向膜22、位相差層23、保護層24が設けられる。1/4波長板13は、配向膜22の配向規制力により液晶材料を配向させた状態で、この液晶材料を硬化させて位相差層23が作成され、この位相差層23の光学異方性により透過光に1/4波長分の位相差を付与する。この画像表示装置10において、液晶表示パネル12の出射面に配置される直線偏光板15の透過軸方向に対して、この位相差層23の進相軸方向が45度(あるいは−45度)の角度を成すように設定され、これにより液晶表示パネル12からの直線偏光による出射光を円偏光に変換して出射する。
ここで、本実施の形態においては、基材21として、厚み25μmによるTACフィルム材が適用されるものの、TACフィルム材に限らず、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂等の各種の透明フィルム材を広く適用することができる。
配向膜22は、例えば光2量化型の材料を使用した光配向膜により構成される。ただし、光2量化型の材料に限らず、種々の光配向膜材料により広く光配向膜を構成することができる。なお、この光2量化型の材料については、「M.Schadt, K.Schmitt, V. Kozinkov and V. Chigrinov : Jpn. J. Appl.Phys., 31, 2155 (1992)」、「M. Schadt, H. Seiberle and A. Schuster : Nature, 381, 212 (1996)」等に開示されており、例えば「ROP−103」の商品名により既に市販されている。また、微細なライン状凹凸形状の賦型処理により配向膜22を形成してもよく、基材21の表面をラビング処理して基材表面に直接微細なライン状凹凸形状を形成して配向膜22としてもよい。
位相差層23は、アクリル系等の重合性液晶材料による液晶層であり、配向膜22の配向規制力によりこの位相差層23の液晶材料が屈折率異方性を保持した状態で硬化されて形成される。この位相差層23に係る液晶材料は、正の分散特性の液晶材料を適用してもよいものの、逆分散特性の液晶材料を適用することにより、画像表示装置10の出射光に係る広い波長帯域で、1/4波長板13からの円偏光による出射光を楕円率1に保持することができる。なお、ここで、逆分散特性とは、短波長側ほど透過光における位相差が小さい波長分散特性であり、より具体的には、450nmの波長におけるリタデーション(R450)と、550nmの波長におけるリタデーション(R550)との関係が、R450<R550である特性である。
保護層24は、タッチパネル用センサーフィルム14の操作に係る押圧力による位相差層23の損傷や、タッチパネル用センサーフィルム14を貼り付ける際の位相差層23の損傷を防止し、さらにはタッチパネル用センサーフィルム14の貼り付けに係る溶剤の浸潤を防止するために設けられる。このため、保護層24は、十分な硬度を備え、タッチパネル用センサーフィルム14の貼り付けに係る溶剤の浸潤を効果的に防止することができ、面内方向における光学異方性が小さい材料を適用することが好ましい。
より具体的に、保護層24は、JIS K5600−5−4(1999)で規定される鉛筆硬度試験(500g荷重)による鉛筆硬度で「H」以上、より好ましくは鉛筆硬度で「2H」以上の硬度を有することが好ましい。また、保護層24は、押圧力による位相差層23の損傷を防止する観点から、厚み3μm以上20μm以下の範囲内で形成されることが好ましい。厚みが3μm未満であると、十分な強度が得られず、20μmを超えると、クラックやカール等が生じやすくなる。
<保護層について>
ここで、このような構成の光学フィルムにおいては、保護層を直接、位相差層の上に形成した場合、配向膜を介した基材と位相差層との密着力を低下させ、また位相差層において皺やカールを発生させ、さらには基材に対して損傷を与えることになる。これらのことは、保護層を構成する塗布液に係る溶剤の浸潤によるものと考えられている。
そこで、本実施の形態においては、位相差層23上に積層させる保護層24を、所定の組成からなる塗布液(硬化性樹脂組成物)をその位相差層23の面上に塗布することによって形成する。具体的には、ウレタンアクリレートと、そのウレタンアクリレート以外のアクリレートモノマーとを含有する硬化性樹脂組成物により保護層24を形成することを特徴とする。
このような構成に係る光学フィルムによれば、1/4波長板13、タッチパネル用センサーフィルム14の積層体において、位相差層23上に保護層24を設けることにより、位相差層23の傷付きを防止し、さらには紫外線硬化性樹脂の溶剤の浸潤を防止するように構成することができる。そして、その保護層24を、上述した樹脂を含有する硬化性樹脂組成物を塗布して構成することにより、位相差層23と基材21との密着力の低下や位相差層における皺やカールの発生を有効に回避し、さらには基材21の損傷を防止することができる。
また特に、強い虹ムラが生じやすい構成となるタッチパネル用途としても、有効に利用することができ、溶剤の浸潤を効果的に防止して、位相差層23と基材21との密着力の低下や位相差層における皺やカールの発生を有効に回避することができる。
<保護層を構成する硬化性樹脂組成物>
具体的に、本実施の形態において、保護層24は、ハードコート層が適用される(以下、「ハードコート層24」ともいう)。上述したように、保護層24としてのハードコート層は、ウレタンアクリレートと、そのウレタンアクリレート以外のアクリレートモノマーとを含有する硬化性樹脂組成物(ハードコート層用硬化性樹脂組成物)により構成される。
ウレタンアクリレートとしては、特に限定されなるものではなく、モノマーでもオリゴマーでもよく、例えば、ウレタンアクリレート、ウレタンメタクリレート、脂肪族ウレタンアクリレート、脂肪族ウレタンメタクリレート、芳香族ウレタンアクリレート、芳香族ウレタンメタクリレート等を挙げることができる。その中でも、分子量が1000〜10000程度の多官能ウレタンアクリレートオリゴマーを好ましく用いることができる。
アクリレートモノマーとしては、特に限定されるものではなく、上述したウレタンアクリレートの中のウレタンアクリレートモノマー以外のものであって、例えば、ペンタエリスリトールトリアクリレート(PETA)、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(DPHA)、ジペンタエリスリトールペンタアクリレート(DPPA)、トリメチロールプロパントリアクリレート(TMPTA)、トリメチロールプロパンヘキサアクリレート、及びこれらの変性体が挙げられる。なお、変性体としては、EO(エチレンオキサイド)変性体、PO(プロピレンオキサイド)変性体、CL(カプロラクトン)変性体、及びイソシアヌル酸変性体等が挙げられる。その中でも、分子量が1000以下のものを好ましく用いることができる。
これらのようなアクリレートモノマー、ウレタンアクリレートは、例えば、所定量の溶剤に溶解させて用いられる。溶剤としては、特に限定されるものではないが、例えば、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロペンタノン、シクロヘキサノン、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸イソブチル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、ノルマルプロパノール、イソプロパノール、ノルマルブタノール、sec−ブタノール、イソブタノール、及びtert−ブタノール等が挙げられる。
また、本実施の形態に係るハードコート層用硬化性樹脂組成物には、形成されるハードコート層24の硬度を向上させる観点から、無機微粒子を含有させることができる。無機微粒子としては、例えば、シリカ微粒子が無機の化学結合により複数個結合してなる異形シリカ微粒子を挙げることができる。
具体的に、異形シリカ微粒子を構成するシリカ微粒子の平均1次粒径は、特に限定されないが、1〜100nmの範囲内であることが好ましく、5〜80nmの範囲内であることがより好ましい。シリカ微粒子の平均1次粒径が1nm未満であると、平均2次粒径が3nm程度の異形シリカ微粒子しか得られず、ハードコート層24に十分な硬度を付与できない可能性がある。一方で、シリカ微粒子の平均1次粒径が100nmを超えると、異形シリカ微粒子の平均2次粒径が500nmを超えやすくなり、ハードコート層24の透明性が低下して、透過率の悪化やヘイズの上昇を招く可能性がある。
また、異形シリカ微粒子の平均2次粒径としては、5〜300nmの範囲内であることが好ましく、10〜200nmの範囲内であることがより好ましい。異形シリカ微粒子の平均2粒径が上述した範囲内であることにより、ハードコート層24に硬度を付与しやすくなり、またハードコート層24の透明性を維持しやすい。
また、異形シリカ微粒子を構成するシリカ微粒子としては、中空粒子のような粒子内部に空孔や多孔質組織を有する粒子の使用を排除するものではないが、粒子内部に空孔や多孔質組織を有しない中実粒子を用いることが硬度向上の点からより好ましい。
上述したように、異形シリカ微粒子は、シリカ微粒子が、例えば3〜20個、好ましくは3〜10個にわたって無機の化学結合により結合したものであり、例えばイオン結合、金属結合、配位結合、及び共有結合によって結合してなる。シリカ微粒子が無機の化学結合によって結合した微粒子数が3個未満であると、実質的に単分散粒子と変わらず、位相差層23と基材21との密着性や、耐擦傷性、鉛筆硬度に優れたハードコート層24を得ることが困難となる。一方で、微粒子数が20個を超えると、ハードコート層24の透明性が低下し、透過率の悪化やヘイズの上昇を招く可能性がある。
硬化性樹脂組成物中における無機微粒子の含有量としては、形成するハードコート層24の厚み等に応じて適宜決定することが好ましいが、全固形分に対する含有量で20重量%以上70重量%以下程度とすることが好ましく、40重量%以上65重量%以下程度とすることがより好ましい。無機微粒子の含有量が20重量%未満であると、ハードコート層24に十分な硬度を付与できない可能性がある。一方で、無機微粒子の含有量が70重量%を超えると、充填率が大きくなりすぎ、その無機微粒子と上述した樹脂(バインダー樹脂)との密着性が悪化し、かえってハードコート層24の硬度を低下させてしまう。
本実施の形態に係るハードコート層硬化性樹脂組成物には、上述した成分のほかに、重合開始剤、帯電防止剤、光安定剤(UV吸収剤)、防眩剤等を適宜添加することができる。また、反応性又は非反応性レベリング剤、各種増感剤等の各種添加剤が混合されていてもよい。
例えば、重合開始剤としては、ラジカル重合性官能基やカチオン重合性官能基の重合を開始又は促進させるために、必要に応じてラジカル重合開始剤、カチオン重合開始剤、ラジカル及びカチオン重合開始剤等を適宜選択して用いることができる。これらの重合開始剤は、光照射及び/又は加熱により分解されて、ラジカルもしくはカチオンを発生してラジカル重合若しくはカチオン重合を進行させる。
また、帯電防止剤としては、特に限定されないが、第4級アンモニウム塩、ピリジニウム塩、第1〜第3アミノ基等のカチオン性基を有する各種のカチオン性化合物、スルホン酸塩基、硫酸エステル塩基、リン酸エステル塩基、ホスホン酸塩基などのアニオン性基を有するアニオン性化合物、アミノ酸系、アミノ硫酸エステル系などの両性化合物、アミノアルコール系、グリセリン系、ポリエチレングリコール系などのノニオン性化合物、スズ及びチタンのアルコキシドのような有機金属化合物、及びそれらのアセチルアセトナート塩のような金属キレート化合物等が挙げられ、さらに列記した化合物を高分子量化した化合物が挙げられる。また、第3級アミノ基、第4級アンモニウム基、又は金属キレート部を有し、且つ、電離放射線により重合可能なモノマー又はオリゴマー、あるいは電離放射線により重合可能な官能基を有する、カップリング剤のような有機金属化合物等の重合性化合物もまた帯電防止剤として使用することができる。
また、光安定剤(UV吸収剤)としては、ヒンダードアミン系光安定剤等を挙げることができる。光安定化剤の市販品としては、例えば、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製TINUVIN123、144、152、292、日立化成工業社製FA712HM、FA711MM等を挙げることができる。
また、防眩剤としては、特に限定されないが、微粒子が挙げられ、微粒子の形状は、真球状、楕円状などのものであってよく、好ましくは真球状のものが挙げられる。また、微粒子は無機系、有機系のものが挙げられるが、好ましくは有機系材料により形成されてなるものが好ましい。微粒子は、防眩性を発揮するものであり、好ましくは透明性のものがよい。微粒子の具体例としては、プラスチックビーズが挙げられ、より好ましくは、透明性を有するものが挙げられる。プラスチックビーズの具体例としては、スチレンビーズ(屈折率1.59)、メラミンビーズ(屈折率1.57)、アクリルビーズ(屈折率1.49)、アクリル−スチレンビーズ(屈折率1.54)、ポリカーボネートビーズ、ポリエチレンビーズなどが挙げられる。
また、レベリング剤としては、特に限定されないが、フッ素系又はシリコーン系等のレベリング剤を添加することができる。レベリング剤を添加したハードコート層用硬化性樹脂組成物は、塗布又は乾燥時に塗膜表面に対して塗工安定性、滑り性、防汚染(防汚)性、及び耐擦傷性を有するものとなる。なお、レベリング剤の添加量としては、ハードコート層用硬化性樹脂組成物の全固形分に対して0〜0.6重量%が好ましく、0.05〜0.3重量%がさらに好ましい。
<硬化性樹脂組成物の塗布量>
さて、本実施の形態においては、上述したような組成からなるハードコート層用硬化性樹脂組成物を、位相差層23の基材21とは逆側の面に塗布し、紫外線等を照射して硬化させることによってハードコート層24を形成する。
このとき、位相差層23の面に塗布するハードコート層用硬化性樹脂組成物の塗布量としては、特に限定されないが、位相差層23の面に対して3.0g/m以上の塗布量とすることが好ましく、4.4g/m以上の塗布量とすることがより好ましい。塗布量を3.0g/m以上とすることによって、より効果的に、位相差層23と基材21との密着力の低下や位相差層23における皺やカールの発生を防止することができる。また、より好ましく4.4g/m以上の塗布量で塗布することによって、ハードコート層24の硬度を効果的に向上させることができ、位相差層23と基材21との密着力の低下を有効に回避するとともに、位相差層23や基材21に対する損傷をより効果的に防止することができる。
なお、ハードコート層用硬化性樹脂組成物の塗布量の上限値としては、特に限定されないが、塗布量が多くなりすぎるハードコート層24の厚みが大きくなり、クラックやカール等が生じやすくなる。このことから、塗布量の上限値としては、例えば20.0g/m以下とすることが好ましく、10.0g/m以下とすることがより好ましい。
〔タッチパネル用センサーフィルム〕
タッチパネル用センサーフィルム14は、抵抗型、静電容量型等の、タッチパネルのユーザーインターフェースを構成する各種フィルム材を広く適用することができる。その中でも、本実施の形態においては、タッチパネル用センサーフィルム14には、OGS方式による静電容量方式が適用されることが好ましい。これにより、タッチパネル用センサーフィルム14は、画像表示装置10の最表層のカバーガラスにタッチパネル用センサーフィルムに係る電極が形成され、またこのカバーガラスの電極に対応する対向電極を作製してなるフィルム材が、カバーガラスと対向するように保持されて構成されるようになる。このような構成の画像表示装置10では、従来に比してタッチパネル用センサーフィルム14の厚みを薄くし、さらには構成を簡略化できるようになる。
タッチパネル用センサーフィルム14は、接着層25により1/4波長板13に積層、接着され、本実施の形態においては、その接着層25に紫外線硬化性樹脂等が適用される。
<画像表示装置を構成する1/4波長板の製造工程>
図2は、画像表示装置10の1/4波長板を構成する光学フィルム13の製造工程の説明に供する図である。本実施の形態に係る1/4波長板に係る光学フィルム13の製造方法においては、先ず、基材21に、配向膜22、位相差層23を順次作成してなる積層体である光学フィルム13Aが作製される(図2(A))。
すなわち、この工程では、ロール材による長尺フィルム材により基材21が提供され、基材21を引き出しながら、順次、配向膜22に係る塗工液を2本リバースやダイ等により塗布して乾燥させた後、直線偏光による紫外線の照射により光配向膜22が作成される。また続いて、位相差層23に係る液晶材料の塗工液を2本リバースやダイ等により塗布して乾燥させた後、紫外線の照射により硬化させ、これにより配向膜22の配向規制力により配向させた状態で液晶材料を硬化させ、位相差層23を形成する。
次に、上述のようにして作製した基材21、配向膜22、位相差層23が順次積層された積層体による光学フィルム13Aに対して、その位相差層23の面(基材21とは逆側の面)に保護層24を構成するための硬化性樹脂組成物を2本リバースやダイ等により所定量塗布して乾燥させた後、紫外線等の照射により硬化させ、保護層24を形成する(図2(B))。
このとき、本実施の形態においては、硬化性樹脂組成物として、ウレタンアクリレートと、そのウレタンアクリレート以外のアクリレートモノマーとを含有する樹脂組成物を用いる。また、好ましくは、さらに異形シリカ微粒子等の無機微粒子を含有する樹脂組成物を用いる。本実施の形態においては、このような組成からなる硬化性樹脂組成物を用いることによって、保護層24の形成に係る溶剤の基材21への浸潤を防止して、その結果として、位相差層23と基材21との密着力の低下や、位相差層23における皺やカールの発生を有効に防止することができ、さらには位相差層23や基材21への損傷を効果的に防止することができる保護層24を位相差層23上に効果的に形成することができる。
また、位相差層23の面に対する上述した硬化性樹脂組成物の塗布量としては、特に限定されないが、3.0g/m以上の塗布量とすることが好ましく、4.4g/m以上の塗布量とすることがより好ましい。このように、好ましくは4.4g/m以上の塗布量となるように硬化性樹脂組成物を塗布することによって、保護層24の硬度を向上させることができ、位相差層23と基材21との密着力の低下を有効に回避するとともに、位相差層23や基材21への損傷をより効果的に防止することができる。
以上のような方法により、1/4波長板を構成する光学フィルム13が作製される。
<作製した1/4波長板13に関する製造後工程>
図3は、上述のようにして製造された1/4波長板13に関する、製造後の工程を示す図である。この製造工程は、別工程において、直線偏光板15が作製される。この製造工程は、図3(A)に示すように、紫外線硬化性樹脂を基材21の、位相差層23等が設けられていない側の面、又は直線偏光板15の1/4波長板13側の面に、紫外線硬化性樹脂に係る塗工液が2本リバースやダイ等により塗布された後、乾燥される。その後、1/4波長板13と、直線偏光板15B,15Cとを粘着層(水糊)や接着層(UV接着剤等)を介して貼合し、1/4波長板13、直線偏光板15B,15Cの積層体による光学フィルム(積層体)19が作製される。なお、直線偏光板15と1/4波長板13とを一体化する際には、基材15Aあるいは基材21を抜いて基材を共用化してもよい。
特に、1/4波長板13に係る基材21の直線偏光板15側の面を鹸化処理した場合には、1/4波長板13をアルカリ溶液に浸漬することが必要になるものの、本実施の形態においては、保護層24が位相差層23の保護層として機能することにより、アルカリ溶液に浸漬する場合にあっても、位相差層23の損傷を有効に回避することができる。
そして、このようにして直線偏光板15と1/4波長板13とを一体化すると、続いて、直線偏光板15と1/4波長板13との積層体19を、液晶セル17に対応する大きさに切断する。また続いて、図3(B)に示すように、予め直線偏光板16が貼合されている液晶セル17に積層体19を貼合した後、さらに保護層24に紫外線硬化性樹脂の塗工液を塗布し、乾燥させて、タッチパネル用センサーフィルム14と積層して紫外線を照射し、これにより直線偏光板15と1/4波長板13との積層体19と、液晶セル17及び直線偏光板16と、タッチパネル用センサーフィルム14とを積層して一体化する。
なお、このような枚葉の処理による直線偏光板15と1/4波長板13との積層体19と、タッチパネル用センサーフィルム14との積層の処理に代えて、タッチパネル用センサーフィルム14が可撓性を有する場合には、ロールにより処理して積層するようにしてもよい。
本実施の形態では、1/4波長板13と、タッチパネル用センサーフィルム14との積層体において、位相差層23の上にハードコート層による保護層24を設けることにより、位相差層23に対する傷付きを防止し、さらには紫外線硬化性樹脂の溶剤の浸潤を防止する構成において、上述した組成の硬化性樹脂組成物を用いて保護層24を位相差層23上に設けることで、位相差層23と基材21との密着力の低下や位相差層23における皺やカールの発生を有効に回避し、さらには基材21の損傷を防止することができる。
≪第2の実施形態≫
図4は、本発明の第2の実施形態に係る画像表示装置に適用される1/4波長板の構成を示す断面図である。この実施形態においては、1/4波長板13に代えて、1/4波長板33が適用される点を除いて、第1の実施形態と同一に構成される。また、1/4波長板33は、第1の位相差層23Aと第2の位相差層23Bとの積層により位相差層が構成される点を除いて、1/4波長板13と同一に構成される。
ここで、第1の位相差層23A及び第2の位相差層23Bは、正の波長分散特性を備えた液晶材料により構成され、図5に示すように、矢印により示す直線偏光板15の透過軸に対して、遅相軸(それぞれ矢印により示す)が、それぞれ反時計回りに15度、75度の角度を成すように配置される。また、第1の位相差層23A及び第2の位相差層23Bは、透過光に1/2波長及び1/4波長の位相差を付与する厚みにより作製される。これにより、1/4波長板33は、逆分散特性により直線偏光板15の出射光を円偏光に変換し、画像表示パネルの出射光に係る広い波長帯域で円偏光の楕円率を値1に近づける。
1/4波長板33は、基材21の上に、1/2波長の位相差に係る第1の位相差層23Aの配向膜22Aが作成され、この配向膜22Aの配向規制力により液晶材料を配向させた状態で硬化させて位相差層23Aが作製される。また続いて、1/4波長の位相差に係る第2の位相差層23Bの配向膜22Bが作成され、この配向膜22Bの配向規制力により液晶材料を配向させた状態で硬化させて位相差層23Bが作製される。その後、第2の位相差層23Bの基材21とは逆側の面に、上述した組成を有する硬化性樹脂組成物を塗布して硬化させることによって、位相差層に積層される形で保護層24が形成される。
この第2の実施形態のように、1/2波長分の位相差を付与する第1の位相差層23Aと、1/4波長分の位相差を付与する第2の位相差層23Bとの積層により、1/4波長板を作製する場合であっても、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。また、この場合には、正の波長分散特性による液晶材料を使用して、広い波長帯域で楕円率1に近い円偏光により液晶表示パネルの出射光を出射することができる。
以下、本発明の実施例を示してさらに具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
≪光学フィルムの製造≫
[実施例1]
25μmの厚みのTAC基材(コニカ社製,KC2UA)を用い、その片面(A面)に光配向膜組成材料(光配向性基を有するポリオルガノシロキサンを含有する位相差フィルム用液晶配向剤)を膜厚150nmになるようにコーティングし、20mJ/cmの偏光紫外線を、流れ方向に対して光軸が反時計方向に45度になるように照射して配向膜を作製した。続いて、配向膜上に、UV硬化性液晶層組成物をダイコーティングにより塗工し、約1μm厚みの位相差層(液晶層)を形成した。なお、位相差値(Re)は、126nmであった。位相差値は、位相差層における面内位相差量であり、アクソメトリクス社製のAxostepにより計測した(下記の実施例、比較例でも同様。)。
次に、分子量が1000〜10000の官能基付きオリゴマー(ウレタンアクリレートオリゴマー)と、分子量が1000以下のアクリレートモノマーと、分子量が10000〜20000ポリマーアクリレートとを1:1:1の割合で含む紫外線硬化樹脂混合物(A)(「樹脂混合物(A)」ともいう)と、DPHA(ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート)とが、1:1の割合となるように混合し、さらに予め重合開始剤が固形分比4重量%となるよう添加されている溶媒(MEK(メチルエチルケトン)とMIBK(メチルイソブチルケトン)とが1:1の割合で含まれる混合溶媒)に固形分40重量%で溶解させた硬化性樹脂組成物(ハードコート層用硬化性樹脂組成物)を準備した。そして、形成した位相差層の面(基材とは逆側の面)に、マイヤーバーを使用してその硬化性樹脂組成物を4.6g/mの塗布量で塗布し、70℃で1分間乾燥させた後に、80mJ/cmの紫外線を照射して硬化させることによって、ハードコート層を形成した。このようにしてハードコート層が積層された光学フィルムを作製した。
[実施例2]
上述した紫外線硬化樹脂混合物(A)と、異形シリカ(V8803−25(品番),日揮触媒化成(株)製)と、DPHAとが、2:6:2の割合となるように、予め重合開始剤が固形分比4重量%となるよう添加されているMEK:MIBK=1:1の混合溶媒に溶解させたものを硬化性樹脂組成物として用い、その硬化性樹脂組成物を、位相差層の面に3.4g/mの塗布量で塗布してハードコート層を形成したこと以外は、実施例1と同様にして光学フィルムを作製した。
[実施例3]
硬化性樹脂組成物を、位相差層の面に3.9g/mの塗布量で塗布してハードコート層を形成したこと以外は、実施例2と同様にして光学フィルムを作製した。なお、位相差層はRe=124nmとなるように形成した。
[実施例4]
硬化性樹脂組成物を、位相差層の面に4.3g/mの塗布量で塗布してハードコート層を形成したこと以外は、実施例2と同様にして光学フィルムを作製した。
[実施例5]
硬化性樹脂組成物を、位相差層の面に4.4g/mの塗布量で塗布してハードコート層を形成したこと以外は、実施例2と同様にして光学フィルムを作製した。
[実施例6]
硬化性樹脂組成物を、位相差層の面に4.6g/mの塗布量で塗布してハードコート層を形成したこと以外は、実施例2と同様にして光学フィルムを作製した。
[実施例7]
硬化性樹脂組成物を、位相差層の面に4.7g/mの塗布量で塗布してハードコート層を形成したこと以外は、実施例2と同様にして光学フィルムを作製した。
[実施例8]
硬化性樹脂組成物を、位相差層の面に5.2g/mの塗布量で塗布してハードコート層を形成したこと以外は、実施例2と同様にして光学フィルムを作製した。
[実施例9]
硬化性樹脂組成物を、位相差層の面に5.3g/mの塗布量で塗布してハードコート層を形成したこと以外は、実施例2と同様にして光学フィルムを作製した。
[実施例10]
硬化性樹脂組成物を、位相差層の面に5.4g/mの塗布量で塗布してハードコート層を形成したこと以外は、実施例2と同様にして光学フィルムを作製した。
[実施例11]
TAC基材上に光配向膜をコーティングし、光軸が反時計方向に15度となるように偏光紫外線を照射して配向膜を作製し、その配向膜上に、位相差値(Re)=250nmとなるように形成した。そして、さらにその位相差層上に光配向膜をコーティングし、光軸が反時計方向に75度となるように偏光紫外線を照射して配向膜を作製し、その配向膜上に、位相差値(Re)=125nmとなるように形成した。
そして、このようにして形成した位相差層の面に、実施例2で用いたものと同様の硬化性樹脂組成物を、5.1g/mの塗布量で塗布してハードコート層を形成したこと以外は、実施例2と同様にして光学フィルムを作製した。
[比較例1]
硬化性樹脂組成物として、PETA(ペンタエリスリトールトリアクリレート)と、DPHAとが、1:1の割合となるように、予め重合開始剤が固形分比4重量%となるよう添加されているMEK:MIBK=1:1の混合溶媒に溶解させたものを用い、その硬化性樹脂組成物を、位相差層の面に5.0g/mの塗布量で塗布してハードコート層を形成したこと以外は、実施例1と同様にして光学フィルムを作製した。
≪評価≫
上述のようにして作製した、各実施例及び比較例における光学フィルムに関して、位相差層と基材との密着性の評価、位相差層における皺の発生の評価、ハードコート層の硬度の評価を行った。
具体的に、ハードコート層と位相差層と基材との密着性の評価は、碁盤目剥離試験(JIS K5400)により行い、1mm角による100格子の内の剥離した格子数にて評価を行った。剥離数が0の場合を『○』とし、1個でも剥離した場合を『×』とした。
また、位相差層における皺の発生の評価は、目視により判定して、皺が存在する場合を『×』とし、皺が見て取れない場合を『○』とした。
また、ハードコート層の硬度については、異なる硬度の鉛筆を用いて、500g荷重下でJIS K 5600に準拠した鉛筆試験を行うことにより評価した。
下記表1に、各実施例及び比較例にて構成されるハードコート層の組成と、ハードコート層用硬化性樹脂組成物の塗布量を示すとともに、密着、皺、鉛筆硬度についての評価結果を示す。
Figure 2015125436
表1の結果に示すように、ハードコート層用硬化性樹脂組成物として、ウレタンアクリレートと、そのウレタンアクリレート以外のアクリレートモノマーとを含有する樹脂組成物を用い、それによりハードコート層を構成することによって、位相差層と基材との密着力の低下を有効に回避できることがわかる。また、位相差層における皺の発生も抑制できることがわかる。
また、ハードコート層用硬化性樹脂組成物の位相差層に対する塗布量を、好ましくは4.4g/m以上とすることによって、効果的にハードコート層の硬度を向上させることができることがわかる。これにより、位相差層と基材との密着力の低下や位相差層における皺の発生を効果的に抑制できるとともに、位相差層や基材に対する傷つき等をより効果的に防止できることがわかる。
1、11 画像表示装置
2、12 液晶表示パネル
3、13 1/4波長板
4、14 タッチパネル用センサーフィルム
5、15A、15B、16A、16B、21 基材
6、23、23A、23B 位相差層
7 ハードコート層
8 バックライト装置
13A 光学フィルム
15、16 直線偏光板
15B、16B 光学機能層
17 液晶セル
17A、17B ガラス板
17C 液晶材料
22、22A、22B 配向層
24 保護層(ハードコート層)
25 接着層

Claims (12)

  1. 透明フィルム材による基材と、配向膜と、透過光に1/4波長分の位相差を付与する位相差層とがこの順に積層された光学フィルムであって、
    前記位相差層が硬化した液晶材料により作製され、
    前記位相差層の前記基材とは逆側の面に、ウレタンアクリレートと、該ウレタンアクリレート以外のアクリレートモノマーとを含有する硬化性樹脂組成物により構成されるハードコート層が積層されている
    光学フィルム。
  2. 前記硬化性樹脂組成物は、さらに無機微粒子を含有する
    請求項1に記載の光学フィルム。
  3. 前記無機微粒子が、異形シリカ微粒子である
    請求項2に記載の光学フィルム。
  4. 前記位相差層の面に、前記硬化性樹脂組成物を4.4g/m以上20.0g/m以下の塗布量で塗布することによって前記ハードコート層が形成されてなる
    請求項1乃至3の何れか1項に記載の光学フィルム。
  5. 前記ハードコート層は、鉛筆硬度2H以上である
    請求項1乃至4の何れか1項に記載の光学フィルム。
  6. 前記位相差層は、
    正の波長分散特性により透過光に1/2波長分の位相差を付与する第1の位相差層と、正の波長分散特性により透過光に1/4波長分の位相差を付与する第2の位相差層とが積層された積層体である
    請求項1乃至5の何れか1項に記載の光学フィルム。
  7. タッチパネル用である
    請求項1乃至6の何れか1項に記載の光学フィルム。
  8. 請求項1乃至7の何れかに記載の光学フィルムの前記保護層の上に、タッチパネル用センサーフィルムが設けられた
    光学フィルム。
  9. 請求項1乃至7の何れかに記載の光学フィルムの前記基材における前記位相差層側とは逆側の面に、直線偏光板が形成された
    光学フィルム。
  10. 請求項9に記載の光学フィルムを、液晶セルの出射面に配置した
    画像表示装置。
  11. 透明フィルム材による基材の上に、配向膜と、透過光に1/4波長分の位相差を付与する位相差層とがこの順に積層された光学フィルムの製造方法であって、
    前記位相差層を硬化した液晶材料により作製し、
    前記位相差層の前記基材とは逆側の面に、ウレタンアクリレートと、該ウレタンアクリレート以外のアクリレートモノマーとを含有する硬化性樹脂組成物を塗布してハードコート層を積層する
    光学フィルムの製造方法。
  12. 透明フィルム材による基材と、配向膜と、透過光に1/4波長分の位相差を付与する位相差層とがこの順に積層された光学フィルムにおいて、該位相差層の該基材とは逆側の面にハードコート層を形成するためのハードコート層用硬化性樹脂組成物であって、
    ウレタンアクリレートと、該ウレタンアクリレート以外のアクリレートモノマーとを含有する
    ハードコート層用硬化性樹脂組成物。
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