JP2015123765A - 自動二輪車 - Google Patents
自動二輪車 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015123765A JP2015123765A JP2013267464A JP2013267464A JP2015123765A JP 2015123765 A JP2015123765 A JP 2015123765A JP 2013267464 A JP2013267464 A JP 2013267464A JP 2013267464 A JP2013267464 A JP 2013267464A JP 2015123765 A JP2015123765 A JP 2015123765A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vertical portion
- width direction
- vehicle
- side cover
- vehicle width
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 230000005764 inhibitory process Effects 0.000 abstract 1
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 6
- 239000002828 fuel tank Substances 0.000 description 6
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 2
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 2
- 230000003584 silencer Effects 0.000 description 2
- 230000001629 suppression Effects 0.000 description 2
- 238000012217 deletion Methods 0.000 description 1
- 230000037430 deletion Effects 0.000 description 1
- 230000014509 gene expression Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62J—CYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
- B62J17/00—Weather guards for riders; Fairings or stream-lining parts not otherwise provided for
- B62J17/02—Weather guards for riders; Fairings or stream-lining parts not otherwise provided for shielding only the rider's front
- B62J17/06—Leg guards
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62J—CYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
- B62J17/00—Weather guards for riders; Fairings or stream-lining parts not otherwise provided for
- B62J17/10—Ventilation or air guiding devices forming part of fairings
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62J—CYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
- B62J6/00—Arrangement of optical signalling or lighting devices on cycles; Mounting or supporting thereof; Circuits therefor
- B62J6/05—Direction indicators
- B62J6/055—Electrical means, e.g. lamps
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62K—CYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
- B62K11/00—Motorcycles, engine-assisted cycles or motor scooters with one or two wheels
- B62K11/02—Frames
- B62K11/04—Frames characterised by the engine being between front and rear wheels
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)
- Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
Abstract
【課題】車幅方向の大型化の抑制と乗車時の快適性の向上とを両立させることができる自動二輪車を提供すること。【解決手段】ヘッドパイプ5の車幅方向の外方に配置された第1のサイドカバー51と、車両側面視で第1のサイドカバー51と重なりかつ下方に延びる縦部64を有し、第1のサイドカバー51の車幅方向の外方に配置された第2のサイドカバー61と、第1のサイドカバー51のうち車両側面視で第1のサイドカバー51と第2のサイドカバー61とが重ならない位置であり、かつ縦部64より前方の位置に取り付けられ、車両正面視で少なくとも一部が第2のサイドカバー61の車幅方向の外方に位置するフラッシャランプ80と、を備え、第1のサイドカバー51と縦部64との間には、走行風通路70が形成され、フラッシャランプ80は、走行風通路70の前方に位置する。【選択図】図6
Description
本発明は、自動二輪車に関する。
従来から、フロントカバーとサイドカバーとを備えた自動二輪車が知られている。フロントカバーおよびサイドカバーを備えることにより、自動二輪車の空気抵抗を低減することができる。また、自動二輪車の走行に伴って前方から後方に向かって流れる風(以下、走行風という。)が乗員に強く当たることを防止することができる。フロントカバーはヘッドパイプの前方に位置し、サイドカバーはヘッドパイプの側方に位置する。特許文献1には、第1のサイドカバーと、第1のサイドカバーの車幅方向の外方に配置された第2のサイドカバーとを有する自動二輪車が記載されている。
特許文献1に記載された自動二輪車では、第1のサイドカバーと第2のサイドカバーとの間に、走行風の通路として車両前後方向に延びる孔が形成されている。走行風は、孔を通過して後方に導かれる。孔を通過した走行風は、第2のサイドカバーの外方を流れる走行風と合流する。
ところで、特許文献1に記載されている自動二輪車では、第1のサイドカバーおよび第2のサイドカバーの下方に、導風部材が配置されている。乗員が自動二輪車に乗車する際、乗員の脚は導風部材の後方に位置付けられる。上記自動二輪車では、導風部材に車幅方向に延びるフラッシャランプが取り付けられている。走行風は、フラッシャランプの前方からフラッシャランプに当たるため、フラッシャランプの後方では走行風の乱れが発生する。乱れた走行風は乗員の脚に直接当たるため、走行風に乱れがない場合と比較して、乗車時の快適性が低下してしまう。
一方、フラッシャランプを第2のサイドカバーに取り付けた場合、乱れた走行風は乗員の脚に当たりにくくなる。しかし、第2のサイドカバーは導風部材より車幅方向の外方に位置する。そのため、フラッシャランプを第2のサイドカバーに取り付けた場合、自動二輪車の車幅方向の大きさが大きくなってしまう。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、車幅方向の大型化の抑制と乗車時の快適性の向上とを両立させることができる自動二輪車を提供することである。
本発明に係る自動二輪車は、ヘッドパイプと、前記ヘッドパイプから後方に延びる車体フレームと、前記ヘッドパイプの後方に位置し、乗員が着座するシートと、前記ヘッドパイプの車幅方向の外方に配置された第1のサイドカバーと、車両側面視で前記第1のサイドカバーと重なりかつ下方に延びる縦部を有し、前記第1のサイドカバーの車幅方向の外方に配置された第2のサイドカバーと、前記第1のサイドカバーのうち車両側面視で前記第1のサイドカバーと前記第2のサイドカバーとが重ならない位置であり、かつ前記縦部より前方の位置に取り付けられ、車両正面視で少なくとも一部が前記第2のサイドカバーの車幅方向の外方に位置するフラッシャランプと、前記シートより下方かつ前記第2のサイドカバーの後方に位置し、乗員の足を載せるステップと、を備え、前記第1のサイドカバーと前記縦部との間には、走行風が通過する走行風通路が形成され、前記フラッシャランプは、前記走行風通路の前方に位置する。
本発明に係る自動二輪車では、フラッシャランプは、車両側面視で、第1のサイドカバーのうち第1のサイドカバーと第2のサイドカバーとが重ならない位置であり、かつ縦部より前方の位置に取り付けられている。そして、フラッシャランプの少なくとも一部は、車両正面視で、第2のサイドカバーの車幅方向の外方に位置する。このため、走行風がフラッシャランプに当たることによって、フラッシャランプの後方では走行風に乱れが発生する。本発明では、フラッシャランプは、第1のサイドカバーと縦部との間に形成された走行風通路の前方に位置する。このため、フラッシャランプの後方で発生した乱れた走行風は、走行風通路へと導かれる。乱れた走行風は、走行風通路内を通過する際に整流される。これにより、乗員の脚には、乱れた走行風ではなく整流された走行風が当たることになる。この結果、乗車時の快適性が向上される。また、フラッシャランプは、第2のサイドカバーより車幅方向の内方に配置された第1のサイドカバーに取り付けられている。このため、フラッシャランプを第2のサイドカバーに取り付けた場合と比較して、自動二輪車の車幅方向の大型化を抑制することができる。
本発明の一態様によれば、前記ヘッドパイプの後方に位置し、前記車体フレームに支持されたエンジンを備え、前記エンジンは、前記縦部より車幅方向の内方に位置し、前記縦部を横切る水平断面において、前記縦部の後端部は、車幅方向の内方に向けて延びる。
上記態様によれば、走行風通路内を通過する際に整流された走行風は、縦部の後端部に当たる。縦部の後端部は、車両平面視で車幅方向の内方に向けて延びているため、整流された走行風は、車幅方向の内方に導かれる。これにより、乗員の脚に当たる走行風を低減することができ、乗車時の快適性が向上される。また、整流された走行風は、縦部より車幅方向の内方に位置するエンジンに導かれる。このため、エンジンを冷却することができる。
本発明の一態様によれば、前記縦部の後端は、前記縦部の前端より車幅方向の内方に位置する。
上記態様によれば、走行風通路により多くの走行風を導くことができる。この結果、エンジンにより多くの走行風を導くことができ、エンジンの冷却性能が向上する。
本発明の一態様によれば、前記エンジンは、クランクケースと、前記クランクケースから上方に延びるシリンダボディと、前記シリンダボディに結合されたシリンダヘッドと、を有し、前記縦部の下端は、前記シリンダヘッドの下端よりも下方に位置する。
上記態様によれば、走行風通路の上下方向の長さが比較的長くなる。このため、走行風通路を通過する走行風が多くなる。これにより、より多くの走行風をエンジンに導くことができ、エンジンの冷却性能が向上する。
本発明の一態様によれば、前記縦部は、車両側面視で、前記車体フレームのうち前記エンジンの前方に位置する部分と重なる。
上記態様によれば、走行風通路の車両前後方向の長さが比較的長くなる。このため、走行風通路を通過する走行風はより確実に整流される。整流された走行風は、エンジンに導かれ、エンジンを冷却することができる。
本発明の一態様によれば、前記第1のサイドカバーは、車両側面視で前記縦部と重なる他の縦部を有し、前記縦部は、前記他の縦部の後端よりも後方に位置する後端を備える。
上記態様によれば、走行風通路内を通過し、第2のサイドカバーの縦部の後端部に当たった走行風は、車幅方向の内方により確実に導かれる。これにより、乗員の脚に当たる走行風を低減することができる。また、走行風をより確実にエンジンに導くことができるため、エンジンの冷却性能が向上する。
本発明の一態様によれば、前記他の縦部には、車幅方向の外方に向けて突出し、車両前後方向に延びる凸部が形成され、前記凸部の少なくとも一部は、車両側面視で前記縦部と重なる。
上記態様によれば、フラッシャランプの後方で発生する乱れた走行風は、走行風通路内に位置する凸部によって整流される。これにより、乗員の脚には、整流された走行風が当たることになり、乗車時の快適性が向上する。
本発明の一態様によれば、前記縦部の後端は、前記凸部のうち最も車幅方向の外方に位置する外端より車幅方向の内方に位置する。
上記態様によれば、凸部によって整流された走行風は車幅方向の内方に導かれる。このため、乗員の脚に当たる走行風を低減することができる。乗車時の快適性が向上される。
本発明の一態様によれば、前記ステップの車幅方向の内方に配置された車体カバーを備え、前記縦部と、前記車体カバーとを横切る水平断面において、前記縦部は、前記車体カバーより車幅方向の外方に位置する。
上記態様によれば、車体カバーは、第2のサイドカバーの縦部より車幅方向の内方に位置する。このため、縦部より車幅方向の外方を通過する走行風は、乗員の脚に当たりにくくなる。
本発明の一態様によれば、前記他の縦部と、前記車体カバーとを横切る水平断面において、前記他の縦部の少なくとも一部は、前記車体カバーのうち最も車幅方向の外方に位置する外端より車幅方向の内方に位置する。
上記態様によれば、第1のサイドカバーの他の縦部の少なくとも一部は、車体カバーのうち最も車幅方向の外方に位置する外端より車幅方向の内方に位置する。このため、走行風通路を通過する走行風は、車幅方向の内方に導かれる。この結果、走行風は、乗員の脚に当たりにくくなる。
本発明の一態様によれば、前記縦部を横切る水平断面において、前記縦部の前端部は、前方に行くほど車幅方向の内方に向かうように延びる。
上記態様によれば、第2のサイドカバーの縦部の前方から縦部に向かって流れる走行風は、縦部の前端部に当たる。縦部の前端部は、前方に行くほど車幅方向の内方に向かうように延びている。このため、縦部の前端部に当たった走行風は、車幅方向の内方、即ち第1のサイドカバーの方ではなく、縦部の外方、即ち第1のサイドカバーとは車幅方向で反対の方へと流れる。これにより、乗員の脚に当たる走行風を低減することができる。
本発明の一態様によれば、前記フラッシャランプは、ランプ部と、前記ランプ部と前記第1のサイドカバーとの間に位置し、前記ランプ部と前記第1のサイドカバーとを連結する連結部とを有し、前記連結部は、屈曲可能であり、前記連結部が屈曲したとき、前記ランプ部は、車両正面視で、前記第2のサイドカバーのうち最も車幅方向の外方に位置する外端より車幅方向の内方に位置する。
上記態様によれば、自動二輪車に対して側方からの力が加わったとき、連結部は屈曲する。ランプ部は、連結部の屈曲によって、第2のサイドカバーのうち最も車幅方向の外方に位置する外端より車幅方向の内方に位置することができる。このため、側方からの力は第2のサイドカバーに分散され、フラッシャランプに加わる力が低減される。これにより、ランプ部の破損を防止することができる。
以上のように、本発明によれば、車幅方向の大型化の抑制と乗車時の快適性の向上とを両立させることができる自動二輪車を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について説明する。図1に示すように、本実施形態に係る自動二輪車1は、オンロード型の自動二輪車1である。なお、本発明に係る自動二輪車はオンロード型の自動二輪車1に限定される訳ではない。本発明に係る自動二輪車は、いわゆるモペット型、オフロード型、またはスクータ型等の他の型式の自動二輪車であってもよい。
以下の説明において、特に断らない限り、前、後、左、右、上、下は、それぞれ自動二輪車1のシート3に着座した乗員から見た前、後、左、右、上、下を意味するものとする。上、下は、それぞれ自動二輪車1が水平面上に停止しているときの鉛直方向の上、下を意味するものとする。図面に付した符号F、Re、L、R、Up,Dnは、それぞれ前、後、左、右、上、下を表す。
図1に示すように、自動二輪車1は、ヘッドパイプ5と、ヘッドパイプ5に固定された車体フレーム10とを備えている。車体フレーム10は、ヘッドパイプ5から後方に延びる。車体フレーム10は、ヘッドパイプ5から後方に延びるメインフレーム12と、ヘッドパイプ5から下方に延びる第1ダウンフレーム14と、メインフレーム12の後部から後方に延びるシートフレーム16と、メインフレーム12の後部から下方に延びる第2ダウンフレーム18と、第2ダウンフレーム18から後方に延び、第2ダウンフレーム18とシートフレーム16とを連結するバックステー20とを有している。メインフレーム12は、ヘッドパイプ5から後斜め下向きに延びている。第1ダウンフレーム14は、メインフレーム12の下方に位置し、ヘッドパイプ5から後斜め下向きに延びている。第2ダウンフレーム18は、メインフレーム12から後斜め下向きに延びている。シートフレーム16は、メインフレーム12から後斜め上向きに延びている。バックステー20は、シートフレーム16の下方に位置し、第2ダウンフレーム18から後斜め上向きに延びている。
ヘッドパイプ5には、ステアリングシャフト(図示せず)が支持されている。ステアリングシャフトの上部にはハンドル4が設けられている。ステアリングシャフトの下部にはフロントフォーク6が設けられている。フロントフォーク6の下端部には、前輪7が回転自在に支持されている。ヘッドパイプ5の前方には、フロントカバー40が配置されている。図2に示すように、ヘッドパイプ5の側方には、左右のサイドカバー50が配置されている。左のサイドカバー50は、ヘッドパイプ5の左方に配置されている。右のサイドカバー50は、ヘッドパイプ5の右方に配置されている。ヘッドパイプ5の下方には、エアーシュラウド26が配置されている。走行風の一部は、エアーシュラウド26に形成された隙間27を通過して車両後方に流れる。エアーシュラウド26は、左右のサイドカバー50の間に配置されている。
図1に示すように、ヘッドパイプ5の後方には、燃料タンク2が配置されている。燃料タンク2は、メインフレーム12に支持されている。燃料タンク2の後方には、乗員が着座するシート3が配置されている。シート3は、ヘッドパイプ5の後方に位置する。シート3は、シートフレーム16に支持されている。シート3は、シートフレーム16の上方に配置されている。シート3は、シートフレーム16に直接的に支持されてもよく、間接的に支持されてもよい。燃料タンク2の一部より下方およびシート3より下方には、左右の車体カバー41が配置されている。左の車体カバー41の右方には、右の車体カバー41(図3参照)が配置されている。右の車体カバー41は、燃料タンク2の一部より下方およびシート3より下方に配置されている。
自動二輪車1は、エンジン30を備えている。エンジン30は、クランクケース32と、シリンダボディ34と、シリンダヘッド36と、シリンダヘッドカバー38とを備えている。シリンダボディ34は、クランクケース32の前部から上方に延びている。シリンダヘッド36は、シリンダボディ34の上方に配置され、シリンダボディ34に結合している。シリンダヘッドカバー38は、シリンダヘッド36の上方に配置され、シリンダヘッド36に結合している。エンジン30は、燃料タンク2の下方に配置されている。エンジン30は、ヘッドパイプ5の後方に配置されている。エンジン30は、第1ダウンフレーム14より後方に配置されている。エンジン30は、メインフレーム12の下方に位置する。エンジン30は、第2ダウンフレーム18の前方に位置する。エンジン30は、車体フレーム10に揺動不能に支持されている。すなわち、エンジン30は、第1ダウンフレーム14と第2ダウンフレーム18とに支持されている。図3に示すように、エンジン30は、後述する第2のサイドカバー61の第2縦部64より車幅方向の内方に位置する。
図1に示すように、自動二輪車1は、排気管90と、サイレンサ92とを備えている。排気管90は、エンジン30に接続されている。詳しくは、排気管90は、シリンダヘッド36の前部に接続されている。排気管90は後方に延びている。詳しくは、排気管90は、シリンダヘッド36から前斜め下向きに延びる第1部分90Aと、第1部分90Aから後斜め下向きに延びる第2部分90Bと、第2部分90Bから後方に延びる第3部分90Cとを備えている。排気管90の後端部にはサイレンサ92が接続されている。
自動二輪車1は、車体フレーム10に連結されたリアアーム22を備えている。リアアーム22は、第2ダウンフレーム18の後方に位置する。リアアーム22は、バックステー20の下方に位置する。第2ダウンフレーム18とリアアーム22とは、ピポット軸24を介して連結されている。リアアーム22は、第2ダウンフレーム18に揺動自在に連結されている。ただし、リアアーム22は、エンジン30に揺動自在に連結されていてもよい。リアアーム22の後端部には、後輪8が回転自在に支持されている。
図2に示すように、自動二輪車1は、左右のステップ47を備えている。ステップ47には、乗員の足が載せられる。左のステップ47は左方に延び、右のステップ47は右方に延びている。ステップ47は棒状に形成されている。図1に示すように、ステップ47は、第2ダウンフレーム18に取り付けられた支持フレーム19に支持されている。ステップ47は、シート3より下方に位置する。ステップ47は、後述の第2のサイドカバー61の後方に位置する。図3に示すように、ステップ47は、車体カバー41の車幅方向の外方に配置されている。
図2に示すように、左右のサイドカバー50は、第1のサイドカバー51と、第2のサイドカバー61とを有している。第1のサイドカバー51は、ヘッドパイプ5の車幅方向の外方に配置されている。左の第1のサイドカバー51は、ヘッドパイプ5の左方に配置されている。右の第1のサイドカバー51は、ヘッドパイプ5の右方に配置されている。第2のサイドカバー61は、第1のサイドカバー51の車幅方向の外方に配置されている。左の第2のサイドカバー61は、左の第1のサイドカバー51の左方に配置されている。右の第2のサイドカバー61は、右の第1のサイドカバー51の右方に配置されている。左の第1のサイドカバー51および左の第2のサイドカバー61は、フロントフォーク6の左方に配置されている。右の第1のサイドカバー51および右の第2のサイドカバー61は、フロントフォーク6の右方に配置されている。本実施形態では、左のサイドカバー50と右のサイドカバー50とは同様の形状であるが、かかる形態に限定されない。以下、左のサイドカバー50の構造を説明し、右のサイドカバー50の構造の説明は省略する。
図4に示すように、第1のサイドカバー51は、第1の上サイドカバー51Aと第1の下サイドカバー51Bとを有している。第1の上サイドカバー51Aと第1の下サイドカバー51Bとは異なる材料から成形されている。第1の上サイドカバー51Aと第1の下サイドカバー51Bとは同じ材料から成形されていてもよい。第1の上サイドカバー51Aと第1の下サイドカバー51Bとは一体化されていてもよい。第1の上サイドカバー51Aは、車両前後方向に延びる。第1の下サイドカバー51Bは、第1の上サイドカバー51Aの下方に配置されている。第1の下サイドカバー51Bは、第1ダウンフレーム14に取り付けられている。第1の下サイドカバー51Bの前端52Fは、第1の上サイドカバー51Aの前端51AFより後方に位置する。第1の下サイドカバー51Bの後端52Rは、第1の上サイドカバー51Aの後端51ARより後方に位置する。第1の下サイドカバー51Bは、車両前後方向に延びる第1横部52と、第1横部52から下方に延びる第1縦部54とを有している。第1横部52は、車両側面視でフロントフォーク6と重なる。第1横部52は、車両側面視でヘッドパイプ5と重なる。第1横部52は、車両側面視で第1ダウンフレーム14と重なる。第1横部52は、シリンダヘッド36より上方に位置する。
第1縦部54は、車両側面視で第1ダウンフレーム14と重なる。第1縦部54は、車両側面視でシリンダヘッド36の一部と重なる。第1縦部54は、車両側面視で排気管90の第1部分90Aと重なる。第1縦部54の下端54Bは、シリンダヘッド36の下端36Bより下方に位置する。第1縦部54の下端54Bは、シリンダボディ34の下端34Bより下方に位置する。第1縦部54は、下方に行くほど車両前後方向の長さが短くなるように形成されている。
第1縦部54には、複数の凸部58が形成されている。図2に示すように、凸部58は、車幅方向の外方に向けて突出している。図4に示すように、凸部58は、車両前後方向に延びる。凸部58は、後部が前部よりも上方に位置するように水平線から傾いている。凸部58は、後部が前部よりも下方に位置するように水平線から傾いていてもよいし、凸部58は、水平線から傾いた状態で配置されなくてもよく、水平方向に配置されてもよい。凸部58は、車両側面視で第1ダウンフレーム14と重なる。凸部58の一部は、車両側面視で後述の第2縦部64(図6参照)とは重ならない。凸部58の全体が、車両側面視で第2縦部64と重なっていてもよい。
図5に示すように、第1縦部54を横切る水平断面において、第1縦部54の前端部54FPは、車幅方向の内方に向けて延びる。前端部54FPは、前方に行くほど車幅方向の内方に向けて傾斜している。第1縦部54を横切る水平断面において、第1縦部54の後端部54RPは、車幅方向の内方に向けて延びる。後端部54RPは、後方に行くほど車幅方向の内方に向けて傾斜している。第1縦部54を横切る水平断面において、第1縦部54の後端54Rは、第1縦部54の前端54Fより車幅方向の内方に位置する。第1縦部54を横切る水平断面において、第1縦部54は、後述の第2縦部64の前端64Fよりも前方に位置する前端54Fを備える。第1縦部54と、車体カバー41とを横切る水平断面において、第1縦部54は、車体カバー41のうち最も車幅方向の外方に位置する外端41Lより車幅方向の内方に位置する後端部54RPを有する。
図6に示すように、第2のサイドカバー61は、車両前後方向に延びる第2横部62と、第2横部62から下方に延びる第2縦部64とを有している。第2横部62は、車両側面視で第1のサイドカバー51と重なる。第2横部62は、車両側面視で第1の上サイドカバー51Aと重なる。第2横部62は、車両側面視で第1横部52(図4参照)と重なる。第2横部62は、車両側面視でフロントフォーク6と重なる。第2横部62は、車両側面視でヘッドパイプ5と重なる。第2横部62は、車両側面視で第1ダウンフレーム14と重なる。第2横部62は、シリンダボディ34より上方に位置する。第2横部62の前端62Fは、第1横部52の前端52F(図4参照)より前方に位置する。第2横部62の後端62Rは、第1横部52の後端52Rより前方に位置する。第2横部62の上端62Tは、第1の上サイドカバー51Aの上端51Tより下方に位置する。
第2縦部64は、車両側面視で第1のサイドカバー51と重なる。第2縦部64は、車両側面視で第1の下サイドカバー51Bと重なる。第2縦部64は、車両側面視で第1縦部54(図4参照)と重なる。第2縦部64は、車両側面視で第1ダウンフレーム14と重なる。第2縦部64は、車両側面視でシリンダヘッド36の一部と重なる。第2縦部64は、車両側面視で排気管90の第1部分90Aと重なる。第2縦部64は、車両側面視で凸部58の一部と重なる。第2縦部64の下端64Bは、シリンダヘッド36の下端36Bより下方に位置する。第2縦部64の下端64Bは、シリンダボディ34の下端34Bより下方に位置する。第2縦部64は、下方に行くほど車両前後方向の長さが短くなるように形成されている。第2縦部64は、車両前後方向の長さが第1縦部54の車両前後方向の長さより短い部分を有する。
図7に示すように、第2縦部64を横切る水平断面において、第2縦部64の前端部64FPは、車幅方向の内方に向けて延びる。前端部64FPは、前方に行くほど車幅方向の内方に向けて傾斜している。第2縦部64を横切る水平断面において、第2縦部64の後端部64RPは、車幅方向の内方に向けて延びる。後端部64RPは、後方に行くほど車幅方向の内方に向けて傾斜している。第2縦部64を横切る水平断面において、第2縦部64の後端64Rは、第2縦部64の前端64Fより車幅方向の内方に位置する。第2縦部64を横切る水平断面において、第2縦部64は、第1縦部54の後端54Rよりも後方に位置する後端64Rを備える。第2縦部64を横切る水平断面において、第2縦部64は、凸部58のうち最も車幅方向の外方に位置する外端58Lより車幅方向の内方に位置する後端64Rを有する。第2縦部64の後端64Rは、凸部58の外端58Lより車幅方向の外方に位置してもよい。図3に示すように、第2縦部64と、車体カバー41とを横切る水平断面において、第2縦部64は、車体カバー41より車幅方向の外方に位置する。
図6に示すように、第1のサイドカバー51と第2縦部64との間には、走行風が通過する走行風通路70が形成されている。第1の下サイドカバー51Bと第2縦部64との間には、走行風が通過する走行風通路70が形成されている。走行風通路70は、第1のサイドカバー51の第1縦部54(図4参照)と第2のサイドカバー61の第2縦部64との間に形成されている。走行風通路70の上端70Aは、シリンダヘッドカバー38の上端38Aより上方に位置する。走行風通路70の下端70Bは、シリンダヘッド36の下端36Bより下方に位置する。
図2に示すように、自動二輪車1は、左右のフラッシャランプ80を備える。フラッシャランプ80は、ランプ部82と、連結部84とを有している。連結部84は、ランプ部82と第1のサイドカバー51との間に位置する。連結部84は、ランプ部82と第1のサイドカバー51とを連結する。図6に示すように、フラッシャランプ80は、第1のサイドカバー51のうち車両側面視で第1のサイドカバー51と第2のサイドカバー61とが重ならない位置に取り付けられている。フラッシャランプ80は、第2縦部64の前方の位置に取り付けられている。フラッシャランプ80は、走行風通路70の前方に位置する。フラッシャランプ80は、第2横部62より下方に配置されている。フラッシャランプ80は、フロントフォーク6より後方に位置する。フラッシャランプ80は、第1ダウンフレーム14より前方に位置する。フラッシャランプ80は、凸部58より前方に位置する。フラッシャランプ80の上端80Aは、シリンダヘッドカバー38の上端38Aより上方に位置する。フラッシャランプ80の下端80Bは、シリンダヘッドカバー38の上端38Aより下方に位置する。図2に示すように、フラッシャランプ80は、車両正面視で走行風通路70と重なる。フラッシャランプ80の少なくとも一部は、車両正面視で第2のサイドカバー61の車幅方向の外方に位置する。左のフラッシャランプ80の外端80Pは、車両正面視で第2のサイドカバー61より左方に位置する。右のフラッシャランプ80の外端80Pは、車両正面視で第2のサイドカバー61より右方に位置する。
フラッシャランプ80の連結部84は、屈曲可能に形成されている。ここで、「屈曲可能」とは、連結部84に外力が加わったときに連結部84が弾性変形して折れ曲がることをいい、連結部84に加わる外力が消滅したときは、連結部84は元の形状に復元することをいう。図8に示すように、連結部84に外力が加えられて連結部84が屈曲したとき、ランプ部82は、車両正面視で、第2のサイドカバー61のうち最も車幅方向の外方に位置する外端61Lより車幅方向の内方に位置する。ランプ部82は、連結部84に加えられる外力がなくなったときは、元の位置に復帰する。
次に、走行風の流れについて説明する。走行風は、図3の矢印X1で示すように、フラッシャランプ80に当たる。フラッシャランプ80に当たった走行風には、フラッシャランプ80の後方で乱れが生じる。乱れた走行風は、図6の矢印X2で示すように、フラッシャランプ80の後方に位置する走行風通路70に流れ込む。走行風通路70内において、走行風は整流される。整流された走行風は、第2縦部64の後端部64RP(図3参照)に当たり、図3の矢印X3で示すように、車幅方向の内方へと導かれる。これにより、乗員の脚95に当たる走行風を低減することができる。また、フラッシャランプ80より下方では、図5の矢印Y1に示すように、走行風の一部は走行風通路70内を流れ、第2縦部64の後端部64RPに当たる。後端部64RPに当たった走行風は、図5の矢印Y2に示すように、車幅方向の内方に導かれ、エンジン30に向けて流れる。これにより、乗員の脚95に当たる走行風を低減することができると共に、エンジン30を冷却することができる。一方、走行風の一部は、図5の矢印Z1に示すように、第2縦部64の前端部64FPに当たる。前端部64FPは、前方に行くほど車幅方向の内方に向かうように傾斜しているため、前端部64FPに当たった走行風は、図5の矢印Z2に示すように、第2縦部64の外方へ流れる。これにより、乗員の脚95に当たる走行風を低減することができる。
以上のように、自動二輪車1によれば、図6に示すように、フラッシャランプ80は、第1のサイドカバー51と第2のサイドカバー61の縦部64との間に形成された走行風通路70の前方に位置する。このため、フラッシャランプ80の後方で発生する乱れた走行風は、図6の矢印X2で示すように、走行風通路70へと導かれる。乱れた走行風は、走行風通路70内を通過する際に整流される。乗員の脚95には、乱れた走行風ではなく、整流された走行風が当たることになる。この結果、乗車時の快適性が向上される。
フラッシャランプ80は、第2のサイドカバー61より車幅方向の内方に配置された第1のサイドカバー51に取り付けられている。このため、フラッシャランプ80を第2のサイドカバー61に取り付けた場合と比較して、自動二輪車1の車幅方向の大型化を抑制することができる。
本実施形態に係る自動二輪車1によれば、図5に示すように、エンジン30は、第2縦部64より車幅方向の内方に位置し、第2縦部64を横切る水平断面において、第2縦部64の後端部64RPは、車幅方向の内方に向けて延びる。走行風通路70内を通過する際に整流された走行風は、図5の矢印Y2で示すように、第2縦部64の後端部64RPに当たる。第2縦部64の後端部64RPは、車両平面視で車幅方向の内方に向けて延びているため、整流された走行風は、図5の矢印X2で示すように、車幅方向の内方に導かれる。これにより、乗員の脚95に当たる走行風を低減することができ、乗車時の快適性が向上される。また、整流された走行風は、第2縦部64より車幅方向の内容に位置するエンジン30に導かれる。このため、エンジン30を冷却することができる。
本実施形態に係る自動二輪車1によれば、図5に示すように、第2縦部64の後端64Rは、第2縦部64の前端64Fより車幅方向の内方に位置する。このため、走行風通路70により多くの走行風を導くことができる。この結果、エンジン30により多くの走行風を導くことができ、エンジン30の冷却性能が向上する。
本実施形態に係る自動二輪車1によれば、図6に示すように、第2縦部64の下端64Bは、シリンダヘッド36の下端36Bよりも下方に位置する。これにより、走行風通路70の上下方向の長さが比較的長くなるため、走行風通路70を通過する走行風が多くなる。これにより、より多くの走行風をエンジン30に導くことができ、エンジン30の冷却性能が向上する。
本実施形態に係る自動二輪車1によれば、第2縦部64は、車両側面視で、第1ダウンフレーム14と重なる。これにより、走行風通路70の車両前後方向の長さが比較的長くなる。このため、走行風通路70を通過する走行風はより確実に整流される。整流された走行風は、エンジン30に導かれ、エンジン30を冷却することができる。
本実施形態に係る自動二輪車1によれば、図5に示すように、第2縦部64は、第1縦部54の後端54Rよりも後方に位置する後端64Rを備える。走行風通路70内を通過し、第2のサイドカバー61の第2縦部64の後端部64RPに当たった走行風は、図5の矢印Y2で示すように、車幅方向の内方により確実に導かれる。これにより、乗員の脚95に当たる走行風を低減することができる。また、走行風をより確実にエンジン30に導くことができるため、エンジン30の冷却性能が向上する。
本実施形態に係る自動二輪車1によれば、図6に示すように、第1縦部54には、車幅方向の外方に向けて突出し、車両前後方向に延びる凸部58が形成され、凸部58の少なくとも一部は、車両側面視で第2縦部64と重なる。これにより、フラッシャランプ80の後方で発生する乱れた走行風は、走行風通路70内に位置する凸部58によって整流される。これにより、乗員の脚95には、整流された走行風が当たることになり、乗車時の快適性が向上する。
本実施形態に係る自動二輪車1によれば、図5に示すように、第2縦部64の後端64Rは、凸部58のうち最も車幅方向の外方に位置する外端58Lより車幅方向の内方に位置する。これにより、凸部58によって整流された走行風は車幅方向の内方に導かれる。このため、乗員の脚95に当たる走行風を低減することができる。乗車時の快適性が向上される。
本実施形態に係る自動二輪車1によれば、図3に示すように、第2縦部64と、車体カバー41とを横切る水平断面において、第2縦部64は、車体カバー41より車幅方向の外方に位置する。このため、第2縦部64より車幅方向の外方を通過する走行風は、乗員の脚95に当たりにくくなる。
本実施形態に係る自動二輪車1によれば、図5に示すように、第1縦部54と、車体カバー41とを横切る水平断面において、第1縦部54の少なくとも一部は、車体カバー41のうち最も車幅方向の外方に位置する外端41Lより車幅方向の内方に位置する。このため、走行風通路70を通過する走行風は、車幅方向の内方に導かれる。この結果、走行風は、乗員の脚95に当たりにくくなる。
本実施形態に係る自動二輪車1によれば、図5に示すように、第2縦部64を横切る水平断面において、第2縦部64の前端部64FPは、前方に行くほど車幅方向の内方に向かうように延びる。第2のサイドカバー61の第2縦部64の前方から第2縦部64に向かって流れる走行風は、第2縦部64の前端部64FPに当たる。このため、第2縦部64の前端部64FPに当たった走行風は、図5の矢印Z2で示すように、第2縦部64の外方、即ち第1縦部54とは車幅方向で反対の方へと流れる。これにより、乗員の脚95に当たる走行風を低減することができる。
本実施形態に係る自動二輪車1によれば、図8に示すように、連結部84が屈曲したとき、ランプ部82は、車両正面視で、第2のサイドカバー61のうち最も車幅方向の外方に位置する外端61Lより車幅方向の内方に位置する。これにより、自動二輪車1に対して側方からの力が加わったとき、連結部84は屈曲する。ランプ部82は、連結部84の屈曲によって、第2のサイドカバー61のうち最も車幅方向の外方に位置する外端61Lより車幅方向の内方に位置することができる。このため、側方からの力は第2のサイドカバー61に分散され、フラッシャランプ80に加わる力が低減される。これにより、ランプ部82の破損を防止することができる。
ここに用いられた用語及び表現は、説明のために用いられたものであって限定的に解釈するために用いられたものではない。ここに示されかつ述べられた特徴事項の如何なる均等物をも排除するものではなく、本発明のクレームされた範囲内における各種変形をも許容するものであると認識されなければならない。本発明は、多くの異なった形態で具現化され得るものである。この開示は本発明の原理の実施形態を提供するものと見なされるべきである。それらの実施形態は、本発明をここに記載しかつ/又は図示した好ましい実施形態に限定することを意図するものではないという了解のもとで、実施形態がここに記載されている。ここに記載した実施形態に限定されるものではない。本発明は、この開示に基づいて当業者によって認識され得る、均等な要素、修正、削除、組み合わせ、改良及び/又は変更を含むあらゆる実施形態をも包含する。クレームの限定事項はそのクレームで用いられた用語に基づいて広く解釈されるべきであり、本明細書あるいは本願のプロセキューション中に記載された実施形態に限定されるべきではない。
5 ヘッドパイプ
14 第1ダウンフレーム
34 シリンダボディ
36 シリンダヘッド
50 サイドカバー
51 第1のサイドカバー
54 第1縦部
58 凸部
61 第2のサイドカバー
64 第2縦部
70 走行風通路
80 フラッシャランプ
14 第1ダウンフレーム
34 シリンダボディ
36 シリンダヘッド
50 サイドカバー
51 第1のサイドカバー
54 第1縦部
58 凸部
61 第2のサイドカバー
64 第2縦部
70 走行風通路
80 フラッシャランプ
Claims (12)
- ヘッドパイプと、
前記ヘッドパイプから後方に延びる車体フレームと、
前記ヘッドパイプの後方に位置し、乗員が着座するシートと、
前記ヘッドパイプの車幅方向の外方に配置された第1のサイドカバーと、
車両側面視で前記第1のサイドカバーと重なりかつ下方に延びる縦部を有し、前記第1のサイドカバーの車幅方向の外方に配置された第2のサイドカバーと、
前記第1のサイドカバーのうち車両側面視で前記第1のサイドカバーと前記第2のサイドカバーとが重ならない位置であり、かつ前記縦部より前方の位置に取り付けられ、車両正面視で少なくとも一部が前記第2のサイドカバーの車幅方向の外方に位置するフラッシャランプと、
前記シートより下方かつ前記第2のサイドカバーの後方に位置し、乗員の足を載せるステップと、を備え、
前記第1のサイドカバーと前記縦部との間には、走行風が通過する走行風通路が形成され、
前記フラッシャランプは、前記走行風通路の前方に位置する、自動二輪車。 - 前記ヘッドパイプの後方に位置し、前記車体フレームに支持されたエンジンを備え、
前記エンジンは、前記縦部より車幅方向の内方に位置し、
前記縦部を横切る水平断面において、前記縦部の後端部は、車幅方向の内方に向けて延びる、請求項1に記載の自動二輪車。 - 前記縦部の後端は、前記縦部の前端より車幅方向の内方に位置する、請求項2に記載の自動二輪車。
- 前記エンジンは、クランクケースと、前記クランクケースから上方に延びるシリンダボディと、前記シリンダボディに結合されたシリンダヘッドと、を有し、
前記縦部の下端は、前記シリンダヘッドの下端よりも下方に位置する、請求項2または3に記載の自動二輪車。 - 前記縦部は、車両側面視で、前記車体フレームのうち前記エンジンの前方に位置する部分と重なる、請求項2から4のいずれか一項に記載の自動二輪車。
- 前記第1のサイドカバーは、車両側面視で前記縦部と重なる他の縦部を有し、
前記縦部は、前記他の縦部の後端よりも後方に位置する後端を備える、請求項2から5のいずれか一項に記載の自動二輪車。 - 前記他の縦部には、車幅方向の外方に向けて突出し、車両前後方向に延びる凸部が形成され、
前記凸部の少なくとも一部は、車両側面視で前記縦部と重なる、請求項6に記載の自動二輪車。 - 前記縦部の後端は、前記凸部のうち最も車幅方向の外方に位置する外端より車幅方向の内方に位置する、請求項7に記載の自動二輪車。
- 前記ステップの車幅方向の内方に配置された車体カバーを備え、
前記縦部と、前記車体カバーとを横切る水平断面において、前記縦部は、前記車体カバーより車幅方向の外方に位置する、請求項6から8のいずれか一項に記載の自動二輪車。 - 前記他の縦部と、前記車体カバーとを横切る水平断面において、前記他の縦部の少なくとも一部は、前記車体カバーのうち最も車幅方向の外方に位置する外端より車幅方向の内方に位置する、請求項9に記載の自動二輪車。
- 前記縦部を横切る水平断面において、前記縦部の前端部は、前方に行くほど車幅方向の内方に向かうように延びる、請求項1から10のいずれか一項に記載の自動二輪車。
- 前記フラッシャランプは、ランプ部と、前記ランプ部と前記第1のサイドカバーとの間に位置し、前記ランプ部と前記第1のサイドカバーとを連結する連結部とを有し、
前記連結部は、屈曲可能であり、
前記連結部が屈曲したとき、前記ランプ部は、車両正面視で、前記第2のサイドカバーのうち最も車幅方向の外方に位置する外端より車幅方向の内方に位置する、請求項1から11のいずれか一項に記載の自動二輪車。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013267464A JP2015123765A (ja) | 2013-12-25 | 2013-12-25 | 自動二輪車 |
EP14169185.7A EP2889207B1 (en) | 2013-12-25 | 2014-05-21 | Motorcycle |
ES14169185.7T ES2588074T3 (es) | 2013-12-25 | 2014-05-21 | Motocicleta |
ARP140102468A AR096790A1 (es) | 2013-12-25 | 2014-07-02 | Motocicleta |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013267464A JP2015123765A (ja) | 2013-12-25 | 2013-12-25 | 自動二輪車 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015123765A true JP2015123765A (ja) | 2015-07-06 |
Family
ID=50732938
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013267464A Pending JP2015123765A (ja) | 2013-12-25 | 2013-12-25 | 自動二輪車 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP2889207B1 (ja) |
JP (1) | JP2015123765A (ja) |
AR (1) | AR096790A1 (ja) |
ES (1) | ES2588074T3 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018052413A (ja) * | 2016-09-30 | 2018-04-05 | スズキ株式会社 | 鞍乗型車両の導風構造 |
JP2018202932A (ja) * | 2017-05-31 | 2018-12-27 | 本田技研工業株式会社 | 鞍乗り型車両 |
JP2022026317A (ja) * | 2020-07-30 | 2022-02-10 | 川崎重工業株式会社 | 自動二輪車 |
WO2022059679A1 (ja) * | 2020-09-18 | 2022-03-24 | ヤマハ発動機株式会社 | ストラドルドビークル |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107878619B (zh) * | 2016-09-30 | 2020-08-18 | 雅马哈发动机株式会社 | 跨坐型车辆 |
JP6663949B2 (ja) | 2018-03-30 | 2020-03-13 | 本田技研工業株式会社 | 鞍乗型車両 |
JP7668774B2 (ja) * | 2022-09-14 | 2025-04-25 | 本田技研工業株式会社 | 鞍乗り型車両 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4887688A (en) * | 1987-08-06 | 1989-12-19 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Motorcycle |
JP5129672B2 (ja) * | 2008-07-07 | 2013-01-30 | 本田技研工業株式会社 | 自動二輪車の車体カバー構造 |
MY157135A (en) * | 2008-08-08 | 2016-05-13 | Honda Motor Co Ltd | Vehicle |
JP2012162094A (ja) | 2009-05-27 | 2012-08-30 | Yamaha Motor Co Ltd | 自動二輪車 |
JP5486978B2 (ja) * | 2010-03-25 | 2014-05-07 | 本田技研工業株式会社 | 自動二輪車のカウル構造 |
-
2013
- 2013-12-25 JP JP2013267464A patent/JP2015123765A/ja active Pending
-
2014
- 2014-05-21 EP EP14169185.7A patent/EP2889207B1/en active Active
- 2014-05-21 ES ES14169185.7T patent/ES2588074T3/es active Active
- 2014-07-02 AR ARP140102468A patent/AR096790A1/es active IP Right Grant
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018052413A (ja) * | 2016-09-30 | 2018-04-05 | スズキ株式会社 | 鞍乗型車両の導風構造 |
JP2018202932A (ja) * | 2017-05-31 | 2018-12-27 | 本田技研工業株式会社 | 鞍乗り型車両 |
JP2022026317A (ja) * | 2020-07-30 | 2022-02-10 | 川崎重工業株式会社 | 自動二輪車 |
JP7450489B2 (ja) | 2020-07-30 | 2024-03-15 | カワサキモータース株式会社 | 自動二輪車 |
US12122471B2 (en) | 2020-07-30 | 2024-10-22 | Kawasaki Motors, Ltd. | Motorcycle |
WO2022059679A1 (ja) * | 2020-09-18 | 2022-03-24 | ヤマハ発動機株式会社 | ストラドルドビークル |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
AR096790A1 (es) | 2016-02-03 |
EP2889207A1 (en) | 2015-07-01 |
ES2588074T3 (es) | 2016-10-28 |
EP2889207B1 (en) | 2016-08-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2015123765A (ja) | 自動二輪車 | |
JP4856485B2 (ja) | 自動二輪車のカウリング構造 | |
JP3157145U (ja) | 自動二輪車 | |
JP4584781B2 (ja) | 自動二輪車用カウリング構造 | |
JP5771100B2 (ja) | 鞍乗型車両 | |
JP3157144U (ja) | 自動二輪車 | |
JP6196083B2 (ja) | 自動二輪車 | |
JP3154590U (ja) | 自動二輪車 | |
JP3157143U (ja) | 自動二輪車 | |
US8087485B2 (en) | Straddle-type vehicle | |
JP2012017087A (ja) | 鞍乗型車両 | |
JP2015227102A (ja) | 鞍乗り型車両 | |
JP5837777B2 (ja) | 鞍乗型車両 | |
JP5576308B2 (ja) | 鞍乗り型車両 | |
JP5404319B2 (ja) | 自動二輪車 | |
US9045188B2 (en) | Lower part structure for vehicle | |
EP2042414B1 (en) | Motorcycle comprising an air intake port structure | |
WO2018225199A1 (ja) | 鞍乗り型車両 | |
JP2020116979A (ja) | 鞍乗り型車両 | |
JP2020015386A (ja) | 鞍乗型車両 | |
WO2019065485A1 (ja) | 鞍乗型車両の外装部品構造 | |
EP2075188A2 (en) | Straddle-type vehicle | |
JP3155302U (ja) | 自動二輪車 | |
JP4394551B2 (ja) | 自動二輪車のラジエータ配置構造 | |
JP4684793B2 (ja) | 車両のフロントカバー構造 |