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JP2015096346A - 空気袋 - Google Patents

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JP2015096346A JP2013236448A JP2013236448A JP2015096346A JP 2015096346 A JP2015096346 A JP 2015096346A JP 2013236448 A JP2013236448 A JP 2013236448A JP 2013236448 A JP2013236448 A JP 2013236448A JP 2015096346 A JP2015096346 A JP 2015096346A
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大 坂田
Ora Sakata
大 坂田
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Toyota Boshoku Corp
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Toyota Boshoku Corp
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Abstract

【課題】着座者の快適性を適切に担保するとともに、生産性の高い方法により製造可能な空気袋を提供する。【解決手段】内部に空気が充填されることで膨張する空気袋60が、座席の内部に収容されている。そして、座席への着座者側に位置する空気袋の所定の面に、形状規定部材74,76が設けられ、その所定の面の形状が、形状規定部材の表面に沿った形状に規定される。これにより、空気袋の膨張により隆起する座席の着座面の形状を、面状にすることが可能となり、着座者の快適性を担保することが可能となる。また、例えば、形状規定部材を、予め、2枚のシートの少なくとも一方に固着しておいて、その2枚のシートを、縁部において溶着することで、空気袋を製造することが可能である。これにより、比較的、簡易な方法により空気袋を製造することが可能となり、生産性を高くすることが可能となる。【選択図】図5

Description

本発明は、内部に空気が充填されることで膨張する空気袋であって、座席の内部に収容される空気袋に関する。
乗物用シート,マッサージチェア等の座席には、内部に空気が充填されることで膨張する空気袋が内蔵されている座席がある。このような座席では、空気袋の膨張により、着座者の姿勢調整,着座者のマッサージ等が行われるが、座席に内蔵される空気袋は、着座者の快適性を担保するべく、膨張時において、所定の形状に規定されている。詳しくは、例えば、一般的な袋状の部材を膨張させると、球状、若しくは、筒状に膨張する。このように球状、若しくは、筒状に膨張する空気袋が、座席内部に配設されると、座席の着座面は、線状、若しくは、点状に隆起する。このように隆起した座席に人が着座すると、着座者への応力が隆起部分に集中し、着座者が不快感を抱く虞がある。このため、下記特許文献に記載されているように、一部が面状に規定された空気袋の開発が進められている。
特開2000−37796号公報
上記特許文献に記載された空気袋によれば、座席の着座面を面上に隆起させることが可能となり、着座者への応力を分散することが可能となる。これにより、着座者の快適性を適切に担保することが可能となる。しかしながら、上記特許文献に記載の空気袋では、2枚のシートの縁部が溶着されることで、袋状の部材が形成されており、その袋状の部材の内部において、2枚のシートが、複数の部材によって連結されている。このため、上記特許文献に記載の空気袋の製造工程は、非常に手間のかかる工程となり、生産性が非常に悪い。本発明は、そのような事情に鑑みてなされたものであり、着座者の快適性を適切に担保するとともに、生産性の高い方法により製造可能な空気袋の提供を課題とする。
上記課題を解決するために、本願の請求項1に記載の空気袋は、内部に空気が充填されることで膨張する空気袋であって、座席の内部に収容されており、その座席への着座者側に位置する前記空気袋の所定の面に設けられ、その所定の面の形状を自身の表面に沿った形状に規定する形状規定部材を備えることを特徴とする。
また、請求項2に記載の空気袋では、請求項1に記載の空気袋において、前記形状規定部材が、前記空気袋の内側の面に固着されることを特徴とする。
また、請求項3に記載の空気袋では、請求項1または請求項2に記載の空気袋において、前記形状規定部材が、板状の部材であることを特徴とする。
また、請求項4に記載の空気袋では、請求項1または請求項2に記載の空気袋において、前記形状規定部材が、枠状の部材であることを特徴とする。
また、請求項5に記載の空気袋では、請求項1または請求項2に記載の空気袋において、前記形状規定部材が、棒状の部材であることを特徴とする。
また、請求項6に記載の空気袋では、請求項1ないし請求項5のいずれか1つに記載の空気袋において、前記形状規定部材が、剛性の異なる複数の部材から構成されていることを特徴とする。
請求項1に記載の空気袋では、座席への着座者側に位置する空気袋の所定の面に、形状規定部材が設けられおり、空気袋の所定の面の形状が、形状規定部材の表面に沿った形状に規定されている。これにより、空気袋の膨張により隆起する座席の着座面の形状を、面状にすることが可能となり、着座者の快適性を担保することが可能となる。また、例えば、形状規定部材を、予め、2枚のシートの少なくとも一方に固着しておいて、その2枚のシートを、縁部において溶着することで、請求項1に記載の空気袋を製造することが可能である。これにより、比較的、簡易な方法により空気袋を製造することが可能となり、生産性を高くすることが可能となる。
また、請求項2に記載の空気袋では、形状規定部材が空気袋の内側の面に固着されている。これにより、形状規定部材と他の部材との接触を抑制することが可能となり、形状規定部材の剥離等を防止することが可能となる。
また、請求項3ないし請求項5に記載の空気袋では、形状規定部材の形状が、板状,枠状,棒状の何れかに限定されており、種々の形状の形状規定部材を採用することが可能となる。
また、請求項6に記載の空気袋では、形状規定部材が、剛性の異なる複数の部材から構成されている。これにより、例えば、空気袋の剛性の高い形状規定部材が固着された部分は、殆ど変形せずに、面状となる。一方、空気袋の剛性の低い形状規定部材が固着された部分は、形状規定部材が撓み、緩やかに湾曲する。このため、空気袋の膨張時の形状は、流線型となり、座席の着座面を着座者に沿った形状とすることが可能となる。したがって、請求項6に記載の空気袋によれば、着座者の快適性を更に適切に担保することが可能となる。
実施例の車両用シートを車両前方からの視点において示す斜視図である。 図1に示すシートバックの分解斜視図である。 図1に示すAA線における断面図である。 空気袋の製造過程を示す図である。 空気袋の断面図である。 従来の空気袋の断面図である。 変形例1の空気袋の製造過程を示す図である。 変形例2の空気袋の製造過程を示す図である。 変形例3の空気袋の製造過程を示す図である。 変形例4の空気袋の製造過程を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態として、本発明の実施例を、図を参照しつつ詳しく説明する。
<第1実施例>
図1に、本発明の実施例の車両用シート10を斜め前方からの視点において示す。車両用シート10は、運転者の臀部を支持するシートクッション12と、運転者の背部を支持するシートバック14と、シートバック14の上端に設けられて運転者の頭部を支持するヘッドレスト16とによって構成されている。
シートバック14は、図2に示すように、シートバック14の骨格となるバックフレーム20と、そのバックフレーム20の乗員が着座する側に配設される発泡ウレタン製のバックパッド22と、バックパッド22の表面を覆うバックカバー(図3参照)24とによって構成されている。
バックフレーム20は、左右1対の鋼板製のサイドフレーム30,32と、それら1対のサイドフレーム30,32の上端部に架け渡された円鋼管製のアッパフレーム34と、アッパフレーム34の両脚部に架け渡された鋼板製の上部架橋フレーム36と、1対のサイドフレーム30,32の下端部に架け渡された鋼板製の下部架橋フレーム38とによって構成され、概して四角枠形状とされている。
その四角枠形状のバックフレーム20の中央部には、バックパッド22を後方から支えるためのコンターマット50が配設されている。コンターマット50は、樹脂製の概して矩形の板状部材であり、上端部において、上部架橋フレーム36に固定され、下端部において、下部架橋フレーム38に固定されている。
そのコンターマット50とバックパッド22との間には、図1に示すAA線における断面図である図3に示すように、3個の空気袋60,62,64が上下方向に並んで配設されている。各空気袋60,62,64は、略同じ構造とされているため、空気袋60の構造を代表して説明する。
空気袋60は、図4に示すように、熱可塑性ポリウレタン樹脂製の2枚のウレタンシート70,72と樹脂製の2枚の板状部材74,76とによって構成されている。2枚のウレタンシート70,72は、概して矩形とされており、略同寸法とされている。また、2枚の板状部材74,76も、概して矩形とされており、ウレタンシート70,72の1/2〜2/3程度の寸法とされている。板状部材74は、ウレタンシート70の下面に固着され、板状部材76は、ウレタンシート72の上面に固着されている。それら2枚のウレタンシート70,72は、2枚の板状部材74,76が向かい合うようにして、重ねられている。そして、2枚のウレタンシート70,72は、所定の箇所を除いて、ウレタンシート70,72の縁部の全周に渡って溶着されている。
これにより、空気袋60は、図5に示すように、袋状となり、溶着されていない箇所が空気穴78として機能する。この空気穴78には、エアチューブ79が接続されており、エアチューブ79は、バルブ(図示省略)を介して、ポンプ(図示省略)に接続されている。このような構造により、空気袋60は、ポンプからエアが供給されることで、膨張し、エアが空気袋60から排出されることで、収縮する。なお、膨張時の空気袋60の形状は、板状部材74,76によって規定された形状となっている。つまり、板状部材74,76が固着されているウレタンシート70,72は、板状部材74,76の表面に沿った形状とされており、板状部材74,76が固着されている部分は、平板状になる。一方、板状部材74,76が固着されていない部分は、湾曲した形状となっている。
上記構造の空気袋60にエアを供給することで、着座者の着座姿勢等を変更することが可能となっている。詳しくは、バックパッド22とコンターマット50との間に配設された空気袋60等に、エアが供給されることで、空気袋60が膨張し、バックパッド22が変形する。これにより、シートバック14の着座面が隆起し、着座者の着座姿勢が変化する。この際、シートバック14の着座面は、空気袋60の膨張時の形状に沿って隆起する。つまり、板状部材74の形状に沿って隆起する。このため、着座者への応力を分散することが可能となり、着座姿勢を快適に保つことが可能となる。これは、膨張時の空気袋60の形状が、板状部材74によって規定されているためであり、膨張時の空気袋60が規定されない場合には、着座者が不快感を抱く虞がある。
詳しくは、例えば、板状部材が固着されていない2枚のウレタンシートによって、空気袋を製造した場合には、空気袋は、球状、若しくは、筒状に膨張する。このように球状、若しくは、筒状に膨張する空気袋が、バックパッド22とコンターマット50との間に配設されると、シートバック14は、線状、若しくは、点状に隆起する。このように隆起したシートバック14では、着座者への応力が隆起部分に集中し、着座者が不快感を抱く虞がある。このため、バックパッド22とコンターマット50との間に配設される空気袋は、所定の形状に規定される必要がある。車両用シート10の空気袋60では、板状部材74,76によって、空気袋60の形状が規定されているが、別構造の空気袋、具体的には、図6に示す構造の空気袋80においても、形状を規定することが可能である。
空気袋80は、2枚のウレタンシート82,84を、所定の箇所を除いて、ウレタンシート82,84の縁部の全周に渡って溶着することで、袋状とされている。なお、溶着されていない所定の箇所が、空気穴86として機能する。そして、2枚のウレタンシート82,84が、空気袋80の内部において、複数の連結シート88により連結されている。このような構造により、空気袋80にエアが供給され、空気袋80が膨張した際に、2枚のウレタンシート82,84の離間が、複数の連結シート88によって規制され、空気袋80の形状が規定される。このように、空気袋60の構造とは別の構造の空気袋80においても、形状を規定することが可能となり、着座者の快適性を担保することが可能となる。
しかしながら、空気袋80の製造時には、空気袋80の内部において、2枚のウレタンシート82,84を、連結シート88によって連結する必要があり、非常に手間のかかる作業となる。一方、空気袋60は、予め板状部材74,76が固着された2枚のウレタンシート70,72を、縁部において溶着することで、製造される。このように、空気袋60は、非常にシンプルな方法により、製造されるため、生産性を高くすることが可能となる。
<第2実施例>
第1実施例の空気袋60,62,64では、板状の部材によって、空気袋60,62,64の形状が規定されているが、第2実施例の空気袋では、枠状の部材によって、空気袋の形状が規定される。具体的には、第2実施例の空気袋90は、図7に示すように、2枚のウレタンシート92,94と樹脂製の2個の枠状部材96,98とによって構成されている。2枚のウレタンシート92,94は、概して矩形とされており、略同寸法とされている。また、枠状部材96,98は、概して四角枠形状とされており、それの外寸は、ウレタンシート92,94の1/2〜2/3程度の寸法とされている。枠状部材96は、ウレタンシート92の下面に固着され、枠状部材98は、ウレタンシート94の上面に固着されている。それら2枚のウレタンシート92,94は、2個の枠状部材96,98が向かい合うようにして、重ねられている。そして、2枚のウレタンシート92,94は、所定の箇所を除いて、ウレタンシート92,94の縁部の全周に渡って溶着されている。
上記構造の空気袋90においても、膨張時の形状を、空気袋60,62,64の膨張時の形状と略同じとすることが可能となり、着座者の快適性を担保することが可能となる。また、空気袋90も、上述したように、予め枠状部材96,98が固着された2枚のウレタンシート92,94を、縁部において溶着することで、製造されることから、生産性を高くすることが可能となる。
<第3実施例>
第3実施例の空気袋では、棒状の部材によって、空気袋の形状が規定される。具体的には、第3実施例の空気袋100は、図8に示すように、2枚のウレタンシート102,104と樹脂製の6本の棒状部材106,108,110,112,114,116とによって構成されている。2枚のウレタンシート102,104は、概して矩形とされており、略同寸法とされている。また、6本の棒状部材106,108,110,112,114,116は、同じ長さであり、その長さは、ウレタンシート102,104の長手方向の長さの1/2〜2/3程度とされている。3本の棒状部材106,108,110は、ウレタンシート102の下面に、ウレタンシート102の長手方向に延びるように、平行に並んで固着されている。また、3本の棒状部材112,114,116は、ウレタンシート104の上面に、ウレタンシート104の長手方向に延びるように、平行に並んで固着されている。それら2枚のウレタンシート102,104は、棒状部材106,108,110,112,114,116が向かい合うようにして、重ねられている。そして、2枚のウレタンシート102,104は、所定の箇所を除いて、ウレタンシート102,104の縁部の全周に渡って溶着されている。
上記構造の空気袋100においても、膨張時の形状を、空気袋60,62,64,90の膨張時の形状と略同じとすることが可能となり、着座者の快適性を担保することが可能となる。また、空気袋100も、上述したように、予め棒状部材106,108,110,112,114,116が固着された2枚のウレタンシート102,104を、縁部において溶着することで、製造されることから、生産性を高くすることが可能となる。
<第4実施例>
上記実施例の空気袋60,62,64,90,100では、同じ剛性の部材によって、空気袋60,62,64,90,100の形状が規定されているが、第4実施例の空気袋では、異なる剛性の複数の部材によって、空気袋の形状が規定される。具体的には、第4実施例の空気袋120は、図9に示すように、2枚のウレタンシート122,124と、樹脂製の2枚の板状部材126,128と、樹脂製の4枚の板状部材130,132,134,136とによって構成されている。2枚のウレタンシート122,124は、概して矩形とされており、略同寸法とされている。また、板状部材126,128は、概して正方形の板状の部材とされている。一方、板状部材130,132,134,136は、概して矩形とされており、それの長辺の長さが、板状部材126,128の1辺の長さと同じとされている。なお、板状部材126,128と板状部材130,132,134,136とは、異なる種類の樹脂により成形されており、板状部材126,128の剛性は、板状部材130,132,134,136の剛性より高い。つまり、板状部材126,128は、板状部材130,132,134,136より硬い。
板状部材126は、ウレタンシート122の下面の略中央部に固着され、2枚の板状部材130,132が、板状部材126と隣接した状態で、ウレタンシート122の下面に固着されている。また、板状部材128は、ウレタンシート124の上面の略中央部に固着され、2枚の板状部材134,136が、板状部材128と隣接した状態で、ウレタンシート124の上面に固着されている。それら2枚のウレタンシート122,124は、板状部材126,128および、板状部材130,132,134,136が向かい合うようにして、重ねられている。そして、2枚のウレタンシート122,124は、所定の箇所を除いて、ウレタンシート122,124の縁部の全周に渡って溶着されている。
上記構造の空気袋120においても、膨張時の形状を、空気袋60,62,64,90,100の膨張時の形状と略同じとすることが可能となり、着座者の快適性を担保することが可能となる。ただし、空気袋120では、板状部材126,128の剛性と板状部材130,132,134,136の剛性が異なっているため、空気袋120の膨張時の形状は、着座者の体の丸みに合わせた流線型となる。詳しくは、ウレタンシート122,124の剛性の高い板状部材126,128が固着された部分は、殆ど変形せずに、平板状となる。一方、ウレタンシート122,124の剛性の低い板状部材130,132,134,136が固着された部分は、板状部材130,132,134,136が撓み、緩やかに湾曲する。これにより、空気袋120の膨張時の形状が、流線型となり、着座者の快適性を更に適切に担保することが可能となる。また、空気袋120も、上述したように、予め板状部材126,128および、板状部材130,132,134,136が固着された2枚のウレタンシート122,124を、縁部において溶着することで、製造されることから、生産性を高くすることが可能となる。
<第5実施例>
上記実施例の空気袋60,62,64,90,100,120では、ウレタンシート72等の板状部材74等が固着された部分が、概して矩形の面状に規定されるが、第5実施例の空気袋では、ウレタンシートの一部が、概して円形の面上に規定される。具体的には、第5実施例の空気袋140は、図10に示すように、2枚のウレタンシート142,144と樹脂製の2枚の円形板状部材146,148とによって構成されている。2枚のウレタンシート142,144は、概して矩形とされており、略同寸法とされている。また、円形板状部材146,148は、概して円形の板状の部材とされている。円形板状部材146は、ウレタンシート142の下面に固着され、円形板状部材148は、ウレタンシート144の上面に固着されている。それら2枚のウレタンシート142,144は、2枚の円形板状部材146,148が向かい合うようにして、重ねられている。そして、2枚のウレタンシート142,144は、所定の箇所を除いて、ウレタンシート142,144の縁部の全周に渡って溶着されている。
上記構造の空気袋140においても、空気袋60,62,64,90,100,120と同様に、ウレタンシート142,144の一部を面上に規定することが可能となり、着座者の快適性を担保することが可能となる。また、空気袋140も、上述したように、予め円形板状部材146,148が固着された2枚のウレタンシート142,144を、縁部において溶着することで、製造されることから、生産性を高くすることが可能となる。
ちなみに、上記実施例において、車両用シート10は、座席の一例である。空気袋60,62,64は、空気袋の一例である。板状部材74,76は、形状規定部材および、板状の部材の一例である。空気袋90は、空気袋の一例である。枠状部材96,98は、形状規定部材および、枠状の部材の一例である。空気袋100は、空気袋の一例である。棒状部材106,108,110,112,114,116は、形状規定部材および、棒状の部材の一例である。空気袋120は、空気袋の一例である。板状部材126,128および、板状部材130,132,134,136は、形状規定部材および、板状の部材の一例である。空気袋140は、空気袋の一例である。円形板状部材146,148は、形状規定部材および、板状の部材の一例である。
なお、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した種々の態様で実施することができる。具体的には、例えば、上記実施例では、板状部材74等の形状規定部材が、空気袋の内側の面に固着されているが、空気袋の外側の面に固着されてもよい。また、形状規定部材が、ウレタンシートの内部に挿入されていてもよい。つまり、2枚のシートの間に形状規定部材を挟んだ状態で、それら2枚のシートを貼り合わせることで、1枚のシート状の部材として、空気袋を製造することが可能である。
また、上記実施例では、2枚のシートによって空気袋の袋状の部分が形成されているが、1枚のシート、若しくは、3枚以上のシートによって、空気袋の袋状の部分を形成してもよい。
また、上記実施例では、2個の形状規定部材が対向するように固着された空気袋が採用されているが、1個の形状規定部材が固着された空気袋を採用することが可能である。ただし、1個の形状規定部材が固着された空気袋では、形状規定部材の固着箇所が、シートの着座面側に位置するように、シート内に配設される必要がある。
また、上記実施例では、板状部材126,128と板状部材130,132,134,136とが、異なる種類の材料により成形されることで、各々の部材の剛性が異なっているが、各々の厚さ等を変えることで、各々の部材の剛性を異ならせることが可能である。
また、上記実施例では、本発明の空気袋が、シートバック14の内部に配設されているが、シートクッション12,ヘッドレスト16,アームレスト等、シートを構成する部材であれば、種々の部材の内部に収容することが可能である。
また、上記実施例では、本発明の空気袋が、車両用シート10の内部に配設されているが、他の乗物、例えば、飛行機,船等の種々の乗物用のシート内部に配設することが可能である。さらに、空気袋は、乗物用のシートに限られず、マッサージチェア,ソファ,家具椅子等、人が着座することが可能な器具の内部に配設することが可能である。
10:車両用シート(座席)
60,62,64:空気袋
74,76:板状部材(形状規定部材)
90:空気袋
96,98:枠状部材(形状規定部材)
100:空気袋
106,108,110,112,114,116:棒状部材(形状規定部材)
120:空気袋
126,128:板状部材(形状規定部材)
130,132,134,136:板状部材(形状規定部材)
140:空気袋
146,148:円形板状部材(形状規定部材)

Claims (6)

  1. 内部に空気が充填されることで膨張する空気袋であって、
    前記空気袋が、
    座席の内部に収容されており、
    その座席への着座者側に位置する前記空気袋の所定の面に設けられ、その所定の面の形状を自身の表面に沿った形状に規定する形状規定部材を備えることを特徴とする空気袋。
  2. 前記形状規定部材が、
    前記空気袋の内側の面に固着されることを特徴とする請求項1に記載の空気袋。
  3. 前記形状規定部材が、
    板状の部材であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の空気袋。
  4. 前記形状規定部材が、
    枠状の部材であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の空気袋。
  5. 前記形状規定部材が、
    棒状の部材であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の空気袋。
  6. 前記形状規定部材が、
    剛性の異なる複数の部材から構成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1つに記載の空気袋。
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