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JP2015089769A - アウタミラー取付け構造 - Google Patents

アウタミラー取付け構造 Download PDF

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征吾 田口
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Abstract

【課題】ベルトレインの前後両端をドアインナパネルで両持ち支持構造と成し、当該ベルトレインの剛性向上を図り、延いては、ミラー取付けレインの剛性をも向上させ、アウタミラー取付け剛性の向上を図るアウタミラー取付け構造を提供する。【解決手段】ドアアウタパネルとドアインナパネル3とから成るドア本体4内において、ドア前端部に設けられたドアヒンジ8を補強するヒンジレイン12と、ドア本体4のベルトラインに沿って車両前後方向に延びるベルトレイン21と、アウタミラーをドア本体4に取付けるミラー取付けレイン23とを有し、ミラー取付けレイン23がベルトレイン21を介してドア本体4に取付けられ、ベルトレイン21をヒンジレイン12の前端部まで車両前方に延在させると共に、前端部21aにおいてドアインナパネル3とヒンジレイン12とで3枚溶接固定したことを特徴とする。【選択図】図4

Description

この発明は、アウタミラー取付け構造に関し、詳しくは、ドアアウタパネルとドアインナパネルとから成るドア本体内において、ドア前端部に設けられたドアヒンジを補強するヒンジレインと、ドア本体のベルトラインに沿って車両前後方向に延びるベルトレインと、アウタミラーをドア本体に取付けるミラー取付けレインとを有し、該ミラー取付けレインが上記ベルトレインを介してドア本体に取付けられるようなアウタミラー取付け構造に関する。
従来のアウタミラー取付け構造としては、図6に示す構造が知られている。
すなわち、ドアアウタパネル61とドアインナパネル62とから成るドア本体63内において、ベルトラインに沿って前後方向に延びるベルトレイン64を設ける一方、上述のドアインナパネル62は、ドアアウタパネル61のヘミング加工部61aが外嵌される外面部62aと、この外面部62aの後端から車幅方向内方に延びる段下げ部62bと、この段下げ部62bの内端から車両後方に延びる前端部62cと、この前端部62cの後端から車幅方向内側に延びる前面部62dと、この前面部62dの車幅方向内側端部から後方に延びる内面部62eとを備えている。
また、上述のドアインナパネル62の前部内側にはドアヒンジを補強するヒンジレイン65を設け、このヒンジレイン65はドアインナパネル62の前端部62c、前面部62d、内面部62eに対応して、前端部65c、前面部65d、内面部65eを有している。
そして、上述のヒンジレイン65の内面部65eとベルトレイン64の前部との間に、平面視略Z字状のミラー取付けプレート66を設け、ベルトレイン64とミラー取付けプレート66とが2枚重なり合った部分に、アウタミラー67のミラーベース68を取付けたアウタミラー取付け構造である。
上述のベルトレイン64は、そもそもベルトラインの剛性を確保するためのもので、ドアインナパネル62の前端部まで前方へ延ばす必要性がなく、図6の従来構造ではミラー取付け剛性が低いものであった。
そこで、ミラー取付け剛性の向上を図るためには、ベルトラインに沿って前後方向に延びるパイプ製のインパクトバーと、上側のドアヒンジ対応位置から斜め後方下方に延びる側突対応用のハット部材製のインパクトバーと、をジャンクションプレートで上下方向に連結し、このジャンクションプレートをミラー取付け部に接続して、ミラー取付け剛性の向上を図ることが考えられるが、この場合には、パイプ製のインパクトバーおよびジャンクションプレート等が必要不可欠となるので、ドア重量が大きくなり、ドアの軽量化が阻害される問題があった。
ところで、特許文献1には、アウタミラーを、フロントドアにおけるベルトラインよりも上方で、かつフロントドア前部に位置するウインドフレームに取付けた構造が開示されているが、該特許文献1にはアウタミラーを、ベルトレインとヒンジレインとミラー取付けレインとで支持するという技術的思想は開示されていない。
特開2012−171569号公報
そこで、この発明は、ベルトレインの前後両端をドアインナパネルで両持ち支持構造と成し、当該ベルトレインの剛性向上を図り、延いては、ミラー取付けレインの剛性をも向上させることができ、アウタミラーの取付け剛性の向上を図ることができるアウタミラー取付け構造の提供を目的とする。
この発明によるアウタミラー取付け構造は、ドアアウタパネルとドアインナパネルとから成るドア本体内において、ドア前端部に設けられたドアヒンジを補強するヒンジレインと、ドア本体のベルトラインに沿って車両前後方向に延びるベルトレインと、アウタミラーをドア本体に取付けるミラー取付けレインとを有し、該ミラー取付けレインが上記ベルトレインを介してドア本体に取付けられるアウタミラー取付け構造であって、上記ベルトレインを上記ヒンジレインの前端部まで車両前方に延在させると共に、当該前端部において上記ドアインナパネルと上記ヒンジレインとで3枚溶接固定したものである。
上記構成によれば、ベルトレインをヒンジレインの前端部まで前方に延ばして、当該前端部をドアインナパネルとヒンジレインとで3枚溶接固定したので、ベルトレインはその前後両端部がドアインナパネルで両持ち支持されることになり、この両持ち支持構造により、ベルトレインの剛性向上を図ることができ、延いては、ミラー取付けレインの剛性をも向上させることができ、この結果、アウタミラーの取付け剛性の向上を図ることができる。
この発明の一実施態様においては、上記ドアインナパネルは前後方向に延びる前端部と、該前端部の後端から車幅方向内側に延びる前面部と、該前面部の車幅方向内側端部から後方に延びる内面部とを有し、上記ヒンジレインは上記ドアインナパネルの前端部、前面部および内面部に対応して前端部、前面部および内面部を有すると共に、上記ヒンジレインの内面部には車幅方向外方に突設する凸部を設け、該凸部が上記ミラー取付けレインと上記ベルトレインとで3枚溶接固定され、上記ベルトレインと上記ヒンジレインとの間に閉断面を形成したものである。
上記構成によれば、前側の3枚溶接固定部(ベルトレイン前端部とヒンジレイン前端部とドアインナパネルとの3枚溶接部)と、後側の3枚溶接固定部(ヒンジレインの凸部とミラー取付けレインとベルトレインとの3枚溶接部)との間に閉断面を形成したので、ベルトレインの振動に対する変形を抑制でき、ミラー取付けレイン前側の剛性を効果的に高めることができる。
この発明の一実施態様においては、上記ヒンジレインの凸部と対応する上記ベルトレインには、車幅方向内方に窪む凹部を設け、上記ヒンジレインの凸部と上記ベルトレインの凹部と上記ミラー取付けレインの前部とが溶接固定されたものである。
上記構成によれば、ヒンジレインの凸部の突出量、および、ベルトレインの凹部の凹設量が共に小さくなり、これらヒンジレインおよびベルトレインのプレス加工性が向上すると共に、上記突出量、凹設量が小さいことにより、これらの変形のさらなる抑制を図ることができる。
この発明によれば、ベルトレインの前後両端をドアインナパネルで両持ち支持構造と成し、当該ベルトレインの剛性向上を図り、延いては、ミラー取付けレインの剛性をも向上させることができ、アウタミラーの取付け剛性の向上を図ることができる効果がある。
本発明のアウタミラー取付け構造を備えたドアを、ドアアウタパネルを取外した状態で示す側面図 図1の要部の拡大図 図2のA−A線矢視断面図 図2のB−B線に沿う要部拡大断面図 図2のC−C線に沿う要部拡大断面図 従来のアウタミラー取付け構造を示す断面図
ベルトレインの前後両端をドアインナパネルで両持ち支持構造と成し、当該ベルトレインの剛性向上を図り、延いては、ミラー取付けレインの剛性をも向上させることができ、アウタミラーの取付け剛性の向上を図るという目的を、ドアアウタパネルとドアインナパネルとから成るドア本体内において、ドア前端部に設けられたドアヒンジを補強するヒンジレインと、ドア本体のベルトラインに沿って車両前後方向に延びるベルトレインと、アウタミラーをドア本体に取付けるミラー取付けレインとを有し、該ミラー取付けレインが上記ベルトレインを介してドア本体に取付けられるアウタミラー取付け構造において、上記ベルトレインを上記ヒンジレインの前端部まで車両前方に延在させると共に、当該前端部において上記ドアインナパネルと上記ヒンジレインとで3枚溶接固定するという構成にて実現した。
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面はアウタミラー取付け構造を示し、図1はドアアウタパネルおよびアウタミラーを取外した状態のドア全体の側面図、図2は図1の要部の拡大図、図3は図2のA−A線矢視断面図、図4は図2のB−B線に沿う要部拡大断面図、図5は図2のC−C線に沿う要部拡大断面図である。
なお、図中、矢印Fは車両の前方を示し、矢印Rは車両の後方を示し、矢印INは車幅方向の内方を示し、矢印OUTは車幅方向の外方を示す。
図1〜図5において、車体側のドア開口(図示せず)を開閉する車両の運転席側方のドアであるフロントサイドドア1(以下、単にフロントサイドドアと略記する)は、ドアアウタパネル2(図3参照)とドアインナパネル3とを備えると共に、ドアアウタパネル2とドアインナパネル3とを接合したドア本体4の上部には、図1に示すように、ドアサッシュ部5を有し、ドアアウタパネル2の所定部にはドアアウタハンドル(図示せず)が設けられている。
また、図1に示すように、サイドウインド(図示しないドアガラス)の前端部分において、ベルトライン部BLとフロントピラー(図示せず)とにより規定される三角コーナ部6が設けられている。
この実施例では、該三角コーナ部6よりもさらに後方位置においてドアアウタパネル2から外側方に突出するようにアウタミラー7(いわゆるドアミラー)が設けられている。これにより、運転席に着座したドライバから見て、前側方視界のアウタミラー7よりも前方の部分で、フロントピラー直後方の範囲が視認できるように構成している。
上述のアウタミラー7はミラー(図示省略)を有するドアミラー本体7Aと、このドアミラー本体7Aをドア側に取付けるミラーベース7Bとを備えている。
図1に示すように、上述のドアインナパネル3は、前辺部3aと、下辺部3bと、後辺部3cと、これら各辺部3a,3b,3cで囲繞された縦壁部3dと、を一体にプレス加工で形成したもので、前辺部3aの前面上下にはドアヒンジブラケット8,9が取付けられている。
上側のドアヒンジブラケット8は図5に示すように、ボディ側のヒンジブラケット8aと、ドア側のヒンジブラケット8bと、ヒンジピン8cとを有し、下側のドアヒンジブラケット9も同様に、ボディ側のヒンジブラケットと、ドア側のヒンジブラケットと、ヒンジピンとを有している。
また、上述の縦壁部3dには、ドアモジュール配設用の開口部10と、該開口部10よりも前方に位置するスピーカ配設用の開口部11とが形成されている。
図1に示すように、上側のドアヒンジブラケット8と対応して、ドアインナパネル3の前辺部3aと縦壁部3dとの間にわたって上側のヒンジレイン12を取付けると共に、下側のドアヒンジブラケット9と対応して、ドアインナパネル3の前辺部3aと縦壁部3dとの間にわたって下側のヒンジレイン13を取付けている。これらの各ヒンジレイン12,13はドア本体4内においてドア前端部に設けられたドアヒンジとしてのドアヒンジブラケット8,9を補強するレインフォースメントである。
さらに、図1に示すように、ドアインナパネル3の後辺部3cの上部にはリヤレインアッパ14を接合固定し、後辺部3cの上下方向中間部にはラッチレイン15を接合固定し、後辺部3cの下部にはリヤレインロア16を接合固定している。
そして、上述のリヤレインアッパ14により後述するベルトレイン21の後端取付け部を補強し、上述のラッチレイン15により図示しないドアラッチの取付け部を補強している。
また、図1に示すように、ドアインナパネル3にはサイドウインドの前端部および後端部を上下動自在にガイドする前後一対のガラスガイド17,18を略上下方向に向けて取付けており、上述のサイドウインドは前後一対のガラスラガイド17,18に沿って昇降するように構成されている。
図1に示すように、下側のドアヒンジブラケット9の取付け位置と対応して、ドアインナパネル3の前辺部3aと、各開口部10,11間の縦壁部3dとの間には、前後方向の長さが比較的短いアウタレイン19を略水平方向に向けて取付け、このアウタレイン19でドアアウタパネル2の張り剛性を向上すべく構成している。
さらに、図1に示すように、ドアインナパネル3とドアアウタパネル2内にはドア前端からドア後端にわたって車両前後方向に延びると共にドア前端およびドア後端に固定された補強部材としてインパクトバー20が設けられている。
このインパクトバー20は側突対応用のもので、車幅方向に強度の高い部材である。
また、上述のインパクトバー20はその上部前端が上側のドアヒンジブラケット11の近傍に対応する位置に取付けられており、その下部後端がセンタピラーの根元近傍に対応する位置に取付けられており、所謂たすき掛けのレイアウトを採用している。
上述のインパクトバー20は、図1に示すように、該インパクトバー20の長手方向に沿う複数条、例えば、2条のビード20a,20aと、前後両端に一体形成された接合フランジ部20b,20cとを有する強度部材であって、図1に示すように、インパクトバー20の前側の接合フランジ部20bが、後述するベルトレイン21前端部の直下部において上側のヒンジレイン12に、スポット溶接等の接合手段にて固定されており、後側の接合フランジ部20cはリヤレインロア16に、スポット溶接等の接合手段にて固定されており、これにより、インパクトバー20をドア前端からドア後端にわたって前後方向かつ前高後低状の傾斜方向に延びるように取付けたものである。
一方、図2,図3,図4に示すように、ベルトライン部BLに沿ってドアアウタパネル2の車幅方向内側を補強するベルトレイン21を設けている。このベルトレイン21はベルトライン部BLに沿って車両前後方向に延びる強度部材である。
また、上述のベルトレイン21の前後方向中間部は、該ベルトレイン22の前後方向の長さの約半分程度の前後長を有する補強部材22で補強されている。
図3,図4に示すように、アウタミラー7をドア本体4に取付けるミラー取付けレイン23を有しており、このミラー取付けレイン23に開口形成された複数のボルト挿通孔23a,23aに挿通するボルト24を用いて、アウタミラー7のミラーベース7Bをドア本体に取付けるように構成している。
また、上述のミラー取付けレイン23はベルトレイン21を介してドア本体4に取付けられるものである。
図4に示すように、上述のドアインナパネル3は、ドアアウタパネル2のヘミング加工部が外嵌される外面部3eと、この外面部3eの後端から車幅方向内方に延びる段下げ部3fと、この段下げ部3fの内端から車両後方に延びる前端部3gと、この前端部3gの後端から車幅方向内側に延びる前面部3hと、この前面部3hの車幅方向内側端部から後方に延びる内面部3iとを備えている。
また、上述のヒンジレイン12はドアインナパネル3の前端部3g、前面部3h、内面部3iに対応して、前端部12g、前面部12h、内面部12iを有している。
そして、図5に示すように、ドアヒンジブラケット8の取付け位置においてはドアインナパネル3の前端部3gおよび前面部3hに、ヒンジレイン12の前端部12gおよび前面部12hが合致して重合し、該ヒンジレイン12でドア前端部に設けられたドアヒンジブラケット8を補強している。
一方、図4に示すように、上述のベルトレイン21の前端部21aを、ヒンジレイン12の前端部12gまで車両前方に延在させて、当該前端部21aにおいてドアインナパネル3の前端部3gとヒンジレイン12の前端部12gとで3枚溶接固定し、これら各要素12g,21a,3gで3枚溶接固定部αを形成している。
また、上述のベルトレイン21の後端部21bは、図1に示すように、リヤレインアッパ14に溶接固定されており、これにより、ベルトレイン21の両持ち支持構造を確保している。
さらに、ベルトレイン21およびミラー取付けレイン23の上下高さ位置と一致するヒンジレイン12の所定高さ位置において、該ヒンジレイン12の内面部12iには、図4に示すように車幅方向外方に突設する凸部12aを設け、この凸部12aが上述のミラー取付けレイン23の前部23bとベルトレイン21とで3枚溶接固定されており、これら各要素12a,23b,21で3枚溶接固定部βを形成すると共に、ベルトレイン21とヒンジレイン12との間には閉断面25が形成されている。
ここで、上述のミラー取付けレイン23の後部23c(図4参照)、上部23d(図3参照)、下部23e(図3参照)も、これと対応するベルトレイン21に溶接固定されており、当該ベルトレイン21とミラー取付けレイン23との間には閉断面26が形成されており、両者21,23の剛性向上を図るように構成している。
加えて、上述のヒンジレイン12の凸部12aと対応するベルトレイン21には、車幅方向内方に窪む凹部21cが一体形成されており、上述のヒンジレイン12の凸部12aとベルトレイン21の凹部21cとミラー取付けレイン23の前部23bとが溶接固定されたものであり、ヒンジレイン12およびベルトレイン21を、これらの凸部12a、凹部21cにより、互いに近接する方向に凹凸形成することで、凸部12aの突出量と、凹部21cの凹設量をともに低減すべく構成している。
上述の補強部材22は、ミラー取付けレイン23の後部23cとリヤレインアッパ14との間においてベルトレイン22の車外側面に沿って設けられており、該補強部材22でベルトレイン22を補強することにより、従来のベルトラインBLに沿うパイプ状のインパクトバーを省略し、これにより、ドア全体の軽量化を図るものである。
さらに、上述の前後の各3枚溶接固定部α,β間に閉断面25を形成して、ベルトレイン21の剛性を高めることで、従来のジャンクションプレートを省略し、これにより、ドア全体のさらなる軽量化を図るものである。
なお、図3,図4において、21dはベルトレイン21のミラーベース7B対向部における開口部であって、この開口部21dはボルト24の締結操作用およびワイヤハーネス配索用として用いられるものである。
このように、上記実施例のアウタミラー取付け構造は、ドアアウタパネル2とドアインナパネル3とから成るドア本体4内において、ドア前端部に設けられたドアヒンジ(ドアヒンジブラケット8参照)を補強するヒンジレイン12と、ドア本体4のベルトラインBLに沿って車両前後方向に延びるベルトレイン21と、アウタミラー7をドア本体4に取付けるミラー取付けレイン23とを有し、該ミラー取付けレイン23が上記ベルトレイン21を介してドア本体4に取付けられるアウタミラー取付け構造であって、上記ベルトレイン21を上記ヒンジレイン12の前端部12gまで車両前方に延在させると共に、当該前端部において上記ドアインナパネル3と上記ヒンジレイン12とで3枚溶接固定したものである(図3,図4参照)。
この構成によれば、ベルトレイン21をヒンジレイン12の前端部12gまで前方に延ばして、当該前端部をドアインナパネル3とヒンジレイン12とで3枚溶接固定したので、ベルトレイン21はその前後両端部がドアインナパネル3で両持ち支持されることになり、この両持ち支持構造により、ベルトレイン21の剛性向上を図ることができ、延いては、ミラー取付けレイン23の剛性をも向上させることができ、この結果、アウタミラー7の取付け剛性の向上を図ることができる。
この発明の一実施形態においては、上記ドアインナパネル3は前後方向に延びる前端部3gと、該前端部3gの後端から車幅方向内側に延びる前面部3hと、該前面部3hの車幅方向内側端部から後方に延びる内面部3iとを有し、上記ヒンジレイン12は上記ドアインナパネル3の前端部3g、前面部3hおよび内面部3iに対応して前端部12g、前面部12hおよび内面部12iを有すると共に、上記ヒンジレイン12の内面部12iには車幅方向外方に突設する凸部12aを設け、該凸部12aが上記ミラー取付けレイン23と上記ベルトレイン21とで3枚溶接固定され、上記ベルトレイン21と上記ヒンジレイン12との間に閉断面25を形成したものである(図4参照)。
この構成によれば、前側の3枚溶接固定部α(ベルトレイン21前端部とヒンジレイン12前端部とドアインナパネル3との3枚溶接部)と、後側の3枚溶接固定部β(ヒンジレイン12の凸部12aとミラー取付けレイン23とベルトレイン21との3枚溶接部)との間に閉断面25を形成したので、ベルトレイン21の振動に対する変形を抑制でき、ミラー取付けレイン23前側の剛性を効果的に高めることができる。
この発明の一実施形態においては、上記ヒンジレイン12の凸部12aと対応する上記ベルトレイン21には、車幅方向内方に窪む凹部21cを設け、上記ヒンジレイン12の凸部12aと上記ベルトレイン21の凹部21cと上記ミラー取付けレイン23の前部23bとが溶接固定されたものである(図4参照)。
この構成によれば、ヒンジレイン12の凸部12aの突出量、および、ベルトレイン21の凹部21cの凹設量が共に小さくなり、これらヒンジレイン12およびベルトレイン21のプレス加工性が向上すると共に、上記突出量、凹設量が小さいことにより、これらの変形のさらなる抑制を図ることができる。
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明のドアヒンジは、実施例のドアヒンジブラケット8に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
例えば、上記実施例においては、車両の運転席側方のフロントサイドドア1を例示したが、本発明のアウタミラー取付け構造は、車両の助手席側方のフロントサイドドアに適用できることは云うまでもない。
以上説明したように、本発明は、ドアアウタパネルとドアインナパネルとから成るドア本体内において、ドア前端部に設けられたドアヒンジを補強するヒンジレインと、ドア本体のベルトラインに沿って車両前後方向に延びるベルトレインと、アウタミラーをドア本体に取付けるミラー取付けレインとを有し、該ミラー取付けレインが上記ベルトレインを介してドア本体に取付けられるアウタミラー取付け構造について有用である。
2…ドアアウタパネル
3…ドアインナパネル
3g,12g…前端部
3h,12h…前面部
3i,12i…内面部
4…ドア本体
7…アウタミラー
8…ドアヒンジブラケット(ドアヒンジ)
12…ヒンジレイン
12a…凸部
21…ベルトレイン
21c…凹部
23…ミラー取付けレイン
25…閉断面
BL…ベルトライン

Claims (3)

  1. ドアアウタパネルとドアインナパネルとから成るドア本体内において、ドア前端部に設けられたドアヒンジを補強するヒンジレインと、
    ドア本体のベルトラインに沿って車両前後方向に延びるベルトレインと、
    アウタミラーをドア本体に取付けるミラー取付けレインとを有し、
    該ミラー取付けレインが上記ベルトレインを介してドア本体に取付けられるアウタミラー取付け構造であって、
    上記ベルトレインを上記ヒンジレインの前端部まで車両前方に延在させると共に、
    当該前端部において上記ドアインナパネルと上記ヒンジレインとで3枚溶接固定した
    アウタミラー取付け構造。
  2. 上記ドアインナパネルは前後方向に延びる前端部と、該前端部の後端から車幅方向内側に延びる前面部と、該前面部の車幅方向内側端部から後方に延びる内面部とを有し、
    上記ヒンジレインは上記ドアインナパネルの前端部、前面部および内面部に対応して前端部、前面部および内面部を有すると共に、
    上記ヒンジレインの内面部には車幅方向外方に突設する凸部を設け、
    該凸部が上記ミラー取付けレインと上記ベルトレインとで3枚溶接固定され、
    上記ベルトレインと上記ヒンジレインとの間に閉断面を形成した
    請求項1記載のアウタミラー取付け構造。
  3. 上記ヒンジレインの凸部と対応する上記ベルトレインには、車幅方向内方に窪む凹部を設け、
    上記ヒンジレインの凸部と上記ベルトレインの凹部と上記ミラー取付けレインの前部とが溶接固定された
    請求項2記載のアウタミラー取付け構造。
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Cited By (7)

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