JP2015060171A - 撮像レンズおよび撮像レンズを備えた撮像装置 - Google Patents
撮像レンズおよび撮像レンズを備えた撮像装置 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】レンズ全長の短縮化および高解像化を実現した撮像レンズおよびこの撮像レンズを備えた撮像装置を実現する。
【解決手段】撮像レンズが、物体側から順に、正の屈折力を有し、物体側に凸面を向けたメニスカス形状である第1レンズL1と、両凹形状である第2レンズL2と、負の屈折力を有し、像側に凸面を向けたメニスカス形状である第3レンズL3と、正の屈折力を有する第4レンズL4と、負の屈折力を有し、像側に凹面を向け、像側の面が少なくとも1つの変曲点を有する第5レンズL5とから構成される実質的に5個のレンズからなり、所定の条件式を満足する。
【選択図】図1
【解決手段】撮像レンズが、物体側から順に、正の屈折力を有し、物体側に凸面を向けたメニスカス形状である第1レンズL1と、両凹形状である第2レンズL2と、負の屈折力を有し、像側に凸面を向けたメニスカス形状である第3レンズL3と、正の屈折力を有する第4レンズL4と、負の屈折力を有し、像側に凹面を向け、像側の面が少なくとも1つの変曲点を有する第5レンズL5とから構成される実質的に5個のレンズからなり、所定の条件式を満足する。
【選択図】図1
Description
本発明は、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像素子上に被写体の光学像を結像させる固定焦点の撮像レンズ、およびその撮像レンズを搭載して撮影を行うデジタルスチルカメラやカメラ付き携帯電話機および情報携帯端末(PDA:Personal Digital Assistance)、スマートフォン、タブレット型端末および携帯型ゲーム機等の撮像装置に関する。
パーソナルコンピュータの一般家庭等への普及に伴い、撮影した風景や人物像等の画像情報をパーソナルコンピュータに入力することができるデジタルスチルカメラが急速に普及している。また、携帯電話、スマートフォン、またはタブレット型端末に画像入力用のカメラモジュールが搭載されることも多くなっている。このような撮像機能を有する機器には、CCDやCMOSなどの撮像素子が用いられている。近年、これらの撮像素子のコンパクト化が進み、撮像機器全体ならびにそれに搭載される撮像レンズにも、コンパクト性が要求されている。また同時に、撮像素子の高画素化も進んでおり、撮像レンズの高解像、高性能化が要求されている。例えば5メガピクセル以上、よりさらに好適には8メガピクセル以上の高画素に対応した性能が要求されている。
このような要求を満たすために、撮像レンズをレンズ枚数が比較的多い5枚構成とすることが考えられる。例えば、特許文献1および2には、物体側から順に正の屈折力を有する第1レンズ、負の屈折力を有する第2レンズ、負の屈折力を有する第3レンズ、正の屈折力を有する第4レンズ、負の屈折力を有する第5レンズからなる5枚構成の撮像レンズが提案されている。
ここで、特に携帯端末、スマートフォンまたはタブレット端末のような薄型化が進む装置に用いられる撮像レンズには、レンズ全長の短縮化の要求が益々高まっている。このため、特許文献1および2に記載の撮像レンズは、さらにレンズ全長の短縮化が求められる。
本発明は上述の点に鑑みてなされたもので、その目的は、レンズ全長を短縮化しつつ、中心画角から周辺画角まで高い結像性能を実現することができる撮像レンズ、およびその撮像レンズを搭載して高解像の撮像画像を得ることができる撮像装置を提供することにある。
本発明に係る撮像レンズは、物体側から順に、正の屈折力を有し、物体側に凸面を向けたメニスカス形状である第1レンズと、両凹形状である第2レンズと、正の屈折力を有し、像側に凸面を向けたメニスカス形状である第3レンズと、正の屈折力を有する第4レンズと、負の屈折力を有し、像側に凹面を向け、像側の面が少なくとも1つの変曲点を有する第5レンズとから構成される実質的に5個のレンズからなり、下記条件式を満足することを特徴とする。
0.2<f/f4<1.38 (1)
ただし、
f:全系の焦点距離
f4:第4レンズの焦点距離
0.2<f/f4<1.38 (1)
ただし、
f:全系の焦点距離
f4:第4レンズの焦点距離
なお、本発明の撮像レンズにおいて、「実質的に5個のレンズからなり、」とは、本発明の撮像レンズが、5個のレンズ以外に、実質的に屈折力を有さないレンズ、絞りやカバーガラス等レンズ以外の光学要素、レンズフランジ、レンズバレル、撮像素子、手振れ補正機構等の機構部分、等を持つものも含むことを意味する。また、上記のレンズの面形状や屈折力の符号は、非球面が含まれているものについては近軸領域で考えるものとする。
本発明の撮像レンズにおいて、さらに、次の好ましい構成を採用して満足することで、光学性能をより良好なものとすることができる。
本発明の撮像レンズにおいて、第4レンズは像側に凸面を向けたメニスカス形状であることが好ましい。
また、本発明の撮像レンズにおいて、第5レンズは像側に凹面を向けたメニスカス形状とすることができる。
本発明の撮像レンズは、以下の条件式(1−1)から条件式(8)のいずれかを満足することが好ましい。なお、本発明の好ましい態様としては、条件式(1−1)から(8)のいずれか一つを満たすものでもよく、あるいは任意の組合せを満たすものでもよい。
0.6<f/f4<1.34 (1−1)
1<f/f4<1.32 (1−2)
−0.86<(L1f−L1r)/(L1f+L1r)<−0.1 (2)
−0.85<(L1f−L1r)/(L1f+L1r)<−0.5 (2−1)
−0.84<(L1f−L1r)/(L1f+L1r)<−0.6 (2−2)
−0.6<(L1r+L2f)/(L1r−L2f)<0.11 (3)
−0.45<(L1r+L2f)/(L1r−L2f)<0.105 (3−1)
0.2<f/f34<1.3 (4)
0.6<f/f34<1.28 (4−1)
0.21<f/L1r<1 (5)
0.23<f/L1r<0.8 (5−1)
1.1<f/f1234<1.42 (6)
1.2<f/f1234<1.42 (6−1)
0.4<f・tanω/L5r<10 (7)
0.5<f・tanω/L5r<5 (7−1)
1.3<TTL/(f・tanω)<1.9 (8)
ただし、
f:全系の焦点距離
f4:第4レンズの焦点距離
f34:第3レンズと第4レンズの合成焦点距離
f1234:第1レンズから第4レンズまでの合成焦点距離
L1f:第1レンズの物体側の面の近軸曲率半径
L1r:第1レンズの像側の面の近軸曲率半径
L2f:第2レンズの物体側の面の近軸曲率半径
L5r:第5レンズの像側の面の近軸曲率半径
ω:半画角
TTL:バックフォーカス部分を空気換算長とした場合の第1レンズの物体側の面から像面までの光軸上の距離
0.6<f/f4<1.34 (1−1)
1<f/f4<1.32 (1−2)
−0.86<(L1f−L1r)/(L1f+L1r)<−0.1 (2)
−0.85<(L1f−L1r)/(L1f+L1r)<−0.5 (2−1)
−0.84<(L1f−L1r)/(L1f+L1r)<−0.6 (2−2)
−0.6<(L1r+L2f)/(L1r−L2f)<0.11 (3)
−0.45<(L1r+L2f)/(L1r−L2f)<0.105 (3−1)
0.2<f/f34<1.3 (4)
0.6<f/f34<1.28 (4−1)
0.21<f/L1r<1 (5)
0.23<f/L1r<0.8 (5−1)
1.1<f/f1234<1.42 (6)
1.2<f/f1234<1.42 (6−1)
0.4<f・tanω/L5r<10 (7)
0.5<f・tanω/L5r<5 (7−1)
1.3<TTL/(f・tanω)<1.9 (8)
ただし、
f:全系の焦点距離
f4:第4レンズの焦点距離
f34:第3レンズと第4レンズの合成焦点距離
f1234:第1レンズから第4レンズまでの合成焦点距離
L1f:第1レンズの物体側の面の近軸曲率半径
L1r:第1レンズの像側の面の近軸曲率半径
L2f:第2レンズの物体側の面の近軸曲率半径
L5r:第5レンズの像側の面の近軸曲率半径
ω:半画角
TTL:バックフォーカス部分を空気換算長とした場合の第1レンズの物体側の面から像面までの光軸上の距離
本発明による撮像装置は、本発明の撮像レンズを備えたものである。
本発明の撮像レンズによれば、全体として5枚というレンズ構成において、各レンズ要素の構成を最適化し、特に第1乃至第5レンズの形状を好適に構成したので、レンズ全長を短縮化しつつ、中心画角から周辺画角まで高い結像性能を有するレンズ系を実現できる。
また、本発明の撮像装置によれば、本発明の高い結像性能を有する撮像レンズによって形成された光学像に応じた撮像信号を出力するようにしたので、高解像の撮影画像を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る撮像レンズLの第1の構成例を示している。この構成例は、後述の第1の数値実施例(表1、表2)のレンズ構成に対応している。同様にして、後述の第2乃至第4の実施形態に係る撮像レンズLに対応する第2乃至第4の構成例の断面構成を図2〜図4に示す。第2乃至第4の構成例は、後述の第2乃至第4の数値実施例(表3〜表8)のレンズ構成に対応している。図1〜図4において、符号Riは、最も物体側のレンズ要素の面を1番目として、像側(結像側)に向かうに従い順次増加するようにして符号を付したi番目の面の曲率半径を示す。符号Diは、i番目の面とi+1番目の面との光軸Z1上の面間隔を示す。なお、各構成例共に基本的な構成は同じであるため、以下では、図1に示した撮像レンズLの構成例を基本にして説明し、必要に応じて図2〜図4の構成例についても説明する。また、図5は、図1に示す撮像レンズLにおける光路を示すレンズ断面図である。図5において、無限遠の距離にある物点からの軸上光束2および最大画角の光束3の各光路を示す。
本発明の実施の形態に係る撮像レンズLは、CCDやCMOS等の撮像素子を用いた各種撮像機器、特に、比較的小型の携帯端末機器、例えばデジタルスチルカメラ、カメラ付き携帯電話機、スマートフォン、タブレット型端末およびPDA等に用いて好適なものである。この撮像レンズLは、光軸Z1に沿って、物体側から順に、第1レンズL1と、第2レンズL2と、第3レンズL3と、第4レンズL4と、第5レンズL5とを備えている。
図10に、本発明の実施の形態にかかる撮像装置1である携帯電話端末の概観図を示す。本発明の実施の形態に係る撮像装置1は、本実施の形態に係る撮像レンズLと、この撮像レンズLによって形成された光学像に応じた撮像信号を出力するCCDなどの撮像素子100(図1参照)とを備えて構成される。撮像素子100は、この撮像レンズLの結像面(像面R14)に配置される。
図11に、本発明の実施の形態にかかる撮像装置501であるスマートフォンの概観図を示す。本発明の実施の形態に係る撮像装置501は、本実施の形態に係る撮像レンズLと、この撮像レンズLによって形成された光学像に応じた撮像信号を出力するCCDなどの撮像素子100(図1参照)とを有するカメラ部541を備えて構成される。撮像素子100は、この撮像レンズLの結像面(像面R14)に配置される。
第5レンズL5と撮像素子100との間には、レンズを装着するカメラ側の構成に応じて、種々の光学部材CGが配置されていても良い。例えば撮像面保護用のカバーガラスや赤外線カットフィルタなどの平板状の光学部材が配置されていても良い。この場合、光学部材CGとして例えば平板状のカバーガラスに、赤外線カットフィルタやNDフィルタ等のフィルタ効果のあるコートが施されたもの、あるいは同様の効果を有する材料を使用しても良い。
また、光学部材CGを用いずに、第5レンズL5にコートを施す等して光学部材CGと同等の効果を持たせるようにしても良い。これにより、部品点数の削減とレンズ全長の短縮を図ることができる。
この撮像レンズLはまた、第2レンズL2の物体側の面より物体側に配置された開口絞りStを備えることが好ましい。このように、開口絞りStを第2レンズL2の物体側の面よりも物体側に配置したことにより、特に結像領域の周辺部において、光学系を通過する光線の結像面(撮像素子)への入射角が大きくなるのを抑制することができる。この効果を更に高めるために、開口絞りStを、第1レンズL1の物体側の面より物体側に配置することが好ましい。なお、「第2レンズの物体側の面より物体側に配置」とは、光軸方向における開口絞りの位置が、軸上マージナル光線と第2レンズL2の物体側の面の交点と同じ位置かそれより物体側にあることを意味する。同様に、「第1レンズL1の物体側の面より物体側に配置」とは、光軸方向における開口絞りの位置が、軸上マージナル光線と第1レンズL1の物体側の面の交点と同じ位置かそれより物体側にあることを意味する。
さらに、開口絞りStを光軸方向において第1レンズL1の物体側の面よりも物体側に配置した場合において、開口絞りStを第1レンズL1の面頂点よりも像側に配置することが好ましい。このように、開口絞りStを第1レンズL1の面頂点よりも像側に配置した場合には、開口絞りStを含めた撮像レンズLの全長を短縮化することができる。なお、第1の実施形態に係る撮像レンズL(図1)は、開口絞りStが第1レンズL1の物体側の面より物体側に配置され、開口絞りStが第1レンズL1の面頂点よりも像側に配置された構成例である。また、第2の実施形態に係る撮像レンズL(図2)は、開口絞りStが第1レンズL1の面頂点よりも物体側に配置された構成例である。開口絞りStが第1レンズL1の面頂点よりも物体側に配置されている場合には、開口絞りStが第1レンズL1の面頂点よりも像側に配置されている場合より周辺光量の確保の観点からはやや不利であるが、結像領域の周辺部において、光学系を通過する光線の結像面(撮像素子)への入射角が大きくなるのをさらに好適に抑制することができる。なお、ここに示す開口絞りStは必ずしも大きさや形状を表すものではなく、光軸Z1上の位置を示すものである。
また、第3および第4の実施形態に係る撮像レンズL(図3、4)のように、開口絞りStを光軸方向において第1レンズL1と第2レンズL2の間に配置してもよい。この場合には、像面湾曲を良好に補正することができる。なお、開口絞りStを光軸方向において第1レンズL1と第2レンズL2の間に配置した場合には、開口絞りStを光軸方向において第1レンズL1の物体側の面より物体側に配置した場合よりもテレセントリック性を確保する、すなわち、主光線を光軸にできるだけ平行な状態にする(撮像面における入射角度がゼロに近くなるようにする)ためには不利であるものの、撮像素子技術の発展に伴い近年実現された、入射角度の増大に起因する受光効率の低下や混色の発生が従来よりも低減された撮像素子を適用することにより、好適な光学性能を実現することができる。
この撮像レンズLにおいて、第1レンズL1は、光軸近傍において正の屈折力を有し、光軸近傍で像側に凹面を向けたメニスカス形状である。このことにより、第1レンズL1の後側主点位置を物体側に寄せることができるため、好適にレンズ全長を短縮化することができる。
第2レンズL2は、光軸近傍において負の屈折力を有する。このことにより、光線が第1レンズL1を通過する際に生じた球面収差および軸上の色収差を良好に補正することができる。また、第2レンズL2は光軸近傍において両凹形状である。第2レンズL2を光軸近傍において両凹形状とすることにより、球面収差および軸上色収差を好適に補正することができる。
第3レンズL3は、光軸近傍において正の屈折力を有する。このことにより、良好に球面収差を補正することができる。また、第3レンズL3は光軸近傍において像側に凸面を向けたメニスカス形状である。第3レンズL3を光軸近傍において像側に凸面を向けたメニスカス形状とすることにより、球面収差と非点収差を好適に補正することができる。
第4レンズL4は、光軸近傍において正の屈折力を有する。また、第4レンズL4が光軸近傍において正の屈折力を有することにより、好適にレンズ全長の短縮化を実現することができる。また、第4レンズL4は、光軸近傍において像側に凸面を向けていることが好ましい。第4レンズL4が光軸近傍で正の屈折力を有し、光軸近傍で像側に凸面を向けている場合には、レンズ全長の短縮化に伴って発生しやすい非点収差を好適に補正することができ、レンズ全長の短縮化と広画角化を実現しやすい。また、各実施形態にも示すように、第4レンズL4は、光軸近傍において像側に凸面を向けたメニスカス形状であることが好ましい。第4レンズL4が光軸近傍において像側に凸面を向けたメニスカス形状である場合には、非点収差の補正に有利である。
第5レンズL5は、光軸近傍において負の屈折力を有する。第1レンズL1から第5レンズL5を1つの正の光学系とみなすと、第5レンズL5が負の屈折力を有することにより、撮像レンズLを全体としてテレフォト型の構成とすることができるため、撮像レンズL全体の後側主点位置を物体側に寄せることができるため、レンズ全長を好適に短縮化することができる。また、第5レンズL5が光軸近傍において負の屈折力を有することにより、像面湾曲を良好に補正することができる。
さらに、各実施形態に示すように、第5レンズL5は、光軸近傍において像側に凹面を向けている。このため、像面湾曲を好適に補正することができ、レンズ全長の短縮化に有利である。また、各実施形態に示すように、第5レンズL5が光軸近傍において像側に凹面を向け、第5レンズL5の像側の面を少なくとも1つの変曲点を有する非球面形状とすることが好ましい。この場合には、特に結像領域の周辺部において、光学系を通過する光線の結像面(撮像素子)への入射角が大きくなるのを抑制することができる。なお、第5レンズL5の像側の面における「変曲点」とは、第5レンズL5の像側の面形状が像側に対して凸形状から凹形状(または凹形状から凸形状)に切り替わる点を意味する。変曲点の位置は、第5レンズL5の像側の面の有効径内であれば光軸から半径方向外側の任意の位置に配置することができる。
また、第1の実施形態に示すように、第5レンズL5を光軸近傍において両凹形状とすることが好ましい。この場合には、第5レンズL5の各面の曲率の絶対値が大きくなりすぎることを抑制しつつ、第5レンズL5の負の屈折力を十分強めることができる。また、第5レンズL5を光軸近傍において両凹形状とすることにより、歪曲収差をより良好に補正することができる。また、第2乃至第4の実施形態に示すように、第5レンズL5を光軸近傍において像側に凹面を向けたメニスカス形状としてもよい。この場合には、全系の後側主点位置を物体側に寄せやすく、好適にレンズ全長を短縮化することができる。
上記撮像レンズLによれば、全体として5枚というレンズ構成において、第1ないし第5レンズL5の各レンズ要素の構成を最適化したので、レンズ全長の短縮化を実現しながらも高解像化の要求を満たす撮像素子に適用できる大きいイメージサイズを有し、中心画角から周辺画角まで高い結像性能を有するレンズ系を実現できる。
この撮像レンズLは、高性能化のために、第1レンズL1乃至第5レンズL5のそれぞれのレンズの少なくとも一方の面に、非球面を用いることが好適である。
また、撮像レンズLを構成する各レンズL1乃至L5は接合レンズでなく単レンズとすることが好ましい。各レンズL1乃至L5のいずれかを接合レンズとした場合よりも、非球面数が多いため、各レンズの設計自由度が高くなり、好適にレンズ全長の短縮化を図ることができるからである。
また、例えば第1〜第5の実施形態に係る撮像レンズLのように全画角が68度以上となるように、上記撮像レンズLの第1レンズL1乃至第5レンズL5の各レンズ構成を設定した場合には、レンズ全長の短縮化を実現しつつ、携帯電話などの高解像化の要求を満たす大きさの撮像素子に撮像レンズLを好適に適用することができる。
次に、以上のように構成された撮像レンズLの条件式に関する作用および効果をより詳細に説明する。なお、撮像レンズLは、以下の条件式のいずれか1つまたは任意の組合せを満足することが好ましい。満足する条件式は撮像レンズLに要求される事項に応じて適宜選択されることが好ましい。
第4レンズL4の焦点距離f4および全系の焦点距離fは、以下の条件式(1)を満足する。
0.2<f/f4<1.38 (1)
条件式(1)は、第4レンズL4の焦点距離f4に対する全系の焦点距離fの比の好ましい数値範囲を規定するものである。条件式(1)の下限以下とならないように、第4レンズL4の屈折力を確保することにより、全系の屈折力に対して第4レンズL4の正の屈折力が弱くなりすぎず、特に中間画角において、光学系を通過する光線の結像面(撮像素子)への入射角が大きくなるのを抑制することができ、また、ディストーション(歪曲収差)および倍率の色収差を好適に補正することができる。また、条件式(1)の上限以下とならないようにすることにより、歪曲収差および倍率の色収差を好適に補正することができる。条件式(1)の上限以上とならないように、第4レンズL4の屈折力を維持することにより、全系の屈折力に対して第4レンズL4の正の屈折力が強くなりすぎず、特に球面収差と非点収差を良好に補正しつつレンズ全長を短縮化することができる。この効果をより高めるために、条件式(1−1)を満たすことがより好ましく、条件式(1−2)を満たすことがよりさらに好ましい。
0.6<f/f4<1.34 (1−1)
1<f/f4<1.32 (1−2)
0.2<f/f4<1.38 (1)
条件式(1)は、第4レンズL4の焦点距離f4に対する全系の焦点距離fの比の好ましい数値範囲を規定するものである。条件式(1)の下限以下とならないように、第4レンズL4の屈折力を確保することにより、全系の屈折力に対して第4レンズL4の正の屈折力が弱くなりすぎず、特に中間画角において、光学系を通過する光線の結像面(撮像素子)への入射角が大きくなるのを抑制することができ、また、ディストーション(歪曲収差)および倍率の色収差を好適に補正することができる。また、条件式(1)の上限以下とならないようにすることにより、歪曲収差および倍率の色収差を好適に補正することができる。条件式(1)の上限以上とならないように、第4レンズL4の屈折力を維持することにより、全系の屈折力に対して第4レンズL4の正の屈折力が強くなりすぎず、特に球面収差と非点収差を良好に補正しつつレンズ全長を短縮化することができる。この効果をより高めるために、条件式(1−1)を満たすことがより好ましく、条件式(1−2)を満たすことがよりさらに好ましい。
0.6<f/f4<1.34 (1−1)
1<f/f4<1.32 (1−2)
また、第1レンズL1の物体側の面の近軸曲率半径L1fと第1レンズL1の像側の面の近軸曲率半径L1rは、以下の条件式(2)を満足することが好ましい。
−0.86<(L1f−L1r)/(L1f+L1r)<−0.1 (2)
条件式(2)は、第1レンズL1の物体側の面の近軸曲率半径L1fと第1レンズL1の像側の面の近軸曲率半径L1rの好ましい数値範囲をそれぞれ規定する。条件式(2)の下限以下とならないように、第1レンズL1の物体側の面の近軸曲率半径L1fと第1レンズL1の像側の面の近軸曲率半径L1rを設定することで、良好にレンズ全長の短縮化を実現することができる。条件式(2)の上限以上とならないように、第1レンズL1の物体側の面の近軸曲率半径L1fと第1レンズL1の像側の面の近軸曲率半径L1rを設定することで、球面収差を良好に補正することができる。この効果をより高めるために、下記条件式(2−1)を満たすことがより好ましく、条件式(2−2)を満たすことがよりさらに好ましい。
−0.85<(L1f−L1r)/(L1f+L1r)<−0.5 (2−1)
−0.84<(L1f−L1r)/(L1f+L1r)<−0.6 (2−2)
−0.86<(L1f−L1r)/(L1f+L1r)<−0.1 (2)
条件式(2)は、第1レンズL1の物体側の面の近軸曲率半径L1fと第1レンズL1の像側の面の近軸曲率半径L1rの好ましい数値範囲をそれぞれ規定する。条件式(2)の下限以下とならないように、第1レンズL1の物体側の面の近軸曲率半径L1fと第1レンズL1の像側の面の近軸曲率半径L1rを設定することで、良好にレンズ全長の短縮化を実現することができる。条件式(2)の上限以上とならないように、第1レンズL1の物体側の面の近軸曲率半径L1fと第1レンズL1の像側の面の近軸曲率半径L1rを設定することで、球面収差を良好に補正することができる。この効果をより高めるために、下記条件式(2−1)を満たすことがより好ましく、条件式(2−2)を満たすことがよりさらに好ましい。
−0.85<(L1f−L1r)/(L1f+L1r)<−0.5 (2−1)
−0.84<(L1f−L1r)/(L1f+L1r)<−0.6 (2−2)
また、第1レンズL1の像側の面の近軸曲率半径L1rと第2レンズL2の物体側の面の近軸曲率半径L2fとは、以下の条件式(3)を満足することが好ましい。
−0.6<(L1r+L2f)/(L1r−L2f)<0.11 (3)
条件式(3)は、第1レンズL1の像側の面の近軸曲率半径L1rと第2レンズL2の物体側の面の近軸曲率半径L2fとの好ましい数値範囲をそれぞれ規定する。条件式(3)の下限以下とならないように、第1レンズL1の像側の面の近軸曲率半径L1rと第2レンズL2の物体側の面の近軸曲率半径L2fとを設定することで、良好に非点収差を補正することができる。条件式(3)の上限以上とならないように、第1レンズL1の像側の面の近軸曲率半径L1rと第2レンズL2の物体側の面の近軸曲率半径L2fとを設定することで、高次の球面収差の発生を好適に抑制することができる。この効果をより高めるために、下記条件式(3−1)を満たすことがより好ましい。
−0.45<(L1r+L2f)/(L1r−L2f)<0.105 (3−1)
−0.6<(L1r+L2f)/(L1r−L2f)<0.11 (3)
条件式(3)は、第1レンズL1の像側の面の近軸曲率半径L1rと第2レンズL2の物体側の面の近軸曲率半径L2fとの好ましい数値範囲をそれぞれ規定する。条件式(3)の下限以下とならないように、第1レンズL1の像側の面の近軸曲率半径L1rと第2レンズL2の物体側の面の近軸曲率半径L2fとを設定することで、良好に非点収差を補正することができる。条件式(3)の上限以上とならないように、第1レンズL1の像側の面の近軸曲率半径L1rと第2レンズL2の物体側の面の近軸曲率半径L2fとを設定することで、高次の球面収差の発生を好適に抑制することができる。この効果をより高めるために、下記条件式(3−1)を満たすことがより好ましい。
−0.45<(L1r+L2f)/(L1r−L2f)<0.105 (3−1)
また、第3レンズL3と第4レンズL4の合成焦点距離f34および全系の焦点距離fは、以下の条件式(4)を満足することが好ましい。
0.2<f/f34<1.3 (4)
条件式(4)は、第3レンズL3と第4レンズL4の合成焦点距離f34に対する全系の焦点距離fの比の好ましい数値範囲を規定するものである。条件式(4)の下限以下とならないように、第3レンズL3と第4レンズL4の合成焦点距離f34を確保することで、第3レンズL3と第4レンズL4の合成屈折力が全系の屈折力に対して弱くなりすぎず、レンズ全長の短縮化に伴って発生しやすくなる歪曲収差の補正に有利である。条件式(4)の上限以上とならないように、第3レンズL3と第4レンズL4の合成焦点距離f34を維持することで、第3レンズL3と第4レンズL4の合成屈折力が全系の屈折力に対して強くなりすぎず、特に像面湾曲を良好に補正しつつレンズ全長の短縮化を好適に実現することができる。この効果をより高めるために、条件式(4−1)を満たすことがより好ましく、条件式(4−2)を満たすことがよりさらに好ましい。
0.6<f/f34<1.28 (4−1)
0.8<f/f34<1.27 (4−2)
0.2<f/f34<1.3 (4)
条件式(4)は、第3レンズL3と第4レンズL4の合成焦点距離f34に対する全系の焦点距離fの比の好ましい数値範囲を規定するものである。条件式(4)の下限以下とならないように、第3レンズL3と第4レンズL4の合成焦点距離f34を確保することで、第3レンズL3と第4レンズL4の合成屈折力が全系の屈折力に対して弱くなりすぎず、レンズ全長の短縮化に伴って発生しやすくなる歪曲収差の補正に有利である。条件式(4)の上限以上とならないように、第3レンズL3と第4レンズL4の合成焦点距離f34を維持することで、第3レンズL3と第4レンズL4の合成屈折力が全系の屈折力に対して強くなりすぎず、特に像面湾曲を良好に補正しつつレンズ全長の短縮化を好適に実現することができる。この効果をより高めるために、条件式(4−1)を満たすことがより好ましく、条件式(4−2)を満たすことがよりさらに好ましい。
0.6<f/f34<1.28 (4−1)
0.8<f/f34<1.27 (4−2)
また、全系の焦点距離fと第1レンズL1の像側の面の近軸曲率半径L1rは、以下の条件式(5)を満足することがより好ましい。
0.21<f/L1r<1 (5)
条件式(5)は、第1レンズL1の像側の面の近軸曲率半径L1rに対する全系の焦点距離fの比の好ましい数値範囲を規定するものである。条件式(5)の下限以下とならないように、第1レンズL1の像側の面の近軸曲率半径L1rを設定することにより、球面収差を好適に補正することができる。条件式(5)の上限以上とならないように、第1レンズL1の像側の面の近軸曲率半径L1rを設定することにより、レンズ全長の短縮化に有利である。この効果をより高めるために、条件式(5−1)を満たすことがより好ましく、条件式(5−2)を満たすことがよりさらに好ましい。
0.23<f/L1r<0.8 (5−1)
0.27<f/L1r<0.6 (5−2)
0.21<f/L1r<1 (5)
条件式(5)は、第1レンズL1の像側の面の近軸曲率半径L1rに対する全系の焦点距離fの比の好ましい数値範囲を規定するものである。条件式(5)の下限以下とならないように、第1レンズL1の像側の面の近軸曲率半径L1rを設定することにより、球面収差を好適に補正することができる。条件式(5)の上限以上とならないように、第1レンズL1の像側の面の近軸曲率半径L1rを設定することにより、レンズ全長の短縮化に有利である。この効果をより高めるために、条件式(5−1)を満たすことがより好ましく、条件式(5−2)を満たすことがよりさらに好ましい。
0.23<f/L1r<0.8 (5−1)
0.27<f/L1r<0.6 (5−2)
また、第1レンズL1から第4レンズL4の合成焦点距離f1234および全系の焦点距離fは、以下の条件式(6)を満足することが好ましい。
1.1<f/f1234<1.42 (6)
条件式(6)は、第1レンズL1から第4レンズL4の合成焦点距離f1234に対する全系の焦点距離fの比の好ましい数値範囲を規定するものである。条件式(6)の下限以下とならないように、第1レンズL1から第4レンズL4の合成焦点距離f1234を確保することで、第1レンズL1乃至第4レンズL4からなるレンズ群の屈折力が全系の屈折力に対して弱くなりすぎず、レンズ全長の短縮化を好適に実現することができる。条件式(6)の上限以上とならないように、第1レンズL1から第4レンズL4の合成焦点距離f1234を維持することで、第1レンズL1乃至第4レンズL4からなるレンズ群の屈折力が全系の屈折力に対して強くなりすぎず、良好に球面収差を補正することができる。この効果をより高めるために、条件式(6−1)を満たすことが好ましい。
1.2<f/f1234<1.42 (6−1)
1.1<f/f1234<1.42 (6)
条件式(6)は、第1レンズL1から第4レンズL4の合成焦点距離f1234に対する全系の焦点距離fの比の好ましい数値範囲を規定するものである。条件式(6)の下限以下とならないように、第1レンズL1から第4レンズL4の合成焦点距離f1234を確保することで、第1レンズL1乃至第4レンズL4からなるレンズ群の屈折力が全系の屈折力に対して弱くなりすぎず、レンズ全長の短縮化を好適に実現することができる。条件式(6)の上限以上とならないように、第1レンズL1から第4レンズL4の合成焦点距離f1234を維持することで、第1レンズL1乃至第4レンズL4からなるレンズ群の屈折力が全系の屈折力に対して強くなりすぎず、良好に球面収差を補正することができる。この効果をより高めるために、条件式(6−1)を満たすことが好ましい。
1.2<f/f1234<1.42 (6−1)
また、全系の焦点距離f、半画角ω、第5レンズL5の像側の面の近軸曲率半径L5rは、以下の条件式(7)を満足することが好ましい。
0.4<f・tanω/L5r<10 (7)
条件式(7)は、第5レンズL5の像側の面の近軸曲率半径L5rに対する近軸像高(f・tanω)の比の好ましい数値範囲を規定するものである。条件式(7)の下限以下とならないように、第5レンズL5の像側の面の近軸曲率半径L5rに対する近軸像高(f・tanω)を設定することで、近軸像高(f・tanω)に対して撮像レンズLの最も像側の面である第5レンズL5の像側の面の近軸曲率半径L5rの絶対値が大きくなりすぎず、レンズ全長の短縮化を実現しつつ、像面湾曲を十分に補正することができる。なお、各実施形態の撮像レンズLに示すように、第5レンズL5を像側に凹面を向け、少なくとも1つの変曲点を有する非球面形状とし、条件式(7)の下限を満たした場合には、中心画角から周辺画角まで像面湾曲を良好に補正することができるため、広画角化を実現するために好適である。また、条件式(7)の上限以上とならないように、第5レンズL5の像側の面の近軸曲率半径L5rに対する近軸像高(f・tanω)を設定することで、近軸像高(f・tanω)に対して撮像レンズLの最も像側の面である第5レンズの像側の面の近軸曲率半径L5rの絶対値が小さくなりすぎず、特に中間画角において、光学系を通過する光線の結像面(撮像素子)への入射角が大きくなるのを抑制することができ、また、像面湾曲の補正が過剰になることを抑制することができる。この効果をより高めるために、条件式(7−1)を満たすことが好ましい。
0.5<f・tanω/L5r<5 (7−1)
0.4<f・tanω/L5r<10 (7)
条件式(7)は、第5レンズL5の像側の面の近軸曲率半径L5rに対する近軸像高(f・tanω)の比の好ましい数値範囲を規定するものである。条件式(7)の下限以下とならないように、第5レンズL5の像側の面の近軸曲率半径L5rに対する近軸像高(f・tanω)を設定することで、近軸像高(f・tanω)に対して撮像レンズLの最も像側の面である第5レンズL5の像側の面の近軸曲率半径L5rの絶対値が大きくなりすぎず、レンズ全長の短縮化を実現しつつ、像面湾曲を十分に補正することができる。なお、各実施形態の撮像レンズLに示すように、第5レンズL5を像側に凹面を向け、少なくとも1つの変曲点を有する非球面形状とし、条件式(7)の下限を満たした場合には、中心画角から周辺画角まで像面湾曲を良好に補正することができるため、広画角化を実現するために好適である。また、条件式(7)の上限以上とならないように、第5レンズL5の像側の面の近軸曲率半径L5rに対する近軸像高(f・tanω)を設定することで、近軸像高(f・tanω)に対して撮像レンズLの最も像側の面である第5レンズの像側の面の近軸曲率半径L5rの絶対値が小さくなりすぎず、特に中間画角において、光学系を通過する光線の結像面(撮像素子)への入射角が大きくなるのを抑制することができ、また、像面湾曲の補正が過剰になることを抑制することができる。この効果をより高めるために、条件式(7−1)を満たすことが好ましい。
0.5<f・tanω/L5r<5 (7−1)
また、バックフォーカス部分を空気換算長とした場合の第1レンズL1の物体側の面から像面までの光軸上の距離TTL、全系の焦点距離f、半画角ωは、以下の条件式(8)を満足することが好ましい。
1.3<TTL/(f・tanω)<1.9 (8)
条件式(8)は、近軸像高(f・tanω)に対する、第1レンズL1の物体側の面から像面までの光軸上の距離TTL(レンズ全長)の比の好ましい数値範囲を規定するものである。なお、レンズ全長のうち、バックフォーカス部分(第5レンズL5の像側の面頂点から像面までの光軸上の距離)は空気換算長とする。条件式(8)の下限以下とならないように、近軸像高(f・tanω)に対する第1レンズL1の物体側の面から像面までの光軸上の距離TTLを維持することにより、像面湾曲の補正が過剰になることを抑制することができる。条件式(8)の上限以上とならないように、近軸像高(f・tanω)に対する第1レンズL1の物体側の面から像面までの光軸上の距離TTLを確保することにより、レンズ全長の短縮化に有利である。
1.3<TTL/(f・tanω)<1.9 (8)
条件式(8)は、近軸像高(f・tanω)に対する、第1レンズL1の物体側の面から像面までの光軸上の距離TTL(レンズ全長)の比の好ましい数値範囲を規定するものである。なお、レンズ全長のうち、バックフォーカス部分(第5レンズL5の像側の面頂点から像面までの光軸上の距離)は空気換算長とする。条件式(8)の下限以下とならないように、近軸像高(f・tanω)に対する第1レンズL1の物体側の面から像面までの光軸上の距離TTLを維持することにより、像面湾曲の補正が過剰になることを抑制することができる。条件式(8)の上限以上とならないように、近軸像高(f・tanω)に対する第1レンズL1の物体側の面から像面までの光軸上の距離TTLを確保することにより、レンズ全長の短縮化に有利である。
また、第2レンズL2から第4レンズL4の合成焦点距離f234および全系の焦点距離fは、以下の条件式(9)を満足することが好ましい。
0<f/f234<1.1 (9)
条件式(9)は、第2レンズL2から第4レンズL4の合成焦点距離f234に対する全系の焦点距離fの比の好ましい数値範囲を規定するものである。条件式(9)の下限以下とならないように、第2レンズL2から第4レンズL4の合成焦点距離f234を維持することで、第2レンズL2乃至第4レンズL4からなるレンズ群の屈折力が全系の屈折力に対して弱くなりすぎず、第1レンズL1の正の屈折力を過度に強くする必要がないため、球面収差の補正に有利である。条件式(9)の上限以上とならないように、第2レンズL2から第4レンズL4の合成焦点距離f234を維持することで、第2レンズL2乃至第4レンズL4からなるレンズ群の正の屈折力が強くなりすぎず、特に像面湾曲を良好に補正しつつレンズ全長の短縮化を好適に実現することができる。
0<f/f234<1.1 (9)
条件式(9)は、第2レンズL2から第4レンズL4の合成焦点距離f234に対する全系の焦点距離fの比の好ましい数値範囲を規定するものである。条件式(9)の下限以下とならないように、第2レンズL2から第4レンズL4の合成焦点距離f234を維持することで、第2レンズL2乃至第4レンズL4からなるレンズ群の屈折力が全系の屈折力に対して弱くなりすぎず、第1レンズL1の正の屈折力を過度に強くする必要がないため、球面収差の補正に有利である。条件式(9)の上限以上とならないように、第2レンズL2から第4レンズL4の合成焦点距離f234を維持することで、第2レンズL2乃至第4レンズL4からなるレンズ群の正の屈折力が強くなりすぎず、特に像面湾曲を良好に補正しつつレンズ全長の短縮化を好適に実現することができる。
以上説明したように、本発明の実施の形態に係る撮像レンズLによれば、全体として5枚というレンズ構成において、各レンズ要素の構成を最適化したので、レンズ全長を短縮化しつつ、中心画角から周辺画角まで高い結像性能を有するレンズ系を実現できる。
また、本発明の実施の形態に係る撮像レンズは、適宜好ましい条件を満足することで、より高い結像性能を実現できる。また、本実施の形態に係る撮像装置によれば、本実施の形態に係る高性能の撮像レンズによって形成された光学像に応じた撮像信号を出力するようにしたので、中心画角から周辺画角まで高解像の撮影画像を得ることができる。
次に、本発明の実施の形態に係る撮像レンズの具体的な数値実施例について説明する。以下では、複数の数値実施例をまとめて説明する。
後掲の表1および表2は、図1に示した撮像レンズの構成に対応する具体的なレンズデータを示している。特に表1にはその基本的なレンズデータを示し、表2には非球面に関するデータを示す。表1に示したレンズデータにおける面番号Siの欄には、実施例1に係る撮像レンズについて、最も物体側のレンズ要素の面を1番目(開口絞りStを1番目)として、像側に向かうに従い順次増加するようにして符号を付したi番目の面の番号を示している。曲率半径Riの欄には、図1において付した符号Riに対応させて、物体側からi番目の面の曲率半径の値(mm)を示す。面間隔Diの欄についても、同様に物体側からi番目の面Siとi+1番目の面Si+1との光軸上の間隔(mm)を示す。Ndjの欄には、物体側からj番目の光学要素のd線(587.6nm)に対する屈折率の値を示す。νdjの欄には、物体側からj番目の光学要素のd線に対するアッベ数の値を示す。なお、各レンズデータには、諸データとして、全系の焦点距離f(mm)とバックフォーカスBf(mm)の値をそれぞれ示す。なお、このバックフォーカスBfは空気換算した値を表している。なお、特に記載のない場合には、焦点距離等波長による変動が生じる数値はd線に対する数値を示す。
この実施例1に係る撮像レンズは、第1レンズL1乃至第5レンズL5の両面がすべて非球面形状となっている。表1の基本レンズデータには、これらの非球面の曲率半径として、光軸近傍の曲率半径(近軸曲率半径)の数値を示している。
表2には実施例1の撮像レンズにおける非球面データを示す。非球面データとして示した数値において、記号“E”は、その次に続く数値が10を底とした“べき指数”であることを示し、その10を底とした指数関数で表される数値が“E”の前の数値に乗算されることを示す。例えば、「1.0E−02」であれば、「1.0×10-2」であることを示す。
非球面データとしては、以下の式(A)によって表される非球面形状の式における各係数Ai,KAの値を記す。Zは、より詳しくは、光軸から高さhの位置にある非球面上の点から、非球面の頂点の接平面(光軸に垂直な平面)に下ろした垂線の長さ(mm)を示す。
ただし、
Z:非球面の深さ(mm)
h:光軸からレンズ面までの距離(高さ)(mm)
C:近軸曲率=1/R
(R:近軸曲率半径)
Ai:第i次(iは3以上の整数)の非球面係数
KA:非球面係数
とする。
Z:非球面の深さ(mm)
h:光軸からレンズ面までの距離(高さ)(mm)
C:近軸曲率=1/R
(R:近軸曲率半径)
Ai:第i次(iは3以上の整数)の非球面係数
KA:非球面係数
とする。
以上の実施例1の撮像レンズと同様にして、図2〜図4に示した撮像レンズの構成に対応する具体的なレンズデータを実施例2乃至実施例4として、表3〜表8に示す。これらの実施例1〜4に係る撮像レンズでは、第1レンズL1乃至第5レンズL5の両面がすべて非球面形状となっている。
図6(A)〜(D)はそれぞれ、実施例1の撮像レンズにおける球面収差、非点収差、ディストーション(歪曲収差)、倍率色収差(倍率の色収差)図を示している。球面収差、非点収差(像面湾曲)、ディストーション(歪曲収差)を表す各収差図には、d線(波長587.6nm)を基準波長とした収差を示す。球面収差図、倍率色収差図には、F線(波長486.1nm)、C線(波長656.3nm)についての収差も示す。また、球面収差図には、g線(波長435.8nm)についての収差も示す。非点収差図において、実線はサジタル方向(S)、破線はタンジェンシャル方向(T)の収差を示す。また、Fno.はFナンバーを、ωは半画角をそれぞれ示す。
同様に、実施例2乃至実施例4の撮像レンズについての諸収差を図7(A)〜(D)乃至図9(A)〜(D)に示す。
また、表9には、本発明に係る条件式(1)〜(9)に関する値を、各実施例1〜5についてそれぞれまとめたものを示す。
以上の各数値データおよび各収差図から分かるように、各実施例について、レンズ全長を短縮化しつつ、高い結像性能を有する撮像レンズが実現されている。
なお、上記各表には、所定の桁でまるめた数値を記載している。各数値の単位としては、角度については「°」を用い、長さについては「mm」を用いている。しかし、これは一例であり、光学系は比例拡大または比例縮小しても使用可能なため他の適当な単位を用いることもできる。
なお、本発明の撮像レンズには、実施の形態および各実施例に限定されず種々の変形実施が可能である。例えば、各レンズ成分の曲率半径、面間隔、屈折率、アッベ数、非球面係数の値などは、各数値実施例で示した値に限定されず、他の値をとり得る。
また、各実施例では、すべて固定焦点で使用する前提での記載とされているが、フォーカス調整可能な構成とすることも可能である。例えばレンズ系全体を繰り出したり、一部のレンズを光軸上で動かしてオートフォーカス可能な構成とすることも可能である。
なお、上述した近軸曲率半径、面間隔、屈折率、アッベ数はいずれも光学測定に係わる専門家が以下の方法により測定して求めたものである。
近軸曲率半径は、超高精度三次元測定機UA3P(パナソニックファクトリーソリューションズ株式会社製)を用いてレンズを測定し、以下の手順により求める。近軸曲率半径Rm(mは自然数)と円錐係数Kmを仮に設定してUA3Pに入力し、これらと測定データからUA3P付属のフィッティング機能を用いて非球面形状の式の第n次の非球面係数Anを算出する。上述した非球面形状の式(A)において、C=1/Rm、KA=Km−1と考える。Rm、Km、Anと非球面形状の式から、光軸からの高さhに応じた光軸方向の非球面の深さZを算出する。光軸からの各高さhにおいて、算出された深さZと実測値の深さZ’との差分を求め、この差分が所定範囲内であるか否かを判別し、所定範囲内の場合は設定したRmを近軸曲率半径とする。一方、差分が所定範囲外の場合は、光軸からの各高さhにおいて算出された深さZと実測値の深さZ’との差分が所定範囲内になるまで、当該差分の算出に用いられたRmおよびKmの少なくとも一方の値を変更してRm+1とKm+1として設定してUA3Pに入力し、上記同様の処理を行い、光軸からの各高さhにおいて算出された深さZと実測値の深さZ’との差分が所定範囲内であるかを判別する処理を繰り返す。なお、ここで言う所定範囲内は、200nm以内とする。また、hの範囲としてはレンズ最大外径の0〜1/5以内に対応する範囲とする。
面間隔は、組レンズ測長用の中心厚・面間隔測定装置OptiSurf(Trioptics製)を用いて測定して求める。
屈折率は、精密屈折計KPR-2000(株式会社島津製作所製)を用いて、被検物の温度を25°Cの状態にして測定して求める。d線(波長587.6nm)で測定したときの屈折率をNdとする。同様に、e線(波長546.1nm)で測定したときの屈折率をNe、F線(波長486.1nm)で測定したときの屈折率をNF、C線(波長656.3nm)で測定したときの屈折率をNC、g線(波長435.8nm)で測定したときの屈折率をNgとする。d線に対するアッベ数νdは、上記の測定により得られたNd、NF、NCをνd=(Nd−1)/(NF−NC)の式に代入して算出することにより求める。
L1 第1レンズ
L2 第2レンズ
L3 第3レンズ
L4 第4レンズ
L5 第5レンズ
St 開口絞り
Ri 物体側から第i番目のレンズ面の曲率半径
Di 物体側から第i番目と第i+1番目のレンズ面との面間隔
Z1 光軸
100 撮像素子(像面)
L2 第2レンズ
L3 第3レンズ
L4 第4レンズ
L5 第5レンズ
St 開口絞り
Ri 物体側から第i番目のレンズ面の曲率半径
Di 物体側から第i番目と第i+1番目のレンズ面との面間隔
Z1 光軸
100 撮像素子(像面)
本発明に係る撮像レンズは、物体側から順に、正の屈折力を有し、物体側に凸面を向けたメニスカス形状である第1レンズと、両凹形状である第2レンズと、負の屈折力を有し、像側に凸面を向けたメニスカス形状である第3レンズと、正の屈折力を有する第4レンズと、負の屈折力を有し、像側に凹面を向け、像側の面が少なくとも1つの変曲点を有する第5レンズとから構成される実質的に5個のレンズからなり、下記条件式を満足することを特徴とする。
0.2<f/f4<1.38 (1)
ただし、
f:全系の焦点距離
f4:第4レンズの焦点距離
0.2<f/f4<1.38 (1)
ただし、
f:全系の焦点距離
f4:第4レンズの焦点距離
第3レンズL3は、光軸近傍において負の屈折力を有する。このことにより、良好に球面収差を補正することができる。また、第3レンズL3は光軸近傍において像側に凸面を向けたメニスカス形状である。第3レンズL3を光軸近傍において像側に凸面を向けたメニスカス形状とすることにより、球面収差と非点収差を好適に補正することができる。
Claims (20)
- 物体側から順に、
正の屈折力を有し、物体側に凸面を向けたメニスカス形状である第1レンズと、
両凹形状である第2レンズと、
正の屈折力を有し、像側に凸面を向けたメニスカス形状である第3レンズと、
正の屈折力を有する第4レンズと、
負の屈折力を有し、像側に凹面を向け、像側の面が少なくとも1つの変曲点を有する第5レンズとから構成される実質的に5個のレンズからなり、下記条件式を満足することを特徴とする撮像レンズ。
0.2<f/f4<1.38 (1)
ただし、
f:全系の焦点距離
f4:前記第4レンズの焦点距離 - さらに下記条件式を満足する請求項1に記載の撮像レンズ。
−0.86<(L1f−L1r)/(L1f+L1r)<−0.1 (2)
ただし、
L1f:前記第1レンズの物体側の面の近軸曲率半径
L1r:前記第1レンズの像側の面の近軸曲率半径 - さらに下記条件式を満足する請求項1または2記載の撮像レンズ。
−0.6<(L1r+L2f)/(L1r−L2f)<0.11 (3)
ただし、
L1r:前記第1レンズの像側の面の近軸曲率半径
L2f:前記第2レンズの物体側の面の近軸曲率半径 - さらに下記条件式を満足する請求項1から3のいずれか1項記載の撮像レンズ。
0.2<f/f34<1.3 (4)
ただし、
f34:前記第3レンズと前記第4レンズの合成焦点距離 - さらに下記条件式を満足する請求項1から4のいずれか1項記載の撮像レンズ。
0.21<f/L1r<1 (5)
ただし、
L1r:前記第1レンズの像側の面の近軸曲率半径 - さらに下記条件式を満足する請求項1から5のいずれか1項記載の撮像レンズ。
1.1<f/f1234<1.42 (6)
ただし、
f1234:前記第1レンズから前記第4レンズまでの合成焦点距離 - さらに下記条件式を満足する請求項1から6のいずれか1項記載の撮像レンズ。
0.4<f・tanω/L5r<10 (7)
ただし、
ω:半画角
L5r:前記第5レンズの像側の面の近軸曲率半径 - さらに下記条件式を満足する請求項1から7のいずれか1項記載の撮像レンズ。
1.3<TTL/(f・tanω)<1.9 (8)
ただし
TTL:バックフォーカス部分を空気換算長とした場合の前記第1レンズの物体側の面から像面までの光軸上の距離
ω:半画角 - 前記第4レンズは像側に凸面を向けたメニスカス形状である請求項1から8のいずれか1項記載の撮像レンズ。
- 前記第5レンズは像側に凹面を向けたメニスカス形状である請求項1から9のいずれか1項記載の撮像レンズ。
- さらに下記条件式を満足するとこと特徴とする請求項1から10のいずれか1項記載の撮像レンズ。
0.6<f/f4<1.34 (1−1) - さらに下記条件式を満足する請求項1から11のいずれか1項記載の撮像レンズ。
−0.85<(L1f−L1r)/(L1f+L1r)<−0.5 (2−1)
ただし、
L1f:前記第1レンズの物体側の面の近軸曲率半径
L1r:前記第1レンズの像側の面の近軸曲率半径 - さらに下記条件式を満足する請求項1から12のいずれか1項記載の撮像レンズ。
−0.45<(L1r+L2f)/(L1r−L2f)<0.105 (3−1)
ただし、
L1r:前記第1レンズの像側の面の近軸曲率半径
L2f:前記第2レンズの物体側の面の近軸曲率半径 - さらに下記条件式を満足する請求項1から13のいずれか1項記載の撮像レンズ。
0.6<f/f34<1.28 (4−1)
ただし、
f34:前記第3レンズと前記第4レンズの合成焦点距離 - さらに下記条件式を満足する請求項1から14のいずれか1項記載の撮像レンズ。
0.23<f/L1r<0.8 (5−1)
ただし、
L1r:前記第1レンズの像側の面の近軸曲率半径 - さらに下記条件式を満足する請求項1から15のいずれか1項記載の撮像レンズ。
1.2<f/f1234<1.42 (6−1)
ただし、
f1234:前記第1レンズから前記第4レンズまでの合成焦点距離 - さらに下記条件式を満足する請求項1から16のいずれか1項記載の撮像レンズ。
0.5<f・tanω/L5r<5 (7−1)
ただし、
ω:半画角
L5r:前記第5レンズの像側の面の近軸曲率半径 - さらに下記条件を満足するとこと特徴とする請求項1から17のいずれか1項記載の撮像レンズ。
1<f/f4<1.32 (1−2) - さらに下記条件式を満足する請求項1から18のいずれか1項記載の撮像レンズ。
−0.84<(L1f−L1r)/(L1f+L1r)<−0.6 (2−2)
ただし、
L1f:前記第1レンズの物体側の面の近軸曲率半径
L1r:前記第1レンズの像側の面の近軸曲率半径 - 請求項1から19のいずれか1項に記載の撮像レンズを備えた撮像装置。
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