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JP2015058387A - 浄化処理方法および浄化処理装置 - Google Patents

浄化処理方法および浄化処理装置 Download PDF

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JP2015058387A JP2013193359A JP2013193359A JP2015058387A JP 2015058387 A JP2015058387 A JP 2015058387A JP 2013193359 A JP2013193359 A JP 2013193359A JP 2013193359 A JP2013193359 A JP 2013193359A JP 2015058387 A JP2015058387 A JP 2015058387A
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Tatsuro Terui
竜郎 照井
佐々木 宏
Hiroshi Sasaki
宏 佐々木
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Abstract

【課題】余剰汚泥を有効利用しやすい浄化処理方法および浄化処理装置を提供する。
【解決手段】活性汚泥法により、栄養塩類および有機物の少なくとも一方を含有した被処理物2を浄化処理する生物反応槽3を備える。生物反応槽3に、活性汚泥微生物11および藻類12を投入し、活性汚泥微生物にて生物学的処理しながら藻類12を培養する。藻類12は繁殖にともなって、例えば炭化水素や油脂類などの燃焼成分を含有または産出する。そして、この燃焼成分を伴う藻類と、活性汚泥法にて発生する汚泥とが混在した状態になる。このように、生物反応槽3にて藻類12を培養することにより、処理に伴って発生する汚泥における燃焼成分の量を増加できるため、余剰汚泥を例えば燃料や助燃剤として有効に利用できる。
【選択図】図2

Description

本発明は、活性汚泥法による液状廃棄物や排水の浄化処理にともなって汚泥が発生する液状廃棄物および排水の浄化処理方法および浄化処理装置に関するものである。
従来から汚水や汚泥などの液状廃棄物や排水の処理には、活性汚泥法が適用されることが多い。この種の活性汚泥法を利用した液状廃棄物や排水の処理では、例えば特許文献1のように、嫌気性または好気性の生物反応槽にて、細菌や原生動物などの様々な微生物を混合した、いわゆる活性汚泥によって、液状廃棄物や排水中の有機物の分解、濁質の凝集、窒素の硝化や脱窒、リンの除去などの浄化処理を行う。
このような活性汚泥法を利用した液状廃棄物や排水の処理では、活性汚泥微生物が増殖し生物反応槽内の汚泥が増加するため、汚泥を連続または間欠的に引き抜いて生物反応槽内の汚泥量を所定の量に保つ必要がある。
この引き抜いた汚泥は余剰汚泥と呼ばれ、コンポスト化や乾燥汚泥化による緑農地利用、セメント原料などの建設資材利用、および、乾燥・成形による固形燃料化などのように、所定の処理を施した後にリサイクルされる場合もあるが、処理にコストや手間がかかるため、リサイクルされずに埋立処分される場合も多い。
そこで、近年では、例えば特許文献2のように、液状廃棄物や排水の処理における余剰汚泥の発生を抑制する技術も研究されている。
特開平10−263580号公報 特開2012−152711号公報
しかしながら、これまで活性汚泥法にて発生する汚泥自体の有効性についてはほとんど検討されていなかった。
そして、活性汚泥法にて発生する汚泥そのものの有効成分の含有量が低いため、余剰汚泥をリサイクルする場合には、上述のように所定の処理を施す必要があり、有効利用しにくかった。
本発明はこのような点に鑑みなされたもので、余剰汚泥を有効に利用できる液状廃棄物および排水の浄化処理方法および浄化処理装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載された浄化処理方法は、活性汚泥法により被処理物を浄化処理する浄化処理方法であって、栄養塩類および有機物の少なくとも一方を含有した状態の被処理物にて藻類を培養することにより燃焼成分を含有または産出した藻類の少なくとも一部と、活性汚泥法にて発生する汚泥の少なくとも一部とを混在させて混在汚泥とし、この混在汚泥の少なくとも一部を処理系から排出される余剰汚泥とするものである。
請求項2に記載された浄化処理方法は、請求項1記載の浄化処理方法において、被処理物を活性汚泥微生物で生物学的処理しながら藻類を培養することにより、これら藻類と活性汚泥微生物を混合培養して培養後の藻類と汚泥とを混在させ、培養後の培養液を藻類および汚泥が混在した混在汚泥と上澄液とに固液分離するものである。
請求項3に記載された浄化処理方法は、請求項1記載の浄化処理方法において、藻類と活性汚泥微生物とを別個に培養し、被処理物にて活性汚泥微生物を培養し、活性汚泥微生物の培養後の培養液から汚泥と上澄液とを固液分離し、この固液分離した上澄液にて藻類を培養して、藻類と活性汚泥微生物とを別個に培養し、藻類の培養後の培養液を藻類と上澄液とに固液分離して、それぞれ固液分離した藻類の少なくとも一部と汚泥の少なくとも一部とを混合して混在汚泥とするものである。
請求項4に記載された浄化処理方法は、請求項1ないし3いずれか記載の浄化処理方法において、炭化水素および油脂類のいずれかを含有または産出する藻類を用いるものである。
請求項5に記載された浄化処理方法は、請求項1ないし4いずれか記載の浄化処理方法において、余剰汚泥を脱水し、脱水後の余剰汚泥を燃焼性汚泥として焼却するものである。
請求項6に記載された浄化処理方法は、請求項5記載の浄化処理方法において、脱水後の余剰汚泥を乾燥させて燃焼性汚泥とするものである。
請求項7に記載された浄化処理方法は、請求項1ないし6いずれか記載の浄化処理方法において、二酸化炭素含有ガスを供給し曝気しながら光合成を行う藻類を培養し、前記藻類に吸収されなかった二酸化炭素を回収し、この回収した二酸化炭素を再度曝気に利用するものである。
請求項8に記載された浄化処理装置は、活性汚泥法により被処理物を浄化処理する浄化処理装置であって、栄養塩類および有機物の少なくとも一方を含有した状態の被処理物にて藻類を培養することにより燃焼成分を含有または産出した藻類の少なくとも一部と、活性汚泥法にて発生する汚泥の少なくとも一部とを混在させて混在汚泥とする生物処理手段を備え、前記混在汚泥の少なくとも一部が処理系から排出される余剰汚泥となるものである。
請求項9に記載された浄化処理装置は、請求項8記載の浄化処理装置において、生物処理手段は、被処理物を活性汚泥微生物で生物学的処理しながら藻類を培養することによりこれら藻類と活性汚泥微生物を混合培養して培養後の藻類と汚泥とを混在させる生物反応槽と、この生物反応槽にて培養後の培養液を混在汚泥と上澄液とに固液分離する固液分離手段とを有するものである。
請求項10に記載された浄化処理装置は、請求項8記載の浄化処理装置において、生物処理手段は、前記被処理物で活性汚泥微生物を培養する第1の生物反応槽と、前記活性汚泥微生物の培養後の培養液を汚泥と上澄液とを固液分離する第1の固液分離手段と、この第1の固液分離手段にて固液分離した上澄液で藻類を培養する第2の生物反応槽と、前記藻類の培養後の培養液を藻類と上澄液とに固液分離する第2の固液分離手段と、固液分離した汚泥の少なくとも一部および藻類の少なくとも一部を混合して混在汚泥とする混合槽とを有するものである。
請求項11に記載された浄化処理装置は、請求項8ないし10いずれか記載の浄化処理装置において、余剰汚泥を脱水する脱水手段と、脱水後の燃焼性汚泥を焼却する焼却手段とを備えたものである。
請求項12に記載された浄化処理装置は、請求項11記載の浄化処理装置において、脱水手段にて脱水した余剰汚泥を乾燥させて燃焼性汚泥とする乾燥手段を備えたものである。
請求項13に記載された浄化処理装置は、請求項8ないし12いずれか記載の浄化処理装置において、生物処理槽内へ二酸化炭素を供給し曝気する曝気手段と、藻類に吸収されず前記生物反応槽内に残留した二酸化炭素を回収し、この回収した二酸化炭素を前記曝気手段に返送する循環手段とを備えたものである。
本発明によれば、被処理物にて藻類を培養することにより燃焼成分を含有または産出した藻類と、活性汚泥法にて発生する汚泥とを混在させるため、処理系から排出される余剰汚泥における燃焼成分の含有量を増加でき、余剰汚泥を燃料や助燃剤として有効に利用できる。
本発明の一実施の形態に係る浄化処理装置の構成を示す説明図である。 同上浄化処理装置における生物反応槽を示す説明図である。 本発明の浄化処理装置における生物反応槽の変形例を示す説明図である。 本発明の浄化処理装置における生物処理手段の変形例を示す説明図である。
以下、本発明の一実施の形態の構成について図面を参照しながら説明する。
図1において、1は浄化処理装置であり、この浄化処理装置1は、例えば、有機排水、し尿、浄化槽の排水、汚水および汚泥などの液状廃棄物や排水である被処理物2を活性汚泥法にて浄化処理するものである。
浄化処理装置1は、窒素やリンなどの栄養塩類および有機物の少なくとも一方を含有した状態の被処理物2が供給されて活性汚泥処理する生物処理手段としての生物反応槽3を備えている。この生物反応槽3には、生物反応槽3にて処理した処理水である培養液10が供給される固液分離手段4が接続されている。また、固液分離手段4には、汚泥貯留槽5が接続され、この汚泥貯留槽5には、脱水手段6および乾燥手段7が順次に接続されている。さらに、乾燥手段7の後段には焼却手段8が設けられている。
図2に示す生物反応槽3内には、活性汚泥微生物11および藻類12が投入され、これら活性汚泥微生物11および藻類12が被処理物2中に浮遊するように浸漬している。
藻類12は、培養により炭化水素や油脂類を含有するものが好ましい。そして、生物反応槽3内の活性汚泥微生物11および藻類12により透明度が低く光合成が困難な場合には、例えば、有機化合物を炭素源とするオーランチオキトリウムなどの従属栄養藻類や、独立栄養および従属栄養のいずれでも培養可能なクロレラなどが用いられる。なお、生物反応槽3内が光合成可能な透明度の場合には、藻類12として、無機化合物を炭素源とするボツリオコッカスなどの光合成を行う藻類を用いることが好ましい。
このように活性汚泥微生物11および藻類12が投入された生物反応槽3内では、被処理物2を原料にして藻類12が培養される。また、被処理物2が活性汚泥微生物11による浄化作用で浄化される。
そして、被処理物2で培養することにより燃焼成分を含有または産出した藻類が、活性汚泥法にて発生する汚泥とともに生物反応槽3内に混在した状態になる。
ここで、生物反応槽3には、生物反応槽3内に二酸化炭素や酸素などの曝気用気体を供給し曝気する曝気手段13と、生物反応槽3内に残留した曝気用気体を回収し、回収した曝気用気体を再度生物反応槽3内へ供給する循環手段14とが設けられている。
なお、藻類12として光合成を行うものを用いた場合は曝気用気体として二酸化炭素含有気体を用い、藻類12として光合成を行わないものを用いた場合は曝気用気体として酸素含有気体を用いる。
曝気手段13は、生物反応槽3内に設置された散気装置15を有しており、この散気装置15には、曝気配管16を介して送風機17が接続されている。なお、送風機17は、外気を取り入れ可能な構成、または、図示しないガスボンベなどの二酸化炭素含有ガスや酸素含有ガスの供給手段が接続された構成となっている。
そして、送風機17の駆動により、散気装置15から生物反応槽3内へ気泡状の曝気用気体が放出される。
循環手段14は、生物反応槽3内に残留した曝気用気体を捕集して回収する回収手段18と、この回収手段18にて回収された曝気用気体を送風機17へ返送する返送手段19とを有している。
固液分離手段4は、生物反応槽3で処理した後、すなわち培養後の培養液10を、培養後の藻類および汚泥が混在した固形分である混在汚泥10aと上澄液10bとに分離できるものであればよく、例えば、重力沈降分離装置、遠心分離装置および膜分離装置などが用いられる。
汚泥貯留槽5は、固液分離手段4にて培養液から固液分離した混在汚泥10aのうちの一部を余剰汚泥として貯留するものである。なお、残りの混在汚泥10aは、返送経路20を介して生物反応槽3へ返送される。
汚泥貯留槽5に余剰汚泥が一定量貯留された際には、貯留された余剰汚泥の一部が脱水手段6に導入される。
脱水手段6は、余剰汚泥を脱水して脱水ケーキにするもので、例えば、フィルタプレス装置、ベルトプレス装置および真空脱水装置などが用いられる。
乾燥手段7は、脱水手段6による脱水が不十分で脱水ケーキの水分が多い場合に、脱水ケーキを乾燥させて燃焼性汚泥にするもので、例えば、加熱乾燥装置などが用いられる。なお、脱水手段6の脱水性能によっては、乾燥手段7による乾燥工程がなくても燃焼可能な水分量まで脱水でき、この場合は、脱水ケーキを燃焼性汚泥とする。
そして、焼却性汚泥は、藻類12が含有または産出した燃焼成分を含有しており、燃焼しやすい汚泥である。
焼却手段8は、燃焼性汚泥を燃料または助燃剤として使用するもので、例えば、焼却炉および加熱炉などである。
次に、上記浄化処理装置1にて被処理物2を処理する際の浄化処理方法を説明する。
栄養塩類および有機物の少なくとも一方を含有した被処理物2を生物反応槽3に供給する。
生物反応槽3内には、活性汚泥微生物11と藻類12とが投入されており、供給された被処理物2中に活性汚泥微生物11と藻類12とが浮遊するように浸漬している。
そして、生物反応槽3内にて、被処理物2を活性汚泥微生物11の活性汚泥微生物で生物学的処理しながら藻類12を培養する。
このように藻類12を培養すると、培養により燃焼成分を含有または産出した培養後の藻類とともに、生物反応槽3内での活性汚泥法にて発生する汚泥とが混在した状態になる。
より具体的に説明すると、藻類12が従属栄養藻類の場合には、この従属栄養藻類が被処理物2中の有機物を吸収および分解して繁殖し、繁殖にともなって燃焼成分である油脂類を含有または産出する。
なお、藻類12が独立栄養藻類の場合には、活性汚泥微生物が被処理物2中の有機物を分解して二酸化炭素を放出するとともに、独立栄養藻類がその二酸化炭素および光をエネルギ源として光合成を行って繁殖し、繁殖にともなって燃焼成分である炭化水素を含有または産出する。
このように含有または産出された炭化水素や油脂類などの燃焼成分は、繁殖した藻類とともに、活性汚泥微生物の生物学的処理にて生物反応槽3内で発生した汚泥と混在する。
ここで、生物反応槽3内では、散気装置15から曝気用気体が放出されて曝気されており、曝気によって活性汚泥微生物11および藻類12が生物反応槽3中で拡散するように移動している。このように曝気によって、活性汚泥微生物11および藻類12が被処理物2中で拡散するため混合および撹拌が促進される。
また、藻類12に吸収されず生物反応槽3に残留し気相となった曝気用気体は、回収手段18にて回収され、この回収された曝気用気体が、返送手段19にて送風機17へ返送されて散気装置15にて再度生物反応槽3内へ放出される。
そして、被処理物2を活性汚泥微生物11および藻類12にて一定時間処理した後に、処理後の培養液10を固液分離手段4に導入する。
この固液分離手段4にて、生物反応槽3からの培養液10を、藻類および汚泥が混在した混在汚泥10aと排水可能な上澄液10bとに固液分離する。
固液分離後の上澄液10bは、図示しない排水設備から排出する。
また、混在汚泥10aの一部は、返送経路20を介して生物反応槽3へ返送し、残りの混在汚泥10aを余剰汚泥として汚泥貯留槽5へ導入する。
汚泥貯留槽5では、余剰汚泥が一旦貯留された後、脱水手段6へ導入される。
また、汚泥貯留槽5から導入された余剰汚泥は、脱水手段6にて脱水して脱水ケーキとする。
この脱水ケーキは、水分が多い場合には乾燥手段7にて乾燥させて、燃焼成分を含有し燃焼しやすい燃焼性汚泥とする。
このように形成された燃焼性汚泥は、焼却手段8にて、燃料または助燃剤として使用されて焼却される。
そして、上記浄化処理装置1や浄化処理方法によれば、生物反応槽3にて藻類12を培養することにより燃焼成分を含有または産出した藻類と、活性汚泥法にて発生する汚泥とを混在させるため、処理系から排出される余剰汚泥における燃焼成分の含有量を増加できる。したがって、余剰汚泥は、燃焼しやすく、焼却炉や加熱炉などの燃料や助燃剤などとして有効に利用できる。また、培養後の藻類が汚泥に混在することにより、余剰汚泥は、汚泥のみの場合と比較して脱水性を向上できる。
特に、浄化処理装置1が燃焼性汚泥を燃料または助燃剤として使用される焼却手段8を備えた構成にすることにより、被処理物2を浄化処理できるだけでなく、余剰汚泥(燃焼性汚泥)を燃料または助燃剤として焼却するまでを一連の工程で進行でき、余剰汚泥を燃料や助燃剤として有効利用したうえで処分できる。
また、生物反応槽3にて、被処理物2で藻類12を培養するとともに被処理物2を活性汚泥微生物11にて生物学的処理するため、生物反応槽3だけで被処理物2を浄化して、発生する汚泥と、燃焼成分を含有または産出した藻類とを混在させることができ、容易な構成で簡単に処理できる。そのため、既存設備への適用も容易である
さらに、通常の活性汚泥法では、活性汚泥微生物による生物学的処理にて二酸化炭素が産出され、生物反応槽3内のpHが変化してしまうが、同一の生物反応槽3において、活性汚泥微生物および藻類12を培養することにより、活性汚泥微生物の生物学的処理にて発生する二酸化炭素を藻類12にて吸収することも期待でき、生物反応槽3内のpHが変化しにくく状態が安定しやすい。また、pHが変化しにくいので浄化処理が安定しやすい。
さらに、生物反応槽3では、栄養塩類および有機物の少なくとも一方を含有した被処理物2での培養により炭化水素や油脂類を含有または産出する藻類12を用いているため、余剰汚泥の燃焼性を向上でき、余剰汚泥を例えば燃料や助燃剤などとして有効に利用できる。
また、生物反応槽3は、循環手段14を備え、藻類12に吸収されず生物反応槽3内に残留した曝気用気体を循環手段14にて回収し曝気手段13に返送されて再度曝気に利用されるため、曝気用気体を無駄なく利用でき、効率的に曝気できる。
なお、上記一実施の形態では、浄化処理装置1が、生物反応槽3と、固液分離手段4と、汚泥貯留槽5と、脱水手段6と、乾燥手段7とを備えた構成としたが、このような構成には限定されず、藻類12が培養される生物処理手段を備え、活性汚泥法により被処理物2を浄化処理して、培養により燃焼成分を含有または産出した藻類と、活性汚泥法により発生する汚泥とを混在させる構成であればよい。
また、浄化処理装置1は、乾燥手段7を備えた構成としたが、このような構成には限定されず、脱水手段6の脱水性能によっては、乾燥手段7による乾燥工程がなくても燃焼可能な水分量まで余剰汚泥を脱水できるため、この場合は、乾燥手段7を設けなくてもよい。
さらに、浄化処理装置1は、脱水手段6や乾燥手段7の後段に焼却手段8を備え、被処理物2の浄化処理から余剰汚泥(燃焼性汚泥)の焼却までを一連の工程で進行する構成としたが、このような構成には限定されず、余剰汚泥を燃焼性汚泥とした後、この燃焼性汚泥を、別途、焼却設備の燃料や助燃剤として使用する構成にしてもよい。
また、浄化処理装置1は、固液分離した上澄液10bにて再度藻類12を繁殖する構成などにしてもよい。この場合は、藻類12として有機物を必要としない光合成を行う藻類を用いることが好ましい。
生物反応槽3では、曝気用気体で曝気しながら藻類12を培養し、槽内に残留した曝気用気体を返送して再度曝気に利用する構成としたが、このような構成には限定されず、例えば曝気しないで撹拌のみ行う構成や、循環手段14を設けずに槽内に残留した曝気用気体を返送しない構成などにしてもよい。
また、曝気手段13の構成は適宜決定でき、例えば、図3に示す変形例のように、循環ポンプ21およびエジェクタ22が設けられ、このエジェクタ22により、被処理物2に対して上方から曝気用気体を吹き付けるように曝気する構成などにしてもよい。
ここで、被処理物2を活性汚泥微生物11により生物学的処理しながら藻類12を培養して藻類12および活性汚泥微生物11を混合培養する構成としたが、このような構成には限定されず、例えば、被処理物2で藻類12を培養した後、活性汚泥微生物による生物学的処理する構成や、これら藻類12の培養と生物学的処理との順序を逆にした構成などのように、活性汚泥微生物11と藻類12とを別個に培養する構成にしてもよい。
活性汚泥微生物11と藻類12とを別個に培養する構成では、例えば、図4に示すように、生物処理手段30が被処理物2が供給される第1の生物反応槽31を備える。
そして、被処理物2を第1の生物反応槽31にて活性汚泥微生物11を培養し、その培養液32を第1の固液分離手段33にて汚泥32aと上澄液32bとに固液分離する。
また、この第1の固液分離手段33の後段に第2の生物反応槽34を設け、この第2の生物反応槽34にて、第1の固液分離手段33で分離された上澄液32bにより藻類12を培養し、その培養液35を第2の固液分離手段36で培養後の藻類35aと上澄液35bとに固液分離する。
さらに、混合槽37にて汚泥32aの一部と培養後の藻類35aの一部とを混合して混在汚泥38とし、この混在汚泥38を処理系から排出される余剰汚泥とする。
ここで、第1の固液分離手段33にて分離された汚泥32aの残部は、汚泥返送経路39を介して第1の生物反応槽31へ返送される。また、第2の固液分離手段36にて分離された藻類35aの残部は、藻類返送経路40を介して第2の生物反応槽34へ返送される。
なお、汚泥32aおよび藻類35aの返送量は適宜設定でき、また、汚泥返送経路39や藻類返送経路40を設けずに、それぞれ固液分離した藻類35aおよび汚泥32aを全て混合槽37へ供給する構成にしてもよい。
このように、活性汚泥微生物11で培養後の上澄液32bで藻類12を培養する場合は、上澄液32bの透明度などから藻類12が光合成可能な状態であるため、藻類12として、無機化合物を炭素源とするボツリオコッカスなどの光合成を行う藻類や、独立栄養および従属栄養のいずれでも培養可能なクロレラなどを用い、第2の生物反応槽34では活性汚泥微生物11を培養しないことが好ましい。
そして、このように藻類12と活性汚泥微生物11とを別個に培養する場合には、被処理物2の成分が藻類12に取り込まれるため、活性汚泥微生物11への負荷を低減でき、曝気風量などを減少できる。
また、光合成を行う藻類12を培養する場合には、曝気手段13にて第2の生物反応槽34内へ二酸化炭素含有ガスを供給し、二酸化炭素で曝気する構成にすることにより、藻類12が二酸化炭素で曝気されながら培養されるため、曝気による混合効果および撹拌効果だけでなく、藻類12が二酸化炭素を吸収することによる藻類12の繁殖促進効果も期待でき、安定して燃焼成分が藻類12に含有または産出される。
このように光合成を行い藻類12を用いるとともに二酸化炭素で曝気する場合には、藻類12に吸収されなかった二酸化炭素を回収し、この回収した二酸化炭素を再度曝気に利用することにより、効率的に二酸化炭素を藻類に供給できる。
1 浄化処理装置
2 被処理物
3 生物処理手段としての生物反応槽
4 固液分離手段
6 脱水手段
7 乾燥手段
8 焼却手段
10 培養液
10a 混在汚泥
10b 上澄液
11 活性汚泥微生物
12 藻類
13 曝気手段
14 循環手段
30 生物処理手段
31 第1の生物反応槽
32 培養液
32a 汚泥
32b 上澄液
33 第1の固液分離手段
34 第2の生物反応槽
35 培養液
35a 藻類
35b 上澄液
36 第2の固液分離手段
37 混合槽
38 混在汚泥

Claims (13)

  1. 活性汚泥法により被処理物を浄化処理する浄化処理方法であって、
    栄養塩類および有機物の少なくとも一方を含有した状態の被処理物にて藻類を培養することにより燃焼成分を含有または産出した藻類の少なくとも一部と、活性汚泥法にて発生する汚泥の少なくとも一部とを混在させて混在汚泥とし、
    この混在汚泥の少なくとも一部を処理系から排出される余剰汚泥とする
    ことを特徴とする浄化処理方法。
  2. 被処理物を活性汚泥微生物で生物学的処理しながら藻類を培養することにより、これら藻類と活性汚泥微生物を混合培養して培養後の藻類と汚泥とを混在させ、
    培養後の培養液を藻類および汚泥が混在した混在汚泥と上澄液とに固液分離する
    ことを特徴とする請求項1記載の浄化処理方法。
  3. 藻類と活性汚泥微生物とを別個に培養し、
    被処理物にて活性汚泥微生物を培養し、
    活性汚泥微生物の培養後の培養液から汚泥と上澄液とを固液分離し、
    この固液分離した上澄液にて藻類を培養して、藻類と活性汚泥微生物とを別個に培養し、
    藻類の培養後の培養液を藻類と上澄液とに固液分離して、
    それぞれ固液分離した藻類の少なくとも一部と汚泥の少なくとも一部とを混合して混在汚泥とする
    ことを特徴とする請求項1記載の浄化処理方法。
  4. 炭化水素および油脂類のいずれかを含有または産出する藻類を用いる
    ことを特徴とする請求項1ないし3いずれか記載の浄化処理方法。
  5. 余剰汚泥を脱水し、
    脱水後の余剰汚泥を燃焼性汚泥として焼却する
    ことを特徴とする請求項1ないし4いずれか記載の浄化処理方法。
  6. 脱水後の余剰汚泥を乾燥させて燃焼性汚泥とする
    ことを特徴とする請求項5記載の浄化処理方法。
  7. 二酸化炭素含有ガスを供給し曝気しながら光合成を行う藻類を培養し、
    前記藻類に吸収されなかった二酸化炭素を回収し、この回収した二酸化炭素を再度曝気に利用する
    ことを特徴とする請求項1ないし6いずれか記載の浄化処理方法。
  8. 活性汚泥法により被処理物を浄化処理する浄化処理装置であって、
    栄養塩類および有機物の少なくとも一方を含有した状態の被処理物にて藻類を培養することにより燃焼成分を含有または産出した藻類の少なくとも一部と、活性汚泥法にて発生する汚泥の少なくとも一部とを混在させて混在汚泥とする生物処理手段を備え、
    前記混在汚泥の少なくとも一部が処理系から排出される余剰汚泥となる
    ことを特徴とする浄化処理装置。
  9. 生物処理手段は、被処理物を活性汚泥微生物で生物学的処理しながら藻類を培養することによりこれら藻類と活性汚泥微生物を混合培養して培養後の藻類と汚泥とを混在させる生物反応槽と、この生物反応槽にて培養後の培養液を混在汚泥と上澄液とに固液分離する固液分離手段とを有する
    ことを特徴とする請求項8記載の浄化処理装置。
  10. 生物処理手段は、前記被処理物で活性汚泥微生物を培養する第1の生物反応槽と、前記活性汚泥微生物の培養後の培養液を汚泥と上澄液とを固液分離する第1の固液分離手段と、この第1の固液分離手段にて固液分離した上澄液で藻類を培養する第2の生物反応槽と、前記藻類の培養後の培養液を藻類と上澄液とに固液分離する第2の固液分離手段と、固液分離した汚泥の少なくとも一部および藻類の少なくとも一部を混合して混在汚泥とする混合槽とを有する
    ことを特徴とする請求項8記載の浄化処理装置。
  11. 余剰汚泥を脱水する脱水手段と、
    脱水後の燃焼性汚泥を焼却する焼却手段とを備えた
    ことを特徴とする請求項8ないし10いずれか記載の浄化処理装置。
  12. 脱水手段にて脱水した余剰汚泥を乾燥させて燃焼性汚泥とする乾燥手段を備えた
    ことを特徴とする請求項11記載の浄化処理装置。
  13. 生物処理槽内へ二酸化炭素含有ガスを供給し曝気する曝気手段と、
    藻類に吸収されず前記生物反応槽内に残留した二酸化炭素を回収し、この回収した二酸化炭素を前記曝気手段に返送する循環手段とを備えた
    ことを特徴とする請求項8ないし12いずれか記載の浄化処理装置。
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