JP2015014850A - ファイル送信システム及びファイル送信プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】利用者による取引先及び取引内容等に応じた形式及び内容のデータファイルの送受信に関する作業負担を軽減して人的ミスを低減することができる技術を提供する。
【解決手段】ファイル送信システムは、複数の各々の取引先の利用者の端末に対してファイルを送信する制御を行う制御部とファイル送信の設定情報のDBとを備える利用者の端末を有する。DBは、複数の各々の取引先の利用者の端末の情報を設定する取引先データと、取引先との取引内容に応じたファイルのデータ形式及びデータ内容を規定する情報を設定する取引内容データとを有する。制御部は、DBの情報を設定し、ファイル送信の際、DBの情報を参照し、ファイルのデータ形式及びデータ内容を確認し、確認の結果、正しくない場合、ファイルを送信せず、正しい場合、ファイルを送信する処理を行う。
【選択図】図4
【解決手段】ファイル送信システムは、複数の各々の取引先の利用者の端末に対してファイルを送信する制御を行う制御部とファイル送信の設定情報のDBとを備える利用者の端末を有する。DBは、複数の各々の取引先の利用者の端末の情報を設定する取引先データと、取引先との取引内容に応じたファイルのデータ形式及びデータ内容を規定する情報を設定する取引内容データとを有する。制御部は、DBの情報を設定し、ファイル送信の際、DBの情報を参照し、ファイルのデータ形式及びデータ内容を確認し、確認の結果、正しくない場合、ファイルを送信せず、正しい場合、ファイルを送信する処理を行う。
【選択図】図4
Description
本発明は、コンピュータ及び情報処理の技術に関する。また本発明は、データファイルの送受信の技術に関する。また本発明は、商取引における受発注などの業務のための情報処理システムに関する。
インターネットやLAN等の通信網上において利用者間でデータファイルを送受信ないし転送するための各種の情報処理システムやプログラムがある。例えば利用者の端末やサーバ間でFTPやHTTP等のプロトコルに従い通信して業務上のデータファイルを送受信するシステムやプログラムが挙げられる。以下、説明上、このようなシステムをファイル送信システムと称する。
上記ファイル送信システムの例として、商取引における受発注などの業務のための情報処理システムがある。例えば、取引の関係を持つ第1の会社の第1の利用者と第2の会社の第2の利用者とがいる。その場合に、第1の利用者の端末は、インターネット上、第2の利用者の端末へ、商品の発注などの取引に係わる情報を記載した発注データ等のファイルを、FTP等のプロトコルに従い送信する。第2の利用者の端末は、当該ファイルを受信し、商品の受注などの処理を行う。別の例では、第1の会社の第1の利用者の端末は、LANを介して同会社内のシステムのサーバへ取引に係わるファイルをアップロードする。同会社の第2の利用者の端末は、LANを介して同サーバから同ファイルをダウンロードする。
上記ファイル送信システムに関する先行技術例として、特開2003−67282号公報(特許文献1)、特開2000−163466号公報(特許文献2)が挙げられる。
特許文献1は、ネットワークを介したファイル転送において、ファイルもしくはフォルダをWebサイトの任意領域に移動させた際に、FTPを起動し、ID及びパスワード等を自動的に入力し、特定の宛先へ転送するファイル転送システムが記載されている。特許文献1のように、ファイルのドラッグ操作や、情報の自動入力などにより、ファイル転送の際の利用者の作業の煩わしさを軽減するシステムがある。
特許文献2は、商品ごとの発注条件に関するパラメータを参照して、発注用端末から受信した商品発注データの正当性を判定し、正当性有りが確認された商品発注データのみを登録して商品発注を行うことが記載されている。この商品発注データの確認は、発注者による不当な発注がされようとしていないかの確認である。
従来のファイル送信システム等の技術は、以下のような課題がある。ファイル送信システムにおいて、会社の利用者は、端末から、複数の各々の取引先の会社の利用者の端末等に対して、取引先及び取引内容に応じたデータファイルを送受信する。複数の各々の取引先との取り決め等に応じて、送受信の対象のデータファイルの形式や内容は様々である場合が多い。例えばファイルフォーマットやファイル内の複数のデータ項目の構成などが異なる。例えば取引内容として同じ発注でも、取引先の会社ごとに異なる形式及び内容の発注データのファイルが要求される。
利用者は、複数の各々の取引先及び取引内容ごとに、異なる形式及び内容のデータファイルを把握し、作成し、取引先へ送受信する作業を行う必要がある。取引先及び取引内容が増えるほど、利用者によるファイル送受信に関する作業の負担が大きくなり、人的ミスないしヒューマンエラーが発生しやすくなる。人的ミスとして、ファイルの形式や内容の間違え、特にファイル内の複数の各々のデータ項目に入力すべき情報の間違え、及びファイルの送信先となる取引先の指定の間違え等が発生しやすい。
またファイル送信システムにおいて、端末やサーバ間ではFTPやHTTP等でデータファイルを送受信する。その際のFTPの手段としては、FTPソフトウェアの利用、コマンドインタフェースでのFTPコマンド実行、バッチファイルによるFTP実行等がある。またHTTP等の手段としては、Webブラウザ等の画面において対象ファイルや送信先を指定してアップロード等を行う情報処理システム等がある。いずれの手段でも、取引先とのファイル送受信ごとに、利用者による所定の手順の操作などの作業が必要であり、人的ミスが発生しやすい。またいずれの手段でも、取引先及び取引内容ごとのファイルの形式や内容に対応させた詳細な制御はできない。
本発明の目的は、上記ファイル送信システム等の技術に関して、利用者による取引先及び取引内容等に応じた形式及び内容のデータファイルの送受信に関する作業負担を軽減して人的ミスを低減することができる技術を提供することである。
本発明のうち代表的な実施の形態は、ファイル送信システム等の情報処理システム及びプログラムであって、以下に示す構成を有することを特徴とする。
一実施の形態のファイル送信システムは、複数の各々の第2の利用者の端末に対してファイルを送信する制御を行う制御部を備える第1の利用者の端末と、前記第1の利用者の端末から前記第2の利用者の端末への前記ファイルの送信のための設定情報のDBを格納する記憶装置と、を備え、前記記憶装置のDBは、前記ファイルの送信先となる前記複数の各々の第2の利用者の端末の情報を設定する送信先データと、前記送信先に応じた前記ファイルのデータ形式及びデータ内容を規定する情報を設定する送信内容データと、を格納し、前記制御部は、前記記憶装置のDBの前記送信先データ及び送信内容データを含む情報を前記第1の利用者の操作に基づいて設定する設定部と、前記第1の利用者の端末から前記第2の利用者の端末への前記ファイルの送信の際に、前記DBの設定情報を参照し、前記ファイルのデータ形式及びデータ内容の正しさを確認する処理を行う確認部と、前記確認の結果、正しくない場合に、前記ファイルを送信せず、当該確認の結果の情報を前記第1の利用者に対して出力するエラー処理を行うエラー処理部と、前記確認の結果、正しい場合に、前記ファイルを送信する処理を行う送信部と、を有する。
本発明のうち代表的な実施の形態によれば、ファイル送信システム等の技術に関して、利用者による取引先及び取引内容等に応じた形式及び内容のデータファイルの送受信に関する作業負担を軽減して人的ミスを低減することができる。
以下、図1〜図16を用いて、本発明の一実施の形態のファイル送信システムについて説明する。本実施の形態のファイル送信システムは、利用者による複数の各々の取引先及び取引内容等に応じた形式及び内容のデータファイルの送受信に関する作業負担を軽減して人的ミスを低減するための以下の機能を含む構成を有する。
図1等に示す一実施の形態のファイル送信システムにおいて、ファイル送信プログラムによる制御部10は、利用者の端末1から取引先の利用者の端末2へ発注等の取引に係わるデータファイルを送信する際、以下のようにファイル送信を詳細に制御する処理を行う。即ち、制御部10は、送信先である取引先及び当該取引先との取引内容に応じたファイルの形式や内容を、DB5の取引先データD1及び取引内容データD2等の設定情報の参照に基づいて確認ないしチェックする処理(以下、確認処理と称する)を自動的に行う。
上記確認処理の結果、ファイルの形式や内容が正しい場合は当該ファイルを送信処理し、正しくない場合は当該ファイルを送信処理せず、エラー情報等を利用者に出力し、当該ファイルの確認や修正などを促し、ファイル送信の手順をやり直しさせる。
本実施の形態のファイル送信システムは、上記ファイル送信の作業に関する利用者の操作を支援及び容易化するユーザインタフェースとしてGUI画面6等を提供する。GUI画面6において、利用者は、DB5のデータの設定及び参照、取引先との間でのFTPやHTTP等によるファイルの送受信、ファイル送信及び確認処理の結果情報の参照などが可能である。
[システム(1)]
図1は、一実施の形態のファイル送信システムを含むシステムの全体の構成例を示す。システム全体は、通信網9を介して接続される、会社Xの利用者U0の端末1と、複数の各々の取引先の会社{A社,B社,C社}の利用者{UA,UB,UC}の端末2{2A,2B,2C}と、サーバ3である自社システムサーバ3A等とを有する。
図1は、一実施の形態のファイル送信システムを含むシステムの全体の構成例を示す。システム全体は、通信網9を介して接続される、会社Xの利用者U0の端末1と、複数の各々の取引先の会社{A社,B社,C社}の利用者{UA,UB,UC}の端末2{2A,2B,2C}と、サーバ3である自社システムサーバ3A等とを有する。
図1の端末1は、図3のファイル送信プログラム50による制御部10と、DB(データベース)5と、複数の各々の取引先フォルダ4{4A,4B,4C}と、GUI画面6とを有する。一実施の形態のファイル送信システムは、主に利用者U0の端末1のファイル送信プログラム50による制御部10とDB5とにより構成される。ファイル送信システムの制御部10は、図3のファイル送信プログラム50によりコンピュータである端末1に所定の情報処理を実行させることにより実現される。端末1及びファイル送信プログラム50による制御部10の詳細構成は、後述の図3等に示す。
DB5は、ファイル送信システムが取り扱う各種のデータを格納する。DB5のデータは、システム設定データD0、取引先データD1、取引内容データD2、履歴データD3、及びログデータD4を有する。なおDB5及びそのデータは、端末1内に記憶及び管理される構成に限らず、通信網9を介して自社システムサーバ3A等に記憶及び管理されてもよい。
端末1、端末2、及びサーバ3は、FTPやHTTP等による通信網9を介したファイル送受信処理を行う機能を有する。端末1はファイル送信側、端末2はファイル受信側である。端末1及び端末2は、会社の利用者が操作及び使用するコンピュータ端末であり、PCや移動端末などである。自社システムサーバ3Aは、会社X内の情報処理システムを構成するサーバである。通信網9はインターネットやLAN等である。
図1中には、複数の取引先などの例を併せて示している。会社Xの利用者U0に対する複数の取引先の会社として、A社,B社,C社を有する。端末2は、複数の各々の取引先の会社{A社,B社,C社}の利用者{UA,UB,UC}の端末{2A,2B,2C}を有する。取引及びその関係は、例えば商品の受発注、見積もり、入出荷、及び決済などの各種がある。例えば利用者U0は発注の担当者であり、利用者UAは、受注の担当者である。利用者U0は、営業担当者や経理担当者などでもよい。
通信網9上、取引に係わる一方の会社Xの利用者U0の端末1と、その取引先である他方の会社の利用者の端末2、例えばA社の利用者UAの端末2Aとが接続される。端末1から端末2へ取引に係わるデータファイルを送信する。あるいは端末1から自社システムサーバ3Aへ取引に係わるデータファイルを送信する。なおFは、取引に係わるファイルである送信データファイルを示す。ファイルFは例えば発注データのファイルである。
なお取引先の端末2をファイル送信側、端末1をファイル受信側としたい場合は、端末2内に送信処理プログラム50及びDB5等を同様に備える形態とすればよいので、説明は省略する。
端末1において、ファイル送信プログラム50による制御部10は、GUI画面6での利用者U0の操作に基づき、DB5のデータ{D0〜D4}の情報を設定する。制御部10は、複数の各々の取引先フォルダ4を監視し、取引先フォルダ4内に配置されるファイルFを検知する。制御部10は、DB5のデータに設定されている情報を適宜参照及び更新しながら、ファイルFの送信先となる取引先の端末2への送信に関する処理を行う。制御部10は、取引先フォルダ4に配置されるファイルFについて、DB5の取引先データD1及び取引内容データD2等に照らして、当該ファイルの形式や内容を確認する。制御部10は、確認の結果、形式や内容にエラーが無い場合、当該ファイルを送信先である取引先の端末2へ送信処理する。
取引先フォルダ4{4A,4B,4C}は、送信対象のファイルFを格納するために作成及び設定される、取引先ごとのフォルダである。例えば取引先A社フォルダ4Aは、取引先A社の利用者UAの端末2Aを送信先としてファイルFを送信するために作成及び設定される。取引先フォルダ4は、利用者U0により設定可能である。なおフォルダの構成のために前提となるOSやファイルシステムやWebブラウザ等の構成は公知なので省略する。
GUI画面6は、端末1の利用者U0に対するグラフィカルユーザインタフェース(GUI)となる画面であり、例えば端末1の表示装置のOSやWebブラウザ等による画面である。ファイル送信システムは、特有のGUI画面6を提供することにより、利用者U0による発注等の取引の業務を支援する。利用者U0は、GUI画面6を通じてDB5の各データの情報を参照可能であり、特に取引先データD1及び取引内容データD2を自由に設定可能である。GUI画面6の例を後述の図12〜図15に示す。なお利用者U0の代わりに管理者などがDB5のデータを設定してもよい。
DB5の各データの概要は以下である。DB5の取引先データD1及び取引内容データD2等の各データは、例えばリレーショナルDBのテーブルで管理される。なおDB5における履歴データD3とログデータD4を1つに統合して管理してもよい。またDB5の各データを他の形に分離や統合する形態としてもよい。
システム設定データD0(後述の図5)は、ファイル送信システムのシステム設定情報を格納する。このシステム設定情報は、ファイル送信システムの各機能の使用有無や各機能のパラメータ値などを設定可能である。
取引先データD1(後述の図6)は、端末1の利用者U0からのファイルの送信先となる、複数の各々の取引先に関する情報を登録する。この取引先情報は、取引先ごとのIDや名称、アドレス、認証用情報、及び取引先フォルダ4の設定情報などを含む。
取引内容データD2(後述の図7)は、複数の各々の取引先との1つ以上の取引内容に関する送信データファイルのデータ形式や内容である各データ項目などを規定する情報を登録する。
履歴データD3(後述の図8)は、複数の送信データファイルに関して、ファイル送受信の結果を示す送受信履歴情報である履歴情報を記録して保存する。この履歴情報は、送信データファイルの情報、送信先である取引先の情報、送信の日時、送信処理の結果の成功または失敗のステータス、確認処理の結果のエラー有無のステータス、等の情報が記録される。
ログデータD4は、ファイル送信システムによる一連の処理のログ情報を記録して保存する。なお本実施の形態では、履歴データD3内に送信処理及び確認処理の結果情報を記録するが、ログデータD4内に確認処理の結果情報としてエラー有無やその詳細の情報を記録する形態としてもよい。
[システム(2)]
図2は、図1のファイル送信システムの端末1内の構成例、及び処理概要を示す。S1等は処理概要のステップを示す。図2の処理概要は、図4の処理フローと対応している。図2において、端末1内には、フォルダ構成として、ルートフォルダ40と、複数の各々の取引先フォルダ4、例えば取引先A社フォルダ4A及び取引先B社フォルダ4Bと、送信済みフォルダ41と、エラーフォルダ42とを有する。
図2は、図1のファイル送信システムの端末1内の構成例、及び処理概要を示す。S1等は処理概要のステップを示す。図2の処理概要は、図4の処理フローと対応している。図2において、端末1内には、フォルダ構成として、ルートフォルダ40と、複数の各々の取引先フォルダ4、例えば取引先A社フォルダ4A及び取引先B社フォルダ4Bと、送信済みフォルダ41と、エラーフォルダ42とを有する。
ルートフォルダ40は、本ファイル送信システムにおける管理上のルートのフォルダである。また本例ではルートフォルダ40は利用者U0の主な作業用のフォルダとしても示している。利用者U0は、ルートフォルダ40に限らず任意のフォルダでファイルFの作成や保持などが可能である。ルートフォルダ40の階層下に、複数の取引先フォルダ4、送信済みフォルダ41、及びエラーフォルダ42等が設定される。
取引先フォルダ4は、取引先ごとに分けられた専用のフォルダとして設定される。例えば取引先A社フォルダ4Aは、取引先A社の利用者UAの端末2を送信先とするファイルの格納のためのフォルダである。取引先フォルダ4は送信先となるアドレス等の情報と関連付けて管理される。利用者U0により取引先フォルダ4内にファイルを格納するように配置する操作が、当該ファイルの送信の実行に相当する。
利用者U0は、取引先ごとに少なくとも1つの取引先フォルダ4を設定可能である。本実施の形態では、1つの取引先ごとに1つの取引先フォルダ4である。ファイル送信システムは、これら複数の取引先フォルダ4{4A,4B,4C}を管理する。なお取引先フォルダ4の名称は、「取引先A向け」「A社発注用」等、利用者U0が適宜自由に設定可能である。
なお更に、1つの取引先フォルダ4内に、複数の各々の取引内容に応じたフォルダを設定してもよい。例えば取引先A社フォルダ4A内に、第1種の発注のためのフォルダと、第2種の発注のためのフォルダとが設定されてもよい。その場合、取引内容に応じたフォルダは、特定の取引内容情報と関連付けて管理され、当該フォルダ内には特定の取引内容のファイルが配置されるように運用する。
送信済みフォルダ41は、取引先フォルダ4内のファイルの取引先への送信が成功した場合に、当該ファイルのコピーを、送信済みファイルないし送信成功履歴ファイルとして一定期間保存するフォルダとして設定される。
エラーフォルダ42は、取引先フォルダ4内のファイルの確認処理の結果がエラー有りの場合や、当該ファイルの送信処理の結果が送信失敗である場合に、当該ファイルを移動させて格納するフォルダとして設定される。
ファイル送信システムは、送信済みフォルダ41及びエラーフォルダ42を、ルートフォルダ40内に自動的に設定する。なおシステム設定データD0を用いて、利用者U0により送信済みフォルダ41及びエラーフォルダ42を設定可能としてもよい。
図2において、処理概要を順に説明する。なお前提として、会社Xの利用者U0と複数の各々の取引先の会社との取り決め等に基づき、取引先及び取引内容に応じた送受信ファイルの形式及び内容に関するルールがある。
(S0) 利用者U0は、GUI画面6で操作し、図3の設定部19の設定処理を通じて、DB5のシステム設定データD0、取引先データD1、及び取引内容データD2等の情報を設定する(後述の図5〜図7、図12〜図14等)。利用者U0または管理者は、上記取引先及び取引内容に応じた送受信ファイルの形式及び内容に関するルール情報に基づき、取引先データD1及び取引内容データD2を含むデータを設定する。
(S1) 利用者U0は、端末1で、取引先への商品の発注等に係わる所定の形式及び内容を持つ送信データファイルを作成または用意する。送信データファイルの例は後述の図9〜図11で示す。例えばルートフォルダ40に、送信対象のファイルF1として、取引先A社への発注データのファイルが作成されて格納されている状態とする。利用者U0は、GUI画面6(後述の図15)で、送信対象のファイルF1を、ルートフォルダ40内から送信先とする取引先に対応した取引先フォルダ4、例えば取引先A社フォルダ4A内へ配置する。
(S2) 制御部10は、所定の間隔で取引先フォルダ4を監視しており、取引先フォルダ4内に配置されているファイルを検知する。例えば取引先A社フォルダ4A内にファイルF1が送信対象として配置されていることが検知される。
(S3) 制御部10は、取引先フォルダ4内にファイルを検知した場合、DB5内の取引先データD1及び取引内容データD2等を参照し、当該ファイルの取引先及び取引内容に応じたデータ形式や内容を確認する確認処理を実行する。DB5の設定情報に照らして対象ファイルの形式や内容が正しくない場合、確認結果はエラー有りとなる。これを説明上、確認エラーともいう。
(S4−1) S3の確認の結果がエラー有りである場合、制御部10は、取引先フォルダ4内の確認エラーのファイルを、エラーフォルダ42内へ移動する。
(S4−2) 制御部10は、S3の確認エラーのファイルについて、DB5の履歴データD3内に、確認エラーを表す履歴情報を記録する。S3で確認エラーの場合、当該ファイルを送信しないので、履歴情報には「送信失敗(確認エラー)」として記録してもよい。またS3の確認の結果がエラー無しの場合、履歴データD3内にエラー無しを表す履歴情報を記録してもよい。
(S4−3) また制御部10は、上記確認エラーのファイルについて、利用者U0へ確認エラー情報を通知する。この通知の手段は、メール送付や、GUI画面6へのメッセージ表示などがある。利用者U0は、エラーフォルダ42の参照や、確認エラーの通知の内容により、対象ファイルの形式や内容などの確認の結果がエラー有りであること等を認識できる。利用者U0は、確認エラーの認識に従い、対象ファイルの形式や内容を確認し、必要に応じて修正し、当該ファイルを、S1または下記のS8のように、取引先フォルダ4へ配置または再配置する。これによりS2以降の処理が同様に行われる。
(S5) 制御部10は、S3の確認処理の結果がエラー無しである場合、S5で、当該取引先フォルダ4内の送信対象のファイルを、FTP等の所定のプロトコルに従い、送信先となる取引先の利用者の端末2へ送信処理する。取引先の端末2は、当該ファイルを受信する。S5で取引先の端末2へファイルを正しく送信できた場合は、S5の結果を「送信成功」とし、送信できなかった場合は「送信失敗」とする。
(S6−1) 制御部10は、S5のファイル送信処理の結果が、通信網9の輻輳などによって、送信失敗である場合、S4−1と同様に、当該ファイルを取引先フォルダ4内からエラーフォルダ42内へ移動する。
(S6−2) そして制御部10は、上記送信失敗のファイルについて、DB5の履歴データD3内に、送信失敗を表す履歴情報を記録する。
(S6−3) また制御部10は、上記送信失敗のファイルについて、利用者U0へ送信失敗の情報を通知する。利用者U0は、エラーフォルダ42の参照や、送信失敗の通知の内容から、対象ファイルの送信処理の結果が失敗であったことを認識できる。利用者U0は、送信失敗の認識に従い、時間経過後などに、対象ファイルを、S1またはS8のように、送信先に対応した取引先フォルダ4へ配置または再配置する。
(S7−1) 制御部10は、S5のファイル送信処理の結果が、送信成功である場合、S7−1で、当該ファイルのコピーを、送信済みフォルダ41内に、送信成功履歴ファイルとして格納する。なお送信成功履歴ファイルと履歴情報のファイルとは別であり、両者は関連付けて管理される。
(S7−2) そして制御部10は、上記送信成功のファイルについて、DB5の履歴データD3に、送信成功を表す履歴情報を記録する。
(S7−3) 制御部10は、上記送信成功のファイルについて、送信成功の情報を利用者U0へ通知する。S7−3は省略されてもよい。
(S7−4) 制御部10は、上記送信済みフォルダ41内に保存されている送信成功履歴ファイルについて、所定の保存期間の経過後に、自動的に削除する。
(S8) 上記S4−1やS6−1でファイルがエラーフォルダ42内に移動されている場合、利用者U0は、エラーフォルダ42内から当該ファイルを取引先フォルダ4やルートフォルダ40等へ再配置ないし移動することもできる。例えば利用者U0はエラーフォルダ42内のファイル及びエラー通知情報を参照しながらファイルの形式や内容を修正し、取引先フォルダ4へ再配置する。
なお上記S4−3やS6−3の通知が無い形態の場合も、利用者U0は、取引先フォルダ4や送信済みフォルダ41やエラーフォルダ42等の参照、あるいはDB5の履歴データD3やログデータD4の参照により、エラー有無や送信結果を認識できる。
上記図2のように、ファイル送信システムは、ファイルを取引先へ送信する前に、DB5の設定情報に基づいて自動的に確認処理を行い、その結果を出力する。確認処理の結果、データ形式や内容が正しくない場合は、当該ファイルを取引先へ送信せずに、一旦エラーフォルダ42へ移動し、利用者U0へ通知し、確認や修正などを促し、所定の手順でやり直しさせる。
これにより、取引先ごと及び取引内容ごとに形式や内容が異なるデータファイルについて、利用者による記入情報の間違い等が無いか、取引先のルールに適合しているか、送信先が正しいか、等をチェックすることができ、誤ったファイル送信を防止できる。確認エラーないし送信失敗となった場合、利用者U0は、ファイルの形式や内容の誤りを認識し、確認や修正ができ、再送信の操作ができる。所定の手順に則ってファイル送信を行う仕組みにより、利用者によるファイル送信の作業の人的ミスを低減できる。
[システム(3)]
図3は、実施の形態のファイル送信システムの端末1のハードウェア及びソフトウェアの構成を示す。端末1は、制御装置101、記憶装置102、入力装置103、出力装置104、通信I/F装置105(I/F:インタフェース)、及びバス等を有する。制御装置101は、CPU,ROM,RAM等を含み、ファイル送信プログラム50の実行により、制御部10の各処理部を実現する。制御部10は、フォルダ管理部11、フォルダ監視部12、確認部13、送信部15、履歴処理部16、ログ処理部17、エラー処理部18、設定部19、及び入出力制御部20を有する。
図3は、実施の形態のファイル送信システムの端末1のハードウェア及びソフトウェアの構成を示す。端末1は、制御装置101、記憶装置102、入力装置103、出力装置104、通信I/F装置105(I/F:インタフェース)、及びバス等を有する。制御装置101は、CPU,ROM,RAM等を含み、ファイル送信プログラム50の実行により、制御部10の各処理部を実現する。制御部10は、フォルダ管理部11、フォルダ監視部12、確認部13、送信部15、履歴処理部16、ログ処理部17、エラー処理部18、設定部19、及び入出力制御部20を有する。
記憶装置102は、ファイル送信プログラム50、画面データ51、ファイルF、DB5等を記憶する。画面データ51はGUI画面6を構成するためのテンプレート等のデータである。入力装置103は、マウスやキーボードやタッチパネル等である。出力装置104は、表示装置を含む。通信I/F装置105は、通信網9に対する通信インタフェース処理を行う。
フォルダ管理部11は、システム設定データD0及び取引先データD1等の設定情報に従い、ルートフォルダ40、複数の各々の取引先フォルダ4、送信済みフォルダ41、及びエラーフォルダ42を含む各フォルダを設定し管理する。
フォルダ監視部12は、システム設定データD0等の設定情報に従い、複数の各々の取引先フォルダ4の定期的な監視によるファイルの検知の処理を行う。
確認部13は、取引先フォルダ4に格納されている送信データファイルについて、DB5の設定情報を参照しながら、形式や内容を確認ないしチェックする処理を行う。確認部13は、ファイル情報確認部131、データ形式確認部132、データ内容確認部133、及び履歴確認部134等を含む。
ファイル情報確認部131は、取引先データD1等に基づき、対象ファイルのファイル名や送信先などが正しいかを確認する。データ形式確認部132は、取引内容データD2等に基づき、対象ファイルのデータ形式が正しいかを確認する。データ形式は、例えば固定長のテキスト、CSV、XML等がある。データ内容確認部133は、取引内容データD2等に基づき、対象ファイルの内容である複数の各々のデータ項目及びその値における位置、型、サイズ等が正しいかを確認する。履歴確認部134は、履歴データD3の履歴情報を参照し、対象ファイルが送信済みか否か、及び複数のファイルの送信に関する順序性などを確認する処理を行う。
送信部15は、対象データファイルを、指定された送信先である取引先の端末2あるいはサーバ3等へ、FTPやHTTP等の所定のプロトコルに従い送信する処理を行う。当該送信処理は、公知のリトライ処理を含み、リトライ処理は所定の回数や間隔で実行される。
履歴処理部16は、対象データファイルの送受信の履歴情報を履歴データD3に記録する処理を行う。本実施の形態では、送信処理(S5)の成功及び失敗のステータス、及び確認処理(S3)のエラー有無などの情報を、履歴データD3の履歴情報として記録するが、これらを分けて記録する形態としてもよい。
ログ処理部17は、対象データファイルの送受信の際の確認処理を含む一連の処理のログ情報をログデータD4に記録する処理を行う。このログ情報は、上記履歴情報よりも詳細な内容の情報を各処理中に自動的に記録するものであるが、ログデータD4及びログ処理部17等を省略した形態としてもよい。
エラー処理部18は、対象データファイルの送受信の際、確認処理(S3)の結果でエラー有りの場合や、送信処理(S5)の結果で送信失敗の場合に、フォルダ間のファイルの移動や、エラー情報の通知といった、所定の対処の処理を行う。
設定部19は、GUI画面6での利用者U0の操作に基づき、DB5のシステム設定データD0、取引先データD1、及び取引内容データD2を含む各データ情報を設定する処理を行う。設定部19の処理は、取引先データD1の設定処理、取引内容データD2の設定処理を含む。取引先データD1の設定処理は、取引先情報として取引先の名称やアドレス等の情報を設定する処理や、取引先に応じた取引先フォルダ4を設定する処理を含む。取引内容データD2の設定処理は、取引内容情報として、取引先ごとのファイルのデータ形式や内容などのルール情報を設定する処理を含む。
入出力制御部20は、ファイル送信システムに対する各種データの入力及び出力の処理、GUI画面6を制御する処理などを行う。入出力制御部20は、画面データ51を用いて、設定画面などの各種の画面を生成し、出力装置104のうちの表示装置に、GUI画面6として表示する。
[処理フロー]
図4は、図2の処理概要とも対応した、実施の形態のファイル送信システムの処理フローを示す。S100等は処理ステップを表す。
図4は、図2の処理概要とも対応した、実施の形態のファイル送信システムの処理フローを示す。S100等は処理ステップを表す。
(S100) まずS100では、会社Xの利用者U0または管理者等は、端末1のGUI画面6においてDB5内のシステム設定データD0、取引先データD1、及び取引内容データD2を含む各データの情報を設定する。設定部19は、その際の設定処理として、GUI画面6で入力された情報を、DB5内の対応するデータのテーブル等に格納する。これにより、ファイル送信のために必要な、取引先との取り決め等に応じた、取引先及び取引内容の情報を設定し、取引先ごとの取引先フォルダ4等を設定済みの状態とする。
(S101) S101では、利用者U0は、送信データファイルとなる発注データ等のファイルを作成または用意し、利用者U0の手動操作または端末1の自動処理により、送信先に対応する取引先フォルダ4へ、対象のファイルを配置する。なおS1で利用者U0が送信データファイルを作成する際、利用者U0は、GUI画面6でDB5内の取引先データD1及び取引内容データD2等を参照して取引先及び取引内容に応じたデータ形式等を確認しながら当該ファイルを作成することも可能である。
(S102) S102では、フォルダ監視部12を用いた取引先フォルダ監視処理により、取引先フォルダ4内に配置されている送信データファイルが有る場合に当該ファイルを検知する。
(S110) S110のファイル送信処理は、S103の確認処理からS109までを含む。S110のファイル送信処理は、1つの対象の送信データファイルごとに同様の処理の繰り返しである。
(S103) S103は、DB5の取引先データD1及び取引内容データD2を含む情報の参照に基づく確認処理であり、S103-1からS103-5までの5つの種類ないし項目の確認処理のステップを含む。S103の確認処理は、DB5内の取引先データD1及び取引内容データD2を含む設定情報を参照しながら、送信データファイルの確認処理を行う。即ち、S103では、利用者U0が送信しようとしているデータファイルが取引先ごとの属性及びルール等に適合しているかどうかを送信前に確認する。
(S103-1) S103-1のファイル情報確認処理では、ファイル情報確認部131を用いて、送信データファイルのファイル情報として、ファイル名や、送信先の取引先などが、DB5内の取引先データD1(後述の図6)等に照らして正しいかを確認する。正しくない場合は、S103-1の確認結果をエラーとする。
例えば図2のように利用者U0が取引先A社へ発注データ等のファイルF1を送信しなければならない際に、間違った取引先フォルダ4、例えば取引先B社フォルダ4Bに当該ファイルF1を配置している場合、ファイル名と送信先との対応関係が不正なので、確認結果がエラーになる。また取引先が要求するファイル名の書式が決まっている場合、当該ファイル名の書式が取引内容データD2等に設定される。S103-1の確認処理は、対象ファイルのファイル名が、設定情報のファイル名の書式に適合しているか確認し、適合していない場合はエラーにする。
(S103-2) S103-2のデータ形式確認処理では、データ形式確認部132を用いて、送信データファイルのデータ形式(ファイルフォーマットともいう)がDB5内の取引内容データD2等に照らして正しいかを確認する。取引内容データD2で取引先ごとの取引内容の情報としてファイルのデータ形式が設定されているので、当該情報を参照しながら当該確認が行われる。例えば利用者U0が取引先A社へ固定長のテキスト形式のファイルF1を送信しなければならない際に、間違ったデータ形式のファイル、例えばCSV形式のファイルを取引先フォルダ4に配置している場合、取引先に応じたデータ形式が不正なのでエラーにする。
(S103-3) S103-3のデータ内容確認処理では、データ内容確認部133を用いて、送信データファイルの内容における各データ項目の内容が、DB5内の取引内容データD2等に照らして正しいかを確認する。取引内容データD2で取引先ごとの取引内容の情報としてファイルの各データ項目の内容が規定されているので、当該情報を参照しながら当該確認が行われる。当該確認処理では、対象ファイル内の複数の各々のデータ項目及びそれに格納されるデータ値について、型やサイズや順序などが正しいかが確認される。特に、S103-3の確認処理では、例えば必須のデータ項目の値の有無及び正しさをチェックする。
例えば、取引先A社への発注データのファイルF1のうち所定の順序及び位置のデータ項目に部品番号を格納する必要がある場合に、当該部品番号のデータ値が格納されていない場合、取引内容が不正なのでエラーにする。また例えば取引先A社への発注データのファイルF1と取引先B社への発注データのファイルF2とにおいて、データ項目として異なる内容の受注者コードを格納する必要がある場合に、両者の受注者コードを取り違えて入力している場合、取引内容が不正なのでエラーにする。
(S103-4) S103-4は、履歴確認部134を用いて、履歴データD3の履歴情報の参照に基づき、ファイル送信済み確認処理を行う。このファイル送信済み確認処理では、送信対象ファイルと同じものが既に送信済みの状態ではないかどうかを確認する。履歴データD3には、下記S109の処理により、各ファイルのファイル名や送信先、送信の成功または失敗のステータス、及び送信日時などが記録されているので、S103-4は、当該履歴情報の参照により当該確認が可能である。S103-4は、送信対象ファイルが送信済みの状態である場合はエラーにする。例えば利用者U0が取引先A社へ発注1件目のファイルF1を送信し、その後、間違えて同じ内容の発注1件目のファイルF1を取引先フォルダ4に配置した場合、送信済みの状態により不正なのでエラーにする。S103-4の確認処理によりファイルの二重送信などを防止できる。
S103-4のファイル送信済み確認は、対象ファイル内に直接記述されるファイル作成日時やファイルID等を参照して行ってもよい。またファイルの管理上の一般的なプロパティ情報におけるファイル作成日時やファイルID等を参照して行ってもよい。
(S103-5) S103-5では、データ内容確認部133及び履歴確認部134を用いて、取引内容データD2及び履歴データD3等の参照に基づき、ファイル順序性確認処理を行う。このファイル順序性確認処理は、1つの取引先へ複数のファイルを送信する必要がある場合や、1つの取引先フォルダ4内に複数のファイルが配置されている場合に、それら複数のファイルについての送信の順序性、及び送信ファイル数などを確認する。
S103-5の確認処理は、DB5の設定情報に応じて行われる。取引先ごとのルールとして取引内容に関する複数のファイルの順序性が要求されている場合、DB5の設定情報で、S103-5の確認処理に対応した複数のファイルの順序性を規定する情報が設定される。当該情報が設定されていない場合はS103-5の確認処理を省略する。S103-5のファイル順序性確認は、S103-4と同様に、対象ファイル内に直接記述されるファイル作成日時やファイルID等を参照して行ってもよい。
例えば取引先A社へ2つのファイルF1A,F1Bを送信する場合の順序性がF1A,F1Bとして設定されるとする。この場合に、利用者U0が間違えてファイルF1Bのみを先に取引先フォルダ4内に配置した場合、DB5の履歴データD3等の参照から、先に送信されるべきファイルF1Aが未送信の状態なので、不正となり、エラーにする。
また例えば取引先A社へ所定数のファイル、例えば関連する商品の発注のための3つの発注データのファイルF1a,F1b,F1cを1回でまとめて送信しなければならないというルールが設定されるとする。利用者U0が取引先A社フォルダ4A内に1つのファイルF1a、あるいは2つのファイルF1a,F1bしか配置していない場合、S103-5の確認処理は、監視による検知時に、3つのファイルF1a,F1b,F1cが揃っていないので不正とし、確認結果をエラーにする。
あるいは、S102の監視による処理の際には、1回の監視によるファイルの検知の際、当該ファイルに関連する所定数のファイルが揃うまで待機し、例えば次の監視のタイミングまで待機し、待機後、当該関連する所定数のファイルが揃わない場合は、確認結果をエラーにするようにしてもよい。
(S104) S104では、上記S103の5つの項目の確認処理の結果のうち、1つでも不正ないしエラーが有るかを判断する。1つでもエラー有りの場合(Y)はS105へ、すべてエラー無しの場合(N)はS106へ進む。
(S105) S105では、上記エラー有りのファイルについて、S110のファイル送信処理を中断し、エラー処理部18を用いて確認エラー処理を行う。S105の確認エラー処理では、エラー処理部18は、当該エラー有りのファイルを、S4−1のように、取引先フォルダ4からエラーフォルダ42内へ移動する。そしてエラー処理部18は、ログ処理部17を用いて、S4−2のように、当該ファイルに関する確認エラー情報を、DB5の履歴データD3内に履歴情報として記録する。
またエラー処理部18は、当該ファイルに関する確認エラー情報またはそれを記録した履歴情報または関連するログ情報を、予め設定された所定の出力先へ出力処理してもよい。所定の出力先として会社Xの利用者U0以外の管理者等のアドレスとしてもよい。
またS105では、エラー処理部18は、S4−3のように、当該ファイルに関する確認エラー情報またはそれを記録した履歴情報を、所定のエラー通知先へ通知する処理を行う。このエラー通知先は、例えばシステム設定データD0で利用者U0の端末1のメールアドレスが設定されている。このエラー通知処理では、上記ファイルに関する確認エラー情報や所定のメッセージを記載したメールを作成し、上記エラー通知先のメールアドレスへ送付する。あるいは、このエラー通知処理では、上記同様の情報を、利用者U0の端末1のGUI画面6内にポップアップ等で即時に表示する。
上記通知の情報は、例えば、S103のいずれの確認の項目でエラー有りとなったかを示す情報、ファイル内のどのデータ項目でエラーになったかを示す情報、当該エラー内容の確認及び修正を促すメッセージ、等を含む。利用者U0は、S105の通知の情報、エラーフォルダ42内の該当ファイル、履歴データD3の履歴情報などを参照することができる。これにより、利用者U0は、送信しようとしていたファイルが確認エラーとなったのでエラーフォルダ42に移動されていること、及びその確認エラー内容などを認識することができる。
そして利用者U0は、当該ファイルの内容などを確認し、必要に応じて修正や作り直しを行い、当該ファイルの送信を試みる場合、S1またはS8のように、取引先フォルダ4内へ配置する。S105の後は、S101やS102へ戻り、同様に繰り返しである。
(S106) S106のファイル送信処理では、S103の結果エラー無しが確認されたファイルについて、送信部15を用いて、送信先となる取引先の利用者の端末2へのファイル送信処理を、FTPまたはHTTP等の所定のプロトコルに従い実行する。送信部15は、S5のように、対象ファイルを取引先に応じてFTPに従い通信網9を介して取引先の端末2へ送信する。取引先の端末2は、FTPに従い当該ファイルを受信する。
S106のファイル送信処理は、公知のリトライ処理を含む。送信部15は、例えば通信網9の輻輳状態などが原因で1回のファイル送信の試行では送信成功にならない場合、所定回数や所定間隔でのファイル送信のリトライ処理を行う。これにより送信できた場合は送信処理の結果を成功とする。
なおS5及びS106でファイルを取引先の端末2へ送信する際、FTP等によるユーザID及びパスワード等の認証用情報が要求される場合、ファイル送信システムは、端末1のGUI画面6に、当該認証用情報の入力欄などを表示して入力及び確認を利用者U0に促す。これにより公知技術による所定の認証処理を行ってから、ファイルを送受信する。また認証処理は、本ファイル送信システムのGUI画面6に最初にログインする際に行うようにしてもよい。また本ファイル送信システム独自に取引先ごとに専用のパスワード等の入力を行わせる形態にしてもよい。その場合もS5の際に同様にパスワード等の入力及び確認を促す。
(S107) S107では、S106のファイル送信の結果を判断し、送信成功の場合(Y)はS109へ進み、送信失敗の場合(N)はS108へ進む。
(S108) S108では、エラー処理部18及び履歴処理部16を用いて、送信失敗処理(送信エラー処理ともいう)を行う。S108の送信失敗処理の内容は、S105の確認エラー処理の内容と概略同様である。S108の送信失敗処理では、エラー処理部18は、S6−1のように、取引先フォルダ4からエラーフォルダ42へ送信失敗のファイルを移動する。またエラー処理部18は、履歴処理部16を用いて、S6−2のように、当該ファイルの送信失敗の情報を、DB5の履歴データD3の履歴情報として記録する。またエラー処理部18は、当該ファイルに関する送信失敗の情報またはその履歴情報を、予め設定されている所定の出力先へ出力処理してもよい。
またエラー処理部18は、S6−3のように、当該ファイルの送信失敗の情報を、所定のエラー通知先である利用者U0の端末1のメールアドレス等へ通知する処理やGUI画面6に表示する処理を行う。上記通知の情報は、例えば、確認結果はエラー無しであること、FTPファイル送信の結果が送信失敗であること、送信失敗の日時、及び当該ファイルの再送信を促すメッセージ、等を含む。利用者U0は、S108の通知の情報、エラーフォルダ42内の該当ファイル、履歴データD3の履歴情報などを参照することができる。これにより、利用者U0は、送信しようとしていたファイルが送信失敗となったのでエラーフォルダ42に移動されていること等を認識することができる。
そして利用者U0は、適当なタイミングで当該ファイルの送信を試みる場合、S1やS8のように当該ファイルを取引先フォルダ4内へ配置する。S108の後は、S101やS102へ戻り、同様に繰り返しである。
(S109) S109は、送信成功のファイルについて送信成功処理を行う。制御部10は、S7−1のように、送信成功のファイルのコピーを、送信成功履歴ファイルとして、送信済みフォルダ41内に保存する。そして制御部10は、S7−2のように、履歴処理部16を用いて、当該ファイルについての送信成功の情報を、DB5の履歴データD3の履歴情報として記録する。また制御部10は、S7−3のように、送信成功の情報を利用者U0へ通知してもよい。通知の情報は、例えば確認結果がエラー無しであること、FTPファイル送信の結果が送信成功であること、及び送信成功の日時などを含む。
利用者U0は、送信済みフォルダ41内の送信成功履歴ファイル、送信成功の情報の通知、履歴データD3の履歴情報などが参照できる。これにより、利用者U0は、送信しようとしていたファイルが取引先へ正しく送信できたこと等を認識できる。
なお上記S101及びS1において自動処理でファイルの配置及び送信を行う場合、例えば以下のように実現する。ルートフォルダ40内に格納されている対象のファイルについて、利用者U0により送信先となる取引先を選択して「送信」等のコマンドを実行する。コマンド実行は例えばメニューからの選択や画面内のボタンなどにより実現する。端末1の制御部10は、当該コマンド実行を受け、対象ファイルを、指定の送信先の取引先に対応した取引先フォルダ4内に移動する。
また他の形態として、端末1内に取引先フォルダ4を設けずに、上記同様に利用者U0が対象ファイルを選択し、送信先の取引先を選択指定して、送信のコマンドを実行することにより、当該ファイルを対象として制御部10が確認処理及び送信処理などを行う形態としてもよい。この形態の場合、取引先フォルダ4の設定や監視処理などが省略される。
[システム設定データD0]
図5は、システム設定データD0の構成を示す。図5(a)は、システム設定データD0のテーブルのスキーマ、図5(b)は、実データ例を示す。図5(a)で、#で示す番号順に、(#1)システムID、(#2)ルートフォルダ、(#3)フォルダ監視間隔、(#4)履歴ファイル保存期間、(#5)通知先、(#6)登録日時、(#7)更新日時を有する。
図5は、システム設定データD0の構成を示す。図5(a)は、システム設定データD0のテーブルのスキーマ、図5(b)は、実データ例を示す。図5(a)で、#で示す番号順に、(#1)システムID、(#2)ルートフォルダ、(#3)フォルダ監視間隔、(#4)履歴ファイル保存期間、(#5)通知先、(#6)登録日時、(#7)更新日時を有する。
#1のシステムIDは、主キーである。#2のルートフォルダは、本ファイル送信システムが管理する範囲となるルートフォルダ40を文字列で設定する。なお取引先ごとの取引先フォルダ4については取引先データD1で設定可能であるが、システム設定データD0内で設定可能としてもよい。ルートフォルダ40内に、複数の各々の取引先フォルダ4が、取引先ごとのルートのフォルダとして設定される。
#3のフォルダ監視間隔は、フォルダ監視部12により取引先フォルダ4を監視する間隔を、例えば秒数で設定する。本実施の形態では、複数の取引先フォルダ4について同じ間隔が適用されるが、取引先フォルダ4ごとに異なる間隔を設定可能としてもよい。
#4の履歴ファイル保存期間は、ファイル送信成功の場合に送信済みフォルダ41に保存される送信成功履歴ファイル(S7−1)についての保存期間を例えば日数で設定する。送信済みフォルダ41内の送信成功履歴ファイルは、当該設定された保存期間を過ぎると本システムにより自動的に削除される(S7−4)。またシステム設定データD0は、履歴データD3の履歴情報やログデータD4のログ情報を保存する期間を設定可能としてもよい。
#5の通知先は、確認エラー時や送信失敗時に利用者U0に情報を通知する際の通知先のアドレス、例えば利用者U0の端末1のメールアドレス等を設定する。またメール及び画面などの複数の通知手段の中から使用する通知手段を選択して設定可能としてもよい。#6の登録日時は、当該設定情報が登録された日時を本システムが自動設定する。#7の更新日時は、当該設定情報が更新された日時を本システムが自動設定する。
またシステム設定データD0は、確認処理(S3)の内容に関する設定情報、例えば図4の5つの項目の適用有無などを設定可能としてもよい。またシステム設定データD0は、送信処理(S5)の内容に関する設定情報、例えばリトライ処理の内容などを設定可能としてもよい。
[取引先データD1]
図6は、取引先データD1の構成を示す。図6(a)は、取引先データD1のテーブルのスキーマを示す。図6(a)のテーブルの列として、#で示す行番号、カラム名、型、桁、及び備考を有する。図6(b)は、図6(a)のテーブルの実データ例を示す。図6のように、複数の各々の取引先情報がレコードで管理される。
図6は、取引先データD1の構成を示す。図6(a)は、取引先データD1のテーブルのスキーマを示す。図6(a)のテーブルの列として、#で示す行番号、カラム名、型、桁、及び備考を有する。図6(b)は、図6(a)のテーブルの実データ例を示す。図6のように、複数の各々の取引先情報がレコードで管理される。
図6(a)において、番号順に、(#1)取引先ID、(#2)取引先名称、(#3)取引先名称カナ、(#4)フォルダ名、(#5)FTPサーバアドレス、(#6)FTPユーザID、(#7)FTPユーザパスワード、(#8)担当者名、(#9)担当者カナ、(#10)担当者メールアドレス、(#11)登録日時、(#12)更新日時を有する。
#1の取引先IDは、主キーであり、本システムが整数で1から順に自動採番する。#2〜#10は、所定の桁数の文字列で設定される。#2の取引先名称は、取引先の名称である。#3は#2の読みのカナである。#4のフォルダ名は、取引先ごとに設定される取引先フォルダ4の名称である。#4のフォルダ名は、本システムにより#2の取引先名称などを用いて自動的に付与することもできる。また1つの取引先につき、複数の取引先フォルダを設定可能としてもよい。例えば取引先フォルダ4内に、発注用フォルダ、出荷用フォルダといったように、複数のフォルダを階層的に設定してもよい。
#5のFTPサーバアドレスは、取引先の端末2へFTPでファイルを送信する際の送信先のFTPサーバのアドレスである。#6のFTPユーザIDと#7のFTPユーザパスワードは、FTPでファイルを送信する際に要求される認証用情報であるユーザID及びパスワードである。なおFTP以外のプロトコルを使用する場合、当該プロトコルに対応したアドレス等を設定するためのデータ項目が用意される。
#8の担当者名は、取引先の利用者UA等に対応する担当者の名称である。#9は#8の読みのカナである。#9の担当者メールアドレスは、#8の取引先の担当者のメールアドレスである。#11の登録日時は、当該取引先情報が登録された日時であり本システムが自動的に設定する。#12の更新日時は、当該取引先情報が更新された日時であり本システムが自動的に設定する。
[取引内容データD2]
図7は、取引内容データD2の構成を示す。図7(a)は、取引内容データD2のテーブルのスキーマを示す。図7(b)は、図7(a)のテーブルの実データ例を示す。図7(b)のように、複数の各々の取引内容情報がレコードで管理される。
図7は、取引内容データD2の構成を示す。図7(a)は、取引内容データD2のテーブルのスキーマを示す。図7(b)は、図7(a)のテーブルの実データ例を示す。図7(b)のように、複数の各々の取引内容情報がレコードで管理される。
図7(a)において、番号順に、(#1)取引内容ID、(#2)取引先ID、(#3)取引内容名称、(#4)送受信種別、(#5)データ形式、(#6)ファイル名、(#7)フォーマット情報、(#8)順序情報、(#9)登録日時、(#10)更新日時を有する。
#1の取引内容IDは、取引内容情報のレコードの主キーであり、本システムが整数で1から順に自動採番する。#2の取引先IDは、外部キーであり、当該取引内容情報のレコードに関連付けられる取引先情報のIDであり、図6の取引先データD1のテーブルのレコードの取引先IDを参照する。#3の取引内容名称は、発注、出荷、見積もり、決済といった取引内容の名称である。本実施の形態では主に発注の場合で説明する。#4の送受信種別は、ファイルの送信または受信の種別を格納する。本実施の形態では送信が対象である。
#5のデータ形式は、ファイルのデータ形式を表す整数を格納する。本例では、#5のデータ形式は、1が固定長(1行が固定長のテキスト)、2がCSV、3がXMLを表す。#6のファイル名は、対象ファイルのファイル名を正規表現の文字列で設定する。
#7のフォーマット情報は、対象ファイルの内容である複数の各々のデータ項目におけるフォーマットのチェックのための情報を、所定の文字列によって設定する。詳しくは下記*1で説明する。#7の項目で設定無し(NULL)の場合、フォーマットのチェックが不要であることを表す。
#8の順序情報は、対象ファイルの内容である複数の各々のデータ項目におけるデータ値の順序のチェックのための情報を、所定の文字列によって設定する。詳しくは下記*2で説明する。#8の項目で設定無し(NULL)の場合、順序のチェックが不要であることを表す。
#9の登録日時は、当該取引内容情報の登録日時を本システムが設定する。#10の更新日時は、当該取引内容情報の更新日時を本システムが設定する。確認部13は、S3及びS103の確認処理の際には、上記のような取引内容情報の設定値に従って対象ファイルの各データ項目の値の正しさをチェックする。
[*1:フォーマット情報]
取引内容データD2における#7のフォーマット情報の設定の方式及び例について以下である。対象ファイルのデータ形式が、(1)固定長の場合、(2)CSVの場合、(3)XMLの場合の3つの例で説明する。
取引内容データD2における#7のフォーマット情報の設定の方式及び例について以下である。対象ファイルのデータ形式が、(1)固定長の場合、(2)CSVの場合、(3)XMLの場合の3つの例で説明する。
(1)固定長の場合、#7のフォーマット情報の項目は、[行番号]、[開始位置]、[長さ]、[チェック内容]等の値を設定する。[行番号]は、ファイル内の行を示す。[開始位置]は、行における開始位置のバイトを示す。[長さ]は、開始位置からの長さのバイト数などを示す。[チェック内容]は、9:数字、X:英数、D:日付、等が想定される。また#7の項目での設定の値が複数存在する場合、セミコロン(;)の区切りで設定される。
一例として、対象ファイルにおける1行目の2〜4バイトが数値、かつ1行目の12〜15バイトが英数であり、これらをチェックする場合、図7(b)の取引内容ID=1の例に示すように、#7の設定値として、文字列「1,2,3,9;1,12,4,X」を設定する。
(2)CSVの場合、#7のフォーマット情報の項目は、[行番号]、[列番号]、[チェック内容]等の値を設定する。[列番号]は、行における列の位置を示す。[チェック内容]は、(1)固定長の場合と同様である。一例として、対象ファイルにおける1行目の2列目が数値、かつ全行の6列目が英数であり、これらをチェックする場合、取引内容ID=2の例に示すように、#7の設定値として、「1,2,9;*,6,X」を設定する。
(3)XMLの場合、#7のフォーマット情報の項目は、[XPATH]、[チェック内容]等の値を設定する。[XPATH]は、XPath(XML Path Language)におけるXML文書中の要素や属性の位置を指定する情報である。[チェック内容]は、(1)固定長の場合と同様である。一例として、対象ファイル(XML文書)における、[root]-[receiver]-[code]が数値、かつ[root]-[order]-[seller]-[code]が数値であり、それらをチェックする場合、取引内容ID=3の例に示すように、#7の設定値として、「root/receiver/code,9;root/order/seller/code,9」を設定する。
[*2:順序情報]
取引内容データD2における#8の順序情報の設定の方式及び例について以下である。上記同様に、対象ファイルのデータ形式が、(1)固定長の場合、(2)CSVの場合、(3)XMLの場合の3つの例で説明する。
取引内容データD2における#8の順序情報の設定の方式及び例について以下である。上記同様に、対象ファイルのデータ形式が、(1)固定長の場合、(2)CSVの場合、(3)XMLの場合の3つの例で説明する。
(1)固定長の場合、#8の順序情報の項目は、[行番号]、[開始位置]、[長さ]等の値を設定する。一例として、対象ファイルにおける1行目の2〜4バイトの値の順序に関するチェックのための情報を設定する場合、図7(b)の取引内容ID=1の例に示すように、#8の設定値として、文字列「1,2,3」を設定する。
(2)CSVの場合、#8の順序情報の項目は、[行番号]、[列番号]等の値を設定する。一例として、対象ファイルにおける1行目の2列目の値の順序に関するチェックのための情報を設定する場合、取引内容ID=2の例に示すように、#8の設定値として、「1,2」を設定する。
(3)XMLの場合、#8の順序情報の項目は、[XPATH]の値を設定する。一例として、対象ファイルにおける[root]-[id]の値の順序に関するチェックのための情報を設定する場合、取引内容ID=3の例に示すように、#8の設定値として、「root/id」を設定する。
[履歴データD3]
図8は、履歴データD3の構成を示す。図8(a)は、履歴データD3のテーブルのスキーマを示す。図8(b)は、図8(a)のテーブルの実データ例を示す。履歴データD3の履歴情報は、1つの送信データファイルの送受信ごとに、履歴情報ファイルの形で作成され、DB5またはルートフォルダ40等に保存される。
図8は、履歴データD3の構成を示す。図8(a)は、履歴データD3のテーブルのスキーマを示す。図8(b)は、図8(a)のテーブルの実データ例を示す。履歴データD3の履歴情報は、1つの送信データファイルの送受信ごとに、履歴情報ファイルの形で作成され、DB5またはルートフォルダ40等に保存される。
図8(a)において、番号順に、(#1)送受信ID、(#2)取引先ID、(#3)取引内容ID、(#4)送受信結果、(#5)結果メッセージ、(#6)履歴ファイル格納フォルダ、(#7)履歴ファイル名、(#8)順序情報、(#9)送信日時、(#10)登録日時、(#11)更新日時を有する。
#1の送受信IDは、履歴情報のレコードの主キーであり、ファイル送受信に関する識別子であり、本システムが整数で1から自動採番する。#2の取引先IDは、外部キーであり、当該ファイル送受信の送信先である取引先の識別子であり、取引先データD1の取引先IDを参照する。#3の取引内容IDは、外部キーであり、当該ファイル送受信の取引内容の識別子であり、取引内容データD2の取引内容IDを参照する。
#4の送受信結果は、当該ファイル送受信の結果が成功の場合は“1”、失敗の場合は“0”を格納する。本実施の形態では、成功“1”は、S3で確認エラーが無く、S5で送信成功であることを示す。失敗“0”はS3で確認エラーにより送信中断となった場合と、S3で確認エラーが無いが、S5で送信失敗となった場合とを含む。
#5の結果メッセージは、対象ファイルの送受信の結果として出力するメッセージの文字列を格納する。例えば、#4の送受信結果に応じたメッセージとして、成功“1”の場合は「送信成功しました。」、失敗“0”の場合は「送信失敗しました。フォーマットが不正です。」等のメッセージを格納する。#5の結果メッセージは、S4−3等の通知処理の際に用いてもよい。
#4及び#5の項目は、S103の確認処理の各項目の結果に応じた情報を格納してもよい。例えばS103-1の結果でファイル名が不正の場合は「ファイル名が不正です。」、S103-2の結果でデータ形式が不正の場合は「データ形式が不正です。」等を格納してもよい。
#6の履歴ファイル格納フォルダは、当該履歴情報のファイルを格納するフォルダを示す。#7の履歴ファイル名は、当該履歴情報を格納するファイルのファイル名を示す。#8の順序情報は、図7の取引内容データD2の#8の順序情報の設定に対応した順序情報の文字列を格納する。
#9の送信日時は、利用者U0によるファイル送信の動作が行われた日時を設定する。#10の登録日時は、当該履歴情報が登録された日時を本システムが自動設定する。#11の更新日時は、当該履歴情報が更新された日時を本システムが自動設定する。
その他、履歴データD3の履歴情報またはログデータD4のログ情報においては、S3及びS103の確認処理における複数の種類の確認の項目のうちでエラー有りとなった項目の情報や、対象ファイルの複数のデータ項目のうちでエラーとなったデータ項目の情報を記録してもよい。
[ファイル送信具体例]
図16は、複数の取引先に対する複数のファイルの送信に関する具体例、及びDB5の情報の設定作業に関する具体例を示す。会社Xの利用者U0の端末1から複数の各々の取引先の利用者{UA,UB,UC}の端末2{2A,2B,2C}へ、発注などの取引に係わるファイルを送信する。
図16は、複数の取引先に対する複数のファイルの送信に関する具体例、及びDB5の情報の設定作業に関する具体例を示す。会社Xの利用者U0の端末1から複数の各々の取引先の利用者{UA,UB,UC}の端末2{2A,2B,2C}へ、発注などの取引に係わるファイルを送信する。
ファイル送信よりも前に予め、DB5の取引先データD1及び取引内容データD2等において取引先ごとの属性やルール情報が設定される。本実施の形態のファイル送信システムは、取引先とのファイル送受信に関する、取引先及び取引内容ごとの属性及びルール情報を、DB5の取引先データD1及び取引内容データD2として詳細に設定可能である。
例えば取引先A社の属性及びルール情報として、取引先データD1a及び取引内容データD2aが設定され、取引先B社の属性及びルール情報として、取引先データD1b及び取引内容データD2bが設定される。また、例えば取引内容として同じ発注の場合でも、取引先A社への発注データのファイル(図9)と、取引先B社への発注データのファイル(図10)とでは、データ形式及びデータ内容などが異なる。この違いを、取引先データD1及び取引内容データD2に設定可能である。
以下、図16で、s1〜s6の時間的な順序で複数のファイルを送信する例である。これらの送信の順序の実績は履歴データD3に記録される。
(s1) 第1のファイル送信として、利用者U0は、端末1から、取引先A社の利用者UAの端末2Aへ、発注1件目の発注データ(図9のd1と対応する)のファイルF11を送信する。
(s2) 第2のファイル送信として、利用者U0は、端末1から、取引先A社の利用者UAの端末2Aへ、発注2件目の発注データのファイルF12を送信する。
(s3) 第3のファイル送信として、利用者U0は、端末1から、取引先B社の利用者UBの端末2Bへ、発注1件目の発注データ(図10のd2と対応する)のファイルF21を送信する。
(s4) 第4のファイル送信として、利用者U0は、端末1から、取引先A社の利用者UAの端末2Aへ、発注1件目の発注データのファイルF11に関する発注変更1件目の発注データのファイルF13を送信する。この発注変更1件目の発注データのファイルF13は、発注1件目の発注データのファイルF11の内容の一部の変更による発注データである。
(s5) 第5のファイル送信として、利用者U0は、取引先B社の利用者UBの端末2Bへ、発注1件目の発注データのファイルF21に関する発注変更2件目の発注データのファイルF22を送信する。
(s6) 第6のファイル送信として、利用者U0は、新規の取引先C社の情報を設定した後、取引先C社の利用者UCの端末2Cへ、発注1件目の発注データのファイルF31を送信する。
1601は、利用者U0が新規の取引先C社に関する属性及びルール情報を登録する際に、既存の取引先B社に関する属性及びルール情報を用いて登録する様子を示す。即ち、設定済みの取引先B社の取引先データD1b及び取引内容データD2bの複製及び編集により、取引先C社の取引先データD1c及び取引内容データD2cを設定する様子を示す。これにより、新規の取引先の追加や取引先の変更の場合に、利用者U0による設定の作業を負担を少なくできる。
[発注データ(d1)]
図9及び図10は、図16の具体例などに対応する、送信データファイルの構成のサンプルを示す。図9は、取引先A社の利用者UAの端末2Aへ送信する、発注データd1のファイルの構成を、表の形で示す。図9の取引先A社への発注データd1のファイルは、データ形式がCSVであり、ヘッダ有りである。CSVは、拡張子が“.csv”となるファイルフォーマットである。発注データd1のファイルの形式及び内容は、取引先A社との取り決め等に基づいている。
図9及び図10は、図16の具体例などに対応する、送信データファイルの構成のサンプルを示す。図9は、取引先A社の利用者UAの端末2Aへ送信する、発注データd1のファイルの構成を、表の形で示す。図9の取引先A社への発注データd1のファイルは、データ形式がCSVであり、ヘッダ有りである。CSVは、拡張子が“.csv”となるファイルフォーマットである。発注データd1のファイルの形式及び内容は、取引先A社との取り決め等に基づいている。
図9の表の列として、#で示す番号、項目名、属性、備考、サンプルデータ値{発注1件目、発注2件目、発注変更1件目}を有する。項目名はヘッダ名称でもある。属性の括弧内は桁数である。項目名ないしヘッダ名称として、番号順に、(#1)ファイル識別コード、(#2)発注者コード、(#3)受注者コード、(#4)データ発生日時、(#5)部品番号、(#6)納入場所、(#7)注文番号、(#8)納期、(#9)注文数量、(#10)注文日付、(#11)部品名称、(#12)備考を有する。
#1のファイル識別コードは、当該ファイルを識別するコードであり、例えば、C001は注文を表し、C002は注文変更を表す。#1〜7,9,11,12の項目は属性が文字列(Xで表す)であり、#8,10の項目は属性が数値(9で表す)であり、それぞれ括弧内に桁数を示している。
#2の発注者コードは、発注者側の企業を表すコードであり、#3の受注者コードは、受注側の企業を表すコードである。例えば発注者が利用者U0の会社X、受注者が取引先A社である。#4のデータ発生日時は、発注者側の当該発注データの発生処理時刻を年月日時分秒で示す。
#5の部品番号は、注文の対象の部品の識別情報である。#6の納入場所は、当該部品の納入指定場所を示す情報である。#7の注文番号は、当該注文を識別するための番号である。#8の納期は、当該部品の納期を年月日で示す。#9の注文数量は、当該部品の注文の数量である。#10の注文日付は、当該部品の注文処理を行った日付の年月日を示す。#11の部品名称は、当該部品の名称を示す。#12の備考は、利用者間での連絡がある場合に使用され、例えば「変更の可能性あり」といったメッセージを設定可能である。
サンプルデータ値の列は、取引先A社への発注データd1の具体例を示す。901の発注1件目の発注データは、図16のファイルF11と対応し、第1の部品を発注する例である。902の発注2件目の発注データは、ファイルF12と対応し、第2の部品を発注する例である。903の発注変更1件目の発注データは、ファイルF13と対応し、901の発注1件目の発注データの内容の変更によるものである。この発注データの例は、#1のファイル識別コードをC001(注文)ではなくC002(注文変更)にし、#9の数量を100から200へ変更し、#12の備考で「数量変更」のメッセージを格納している。
図11(a)は、図9の取引先A社への発注データd1のサンプルデータ値(901)に対応したファイルF11の内容を概略的に示す。この発注データは、データ形式がCSVであるため、カンマで区切られた複数の値の羅列である。例えばファイル先頭から、“C001,ABC123456789,H00000000001,……”といった値が格納されている。
[発注データ(d2)]
図10は、別の例として、取引先B社の利用者UBの端末2Bへ送信する、発注データd2のファイルの構成を示す。 図10の発注データd2のファイルは、データ形式が固定長であり、ヘッダ無しである。発注データd2のファイルの形式及び内容は、取引先B社との取り決め等に基づいており、取引先A社への発注データd1の形式及び内容とは異なっている。
図10は、別の例として、取引先B社の利用者UBの端末2Bへ送信する、発注データd2のファイルの構成を示す。 図10の発注データd2のファイルは、データ形式が固定長であり、ヘッダ無しである。発注データd2のファイルの形式及び内容は、取引先B社との取り決め等に基づいており、取引先A社への発注データd1の形式及び内容とは異なっている。
図10の発注データd2は、番号順に、項目名として、(#1)ファイル種別、(#2)発注者コード、(#3)受注者コード、(#4)データ発生日、(#5)発注者品名コード、(#6)単価、(#7)注文数量、(#8)合計金額、(#9)納入場所、(#10)注文番号、(#11)納期、(#12)注文日付、(#13)品名、(#14)備考を有する。
#1のファイル種別は、ファイルを識別するコードであり、例えば注文は“0100”、注文変更は“0200”である。#2の発注者コードは、発注側企業を示すコード、#3の受注者コードは、受注側企業を示すコードである。#4のデータ発生日は、発注者のデータ発生処理時を年月日で示す。#5の発注者品名コードは、発注者側で管理している、注文品の品名を示すコードである。#6の単価は、注文品1つ当たりの価格である。#7は、注文の数量、#8は、単価×注文数量である。#9は、注文品の納入指定場所である。#10は、注文の識別情報である。#11は、注文品の納期を年月日で示す。#12は、注文の日付を年月日で示す。#13は、注文品の名称である。#14の備考は、利用者間の連絡で使用される。
サンプルデータ値の列は、取引先B社への発注データd2の具体例を示す。1001の発注1件目の発注データは、図16のファイルF21と対応する。1002の発注変更1件目の発注データは、1001の発注データの内容の変更によるものであり、#1の値を0100ではなく0200にし、#11の納期の日を変更し、#14に「納期変更」のメッセージを格納している。
図11(b)は、図10の取引先B社への発注データd2のサンプルデータ値(1001)に対応したファイルF21の内容を概略的に示す。この発注データは、データ形式が固定長であり、固定長の複数の行のデータ値をつなげた内容である。項目の属性が文字列(X)である場合は、行内で左寄せして所定の桁数内を空白で埋め、項目の属性が数値(9)である場合は、行内で右寄せして所定の桁数内を“0”で埋める。例えばファイル先頭から、“0100COMPANY12345……”といった値が格納されている。図示する空白部分は、固定長にするための空白文字の部分を示す。
[画面]
本実施の形態のファイル送信システムにおける端末1のGUI画面6の例を以下に示す。利用者U0は端末1でGUI画面を起動する。まず、入出力制御部20は、GUI画面6において、利用者U0の指定操作に基づき、DB5の各データ{D0〜D4}の内容を、図5〜図8のようなテーブルの形、あるいはそれを表示用に加工した形で表示してもよい。例えば図5のようなシステム設定データD0の内容をGUI画面6に表示し、利用者U0により設定可能である。また履歴データD3やログデータD4についても同様に表示し、利用者U0により参照可能である。
本実施の形態のファイル送信システムにおける端末1のGUI画面6の例を以下に示す。利用者U0は端末1でGUI画面を起動する。まず、入出力制御部20は、GUI画面6において、利用者U0の指定操作に基づき、DB5の各データ{D0〜D4}の内容を、図5〜図8のようなテーブルの形、あるいはそれを表示用に加工した形で表示してもよい。例えば図5のようなシステム設定データD0の内容をGUI画面6に表示し、利用者U0により設定可能である。また履歴データD3やログデータD4についても同様に表示し、利用者U0により参照可能である。
[画面(1)]
図12は、設定の画面例として、取引先一覧画面を示す。本画面では、g1に示すように、取引先情報の一覧を表などの形で表示する。g1の取引先一覧の表は、取引先データD1のレコードに基づき、取引先ID、取引先名称、取引先フォルダ、登録日時、及び更新日時などの情報を表示する。なお図示する取引先情報は、図6(b)の取引先ID=1,2,3の例と対応している。
図12は、設定の画面例として、取引先一覧画面を示す。本画面では、g1に示すように、取引先情報の一覧を表などの形で表示する。g1の取引先一覧の表は、取引先データD1のレコードに基づき、取引先ID、取引先名称、取引先フォルダ、登録日時、及び更新日時などの情報を表示する。なお図示する取引先情報は、図6(b)の取引先ID=1,2,3の例と対応している。
利用者U0は、g1の取引先一覧の表の中から、取引先情報の行を選択する操作、並びに、詳細ボタンg11、追加ボタンg12、複製ボタンg13、削除ボタンg14等の操作が可能である。詳細ボタンg11の押下の場合、選択されている取引先情報の行について、取引先データD1に登録されている取引先情報の詳細を表示する。追加ボタンg12の押下の場合、表に取引先情報の行を追加する。この場合、例えば図13の取引先登録画面を表示して利用者U0により取引先情報を入力して登録できる。削除ボタンg14の押下の場合、選択されている取引先情報の行を削除できる。
複製ボタンg13の押下の場合、選択されている取引先情報の行を複製することができる。利用者U0は、複製された取引先情報を用いて、そのうちのデータ項目の値を修正する等の簡単な編集の操作のみで、新規の取引先情報を登録できる。例えば図13のg2と同様の画面を表示して、複製の取引先情報の編集による登録を可能とする。
[画面(2)]
図13は、設定の画面例として、取引先登録画面を示す。本画面では、g2の取引先情報の登録の領域と、g3の取引内容一覧の領域とを有する。g2では、取引先データD1に基づく取引先情報の内容を、各データ項目ごとに表示する。利用者U0は、取引先名称などの各データ項目におけるフォーム等の入力欄に、対応するデータ値を入力する。そして登録ボタンg20の押下により当該取引先情報を取引先データD1に登録できる。g2で示す取引先情報は、図6(b)の取引先ID=1の例と対応している。
図13は、設定の画面例として、取引先登録画面を示す。本画面では、g2の取引先情報の登録の領域と、g3の取引内容一覧の領域とを有する。g2では、取引先データD1に基づく取引先情報の内容を、各データ項目ごとに表示する。利用者U0は、取引先名称などの各データ項目におけるフォーム等の入力欄に、対応するデータ値を入力する。そして登録ボタンg20の押下により当該取引先情報を取引先データD1に登録できる。g2で示す取引先情報は、図6(b)の取引先ID=1の例と対応している。
g3の取引内容一覧では、取引内容データD2に基づく取引内容情報の一覧を表などの形で表示する。即ち同じ取引先例えばA社における1つ以上の取引内容の一覧が表示される。g3の表の行ごとに、取引内容データD2のレコードに応じて、取引内容ID、取引内容名称、送受信種別、データ形式、登録日時、及び更新日時などの情報を表示する。利用者U0により取引内容情報の行を選択する操作、並びに、詳細ボタンg21、追加ボタンg22、複製ボタンg23、削除ボタンg24等の操作が可能である。
詳細ボタンg21の押下の場合、選択されている取引内容情報の行について、取引内容データD2に登録されている取引内容情報の詳細を表示する。追加ボタンg22の押下の場合、表に取引内容情報の行を追加できる。この場合、例えば図14のような取引内容登録画面を表示し、利用者U0により取引内容情報を入力して登録できる。削除ボタンg24の押下の場合、選択されている取引内容情報の行を削除できる。
複製ボタンg23の押下の場合、選択されている取引内容情報の行を複製できる。利用者U0は、複製された取引内容情報を用いて、そのうちのデータ項目の値を修正する等の簡単な編集の操作のみで、新規の取引内容情報を登録できる。例えば図14と同様の画面を表示して、複製の取引内容情報の編集による登録を可能とする。
g21等の各ボタンは表の行ごとに設けて行単位の操作を可能としてもよい。またボタンではなくメニューからのコマンド選択などの形態としてもよい。
g3の取引内容一覧におけるID=1の取引内容「発注」は、前述の図7(b)の取引内容ID=1の例と対応する。ID=4の「発注(2)」は、取引先A社における2番目の取引内容の例として、ID=1の「発注」とは異なる種類の発注、例えばデータ形式が異なる発注を設定した例を示す。
[画面(3)]
図14は、設定の画面例として、取引内容登録画面を示す。本画面では、g4のように、取引内容データD2に基づく取引内容情報の内容を、各データ項目ごとに表示する。g4で、利用者U0は、取引内容名称などの各データ項目におけるフォームやリストボックス等の入力欄で対応するデータ値を入力または選択する。そして登録ボタンg30の押下により、当該取引内容情報を取引内容データD2に登録できる。g4で示す取引内容情報は、図7(b)の取引内容ID=1の例と対応している。
図14は、設定の画面例として、取引内容登録画面を示す。本画面では、g4のように、取引内容データD2に基づく取引内容情報の内容を、各データ項目ごとに表示する。g4で、利用者U0は、取引内容名称などの各データ項目におけるフォームやリストボックス等の入力欄で対応するデータ値を入力または選択する。そして登録ボタンg30の押下により、当該取引内容情報を取引内容データD2に登録できる。g4で示す取引内容情報は、図7(b)の取引内容ID=1の例と対応している。
[画面(4)]
図15は、取引先へのファイル送信の際の画面例を示す。利用者U0は、取引先への発注データ等のファイルを作成して送信する際、GUI画面6内のg40に示すルートフォルダ40または他の作業フォルダ内から、対象ファイルである例えばファイルF11を、送信先の取引先に応じた取引先フォルダ4、例えばg41に示す取引先A社フォルダ4A内へ、ドラッグ&ドロップ操作などで配置する。これにより後は自動的にファイル送信システムにより当該ファイルに関する確認処理及び送信処理などが行われる。
図15は、取引先へのファイル送信の際の画面例を示す。利用者U0は、取引先への発注データ等のファイルを作成して送信する際、GUI画面6内のg40に示すルートフォルダ40または他の作業フォルダ内から、対象ファイルである例えばファイルF11を、送信先の取引先に応じた取引先フォルダ4、例えばg41に示す取引先A社フォルダ4A内へ、ドラッグ&ドロップ操作などで配置する。これにより後は自動的にファイル送信システムにより当該ファイルに関する確認処理及び送信処理などが行われる。
また当該ファイル送信の際にユーザID及びパスワード等が要求される場合、入出力制御部20は、当該ユーザID及びパスワード等の入力欄をポップアップ等で表示して利用者U0に入力及び確認を促してもよい。また入出力制御部20は、画面内に、確認処理及び送信処理の結果情報を表示する欄を設けてもよい。
変形例として、ファイル送信の画面は、上記のように取引先フォルダ4内に送信データファイルを入れる形態に限らず可能である。例えば、画面において、利用者U0により送信データファイル、及び送信先の取引先などを選択する欄を設け、選択された状態で送信ボタンにより実行する形態としてもよい。
[効果等]
以上説明したように、実施の形態のファイル送信システムによれば、DB5のデータの設定手段を提供し、ファイル送受信時に取引先及び取引内容に応じてファイルの形式及び内容を詳細に確認する制御処理を行う構成を有する。これにより実施の形態のファイル送信システムは、利用者による取引先及び取引内容等に応じた形式及び内容のデータファイルの送受信に関する作業負担を軽減して人的ミスを低減することができる。その結果、取引の業務の効率の向上、及び管理コスト低減などが実現できる。
以上説明したように、実施の形態のファイル送信システムによれば、DB5のデータの設定手段を提供し、ファイル送受信時に取引先及び取引内容に応じてファイルの形式及び内容を詳細に確認する制御処理を行う構成を有する。これにより実施の形態のファイル送信システムは、利用者による取引先及び取引内容等に応じた形式及び内容のデータファイルの送受信に関する作業負担を軽減して人的ミスを低減することができる。その結果、取引の業務の効率の向上、及び管理コスト低減などが実現できる。
本実施の形態のファイル送信システムは、会社の利用者U0の端末1にファイル送信プログラム50をインストールしてDB5のデータを設定することで利用可能であるため、導入が容易かつ低コストで、発注等の取引の業務支援を実現できる。ファイル受信側となる取引先の利用者は、特に新たなシステムやプログラムを設ける必要が無いので、負担を掛けない。
本実施の形態のファイル送信システムは、取引先の顧客の属性、ルール、及び仕様等に関するパラメータを、DB5のデータとして分離して管理する構成である。それにより、取引先及び取引内容ごとの詳細な制御が可能であり、パラメータの変更が容易である。利用者U0や管理者によりDB5のデータの設定情報を詳細に設定及び参照できるので、取引先及び取引内容の変更にも適応しやすく、その際の設定の作業も、既存の設定情報の複製及び編集による設定が可能であり、手間が少ない。
また本実施の形態のファイル送信システムは、GUI画面6の提供により、利用者U0による各種設定や情報確認及びファイル送受信の作業をわかりやすく行うことができ、フォルダ操作などで作業がしやすい。確認エラーや送信失敗の場合にはフォルダ間でファイルを再配置する等の所定の手順で運用することで、利用者U0による人的ミスを低減できる。またエラーの通知や画面表示などの手段によってファイルの形式や内容の誤りについても認識しやすく、修正作業もしやすい。
なお複数の取引先の会社を含む会社間において、受発注、見積もり、及び決済などの取引に係わるデータ情報の形式や内容を、EDI(電子データ交換)等によって標準化及び統一化を図る試みも進んでいる。しかしながら、会社や取引内容に応じて採用が難しい場合もあり、会社間の取引ごとに独自の方式でデータファイルを送受信している場合も多い。そのような場合も本実施の形態の適用により上記効果が得られる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
本発明は、各種のデータファイルの送受信の情報処理システム等に利用可能である。
1…端末、2…端末、3…サーバ、4…取引先フォルダ、5…DB、6…GUI画面、9…通信網、10…制御部、11…フォルダ管理部、12…フォルダ監視部、13…確認部、15…送信部、16…履歴処理部、17…ログ処理部、18…エラー処理部、19…設定部、20…入出力制御部、40…ルートフォルダ、41…送信済みフォルダ、42…エラーフォルダ、50…ファイル送信プログラム、51…画面データ、131…ファイル情報確認部、132…データ形式確認部、133…データ内容確認部、134…履歴確認部、D0…システム設定データ、D1…取引先データ、D2…取引内容データ、D3…履歴データ、D4…ログデータ。
Claims (14)
- 複数の各々の第2の利用者の端末に対してファイルを送信する制御を行う制御部を備える第1の利用者の端末と、
前記第1の利用者の端末から前記第2の利用者の端末への前記ファイルの送信のための設定情報のDBを格納する記憶装置と、
を備え、
前記記憶装置のDBは、前記ファイルの送信先となる前記複数の各々の第2の利用者の端末の情報を設定する送信先データと、前記送信先に応じた前記ファイルのデータ形式及びデータ内容を規定する情報を設定する送信内容データと、を格納し、
前記制御部は、
前記記憶装置のDBの前記送信先データ及び送信内容データを含む情報を前記第1の利用者の操作に基づいて設定する設定部と、
前記第1の利用者の端末から前記第2の利用者の端末への前記ファイルの送信の際に、前記DBの設定情報を参照し、前記ファイルのデータ形式及びデータ内容の正しさを確認する処理を行う確認部と、
前記確認の結果、正しくない場合に、前記ファイルを送信せず、当該確認の結果の情報を前記第1の利用者に対して出力するエラー処理を行うエラー処理部と、
前記確認の結果、正しい場合に、前記ファイルを送信する処理を行う送信部と、
を有する、ファイル送信システム。 - 請求項1記載のファイル送信システムにおいて、
前記制御部は、前記確認部による確認の結果の情報、及び前記送信部による送信の結果の情報を含む履歴情報を記録する処理を行う履歴処理部を有し、
前記記憶装置のDBは、前記履歴情報を格納する履歴データを有する、ファイル送信システム。 - 請求項1記載のファイル送信システムにおいて、
前記エラー処理部は、前記確認の結果の情報を前記第1の利用者に対してメールまたは表示画面を含む手段を用いて通知する、ファイル送信システム。 - 請求項1記載のファイル送信システムにおいて、
前記送信先データは、複数の各々の取引先の会社の情報が設定され、
前記送信内容データは、複数の各々の取引先との1つ以上の取引内容に応じたファイルのデータ形式及びデータ内容を含む取引内容情報が設定される、ファイル送信システム。 - 請求項1記載のファイル送信システムにおいて、
前記確認部は、前記ファイルのファイル名及び送信先を含む情報を確認する処理を行う、ファイル送信システム。 - 請求項1記載のファイル送信システムにおいて、
前記確認部は、前記ファイルのデータ形式として、固定長、CSV、及びXMLを含むデータ形式について確認する処理を行う、ファイル送信システム。 - 請求項1記載のファイル送信システムにおいて、
前記確認部は、前記ファイルのデータ内容である複数の各々のデータ項目における、位置、型、及びサイズを含むデータ内容を確認する処理を行う、ファイル送信システム。 - 請求項2記載のファイル送信システムにおいて、
前記確認部は、前記履歴データを参照し、前記ファイルが送信済みか否かを確認する処理を行い、
前記制御部は、前記ファイルが送信済みの場合は当該ファイルを送信しない、ファイル送信システム。 - 請求項2記載のファイル送信システムにおいて、
前記確認部は、前記履歴データを参照し、複数のファイルの送信の順序を確認する処理を行い、
前記制御部は、前記複数のファイルの順序が正しくない場合は送信しない、ファイル送信システム。 - 請求項1記載のファイル送信システムにおいて、
前記制御部は、
前記複数の各々の送信先に応じた送信先フォルダを管理するフォルダ管理部と、
前記複数の各々の送信先フォルダを監視して当該送信先フォルダ内に配置されるファイルを検知するフォルダ監視部と、
を有し、
前記確認部は、前記送信先フォルダ内に配置されたファイルについて前記確認の処理を行い、
前記送信部は、前記送信先フォルダ内に配置されたファイルについて前記送信の処理を行う、ファイル送信システム。 - 請求項10記載のファイル送信システムにおいて、
前記フォルダ管理部は、前記ファイルの確認の結果が正しく、送信が成功の場合に、当該ファイルのコピーを保存する送信済みフォルダと、前記ファイルの確認の結果が正しくない場合、及び送信が失敗の場合に、当該ファイルを移動して格納するエラーフォルダと、を管理する、ファイル送信システム。 - 請求項1記載のファイル送信システムにおいて、
前記制御部は、前記DBの送信先データ及び送信内容データの情報を前記第1の利用者により設定及び参照する表示画面を提供する、ファイル送信システム。 - 請求項12記載のファイル送信システムにおいて、
前記制御部は、前記複数の各々の送信先に関する送信先情報、及び前記送信先に応じた送信内容に関する送信内容情報の一覧を表示し、前記第1の利用者による送信先情報及び送信内容情報の参照、追加、削除、及び複製を行うための画面を提供する、ファイル送信システム。 - 複数の各々の第2の利用者の端末に対してファイルを送信する制御を行う制御部を備える第1の利用者の端末と、前記第1の利用者の端末から前記第2の利用者の端末への前記ファイルの送信のための設定情報のDBを格納する記憶装置と、を備えるファイル送信システムにおける、前記制御部の情報処理を前記第1の利用者の端末に実行させるファイル送信プログラムであって、
前記記憶装置のDBは、前記ファイルの送信先となる前記複数の各々の第2の利用者の端末の情報を設定する送信先データと、前記送信先に応じた前記ファイルのデータ形式及びデータ内容を規定する情報を設定する送信内容データと、を格納し、
前記ファイル送信プログラムは、
前記記憶装置のDBの前記送信先データ及び送信内容データを含む情報を前記第1の利用者の操作に基づいて設定する設定プログラムと、
前記第1の利用者の端末から前記第2の利用者の端末への前記ファイルの送信の際に、前記DBの設定情報を参照し、前記ファイルのデータ形式及びデータ内容の正しさを確認する処理を行う確認プログラムと、
前記確認の結果、正しくない場合に、前記ファイルを送信せず、当該確認の結果の情報を前記第1の利用者に対して出力するエラー処理を行うエラー処理プログラムと、
前記確認の結果、正しい場合に、前記ファイルを送信する処理を行う送信プログラムと、
を有する、ファイル送信プログラム。
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