JP2015009316A - 電動工具 - Google Patents
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Abstract
Description
このような問題に鑑み本発明の課題は、電動工具のブラシレスモータ用駆動回路において複数のスイッチング素子を一体化した素子を使用することにより、ブラシレスモータ用駆動回路の電動工具内における搭載面積を抑制することにある。
第1発明によれば、ブラシレスモータの駆動回路として、複数のスイッチング素子が一体化されたインテリジェントパワーモジュールを用いるので、各スイッチング素子を個別に電気的に絶縁して放熱板に取り付ける必要はなくなり、駆動回路の電動工具内における搭載面積を抑制することができる。
第2発明によれば、インテリジェントパワーモジュールの回路基板は、電動工具の前後方向に長く形成されるため、それを収容するハウジングは、電動工具の前後方向に長く、左右方向の幅を狭くすることができ、電動工具として見栄えの良いデザインとすることができる。
第3発明によれば、インテリジェントパワーモジュールの回路基板は、電動工具の上下方向に長く形成されるため、それを収容するハウジングは、電動工具の上下方向に長く、前後、左右方向の幅を狭くすることができ、電動工具として見栄えの良いデザインとすることができる。
第4発明によれば、インテリジェントパワーモジュールをセンサ回路基板によってブラシレスモータ近くに配置することができるため、ブラシレスモータに近いインテリジェントパワーモジュールで、信号系の電流に比べて大きいモータ駆動電流を制御することができ、モータ駆動電流が流れる太い電線の長さを短くして、軽量化、コストダウンを図ることができる。
第5発明によれば、モータハウジングを支持するために必要とされるグリップハウジング内のスペースを使用してインテリジェントパワーモジュールが収容されるため、スペースを有効に活用することができる。
第6発明によれば、上記第1発明と同様の作用効果を達成すると共に、放熱性能を要求される電源回路とインテリジェントパワーモジュールとが回路基板を別とされるため、個々に放熱させることができ、放熱性を有利にすることができる。
図1〜4は、本発明の第1実施形態としての電動工具1を示している。本実施形態では、この電動工具1の一例として、主としてねじ締め作業に用いられるいわゆるインパクトドライバを例示する。
この電動工具1は、工具本体部2と、使用者が把持するグリップ部3を備えている。工具本体部2は、前側のハンマーケース10と後ろ側のモータハウジング24を備えている。グリップ部3はグリップハウジング26を備えている。それぞれ樹脂製のモータハウジング24とグリップハウジング26は、成形時に一体に成形されている。一体に成形されたモータハウジング24とグリップハウジング26は、左右(図1において紙面に直行する方向)に2分割される半割り構造を備えている。左右の半割りハウジングは、ねじ24a〜24a、26a〜26aにより相互に突き合わされた状態に結合されている。ハンマーケース10は、半割り構造ではなく、金属製で円筒形状を有しており、モータハウジング24の前端に結合されている。図2に示すようにハンマーケース10は、ねじ10a〜10aによりモータハウジング24の前端にねじ止めされている。ハンマーケース10はゴム製のカバー11で覆われている。ハンマーケース10の先端とカバー11との間にはゴムリング11aが介装されている。
モータハウジング24には、駆動源としてのブラシレスモータ12が内装されている。このブラシレスモータ12は、モータ軸14に回転子鉄心を固定した回転子12aと、回転子12aの周囲に配置された固定子12bを備えている。回転子鉄心には、複数個の永久磁石が埋め込まれている。円筒形を有する固定子12bは、固定子鉄心の内周側に設けた6極のティースの周囲にコイルを巻き線したもので、外周面と各ティースの先端面を除く範囲が絶縁部材12c(インシュレータ)で被覆されている。絶縁部材12cの前端には、複数個の磁気センサ20b〜20bを有するセンサ回路基板20が取り付けられている。これらの磁気センサ20b〜20bは、ブラシレスモータ12の回転子の回転位置を検出して、その検出信号を後述のコントローラ22に供給している。
このセンサ回路基板20は円環形状を有しており、その内周側にモータ軸14が挿通されている。センサ回路基板20の下部には放射方向へ張り出す配線接続部20aが一体に設けられている。この配線接続部20aには電源線13が接続されている。この電源線13を経てブラシレスモータ12に電源が供給される。
モータ軸14の前部には、冷却ファン15が取り付けられている。冷却ファン15はモータ軸14と一体で回転する。図2に示すようにモータハウジング24の後面には、複数の吸気口24b〜24bが設けられている。ブラシレスモータ12の起動により冷却ファン15が回転すると、この吸気口24b〜24bを経て外気がモータハウジング24内に導入される。冷却ファン15の回転により導入された外気(モータ冷却風)がモータハウジング24内を前側へ流れることにより、当該ブラシレスモータ12及びセンサ回路基板20が冷却される。図3に示すようにモータハウジング24の左右側部には、吸気口24b〜24bから導入してモータ冷却風を排出するための排気口24c〜24cが設けられている。
モータ軸14の前部は、減速ギヤ列21を介して打撃力発生機構50に結合されている。減速ギヤ列21には遊星歯車列が用いられている。モータ軸14の前端部にサンギヤ21aが一体に形成されている。サンギヤ21aには、3つのプラネタリギヤ21b〜21bが噛み合わされている。3つのプラネタリギヤ21b〜21bは、キャリア21cに回転自在に支持されている。キャリア21cは、軸受け16を介して中間プレート19に回転自在に支持されている。キャリア21cは、モータ軸14と同軸で回転する。
3つのプラネタリギヤ21b〜21bは、インターナルギヤ21dにも噛み合わされている。インターナルギヤ21dは、中間プレート19に回転不能に固定されている。このため、ブラシレスモータ12の起動によりモータ軸14が回転すると、サンギヤ21aの回転により3つのプラネタリギヤ21b〜21bが自転しつつインターナルギヤ21dの噛み合いによりモータ軸14の軸線回りに公転する。3つのプラネタリギヤ21b〜21bの公転によりキャリア21cがモータ軸線回りに回転する。
ハンマー51とキャリア21cとの間に圧縮コイルばね54が介装されている。この圧縮コイルばね54によって、ハンマー51は前方へ変位する方向に付勢されている。ハンマー51の前面には、2つの係合爪部(不図示)が周方向2等分位置においてそれぞれ前方へ張り出す状態に設けられている。アンビル52の後部には、周方向2等分位置においてそれぞれ放射方向に張り出す2つの打撃片部52a,52aが設けられている。図1に示すようにハンマー51の係合爪部がアンビル52の打撃片部52a,52aに対してそれぞれ回転方向に係合することにより、回転動力伝達経路が直結されてスピンドル25の回転動力がアンビル52に伝達される。アンビル52は、軸受け55を介してハンマーケース10の前部に回転可能に支持されている。アンビル52は、スピンドル25と同軸に配置されており、かつスピンドル25とは回転について切り離されている。アンビル52の前部は、ハンマーケース10の前部から突き出されている。この突き出し部分に、ねじ締めビット等の先端工具(図示省略)を装着するためのチャック18が設けられている。
ハンマー51がスピンドル25に対して軸線方向に後退することにより、アンビル52の打撃片部52a,52aに対してハンマー51の係合爪部が外れる。これにより、ハンマー51とアンビル52との間の回転動力伝達経路が瞬間的に切り離されるため、ハンマー51に対して上記回転抵抗が付加されなくなる。その結果、ハンマー51は圧縮コイルばね54により鋼球53,53を傾斜溝25a内の前端側へ変位させつつ軸線方向前方へ戻され、かつこれに伴って回転するスピンドル25に対して回転方向の初期位置に戻される。こうして、アンビル52から一旦外れたハンマー51がねじ締め方向に回転しつつ初期位置に戻されることにより、その係合爪部がアンビル52の打撃片部52a,52aに対してねじ締め方向に打撃されて再び係合状態となる。アンビル52の打撃片部52a,52aに対するハンマー51の係合爪部の離脱係合動作が繰り返されることにより、アンビル52ひいてはねじ締めビットに対してねじ締め方向の打撃力が繰り返し付加され、これによりねじを強固に締め付けることができる。
モータハウジング24の下部には、グリップハウジング26が一体に設けられている。グリップハウジング26は、その外表面を作業者が手で握ることができるように構成されている。即ち、作業者がグリップハウジング26を把持した状態で、チャック18の先に装着した先端工具により当該電動工具1を使用可能な状態とすることができる。
コントローラ22は、前記センサ回路基板20や上記スイッチ本体30からの信号を受けてブラシレスモータ12の起動停止や回転方向等の回転動作を制御するための信号を発生させる機能を有するもので、スイッチ本体30の下方であってグリップハウジング26の長手方向中程に内装されている。このコントローラ22には、コンデンサ22aやマイクロコンピュータ22bが搭載されている。
グリップハウジング26の先端には、主として前後方向に張り出して他の部分よりも太くなった張り出し部27が設けられている。この張り出し部27も、左右半割り構造のグリップハウジング26の下部に一体に形成された張り出し半割り部27a,27bが相互に突き合わせ状態で結合された左右半割り構造を有している。この張り出し部27に、当該電動工具1の各電気回路に電源を供給する電源回路32が収容されている。電源回路32は、矩形底浅の基板ケース32c内に回路基板36を収容して樹脂を充填したもので、その長手方向を前後方向に沿わせた向きで水平に固定されている。電源回路32には、その回路内にコンデンサ34が接続され、コンデンサ34は、回路基板36から突出して設けられている。また、回路基板36には、インテリジェントパワーモジュール(以下、IPMという)38及び整流回路32aが接続されている。IPM38は、6個(複数個)のスイッチング素子を一体化し、ブラシレスモータ12の駆動回路となる回路であり、整流回路32aはダイオードブリッジから成っている。IPM38を搭載するIPM回路基板36は、前後方向に長く、幅(左右)方向(図1の紙面に対し垂直方向)に短い矩形平板形状を有している。IPM38は、信号線22c,22cを介してコントローラ22に接続されている。
張り出し部27の下面には、電源コード40が接続されている。この電源コード40の先は電源回路32に電気接続されて、電源回路32に商用電源(交流100ボルト)が供給されるようになっている。
ブラシレスモータ12は、上述のIPM38によって駆動電流を供給されるように接続されている。IPM38内には、内蔵のスイッチング素子にゲート駆動信号を供給するためのゲート駆動信号生成回路38aが設けられている。また、IPM38内には、各回路中の短絡、過電流、過熱、及び制御電源異常を検出してIPM38によるブラシレスモータ12の作動状態を停止させるための保護回路38bも設けられている。
IPM38には、上述の電源回路32が接続されている。電源回路32は、上述の整流回路32aと制御用電源回路32bとを備える。整流回路32aは、商用電源を全波整流して整流された電源をIPM38に供給している。また、制御用電源回路32bは、IPM38内の上述の各回路38a、38b及びマイクロコンピュータ22b用の動作電源を生成し、供給している。整流回路32aの出力端にはコンデンサ34が接続され、IPM38にサージ電圧が印加されるのを防止している。
IPM38のゲート駆動信号生成回路38aには、マイクロコンピュータ22bが接続されている。また、マイクロコンピュータ22bは、上述のスイッチ本体30からのスイッチ操作信号を受けるように接続されている。従って、マイクロコンピュータ22bは、スイッチ操作信号に基づいてゲート駆動信号生成回路38aにゲート制御信号を供給し、ブラシレスモータ12の回転を制御している。なお、マイクロコンピュータ22bには、IPM38によるブラシレスモータ12の駆動電流や、センサ回路基板20の磁気センサ20b〜20bによるブラシレスモータ12の回転子の回転位置信号も供給されて、ブラシレスモータ12の制御が適切に行われるようにしている。
打撃力発生機構50の下方であって、工具本体部2の下面には、照明具56が装備されている。この照明具56には、LED(発光ダイオード)が用いられている。この照明具56は、スイッチレバー28を引き操作してブラシレスモータ12を起動すると点灯し、スイッチレバー28の引き操作を解除してブラシレスモータ12を停止させると消灯する。この照明具56も電源回路32を経て供給される電力を電源としている。
また、IPM38の回路基板36は、インパクトドライバの前後方向に長く形成されているため、それを収容するグリップハウジング26は、インパクトドライバの前後方向に長く、左右方向の幅を狭くすることができ、インパクトドライバとして見栄えの良いデザインとすることができる。
更に、モータハウジング24を支持するために必要とされるグリップハウジング26内のスペースを使用してIPM38が収容されているため、スペースを有効に活用することができる。
図5、6は、本発明の第2実施形態としての電動工具1(インパクトドライバ)を示し、第2実施形態が上述の第1実施形態に比べて特徴とする点は、IPM38及びIPMの回路基板36をグリップハウジング26内で上下方向に配置した点であり、その他の点は基本的に第2実施形態は第1実施形態と同一であり、両者間で同一部分には同一符号を付して再度の説明は省略する。
図5、6において、IPMの回路基板36は、スイッチ本体30の下方に長く形成して設けられ、そのIPMの回路基板36にIPM38が搭載されている。また、電源回路(不図示)及びコントローラ(不図示)は、IPMの回路基板36上にIPM38と共に設けられている。なお、図5、6において、38aはIPM38におけるリードフレームの足を示す。
以上の第2実施形態によれば、IPMの回路基板36及びその上に搭載されるIPM38は、インパクトドライバの上下方向に長く形成されるため、それを収容するグリップハウジング26は、電動工具の上下方向に長く、前後、左右方向の幅を狭くすることができ、インパクトドライバとして見栄えの良いデザインとすることができる。
図7、8は、本発明の第3実施形態としての電動工具1(インパクトドライバ)を示し、第3実施形態が上述の第1実施形態に比べて特徴とする点は、IPM38をセンサ回路基板20の下部に下方へ張り出して設けた基板張り出し部20cに搭載した点であり、その他の点は基本的に第3実施形態は第1実施形態と同一であり、両者間で同一部分には同一符号を付して再度の説明は省略する。
センサ回路基板20には、第1実施形態の場合と同様に、ブラシレスモータ12の回転子の回転位置を検出する磁気センサ20b〜20bが設けられている。なお、第3実施形態では、コントローラ22と電源回路32が一体化されている。
また、図8中符号12baは、固定子鉄心の6極のティースに巻き線されたコイルを示している。
以上の第3実施形態によれば、IPM38をセンサ回路基板20の基板張り出し部20cであってブラシレスモータ12の近くに配置することができるため、ブラシレスモータ12に近いIPM38で、信号系の電流に比べて大きいモータ駆動電流を制御することができ、モータ駆動電流が流れる太い電線の長さを短くして、軽量化、コストダウンを図ることができる。
図9〜11は、本発明の第4実施形態としての電動工具1(インパクトドライバ)を示し、第4実施形態が上述の第3実施形態に比べて特徴とする点は、IPM38をセンサ回路基板20とは別に設けたIPMの回路基板36上に搭載し、モータハウジング24内でブラシレスモータ12に近接して設けた点であり、その他の点は基本的に第4実施形態は第3実施形態と同一であり、両者間で同一部分には同一符号を付して再度の説明は省略する。
図9〜11において、IPM38を搭載するIPMの回路基板36は、ブラシレスモータ12の近くで、モータハウジング24とグリップハウジング26との境界部に設けられている。しかも、IPM38及びIPMの回路基板36は、前後方向に長い矩形平板形状を有している。
以上の第4実施形態によれば、IPM38をブラシレスモータ12近くに配置しているため、ブラシレスモータ12に近いIPM38で、信号系の電流に比べて大きいモータ駆動電流を制御することができ、モータ駆動電流が流れる太い電線の長さを短くして、軽量化、コストダウンを図ることができる。
また、IPM38のIPMの回路基板36は、前後方向に長い矩形を有しているため、モータハウジング24とグリップハウジング26との境界部の細長いスペースを有効に活用してIPM38を搭載することができる。
更にまた、放熱性能を要求される電源回路32とIPM38とが回路基板を別とされているため、個々に放熱させることができ、放熱性を有利にすることができる。
図12〜14は、本発明の第5実施形態としての電動工具1(インパクトドライバ)を示し、第5実施形態が上述の第1実施形態に比べて特徴とする点は、電源を交流電源ではなくバッテリ電源(二次電池)とした点であり、その他の点は基本的に第5実施形態は第1実施形態と同一であり、両者間で同一部分には同一符号を付して再度の説明は省略する。
図12〜14において、グリップハウジング26の張り出し部27に、スライド取り付け形式のバッテリパック42が一体に取り付けられている。バッテリパック42は第1実施形態の電源回路32に代えてコントローラ22やIPM38に電源を供給している。バッテリパック42は張り出し部27から取り外して、別途用意した充電器で充電することにより繰り返し使用することができる。図14に示すようにバッテリパック42の前部には、取り付けロック状態を解除するためのアンロックボタン42aが設けられている。
第5実施形態に係る充電式の電動工具1の場合、冷却ファン15は、ブラシレスモータ12の後ろ側に配置されている。
また、バッテリパック42を取り付けるための張り出し部27の左側部には、当該電動工具1を例えば使用者の腰ベルトに引き掛けておくためのフック43がねじ止めされている。
以上の第5実施形態によれば、上述の第1実施形態と同様の電動工具1(インパクトドライバ)を、直流仕様で提供することができる。
図15〜17は、本発明の第6実施形態としての電動工具1(インパクトドライバ)を示し、第6実施形態が上述の第5実施形態に比べて特徴とする点は、IPM38をセンサ回路基板20に搭載した点であり、その他の点は基本的に第6実施形態は第5実施形態と同一であり、両者間で同一部分には同一符号を付して再度の説明は省略する。
図15〜17において、センサ回路基板20は、ブラシレスモータ12の直径方向に拡大され、その拡大部分にIPM38が搭載されている。センサ回路基板20には、第1実施形態の場合と同様に、ブラシレスモータ12の回転子の回転位置を検出する磁気センサ20b〜20bが設けられている。
図17に示すようにセンサ回路基板20は、4本の固定ねじ20d〜20dにより絶縁部材12cの前面に沿って固定されている。
以上の第6実施形態によれば、IPM38をセンサ回路基板20によってブラシレスモータ12の近くに配置することができるため、ブラシレスモータ12に近いIPM38で、信号系の電流に比べて大きいモータ駆動電流を制御することができ、モータ駆動電流が流れる太い電線の長さを短くして、軽量化、コストダウンを図ることができる。
図18〜20は、本発明の第7実施形態としての電動工具1(インパクトドライバ)を示し、第7実施形態が上述の第6実施形態に比べて特徴とする点は、IPM38をセンサ回路基板20とは別に設けたIPMの回路基板36上に搭載し、モータハウジング24内でブラシレスモータ12に近接して設けた点であり、その他の点は基本的に第7実施形態は第6実施形態と同一であり、両者間で同一部分には同一符号を付して再度の説明は省略する。
図18〜20において、IPM38を搭載するIPMの回路基板36は、ブラシレスモータ12の近くで、モータハウジング24とグリップハウジング26との境界部に設けられている。
以上の第7実施形態によれば、IPM38をブラシレスモータ12近くに配置しているため、ブラシレスモータ12に近いIPM38で、信号系の電流に比べて大きいモータ駆動電流を制御することができ、モータ駆動電流が流れる太い電線の長さを短くして、軽量化、コストダウンを図ることができる。
また、IPM38のIPMの回路基板36は、モータハウジング24とグリップハウジング26との境界部のスペースを有効に活用してIPM38を搭載することができる。
2…工具本体部
3…グリップ部
10…ハンマーケース、10a…ねじ
11…ゴム製のカバー、11a…ゴムリング
12…ブラシレスモータ
12a…回転子、12b…固定子、12ba…コイル、12c…絶縁部材
13…電源線
14…モータ軸、14a…軸受け(前側)、14b…軸受け(後ろ側)
15…冷却ファン
16…軸受け
18…チャック
19…中間プレート
20…センサ回路基板
20a…配線接続部、20b…磁気センサ、20c…基板張り出し部、20d…固定ねじ
21…減速ギヤ列
21a…サンギヤ、21b…プラネタリギヤ、21c…キャリア
21d…インターナルギヤ
22…コントローラ
22a…コンデンサ、22b…マイクロコンピュータ、22c…信号線
24…モータハウジング、24a…ねじ、24b…吸気口、24c…排気口
25…スピンドル、25a…傾斜溝
26…グリップハウジング、26a…ねじ
27…張り出し部
28…スイッチレバー
30…スイッチ本体、30a…信号線
31…正逆切り換えレバー
32…電源回路
32a…整流回路
32b…制御用電源回路
32c…基板ケース
34…コンデンサ
36…インテリジェントパワーモジュール(IPM)回路基板
38…駆動回路(インテリジェントパワーモジュール(IPM))
38a…ゲート駆動信号生成回路
38b…短絡、過電流、過熱、制御電源異常保護回路
40…電源コード
42…バッテリパック、42a…アンロックボタン
50…打撃力発生機構
51…ハンマー、51a…係合溝
52…アンビル、52a…打撃片部
53…鋼球
54…圧縮コイルばね
Claims (6)
- 駆動源であるブラシレスモータを、複数のスイッチング素子を含む駆動回路により出力制御される電動工具であって、
前記駆動回路として、複数のスイッチング素子を一体化した回路素子であるインテリジェントパワーモジュールを用いることを特徴とする電動工具。 - 請求項1において、
前記ブラシレスモータ及びインテリジェントパワーモジュールは、ハウジング内に収容されて成り、
且つインテリジェントパワーモジュールの回路基板は、前記ハウジング内で電動工具の前後方向に長く形成されていることを特徴とする電動工具。 - 請求項1において、
前記ブラシレスモータ及びインテリジェントパワーモジュールは、ハウジング内に収容されて成り、
且つインテリジェントパワーモジュールの回路基板は、前記ハウジング内で電動工具の上下方向に長く形成されていることを特徴とする電動工具。 - 請求項1において、
前記ブラシレスモータには、回転子の回転位置を検出する磁気センサ、及び該磁気センサを支持するセンサ回路基板を備え、
前記インテリジェントパワーモジュールは、前記センサ回路基板に搭載されていることを特徴とする電動工具。 - 請求項1乃至3のいずれかにおいて、
前記ブラシレスモータ及びインテリジェントパワーモジュールは、ハウジング内に収容されて成り、
前記ハウジングは、前記ブラシレスモータを収容するモータハウジングと、
該モータハウジングと一体化され、工具使用時、前記モータハウジングを支持するために作業者によって把持されるグリップハウジングとから成り、
前記インテリジェントパワーモジュールは、前記グリップハウジング内に収容されていることを特徴とする電動工具。 - 駆動源であるブラシレスモータを、複数のスイッチング素子を含む駆動回路により出力制御される電動工具であって、
前記駆動回路として、複数のスイッチング素子を一体化した回路素子であるインテリジェントパワーモジュールを用い、
前記駆動回路に電源を供給する電源回路を備え、
該電源回路は、前記インテリジェントパワーモジュールとは回路基板を別にされていることを特徴とする電動工具。
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