JP2015005323A - 記録装置及び記録方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】高密度記録を行うことができる記録装置及び記録方法を提供すること。
【解決手段】記録データに基づいてライトストラテジ信号を生成する信号生成部11と、ライトストラテジ信号に基づいてレーザ光を出射するレーザ光源部12と、レーザ光源部12から出射されたレーザ光を追記型記録媒体上に集光して記録マークを形成する記録部13と、を備える。信号生成部11は、記録データに基づいて、2段階又は3段階の駆動波形によりライトストラテジ信号を生成する。レーザ光源部12は、ライトストラテジ信号が2段階の駆動波形の場合、第1記録パワーと、第1記録パワーよりも強い第2記録パワーのレーザ光を組み合わせて出射し、ライトストラテジ信号が3段階の駆動波形の場合には、第1記録パワーと、第2記録パワーと、第1記録パワーよりも強くかつ第2記録パワーよりも弱い第3記録パワーのレーザ光を組み合わせて出射する。
【選択図】図2
【解決手段】記録データに基づいてライトストラテジ信号を生成する信号生成部11と、ライトストラテジ信号に基づいてレーザ光を出射するレーザ光源部12と、レーザ光源部12から出射されたレーザ光を追記型記録媒体上に集光して記録マークを形成する記録部13と、を備える。信号生成部11は、記録データに基づいて、2段階又は3段階の駆動波形によりライトストラテジ信号を生成する。レーザ光源部12は、ライトストラテジ信号が2段階の駆動波形の場合、第1記録パワーと、第1記録パワーよりも強い第2記録パワーのレーザ光を組み合わせて出射し、ライトストラテジ信号が3段階の駆動波形の場合には、第1記録パワーと、第2記録パワーと、第1記録パワーよりも強くかつ第2記録パワーよりも弱い第3記録パワーのレーザ光を組み合わせて出射する。
【選択図】図2
Description
本発明は、追記型記録媒体に対して情報を記録する記録装置及び記録方法に関する。
現在、光を利用した情報記録媒体として、波長が約405nmのレーザ光と、対物レンズの開口数(Numerical Aperture,NA)が0.85の対物レンズにより情報を記録する光ディスク(ブルーレイディスク(Blu−ray Disc)(登録商標)(以下、BDという。))が規格化され、実用化されている。
BDには、追記型のBD−Rと、書き換え型のBD−REがある。また、レーザ波長、NAの異なる媒体としては、DVD−R、DVD−RW、DVD+RW、DVD−RAM、CD−R、CD−RW等が規格化され、実用化されている。
BDのフォーマットによるデータ容量は、片面1記録層当たり25GB、又は、再生信号の波形等化信号処理による誤りの少ない読み出し技術等の導入により33GBである。
BDのフォーマットによるデータ容量は、片面1記録層当たり25GB、又は、再生信号の波形等化信号処理による誤りの少ない読み出し技術等の導入により33GBである。
現在、更なる大容量高転送レートを実現する記録方式として、光ディスク記録装置における集光レンズのNAを増大化させることが検討されている。
ところで、1より大きいNAを達成する手法として、エバネッセント波、すなわち界面から指数関数的に減衰する光(近接場光)を用いた記録再生方式(ニアフィールド光記録(Near Field Optical Recording, NFR)再生方式)がある。
例えば、特許文献1には、対物用の光学レンズと固体浸レンズ(ソリッドイマージョンレンズ、Solid Immersion Lens)(以下、SILという)とを組み合わせて近接場光学系を構成し、光ディスクに近接場光を照射して情報の記録再生を行う装置が開示されている。
また、光ディスクには、GeSbTe等の書き換え型材料を用いた相変化光ディスクや、例えば、BiGeO、TeOPd、BiBO等の有機色素材料や無機系材料を記録膜に用いた1回書き込み(Write once read many、WORM)用の追記型光ディスクがある。
ここで、光ディスク記録装置において、光ヘッド(光ピックアップ)からレーザ光を対物レンズで集光して光ディスクに記録する際には、マークを安定に記録して、誤りなく再生する必要があり、レーザ駆動記録補償(ライトストラテジ(Write Strategy))技術が採用されている(例えば、特許文献2を参照)。光ディスク記録装置は、WSにより、レーザ光を一様に照射するだけでなく、長いマークを記録する際に、記録膜に熱が蓄積することによる涙目形状と呼ばれるレーザ照射によるマークの後の端のマーク肥大化の現象を防いでいる。
例えば、光ディスク記録装置は、GeSbTeを用いた光ディスク(例えば、BD−RE)に対して、主に、図6(a)に示すように、最大記録パワーP11、バイアスパワーP12及び冷却パワーP13の3つのレーザパワー値で構成される、マルチパルス型WSを適用してマークの記録を行い、再生においては、十分な信号対雑音比(S/N)を確保し、マークの時間タイミングずれ(ジッタ)が少なく、データの誤りの少ない、正確で安定な記録と再生を行っている。
また、光ディスク装置は、無機系材料のBiBO等を用いた光ディスク(例えば、BD−R)に対して、主に、図6(b)に示すように、最大記録パワーP21、緩衝記録パワーP22、バイアスパワーP23及び冷却パワーP24の4つのレーザパワー値で構成される、いわゆるキャッスル型と呼ばれるWSを適用し、上記と同様に、データの誤りなく、安定に記録再生を行っている。
ここで、NAが1以上のSILを採用した近接場光記録を考える。なお、BDで規格化されている対物レンズのNAは、0.85である。
NAがBDの2倍となる1.7のSILを採用した場合、ビームスポットの径がBDに比べて1/2となり、回折限界まで絞った記録用ビームスポットの面積がBDに比べて1/4となる。よって、NAが1.7のSILを採用した場合、BDと同様の記録パワーで照射したときには、BDに比べて熱エネルギーの密度が上がることになる。
NAがBDの2倍となる1.7のSILを採用した場合、ビームスポットの径がBDに比べて1/2となり、回折限界まで絞った記録用ビームスポットの面積がBDに比べて1/4となる。よって、NAが1.7のSILを採用した場合、BDと同様の記録パワーで照射したときには、BDに比べて熱エネルギーの密度が上がることになる。
また、GeSbTeを用いた光ディスクにおいては、マルチパルス型3値のWSを採用することにより、安定してマークの記録が行えることが分かっている。
ところで、WORM用の無機系材料の記録膜の光ディスクに対してマルチパルス型3値のWSを採用した場合、蓄積される熱エネルギーが低すぎて、十分な記録マークを形成することが困難な問題がある。
ところで、WORM用の無機系材料の記録膜の光ディスクに対してマルチパルス型3値のWSを採用した場合、蓄積される熱エネルギーが低すぎて、十分な記録マークを形成することが困難な問題がある。
一方、WORM用の無機系材料の記録膜の光ディスクに対して、キャッスル型4値のWSを採用した場合、マルチパルス型3値のWSとは異なり、長い記録マークを形成するときに中間のパワーを下げすぎないため、十分な記録マークを形成することができ、全体のレーザパワーが低くても十分なS/Nを得ることができるメリットがある。
しかし、記録マークのタイミング方向のずれ(ジッタ)については、WSの形状が4値で複雑に駆動することによって、却って、悪化する問題がある。
しかし、記録マークのタイミング方向のずれ(ジッタ)については、WSの形状が4値で複雑に駆動することによって、却って、悪化する問題がある。
本発明は、WORM用の無機系材料の記録膜の光ディスクに対して、マルチパルスのWSにより記録マークを形成し、ジッタを軽減しつつ、高密度記録を行うことができる記録装置及び記録方法を提供することを一つの目的とする。
請求項1に記載された記録装置は、所定の無機系記録材料から構成される記録膜を有する追記型記録媒体に対して情報を記録する記録装置において、記録データに基づいてライトストラテジ信号を生成する信号生成部と、前記ライトストラテジ信号に基づいてレーザ光を出射するレーザ光源部と、前記レーザ光源部から出射されたレーザ光を前記追記型記録媒体上に集光して記録マークを形成する記録部と、を備え、前記信号生成部は、前記記録データに基づいて、連続するHigh信号の数がn個以下の場合には、2段階の駆動波形により前記ライトストラテジ信号を生成し、連続するHigh信号の数がn個よりも多い場合には、3段階の駆動波形により前記ライトストラテジ信号を生成し、前記レーザ光源部は、前記ライトストラテジ信号が2段階の駆動波形の場合、当該駆動波形に基づいて、第1記録パワーと、前記第1記録パワーよりも強い第2記録パワーのレーザ光を組み合わせて出射し、前記ライトストラテジ信号が3段階の駆動波形の場合には、当該駆動波形に基づいて、前記第1記録パワーと、前記第2記録パワーと、前記第1記録パワーよりも強くかつ前記第2記録パワーよりも弱い第3記録パワーのレーザ光を組み合わせて出射する構成とした。
かかる構成によれば、記録装置は、WORM用の無機系材料の記録膜の光ディスク(例えば、追記型ブルーレイ)に対して、マルチパルス型2値又は3値のWSを採用して記録マークを形成するので、ジッタを軽減しつつ、高密度記録を行うことができる。
請求項2に記載された記録装置では、前記記録部は、前記レーザ光源部から出射されたレーザ光を前記追記型記録媒体上に集光する固体浸レンズを有する近接場光記録部により構成されてもよい。
かかる構成によれば、記録装置は、近接場光を利用することにより、WORM用の無機系材料の記録膜の光ディスクに対して、マルチパルス型2値又は3値のWSを採用して記録マークを形成するので、ジッタを軽減しつつ、超高密度記録を行うことができる。
請求項3に記載された記録装置では、前記第1記録パワーは、バイアスパワーであり、前記第2記録パワーは、最大記録パワーであり、前記第3記録パワーは、緩和記録パワーであってもよい。
かかる構成によれば、記録装置は、従来装置のようにバイアスパワーよりも低いパワーを使用せず、WSの形状を複雑に駆動しないので、ジッタを軽減しつつ、高密度記録を行うことができる。
請求項4に記載された記録装置では、前記バイアスパワーは、前記最大記録パワーの20パーセントから50パーセントのパワーであってもよい。
かかる構成によれば、記録装置は、ジッタを軽減しつつ、安定的に高密度記録を行うことができる。
請求項5に記載された記録装置では、前記緩和記録パワーは、前記最大記録パワーの85パーセントから98パーセントのパワーであってもよい。
かかる構成によれば、記録装置は、ジッタを軽減しつつ、安定的に高密度記録を行うことができる。
請求項6に記載された記録方法は、所定の無機系記録材料から構成される記録膜を有する追記型記録媒体に対して情報を記録する記録方法において、記録データに基づいてライトストラテジ信号を生成する信号生成工程と、前記ライトストラテジ信号に基づいてレーザ光を出射するレーザ光出射工程と、前記レーザ光出射工程により出射されたレーザ光を前記追記型記録媒体上に集光する集光工程と、を備え、前記信号生成工程は、前記記録データに基づいて、連続するHigh信号の数がn個以下の場合には、2段階の駆動波形により前記ライトストラテジ信号を生成し、連続するHigh信号の数がn個よりも多い場合には、3段階の駆動波形により前記ライトストラテジ信号を生成し、前記レーザ光出射工程は、前記ライトストラテジ信号が2段階の駆動波形の場合、当該駆動波形に基づいて、第1記録パワーと、前記第1記録パワーよりも強い第2記録パワーのレーザ光を組み合わせて出射し、前記ライトストラテジ信号が3段階の駆動波形の場合には、当該駆動波形に基づいて、前記第1記録パワーと、前記第2記録パワーと、前記第1記録パワーよりも強くかつ前記第2記録パワーよりも弱い第3記録パワーのレーザ光を組み合わせて出射する構成である。
かかる構成によれば、記録方法は、WORM用の無機系材料の記録膜の光ディスクに対して、マルチパルス型2値又は3値のWSを採用して記録マークを形成するので、ジッタを軽減しつつ、高密度記録を行うことができる。
本発明は、WORM用の無機系材料の記録膜の光ディスクに対して、マルチパルスのWSにより記録マークを形成し、ジッタを軽減しつつ、高密度記録を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
記録装置1は、所定の無機系記録材料から構成される記録膜を有する追記型記録媒体2に対して情報を記録する。所定の無機系記録材料とは、例えば、BiBGeOである。なお、BiBGeO以外でもよく、例えば、BiGeO、BiBO等でもよい。
また、無機系記録材料から構成される記録膜を有する追記型記録媒体2とは、WORM(write once read many)用の無機系材料の記録膜の光ディスクと同義である。
記録装置1は、所定の無機系記録材料から構成される記録膜を有する追記型記録媒体2に対して情報を記録する。所定の無機系記録材料とは、例えば、BiBGeOである。なお、BiBGeO以外でもよく、例えば、BiGeO、BiBO等でもよい。
また、無機系記録材料から構成される記録膜を有する追記型記録媒体2とは、WORM(write once read many)用の無機系材料の記録膜の光ディスクと同義である。
追記型記録媒体2の断面を図1に示す。追記型記録媒体2は、トラック溝が形成された基板(例えば、ポリカーボネイト)21上に、反射層(例えば、Ag−alloy)22、中間層(例えば、SiN)23、下部誘電体層(例えば、ZnS−SiO2)24、記録層(例えば、BiBGeO)25、上部誘電体層(例えば、ZnS−SiO2)26、表面層(例えば、SiN)27が形成されている。本実施例では、追記型記録媒体2の直径は、120mm、トラックピッチは、160nmである。
また、記録マークは、ランド側のみ、グルーブ側のみ、又は、ランド側及びグルーブ側の双方に形成されてもよい。
また、記録マークは、ランド側のみ、グルーブ側のみ、又は、ランド側及びグルーブ側の双方に形成されてもよい。
また、記録装置1は、図2に示すように、信号生成部11と、レーザ光源部12と、記録部13と、を備える。
信号生成部11は、記録データに基づいてライトストラテジ信号(以下、WS信号という)を生成する。
レーザ光源部12は、WS信号に基づいてレーザ光を出射する。
記録部13は、レーザ光源部12から出射されたレーザ光を追記型記録媒体上に集光して記録マークを形成する。
信号生成部11は、記録データに基づいてライトストラテジ信号(以下、WS信号という)を生成する。
レーザ光源部12は、WS信号に基づいてレーザ光を出射する。
記録部13は、レーザ光源部12から出射されたレーザ光を追記型記録媒体上に集光して記録マークを形成する。
信号生成部11は、記録データに基づいて、連続するHigh信号の数がn個以下の場合には、2段階の駆動波形によりWS信号を生成し、連続するHigh信号の数がn個よりも多い場合には、3段階の駆動波形によりWS信号を生成する。
ここで、BDに採用されている1−7pp符号に記録変調された信号の変換について説明する。信号生成部11は、入力される記録データのクロックの長さT(nsec)に応じて、2Tから9Tの記録マークとスペースの組み合わせに変換する。
また、信号生成部11に入力される記録データは、High信号(以下、「1」と表現する)とLow信号(以下、「0」と表現する)により構成されている。
例えば、信号生成部11は、記録データが「・・・111・・・」の場合には、3Tの記録マークとスペースの組み合わせに変換する。
例えば、信号生成部11は、記録データが「・・・111・・・」の場合には、3Tの記録マークとスペースの組み合わせに変換する。
また、信号生成部11は、連続するHigh信号の数がn(例えば、4)個以下の場合、すなわち、2Tから4Tの場合には、2段階の駆動波形によりWS信号を生成し、連続するHigh信号の数がn(例えば、4)個よりも多い場合、すなわち、5Tから9Tの場合には、3段階の駆動波形によりWS信号を生成する。
レーザ光源部12は、WS信号が2段階の駆動波形の場合、当該駆動波形に基づいて、第1記録パワーと、第1記録パワーよりも強い第2記録パワーのレーザ光を組み合わせて出射し、WS信号が3段階の駆動波形の場合には、当該駆動波形に基づいて、第1記録パワーと、第2記録パワーと、第1記録パワーよりも強くかつ第2記録パワーよりも弱い第3記録パワーのレーザ光を組み合わせて出射する。
かかる構成によれば、記録装置1は、無機系記録材料から構成される記録膜を有する追記型記録媒体2に対して、マルチパルス型2値又は3値のWSを採用して記録マークを形成するので、ジッタを軽減しつつ、高密度記録を行うことができる。
なお、記録部13は、レーザ光源部12から出射されたレーザ光を追記型記録媒体上に集光する固体浸レンズを有する近接場光記録部により構成されてもよい。かかる構成によれば、記録装置1は、近接場光を利用することにより、追記型記録媒体2に対して、マルチパルス型2値又は3値のWSを採用して記録マークを形成するので、ジッタを軽減しつつ、超高密度記録を行うことができる。
なお、記録部13は、レーザ光源部12から出射されたレーザ光を追記型記録媒体上に集光する固体浸レンズを有する近接場光記録部により構成されてもよい。かかる構成によれば、記録装置1は、近接場光を利用することにより、追記型記録媒体2に対して、マルチパルス型2値又は3値のWSを採用して記録マークを形成するので、ジッタを軽減しつつ、超高密度記録を行うことができる。
第1記録パワーは、例えば、バイアスパワーP1である。第2記録パワーは、例えば、最大記録パワーP2である。第3記録パワーは、例えば、緩和記録パワーP3である。
また、バイアスパワーP1は、例えば、最大記録パワーP2の20パーセントから50パーセントのパワーである。
また、緩和記録パワーP3は、例えば、最大記録パワーP2の85パーセントから98パーセントのパワーである。
また、バイアスパワーP1は、例えば、最大記録パワーP2の20パーセントから50パーセントのパワーである。
また、緩和記録パワーP3は、例えば、最大記録パワーP2の85パーセントから98パーセントのパワーである。
ここで、図3に、本実施例に係るWS信号の波形を示す。なお、図3では、2Tと5Tの記録データ「0110011111」をWS信号に変換した一例を示している。また、本実施例では、バイアスパワーP1は、1.10mWに設定し、最大記録パワーP2は、2.60mWに設定し、緩和記録パワーP3は、2.55mWに設定しているが、これに限られない。また、WS信号における緩和記録パワーP3は、図3(a)に示すように、フラット形状でもよいし、図3(b)に示すように、櫛形形状でもよい。
図3に示すように、信号生成部11は、2Tの記録データをバイアスパワーP1と最大記録パワーP2からなるWS信号に変換する。また、信号生成部11は、5Tの記録データをバイアスパワーP1と最大記録パワーP2と緩和記録パワーP3からなるWS信号に変換する。
かかる構成によれば、記録装置1は、従来装置のようにバイアスパワーP1よりも低いパワーを使用せず、WS信号の形状を複雑に駆動しないので、ジッタを軽減しつつ、追記型記録媒体2に対して高密度記録を行うことができる。
つぎに、記録装置1により5Tの記録データをWS信号に変換する際の具体的な処理について説明する。
信号生成部11は、図4に示すように、クロック信号生成部111と、Wr1信号生成部112と、Wr2信号生成部113と、Wr3信号生成部114と、INHABITパルス生成部115と、WS信号生成部116と、を備える。
信号生成部11は、図4に示すように、クロック信号生成部111と、Wr1信号生成部112と、Wr2信号生成部113と、Wr3信号生成部114と、INHABITパルス生成部115と、WS信号生成部116と、を備える。
クロック信号生成部111は、記録データの時刻基準となるクロック信号を生成する。
Wr1信号生成部112は、記録データに基づいて、最大記録パワーP2を出力させるためのWr1信号を生成する。
Wr2信号生成部113は、記録データに基づいて、バイアスパワーP1を出力させるためのWr2信号を生成する。図5に示す例では、Wr2信号は、LowでActiveを示している。
Wr3信号生成部114は、記録データに基づいて、緩衝記録パワーP3を出力させるため、Wr3信号を生成する。
INHIBITパルス生成部115は、Activeな時間を指定するINHABIT信号を生成する。
Wr1信号生成部112は、記録データに基づいて、最大記録パワーP2を出力させるためのWr1信号を生成する。
Wr2信号生成部113は、記録データに基づいて、バイアスパワーP1を出力させるためのWr2信号を生成する。図5に示す例では、Wr2信号は、LowでActiveを示している。
Wr3信号生成部114は、記録データに基づいて、緩衝記録パワーP3を出力させるため、Wr3信号を生成する。
INHIBITパルス生成部115は、Activeな時間を指定するINHABIT信号を生成する。
WS信号生成部116は、INHABIT信号に基づいて、Wr1信号、Wr2信号及びWr3信号を合成し、WS信号を生成する。
WS信号生成部116は、クロック信号に基づいて、WS信号をレーザ光源部12に出力する。
レーザ光源部12は、WS信号に基づいて、バイアスパワーP1、最大記録パワーP2及び緩衝記録パワーP3により構成されるレーザ光を記録部13に出射する。
WS信号生成部116は、クロック信号に基づいて、WS信号をレーザ光源部12に出力する。
レーザ光源部12は、WS信号に基づいて、バイアスパワーP1、最大記録パワーP2及び緩衝記録パワーP3により構成されるレーザ光を記録部13に出射する。
つぎに、実験結果について説明する。実験では、SILを搭載した、本実施例に係る記録装置により光ディスクに記録マークを形成し、当該記録マークのクロックタイミングとのずれ具合であるジッタ値を評価した。記録条件は、波長405nmのレーザ光源と、NA1.84のSILを搭載した対物レンズを記録装置のヘッドに搭載し、線速度2.46m/sで回転する直径120mmのトラックピッチ160nmの光ディスク媒体(図1に示すような記録層を積層して作製した媒体)に対し、SILとディスク表面の距離(ギャップ)を18nmの間隔に近接保持するギャップサーボ動作と、上記幅のトラック(グルーブ)に追従するためのトラッキングサーボ動作を実行し、ランレングス(1,7)制限の1−7PP記録変調により、最短マーク長74.5nmの条件で、記録容量100GB相当、転送レート36Mbpsで記録再生を行った。なお、タイムインターバルアナライザ(横河メータ&インスツルメンツ(株)製)により再生信号のトータルジッタ値を測定し、評価を行った。また、ビット誤り率の比較も行った。
従来装置によるキャッスル型4値WS信号(例えば、図6(b)に示すようなWS信号)に基づく記録マーク(以下、従来記録マークという)と、本実施例に係る記録装置1による3値WS信号に基づく記録マーク(以下、本実施例記録マークという)とを比較すると、低記録パワー(2.60mW、2.55mW、1.00mW及び0.05mW)の場合には、従来記録マークのジッタ値は、17.8パーセントであり、本実施例の記録パワー(2.60mW、2.55mW、1.00mW)の場合の記録マークのジッタ値は、16.8パーセントである。このようにして、本実施例記録マークは、従来記録マークよりもジッタ値が改善されている。
また、高記録パワー(4.10mW、4.00mW、1.10mW及び0.10mW)の場合には、従来記録マークのジッタ値は、14.6パーセントであり、本実施例の記録パワー(4.10mW、4.00mW、1.10mW)の場合の記録マークのジッタは、14.2パーセントである。このようにして、高記録パワーにおいても、本実施例記録マークは、従来記録マークよりもジッタ値が改善されている。
さらに、従来記録マークのビット誤り率は、1×10−3であるのに対して、本実施例記録マークのビット誤り率は、8×10−4である。よって、本実施例に係る記録装置1は、従来装置よりも、追記型記録媒体2に対して安定に記録マークを形成することができる。なお、記録装置1は、WS信号の全体のタイミングとパワーの精緻な最適化を図ることで、ジッタ値をさらに低減することができる。
また、本実施例では、主に記録装置の構成と動作について説明したが、これに限られず、各構成要素を備え、WORM用の無機系材料の記録膜の光ディスクに対して、マルチパルスのWSにより記録マークを形成し、ジッタを軽減しつつ、高密度記録を行うための方法、及びプログラムとして構成されてもよい。
さらに、記録装置の機能を実現するためのプログラムをコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。
ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータで読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータで読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時刻の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時刻プログラムを保持しているものも含んでもよい。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
1 記録装置
2 追記型記録媒体
11 信号生成部
12 レーザ光源部
13 記録部
111 クロック信号生成部
112 Wr1信号生成部
113 Wr2信号生成部
114 Wr3信号生成部
115 INHABITパルス生成部
116 WS信号生成部
2 追記型記録媒体
11 信号生成部
12 レーザ光源部
13 記録部
111 クロック信号生成部
112 Wr1信号生成部
113 Wr2信号生成部
114 Wr3信号生成部
115 INHABITパルス生成部
116 WS信号生成部
Claims (6)
- 所定の無機系記録材料から構成される記録膜を有する追記型記録媒体に対して情報を記録する記録装置において、
記録データに基づいてライトストラテジ信号を生成する信号生成部と、
前記ライトストラテジ信号に基づいてレーザ光を出射するレーザ光源部と、
前記レーザ光源部から出射されたレーザ光を前記追記型記録媒体上に集光して記録マークを形成する記録部と、を備え、
前記信号生成部は、前記記録データに基づいて、連続するHigh信号の数がn個以下の場合には、2段階の駆動波形により前記ライトストラテジ信号を生成し、連続するHigh信号の数がn個よりも多い場合には、3段階の駆動波形により前記ライトストラテジ信号を生成し、
前記レーザ光源部は、前記ライトストラテジ信号が2段階の駆動波形の場合、当該駆動波形に基づいて、第1記録パワーと、前記第1記録パワーよりも強い第2記録パワーのレーザ光を組み合わせて出射し、前記ライトストラテジ信号が3段階の駆動波形の場合には、当該駆動波形に基づいて、前記第1記録パワーと、前記第2記録パワーと、前記第1記録パワーよりも強くかつ前記第2記録パワーよりも弱い第3記録パワーのレーザ光を組み合わせて出射する記録装置。 - 前記記録部は、前記レーザ光源部から出射されたレーザ光を前記追記型記録媒体上に集光する固体浸レンズを有する近接場光記録部により構成される請求項1記載の記録装置。
- 前記第1記録パワーは、バイアスパワーであり、
前記第2記録パワーは、最大記録パワーであり、
前記第3記録パワーは、緩和記録パワーである請求項1又は2記載の記録装置。 - 前記バイアスパワーは、前記最大記録パワーの20パーセントから50パーセントのパワーである請求項3記載の記録装置。
- 前記緩和記録パワーは、前記最大記録パワーの85パーセントから98パーセントのパワーである請求項3記載の記録装置。
- 所定の無機系記録材料から構成される記録膜を有する追記型記録媒体に対して情報を記録する記録方法において、
記録データに基づいてライトストラテジ信号を生成する信号生成工程と、
前記ライトストラテジ信号に基づいてレーザ光を出射するレーザ光出射工程と、
前記レーザ光出射工程により出射されたレーザ光を前記追記型記録媒体上に集光する集光工程と、を備え、
前記信号生成工程は、前記記録データに基づいて、連続するHigh信号の数がn個以下の場合には、2段階の駆動波形により前記ライトストラテジ信号を生成し、連続するHigh信号の数がn個よりも多い場合には、3段階の駆動波形により前記ライトストラテジ信号を生成し、
前記レーザ光出射工程は、前記ライトストラテジ信号が2段階の駆動波形の場合、当該駆動波形に基づいて、第1記録パワーと、前記第1記録パワーよりも強い第2記録パワーのレーザ光を組み合わせて出射し、前記ライトストラテジ信号が3段階の駆動波形の場合には、当該駆動波形に基づいて、前記第1記録パワーと、前記第2記録パワーと、前記第1記録パワーよりも強くかつ前記第2記録パワーよりも弱い第3記録パワーのレーザ光を組み合わせて出射する記録方法。
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- 2013-06-24 JP JP2013131691A patent/JP2015005323A/ja active Pending
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