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JP2015003705A - 積層パネル及び車両用ドアユニット - Google Patents

積層パネル及び車両用ドアユニット Download PDF

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JP2015003705A
JP2015003705A JP2013131773A JP2013131773A JP2015003705A JP 2015003705 A JP2015003705 A JP 2015003705A JP 2013131773 A JP2013131773 A JP 2013131773A JP 2013131773 A JP2013131773 A JP 2013131773A JP 2015003705 A JP2015003705 A JP 2015003705A
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JP
Japan
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vehicle
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door member
door
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JP2013131773A
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English (en)
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岩崎 健司
Kenji Iwasaki
健司 岩崎
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Kyoraku Co Ltd
Original Assignee
Kyoraku Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kyoraku Co Ltd filed Critical Kyoraku Co Ltd
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Abstract

【課題】 従来のものに比べて優れた吸音性能を発揮し得る積層パネル及び車両用ドアユニットを提供する。
【解決手段】 車両のドア部材に設けられた開口部を覆うように当該ドア部材の車室側に配設される積層パネルである。複数の貫通孔が形成された発泡シート基材に不織布を貼り付けることにより構成され、前記発泡シート基材を室外方向に向けて設置される。発泡シート基材に形成される貫通孔の直径が0.1mm〜3mmであり、貫通孔の形成間隔が0.5mm〜5mmである。積層パネルは、例えばドア部材に設けられた開口部の外周部分で支持された状態でドア部材に対して離間して設置される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、防音機能を有する新規な積層パネルに関するものであり、さらにはこれを用いた車両用ドアユニットに関する。
車両用のドアトリムは、ドアパネルに内装されて使用され、例えば小型車のバックドアのインナーパネルの穴隠し等としても使用されている。この種のドアトリムには、ダンプラと称されるプラスチックを素材として作られた段ボールシートを基材とし、これに不織布等を貼り付けたもの等が用いられている。
前記ドアトリムには、衝撃吸収機能等、様々な機能が要求されるが、近年では、その吸音性能に対する要求も厳しくなってきている。自動車等の車両においては、エンジン音や排気音、ロードノイズ等、様々な音が車室内に入り込んでくる。このような騒音を低減するためには、ドアトリムも吸音性能や防音性能を有することが必要である。
このような状況から、車両の内装用の防音材が提案されている(特許文献1や特許文献2等を参照)。例えば特許文献1には、自動車の車室内を静かにするために車室内床面等に設けられる自動車用吸音タイプ防音材が開示されている。特許文献1に記載される自動車用吸音タイプ防音材は、フェルト,グラスウール等の繊維材またはウレタンフォーム等の発泡性合成樹脂材からなる第一吸音層及び第二吸音層と、所定の目付や通気度を有する不織布からなる中間層とからなるものである。
特許文献2には、エンジンまたはタイヤから車体の鋼板を介して車内に伝わる音または振動等の振動吸収抑制効果を高めるとともに、室内にて発生する音響等の共振の吸収抑制を高めるの自動車用遮音設備が開示されている。特許文献2に記載される自動車用遮音設備は、吸音効果のある気孔が施されている透過音吸収材を設け、エンジンまたはタイヤから車体を通じて伝わる振動を遮音材と透過音吸収材を介して透過音または振動を吸収させるように構成している。
特開2003−19930号公報 特開2002−234403号公報
しかしながら、これら従来の自動車用吸音タイプ防音材や自動車用遮音設備は、吸音性能の観点から見たときに、十分とは言い難い。特許文献2に開示される自動車用遮音設備は、吸音効果を得るために透過音吸音材に気孔が施されているため、ある程度の吸音効果を得ることができるが、未だ改善の余地は大きい。
本発明は、このような従来の実情に鑑みて提案されたものであり、従来のものに比べて優れた吸音性能を発揮し得るドアトリム(積層パネル)を提供することを目的とし、さらには車両ドアユニットを提供することを目的とする。
前述の目的を達成するために、本発明の積層パネルは、車両のドア部材に設けられた開口部を覆うように当該ドア部材の車室側に配設される積層パネルであって、複数の貫通孔が形成された発泡シート基材に不織布を貼り付けることにより構成され、前記発泡シート基材を室外方向に向けて設置されることを特徴とする。
また、本発明の車両用ドアユニットは、車両のドア部材に設けられた開口部を覆うように当該ドア部材の車室側に積層パネルが配設された車両用ドアユニットであって、前記積層パネルは、複数の貫通孔が形成された発泡シート基材に不織布を貼り付けることにより構成され、前記発泡シート基材を室外方向に向けて設置されていることを特徴とする。
積層パネルの発泡シート基材に貫通孔を形成すること、及び積層パネルを車両のドア部材に設けられた開口部を覆うように当該ドア部材の車室側に設置することにより、吸音性能が向上し、車両の外側から浸入する音(エンジン音、排気音、ロードノイズ等)が効果的に吸音される。特許文献2記載の発明のように、気孔が貫通していないと、十分な吸音性能を発揮させることができない。
本発明によれば、従来のものに比べて優れた吸音性能を実現し得る積層パネル及び車両用ドアユニットを提供することが可能である。
本発明を適用した積層パネル(ドアトリム)の一例を示す概略断面図である。 ドアトリムのバックドアパネルへの取り付けを示す概略斜視図である。 (a)はドアトリムのバックドアパネルへの取り付け状態を示す概略平面図であり、(b)は(a)のx−x線における概略断面図である。
以下、本発明を適用した積層パネル及び車両用ドアユニットの実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本実施形態おいては、ドアトリムが積層パネルに該当し、バックドアパネルが車両用ドアユニットに該当する。
図1に示すように、本実施形態のドアトリム1は、発泡シート基材2と不織布3とを接着層4を介して貼り合わせることにより構成される積層パネルよりなるものである。そして、発泡シート基材2が室外側、不織布3が室内側となるようにドア部材に対して設置される。
前記発泡シート基材2には、例えばポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂の発泡体や、ポリスチレン発泡体等が用いられるが、勿論、これら材質に限定されるものではなく、任意の樹脂材料の発泡体を用いることができる。また、発泡体の発泡倍率や気泡径等も任意であるが、独立気泡を有し、発泡倍率20倍以上、平均気泡径が0.5mm未満の発泡シートが特に好ましい。例えば、独立気泡を有する発泡倍率30倍、平均気泡径0.3mmの発泡体を用いることができる。
また、前記発泡シート基材2には、吸音性能を付与するために、厚み方向に貫通する貫通孔2aが全面に亘り設けられている。貫通孔2aは、発泡シート基材2を貫通する形で形成されていることが必要であり、貫通していない孔では十分な吸音性能を得ることができない。
前記発泡シート基材2に貫通形成される貫通孔2aの直径は、0.1mm〜3mmであることが好ましい。貫通孔2aの形成間隔は0.5mm〜5mmであることが好ましく、更に好ましくは、0.8mm〜1.5mmである。具体例としては、貫通孔2aの直径が0.3mm、形成間隔(ピッチ)が1.3mmである。孔を開ける方法としては、ローラー状の剣山が用いられ、剣山の針の直径は例えば0.5mmとする。発泡シートに針を刺した後、針を抜くと、発泡シートに空いた孔は針を刺した状態に比べて狭まるため、0.5mm以下の孔径を有する吸音効果の高い孔を形成することができる。なお、貫通孔2aの直径や形成間隔が前記範囲を外れると、所定の吸音性能が得られなくなるおそれがある。
一方、前記発泡シート基材2に貼り付けられる不織布3は、繊維を織らずに絡み合わせたシート状のものであり、ある程度の遮音性や吸音性も有する。不織布3を構成する繊維としては、任意の繊維を用いることができるが、例示するならば、ポリオレフィン繊維、ポリエステル繊維、ポリアミド(ナイロン)繊維、セルロース繊維、ビニロン繊維、レーヨン繊維等を挙げることができる。
前記不織布3は、室内側に配されるため、装飾材の役割も果たす。したがって任意の色彩に染色したものを用いても良い。これにより、見た目も良好なものとなる。
接着層4には、発泡シート基材2と不織布3を接着し得る任意の接着剤を用いることができる。具体例としては、アクリル樹脂系接着剤、エポキシ樹脂系接着剤、ウレタン樹脂系接着剤等を挙げることができ、いわゆるホットメルト接着剤等も使用可能である。また、両面テープ等を用いることも可能である。あるいは、発泡シート基材2と不織布3とを熱溶着等の手法により貼り合わせることもでき、この場合には、接着層4を省略することが可能である。
前記ドアトリム1において、全体の厚さや発泡シート基材2の厚さ、不織布3の厚さも任意であるが、あまり薄すぎると十分な吸音性能が得られなくなるおそれがある。逆に、あまり厚さが厚すぎると、ドアトリム1の軽量化、薄型化の妨げになる。厚さの一例として、例えば全体の厚さが5mm程度、あるいは430g/m程度であることが好ましい。このうち、不織布3の厚さは、100〜150g/m程度である。不織布3の厚さが厚すぎると、主に吸音性能を発揮する発泡シート基材2の厚さが相対的に小さくなり、吸音性能を損なうおそれがある。
発泡シート基材2と不織布3を積層することで構成されたドアトリム1は、所定の形状に打ち抜くことで製品とされる。打ち抜きは、いわゆるトムソン抜き等の手法によればよい。トムソン抜きは、刃物を木版に打ち込んで作製した型を用いた打ち抜き方法であり、刃物の形状を打ち抜き形状とすることで、ドアトリム1を簡単に所望の形状に打ち抜くことが可能である。
所定の形状に打ち抜いたドアトリム1は、図2に示すように、ドア部材11に取り付け、車両用ドアユニット(ここではバックドアパネル)10を完成する。なお、ドアトリム1をドア部材11に取り付ける際には、ドアトリム1ドア部材11の間に空間が形成されるよう、ドアトリム1をドア部材11から離間して設置する必要がある。これにより、発泡シート基材2に貫通孔2aを設けたことと相俟って、優れた吸音性能が実現される。
図3(a)及び図3(b)は、ドアトリム1のドア部材11への取り付け状態を示すものである。ドア部材11は、例えば自動車のバックドアとして用いられるものであり、鋼板等を所定の形状に成形したアウターパネル12とインナーパネル13とからなる2重構造を有する。すなわち、ドア部材11においては、アウターパネル12とインナーパネル13とが所定の間隔を隔てて接合一体化され、これらアウターパネル12とインナーパネル13の間の空間に各種配線等が収容される形になっている。また、インナーパネル13には、その中央部に開口部13aが形成されており、この開口部13aを介して配線作業等を行うようになっている。
前記インナーパネル13の開口部13aの外周部分には、段差部13bが形成されており、この段差部13b上に載置する形で前記ドアトリム1が設置されている。ドアトリム1は、インナーパネル13の段差部13bによって支持され、アウターパネル12に対して所定の間隔をもって離間して設置されることになる。
設置されたドアトリム1の発泡シート基材2とドア部材11(アウターパネル12)の間には、空間が形成されることになり、車室外からのノイズの浸入を効果的に抑えることができる。
以上、本発明を適用した実施形態についてを説明してきたが、本発明が前述の実施形態に限られるものでないことは言うまでもなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を加えることが可能である。
1 ドアトリム
2 発泡シート基材
2a 貫通孔
3 不織布
4 接着層
10 ドアパネル
11 ドア部材
12 インナーパネル
13 アウターパネル
13a 開口部
13b 段差部

Claims (5)

  1. 車両のドア部材に設けられた開口部を覆うように当該ドア部材の車室側に配設される積層パネルであって、
    複数の貫通孔が形成された発泡シート基材に不織布を貼り付けることにより構成され、前記発泡シート基材を室外方向に向けて設置されることを特徴とする積層パネル。
  2. 前記ドア部材に設けられた開口部の外周部分で支持された状態でドア部材に対して離間して設置されることを特徴とする請求項1記載の積層パネル。
  3. 前記発泡シート基材と不織布の間に接着層を有することを特徴とする請求項1または2記載の積層パネル。
  4. 前記発泡シート基材に形成される貫通孔の直径が0.1mm〜3mmであり、貫通孔の形成間隔が0.5mm〜5mmであることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の積層パネル。
  5. 車両のドア部材に設けられた開口部を覆うように当該ドア部材の車室側に積層パネルが配設された車両用ドアユニットであって、
    前記積層パネルは、複数の貫通孔が形成された発泡シート基材に不織布を貼り付けることにより構成され、前記発泡シート基材を室外方向に向けて設置されていることを特徴とする車両用ドアユニット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101808766B1 (ko) * 2016-09-19 2017-12-14 삼우티시에스 주식회사 자동차용 내,외장재 및 그 제조방법

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