JP2015002035A - 固体酸化物形燃料電池セルの作製方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】セルの反りの抑制と空気極表面の電気伝導度の低下の抑制とを両立させる。
【解決手段】燃料極2と電解質1とから構成されるハーフセルの燃料極2とは反対側の電解質1の面に空気極3の原料を形成する。空気極3の原料を形成した面が上になるようにハーフセルを配置し、空気極3の原料の上に、セリアを含む材料からなる板状のセッター4を載せる。ハーフセルおよび空気極3の原料を熱処理して空気極3を焼成する。
【選択図】 図2
【解決手段】燃料極2と電解質1とから構成されるハーフセルの燃料極2とは反対側の電解質1の面に空気極3の原料を形成する。空気極3の原料を形成した面が上になるようにハーフセルを配置し、空気極3の原料の上に、セリアを含む材料からなる板状のセッター4を載せる。ハーフセルおよび空気極3の原料を熱処理して空気極3を焼成する。
【選択図】 図2
Description
本発明は、固体酸化物形燃料電池のセルに関するものである。
近年、酸化物イオン伝導体を電解質に用いた固体酸化物形燃料電池(SOFC:Solid Oxide Fuel Cell)に関心が高まりつつある。特に、エネルギーの有効利用という観点から、SOFCはカルノー効率の制約を受けないために本質的に高いエネルギー変換効率を有し、さらに、良好な環境保全が期待されるなどの優れた特徴を持っている。このような特徴を備えているSOFCに用いられる電解質は、空気極と電解質界面で、酸素が電子と反応して生成された酸化物イオン(酸素イオン)を燃料極に供給する役割を有するため、速やかに酸化物イオンを伝導することが要求される。
近年、電解質の薄肉化等により600〜800℃程度の低温作動かつ高出力化が可能となっており、SOFC用部材の一つであるインターコネクタ材料に耐熱性の金属合金材料が使用できる可能性が高まっている。
このSOFCのセルは主にセラミックスで構成されており、燃料極には金属酸化物と電解質材料とが混合されたサーメットと呼ばれる材料が広く用いられている。電解質上への電極形成は焼成を行う事が一般的であり、電極作製時は、1200〜1500℃の高温で焼成されている。
通常、セルを焼成する際は、セルの下にセッター(棚板、敷板、焼成板とも呼ばれる)を設置することが一般的であり、セラミックス焼成用のセッターにはAl2O3が広く用いられている。また、空気極焼成時にも、セルの上にセッターを載せて焼成することで、セルの反りを抑制することが行われている。
しかしながら、Al2O3製のセッターを用いてセルを焼成した場合、Al2O3が空気極表面の金属酸化物と反応してしまい、空気極表面の金属酸化物がAl2O3と相互拡散し、空気極の組成が変わってしまうことで、セル性能の低下を引き起こすことが考えられる。(非特許文献1参照)。
R.D.Peelamedu,R.Roy,D.K.Agrawal,"Microwave-induced reaction sintering of NiAl2O4",Materials Letters,55,p.234-240,2002
上述したようにAl2O3製のセッターを空気極の上に載せて空気極を焼成した場合、Al2O3が空気極表面の金属酸化物と反応してしまい、空気極表面の金属酸化物とAl2O3とが相互拡散を起こし、電気抵抗の高い層が空気極表面に形成され、このような空気極の組成変化によってセル性能が低下してしまうという問題点があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、セルの反りの抑制と空気極表面の電気伝導度の低下の抑制とを両立させることができる固体酸化物形燃料電池セルの作製方法を提供することを目的とする。
本発明の固体酸化物形燃料電池セルの作製方法は、燃料極と電解質とから構成されるハーフセルの燃料極とは反対側の電解質の面に空気極原料を形成する工程と、前記空気極原料を形成した面が上になるように前記ハーフセルを配置し、前記空気極原料の上に、少なくとも空気極原料と接する面がセリアを含む材料からなる板状のセッターを載せる工程と、前記ハーフセルおよび空気極原料を熱処理して空気極を焼成する工程とを含むことを特徴とするものである。
また、本発明の固体酸化物形燃料電池セルの作製方法の1構成例において、前記セッターは、CeO2または異元素を添加したCeO2からなるものである。
また、本発明の固体酸化物形燃料電池セルの作製方法の1構成例において、前記セッターは、Al2O3製またはZrO2製の板の表面に、CeO2膜または異元素を添加したCeO2膜を塗布して焼結させたものである。
また、本発明の固体酸化物形燃料電池セルの作製方法の1構成例において、前記空気極原料は、ペロブスカイト構造の金属酸化物からなるものである。
また、本発明の固体酸化物形燃料電池セルの作製方法の1構成例において、前記ペロブスカイト構造の金属酸化物は、LaNi(1-X)FeXO3、La(1-X)SrXMnO3、La(1-X)SrXCoYFe(1-Y)O3、La(1-X)SrXCoO3、LaNi0.6Fe0.4O3(LNF)、LaNi(1-X-Y)CoXFeYO3(LNCF)、Sm(1-X)SrXCoO3のいずれかを含むものである。
また、本発明の固体酸化物形燃料電池セルの作製方法の1構成例において、前記セッターは、CeO2または異元素を添加したCeO2からなるものである。
また、本発明の固体酸化物形燃料電池セルの作製方法の1構成例において、前記セッターは、Al2O3製またはZrO2製の板の表面に、CeO2膜または異元素を添加したCeO2膜を塗布して焼結させたものである。
また、本発明の固体酸化物形燃料電池セルの作製方法の1構成例において、前記空気極原料は、ペロブスカイト構造の金属酸化物からなるものである。
また、本発明の固体酸化物形燃料電池セルの作製方法の1構成例において、前記ペロブスカイト構造の金属酸化物は、LaNi(1-X)FeXO3、La(1-X)SrXMnO3、La(1-X)SrXCoYFe(1-Y)O3、La(1-X)SrXCoO3、LaNi0.6Fe0.4O3(LNF)、LaNi(1-X-Y)CoXFeYO3(LNCF)、Sm(1-X)SrXCoO3のいずれかを含むものである。
本発明によれば、固体酸化物形燃料電池セルの空気極を作製する際に、少なくとも空気極原料と接する面がセリアを含む材料からなる板状のセッターを空気極の上に載せて空気極を焼成する。これにより、本発明では、固体酸化物形燃料電池セルの反りを抑制すると共に、空気極表面の金属酸化物と従来のAl2O3製のセッターとの相互拡散による空気極の組成変化を抑制することができるので、焼成による空気極の導電性低下を抑えることができ、集電効率の高い固体酸化物形燃料電池を作製することができる。
[第1の実施の形態]
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。始めに、本発明の第1の実施の形態について図1を用いて説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態に係るSOFCのセルの構成を示す断面図である。平板型構造のSOFCのセルは、ジルコニア系の材料からなる板状の電解質1と、電解質1の一方の面に形成された板状の燃料極2と、電解質1の他方の面に形成されたAMO3のペロブスカイト構造の金属酸化物からなる板状の空気極3とから構成される。本実施の形態では、電極である燃料極2と空気極3とは、所定の粒径の粉末を有する多孔質焼結体から形成されていればよい。
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。始めに、本発明の第1の実施の形態について図1を用いて説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態に係るSOFCのセルの構成を示す断面図である。平板型構造のSOFCのセルは、ジルコニア系の材料からなる板状の電解質1と、電解質1の一方の面に形成された板状の燃料極2と、電解質1の他方の面に形成されたAMO3のペロブスカイト構造の金属酸化物からなる板状の空気極3とから構成される。本実施の形態では、電極である燃料極2と空気極3とは、所定の粒径の粉末を有する多孔質焼結体から形成されていればよい。
電解質1は、例えば酸化スカンジウム(Sc2O3)および酸化アルミニウム(Al2O3)安定化ZrO2(SASZ)、イットリア安定化ジルコニア(YSZ)、スカンジア安定化ジルコニア(ScSZ)などのジルコニア材料の粉体の焼結体から構成されていればよい。
燃料極2は、例えば電解質1を構成する酸化物材料に金属ニッケルが混合された電子伝導性を有する金属−酸化物混合体(サーメット)の粉体の焼成体(多孔質焼結体)から構成されていればよい。このような混合体としては、例えばニッケル−イットリア安定化ジルコニアサーメット(Ni−YSZ)、ニッケル−アルミナ添加スカンジア安定化ジルコニア(Ni−SASZ)などがある。
空気極3は、AMO3のペロブスカイト構造の金属酸化物から構成される。このような金属酸化物としては、例えばLaNi(1-X)FeXO3、La(1-X)SrXMnO3、La(1-X)SrXCoYFe(1-Y)O3、La(1-X)SrXCoO3、LaNi0.6Fe0.4O3(LNF)、LaNi(1-X-Y)CoXFeYO3(LNCF)、Sm(1-X)SrXCoO3のいずれかを用いればよい。
このようなSOFCセルの空気極3を作製する際に、図2に示すようにセリア(酸化セリウム)製のセッター4を空気極3の上に載せて空気極3を焼成する。これにより、SOFCセルの反りを抑制すると共に、空気極表面の金属酸化物と従来のAl2O3製のセッターとの相互拡散による空気極3の組成変化を抑制することができるので、焼成による空気極3の導電性低下を抑えることができ、集電効率の高いSOFCを作製することができる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。本実施の形態は、第1の実施の形態をより具体的に説明するものである。なお、当然のことであるが本発明は以下の実施の形態に限定されるものではない。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。本実施の形態は、第1の実施の形態をより具体的に説明するものである。なお、当然のことであるが本発明は以下の実施の形態に限定されるものではない。
本実施の形態のSOFCセルの作製方法では、まずドクターブレード法を用いて、NiO−8YSZ(0.92ZrO2−0.08Y2O3)のスラリ(平均粒径が約0.6μmの10mol%、Y2O3添加ジルコニア粉末、平均粒径が約0.2μmのNiO粉末が60wt%)をシート状に形成する。このときスラリの厚みは、焼成後に形成される燃料極2の厚みが1.0mm程度になるようにする。こうして、燃料極シートを作製する。
同様に、ドクターブレード法を用いて、8YSZのスラリをシート状に形成する。このときスラリの厚みは、焼成後に形成される電解質1の厚みが30μm程度になるようにする。こうして、電解質シートを作製する。続いて、燃料極シートと電解質シートとを貼り合わせ、この貼り合わせたものを3cm×3cmの大きさに加工して脱脂をした後に、1300℃の熱処理条件で焼成する。こうして、燃料極2と電解質1とから構成されるハーフセルが完成する。
次に、平均粒径が1.0μmのLa0.8Sr0.2MnO3、La0.6Sr0.4Co0.2Fe0.8O3、La0.6Sr0.4CoO3、LaNi0.6Fe0.4O3、LaNi0.6Co0.2Fe0.2O3粉末のスラリを作製する。このスラリを上記のハーフセルの電解質1の上にスクリーン印刷法により塗布し、空気極塗布膜を形成する。このときスラリの厚みは、焼成後に形成される空気極3の厚みが100μmとなるようにする。そして、図2に示したようにSOFCセルの燃料極2が下になるようにして配置し、セリア(CeO2)製のセッター4を空気極塗布膜の上に載せて1100℃、2時間の熱処理条件で焼成する。こうして、燃料極支持型のSOFCセルが完成する。
作製したSOFCセルの空気極表面の電気伝導度を測定するため、直流四端子法を用いた。具体的には作製したSOFCセルの空気極表面にPt線で出来た電流線、電圧線を取り付け、1000℃、2時間の熱処理条件で焼成する。そして、SOFCセルを雰囲気炉内に入れ、大気雰囲気下で800℃まで昇温した後1時間経過した後の空気極表面の電気伝導度を測定した。測定には、マルチメータ(例えばケースレイ社製、THD マルチメータ 2015−P等)を用いた。測定結果を表1に示す。
表1では、空気極3の焼成時に空気極3の上にセッターを載せずに作製したSOFCセルの番号を#1−0−0、空気極3の焼成時に空気極3の上に従来と同様の6×6cmの大きさのAl2O3製のセッターを載せて作製したSOFCセルの番号を#1−0−1〜#1−0−5としている。また、空気極3の焼成時に空気極3の上にCeO2製のセッター4を載せて作製した本実施の形態のSOFCセルの番号を#2−0−1〜#2−0−5、空気極3の焼成時に空気極3の上に(Gd0.1Ce0.9)O2製のセッター4を載せて作製した本実施の形態のSOFCセルの番号を#3−0−1〜#3−0−5としている。さらに、Al2O3製の板の表面にスピンコート法によりCeO2膜を塗布して焼結させたものをセッター4とし、空気極3の焼成時にこのセッター4を空気極3の上に載せて作製した本実施の形態のSOFCセルの番号を#4−0−1〜#4−0−5としている。
#1−0−0のSOFCセルと#1−0−1のSOFCセルを比較すると、#1−0−1のSOFCセルの方が反りが抑えられているのに対し、#1−0−0のSOFCセルの方が空気極表面の電気伝導度が高い。このような測定結果が得られる理由は、空気極3の焼成時にAl2O3製のセッターを用いることでセルの反りが抑えられる反面、空気極表面の金属酸化物とAl2O3とが相互拡散を起こし、電気抵抗の高い層が空気極表面に形成されるためである。
これに対し、#2−0−1〜#2−0−5、#3−0−1〜#3−0−5、#4−0−1〜#4−0−5の本実施の形態のSOFCセルにおいては、#1−0−1〜#1−0−5のSOFCセルと比較して、セルの反りが同程度で、かつ空気極表面の電気伝導度の低下が抑えられていることが分かる。また、セッターおよび空気極の種類によらず、いずれも高い電気伝導度を有していることが分かる。以上のように、本実施の形態では、第1の実施の形態で説明した効果が得られていることが分かる。
なお、#2−0−1、#3−0−1、#4−0−1のSOFCセルの空気極表面の電気伝導度は、#1−0−0のSOFCセルの空気極表面の電気伝導度より若干低くなっているが、#2−0−1、#3−0−1、#4−0−1のSOFCセルの反りは、#1−0−0のSOFCセルの反りの半分以下に抑制されている。そして、#2−0−1、#3−0−1、#4−0−1のSOFCセルの空気極表面の電気伝導度は、上記のとおり#1−0−1のSOFCセルの空気極表面の電気伝導度よりも向上している。したがって、本実施の形態では、セルの反りの抑制と空気極表面の電気伝導度の低下の抑制とを両立させることができる。
本実施の形態では、セッター4の材料としてCeO2または異元素(本実施の形態の例ではGd)を添加したCeO2を用いたが、これに限るものではない。CeO2に添加する異元素は20mol%以下であればよい。また、Al2O3製の板の表面にスピンコート法によりCeO2膜を塗布して焼結させたものをセッター4としたが、これに限るものではなく、ZrO2製の板の表面にスピンコート法によりCeO2膜を塗布して焼結させたものをセッター4としてもよい。また、Al2O3製またはZrO2製の板の表面に、20mol%以下の異元素(例えばGd)を添加したCeO2膜を塗布して焼結させたものをセッター4としてもよい。
Al2O3あるいはZrO2の表面にCeO2膜または異元素を添加したCeO2膜を形成してセッター4として用いる利点は、Al2O3やZrO2は様々な用途において一般的に利用されているため、コストが安いのに対して、あまり一般的に用いられていないCeO2は高価であるため、Al2O3あるいはZrO2の表面にCeO2膜または異元素を添加したCeO2膜を焼き付けることで、比較的安価でしかも空気極3との反応性が低いセッター4を実現できることである。
本発明は、セル作製時(空気極焼成時)の導電性低下を抑えつつセルの反りを抑制することで、集電効率の高い固体酸化物形燃料電池を作製することが可能となるため、固体酸化物形燃料電池の高効率化に大きな貢献をなすものである。
1…電解質、2…燃料極、3…空気極、4…セッター。
Claims (5)
- 燃料極と電解質とから構成されるハーフセルの燃料極とは反対側の電解質の面に空気極原料を形成する工程と、
前記空気極原料を形成した面が上になるように前記ハーフセルを配置し、前記空気極原料の上に、少なくとも空気極原料と接する面がセリアを含む材料からなる板状のセッターを載せる工程と、
前記ハーフセルおよび空気極原料を熱処理して空気極を焼成する工程とを含むことを特徴とする固体酸化物形燃料電池セルの作製方法。 - 請求項1記載の固体酸化物形燃料電池セルの作製方法において、
前記セッターは、CeO2または異元素を添加したCeO2からなることを特徴とする固体酸化物形燃料電池セルの作製方法。 - 請求項1記載の固体酸化物形燃料電池セルの作製方法において、
前記セッターは、Al2O3製またはZrO2製の板の表面に、CeO2膜または異元素を添加したCeO2膜を塗布して焼結させたものからなることを特徴とする固体酸化物形燃料電池セルの作製方法。 - 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の固体酸化物形燃料電池セルの作製方法において、
前記空気極原料は、ペロブスカイト構造の金属酸化物からなることを特徴とする固体酸化物形燃料電池セルの作製方法。 - 請求項4記載の固体酸化物形燃料電池セルの作製方法において、
前記ペロブスカイト構造の金属酸化物は、LaNi(1-X)FeXO3、La(1-X)SrXMnO3、La(1-X)SrXCoYFe(1-Y)O3、La(1-X)SrXCoO3、LaNi0.6Fe0.4O3(LNF)、LaNi(1-X-Y)CoXFeYO3(LNCF)、Sm(1-X)SrXCoO3のいずれかを含むことを特徴とする固体酸化物形燃料電池セルの作製方法。
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JP6097873B1 (ja) * | 2016-03-23 | 2017-03-15 | 日本碍子株式会社 | 電気化学セル |
WO2020060846A1 (en) * | 2018-09-19 | 2020-03-26 | Redox Power Systems, LLC | Setter plates and manufacturing methods for ceramic-anode solid oxide fuel cells |
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