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JP2015000570A - 製本装置および製本方法 - Google Patents

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JP2015000570A
JP2015000570A JP2013127918A JP2013127918A JP2015000570A JP 2015000570 A JP2015000570 A JP 2015000570A JP 2013127918 A JP2013127918 A JP 2013127918A JP 2013127918 A JP2013127918 A JP 2013127918A JP 2015000570 A JP2015000570 A JP 2015000570A
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康行 釜井
Yasuyuki Kamai
康行 釜井
和久 岸本
Kazuhisa Kishimoto
和久 岸本
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Abstract

【課題】ページめくり特性に対する読者の異なる要求を満たすことが可能な冊子を提供できる製本装置および製本方法を提供する。
【解決手段】本発明の製本装置は、画像形成装置により画像が形成される用紙Pの端部を裁断して冊子を作成する製本装置であって、用紙Pの端部を裁断するためのカッター50と、冊子の小口側にあたる用紙Pの端部をカッター50により用紙Pの平面内で斜めに裁断するために、カッター50と用紙Pとの相対位置を調整する位置調整部72,80と、カッター50により斜めに裁断される端部の傾斜角度が冊子のページ数が進むにつれて増加または減少するように、位置調整部72,80を制御してカッター50と用紙Pとの相対位置を用紙毎に調整しつつ、用紙Pの裁断処理を行う制御部と、を有する。
【選択図】図5

Description

本発明は、画像形成装置により画像が形成される用紙の端部を裁断して冊子を作成する製本装置および製本方法に関する。
画像形成装置には、画像が形成された用紙に対して後処理を施す後処理装置が装着される。後処理装置によれば、たとえば、画像形成装置により画像が形成された用紙の束を綴じることにより、冊子を作成することができる。
これに関連して、下記の特許文献1には、複数枚の用紙を長手方向に1枚ずつ僅かにずらしながら重ね、重ねられた用紙の束を中綴じして冊子を作成する用紙中綴じ方法が提案されている。この方法によれば、冊子の小口側にあたる各ページの端部が同一方向に少しずつずれて形成されるため、読者が冊子のページをめくる際に指をかける領域がページの端部に確保され、読者が冊子のページを容易にめくることが可能になる。
ところで、冊子のページめくりに要求される特性は、ページをめくる読者の状況や好みに応じて異なる。たとえば、読者は、1枚1枚確実にページをめくりたいこともあれば、素早く効率よくページをめくりたいこともある。
しかしながら、上記の方法では、読者の指がかかるように冊子の各ページの端部に確保される領域の大きさは一定であるため、冊子のページめくり特性も一定となる。このため、上記の方法では、ページめくり特性に対する読者の異なる要求を満たす冊子を提供することはできない。
特開平8−164686号公報
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものである。したがって、本発明の目的は、ページめくり特性に対する読者の異なる要求を満たすことが可能な冊子を提供できる製本装置および製本方法を提供することである。
本発明の上記目的は、下記の手段によって達成される。
(1)画像形成装置により画像が形成される用紙の端部を裁断して冊子を作成する製本装置であって、用紙の端部を裁断するためのカッターと、前記冊子の小口側にあたる用紙の端部を前記カッターにより前記用紙の平面内で斜めに裁断するために、前記カッターと前記用紙との相対位置を調整する位置調整部と、前記カッターにより斜めに裁断される前記端部の傾斜角度が前記冊子のページ数が進むにつれて増加または減少するように、前記位置調整部を制御して前記カッターと前記用紙との相対位置を用紙毎に調整しつつ、前記用紙の裁断処理を行う制御部と、を有することを特徴とする製本装置。
(2)前記制御部は、前記端部の傾斜角度が所定のページ数毎に増加または減少するように、前記位置調整部を制御することを特徴とする上記(1)に記載の製本装置。
(3)前記制御部は、前記端部の傾斜角度が前記冊子の複数の所定のページの間で増加または減少するように、前記位置調整部を制御することを特徴とする上記(1)または(2)に記載の製本装置。
(4)前記冊子は、印刷データに基づき作成され、前記端部の傾斜角度は、前記印刷データに含まれる用紙サイズ情報、余白情報、綴じ位置情報、開き方向情報、およびページ送り方向情報の少なくとも一つに基づいて決定されることを特徴とする上記(1)〜(3)のいずれか1つに記載の製本装置。
(5)画像形成装置により画像が形成される用紙の端部を裁断して冊子を作成する製本方法であって、用紙の端部を裁断するためのカッターにより前記用紙の平面内で斜めに裁断される、前記冊子の小口側にあたる前記用紙の端部の傾斜角度が、前記冊子のページ数が進むにつれて増加または減少するように、前記カッターと前記用紙との相対位置を用紙毎に調整する工程(a)と、前記工程(a)において前記用紙との相対位置が調整された前記カッターにより前記用紙の前記端部を裁断する工程(b)と、を有することを特徴とする製本方法。
(6)前記端部の傾斜角度が所定のページ数毎に増加または減少するように、前記工程(a)において、前記カッターと前記用紙との相対位置が調整されることを特徴とする上記(5)に記載の製本方法。
(7)前記端部の傾斜角度が前記冊子の複数の所定のページの間で増加または減少するように、前記工程(a)において、前記カッターと前記用紙との相対位置が調整されることを特徴とする上記(5)または(6)に記載の製本方法。
(8)前記冊子は、印刷データに基づき作成され、前記端部の傾斜角度は、前記印刷データに含まれる用紙サイズ情報、余白情報、綴じ位置情報、開き方向情報、およびページ送り方向情報の少なくとも一つに基づいて決定されることを特徴とする上記(5)〜(7)のいずれか1つに記載の製本方法。
本発明によれば、読者が指をかける用紙の端部の位置に応じて、指がかかる領域の大きさが変わり、ページめくり特性が変化する冊子が作成される。このため、読者が指をかける用紙の端部の位置を変更することにより、冊子に対して所望のページめくり特性を選択することが可能になる。つまり、ページめくり特性に対する読者の異なる要求を満たすことが可能な冊子が提供される。
本発明の一実施形態に係る製本装置が適用される画像形成システムの全体構成を示すブロック図である。 PCの概略構成を示すブロック図である。 画像形成装置の概略構成を示すブロック図である。 後処理装置の概略構成を示すブロック図である。 裁断処理部の概略構成を示す斜視図である。 画像形成システムにおける製本処理の手順を示すフローチャートである。 裁断パラメータ決定処理の手順を示すフローチャートである。 裁断パラメータを説明するための図である。 裁断パラメータの一例を示す図である。 製本処理により作成される冊子の一例を示す図である。 製本処理により作成される冊子の他の例を示す図である。 製本処理により作成される冊子のさらに他の例を示す図である。 製本処理により作成される冊子のさらに他の例を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る製本装置が適用される画像形成システムの全体構成を示すブロック図である。画像形成システムは、PC(Personal Computer)1と、画像形成装置2とを備え、これらはネットワーク4を介して相互に通信可能に接続されている。また、画像形成装置2には、画像形成装置2から搬送される用紙に対して後処理を施す後処理装置3が装着されている。
ネットワーク4は、イーサネット(登録商標)、FDDI(Fiber Distributed Data Interface)、Wi−Fi(Wireless Fidelity)等の規格によりコンピューターやネットワーク機器同士を接続したLAN(Local Area Network)や、LAN同士を専用線で接続したWAN(Wide Area Network)等からなる。なお、ネットワーク4に接続される機器の種類および台数は、図1に示す例に限定されない。
図2は、PC1の概略構成を示すブロック図である。PC1は、制御部11、記憶部12、表示部13、入力部14、および通信部15を備えており、これらは信号をやり取りするためのバス16を介して相互に接続されている。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)であり、プログラムにしたがって上記各部の制御や各種の演算処理を行う。記憶部12は、予め各種プログラムや各種データを格納しておくROM(Read Only Memory)、作業領域として一時的にプログラムやデータを記憶するRAM(Random Access Memory)、オペレーティングシステムを含む各種プログラムや各種データを格納するハードディスク等からなる。
表示部13は、たとえば、液晶ディスプレイであり、各種の情報を表示する。入力部14は、マウス等のポインティングデバイスやキーボードを含み、各種の入力を行うために使用される。
通信部15は、ネットワーク4を介して他の機器と通信するためのインターフェースであり、イーサネット(登録商標)、FDDI、Wi−Fi等の規格が用いられる。
PC1の記憶部12には、文書ファイルを作成するための文書ファイル作成アプリケーションと、文書ファイルを画像形成装置2が解釈可能なページ記述言語(PDL)で記述された印刷データに変換するためのプリンタードライバーとがインストールされている。PC1のユーザーは、プリンタードライバーにより提供される印刷設定画面を通じて、画像形成装置2により画像が形成された用紙の束を後処理装置3により綴じて冊子を作成する印刷ジョブを生成することができる。
図3は、画像形成装置2の概略構成を示すブロック図である。画像形成装置2は、制御部21、記憶部22、操作パネル23、画像読取部24、給紙部25、画像形成部26、および通信部27を備えており、これらは信号をやり取りするためのバス28を介して相互に接続されている。なお、画像形成装置2の上記各部のうち、PC1の上記各部と同様の機能を有する部分については、説明の重複を避けるためその説明を省略する。
操作パネル23は、タッチパネル、テンキー、スタートボタン、ストップボタン等を備えており、各種情報の表示および各種指示の入力に使用される。
画像読取部24は、所定の読み取り位置にセットされた原稿またはADF(Auto Document Feeder)により所定の読み取り位置に搬送された原稿に蛍光ランプ等の光源で光を当て、その反射光をCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ等の撮像装置で光電変換して、その電気信号から画像データを生成する。
給紙部25は、印刷に使用される記録シートとしての用紙を収容する。給紙部25は、複数の給紙トレイを有しており、給紙トレイに収容された用紙を1枚ずつ画像形成部26に送り出す。
画像形成部26は、帯電、露光、現像、転写、および定着の各工程を含む電子写真式プロセス等の周知の作像プロセスを用いて、各種データに基づく画像を用紙上に形成する。
図4は、後処理装置3の概略構成を示すブロック図である。後処理装置3は、製本装置として、制御部31、記憶部32、パンチ処理部33、折り処理部34、裁断処理部35、綴じ処理部36、および通信部37を備えており、これらは信号をやり取りするためのバス38を介して相互に接続されている。なお、後処理装置3の上記各部のうち、PC1の上記各部と同様の機能を有する部分については、説明の重複を避けるためその説明を省略する。
パンチ処理部33は、画像形成装置2から搬送される用紙の端部にファイル用の穴を形成する。折り処理部34は、画像形成装置2から搬送される用紙を中央部で折る中折り等の折り処理を実行する。
裁断処理部35は、画像形成装置2から搬送される用紙の端部を裁断する。本実施形態の裁断処理部35は、用紙の端部を当該用紙の平面内で斜めに裁断することができる。裁断処理部35についての詳細な説明は後述する。
綴じ処理部36は、用紙の束を中央部で綴じる中綴じ、および、用紙の束の背部分をリング綴じ部材で綴じるリング綴じ等の綴じ処理を実行する。
後処理装置3は、通信部37を介して、画像形成装置2と通信を行うことができる。
図5は、裁断処理部35の概略構成を示す斜視図である。裁断処理部35は、用紙Pを裁断するためのカッター50と、カッター50の刃先と当接する刃受部60と、カッター50を駆動する駆動部70と、用紙Pを搬送する搬送部80とを備える。
カッター50は、用紙Pの端部を裁断する。カッター50は、用紙Pの端部に刃先を押し付けることにより、用紙Pの端部を裁断する。
刃受部60は、カッター50の刃先と対向するように配置され、カッター50の刃先と当接する刃受面61を有する。刃受面61には、用紙Pの端部が載置され、刃受面61に用紙Pの端部が載置された状態でカッター50が降下することにより、用紙Pの端部が裁断される。
駆動部70は、カッター50を上下に駆動する鉛直駆動部71と、カッター50を用紙Pの面方向に回動させる回転駆動部72とを有する。鉛直駆動部71および回転駆動部72は、制御部31により制御される。
搬送部80は、用紙Pを挟み込んで搬送する搬送ローラー81,82を有する。搬送部80は、制御部31により制御され、刃受部60の刃受面61上の所望の位置に用紙Pの端部を配置することができる。
ここで、回転駆動部72および搬送部80は、相互に連動して、カッター50と用紙Pとの相対位置を調整する位置調整部として機能する。このような構成によれば、画像形成装置2から搬送される用紙Pの端部をカッター50により所定の裁断角度で斜めに裁断することができる。制御部31は、斜めに裁断される用紙Pの端部の傾斜角度が冊子のページ数が進むにつれて増加または減少するように、回転駆動部72および搬送部80を制御してカッター50と用紙Pとの相対位置を用紙毎に調整する。
なお、PC1、画像形成装置2、および後処理装置3は、それぞれ、上記の構成要素以外の構成要素を含んでいてもよく、あるいは、上記の構成要素のうちの一部が含まれていなくてもよい。
以上のとおり構成される画像形成システムでは、冊子のページ数が進むにつれて傾斜角度が増加または減少するように、冊子の小口側にあたる用紙の端部に傾斜がつけられた冊子が作成される。以下、図6〜図13を参照して、画像形成システムの動作について説明する。
図6は、画像形成システムにおける製本処理の手順を示すフローチャートである。製本処理の実行に先立って、PC1から画像形成装置2に印刷データが送信され、用紙の束を綴じて冊子を作成する印刷ジョブの実行が指示される。
まず、画像形成装置2は、ジョブ情報を取得する(ステップS101)。より具体的には、画像形成装置2は、PC1から送信された印刷データに含まれる各種の情報をジョブ情報として取得する。ジョブ情報には、画像の品質を示す画質モード情報、用紙のサイズを示す用紙サイズ情報、用紙の余白を示す余白情報(印字領域情報)、冊子の綴じ位置を示す綴じ位置情報、冊子が開く方向を示す開き方向情報、冊子のページ送り方向を示すページ送り方向情報、および印刷部数を示す部数情報等が含まれる。
続いて、画像形成装置2は、裁断パラメータ決定処理を実行する(ステップS102)。具体的には、画像形成装置2は、ステップS101に示す処理で取得したジョブ情報に基づいて、後述する用紙裁断処理で使用する裁断角度等の裁断パラメータを決定する。
図7は、図6のステップS102に示す裁断パラメータ決定処理の手順を示すフローチャートである。なお、図7のフローチャートにより示されるアルゴリズムは、画像形成装置2の記憶部22にプログラムとして記憶されており、制御部21により実行される。
まず、画像形成装置2は、用紙長Lvmaxを決定する(ステップS201)。具体的には、画像形成装置2は、印刷データに含まれる用紙サイズ情報および綴じ位置情報等を参照して、用紙長Lvmaxを決定する。たとえば、用紙サイズがA4縦(297×210mm)、用紙の綴じ位置が左側である場合、図8に示すとおり、用紙の長辺の長さ(297mm)が、用紙長Lvmaxに決定される。
続いて、画像形成装置2は、最大余白幅Lhmaxを決定する(ステップS202)。具体的には、画像形成装置2は、印刷データに含まれる余白情報および綴じ位置情報等を参照して、最大余白幅Lhmaxを決定する。たとえば、用紙の綴じ位置が左側である場合、図8に示すとおり、印字領域を欠損しない用紙の右側の余白領域の幅が、最大余白幅Lhmaxに決定される。なお、印字領域であっても画像に影響がないのであれば、印字領域の一部が余白領域に含まれ得る。
続いて、画像形成装置2は、各用紙の余白幅Lhを決定する(ステップS203)。具体的には、画像形成装置2は、ステップS202に示す処理で決定した最大余白幅Lhmaxと冊子を構成する用紙の枚数Nとに基づいて、斜めに裁断される用紙の上端の裁断長さである余白幅Lhを用紙毎に決定する。たとえば、図8に示すとおり、冊子の先頭ページの余白幅Lhが最大となり、冊子の最終ページの1つ手前のページの余白幅Lhn−1が最小となるように、最大余白幅Lhmaxを先頭ページの余白幅Lhとして、各用紙の余白幅Lhが決定される。本実施形態では、隣接する用紙の余白幅の差(Lh−Lhn+1)が一定になるように、まず、下記の(1)式にしたがって余白幅の差が決定される。その後、決定された余白幅の差にしたがって、各用紙の余白幅Lhが用紙のページ番号に応じて決定される。
Lh−Lhn+1=Lhmax/(N−1) …(1)
そして、画像形成装置2は、各用紙の裁断角度θを決定し(ステップS204)、処理を終了する。具体的には、画像形成装置2は、ステップS201に示す処理で決定した用紙長Lvmaxと、ステップS203に示す処理で決定した余白幅Lhとに基づいて、用紙の端部を裁断する際の裁断角度θを用紙毎に決定する。裁断角度θは、たとえば、下記の(2)式にしたがって決定される。
θ=tan−1(Lh/Lvmax) …(2)
その結果、たとえば、図8に示すとおり、冊子の先頭ページの裁断角度θが最大となり、冊子の最終ページの1つ手前のページの裁断角度θn−1が最小となるように、裁断角度θが決定される。
以上のとおり、図7に示すフローチャートの処理によれば、後述する用紙裁断処理で使用される裁断角度θ等の裁断パラメータが決定される。
図9は、裁断パラメータの一例を示す図である。図9は、用紙サイズがA4縦、余白領域が25mm、ページ数が21である場合における各裁断パラメータを示す。後述する用紙裁断処理では、裁断パラメータに含まれる裁断角度θにしたがって、用紙の端部が裁断される。
以上のとおり、ステップS102に示す処理で裁断パラメータが決定されれば、画像形成装置2は、用紙上に画像を形成する(ステップS103)。より具体的には、画像形成装置2は、印刷データを解析してビットマップ形式の画像データを生成し、画像データに基づく画像を用紙上に形成する。
続いて、後処理装置3が、用紙裁断処理を実行する(ステップS104)。具体的には、後処理装置3は、画像形成装置2により画像が形成された用紙の端部を、当該用紙のページ番号に対応する裁断角度θにしたがって、用紙毎に斜めに裁断する。
そして、後処理装置3は、用紙整合・バインド処理を実行し(ステップS105)、処理を終了する。具体的には、後処理装置3は、ステップS104に示す処理で端部を裁断した用紙を整合し、用紙の束の端部をリング綴じ部材等で綴じて冊子を完成する。
以上のとおり、図6に示すフローチャートの処理によれば、冊子の小口側にあたる用紙の端部に傾斜がつけられた冊子が作成される。
図10は、製本処理により作成される冊子の一例を示す図である。図10(A)は冊子の上端面図であり、図10(B)は冊子の平面図である。また、図10(C)は冊子の下端面図である。
図10に示すとおり、製本処理により作成される冊子は、用紙の束の左側の端部が綴じられており、冊子の小口側(右側)にあたる各用紙Pの端部には傾斜がつけられている。ここで、各用紙Pの端部の傾斜角度は、冊子のページ数が進むにつれて減少している。
このような構成によれば、用紙Pの端部に読者の指がかかる領域Bが確保されるため、読者が冊子のページを容易にめくることが可能になる。このため、読者が冊子を折り曲げて用紙間にズレを生じさせ、指をかける領域を強制的に形成してページをめくる一般的なページめくりを行う必要がなくなる。
さらに、上述した製本処理により作成される冊子では、隣接する2枚の用紙Pの端部間の距離dが、冊子の上端で最大であり、冊子の下端に向かうほど小さくなる。
このような構成によれば、読者が冊子のページをめくる際、読者が指をかける用紙Pの端部の長手方向の位置を変更することにより、冊子のページめくり特性を変更することができる。具体的には、読者が用紙Pの端部の上側に指をかければ、距離dが大きい領域Bを利用して、冊子のページを1枚1枚確実にめくることができる。一方、読者が用紙Pの端部の下側に指をかければ、距離dが小さい領域Bを利用して、冊子のページを素早くめくることができる。つまり、読者が所望のページめくり特性を選択して最適なページめくりを行うことができ、冊子を快適に取り扱うことができる。
以上のとおり、本実施形態に係る製本処理によれば、読者の指がかかる用紙の端部の位置に応じてページめくり特性が変化する冊子が作成される。つまり、ページめくり特性に対する読者の異なる要求を満たすことが可能な冊子が提供される。
なお、上述した実施形態では、冊子を構成する各用紙の端部の傾斜角度がすべて異なるように用紙の端部が斜めに裁断された。しかしながら、用紙の端部の裁断内容は、用紙枚数、余白幅、用紙長、および用紙種別等に応じて種々変更される。
図11は、製本処理により作成される冊子の他の例を示す図である。図11(A)〜図11(C)は、他の例に係る冊子の上端面図である。
図11(A)に示すとおり、本実施形態に係る製本処理では、用紙Pの端部の傾斜角度が所定のページ数毎(図11(A)では、2ページ毎)に減少するように、用紙Pの端部に傾斜がつけられてもよい。このような構成によれば、図10に示す場合と比較して、距離dを大きくとることができる。したがって、ページ数(用紙枚数)が多い冊子に対しても、読者の指がかかる領域Bを確保することができる。
また、図11(B)に示すとおり、本実施形態に係る製本処理では、冊子の先頭ページから途中ページまでに限定して、用紙Pの端部に傾斜がつけられてもよい。具体的には、たとえば、100ページの冊子について、1ページ目から50ページ目までは用紙Pの端部を斜めに裁断して指がかかる領域Bを確保し、51ページ目から100ページ目までは用紙Pの端部を裁断せず、指がかかる領域Bを確保しない。
このような構成によれば、冊子のページ数が多かったり、用紙が厚紙等でコシがあったりするために、冊子を折り曲げることができない場合であっても、冊子を折り曲げにくい初期段階では、端部を斜めに裁断して得られる領域Bに指をかけてページをめくり、途中ページからは、冊子を折り曲げて指がかかる領域を強制的に形成して一般的なページめくりを行うことができる。
また、図11(C)に示すとおり、冊子の先頭ページから途中ページまでを第1グループGとして用紙Pの端部の傾斜角度が減少するように用紙Pの端部に傾斜がつけられ、途中ページの次のページから最終ページまでを第2グループGとして第1グループGと同様に用紙Pの端部に傾斜がつけられてもよい。
さらに、第1グループGに属する用紙の端部には傾斜をつけず、第2グループGに属する用紙の端部にのみ選択的に傾斜がつけられてもよく、あるいは、冊子の途中のページ(たとえば、30ページ目から40ページ目)に属する用紙の端部にのみ選択的に傾斜がつけられてもよい。
図12は、製本処理により作成される冊子のさらに他の例を示す図である。図12(A)は冊子の上端面図であり、図12(B)は冊子の平面図である。また、図12(C)は冊子の下端面図である。
図12に示すとおり、さらに他の例に係る冊子は、用紙の束の左側の端部が綴じられており、冊子の小口側にあたる各用紙Pの端部には、用紙Pの長手方向の中央部を基準として傾斜がつけられている。具体的には、冊子の先頭ページから途中ページまでの第1グループGに属する用紙については、冊子の上側半分の余白領域を利用して傾斜がつけられており、各用紙の端部の傾斜角度は、冊子のページ数が進むにつれて減少している。一方、途中ページの次のページから最終ページまでの第2グループGに属する用紙については、冊子の下側半分の余白領域を利用して傾斜がつけられており、各用紙の端部の傾斜角度は、冊子のページ数が進むにつれて増加している。
図13は、製本処理により作成される冊子のさらに他の例を示す図である。図13(A)は冊子の左端面図であり、図13(B)は冊子の平面図である。また、図13(C)は冊子の右端面図である。
図13に示すとおり、さらに他の例に係る冊子は、用紙の束の上側の端部が綴じられており、冊子の小口側(下側)にあたる各用紙Pの端部には、傾斜がつけられている。ここで、各用紙Pの端部の傾斜角度は、冊子のページ数が進むにつれて増加している。
各用紙の傾斜角度は、印刷データに含まれる情報(用紙サイズ情報、余白情報、綴じ位置情報、開き方向情報、およびページ送り方向情報等)に基づいて決定される。
本発明は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲内において、種々改変することができる。
たとえば、上述した実施形態では、画像形成装置の制御部により裁断パラメータ決定処理が実行された。しかしながら、裁断パラメータ決定処理は、後処理装置の制御部により実行されてもよい。
また、上述した実施形態では、後処理装置は、画像形成装置に装着された。しかしながら、後処理装置は、画像形成装置に内蔵されてもよい。あるいは、後処理装置は、画像形成装置と離隔して配置されてもよい。
また、上述した実施形態では、画像形成装置により画像が形成された用紙が裁断され冊子が作成された。しかしながら、画像が形成されていない用紙を裁断し、裁断処理後の用紙に対して画像形成装置により画像が形成されてもよい。
また、上述した実施形態では、印刷ジョブを実行して冊子を作成する場合を例に挙げて説明した。しかしながら、本発明は、複写ジョブを実行して冊子を作成する場合にも適用され得る。
上述した実施形態に係る画像形成システムにおける各種処理を行う手段および方法は、専用のハードウエア回路、またはプログラムされたコンピューターのいずれによっても実現することが可能である。上記プログラムは、たとえば、フレキシブルディスクおよびCD−ROM等のコンピューター読み取り可能な記録媒体によって提供されてもよいし、インターネット等のネットワークを介してオンラインで提供されてもよい。この場合、コンピューター読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムは、通常、ハードディスク等の記憶部に転送され記憶される。また、上記プログラムは、単独のアプリケーションソフトとして提供されてもよいし、画像形成システムの一機能としてその装置のソフトウエアに組み込まれてもよい。
1 PC、
2 画像形成装置、
3 後処理装置、
4 ネットワーク、
11,21,31 制御部、
12,22,32 記憶部、
13 表示部、
14 入力部、
15,27,37 通信部、
16,28,38 バス、
23 操作パネル、
24 画像読取部、
25 給紙部、
26 画像形成部、
33 パンチ処理部、
34 折り処理部、
35 裁断処理部、
36 綴じ処理部、
50 カッター、
60 刃受部、
70 駆動部、
80 搬送部。

Claims (8)

  1. 画像形成装置により画像が形成される用紙の端部を裁断して冊子を作成する製本装置であって、
    用紙の端部を裁断するためのカッターと、
    前記冊子の小口側にあたる用紙の端部を前記カッターにより前記用紙の平面内で斜めに裁断するために、前記カッターと前記用紙との相対位置を調整する位置調整部と、
    前記カッターにより斜めに裁断される前記端部の傾斜角度が前記冊子のページ数が進むにつれて増加または減少するように、前記位置調整部を制御して前記カッターと前記用紙との相対位置を用紙毎に調整しつつ、前記用紙の裁断処理を行う制御部と、
    を有することを特徴とする製本装置。
  2. 前記制御部は、前記端部の傾斜角度が所定のページ数毎に増加または減少するように、前記位置調整部を制御することを特徴とする請求項1に記載の製本装置。
  3. 前記制御部は、前記端部の傾斜角度が前記冊子の複数の所定のページの間で増加または減少するように、前記位置調整部を制御することを特徴とする請求項1または2に記載の製本装置。
  4. 前記冊子は、印刷データに基づき作成され、
    前記端部の傾斜角度は、前記印刷データに含まれる用紙サイズ情報、余白情報、綴じ位置情報、開き方向情報、およびページ送り方向情報の少なくとも一つに基づいて決定されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の製本装置。
  5. 画像形成装置により画像が形成される用紙の端部を裁断して冊子を作成する製本方法であって、
    用紙の端部を裁断するためのカッターにより前記用紙の平面内で斜めに裁断される、前記冊子の小口側にあたる前記用紙の端部の傾斜角度が、前記冊子のページ数が進むにつれて増加または減少するように、前記カッターと前記用紙との相対位置を用紙毎に調整する工程(a)と、
    前記工程(a)において前記用紙との相対位置が調整された前記カッターにより前記用紙の前記端部を裁断する工程(b)と、
    を有することを特徴とする製本方法。
  6. 前記端部の傾斜角度が所定のページ数毎に増加または減少するように、前記工程(a)において、前記カッターと前記用紙との相対位置が調整されることを特徴とする請求項5に記載の製本方法。
  7. 前記端部の傾斜角度が前記冊子の複数の所定のページの間で増加または減少するように、前記工程(a)において、前記カッターと前記用紙との相対位置が調整されることを特徴とする請求項5または6に記載の製本方法。
  8. 前記冊子は、印刷データに基づき作成され、
    前記端部の傾斜角度は、前記印刷データに含まれる用紙サイズ情報、余白情報、綴じ位置情報、開き方向情報、およびページ送り方向情報の少なくとも一つに基づいて決定されることを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項に記載の製本方法。
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