[go: up one dir, main page]

JP2014510689A - セメント質系における超分岐ポリエーテル界面活性剤の使用 - Google Patents

セメント質系における超分岐ポリエーテル界面活性剤の使用 Download PDF

Info

Publication number
JP2014510689A
JP2014510689A JP2013554863A JP2013554863A JP2014510689A JP 2014510689 A JP2014510689 A JP 2014510689A JP 2013554863 A JP2013554863 A JP 2013554863A JP 2013554863 A JP2013554863 A JP 2013554863A JP 2014510689 A JP2014510689 A JP 2014510689A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
surfactant
cementitious composition
cementitious
cement
hyperbranched polyether
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013554863A
Other languages
English (en)
Inventor
アール. ベリー ジェフリー
ヴィッカーズ トーマス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Construction Research and Technology GmbH
Original Assignee
Construction Research and Technology GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Construction Research and Technology GmbH filed Critical Construction Research and Technology GmbH
Publication of JP2014510689A publication Critical patent/JP2014510689A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B24/00Use of organic materials as active ingredients for mortars, concrete or artificial stone, e.g. plasticisers
    • C04B24/24Macromolecular compounds
    • C04B24/28Macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • C04B24/32Polyethers, e.g. alkylphenol polyglycolether
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B28/00Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements
    • C04B28/02Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements containing hydraulic cements other than calcium sulfates
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B40/00Processes, in general, for influencing or modifying the properties of mortars, concrete or artificial stone compositions, e.g. their setting or hardening ability
    • C04B40/0028Aspects relating to the mixing step of the mortar preparation
    • C04B40/0039Premixtures of ingredients
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B2103/00Function or property of ingredients for mortars, concrete or artificial stone
    • C04B2103/40Surface-active agents, dispersants

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
  • Emulsifying, Dispersing, Foam-Producing Or Wetting Agents (AREA)

Abstract

水硬性セメント、水、および超分岐ポリエーテル界面活性剤を含むセメント質組成物。超分岐ポリエーテル界面活性剤、場合によって分散剤、場合によってさらなる界面活性剤または消泡剤、および場合によって安定剤を含むセメント質組成物の水性混和材料組成物。セメント質材料、水、超分岐ポリエーテル界面活性剤、場合によってセメント質組成物の分散剤、場合によってさらなる界面活性剤または消泡剤、ならびに場合によって安定剤を混合することを含む、セメント質組成物を製造する方法。

Description

水硬性セメント、例えばポートランドセメントは、構造形成を製造するために使用される。水硬性セメントを水および小骨材と混合して、モルタルを形成することができる。コンクリートは、大骨材をさらに含むモルタルである。
水硬性セメントで作業する場合、最初に形成された水硬性セメント組成物のスランプ特性を増加させて、組成物の設置を助け、セメント組成物の設置を仕上げるために適切な作業時間を提供するために、流動性の期間を延長することが望ましい。
混和材料を水硬性セメントに添加して、スランプを増大させることができる。さらに、混和材料を添加して、セメントを水和させるために必要な水の量を減少させ、流動性セメント質組成物を製造することができる。含水量の減少は、結果として得られる水硬性セメント構造の強度を増大させる。
セメント質組成物の流動性を増大させ、含水量を減少させるための1つの混和材料は、ポリカルボキシレート分散剤を含む。あるポリカルボキシレート分散剤は、ペンダント側鎖を有する炭素骨格を有するポリマーであり、ここで、側鎖の少なくとも一部はカルボキシル基またはエーテル基によって骨格に結合している。エーテル基結合を含むポリマーは、ポリカルボキシレートエーテル分散剤と呼ばれる場合がある。いくつかの実施形態において、側鎖を、アミドまたはイミド結合により骨格と結合させることができる。ポリカルボキシレート分散剤は、水硬性セメント中含水量の減少の分散およびに非常に有効である。
ポリカルボキシレート分散剤は、混合の間にセメント質組成物中に空気を連行する可能性がある。多少の連行された空気は、セメントに凍結融解耐久性を提供するなど、特定の応用には望ましい可能性があるが、過剰の連行空気は、結果として得られる水硬性セメント形成の圧縮強度に有害である。
ポリカルボキシレート化学に基づくセメント分散剤の使用は、非空気連行応用のためにセメント質組成物中に連行される空気の量を最小限に抑えるための空気連行防止剤(air detrainer)の添加を含む場合がある。しかしながら、セメント質組成物における空気連行防止剤の使用は、通常の量の空気連行剤で適切な空気含有量を得ることを困難にする可能性があるか、またはセメント質組成物の混合時間とともに増加する空気含有量をもたらす可能性がある。
セメント質組成物中の空気含有量の制御は、コンクリート産業における恒常的な問題であった。建築産業では一般的に、3%未満の空気含有量を有する非空気連行セメント質組成物が望ましい。セメント質混合物の凍結融解耐久性を改善する、5〜8%の意図的な空気含有量を提供するために空気連行混和材料を使用する場合がある。この場合には、空気連行剤量を変えることによって空気含有量を調節できること、および長時間にわたって結果として得られる空気が安定した状態であることが望ましい。
セメント質組成物中の過剰の空気連行を克服するために、消泡剤をセメント質ミックスに添加して、空気含有量を望ましいレベルまで減少させてきた。消泡剤をポリカルボキシレート混和材料に含めることができる。
セメント質混合物で生じるさらなる連行空気問題がある。高流動性コンクリート混合物、例えば自己充填コンクリート(SCC)混合物は、コンクリート混合物が一旦設置されると、表面へ移動する、著しい量の連行された空気を有する可能性がある。一旦設置された場合、これらの種類のコンクリート混合物に一般的な、この泡立ちの激しさまたは初期構造が建築される間に気泡が表面へ移動し、表面にとどまる時間(チキソトロピー硬化)は、表面欠陥が硬化表面に残る結果となる可能性がある。
本発明者らは、セメント質組成物における超分岐ポリエーテル界面活性剤の使用が、セメント質系中の全体的な空気含有量を、例えば脱泡によって有効に調節することができ、SCC混合物などの高流動性混合物で起こる表面欠陥を減少させることができることを示した。対象の超分岐ポリエーテル界面活性剤は、非空気連行セメント質系における空気制御または空気調節をもたらすことが示され、空気連行セメント質系において空気の制御をもたらす可能性がある。ある実施形態において、超分岐ポリエーテル界面活性剤は、星形ポリマーまたは樹枝状ポリマーを含む可能性がある。
星形ポリマー分子は、1つの分岐点から複数の直鎖またはアームが生じる分枝ポリマー分子である。星形ポリマーは、コアから放射状に広がる分枝を有する小さなコア分子である。超分岐界面活性剤において、コアは一般的に親水性であってよく、鎖は疎水性であってよい。星形または樹枝状ポリマーは、分枝が多機能であり、ポリマー成長をともにさらなる分枝に至る、特殊なクラスの星形ポリマーである。
超分岐ポリエーテル界面活性剤は、a)式I:
1(X)3
(式中、各X基はハロゲン原子であるか、または1つのX基はハロゲン原子であり、2つのX基はエポキシ酸素原子を表し、これはR1基中の2つの隣接する炭素原子と結合してエポキシ基を形成し、R1は3〜10個の炭素原子を含むアルカントリイル基である)の少なくとも1つの化合物;およびb)式IIa:
2(OA)nY
(式中、R2は、1〜36個の炭素原子を含む有機基であり、nは0〜200の数であり、いくつかの実施形態では1〜100であり、さらなる実施形態では2〜20であり、Yは−OH、−NHR’であり、ここで、R’は水素もしくはC1〜C4アルキル基、または−SHであり、各OA基は独立して、エチレンオキシ(EO)、1,2−プロピレンオキシ(PO)、または1,2−ブチレンオキシ(BO)基である。但し、Yがアミン基である場合、nは少なくとも1である);または式IIb:
2Z(AO)nY1
(式中、R2は、水素または前記定義のとおりであり、Zは−O−、−S−、または−NR4−であり、ここで、R4は水素またはC1〜18アルキル基であり、AOおよびnは前記定義のとおりであり、Y1はHであるか、またはY1は末端−OH基の代わりのメルカプト、アミノ、またはC1〜6アルキルアミノである(この場合、nは少なくとも1である)の少なくとも1つの化合物を含む成分の反応組成物である分枝化合物または化合物の混合物を含む可能性がある。
いくつかの実施形態では、成分b)は、式IIの少なくとも2つの化合物の混合物であり、式中、第1化合物b’)中のR2基は、1〜8個の炭素原子を含む脂肪族基、例えばアルキル基、またはフェノールもしくはスチレン化フェノール基であり、第2化合物b'')中のR2基は、9〜36個の炭素原子を含む脂肪族基、例えばアルキル基であり、前記第2化合物b'')は、第1化合物b’のモル数に基づいて、約0.001〜約50モル%、場合によって10〜30モル%で存在する。
化合物a)の化合物b)に対するモル比は、約0.1:1〜約5:1である可能性があり、ある実施形態において、約0.6:1〜約2:1であり、いくつかの実施形態では約1:1〜約2:1であり、さらなる実施形態では約0.8:1〜約1.5:1である可能性がある。
ある特定の実施形態において、超分岐ポリエーテル界面活性剤は、エピクロロヒドリンまたは別のエピハロヒドリン(すなわち、塩素、臭素、ヨウ素、またはそれらの混合物を含む)および式III:
3(EO)n(PO)m(BO)pOH
(式中、R3は、4〜22個の炭素原子を有する置換または非置換飽和または不飽和脂肪族部分;4〜22個の炭素原子を有する置換アルキルまたはアルケニル基であり、nは0〜50の数であり、mは0〜50の数であり、そしてpは0〜50の数である)を有する化合物(複数可)の反応の生成物である可能性があり;ここで、エピクロロヒドリンまたはエピハロヒドリンの(III)に対するモル比は、約0.6:1〜約2:1であり、いくつかの実施形態では約0.8:1〜約2:1である。
式IIIのアルコキシレートに関して、R3は、1〜36個の炭素原子を有する任意の置換もしくは非置換飽和または不飽和有機基、典型的には4〜22個の炭素原子を有する脂肪族部分である可能性がある。したがって、R3は、直線状または分枝アルキル基、直線状または分枝アルケニルまたはアルキニル基、飽和炭素環部分、1以上の多重結合を有する不飽和炭素環部分、飽和複素環部分、1以上の多重結合を有する不飽和複素環部分、置換直線状または分枝アルキル基、置換直線状または分枝アルケニルまたはアルキニル基、置換飽和炭素環部分、1以上の多重結合を有する置換不飽和炭素環部分、置換飽和複素環部分、1以上の多重結合を有する置換不飽和複素環部分である可能性がある。上記の例としては、4〜22個の炭素原子を有するアルキル基、4〜22個の炭素原子を有するアルケニル基、または4〜22個の炭素原子を有するアルキニル基が挙げられるが、これらに限定されるものではない。R3は、4〜12個の炭素原子を有するアルキル基である可能性があり、そしていくつかの実施形態では8〜10個の炭素原子を有するアルキル基である可能性がある。R3はさらに、6〜約22個の炭素原子を有するアリール基である可能性があるか、または7〜約22個の炭素原子を有するアレニル基である可能性がある。アレニル基は、ベンジル基などのアルキル炭素原子で自由原子価を有するアルキル置換芳香族基である。
置換された基は、1つまたは複数の置換基、例えば1以上のハロゲン置換基、例えばCl、F、I、および/またはBr;硫黄官能基、例えばメルカプタンまたはチオ基、窒素官能基、例えばアミンまたはアミド官能基;アルコール官能基、ケイ素官能基、例えば、シロキサン;エーテル官能基、例えばC1〜C6アルコキシ基;またはそれらの任意の組み合わせを含む可能性がある。
エトキシル化度は、2〜約50である可能性があり、典型的には約4〜約50であり、一方、プロポキシル化度は、0から50まで変化する可能性がある。プロポキシル化(またはブトキシル化)度は、所望の程度の水溶性または混和性によって決定される。水溶性または混和性は、最終的にR3中の炭素原子数、および/またはEOのPO(および/またはBO)に対する相対量などの因子によって決定される。界面活性剤の水溶性または混和性ならびにR3中の炭素原子数とEOおよびPO(および/またはBO)の相対量との間の相互関係は、当業者によって容易に決定されるであろう。
式IIIの化合物の実例としては、平均4モルのエチレンオキシドでエトキシル化されたデシルアルコール(0.45OH当量)、平均2モルのエチレンオキシドでエトキシル化されたブタノール(0.32OH当量)、平均4モルのエチレンオキシドでエトキシル化されたオクチルアルコール、または他のアルコキシル化されたアルコール、例えばC9〜11アルコール・8EOまたはC10〜12アルコール・4EOが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
ある実施形態において、超分岐ポリエーテル界面活性剤は、約500ダルトン超、典型的には約1000〜約10,000ダルトンの数平均分子量を有する可能性がある。
ある実施形態において、対象の超分岐ポリエーテル界面活性剤は、アルキルアルコキシレートおよびエピクロロヒドリンの反応生成物である可能性があり、典型的には非イオン性であり、一般的に脂肪アルコール残基、例えば限定されないが、C6〜C18脂肪アルコールアルコキシレート、例えばエトキシレート、エピクロロヒドリン残基、例えば限定されないが、グリセロールエーテル、およびアルコキシレート残基、例えば限定されないが、エトキシレートを含む可能性があり、3より多い端点を示す可能性がある。超分岐ポリエーテル界面活性剤は、したがって、限局された疎水性部分および親水性部分を含む。
ある実施形態において、対象の超分岐ポリエーテル界面活性剤は、少なくとも1つのアルキルアルコキシレート(エトキシレート)、脂肪アルコール、脂肪アルコールアルコキシレート(エトキシレート)、またはそれらの混合物をエピクロロヒドリンと反応させて、エポキシを形成し、架橋を誘導して、末端アルコール残基を形成し、これらとエピクロロヒドリンとを反応させて、さらなるエポキシ基を形成し、架橋し、そして所望の分枝度および分子量が達成されるまで繰り返すことによって製造することができる。
様々な超分岐ポリエーテル界面活性剤およびそれらの合成は、米国特許第5,827,453号;同第6,110,977号;同第6,387,962号;同第6,465,605号;同第6,572,691号;および同第6,960,304号で開示されている。
超分岐ポリエーテル界面活性剤は、BASF Corporation(Florham Park, NJ)から市販されている。例えば、Starfactant(商標)20およびStarfactant(商標)30湿潤剤ならびにFoamstar(商標)A10消泡剤などのBASF製品、はそのような超分岐ポリエーテル界面活性剤を含む。
ある実施形態において、超分岐ポリエーテル界面活性剤を、セメント質組成物にセメント質質量の約0.0001%〜約0.02%の適用量範囲で添加することができる。他の実施形態において、超分岐ポリエーテル界面活性剤を、セメント質質量の約0.0002%〜約0.003%の適用量範囲で添加することができ、いくつかの実施形態では約0.0002%〜約0.002%の適用量範囲で添加することができる。「セメント質質量」または「セメント質材料質量」により、セメントおよび任意の他の水硬性または潜在的水硬性バインダー、例えばフライアッシュ、スラグなどであって、水、砂または骨材の質量を含まない質量を意味する。
添加される高流動性自己充填コンクリート(SCC)の改善された表面特性を示す、対象の超分岐ポリエーテル界面活性剤を含むセメント質組成物用混和材料が提供される。コンクリート構造の表面特性は、キャスティング後に表面気泡を除去または著しく減少させる超分岐ポリエーテル界面活性剤によって改善される。超分岐ポリエーテル界面活性剤含有コンクリート混合物中に残存する任意の大きなトラップされた気泡は、この気泡が表面に達したら急速に破裂し、発泡することも示された。
さらに、コンクリート構造の表面上でのセメント質組成物からのトラップされた気泡の放出および急速な気泡破裂は、さらに高レベルのリン酸トリブチル(TBP)などの通常の消泡剤によって引き起こされるものを上回ることが判明した。
SCCコンクリート混合物に加えて、対象の超分岐ポリエーテル界面活性剤は、通常のスランプ特性を示すコンクリートの空気含有量を減少させるのに有効である。
したがって、水硬性セメント、水、および超分岐ポリエーテル界面活性剤を含むセメント質組成物が提供される。
本明細書中で用いられる場合、セメントという用語は、任意の水硬性セメントを指す。水硬性セメントは、水の存在下で凝結し、硬化する材料である。水硬性セメントの好適な非限定的例としては、ポートランドセメント、メーソンリーセメント、アルミナセメント、耐火セメント、マグネシアセメント、例えばリン酸マグネシウムセメント、リン酸マグネシウムカリウムセメント、アルミン酸カルシウムセメント、スルホアルミン酸カルシウムセメント、油井セメント、ブレンドスラグ、フライアッシュまたはポゾランセメント、天然セメント、水硬性消石灰、およびそれらの混合物が挙げられる。業界で使用されるポートランドセメントは、水硬性ケイ酸カルシウム、アルミン酸カルシウム、およびフェロアルミン酸カルシウムを含むクリンカを、相互粉砕添加物として1以上の形態の硫酸カルシウムとともに微粉化することによって製造される水硬性セメントを意味する。ASTM C150によるポートランドセメントはI、II、III、IV、またはV型に分類される。
ペーストは、水硬性セメントバインダー単独または、ポゾラン、例えばフライアッシュ、シリカヒューム、もしくは高炉スラグ、および水との組み合わせのいずれかで構成される混合物として定義される。モルタルは、細骨材を更に含むペーストとして定義される。コンクリートは、粗骨材を更に含むモルタルである。
セメント質組成物に添加される水の量は、所望の水対セメント質材料(W/C)比に基づいて算出される。水対セメント質材料比は、水およびセメント質材料を質量で測定して、典型的には約0.2から約0.7までおよぶ。
対象の超分岐ポリエーテル界面活性剤は、セメント質組成物に単独で、または場合によって以下で更に詳細に検討されるセメント質組成物用の他の界面活性剤または消泡剤と組み合わせて添加してもよい。
超分岐ポリエーテル界面活性剤および任意のさらなる界面活性剤もしくは消泡剤を、セメント質組成物の分散剤も含むかもしくは今後含むであろうセメント質組成物に添加してもよいし、または、ある実施形態では、超分岐ポリエーテル界面活性剤および任意のさらなる界面活性剤もしくは消泡剤を含む対象の混和材料は、セメント質組成物用分散剤を含んでもよい。
したがって、超分岐ポリエーテル界面活性剤と、場合によってセメント質組成物用分散剤と、場合によってさらなる界面活性剤または消泡剤と、場合によって安定剤とを含む、セメント質組成物用の水性混和材料が提供される。水性混和材料が分散剤を含まないある実施形態において、混合物は、乾燥固体の質量基準で、約1質量パーセント〜約90質量パーセント、いくつかの実施形態では約2質量パーセント〜約80質量パーセントの超分岐ポリエーテル界面活性剤を含む可能性がある。
ある実施形態において、超分岐ポリエーテル界面活性剤と、セメント質組成物用分散剤と、場合によってさらなる界面活性剤または消泡剤と、場合によって安定剤とを含むセメント質組成物用混和材料が提供される。
セメント質混合物中に存在する可能性があるセメント質組成物用分散剤の量は、セメント質材料の質量基準で、約0.01質量パーセントから約2質量パーセントまでおよぶ可能性がある。ある実施形態において、セメント質混合物中に存在するセメント質組成物用分散剤の量は、セメント質材料の質量基準で、約0.05質量パーセントから約0.5質量パーセントまでおよぶ可能性がある。
本明細書全体にわたって使用される分散剤という用語は、とりわけ、ポリエーテル単位の有無を問わず、ポリカルボキシレート分散剤を含む。分散剤という用語は、可塑剤、減水剤、高性能減水剤、流動化剤、抗凝集剤、またはセメント質組成物用超可塑剤としての機能も果たす化学物質、例えばリグノスルホネート(リグノスルホン酸カルシウム、リグノスルホン酸ナトリウムなど)、スルホン化ナフタレンスルホネート縮合物の塩、スルホン化メラミンスルホネート縮合物の塩、ベータナフタレンスルホネート、スルホン化メラミンホルムアルデヒド縮合物、ナフタレンスルホネートホルムアルデヒド縮合物樹脂、例えばLOMAR D(登録商標)分散剤(BASF Corporation, Florham Park, NJ)、ポリカルボキシレート、ポリカルボキシレートエーテル、ポリアスパルテート、オリゴマー分散剤、およびそれらの混合物を含むことが意図される。
本出願全体にわたって用いられるポリカルボキシレート分散剤という用語は、ペンダント側鎖を有する炭素骨格を有するポリマーを指し、ここで、側鎖の少なくとも一部はカルボキシル基、エーテル基、アミド基またはイミド基によって骨格と結合している。ポリカルボキシレート分散剤は、典型的には、限定されないがカルボン酸基などのセメント粒子結合部分、およびポリオキシアルキレンエーテルを含んでもよい分散側鎖を含み、他の官能基を更に含んでもよい。ポリカルボキシレートコポリマーは、モノカルボン酸またはジカルボン酸、モノカルボン酸エステルまたはジカルボン酸エステル、アルケニルエーテル、および他のエチレン性不飽和種の部分から誘導されるか、またはこれらを含むように製造される構造単位を含んでもよい。ある実施形態において、ポリカルボキシレートコポリマーはさらに、加水分解によってポリマー上にさらなるセメント粒子結合官能基を露出させる加水分解性部分を含んでもよい。
混和材料、セメント質組成物、および方法で使用されるポリカルボキシレート分散剤としては、商標GLENIUM(登録商標)3030NS、GLENIUM(登録商標)7101、GLENIUM(登録商標)7500、GLENIUM(登録商標)7700、GLENIUM(登録商標)7710、またはGLENIUM(登録商標)3000NS(登録商標)(BASF Admixture Systems、Cleveland、Ohio)、ADVA(登録商標)(W. R. Grace Inc., Cambridge、MA)、VISCOCRETE(登録商標)(Sika, Zurich, Switzerland)、およびSUPERFLUX(登録商標)(Axim Concrete Technologies Inc., Middlebranch, Ohio)で販売されている分散剤または減水剤を挙げることができるが、これらに限定されるものではない。
オリゴマー分散剤という用語は:成分A、場合によって成分B、および成分Cの反応生成物であるオリゴマーを指し;ここで、各成分Aは独立して、セメント質粒子上に吸着する非分解性官能基であり;成分Bは任意の部分であり、存在する場合、各成分Bは独立して成分A部分と成分C部分との間に配置された非分解性部分であり;成分Cは、セメント粒子に実質的に吸着しない直線状または分枝水溶性非イオン性ポリマーである少なくとも1つの部分である。制限なく、好適なオリゴマー分散剤は、米国特許第6,133,347号、米国特許第6,492,461号、米国特許第6,451,881号、米国特許第6,861,459号および米国特許第6,908,955号で開示されている。
超分岐ポリエーテル界面活性剤を含有する対象のセメント組成物は、ある実施形態では、さらなる界面活性剤および/または消泡剤化合物をさらに含んでもよい。
その多くが水不溶性である可能性があり、セメント質組成物の空気含有量の制御を助けるのに有用な界面活性剤または消泡剤の非限定的例としては、鉱物油または植物油、油脂、脂肪酸、脂肪酸エステル、−OH(ヒドロキシル)官能基を有する任意の化学物質(例えば、アルコール、特に脂肪アルコール)、アミド、リン酸エステル、金属石けん、シリコーン、オキシアルキレン、プロピレンオキシドおよび/またはエチレンオキシド部分を含有するポリマー、液体炭化水素、およびアセチレンジオール誘導体に基づく化学物質が挙げられる。
水不溶性界面活性剤または消泡剤の非限定的例としてはさらに以下のものが挙げられる:ケロシン、液体パラフィン、動物油、植物油、ゴマ油、ヒマシ油、それらのアルキレンオキシド付加物、オレイン酸、ステアリン酸およびそれらのアルキレンオキシド付加物、ジエチレングリコールラウレート、グリセリンモノレシノレート、アルケニルコハク酸誘導体、ソルビトールモノラウレート、ソルビトールトリオレエート、ポリオキシエチレンモノラウレート、ポリオキシエチレンソルビトールモノラウレート、天然ワックス、直線状または分枝脂肪アルコールおよびそれらのアルコキシル化誘導体、オクチルアルコール、ヘキサデシルアルコール、アセチレンアルコール、グリコール、ポリオキシアルキレングリコール、ノニルフェノール、エトキシル化ノニルフェノール、ポリオキシアルキレンアミド、アクリレートポリアミン、リン酸トリブチル、リン酸トリイオソブチル、オクチルリン酸ナトリウム;ステアリン酸アルミニウム、オレイン酸カルシウム、シリコーン油、シリコーンペースト、シリコーンエマルジョン、有機修飾ポリシロキサン、フルオロシリコーン油;ポリプロピレンオキシドおよびポリオキシエチレンポリオキシプロピレン付加物。アルキレンオキシドを含む前記リスト中の界面活性剤または消泡剤のいくつかは、水溶性であってもよい。
任意の界面活性剤または消泡剤の実例としては、BASFから入手可能なエチレンオキシドおよびプロピレンオキシドのブロックコポリマー、例えばPLURONIC(登録商標)製品が挙げられるが、これに限定されるものではない。セメント質組成物中の空気含有量を制御するために有用なさらなる界面活性剤または消泡剤の他の例としては、DYNOL(商標)604、SURFYNOL(登録商標)440、SURFYNOL(登録商標)104、SURFYNOL(登録商標)2502、SURFYNOL(登録商標)420、およびSURFYNOL(登録商標)DF−75(Air Products and Chemicals、Inc.)、TERGITOL(登録商標)NPエチレンオキシドおよびノニルフェノール(エトキシル化ノニルフェノール)ポリマー(Union Carbide Company)、ならびにJEFFOX(登録商標)アルキルポリオキシアルキレン(Huntsman Chemical Company)が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
セメント質組成物を組み入れる前の水性配合物中の水不溶性消泡剤の安定性を増加させるために、可溶化剤などの安定剤を使用することができる。好適な安定化または可溶化剤の例としては、非空気連行および空気連行セメント質組成物の両方で制御可能な空気含有量をもたらすのを支援することができる水不溶性消泡剤を安定化または可溶化させるアミン塩が挙げられるが、これに限定されるものではない。
活性化アミンとは、酸と反応して水溶性塩を形成したアミン界面活性剤を指す。不活性化アミンとは、非プロトン化(非塩)の形態のアミン界面活性剤を指す。セメント質組成物のアルカリ性pH環境で、アミンは不活性化されて非プロトン化(非塩)形態になり、更に高い消泡性能が観察される。
酸性媒体中で水不溶性消泡剤を安定化または可溶化することができるアミン塩は、(モノ、ジ、またはトリ)アルキルアミン、(モノ、ジ、トリ)アルキルエーテルアミン、アルコキシル化アミン、アルキルアミドアミン、アルキルイミダゾリン、アルキル(ジまたはトリ)アミン、アルキル(ジまたはトリ)エーテルアミン、アルコキシル化(ジまたはトリ)アミン、エトキシル化アルキルエーテルアミン、またはそれらの混合物の少なくとも1つを含む可能性がある。アミンは塩形態で安定化または可溶化剤として有効である可能性があり、そしてアルカリ性pHで不活性化される可能性がある。1つの実施形態において、アミン塩は約100ダルトン〜約1000ダルトンの分子量を有する。
実例としては、エーテルアミン、例えばオクチル/デシルオキシプロピル−1,3−ジアミノプロパン、イソデシルオキシプロピル−1,3−ジアミノプロパン、イソドデシルオキシプロピル−1,3−ジアミノプロパン、ドデシル/テトラデシルオキシプロピル−1,3−ジアミノプロパン、イソトリデシルオキシプロピル−1,3−ジアミノプロパン、テトラデシルオキシプロピル−1,3−ジアミノプロパン;エトキシル化アルキルジアミンまたはアルキルジアミン、例えばイソプロピルオキシプロピルアミン、イソヘキシルオキシプロピルアミン、2−エチルヘキシルオキシプロピルアミン、オクチル/デシルオキシプロピルアミン、イソデシルオキシプロピルアミン、イソドデシルオキシプロピルアミン、ドデシル/テトラデシルオキシプロピルアミン、イソトリデシルオキシプロピルアミン、テトラデシルオキシプロピルアミン、テトラデシル/ドデシルオキシプロピルアミン、または直線状アルキルオキシプロピルアミン、オクタデシル/ヘキサデシルオキシプロピルアミン;エトキシル化エーテルアミン、例えばイソ−(2−ヒドロキシエチル)イソデシルオキシプロピルアミン、ポリ(5)オキシエチレンイソデシルオキシプロピルアミン、ビス−(2−ヒドロキシエチル)イソトリデシルオキシプロピルアミン、ポリ(5)オキシエチレンイソトリデシルオキシプロピルアミン、ビス−(2−ヒドロキシエチル)直線状C12−15アルキルオキシプロピルアミン、ビス−(2−ヒドロキシエチル)オクタデシルアミン(および5、15モル付加物)、ビス−(2−ヒドロキシエチル)大豆アミン(および15モル付加物)、またはビス−(2−ヒドロキシエチル)獣脂アミン(および5、15モル付加物)が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
使用できるアミン塩安定化または可溶化剤のさらなる実例は、ジココアルキルアミン、トリドデシルアミン、オレイルジメチルアミン、水素化獣脂ジメチルアミン、オレイルアミン、ドデシルジメチルアミン、ドデシルアミン、ヘキサデシルジメチルアミン、獣脂アミン、ドデシルエーテルアミンまたはテトラデシルエーテルアミン、エトキシル化(2)ココアルキルアミン、プロポキシル化(2)獣脂アルキルアミン、プロポキシル化獣脂ジアミン、ビス(2−ヒドロキシエチル)オレイルアミン、ビス(2−ヒドロキシエチル)オクタデシルアミン、ポリオキシエチレン(15)獣脂アルキルアミン、ビス(2−ヒドロキシエチル)ココアルキルアミンまたはN−オレイル−1,1−イミノビス−2−プロパノール、ラウラミドプロピルジメチルアミン、ステアラミドプロピルジメチルアミンまたはオレアミドプロピルジメチルアミン、1−(2−ヒドロキシエチル)−2−(ヘプタデセニル)イミダゾリン、オレイルヒドロキシエチルイミダゾリン、またはココアルキルヒドロキシエチルイミジダゾリン、オレイルジアミン、獣脂ペンタミン、獣脂テトラミン、獣脂トリアミン、N−オレイル−1,3−ジアミノプロパン、トリス(2−ヒドロキシエチル)−N−獣脂アルキル−1,3−ジアミノプロパン、イソトリデシルオキシプロピル−1,3−ジアミノプロパンまたはテトラデシルオキシプロピル−1,3−ジアミノプロパン、エトキシル化(3)N−獣脂−1,3−ジアミノプロパン、またはそれらの混合物である。
他の安定剤の例としては、スチレン−マレイン酸コポリマー、誘導体化スチレン−マレイン酸コポリマー、および/または炭化水素、ソルビタン、ポリエチレンオキシド、ポリプロピレンオキシド、脂肪酸、脂肪アルコール、イソノナノール、C8〜C22アルキルアミン、スチレンマレイン酸コポリマー、または誘導体化スチレン−マレイン酸コポリマーのアルコキシル化、カルボキシル化アルコキシル化、硫酸化アルコキシル化、および/またはスルホン化アルコキシル化された化合物が挙げられるが、これらに限定されるものではない。炭化水素は1〜約22個の炭素を含む可能性があり、脂肪酸および脂肪アルコールは約8〜約22個の炭素原子を含む可能性がある。例示的アルコキシレートはエチレンオキシドおよび/またはプロピレンオキシドを含む分子である。誘導体化スチレン−マレイン酸コポリマーの例示的誘導体化基としては、スルホン酸化、ヒドロキシアルキルエステル、およびジメチルアミノプロピルが挙げられるが、これらに限定されるものではない。アルキル−エーテルスルホネートの例は、BASFから得られるAVANEL製品である。アルキル−エーテルカルボキシレートは、Hickson DanChemから商品名NEODOXで入手可能である。
ある実施形態において、安定化または可溶化剤は:
a.エチレンオキシドおよびプロピレンオキシドのブロックコポリマー;
b.アセチレンジオール;
c.モノアルキルポリオキシアルキレン;
d.エトキシル化ノニルフェノール;
e.R5−(OCH2CH2n−SO3M(式中、R5は6〜18個の炭素原子を有するアルキルであり、nは1〜15の整数である)によって表されるアルキル−エーテルスルホネート;
f.R6O(CHR7CH2O)nCH2CH2COOM(式中、R6はC4〜C18炭化水素であり、R7=HまたはCH3であり、n=1〜30、m=H、Na、K、Li、Ca、Mg、アミン、またはアンモニア)によって表されるアルキル−エーテルカルボキシレート;および
g.次式:
Figure 2014510689
(式中、Mは独立して、少なくとも1つのH、Na、K、Ca、Mg、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、またはオキシアルキレン基(R8O)n−R9であり、ここで、R8はC2〜C4アルキレン基であり、R9はHまたはC1〜C22アルキル基、アルキル−アリール基、もしくはアリール基であり、n=1〜500、Xは−O−または−NHR10である。但し、Xが−O−である場合、無水物が形成される可能性があり、Xが−NHR10であり、R10がH、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、またはオキシアルキレン基(R8O)n−R9である場合、イミド環が形成される可能性がある)によって示されるスチレン−マレイン酸コポリマー
の少なくとも1つであり得る。スチレン(a)対マレイン酸(b)のモル比は、1:1より高い可能性があり、ある実施形態では、スチレン:マレイン酸比は≧2:1である。下付き文字aおよびbは、コポリマーが約1,000〜約20,000ダルトンの数平均分子量を有するような数である可能性がある。
超分岐ポリエーテル界面活性剤をセメント質組成物用分散剤と組み合わせて、セメント質組成物用混和材料を形成することができ、これを本明細書中では「組み合わせ混和材料」と称する。場合によって、混和材料は少なくとも1つのさらなる界面活性剤および/または消泡剤を更に含んでもよく、ある実施形態では、水不溶性界面活性剤または消泡剤、およびアミン安定化もしくは可溶化剤を更に含んでもよい。アミン安定化または可溶化剤が存在する場合、酸を使用して、アミンをプロトン化し、活性化することができる。好適な酸としては、酢酸、ギ酸、プロピオン酸、乳酸またはグルコン酸が挙げられるが、これらに限定されるものではない。アミン安定化または可溶化剤と超分岐ポリエーテル界面活性剤およびセメント質組成物用分散剤、ならびに場合によってさらなる界面活性剤および/または水不溶性消泡剤との組み合わせによって、分散剤と消泡剤との間で相分離がほとんどまたは全くない点で長時間にわたって安定な混和材料が得られる。
アミン安定化または可溶化剤は、それ自体がセメント質組成物用の消泡剤として少なくとも部分的に有用である可能性がある。しかし、アミン安定化または可溶化剤および超分岐ポリエーテル界面活性剤の組み合わせによって、アミン安定化または可溶化剤単独の使用よりもセメント質混合物中での空気制御が増大する。
組み合わせ混和材料中に存在するセメント質組成物用分散剤の量は、乾燥固体の質量基準で0以上から約99%までおよぶ。セメント質混合物中に存在するセメント質組成物用分散剤の量は、セメント質材料の乾燥質量基準で主要活性成分0%以上から約2%までであり得る。
組み合わせ混和材料中に存在する安定化または可溶化剤の量は、少なくとも、安定な溶液を得るために十分な量である。安定化または可溶化剤が存在するある実施形態において、混和材料中の量は、乾燥固体の質量基準で約0.02%から約10%までおよぶ可能性がある。いくつかの実施形態では、セメント質混合物中に存在する安定化または可溶化剤の量は、セメント質材料の乾燥質量基準で主要活性成分約0.0001%〜約0.1%であり得る。安定剤がアミン塩可溶化剤を含む実施形態において、アミン塩可溶化材料はセメント質材料の約0.04質量%までの量で存在する可能性がある。
組み合わせ混和材料中に存在する超分岐ポリエーテル界面活性剤および任意のさらなる界面活性剤または消泡剤の量は、乾燥固体の質量基準で約0.1%から約10%まで及ぶ可能性がある。ある実施形態において、混和材料中に存在する超分岐ポリエーテル界面活性剤および任意のさらなる界面活性剤または消泡剤の量は、乾燥固体の質量基準で、約0.25%から約10%まで及ぶ可能性がある。セメント質混合物中に存在する超分岐ポリエーテル界面活性剤および任意のさらなる界面活性剤または消泡剤の量は、セメント質材料の乾燥質量基準で、約0.0002%〜約0.05%の主要活性成分であり得る。
さらなる界面活性剤または消泡剤が存在しない組み合わせ混和材料中の超分岐ポリエーテル界面活性剤の量は、乾燥固体の質量基準で、約0.1%から約10%まで、場合によって約0.2%から約4%まで及ぶ可能性がある。
アミン安定化または可溶化剤対超分岐ポリエーテル界面活性剤の質量比は約0.25:1から約5:1まで及ぶ可能性がある。
組み合わせ混和材料中に存在する酸の量は、少なくとも、酸活性化水溶性アミン塩を形成するために十分な量である。アミン安定化または可溶化剤が存在するある実施形態において、混和材料中の添加された酸の量は、乾燥固体の質量基準で0%から約25%までおよぶ可能性がある。いくつかの実施形態において、セメント質混合物中に存在する添加された酸の量は、セメント質材料の乾燥質量基準で主要活性成分0%〜約2%である可能性がある。ある実施形態において、酸活性化水溶性アミン塩を形成するために使用される酸性媒体は、分散剤によって提供される可能性がある。
セメント質組成物用の超分岐ポリエーテル界面活性剤、任意のさらなる界面活性剤または消泡剤、および分散剤の任意の組み合わせの高温安定性は、安定化もしくは可溶化剤のレベルを増加させることによって、または不溶性界面活性剤もしくは消泡剤の量を減少させることによって、得ることができる。
セメント質組成物は、他の添加剤または成分を含む可能性があり、本明細書中で詳細に記載される配合物に限定される必要は無い。独立して添加することができるセメント添加剤としては:空気連行剤、空気連行防止剤、骨材、ポゾラン、凝結・強度促進剤/増強剤、凝結遅延剤、減水剤、ワーカビリティー保持混和材料、腐食防止剤、湿潤剤、水溶性ポリマー、レオロジー改質剤、撥水剤、繊維、防湿混和材料、浸透性抑制剤、圧送助剤、抗真菌混和材料、殺菌混和材料、殺虫混和材料、微細鉱物混和材料、顔料、着色剤、アルカリ反応性抑制剤、結合混和材料、収縮低減混和材料、および任意の他の混和材料またはセメント質組成物の所望の特性に悪影響を及ぼさない添加剤が挙げられるが、これらに限定されるものではない。セメント質組成物は前記添加剤のそれぞれ1つずつを含む必要はない。
実施例
実施例1および2
対象の超分岐ポリエーテル界面活性剤の性能を、ポリカルボキシレートエーテル分散剤を含むセメント質組成物中の空気含有量の制御について、ポリカルボキシレートエーテル分散剤、消泡剤および安定剤を含む市販の混和材料配合物(フォーム1)に関して評価した。セメント質組成物は、800ポンド(363kg)を超える全セメント質材料および成分分離を回避するために十分な量の骨材(砂および石)ブレンドを含む自己充填コンクリート混合物を含んでいた。水/セメント質材料(W/C)比および試験結果を下第A表に記載する。
以下の実施例において、試験組成物のスランプおよびスランプフローは、コーンをロッディングなしで充填する以外は、ASTM C143で記載されるように、平坦な表面上にコーンを置き、コーンにセメント質組成物を充填し、そしてコーンを除去することによって測定した。組成物を次いで流し、結果として得られるセメント質組成物の山の高さの変位(スランプ)、および/または山の底部の直径(スランプフロー)をインチで測定した。T−50は50cmのフロー直径が達成される時間を記録する。空気含有量を圧力法(ASTM C231)によって試験した。
Figure 2014510689
超分岐ポリエーテル界面活性剤をポリカルボキシレートエーテル分散剤と自己充填コンクリートセメント質組成物中で使用することによって、商業的配合物に関する高いスランプフロー値を維持しつつ、優れた空気含有量制御および改善された表面外観が得られた。
実施例3〜9
高分子量ポリエーテル安定剤(実施例6および9)と組み合わせた対象の超分岐ポリエーテル界面活性剤の性能を、ポリカルボキシレートエーテル分散剤を含む自己充填コンクリートセメント質組成物中の空気含有量の制御について、ポリカルボキシレートエーテル分散剤、消泡剤および安定剤を含む市販の混和材料配合物(フォーム1)(実施例3);ポリカルボキシレートエーテル分散剤、有機消泡剤および高分子量ポリエーテル安定剤を含む実験用混和材料配合物(フォーム2)(実施例4および8);ポリカルボキシレート分散剤、有機消泡剤および安定剤を含む市販の混和材料配合物(フォーム3)(実施例7);ならびに界面活性剤または消泡剤を含まないポリカルボキシレートエーテル分散剤(実施例5)に関して評価した。セメント質組成物は、800ポンド(363kg)を超える全セメント質材料および成分分離を回避するために十分な量の骨材(砂および石)ブレンドを含む自己充填コンクリート混合物を含んでいた。水/セメント質材料(W/C)比および試験結果を下第B表に記載する。
Figure 2014510689
安定化超分岐ポリエーテル界面活性剤とポリカルボキシレートエーテル分散剤の自己充填コンクリートセメント質組成物における使用は、商業的配合物および実験用配合物に関する高いスランプフロー値を維持しつつ、優れた空気含有量制御をもたらした。ポリカルボキシレートエーテル分散剤単独の使用により、安定化された超分岐ポリエーテル界面活性剤とポリカルボキシレートエーテル分散剤または試験した配合物のいずれかとで可能になるよりも多くの空気の取り込みが可能になった。
実施例10〜18
ポリカルボキシレートエーテル分散剤を含む自己充填コンクリートセメント質組成物中の脂肪族アミン安定剤と組み合わせた対象の超分岐ポリエーテル界面活性剤(実施例17)、ならびにポリカルボキシレートエーテル分散剤および高分子量ポリエーテル安定剤に関して様々な量の対象の超分岐ポリエーテル界面活性剤を含む組み合わせ混和材料(スター1)(実施例11〜13)の空気含有量制御性能を、ポリカルボキシレートエーテル分散剤、消泡剤および安定剤を含む市販の混和材料配合物(フォーム1)(実施例10);ポリカルボキシレートエーテル分散剤と高分子量ポリエーテル安定剤に関して様々な量の有機消泡剤とを含む実験用混和材料配合物(フォーム4)(実施例14〜16)、ならびに非イオン性有機消泡剤と組み合わせたポリカルボキシレートエーテル分散剤(実施例18)に関して評価した。
配合物スター1−1、スター1−2およびスター1−3は、超分岐ポリエーテル界面活性剤をそれぞれ混和材料固体の0.5質量%、0.25質量%および0.1質量%のレベルで含み、配合物フォーム4−1、フォーム4−2およびフォーム4−3は、有機消泡剤をそれぞれ混和材料固形分の0.5質量%、0.25質量%および0.1質量%のレベルで含んでいた。
安定化された超分岐ポリエーテル界面活性剤をポリカルボキシレートエーテル分散剤とともに自己充填コンクリートセメント質組成物で使用すると、空気含有量の制御がもたらされ、超分岐ポリエーテル界面活性剤含有混和材料は、商業的配合物および実験用配合物に関して高いスランプフロー値および改善された表面外観を維持しつつ、この特定の実施形態では0.1質量%を超える分散剤のローディングで優れた結果をもたらした。実施例17は、若干高い空気含有量を示し、これは不適切に高い界面活性剤対消泡剤比に起因した。セメント質組成物は、800ポンド(363kg)を超える全セメント質材料および成分分離を回避するために十分な量の骨材(砂および石)ブレンドを含む自己充填コンクリート混合物を含んでいた。水/セメント質材料(W/C)比および試験結果を下第C表に記載する。
実施例19〜26
対象の超分岐ポリエーテル界面活性剤(Foamstar(商標)A10、スター2、Starfactant(商標)20)の性能を、ポリカルボキシレートエーテル分散剤を含む自己充填コンクリートセメント質組成物(実施例20、21、22、23および26)における空気含有量の制御について、ポリカルボキシレートエーテル分散剤、消泡剤および安定剤を含む市販の混和材料配合物(フォーム1)(実施例19)、ならびにポリカルボキシレートエーテル分散剤と組み合わせた非イオン性有機界面活性剤(実施例24および25)に関して評価した。
自己充填コンクリートセメント質組成物において安定化された超分岐ポリエーテル界面活性剤をポリカルボキシレートエーテル分散剤とともに使用すると、商業的配合物および非イオン性有機界面活性剤に関する高いスランプフロー値を維持しつつ、優れた空気含有量制御が得られた。セメント質組成物は、800ポンド(363kg)を超える全セメント質材料ならびに成分分離を回避するために十分な量の骨材(砂および石)ブレンドを含む自己充填コンクリート混合物を含んでいた。水/セメント質材料(W/C)比および試験結果を下第D表に記載する。
Figure 2014510689
Figure 2014510689
実施例27〜32
対象の超分岐ポリエーテル界面活性剤、ポリカルボキシレートエーテル分散剤、およびアミン界面活性剤安定剤(スター3)を含む組み合わせ混和材料配合物(実施例28、30および32)の性能を、自己充填コンクリートセメント質組成物における空気含有量制御について、ポリカルボキシレートエーテル分散剤、消泡剤および安定剤を含む市販の組み合わせ混和材料配合物(フォーム1)(実施例27、29および31)に関して評価した。セメント質組成物は、800ポンド(363kg)を超える全セメント質材料ならびに成分分離を回避するために十分な量の骨材(砂および石)ブレンドを含む自己充填コンクリート混合物を含んでいた。水/セメント質材料(W/C)比および試験結果を下第E表に記載する。
Figure 2014510689
安定化された超分岐ポリエーテル界面活性剤およびポリカルボキシレートエーテル分散剤含有組み合わせ混和材料配合物を3つの混合量および3つの異なるセメント質混合物コンシステンシーで自己充填コンクリートセメント質組成物において使用すると、商業的配合物に関する高スランプフロー値を維持しつつ、優れた空気含有量制御が得られた。加えて、対象の超分岐ポリエーテル界面活性剤および分散剤含有組み合わせ混和材料配合物を含む実施例28、30および32のセメント質組成物は、商業的混和材料配合物を含むセメント質組成物と比較して、改善された圧縮強度を示した(ASTM C39にしたがって試験)。
実施例33〜35
上記スター3混和材料配合物(実施例33)ならびに対象の超分岐ポリエーテル界面活性剤、ポリカルボキシレートエーテル分散剤、および高分子量ポリエーテル安定剤を含む組み合わせ混和材料配合物(スター4)(実施例35)の性能を、ポリカルボキシレートエーテル分散剤、消泡剤および安定剤を含む市販の混和材料配合物(フォーム1)(実施例34)に関して、自己充填コンクリートセメント質組成物における空気含有量制御について評価した。セメント質組成物は、約700ポンド(317kg)を超える全セメント質材料ならびに成分分離を回避するために十分な量の骨材(砂および石)ブレンドを含む自己充填コンクリート混合物を含んでいた。水/セメント質材料(W/C)比および試験結果を下第F表に記載する。
Figure 2014510689
自己充填コンクリートセメント質組成物における安定化された超分岐ポリエーテル界面活性剤およびポリカルボキシレートエーテル分散剤含有混和材料配合物の使用は、商業的配合物に関する一貫したスランプおよび/またはスランプフロー値を維持しつつ、優れた空気含有量制御をもたらした。加えて、対象の超分岐ポリエーテル界面活性剤および分散剤含有混和材料配合物を含む実施例33および35のセメント質組成物は、商業的混和材料配合物を含むセメント質組成物と比較して類似した圧縮強度を示した。
実施例36〜38
上記スター3混和材料配合物(実施例36)の性能を、ポリカルボキシレートエーテル分散剤、消泡剤および安定剤を含む市販の混和材料配合物(フォーム1)(実施例38);ならびにポリカルボキシレート分散剤、有機消泡剤および安定剤を含む市販の混和材料配合物(フォーム3)(実施例37)に関して、標準的スランプコンクリートセメント質組成物における空気含有量の制御について評価した。セメント質組成物は、800ポンド(363kg)を超える全セメント質材料ならびに成分分離を回避するために十分な量の骨材(砂および石)ブレンドを含む標準的スランプコンクリート混合物を含んでいた。水/セメント質材料(W/C)比および試験結果を下第G表に記載する。
Figure 2014510689
安定化された超分岐ポリエーテル界面活性剤およびポリカルボキシレートエーテル分散剤含有混和材料配合物の標準的スランプコンクリートセメント質組成物での使用は、商業的配合物に関する一貫したスランプおよび/またはスランプフロー値を維持しつつ、優れた空気含有量の制御をもたらした。加えて、対象の超分岐ポリエーテル界面活性剤含有混和材料配合物を含む実施例36のセメント質組成物は、商業的混和材料配合物を含むセメント質組成物と比較して、類似した圧縮強度を示した。
実施例39〜43
ポリカルボキシレートエーテル分散剤を含む自己充填コンクリートセメント質組成物(実施例39)、対象の超分岐ポリエーテル界面活性剤、ポリカルボキシレートエーテル分散剤およびアミン界面活性剤安定剤(スター3)を含む組み合わせ混和材料配合物(実施例43)、ならびに対象の超分岐ポリエーテル界面活性剤、ポリカルボキシレートエーテル分散剤、および高分子量ポリエーテル安定剤を含む組み合わせ混和材料配合物(スター4)(実施例41および42)における対象の超分岐ポリエーテル界面活性剤の性能を、ポリカルボキシレートエーテル分散剤、消泡剤および安定剤を含む市販の混和材料配合物(フォーム1)(実施例40)に関して自己充填コンクリートセメント質組成物中の空気含有量の制御について評価した。
セメント質組成物は、800ポンド(363kg)を超える全セメント質材料および成分分離を回避するために十分な量の骨材(砂や石)ブレンドを含む自己充填コンクリート混合物を含んでいた。水/セメント質材料(W/C)比および試験結果を下第H表に記載する。
Figure 2014510689
自己充填コンクリートセメント質組成物、ならびに安定化された超分岐ポリエーテル界面活性剤およびポリカルボキシレートエーテル分散剤含有組み合わせ混和材料配合物において、対象の超分岐ポリエーテル界面活性剤をポリカルボキシレートエーテル分散剤とともに使用すると、商業的混和材料配合物に関する自己充填コンクリートセメント質組成物の高スランプフロー値を維持しつつ、優れた空気含有量制御がもたらされ、そして欠陥のないコンクリート表面が得られた。
実施例39〜43で製造されたコンクリートの表面の目視観察結果によって、以下の主観的所感が得られた:
実施例39 気泡無し、表面欠陥なし、炭素スポッティングなし。良好な最終表面。
実施例40 直径1〜3mmの多くの気泡が急速に発生し、即時に欠陥。粗悪な最終表面。
実施例41 ごくわずかの気泡(直径約1mm)が急速に生じ、欠陥はない。良好な最終表面。
実施例42 ごくわずかの気泡(直径約1mm)が急速に生じ、欠陥はない。良好な最終表面。
実施例43 ごくわずかの気泡(直径約1mm)が急速に生じ、欠陥はない。良好な最終表面。
したがって、水硬性セメント、水、および超分岐ポリエーテル界面活性剤を含むセメント質組成物が提供され、場合によって、超分岐ポリエーテル界面活性剤はセメント質材料の約0.0001質量%〜約0.02質量%の範囲である。超分岐ポリエーテル界面活性剤は星形ポリマーを含む可能性がある。
前記実施形態において、水硬性セメントは、少なくとも1つのポートランドセメント、メーソンリーセメント、アルミナセメント、耐火セメント、マグネシアセメント、リン酸マグネシウムセメント、リン酸マグネシウムカリウムセメント、アルミン酸カルシウムセメント、スルホアルミン酸カルシウムセメント、油井セメント、ブレンドスラグ、フライアッシュまたはポゾランセメント、天然セメント、水硬性消石灰、またはそれらの混合物であり得る。
前記実施形態のいずれかにおいて、セメント質組成物は、さらなる界面活性剤または消泡剤をさらに含んでもよく、場合によって、超分岐ポリエーテル界面活性剤およびさらなる界面活性剤および消泡剤はあわせてセメント質材料の約0.0002質量%〜約0.05質量%の範囲である。
少なくとも1つの界面活性剤または消泡剤は水不溶性である前記実施形態のいずれかにおいて、セメント質組成物は安定剤を、場合によってセメント質材料の主要活性成分約0.0001質量%〜約0.1質量%の範囲でさらに含む可能性がある。安定剤はアミン塩可溶化剤を、場合によってセメント質材料の約0.04質量%までの量で含む可能性がある。
前記実施形態のいずれかにおいて、セメント質組成物は、セメント質組成物用分散剤を、セメント質材料の約0.01質量%〜約2質量%の範囲でさらに含む可能性がある。分散剤は、リグノスルホネート、スルホン化ナフタレンスルホネート縮合物の塩、スルホン化メラミンスルホネート縮合物の塩、ベータナフタレンスルホネート、スルホン化メラミンホルムアルデヒド縮合物、ナフタレンスルホネートホルムアルデヒド縮合物樹脂、ポリアスパルテート、オリゴマー分散剤、ポリカルボキシレート分散剤、ポリカルボキシレートエーテル分散剤の少なくとも1つ、またはそれらの混合物をさらに含んでもよい。
前記実施形態のいずれかにおいて、セメント質組成物は、少なくとも1つの空気連行剤、空気連行防止剤、骨材、ポゾラン、凝結・強度促進剤/増強剤、凝結遅延剤、減水剤、腐食防止剤、湿潤剤、水溶性ポリマー、レオロジー改質剤、撥水剤、繊維、防湿混和材料、浸透性抑制剤、圧送助剤、抗真菌混和材料、殺菌混和材料、殺虫混和材料、微細鉱物混和材料、顔料、着色剤、アルカリ反応性抑制剤、結合混和材料、収縮低減混和材料、またはそれらの混合物を含むセメント混和材料または添加剤をさらに含んでもよい。
前記実施形態のいずれかにおいて、セメント質組成物は、さらなる界面活性剤または消泡剤、および超分岐ポリエーテル界面活性剤ならびに任意のさらなる界面活性剤および/または消泡剤を酸性媒体中に溶解させることができるアミン安定剤を含んでもよい。
セメント質組成物用混和材料は、したがって、超分岐ポリエーテル界面活性剤、場合によってセメント質組成物用分散剤、場合によってさらなる界面活性剤または消泡剤、および場合によって安定剤を含むセメント質組成物用水性混和材料も提供される。超分岐ポリエーテル界面活性剤は星形ポリマーを含んでもよい。
前記実施形態において、安定剤は、超分岐ポリエーテル界面活性剤、および任意のさらなる界面活性剤および/または消泡剤を酸性媒体中に可溶化することができるアミン安定剤である可能性がある。
したがって、超分岐ポリエーテル界面活性剤と、セメント質組成物の分散剤と、場合によってさらなる界面活性剤または消泡剤と、場合によって安定剤とを含むセメント質組成物用の混和材料も提供される。分散剤は、0超〜約99%の範囲であり得、超分岐ポリエーテル界面活性剤は、約0.1%〜約10%の範囲であり得、さらなる界面活性剤または消泡剤は0〜約10%の範囲であり得、安定剤は0〜約10%の範囲であり得る。前記実施形態において、超分岐ポリエーテル界面活性剤は星形ポリマーを含んでもよい。
前記実施形態のいずれかにおいて、分散剤は、ポリカルボキシレート分散剤、ポリカルボキシレートエーテル分散剤、またはそれらの混合物を含んでもよい。
したがって、セメント質材料、水、超分岐ポリエーテル界面活性剤、セメント質組成物の分散剤、場合によってさらなる界面活性剤または消泡剤、および場合によって安定剤を混合することを含むセメント質組成物を製造する方法が提供される。超分岐ポリエーテル界面活性剤は星形ポリマーを含んでもよい。
前記実施形態において、超分岐ポリエーテル界面活性剤、分散剤、ならびに任意のさらなる界面活性剤または消泡剤および/または安定剤は、存在する場合、1つの溶液としてセメント質材料に添加することができる。
本明細書中で記載される実施形態は単に例示的であり、当業者は変更および修飾をなすことができることは理解されるであろう。さらに、様々な実施形態を組み合わせて所望の結果を得ることができるので、開示された全ての実施形態は必ずしも代替的である必要はない。

Claims (20)

  1. 水硬性セメント、水、および超分岐ポリエーテル界面活性剤を含むセメント質組成物であって、場合によって超分岐ポリエーテル界面活性剤がセメント質材料の約0.0001質量%〜約0.02質量%の範囲内である、前記セメント質組成物。
  2. 超分岐ポリエーテル界面活性剤が星形ポリマーを含む、請求項1記載のセメント質組成物。
  3. 水硬性セメントが、ポートランドセメント、メーソンリーセメント、アルミナセメント、耐火セメント、マグネシアセメント、リン酸マグネシウムセメント、リン酸マグネシウムカリウムセメント、アルミン酸カルシウムセメント、スルホアルミン酸カルシウムセメント、油井セメント、ブレンドスラグ、フライアッシュまたはポゾランセメント、天然セメント、水硬性消石灰の少なくとも1つ、またはそれらの混合物を含む、請求項1または2記載のセメント質組成物。
  4. さらなる界面活性剤または消泡剤を更に含み、場合によって超分岐ポリエーテル界面活性剤ならびにさらなる界面活性剤および消泡剤が一緒になって、セメント質材料の約0.0002質量%〜約0.05質量%の範囲である、請求項1〜3のいずれかに記載のセメント質組成物。
  5. 少なくとも1つの界面活性剤または消泡剤が水不溶性であり、セメント質材料の質量基準で安定剤を、場合によって主要活性成分約0.0001%〜約0.1%の範囲で更に含む、請求項4記載のセメント質組成物。
  6. 安定剤がアミン塩可溶化剤を、場合によってセメント質材料の約0.04質量%までの量で含む、請求項5記載のセメント質組成物。
  7. セメント質組成物用分散剤を、場合によってセメント質材料の約0.01%〜約2質量%の範囲で更に含む、請求項1〜6のいずれかに記載のセメント質組成物。
  8. 分散剤が、少なくとも1つのリグノスルホネート、スルホン化ナフタレンスルホネート縮合物の塩、スルホン化メラミンスルホネート縮合物の塩、ベータナフタレンスルホネート、スルホン化メラミンホルムアルデヒド縮合物、ナフタレンスルホネートホルムアルデヒド縮合物樹脂、ポリアスパルテート、オリゴマー分散剤、ポリカルボキシレート分散剤、ポリカルボキシレートエーテル分散剤、またはそれらの混合物を含む、請求項7記載のセメント質組成物。
  9. 空気連行剤、空気連行防止剤、骨材、ポゾラン、凝結・強度促進剤/増強剤、凝結遅延剤、減水剤、腐食防止剤、湿潤剤、水溶性ポリマー、レオロジー改質剤、撥水剤、繊維、防湿混和材料、浸透性抑制剤、圧送助剤、抗真菌混和材料、殺菌混和材料、殺虫剤混和材料、微細鉱物混和材、顔料、着色剤、アルカリ反応性抑制剤、結合混和材料、収縮低減混和材料の少なくとも1つ、またはそれらの混合物を含むセメント混和材料または添加剤を更に含む、請求項1〜8のいずれかに記載のセメント質組成物。
  10. さらなる界面活性剤または消泡剤、ならびに超分岐ポリエーテル界面活性剤ならびに任意のさらなる界面活性剤および/または消泡剤を酸性媒体中に溶解させることができるアミン安定剤を含む、請求項1〜9のいずれかに記載のセメント質組成物。
  11. 超分岐ポリエーテル界面活性剤、場合によってセメント質組成物の分散剤、場合によってさらなる界面活性剤または消泡剤、および場合によって安定剤を含む、セメント質組成物用水性混和材料。
  12. 超分岐ポリエーテル界面活性剤が星形ポリマーを含む、請求項11記載の水性混和材料。
  13. 安定剤が、超分岐ポリエーテル界面活性剤、ならびに任意のさらなる界面活性剤および/または消泡剤を酸性媒体中に溶解させることができるアミン安定剤である、請求項11または12記載の水性混和材料。
  14. 超分岐ポリエーテル界面活性剤、セメント質組成物用分散剤、場合によってさらなる界面活性剤または消泡剤、および場合によって安定剤を含む、セメント質組成物の混和材料。
  15. 固体の乾燥質量基準で、分散剤が0超〜約99%の範囲内であり、超分岐ポリエーテル界面活性剤が約0.1%〜約10%の範囲内であり、さらなる界面活性剤または消泡剤が0〜約10%の範囲内であり、安定剤が0〜約10%の範囲内である、請求項14記載の混和材料。
  16. 超分岐ポリエーテル界面活性剤が星形ポリマーを含む、請求項14または15記載の混和材料。
  17. 分散剤が、ポリカルボキシレート分散剤、ポリカルボキシレートエーテル分散剤、またはそれらの混合物を含む、請求項14〜16のいずれかに記載の混和材料。
  18. セメント質材料、水、超分岐ポリエーテル界面活性剤、セメント質組成物の分散剤、場合によってさらなる界面活性剤または消泡剤、および場合によって安定剤を混合することを含む、セメント質組成物を製造する方法。
  19. 超分岐ポリエーテル界面活性剤、分散剤、ならびに場合によってさらなる界面活性剤または消泡剤および/または安定剤が存在する場合、それらを1つの溶液としてセメント質材料に添加する、請求項18記載の方法。
  20. 超分岐ポリエーテル界面活性剤が星形ポリマーを含む、請求項18または19記載の方法。
JP2013554863A 2011-02-21 2012-02-21 セメント質系における超分岐ポリエーテル界面活性剤の使用 Pending JP2014510689A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201161444855P 2011-02-21 2011-02-21
US61/444,855 2011-02-21
PCT/EP2012/052888 WO2012113765A1 (en) 2011-02-21 2012-02-21 Use of hyperbranched polyether surfactant in cementitious systems

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014510689A true JP2014510689A (ja) 2014-05-01

Family

ID=45774175

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013554863A Pending JP2014510689A (ja) 2011-02-21 2012-02-21 セメント質系における超分岐ポリエーテル界面活性剤の使用

Country Status (4)

Country Link
US (1) US9212095B2 (ja)
EP (1) EP2678291A1 (ja)
JP (1) JP2014510689A (ja)
WO (1) WO2012113765A1 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018513096A (ja) * 2015-03-10 2018-05-24 バイオメイソン インコーポレイテッド 防塵および建築材製造のための組成物および方法
US11472738B2 (en) 2010-04-27 2022-10-18 Biomason Inc. Methods for the manufacture of colorfast masonry
US11518687B2 (en) 2017-10-05 2022-12-06 Biomason Inc. Biocementation method and system
US11795108B2 (en) 2016-10-31 2023-10-24 Biomason Inc. Microorganism loaded aggregate and manufacturing methods
JP7627691B2 (ja) 2019-11-29 2025-02-06 シーカ テクノロジー アクチェンゲゼルシャフト 鉱物バインダー組成物の粘度低下のための添加剤としての分岐コポリマー

Families Citing this family (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9328583B2 (en) 2012-03-09 2016-05-03 Halliburton Energy Services, Inc. Set-delayed cement compositions comprising pumice and associated methods
US9856167B2 (en) 2012-03-09 2018-01-02 Halliburton Energy Services, Inc. Mitigation of contamination effects in set-delayed cement compositions comprising pumice and hydrated lime
US9580638B2 (en) 2012-03-09 2017-02-28 Halliburton Energy Services, Inc. Use of synthetic smectite in set-delayed cement compositions
US10202751B2 (en) 2012-03-09 2019-02-12 Halliburton Energy Services, Inc. Set-delayed cement compositions comprising pumice and associated methods
US9227872B2 (en) 2012-03-09 2016-01-05 Halliburton Energy Services, Inc. Cement set activators for set-delayed cement compositions and associated methods
US8851173B2 (en) 2012-03-09 2014-10-07 Halliburton Energy Services, Inc. Set-delayed cement compositions comprising pumice and associated methods
US10195764B2 (en) 2012-03-09 2019-02-05 Halliburton Energy Services, Inc. Set-delayed cement compositions comprising pumice and associated methods
US9371712B2 (en) * 2012-03-09 2016-06-21 Halliburton Energy Services, Inc. Cement set activators for set-delayed cement compositions and associated methods
US10082001B2 (en) 2012-03-09 2018-09-25 Halliburton Energy Services, Inc. Cement set activators for cement compositions and associated methods
US9328281B2 (en) 2012-03-09 2016-05-03 Halliburton Energy Services, Inc. Foaming of set-delayed cement compositions comprising pumice and hydrated lime
US9796904B2 (en) 2012-03-09 2017-10-24 Halliburton Energy Services, Inc. Use of MEMS in set-delayed cement compositions comprising pumice
WO2014067991A1 (de) * 2012-11-05 2014-05-08 Sika Technology Ag Mahlhilfsmittel für zementklinker auf basis von polycarboxylatethern und/oder ligninsulfonaten
US9126866B2 (en) 2013-03-06 2015-09-08 Construction Research & Technology Gmbh Polycarboxylate ethers with branched side chains
MX2016001654A (es) * 2013-09-09 2016-05-02 Halliburton Energy Services Inc Activacion de composiciones de cemento con retardo de fraguado mediante el intercambio de retardante.
CN103850151B (zh) * 2014-03-27 2016-03-02 济南大学 一种超支化聚醚改性三聚氰胺浸渍胶膜纸及其在水泥抗裂剂中的应用
CN104371071B (zh) * 2014-05-23 2017-05-17 江苏苏博特新材料股份有限公司 一种超支化聚羧酸混凝土高效减水剂的制备方法
CN105130297B (zh) * 2015-07-29 2017-12-15 中交一公局第六工程有限公司 一种超流态pva纤维混凝土及其制备方法
MX2018011048A (es) * 2016-05-19 2018-11-29 Halliburton Energy Services Inc Aditivos de cemento contra la contraccion liquidos no acuosos.
CN107033301B (zh) * 2016-11-18 2019-08-20 中科院广州化学有限公司南雄材料生产基地 一种高保坍超支化聚羧酸减水剂及其制备方法
EP3818025A1 (de) * 2018-07-06 2021-05-12 Basf Se ZUSAMMENSETZUNG FÜR FLIEßFÄHIGE FEUERFESTE MASSEN
CA3162491A1 (en) * 2019-11-21 2021-05-27 Elizabeth Burns Water reducing admixture for stable air
CN114685086B (zh) * 2020-12-30 2023-01-03 博特新材料泰州有限公司 一种超支化型混凝土消泡剂、其制备方法及应用
CN113736036B (zh) * 2021-09-15 2022-06-10 成都奥莱特时代新材料有限公司 一种多臂型聚羧酸减水剂及其制备方法
CN114524644A (zh) * 2022-03-11 2022-05-24 南京林业大学 一种工业固废聚合物抗渗抗冻材料及其制备方法
EP4509482A1 (en) * 2023-08-18 2025-02-19 Secil-Companhia Geral de Cal e Cimento S.A. Compositions comprising pozzolans and branched oligomers of polyoxyalkylene glycol and their mixtures with glycols

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010029924A1 (ja) * 2008-09-11 2010-03-18 株式会社日本触媒 多分岐ポリアルキレングリコール系重合体及びその製造方法、並びに、セメント混和剤

Family Cites Families (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6110977A (en) 1997-01-14 2000-08-29 Henkel Corporation Alkyl polyglycoside compositions having reduced viscosity and inhibited crystallization
US5827453A (en) 1997-01-14 1998-10-27 Henkel Corporation Defoaming compositions
US5895605A (en) 1997-01-14 1999-04-20 Henkel Corporation Defoaming compositions
US6387962B1 (en) 1997-06-10 2002-05-14 Cognis Corporation Defoamers for aqueous systems
US6350787B1 (en) 1997-06-10 2002-02-26 Cognis Corporation Defoamers for aqueous systems
US6258162B1 (en) 1998-10-22 2001-07-10 Nippon Shokubai Co., Ltd. Cement composition
US6861459B2 (en) 1999-07-09 2005-03-01 Construction Research & Technology Gmbh Oligomeric dispersant
US6908955B2 (en) 1999-07-09 2005-06-21 Construction Research & Technology Gmbh Oligomeric dispersant
US6133347A (en) 1999-07-09 2000-10-17 Mbt Holding Ag Oligomeric dispersant
US6172123B1 (en) 1999-07-30 2001-01-09 Henkel Corporation Demulsifiers for separating oil and water mixtures
US8088842B2 (en) * 1999-12-10 2012-01-03 Construction Research & Technology Gmbh Solubilized defoamers for cementitious compositions
ATE298733T1 (de) 1999-12-10 2005-07-15 Constr Res & Tech Gmbh Gelöste entschäumer für zementzusamensetzungen
US6875801B2 (en) 1999-12-10 2005-04-05 Construction Research & Technology Gmbh Solubilized defoamers for cementitious compositions
US6465605B2 (en) 2000-02-16 2002-10-15 Cognis Corporation Branched polymeric surfactant reaction products, methods for their preparation, and uses therefor
US6512016B2 (en) 2000-08-17 2003-01-28 Cognis Corporation Compositions for defoaming aqueous compositions
US6576736B2 (en) 2001-04-06 2003-06-10 Cognis Corporation Compounds and compositions useful as surfactants and methods for their preparation
US6358310B1 (en) 2001-06-14 2002-03-19 W. R. Grace & Co.-Conn. Air entraining admixture compositions
US6572691B2 (en) 2001-10-01 2003-06-03 Cognis Corporation Ink compositions and methods of use therefor
US7247606B2 (en) 2001-11-05 2007-07-24 Cognis Corporation Branched reaction products
US6960304B1 (en) 2002-07-18 2005-11-01 Cognis Corporation Wastewater treatment
DE102006011813A1 (de) 2006-03-15 2007-09-20 Degussa Gmbh Verwendung eines hyperverzweigten Polymers zur Oberflächenmodifizierung einer im ausgehärteten Zustand festen Matrix
US8709288B2 (en) * 2006-09-08 2014-04-29 Sun Chemical Corporation High conductive water-based silver ink
US7308938B1 (en) 2007-03-07 2007-12-18 Halliburton Energy Services, Inc. Defoaming methods and compositions
JP5710861B2 (ja) 2008-09-11 2015-04-30 株式会社日本触媒 ポリアルキレングリコール鎖含有チオール化合物及びその製造方法、ポリアルキレングリコール鎖含有チオール系重合体、並びに、セメント混和剤
DE102009000916A1 (de) 2009-02-17 2010-10-14 Velind Chemie Gmbh & Co. Kg Zusammensetzung und Verfahren zur Regulierung der Raumluftfeuchte in Gebäuden
JP2010222195A (ja) 2009-03-24 2010-10-07 Nof Corp セメント用収縮低減剤およびセメント配合物

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010029924A1 (ja) * 2008-09-11 2010-03-18 株式会社日本触媒 多分岐ポリアルキレングリコール系重合体及びその製造方法、並びに、セメント混和剤

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11472738B2 (en) 2010-04-27 2022-10-18 Biomason Inc. Methods for the manufacture of colorfast masonry
JP2018513096A (ja) * 2015-03-10 2018-05-24 バイオメイソン インコーポレイテッド 防塵および建築材製造のための組成物および方法
JP2019069900A (ja) * 2015-03-10 2019-05-09 バイオメイソン インコーポレイテッド 防塵および建築材製造のための組成物および方法
JP2021185124A (ja) * 2015-03-10 2021-12-09 バイオメイソン インコーポレイテッド 防塵および建築材製造のための組成物および方法
US12195392B2 (en) 2015-03-10 2025-01-14 Biomason Inc. Compositions and methods for dust control
US11795108B2 (en) 2016-10-31 2023-10-24 Biomason Inc. Microorganism loaded aggregate and manufacturing methods
US11518687B2 (en) 2017-10-05 2022-12-06 Biomason Inc. Biocementation method and system
US12187620B2 (en) 2017-10-05 2025-01-07 Biomason Inc. Biocementation method and system
JP7627691B2 (ja) 2019-11-29 2025-02-06 シーカ テクノロジー アクチェンゲゼルシャフト 鉱物バインダー組成物の粘度低下のための添加剤としての分岐コポリマー

Also Published As

Publication number Publication date
EP2678291A1 (en) 2014-01-01
US9212095B2 (en) 2015-12-15
US20120214901A1 (en) 2012-08-23
WO2012113765A1 (en) 2012-08-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2014510689A (ja) セメント質系における超分岐ポリエーテル界面活性剤の使用
US6569924B2 (en) Solubilized defoamers for cementitious compositions
US7556684B2 (en) Amine containing strength improvement admixture
US8187376B2 (en) Defoamers for hydratable cementitious compositions
JP2006511418A (ja) セメント組成物用の可溶化脱泡剤
JP4987533B2 (ja) セメント混和剤
WO2004076376A2 (en) Strength improvement admixture
CA2393624A1 (en) Water-soluble air-controlling agents for cementitious compositions
JP3827098B2 (ja) セメント用添加剤組成物
JP7489328B2 (ja) 改善されたコンクリート混和剤
CN107835795B (zh) 聚烷氧基化多胺氧化物消泡组合物
JP5473997B2 (ja) セメント混和剤
WO2021085376A1 (ja) 水硬性材料用添加剤
JP5084672B2 (ja) 水硬性材料用収縮低減剤
JP4425581B2 (ja) 貧配合コンクリート用添加剤
US7662882B2 (en) Defoaming agent for cementitious compositions
JP7282623B2 (ja) セメント用強度向上剤、セメント用添加剤、セメント組成物、および、セメント強度向上方法
JPH08295546A (ja) セメント組成物用空気連行剤
AU2005202531B2 (en) Solubilized Defoamers for Cementitious Compositions
JP2002356356A (ja) セメント組成物用消泡剤
JP6223750B2 (ja) 水硬性材料用添加剤
JP2023061317A (ja) 水硬性組成物の打設方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150218

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150819

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150914

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20151211

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20160113

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160209

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20160418