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JP2014503532A - 5−フルオロシトシンとその他の殺真菌剤との相乗的殺真菌性相互作用 - Google Patents

5−フルオロシトシンとその他の殺真菌剤との相乗的殺真菌性相互作用 Download PDF

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JP2014503532A JP2013544521A JP2013544521A JP2014503532A JP 2014503532 A JP2014503532 A JP 2014503532A JP 2013544521 A JP2013544521 A JP 2013544521A JP 2013544521 A JP2013544521 A JP 2013544521A JP 2014503532 A JP2014503532 A JP 2014503532A
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ロールスバッハ,ベス
オーウェン,ダブリュ.ジョン
ヤオ,チェンリン
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ダウ アグロサイエンシィズ エルエルシー
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Abstract

殺真菌的有効量の、a)式Iの化合物と、(b)ミクロブタニル、フェンブコナゾール、ジフェノコナゾール、トリフロキシストロビン、ペンチオピラド、フルオピラム、ボスカリド、マンコゼブ、およびピリメタニルからなる群より選択される少なくとも1つの殺真菌剤を含有する殺真菌性組成物は、選択された真菌の相乗的防除を提供する。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、参照により本明細書に明示的に組み込まれている2010年12月16日に出願された米国仮特許出願第61/423,857号の利益を主張する。
本発明は、(a)式Iの化合物と、(b)ミクロブタニル、フェンブコナゾール、トリフロキシストロビン、ペンチオピラド、ビキサフェン、フルオピラム、ボスカリド、マンコゼブ、およびピリメタニルからなる群より選択される少なくとも1つの殺真菌剤とを含有する相乗的殺真菌性組成物に関する。
殺真菌剤は、真菌により起きる損害から植物を保護するように作用する天然または合成由来の化合物である。現行の農業方法は、殺真菌剤の使用に非常に依存している。実際、いくつかの作物は、殺真菌剤の使用なしでは有用に成長することができない。殺真菌剤を使用すれば、栽培者は、作物の収量および品質を向上し、その結果、作物の価値を向上することができるようになる。大抵の状況では、作物の価値の向上は、殺真菌剤の使用のコストの少なくとも3倍の価値がある。
しかしながら、どの殺真菌剤もすべての状況において有用というわけではなく、単一の殺真菌剤の反復使用は高頻度で、該殺真菌剤および関連の殺真菌剤に対する耐性の発現につながる。その結果、より安全で、より良好な性能を有し、必要とされる用量がより少なく、使用がより容易で、コストがより低い殺真菌剤および複数の殺真菌剤の組合せを生み出すために研究が実施されている。
相乗作用は、2種以上の化合物の活性が、単独で使用された場合のこれらの化合物の活性を超えるときに生じる。
本発明の目的は、殺真菌性化合物を含む相乗的組成物を提供することである。これらの相乗的組成物を使用する方法を提供することが本発明のさらなる目的である。相乗的組成物は、子嚢菌(Ascomycetes)綱の真菌により起きる病害の予防もしくは治療またはその両方を行うことができる。さらに、相乗的組成物は、リンゴ黒星病を含む子嚢菌病原体に抗する改善された効力を有する。本発明によれば、相乗的組成物が、それらの使用のための方法と共に提供される。
本発明は、殺真菌的有効量の、(a)式Iの化合物と、(b)ミクロブタニル、フェンブコナゾール、トリフロキシストロビン、ペンチオピラド、ビキサフェン、フルオピラム、ボスカリド、マンコゼブ、およびピリメタニルからなる群より選択される少なくとも1つの殺真菌剤とを含む相乗的殺真菌性混合物に関する。
Figure 2014503532
ビキサフェンは、N−(3’,4’−ジクロロ−5−フルオロ[1,1’−ビフェニル]−2−イル)−3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドの一般名である。その殺真菌活性は、http://www.agropages.comで記述されている。ビキサフェンは、穀物病害を防除するために開発された。
ボスカリドは、2−クロロ−N−(4’−クロロ[1,1’−ビフェニル]−2−イル)−3−ピリジンカルボキサミドの一般名である。その殺真菌活性は、The Pesticide Manual, Fourteenth Edition, 2006で記述されている。ボスカリドは、ある範囲の果物および野菜におけるうどんこ病、アルテルナリア属種(Alternaria spp.)、ボトリチス属種(Botrytis spp.)、スクレロチニア属種(Sclerotinia spp.)およびモニリア属種(Monilia spp.)の防除を提供する。
フェンブコナゾールは、α−[2−(4−クロロフェニル)エチル]−α−フェニル−1H−1,2,4−トリアゾール−1−プロパンニトリルの一般名である。その殺真菌活性は、The Pesticide Manual, Fifteenth Edition, 2009で記述されている。フェンブコナゾールは、種々の果物、野菜および農作物における広範な範囲の真菌病原体の防除を提供する。
フルオピラムは、N−[2−[3−クロロ−5−(トリフルオロメチル)−2−ピリジニル]エチル]−2−(トリフルオロメチル)ベンズアミドの一般名である。その殺真菌活性は、The Pesticide Manual, Fifteenth Edition, 2009で記述されている。フルオピラムは、種々の果物、野菜および農作物における灰色かび病、うどんこ病ならびにスクレロチニア(sclerotinia)およびモニリニア(monilinia)病害の防除を提供する。
マンコゼブは、[[2−[(ジチオカルボキシ)アミノ]エチル]カルバモジチオアト(2−)−κS,κS’]亜鉛と[[2−[(ジチオカルボキシ)アミノ]エチル]カルバモジチオアト(2−)−κS,κS’]マンガンとの混合物の一般名である。その殺真菌活性は、The Pesticide Manual, Fifteenth Edition, 2009で記述されている。マンコゼブは、種々の果物、野菜および農作物における広範な範囲の真菌病原体の防除を提供する。
ミクロブタニルは、α−ブチル−α−(4−クロロフェニル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−プロパンニトリルの一般名である。その殺真菌活性は、The Pesticide Manual, Fifteenth Edition, 2009で記述されている。ミクロブタニルは、多様な作物における子嚢菌、不完全菌類(Fungi Imperfecti)および担子菌類(Basidiomycetes)の防除を提供する。
ピリメタニルは、4,6−ジメチル−N−フェニル−2−ピリミジンアミンの一般名である。その殺真菌活性は、The Pesticide Manual, Fifteenth Edition, 2009で記述されている。ピリメタニルは、種々の果物およびつる性植物における灰色かび病および果物黒星病(fruit scab)の防除を提供する。
ペンチオピラドは、N−[2−(1,3−ジメチルブチル)−3−チエニル]−1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドの一般名である。その殺真菌活性は、The Pesticide Manual, Fourteenth Edition, 2006で記述されている。ペンチオピラドは、さび病およびリゾクトニア(Rhizoctonia)病害、ならびに灰色かび病、うどんこ病およびリンゴ黒星病の防除を提供する。
本発明の組成物中では、殺真菌作用が相乗的になる式Iの化合物とミクロブタニルとの重量比は、約1:5から約5:1の間の範囲にわたる。殺真菌作用が相乗的になる式Iの化合物とフェンブコナゾールとの重量比は、約1:5から約5:1の間の範囲にわたる。殺真菌作用が相乗的になる式Iの化合物とトリフロキシストロビンとの重量比は、約1:5から約5:1の間の範囲にわたる。殺真菌作用が相乗的になる式Iの化合物とペンチオピラドとの重量比は、約1:5から約5:1の間の範囲にわたる。殺真菌作用が相乗的になる式Iの化合物とビキサフェンとの重量比は、約1:5から約5:1の間の範囲にわたる。殺真菌作用が相乗的になる式Iの化合物とフルオピラムとの重量比は、約1:5から約5:1の間の範囲にわたる。殺真菌作用が相乗的になる式Iの化合物とボスカリドとの重量比は、約1:20から約1:1の間の範囲にわたる。殺真菌作用が相乗的になる式Iの化合物とマンコゼブとの重量比は、約1:200から約1:1の間の範囲にわたる。殺真菌作用が相乗的になる式Iの化合物とピリメタニルとの重量比は、約1:20から約1:1の間の範囲にわたる。
相乗的組成物を施用する比率は、防除しようとする特定種類の真菌、必要とされる防除の程度、ならびに施用のタイミングおよび方法に依存する。一般に、本発明の組成物は、本組成物中の活性成分の総量に基づいて、約210グラム毎エーカー(g/acre)から約2050g/acreの間の施用比率で施用され得る。ミクロブタニルは、約10g/acreから約50g/acreの間の比率で施用され、式Iの化合物は、約10g/acreから約50g/hacreの間の比率で施用される。フェンブコナゾールは、約10g/acreから約50g/acreの間の比率で施用され、式Iの化合物は、約10g/acreから約50g/acreの間の比率で施用される。トリフロキシストロビンは、約10g/acreから約50g/acreの間の比率で施用され、式Iの化合物は、約10g/acreから約50g/acreの間の比率で施用される。ペンチオピラドは、約10g/acreから約50g/acreの間の比率で施用され、式Iの化合物は、約10g/acreから約50g/acreの間の比率で施用される。ビキサフェンは、約10g/acreから約50g/acreの間の比率で施用され、式Iの化合物は、約10g/acreから約50g/acreの間の比率で施用される。フルオピラムは、約10g/acreから約50g/acreの間の比率で施用され、式Iの化合物は、約10g/acreから約50g/acreの間の比率で施用される。ボスカリドは、約50g/acreから約200g/acreの間の比率で施用され、式Iの化合物は、約10g/acreから約50g/acreの間の比率で施用される。マンコゼブは、約200g/acreから約2000g/acreの間の比率で施用され、式Iの化合物は、約10g/acreから約50g/acreの間の比率で施用される。ピリメタニルは、約50g/acreから約200g/acreの間の比率で施用され、式Iの化合物は、約10g/acreから約50g/acreの間の比率で施用される。
本発明の相乗的混合物の諸成分は、別々に施用することもできるし、または、多成分殺真菌系(multipart fungicidal system)の一部として施用することもできる。
本発明の相乗的混合物は、1つまたは複数のその他の殺真菌剤と一緒に施用して、より多様な望ましくない病害を防除することができる。その他の殺真菌剤(単数または複数)と一緒に使用された場合、本特許請求の範囲に記載の化合物は、その他の殺真菌剤(単数または複数)と調合することもできるし、その他の殺真菌剤(単数または複数)とタンク混合することもできるし、またはその他の殺真菌剤(単数または複数)と順次施用することもできる。このようなその他の殺真菌剤は、2−(チオシアナトメチルチオ)−ベンゾチアゾール、2−フェニルフェノール、8−ヒドロキシキノリンスルフェート、アメトクトラジン、アミスルブロム、アンチマイシン、アンペロミセス・キスクアリス(Ampelomyces quisqualis)、アザコナゾール、アゾキシストロビン、枯草菌(Bacillus subtilis)、枯草菌(Bacillus subtilis)株QST713、ベナラキシル、ベノミル、ベンチアバリカルブ−イソプロピル、ベンジルアミノベンゼン−スルホネート(BABS)塩、ビカルボネート、ビフェニル、ビスメルチアゾール、ビテルタノール、ビキサフェン、ブラスチシジン−S、ホウ砂、ボルドー混合物(Bordeaux mixture)、ボスカリド、ブロムコナゾール、ブピリメート、カルシウムポリスルフィド、カプタホール、カプタン、カルベンダジム、カルボキシン、カルプロパミド、カルボン、クラザフェノン、クロロネブ、クロロタロニル、クロゾリネート、コニオチリウム・ミニタンス(Coniothyrium minitans)、水酸化銅、オクタン酸銅、酸塩化銅、硫酸銅、硫酸銅(三塩基性)、亜酸化銅、シアゾファミド、シフルフェナミド、シモキサニル、シプロコナゾール、シプロジニル、ダゾメット、デバカルブ、ジアンモニウムエチレンビス−(ジチオカルバメート)、ジクロフルアニド、ジクロロフェン、ジクロシメット、ジクロメジン、ジクロラン、ジエトフェンカルブ、ジフェノコナゾール、ジフェンゾコートイオン、ジフルメトリム、ジメトモルフ、ジモキシストロビン、ジニコナゾール、ジニコナゾール−M、ジノブトン、ジノカップ、ジフェニルアミン、ジチアノン、ドデモルフ、ドデモルフアセテート、ドジン、ドジン遊離塩基、エジフェンホス、エネストロビン、エネストロブリン、エポキシコナゾール、エタボキサム、エトキシキン、エトリジアゾール、ファモキサドン、フェナミドン、フェナリモール、フェンブコナゾール、フェンフラム、フェンヘキサミド、フェノキサニル、フェンピクロニル、フェンプロピジン、フェンプロピモルフ、フェンピラザミン、フェンチン、フェンチンアセテート、フェンチンヒドロキシド、フェルバム、フェリムゾン、フルアジナム、フルジオキソニル、フルモルフ、フルオピコリド、フルオピラム、フルオロイミド、フルオキサストロビン、フルキンコナゾール、フルシラゾール、フルスルファミド、フルチアニル、フルトラニル、フルトリアホール、フルキサピロキサド、ホルペット、ホルムアルデヒド、ホセチル、ホセチル−アルミニウム、フベリダゾール、フララキシル、フラメトピル、グアザチン、グアザチンアセテート、GY−81、ヘキサクロロベンゼン、ヘキサコナゾール、ヒメキサゾール、イマザリル、イマザリルスルフェート、イミベンコナゾール、イミノクタジン、イミノクタジントリアセテート、イミノクタジントリス(アルベシレート)、ヨードカルブ、イプコナゾール、イプフェンピラゾロン、イプロベンホス、イプロジオン、イプロバリカルブ、イソプロチオラン、イソピラザム、イソチアニル、カスガマイシン、カスガマイシンヒドロクロリド水和物、クレソキシム−メチル、ラミナリン、マンコッパー(mancopper)、マンコゼブ、マンジプロパミド、マネブ、メフェノキサム、メパニピリム、メプロニル、メプチル−ジノカップ、塩化水銀(II)、酸化水銀(II)、塩化水銀(I)、メタラキシル、メタラキシル−M、メタム、メタム−アンモニウム、メタム−カリウム、メタム−ナトリウム、メトコナゾール、メタスルホカルブ、ヨウ化メチル、メチルイソチオシアネート、メチラム、メトミノストロビン、メトラフェノン、ミルジオマイシン、ミクロブタニル、ナバム、ニトロタール−イソプロピル、ヌアリモール、オクチリノン、オフラセ、オレイン酸(脂肪酸)、オリサストロビン、オキサジキシル、オキシン−銅、オキスポコナゾールフマレート、オキシカルボキシン、ペフラゾエート、ペンコナゾール、ペンシクロン、ペンフルフェン、ペンタクロロフェノール、ペンタクロロフェニルラウレート、ペンチオピラド、酢酸フェニル水銀、ホスホン酸、フタリド、ピコキシストロビン、ポリオキシンB、ポリオキシン類、ポリオキソリム、重炭酸カリウム、カリウムヒドロキシキノリンスルフェート、プロベナゾール、プロクロラズ、プロシミドン、プロパモカルブ、塩酸プロパモカルブ、プロピコナゾール、プロピネブ、プロキナジド、プロチオコナゾール、ピラクロストロビン、ピラメトストロビン、ピラオキシストロビン、ピラゾホス、ピリベンカルブ、ピリブチカルブ、ピリフェノックス、ピリメタニル、ピリオフェノン、ピロキロン、キノクラミン、キノキシフェン、キントゼン、オオイタドリ抽出物(Reynoutria sachalinensis extract)、セダキサン、シルチオファム、シメコナゾール、ナトリウム2−フェニルフェノキシド、重炭酸ナトリウム、ナトリウムペンタクロロフェノキシド、スピロキサミン、硫黄、SYP−Z048、タール油、テブコナゾール、テブフロキン、テクナゼン、テトラコナゾール、チアベンダゾール、チフルザミド、チオファネート−メチル、チウラム、チアジニル、トルクロホス−メチル、トリルフルアニド、トリアジメホン、トリアジメノール、トリアゾキシド、トリシクラゾール、トリデモルフ、トリフロキシストロビン、トリフルミゾール、トリホリン、トリチコナゾール、バリダマイシン、バリフェナレート、バリフェナール、ビンクロゾリン、ジネブ、ジラム、ゾキサミド、カンジダ・オレオフィラ(Candida oleophila)、フザリウム・オキシスポルム(Fusarium oxysporum)、グリオクラジウム属種(Gliocladium spp.)、フレビオプシス・ギガンテア(Phlebiopsis gigantea)、ストレプトミセス・グリセオビリジス(Streptomyces griseoviridis)、トリコデルマ属種(Trichoderma spp.)、(RS)−N−(3,5−ジクロロフェニル)−2−(メトキシメチル)−スクシンイミド、1,2−ジクロロプロパン、1,3−ジクロロ−1,1,3,3−テトラフルオロアセトン水和物、1−クロロ−2,4−ジニトロナフタレン、1−クロロ−2−ニトロプロパン、2−(2−ヘプタデシル−2−イミダゾリン−1−イル)エタノール、2,3−ジヒドロ−5−フェニル−1,4−ジチ−イン1,1,4,4−テトラオキシド、2−メトキシエチル水銀アセテート、2−メトキシエチル水銀クロリド、2−メトキシエチル水銀シリケート、3−(4−クロロフェニル)−5−メチルローダニン、4−(2−ニトロプロパ−1−エニル)フェニルチオシアナテーム、アンプロピルホス、アニラジン、アジチラム、バリウムポリスルフィド、バイエル32394(Bayer 32394)、ベノダニル、ベンキノックス、ベンタルロン、ベンザマクリル、ベンザマクリル−イソブチル、ベンザモルフ、ビナパクリル、ビス(メチル水銀)スルフェート、ビス(トリブチルスズ)オキシド、ブチオベート、クロム酸硫酸亜鉛銅カルシウムカドミウム、カルバモルフ、CECA、クロベンチアゾン、クロラニホルメタン、クロルフェナゾール、クロルキノックス、クリンバゾール、銅ビス(3−フェニルサリチレート)、クロム酸銅亜鉛、クフラネブ、硫酸ヒドラジニウム銅(II)、クプロバム、シクラフラミド、シペンダゾール、シプロフラム、デカフェンチン、ジクロン、ジクロゾリン、ジクロブトラゾール、ジメチリモール、ジノクトン、ジノスルホン、ジノテルボン、ジピリチオン、ジタリムホス、ドジシン、ドラゾキソロン、EBP、ESBP、エタコナゾール、エテム、エチリム、フェナミノスルフ、フェナパニル、フェニトロパン、フルオトリマゾール、フルカルバニル、フルコナゾール、フルコナゾール−シス、フルメシクロックス、フロファネート、グリオジン、グリセオフルビン、ハラクリネート、ハーキュリーズ3944(Hercules 3944)、ヘキシルチオホス、ICIA0858、イソパムホス、イソバレジオン、メベニル、メカルビンジド、メタゾキソロン、メトフロキサム、メチル水銀ジシアンジアミド、メトスルホバックス、ミルネブ、ムコクロル酸無水物、ミクロゾリン、N−3,5−ジクロロフェニル−スクシンイミド、N−3−ニトロフェニルイタコンイミド、ナタマイシン、N−エチルメルクリオ−4−トルエンスルホンアニリド、ニッケルビス(ジメチルジチオカルバメート)、OCH、フェニル水銀ジメチルジチオカルバメート、フェニル水銀ニトレート、ホスジフェン、プロチオカルブ、塩酸プロチオカルブ、ピラカルボリド、ピリジニトリル、ピロキシクロル、ピロキシフル、キナセトール、硫酸キナセトール、キナザミド、キンコナゾール、ラベンザゾール、サリチルアニリド、SSF−109、スルトロペン、テコラム、チアジフルオール、チシオフェン、チオクロルフェンヒム、チオファネート、チオキノックス、チオキシミド、トリアミホス、トリアリモール、トリアズブチル、トリクラミド、ウルバシド、ザリラミド、およびそれらの任意の組合せを含み得る。
本発明の組成物は、好ましくは、(a)式Iの化合物と、(b)ミクロブタニル、フェンブコナゾール、トリフロキシストロビン、ペンチオピラド、ビキサフェン、フルオピラム、ボスカリド、マンコゼブ、およびピリメタニルからなる群より選択される少なくとも1つの殺真菌剤との組成物を、植物学的に許容される担体と共に含む配合物の形態で施用される。
濃縮された配合物を施用のために水もしくはその他の液体に分散させることもできるし、または、配合物を粉末状もしくは粒状にすることもでき、その後は、さらなる処理なしでも施用することができる。配合物は、農芸化学分野において慣例となっている手法に従って調製されるが、該配合物は、その内部の相乗的組成物の存在のため新規かつ重要である。
最も頻繁に施用される配合物は、水性懸濁液またはエマルションである。このような水溶性、水懸濁性、または乳化性のいずれかの配合物は、水和剤として一般的に知られている固体であり、または、乳剤、水性懸濁液、もしくは懸濁製剤として一般的に知られている液体である。本発明は、それにより殺真菌剤としての送達および使用のために相乗的組成物を配合できるようになるすべての媒体を企図している。
容易に理解されることではあろうが、これらの相乗的組成物を添加し得る任意の材料を、それらが抗真菌剤としてのこれらの相乗的組成物の活性を顕著に妨害することなく所望の効用をもたらすことを条件に用いることができる。
水和剤は、圧縮すると顆粒水和剤を形成できるものであり、相乗的組成物と、担体と、農学的に許容される界面活性剤との均一混合物を含む。水和剤中における相乗的組成物の濃度は通常、配合物の総重量に基づいて、約10重量%から約90重量%までであり、より好ましくは約25重量%から約75重量%までである。水和剤配合物の調製において、相乗的組成物は、プロフィライト(prophyllite)、タルク、チョーク、石膏、フラー土、ベントナイト、アタパルジャイト、デンプン、カゼイン、グルテン、モンモリロナイト粘土、珪藻土、精製シリケート等のような、微細に分割された任意の固体とコンパウンドすることができる。このような操作中、微細に分割された担体が粉砕され、または、揮発性有機溶媒中の相乗的組成物と混合される。有効な界面活性剤は、水和剤のうち約0.5重量%から約10重量%を占めており、スルホン化リグニン、ナフタレンスルホネート、アルキルベンゼンスルホネート、アルキルスルフェート、および、アルキルフェノールのエチレンオキシド付加物等の非イオン性界面活性剤を含む。
相乗的組成物の乳剤は、乳剤配合物の総重量に基づいて、適切な液体中において約1重量%から約50重量%まで等の好都合な濃度を占める。相乗的組成物の諸成分は、一緒または別々にして、水混和性溶媒、または非水混和性有機溶媒と乳化剤との混合物のいずれかである担体中に溶解される。製剤は、水および油で希釈して、水中油型エマルションの形態のスプレー用混合物を形成することもできる。有用な有機溶媒は、芳香族化合物、特に重質芳香族ナフサ等の石油の高沸点なナフタレン部分およびオレフィン部分を含む。たとえばロジン誘導体を含むテルペン系溶媒、シクロヘキサノン等の脂肪族ケトン、および2−エトキシエタノール等の複合アルコールのようなその他の有機溶媒を用いることもやはり可能である。
本明細書において有利に用いられ得る乳化剤は、当業者ならば容易に決定することができ、様々な非イオン性、アニオン性、カチオン性および両性の乳化剤、または2種以上の乳化剤のブレンドを含む。乳剤の調製に有用な非イオン性乳化剤の例は、ポリアルキレングリコールエーテル、ならびに、アルキルおよびアリールフェノール、脂肪族アルコール、脂肪族アミン、または脂肪酸と、エチレンオキシド、プロピレンオキシドとの縮合生成物、たとえばエトキシ化アルキルフェノール、およびポリオールまたはポリオキシアルキレンで可溶化されたカルボン酸エステルを含む。カチオン性乳化剤は、第四級アンモニウム化合物および脂肪族アミンの塩を含む。アニオン性乳化剤は、アルキルアリールスルホン酸の油溶性塩(たとえばカルシウム)、油溶性塩または硫酸化ポリグリコールエーテル、およびリン酸化ポリグリコールエーテルの適切な塩を含む。
本発明の乳剤の調製に用いることができる代表的な有機液体は、キシレン、プロピルベンゼン画分、または混合されたナフタレン画分等の芳香族液体、鉱物油、フタル酸ジオクチル等の置換された芳香族有機液体、ケロシン、様々な脂肪酸のジアルキルアミド、特に、脂肪族グリコールおよびジエチレングリコールのn−ブチルエーテル、エチルエーテルまたはメチルエーテル等のグリコール誘導体のジメチルアミド、ならびにトリエチレングリコールのメチルエーテルである。2種以上の有機液体の混合物もまた、しばしば乳剤の調製に適切に用いられる。好ましい有機液体は、キシレン、およびプロピルベンゼン画分であり、キシレンが最も好ましい。界面活性分散剤は通常、分散剤と相乗的組成物とを合わせた重量のうちの0.1重量パーセントから20重量パーセントまでの量で液体配合物中に用いられる。この配合物はまた、その他の適合する添加剤、たとえば、植物成長調節剤および農業に用いられるその他の生物学的に活性な化合物も含み得る。
水性懸濁剤は、水性懸濁剤配合物の総重量に基づいて約5重量%から約70重量%までの範囲の濃度で水性媒体中に分散された、1つまたは複数の非水溶性化合物の懸濁液を含む。懸濁液は、相乗的な組合せの諸成分を一緒または別々のいずれかにして微細に粉砕し、粉砕した材料を、水および上述したのと同じ種類から選択される界面活性剤からなる媒体中に激しく混合することにより調製される。無機塩および合成または天然のゴム等のその他の成分を加えて、水性媒体の密度および粘度を増大させることもまた可能である。しばしば、水性混合物を調製してそれをサンドミル、ボールミル、またはピストン型ホモジナイザー等の器具中で均質化することにより、同時に粉砕および混合することが最も有効である。
相乗的組成物はまた、土壌への施用に特に有用な粒状配合物としても施用することができる。粒状配合物は通常、粗く分割されたアタパルジャイト、ベントナイト、珪藻土、粘土または高価でない同様の物質から全体または大部分がなる担体中に分散された、粒状配合物の総重量に基づいて約0.5重量%から約10重量%までの上記化合物を含有する。このような配合物は通常、相乗的組成物を適切な溶媒中に溶解させて、それを、約0.5mmから約3mmまでの範囲の適切な粒径に予め成形された粒状担体に施用することにより調製される。このような配合物はまた、担体と相乗的組成物とのドウ(dough)またはペーストを作製し、破砕して乾燥させて所望の粒状粒子を得ることにより調製することもできる。
相乗的組成物を含有する粉剤は、粉末化された形態の相乗的組成物と、たとえばカオリン粘土、粉砕された火山岩等のような適切な粉剤状農学的担体とを均一に混合することにより簡便に調製される。粉剤は、適切には、約1重量%から約10重量%までの相乗的組成物/担体の組合せを含有し得る。
上記配合物は、標的の作物および有機体への相乗的組成物の沈着、湿潤および浸透を増強するため、農学的に許容される補助剤界面活性剤を含有していてもよい。これらの補助剤界面活性剤は、場合により、配合物の成分またはタンクミックスとして用いることもできる。補助剤界面活性剤の量は、水の散布量に基づいて0.01体積パーセント(v/v)から1.0体積パーセント(v/v)まで変動し、好ましくは0.05パーセントから0.5パーセントまで変動する。適切な補助剤界面活性剤は、エトキシ化ノニルフェノール、エトキシ化合成または天然アルコール、エステルまたはスルホコハク酸の塩、エトキシ化オルガノシリコーン、エトキシ化脂肪族アミン、および界面活性剤と鉱物油または植物性油とのブレンドを含む。
上記配合物は、場合により、少なくとも1重量%の相乗的組成物の1つまたは複数を別の殺有害生物性化合物とともに含み得る組合せを含んでいてもよい。このような追加用の殺有害生物性化合物は、施用のために選択された媒質中の本発明の相乗的組成物と適合し、かつ本化合物の活性に対して拮抗性でない殺真菌剤、殺虫剤、殺線虫剤、殺ダニ剤、殺節足動物剤、殺細菌剤またはそれらの組合せであってよい。したがって、このような実施形態では、その他の殺有害生物性化合物が、同じまたは異なる殺有害生物的な使用のための補強用有毒物質として用いられる。殺有害生物性化合物および相乗的組成物は通常、1:100から100:1までの重量比で一緒に混ぜ合わせることができる。
本発明は、その範囲内に、真菌による攻撃の防除または予防のための方法を含む。これらの方法は、殺真菌的有効量の相乗的組成物を、真菌の場所または蔓延を予防しようとする場所に施用すること(たとえばコムギ植物またはオオムギ植物への施用)を含む。相乗的組成物は、低い植物毒性を示しながらも、殺真菌的レベルでの様々な植物の処理に適している。相乗的組成物は、防除剤または根絶剤(eradicant)として有用である。相乗的組成物は、種々の公知の技術のうちのいずれかにより、相乗的組成物または相乗的組成物を含む配合物のいずれかとして施用される。たとえば、相乗的組成物は、植物の商業的価値を損なうことなく、様々な真菌の防除のために植物の根、種子または葉に施用することができる。相乗的組成物は、一般的に使用される配合物の種類のうちのいずれかの形態で施用され、たとえば、溶液、粉剤、水和剤、フロアブル製剤または、乳剤として施用される。これらの材料は、様々な公知の方式で好都合に施用される。
相乗的組成物は、特に農業的な使用に関して顕著な殺真菌作用を有することが見出された。相乗的組成物は、農業作物および園芸植物への使用、または木材、塗料、皮革またはカーペット裏地への使用に特に有効である。
特に、相乗的組成物は、有用な植物作物に感染する種々の望ましくない真菌の防除に有効である。相乗的組成物は、たとえば下記の代表的な真菌種を含む種々の子嚢菌(Ascomycete)類の真菌に対して用いることができる:コムギ葉枯病(ミコスファエレラ・グラミニコラ(Mycosphaerella graminicola);アナモルフ(anamorph):セプトリア・トリチシ(Septoria tritici);バイエルコードSEPTTR(Bayer code SEPTTR))、コムギふ枯病(レプトスファエリア・ノドルム(Leptosphaeria nodorum);バイエルコードLEPTNO(Bayer code LEPTNO);アナモルフ:スタゴノスポラ・ノドルム(Stagonospora nodorum))、オオムギ斑点病(コクリオボルス・サティブム(Cochliobolus sativum);バイエルコードCOCHSA(Bayer code COCHSA);アナモルフ:ヘルミントスポリウム・サティブム(Helminthosporium sativum))、テンサイ褐斑病(leaf spot of sugar beets)(セルコスポラ・ベチコラ(Cercospora beticola);バイエルコードCERCBE(Bayer code CERCBE))、ラッカセイ黒渋病(leaf spot of peanut)(ミコスファエレラ・アラキジス(Mycosphaerella arachidis);バイエルコードMYCOAR(Bayer code MYCOAR);アナモルフ:セルコスポラ・アラキディコラ(Cercospora arachidicola))、キュウリ炭疽病(グロメレラ・ラゲナリウム(Glomerella lagenarium);アナモルフ:コレトトリカム・ラゲナリウム(Colletotrichum lagenarium);バイエルコードCOLLLA(Bayer code COLLLA))、リンゴ黒星病(ヴェンチュリア・イナクアリス(Venturia inaequalis);バイエルコードVENTIN(Bayer code VENTIN))、およびバナナブラックシガトカ病(ミコスファエレラ・フィジエンシス(Mycosphaerella fijiensis);バイエルコードMYCOFI(BAYER code MYCOFI))。当業者ならば、前記の真菌のうちの1つまたは複数に対する相乗的組成物の効力により、殺真菌剤としての相乗的組成物の一般的効用が確立されていると理解されよう。
相乗的組成物は、殺真菌剤として広範な範囲の効力を有する。施用される相乗的組成物の正確な量は、諸成分の相対量だけでなく、所望される特定の作用、防除しようとする真菌種、およびそれらの成長の段階、ならびに相乗的組成物と接触させる植物またはその他の製品の部分にも依存する。したがって、相乗的組成物を含有する配合物は、同様の濃度においてまたは同じ真菌種に対して、同等に有効ではないこともあり得る。
相乗的組成物は、病害を阻害しかつ植物学的に許容される量にしての植物への使用に有効である。「病害を阻害しかつ植物学的に許容される量」という用語は、防除が所望されている植物病害を消滅または阻害するが植物に対して顕著に有毒ではない相乗的組成物の量を指す。必要とされる相乗的組成物の正確な濃度は、防除しようとする真菌病、用いる配合物の種類、施用の方法、特定の植物種、気候条件等に伴って変動する。
本組成物は、従来の地面用散布器(ground sprayer)、散粒器の使用、および当業者に公知なその他の従来手段により、真菌またはそれらの場所に施用することができる。
下記の例は、本発明をさらに例示するために提供されている。これらは、本発明を限定していると解釈されることは意図していない。
リンゴ黒星病(ヴェンチュリア・イナクアリス(Venturia inaequalis);バイエルコード(Bayer code):VENTINに対しての殺真菌剤混合物の防除剤活性の評価
10%アセトンおよび100ppmのTriton X−100を含有する殺真菌剤スプレー液を、大量のリンゴ実生(「ゴールデンデリシャス(Golden Delicious)」)に施用した。植物には、殺真菌剤施用(1日分の防除剤活性)の1日後、VENTIN胞子懸濁液を播種した。病害が未処理植物に完全に発現したら直ちに、これらの実生の病害重症度を評価し、活性を、未処理植物に比べたVENTIN感染が無い葉面積のパーセントで表した。
処理は、式Iの化合物、ミクロブタニル、フェンブコナゾール、トリフロキシストロビン、ペンチオピラド、ビキサフェン、フルオピラム、ボスカリド、マンコゼブ、およびピリメタニルを含む殺真菌剤が個別に施用されるまたは式Iの化合物との二元混合物として施用させることからなる。式Iの化合物の1%水溶液を、この試験では用いた。工業用品質のその他の材料を、アセトン中に溶解してストック溶液を作製し、次いでこれを用いて、個々の各殺真菌剤成分に対してまたは二元混合物に対しての3倍希釈をアセトン中で実施した。所望の殺真菌剤比率は、希釈液と、110パーツパーミリオン(ppm)のTriton X−100を含有する9倍体積の水とを混合した後に得られる。15ミリリットル(mL)殺真菌剤溶液を、20ポンド/平方インチ(psi)において動作し葉の両面をカバーするように向き合った角度に設定された2本の6218−1/4JAUPMスプレーノズルを利用した自動式ブース散布器(automated booth sprayer)を用いて、3鉢の植物に施用した。スプレーしたすべての植物は、さらなる操作の前に空気乾燥しておいた。対照植物には、同じ方法で溶媒ブランクをスプレーした。
病害が対照植物に完全に展開したとき、感染レベルを処理済み植物について目視により評価し、0〜100パーセントの尺度で点数づけした。病害防除の百分率を次いで、対照植物に比べた処理済み植物の病害の比を用いて計算した。
コルビーの式(Colby's equation)を用いて、混合物から期待される殺真菌作用を測定した。(Colby, S. R. Calculation of the synergistic and antagonistic response of herbicide combinations. Weeds 1967, 15, 20-22を参照されたい。)
下記式を用いて、2種の活性成分AおよびBを含有する混合物の期待活性を計算した:
想定値=A+B−(A×B/100)
A=混合物中に用いられたときと同じ濃度での活性成分Aの観測された効力、
B=混合物中に用いられたときと同じ濃度での活性成分Bの観測された効力。
代表的な相乗的相互作用を表1に列挙している。
%DC Obs=観測された病害防除のパーセント
%DC Exp=期待される病害防除のパーセント
相乗因子=%DC obs/%DC exp
Figure 2014503532

Claims (11)

  1. 殺真菌的有効量の、a)式Iの化合物と、(b)ミクロブタニル、フェンブコナゾール、トリフロキシストロビン、ペンチオピラド、ビキサフェン、フルオピラム、ボスカリド、マンコゼブ、およびピリメタニルからなる群より選択される少なくとも1つの殺真菌剤とを含む相乗的殺真菌性混合物。
    Figure 2014503532
  2. 化合物Iとミクロブタニルとの重量比が約1:5から約5:1の間である、請求項1に記載の混合物。
  3. 化合物Iとフェンブコナゾールとの重量比が約1:5から約5:1の間である、請求項1に記載の混合物。
  4. 化合物Iとトリフロキシストロビンとの重量比が約1:5から約5:1の間である、請求項1に記載の混合物。
  5. 化合物Iとペンチオピラドとの重量比が約1:5から約5:1の間である、請求項1に記載の混合物。
  6. 化合物Iとビキサフェンとの重量比が約1:5から約5:1の間である、請求項1に記載の混合物。
  7. 化合物Iとフルオピラムとの重量比が約1:5から約5:1の間である、請求項1に記載の混合物。
  8. 化合物Iとボスカリドとの重量比が約1:20から約1:1の間である、請求項1に記載の混合物。
  9. 化合物Iとマンコゼブとの重量比が約1:200から約1:1の間である、請求項1に記載の混合物。
  10. 化合物Iとピリメタニルとの重量比が約1:20から約1:1の間である、請求項1に記載の混合物。
  11. 殺真菌的有効量の請求項1に記載の殺真菌性混合物と、農学的に許容される補助剤または担体とを含む、殺真菌性組成物。
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