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JP2014240733A - 環境判断システム、環境判断プログラム、及び、機器選択装置 - Google Patents

環境判断システム、環境判断プログラム、及び、機器選択装置 Download PDF

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智治 中原
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Abstract

【課題】 環境パラメータを自動で計測し、計測された環境パラメータに対して適切な環境制御機器を選択できる環境判断システム等を提供することを目的とする。【解決手段】 複数の環境制御機器5と、温度、湿度、空気質の何れか2つ以上の環境パラメータを計測する計測部11と、環境パラメータごとに設定され、少なくとも上限値を有する第1適正範囲を格納した閾値テーブル14と、複数の環境パラメータ間の優先度合いを格納した優先度テーブル16と、環境パラメータごとに設定され、環境制御機器5と、環境制御機器5ごとの実施効果度と、環境制御機器5の制御方法との関係を格納した機器選択テーブル18と、閾値テーブル14、優先度テーブル16、及び、機器選択テーブル18を参照して、複数の環境制御機器5のうち何れかの環境制御機器5を選択する機器制御部17とを備える。【選択図】 図8

Description

本発明は、環境判断システム、環境判断プログラム、及び、機器選択装置に関する。
空調を制御する技術としては、下記の特許文献1が知られている。
この特許文献1には、複数の凝縮器、送風機、温度や湿度センサを有する空気調和システムにおいて、センサの検出値に基づいて、温度湿度が適正範囲であるか否か判定し、機器を制御することが記載されている。
特開2007−078261号公報
空気質を示す環境パラメータとしては、CO2、埃、浮遊粒子状物質(PM10)、微小粒子状物質(PM2.5)、総揮発性有機化合物(TVOC)等がある。しかし、複数の環境パラメータを適切な範囲内に制御する方法は、各種の環境制御機器をどのように選択して動作させるかをユーザが適切に決めることは難しい。
そこで、本発明は、上述した実情に鑑みて提案されたものであり、環境パラメータを自動で計測し、計測された環境パラメータに対して適切な環境制御機器を選択できる環境判断システム、環境判断プログラム、及び、機器選択装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様に係る環境判断システムは、複数の環境制御機器と、少なくとも温度、湿度、空気質の何れか2つ以上の環境パラメータを計測する計測手段と、前記環境パラメータごとに設定され、少なくとも上限値を有する第1適正範囲を格納した閾値テーブルと、複数の環境パラメータ間の優先度合いを格納した優先度テーブルと、前記環境パラメータごとに設定され、前記環境制御機器と、前記環境制御機器ごとの実施効果度と、前記環境制御機器の制御方法との関係を格納した機器選択テーブルと、前記閾値テーブル、前記優先度テーブル、及び、前記機器選択テーブルを参照して、前記複数の環境制御機器のうち何れかの環境制御機器を選択する判断手段とを備えることを特徴とする。
本発明の第2の態様に係る環境判断システムは、上記第1の態様の環境判断システムであって、前記判断手段は、前記計測手段により計測された環境パラメータと前記閾値テーブルとを対比して、前記第1適正範囲を超える環境パラメータを判断し、前記優先度テーブルを参照して、前記第1適正範囲を超える環境パラメータの優先度を判断し、前記機器選択テーブルを参照して、最も優先度が高い環境パラメータについて前記環境制御機器の実施効果度が最も高い環境制御機器を選択することを特徴とする。
本発明の第3の態様に係る環境判断システムは、上記第2の態様の環境判断システムであって、前記機器選択テーブルを参照して、前記判断手段により選択された環境制御機器を提示する提示手段を備えることを特徴とする。
本発明の第4の態様に係る環境判断システムは、上記第2の態様の環境判断システムであって、前記機器選択テーブルを参照して、前記判断手段により選択された環境制御機器を、当該環境制御機器の制御方法に従って動作させる制御手段を備えることを特徴とする。
本発明の第5の態様に係る環境判断システムは、上記第2乃至第4の何れかの態様の環境判断システムであって、前記閾値テーブルは、前記環境パラメータごとに、前記第1適正範囲を含んで、当該第1適正範囲を超える第2適正範囲を格納しており、前記判断手段は、前記閾値テーブルを参照して、前記第2適正範囲を超える環境パラメータを判断し、前記優先度テーブルを参照して、前記第2適正範囲を超える環境パラメータの優先度を判断し、前記機器選択テーブルを参照して、最も優先度が高い環境パラメータについて、前記環境制御機器の実施効果度が高い複数の環境制御機器を選択することを特徴とする。
本発明の第6の態様に係る環境判断システムは、上記第2の態様の環境判断システムであって、前記閾値テーブルは、前記環境パラメータごとに、前記第1適正範囲を含んで、当該第1適正範囲を超える第2適正範囲を格納しており、前記機器選択テーブルは、前記環境制御機器と、前記環境制御機器の実施効果度と、前記環境制御機器の制御方法と、前記環境制御機器の消費エネルギーの関係を格納しており、前記判断手段は、前記閾値テーブルを参照して、前記第2適正範囲を超える環境パラメータを判断し、前記計測手段により計測した環境パラメータが前記第2適正範囲を超えない場合に、前記機器選択テーブルを参照して前記消費エネルギーが小さい環境制御機器を優先的に選択することを特徴とする。
本発明の第7の態様に係る環境判断システムは、上記第1乃至第6の何れかの態様の環境判断システムであって、前記判断手段は、前記計測手段により計測された環境パラメータと前記閾値テーブルとを対比して、前記第1適正範囲を超える環境パラメータを判断し、前記優先度テーブルを参照して、前記第1適正範囲を超える環境パラメータの優先度を判断し、前記機器選択テーブルを参照して、最も優先度が高い環境パラメータについて前記環境制御機器の実施効果度が最も高い環境制御機器を選択し、前記環境制御機器の運転電力を抑制する動作モードとなっている場合に、前記機器選択テーブルを参照して、前記第1適正範囲を超える環境パラメータに対応する環境制御機器のうち消費エネルギーが最も低い環境制御機器を選択することを特徴とする。
本発明の第8の態様に係る環境判断システムは、上記第1乃至第7の何れかの態様の環境判断システムであって、前記環境制御機器ごとに、使用可能又は使用不可が設定可能な機器使用可否テーブルを備え、前記判断手段は、前記機器選択テーブルを参照して最も優先度が高い環境パラメータについて前記環境制御機器の実施効果度が最も高い環境制御機器を選択するときに、前記機器使用可否テーブルに使用可能と格納された環境制御機器のうちから何れかの環境制御機器を選択することを特徴とする。
本発明の第9の態様に係る環境判断システムは、上記第1乃至第8の何れかの態様の環境判断システムであって、前記計測手段は、室内の環境パラメータ及び屋外の環境パラメータを計測し、前記判断手段は、前記機器選択テーブルを参照して選択した環境制御機器が外気を室内に導入する環境制御機器を含む場合、前記計測手段により計測された室内の環境パラメータと屋外の環境パラメータを比較して、他の環境制御機器も選択することを特徴とする。
本発明の第10の態様に係る環境判断システムは、上記第1乃至第9の何れかの態様の環境判断システムであって、前記計測手段により計測された環境パラメータを記憶するデータ記憶手段を備えることを特徴とする。
本発明の第11の態様に係る環境判断プログラムは、複数の環境制御機器と、少なくとも温度、湿度、空気質の何れか2つ以上の環境パラメータを計測する計測手段とを有する環境制御システムにおいて、何れかの前記環境制御機器を選択する環境判断プログラムであって、コンピュータに、前記環境パラメータごとに設定され、少なくとも上限値を有する第1適正範囲を格納した閾値テーブルと、複数の環境パラメータ間の優先度合いを格納した優先度テーブルと、前記環境パラメータごとに設定され、前記環境制御機器と、前記環境制御機器ごとの実施効果度と、前記環境制御機器の制御方法との関係を格納した機器選択テーブルとを参照して、前記複数の環境制御機器のうち何れかの環境制御機器を選択する動作を実行させることを特徴とする。
本発明の第12の態様に係る環境選択装置は、複数の環境制御機器、及び、少なくとも温度、湿度、空気質の何れか2つ以上の環境パラメータを計測する計測手段と接続された機器選択装置であって、前記環境パラメータごとに設定され、少なくとも上限値を有する第1適正範囲を格納した閾値テーブルと、複数の環境パラメータ間の優先度合いを格納した優先度テーブルと、前記環境パラメータごとに設定され、前記環境制御機器と、前記環境制御機器ごとの実施効果度と、前記環境制御機器の制御方法との関係を格納した機器選択テーブルと、前記閾値テーブル、前記優先度テーブル、及び、前記機器選択テーブルを参照して、前記複数の環境制御機器のうち何れかの環境制御機器を選択する判断手段とを備えることを特徴とする。
本発明の第13の態様に係る環境選択装置は、複数の環境制御機器、及び、少なくとも温度、湿度、空気質の何れか2つ以上の環境パラメータを計測する計測手段と接続された機器選択装置であって、前記環境パラメータごとに設定され、少なくとも上限値を有する第1適正範囲を格納した閾値テーブルと、複数の環境パラメータ間の優先度合いを格納した優先度テーブルと、前記環境パラメータごとに設定され、前記環境制御機器と、前記環境制御機器ごとの実施効果度と、前記環境制御機器の制御方法との関係を格納した機器選択テーブルと、を参照して、前記複数の環境制御機器のうち何れかの環境制御機器を選択する判断手段を備えることを特徴とする。
本発明によれば、環境パラメータを自動で計測し、閾値テーブル、優先度テーブル、及び、機器選択テーブルを参照して、複数の環境制御機器のうち何れかの環境制御機器を選択するので、計測された環境パラメータに対して適切な環境制御機器を選択できる。
本発明の実施形態として示す環境判断システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態として示す環境判断システムにおける環境制御機器等の配置を示すブロック図である。 本発明の実施形態として示す環境判断システムにおける閾値テーブルの構成を示す図である。 本発明の実施形態として示す環境判断システムにおける優先度テーブルの構成を示す図である。 本発明の実施形態として示す環境判断システムにおける機器選択テーブルの構成を示す図である。 本発明の実施形態として示す環境判断システムにおいて、環境制御機器を選択して提示する処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施形態として示す環境判断システムにおいて選択した環境判断システムを提示する表示画面の一例を示す図である。 本発明の実施形態として示す環境判断システムの他の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態として示す環境判断システムにおいて、環境制御機器を選択して動作させる処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施形態として示す環境判断システムにおいて、環境制御機器を選択して動作させる他の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施形態として示す環境判断システムにおいて、環境制御機器として換気扇を選択して動作させる他の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施形態として示す環境判断システムにおいて、換気扇が選択された場合に他の環境制御機器を動作させる処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施形態として示す環境判断システムの他の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態として示す環境判断システムにおける機器使用可否テーブルの構成を示す図である。 本発明の実施形態として示す環境判断システムにおけるHEMSコントローラの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態として示す環境判断システムにおいて、HEMSコントローラを備えた構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態として示す環境判断システムにおいて、環境制御機器を選択して動作させる他の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施形態として示す環境判断システムにおいて、環境制御機器を選択して動作させる他の処理手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
本発明の一実施形態として示す環境判断システムは、複数の環境制御機器のうち、何れか又は複数の環境制御機器を選択するものである。環境判断システムは、選択した環境制御機器をユーザ又は自動によって動作させることによって、室内環境を調整可能である。
環境判断システムは、例えば図1に示すように構成されている。この環境判断システムは、環境制御部1、室内環境パラメータ計測用センサ2、屋外環境パラメータ計測用センサ3、及び、表示部4を含む。
この環境判断システムは、例えば図2に示すように各部を配置させて構成される。環境制御部1、室内環境パラメータ計測用センサ2、及び表示部4は、室内100の任意の位置に設置される。屋外環境パラメータ計測用センサ3は、室内100の外に設けられている。
室内100には、ユーザの操作又は環境制御部1の制御に従って動作する複数の環境制御機器が設置されている。この環境制御機器としては、室内ドア51、空気清浄機52、床暖房53、加湿器54、除湿器55、換気扇56、エアコン(冷暖房装置)57、及び、窓58が含まれる。
室内環境パラメータ計測用センサ2は、室内に設置された各種のセンサからなる。室内環境パラメータ計測用センサ2は、室内おいて、少なくとも温度、湿度、空気質の何れか2つ以上の環境パラメータを計測する計測手段として機能する。この空気質は、CO2、VOC(揮発性有機化合物(volatile organic compounds))、PM2.5を含む。なお、空気質は、他のパラメータを含んでいてもよいことは勿論である。したがって、室内環境パラメータ計測用センサ2は、センサI1〜センサImといったように複数のセンサによって構成される。
屋外環境パラメータ計測用センサ3は、屋外に設置された各種のセンサからなる。屋外環境パラメータ計測用センサ3は、屋外において、少なくとも温度、湿度、空気質の何れか2つ以上の環境パラメータを計測する計測手段として機能する。したがって、屋外環境パラメータ計測用センサ3は、センサO1〜センサOnといったように複数のセンサによって構成される。
具体的には、室内環境パラメータ計測用センサ2及び屋外環境パラメータ計測用センサ3は、温度センサ、湿度センサ、CO2センサ、VOCセンサ、PM2.5センサ等の環境パラメータを計測する。
表示部4は、室内に設定され、ユーザに各種の情報を提示する提示手段として機能する。表示部4は、環境制御部1選択された環境制御機器と当該環境制御機器の制御方法とを提示する。
環境制御部1は、計測部11、計測データ記憶部(データ記憶手段)12、判定部13、閾値テーブル14、優先度付与部15、優先度テーブル16、機器制御部17、及び、機器選択テーブル18を有する。この環境制御部1において、判定部13、優先度付与部15、及び、機器制御部17が、閾値テーブル14、優先度テーブル16、及び、機器選択テーブル18を参照して、複数の環境制御機器のうち何れかの環境制御機器を選択する判断手段として機能する。
室内環境パラメータ計測用センサ2及び屋外環境パラメータ計測用センサ3は、計測部11に接続されている。計測部11は、室内環境パラメータ計測用センサ2及び屋外環境パラメータ計測用センサ3によってディジタル化された環境パラメータを計測し、計測データ記憶部12に記憶させる。なお、計測部11は、センサとしての屋外環境パラメータ計測用センサ3に代えて、情報通信サーバから、屋外の環境パラメータを取得してもよい。
閾値テーブル14は、少なくとも上限値を有する第1適正範囲を格納している。この第1適正範囲は、環境パラメータごとに設定されている。この環境パラメータごとの第1適正範囲は、室内環境において各環境パラメータの目標値である。
また、閾値テーブル14には、環境パラメータごとに、第1適正範囲を含んで、当該第1適正範囲を超える第2適正範囲を格納していることが望ましい。この第2適正範囲は、第1適正範囲の上限値を超える上限値を少なくとも有する。この第2適正範囲を規定する上限値は、各環境パラメータへの改善対策が至急必要であることを示す値である。
具体的には、閾値テーブル14は、図3に示すように構成される。閾値テーブル14は、環境パラメータごとに、第2下限値、第1下限値、第1上限値、第2上限値を含む。これらの値の関係は、第2下限値<第1下限値<第1上限値<第2上限値と設定している。第1適正範囲は、第1の閾値としての第1上限値と第1下限値とにより規定される。第2適正範囲は、第2の閾値としての第2上限値と第2下限値とにより規定される。なお、環境パラメータは、図3に示した以外のものが含まれていてもよいのは勿論である。
判定部13は、計測データ記憶部12に記憶された環境パラメータを取り出し、閾値テーブル14を参照して、環境パラメータと閾値テーブル14とを対比する。これにより、判定部13は、計測された環境パラメータが第1適正範囲に含まれるか否かを判定する。図3の閾値テーブル14において、判定部13は、環境パラメータが第1上限値より小さいかを判定する。このとき、判定部13は、計測データ記憶部12に記憶されている環境パラメータごとに、閾値テーブル14に格納されている第1適正範囲(第1上限値)を読み出して、第1適正範囲(第1上限値)を超える環境パラメータの判定を行う。この判定部13による判定結果は、優先度付与部15に供給される。
優先度テーブル16は、複数の環境パラメータ間の優先度合いを格納している。この優先度テーブル16は、例えば図4に示すように構成される。この優先度テーブル16は、優先度としての1位〜5位のそれぞれに対応する優先度値の1〜5が格納されている。さらに、優先度及び優先度値に対応して、環境パラメータが格納されている。この優先度テーブル16によれば、最優先の環境パラメータがPM2.5に設定されている。
優先度付与部15は、優先度テーブル16を参照して、第1適正範囲(第1上限値)を超える環境パラメータの優先度を判断する。第1適正範囲(第1上限値)外と判定された環境パラメータの計測値を、優先度テーブルを参照し優先度を付与する。例えば、PM2.5とCO2とが第1上限値を超えた場合、優先度付与部15は、PM2.5に優先度としての「1」を付与し、CO2に優先度としての「3」を付与する。
機器選択テーブル18は、環境パラメータごとに設定され、環境制御機器と、環境制御機器ごとの実施効果度と、環境制御機器の制御方法との関係を格納して構成されている。機器選択テーブル18は、例えば図5に示すように構成される。例えば環境パラメータとしてのPM2.5には、環境制御機器としてのエアコン57、空気清浄機52、及び、換気扇56が対応づけられている。さらに、PM2.5及びエアコン57に対応して、実施効果度としての「2」及び制御方法としての「送風」が対応づけられている。さらに、PM2.5及び空気清浄機52に対応して、実施効果度としての「1」及び制御方法としての「運転」が対応づけられている。さらに、PM2.5及び換気扇56に対応して、実施効果度としての「3」及び制御方法としての「運転」が対応づけられている。なお、実施効果度は、数値が小さいほど、効果が高いことを表している。さらに、機器選択テーブル18は、各環境パラメータ、環境制御機器、実施効果度、制御方法に対応して、消費エネルギーを格納していてもよい。
機器制御部17は、第1適正範囲(第1上限値)を超える環境パラメータを改善するような環境制御機器を選択する。優先度付与部15は、機器選択テーブル18を参照して、最も優先度が高い環境パラメータについて、環境制御機器の実施効果度が最も高い環境制御機器を選択する。例えば、PM2.5が第1上限値を超え、優先度が最も高い場合、機器制御部17は、最も実施効果度が高い空気清浄機52を選択する。
機器制御部17は、選択した環境制御機器を表示部4に表示させる。これにより、機器制御部17は、現状の環境を改善するのに有効な環境制御機器をユーザに提示できる。
以上のように、環境制御部1は、環境パラメータによって何れかの環境制御機器を選択する機器選択装置として機能する。
また、環境制御部1は、計測部11、計測データ記憶部12、判定部13、優先度付与部15、機器制御部17のみを備えたものであってもよい。この構成の場合、環境制御部1は、例えば外部のサーバから閾値テーブル14、優先度テーブル16、機器選択テーブル18をダウンロードし、又は、外部のサーバに要求を出力して所望のテーブルデータを取得する。このような構成であっても、環境制御部1は、上述したように環境制御機器を選択できる。
このような環境判断システムは、例えば図6に示すような処理手順によって動作する。
先ずステップS1において、計測部11は、室内環境パラメータ計測用センサ2及び屋外環境パラメータ計測用センサ3から信号を入力する。計測部11は、入力した信号をディジタル化し、計測データ記憶部12に記憶させる。
次のステップS2において、判定部13は、閾値テーブル14を参照して、室内環境パラメータ計測用センサ2及び屋外環境パラメータ計測用センサ3から取得した環境パラメータを判定する。このとき、判定部13は、少なくとも、環境パラメータが第1上限値を超えているか否かを判定する。判定部13は、環境パラメータが第1上限値を超えた場合には、当該環境パラメータが適正範囲外であると判定し、ステップS3に処理を進める。
次のステップS3において、優先度付与部15は、ステップS2にて適正範囲外と判定された環境パラメータに、優先度テーブル16を参照して優先度を付与する。
次のステップS4において、機器制御部17は、ステップS3にて付与された優先度が最も高い環境パラメータについて、機器選択テーブル18を参照して実施効果度を読み出す。機器制御部17は、最も実施効果度が高い環境制御機器を選択する。
次のステップS5において、機器制御部17は、ステップS4にて選択された環境制御機器を表示部4によって提示させる。このとき、機器制御部17は、適正範囲外となった環境パラメータ及び環境制御機器の操作方法を提示することが望ましい。
次のステップS6において、環境制御部1は、ユーザの操作によってシステム動作を終了する入力を受け付けたか否かを判定する。システム動作の終了を受け付けた場合には処理を終了し、そうでない場合にはステップS1に処理を進める。
この環境判断システムにおいて、環境パラメータに応じて環境制御機器を選択して提示する具体的な実施例を示す。
この実施例において、室内の各環境パラメータは次に示す範囲の値とする。PM2.5、TVOC、温度は適正範囲内にあり、CO2と湿度が適正範囲外となっている。
Dp(室内PM2.5)<SPU1(第1上限値)
Dv(室内TVOC)<SVU1(第1上限値)
CU1(第1上限値)<Dc(室内CO2)<SCU2(第2上限値)
HL2(第2下限値)<Dh(室内湿度)<SHL1(第1下限値)
TL1(第1下限値)<Dt(室内温度)<STU1(第1上限値)
ステップS1によって、室内環境パラメータ計測用センサ2によって取得された信号は、計測部11によってディジタル化されて計測データ記憶部12に記憶される。これにより、計測データ記憶部12には、PM2.5、TVOC、CO2、湿度、温度の室内の各デジタル値として、Dp、Dv、Dc、Dh、Dtが保存される。
次のステップS2において、判定部13は、計測データ記憶部12に環境パラメータと閾値テーブル14とを対比すると、上記のように、CO2と湿度が適正範囲外と判定される。閾値テーブル14において、第1下限値、第1上限値が第1の閾値であり、第2下限値、第2上限値が第2の閾値である。なお、第2上限値が第2適正範囲に相当する。
次のステップS3において、優先度付与部15は、優先度テーブルを参照し、適正範囲外となったCO2と湿度に優先度を付与する。優先度付与部15はCO2に優先度値の「3」を付与し、湿度に優先度値の「4」を付与する。これにより、適正範囲外となったCO2と湿度のうち、優先度が最も高い環境パラメータはCO2となる。
次のステップS4において、機器制御部17は、機器選択テーブル18から優先度が最も高いCO2に対応した実施効果度、制御方法を読み込む。これにより、機器制御部17は、CO2に対応した実施効果度が最も高い環境制御機器が換気扇56であり、換気扇56を選択する。
次のステップS5において、機器制御部17は、図7に示したように表示部4によって表示を行わせる。このとき、機器制御部17は、図7に示すように、表示部4の表示画面41にメッセージを表示させる。具体的には、室内環境を適正範囲内へ改善させるために、換気扇56を動かすことのアドバイスとして「換気扇を運転してください。」というメッセージ43を表示させる。また、機器制御部17は、表示画面41に、適正範囲外となった環境パラメータを通知するメッセージ42を表示してもよい。具体的には、機器制御部17は、「CO2が1500ppmと多くなっています。」という環境パラメータのメッセージ42を表示させる。さらに、機器制御部17は、表示画面41に、選択した環境制御機器の操作方法を提示してもよい。さらに、機器制御部17は、機器選択テーブル18に格納された消費エネルギーを表示させてもよい。
次のステップS6において、環境制御部1は、システム動作の終了を判定する。
環境制御部1は、ステップS1乃至ステップS6の処理を繰り返し、CO2の濃度が適正範囲内になると、次に、適正範囲外と判定された環境パラメータで優先度が最も高いものが湿度となる。このため、機器選択テーブル18を参照し、実施効果度が最も高い加湿器54を選択し、表示部4にアドバイス表示等を提示する。次に、環境制御部1はシステム動作の終了入力があるかを判断し、システム動作の終了入力が無ければ、ステップS1に処理を戻す。このように、ステップS1乃至ステップS6の処理を繰り返すことにより、室内湿度が適正範囲内に調整される。
以上のように、環境判断システムは、複数の環境制御機器と、少なくとも温度、湿度、空気質の何れか2つ以上の環境パラメータを計測する計測手段11とを有する。さらに、環境判断システムは、閾値テーブル14と、優先度テーブル16と、機器選択テーブル18とを有する。閾値テーブル14は、環境パラメータごとに設定され、少なくとも上限値を有する第1適正範囲を格納している。優先度テーブル16は、複数の環境パラメータ間の優先度合いを格納している。機器選択テーブル18は、環境パラメータごとに設定され、環境制御機器と、環境制御機器ごとの実施効果度と、環境制御機器の制御方法との関係を格納している。この環境判断システムにおいて、機器制御部17(判断手段)は、閾値テーブル14、優先度テーブル16、及び、機器選択テーブル18を参照して、複数の環境制御機器のうち何れかの環境制御機器を選択する。
したがって、環境判断システムは、表示部4に実施効果度の高い環境制御機器を提示できる。これにより、ユーザが適切な環境制御機器の操作を簡単に行い、効率よく環境パラメータを適正範囲内に制御することができる。
また、この環境判断システムによれば、環境制御部1が各環境制御機器と通信接続できなくても、操作すべき環境制御機器を提示して、ユーザに動作を促すことができる。さらに、操作すべき環境制御機器及びその制御方法を提示することにより、ユーザが表示部4の表示画面41を参照して環境制御機器を適切に動作させ、環境を改善できる。
つぎに、上述した環境判断システムにおいて、自動的に環境制御機器を動作させることについて説明する。なお、この実施形態においては、環境制御部1が選択した環境制御機器を表示させなくてもよい。
この環境判断システムにおける環境制御部1には、図8に示すように、環境制御機器A、B、・・・、Zといった複数の環境制御機器5が機器制御部17に接続されている。機器制御部17は、機器選択テーブル18を参照して、選択された環境制御機器5を、当該環境制御機器5の制御方法に従って動作させる(制御手段)。このとき、機器制御部17は、機器選択テーブル18から制御方法を読み込む。
このような環境判断システムは、図9に示すように、上述したステップS1乃至ステップS4の処理を行って、実施効果度が最も高い環境制御機器5を選択して、ステップS11に移行する。ステップS11において、機器制御部17は、機器選択テーブル18に格納された環境制御機器5の制御方法にしたがって、ステップS4にて選択した環境制御機器5を動作させる。これにより、環境制御部1は、適正範囲外を超えた環境パラメータを改善するよう自動的に環境制御機器5を動作させる。
この環境判断システムにおいて、環境パラメータに応じて環境制御機器5を動作させる具体的な実施例を示す。
この実施例において、室内の各環境パラメータは次に示す範囲の値とする。PM2.5、TVOC、温度は適正範囲内にあり、CO2と湿度が適正範囲外となっている。
Dp(室内PM2.5)<SPU1(第1上限値)
Dv(室内TVOC)<SVU1(第1上限値)
CU1(第1上限値)<Dc(室内CO2)<SCU2(第2上限値)
HL2(第2下限値)<Dh(室内湿度)<SHL1(第1下限値)
TL1(第1下限値)<Dt(室内温度)<STU1(第1上限値)
上述した環境判断システムと同様に、ステップS1乃至ステップS4を行うことにより、機器制御部17は、機器選択テーブル18から優先度が最も高いCO2に対応した実施効果度、制御方法を読み込む。これにより、機器制御部17は、CO2に対応した実施効果度が最も高い環境制御機器5が換気扇56であり、換気扇56を選択する。
次のステップS11において、機器制御部17は、ステップS4にて選択された換気扇56を、機器選択テーブル18に格納された制御方法に従って動作させる。
次のステップS6において、環境制御部1は、システム動作の終了を判定する。
環境制御部1は、ステップS1乃至ステップS4、ステップS11、ステップS6の処理を繰り返し、CO2の濃度が適正範囲内になると、次に適正範囲外と判定された環境パラメータで優先度が最も高いものが湿度となる。このため、機器選択テーブル18を参照し、実施効果度が最も高い加湿器54を選択し、加湿器54を動作させる。次に、環境制御部1はシステム動作の終了入力があるかを判断し、システム動作の終了入力が無ければ、ステップS1に処理を戻す。このように、ステップS1乃至ステップS4、ステップS11、ステップS6の処理を繰り返すことにより、室内湿度が適正範囲内に調整される。
この実施例のように、先ずCO2の濃度を下げて換気扇56を停止させてから、加湿器54を動作させて加湿を行う。このため、せっかく加湿した水蒸気を換気扇56により屋外へ排出することがなく、効率よく環境パラメータを適正範囲内に制御することができる。
以上のように、環境判断システムによれば、環境パラメータが適正範囲から外れた場合、ユーザに対して影響の大きいものに高い優先度を付けて優先度の高い環境パラメータを選択する。さらに、選択された環境パラメータを効率良く制御する環境制御機器を選択して環境制御機器5を動作させる。これにより、効率良く環境パラメータを適正範囲に制御することができる。
つぎに、この環境判断システムにおける他の実施例として、環境パラメータが第2上限値(第2の閾値)を超える場合の動作について説明する。この実施例において、室内ドア51及び窓58は、環境制御部1から供給された制御信号に従って自動的に開閉駆動できるものとする。
この実施例において、室内の各環境パラメータは次に示す範囲の値とする。PM2.5、TVOC、湿度、温度は適正範囲内にあり、CO2が第2上限値を超える適正範囲外となっている。
Dp(室内PM2.5)<SPU1(第1上限値)
Dv(室内TVOC)<SVU1(第1上限値)
CU2(第2上限値)<Dc(室内CO2)
HL1(第1下限値)<Dh(室内湿度)<SHU1(第1上限値)
TL1(第1下限値)<Dt(室内温度)<STU1(第1上限値)
このような室内環境において、環境制御部1は、図10に示すような動作を行う。
先ず、ステップS1にて計測部11が計測データ記憶部12に各環境パラメータのディジタル値を保存する。
次のステップS21において、判定部13は、閾値テーブル14を参照して、環境パラメータを第1の閾値(第1上限値、第1下限値)と比較する。判定部13は、第1下限値以下又は第1上限値以上の環境パラメータがある場合には、ステップS22に処理を進める。この判定により、判定部13は、室内CO2が適正範囲外であると判定できる。
次のステップS22において、判定部13は、閾値テーブル14を参照して、環境パラメータを第2の閾値(第2上限値、第2下限値)と比較する。判定部13は、第2下限値以下又は第2上限値以上の環境パラメータがある場合にはステップS26に処理を進め、ない場合にはステップS23に処理を進める。この判定により、判定部13は、室内CO2が第2の閾値の適正範囲外であると判定できる。
ステップS26において、優先度付与部15は、優先度テーブル16を参照して、CO2に優先度値としての「3」を付与する。この実施例において、適正範囲外となった環境パラメータはCO2のみであるため、優先度が最も高いものはCO2となる。
次のステップS27において、機器制御部17は、機器選択テーブル18から優先度が最も高いCO2に対応した実施効果度、制御方法を読み込む。CO2の欄において実施効果度が最も高い環境制御機器5は換気扇56であり、次に実施効果度が高い環境制御機器5は窓58、室内ドア51となる。本実施例では、CO2の濃度が第2の閾値を超えるため、実施効果度が最も高い換気扇56だけでなく、実施効果度が下位となる窓58、室内ドア51も選択する。
次のステップS28において、機器制御部17は、ステップS27にて選択された換気扇56、窓58、室内ドア51に制御信号を供給して動作させる。
次のステップS6において、環境制御部1は、システム動作の終了を判定し、システム動作を終了しない場合にはステップS1に処理を戻す。これにより、環境判断システムは、システム動作を終了しないかぎりは、CO2の濃度が適正範囲内になるまで処理を継続する。
このように、環境制御部1は、環境パラメータが第2の閾値を超えるほど適正範囲から大きく外れている時には、複数の環境制御機器を同時に動作させることができる。これにより、環境制御部1は、急速に環境パラメータを適正範囲内に制御することができる。
なお、ステップS23乃至ステップS25は、上述した図9の実施例のステップS3,ステップS4、ステップS11と同様の処理を行う。先ず、優先度付与部15は、優先度テーブル16を参照してCO2に優先度としての「3」を付与する。次に機器制御部17は、機器選択テーブル18から優先度が最も高いCO2に対応した実施効果度、制御方法を読み込む。次に機器制御部17は、CO2に対応した実施効果度が最も高い環境制御機器が換気扇56であり、換気扇56を選択する。次に機器制御部17は、選択した単一の環境制御機器5としての換気扇56を動作させる。
つぎに、他の実施例として、CO2が適正範囲外であり、環境制御機器5として換気扇56が選択された場合の他の動作について説明する。
この実施例において、室内の各環境パラメータは次に示す範囲の値とする。PM2.5、TVOC、湿度、温度は適正範囲内にあり、CO2が適正範囲外となっている。
Dp(室内PM2.5)<SPU1(第1上限値)
Dv(室内TVOC)<SVU1(第1上限値)
CU1(第1上限値)<Dc(室内CO2)<SCU2(第2上限値)
HL1(第1下限値)<Dh(室内湿度)<SHU1(第1上限値)
TL1(第1下限値)<Dt(室内温度)<STU1(第1上限値)
この実施例における環境判断システムの動作は、図11に示すようになる。
先ずステップS1’において、計測部11は、室内環境パラメータ計測用センサ2のみならず、屋外環境パラメータ計測用センサ3からも信号を入力する。これにより、計測部11は、PM2.5、TVOC、CO2、湿度、温度のそれぞれについて、室内の環境パラメータDp、Dv、Dc、Dh、Dt、屋外の環境パラメータdp、dv、dc、dh、dtを計測データ記憶部12に記憶する。
次のステップS2において、判定部13は、閾値テーブル14を参照すると、第1上限値を超えるCO2の濃度が適正範囲外であると判定する。
次のステップS3において、優先度付与部15は、優先度テーブル16を参照して、CO2に優先度値としての「3」を付与する。したがって、優先度が最も高い環境パラメータはCO2となる。
次のステップS4において、機器制御部17は、機器選択テーブル18から優先度が最も高いCO2に対応した実施効果度、制御方法を読み込む。CO2に対応した実施効果度が最も高い環境制御機器5は換気扇56であるため、機器制御部17は、換気扇56を選択する。
次のステップS31において、機器制御部17は、選択した環境制御機器5が換気扇56であるため、処理をステップS32の動作機器追加処理に進める。また、このステップS31において換気扇56の運転を開始してもよく、後述の他の環境制御機器5が選択されたときに換気扇56の運転を開始してもよい。
このステップS32の動作機器追加処理は、図12に示すようになる。
先ずステップS41において、機器制御部17は、室内PM2.5(Dp)が屋外PM2.5(dp)よりも高いか否かを判定する。室内PM2.5が屋外PM2.5よりも高い場合にはステップS44に処理を進め、そうでない場合にはステップS42に処理を進める。
ステップS42において、機器制御部17は、屋外PM2.5が、第1上限値(SPU1)よりも高いか否かを判定する。屋外PM2.5が第1上限値(SPU1)より高い場合にはステップS43に処理を進め、そうでない場合にはステップS44に処理を進める。ステップS43において、機器制御部17は、空気清浄機52を運転させるよう制御する。これにより、機器制御部17は、屋外PM2.5が第1上限値よりも高い場合には、換気扇56と共に空気清浄機52を動作させる。一方、屋外PM2.5が第1上限値よりも高くない場合には何もしない。
ステップS44において、機器制御部17は、室内湿度(Dh)が屋外湿度(dh)よりも高いか否かを判定する。室内湿度が屋外湿度よりも高い場合にはステップS47に処理を進め、そうでない場合には、ステップS45に処理を進める。
ステップS45において、機器制御部17は、屋外湿度が第1下限値(SHL1)よりも低いか否かを判定する。屋外湿度が第1下限値(SHL1)よりも低い場合にはステップS46に処理を進め、そうでない場合にはステップS49に処理を進める。ステップS46において、機器制御部17は、加湿器54を運転させるよう制御する。これにより、機器制御部17は、屋外湿度が第1下限値よりも低い場合には、換気扇56と共に加湿器54を動作させる。一方、屋外湿度が第1下限値よりも低くない場合には何もしない。
ステップS47において、機器制御部17は、屋外湿度が第1上限値(SHU1)よりも高いか否かを判定する。屋外湿度が第1上限値(SHU1)よりも高い場合にはステップS48に処理を進め、そうでない場合にはステップS49に処理を進める。ステップS48において、機器制御部17は、除湿器55を運転させるよう制御する。これにより、機器制御部17は、屋外湿度が第1上限値よりも高い場合には、換気扇56と共に除湿器55を動作させる。一方、屋外湿度が第1上限値よりも高くない場合には何もしない。
ステップS49において、機器制御部17は、室内温度(Dt)が屋外温度(dt)よりも高いか否かを判定する。室内温度が屋外温度よりも高い場合にはステップS50に処理を進め、そうでない場合には、ステップS52に処理を進める。
ステップS50において、機器制御部17は、屋外温度が第1上限値(STU1)よりも高いか否かを判定する。屋外温度が第1上限値(STU1)よりも高い場合にはステップS51に処理を進め、そうでない場合には何もせずステップS6に処理を進める。ステップS51において、機器制御部17は、エアコン57を冷房運転させるよう制御する。これにより、機器制御部17は、屋外温度が第1上限値よりも高い場合には、換気扇56と共に、エアコン57を冷房運転させる。一方、室内温度が第1上限値よりも高くない場合には何もしない。
ステップS52において、機器制御部17は、屋外温度が第1下限値(STL1)よりも低いか否かを判定する。屋外温度が第1下限値(STU1)よりも低い場合にはステップS53に処理を進め、そうでない場合には何もせずにステップS6に処理を進める。ステップS53において、機器制御部17は、エアコン57を暖房運転又は床暖房53を運転させるよう制御する。これにより、機器制御部17は、屋外温度が第1下限値よりも低い場合には、換気扇56と共に、エアコン57又は床暖房53を動作させる。一方、屋外温度が第1下限値よりも低くない場合には何もしない。
このような動作機器追加処理の後におけるステップS6において、環境制御部1は、システム動作の終了入力があるか否かを判断する。環境制御部1は、システム動作の終了入力が無ければステップS1に処理を戻す。これにより、CO2の濃度が適正範囲内になるまで処理を継続する。
上述したように、環境判断システムによれば、選択した環境制御機器5に換気扇56といった屋外の空気を取り入れる機器を含む場合に、室内と屋外の環境パラメータを比較して、室内の環境パラメータが適正範囲外へ変化する可能性を判断する。室内の環境パラメータが適正範囲外となる可能性がある場合には、換気扇56のみならず他の環境制御機器5を同時に動作させる。これにより、外気を室内に導入することによって環境パラメータが適正範囲外に変化することを緩和することができる。
つぎに、上述した環境判断システムにおいて、環境制御機器5の使用可否、省エネモード、デマンドレスポンスに応じて環境制御機器5を制御する動作について説明する。
この環境制御部1は、図13に示すように、上述した環境制御部1に加えて、機器使用可否テーブル19を備える。さらに、環境制御部1は、省エネモード選択フラグ17a、デマンドレスポンスフラグ17bが参照可能となっている。
機器使用可否テーブル19は、図14に示すように、環境制御機器5ごとに、使用可能又は使用不可を格納している。この機器使用可否テーブル19は、例えば環境判断システムが導入されている環境によって設定可能である。一般的に、家庭ごとに設置されている環境制御機器5の種類が異なる。また、環境制御機器5が環境制御部1と通信接続可能かどうかは家庭ごとに異なる。さらに、環境制御機器5を自動的に制御したいかどうかというユーザの要望は家庭ごとに異なる。
このため、機器使用可否テーブル19には、家庭に設置されていて通信可能な環境制御機器5であって、自動的に制御可能な環境制御機器5を「可」として登録できる。一方、家庭に設置されていない、通信できない又は自動制御を禁止したい環境制御機器5を「不可」として登録する。図14の機器使用可否テーブル19は、例えば、床暖房53が設置されていなく床暖房53に対応して不可と設定されている。また、防犯のために窓58、室内ドア51を不可としている。
省エネモード選択フラグ17aは、環境制御機器5の動作モードが通常モードか、当該通常モードよりも省電力で動作する省エネモードかを表す。省エネモード選択フラグ17aは、ユーザによる省エネモードを選択する入力によって値が変動する。省エネモードが選択されている場合、省エネモード選択フラグ17aの値はオンとなる。
デマンドレスポンスフラグ17bは、電力逼迫時に電力会社から送られてくる電力削減要求(デマンドレスポンス)に応じた値である。デマンドレスポンスが送信されている場合、デマンドレスポンスフラグ17bはオンとなる。
機器制御部17は、機器選択テーブル18を参照して最も優先度が高い環境パラメータについて環境制御機器5の実施効果度が最も高い環境制御機器5を選択するときに、機器使用可否テーブル19を参照する。これにより、機器制御部17は、機器使用テーブル18に使用可能と格納された環境制御機器5のうちから何れかの環境制御機器5を選択できる。
また、機器制御部17は、省エネモード選択フラグ17a及び/又はデマンドレスポンスフラグ17bを参照して、環境制御機器の運転電力を抑制する動作モード(省エネモード)となっているかを判断できる。省エネモードの場合に、機器制御部17は、機器選択テーブル18を参照して、第1適正範囲を超える環境パラメータに対応する環境制御機器5のうち消費エネルギーが最も低い環境制御機器5を優先的に選択できる。
これにより、環境制御部1は、機器使用可否テーブル19、省エネモード選択フラグ17a、デマンドレスポンスフラグ17bに適合した環境制御機器5のみを提示し、又は、制御することができる。
このような環境制御部1は、例えば図15に示すようなHEMSコントローラ6によって構成可能である。このHEMSコントローラ6は、通信部61、制御部62、記憶部63、及び、I/O制御部64を含む。
通信部61は、家庭内ネットワークからルータ、インターネット等を介して接続された外部サーバー7と接続されている。外部サーバー7は、例えば電力会社から提供されたデマンドレスポンスを配信する。外部サーバー7から配信されたデマンドレスポンスは、通信部61によって受信される。
環境制御機器、センサ、環境制御部を組み込んだHEMSコントローラ6の室内および屋外における配置を図16に示す。HEMSコントローラ6には表示・入力器10が備え付けられているため、ユーザからの省エネモード選択等の入力を受け付けることができる。また、HEMSコントローラはインターネットに接続されているため、電力逼迫時における電力会社からのデマンドレスポンスを受け取ることができる。
記憶部63は、上述した環境制御部1における計測データ記憶部12へ記録される環境パラメータ、閾値テーブル14、優先度テーブル16、機器選択テーブル18、機器使用可否テーブル19を記憶する。また、記憶部63は、省エネモード選択フラグ17aやデマンドレスポンスフラグ17bを記憶する。この記憶部63に記憶された各種の情報は制御部62によって読み込まれる。
I/O制御部64は、入力機器8、出力機器9と通信を行う。入力機器8は、上述の制御方法を入力して動作する環境制御機器5、表示データを入力する表示部4が挙げられる。出力機器9は、上述の信号を出力する室内環境パラメータ計測用センサ2や屋外環境パラメータ計測用センサ3が挙げられる。また、出力機器9としては、ユーザにより操作される操作パネルや各種の入力ボタン等が挙げられる。I/O制御部64は、上述した環境制御部1における計測部11や機器制御部17における制御信号の出力機能を担う。
このHEMSコントローラ6は、例えば図16に示すように室内に配置される。HEMSコントローラ6は、近傍に配置された表示・入力器10に各種の情報を表示させる。また、HEMSコントローラ6は、表示・入力器10からユーザの操作が受付可能となっている。
制御部62は、上述した環境制御部1における判定部13、優先度付与部15、機器制御部17における各種の処理を行う。制御部62は、外部サーバー7から送信されて通信部61によって受信したデマンドレスポンスに応じてデマンドレスポンスフラグ17bを変更する。
このような環境判断システムにおいて、図17に示す手順で動作を行う実施例について説明する。
この実施例において、室内の各環境パラメータは次に示す範囲の値とする。PM2.5、TVOC、CO2、温度は適正範囲内にあり、湿度が第1の閾値を超える適正範囲外となっている。
Dp(室内PM2.5)<SPU1(第1上限値)
Dv(室内TVOC)<SVU1(第1上限値)
Dc(室内CO2)<SCU1(第1上限値)
HU1(第1上限値)<Dh(室内湿度)<SHU2(第2上限値)
TL1(第1下限値)<Dt(室内温度)<STU1(第1上限値)
この環境判断システムは、ステップS1により環境パラメータを記憶部63(計測データ記憶部12)に記憶する。このとき、HEMSコントローラ6は、室内環境パラメータ計測用センサ2及び屋外環境パラメータ計測用センサ3から室内及び屋外の環境パラメータを入力する。
次のステップS21において、制御部62(判定部13)は、閾値テーブル14を参照して、環境パラメータを第1の閾値(第1上限値、第1下限値)と比較する。判定部13は、第1下限値以下又は第1上限値以上の環境パラメータがある場合には、ステップS22に処理を進める。この判定により、判定部13は、室内湿度が適正範囲外であると判定できる。
次のステップS22において、判定部13は、閾値テーブル14を参照して、環境パラメータを第2の閾値(第2上限値、第2下限値)と比較する。判定部13は、第2下限値以下又は第2上限値以上の環境パラメータがある場合にはステップS26に処理を進め、ない場合にはステップS23に処理を進める。この判定により、判定部13は、室内湿度が第2の閾値の適正範囲外ではないと判定できる。
ステップS23において、制御部62(優先度付与部15)は、優先度テーブル16を参照して湿度に優先度としての「4」を付与する。
次のステップS61において、制御部62(機器制御部17)は、機器選択テーブル18から優先度が最も高い湿度に対応した実施効果度、制御方法、及び、消費エネルギーを読み込む。湿度が第1の閾値を超えているので、図5の機器選択テーブル18から、エアコン57、除湿器55、及び、換気扇56が選択される。
次のステップS62において、機器制御部17は、動作機器選択処理を行う。この動作機器選択処理は、図18に示すように、先ずステップS71において、省エネモード選択フラグ17a又はデマンドレスポンスフラグ17bがオンとなっているか否かを判定する。これにより、機器制御部17は、環境制御機器5の運転電力を抑制する動作モードであるか否かを判定する。何れかのフラグがオンとなっている場合にはステップS73に処理を進め、双方のフラグがオンとなっていない場合にはステップS72に処理を進める。これにより、何れかのフラグがオンとなっている場合には省エネを優先させる動作モードであると判定する。
ステップS72において、機器制御部17は、機器使用可否テーブル19を参照する。機器制御部17は、ステップS61にて読み込まれた環境制御機器5から、機器使用可否テーブル19によって使用可能な環境制御機器5を選択する。ステップS61にて選択された環境制御機器5がエアコン57、除湿器55、及び、換気扇56であるので、図14の機器使用可否テーブル19から、全ての環境制御機器5が使用可能と判断される。機器制御部17は、使用可能な環境制御機器5から、実施効果度が最も高い環境制御機器5を選択して、動作させる。この場合、実施効果度が最も高い除湿器55を選択する。
ステップS73において、機器制御部17は、機器使用可否テーブル19から使用可能な環境制御機器5のうち、実施効果度に拘わらず消費エネルギーが最も低い環境制御機器5を選択して動作させる。図5の機器選択テーブル18におけるエアコン57、除湿器55、換気扇56のうち、消費エネルギーが最も低い換気扇56を優先的に選択する。
次に、図17のステップS6に処理を進め、システム動作の終了入力が無ければステップS1に処理を戻し、湿度が適正範囲内になるまで処理を継続する。
このような環境判断システムは、機器使用可否テーブル19を備えることにより、各環境制御機器5が環境に備わっているかどうかを設定できる。このため、使用できる環境制御機器5が異なる環境であっても簡単に対応できる。
また、この環境判断システムによれば、省エネモードが選択されていたり、電力が逼迫しデマンドレスポンスが出されているような場合に、少ない電力で環境パラメータを適正範囲内に制御することができる。
なお、上述の実施の形態は本発明の一例である。このため、本発明は、上述の実施形態に限定されることはなく、この実施の形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
上述した環境制御部1における判定部13、優先度付与部15、機器制御部17の機能は、上述した処理をコンピュータに実行させるプログラム(環境判断プログラム)により実現可能である。この環境判断プログラムは、複数の環境制御機器と、少なくとも温度、湿度、空気質の何れか2つ以上の環境パラメータを計測する計測手段とを有する環境制御システムにおいて、何れかの環境制御機器を選択する。この環境判断プログラムは、コンピュータによって読み込まれる。これにより、環境判断プログラムは、コンピュータに、閾値テーブル14と、優先度テーブル16と、機器選択テーブル18とを参照して、複数の環境制御機器のうち何れかの環境制御機器を選択する動作を実行させることができる。
また、この環境判断プログラムは、何れかの環境制御機器を選択した上で、環境制御機器を制御する処理をコンピュータに実行させることができる。
1 環境制御部(環境選択装置)
2 室内環境パラメータ計測用センサ(計測手段)
3 屋外環境パラメータ計測用センサ(計測手段)
4 表示部
5 環境制御機器
10 表示・入力器
11 計測部(計測手段)
12 計測データ記憶部
13 判定部(判断手段)
14 閾値テーブル
15 優先度付与部(判断手段)
16 優先度テーブル
17 機器制御部(判断手段)
18 機器選択テーブル
19 機器使用可否テーブル

Claims (13)

  1. 複数の環境制御機器と、
    少なくとも温度、湿度、空気質の何れか2つ以上の環境パラメータを計測する計測手段と、
    前記環境パラメータごとに設定され、少なくとも上限値を有する第1適正範囲を格納した閾値テーブルと、
    複数の環境パラメータ間の優先度合いを格納した優先度テーブルと、
    前記環境パラメータごとに設定され、前記環境制御機器と、前記環境制御機器ごとの実施効果度と、前記環境制御機器の制御方法との関係を格納した機器選択テーブルと、
    前記閾値テーブル、前記優先度テーブル、及び、前記機器選択テーブルを参照して、前記複数の環境制御機器のうち何れかの環境制御機器を選択する判断手段と
    を備えることを特徴とする環境判断システム。
  2. 前記判断手段は、
    前記計測手段により計測された環境パラメータと前記閾値テーブルとを対比して、前記第1適正範囲を超える環境パラメータを判断し、
    前記優先度テーブルを参照して、前記第1適正範囲を超える環境パラメータの優先度を判断し、
    前記機器選択テーブルを参照して、最も優先度が高い環境パラメータについて前記環境制御機器の実施効果度が最も高い環境制御機器を選択すること
    を特徴とする請求項1に記載の環境判断システム。
  3. 前記機器選択テーブルを参照して、前記判断手段により選択された環境制御機器を提示する提示手段を備えることを特徴とする請求項2に記載の環境判断システム。
  4. 前記機器選択テーブルを参照して、前記判断手段により選択された環境制御機器を、当該環境制御機器の制御方法に従って動作させる制御手段を備えることを特徴とする請求項2に記載の環境判断システム。
  5. 前記閾値テーブルは、前記環境パラメータごとに、前記第1適正範囲を含んで、当該第1適正範囲を超える第2適正範囲を格納しており、
    前記判断手段は、
    前記閾値テーブルを参照して、前記第2適正範囲を超える環境パラメータを判断し、
    前記優先度テーブルを参照して、前記第2適正範囲を超える環境パラメータの優先度を判断し、
    前記機器選択テーブルを参照して、最も優先度が高い環境パラメータについて前記環境制御機器の実施効果度が高い複数の環境制御機器を選択すること
    を特徴とする請求項2乃至請求項4の何れか一項に記載の環境判断システム。
  6. 前記閾値テーブルは、前記環境パラメータごとに、前記第1適正範囲を含んで、当該第1適正範囲を超える第2適正範囲を格納しており、
    前記機器選択テーブルは、前記環境制御機器と、前記環境制御機器の実施効果度と、前記環境制御機器の制御方法と、前記環境制御機器の消費エネルギーの関係を格納しており、
    前記判断手段は、
    前記閾値テーブルを参照して、前記第2適正範囲を超える環境パラメータを判断し、
    前記計測手段により計測した環境パラメータが前記第2適正範囲を超えない場合に、前記機器選択テーブルを参照して前記消費エネルギーが小さい環境制御機器を優先的に選択すること
    を特徴とする請求項2乃至請求項4の何れか一項に記載の環境判断システム。
  7. 前記判断手段は、
    前記計測手段により計測された環境パラメータと前記閾値テーブルとを対比して、前記第1適正範囲を超える環境パラメータを判断し、
    前記優先度テーブルを参照して、前記第1適正範囲を超える環境パラメータの優先度を判断し、
    前記機器選択テーブルを参照して、最も優先度が高い環境パラメータについて前記環境制御機器の実施効果度が最も高い環境制御機器を選択し、
    前記環境制御機器の運転電力を抑制する動作モードとなっている場合に、前記機器選択テーブルを参照して、前記第1適正範囲を超える環境パラメータに対応する環境制御機器のうち消費エネルギーが最も低い環境制御機器を選択すること
    を特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか一項に記載の環境判断システム。
  8. 前記環境制御機器ごとに、使用可能又は使用不可が設定可能な機器使用可否テーブルを備え、
    前記判断手段は、前記機器選択テーブルを参照して最も優先度が高い環境パラメータについて前記環境制御機器の実施効果度が最も高い環境制御機器を選択するときに、前記機器使用可否テーブルに使用可能と格納された環境制御機器のうちから何れかの環境制御機器を選択することを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れか一項に記載の環境判断システム。
  9. 前記計測手段は、室内の環境パラメータ及び屋外の環境パラメータを計測し、
    前記判断手段は、前記機器選択テーブルを参照して選択した環境制御機器が外気を室内に導入する環境制御機器を含む場合、前記計測手段により計測された室内の環境パラメータと屋外の環境パラメータを比較して、他の環境制御機器も選択することを特徴とする請求項1乃至請求項8の何れか一項に記載の環境判断システム。
  10. 前記計測手段により計測された環境パラメータを記憶するデータ記憶手段を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項9の何れか一項に記載の環境判断システム。
  11. 複数の環境制御機器と、少なくとも温度、湿度、空気質の何れか2つ以上の環境パラメータを計測する計測手段とを有する環境制御システムにおいて、何れかの前記環境制御機器を選択する環境判断プログラムであって、
    コンピュータに、
    前記環境パラメータごとに設定され、少なくとも上限値を有する第1適正範囲を格納した閾値テーブルと、複数の環境パラメータ間の優先度合いを格納した優先度テーブルと、前記環境パラメータごとに設定され、前記環境制御機器と、前記環境制御機器ごとの実施効果度と、前記環境制御機器の制御方法との関係を格納した機器選択テーブルとを参照して、前記複数の環境制御機器のうち何れかの環境制御機器を選択する動作を実行させること
    を特徴とする環境判断プログラム。
  12. 複数の環境制御機器、及び、少なくとも温度、湿度、空気質の何れか2つ以上の環境パラメータを計測する計測手段と接続された機器選択装置であって、
    前記環境パラメータごとに設定され、少なくとも上限値を有する第1適正範囲を格納した閾値テーブルと、
    複数の環境パラメータ間の優先度合いを格納した優先度テーブルと、
    前記環境パラメータごとに設定され、前記環境制御機器と、前記環境制御機器ごとの実施効果度と、前記環境制御機器の制御方法との関係を格納した機器選択テーブルと、
    前記閾値テーブル、前記優先度テーブル、及び、前記機器選択テーブルを参照して、前記複数の環境制御機器のうち何れかの環境制御機器を選択する判断手段と
    を備えることを特徴とする機器選択装置。
  13. 複数の環境制御機器、及び、少なくとも温度、湿度、空気質の何れか2つ以上の環境パラメータを計測する計測手段と接続された機器選択装置であって、
    前記環境パラメータごとに設定され、少なくとも上限値を有する第1適正範囲を格納した閾値テーブルと、複数の環境パラメータ間の優先度合いを格納した優先度テーブルと、前記環境パラメータごとに設定され、前記環境制御機器と、前記環境制御機器ごとの実施効果度と、前記環境制御機器の制御方法との関係を格納した機器選択テーブルと、を参照して、前記複数の環境制御機器のうち何れかの環境制御機器を選択する判断手段を備えることを特徴とする機器選択装置。
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