JP2014226055A - 検出方法、検出装置、スクリーニング方法、スクリーニング装置、及びバイオチップ - Google Patents
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Abstract
【課題】上記の事情に鑑み成されたものであって、検査位置を正しく認識することができ、良好な検査結果を得ることができる検出方法、検出装置、スクリーニング方法、スクリーニング装置、及びバイオチップを提供する。
【解決手段】バイオチップを用いる検出方法であって、バイオチップの第1面に配置された複数の生体分子支持領域の第1ギャップ及び該第1ギャップとは異なる第2ギャップを光学的に検出する第1検出工程と、少なくとも第2ギャップの検出結果に基づいて、複数の生体分子支持領域に対する位置合わせを行うアライメント工程と、生体分子支持領域に形成された生体分子と検体に含まれる標的との親和性を検出する第2検出工程と、を備える検出方法に関する。
【選択図】図1
【解決手段】バイオチップを用いる検出方法であって、バイオチップの第1面に配置された複数の生体分子支持領域の第1ギャップ及び該第1ギャップとは異なる第2ギャップを光学的に検出する第1検出工程と、少なくとも第2ギャップの検出結果に基づいて、複数の生体分子支持領域に対する位置合わせを行うアライメント工程と、生体分子支持領域に形成された生体分子と検体に含まれる標的との親和性を検出する第2検出工程と、を備える検出方法に関する。
【選択図】図1
Description
本発明は、検出方法、検出装置、スクリーニング方法、スクリーニング装置、及びバイオチップに関するものである。
例えば、生体分子の測定を行う手法として、基板上の複数の領域に配置された生体分子をそれぞれ検体と反応させ、反応後の生体分子を検査する手法が知られている(例えば、下記特許文献1参照)。
例えば、上記検査は、複数の領域毎に生じる蛍光を顕微鏡装置(測定装置)で測定することによって蛍光の輝度を算出している。一般に、顕微鏡装置によって基板を一度に撮影可能な範囲(視野領域)は、基板の面積よりも小さい。そのため、顕微鏡装置は、基板上の一部を撮影した後、基板が配置されたステージによって測定位置を変えながら各位置で順次撮影を行う。顕微鏡装置は、例えば、干渉計やエンコーダを用いることでステージ上の基板の相対位置を確認している。
しかしながら、上記従来技術においては、例えば、エンコーダや干渉計が故障した場合や、何らかの要因によって測定位置の位置ズレが発生した状態で基板の撮影を行った場合、基板上の測定位置を正しく認識できず、良好な検査結果が得られないという問題があった。
本発明は、上記の事情に鑑み成されたものであって、検査位置を正しく認識することができ、良好な検査結果を得ることができる検出方法、検出装置、スクリーニング方法、スクリーニング装置、及びバイオチップを提供することを目的としている。
本発明の第1の態様に従えば、バイオチップを用いる検出方法であって、前記バイオチップの第1面に配置された複数の生体分子支持領域の第1ギャップ及び該第1ギャップとは異なる第2ギャップを光学的に検出する第1検出工程と、少なくとも前記第2ギャップの検出結果に基づいて、前記複数の生体分子支持領域に対する位置合わせを行うアライメント工程と、前記生体分子支持領域に形成された生体分子と検体に含まれる標的との親和性を検出する第2検出工程と、を備える検出方法が提供される。
本発明の第2の態様に従えば、バイオチップを用いる検出装置であって、前記バイオチップが配置されるステージと、前記バイオチップの第1面に配置された複数の生体分子支持領域の第1ギャップ及び該第1ギャップとは異なる第2ギャップを介した第1の光と、前記生体分子支持領域に第2の光を照射して得られる第3の光と、を受光するセンサと、前記第1の光の受光結果に基づいて、前記複数の生体分子支持領域の位置合わせを行うアライメント部と、前記第3の光の受光結果に基づいて、前記生体分子支持領域に形成された生体分子と検体に含まれる標的との親和性を検出する検出部と、を備える検出装置が提供される。
本発明の第3の態様に従えば、上記第1の態様に係る検出方法を用いる光学的検出工程と、前記バイオチップに前記検体を分注する分注工程と、前記バイオチップを乾燥させる乾燥工程と、を備えるバイオチップのスクリーニング方法が提供される。
本発明の第4の態様に従えば、上記第2の態様に係る検出装置と、前記バイオチップに前記検体を分注する分注装置と、を備えるスクリーニング装置が提供される。
本発明の第5の態様に従えば、検体に含まれる標的と特異的に反応可能な複数の生体分子と、前記複数の生体分子が形成された複数の生体分子支持領域を有する第1面を備える基板本体と、前記複数の生体分子支持領域を区画する第1ギャップ及び第2ギャップと、を備え、前記第1ギャップの幅と前記第2ギャップの幅とは互いに異なるバイオチップが提供される。
本発明によれば、基板の測定位置を正しく認識することができ、良好な検査結果を得ることが可能な検出方法、検出装置、スクリーニング方法、スクリーニング装置、及びバイオチップを提供できる。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。以下の説明においては、XYZ直交座標系を設定し、このXYZ直交座標系を参照しつつ各部材の位置関係について説明する。そして、水平面内の所定方向をX軸方向、水平面内においてX軸方向と直交する方向をY軸方向、X軸方向及びY軸方向のそれぞれに直交する方向(すなわち鉛直方向)をZ軸方向とする。また、X軸、Y軸、及びZ軸まわりの回転(傾斜)方向をそれぞれ、θX、θY、及びθZ方向とする。
(第1実施形態)
図1は、バイオチップを用いた生体分子のスクリーニング装置の概略構成を示す図である。図1に示すように、スクリーニング装置SCは、アッセイ部(分注装置)ASと、測定部(検出装置)MSと、受渡部TRと、制御装置CONTと、を備えている。
本実施形態において、スクリーニング装置SCは、制御装置CONTにより各装置の駆動が制御されることで、上述したアッセイ部AS及び測定部MSによってバイオチップを一連で自動的に処理することが可能となっている。
図1は、バイオチップを用いた生体分子のスクリーニング装置の概略構成を示す図である。図1に示すように、スクリーニング装置SCは、アッセイ部(分注装置)ASと、測定部(検出装置)MSと、受渡部TRと、制御装置CONTと、を備えている。
本実施形態において、スクリーニング装置SCは、制御装置CONTにより各装置の駆動が制御されることで、上述したアッセイ部AS及び測定部MSによってバイオチップを一連で自動的に処理することが可能となっている。
ここで、測定対象となるバイオチップ(生体分子アレイ)1の構成について説明する。図2(a)はバイオチップ1の形状を示す図であり、図2(b)は、バイオチップ1の要部を示す拡大断面図である。
図2(a)に示すように、バイオチップ(被照射体)1は、いわゆるマイクロアレイチップと呼ばれる板状部材であり、例えば矩形に形成されている。例えば、バイオチップ1は、一方向に長手となるように形成された基板本体10を主体に構成される。基板本体10の表面(第1面)10aには複数の生体分子支持領域(スポット)Sが形成されている。
複数の生体分子支持領域Sは、バイオチップ1の形状に沿ってマトリクス状に配置されている。このように、マトリクス状に配置された複数の生体分子支持領域Sにより、バイオチップ1に生体分子支持領域の列が形成されている。生体分子支持領域Sは、ギャップ部11により基板本体10の表面10a上に区画された状態に形成されている。なお、ギャップ部11の詳細については後述する。
各生体分子支持領域Sは、図2(a)、(b)に示すように、平面視で例えば矩形に形成されている。各生体分子支持領域Sには、検体(例、血清など)に含まれ標識された標的と特異的に反応可能な種々の生体分子Bが配置されている。例えば、蛍光色素で標識された標的を用いる場合、バイオアッセイ後に励起光を生体分子支持領域Sに照射することによって所定の蛍光が発生する。
バイオチップ1は、例えば、シリコンウエハ上の生体分子支持領域に生体分子(プローブ)を形成した後、シリコンウエハをダイシングして個片化することで形成される。なお、プローブは、例えば、シリコンウエハ上に所定の生体分子形成材料を配置する工程と、マスクを介して生体分子形成材料に所定波長の光を選択的に照射する露光工程と、を複数回繰り返すことにより、複数の生体分子を積層することで形成される。例えば、このようにして形成された生体分子は、測定対象の検体に含まれ蛍光標識された標的と特異的な反応が可能である。そして、該生体分子に所定の光(励起光)を照明することによって所定の蛍光が発生する。
図1に戻って、上記アッセイ部ASは、読取部4、分注部5、反応部6、洗浄部7、乾燥部8、及び受渡部9を備えている。読取部4は、バイオチップ1の例えば側面部に形成された該バイオチップ1の識別情報を撮像して読み取る装置であって、例えば、CCDカメラ等からなる撮像装置4aを含む。読取部4は、バイオチップ1を識別するための識別情報を撮像することによって識別情報信号が生成され、該識別情報信号は制御装置CONTに出力される。
分注部5は、例えば、反応部6に配置されるバイオチップ1に対し、該バイオチップ1の各生体分子支持領域Sに形成された生体分子B(図2参照)と特異的に反応可能な標的を含む検体を注入(分注)する分注処理を行う。また、分注部5は、図7に示すように、標識された標的を含む検体B1を各生体分子支持領域Sに注入するためのノズル5aを備えている。
反応部6は、バイオチップ1に形成された生体分子Bと検体に含まれる標的とを所定の温度条件下で反応させる反応処理を行う。
洗浄部7は、バイオチップ1を洗浄する洗浄処理を行い、図8に示すように、洗浄液7bが貯溜された洗浄容器7Aを備えている。
洗浄部7は、バイオチップ1を洗浄する洗浄処理を行い、図8に示すように、洗浄液7bが貯溜された洗浄容器7Aを備えている。
乾燥部8は、洗浄されたバイオチップ1の乾燥処理を行い、図9に示すように、例えば乾燥用の気体を噴出する乾燥用ファン8aを備えている。
受渡部9は、読取部4と反応部6との間でバイオチップ1の受渡処理を行い、マニピュレータ(例、コンピュータ制御で自動駆動可能なロボットアーム)を備える。
次に、図3を用いて測定部MSの構成について説明する。図3は、測定部MSの一例に係る構成を示す図である。図3に示すように、測定部MSは、被照明体としてのバイオチップ1を観察する測定装置本体21と、測定装置本体21の動作を制御する測定部用制御部22と、測定部用制御部22に接続された表示装置23とを備えている。測定部用制御部22は、コンピュータシステムを含む。表示装置23は、例えば液晶ディスプレイのようなフラットパネルディスプレイを含む。
測定装置本体21は、光源部31と、対物レンズ32等を含む光学系25と、バイオチップ1を支持しながら移動可能なステージ26と、接眼部27と、物体を介した光を受光可能なセンサ(例、撮像素子など)28を含む観察カメラ29とを備えている。例えば、センサ28は、PMT(photomultiplier tube)などの光検出器、や撮像素子を含む。なお、本実施形態において、センサ28は一例として撮像素子を用いている。センサ28は、物体の像情報を取得可能であり、例えばCCD(charge coupled device)を含む。測定装置本体21は、ボディ24を備えており、光源部31、光学系25、ステージ26、接眼部27、及び観察カメラ29のそれぞれは、ボディ24に支持される。
光源部31は、バイオチップ1を観察する所定波長帯域の照明光(第1の光)と、バイオチップ1(基板本体10に形成された各生体分子支持領域S)から蛍光を発生させる所定波長帯域の励起光(第2の光)と、を射出可能である。
光学系25は、光源部31から射出された光を用いてバイオチップ1を照明する照明光学系36と、照明光学系36で照明されたバイオチップ1の像を、センサ28、及び接眼部27の近傍に形成する結像光学系33とを備えている。センサ28、接眼部27は、結像光学系33の像面側に配置されている。このような構成に基づき、光学系25は、照明光及び励起光をバイオチップ1の各生体分子支持領域Sに対して良好に導光できるようになっている。
ステージ26は、結像光学系33の物体面側で、バイオチップ1を支持する。本実施形態においては、ステージ26は、バイオチップ1を支持するステージ定盤50と、ベース部材51上でステージ定盤50を移動する駆動装置52とを備えている。バイオチップ1は、当該長手方向がX方向に平行になるようにステージ定盤50に保持されている。
ステージ定盤50は、ベース部材51上において、XY平面内及びZ方向に移動可能である。ステージ26(駆動装置52)と測定部用制御部22とはケーブル49で接続されており、測定部用制御部22は、駆動装置52を用いて、バイオチップ1を支持するステージ定盤50をXY平面内で移動可能である。これにより、バイオチップ1は、上面を対物レンズ32と対向させた状態でXY平面内を移動可能となるようにステージ26に支持されたものとなる。
対物レンズ32は、無限系の対物レンズであり、ステージ26に支持されているバイオチップ1と対向可能である。本実施形態においては、対物レンズ32は、バイオチップ1の+Z側(上方)に配置される。
照明光学系36は、光源部31から射出された光を用いて、励起光または照明光でバイオチップ1を照明する。照明光学系36は、対物レンズ32、及び励起光および照明光と蛍光とを分離可能な光学ユニット37を含む。対物レンズ32は、バイオチップ1を照明するための励起光、及び照明光を射出する。照明光学系36は、ステージ26に支持されているバイオチップ1を、所定の上方(Z方向)から励起光、及び照明光で照明する。また、照明光学系36は、バイオチップ1(生体分子支持領域S)で生じた蛍光(第3の光)を透過させて結像光学系33へと導く。
結像光学系33は、対物レンズ32からの光を分離する光学素子47と、反射ミラー45とを含み、バイオチップ1の像を、センサ28、及び接眼部27の近傍に形成する。光学素子47は、ハーフミラーを含み、入射した光の一部を透過し、一部を反射する。なお、光学素子47は、ダイクロイックミラーであってもよい。また、光学素子47は、光路を切り替える機能を有する全反射ミラー(例、クイックリターンミラー)であってもよい。
バイオチップ1(基板本体10に形成された各生体分子支持領域S)から対物レンズ32を介して光学素子47に入射した光の一部は、光学素子47を透過して、接眼レンズ43に導かれ、接眼部27より射出される。バイオチップ1(生体分子支持領域S)の像は、結像光学系33により、接眼部27の近傍に形成される。これにより、オペレーターは、接眼部27を介して、生体分子支持領域Sの像を確認することも可能である。
また、バイオチップ1(基板本体10に形成された各生体分子支持領域S)から対物レンズ32及び対物レンズ32を介して光学素子47に入射した光の一部は、光学素子47及び反射ミラー45で順に反射されて、観察カメラ29のセンサ28に入射する。バイオチップ1(生体分子支持領域S)の像は、結像光学系33により、センサ28に形成される。これにより、観察カメラ29のセンサ28は、バイオチップ1(生体分子支持領域S)の像情報を取得可能である。本実施形態において、観察カメラ29(センサ28)は、後述のようにバイオチップ1上に形成された生体分子支持領域Sを区画するギャップ部11による照明光の反射光(第1の光)の像と、後述の分注及び乾燥工程後に励起光(第2の光)が照射されることで生体分子支持領域Sから得られる蛍光(第3の光)の像と、を取得(受光)する。
観察カメラ29のセンサ28と測定部用制御部22とは、ケーブル48を介して接続されており、センサ28で取得したバイオチップ1(生体分子支持領域S)の像情報(画像信号)は、ケーブル48を介して、測定部用制御部22に出力される。測定部用制御部22は、センサ28からの像情報を、表示装置23を用いて表示することも可能である。表示装置23は、センサ28で取得したバイオチップ1(生体分子支持領域S)の像情報を拡大して表示することができる。
ところで、測定部MSは、測定部MSにおける観察視野(検出領域)の大きさが複数の生体分子支持領域Sの配置領域(バイオチップ1を構成する基板本体10の表面10a)の大きさよりも大きい場合、全ての生体分子支持領域Sを一括して撮像できる。しかしながら、測定部MSは、上記観察視野の大きさが複数の生体分子支持領域Sの配置領域よりも小さい場合、該配置領域を複数の撮像領域に分割して撮像する必要がある。そして、例えば、測定部MSは、得られた複数の撮像領域における複数の計測結果を画面合成(スティッチング)することによって上記配置領域の計測処理を行う。したがって、このような場合、測定部MSは、観察視野において計測する複数の生体分子支持領域Sの位置合わせ(アライメント)を行う必要がある。なお、本実施形態における検出領域は、上記のセンサ28における受光領域や撮像領域のような検出対象領域を含む。
これに対し、本実施形態においては、測定部用制御部22がバイオチップ1のギャップ部11における反射光(又は透過光)の像に基づいて、後述のように、複数の生体分子支持領域Sの位置合わせ(アライメント)を行っている。また、測定部用制御部22は、生体分子支持領域Sから得た蛍光の像(受光結果)に基づいて、各生体分子支持領域Sに形成された生体分子Bと上記の標的との親和性(例えば、蛍光発生の有無や蛍光の強度などに基づく反応性や結合性など)を算出する。
図4は、バイオチップ1の要部を示す拡大平面図である。図5は、図4の比較として、従来のバイオチップの要部を示す拡大平面図である。なお、図4、5においては、図を見易くするため、バイオチップの平面形状をそれぞれ略正方形状としている。
本実施形態において、バイオチップ1は、基板本体10上に形成される複数の生体分子支持領域Sがギャップ部11により区画されている。ギャップ部11は、基板本体10上において隣接する生体分子支持領域S同士を所定幅によって区画する第1ギャップ12と、該第1ギャップ12とは異なる幅によって隣接する生体分子支持領域S同士を区画する第2ギャップ13と、を含んでいる。
ここで、最初に、比較として、本実施形態のギャップ部11を有しない従来のバイオチップ1A(基板本体10A)を測定部MSにより観察する場合について説明する。この場合において、測定部MSによる観察視野100Aとしては、図5に示されるように、基板本体10Aの外形ラインを2つ含まない(1つも含まない場合を包含する)状態である観察視野101Aと、基板本体10Aの外形ラインを2つ含む観察視野102Aと、が考えられる。
ここで、基板本体10Aの外形ラインを2つ含む観察視野102Aは、図5において矩形状の基板本体10Aの4隅にある角を構成する2辺の外形ラインを含んで構成される。一方、基板本体10Aの外形ラインを2つ含まない観察視野101Aは、図5において矩形状の基板本体10Aの角を除く端辺を有する1つの外形ラインを含んで構成される。
観察視野102Aは、基板本体10Aが例えば矩形の場合、4つのパターンが存在する。観察視野102Aは、図5中における基板本体10Aの左上の角部を含む観察視野102Aaと、図5中における基板本体10Aの右上の角部を含む観察視野102Abと、図5中における基板本体10Aの左下の角部を含む観察視野102Acと、図5中における基板本体10Aの右下の角部を含む観察視野102Adと、を含む。
観察視野102Aa、102Ab、102Ac、102Adは、それぞれ角部の位置が異なるため、測定部MS側においてバイオチップ1A(基板本体10A)上のいずれの位置を観察しているか否かを判定可能である。
一方、観察視野101Aは、基板本体10Aが矩形の場合、2つのパターンが存在する。観察視野101Aは、図5中における基板本体10Aの端辺を1つだけ含む観察視野101Aaと、図5中における基板本体10Aの端辺を1つも含まない観察視野101Abと、を含む。
観察視野101Aは、上記観察視野102Aの場合と異なり、視野内に含まれる生体分子支持領域Sを区画するギャップ11Aが全て同一となるため、測定部MS側においてバイオチップ1A(基板本体10A)上のいずれの位置を観察しているか否かを判定することが難しい。そのため、各観察視野100Aとバイオチップ1Aとの位置関係が特定できず、各観察視野100Aの基板本体10A上の位置を特定することが難しくなる。したがって、測定部MSは、観察視野(検出領域)における複数の生体分子支持領域Sに対する位置合わせ(アライメント)を行う事が難しくなってしまう。
これに対し、本実施形態におけるバイオチップ1は、図4に示したように、基板本体10上に、複数の生体分子支持領域Sを区画する第1ギャップ12及び第2ギャップ13を含むギャップ部11を備える。本実施形態において、第2ギャップ13は、第1ギャップ12とは異なる幅又は形状を有し、生体分子支持領域Sが基板本体10の表面10aに形成されていない部分(以下、生体分子支持領域非形成部と称す場合もある)により構成されている。また、第2ギャップ13は、第1ギャップ12とは異なる大きさを有するように構成されている。
ここで、複数の生体分子支持領域Sの配列において、図4に示すX方向を生体分子支持領域Sの行方向と称し、図4に示すY方向を生体分子支持領域Sの列方向と称す。第2ギャップ13(生体分子支持領域非形成部)は、基板本体10の表面10aに形成された生体分子支持領域Sの配列のうち、生体分子支持領域Sが形成されていない行11a及び列11bを1つずつ形成することで構成されている。なお、図4においては、図を見易くするため、第2ギャップ13の幅を生体分子支持領域Sの外形に重ならないように破線で示している。
上記の通り、第2ギャップ13は、生体分子支持領域Sを等間隔に配置することによって形成した第1ギャップ12に対し、隣接する生体分子支持領域S間のX方向又はY方向における間隔を変えて生体分子支持領域Sを配置することによって形成している。例えば、第2ギャップ13は、第1ギャップ12の幅と比べて、1つ分の生体分子支持領域Sの大きさだけ、隣接する生体分子支持領域S間の間隔が大きくなっている。なお、第1ギャップ12及び第2ギャップ13の幅方向は、X、Y方向に限定されることはなく、X、Y方向に交差する方向で規定されるようにしてもよい。
本実施形態における測定部MSによる観察視野100は、図4に示されるように、基板本体10の外形ラインを2つ含まない(1つも含まない場合も含む)状態の観察視野(第1対象領域)101と、基板本体10の外形ラインを2つ含む観察視野102と、を含む。
本実施形態において、第2ギャップ13は、基板本体10の外形ラインを少なくとも2つ含まない(1つも含まない場合を包含する)観察視野101に対応して設けられる。
本実施形態において、観察視野102には4つのパターンが存在する。観察視野102は、図4中における基板本体10の左上の角部を含む観察視野102aと、図4中における基板本体10の右上の角部を含む観察視野102bと、図4中における基板本体10の左下の角部を含む観察視野102cと、図4中における基板本体10の右下の角部を含む観察視野102dと、を含む。
上述の場合と同様に、観察視野102a,102b,102c,102dは、バイオチップ1における角部の位置がそれぞれ異なるため、測定部MS側ではバイオチップ1(基板本体10)上のいずれの位置を観察しているか否かを容易に判定することが可能である。そのため、観察視野102a,102b,102c,102dにおいては、バイオチップ1(基板本体10A)上における各生体分子支持領域Sの位置情報を取得することが可能である。したがって、測定部MSは、観察視野102a,102b,102c,102dにおいては、観察視野(検出領域)における各生体分子支持領域Sに対する位置合わせ(アライメント)が容易にできる。
例えば、上述のようなアライメントは、測定部用制御部22の制御によって、対物レンズ32等に対してステージ26を所定の位置へ相対移動させて行われる。なお、対物レンズ32がステージ26に対して移動可能な構成の場合、測定部MSは、バイオチップ1を支持するステージ26に対して対物レンズ32等を移動させてもよいし、ステージ26及び対物レンズ32等をそれぞれ移動させてもよい。
上記アライメントは、測定部MSにおけるバイオチップ1の測定の位置合わせであり、例えば、観察カメラ29(センサ28)或いは接眼部27による観察視野100をバイオチップ1上の所定位置(例、特定の生体分子支持領域S)に合わせること、及び、観察カメラ29(センサ28)が取得した複数の観察視野102に対応する各撮像画像(各計測結果)をスティッチングする際のスティッチング位置の基準を規定すること、を含む。
一方、図4に示すように、観察視野101には、2つのパターンが存在する。観察視野101は、図4中における基板本体10の端辺を1つだけ含む観察視野101aと、図4中における基板本体10Aの端辺を1つも含まない観察視野101bと、を含む。
本実施形態のバイオチップ1は、上記観察視野102の場合と異なり、測定部MSの観察視野101内に第2ギャップ13を有する。第2ギャップ13は、ギャップ部11の大多数を構成する第1ギャップ12と異なるため、ギャップ部11内で特異領域として機能する。例えば、第2ギャップ13は、全面に亘って生体分子支持領域S及びギャップ部11が形成されたバイオチップ1(基板本体10A)上における生体分子支持領域Sの位置を光学的に特定するための基準(位置認識の基準)として機能する。
ここで、例えば、第2ギャップ13を構成する生体分子支持領域非形成部の大きさ、形状、配置位置等の条件は、図4に示される測定部MSによる生体分子支持領域Sの撮像処理(所定の処理)時の倍率により規定される観察視野(対象領域)100の大きさに対応して適宜設定される。
本実施形態においては、測定部MSによりバイオチップ1の全面を観察する場合、測定部MSは第2ギャップ13を含んだ観察視野101を複数取得する。測定部MSのセンサ28は、観察視野101に対応するバイオチップ1の生体分子支持領域S及びギャップ部11を介した光を受光する。センサ28は、受光した光に基づいて観察視野101に対応する画像を取得した後、ケーブル48を介して測定部用制御部22に出力する。
測定部用制御部22は、センサ28から出力された観察視野101内のギャップ部11の情報(第1ギャップ12および第2ギャップ13の相対位置情報)から第2ギャップ13に関する情報を識別して選択的に取得する。測定部MSの測定部用制御部22は、バイオチップ1(基板本体10A)上における第2ギャップ13の相対位置情報を予め記憶している。測定部用制御部22は、予め記憶された第2ギャップ13の相対位置情報に基づいて、各観察視野101におけるバイオチップ1(基板本体10A)上の位置情報を取得する。この位置情報は、バイオチップ1上の所定の位置を基準として規定される相対位置に関するものであっても良いし、バイオチップ1を移動可能に支持するステージ26の基準となる絶対座標系に基づいて規定される絶対位置に関するものであっても良い。また、測定部MSは、ギャップ部11の情報に基づいて、各観察視野101内における各生体分子支持領域Sの位置情報(相対位置又は絶対位置)を取得することが可能である。
このように、第2ギャップ13は、各観察視野101とバイオチップ1との位置関係を特定する際の指標として利用することが可能である。例えば、本実施形態において、第2ギャップ13は、測定部MSが各観察視野における複数の生体分子支持領域Sの位置合わせを行うアライメント工程において、指標となるアライメントマークとして好適に利用可能である。したがって、本実施形態における測定部MSは、上述のようなアライメントにおいて、各観察視野101とバイオチップ1との位置関係に変動(例、位置ずれ)が生じた場合でも、ユニークなギャップを利用することができるため、バイオチップ1に形成されるアライメントマークを用いる必要がない。
そのため、測定部MS(測定部用制御部22)は、第2ギャップ13を含むギャップ部11の検出結果に基づいて、観察視野における生体分子支持領域Sに対する位置合わせ(アライメント)を高精度に行うことが可能となっている。
そのため、測定部MS(測定部用制御部22)は、第2ギャップ13を含むギャップ部11の検出結果に基づいて、観察視野における生体分子支持領域Sに対する位置合わせ(アライメント)を高精度に行うことが可能となっている。
次に、上記のスクリーニング装置SCを用いて、生体分子アレイの処理方法を含むバイオチップ1のスクリーニングを行う方法について、図6のフローチャート図を参照して説明する。
本実施形態では、生体分子Bを有するバイオチップ1の計測に関連する関連処理として、例えば、読取処理、分注処理、反応処理、洗浄処理、乾燥処理、測定処理(検出処理)及びこれらの処理の間でバイオチップ1を移送する移送処理が適宜行われる。以下、これらの処理について順次説明する。
本実施形態では、生体分子Bを有するバイオチップ1の計測に関連する関連処理として、例えば、読取処理、分注処理、反応処理、洗浄処理、乾燥処理、測定処理(検出処理)及びこれらの処理の間でバイオチップ1を移送する移送処理が適宜行われる。以下、これらの処理について順次説明する。
まず、不図示の搬送手段(例、マニピュレータ)により、バイオチップ1がアッセイ部ASの読取部4に搬入される。読取部4は、バイオチップ1における識別情報の読取処理を実施する(ステップSS1)。一例として、読取部4の撮像装置4aは、バイオチップ1に形成された識別情報を撮像して読み取る。制御装置CONTは、撮像装置4aにより生成された識別情報信号に基づいて、アッセイ部ASにおける処理に用いる目的のバイオチップ1であるか否かを判断する。制御装置CONTは、適正なバイオチップ1である場合には、次の処理へ移行し、適正なバイオチップ1でない場合には、例えば、エラーを外部に出力させる処理を実行する。
バイオチップ1が適正である場合、バイオチップ1は受渡部9により反応部6に移送される。反応部6は、バイオチップ1に対して分注処理(ステップSS2)を実施する。
一例として、反応部6の分注部5は、反応部6に配置されるバイオチップ1に対して、図7に示すように、生体分子Bと特異的に反応可能な標的(例えば、蛍光色素などで標識された標的)を含む検体B1を、ノズル5aを用いて所定量ずつ注入(分注)する。なお、反応部6は、検体B1を貯留する検体貯留タンク内にバイオチップ1を浸漬することで検体B1に含まれる標的と生体分子Bとを反応させるような構成にしても良い。
各生体分子支持領域Sに対して検体B1が注入された後、反応部6において所定時間の反応処理が行われる(ステップSS3)。
一例として、反応部6の分注部5は、反応部6に配置されるバイオチップ1に対して、図7に示すように、生体分子Bと特異的に反応可能な標的(例えば、蛍光色素などで標識された標的)を含む検体B1を、ノズル5aを用いて所定量ずつ注入(分注)する。なお、反応部6は、検体B1を貯留する検体貯留タンク内にバイオチップ1を浸漬することで検体B1に含まれる標的と生体分子Bとを反応させるような構成にしても良い。
各生体分子支持領域Sに対して検体B1が注入された後、反応部6において所定時間の反応処理が行われる(ステップSS3)。
なお、分注処理は、他のバイオチップ1の識別情報の読取処理中や、他のバイオチップ1の洗浄処理中に並行して行うことが検査効率の向上させる観点から好適である。
図8に示すように、反応処理が完了した後、バイオチップ1は、不図示のマニピュレータにより、反応部6から洗浄部7へ移動される。洗浄部7は、図8に示すように、洗浄容器7Aに貯溜された洗浄液7bにバイオチップ1を浸漬させて洗浄する。これにより、バイオチップ1に付着した検体を洗い流すことができる。なお、バイオチップ1の洗浄方法は、上述の方法(浸漬方式)に限定されることはなく、例えば、バイオチップ1に対して洗浄液を吹き付けるような吹き付け方式にしてもよい。
そして、図9に示すように、反応後のバイオチップ1が乾燥部8の乾燥用ファン8aと対向する位置に移送され、乾燥処理が行われる(ステップSS5)。なお、上述したバイオチップ1の洗浄処理および乾燥処理(ステップSS4、SS5)を複数回ずつ繰り返して行うようにしても構わない。
乾燥処理が完了したバイオチップ1は、受渡部TR(図1参照)により測定部MSに移送される。バイオチップ1は、測定部MSのステージ26に載置される。その後、バイオチップ1の測定処理が実施される(ステップSS6)。
次に、測定部MSによるバイオチップ1を用いる検出方法を含むバイオチップ1の測定処理(検出処理)の一例について図10のフローチャートを参照して説明する。
バイオチップ1の測定方法は、バイオチップ1(基板本体10A)の表面10aに配置されたギャップ部11(第1ギャップ12及び第2ギャップ13)を光学的に検出する第1検出工程(ステップSS10)と、ギャップ部11の検出結果に基づいて、生体分子支持領域Sの位置合わせを行うアライメント工程(ステップSS11)と、前記生体分子支持領域Sに形成された生体分子Bと検体に含まれる標的との親和性(例えば、蛍光発生の有無や蛍光の強度などに基づく反応性や結合性など)を検出する第2検出工程(ステップSS12)と、を含む。
バイオチップ1の測定方法は、バイオチップ1(基板本体10A)の表面10aに配置されたギャップ部11(第1ギャップ12及び第2ギャップ13)を光学的に検出する第1検出工程(ステップSS10)と、ギャップ部11の検出結果に基づいて、生体分子支持領域Sの位置合わせを行うアライメント工程(ステップSS11)と、前記生体分子支持領域Sに形成された生体分子Bと検体に含まれる標的との親和性(例えば、蛍光発生の有無や蛍光の強度などに基づく反応性や結合性など)を検出する第2検出工程(ステップSS12)と、を含む。
まず、第1検出工程であるステップSS10について図3及び図10を参照して説明する。
図10のステップSS10において、測定部MSは、バイオチップ1に対する対物レンズ32の焦点調整を行った後、バイオチップ1における所定(所定数)の生体分子支持領域Sが測定可能となる撮像領域に、ステージ26によりバイオチップ1をXY平面内で移動させる。そして、図3に示すように、測定部MSは、光源部31からバイオチップ1を観察する所定波長帯域(第1の波長帯域)の照明光(第1の光)を選択的に射出させ、ギャップ部11が形成された表面10aに照射する。光源部31から射出された照明光は、光学ユニット37で反射光と透過光とに分離されて、部分反射及び部分透過し、部分反射した照明光が対物レンズ32を透過した後に、基板本体10(バイオチップ1)の表面10aを照明する。基板本体10の表面10aで反射した照明光は、対物レンズ32、光学ユニット37を透過して光学素子47に入射する。
図10のステップSS10において、測定部MSは、バイオチップ1に対する対物レンズ32の焦点調整を行った後、バイオチップ1における所定(所定数)の生体分子支持領域Sが測定可能となる撮像領域に、ステージ26によりバイオチップ1をXY平面内で移動させる。そして、図3に示すように、測定部MSは、光源部31からバイオチップ1を観察する所定波長帯域(第1の波長帯域)の照明光(第1の光)を選択的に射出させ、ギャップ部11が形成された表面10aに照射する。光源部31から射出された照明光は、光学ユニット37で反射光と透過光とに分離されて、部分反射及び部分透過し、部分反射した照明光が対物レンズ32を透過した後に、基板本体10(バイオチップ1)の表面10aを照明する。基板本体10の表面10aで反射した照明光は、対物レンズ32、光学ユニット37を透過して光学素子47に入射する。
そして、光学素子47に入射した照明光の一部は、光学素子47および反射ミラー45で順次反射されて、観察カメラ29のセンサ28に入射する。
ここで、測定部MSは、センサ28の撮像特性及び所定の倍率に応じた大きさの観察視野100(観察視野101又は観察視野102)内に複数の生体分子支持領域Sの像がセンサ28に形成される。センサ28は、生体分子支持領域Sの像、すなわち生体分子支持領域Sを区画するギャップ部11の像を取得する。
測定部MSは、上記ステップSS10において受光した第2ギャップ13を含む観察視野101の像に基づいて、観察視野101における生体分子支持領域Sに対する位置合わせ(アライメント)を行うアライメント工程を行う(ステップSS11)。
測定部MSが観察視野101において取得した像は、第1ギャップ12及び第2ギャップ13を含む。第2ギャップ13は、第1ギャップ12よりも広いギャップ幅を有しているため(図4参照)、ギャップ部11内において特異領域として機能する。
そのため、測定部MSの測定部用制御部22は、センサ28から出力された観察視野101のギャップ部11の情報から第2ギャップ13に関する情報を容易に識別して取得する。測定部用制御部22は、上記取得した情報と、予め記憶されたバイオチップ1に対する第2ギャップ13の相対位置情報とに基づいて、バイオチップ1上における観察視野101の位置を取得することができる。このように、本実施形態によれば、測定部MSが第2ギャップ13をバイオチップ1上における観察視野100の位置関係を特定する際のアライメントマークの指標として利用することができる。
また、測定部MSは、ギャップ部11の情報に基づいて、観察視野101内における各生体分子支持領域Sの位置情報(相対位置又は絶対位置)を取得する。これにより、測定部MSは、結像光学系33や対物レンズ32等を含む測定系と、バイオチップ1(各生体分子支持領域S)と位置合わせ(アライメント)を行うことができる。なお、アライメントは、例えば、測定部用制御部22が対物レンズ32に対してステージ26を相対移動させるように制御することで行われる。
以上により、図10のアライメント工程(ステップSS11)が終了する。アライメント工程(ステップSS11)の後、測定部MSは、バイオチップ1上の所望の生体分子支持領域Sを精度良く測定することが可能となる。
アライメント工程(ステップSS11)の後、測定部MSは、第2検出工程としてのステップSS12を行う。ステップSS12において、測定部MSは、蛍光測定を行うために、光源部31から射出される光を、照明光とは異なる波長帯域(第2の波長帯域)の励起光に切り替える。光源部31から射出された励起光は、光学ユニット37で反射(全反射)し、対物レンズ32を透過した後に、バイオチップ1(基板本体10)の表面(生体分子支持領域S)を照明する。
励起光で照明された生体分子支持領域Sのうち、検体に含まれる標的が特異的に反応した生体分子Bを有する生体分子支持領域から蛍光が発せられる。発生した蛍光は、対物レンズ32、および光学ユニット37を透過して光学素子47に入射する。
そして、蛍光を発生した生体分子支持領域Sの像は接眼部27の近傍に形成されるとともに、センサ28の視野内に形成される。センサ28は、蛍光を発生した生体分子支持領域Sの像を取得する。センサ28は、受光した蛍光を含む蛍光像を測定部用制御部22に出力する。測定部用制御部22は、各生体分子支持領域Sの蛍光像の測定結果に基づいて生体分子Bと上記の標的との親和性(例えば、蛍光発生の有無や蛍光の強度などに基づく反応性や結合性など)を検出する。
測定部MSは、観察視野100をステージ26の移動によって順次移動させることでバイオチップ1の全面において上記の第2検出工程(ステップSS12)を繰り返す。測定部用制御部22は、各観察視野100で受光した蛍光像に基づいて、生体分子Bと上記の標的との親和性をそれぞれ検出する。その後、測定部MSは、ステップSS12の最後に、バイオチップ1の全面を複数の観察視野100で取得した親和性の結果をスティッチングする。ここで、スティッチングとは、各観察視野100における蛍光像の計測結果を画面合成することを含む。
本実施形態によれば、測定部MSは、第2ギャップ13を含むギャップ部11の受光結果に基づいて、バイオチップ1における上記アライメントが適切に実行されているため、上記スティッチングを精度良く行う事が可能となる。よって、測定部MSは、信頼性の高い測定を行うことができる。
本実施形態によれば、測定部MSは、第2ギャップ13を含むギャップ部11の受光結果に基づいて、バイオチップ1における上記アライメントが適切に実行されているため、上記スティッチングを精度良く行う事が可能となる。よって、測定部MSは、信頼性の高い測定を行うことができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、アライメント時の指標としてアライメントマークを有しないバイオチップ1を用いた場合であっても、測定部MSは第2ギャップ13をアライメントマークとして機能させることができる。よって、測定部MSはバイオチップ1に対するアライメントを適切に行う事ができるので、各生体分子支持領域Sの親和性について良好な測定結果を得ることができる。
また、生体分子支持領域非形成部により第2ギャップ13を構成しているので、バイオチップ1の製造工程を比較的簡単にできる。また、アライメントマークを基板本体10に印刷するための印刷装置等が不要となるので、バイオチップ1自体の製造コストを抑えることができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明に係る好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。上述した例において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記実施形態においては、ギャップ部11が観察視野100のうち、基板本体10の外形ラインを2つ含まない観察視野101のみに配置される場合を例に挙げたが、観察視野102にギャップ部11の一部が配置される構成を採用してもよい。
また、上記実施形態においては、第2ギャップ13(生体分子支持領域非形成部)として、行11a及び列11bがそれぞれ2つの生体分子支持領域S分の幅で構成された場合を例に挙げたが、これに限定されず、第2ギャップ13を行11aのみ、或いは列11bのみで構成するようにしても良い。
また、上記実施形態においては、第2ギャップ13(生体分子支持領域非形成部)として、行11a及び列11bがそれぞれ2つの生体分子支持領域S分の幅で構成された場合を例に挙げたが、これに限定されず、第2ギャップ13を行11aのみ、或いは列11bのみで構成するようにしても良い。
また、上記実施形態において、バイオチップ1は、基板本体10の表面10aに生体分子支持領域Sが直接形成されていた。すなわち、基板本体10の表面10aが生体分子支持領域Sを直接的に支持する構成を採用したが、これに限定されない。例えば、生体分子支持領域が形成されたバイオチップを基板本体10上に複数設けることで、基板本体10が生体分子支持領域を間接的に支持する構成を採用するようにしてもよい。この場合、各バイオチップは、シリコンウエハ上に生体分子支持領域を形成した後、シリコンウエハをダイシングして個片化することで形成される。
(第2実施形態)
次に、バイオチップ1の第2実施形態について説明する。本実施形態における第2ギャップ13は、行11a及び列11bの幅を基板本体10の表面10a上において部分的に異なっている。
次に、バイオチップ1の第2実施形態について説明する。本実施形態における第2ギャップ13は、行11a及び列11bの幅を基板本体10の表面10a上において部分的に異なっている。
図11は本実施形態に係るバイオチップ1Bの要部を示す拡大平面図である。なお、上記実施形態と同一の構成及び部材については、同じ符号を付し、その詳細な説明については省略若しくは簡略化する。
本実施形態においては、図11に示すように、第2ギャップ13の行11a及び列11bは、基板本体10の表面10aの中央部において6つの生体分子支持領域S分の幅を有し、中央部から端部に離れるに従って2つの生体分子支持領域S分の幅を有している。なお、図11では、行11a及び列11bは、それぞれ幅を異ならせたが、いずれか一方の幅のみを異ならせるようにしてもよい。
本実施形態においても、第2ギャップ13が上述のアライメントマークとして機能するため、上述した種々の関連処理を行うことが可能であり、各生体分子支持領域Sにおける生体分子と標的との親和性を精度良く測定することができる。
(第3実施形態)
次に、バイオチップ1の第3実施形態について説明する。本実施形態においては第2ギャップ13がバイオチップ1C上に複数形成されている。なお、上記実施形態と同一の構成及び部材については、同じ符号を付し、その詳細な説明については省略若しくは簡略化する。
次に、バイオチップ1の第3実施形態について説明する。本実施形態においては第2ギャップ13がバイオチップ1C上に複数形成されている。なお、上記実施形態と同一の構成及び部材については、同じ符号を付し、その詳細な説明については省略若しくは簡略化する。
図12、13は、本実施形態に係るバイオチップ1Cの要部を示す拡大平面図である。図12に示すように、複数の第2ギャップ113は、第1ギャップ112とは異なり、それぞれ所定の平面形状、例えば+(プラス)字形状を有している。図12の第2ギャップ113は、第1ギャップ112の幅とは異なり、第1ギャップ112の幅より大きい幅を有している。本実施形態においても、第2ギャップ113が上述のアライメントマークとして機能するため、上述した種々の関連処理を行うことが可能であり、各生体分子支持領域Sにおける生体分子と標的との親和性を精度良く測定することができる。
また、複数の第2ギャップ113の形状は、図13に示すようなT字状の回転非対称形状にしてもよい。図13のように回転非対称形状の第2ギャップ113を用いることで、測定部MSが該第2ギャップ113の検出結果に基づき、ステージ定盤50上におけるバイオチップ1の位置情報(例、θZ方向への回転角度)を簡便に取得することが可能となる。よって、測定部MSは、ステージ26に支持されたバイオチップ1を所定角度だけθZ方向に回転させた状態にアライメントし、この状態で蛍光観察を行う事ができる。
また、複数の第2ギャップ113の形状は、図13に示すようなT字状の回転非対称形状にしてもよい。図13のように回転非対称形状の第2ギャップ113を用いることで、測定部MSが該第2ギャップ113の検出結果に基づき、ステージ定盤50上におけるバイオチップ1の位置情報(例、θZ方向への回転角度)を簡便に取得することが可能となる。よって、測定部MSは、ステージ26に支持されたバイオチップ1を所定角度だけθZ方向に回転させた状態にアライメントし、この状態で蛍光観察を行う事ができる。
(第3実施形態の変形例)
次に、バイオチップ1Cの第3実施形態の変形例について説明する。上記第3実施形態における複数の第2ギャップ113は全て同じ形状である場合を例に挙げたが、本実施形態における第2ギャップ213は各ギャップ部の形状をそれぞれ異ならせるようにしている。
次に、バイオチップ1Cの第3実施形態の変形例について説明する。上記第3実施形態における複数の第2ギャップ113は全て同じ形状である場合を例に挙げたが、本実施形態における第2ギャップ213は各ギャップ部の形状をそれぞれ異ならせるようにしている。
図14は、複数の第2ギャップ213の形状が互いに異なる場合の例を示す模式図である。図14に示すように、例えば、本変形例に係る第2ギャップ213は、3行3列(合計9個)を1つの配置パターンとして形成された複数の生体分子支持領域Sのうち所定の生体分子支持領域S内に設けられている。従って、上記の3行3列(合計9個)を1つの配置パターンとして形成された複数の生体分子支持領域Sのうち所定の生体分子支持領域Sは、アライメントマークとして機能させるため、生体分子Bが形成されていない非形成部である。図14に示すように、例えば、該非形成部は、千鳥状に設けられている。また、第2ギャップ211a、211bは、図14に示すように生体分子支持領域Sの非形成部の位置が互いに異なっている。
この構成によれば、上記第2ギャップ211a、211bに加えて6パターン、すなわち合計で8種類の第2ギャップ213を構成することができる。このように、本実施形態によれば、基板本体10の表面10a上に第2ギャップ213を複数種類設けるような構成が可能である。なお、たくさんの種類の第2ギャップ213が必要となる場合、例えば、5行5列(合計25個)、或いは9行9列(合計81個)の複数の生体分子支持領域を1つの配置パターンとして用いれば、それぞれ32種類、512種類の第2ギャップ213を構成することができる。
また、基板本体10の表面10aに複数の第2ギャップを形成してその複数の第2ギャップの形状をそれぞれ異ならせる場合、例えば、第2ギャップの一部は表面10a上における相対位置の基準を示す位置基準マークとして機能させてもよい。ここで、位置基準マークは、例えば、基板本体10の表面10a上における中央、或いは上、下、左、右等といった基準位置を示すものを例示できる。また、第2ギャップの一部は基板本体10に関する情報を示す基板情報マークとして機能させるようにしてもよい。ここで、基板情報マークは、例えば、バイオチップ1に関する所定情報を識別可能な識別マークを示すものを例示できる。なお、所定情報は、バイオチップ1の製造番号、製造日時、有効期限等を含む。
(第4実施形態)
次に、バイオチップ1の第4実施形態について説明する。本実施形態においては、生体分子支持領域Sの大きさ又は形状を基板本体10の表面10a内で部分的に異なるように形成して生体分子支持領域S同士の間隔を部分的に異ならせることによって第2ギャップを表面10aに形成している。
次に、バイオチップ1の第4実施形態について説明する。本実施形態においては、生体分子支持領域Sの大きさ又は形状を基板本体10の表面10a内で部分的に異なるように形成して生体分子支持領域S同士の間隔を部分的に異ならせることによって第2ギャップを表面10aに形成している。
図15は本実施形態に係るバイオチップ1Dの要部を示す拡大平面図である。一例として図15は、同一形状の複数の生体分子支持領域Sの大きさを表面10a内で部分的に異ならせることで構成された第2ギャップを示した図である。なお、上記実施形態と同一の構成及び部材については、同じ符号を付し、その詳細な説明については省略若しくは簡略化する。
本実施形態において、図15に示すように、第2ギャップ313は、他の生体分子支持領域Sと比較して同一形状の複数の生体分子支持領域Sの大きさを表面10a内で部分的に異なるように形成することによって、第1ギャップ312の幅と異なる幅で構成されている。
本実施形態において、生体分子支持領域Sは、平面形状が正方形状の第1四角形の生体分子支持領域S1と、平面形状が正方形状であり、第1四角形の生体分子支持領域S1とは異なる寸法(例えば、大きい寸法又は小さい寸法)を有する第2四角形の生体分子支持領域S2とを含む。なお、第1四角形の生体分子支持領域S1及び第2四角形の生体分子支持領域S2は、表面10a内において同一ピッチでマトリクス状に配置されている。この場合において、第2ギャップ313は、4つの第2四角形の生体分子支持領域S2を区画する部分によって構成される。一方、第1ギャップ312は、表面10aに形成されるギャップ部311のうち上記第2ギャップ313を除いた部分、すなわち第1四角形の生体分子支持領域S1を区画する部分によって構成される。
本実施形態において、生体分子支持領域Sは、平面形状が正方形状の第1四角形の生体分子支持領域S1と、平面形状が正方形状であり、第1四角形の生体分子支持領域S1とは異なる寸法(例えば、大きい寸法又は小さい寸法)を有する第2四角形の生体分子支持領域S2とを含む。なお、第1四角形の生体分子支持領域S1及び第2四角形の生体分子支持領域S2は、表面10a内において同一ピッチでマトリクス状に配置されている。この場合において、第2ギャップ313は、4つの第2四角形の生体分子支持領域S2を区画する部分によって構成される。一方、第1ギャップ312は、表面10aに形成されるギャップ部311のうち上記第2ギャップ313を除いた部分、すなわち第1四角形の生体分子支持領域S1を区画する部分によって構成される。
すなわち、基板本体10の表面10a内において、第2四角形の生体分子支持領域S2が形成された領域における隣接する生体分子支持領域間の間隔S2dは、第1四角形の生体分子支持領域S1が形成された領域における隣接する生体分子支持領域間の間隔S1dよりも狭くなっている。したがって、測定部MSは、センサ28が上記第1検出工程(ステップSS10)においてギャップ部211の像を取得した際、ギャップ部311内において第2ギャップ313を特異領域として容易に判別することが可能となる。
したがって、生体分子支持領域Sの大きさを表面10a内で部分的に異ならせて構成した第2ギャップ313は上記実施形態と同様にアライメントマークとして機能するので、測定部MSは各生体分子支持領域Sにおける生体分子と標的との親和性を精度良く測定することができる。
(第4実施形態の変形例)
次に、バイオチップ1Dの第4実施形態の変形例について説明する。複数の生体分子支持領域Sの形状を表面10a内で部分的にそれぞれ異ならせることによって第2ギャップが構成されている。
次に、バイオチップ1Dの第4実施形態の変形例について説明する。複数の生体分子支持領域Sの形状を表面10a内で部分的にそれぞれ異ならせることによって第2ギャップが構成されている。
図16は、本変形例に係る第2ギャップの構成を示す図である。
本変形例において、図16に示すように、第2ギャップ413は、他の生体分子支持領域Sと比較して特定の生体分子支持領域Sの形状を表面10a内で部分的に異なるように形成することによって生じるギャップで構成されている。
本変形例において、バイオチップ1Dに形成された複数の生体分子支持領域Sは、平面形状が正方形状の四角形の生体分子支持領域S3と、平面形状が円形の生体分子支持領域S4とを含む。円形の生体分子支持領域S4の直径は、四角形の生体分子支持領域S3の1辺と異なる寸法(例えば、大きい寸法)に設定されている。なお、四角形の生体分子支持領域S3及び円形の生体分子支持領域S4は、表面10a内において同一ピッチでマトリクス状に配置されている。この場合において、第2ギャップ313は、4つの円形の生体分子支持領域S4によって生じるギャップで構成される。例えば、第2ギャップ313は、円形の生体分子支持領域S4を区画する部分によって構成される。一方、第1ギャップ412は、表面10aに形成されるギャップ部411のうち上記第2ギャップ413を除いた部分、すなわち四角形の生体分子支持領域S3を区画する部分によって構成される。
本変形例において、図16に示すように、第2ギャップ413は、他の生体分子支持領域Sと比較して特定の生体分子支持領域Sの形状を表面10a内で部分的に異なるように形成することによって生じるギャップで構成されている。
本変形例において、バイオチップ1Dに形成された複数の生体分子支持領域Sは、平面形状が正方形状の四角形の生体分子支持領域S3と、平面形状が円形の生体分子支持領域S4とを含む。円形の生体分子支持領域S4の直径は、四角形の生体分子支持領域S3の1辺と異なる寸法(例えば、大きい寸法)に設定されている。なお、四角形の生体分子支持領域S3及び円形の生体分子支持領域S4は、表面10a内において同一ピッチでマトリクス状に配置されている。この場合において、第2ギャップ313は、4つの円形の生体分子支持領域S4によって生じるギャップで構成される。例えば、第2ギャップ313は、円形の生体分子支持領域S4を区画する部分によって構成される。一方、第1ギャップ412は、表面10aに形成されるギャップ部411のうち上記第2ギャップ413を除いた部分、すなわち四角形の生体分子支持領域S3を区画する部分によって構成される。
すなわち、基板本体10の表面10a内において、円形の生体分子支持領域S4が形成された領域における隣接する生体分子支持領域間の間隔S4dは、四角形の生体分子支持領域S3が形成された領域における隣接する生体分子支持領域間の間隔S3dよりも狭くなっている。これによれば、測定部MSは、センサ28が上記第1検出工程(ステップSS10)においてギャップ部411の像を取得した際、ギャップ部411内において第2ギャップ413を特異領域として容易に判別することが可能となる。
したがって、生体分子支持領域Sの大きさを表面10a内で部分的に異ならせて構成した第2ギャップ413は上記実施形態と同様にアライメントマークとして機能するので、測定部MSは各生体分子支持領域Sにおける生体分子と標的との親和性を精度良く測定することができる。
(第5実施形態)
次に、バイオチップ1の第5実施形態について説明する。本実施形態においては、第2ギャップは、生体分子支持領域Sが形成されていない複数の行11a又は複数の列11bにより構成している。
次に、バイオチップ1の第5実施形態について説明する。本実施形態においては、第2ギャップは、生体分子支持領域Sが形成されていない複数の行11a又は複数の列11bにより構成している。
図17は、本実施形態に係るバイオチップ1Eの要部を示す拡大平面図である。なお、上記実施形態と同一の構成及び部材については、同じ符号を付し、その詳細な説明については省略若しくは簡略化する。
本実施形態においては、図17に示すように、2つの行511aと3つの列511bとを選択することで第2ギャップ513が構成されている。本実施形態において、行511aは、第1の行511a1と、第2の行511a2とを含み、列511bは、第1の列511b1と、第2の列511b2と、第3の列511b3とを含む。本実施形態において、第1ギャップ512は、表面10aに形成されるギャップ部511のうち上記第2ギャップ513を除いた部分によって構成される。
第1の行511a1は、生体分子支持領域Sを2行分形成しない生体分子支持領域非形成部(非形成部)により構成され、第2の行511a2は、生体分子支持領域Sを1行分形成しない生体分子支持領域非形成部により構成される。また、第1の列511b1は、生体分子支持領域Sを3列分形成しない生体分子支持領域非形成部により構成され、第2の列511b2は、生体分子支持領域Sを2列分形成しない生体分子支持領域非形成部により構成され、第3の列511b3は、生体分子支持領域Sを1列分形成しない生体分子支持領域非形成部により構成される。このように本実施形態においては、第2ギャップ513が全体としては一体化するものの行及び列に亘って複数ずつ設けられており、行方向及び列方向において各々のギャップ幅が異なった構成である。
本実施形態において、第2ギャップ513は、基板本体10の外形ラインを少なくとも2つ含まない(1つも含まない場合を包含する)観察視野101に対応して設けられている。第2ギャップ513は、行方向において異なる位置に配置される観察視野101a、101bにおいて、少なくとも第2ギャップ513の第1の行511a1、第2の行511a2がそれぞれ存在するように形成されている。
また、第2ギャップ513は、列方向において異なる位置に配置される観察視野101c、101d、101eにおいて、少なくとも第2ギャップ513の第1の列511b1、第2の列511b2、及び第3の列511b3がそれぞれ存在するように形成されている。
本実施形態によれば、上述のように第1の行511a1及び第2の行511a2が、それぞれ異なるギャップ幅を有するので、測定部MSは取得した観察視野101に第1の行511a1が含まれる場合と第2の行511a2が含まれる場合とを特定することができる。また、上述のように第1の列511b1、第2の列511b2、及び第3の列511b3が、それぞれ異なるギャップ幅を有するので、測定部MSは取得した観察視野101に第1の列511b1が含まれる場合、第2の列511b2が含まれる場合、及び第3の列511b3が含まれる場合をそれぞれ特定することができる。
したがって、測定部MSは、センサ28から出力された観察視野101内のギャップ部511の情報(第1ギャップ512および第2ギャップ513の相対位置情報)に基づいて、各観察視野101におけるバイオチップ1上の位置情報を取得することができる。よって、複数の行及び列に亘る生体分子支持領域非形成部により構成された第2ギャップ513は上記実施形態と同様にアライメントマークとして機能するので、測定部MSは、各生体分子支持領域Sにおける生体分子と標的との親和性を精度良く測定することができる。
(第6実施形態)
次に、バイオチップ1の第6実施形態について説明する。本実施形態では、第2ギャップにバイオチップ1における位置情報を示すバーコードが形成されている点が上記実施形態と異なる。
次に、バイオチップ1の第6実施形態について説明する。本実施形態では、第2ギャップにバイオチップ1における位置情報を示すバーコードが形成されている点が上記実施形態と異なる。
図18は、本実施形態に係るバイオチップ1の要部を示す拡大平面図である。なお、上記実施形態と同一の構成及び部材については、同じ符号を付し、その詳細な説明については省略若しくは簡略化する。
図18に示すように、本実施形態に係るバイオチップ1Fは、平面形状が十字形状からなる複数の第2ギャップ613がそれぞれ所定の平面形状(例えば十字形状)を有している。本実施形態において、第1ギャップ612は、表面10aに形成されるギャップ部611のうち上記第2ギャップ613を除いた部分によって構成される。
本実施形態において、第2ギャップ613は、全ての観察視野100(観察視野101、102を含む)内に配置されるようにバイオチップ1に形成されている。また、第2ギャップ613は、3つ分の生体分子支持領域Sの非形成部を行及び列方向において十字状に組み合わせることで構成されている。また、第2ギャップ613は、行方向における生体分子支持領域非形成部にバーコードBCが形成されている。バーコードBCは、バイオチップ1における少なくとも位置情報を有する。なお、バーコードBCは、位置情報以外に所定情報を含んでいても良い。所定情報は、例えば、バイオチップ1に形成された生体分子Bの種類や配置位置、使用される検体の種類の他、バイオチップ1の製造会社、製造番号、製造日時、有効期限等を含んでいてもよい。また、バーコードBCは、一次元或いは二次元バーコードのいずれでもよい。バーコードBCは、例えば、基板本体10の表面10aに直接印刷されることで構成されている。なお、バーコードが印刷されたシールを表面10aに貼り付けることで上記バーコードBCを形成するようにしても良い。
本実施形態によれば、第1検出工程(ステップSS10)において、測定部MSは、バーコードBCの検出結果に基づいて、各観察視野101におけるバイオチップ1上の位置情報を取得することができる。また、本実施形態では、第2ギャップ613にバーコードBCが形成されているので、該第2ギャップ613の検出結果のみでバイオチップ1Fにおける生体分子支持領域Sのアライメントを行うことができる。すなわち、第1ギャップ612の検出結果を用いることなく、アライメントを行うことができる。
なお、上述した各実施形態における第2ギャップは、第1ギャップと比較して大きい幅又は小さい幅を有するように構成される。
なお、上述した各実施形態における第2ギャップは、第1ギャップと比較して大きい幅又は小さい幅を有するように構成される。
1、1A、1B、1C、1D、1E、1F…バイオチップ、S…スポット(生体分子支持領域)、10、10A…基板本体、10a…表面(第1面)、12、112、212、312、412、512…第1ギャップ、13、113、211a、211b、213、313、413、513…第2ギャップ、11a、511a…行、11b、511b…列、20…測定装置、22…測定部用制御部、26…ステージ、28…センサ、31…光源部、S1…第1四角形の生体分子支持領域、S1d…間隔、S2…第2四角形の生体分子支持領域、S2d…間隔、S3…四角形の生体分子支持領域、S3d…間隔、S4…円形の生体分子支持領域、S4d…間隔、100、102、102a、102b、102c、102d…観察視野(対象領域)、101、101a、101b…観察視野(第1対象領域)、SC…スクリーニング装置、AS…アッセイ部(分注装置)、MS…測定部(検出装置)、BC…バーコード
Claims (23)
- バイオチップを用いる検出方法であって、
前記バイオチップの第1面に配置された複数の生体分子支持領域の第1ギャップ及び該第1ギャップとは異なる第2ギャップを光学的に検出する第1検出工程と、
少なくとも前記第2ギャップの検出結果に基づいて、前記複数の生体分子支持領域に対する位置合わせを行うアライメント工程と、
前記生体分子支持領域に形成された生体分子と検体に含まれる標的との親和性を検出する第2検出工程と、
を備える検出方法。 - 前記第1検出工程は、前記第1ギャップの幅と該第1ギャップの幅とは異なる前記第2ギャップの幅とを検出することを含む
請求項1に記載の検出方法。 - 前記第1検出工程は、第1の波長帯域の光を前記第1ギャップ及び前記第2ギャップに照射して得られる光を受光することを含み、
前記第2検出工程は、前記第1の波長帯域とは異なる第2の波長帯域の光を用いて、前記親和性を検出することを含む
請求項1又は2に記載の検出方法。 - 前記第2検出工程は、前記複数の生体分子支持領域を複数の撮像領域に分けて、前記第2ギャップの検出結果に基づいて前記複数の撮像領域に対して前記親和性をそれぞれ検出することを含み、
得られた複数の前記親和性の検出結果をスティッチングする工程を備える
請求項1から3のいずれか一項に記載の検出方法。 - 前記第1検出工程は、前記第2ギャップの検出結果に基づいて、前記バイオチップにおける前記生体分子支持領域の位置を検出することを含む
請求項1から4のいずれか一項に記載の検出方法。 - 前記第1検出工程は、前記第2ギャップに形成され前記バイオチップにおける位置情報を有するバーコードを検出することを含む
請求項1から5のいずれか一項に記載の検出方法。 - バイオチップを用いる検出装置であって、
前記バイオチップが配置されるステージと、
前記バイオチップの第1面に配置された複数の生体分子支持領域の第1ギャップ及び該第1ギャップとは異なる第2ギャップを介した第1の光と、前記生体分子支持領域に第2の光を照射して得られる第3の光と、を受光するセンサと、
前記第1の光の受光結果に基づいて、前記複数の生体分子支持領域の位置合わせを行うアライメント部と、
前記第3の光の受光結果に基づいて、前記生体分子支持領域に形成された生体分子と検体に含まれる標的との親和性を検出する検出部と、
を備える検出装置。 - 前記第1の光と前記第2の光とを射出する光源部を備える
請求項7に記載の検出装置。 - 前記第1の光と前記第2の光とを前記複数の生体分子支持領域に導光する光学系を備える
請求項7又は8に記載の検出装置。 - 請求項1から6のいずれか一項に記載の検出方法を用いる光学的検出工程と、
前記バイオチップに前記検体を分注する分注工程と、
前記バイオチップを乾燥させる乾燥工程と、
を備えるバイオチップのスクリーニング方法。 - 請求項7から9のいずれか一項に記載の検出装置と、
前記バイオチップに前記検体を分注する分注装置と、
を備えるスクリーニング装置。 - 検体に含まれる標的と特異的に反応可能な複数の生体分子と、
前記複数の生体分子が形成された複数の生体分子支持領域を有する第1面を備える基板本体と、
前記複数の生体分子支持領域を区画する第1ギャップ及び第2ギャップと、を備え、
前記第1ギャップの幅と前記第2ギャップの幅とは互いに異なる
バイオチップ。 - 前記第2ギャップは、前記第1面における所定の処理の対象となる複数の対象領域のうちの前記基板本体の外形ラインを少なくとも2つ含まない第1対象領域に対応して設けられており、前記第1ギャップに対して、隣接する前記生体分子支持領域同士の間隔が部分的に異なる
請求項12に記載のバイオチップ。 - 前記所定の処理は、前記対象領域の撮像処理、及び、撮像された前記対象領域の画像の合成処理、のうち少なくとも一方である
請求項13に記載のバイオチップ。 - 複数の前記第1対象領域の各々に対応する複数の前記第2ギャップが設けられ、
複数の前記第2ギャップは、各々の幅又は形状が異なる
請求項13又は14に記載のバイオチップ。 - 前記第2ギャップは、前記第1面における前記生体分子支持領域の非形成部により構成される
請求項12から15のいずれか一項に記載のバイオチップ。 - 前記非形成部は、前記第1面にマトリクス状に複数配列された前記生体分子支持領域の配列における所定数の行又は列の少なくとも一方毎に設定される
請求項16に記載のバイオチップ。 - 前記第2ギャップは、前記複数の生体分子支持領域の一部の大きさを前記第1面内で部分的に異ならせて構成される
請求項12から17のいずれか一項に記載のバイオチップ。 - 前記第2ギャップは、前記複数の生体分子支持領域の一部の形状を前記第1面内で部分的に異ならせて構成される
請求項12から18のいずれか一項に記載のバイオチップ。 - 前記第2ギャップは、前記第1面上における相対位置の基準を示す位置基準マークをなす
請求項12から19のいずれか一項に記載のバイオチップ。 - 前記第2ギャップは、前記基板本体に関する情報を示す基板情報マークをなす
請求項12から20のいずれか一項に記載のバイオチップ。 - 前記第2ギャップは、所定の平面形状を有する
請求項12から21のいずれか一項に記載のバイオチップ。 - 前記所定の平面形状が、回転非対称形状である
請求項22に記載のバイオチップ。
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