JP2014188412A - ハニカムフィルタ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ハニカム構造部10と側壁21とを有するハニカムセグメント1を複数個と、目封止部19を複数個と、ハニカムセグメント1の側面21同士の少なくとも一部を接合する接合層と、を備えるハニカムフィルタである。ハニカムセグメント1のうちの少なくとも1個は、側壁に1以上のスリット27が設けられているスリット付セグメント25aであり、スリット27はセル7の延びる方向に沿って延び、かつ、ハニカム構造部10の最外周にあるセル7に通じる。
【選択図】図2
Description
図1〜図4に示されているように、本発明の一実施形態のハニカムフィルタ50は、複数個のハニカムセグメント1と、複数個の目封止部19と、接合層23とを備える。ハニカムセグメント1は、ハニカム構造部10と、ハニカム構造部10の外周を取り囲む側壁33とを有する。ハニカム構造部10は、一方の端面である流入端面3から他方の端面である流出端面5まで通じる流体の流路となる複数のセル7を区画形成する隔壁9を有する。ハニカムセグメント1における複数のセル7は、所定のセル7である第1セル11と、残余のセル7である第2セル15とから構成される。目封止部19は、第1セル11の流入端面3側の開口部および第2セル15の流出端面5側の開口部を封止する。接合層23は、複数個のハニカムセグメント1の側面21同士の少なくとも一部を接合する。
次に、本実施形態のハニカムフィルタを製造する方法について説明する。まず、ハニカムセグメントを作製するための坏土を調製し、この坏土を成形して、複数個のハニカムセグメントの成形体を作製する(成形工程)。得られたハニカムセグメントの成形体を、乾燥して、ハニカムセグメントの乾燥体を得ることが好ましい。
まず、成形工程においては、セラミック原料を含有するセラミック成形原料を成形して、流体の流路となる複数のセルを区画形成するハニカム成形体を形成する。
次に、得られたハニカム成形体を焼成してハニカムセグメントを得る。なお、目封止を設けたハニカムフィルタを作製する場合には、ハニカム成形体の焼成は、ハニカム成形体に目封止部を配設した後に行ってもよい。
次に、得られたハニカムセグメントの側壁にスリットを形成する。スリットを形成する方法は、特に制限はないが、スライサーを用いて形成することができる。
次に、ハニカムセグメントの第1セルの流入端面側の端部と残余の第2セルの流出端面側の端部とに、目封止材を充填して、目封止部を形成する。
次に、得られた各ハニカムセグメントを接合材で接合して、複数個のハニカムセグメントが、互いの側面同士が対向するように隣接して配置されるとともに、対向する側面同士が接合層により接合されたハニカムセグメント接合体を作製する。
セラミック原料として、炭化珪素(SiC)粉末と金属珪素(Si)粉末とを80:20の質量割合で混合したものを用いた。そして、これに、バインダとしてヒドロキシプロピルメチルセルロース、造孔材として吸水性樹脂を添加するとともに、水を添加して成形原料を作製した。得られた成形原料を、ニーダーを用いて混練して、坏土を得た。
実施例2〜9のハニカムフィルタについては、各条件を表1に示すように変更した以外は、実施例1と同様に作製した。
比較例1のハニカムフィルタについては、スリット付セグメントを作製しなかった以外は、実施例1と同様に作製した。
比較例2のハニカムフィルタについては、各条件を表1に示すように変更した以外は、実施例1と同様に作製した。
ハニカムフィルタの流入端面から、5分間で900℃となるように、流量2.3Nm3/分の空気を流入させた。冷却エアーを流し、担体を室温まで冷却した後、クラックの発生の有無を目視で確認した。ハニカムフィルタにクラックの発生がなければ、流入ガス温度を25度ずつ上昇させ、各温度において同様な試験を繰り返した。なお、クラックの発生が確認された場合には、その時点で試験を止め、クラックの発生が生じたときの流入ガス温度を「破壊温度」とした。例えば、1回目(900℃)でクラックの発生を確認した場合には、破壊温度は900℃、3回目[950℃(=900℃+25℃+25℃)]でクラックの発生を確認した場合には、破壊温度は950℃となる。破壊温度が1000℃未満の場合を「不可」、1000℃以上1050℃未満の場合を「可」、1050℃以上の場合を「良」と判定した。
まず、作製したハニカムフィルタを収納缶内に収納して排ガス浄化システムを得た。この排ガス浄化システムに、7Lディーゼルエンジンを用いて、250℃の排ガスを通気した。次に、ハニカムフィルタの上流と下流とでそれぞれ排ガスの一部を吸引して濾紙を通過させた後、濾紙上に付着した排ガス中のスート質量を測定し、式:(上流側の濾紙に付着したスート質量−下流側の濾紙に付着したスート質量)/上流側の濾紙に付着したスート質量 ×100 により、捕集効率を算出した。捕集効率の評価は、煤の堆積量が2g/Lのときの捕集効率に基づき行った。捕集効率が80%未満の場合を「不可」、80%以上95%未満の場合を「可」、95%以上の場合を「良」と判定した。
アイソスタティック強度の測定は、社団法人自動車技術会発行の自動車規格(JASO規格)のM505−87で規定されているアイソスタティック破壊強度試験に基づいて行った。アイソスタティック破壊強度試験は、ゴムの筒状容器に、ハニカムフィルタを入れてアルミ製板で蓋をし、水中で等方加圧圧縮を行う試験である。即ち、アイソスタティック破壊強度試験は、缶体に、ハニカムフィルタが外周面把持される場合の圧縮負荷加重を模擬した試験である。このアイソスタティック破壊強度試験によって測定されるアイソスタティック強度は、ハニカムフィルタが破壊したときの加圧圧力値(MPa)で示される。アイソスタティック強度が0.8MPa未満の場合を「不可」、0.8MPa以上1.0MPa未満の場合を「可」、1.0MPa以上の場合を「良」と判定した。
「破壊強度」、「捕集効率」、「アイソスタティック強度」の各判定において、1つでも「不可」がある場合を総合判定が「不可」、「可」と「良」が混在している場合を総合判定が「可」、全て「良」の場合を総合判定が「良」と判定した。
Claims (6)
- 一方の端面である流入端面から他方の端面である流出端面まで通じる流体の流路となる複数のセルを区画形成する隔壁を有するハニカム構造部と、前記ハニカム構造部の外周を取り囲む側壁とを有するハニカムセグメントを複数個と、
前記ハニカムセグメントに形成された前記複数のセルのうちの所定のセルである第1セルの前記流入端面側の開口部および前記複数のセルのうちの残余のセルである第2セルの前記流出端面側の開口部を封止する目封止部複数個と、
前記複数個のハニカムセグメントの側面同士の少なくとも一部を接合する接合層と、を備え、
前記複数個のハニカムセグメントのうちの少なくとも1個は、前記側壁に1以上のスリットが設けられているスリット付セグメントであり、
前記スリット付セグメントにおいて、前記スリットは前記セルの延びる方向に沿って延び、かつ、前記ハニカム構造部の最外周にある前記セルに通じ、
前記スリットが前記ハニカム構造部の最外周にある前記第1セルに通じている場合には、前記スリットは前記流入端面までは達せず、
前記スリットが前記ハニカム構造部の最外周にある前記第2セルに通じている場合には、前記スリットは前記流出端面までは達しないハニカムフィルタ。 - 少なくとも1個以上の前記スリット付セグメントにおいて、前記スリットが前記セルの延びる方向において前記流出端面側半分の領域内に形成されている請求項1に記載のハニカムフィルタ。
- 前記スリット付セグメントが、他の前記ハニカムセグメントに周囲を取り囲まれて、前記ハニカムフィルタの最外周には配置されていない請求項1または2に記載のハニカムフィルタ。
- 前記スリットの幅が、0.3mm以上かつ前記セルの幅以下である請求項1〜3のいずれか1項に記載のハニカムフィルタ。
- 1個の前記スリット付セグメントにおいて、前記スリットの本数が、前記ハニカム構造部の最外周にある前記セルの個数の12分の1以上3分の1未満である請求項1〜4のいずれか1項に記載のハニカムフィルタ。
- 前記スリットの少なくとも一部に前記接合層の材料である接合材および/または前記目封止部の材料である目封止材が充填されている請求項1〜5のいずれか1項に記載のハニカムフィルタ。
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