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JP2014170711A - 電池パック及び電池パックの製造方法 - Google Patents

電池パック及び電池パックの製造方法 Download PDF

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JP2014170711A
JP2014170711A JP2013043218A JP2013043218A JP2014170711A JP 2014170711 A JP2014170711 A JP 2014170711A JP 2013043218 A JP2013043218 A JP 2013043218A JP 2013043218 A JP2013043218 A JP 2013043218A JP 2014170711 A JP2014170711 A JP 2014170711A
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lead plate
battery holder
battery pack
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Haruhiko Yoneda
晴彦 米田
Masaki Haino
真己 拝野
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

【課題】
リード板に負荷をかけず、複雑な作業工程を廃して、電池ホルダの端面にリード板を確実に仮固定できる電池パック及びその製造方法を提供する。
【解決手段】
電池と、電池を収納する保持筒を備えた電池ホルダと、電池の電極端子に接続されるリード板とを備える電池パックにおいて、電池ホルダの端面には、リード板を案内する案内部が設けられており、案内部には、保持筒と連通する開口部が形成され、電池の電極端子が、開口部より露出した状態でリード板に接続されており、さらに、案内部には、外側に突出した凸部が設けられており、リード板には、凸部が貫通する孔が設けられており、孔に凸部が貫通した状態で、凸部の先端がプレス加工によって、塑性変形し係止部が形成され又は凸部の先端が熱加工によって、溶融し係止部が形成され、案内部と凸部に設けられた係止部との間にリード板が配置されていることを特徴とする電池パック。
【選択図】図4

Description

本発明は、電池を収納した電池ホルダにリード板を仮固定する電池パック及びその製造に関する。
近年、電池パックは、電動工具や電動アシスト自転車、さらには電動バイクやハイブリッド自動車(HEV)や電気自動車(EV)などの用途に広く用いられている。多数の電池を内蔵した電池パックの構造として、正負の電極端子を備えた複数の電池が、一対の電池ホルダの保持筒に、電池の延在方向において両端から挟み込むように収納され、電池ホルダの両端面の開口部より露出した電池の電極端子とリード板とを接続している。また、このリード板によって、複数の電池が多直列及び多並列に接続されている。さらに、このような電池パックは、電池と電気的に接続されたリード板を介して電気的に接続された保護回路基板が配置されている。また、リード板を電池の電極端子にスポット溶接による接続を行う場合、作業の効率化などの観点から、複数の電池を水平に維持した状態で積み上げた電池ホルダの両端面にリード板を配置し、リード板を垂直姿勢に維持した状態で治具などによって保持して、両側からスポット溶接機で溶接される。この際、電池パックを冶具に固定するまでの間、リード板が電池ホルダの両端面から倒れずに垂直に立った状態を維持する必要がある。
ここで、特許文献1に記載される電池パックでは、図7に示すように電池ホルダ102の両端面には、弾性リブ101が設けられており、電池ホルダ102の両端面に配置されたリード板105が、弾性リブ102によって係止され、リード板105が電池ホルダ102の両端面から自重によって、落下することを阻止している。
また、特許文献2に記載される電池パックでは、図8に示すように、電池ホルダ202に形成された端部係止部201と中間係止部203の二つの係止部で保持するよう、リード板205を平行移動させるか若しくは回動させることによって、リード板205を電池ホルダ202の両端面に仮固定し配置する構造及びその製造方法が開示されている。

特開2005-197192 特開2011-171125
リード板を電池ホルダの端面に配置し、電池ホルダの両端面に設けられ弾性リブによってリード板を仮固定する構造では、リード板の端面が弾性リブを押圧し、この押圧によって弾性リブを変形させて、電池ホルダの端面と弾性リブとの間にリード板が案内され、リード板が電池ホルダの端面から抜け落ちることを防止している。しかし、リード板は、金属性の材質からなる薄板状であるため強度が弱く、リード板の端面が弾性リブを押圧する際に、リード板の端面が変形することで製造不良を発生させるという課題がある。
また、電池ホルダの端面に設けられた係止部で保持するため、リード板を平行移動させるか若しくは回動させることによって、リード板を電池ホルダの端面に仮固定し配置する
構造においては、作業者による作業工程が必須となり、機械による自動化ができないという課題がある。また、電池ホルダの端面に設けられた係止部にリード板を配置した後、リード板を平行移動させるか若しくは回動させるという工程が必要なため、複雑な作業が必要であり、作業ミスによって、リード板を係止部に適切に配置できず、結果として、リード板が電池ホルダの端面から抜け落ちるという課題があった。さらに、リード板は、薄板形状をしているため、リード板を平行移動又は回動させる際に、あやまってリード板を変形させ製造不良を発生させるという課題があった。
本発明は、このような課題を解決するために成されたものであり、リード板を電池ホルダの端面に仮固定する際に生じるリード板の変形を防止し、製造不良を低減させ、さらに、リード板を電池ホルダの端面に仮固定する際の複雑な工程を廃する電池パックを提供することを目的とする。
本発明の電池パックは、電池と電池を収納する保持筒を備えた電池ホルダと電池の電極端子に接続されるリード板とを備えた電池パックにおいて、電池ホルダの端面には、リード板を案内する案内部が設けられており、案内部には、保持筒と連通する開口部が形成され、電池の電極端子が、開口部より露出した状態でリード板に接続されており、さらに、案内部には、外側に突出した凸部が設けられており、リード板には、凸部が貫通する孔が設けられており、孔に凸部が貫通した状態で、凸部の先端がプレス加工によって、塑性変形し係止部が形成され又は凸部の先端が熱加工によって、溶融し係止部が形成され、案内部と凸部に設けられた係止部との間にリード板が配置されている。
また、本発明の電池パックは、電池ホルダが、樹脂製の材料から形成されている。
さらに、本発明の電池パックは、係止部とリード板とは間隙を設けて配置されている。
本発明の電池パックの製造方法は、本発明の電池パックの製造方法は、電池を電池ホルダの保持筒に収納する電池収納工程と、電池収納工程の後に、電池ホルダの端面にリード板を案内する案内部が設けられ、案内部には、保持筒と連通する開口部が形成されており、さらに、案内部には、外側に突出した凸部が設けられて、リード板には、凸部が貫通する孔が設けられており、電池の電極端子が、開口部より露出した状態でリード板が配置されると同時に孔に凸部が貫通した状態となるリード板配置工程と、リード板配置工程の後に、凸部の先端がプレス加工によって、塑性変形し係止部が形成され又は凸部の先端が熱加工によって、溶融し係止部が形成され、案内部と凸部に設けられた係止部との間にリード板が配置される仮固定がなされる仮固定工程と、仮固定工程の後に、電池の電極端子とリード板とを接続するリード板接続工程とを備えている。
本発明に係る電池パックでは、電池ホルダの端面に設けられた凸部が、リード板の孔を貫通するように配置され、凸部の先端がプレス加工又は熱加工によって係止部が形成される構成によって、リード板を確実に電池ホルダの端面に仮固定でき、電池とリード板との溶接時に、リード板が電池ホルダから脱落することを防止するという効果を備える。また、本発明の電池パックにおいては、リード板の端面を弾性リブに押圧しないため、リード板の端面が変形することによる製造不良の発生を防ぐことができる。さらに、リード板を電池ホルダの端面に配置する際の複雑な作業を廃することができ、生産性が向上するという効果を備える。
また、本発明に係る電池パックでは、電池ホルダが樹脂製の材料から形成されているため、凸部の先端をプレス加工よって、塑性変形し係止部を形成する際に、プレスする荷重
を金属製の電池ホルダと比較し、小さくすることができる。それは、樹脂の方がアルミ等の金属よりも硬度が低いからである。また、電池ホルダが樹脂製の材料から形成されているため、凸部の先端が熱加工によって、溶融し係止部を形成する際に、金属製の電池ホルダと比較し、凸部の先端に配置される金属棒の熱を低くすることができる。
さらに、本発明に係る電池パックでは、凸部の先端に形成された係止部とリード板とが間隙を有している。そのため、電池ホルダの端面に直交するように延在している電池において、電池の延在方向の寸法公差が生じた場合においても、寸法公差に対応してリード板が間隙の間を移動することができるため、電池の電極端子とリード板との接続を適切に行うことができる。
本発明に係る電池パックの製造方法では、電池ホルダの端面の凸部が、リード板の孔に貫通した状態で、凸部の先端がプレス加工によって、塑性変形し係止部が形成される又は凸部の先端が熱加工によって、溶融し係止部が形成されるため、電池ホルダの端面にリード板を確実に仮固定した状態で、電池の電極端子とリード板とを接続することができる。また、電池ホルダの端面にリード板を配置した後、電池ホルダの端面の凸部の先端を加工し係止部を形成することで、電池ホルダの端面にリード板を仮固定することができるため作業工程を簡素化でき、作業者による加工のバラツキを低減することができる。
本発明の実施の形態における電池パックの斜視図である。 図1に示す電池パックの分解斜視図である。 (a)図2に示す電池コアパックの右側側面図である。(b) 図2に示す電池コアパックの左側側面図である。 凸部におけるプレス加工前の状態を示した図3(a)におけるA−A線の部分拡大断面図である。 凸部における熱溶着加工前の状態を示した図3(a)におけるA−A線の部分拡大断面図である。 凸部におけるプレス加工後又は熱溶着加工後の状態を示した図3(a)におけるA−A線の部分拡大断面図である。 従来例における電池パックの電池ホルダにリード板を仮固定した状態を示した斜視図である。 他の従来例における電池パックの電池ホルダにリード板を仮固定した状態を示した斜視図である。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するための電池パックを例示するものであって、部材の形状、寸法、材質等を記載しているが、本発明は電池パックを以下のものに特定しない。

<電池パック3の構成>
図1及び図2に示される本発明の電池パック3は、主として電子機器本体に装着されて、電子機器本体に電力を供給する。このような目的で使用される電池パック3には、複数の電池1を互いに平行な姿勢とし、かつ電池1の両端に正負の異なる電極端子11を備え、この電極端子11を同一面に配置して多段多列に配置している電池ホルダ2と、この電池ホルダ2に収納している電池1の電極端子11に接続されて、隣接する電池1を直列と並列に接続してなるリード板5とを備えている。とくに、本発明は、電池1とリード板5との接続工程において、電池1とリード板5とが位置ずれなく正確に接続を行うため、リード板5を電池ホルダ2に仮固定を行う構成を備えている。以下、実施の形態として、電池ホルダ2にリード板5が仮固定される構成及びその製造方法について記述するが、本発
明の電池パック3は、この構成に限定されるものではない。
図2の電池パック3の分解斜視が示すように、複数の電池1が両端部の電極端子11を同一面に配置し、互いに平行な姿勢として、電池ホルダ2に配置され収納保持されている。また、この電池ホルダ2は、一対の電池ホルダユニット21が嵌合されることで構成されており、一方の電池ホルダユニット21は、電池1の端部を挿入し、電池1を収納する保持筒22を備えている。電池ホルダ2は、絶縁材料であるプラスチック等の熱可塑性樹脂によって形成されている。さらに、一方の電池ホルダユニット21の保持筒22に電池1を収納した状態で、他方の電池ホルダユニット21を配置し、連結させることで、電池1の端面以外の側面を覆うような電池収納部が形成されている。一対の電池ホルダユニット21によって複数の電池1が収納保持されている。
図2及び図3に示すように、電池ホルダ2は、複数の電池1を多段多列に配置し、定位置に保持している。また、電池1の電極端子11は、電池ホルダの端面28に設けられた開口部23より露出した状態でリード板5に接続されている。さらに、電池1は、このリード板5を介して、回路基板6に接続されている。この回路基板6は、電池ホルダ2の端面28同士の間に位置している電池ホルダ2の上面に配置されている。
以上のように、複数の電池1を電池ホルダ2で所定の位置に保持すると共に、回路基板6を基板ホルダの上面に固定し、さらに、各々の電池1の電極端子11がリード板5と接続され、このリード板5を介して、回路基板6に接続して電池コアパック7としている。
また、外装ケース4は、第1ケース4Aと第2ケース4Bからなり、図2に示すように電池コアパック7の両端面より第1ケース4Aと第2ケース4Bとがそれぞれ向かい合うように配置され、連結されることで電池コアパック7を収納して、電池パック3としている。また、外装ケース4は、プラスチックを成形して製作されたものであるが、材質はプラスチックに限られず、放熱性を考慮してアルミ等の金属部材であっても良い。
電池1は、充電できるリチウムイオン二次電池であるが、リチウムイオン電池に限定されず、ニッケル水素電池やニッケルカドミウム電池等の充電できる電池であってもよい。さらに、本実施例の電池パック3では、円筒型電池が使用されているが、これに限定されず、角型電池や扁平形電池とすることもできる。電池コアパック7は、電池1を平行な姿勢として、多段多列に並べて電池ホルダ2に収納している。本実施例の電池パック3は、円筒形電池が39本使用されており、13直列3並列で電気接続されている。図3に示すように、電池ホルダ2は39本の電池1を適宜配置している。
図3(a)、(b)に示すように、電池ホルダの端面28には、それぞれ形状の異なるリード板5を案内する案内部24が電池ホルダの端面28から凹設するように形成されている。また、この案内部24には、電池1が収納される保持筒22と連通するように孔51が設けられており、この孔51が電池1の電極端子11を露出する開口部23としている。また、案内部24には、複数の開口部23が形成されている。
本実施例では、それぞれ形状の異なる14枚のリード板5が用いられており、3並列用のリード板2枚と、2直列3並列用のリード板12枚から構成されている。図3(a)、の電池コアパックの右側面図では、1枚の3並列用のリード板と、6枚の2直列3並列用のリード板が配置されている構成が示されている。図3(b)の電池コアパックの左側面図では、1枚の3並列用のリード板と、6枚の2直列3並列用のリード板が配置されている構成が示されている。3並列用のリード板は、3本の電池1の電極端子11に接続されており、2直列3並列用のリード板は、6本の電池1の電極端子11に接続されている。これら形状の異なる14枚のリード板5が、電池ホルダの端面28に設けられた案内部2
4に配置される。
図2に示すように、電池ホルダの端面28は、電池収納部である保持筒22の両端に位置して、互いに平行な姿勢で設けられている。電池ホルダの端面28は、保持筒22に対して直交するように成形されている。また、この電池ホルダの端面28は、外装ケース4の内形に沿う形状としている。また、開口部23は、電池ホルダの端面28における保持筒22と連通して形成されている。この開口部23は、電池1の電極端子11を露出するように形成されている。この開口部23より、電池1の電極端子11が、電池ホルダの端面28の外面から表出している。
また、図2に示すように開口部23は、電池ホルダの端面28の外面12Aからみて凹設して設けられている。開口部23は、電池1の端部断面に合わせた円形状であり、開口部23の径は、電池1の端面の径より小さくすることで、開口部23から電池1が抜け落ちないようにしている。すなわち、電池ホルダ2の電池収納部に配置された電池1とは、電池1の端部が、開口部23の保持筒22側の外縁と当接することで、定位置に保持され、固定されている。
電池ホルダの端面28に設けられたリード板5を案内する案内部24には、複数の開口部23が設けられており、開口部23同士の間に位置する端面より突出した凸部25が設けられており、さらに、リード板5には、凸部25が貫通する孔51が設けられており、リード板5が案内部24に配置されることで、リード板5の孔51に凸部25が貫通した状態となる。この凸部25の先端がプレス加工による塑性変形又は熱溶着加工によって溶融変形し、係止部26が形成される。図4及び図5に示すように、本実施例では凸部25の形状は、円柱状をしており、大きさは、断面の直径が1.5mmで高さが2.5mmである。また、本実施例では、凸部25の形状は、円柱状の形状であるが特にこの形状に限定されることはなく、多角形の柱状や円錐形状や円錐台形状等であってもよい。
図4では、リード板5が電池ホルダの端面28の案内部24に配置され、凸部25が、リード板5の孔51を貫通した状態において、凸部25の先端部をプレス加工する構成が示されている。この凸部25の先端部をプレス加工する治具は、凸部25の先端部を押圧し塑性変形させるプレス棒8を備えている。治具のプレス棒8の端面が、凸部25の先端部を押圧し、塑性変形させ、図6で示すように、凸部25の先端部の端面から水平方向に突出した係止部26が形成され、案内部24と凸部25に設けられた係止部26との間にリード板5が配置される構成となる。したがって、係止部26は、プレス棒8の端面が押圧される前の凸部25の先端部よりも断面積が大きく形成され、かつ、凸部25からリード板5の孔51が抜け落ちることがないアンダーカットの形状となっている。この凸部25の先端部が、プレス加工によって、凸部25からリード板5の孔51が抜け落ちることがないアンダーカットの形状となることで、電池ホルダの端面28の案内部24にリード板5を仮固定することができる。
図5では、リード板5が電池ホルダの端面28の案内部24に配置され、凸部25が、リード板5の孔51を貫通した状態において、凸部25の先端部を熱溶着加工する構成が示されている。図5に示す熱溶着加工は、金属棒9による熱溶着加工方法を使用している。図5に示すように、この凸部25の先端部に金属棒9を当接させて、凸部25の先端部を溶融させて凸部25の先端部の端面から水平方向に突出した係止部26が形成される。よって、案内部24の外面と凸部25の先端に設けられた係止部26との間にリード板5が配置される構成となる。したがって、係止部26は、熱加工される前の凸部25の先端部の端面から水平方向に突出した溶融樹脂からなり、凸部25からリード板5の孔51が抜け落ちることがないアンダーカットの形状となっている。この凸部25の先端部が、熱溶着加工によって係止部26が形成され、凸部25からリード板5の孔51が抜け落ちる
ことがないアンダーカットの形状となることで、電池ホルダの端面28の案内部24にリード板5を仮固定することができる。本実施例では、金属棒9による、熱溶着加工の方法が用いられているが、この加工方法に限定されず、超音波溶着やレーザー溶接加工等の方法を用いてもよい。
図6では、プレス加工後又は熱溶着加工後の凸部25を示したものである。プレス加工と熱溶着加工との加工方法の相違によって、形成される係止部26の表面や断面における形状が異なるが、図6では、概略の形状としての係止部26を図示している。プレス加工後又は熱溶着加工後によって形成された係止部26と案内部24に配置されたリード板5とは、間隙27を備えている。実施例では、間隙27の寸法は、およそ0.5mmである。この間隙27を備えることによって、電池1の延在方向における寸法公差を吸収することができる。例えば、電池1の延在方向における寸法が規定値よりも0.4mm程度大きい場合、間隙27の寸法である0.5mmの範囲内において、リード板5が係止部26の側に移動することができるため、電池1の延在方向の寸法公差を吸収することができる。なお、電池ホルダ2の保持筒22の延在方向の寸法は、電池1の延在方向における寸法公差の最大値に合わせて設定している。
また、図6に示すように、リード板5が電池ホルダの端面28の案内部24に配置され、電池ホルダの端面28に設けられた凸部25が、リード板5の孔51を貫通して配置され、凸部25の先端部がプレス加工や熱溶着加工によって、係止部26が形成されリード板5が電池ホルダ2に仮固定される。この構成によって電池ホルダの端面28の案内部24にリード板5が確実に仮固定されるため、リード板5の脱落を防止することができる。また、リード板5は、凸部25の先端部がプレス加工や熱溶着加工によって、係止部26が形成される際に負荷が係らないため、リード板5の変形を防止することができる。このようにして、電池ホルダの端面28の案内部24にリード板5が仮固定された後、電池1の電極端子11とリード板5とがスポット溶接によって接続され、電池コアパック7が形成される。

<電池パック3の製造方法>
以下、電池パック3の製造方法における主要な工程について記載する。
(a)はじめに、一対の電池ホルダユニット21の内、一方の電池ホルダユニット21の保持筒22に電池1の正負極の向きを予め規定された向きに合わせて配置した後、他方の電池ホルダ2ユニット21を一方の電池ホルダユニット21に嵌合させる電池収納工程を備えている。この工程によって、電池1を電池ホルダ2の保持筒22に収納する。
(b)次に、(a)の工程の電池1を電池ホルダ2に収納した後、電池ホルダの端面にリード板を案内する案内部が設けられ、案内部には、保持筒と連通する開口部が形成されており、さらに、案内部には、外側に突出した凸部が設けられて、リード板には、凸部が貫通する孔が設けられており、電池の電極端子が、開口部より露出した状態でリード板が配置されると同時に孔に凸部が貫通した状態となるリード板配置工程を備えている。
(c)さらに、リード板配置工程の後に、凸部の先端がプレス加工によって、塑性変形し係止部が形成され又は凸部の先端が熱加工によって、溶融し係止部が形成され、案内部と凸部に設けられた係止部との間にリード板が配置される仮固定がなされる仮固定工程を備えている。
(d)次に、仮固定工程の後に、電池ホルダの端面28に設けられた案内部24にリード板5が仮固定された状態で、一方の電池ホルダの端面28が底面となるように作業台に配置し、他方の電池ホルダの端面28側の電池1の電極端子11とリード板5とをスポッ
ト溶接によって接続させ、その後、他方の電池ホルダの端面28が底面となるように作業台に配置し、一方の電池ホルダの端面28側の電池1の電極端子11とリード板5とをスポット溶接によって接続させるリード板接続工程を備えている。
(e)さらに、リード板接続工程の後に、リード板5が接続された電池ホルダ2の上面に回路基板6を配置し、回路基板6とリード板5とを接続した電池コアパック7を作成し、電池コアパック7を外装ケース4に収納する組立工程とを備えている。以上の主な工程によって、実施例の電池パック3が製造される。
1…電池
11…電極端子
2、102、202…電池ホルダ
21…電池ホルダユニット
22…保持筒
23…開口部
24…案内部
25…凸部
26…係止部
27…間隙
28…電池ホルダの端面
3…電池パック
4…外装ケース 4A…第1ケース
4B…第2ケース
5、105、205…リード板
51…孔
6…回路基板
7…電池コアパック
8…プレス棒
9…金属棒
101…弾性リブ
201…端部係止部
203…中間係止部

Claims (4)

  1. 電池と、
    前記電池を収納する保持筒を備えた電池ホルダと、
    前記電池の電極端子に接続されるリード板とを備える電池パックにおいて、
    電池ホルダの端面には、前記リード板を案内する案内部が設けられており、前記案内部には、前記保持筒と連通する開口部が形成され、前記電池の前記電極端子が、前記開口部より露出した状態で前記リード板に接続されており、
    さらに、前記案内部には、外側に突出した凸部が設けられており、前記リード板には、前記凸部が貫通する孔が設けられており、前記孔に前記凸部が貫通した状態で、前記凸部の先端がプレス加工によって、塑性変形し係止部が形成され又は前記凸部の先端が熱加工によって、溶融し係止部が形成され、
    前記案内部と前記凸部に設けられた前記係止部との間に前記リード板が配置されていることを特徴とする電池パック。
  2. 前記電池ホルダは、樹脂製の材料から形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電池パック。
  3. 前記係止部と前記リード板とは間隙を設けて配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の電池パック
  4. 電池を電池ホルダの保持筒に収納する電池収納工程と、
    前記電池収納工程の後に、前記電池ホルダの端面にリード板を案内する案内部が設けられ、前記案内部には、保持筒と連通する開口部が形成されており、さらに、前記案内部には、外側に突出した凸部が設けられて、前記リード板には、前記凸部が貫通する前記孔が設けられており、前記電池の電極端子が、前記開口部より露出した状態で前記リード板が配置されると同時に前記孔に前記凸部が貫通した状態となるリード板配置工程と、
    前記リード板配置工程の後に、前記凸部の先端がプレス加工によって、塑性変形し係止部が形成され又は前記凸部の先端が熱加工によって、溶融し係止部が形成され、前記案内部と前記凸部に設けられた前記係止部との間に前記リード板が配置される仮固定がなされる仮固定工程と、
    前記仮固定工程の後に、前記電池の電極端子と前記リード板とを接続するリード板接続工程とを備える電池パックの製造方法。
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