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JP2014166612A - トリガー式液体噴出器 - Google Patents

トリガー式液体噴出器 Download PDF

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JP2014166612A
JP2014166612A JP2013039249A JP2013039249A JP2014166612A JP 2014166612 A JP2014166612 A JP 2014166612A JP 2013039249 A JP2013039249 A JP 2013039249A JP 2013039249 A JP2013039249 A JP 2013039249A JP 2014166612 A JP2014166612 A JP 2014166612A
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cylinder
piston
auxiliary cylinder
coil spring
type liquid
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JP2013039249A
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Inventor
Yoshiyuki Tsunoda
義幸 角田
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
Original Assignee
Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Publication date
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Abstract

【課題】通常のトリガー操作により液の連続噴出が可能となり、また、より安定した連続噴射が可能となり、しかも、全体をコンパクトに形成できるという特徴を有するトリガー式液体噴出器を提案する。
【解決手段】パイプ44を介して連通する縦流路Paと連通して後方に突設した補助シリンダ22を備え、トリガーGの操作により、ノズルEの噴出口88より噴出する加圧液の一部が補助シリンダ22内に導入され、トリガーGの操作後に補助シリンダ22内に残存する液がピストン30の加圧により射出流路Pbを介して噴出口88より噴出可能に構成し、補助シリンダ22内のピストン30を付勢させるコイルスプリングs1を、ピストン30の前方付勢状態を維持させた状態で、その後部を屈曲設置させた。
【選択図】図1

Description

本発明はトリガー式液体噴出器に関する。
トリガー操作により内臓ポンプ機構の作用で、装着した容器体内の液を汲み上げ、先端のノズルより液状、霧状等に噴出するトリガー式液体噴出が知られている。(例えば、特許文献1参照)。
上記トリガー式液体噴出器は、装着した容器体内とパイプを介して連通する縦流路と、縦流路の上部に連通して前方へ延設し、先端に嵌着したノズル内と連通する射出流路と、射出流路下方に於いて縦流路内と連通して前方へ突設したシリンダ筒と、を備えた本体を備え、シリンダ筒内を摺動するプランジャを操作するトリガーを、射出流路前部位置の本体より揺動可能に垂設している。
そして、トリガー操作によりシリンダ筒内を加圧することで、シリンダ筒内液を縦流路、射出流路を介してノズルの噴出口より噴出する如く構成している。
特許第3781904号公報
本発明は、上記した従来のトリガー式液体噴出器の形態で、通常のトリガー操作により液の連続噴出が可能となり、しかも、液の連続噴出を行うために設けた補助シリンダに装着したピストンを前方付勢させるためのコイルスプリングとして、長尺のものを採用することができ、その結果、より安定した連続噴射が可能となり、更に、長尺のコイルスプリングを採用するにもかかわらず、その後方への突出幅を極力制限できて全体をコンパクトに形成できるという特徴を有するトリガー式液体噴出器を提案する。また、その取り扱い操作もきわめて簡便なトリガー式液体噴出器を提案する。
第1の手段として、以下の通り構成した。即ち、容器体100内とパイプ44を介して連通する縦流路Paと、縦流路Paと連通して前方へ突設したシリンダ筒19と、縦流路Paと連通して後方に突設した補助シリンダ22と、シリンダ筒19上方位置に於いて縦流路Pa内と連通して前方へ延設し、先端にノズルEを備えた射出流路Pbと、縦流路Pa内に上流より下流へ一方的に連通する第1逆止弁V1及び第2逆止弁V2とを備え、容器体100内と第1逆止弁V1を介してシリンダ筒19内とを連通させるともに、シリンダ筒19内と第2逆止弁V2を介して射出流路Pa内及び補助シリンダ22内とを連通させ、射出流路Pbの前部位置より揺動可能に垂設したトリガーGの操作により、ノズルEの噴出口88より噴出する加圧液の一部が補助シリンダ22内に導入され、トリガーGの操作後に補助シリンダ22内に残存する液がピストン30の加圧により射出流路Pbを介して噴出口88より噴出可能に構成したトリガー式液体噴出器であって、補助シリンダ22内のピストン30を付勢させるコイルスプリングs1を、ピストン30の前方付勢状態を維持させた状態で、その後部を屈曲設置させた。
第2の手段として、以下の通り構成した。即ち、前記第1の手段に於いて、前記コイルスプリングs1の後部の屈曲設置が、コイルスプリングs1の後部を逆L字状湾曲部95を介して下方へ垂下させて、ピストン30の前方付勢状態を維持させた状態で屈曲設置させた。
第3の手段として、以下の通り構成した。即ち、前記第1の手段に於いて、前記コイルスプリングs1の後部の屈曲設置が、コイルスプリングs1の後部を横U字状湾曲部96を介して前方へ折り返し、ピストン30の前方付勢状態を維持させた状態で屈曲設置させた。
第4の手段として、以下の通り構成した。即ち、前記第1の手段乃至第3の手段のいずれかの手段に於いて、補助シリンダ22外周に嵌合させた嵌合筒部55の後端縁より、所定形状で端面閉塞のカバー筒部57を延設したスプリングカバーB3を設け、補助シリンダ22内からカバー筒部57内にコイルスプリングs1を収納し、カバー筒部57端面とピストン30との間にコイルスプリングs1を介在させた。
第5の手段として、以下の通り構成した。即ち、前記第1の手段乃至第4の手段のいずれかの手段に於いて、補助シリンダ22に、ピストン30の後限位置を規定する圧力解除孔28を開口するとともに、圧力解除孔28から容器体100内に至る液戻し流路Pcを設けた。
第6の手段として、以下の通り構成した。即ち、前記第1の手段乃至第5の手段のいずれかの手段に於いて、ノズルE内に所定液圧で開弁する蓄圧弁V3を設けた。
第7の手段として、以下の通り構成した。即ち、前記第6の手段に於いて、補助シリンダ22先端にピストン30が位置する場合に、蓄圧弁V3の蓄圧弁体87を押圧するバブルシール保持バー75を、両者間に介在させた。
本発明によれば、トリガーGの操作により、ノズルEの噴出口88より噴出する加圧液の一部が補助シリンダ22内に導入され、トリガーGの操作後に補助シリンダ22内に残存する液がピストン30の加圧により射出流路Pbを介して噴出口88より噴出可能に構成したので、通常のトリガー操作により液の連続噴出が可能となり、その取り扱い操作も極めて簡便である。また、補助シリンダ22内のピストン30を付勢させるコイルスプリングs1を、ピストン30の前方付勢状態を維持させた状態で、その後部を屈曲設置させたので、ピストン30を前方付勢させるコイルスプリングs1を長尺のものを採用することができ、その結果、安定した連続噴射が可能となる。しかも、長尺のコイルスプリングs1を採用するにもかかわらず後方への突出幅を極力制限でき、全体をコンパクトに形成できる利点がある。
前記コイルスプリングs1の後部の屈曲設置が、コイルスプリングs1の後部を逆L字状湾曲部95を介して下方へ垂下させて、ピストン30の前方付勢状態を維持させた状態で屈曲設置させた場合には、同様に安定した連続噴射が可能となるとともに、コイルスプリングs1の後方への突出幅を極力制限でき、全体をコンパクトに形成できる。また、逆L字状湾曲部95を備えた全体が逆L字状の設置であるため、コイルスプリングs1の弾発力の伝達をより円滑に行なえる利点もある。
前記コイルスプリングs1の後部の屈曲設置が、コイルスプリングs1の後部を横U字状湾曲部96を介して前方へ折り返し、ピストン30の前方付勢状態を維持させた状態で屈曲設置させた場合には、同様に安定した連続噴射が可能となるとともに、コイルスプリングs1の後方への突出幅を極力制限でき、全体をコンパクトに形成できる。
補助シリンダ22外周に嵌合させた嵌合筒部55の後端縁より、所定形状で端面閉塞のカバー筒部57を延設したスプリングカバーB3を設け、補助シリンダ22内からカバー筒部57内にコイルスプリングs1を収納し、カバー筒部57端面とピストン30との間にコイルスプリングs1を介在させた場合には、コイルスプリングs1の組み付け操作をより容易に行なえる利点がある。
補助シリンダ22に、ピストン30の後限位置を規定する圧力解除孔28を開口するとともに、圧力解除孔28から容器体100内に至る液戻し流路Pcを設けた場合には、補助シリンダ22内の圧力調整が可能であり、補助シリンダ22内から容器体100内への調整液の還流を容易に行なえる利点がある。
ノズルE内に所定液圧で開弁する蓄圧弁V3を設けた場合には、液の噴出圧力がより安定化し、噴出状態がより安定化するという利点がある。蓄圧構造で使用するコイルスプリングは、ピストンの移動により縮められて反発力が高まるが、このスプリングの全長が長いほど反発力変化が緩やかになり、安定した連続噴出状態が維持できる。
補助シリンダ22先端にピストン30が位置する場合に、蓄圧弁V3の蓄圧弁体87を押圧するバブルシール保持バー75を、両者間に介在させた場合は、蓄圧状態が終了したと同時にノズルへの通路を遮断させることができるので、気密性を維持でき、且つ液切れがよいという効果がある。
トリガー式液体噴出器の縦断面図である。(第1実施例) 図1のX−X線部分の横断面図である。(第1実施例) トリガー式液体噴出器の縦断面図である。(第2実施例)
以下、本発明の実施例の形態を図面を参照して説明する。
図1及び図2は本発明トリガー式液体噴出器の第1実施例を示し、図中1はトリガー式液体噴出器を示す。尚、説明の便宜上、図1の左方を前部、右方を後部、手前を右部、奥方を左部として説明する。図3も同様である。
トリガー式液体噴出器1は、装着キャップAと、本体Bと、本体カバーCと、連結部材Dと、ノズルEと、プランジャFと、トリガーGとを備えている。
装着キャップAは、容器体100の口頸部101外周に螺着してトリガー式液体噴出器1を容器体100に装着固定するもので、周壁10の上端よりフランジ状の周壁11を延設して構成しており、本体Bの下部に回動可能に連設されている。
第1実施例に於いて、本体Bは更に、本体部B1と、インテイクB2と、スプリングカバーB3とを組み付け構成している。
本体部B1は、上端を閉塞した下端開口の連結筒部15を備え、連結筒部15の頂板16の後部偏心位置を貫通して、下部を連結筒部15内上部に突設し、上部を連結筒部15上方に起立した上端閉塞の縦筒17を備えている。また、縦筒17の上端部に基端を開口した射出筒18を延設し、射出筒18下方の縦筒17より前方へ、前端開口、後端閉塞のシリンダ筒19を突設し、シリンダ筒19内中央部には補助筒20を突設している。更に、縦筒17の上端部より後方へ、前壁21の一部を縦筒17の一部と共有する後端開口の補助シリンダ22を突設し、補助シリンダ22の外周に補助シリンダ22と所定の隙間をあけて、後端開口の嵌合筒23を突設している。また、連結筒部15の後部上面より嵌合筒23に至る間に、縦筒17と所定の隙間をあけて、後述する液戻し流路Pcを構成する縦長空間38を画成するための区画壁24を延設している。
インテイクB2は、連結筒部15内に、上端を連結筒部15の頂板16と隙間をあけて嵌合させた有頂の大径筒部40と、大径筒部40の頂板41の後部偏心位置を貫通して上方に起立させ、縦筒17内に嵌着した小径筒部42とを備えている。小径筒部42の上端は縦筒17内周上端部に周方向複数突設した係止リブ25の下面に当接係止させている。そして、この小径筒部42内とその上方の縦筒17内を縦流路Paとして画成している。また、連結筒部15より下方へ突出した大径筒部40の外周よりフランジ43を突設し、該フランジ43上面に装着キャップA上端の周壁11を当接させて本体部B1に対して装着キャップAを回動可能に装着している。
小径筒部42の下端部には吸上用のパイプ44の上端を嵌着し、その下端を容器体100内に垂下している。また、シリンダ筒19後端部の、一部を縦筒17の一部と共有する後端壁の上部に設けた透孔と、小径筒部42の上下方向中間部所定位置に設けた透孔とで小径筒部42内とシリンダ筒19内、即ち、縦流路Pa内とシリンダ筒19内とを連通する第1連通路45を形成し、また、補助シリンダ22の前壁21の所定位置に穿設した透孔を縦筒17内と補助シリンダ22内、即ち、縦流路Pa内と補助シリンダ22内とを連通する第2連通路46としている。
小径筒部42内の第1連通路45上流には、上流から下流に一方的に連通する第1逆止弁V1を設け、また、第1連通路45下流には、上流から下流に一方的に連通する第2逆止弁V2を設けている。各逆止弁は、小径筒部42内に突設した弁座と、玉状弁体とで構成している。
前記シリンダ筒19の下部所定位置には第1通気孔26を穿設し、また、インテイクB2の大径筒部40の頂板41には第2通気孔47を穿設し、プランジャFを押し込んだ際に外部と容器体100内が、上記第1通気孔26、第2通気孔47を介して連通し、負圧化した容器体100内に外気が導入される如く構成している。
前記補助シリンダ22は、前記した如く第2連通路46を介して縦流路Pa内と連通しており、また、補助シリンダ22の下部所定位置には圧力解除孔28を穿設している。また、前方付勢状態でピストン30が設けられている。
ピストン30は、外部材30aと内部材30bとで構成しており、外部材30aは、補助シリンダ22内周に摺動可能に嵌合する環状の摺動部31を、閉塞板32の周縁部より後方に突設した周壁部33の後端部より突設している。また、内部材30bは、閉塞板32裏面に嵌合させた前板35の周縁部より、周壁部33内周に嵌合させてその後方へ後端を突設した内周壁部36を延設し、また、前板35の中央より後方へ中心軸37を延設している。そして、コイルスプリングs1により常時前方へ付勢させている。
本発明に於いて、ピストン30を前方へ付勢させるコイルスプリングs1は、液の連続噴出をより安定して行なえるために長尺のものを採用しており、ピストン30の前方付勢状態を維持させた状態で、その後部を屈曲設置させている。第1実施例では、コイルスプリングs1の後部の屈曲設置を、コイルスプリングs1の後部を逆L字状湾曲部95を介して下方へ垂下させて、ピストン30の前方付勢状態を維持させた状態で屈曲設置させている。その際、屈曲設置にはスプリングカバーB3を使用している。
スプリングカバーB3は、補助シリンダ22外周に嵌合させた嵌合筒部55の後端縁より、所定形状で端面閉塞のカバー筒部57を延設しており、補助シリンダ22内からカバー筒部57内にコイルスプリングs1を収納し、カバー筒部57端面とピストン30との間にコイルスプリングs1を介在させている。その結果、ピストン30を前方へ付勢させるコイルスプリングs1の後方突出幅を極力小さくして全体をコンパクトに形成している。
第1実施例に於けるスプリングカバーB3は、補助シリンダ22外周に嵌合させる嵌合筒部55の後端縁より、フランジ部56を介してカバー筒部57を延設している。カバー筒部57は逆L字状湾曲筒部57a及び有底の垂下筒部57bで構成している。そして、嵌合筒部55の先端部外周を本体部B1の嵌合筒23内周に液密に嵌着するとともに、後端部内周を補助シリンダ22の外周後端部位置に液密に嵌着し、カバー筒部57を補助シリンダ22直後より下方に垂下して装着している。補助シリンダ22と嵌合筒部55との間には、後述する液戻し流路Pcを形成するための環状の隙間58が形成される。
補助シリンダ22内及びスプリングカバーB3のカバー筒部57内にコイルスプリングs1を収納しており、このコイルスプリングs1を、ピストン30の前板35裏面と、垂下筒部57bの底板との間に介在させて、ピストン30を常時前方へ付勢させている。カバー筒部57閉塞端部である垂下筒部57bの底板には空気逃がし孔64を穿設しており、ピストン30の円滑な前後動に寄与する。尚、このスプリングカバーB3は、図2に示す如く、第1部材59、第2部材60の二部材を、長手方向に沿った嵌着部61を嵌着することで形成している。コイルスプリングs1は、例えば、このスプリングカバーB3内に収納することで、カバー筒部57内空間に沿ったコイルスプリングs1の強制湾曲が可能であり、スプリングカバーB3に収納後、補助シリンダ22に取り付けが可能である。但し、これに限らず、本発明では、予め所定形状に湾曲形成されたコイルスプリングs1を使用することも当然可能である。
上記した補助シリンダ22とスプリングカバーB3との間の隙間58は、圧力解除孔28を介して補助シリンダ22内と連通し、また、この隙間58は区画壁24で画成された縦長空間38と連通しており、これら圧力解除孔28、隙間58、縦長空間38とで、補助シリンダ22内と容器体100内とを連通する液戻し流路Pcを形成している。この液戻し流路Pcは、ピストン30が押圧されて圧力解除孔28と補助シリンダ22内とが連通する位置まで後方へ押し込まれた際に、補助シリンダ22内の液が液戻し流路Pcを介して容器体100内に還流され、補助シリンダ22内が減圧される。
本体カバーCは、本体Bの上面、両側面、後面を被覆して本体Bに嵌着固定している。
連結部材Dは、射出流路Pbを画成する射出筒18の先端外周に装着筒部70を嵌合させて射出筒18の先端に嵌着しており、連結部材Dを介して射出筒18の先端にノズルEを連結している。装着筒部70先端に射出筒18先端面を被覆する基板71を備え、基板に設けた透孔72周囲の基板71の前面に小径シリンダ筒73及びノズル支持筒74を突設している。また、射出筒18内にはバルブシール保持バー75を装着している。バルブシール保持バー75は横円柱状のバー本体75aの周囲に、周方向複数の横長なリブ75bを突設して構成しており、前端を後述する蓄圧弁部材84の蓄圧弁体87裏面に当接し、射出筒18内を介して後端を補助シリンダ22内のピストン30の前面に当接し、前後動可能に装着している。
ノズルEは、ノズル支持筒74外周に嵌合した外周壁80の内周前部より前壁81を延設し、前壁81の後面よりノズル支持筒74内周に液密に嵌合した大径シリンダ筒82を突設し、その内周に弁座筒83を突設している。そして、このノズルE内には蓄圧弁部材84を装着しており、蓄圧弁V3を形成している。蓄圧弁部材84は、小径シリンダ筒73内周に摺動する筒状の小径摺動部85と、大径シリンダ筒内周に摺動する筒状の大径摺動部86と、先端の蓄圧弁体87とを備え、コイル状の弾性材s2により前方付勢させて蓄圧弁体87を弁座筒83の弁座に圧接し、蓄圧弁V3を形成している。そして、小径摺動部85、大径摺動部86の作用で、所定圧になると開弁する如く構成している。また、蓄圧弁V3前方には、前壁81中央に基端を開口した筒部に、噴出口88を開口したチップ89を嵌着し、蓄圧弁V3から噴出口88に連通させている。
第1実施例では、前記した如くバルブシール保持カバー75を設けており、このバブルシール保持カバー75は、補助シリンダ22先端にピストンs1が位置する場合に、蓄圧弁V3の蓄圧弁体87を押圧する。従って、蓄圧弁体87は弁座筒83に確実に圧接させておくことができ、蓄圧弁V3の弁機能をより効率よく発揮することができる。
プランジャFは、シリンダ筒19内周に摺動可能に嵌合させた外部摺動部90と、補助筒20外周に摺動可能に嵌合させた内部摺動部91とを、周壁部92の後端部より突設し、周壁部92の先端を柱状頭部93で閉塞して構成しており、外部摺動部90が第1通気孔26を閉塞する位置から後方への押し込みが可能に装着されている。また、柱状頭部93と、奥壁との間に介在させたコイル状のスプリングs3により常時前方へ付勢させている。
トリガーGは、前板の両側より一対の側板を延設し、前板と側板の下端には底板を延設しており、連結部材Dの両側に、前板上方に突出した両側板の上端部をそれぞれ枢着して、前後揺動可能に装着されている。また、プランジャFの先端部をトリガーGの上部に連係させて、トリガーGの引き込みによりプランジャFの押し込みが可能に、押し込んだ状態からコイル状のスプリングs3の弾性復元力で元の状態に復元するプランジャFにより、トリガーGを元の状態に押し戻すよう構成されている。
上記した如く、第1実施例に於けるトリガー式液体噴出器1は、装着した容器体100内とパイプ44、第1逆止弁V1を介して縦流路Paとが連通し、第1逆止弁V1下流の縦流路Paと第1連通路45を介してシリンダ筒19内とが連通し、また、シリンダ筒19内と、第1逆止弁V1の下流で、第2逆止弁V2上流の縦流路Pa、第2逆止弁V2、第2連通路46を介して補助シリンダ22内とが連通し、更に、補助シリンダ22内とノズルEの噴出口88とが、第2連通路46、第2逆止弁部V2下流の縦流路Pa、射出流路Pb、蓄圧弁V3を介して連通する如く構成されている。
上記の如く構成したトリガー式液体噴出器1は、図1の状態からトリガーGを後方へ引くことで、プランジャFを押し込み、シリンダ筒19内の液が第1連通路45を介して第2逆止弁V2を開き、射出流路Pbより蓄圧弁V3を開いてノノズルEの噴出口88より噴出される。一方、一部の加圧液は第2連通路46から補助シリンダ22内に圧入される。
次いでトリガーGの引き込みをやめるとコイル状のスプリングs3の弾性復元力によりプランジャFが押し出され、トリガーGが元の状態に戻されるとともに、負圧化したシリンダ筒19内に第1逆止弁V1を開いて容器体100内の液が導入される。その際、補助シリンダ22内のピストン30は前方付勢力で前進し補助シリンダ22内の液を加圧して射出流路Pbから蓄圧弁V3を開いてノズルEの噴出口88より噴出させる。従って、トリガーGを繰り返し引くことで、液の連続噴出が可能となる。尚、射出流路Pb内では、液がバー本体75a周囲を流動することとなる。
トリガーGの操作を連続して行なうことで、補助シリンダ22内への圧入液が増加して、ピストン30の摺動部31が圧力解除孔28を開放する位置まで到達すると、液が液戻し流路Pcを介して容器体100内に還流され、補助シリンダ22内が減圧されて、ピストン30が圧力解除孔28を塞ぐ位置まで前進する。
図3は第2実施例を示す。第2実施例は第1実施例に於いて、ピストン30を前方付勢させるコイルスプリングs1及びスプリングカバーB3の形態が相違する例である。
第2実施例では、ピストン30を前方付勢させるコイルスプリングs1の後部の屈曲設置が、コイルスプリングs1の後部を横U字状湾曲部96を介して前方へ折り返し、ピストン30の前方付勢状態を維持させた状態で屈曲設置させた例である。
スプリングカバーB3は、第1実施例と同様に補助シリンダ22外周に嵌合させた嵌合筒部55の後端縁より、所定形状で端面閉塞のカバー筒部57を延設しており、補助シリンダ22内からカバー筒部57内にコイルスプリングs1を収納し、カバー筒部57端面とピストン30との間にコイルスプリングs1を介在させている。その結果、ピストン30を前方へ付勢させるコイルスプリングs1の後方突出幅を極力小さくして全体をコンパクトに形成している。
第2実施例に於けるスプリングカバーB3は、補助シリンダ22外周に嵌合させる嵌合筒部55の後端縁より、フランジ部56を介してカバー筒部57を延設している。カバー筒部57は横U字状湾曲筒部62及び先端閉塞の水平筒部63で構成している。そして、嵌合筒部55の先端部外周を本体部B1の嵌合筒23内周に液密に嵌着するとともに、後端部内周を補助シリンダ22の外周後端部位置に液密に嵌着し、カバー筒部57を補助シリンダ22直後より横U字状湾曲部96を介して補助シリンダ22下部へ折り返した状態で装着している。
この場合も補助シリンダ22内及びスプリングカバーB3のカバー筒部57内にコイルスプリングs1を収納しており、このコイルスプリングs1を、ピストン30の前板35裏面と、水平筒部63の先端閉塞板との間に介在させて、ピストン30を常時前方へ付勢させている。また、第1実施例と同様に、カバー筒部57閉塞端部である水平筒部63の先端閉塞板には空気逃がし孔64を穿設している。尚、このスプリングカバーB3も第1実施例と同様に第1部材、第2部材の二部材を嵌着することで形成している。コイルスプリングs1は、この場合も例えば、このスプリングカバーB3内に収納することで、カバー筒部57内空間に沿ったコイルスプリングs1の強制湾曲が可能であり、スプリングカバーB3に収納後、補助シリンダ22に取り付けが可能である。但し、これに限らず、本発明では、予め所定形状に湾曲形成されたコイルスプリングs1を使用することも当然可能である。その他の構成、作用は第1実施例と同様であり、説明を省略する。
尚、上記した如く液を噴出する具体例として、例えば縦流路Paへ供給された液のうち約50%が直接射出流路Pbを介してノズルEから噴出され、残りの約50%が補助シリンダ22内に残存する如く設計することもできる。また、トリガーGを繰り返し作動させることで、補助シリンダ22内に液体を大量にためる如く設計することも可能である。
1:トリガー式液体噴出器
A:装着キャップ
10…周壁、11…頂壁
B:本体
B1:本体部
15…連結筒部、16…頂板,17…縦筒、18…射出筒、19…シリンダ筒
20…補助筒、21…前壁、22…補助シリンダ、23…嵌合筒、24…区画壁、
25…係止リブ、26…第1通気孔、28…圧力解除孔、30…ピストン、
30a…外部材、30b…内部材、31…摺動部、32…閉塞板、33…周壁部、
35…前板、36…内周壁部、37…中心軸、38…縦長空間
B2:インテイク
40…大径筒部、41…頂板、42…小径筒部、43…フランジ、44…パイプ、
45…第1連通路、46…第2連通路、47…第2通気孔
B3:スプリングカバー
55…嵌合筒部、56…フランジ部、57…カバー筒部、57a…逆L字状湾曲筒部、
57b…垂下筒部、58…隙間、59…第1部材、60…第2部材、61…嵌着部、
62…横U字状湾曲筒部、63…水平筒部、64…空気逃がし孔
C:本体カバー
D:連結部材
70…装着筒部、71…基板、72…透孔、73…小径シリンダ筒、
74…ノズル支持筒、75…筒体
E:ノズル
80…外周壁、81…前壁、82…大径シリンダ筒、83…弁座筒、84…蓄圧弁部材、85…小径摺動部、86…大径摺動部、87…蓄圧弁体、88…噴出口、89…チップ
F:プランジャ
90…外部摺動部、91…内部摺動部、92…周壁部、93…柱状頭部
G:トリガー
V1:第1逆止弁
V2:第2逆止弁
V3:蓄圧弁
Pa:縦流路
Pb:射出流路
Pc:液戻し流路
s1:コイルスプリング
95…逆L字状湾曲部、96…横U字状湾曲部
s2:コイル状の弾性材
s3:コイル状のスプリング
100:容器体
101…口頸部

Claims (7)

  1. 容器体(100)内とパイプ(44)を介して連通する縦流路(Pa)と、縦流路(Pa)と連通して前方へ突設したシリンダ筒(19)と、縦流路(Pa)と連通して後方に突設した補助シリンダ(22)と、シリンダ筒(19)上方位置に於いて縦流路(Pa)内と連通して前方へ延設し、先端にノズル(E)を備えた射出流路(Pb)と、縦流路(Pa)内に上流より下流へ一方的に連通する第1逆止弁(V1)及び第2逆止弁(V2)とを備え、容器体(100)内と第1逆止弁(V1)を介してシリンダ筒(19)内とを連通させるともに、シリンダ筒(19)内と第2逆止弁(V2)を介して射出流路(Pa)内及び補助シリンダ(22)内とを連通させ、射出流路(Pb)の前部位置より揺動可能に垂設したトリガー(G)の操作により、ノズル(E)の噴出口(88)より噴出する加圧液の一部が補助シリンダ(22)内に導入され、トリガー(G)の操作後に補助シリンダ(22)内に残存する液がピストン(30)の加圧により射出流路(Pb)を介して噴出口(88)より噴出可能に構成したトリガー式液体噴出器であって、補助シリンダ(22)内のピストン(30)を付勢させるコイルスプリング(s1)を、ピストン(30)の前方付勢状態を維持させた状態で、その後部を屈曲設置させたことを特徴とするトリガー式液体噴出器。
  2. 前記コイルスプリング(s1)の後部の屈曲設置が、コイルスプリング(s1)の後部を逆L字状湾曲部(95)を介して下方へ垂下させて、ピストン(30)の前方付勢状態を維持させた状態で屈曲設置させた請求項1に記載のトリガー式液体噴出器。
  3. 前記コイルスプリング(s1)の後部の屈曲設置が、コイルスプリング(s1)の後部を横U字状湾曲部(96)を介して前方へ折り返し、ピストン(30)の前方付勢状態を維持させた状態で屈曲設置させた請求項1に記載のトリガー式液体噴出器。
  4. 補助シリンダ(22)外周に嵌合させた嵌合筒部(55)の後端縁より、所定形状で端面閉塞のカバー筒部(57)を延設したスプリングカバー(B3)を設け、補助シリンダ(22)内からカバー筒部(57)内にコイルスプリング(s1)を収納し、カバー筒部(57)端面とピストン(30)との間にコイルスプリング(s1)を介在させた請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のトリガー式液体噴出器。
  5. 補助シリンダ(22)に、ピストン(30)の後限位置を規定する圧力解除孔(28)を開口するとともに、圧力解除孔(28)から容器体(100)内に至る液戻し流路(Pc)を設けた請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のトリガー式液体噴出器。
  6. ノズル(E)内に所定液圧で開弁する蓄圧弁(V3)を設けた請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のトリガー式液体噴出器。
  7. 補助シリンダ(22)先端にピストン(30)が位置する場合に、蓄圧弁(V3)の蓄圧弁体(87)を押圧するバブルシール保持バー(75)を、両者間に介在させた請求項6に記載のトリガー式液体噴出器。
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