JP2014163144A - ソーラーパネル用の取付部材及びこれを使用した家畜舎 - Google Patents
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Abstract
【課題】 スレート小波と称される山と谷の高さが低く、かつ波状に繋がる山と谷との間隔が小さな波板に、ソーラーパネルを簡単かつ容易に設置することができる、ソーラーパネル用の取付部材と、これを使用した家畜舎を提供することを目的としたものである。
【解決手段】谷部Vと山部Mとが連続して波状を形成する波板Sの、前記山部M上に配される基部2と、前記山部Mを挟んで並列に配置される各谷部V,Vの上面と当接する弧状面を有する脚部3,3を有し、前記波板Sを覆うように形成して取付部材1とし、この取付部材1を使用して家畜舎の屋根にソーラーパネルを設置する。
【選択図】 図1
【解決手段】谷部Vと山部Mとが連続して波状を形成する波板Sの、前記山部M上に配される基部2と、前記山部Mを挟んで並列に配置される各谷部V,Vの上面と当接する弧状面を有する脚部3,3を有し、前記波板Sを覆うように形成して取付部材1とし、この取付部材1を使用して家畜舎の屋根にソーラーパネルを設置する。
【選択図】 図1
Description
この発明は、ソーラーパネルを構築物、特に屋根が簡易な家畜舎の屋根に取り付けるための取付部材と、これを使用した家畜舎に関するものである。
ソーラーパネルの普及につれて、一般家庭においても、ソーラーパネルを屋根に設置されることが多くなっている。
かかるソーラーパネルを建物の屋根に取り付けたものとしては、例えば、特開平07−217101号公報(特許文献1)がある。
かかるソーラーパネルを建物の屋根に取り付けたものとしては、例えば、特開平07−217101号公報(特許文献1)がある。
この特許文献1における屋根構造は、太陽電池モジュールを、雨漏りがしないように取付けることができる屋根に関するもので、波状の鋼板等から成る上位屋根板に受け金具を取付け、この受け金具に太陽電池モジュールを取付けるもので、前記受け金具は、上位屋根板の突起部(頂部)にビスによって固定されるものである。
特開平09−177272号公報(特許文献2)では、太陽電池モジュールを波板屋根に取付けるに際して、屋根の防水性能を損ねることのないようにするものである。
具体的には、所定ピッチの頂部又は凸部を有する折板葺きの屋根に住宅用ソーラ機器を取付けるための取付金物であって、前記折板の任意の頂部又は凸部に跨って該頂部又は凸部を緊締状態に挟み込む手段を有する屋根固定部材と、前記住宅用ソーラ機器と前記屋根固定部材とを結合するための結合部材とを備えてなるもので、取付金物を波形鋼板の頂部又は凸部に載せ、波形鋼板の頂部を緊締状態に挟み込むようにして固定し、この取付金物に太陽電池モジュールが設けられるものである。
具体的には、所定ピッチの頂部又は凸部を有する折板葺きの屋根に住宅用ソーラ機器を取付けるための取付金物であって、前記折板の任意の頂部又は凸部に跨って該頂部又は凸部を緊締状態に挟み込む手段を有する屋根固定部材と、前記住宅用ソーラ機器と前記屋根固定部材とを結合するための結合部材とを備えてなるもので、取付金物を波形鋼板の頂部又は凸部に載せ、波形鋼板の頂部を緊締状態に挟み込むようにして固定し、この取付金物に太陽電池モジュールが設けられるものである。
特開2012−117351号公報(特許文献3)では、太陽電池モジュールを野地板上に取付ける際に、通気を確保するとともに、波板の垂木への取り付けを確実に行うことで防水を確保せんとするもので、野地板の上に配置された波板構造体の上に取付金具を設け、この取付金具に太陽電池モジュールが取付けられるものである。
この取付金具は、特許文献3の図6で明らかなように、波板の上面に合わせて下面が形成されたベース部と、このベース部に対して垂直方向に延設された垂直部材と、この垂直部材に設けられ、かつブラケットを取り付ける取付部を備えるもので、ベース部では、取付金具を波板上に留めるためのビスが必ず波板の波上部(頂部)に合致するよう構成されている。
特許第4478240号公報(特許文献4)に示される太陽電池モジュールパネル取付装置は、野地板上に、凹凸部の長手方向が雨水の流れの方向と一致するように波形金属板を設け、この波形金属板の上面側に複数の保持具を介して太陽電池モジュールパネルを取り付けたものである。
その際、前記波形金属板の上流側の開口部を、前記野地板に固定した水切り金属板で遮蔽し、前記波形金属板の左右両側部における一方側を、雨水の浸入を防ぐために屋根材で覆い、前記波形金属板の他方側を、雨水の浸入を防ぐために水切り金属板で覆い、前記波形金属板の下流側を、前記野地板に固定した水切り金属板で覆うようにしている。
一方、特開2013−002071号公報(特許文献5)には、従来の導入対象でなかった畜舎やプレハブ等の倉庫などにも好適に導入することができる太陽電池パネルの下層構造、及び太陽電池パネルを含む外装構造が提案されている。
すなわち、下地上に連続材である保持部材を固定し、この保持部材に外装材を取付けるとともに、前記外装材を介して太陽電池パネルを敷設する下層構造であって、外装材は、少なくとも長手方向に沿って被重合部と、被重合部に重合する重合部とを有し、被重合部は段部を備え、重合部は裏面側に折曲した係止部を備え、保持部材は、少なくとも下地への固定部と、外装材の段部を上方から保持する保持部と、係止部と係合する被係止部とを有し、敷設状態にて、被重合部に重合させた重合部は、下地面に対して略平行状であって、隣接する重合部が同一レベルに構築される、というものである。
前記特許文献1〜4に開示された発明は、いずれも太陽電池モジュールを取付けるための屋根自体が、きわめて堅牢なものであることを前提としている。
なかでも、特許文献2〜4に開示の屋根は、波板鋼鈑が使用されている。
なかでも、特許文献2〜4に開示の屋根は、波板鋼鈑が使用されている。
一方、一般家庭以外、例えば、牛舎、豚舎、鶏舎等の畜舎ないし畜産施設にもソーラーパネルを設置することは、特許文献5で開示されている。
この特許文献5は、十分な取付強度と雨仕舞い性とを備える簡易な外装構造を、太陽電池パネルの下層構造として構築することを目的とするもので、屋根が樹脂製の波板で葺かれたような家畜舎を対象とするものではなく、かかる屋根構造を対象としてもよいとの記載も示唆もないものである。
この特許文献5は、十分な取付強度と雨仕舞い性とを備える簡易な外装構造を、太陽電池パネルの下層構造として構築することを目的とするもので、屋根が樹脂製の波板で葺かれたような家畜舎を対象とするものではなく、かかる屋根構造を対象としてもよいとの記載も示唆もないものである。
一般的に、牛舎、豚舎、鶏舎等の家畜舎ないし畜産施設では、糞、排気ガス、消毒液等による腐食を考慮し、取り換え容易な屋根材として、スレートボード板などに代えて、大波もしくは小波形状の樹脂製の屋根材を使用することが多い。
しかも、かかる家畜舎は、躯体自体は金属材料で構成されても、屋根部分における梁に相当する部位は、腐食の進行度合いが低い木材が使用され、この木材に前記樹脂製の波板を釘で固定して屋根としている。
しかも、かかる家畜舎は、躯体自体は金属材料で構成されても、屋根部分における梁に相当する部位は、腐食の進行度合いが低い木材が使用され、この木材に前記樹脂製の波板を釘で固定して屋根としている。
前記釘を使用した母材への波板の取付けは、一般的に、一つ置きの波板の頂部から釘を母材に打ち込むものであるので、ソーラーパネルの取付けに際しては、ソーラーパネルを取付けるための取付部材を、前記の釘を引き抜いた頂部を利用するか、一つ置きの釘のない頂部を利用せざるを得ない。
しかしながら、樹脂製の波板から釘を抜く方法は、波板を損傷する可能性が大きく、使用による経年変化を生じている場合は、特に慎重な対応が求められるので、作業能率が悪く、結果的には設備工事費にしわ寄せがあるなどの問題がある。
この発明はかかる現状に鑑み、波板、特に小波と称される山と谷の高さが低く、かつ波状に繋がる山と谷との間隔が小さな波板に、ソーラーパネルを簡単かつ容易に設置することができる、ソーラーパネル用の取付部材と、これを使用した家畜舎を提供することを目的としたものである。
前記目的を達成するため、この発明の請求項1に記載の発明は、
ソーラーパネルを、波板構造の屋根に取付けるための取付部材であって、
谷部と山部とが連続して波状を形成する波板の、前記山部上に配される基部と、前記山部を挟んで並列に配置される各谷部の上面と当接する弧状面を有する脚部を有し、前記波板を覆うように形成されていること
を特徴とするソーラーパネル用の取付部材である。
ソーラーパネルを、波板構造の屋根に取付けるための取付部材であって、
谷部と山部とが連続して波状を形成する波板の、前記山部上に配される基部と、前記山部を挟んで並列に配置される各谷部の上面と当接する弧状面を有する脚部を有し、前記波板を覆うように形成されていること
を特徴とするソーラーパネル用の取付部材である。
この発明の請求項2に記載の発明は、
請求項1におけるソーラーパネル用の取付部材において、
前記波板は、
波の間隔が短い小波状であって、樹脂製であること
を特徴とするものである。
請求項1におけるソーラーパネル用の取付部材において、
前記波板は、
波の間隔が短い小波状であって、樹脂製であること
を特徴とするものである。
この発明の請求項3に記載の発明は、
請求項1又は2に記載のソーラーパネル用の取付部材において、
前記取付部材は、
その基部の中央に、ボルト貫通用の透孔が形成されていること
を特徴とするものである。
請求項1又は2に記載のソーラーパネル用の取付部材において、
前記取付部材は、
その基部の中央に、ボルト貫通用の透孔が形成されていること
を特徴とするものである。
この発明の請求項4に記載の発明は、
請求項1〜4のいずれかの記載のソーラーパネル用の取付部材において、
前記取付部材は、
波板の谷部と当接する脚部および波板の山部と当接する透孔の裏面にそれぞれクッション材が設けられていること
を特徴とするものである。
請求項1〜4のいずれかの記載のソーラーパネル用の取付部材において、
前記取付部材は、
波板の谷部と当接する脚部および波板の山部と当接する透孔の裏面にそれぞれクッション材が設けられていること
を特徴とするものである。
この発明の請求項5に記載の発明は、
野地板と、
前記野地板に配置され、複数枚の波板を組み合わされてなる波板と、
谷部と山部とが連続して波状を形成する波板の、前記山部上に配される基部と、前記山部を挟んで並列に配置される各谷部の上面と当接する弧状面を有する脚部を有し、前記波板を覆うように形成され取付部材と、
2以上の前記取付部材を介して前記波板に固定されている取付レールと、
前記取付レールに設けられたボルトに係着されたラック部材と、
前記ラック部材に取付けられるソーラーパネルと
からなる屋根構造を有すること
を特徴とする家畜舎である。
野地板と、
前記野地板に配置され、複数枚の波板を組み合わされてなる波板と、
谷部と山部とが連続して波状を形成する波板の、前記山部上に配される基部と、前記山部を挟んで並列に配置される各谷部の上面と当接する弧状面を有する脚部を有し、前記波板を覆うように形成され取付部材と、
2以上の前記取付部材を介して前記波板に固定されている取付レールと、
前記取付レールに設けられたボルトに係着されたラック部材と、
前記ラック部材に取付けられるソーラーパネルと
からなる屋根構造を有すること
を特徴とする家畜舎である。
この発明の請求項6に記載の発明は、
請求項5に記載の家畜舎において、
前記波板は、
波の形状が小さなスレート小波形状であること
を特徴とするものである。
請求項5に記載の家畜舎において、
前記波板は、
波の形状が小さなスレート小波形状であること
を特徴とするものである。
この発明のソーラーパネル用の取付部材は、樹脂製の波板、特に波の間隔が小さな小波状の波板が使用された屋根構造を有する家畜舎に好適に使用することができるもので、固定釘が使用されていない山部と、この山部に並行する谷部を有する波板上にそれぞれ装着するとともに、基部の透孔を利用して屋根を構成する母材に釘もしくはビスなどでそれぞれ固定したのち、横方向に配置された各取付部材同士を取付けレールで連結させることによって、小波構造の屋根に、簡単かつ容易にソーラーパネルの取付部材を取付けることができる。
特に、この発明のソーラーパネル用の取付部材は、基部に作用する取付けレールなどの負荷を一対の脚部を介して波板の谷部を介して波板全体に分散させることができるので、樹脂製の波板であっても、ソーラーパネルの設置を可能とすることができる。
その結果、畜産用の小屋であっても、ソーラーパネルを設置することができるので、設置したソーラーパネルによる電力を使用して、畜舎清掃のための装備を可動させることができるなど、畜産用の施設の有効利用を増進させ、さらに畜産に要する経費の節減も図れるので、特に地方の畜産家にとっては、きわめて有益なものである。
この発明にかかるソーラーパネル用の取付部材を使用した家畜舎は、樹脂製の波板で葺かれた構造物の屋根であっても、ソーラーパネルを設置することができ、得た電力を使用して、畜舎清掃のための装備を可動させることができるなど、畜産用の施設の有効利用を増進させ、さらに畜産に要する経費の節減も図れるので、特に地方の畜産家にとっては、きわめて有益なものである。
以下、この発明にかかるソーラーパネル用の取付部材の実施の形態を、添付の図面に基づいて具体的に説明する。
なお、この発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、その発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々変形して実施可能である。
なお、この発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、その発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々変形して実施可能である。
この発明のソーラーパネル用の取付部材1(以下、単に「取付部材1」という。)は、図1で明らかなように、波板Sの山部M上に配置される基部2と、この基部2の左右の両端部に並列する谷部Vの上面と当接する弧状面を有する脚部3,3とを有するもので、矩形状の鋼材に折曲げ加工を施すことによって構成するものである。
この取付部材1の材質は、鋼材に限定されるものではなく、使用するソーラーパネルの負荷に耐えることができる素材であれば、強度の高い樹脂を使用してもよい。
前記取付部材1は、基部2の中央に上下に貫通する透孔4を形成して、釘やビス、ボルトのような係着具Nの挿通孔とするとともに、前記脚部3,3の先端部の裏面、すなわち、脚部3と波板Sの上面と接する部位に、長手方向に沿って所要の幅と厚みを有するクッション材5,5を、それぞれ装着させたものである。
前記のクッション材5は、ゴム素材あるいはウレタンやスポンジなどの樹脂素材であってもよいもので、取付部材1を樹脂製の波板上に設置した場合、位置ズレしない滑り止め防止作用を有するものが好ましい。
なお、この実施例で示される取付部材1は、側面視が台形に近い形状を有しているが、側面視が、適用せんとする波板の波形形状と同じ形状を有するものであってもよいものである。
かかる取付部材1は、図2で示すように、山部M1,M2,M3……と谷部V1,V2,V3,V4……が交互に連続する波板Sの、例えば、谷部V1と山部M1および谷部V2からなる波状部に第1の取付部材1Aを配置する。
ついで、谷部V2と山部M2および谷部V3からなる波状部を飛ばし、並行する谷部V3と山部M3および谷部V4からなる波状部に第2の取付部材1Bを配置する。
しかるのち、左右方向において並列する第1の取付部材1Aと第2の取付部材1Bとの上部に取付レール6を架橋させる。
しかるのち、左右方向において並列する第1の取付部材1Aと第2の取付部材1Bとの上部に取付レール6を架橋させる。
この実施例においては、前記取付部材1Bは、取付部材1Aから山部M2を飛ばしているが、飛ばす山部の数が多い場合には、ソーラーパネルの負荷が大きく作用するおそれがあるので、並列的に配される取付部材同士の間隔は、できるだけ狭いことが望ましい。
前記取付レール6は、チャンネル状の鋼材の両側壁の先端部を、互いに内側に折り曲げてレール部6a,6bを形成したもので、底面の中央部には長手方向に沿って、係着具Nを貫通させる長孔などからなる透孔6cからなるが設けられている。
したがって、前記透孔6cと前記取付部材1の透孔4とを合致させたのち、ボルトからなる係着具Nを、取付レール6の上部開口部から前記透孔6cを介して係着具Nを挿入してねじ込むことによって母材Pに固定する。
しかるのち、両取付部材1Aと1Bとを、取付レール6で相互に連結して一体化させるものである。
しかるのち、両取付部材1Aと1Bとを、取付レール6で相互に連結して一体化させるものである。
前記係着具Nの打ち込みに際しては、図4に示すように、各取付部材1の透孔4と波板Sの山部Mとの間に、クッション材5を介在させるものである。
このクッション材5は、係着具Nの打ち込みによる波板Sへの負荷を軽減するとともに、樹脂製の波板Sが損傷することを防止する。
このクッション材5は、係着具Nの打ち込みによる波板Sへの負荷を軽減するとともに、樹脂製の波板Sが損傷することを防止する。
なお、このクッション材5は、その厚みを、負荷状態において、波板Sを母材Pに固定する係着具Nの頭部の厚みより厚くすることで、取付レール6を波板Sに対して平行に装着させることができる。
前記取付レール6は、上部開口縁部にレール6a,6bが付設されているので、このレール6a,6bを利用して、取付レール6上にスライダー7を可動自在に装着する。
前記スライダー7は、図2で明らかなように、下面に前記レール6a,6bと係合可能な係合部7aと7bとを有するとともに、上面中央部には、波板Sの前後方向、すなわち奥行方向に沿って配置されるソーラーパネルSP装着用のラック部材9を固定するためのボルト8が上方に向かって垂設されている。
なお、前記ボルト8のスライダー7への固定手段には、特段の制限はないものである。
なお、前記ボルト8のスライダー7への固定手段には、特段の制限はないものである。
かかるスライダー7は、前記ボルト8を前記ラック部材9の裏面側からラック部材9内に突出させ、その突出部にナット10を螺合させて、ラック部材9とあらかじめ一体化させておくことが作業上好ましい。
前記波板Sは、図4に示すように、家畜舎の屋根を構成する母材Pに、くぎなどの係着具Nによって固定される。
この固定は、一般的に、一つ置きの山部M,M……に、係着具Nを打ち込んで行なうものである。
この固定は、一般的に、一つ置きの山部M,M……に、係着具Nを打ち込んで行なうものである。
かくして、この発明のソーラーパネル用の取付部材1に装着されたラック部材9には、図5で示すように、ソーラーパネルSPの側縁を保持するための保持部材11が、所要の間隔を存して配置固定され、この保持部材11,11……にソーラーパネルSPを係着させることで、図6に示すように、波板Sが葺かれた家畜舎の屋根にソーラーパネルSPを取付けるものである。
なお、前記取付レール6へのラック部材9の取付けは、ラック部材9の裏面にあらかじめ装着されたスライダー7を、前記取付部材6の上部のレール部6a,6bに係合させることによって行なうもので、前記スライダー7を、取付レール6に沿って左右方向に可動させることによって、ソーラーパネルSPを取付けるためのラック部材9の位置を選択することができる。
以上述べたように、この発明のソーラーパネル用の取付部材は、屋根が樹脂製の波板で葺かれた家畜舎であっても、容易にソーラーパネルを装着することができ、ソーラーパネルの利用範囲をより広げることができる。
また、このソーラーパネル用の取付部材を使用した家畜舎は、その屋根が樹脂製であっても、ソーラーパネルを設置することができるので、畜産家が独自に使用できる電力を大幅に増やすことが可能となる。
また、このソーラーパネル用の取付部材を使用した家畜舎は、その屋根が樹脂製であっても、ソーラーパネルを設置することができるので、畜産家が独自に使用できる電力を大幅に増やすことが可能となる。
この発明のソーラーパネル用の取付部材は、樹脂製の波板葺きの屋根であっても、当該屋根を有する構造物であれば、ソーラーパネルを容易に設置することができるので、家畜類の家畜舎に限らず、漁師小屋など簡易な形態の屋根を有する構造物にも付設することが可能であるので、ソーラーパネルの普及を多いに促進させることができる。
1 ソーラーパネル用の取付部材
2 基部
3 脚部
4 透孔
5 クッション材
6 取付レール
7 スライダー
8 ボルト
9 ラック部材
10 ナット
11 保持部材
S 波板
M 山部
V 谷部
SP ソーラーパネル
2 基部
3 脚部
4 透孔
5 クッション材
6 取付レール
7 スライダー
8 ボルト
9 ラック部材
10 ナット
11 保持部材
S 波板
M 山部
V 谷部
SP ソーラーパネル
Claims (6)
- ソーラーパネルを、波板構造の屋根に取付けるための取付部材であって、
谷部と山部とが連続して波状を形成する波板の、前記山部上に配される基部と、前記山部を挟んで並列に配置される各谷部の上面と当接する弧状面を有する脚部を有し、前記波板を覆うように形成されていること
を特徴とするソーラーパネル用の取付部材。 - 前記波板は、
波の間隔が短い小波状であって、樹脂製であること
を特徴とする請求項1に記載のソーラーパネル用の取付部材。 - 前記取付部材は、
その基部の中央に、ボルト貫通用の透孔が形成されていること
を特徴とする請求項1又は2に記載のソーラーパネル用の取付部材。 - 前記取付部材は、
波板の谷部と当接する脚部および波板の山部と当接する透孔の裏面にそれぞれクッション材が設けられていること
を特徴とする請求項1〜4のいずれかの記載のソーラーパネル用の取付部材。 - 野地板と、
前記野地板に配置され、複数枚の波板を組み合わされてなる波板と、
谷部と山部とが連続して波状を形成する波板の、前記山部上に配される基部と、前記山部を挟んで並列に配置される各谷部の上面と当接する弧状面を有する脚部を有し、前記波板を覆うように形成され取付部材と、
2以上の前記取付部材を介して前記波板に固定されているレール部材と、
前記レール部材に設けられたボルトに係着されたラック部材と、
前記ラック部材に取付けられるソーラーパネルと
からなる屋根構造を有すること
を特徴とする家畜舎。 - 前記波板は、
波の形状が小さなスレート小波形状であること
を特徴とする請求項5に記載の家畜舎。
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