JP2014160216A - マッハツェンダ干渉計型波長選択スイッチ - Google Patents
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Abstract
【課題】波長選択スイッチの出力ポートの数を増大させるとともに、マッハツェンダ干渉計型波長カプラを集積して小型化する。
【解決手段】1本の入力ポートとおよびN個の出力導波路を含み、波長分割多重信号を分波して、出力導波路の各々に各波長の光信号を出力する第1のアレイ導波路回折格子と、前記N個の出力導波路の1つから出力された光信号を入力し、M個の出力ポートのいずれかに出力するN個の1×M光スイッチと、前記N個の1×M光スイッチから出力されたN個の光信号を入力し、N+M−1本の出力に合成する複数の波長カプラからなるマッハツェンダ干渉計型複合波長カプラと、前記マッハツェンダ干渉計型複合波長カプラから出力されたN個の光信号をN+M−1個の入力ポートのいずれかに入力し、M本の出力ポートに出力する第2のアレイ導波路回折格子とを備えた。
【選択図】図2
【解決手段】1本の入力ポートとおよびN個の出力導波路を含み、波長分割多重信号を分波して、出力導波路の各々に各波長の光信号を出力する第1のアレイ導波路回折格子と、前記N個の出力導波路の1つから出力された光信号を入力し、M個の出力ポートのいずれかに出力するN個の1×M光スイッチと、前記N個の1×M光スイッチから出力されたN個の光信号を入力し、N+M−1本の出力に合成する複数の波長カプラからなるマッハツェンダ干渉計型複合波長カプラと、前記マッハツェンダ干渉計型複合波長カプラから出力されたN個の光信号をN+M−1個の入力ポートのいずれかに入力し、M本の出力ポートに出力する第2のアレイ導波路回折格子とを備えた。
【選択図】図2
Description
本発明は、マッハツェンダ干渉計型波長選択スイッチに関し、より詳細には、光通信ネットワークノードにおいて光スイッチとして機能する波長選択スイッチに関する。
近年、光通信デバイスの分野では波長選択スイッチ(WSS:Wavelength Selective Switch)の研究が盛んに行われている。WSSは、次世代のROADM(Reconfigurable Optical Add-Drop Multiplexer)ノードを構成するために必要不可欠である。入力された波長分割多重(WDM:Wavelength Division Multiplexing)信号のうちの任意の波長を任意の出力ポートに選択的に出力できるデバイスであり、2種類に大別される。第1に、回折格子と、MEMS(Micro Electro Mechanical System)、LCoS(Liquid Crystal on Silicon)等の面型スイッチング素子とを空間光学系で接続した空間光学型WSSである。第2に、光導波路技術に基づく集積型WSSである。空間光学型WSSは、集積型WSSに比べ、多くのポートを収容でき、光学特性も良いことから主流となっている。しかしながら、サイズが大きく、製造工程の複雑さから高価であるという欠点がある。一方、集積型WSSは、空間光学型WSSに比べ、多くのポートを収容することが困難であるが、省スペース、コストの面で有利である。
図1に、従来の集積型WSSである光回路型1×2波長選択スイッチを示す。波長選択スイッチ100は、N個の波長を含む波長分割多重信号を、1本の入力ポートIN1から入力し、2本の出力ポートOUT1,OUT2から選択された波長を含む波長分割多重信号を出力する。波長選択スイッチ100は、1個の入力導波路およびN個の出力導波路を含むアレイ導波路回折格子(AWG:Arrayed Waveguide Grating)101と、N個の1×2光スイッチ102と、N−1個の2×1波長カプラ103と、N+1個の入力導波路および2個の出力導波路を含むAWG104とを備える(例えば、非特許文献1参照)。
入力ポートIN1に入力された波長分割多重信号は、AWG101によって分波され、出力導波路A1〜AN(最も長いアレイ導波路に近い側からA1,A2,…,ANとする)の各々に、各波長λ1〜λNの光信号が出力される。各波長の光信号は、1×2光スイッチ102によってスイッチされ、図の上側の出力導波路B1または下側の出力導波路B2のいずれかに出力される。各々の波長カプラ103は、1×2光スイッチ102の選択によって、(a)隣り合う波長の光信号を合波する、(b)一方の波長の光信号のみを通す、(c)隣り合う波長のいずれも通さない、の3つの動作をする。
AWG104の入力導波路を、最も長いアレイ導波路に近い側からH1,H2,…,HN+1とする。AWGの対称性から、例えば、入力導波路H2〜HN+1のそれぞれに、各波長λ1〜λNの光信号が入射されると、波長λ1〜λNを含む波長分割多重信号が出力ポートOUT1に出力される。入力導波路H1〜HNのそれぞれに、各波長λ1〜λNの光信号が入射されると、波長λ1〜λNを含む波長分割多重信号が出力ポートOUT2に出力される。このようにして、任意の波長の光信号を、出力ポートOUT1,OUT2のどちらかに出力させることができる。
しかしながら、従来の集積型WSSでは、出力ポート数が2と少なく、空間光学型WSSと比べてポート数の点で性能が劣っていた。
Yuichiro Ikuma, Takayuki Mizuno, Hiroshi Takahashi, Hiroyuki Tsuda, "Wavelength selective switches using silica optical waveguide," The Institute Of Electronics, Information And Communication Engineers, OPE2012-125, October 26, 2012
従来の集積型WSSにおいて、出力ポート数Mを増やすためには、光スイッチのポート数を増やし、N+M−1個の波長カプラを備えなければならず、回路が大型化してしまうという問題があった。
また、従来の集積型WSSでは、1×2波長選択スイッチの構成においては交差導波路を含まないのに対し、1×M波長選択スイッチの構成とすると、光回路中に交差導波路を多く含んでしまう。交差導波路は、交差角が小さいほど、交差する導波路間でクロストークを生じ、伝搬する光信号の特性を劣化させることになる。交差導波路を設ける場合は、クロストークを低減するために、交差導波路の交差角をできるだけ90度に近づけることが望ましい。
本発明の目的は、集積型WSSの出力ポートの数を増大させるとともに、マッハツェンダ干渉計型波長カプラを集積して小型化することにある。
本発明は、このような目的を達成するために、第1の実施態様は、N個の波長分割多重信号を1本の入力ポートから入力し、M本(Mは3以上の整数)の出力ポートから選択された波長を含む波長分割多重信号を出力するマッハツェンダ干渉計型波長選択スイッチであって、前記1本の入力ポートとおよびN個の出力導波路を含み、前記波長分割多重信号を分波して、前記出力導波路の各々に各波長の光信号を出力する第1のアレイ導波路回折格子と、前記N個の出力導波路の1つから出力された光信号を入力し、M個の出力ポートのいずれかに出力するN個の1×M光スイッチと、前記N個の1×M光スイッチから出力されたN個の光信号を入力し、N+M−1本の出力に合成する複数の波長カプラからなるマッハツェンダ干渉計型複合波長カプラと、前記マッハツェンダ干渉計型複合波長カプラから出力されたN個の光信号をN+M−1個の入力ポートのいずれかに入力し、M本の出力ポートに出力する第2のアレイ導波路回折格子とを備えたことを特徴とする。
第2の実施態様は、前記第1のアレイ導波路回折格子と前記第2のアレイ導波路回折格子とを、1つのアレイ導波路回折格子に集約したことを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、複数のマッハツェンダ干渉計型波長カプラを集積して、マッハツェンダ干渉計型複合波長カプラを構成することにより、光回路の小型化を図るとともに、マッハツェンダ干渉計型波長選択スイッチの出力ポート数M(Mは3以上の整数)を増大させることができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図2に、本発明の第1の実施形態にかかるマッハツェンダ干渉計型波長選択スイッチを示す。波長選択スイッチ200は、N個(図はN=9の場合を示す)の波長を含む波長分割多重信号を、1本の入力ポートIN1から入力し、M本(Mは3以上の整数、図はM=4の場合を示す)の出力ポートOUT1,OUT2,…,OUTMから選択された波長を含む波長分割多重信号を出力する。波長選択スイッチ200は、1個の入力導波路およびN個の出力導波路A1〜AN(最も長いアレイ導波路に近い側からA1,A2,…,ANとする)を含むAWG201(第1のアレイ導波路回折格子)と、N個の1×M光スイッチ202(AWG201の最も長いアレイ導波路に近い側からS1,S2,…,SNとする)と、マッハツェンダ干渉計型複合波長カプラ(MZC)203と、N+M−1個の入力導波路(最も長いアレイ導波路に近い側からE1,E2,…,EN+M−1とする)およびM個の出力導波路を含むAWG204(第2のアレイ導波路回折格子)とを備えている。
図2に、本発明の第1の実施形態にかかるマッハツェンダ干渉計型波長選択スイッチを示す。波長選択スイッチ200は、N個(図はN=9の場合を示す)の波長を含む波長分割多重信号を、1本の入力ポートIN1から入力し、M本(Mは3以上の整数、図はM=4の場合を示す)の出力ポートOUT1,OUT2,…,OUTMから選択された波長を含む波長分割多重信号を出力する。波長選択スイッチ200は、1個の入力導波路およびN個の出力導波路A1〜AN(最も長いアレイ導波路に近い側からA1,A2,…,ANとする)を含むAWG201(第1のアレイ導波路回折格子)と、N個の1×M光スイッチ202(AWG201の最も長いアレイ導波路に近い側からS1,S2,…,SNとする)と、マッハツェンダ干渉計型複合波長カプラ(MZC)203と、N+M−1個の入力導波路(最も長いアレイ導波路に近い側からE1,E2,…,EN+M−1とする)およびM個の出力導波路を含むAWG204(第2のアレイ導波路回折格子)とを備えている。
MZC203は、2個の1×1波長カプラ(すなわち1本のスルー光導波路)、2個の2(M−2)×1波長カプラ、2個の3(M−1)×1波長カプラ、N−M+1個の4(M)×1波長カプラを含むように構成されている。波長カプラは、MZC203の最も長いアレイ導波路に近い側からC1,C2,…,CN+M−3とする。最も長いアレイ導波路に近い側のスルー光導波路をC0、最も短いアレイ導波路に近い側のスルー光導波路をCN+M−2とする。これにより、N個の1×M光スイッチ202からのN×M本の入力を、Z×1波長カプラ(Z=1〜M)のM種類の波長カプラに入力して、N+M−1本の出力に合成する。
図3を参照して、アレイ導波路回折格子の構成を説明する。アレイ導波路回折格子は、第1の入出力導波路301、第1のスラブ導波路302、アレイ導波路303、第2のスラブ導波路304、および第2の入出力導波路305から構成されている。d1は、第1のスラブ導波路302のアレイ導波路側の導波路設置間隔であり、d2は、第2のスラブ導波路304のアレイ導波路側の導波路設置間隔である。D1は、第1のスラブ導波路302の入出力導波路側の導波路設置間隔であり、D2は、第2のスラブ導波路304の入出力導波路側の導波路設置間隔である。f1は、第1のスラブ導波路302の長さであり、f2は、第2のスラブ導波路304の長さである。アレイ導波路回折格子は、(式1)を満たしているとする。
図2のAWG204が(式1)を満たしているとき、AWGの基本的特性から、AWG204の入力導波路の位置に応じて、出力ポートOUT1〜OUT4に振り分けられる。従って、AWG201によって分波された、ある波長の光信号を、出力ポートOUT1から出力ポートOUT2に変更するには、この光信号が入射されているAWG204の入力導波路を、図中の1つ上側の入力導波路に変更すればよい。
図4を参照して、1×M光スイッチの構成を説明する。1×M光スイッチ202は、2×2対称型マッハツェンダ干渉計を組み合わせることによって構成される。2×2対称型マッハツェンダ干渉計400aは、2つの2×2カプラ401a,401bの間を接続する、等長の2本のアーム導波路402a,402bからなり、片方のアーム導波路402bに、位相を制御する位相シフタ403を備えている。位相シフタ403は、光導波回路上に集積されたヒータであり、光導波路の熱光学効果を利用して、光導波路内で生じる位相を制御する。
アーム導波路402a,402b間に位相差が無い場合は、入力ポート404から入力された光信号は、クロスポート405に出力される。アーム導波路402a,402b間位相差がπである場合は、入力された光信号は、バーポート406に出力される。クロスポート405およびバーポート406のそれぞれに、さらに2×2対称型マッハツェンダ干渉計400b,400cを縦続接続することにより、M個(図はM=4の場合を示す)の出力のスイッチングを行うことができる。
第1の実施形態の1×M光スイッチ202は、N個の1×M光スイッチSkを含み、1×M光スイッチSkは、M(=4)本の出力ポートPk1,Pk2,…,PkMのいずれかに、波長λkの光を出力する。
MZC203は、2本のスルー光導波路(C0,CN+M−2)、2個の2(M−2)×1波長カプラ(C1,CN+M−3)、2個の3(M−1)×1波長カプラ(C2,CN+M−4)、N−M+1個の4(M)×1波長カプラ(C3〜CN+M−5)を含む。1×M光スイッチSkのM(=4)本の出力ポートPk1,Pk2,…,PkMは、それぞれ順に、MZC203に含まれる波長カプラCk−1,Ck,Ck+1,Ck+2に接続される。MZC203の詳細については、後述する。
図2の波長選択スイッチ200の動作を説明する。入力ポートIN1に入力された波長分割多重信号は、AWG201によって分波され、出力導波路A1〜ANの各々に、添え字に対応する各波長λ1〜λNの光信号がそれぞれ出力される。各波長の光信号は、1×M光スイッチ202によって、M個の出力ポートPk1,Pk2,…,PkMのいずれかにスイッチされ、MZC203に含まれる波長カプラCk−1,Ck,Ck+1,Ck+2のいずれかに出力される。MZC203に含まれる各々の波長カプラは、1×M光スイッチから入力された光信号を合波して、AWG204の入力導波路E1〜EN+M−1に出力する。
AWG201,204が(式1)を満たしているとき、AWGの基本的特性から、入力導波路EM〜EN+M−1にそれぞれ波長λ1〜λNの光が入射したとすると、波長λ1〜λNを含む波長分割多重信号が出力ポートOUT1に出力される。入力導波路E1〜ENにそれぞれ波長λ1〜λNの光が入射したとすると、波長λ1〜λNを含む波長分割多重信号が出力ポートOUTMに出力される。このようにして、1×M光スイッチSkに導波された波長λkの光が、出力ポートPk1にスイッチされたとすると、AWG203の波長カプラを介して、AWG204の出力ポートOUTMから出力される。また、波長λkの光が、出力ポートPkMにスイッチされたとすると、AWG204の出力ポートOUT1から出力される。
第1の実施形態において、アレイ導波路回折格子、光スイッチを構成する光導波回路は、例えば、石英またはシリコンからなる基板上に形成された、石英からなるクラッド層とコアとからなる。第1の実施形態では、N=9、M=4としたが、さらなる大規模化が可能であることは明らかである。
(マッハツェンダ干渉計型波長カプラ)
図5に、本発明の第1の実施形態にかかるマッハツェンダ干渉計型波長カプラの構成を示す。MZC203は、2×2非対称型マッハツェンダ干渉計を組み合わせることによって構成される。非対称型マッハツェンダ干渉計500は、図5(a)に示すように、2つの2×2カプラ501a,501bの間を接続する、長さの異なる2本のアーム導波路502a,502bからなる。非対称型マッハツェンダ干渉器500は、上下のアーム導波路間で位相差が波長λkに対しては0となり、波長λk+1に対してはπとなるように設計されているので、波長λkの光信号はクロスポートに、波長λk+1の光信号はバーポートに出力される。従って、波長λkとλk+1の光信号を、それぞれ異なる入力ポートに入力した場合には、2つの光信号が同じ出力ポートから出力される。光回路における入出力の対称性から、入力と出力とを入れ替えれば、異なる波長の光信号を合波する波長カプラとなる。
図5に、本発明の第1の実施形態にかかるマッハツェンダ干渉計型波長カプラの構成を示す。MZC203は、2×2非対称型マッハツェンダ干渉計を組み合わせることによって構成される。非対称型マッハツェンダ干渉計500は、図5(a)に示すように、2つの2×2カプラ501a,501bの間を接続する、長さの異なる2本のアーム導波路502a,502bからなる。非対称型マッハツェンダ干渉器500は、上下のアーム導波路間で位相差が波長λkに対しては0となり、波長λk+1に対してはπとなるように設計されているので、波長λkの光信号はクロスポートに、波長λk+1の光信号はバーポートに出力される。従って、波長λkとλk+1の光信号を、それぞれ異なる入力ポートに入力した場合には、2つの光信号が同じ出力ポートから出力される。光回路における入出力の対称性から、入力と出力とを入れ替えれば、異なる波長の光信号を合波する波長カプラとなる。
出力ポートが切り替わる周波数間隔は、長いアーム導波路と短いアーム導波路の長さの差ΔLによって定まる。合波する2つの波長の差を周波数単位で表したものをΔν、真空中の光速をc、導波路の群屈折率をngとする。出力ポートが切り替わる周波数間隔がΔνとなるためのΔLは、式(2)で与えられる。
しかし、式(2)で表されるΔLをそのまま用いると、一般的には透過帯域が合波する波長に一致しない。そこで、ΔLを式(2)からわずかに増減させる必要がある。この増減分の長さをLsとする。波長λkがクロスポートに透過するようにするには、上下のアーム導波路間の位相差が0であればよいので、mを正の整数として、式(3)を満たすようなΔL’を用いる。Lsは、最大でも1波長以下にすることができ、Δνに与える影響は十分に小さい。
非対称型マッハツェンダ干渉器を組み合わせて波長カプラを構成する方法を、M=4の場合を例に取り説明する。図5(b)の波長カプラは、周波数間隔がΔνの非対称型マッハツェンダ干渉器500と、非対称型マッハツェンダ干渉器500の出力ポート505に接続された周波数間隔2Δνの非対称型マッハツェンダ干渉器510と、非対称型マッハツェンダ干渉器500の出力ポート506に接続された周波数間隔2Δνの非対称型マッハツェンダ干渉器520とから構成されている。
次に、波長カプラの動作を説明する。非対称型マッハツェンダ干渉器500の片方の入力ポート504に、周波数間隔Δνの波長λ1〜λ4を入射する。入力ポートに対してクロスポートとなる出力ポート505には、波長λ1,λ3の光信号が出力され、入力ポートに対してバーポートとなる出力ポート506には、波長λ2,λ4の光信号が出力される。非対称型マッハツェンダ干渉器510のクロスポートから波長λ1、バーポートから波長λ3の光信号が出力され、非対称型マッハツェンダ干渉器520のクロスポートから波長λ4、バーポートから波長λ2の光信号が出力される。
図5(b)のように、光回路上において、非対称型マッハツェンダ干渉器510,520の長いアーム導波路を、対向するように配置することにより、波長カプラの占有する面積を小さくすることができる。また、非対称型マッハツェンダ干渉器510,520の後段に交差導波路530を設けることにより、波長カプラの出力ポート540において、波長λ1〜λ4の光信号を添え字の順番に出力することができる。
光回路における入出力の対称性から、出力ポート540に1×M光スイッチ202の入力を接続し、入力ポート504にAWG204を接続することにより、波長カプラとして機能することができる。
図6を参照して、非対称型マッハツェンダ干渉器の異なる組み合わせ方法について説明する。周波数間隔が2Δνの非対称型マッハツェンダ干渉器600を前段に置き、片方の入力ポート604に、周波数間隔Δνの波長λ1〜λ4を入射する。入力ポートに対してクロスポートとなる出力ポート605には、波長λ1,λ2の光信号が出力され、入力ポートに対してバーポートとなる出力ポート606には、波長λ3,λ4の光信号が出力される。次に、クロスポート605に周波数間隔Δνの非対称型マッハツェンダ干渉器610を接続し、バーポート506にも周波数間隔Δνの非対称型マッハツェンダ干渉器620を接続する。波長カプラの出力ポート640において、波長λ1〜λ4の光信号を添え字の順番に出力することができる。
図7に、図5(b)に示した波長カプラと図6に示した波長カプラの透過帯域を示す。図7(a)は、図5(b)に示した波長カプラの透過率であり、透過帯域が合波する波長に一致し、ピーク損失は約0dB、クロストークは約−40dBとなる。一方、図7(b)は、図6に示した波長カプラの透過率であり、透過帯域が合波する波長に一致せず、ピーク損失は約0.5dB、クロストークは約−12dBとなる。図5(b)に示した波長カプラは、交差導波路530を含むものの、伝送特性は、図6に示した波長カプラよりも優れている。本実施形態では、マッハツェンダ干渉計型波長カプラとして、前段に周波数間隔がΔνの非対称型マッハツェンダ干渉器、後段に周波数間隔2Δνの非対称型マッハツェンダ干渉器を配置する構成とした。
図8に、波長選択スイッチ200に適用されるマッハツェンダ干渉計型複合波長カプラ(MCZ)の構成を示す。MZC203に含まれる波長カプラのうち、4(M)×1波長カプラC3〜C6を示す。説明の便宜上、異なる波長の光信号を分波する波長カプラとして説明する。前段に周波数間隔がΔνの非対称型マッハツェンダ干渉器、後段に周波数間隔2Δνの非対称型マッハツェンダ干渉器を配置する構成とした。アーム導波路長の差がΔL1、周波数間隔がΔνの非対称型マッハツェンダ干渉器801は、波長λ1〜λNの光信号を入力すると、添え字の奇数番目の波長の光信号をクロスポートに、添え字の偶数番目の光信号をバーポートに出力する。アーム導波路長の差がΔL2、周波数間隔が2Δνの非対称型マッハツェンダ干渉器802は、波長λ1,λ5,λ9,…の光信号をクロスポートに、波長λ3,λ7,λ11,…の光信号をバーポートに出力する。アーム導波路長の差がΔL3、周波数間隔が2Δνの非対称型マッハツェンダ干渉器803は、波長λ4,λ8,λ12,…の光信号をクロスポートに、波長λ2,λ6,λ10,の光信号をバーポートに出力する。このようにして、残りの4(M)×1波長カプラC7〜CN+M−5も構成することができる。
このようなマッハツェンダ干渉計型複合波長カプラは、式(4)の場合に成り立つ。
ここで、nは波長カプラを構成するマッハツェンダ干渉計の段数、2nは波長選択スイッチの最大出力ポート数(2出力のマッハツェンダ干渉計をn段接続すると、2のn乗となる)、aは波長選択スイッチの最大出力ポート数から減ずるポート数である。交差導波路における交差の数は、nが増えるに従って増大し、n=2,a=0で1個、n=3,a=0で8個、n=4,a=0で9個、n=5で21個となる。
図9に、マッハツェンダ干渉計の段数と出力ポートの数の関係を示す。出力ポート数が3以上波長選択スイッチを実現したいので、マッハツェンダ干渉計の段数はn≧2となる。各段において、アーム導波路長の差と周波数間隔との関係から、減らすことのできるポート数aは決まっており、aの最大値amax=2(n−1)−1となる。
マッハツェンダ干渉計型複合波長カプラは、前段に周波数間隔がΔνの非対称型マッハツェンダ干渉器、後段に複数の周波数間隔2Δνの非対称型配置マッハツェンダ干渉器を縦続接続する。図9に示したように、nとaとMの関係から、マッハツェンダ干渉計の段数nとaとを選択することにより、1×M(Mは3以上の整数)波長選択光スイッチのいずれの入力ポート数Mも、構成することができる。
図10を参照して、マッハツェンダ干渉計型複合波長カプラの、より小型な実装方法を説明する。隣接する波長カプラにおいて、前段の周波数間隔Δνの非対称型マッハツェンダ干渉器901a,901bの長いアーム導波路が対向するように配置することにより、図8に示した構成よりも、さらに波長カプラの占有する面積を小さくすることができる。
(第2の実施形態)
図11に、本発明の第2の実施形態にかかるマッハツェンダ干渉計型波長選択スイッチを示す。波長選択スイッチ1000は、N個(図はN=9の場合を示す)の波長を含む波長分割多重信号を、1本の入力ポートIN1から入力し、M本(M≧3、M=整数、図はM=4の場合を示す)の出力ポートOUT1,OUT2,…,OUTMから選択された波長を含む波長分割多重信号を出力する。波長選択スイッチ1000は、第1の実施形態のマッハツェンダ干渉計型波長カプラ200のAWG201とAWG204とを、1つのAWG1001に集約した形態である。
図11に、本発明の第2の実施形態にかかるマッハツェンダ干渉計型波長選択スイッチを示す。波長選択スイッチ1000は、N個(図はN=9の場合を示す)の波長を含む波長分割多重信号を、1本の入力ポートIN1から入力し、M本(M≧3、M=整数、図はM=4の場合を示す)の出力ポートOUT1,OUT2,…,OUTMから選択された波長を含む波長分割多重信号を出力する。波長選択スイッチ1000は、第1の実施形態のマッハツェンダ干渉計型波長カプラ200のAWG201とAWG204とを、1つのAWG1001に集約した形態である。
AWG1001は、1本の入力ポートIN1と、AWG204の入力導波路に相当するN+M−1個の入力導波路とを有する(最も長いアレイ導波路に近い側からF1,F2,…,FN+Mとする)。また、AWG201の出力導波路に相当するN個の出力導波路と、AWG204の出力ポートOUT1,OUT2,…,OUTMに相当する出力ポートとを有する(最も長いアレイ導波路に近い側からG1,G2,…,GN+Mとする)。AWG1001は、(式1)を満たしているものとする。
入力ポートIN1に入力された波長分割多重信号が入力導波路F1に入力されたとき、AWGの基本的特性から、出力導波路GN+Mに中心波長が出力される。出力導波路GM+1〜GN+Mに出力される光の波長をそれぞれλ1〜λNとすると、波長λNがAWG1001の中心波長となる。したがって、AWG1001は、波長分割多重信号のうち、最も長波長の波長を中心波長として選択して設計する。
図11の波長選択スイッチ1000の動作を説明する。入力ポートIN1に入力された波長分割多重信号は、AWG1001によって分波され、出力導波路GM+1〜GN+Mの各々に、各波長(λ1〜λN)の光信号が出力される。各波長の光信号は、1×M光スイッチ(Sk)202によって、出力ポートPk1,Pk2,…,PkMのいずれかにスイッチされ、MZC203に含まれる波長カプラCk−1,Ck,Ck+1,Ck+2のいずれかに出力される。MZC203に含まれる各々の波長カプラは、1×M光スイッチから入力された光信号を合波して、AWG1001の入力導波路F2〜FN+Mに出力する。
AWGの基本的特性から、入力導波路FM+1〜FN+Mにそれぞれ波長λ1〜λNの光が入射したとすると、波長λ1〜λNを含む波長分割多重信号が出力ポートOUT1に出力される。入力導波路F2〜FN+1にそれぞれ波長λ1〜λNの光が入射したとすると、波長λ1〜λNを含む波長分割多重信号が出力ポートOUTMに出力される。このようにして、1×M光スイッチSkに導波された波長λkの光が、出力ポートPk1にスイッチされたとすると、MZC203の波長カプラを介して、AWG1001の出力ポートOUTMから出力される。また、波長λkの光が、出力ポートPkMにスイッチされたとすると、AWG1001の出力ポートOUT1から出力される。
本実施形態によれば、アレイ導波路回折格子型波長選択スイッチの出力ポートの数を増大させることができ、複数個の波長カプラを1個のAWGで置き換えることより、回路の小型化も実現することができる。
(光導波路の設置方法)
図12および13を参照して、1×M光スイッチとマッハツェンダ干渉計型複合波長カプラとの接続方法を説明する。図11の波長選択スイッチにおいて、各波長の光信号は、1×M光スイッチ(Sk)1202によって、出力ポートPk1,Pk2,…,PkMのいずれかにスイッチされ、MZC1203に含まれる波長カプラCk−1,Ck,Ck+1,Ck+2のいずれかに出力される。出力ポートPk1,Pk2,…,PkMの最小導波路間隔をpとし、等間隔とする。隣接する2つの1×M光スイッチ1202の間の最小導波路間隔をsとする。同様に、MZC1203の入力ポートの最小導波路間隔をpとし、等間隔とする。隣接する2つのMZC1203の最小導波路間隔をsとする。
図12および13を参照して、1×M光スイッチとマッハツェンダ干渉計型複合波長カプラとの接続方法を説明する。図11の波長選択スイッチにおいて、各波長の光信号は、1×M光スイッチ(Sk)1202によって、出力ポートPk1,Pk2,…,PkMのいずれかにスイッチされ、MZC1203に含まれる波長カプラCk−1,Ck,Ck+1,Ck+2のいずれかに出力される。出力ポートPk1,Pk2,…,PkMの最小導波路間隔をpとし、等間隔とする。隣接する2つの1×M光スイッチ1202の間の最小導波路間隔をsとする。同様に、MZC1203の入力ポートの最小導波路間隔をpとし、等間隔とする。隣接する2つのMZC1203の最小導波路間隔をsとする。
図13において、波長カプラCk−1,Ck,Ck+1,Ck+2の入力ポートをU1、U2、U3、U4とする。1×M光スイッチ(Sk)1202出力ポートPk1を、MZC1203の波長カプラCk−1の入力ポートU4に接続し、出力ポートPk2を波長カプラCkの入力ポートU3に接続し、出力ポートPk3を波長カプラCk+1の入力ポートU2に接続し、
出力ポートPkMを波長カプラCk+2の入力ポートU1に接続する。このようにして接続された4本の光導波路は、1×M光スイッチ(Sk)1202の出力ポートの中心を通るx軸に対して対称となっている。
出力ポートPkMを波長カプラCk+2の入力ポートU1に接続する。このようにして接続された4本の光導波路は、1×M光スイッチ(Sk)1202の出力ポートの中心を通るx軸に対して対称となっている。
一実施例として、s=1700μm、p=50μmとし、光導波路の曲げ半径R=3000μmとすると、
として求められ、θ1=約90°となる。このとき、θ2=約70°となる。1本の光導波路は、他の3本の光導波路と交差することになるが、図12に示したように、2本の光導波路との交差角を90度に、他の1本の光導波路の交差角を90度に近づけるように光導波路を設置することができる。
(第3の実施形態)
図14に、本発明の第3の実施形態にかかるマッハツェンダ干渉計型波長選択スイッチを示す。図2示した第1の実施形態においては、4種類の波長カプラを含むマッハツェンダ干渉計型複合波長カプラ(MZC)を用いた。第3の実施形態では、1種類の4(M)×1波長カプラのみを使ってMZC1303を構成する。すなわち、N+M−1個のM×1波長カプラのみにより、MZC1303を構成する。
図14に、本発明の第3の実施形態にかかるマッハツェンダ干渉計型波長選択スイッチを示す。図2示した第1の実施形態においては、4種類の波長カプラを含むマッハツェンダ干渉計型複合波長カプラ(MZC)を用いた。第3の実施形態では、1種類の4(M)×1波長カプラのみを使ってMZC1303を構成する。すなわち、N+M−1個のM×1波長カプラのみにより、MZC1303を構成する。
2個の1×1波長カプラ(すなわち1本のスルー光導波路)、2個の2(M−2)×1波長カプラ、および2個の3(M−1)×1波長カプラに相当するM×1波長カプラは、入力ポートの一部が、1×M光スイッチ202の出力ポートに接続されない。これにより、波長カプラにおける透過特性は、光信号がどの経路を伝搬しても等しくなるので、挿入損失を均一化することができる。
(第4の実施形態)
図15に、本発明の第4の実施形態にかかるマッハツェンダ干渉計型波長選択スイッチを示す。図11示した第2の実施形態においては、4種類の波長カプラを含むマッハツェンダ干渉計型複合波長カプラ(MZC)を用いた。第4の実施形態では、1種類の4(M)×1波長カプラのみを使ってMZC1403を構成する。すなわち、N+M−1個のM×1波長カプラのみにより、MZC1403を構成する。これにより、波長カプラにおける透過特性は、光信号がどの経路を伝搬しても等しくなるので、挿入損失を均一化することができる。
図15に、本発明の第4の実施形態にかかるマッハツェンダ干渉計型波長選択スイッチを示す。図11示した第2の実施形態においては、4種類の波長カプラを含むマッハツェンダ干渉計型複合波長カプラ(MZC)を用いた。第4の実施形態では、1種類の4(M)×1波長カプラのみを使ってMZC1403を構成する。すなわち、N+M−1個のM×1波長カプラのみにより、MZC1403を構成する。これにより、波長カプラにおける透過特性は、光信号がどの経路を伝搬しても等しくなるので、挿入損失を均一化することができる。
本実施形態によれば、波長選択スイッチの出力ポートの数を増大させるとともに、マッハツェンダ干渉計型波長カプラを集積して小型化することができる。また、光スイッチと波長カプラとを適切に配置することにより、交差導波路の交差角をできるだけ90度に近づけることができ、導波路交差で交差方向へのクロストークを低減することができる。
100,200,1000,1300,1400 波長選択スイッチ
101,104,201,204,601,1001 AWG
102,202,1202 1×2光スイッチ
103 波長カプラ
203,1203,1303,1403 マッハツェンダ干渉計型複合波長カプラ(MZC)
301 第1の入出力導波路
302 第1のスラブ導波路
303 アレイ導波路
304 第2のスラブ導波路
305 第2の入出力導波路
400 対称型マッハツェンダ干渉計
401,501 2×2カプラ
402,502 アーム導波路
403 位相シフタ
404,504,604 入力ポート
405,505,605 クロスポート
406,506,606 バーポート
500,510,520,600,610,620,801〜803,901〜903 非対称型マッハツェンダ干渉計
530 交差導波路
540,640 出力ポート
101,104,201,204,601,1001 AWG
102,202,1202 1×2光スイッチ
103 波長カプラ
203,1203,1303,1403 マッハツェンダ干渉計型複合波長カプラ(MZC)
301 第1の入出力導波路
302 第1のスラブ導波路
303 アレイ導波路
304 第2のスラブ導波路
305 第2の入出力導波路
400 対称型マッハツェンダ干渉計
401,501 2×2カプラ
402,502 アーム導波路
403 位相シフタ
404,504,604 入力ポート
405,505,605 クロスポート
406,506,606 バーポート
500,510,520,600,610,620,801〜803,901〜903 非対称型マッハツェンダ干渉計
530 交差導波路
540,640 出力ポート
Claims (9)
- N個の波長分割多重信号を1本の入力ポートから入力し、M本(Mは3以上の整数)の出力ポートから選択された波長を含む波長分割多重信号を出力するマッハツェンダ干渉計型波長選択スイッチであって、
前記1本の入力ポートとおよびN個の出力導波路を含み、前記波長分割多重信号を分波して、前記出力導波路の各々に各波長の光信号を出力する第1のアレイ導波路回折格子と、
前記N個の出力導波路の1つから出力された光信号を入力し、M個の出力ポートのいずれかに出力するN個の1×M光スイッチと、
前記N個の1×M光スイッチから出力されたN個の光信号を入力し、N+M−1本の出力に合成する複数の波長カプラからなるマッハツェンダ干渉計型複合波長カプラと、
前記マッハツェンダ干渉計型複合波長カプラから出力されたN個の光信号をN+M−1個の入力ポートのいずれかに入力し、M本の出力ポートに出力する第2のアレイ導波路回折格子と
を備えたことを特徴とするマッハツェンダ干渉計型波長選択スイッチ。 - N個の波長分割多重信号を1本の入力ポートから入力し、M本(Mは3以上の整数)の出力ポートから選択された波長を含む波長分割多重信号を出力するマッハツェンダ干渉計型波長選択スイッチであって、
前記1本の入力ポートとおよびN個の出力導波路を含み、前記波長分割多重信号を分波して、前記出力導波路の各々に各波長の光信号を出力する第3のアレイ導波路回折格子と、
前記N個の出力導波路の1つから出力された光信号を入力し、M個の出力ポートのいずれかに出力するN個の1×M光スイッチと、
前記N個の1×M光スイッチから出力されたN個の光信号を入力し、N+M−1本の出力に合成する複数の波長カプラからなるマッハツェンダ干渉計型複合波長カプラを備え、
前記第3のアレイ導波路回折格子は、前記マッハツェンダ干渉計型複合波長カプラから出力されたN個の光信号をN+M−1個の入力ポートのいずれかに入力する入力導波路とM本の出力ポートとをさらに含み、前記N個の光信号を前記M本の出力ポートに出力することを特徴とするマッハツェンダ干渉計型波長選択スイッチ。 - 前記1×M光スイッチは、2×2対称型マッハツェンダ干渉計を縦続接続することにより構成されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のマッハツェンダ干渉計型波長選択スイッチ。
- 前記マッハツェンダ干渉計型複合波長カプラは、Z×1波長カプラ(Z=1〜M)のM種類の波長カプラであって、0番目からN+M−2番目のN+M−1個の波長カプラを含み、
k番目の1×M光スイッチのM個の出力ポートのそれぞれが、k−1,k,k+1,…,k+M−2番目の波長カプラの入力導波路に接続されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のマッハツェンダ干渉計型波長選択スイッチ。 - 前記Z×1波長カプラは、非対称型マッハツェンダ干渉計により構成されることを特徴とする請求項4に記載のマッハツェンダ干渉計型波長選択スイッチ。
- 前記マッハツェンダ干渉計型複合波長カプラは、N+M−1個のM×1波長カプラを含み、
k番目の1×M光スイッチのM個の出力ポートのそれぞれが、k−1,k,k+1,…,k+M−2番目の波長カプラの入力導波路に接続されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のマッハツェンダ干渉計型波長選択スイッチ。 - 前記M×1波長カプラは、非対称型マッハツェンダ干渉計により構成されることを特徴とする請求項6に記載のマッハツェンダ干渉計型波長選択スイッチ。
- 前記非対称型マッハツェンダ干渉計は、前段に周波数間隔がΔνの非対称型マッハツェンダ干渉器、後段に複数の周波数間隔2Δνの非対称型配置マッハツェンダ干渉器が縦続接続されていることを特徴とする請求項5または7に記載のマッハツェンダ干渉計型波長選択スイッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013031543A JP2014160216A (ja) | 2013-02-20 | 2013-02-20 | マッハツェンダ干渉計型波長選択スイッチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013031543A JP2014160216A (ja) | 2013-02-20 | 2013-02-20 | マッハツェンダ干渉計型波長選択スイッチ |
Publications (1)
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JP2014160216A true JP2014160216A (ja) | 2014-09-04 |
Family
ID=51611927
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2013031543A Pending JP2014160216A (ja) | 2013-02-20 | 2013-02-20 | マッハツェンダ干渉計型波長選択スイッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2014160216A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016202146A1 (zh) * | 2015-06-19 | 2016-12-22 | 中兴通讯股份有限公司 | 一种硅基调制器 |
CN114740617A (zh) * | 2022-04-08 | 2022-07-12 | 中国科学院光电技术研究所 | 一种大视场高分辨全固态光学扫描系统 |
CN116093739A (zh) * | 2022-12-13 | 2023-05-09 | Nano科技(北京)有限公司 | 一种基于马赫曾德干涉仪的混合集成外腔可调激光器 |
-
2013
- 2013-02-20 JP JP2013031543A patent/JP2014160216A/ja active Pending
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