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JP2014157671A - 高圧放電ランプ - Google Patents

高圧放電ランプ Download PDF

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JP2014157671A
JP2014157671A JP2013026741A JP2013026741A JP2014157671A JP 2014157671 A JP2014157671 A JP 2014157671A JP 2013026741 A JP2013026741 A JP 2013026741A JP 2013026741 A JP2013026741 A JP 2013026741A JP 2014157671 A JP2014157671 A JP 2014157671A
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JP2013026741A
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Koichi Nakajima
幸一 中嶋
Noritaka Osawa
徳高 大澤
Motokazu Ogawa
基和 小河
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Iwasaki Electric Co Ltd
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Iwasaki Electric Co Ltd
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Abstract

【課題】高演色且つ高効率を達成することができる高圧放電ランプであって、始動用電圧が低電圧であっても、始動することができる始動補助光源を備えた高圧放電ランプを提供する。
【解決手段】高圧放電ランプは、1対の電極を備えた発光管と、該発光管の外部に配置された始動補助用の紫外線を発生する始動補助光源と、前記始動補助光源に始動用電圧パルスを印加する始動回路と、前記発光管、前記始動補助光源及び前記始動回路を収納する外バルブとを有する。前記始動補助光源は、希ガスを封入した気密容器と、該気密容器の内部に配置された内部電極と、前記気密容器の外部に配置された外部電極とを有し、前記内部電極にはエミッタが塗布されており、前記始動補助光源は、0.9〜1.5kvの始動用電圧パルスが印加されることによって始動する。
【選択図】図1A

Description

本発明は、高圧放電ランプに関し、特に、高圧放電ランプに用いる始動補助光源に関する。
メタルハライドランプは、高演色と高効率を達成することができる特徴を有するが、始動性が悪いという不利な点がある。従来、高圧放電ランプの始動性を向上させるために様々な工夫がされている。例えば、発光管の内部に金属ハロゲン化物以外に放射性物質を封入する例が知られている。しかしながら、近年、放射性物質に対して厳しい規制が設けられ、その取り扱いが困難となっている。始動性を向上させるために発光管の電極フィラメントにエミッタ(電子放出物質)を塗布してもよい。特許文献4(特表2000−505939号公報)、特許文献5(特開平9−153343号公報)、特許文献6(特開2010−153339号公報)には、高圧放電ランプの発光管の電極に、アルカリ土類金属酸化物を含むエミッタを用いる例が記載されている。
特許文献1(特開平11−162413号公報)に記載された高圧放電ランプでは、始動性を向上させるために、発光管の内部に主電極以外に補極を設ける。特許文献2(特開2011−49093号公報)に記載された例では、始動性を向上させるために、発光管の外部に始動補助光源を設ける。特許文献3(特表2003−502804号公報)に記載されたメタルハライドランプでは、発光管の内部に補極を設け、更に、発光管の外部に始動補助光源を設ける。
始動補助光源には様々な態様が知られているが、UVエンハンサ(紫外線放射放電管)が広く知られている。特許文献3(特表2003−502804号公報)に記載されたUVエンハンサは、希ガスを封入した気密容器と、気密容器の内部に配置された1対の内部電極とを有する。このような形式のUVエンハンサは、一旦放電すると、ランプが点灯した後でも、そのままグロー放電が持続するため、UVエンハンサの寿命が短くなるという問題がある。そのため、この形式のUVエンハンサは現在では殆ど使用されていない。通常用いられるUVエンハンサは、希ガスを封入した気密容器と、気密容器の内部に配置された内部電極と、気密容器の外側に配置された外部電極とを有する。
特開平11−162413号公報 特開2011−49093号公報 特表2003−502804号公報 特表2000−505939号公報 特開平9−153343号公報 特開2010−153339号公報 特開2009−259769号公報 特開2008−192475号公報
高圧放電ランプでは、ランプと始動補助光源は並列に接続されており、始動回路からランプ及び始動補助光源に同一の電圧パルスが印加される。ここで、始動回路からランプ及び始動補助光源に印加する電圧を始動用電圧と称し、ランプ及び始動補助光源を始動させるために必要な電圧を、特に、始動開始電圧と称することとする。始動用電圧は、ランプ電力供給回路及び始動回路の構成によって決まる。
一方、発光管の始動開始電圧は発光管の構造、特に、発光管は封入された発光物質によって決まる。始動補助光源の始動開始電圧は始動補助光源の構造によって決まる。ランプの始動開始電圧と始動補助光源の始動開始電圧は必ずしも同一ではない。始動用電圧は、ランプの始動開始電圧と始動補助光源の始動開始電圧のいずれよりも高い必要がある。
高演色且つ高効率の高圧放電ランプでは、発光管に種々の発光物質を封入するためランプの始動開始電圧は比較的高くなる。そのため、始動用電圧は比較的高く設定される。本願の明細書では、始動用電圧が3kvより大きい場合に高電圧と称し、3kv以下の場合に低電圧と称する。
特許文献7(特開2009−259769号公報)には、始動用電圧を約5kV以下とし、始動開始電圧が3.0〜5.0kVである高圧放電ランプの例が記載されている。特許文献8(特開2008−192475号公報)には、始動用電圧を約3.5kVとし、始動開始電圧が3.0kVより小さい高圧放電ランプの例が記載されている。
始動用電圧を高くすると、ランプを構成する部材の劣化が早まり、ランプの寿命が低下する。従って、始動用電圧は、高演色且つ高効率の要請から比較的高く設定する傾向があるが、ランプ寿命の観点からは、出来るだけ低い方が好ましい。
本願の発明者は、始動用電圧と始動開始電圧について、以下のように、鋭意考察した。従来の技術では、ランプの始動開始電圧と始動用電圧の関係について考慮されているが、始動補助光源の始動開始電圧と始動用電圧の関係については十分な考慮がされていなかった。即ち、始動補助光源を用いる高圧放電ランプでは、始動補助光源の始動開始電圧と始動用電圧の関係についても考慮する必要がある。
上述のように、内部電極と外部電極を備えるUVエンハンサでは、内部電極と外部電極の間にグロー放電を起こさせて、始動補助用の紫外線を発生させる。そのために、始動補助光源の始動開始電圧は比較的高い。そのため、UVエンハンサを用いる高圧放電ランプでは、始動用電圧は比較的高く設定する必要がある。しかしながら、始動用電圧を高くすると、始動補助光源を構成する部材の劣化が早まり、始動補助光源の寿命が低下する。従って、始動用電圧は、始動補助光源の寿命の観点からも、出来るだけ低い方が好ましい。またグロースタータなど他の始動方式を用いる場合であっても、点灯回路を構成する部材の劣化を低減するためには始動用電圧は低い方が好ましい。
特許文献3(特表2003−502804号公報)には、始動用電圧が0.6kvで始動するUVエンハンサの例が記載されている。しかしながら、特許文献3の例のように始動用電圧を低くできるような種類の発光封入物のみを選択すると、高演色且つ高効率を達成することが困難となる。
本発明の目的は、高演色且つ高効率を達成することができる高圧放電ランプであって、始動用電圧が低電圧であっても、始動することができる始動補助光源を備えた高圧放電ランプを提供することにある。
本発明によると、1対の電極を備えた発光管と、該発光管の外部に配置された始動補助用の紫外線を発生する始動補助光源と、前記始動補助光源に始動用電圧パルスを印加する始動回路と、前記発光管、前記始動補助光源及び前記始動回路を収納する外バルブとを有する高圧放電ランプにおいて、
前記始動補助光源は、希ガスを封入した気密容器と、該気密容器の内部に配置された内部電極と、前記気密容器の外部に配置された外部電極とを有し、前記内部電極にはエミッタが塗布されており、前記始動補助光源は、0.9〜1.5kvの始動用電圧パルスが印加されることによって始動する。
本発明の実施形態によると前記高圧放電ランプにおいて、前記始動回路は、直列に接続した強誘電体セラミックコンデンサ(FEC)と半導体スイッチとを有してよい。
本発明の実施形態によると前記高圧放電ランプにおいて、前記発光管は、発光及び放電媒体として、水銀と、希土類金属ハロゲン化物を含む金属ハロゲン化物と、希ガスとして所定圧力のアルゴンとが封入されてよい。
本発明の実施形態によると前記高圧放電ランプにおいて、前記エミッタは、金属炭酸化物を含むエミッタ液を前記内部電極に塗布し、加熱及び乾燥させて形成されたものであってよい。
本発明の実施形態によると前記高圧放電ランプにおいて、前記金属炭酸化物は、炭酸バリウム、炭酸カルシウム、及び、炭酸ストロンチウムを含んでよい。
本発明の実施形態によると前記高圧放電ランプにおいて、前記エミッタ液は、酸化バリウム、炭酸カルシウム、及び、炭酸ストロンチウムを含んでよい。
本発明の実施形態によると前記高圧放電ランプにおいて、前記発光管は、前記1対の電極に加えて補極を備えており、該補極には低温時に閉じ高温時に開くバイメタルが直列に接続されており、前記補極に流入する電流を制限するための電流制限抵抗が直列に接続されてよい。
本発明の実施形態によると前記高圧放電ランプにおいて、前記外部電極と、前記発光管の電極のうち、前記外部電極の電位極性と反対の電位極性を有する電極に接続されたリードの間の最短距離をHとするとき、該最短距離Hは、始動用電圧パルスの最高電圧が2kVである場合には2mm以上10mm以下であってよい。
本発明によると、高演色且つ高効率を達成することができる高圧放電ランプであって、始動用電圧が低電圧であっても、始動することができる始動補助光源を備えた高圧放電ランプを提供することができる。
図1Aは、本実施形態に係る高圧放電ランプの例を説明する図である。 図1Bは、本実施形態に係る高圧放電ランプの他の例を説明する図である。 図2は、本実施形態に係る高圧放電ランプの始動補助光源の例を説明する図である。 図3Aは、本願の発明者が試作した始動補助光源の内部電極の第1の例を示す図である。 図3Bは、本願の発明者が試作した始動補助光源の内部電極の第2の例を示す図である。 図3Cは、本願の発明者が試作した始動補助光源の内部電極の第3の例を示す図である。 図3Dは、本願の発明者が試作した始動補助光源の内部電極の第4の例を示す図である。 図3Eは、本願の発明者が試作した始動補助光源の内部電極の第5の例を示す図である。 図4は、本実施形態に係る高圧放電ランプの始動回路の例を説明する図である。 図5Aは、本実施形態に係る高圧放電ランプに接続された交流電源の電圧曲線の例を示す図である。 図5Bは、本実施形態に係る高圧放電ランプの始動回路の半導体スイッチの動作を示す図である。 図5Cは、本実施形態に係る高圧放電ランプに接続されるランプ電力供給回路の安定器に流れる電流の例を示す図である。 図5Dは、本実施形態に係る高圧放電ランプに接続されるランプ電力供給回路の安定器から出力される始動用電圧パルスの例を示す図である。 図6は、本実施形態に係る高圧放電ランプの発光管の電極間に絶縁破壊が生じた瞬間のFECの電極間電圧の変化を示す図である。 図7は、本実施の形態による高圧放電ランプの発光管の封止部の端面に配置された始動補助光源の例を説明する図である。
以下、本発明に係る高圧放電ランプの実施形態に関して、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中、同じ要素に対しては同じ参照符号を付して、重複した説明を省略する。
図1Aを参照して本発明に係る高圧放電ランプを説明する。高圧放電ランプ1は、発光管5と、発光管5を支持する支柱となる線径約0.5〜1.0mmのモリブデン線又はニッケル系合金線からなる給電ワイヤ10、11と、始動補助用の紫外線を放射する始動補助光源であるUVエンハンサ20と、硬質ガラスからなる外バルブ2とを有する。
発光管5は、円筒状の放電容器7Aと、その両端に延びる外径約2.0〜4.0mmのキャピラリ状の封止部7B、7Cとを有し、高純度・高密度の透光性アルミナセラミックスによって一体的に形成されている。封止部7B、7Cによって、放電容器7Aの両端は密封されている。放電容器7Aの内部には、発光物質である水銀及び金属ハロゲン化物と始動用ガスとが封入されている。
ランプ定格電力が50〜200Wの場合、水銀の封入量は5〜15mgである。金属ハロゲン化物は希土類金属ハロゲン化物を含み、希土類金属ハロゲン化物の封入量は0.2〜5mgである。例えば、ランプ定格電力が100Wの場合、水銀の封入量は約10mgであってよく、希土類金属ハロゲン化物の封入量は約1mgであってよい。始動用ガスとして、希ガス、即ち、所定圧力のアルゴン(Ar)等が用いられる。
本実施形態では、希土類金属ハロゲン化物を含む金属ハロゲン化物を封入することにより、発光効率、演色性、色温度等の特性の向上が図られている。
発光管5には、一対のタングステン製の電極6A、6Bが設けられている。電極6A、6Bには、それぞれ、線径約0.3〜0.7mmのニオブ線又はモリブデン線からなる電極リード9A、9Bが接続されている。電極リード9A、9Bは、それぞれ、給電ワイヤ10、11に接続されている。給電ワイヤ10、11は、それぞれ、給電リード13A、13Bに接続されている。
給電ワイヤ10の先端には、ゲッター14が装着されている。ゲッター14は、ランプ点灯時の高熱によって外バルブ2の内部に配設された部材から発生する不純ガスを吸収する。
外バルブ2の端部には、熱間圧着によって形成されたピンチシール部2Aが設けられ、ピンチシール部2Aから給電リード13A、13Bが露出されている。給電リード13A、13Bは始動回路(図示せず)に接続される。始動回路については、図4以下に説明する。
図1Bを参照して本発明に係る高圧放電ランプの他の例を説明する。本例の高圧放電ランプ1は、発光管5と、発光管5を支持する支柱となる線径約0.5〜1.0mmのニッケルメッキ鉄線からなる給電ワイヤ10、11と、始動補助用の紫外線を発生する始動補助光源であるUVエンハンサ20と、硬質ガラスからなる外バルブ2とを有する。外バルブ2には口金3が設けられている。
発光管5は、円筒状の放電容器7Aと、その両端に延びる板状のピンチシール部、即ち、封止部7B、7Cとを有し、高純度の石英ガラスによって一体的に形成されている。封止部7B、7Cによって、放電容器7Aの両端は密封されている。放電容器7Aの内部には、図1Aの例と同様に、発光物質である水銀及び金属ハロゲン化物と始動用ガスとが封入されている。
ランプ定格電力が500〜1000Wの場合、水銀の封入量は70〜100mgである。金属ハロゲン化物は希土類金属ハロゲン化物を含み、希土類金属ハロゲン化物の封入量は2〜12mgである。例えば、ランプ定格電力が700Wの場合、水銀の封入量は約85mgであってよく、希土類金属ハロゲン化物の封入量は約7mgであってよい。始動用ガスとして、希ガス、即ち、所定圧力のアルゴン(Ar)等が用いられる。
発光管5には一対の主電極6A、6Bと補極6Cが設けられている。電極6A、6Bには、それぞれ、線径約0.3〜0.7mmのニオブ線又はモリブデン線からなる電極リード9A、9Bが接続されている。電極リード9A、9Bは、それぞれ、給電ワイヤ10、11に接続されている。補極6Cには、電極リード9Cが接続されている。
給電ワイヤ10、11の間にUVエンハンサ20が接続されている。UVエンハンサ20は希ガスを封入した石英ガラス製の気密容器21と、気密容器21の内部に配置された内部電極22と、気密容器21の外部に配置された外部電極23とを有する。外部電極23は気密容器21を囲むコイル状部材によって形成されているが、外部電極23の形状は特に限定されない。
内部電極22は、給電ワイヤ11に接続されている。外部電極23は、電極リード24を介して給電ワイヤ10に接続されている。補極6Cと給電ワイヤ10の間に抵抗25とバイメタルスイッチ15が直列に接続されている。バイメタルスイッチ15は始動時の低温状態では閉じ、ランプが点灯した高温状態では開く。抵抗25は、補極6Cに流れる電流を制限すると共に、バイメタルスイッチ15に流れる短絡電流を制限する電流制限機能を有する。
高圧放電ランプ1の電源スイッチをオンにすると、始動回路(図示せず)からUVエンハンサ20の内部電極22と外部電極23との間に始動用電圧パルスが印加され、気密容器21内に封入された希ガスを励起する放電が生じて紫外線が発生する。紫外線は、発光管5の放電容器7A内に封入した始動用ガスを励起する。それによって、主電極6A、6Bと補極6Cが放電開始に必要な初期電子を放出して高圧放電ランプ1の始動が促進される。先ず、主電極6Bと補極6Cの間で放電が起き、次に、主電極6A、6Bの間で放電が起きる。こうして、高圧放電ランプ1が始動されると、バイメタルスイッチ15が開き、補極6Cに流れる電流は停止される。
図2を参照して本発明に係る高圧放電ランプの始動補助光源の例を説明する。ここでは、始動補助光源の例として、UVエンハンサ20を説明する。本実施形態によるUVエンハンサ20は、希ガスを封入した気密容器21と、気密容器21の内部に配置された内部電極22と、気密容器21の周囲に配置された外部電極23とを有する。内部電極22は、電極リード26を介して、給電ワイヤ11に接続されている。外部電極23は給電ワイヤ10に接続されている。
本実施形態では、内部電極22にはエミッタ(電子放出物質)が塗布されているが、これについては後に詳細に説明する。外部電極23は帯状部材によって形成されているが、コイル状に形成してもよい。外部電極23の形状は特に限定されない。
高圧放電ランプ1の電源スイッチをオンにすると、その始動回路(図示せず)からUVエンハンサ20の内部電極22と外部電極23との間に始動用電圧パルスが印加され、気密容器21内に封入された希ガスを励起する放電が生じて紫外線が発生する。紫外線は、発光管5内に封入した始動用ガスを励起する。図1Aの例では、電極6A、6Bが放電開始に必要な初期電子を放出して高圧放電ランプ1の始動が促進される。図1Bの例では、電極6A、6B、6Cが放電開始に必要な初期電子を放出し、先ず電極6B、6C間で放電が起き、次に、電極6A、6B間で放電が起きる。
以下に、本願の発明者が内部電極22にエミッタ(電子放出物質)を塗布する着想を得た経緯を説明する。本願の発明者は、先ず、始動用電圧の範囲、即ち、上限と下限を設定した。上述のように、ランプ及び始動補助光源を構成する部品の劣化を低減するためには、始動用電圧は低い方が良い。しかしながら、本実施形態では、発光効率、演色性、色温度等を向上させるために、発光管に希土類金属ハロゲン化物を含む金属ハロゲン化物を封入する。そのため、始動開始電圧が比較的高くなる。そこで、本願の発明者は、本実施形態による高圧放電ランプでは、始動用電圧は少なくとも0.9kvは必要であるとの結論に達した。
高圧放電ランプの始動回路に用いられる始動器として、FECスタータが知られている。FECスタータは、直列に接続された非線形強誘電体セラミックコンデンサ(FEC)と半導体スイッチを含み、発光管に並列に接続される。FECスタータでは、FECの構造上の理由から、始動用電圧パルスとして出力可能な電圧は精々2kv程度である。従って、始動回路にFECスタータを用いる場合には、始動用電圧は2kvより大きくすることはできない。また、始動開始電圧が2kvより小さい場合には、グロースタータを用いることができる。即ち、始動用電圧の上限は、始動回路によって制限される。
そこで、FECスタータ又はグロースタータを用いる場合を想定し、始動用電圧は2kvより小さい値、即ち、1.5kv以下に設定することとした。以上より、本願の発明者は、高圧放電ランプの始動用電圧を0.9〜1.5kvとした。
次に、本願の発明者は、始動用電圧0.9〜1.5kvにて始動可能な始動補助光源を開発した。本願の発明者は、始動補助光源の内部電極に、エミッタ(電子放出物質)を塗布することを考えた。上述のように、特許文献4〜6には、高圧放電ランプの発光管の電極に、エミッタを塗布する例が記載されているが、始動補助光源の内部電極に、エミッタ(電子放出物質)を塗布することは記載されていない。特許文献3(特表2003−502804号公報)には、気密容器の内部に1対の内部電極を有するUVエンハンサにおいて、この内部電極にエミッタを塗布することが記載されている。しかしながら、内部電極と外部電極を備えた始動補助光源において、内部電極にエミッタを塗布することは記載されていない。
そこで、本願の発明者は、内部電極と外部電極を備えた始動補助光源において、内部電極にエミッタを塗布したものと塗布しないものを用意し、高圧放電ランプの始動試験を行った。その結果、始動補助光源の内部電極にエミッタを塗布することによって、始動補助光源の始動開始電圧を低くすることができることを見出した。内部電極22の形状は、棒状、帯状、コイル状、フィラメント状(2重コイル状)等の様々な形状が可能である。しかしながら、始動性の向上に関与するのは、内部電極22の形状よりは、エミッタの有無が重要であることが判った。以下に、本願の発明者が行った実験について説明する。
図3A、図3B、図3C、図3D及び図3Eに、本願の発明者が試作したUVエンハンサ20の内部電極の第1〜第5の例を示す。図3Aに示す第1の内部電極22Aは円筒状の焼結電極である。図3Bに示す第2の内部電極22Bはフィラメント状電極である。図3Cに示す第3の内部電極22Cは、コイル状電極である。図3Dに示す第4の内部電極22Dは、フィラメント状電極である。図3Eに示す第5の内部電極22Eは、棒状電極である。上述のように、エミッタ(電子放出物質)を塗布した内部電極と、エミッタ(電子放出物質)を塗布しない内部電極を用意した。使用したエミッタ液は、酢酸ブチル、酢酸エチル、炭酸カルシウム、炭酸ストロンチウム、炭酸バリウム、酸化ジルコニウムを含む。酢酸ブチル、及び、酢酸エチルは溶剤である。これらの薬剤は、東和化工株式会社製の陰極材料として入手可能である。
気密容器21は石英ガラス製である。内部電極22A〜22Eは、タングステン(W)又はタングステート(Ba2CaWo6)によって形成され、モリブデン箔27を介してモリブデン製電極リード26に接続される。これらのUVエンハンサに内蔵型始動器を接続して、試験用高圧放電ランプを製造した。
上述のように、本願の発明者は、本実施形態による高圧放電ランプの始動用電圧を0.9〜1.5kvに設定した。そこで、始動用電圧として少なくとも0.9〜1.5kvを出力することができる始動回路を準備した。
始動器としてFECスタータ(始動用電圧パルスの最大値:0.9kV、1.2kV及び1.5kV)とグロースタータ(始動用電圧パルスの最大値:2.0kV)を用いた。FECスタータは、非線形強誘電体セラミックコンデンサ(FEC)と半導体スイッチを直列に接続した始動器であり、例えば、特開平11−162413号公報に記載されている。グロースタータは、始動性を向上させるために、グロー放電を利用するものであり、例えば、特開平10−149802号公報に記載されている。
グロースタータでは、発生するパルス電圧の値を制御できない。そのため、グロースタータを用いた高圧放電ランプでは、ランプの外部にサージキラーを設け、2kVを超える高電圧パルスが発生した場合にはその高電圧パルスをバイパスさせるように構成されている。それによって、発光管及びUVエンハンサを含む点灯回路に過大な電圧が印加されることが回避される。試験用高圧放電ランプに、安定器を介して商業用交流電源に接続した。電源は定格の10%減の180vである。
本願発明者が実施したUVエンハンサの始動試験の結果は次の通りである。試作したエミッタが塗布された内部電極を備えたUVエンハンサは、0.6〜2kV程度の始動用電圧パルスによって始動するが、始動用電圧パルスの電圧を0.9〜1.5kv程度とすると、確実に始動した。更に、始動用電圧パルスの電圧を1.0〜1.2kV程度とするとより確実に始動した。本願の発明者が行った実験の結果から、次の知見が得られた。UVエンハンサを従来技術の場合と比較してより低電圧の始動用電圧パルスで始動させるには、UVエンハンサの内部電極の形状よりも、エミッタの有無がより重要である。更に、図1Bに示した例のように補極を設ける場合であっても、図1Aに示した例のように補極を設けない場合であっても、同様である。
従って、本願発明者が試作したUVエンハンサは、本実施形態による高圧放電ランプの始動用電圧である0.9〜1.5kvにて確実に始動することが判った。本実施形態によるUVエンハンサでは、内部電極の形状及び構造は特に限定されないが、より多くのエミッタを塗布することが可能であり、且つ、エミッタが脱落し難いなら、どのような形状及び構造であってよい。
エミッタは、仕事関数が小さく、且つ、融点が低い金属酸化物を含むことが好ましい。表1にII族(アルカリ土属)の金属、及び、III族の金属のうちの主要な金属の仕事関数と融点を示す。
Figure 2014157671
本実施形態によると、エミッタ液は、溶剤、有機バインダ、金属炭酸化物、金属酸化物等を含む。エミッタの金属成分として、仕事関数が小さい酸化バリウムを含むことが好ましいが、更に、炭酸カルシウム、炭酸ストロンチウムを含むとよく、酸化ジルコニウムを含んでもよい。このエミッタ液に内部電極を漬け、加熱し乾燥させることにより、金属酸化物が生成される。
図4を参照して本発明に係る高圧放電ランプの始動回路の例を説明する。高圧放電ランプ1は、外バルブ2と、その端部の口金3と、外バルブ2の内部に設けられた発光管5と、発光管5の電極6A、6B、6Cに接続された始動回路を有する。始動回路は、口金3を介して、交流電源51と安定器52を有するランプ電力供給回路に接続されている。交流電源51の電源電圧は200V(最大値:±282V)とする。
始動回路は、バイメタルスイッチ41と、カレントダンパと称する0.8〜1.0Ω程度の溶断抵抗42と、強誘電体セラミックコンデンサ(以下、FECと称する。)43と、半導体スイッチ44と、時定数調整抵抗45を有し、これらは直列に接続されている。パルス位相安定用抵抗46が半導体スイッチ44に並列に接続されている。焦電流バイパス抵抗47がFEC43に並列に接続されている。
バイメタルスイッチ41は、常温時導通−ランプ点灯時遮断型であり、始動時はオンであり、ランプが点灯するとオフとなる。
溶断抵抗42は、発光管の点灯中に発光管内の金属蒸気が外管内に漏洩してFEC43の電極間で沿面放電が生じたときに、この始動回路に流れる過電流により溶断されて、ランプ又は点灯回路が破損するのを防止する。
FEC43は、ランプ電力供給回路からの印加電圧が、予め設定された抗電圧を超えたときに、充電を行う。本例では、抗電圧は±40Vである。FEC43が充電を行うことにより、安定器52に流れる電流を変化させて安定器52から高電圧の始動用電圧パルスを出力させる。
半導体スイッチ44は、双方向2端子サイリスタなどからなり、ランプ電力供給回路からの印加電圧が、所定のブレークオーバー電圧に達したときに導通状態に切り換わるスイッチング素子として機能する。本例では、ブレークオーバー電圧を±200Vに設定する。それによって、図4の回路ではFEC43の抗電圧40Vとブレークオーバー電圧200Vを加えて、交流電源51の電圧のピーク(±282V)に近い高電圧(±240V)をFEC43に印加させることができる。
時定数調整抵抗45は、発光管5の電極6A及び6B間が絶縁破壊されたときに、FEC43から放電される電荷の放電時間を遅延させる機能を有する。焦電流バイパス抵抗47は、FEC43が約90℃のキュリー温度を超える際に発生する焦電流をバイパスさせてその特性劣化を防止する機能を有する。
図5A、図5B、図5C及び図5Dを参照して図4に示す始動回路の動作を説明する。図5Aは、交流電源51の電圧曲線を示す。図5Bは、半導体スイッチ44の動作を示す。図5Cは、安定器52に流れる電流Isを示す。図5Dは、安定器52から出力される始動用電圧パルスVsを示す。これらのグラフの横軸は時間である。
図5Aに示すように、時間t0〜t1、及び、t4〜t5では、交流電源51からの電圧はV=0〜±240Vであるが、半導体スイッチ44への印加電圧は、ブレークオーバー電圧(±200V)を超えていないものとする。また、FEC43への印加電圧は、抗電圧(±40V)を超えていない。
図5Bに示すように、この期間では、発光管5の電極6A、6B間は絶縁状態にあり、始動回路の半導体スイッチ44も非導通状態(オフ)である。従って、始動回路及びランプ電力供給回路には電流は流れない。
時点t1、及び、t5では、交流電源51からの印加電圧は、FEC43の抗電圧(±40V)と半導体スイッチ44のブレークオーバー電圧(±200V)の合計電圧(±240V)を超える。半導体スイッチ44には、ブレークオーバー電圧(±200V)を超える電圧が印加されるものとする。従って、図5Bに示すように、半導体スイッチ44は導通状態(オン)となる。FEC43には、抗電圧(±40V)を超える電圧が印加される。従って、FEC43は、充電を行う。
図5Cに示すように、時間t1〜t2、及び、t5〜t6では、FEC43にて充電動作が行われている一瞬の間に、安定器52に電流が流れる。前の交流サイクルで逆分極飽和状態にあったFEC43は、充電によって、正分極飽和状態に反転する。FEC43が正分極飽和状態に達した時点で、安定器52に流れる電流が0となる。FEC43の上記充電動作により、安定器52に流れる電流は急激に変化する。
図5Dに示すように、時間t2〜t3、及び、t6〜t7では、安定器52に流れる電流の変化によって、安定器52から、始動用電圧パルスが出力される。安定器52からの始動用電圧パルスと交流電源51からの電圧の和である始動用電圧がUVエンハンサ20と発光管5に印加される。UVエンハンサ20は始動用紫外線を放射する。紫外線は、発光管5内に封入した始動用ガスを励起する。主電極6A、6Bと補極6Cが放電開始に必要な初期電子を放出する。発光管5の主電極6A及び6Bの間の電位差より主電極6Bと補極6Cの間の電位差のほうが小さい。そのため、先ず、主電極6Bと補極6Cの間に絶縁破壊が起き、次に、主電極6A及び6Bの間に絶縁破壊が起きる。即ち、主電極6A及び6Bの間に電流が流れる。FEC43に蓄積された電荷は発光管5を介して放電され、FEC43の電極間の電位がゼロとなる。このような始動用電圧パルスの出力は、ランプの安定点灯が起きるまで、交流サイクルの半サイクル毎に生じる。高圧放電ランプ1が始動されると、発光管5内の温度が上昇し、バイメタルスイッチ15が開き、補極6Cに流れる電流は停止される。また、バイメタルスイッチ41が開き、始動回路がオフとなる。尚、電圧パルスが発生しても発光管5に絶縁破壊が起こらなかった場合、FEC43に蓄積された電荷はt3〜t5の間に抵抗46及び抵抗47を介して低速放電される。
本実施形態では、上述のように、始動用電圧は、交流電源51からの電圧(図5A)と安定器52からの始動用電圧パルス(図5D)の和であり、例えば0.6〜2kV程度であり、好ましくは、0.9〜1.5kv程度であり、より好ましくは、1.0〜1.2kV程度である。
図6は、発光管5の電極6A、6B間に絶縁破壊が生じた瞬間のFEC43の電極間電圧の変化を示す。縦軸はFEC43の電極間電圧、横軸は時間である。時点t=0にて絶縁破壊が起きたものとする。絶縁破壊が起きる直前では、FEC43を含む始動回路の両端に、ランプ電力供給回路からの電圧が印加されている。この印加電圧は、図5Aに示す交流電圧と図5Dに示す電圧パルスの和である。このとき、FEC43の電極間の電圧は、例えば、1.9kVである。
上述のように絶縁破壊が起きると、FEC43に蓄積された電荷は発光管5を介して放電され、FEC43の電極間の電位が急速に低下する。本例では、時定数調整抵抗45が設けられているから、FEC43の電極間の電位が100%から30%まで低下する時間が比較的長く、FEC43の強誘電体の電歪が緩和される。
安定器52から出力される始動用電圧パルスは、FEC43の充電によって起きる。従って、始動用電圧パルスの電圧値を大きくするには、FEC43の静電容量を大きくすればよい。FEC43の強誘電体は薄いセラミック基板によって形成されている。FEC43の静電容量を大きくするには、セラミック基板の厚さを小さくし面積を大きくすればよいが、破損し易くなる。従って、FEC43の静電容量には限界がある。即ち、FEC43を用いた始動回路では、通常、安定器52からの始動用電圧パルスの電圧の値は精々1.9〜2.0kVである。
図7を参照して、発光管5の封止部7Cの端面付近に配置された始動補助光源の例及び位置を説明する。ここでは、始動補助光源として、UVエンハンサ20を用いた場合を説明する。UVエンハンサ20は、気密容器21と、気密容器21の内部に配置された内部電極22と、気密容器21の周囲に配置された外部電極23とを有する。UVエンハンサ20は、主極用電極リード9Bと補極用電極リード9Cとの間に配置されている。
UVエンハンサ20の内部電極22は主極用電極リード9Bと同電位であるが、外部電極23は主極用電極リード9Bとは逆電位である。即ち、外部電極23と主極用電極リード9Bは逆電位である。外部電極23と口金側の主極用電極リード9Bの間の最短距離をHとする。本実施形態では、両者の間の最短距離Hは、始動用電圧パルスの最高電圧が2kVである場合には2mm以上10mm以下とする。
上述の例では、UVエンハンサ20の内部電極22は発光管5の口金側の主極用電極リード9Bに接続され、UVエンハンサ20の外部電極23は発光管5のトップ側の主極用電極リード9Aに接続されているが、電気接続は逆にしてもよい。即ち、UVエンハンサ20の内部電極22を発光管5のトップ側の主極用電極リード9Aに接続し、UVエンハンサ20の外部電極23を発光管5の口金側の主極用電極リード9Bに接続してもよい。この場合には、発光管5のトップ側の主極用電極リード9Aと補極用リード9Cは、UVエンハンサ20の外部電極23とは逆電位となる。従って、外部電極23と補極用リード9Cの間の最短距離をHとする。
本例では、外部電極23はコイル状部材からなる。紫外線は、外部電極23のコイル部材の間から封止部7Cの端面に入射する。本例では、気密容器21を封止部7Cの端面に密着させてもよく、近接して配置してもよい。UVエンハンサ20の中心軸線は、封止部7Cの端面の長手方向に直交するように配置されている。尚、気密容器21の周囲に、封止部7Cの端面と反対側に、紫外線が反射するための反射部材を設けてもよい。
以上、本実施形態に係る高圧放電ランプについて説明したが、これらは例示であって、本発明の範囲を制限するものではない。当業者が、本実施形態に対して容易になしえる追加・削除・変更・改良等は、本発明の範囲内である。本発明の技術的範囲は、添付の特許請求の記載によって定められる。
1…高圧放電ランプ、2…外バルブ、2A…ピンチシール部、3…口金、5…発光管、6A、6B…主電極、6C…補極、7A…放電容器、7B、7C…封止部、8A、8B…発光管支持板、9A、9B、9C電極リード、10、11…給電ワイヤ、13A、13B…給電リード、14…ゲッター、15…バイメタルスイッチ、20…UVエンハンサ、21…気密容器、22、22A、22B、22C、22D、22E…内部電極、23…外部電極、24…電極リード、25…抵抗、26…電極リード、27…モリブデン箔、41…バイメタルスイッチ、42…溶断抵抗、43…強誘電体セラミックコンデンサ(FEC)、44…半導体スイッチ、45…時定数調整抵抗、46…パルス位相安定用抵抗、47…焦電流バイパス抵抗、51…交流電源、52…安定器

Claims (7)

  1. 1対の電極を備えた発光管と、該発光管の外部に配置された始動補助用の紫外線を発生する始動補助光源と、前記始動補助光源に始動用電圧パルスを印加する始動回路と、前記発光管、前記始動補助光源及び前記始動回路を収納する外バルブとを有する高圧放電ランプにおいて、
    前記始動補助光源は、希ガスを封入した気密容器と、該気密容器の内部に配置された内部電極と、前記気密容器の外部に配置された外部電極とを有し、前記内部電極にはエミッタが塗布されており、前記始動補助光源は、0.9〜1.5kvの始動用電圧パルスが印加されることによって始動することを特徴とする高圧放電ランプ。
  2. 請求項1記載の高圧放電ランプにおいて、
    前記始動回路は、直列に接続した強誘電体セラミックコンデンサ(FEC)と半導体スイッチとを有することを特徴とする高圧放電ランプ。
  3. 請求項1又は2記載の高圧放電ランプにおいて、
    前記発光管は、発光及び放電媒体として、水銀と、希土類金属ハロゲン化物を含む金属ハロゲン化物と、希ガスとして所定圧力のアルゴンとが封入されていることを特徴とする高圧放電ランプ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項記載の高圧放電ランプにおいて、
    前記エミッタは、金属炭酸化物を含むエミッタ液を前記内部電極に塗布し、加熱及び乾燥させて形成されたものであることを特徴とする高圧放電ランプ。
  5. 請求項4記載の高圧放電ランプにおいて、
    前記金属炭酸化物は、炭酸バリウム、炭酸カルシウム、及び、炭酸ストロンチウムを含むことを特徴とする高圧放電ランプ。
  6. 請求項4項記載の高圧放電ランプにおいて、
    前記エミッタ液は、酸化バリウム、炭酸カルシウム、及び、炭酸ストロンチウムを含むことを特徴とする高圧放電ランプ。
  7. 請求項1から6のいずれか1項記載の高圧放電ランプにおいて、
    前記発光管は、前記1対の電極に加えて補極を備えており、該補極には低温時に閉じ高温時に開くバイメタルが直列に接続されており、前記補極に流入する電流を制限するための電流制限抵抗が直列に接続されていることを特徴とする高圧放電ランプ。
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