JP2014114475A - アルミニウム合金ブレージングシート及びその製造方法、ならびに、当該アルミニウム合金ブレージングシートを用いた熱交換器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】アルミニウム合金の心材と、心材の少なくとも一方の面にクラッドされたろう付機能付与犠牲材とを備え、心材が、MnとFeを含有し残部Al及び不可避的不純物からなり、ろう付機能付与犠牲材が、Si、Zn、Feを含有し残部Al及び不可避的不純物からなり、ろう付機能付与犠牲材のクラッド率が3〜25%であり、ろう付加熱前における金属組織として、心材が繊維状組織であり、ろう付機能付与犠牲材が再結晶組織であるアルミニウム合金ブレージングシート及びその製造方法、ならびに、このアルミニウム合金ブレージングシートを用いた熱交換器。
【選択図】図1
Description
本発明に係るアルミニウム合金ブレージングシートは、心材及びろう付機能付与犠牲材を必須部材とし、ろう材と犠牲陽極材を付加的部材とし、高耐食性を有する。
本発明に係るアルミニウム合金ブレージングシートの構成上の第1の形態は、心材と、その少なくとも一方の面にクラッドされたろう付機能付与犠牲材を備える形態であり、具体的には、心材の両面にろう付機能付与犠牲材がクラッドされている場合と、一方の面にろう付機能付与犠牲材がクラッドされ、他方の面には何もクラッドされていない場合とを含む。次に、第2の形態は、心材と、その一方の面にクラッドされたろう付機能付与犠牲材と、他方の面にクラッドされたろう材とを備える形態である。最後に、第3の形態は、心材と、その一方の面にクラッドされたろう付機能付与犠牲材と、他方の面にクラッドされた犠牲陽極材とを備える形態である。
以下に、各部材を構成するアルミニウム合金の組成とその作用について説明する。
心材は、Si、Fe及びMnを必須元素とする。Siは、Mnと共にAl−Mn−Si系の金属間化合物を形成し、分散強化により又はアルミニウム母相中に固溶して固溶強化により心材の強度を向上させる。Si含有量は、0.05〜1.2mass%(以下、単に「%」と記す)である。1.2%を超えると心材の融点が低下し、ろう付時に心材が溶融する可能性が高くなる。Siは不可避不純物としても含有されるため、0.05%未満とするには高純度のアルミニウム地金を使用しなければならずコスト増加を招く。Si含有量は、好ましくは0.1〜1.0%である。
本発明に用いるろう付機能付与犠牲材とは、ろう付機能と犠牲防食機能の両方の機能を有する材料をいう。このようなろう付機能付与犠牲材は、Si、Zn及びFeを必須元素とする。
ろう材は、Si及びFeを必須元素とする。Siは、ろう材の融点を低下させて液相を生じ、ろう付けを可能にする。Siの含有量は、2.5〜13.0%とする。2.5%未満では、ろう材において生じる液相が僅かでありろう付けが機能し難くなる。一方、13.0%を超えると、例えば、このろう材をチューブ材に用いた際に、ろう付時においてフィンなどの接合相手材へ拡散するSi量が過剰となり、接合相手材の溶融が生じる。Si含有量は、好ましくは3.0〜12.0%である。
犠牲陽極材は、Zn、Si及びFeを必須元素とする。Znは、犠牲陽極材の電位を卑にすることができ、心材との電位差を形成することで犠牲陽極効果により耐食性を向上できる。Zn含有量は、0.5〜8.0%とする。0.5%未満では上記効果が十分ではなく、8.0%を超えると腐食速度が速くなり早期に犠牲陽極材が消失し、耐食性が低下する。Zn含有量は、好ましくは1.0〜6.0%である。
まず、本発明の高耐食性のアルミニウム合金ブレージングシートにおけるろう付前の金属組織について説明する。本発明のアルミニウム合金ブレージングシートは、ろう付前の状態において、心材は繊維組織であり、ろう付機能付与犠牲材は再結晶組織であることを特徴とする。
本発明のアルミニウム合金ブレージングシートでは、ろう付後の状態において、ろう付機能付与犠牲材の結晶粒径を80μm以上とする。この結晶粒径は、ろう付後におけるろう付機能付与犠牲材の表面観察によって測定されるもので、結晶粒の円相当直径で表わされる。
4−1.製造方法の実施態様
本発明のアルミニウム合金ブレージングシートの製造方法は第1実施態様において、心材用及びろう付機能付与犠牲材用のアルミニウム合金をそれぞれ鋳造する工程と、鋳造したろう付機能付与犠牲材鋳塊を所定の厚さまで熱間圧延する熱間圧延工程と、心材鋳塊の少なくとも一方の面に熱間圧延したろう付機能付与犠牲材をクラッドしてクラッド材とするクラッド工程と、クラッド材を熱間圧延するクラッド熱間圧延工程と、熱間圧延したクラッド材を冷間圧延する冷間圧延工程と、冷間圧延工程の途中においてクラッド材を焼鈍する1回以上の焼鈍工程とを含む。ここで、クラッド工程前のろう付機能付与犠牲材鋳塊の熱間圧延工程は、ろう付機能付与犠牲材鋳塊を所定厚さとするためのひとつの方法であり、熱間圧延によらず面削等により所定の厚さとするなど、所定厚さとする方法は適宜選択すればよい。
鋳造工程における条件に特に制限は無いが、通常は水冷式の半連続鋳造によって行われる。熱間圧延工程において、その加熱温度は通常は400〜560℃程度で行うのが好ましい。400℃未満では塑性加工性が乏しいため圧延時にコバ割れなどを生じる場合がある。560℃より高温の場合には、加熱中にろう付機能付与犠牲材またはろう材が溶融してしまうおそれがある。
上記第1〜3の各実施態様では、前記クラッド熱間圧延工程において、クラッド材の温度が250〜400℃である間に1パスでの圧下率が30%以上となる圧延パスを2回以上含むことを特徴とする。
上記第1〜3の各実施態様では、最終冷間圧延工程前に施される最後の焼鈍工程において、クラッド材が200〜300℃で1〜10時間保持されることを特徴とする。
上記第1〜3の各実施態様では更に、最後の焼鈍工程に続く最終冷間圧延工程におけるクラッド材の合計圧下率を5〜25%とすることを特徴とする。
上記第1〜3の各実施態様では、心材の鋳造工程後に心材鋳塊を均質化処理工程に供しても良い。均質化処理工程は、主に成形性向上などのためにろう付前の材料強度を調整する目的で行われる。均質化処理工程の条件としては、心材鋳塊を500〜620℃の温度で1〜20時間保持するのが好ましい。保持温度が500℃未満の場合や、保持時間が1時間未満の場合は、材料強度が適切に調整できない場合がある。保持温度が620℃を超える場合は、心材鋳塊に溶融が生じる虞がある。また、保持時間が20時間を超える場合は、材料強度の調整には問題ないが生産性を著しく損なう。
本発明のアルミニウム合金ブレージングシートでは、ろう付機能付与犠牲材のクラッド率(片面)を3〜25%とする。上述のように、製造工程中のクラッド熱間圧延工程において、ろう付機能付与犠牲材にのみ大きなせん断歪が加えられる必要がある。しかしながら、ろう付機能付与犠牲材のクラッド率が25%を超えると、ろう付機能付与犠牲材全体に十分なせん断歪が加わらず、ろう付機能付与犠牲材全体を再結晶組織とすることができない。一方、クラッド率が3%未満では、ろう付機能付与犠牲材が薄過ぎるため、クラッド熱間圧延中において心材全体にわたってろう付機能付与犠牲材を被覆することができない。クラッド率は、好ましくは5〜20%である。
上記アルミニウム合金ブレージングシートは、チューブ材、ヘッダープレートなどの熱交換器用部材として、特にチューブ材として好適に用いられる。例えば、上記アルミニウム合金ブレージングシートに曲げ成形を施し、その両端部の重ね合せ部分をろう付け接合して、冷却水などの媒体を流すためのチューブ材が作製される。また、上記アルミニウム合金ブレージングシートを加工して、チューブ材の両端部と接合される孔を備えたヘッダープレートが作製される。本発明に係るアルミニウム製熱交換器は、例えば、上記のチューブ材、フィン材及びヘッダープレートを組み合わせ、これらを一度にろう付加工した構造を有する。
上記熱交換器は、両端部分をヘッダープレートに取り付けたチューブ材の外面にフィン材を配置して組立てる。次いで、チューブ材の両端重ね合せ部分、フィン材とチューブ材外面、チューブ材の両端とヘッダープレートを1回のろう付け加熱によって同時に接合する。ろう付け方法としては、ノコロックろう付法、真空ろう付法、フラックスレスろう付法が用いられる。ろう付けは、通常590〜610℃の温度で2〜10分間、好ましくは590〜610℃の温度で2〜6分間の加熱によって行なわれる。ろう付されたものは、通常、20〜500℃/分の冷却速度で冷却される。
上記ブレージングシート試料を、ろう付相当の加熱に供することなく、断面を鏡面研磨してバーカーエッチングを施し偏光顕微鏡によって観察した。皮材1と心材の金属組織の状態が、繊維状組織又は再結晶組織のいずれであるかを判別した。結果を表8〜10に示す。
600℃で3分の熱処理(ろう付加熱に相当)を施したブレージングシート試料を、引張速度10mm/分、ゲージ長50mmの条件で、JIS Z2241に準拠した引張試験に供した。得られた応力−ひずみ曲線から引張強さを読み取った。その結果、引張強さが110MPa以上の場合を合格(○)とし、それ未満を不合格(×)とした。結果を表8〜10に示す。
各例についてブレージングシート試料を二枚用意し、一方の試料では、試験面となる皮材1をマスキングし、50℃のNaOH水溶液に浸漬することにより皮材2を除去した。また、残る試料では、試験面となる皮材2をマスキングし、50℃のNaOH水溶液に浸漬することにより皮材1を除去した。なお、皮材2が犠牲陽極材の場合、皮材2がクラッドされていない場合、ならびに、ブレージングシートを製造できなかった場合は、皮材1のみを試験面とした。また、皮材1、2が共にろう付機能付与犠牲材である場合も、皮材1のみを試験面とした。皮材1がろう付機能付与犠牲材であり、皮材2がろう材である場合は、皮材1及び皮材2の両方を試験面とした。
次いで、3003合金をコルゲート成形し、山数20を有するフィン材を作製した。図2に示すように、このようなブレージングシート試料を2枚用意し、一方の試料の皮材1と他方の試料の皮材2で上記フィン材を挟むように配置してミニコアを作製した。すなわち、皮材1と皮材2をクラッドした場合、ブレージングシート試料とフィン材との接点は40箇所存在することとなる。
600℃で3分の熱処理(ろう付加熱に相当)を施したブレージングシート試料のろう付機能付与犠牲材面の表面を鏡面研磨し、SEM/EBSP(電子後方散乱回折像法)を用いて、1mm×1mmの領域の結晶方位を分析し、得られた結晶方位のマッピングから結晶粒界を抽出した。なお、方位差15度以上の粒が隣接している界面を結晶粒界と識別した。得られた画像から結晶粒界をフィルムシートに転写し、画像解析により結晶粒の円相当径を測定した。この円相当径が80μm以上の場合を合格(○)とし、80μm未満の場合を不合格(×)とした。なお、両面にろう付機能付与犠牲材がクラッドされている場合は、皮材1のみを試験面とした。結果を表8〜10に示す。
ブレージングシート試料に600℃で3分の熱処理(ろう付加熱に相当)を施した後、50mm×50mmに切り出し、試験面の反対側の面を樹脂によってマスキングした。試験面がろう付機能付与犠牲材又はZnが添加されたろう材の場合は、ASTM−G85に基づいてSWAAT試験に供し、500時間及び1000時間経過時に取り出した。その後、濃硝酸で腐食生成物を洗浄し、試験面表面を実体顕微鏡で観察して貫通が確認された場合を貫通有りと判断した。1000時間で腐食貫通の生じていなかったものを耐食性が優良(◎)とし、500時間では腐食貫通が生じていなかったが1000時間では腐食貫通が生じていたものを良好(○)とし、500時間で腐食貫通が生じていたものを不良(×)とした。◎と○を合格とし、×を不合格とした。
比較例20では、心材のMg成分が多過ぎたため、フィンとの未接合が発生してフィン接合率が低くなり、ろう付性が不合格であった。
比較例21では、心材のFe成分が多過ぎたため心材へのろう侵食が生じて心材の溶融が発生し、ろう付性が不合格であった。
比較例22では、心材のTi、Cr、Zr及びV成分が多過ぎたため、圧延中に割れが生じてブレージングシートを製造することができず、製造性が不合格であった。
比較例23では、心材のMn成分が多過ぎたため、圧延中に割れが生じてブレージングシートを製造することができず、製造性が不合格であった。
比較例24では、心材のCu成分が多過ぎたため、圧延中に割れが生じてブレージングシートを製造することができず、製造性が不合格であった。
比較例25では、心材のMn成分が少な過ぎたため、ろう付後の引張強さが不合格であった。
比較例26では、ろう付機能付与犠牲材のSi成分が少な過ぎたため、フィンとの未接合が発生してフィン接合率が低くなり、ろう付性が不合格であった。
比較例27では、ろう付機能付与犠牲材のSi成分が多過ぎたため、ろう付中にろう付機能付与犠牲材の多くが流動してしまい、耐食性が不合格であった。
比較例28では、ろう付機能付与犠牲材のFe成分が多過ぎたため、フィンとの未接合が発生してフィン接合率が低くなり、ろう付性が不合格であった。
比較例29では、ろう付機能付与犠牲材のZn成分が少な過ぎたため、犠牲防食機能が不十分であり、耐食性が不合格であった。
比較例30では、ろう付機能付与犠牲材のZn成分が多過ぎたため、ろう付機能付与犠牲材が腐食試験において早期に消失してしまい、耐食性が不合格であった。
比較例31では、ろう付機能付与犠牲材のTi、Cr、Zr及びV成分が多過ぎたため、圧延中に割れが生じてブレージングシートを製造することができず、製造性が不合格であった。
比較例32では、ろう付機能付与犠牲材のMn成分が多過ぎたため、圧延中に割れが生じてブレージングシートを製造することができず、製造性が不合格であった。
比較例33では、ろう付機能付与犠牲材のNa及びSr成分が多過ぎたため、フィンとの未接合が発生してフィン接合率が低くなり、ろう付性が不合格であった。
比較例34では、ろう付機能付与犠牲材のCu成分が多過ぎたため、犠牲防食機能が不十分であり、耐食性が不合格であった。
比較例36では、ろう材のSi成分が多過ぎたためろう付中にフィンの溶融が発生し、ろう付性が不合格であった。
比較例37では、ろう材のCu成分が多過ぎたため、圧延中に割れが生じてブレージングシートを製造することができず、製造性が不合格であった。
比較例38では、ろう材のFe成分が多過ぎたため、フィンとの未接合が発生してフィン接合率が低くなり、ろう付性が不合格であった。
比較例39では、ろう材のTi、Cr、Zr及びV成分が多過ぎたため、圧延中に割れが生じてブレージングシートを製造することができず、製造性が不合格であった。
比較例40では、ろう材のMn成分が多過ぎたため、圧延中に割れが生じてブレージングシートを製造することができず、製造性が不合格であった。
比較例41では、ろう材のSr及びNa成分が多過ぎたため、フィンとの未接合が発生してフィン接合率が低くなり、ろう付性が不合格であった。
比較例42では、ろう材のZn成分が少な過ぎたため、犠牲防食機能が不十分であり耐食性が不合格であった。
比較例43では、ろう材のZn成分が多過ぎたため、ろう材が腐食試験において早期に消失してしまい、耐食性が不合格であった。
比較例44では、ろう材のCu成分が多すぎたため、犠牲防食機能が不十分であり、耐食性が不合格であった。
比較例45では、犠牲陽極材のSi成分が多過ぎたため、犠牲防食機能が不十分であり耐食性が不合格であった。
比較例46では、犠牲陽極材のFe成分が多過ぎたため、犠牲陽極材が腐食試験において早期に消失してしまい耐食性が不合格であった。
比較例47では、犠牲陽極材のTi、Cr、Zr、V成分が多過ぎたため、圧延中に割れが生じてブレージングシートを製造することができず、製造性が不合格であった。
比較例48では、犠牲陽極材のMn成分が多過ぎたため、圧延中に割れが生じてブレージングシートを製造することができず、製造性が不合格であった。
比較例49では、犠牲陽極材のZn成分が少な過ぎたため、犠牲防食機能が不十分であり耐食性が不合格であった。
比較例50では、犠牲陽極材のZn成分が多過ぎたため、犠牲陽極材が腐食試験において早期に消失してしまい耐食性が不合格であった。
比較例51では、犠牲陽極材のMg成分が多過ぎたため、クラッド熱延で心材と圧着することができなかった。そのため、ブレージングシートを製造することができず、製造性が不合格であった。
比較例61では、ろう付機能付与犠牲材のクラッド率が高過ぎたため、ろう付前におけるろう付機能付与犠牲材が再結晶組織となっておらず、ろう付後におけるろう付機能付与犠牲材の結晶粒径が80μm未満となり、耐食性が不合格であった。
比較例62では、クラッド熱間圧延中の材料温度が250℃〜400℃である間において圧下率30%以上のパス数が2パス未満であった。そのため、ろう付前におけるろう付機能付与犠牲材が再結晶組織となっておらず、ろう付後におけるろう付機能付与犠牲材の結晶粒径が80μm未満となり、耐食性が不合格であった。
比較例63では、焼鈍温度が低過ぎたため、ろう付前におけるろう付機能付与犠牲材が再結晶組織となっておらず、ろう付後におけるろう付機能付与犠牲材の結晶粒径が80μm未満となり、耐食性が不合格であった。
比較例64では、焼鈍温度が高過ぎたため、ろう付前における心材が繊維状組織となっておらず、ろう付においてろうの侵食が生じた。そのため、フィンとの未接合が発生してフィン接合率が低くなり、ろう付性が不合格であった。
比較例65では、焼鈍時間が短過ぎたため、ろう付前におけるろう付機能付与犠牲材が再結晶組織となっておらず、ろう付後におけるろう付機能付与犠牲材の結晶粒径が80μm未満となり、耐食性が不合格であった。
比較例66では、最終冷間圧延工程における合計圧下率が高過ぎたため、ろう付後におけるろう付機能付与犠牲材の結晶粒径が80μm未満となり、耐食性が不合格であった。
比較例67では、最終冷間圧延工程における合計圧下率が低過ぎたため、圧延が不安定となった。そのため、目的の板厚のブレージグシートを製造することができず、製造性が不合格であった。
すなわち、参考例68では、加熱温度が低過ぎたため、熱間クラッド圧延中に割れが生じ、目的の板厚のブレージグシートを製造することができなかった。
参考例69では、加熱時間が短過ぎたため、熱間クラッド圧延中に割れが生じ、目的の板厚のブレージグシートを製造することができなかった。
参考例70では、加熱温度が高過ぎたため、ろう付機能付与犠牲材に溶融が生じ、目的の板厚のブレージグシートを製造することができなかった。
Claims (13)
- アルミニウム合金の心材と、当該心材の少なくとも一方の面にクラッドされたろう付機能付与犠牲材とを備えるアルミニウム合金ブレージングシートにおいて、前記心材が、Si:0.05〜1.2mass%、Fe:0.05〜1.2mass%、Mn:0.5〜2.0mass%を含有し、残部Al及び不可避的不純物からなるアルミニウム合金からなり、前記ろう付機能付与犠牲材が、Si:2.5〜7.0mass%、Zn:0.5〜8.0mass%、Fe:0.05〜1.2mass%を含有し、残部Al及び不可避的不純物からなるアルミニウム合金からなり、前記ろう付機能付与犠牲材のクラッド率が3〜25%であり、前記心材のろう付加熱前における金属組織が繊維状組織であり、前記ろう付機能付与犠牲材のろう付加熱前における金属組織が再結晶組織であることを特徴とするアルミニウム合金ブレージングシート。
- アルミニウム合金の心材と、当該心材の一方の面にクラッドされたろう付機能付与犠牲材と、当該心材の他方の面にクラッドされたろう材とを備えるアルミニウム合金ブレージングシートにおいて、前記心材が、Si:0.05〜1.2mass%、Fe:0.05〜1.2mass%、Mn:0.5〜2.0mass%を含有し、残部Al及び不可避的不純物からなるアルミニウム合金からなり、前記ろう付機能付与犠牲材が、Si:2.5〜7.0mass%、Zn:0.5〜8.0mass%、Fe:0.05〜1.2mass%を含有し、残部Al及び不可避的不純物からなるアルミニウム合金からなり、前記ろう材が、Si:2.5〜13.0mass%、Fe:0.05〜1.2mass%を含有し、残部Al及び不可避的不純物からなるアルミニウム合金からなり、前記ろう付機能付与犠牲材のクラッド率が3〜25%であり、前記心材のろう付加熱前における金属組織が繊維状組織であり、前記ろう付機能付与犠牲材のろう付加熱前における金属組織が再結晶組織であることを特徴とするアルミニウム合金ブレージングシート。
- アルミニウム合金の心材と、当該心材の一方の面にクラッドされたろう付機能付与犠牲材と、当該心材の他方の面にクラッドされたろう材とを備えるアルミニウム合金ブレージングシートにおいて、前記心材が、Si:0.05〜1.2mass%、Fe:0.05〜1.2mass%、Mn:0.5〜2.0mass%を含有し、残部Al及び不可避的不純物からなるアルミニウム合金からなり、前記ろう付機能付与犠牲材が、Si:2.5〜7.0mass%、Zn:0.5〜8.0mass%、Fe:0.05〜1.2mass%を含有し、残部Al及び不可避的不純物からなるアルミニウム合金からなり、前記ろう材が、Si:7.1〜13.0mass%、Fe:0.05〜1.2mass%、Zn:0.5〜8.0%を含有し、残部Al及び不可避的不純物からなるアルミニウム合金からなり、前記ろう付機能付与犠牲材のクラッド率が3〜25%であり、前記心材のろう付加熱前における金属組織が繊維状組織であり、前記ろう付機能付与犠牲材のろう付加熱前における金属組織が再結晶組織であることを特徴とするアルミニウム合金ブレージングシート。
- アルミニウム合金の心材と、当該心材の一方の面にクラッドされたろう付機能付与犠牲材と、当該心材の他方の面にクラッドされた犠牲陽極材とを備えるアルミニウム合金ブレージングシートにおいて、前記心材が、Si:0.05〜1.2mass%、Fe:0.05〜1.2mass%、Mn:0.5〜2.0mass%を含有し、残部Al及び不可避的不純物からなるアルミニウム合金からなり、前記ろう付機能付与犠牲材が、Si:2.5〜7.0mass%、Zn:0.5〜8.0mass%、Fe:0.05〜1.2mass%を含有し、残部Al及び不可避的不純物からなるアルミニウム合金からなり、前記犠牲陽極材が、Zn:0.5〜8.0mass%、Si:0.05〜1.5mass%、Fe0.05〜2.0mass%を含有し、残部Al及び不可避的不純物からなるアルミニウム合金からなり、前記ろう付機能付与犠牲材のクラッド率が3〜25%であり、前記心材のろう付加熱前における金属組織が繊維状組織であり、前記ろう付機能付与犠牲材のろう付加熱前における金属組織が再結晶組織であることを特徴とするアルミニウム合金ブレージングシート。
- 前記心材が、Cu:0.05〜1.2mass%、Mg:0.05〜0.5mass%、Ti:0.05〜0.3mass%、Zr:0.05〜0.3mass%、Cr:0.05〜0.3mass%及びV:0.05〜0.3mass%から選択される1種又は2種以上を更に含有するアルミニウム合金からなる、請求項1〜4のいずれか一項に記載のアルミニウム合金ブレージングシート。
- 前記ろう付機能付与犠牲材が、Cu:0.05〜0.5mass%、Mn:0.05〜2.0mass%、Ti:0.05〜0.3mass%、Zr:0.05〜0.3mass%、Cr:0.05〜0.3mass%、V:0.05〜0.3mass%、Na:0.001〜0.05mass%及びSr:0.001〜0.05mass%から選択される1種又は2種以上を更に含有するアルミニウム合金からなる、請求項1〜5のいずれか一項に記載のアルミニウム合金ブレージングシート。
- 前記ろう材が、Cu:0.05〜1.2mass%、Mn:0.05〜2.0mass%、Ti:0.05〜0.3mass%、Zr:0.05〜0.3mass%、Cr:0.05〜0.3mass%、V:0.05〜0.3mass%、Na:0.001〜0.05mass%及びSr:0.001〜0.05%から選択される1種又は2種以上を更に含有するアルミニウム合金からなる、請求項2、5及び6のいずれか一項に記載のアルミニウム合金ブレージングシート。
- 前記ろう材が、Cu:0.05〜0.5mass%、Mn:0.05〜2.0mass%、Ti:0.05〜0.3mass%、Zr:0.05〜0.3mass%、Cr:0.05〜0.3mass%、V:0.05〜0.3mass%、Na:0.001〜0.05mass%及びSr:0.001〜0.05%から選択される1種又は2種以上を更に含有するアルミニウム合金からなる、請求項3、5及び6のいずれか一項に記載のアルミニウム合金ブレージングシート。
- 前記犠牲陽極材が、Mn:0.05〜2.0mass%、Mg:0.5〜3.0mass%、Ti:0.05〜0.3mass%、Zr:0.05〜0.3mass%、Cr:0.05〜0.3mass%、V:0.05〜0.3mass%から選択される1種又は2種以上を更に含有するアルミニウム合金からなる、請求項4、5及び6のいずれか一項に記載のアルミニウム合金ブレージングシート。
- 請求項1、5及び6のいずれか一項に記載のアルミニウム合金ブレージングシートの製造方法であって、前記心材用及びろう付機能付与犠牲材用のアルミニウム合金をそれぞれ鋳造する工程と、心材鋳塊の少なくとも一方の面に所定の厚さとしたろう付機能付与犠牲材をクラッドしてクラッド材とするクラッド工程と、クラッド材を熱間圧延するクラッド熱間圧延工程と、熱間圧延したクラッド材を冷間圧延する冷間圧延工程と、冷間圧延工程の途中においてクラッド材を焼鈍する1回以上の焼鈍工程とを含み、前記クラッド熱間圧延工程において、クラッド材の温度が250〜400℃である間に1パスでの圧下率が30%以上となる圧延パスを2回以上含み、最後の焼鈍工程において、クラッド材が200〜300℃で1〜10時間保持され、当該最後の焼鈍工程に続く最終冷間圧延工程におけるクラッド材の合計圧下率を5〜25%とすることを特徴とするアルミニウム合金ブレージングシートの製造方法。
- 請求項2、3、5〜8のいずれか一項に記載のアルミニウム合金ブレージングシートの製造方法であって、前記心材用、ろう付機能付与犠牲材用及びろう材用のアルミニウム合金をそれぞれ鋳造する工程と、心材鋳塊の一方の面に所定の厚さとしたろう付機能付与犠牲材をクラッドし、他方の面に所定の厚さとしたろう材をクラッドしてクラッド材とするクラッド工程と、クラッド材を熱間圧延するクラッド熱間圧延工程と、熱間圧延したクラッド材を冷間圧延する冷間圧延工程と、冷間圧延工程の途中においてクラッド材を焼鈍する1回以上の焼鈍工程とを含み、前記クラッド熱間圧延工程において、クラッド材の温度が250〜400℃である間に1パスでの圧下率が30%以上となる圧延パスを2回以上含み、最後の焼鈍工程において、クラッド材が200〜300℃で1〜10時間保持され、当該最後の焼鈍工程に続く最終冷間圧延工程におけるクラッド材の合計圧下率を5%〜25%とすることを特徴とするアルミニウム合金ブレージングシートの製造方法。
- 請求項4、5、6及び9のいずれか一項に記載のアルミニウム合金ブレージングシートの製造方法であって、前記心材用、ろう付機能付与犠牲材用及び犠牲陽極材用のアルミニウム合金をそれぞれ鋳造する工程と、心材鋳塊の一方の面に所定の厚さとしたろう付機能付与犠牲材をクラッドし、他方の面に所定の厚さとした犠牲陽極材をクラッドしてクラッド材とするクラッド工程と、クラッド材を熱間圧延するクラッド熱間圧延工程と、熱間圧延したクラッド材を冷間圧延する冷間圧延工程と、冷間圧延工程の途中においてクラッド材を焼鈍する1回以上の焼鈍工程とを含み、前記クラッド熱間圧延工程において、クラッド材の温度が250〜400℃である間に1パスでの圧下率が30%以上となる圧延パスを2回以上含み、最後の焼鈍工程において、クラッド材が200〜300℃で1〜10時間保持され、当該最後の焼鈍工程に続く最終冷間圧延工程におけるクラッド材の合計圧下率を5%〜25%とすることを特徴とするアルミニウム合金ブレージングシートの製造方法。
- 請求項1〜9のいずれか一項に記載のアルミニウム合金ブレージングシートを用いた熱交換器であって、ろう付後における前記ろう付機能付与犠牲材の結晶粒径が80μm以上であることを特徴とする熱交換器。
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