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JP2014105684A - 内燃機関のデポジットパラメータ算出装置 - Google Patents

内燃機関のデポジットパラメータ算出装置 Download PDF

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JP2014105684A JP2012261481A JP2012261481A JP2014105684A JP 2014105684 A JP2014105684 A JP 2014105684A JP 2012261481 A JP2012261481 A JP 2012261481A JP 2012261481 A JP2012261481 A JP 2012261481A JP 2014105684 A JP2014105684 A JP 2014105684A
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潤 加藤
Hirou Yamada
洋右 山田
Tsuyoshi Honda
剛志 本多
Yukio Noda
幸男 野田
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

【課題】内燃機関の運転中、デポジットパラメータを精度よく算出することができ、それにより、高い商品性を確保することができる内燃機関のデポジットパラメータ算出装置を提供する。
【解決手段】内燃機関3のデポジットパラメータ算出装置1は、壁面温算出部72で、式(10)により壁面温T1を算出し、付着量算出部74で、壁面温T1を用いて、式(13)により、デポジットが還流ガス路の壁面に付着する付着量K2を算出し、ガス流速算出部71で、式(9)により、ガス流速Vegrを算出し、剥離量算出部73で、ガス流速Vegr、壁面温T1及び入口EGR圧PEGRvinを用いて、式(11),(12)により、デポジットが還流ガス路の壁面から剥離する剥離量K1を算出し、デポジット量算出部75で、付着量K2及び剥離量K1を用いて、式(14)により、デポジット量taを算出する。
【選択図】図4

Description

本発明は、EGR装置における還流ガス路の壁面に堆積したデポジットの度合を表すデポジットパラメータを算出する内燃機関のデポジットパラメータ算出装置に関する。
従来、内燃機関のデポジットパラメータ算出装置として、特許文献1に記載されたものが知られている。この算出装置は、デポジットパラメータとして、EGR装置における還流ガス路の内壁面に堆積したデポジット量を、内燃機関の運転中に算出するものであり、この運転時のデポジット量の算出処理は、同文献の図4に示すように実行される。すなわち、吸入空気量及びEGR量などに基づき、演算式により、筒内流入ガス温度の推定値を算出し、筒内流入ガス温度の推定値と1制御サイクル間のデポジット生成量G1との関係を定義したマップを用いて、デポジット生成量G1を算出する。この場合、デポジット生成量G1の算出マップとしては、同文献の図6に示すようなマップが、エンジン回転速度、燃料噴射量及びEGRバルブの目標開度ごとに設定され、ECU内に格納されている。そして、RAM内に記憶されているデポジット量Gfにデポジット生成量G1を加算することにより、デポジット量の今回値Gfが算出される(ステップ303〜305)。
特開2008−38636号公報
一般に、内燃機関の運転中、EGR装置におけるデポジットの生成量は、筒内流入ガス温度との相関性が高いものの、それ以外のパラメータの影響によって大きく変化することがある。例えば、還流ガスの流速が高い条件下では、デポジットが生成されることなく、むしろデポジットが還流ガス路の内壁面から剥離してしまうことがあり、その場合には、デポジット生成量は、正値ではなく、負値を示すことになる。これに対して、特許文献1の場合、デポジット生成量G1の算出において、そのような条件を考慮しておらず、同文献の図6に示すマップを用いている関係上、デポジット生成量G1は、たとえ極小であっても正値として算出されてしまい、その結果、デポジット量Gfの算出精度が低下してしまうことになる。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、内燃機関の運転中、デポジットパラメータを精度よく算出することができ、それにより、高い商品性を確保することができる内燃機関のデポジットパラメータ算出装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、排気系(排気通路9)の排ガスの一部を還流ガス路(EGRクーラ12)を介して吸気系(吸気通路8)に還流させるEGR装置10を備えた内燃機関3において、還流ガス路の壁面に堆積したデポジットの度合を表すデポジットパラメータ(デポジット量ta)を算出する内燃機関3のデポジットパラメータ算出装置1であって、還流ガス路の壁面の温度である壁面温T1を取得する壁面温取得手段(ECU2、壁面温算出部72)と、還流ガス路内の還流ガスの流速に対して相関性を有する流速パラメータ(ガス流速Vegr)を取得する流速パラメータ取得手段(ECU2、ガス流速算出部71)と、取得された壁面温T1に応じて、デポジットが還流ガス路の壁面に付着する度合を表す付着度合パラメータ(付着量K2)を算出する付着度合パラメータ算出手段(ECU2、付着量算出部74)と、取得された流速パラメータに応じて、デポジットが還流ガス路の壁面から剥離する度合を表す剥離度合パラメータ(剥離量K1)を算出する剥離度合パラメータ算出手段(ECU2、剥離量算出部73)と、算出された付着度合パラメータ及び算出された剥離度合パラメータに応じて、デポジットパラメータ(デポジット量ta)を算出するデポジットパラメータ算出手段(ECU2、デポジット量算出部75)と、を備えることを特徴とする。
この内燃機関のデポジットパラメータ算出装置によれば、還流ガス路の壁面の温度である壁面温が取得され、この取得された壁面温に応じて、デポジットが還流ガス路の壁面に付着する度合を表す付着度合パラメータが算出される。また、還流ガス路内の還流ガスの流速に対して相関性を有する流速パラメータが取得され、この取得された流速パラメータに応じて、デポジットが還流ガス路の壁面から剥離する度合を表す剥離度合パラメータが算出されるとともに、算出された付着度合パラメータ及び算出された剥離度合パラメータに応じて、デポジットパラメータが算出される。このように、壁面温に応じて算出された付着度合パラメータに加えて、流速パラメータに応じて算出された剥離度合パラメータを用いて、デポジットパラメータが算出されるので、内燃機関の運転中、デポジットが還流ガス路の壁面に付着する度合と、壁面から剥離する度合とを精度よく反映させながら、デポジットパラメータを算出することができる。その結果、特許文献1の算出手法と比べて、デポジットパラメータの算出精度を向上させることができる(なお、本明細書の「還流ガス路」は、還流ガスが流れる通路に限らず、EGR装置において、還流ガス路を構成する機器(例えばEGR弁やEGRクーラなど)内の通路部分も含む。また、本明細書における「壁面温を取得」や「流速パラメータを取得」の「取得」は、これらのパラメータを、センサなどにより直接検出することや他のパラメータに基づいて推定することを含む)。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の内燃機関3のデポジットパラメータ算出装置1において、付着度合パラメータは、壁面に付着するデポジットの単位時間当たりの量を示す付着量K2であり、剥離度合パラメータは、壁面から剥離するデポジットの単位時間当たりの量を示す剥離量K1であり、デポジットパラメータ算出手段は、付着量K2と剥離量K1との偏差の積算値に基づき、デポジットパラメータとして、デポジットの量であるデポジット量taを算出することを特徴とする。
この内燃機関のデポジットパラメータ算出装置によれば、デポジットパラメータとして、デポジットの量であるデポジット量が、付着量と剥離量との偏差の積算値に基づいて算出される。この場合、付着量は、壁面に付着するデポジットの単位時間当たりの量を示す値であり、剥離量は、壁面から剥離するデポジットの単位時間当たりの量を示す値であるので、デポジット量の算出において両者の偏差の積分値を用いることにより、付着量及び/又は剥離量において一時的な算出誤差が発生した場合でも、算出回数が多くなるほど、その算出誤差がデポジット量の算出結果に及ぼす影響をより抑制することができる。その結果、デポジット量の算出精度をさらに向上させることができる。
請求項3に係る発明は、請求項2に記載の内燃機関3のデポジットパラメータ算出装置1において、デポジット量に応じて、還流ガス路の開口面積Aを算出する開口面積算出手段(ECU2、開口面積算出部76)をさらに備えることを特徴とする。
この内燃機関のデポジットパラメータ算出装置によれば、前述したように精度よく算出されたデポジット量に応じて、還流ガス路の開口面積が算出されるので、この開口面積を精度よく算出することができる。
請求項4に係る発明は、請求項3に記載の内燃機関3のデポジットパラメータ算出装置1において、還流ガス路の開口面積Aに応じて、還流ガス路の圧力損失ΔPcを算出する圧力損失算出手段(ECU2、圧力損失算出部77)をさらに備えることを特徴とする。
この内燃機関のデポジットパラメータ算出装置によれば、上述したように精度よく算出された還流ガス路の開口面積に応じて、還流ガス路の圧力損失が算出されるので、この圧力損失を精度よく算出することができる。
請求項5に係る発明は、請求項2ないし4のいずれかに記載の内燃機関3のデポジットパラメータ算出装置1において、還流ガス路には、EGRクーラ12が設けられており、デポジット量taに応じて、EGRクーラ12の冷却効率ηcを算出する冷却効率算出手段(ECU2、冷却効率算出部78)をさらに備えることを特徴とする。
この内燃機関のデポジットパラメータ算出装置によれば、前述したように精度よく算出されたデポジット量に応じて、EGRクーラの冷却効率が算出されるので、この冷却効率を精度よく算出することができる。
本発明の一実施形態に係るデポジットパラメータ算出装置を適用した内燃機関の構成を模式的に示す図である。 デポジットパラメータ算出装置の構成を示すブロック図である。 デポジットパラメータ算出装置及び制御装置の機能的な構成を示すブロック図である。 効率算出部の機能的な構成を示すブロック図である。 点火時期コントローラの機能的な構成を示すブロック図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態に係る内燃機関のデポジットパラメータ算出装置について説明する。本実施形態のデポジットパラメータ算出装置1は、後述するように、図1に示す内燃機関(以下「エンジン」という)3のEGR装置10におけるデポジットパラメータとしてのデポジット量を算出するものであり、図2に示すECU2を備えている。
このECU2は、CPU、RAM、ROM及びI/Oインターフェース(いずれも図示せず)などからなるマイクロコンピュータで構成されており、後述する各種のセンサ20〜28の検出信号などに基づいて、各種のパラメータを算出するとともに、後述するように、デポジット量の算出処理や、各種の制御処理を実行する。
なお、本実施形態では、ECU2が、壁面温取得手段、流速パラメータ取得手段、付着度合パラメータ算出手段、剥離度合パラメータ算出手段、デポジットパラメータ算出手段、開口面積算出手段、圧力損失算出手段及び冷却効率算出手段に相当する。
一方、エンジン3は、4組の気筒3a及びピストン3b(1組のみ図示)を有する直列4気筒ガソリンエンジンであり、図示しない車両に搭載されているとともに、吸気弁4、排気弁5、点火プラグ6及び燃料噴射弁7などを備えている。これらの吸気弁4、排気弁5及び点火プラグ6はいずれも、気筒3aごとに設けられている(いずれも1つのみ図示)。
また、燃料噴射弁7は、各気筒3aの吸気ポート内に燃料を噴射するようにインテークマニホールドの分岐部に取り付けられている。点火プラグ6及び燃料噴射弁7はいずれも、ECU2に電気的に接続されており、ECU2によって、燃料噴射弁7による燃料の噴射量及び噴射時期と、点火プラグ6による混合気の点火時期とが制御される。
さらに、エンジン3には、クランク角センサ20及び水温センサ21が設けられている。このクランク角センサ20は、マグネットロータ及びMREピックアップで構成されており、クランクシャフト3cの回転に伴い、パルス信号であるCRK信号をECU2に出力する。このCRK信号は、所定クランク角(例えば1゜)ごとに1パルスが出力され、ECU2は、このCRK信号に基づき、エンジン3の回転数(以下「エンジン回転数」という)NEを算出する。
一方、水温センサ21は、エンジン3のシリンダブロック内を循環する冷却水の温度であるエンジン水温TWを検出して、それを表す検出信号を、ECU2に出力する。ECU2は、この水温センサ21の検出信号に基づき、エンジン水温TWを算出する。
また、エンジン3の吸気通路8(吸気系)には、上流側から順に、エアフローセンサ22及びスロットル弁機構15などが設けられている。
このエアフローセンサ22は、熱線式エアフローメータで構成されており、吸気通路8内を流れる空気の流量(以下「吸気流量」という)を検出して、それを表す検出信号をECU2に出力する。ECU2は、エアフローセンサ22の検出信号に基づき、吸気流量GAIRを算出する。この吸気流量GAIRは質量流量として算出される。
また、スロットル弁機構15は、スロットル弁15a及びこれを開閉駆動するTHアクチュエータ15bなどを備えている。スロットル弁15aは、吸気通路8の途中に回動可能に設けられており、当該回動に伴う開度の変化により、スロットル弁15aを通過する空気の流量すなわち吸気流量GAIRを変化させる。THアクチュエータ15bは、ECU2に接続された電気モータにギヤ機構(いずれも図示せず)を組み合わせたものであり、ECU2からの制御入力信号によって制御されることにより、スロットル弁15aの開度(以下「スロットル弁開度」という)を変化させる。
また、吸気通路8のスロットル弁15aの近傍には、スロットル弁開度センサ23(図2参照)が設けられている。このスロットル弁開度センサ23は、例えばポテンショメータなどで構成されており、スロットル弁15aの開度(以下「スロットル弁開度」という)THを検出して、それを表す検出信号を、ECU2に出力する。ECU2は、スロットル弁開度センサ23の検出信号に基づき、スロットル弁開度THを算出する。
さらに、吸気通路8のスロットル弁15aよりも下流側の吸気チャンバ8aの部分には、吸気圧センサ24が設けられている。この吸気圧センサ24は、例えば半導体圧力センサなどで構成され、吸気通路8内の圧力(以下「吸気圧」という)PBAを検出して、それを表す検出信号をECU2に出力する。ECU2は、吸気圧センサ24の検出信号に基づき、吸気圧PBAを算出する。
また、エンジン3には、EGR装置10が設けられている。このEGR装置10は、排気通路9(排気系)内の排ガスの一部を吸気通路8側に還流するものであり、EGR通路11、EGRクーラ12及びEGR制御弁機構13などを備えている。EGR通路11は、吸気通路8及び排気通路9の間に接続されている。
このEGRクーラ12(還流ガス路)は、エンジン3の冷却水を冷媒として用いる水冷式のものであり、EGR通路11内を流れる還流ガスは、EGRクーラ12内を通過する際、冷却水との熱交換により冷却される。
一方、EGR制御弁機構13は、EGR通路11のEGRクーラ12よりも排気通路9側の部位に設けられており、ポペット弁タイプのEGR弁13aと、これを開閉駆動するEGRアクチュエータ13bなどを備えている。EGRアクチュエータ13bは、ECU2に接続された電気モータにギヤ機構(いずれも図示せず)を組み合わせたものであり、ECU2からの制御入力信号によって制御されることにより、EGR弁13aのリフト(以下「EGRリフト」という)LACTを最大値と最小値との間で変化させる。それにより、還流ガス量が制御される。この場合、EGR弁13aとしては、ポペット弁タイプのものに限らず、還流ガス量を制御可能なものであればよく、例えば、バタフライ弁タイプのものなどを用いてもよい。
また、EGR制御弁機構13には、EGRリフトセンサ25が設けられており、このEGRリフトセンサ25は、EGRリフトLACTを検出して、それを表す検出信号をECU2に出力する。ECU2は、このEGRリフトセンサ25の検出信号に基づき、EGRリフトLACTを算出する。
さらに、ECU2には、大気圧センサ26、吸気温センサ27及びアクセル開度センサ28が電気的に接続されている。この大気圧センサ26は、半導体圧力センサで構成されており、大気圧PAを検出して、それを表す検出信号をECU2に出力する。また、吸気温センサ27は、図示しないエアクリーナを介して吸気通路8内に吸入される空気の温度である吸気温TAを検出して、それを表す検出信号をECU2に出力する。
さらに、アクセル開度センサ28は、車両の図示しないアクセルペダルの踏み込み量(以下「アクセル開度」という)APを検出して、それを表す検出信号をECU2に出力する。ECU2は、これらのセンサ26〜28の検出信号に基づき、大気圧PA、吸気温TA及びアクセル開度APをそれぞれ算出する。
次に、図3を参照しながら、制御装置50について説明する。この制御装置50は、デポジットパラメータ算出装置1も兼用しているとともに、以下に述べるように、スロットル弁開度TH及びEGRリフトLACTを制御するものであり、具体的にはECU2によって構成されている。
同図に示すように、制御装置50は、目標値算出部51、目標吸気圧算出部52、目標開度算出部53、THコントローラ54、EGR流量算出部55、入口EGR温算出部56、入口EGR圧算出部57、効率算出部70、目標リフト算出部58及びEGRコントローラ59を備えている。
まず、目標値算出部51では、以下に述べるように、エンジン回転数NE及びアクセル開度APに応じて、吸気流量GAIRの目標となる目標吸気流量GAIR_CMDと、EGR流量GEGRの目標となる目標EGR流量GEGR_CMDとが算出される。具体的には、エンジン回転数NE及びアクセル開度APに応じて、図示しないマップを検索することにより、要求トルクTRQを算出し、要求トルクTRQ及びエンジン回転数NEに応じて、図示しないマップを検索することにより、目標吸気流量GAIR_CMDが算出される。また、目標EGR流量GEGR_CMDも、要求トルクTRQ及びエンジン回転数NEに応じて、図示しないマップを検索することにより算出される。
さらに、前述した目標吸気圧算出部52では、吸気圧PBAの目標となる目標吸気圧PBA_CMDが、目標吸気流量GAIR_CMD及び目標EGR流量GEGR_CMDに応じて、図示しないマップを検索することにより算出される。
一方、目標開度算出部53では、以下に述べる手法により、スロットル弁開度THの目標となる目標開度TH_CMDが算出される。まず、下式(1)〜(3)により、開度関数KTHを算出する。この開度関数KTHは、スロットル弁15aの開口面積と流量係数の積に相当する値である。
Figure 2014105684
Figure 2014105684
Figure 2014105684
上式(1)において、Rは気体定数であり、Ψは式(2),(3)のように定義される流量関数である。以上の式(1)〜(3)は、本出願人が例えば特開2011−140895号公報に示したように、スロットル弁15aを通過する空気を圧縮性流体かつ断熱流であると見なし、かつスロットル弁15aをノズルと見なしてモデリングする手法によって導出される。
次いで、以上のように算出した開度関数KTHに応じて、図示しないマップを検索することにより、目標開度TH_CMDが算出される。
さらに、THコントローラ54では、所定の制御手法(例えば、フィードフォワード制御手法とフィードバック制御手法を組み合わせたもの)により、スロットル弁開度THが目標開度TH_CMDになるように、制御入力U_THが算出される。そして、この制御入力U_THに対応する制御入力信号がTHアクチュエータ15bに供給されることにより、スロットル弁開度THが目標開度TH_CMDになるように制御される。
一方、EGR流量算出部55では、エンジン回転数NE及び吸気流量GAIRに応じて、図示しないマップを検索することにより、EGR流量GEGRが算出される。この場合、吸気流量GAIRに代えて、吸気流量GAIRの移動平均値を用いてもよく、この点は以下の説明においても同様である。
また、効率算出部70では、後述する手法によって、EGRクーラ12の冷却効率ηc及び圧力損失ΔPcが算出される。この効率算出部70の具体的な構成については後述する。
さらに、入口EGR温算出部56では、下式(4)により、入口EGR温TEGRvinが算出される。この入口EGR温TEGRvinは、EGR弁13aの入口付近における還流ガスの温度に相当する。
Figure 2014105684
上式(4)において、Kηcは、冷却効率補正係数であり、前述したEGRクーラ12の冷却効率ηcに応じて、図示しないマップを検索することにより算出される。また、TEGRmapは、入口EGR温の基本マップ値であり、エンジン回転数NE及びEGR流量GEGRに応じて、図示しないマップを検索することにより算出される。この場合、EGR流量GEGRに代えて、EGR流量GEGRの移動平均値を用いてもよく、この点は以下の説明においても同様である。
また、入口EGR温算出部56における入口EGR温TEGRvinの算出手法は上記のものに限らず、冷却効率ηcに応じて算出する手法であればよい。例えば、入口EGR温TEGRvinの算出マップとして、冷却効率ηcごとに複数種のマップを準備しておき、冷却効率ηcに応じて選択したマップを、エンジン回転数NE及びEGR流量GEGRに応じて、検索することにより、入口EGR温TEGRvinを算出するように構成してもよい。
さらに、入口EGR圧算出部57では、下式(5)により、入口EGR圧PEGRvinが算出される。この入口EGR圧PEGRvinは、EGR弁13aの入口付近におけるEGR通路11内の還流ガスの圧力に相当する。
Figure 2014105684
上式(5)において、ΔPmは、排気通路9のマフラーの圧力損失であり、エンジン回転数NE及び吸気流量GAIRに応じて、図示しないマップを検索することにより算出される。また、ΔPeは、EGR通路11の排気通路9からEGRクーラ12までの部分の圧力損失であり、エンジン回転数NE及びEGR流量GEGRに応じて、図示しないマップを検索することにより算出される。
一方、目標EGRリフト算出部では、以下に述べるように、前述した目標開度算出部53と同様の手法により、EGRリフトLACTの目標となる目標リフトLCMDが算出される。まず、下式(6)〜(8)により、開度関数KLCMDを算出する。この開度関数KLCMDは、EGR弁13aの開口面積と流量係数の積に相当する値である。
Figure 2014105684
Figure 2014105684
Figure 2014105684
上式(6)において、Ψeは式(7),(8)のように定義される流量関数である。以上の式(6)〜(8)は、前述した式(1)〜(3)と同様に、EGR弁13aを通過する還流ガスを圧縮性流体かつ断熱流であると見なし、かつEGR弁13aをノズルと見なしてモデリングする手法によって導出される。
次いで、以上のように算出した開度関数KLCMDに応じて、図示しないマップを検索することにより、目標リフトLCMDが算出される。
さらに、EGRコントローラ59では、所定の制御手法(例えば、フィードフォワード制御手法とフィードバック制御手法を組み合わせたもの)により、EGRリフトLACTが目標リフトLCMDになるように、制御入力U_EGRが算出される。そして、この制御入力U_EGRに対応する制御入力信号がEGRアクチュエータ13bに供給されることにより、EGRリフトLACTが目標リフトLCMDになるように制御される。
次に、図4を参照しながら、前述した効率算出部70について説明する。この効率算出部70は、以下に述べる手法により、所定の制御周期ΔTkで、EGRクーラ12の冷却効率ηc及び圧力損失ΔPcを算出するものである。同図に示すように、効率算出部70は、ガス流速算出部71、壁面温算出部72、剥離量算出部73、付着量算出部74、デポジット量算出部75、開口面積算出部76、圧力損失算出部77、冷却効率算出部78及び3つの遅延要素81〜83を備えている。
まず、ガス流速算出部71(流速パラメータ算出手段)では、下式(9)により、ガス流速Vegr(流速パラメータ)が算出される。このガス流速Vegrは、EGRクーラ12内を流れる還流ガスの速度に相当する。
Figure 2014105684
上式(9)のA_zは、開口面積の前回値(前回の制御タイミングでの算出値)であり、開口面積算出部76で後述するように算出された開口面積Aを、遅延要素81において1制御サイクル分遅延させたものである。
また、壁面温算出部72(壁面温取得手段)では、下式(10)により、壁面温T1が算出される。この壁面温T1は、EGRクーラ12内の還流ガスが流れる通路の壁(以下「クーラ通路壁」という)の表面温度に相当する。
Figure 2014105684
上式(10)において、tはクーラ通路壁の厚さであり、αは実験結果に基づいて設定された所定値である。
さらに、剥離量算出部73(剥離度合パラメータ算出手段)では、下式(11),(12)により、剥離量K1(剥離度合パラメータ)が算出される。この剥離量K1は、前回の制御タイミングから今回の制御タイミングまでの間(すなわち制御周期ΔTkの間)においてクーラ通路壁面から剥離するデポジットの厚さを、単位時間当たりの値(mm/hour)に換算したものである。
Figure 2014105684
Figure 2014105684
上式(11)のρは還流ガスの密度であり、上式(12)によって算出される。上式(12)のPEGRvin_zは、入口EGR圧PEGRvinの前回値であり、前述したように算出された入口EGR圧PEGRvinを、遅延要素82において1制御サイクル分遅延させたものである。また、上式(11)のβは実験結果に基づいて設定された所定値である。この場合、剥離量K1の算出式として上式(11)を用いた理由は、本出願人の実験により、剥離量K1とガス流速Vegrの関係は上式(11)で近似するのが最適であると確認できたことによる。
一方、付着量算出部74(付着度合パラメータ算出手段)では、下式(13)により、付着量K2(付着度合パラメータ)が算出される。この付着量K2は、前回の算出タイミングから今回の算出タイミングまでの間においてクーラ通路壁面に付着するデポジットの厚さを、単位時間当たりの値(mm/hour)に換算したものである。
Figure 2014105684
上式(13)のγ,δ,εは実験結果に基づいて設定された所定値である。この場合、付着量K2の算出式として上式(13)を用いた理由は、本出願人の実験により、付着量K2と壁面温T1の関係は上式(13)で近似するのが最適であると確認できたことによる。
また、デポジット量算出部75(デポジットパラメータ算出手段)では、下式(14)により、デポジット量ta(デポジットパラメータ)が算出される。このデポジット量taは、現時点でクーラ通路壁面に堆積しているデポジットの厚さ(mm)に相当する。
Figure 2014105684
上式(14)のta_zは、デポジット量taの前回値であり、デポジット量算出部75で算出されたデポジット量taを、遅延要素83において1制御サイクル分遅延させたものである。
さらに、冷却効率算出部78(冷却効率算出手段)では、下式(15)により、冷却効率ηcが算出される。この冷却効率ηcは、EGRクーラ12の冷却効率である。
Figure 2014105684
上式(15)において、ηc_iniは、冷却効率ηcの初期値すなわちデポジットが付着していない状態での開口面積である。また、θは実験結果に基づいて設定された所定値である。この場合、冷却効率ηcの算出式として上式(15)を用いた理由は、本出願人の実験により、冷却効率ηcとデポジット量taの関係は上式(15)で近似するのが最適であると確認できたことによる。
一方、開口面積算出部76(開口面積算出手段)では、下式(16)により、開口面積Aが算出される。この開口面積Aは、現時点でのクーラ通路の有効開口面積に相当する。
Figure 2014105684
上式(16)において、A_iniは、開口面積の初期値すなわちデポジットが付着していない状態での開口面積であり、ζは、実験結果に基づいて設定された所定値である。
さらに、圧力損失算出部77(圧力損失算出手段)では、下式(17)により、圧力損失ΔPcが算出される。この圧力損失ΔPcは、現時点でのEGRクーラ12の圧力損失に相当する。
Figure 2014105684
上式(17)において、ΔP_iniは、圧力損失ΔPcの初期値すなわちデポジットが付着していない状態での圧力損失であり、ξは実験結果に基づいて設定された所定値である。この場合、圧力損失ΔPcの算出式として上式(17)を用いた理由は、本出願人の実験により、圧力損失ΔPcと開口面積Aの関係は上式(17)で近似するのが最適であると確認できたことによる。
なお、EGR装置10において、EGR通路11におけるEGRクーラ12とEGR弁13aの位置関係を入れ換えた場合、すなわちEGR弁13aの下流側にEGRクーラ12を配置した場合でも、以上の算出式(9)〜(17)を用いて、デポジット量ta、EGRクーラ12の冷却効率ηc及び圧力損失ΔPcを算出することが可能である。
また、図5に示すように、制御装置50は、点火時期コントローラ90を備えている。この点火時期コントローラ90は、点火時期IGLOGを算出するものであり、同図に示すように、実吸気温算出部91、吸気温補正項算出部92、基本点火時期算出部93、総補正項算出部94及び加算器95を備えている。
まず、実吸気温算出部91では、入口EGR温TEGRvin及び吸気温TAに基づき、所定の算出アルゴリズムにより、実吸気温TAactが算出される。この実吸気温TAactは、気筒3a内に実際に吸入される空気の温度に相当する。
また、吸気温補正項算出部92では、実吸気温TAactに応じて、図示しないマップを検索することにより、吸気温補正項IGTAが算出される。
さらに、基本点火時期算出部93では、要求トルクTRQ及びエンジン回転数NEに応じて、図示しないマップを検索することにより、基本点火時期IGBASEが算出される。
一方、総補正項算出部94では、エンジン水温TW及び大気圧PAなどの各種のパラメータに応じて、図示しない各種のマップを検索することにより、各種の補正項をそれぞれ算出し、これらの補正項を全てまとめることによって、総補正項IGCRが算出される。
そして、加算器95では、下式(18)により、点火時期IGLOGが最終的に算出される。
Figure 2014105684
以上のように、本実施形態のデポジットパラメータ算出装置1によれば、壁面温算出部72において、壁面温T1に応じて、付着量K2が算出され、ガス流速算出部71において、ガス流速Vegrが算出される。さらに、ガス流速Vegr、入口EGR圧PEGRvin及び壁面温T1に応じて、剥離量K1が算出され、これらの剥離量K1および付着量K2を用いて、式(14)により、デポジット量taが算出される。このように、クーラ通路壁面から剥離するデポジットの単位時間当たりの厚さである剥離量K1と、クーラ通路壁面に付着するデポジットの単位時間当たりの厚さである付着量K2とを用いることによって、エンジン3の運転中、デポジットがクーラ通路壁面に付着する度合と、クーラ通路壁面から剥離する度合とを精度よく反映させながら、クーラ通路壁面におけるデポジットの厚さであるデポジット量taを算出することができる。その結果、特許文献1の算出手法と比べて、デポジット量taの算出精度を向上させることができる。
これに加えて、デポジット量taが付着量K2と剥離量K1との偏差(K2−K1)の積分値を用いて算出されるので、付着量K2及び/又は剥離量K1において一時的な算出誤差が発生した場合でも、算出回数が多くなるほど、その算出誤差がデポジット量taの算出結果に及ぼす影響をより抑制することができる。その結果、デポジット量taの算出精度をさらに向上させることができる。
また、以上のように精度よく算出されたデポジット量taを用いて、開口面積A、圧力損失ΔPc及び冷却効率ηcが算出されるので、これらのパラメータを精度よく算出することができる。
さらに、以上のように精度よく算出された冷却効率ηc及び圧力損失ΔPcを用いて、入口EGR温TEGRvin及び入口EGR圧PEGRvinがそれぞれ算出され、これらの入口EGR温TEGRvin及び入口EGR圧PEGRvinを用いて、目標リフトLCMDが算出される。そして、この目標リフトLCMDを用いて、EGR制御が実行されるので、EGR制御の精度を向上させることができる。同じ理由により、入口EGR温TEGRvinを用いて、実吸気温TAactが算出され、この実吸気温TAactを用いて、点火時期IGLOGが算出されるので、点火時期制御の精度を向上させることができる。
なお、実施形態は、EGRクーラ12内の還流ガスが流れる通路を還流ガス路とし、この還流ガス路におけるデポジットパラメータを算出した例であるが、本発明のデポジットパラメータ算出装置が適用される還流ガス路はこれに限らず、還流ガスが流れる通路を構成するものであればよい。例えば、EGR装置10がEGRクーラ12を備えていない場合において、EGR通路11やEGR制御弁13a内の通路部分を還流ガス路とし、この還流ガス路におけるデポジットパラメータを算出してもよい。
また、実施形態は、デポジットパラメータとして、デポジットの厚さであるデポジット量taを用いた例であるが、本発明のデポジットパラメータはこれに限らず、還流ガス路の壁面に堆積したデポジットの度合を表すものであればよい。例えば、デポジットパラメータとして、デポジットが堆積するときの平均速度を用いてもよく、その場合、例えばCTを制御の実行回数として、平均速度=[ta/(ΔTk・CT)]の式で算出すればよい。また、デポジットパラメータとして、デポジットの体積や重さを用いてもよい。
さらに、実施形態は、流速パラメータとして、ガス流速Vegrを用いた例であるが、本発明の流速パラメータはこれに限らず、還流ガス路内の還流ガスの流速に対して相関性を有するものであればよい。例えば、流速パラメータとして、還流ガスの流速の時間微分値を用いてもよい。
一方、実施形態は、付着度合パラメータとして付着量K2を用いた例であるが、本発明の付着度合パラメータはこれに限らず、デポジットが還流ガス路の壁面に付着する度合を表すものであればよい。例えば、付着度合パラメータとして、還流ガス路の壁面に付着するデポジットの体積や重さを用いてもよい。
また、実施形態は、付着量として、クーラ通路壁面に付着する単位時間当たりのデポジットの厚さである付着量K2を用いた例であるが、本発明の付着量はこれに限らず、還流ガス路の壁面に付着するデポジットの単位時間当たりの量を示すものであればよい。例えば、付着量として、還流ガス路の壁面に付着するデポジットの単位時間当たりの体積や重さを用いてもよい。
さらに、実施形態は、剥離度合パラメータとして剥離量K1を用いた例であるが、本発明の剥離度合パラメータはこれに限らず、デポジットが還流ガス路の壁面から剥離する度合を表すものであればよい。例えば、剥離度合パラメータとして、還流ガス路の壁面から剥離するデポジットの体積や重さを用いてもよい。
一方、実施形態は、剥離量として、クーラ通路壁面から剥離する単位時間当たりのデポジットの厚さである剥離量K1を用いた例であるが、本発明の剥離量はこれに限らず、還流ガス路の壁面から剥離するデポジットの単位時間当たりの量を示すものであればよい。例えば、剥離量として、還流ガス路の壁面から剥離するデポジットの単位時間当たりの体積や重さを用いてもよい。
また、実施形態は、本発明のデポジットパラメータ算出装置1を車両用の内燃機関に適用した例であるが、本発明のデポジットパラメータ算出装置1は、これに限らず、船舶用の内燃機関や、他の産業機器用の内燃機関にも適用可能であることは言うまでもない。
1 デポジットパラメータ算出装置
2 ECU2(壁面温取得手段、流速パラメータ取得手段、付着度合パラメータ算出 手段、剥離度合パラメータ算出手段、デポジットパラメータ算出手段、開口面積 算出手段、圧力損失算出手段、冷却効率算出手段)
3 内燃機関
8 吸気通路(吸気系)
9 排気通路(排気系)
10 EGR装置
12 EGRクーラ(還流ガス路)
71 ガス流速算出部(流速パラメータ取得手段)
72 壁面温算出部(壁面温取得手段)
73 剥離量算出部(剥離度合パラメータ算出手段)
74 付着量算出部(付着度合パラメータ算出手段)
75 デポジット量算出部(デポジットパラメータ算出手段)
76 開口面積算出部(開口面積算出手段)
77 圧力損失算出部(圧力損失算出手段)
78 冷却効率算出部(冷却効率算出手段)
ta デポジット量(デポジットパラメータ)
T1 壁面温
Vegr ガス流速(流速パラメータ)
K1 剥離量(剥離度合パラメータ)
K2 付着量(付着度合パラメータ)
A 開口面積
ΔPc 圧力損失
ηc 冷却効率

Claims (5)

  1. 排気系の排ガスの一部を還流ガス路を介して吸気系に還流させるEGR装置を備えた内燃機関において、当該還流ガス路の壁面に堆積したデポジットの度合を表すデポジットパラメータを算出する内燃機関のデポジットパラメータ算出装置であって、
    前記還流ガス路の前記壁面の温度である壁面温を取得する壁面温取得手段と、
    前記還流ガス路内の還流ガスの流速に対して相関性を有する流速パラメータを取得する流速パラメータ取得手段と、
    前記取得された壁面温に応じて、前記デポジットが前記還流ガス路の前記壁面に付着する度合を表す付着度合パラメータを算出する付着度合パラメータ算出手段と、
    前記取得された流速パラメータに応じて、前記デポジットが前記還流ガス路の前記壁面から剥離する度合を表す剥離度合パラメータを算出する剥離度合パラメータ算出手段と、
    前記算出された付着度合パラメータ及び前記算出された剥離度合パラメータに応じて、前記デポジットパラメータを算出するデポジットパラメータ算出手段と、
    を備えることを特徴とする内燃機関のデポジットパラメータ算出装置。
  2. 前記付着度合パラメータは、前記壁面に付着する前記デポジットの単位時間当たりの量を示す付着量であり、
    前記剥離度合パラメータは、前記壁面から剥離する前記デポジットの単位時間当たりの量を示す剥離量であり、
    前記デポジットパラメータ算出手段は、前記付着量と前記剥離量との偏差の積算値に基づき、前記デポジットパラメータとして、前記デポジットの量であるデポジット量を算出することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関のデポジットパラメータ算出装置。
  3. 前記デポジット量に応じて、前記還流ガス路の開口面積を算出する開口面積算出手段をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載の内燃機関のデポジットパラメータ算出装置。
  4. 前記還流ガス路の前記開口面積に応じて、前記還流ガス路の圧力損失を算出する圧力損失算出手段をさらに備えることを特徴とする請求項3に記載の内燃機関のデポジットパラメータ算出装置。
  5. 前記還流ガス路には、EGRクーラが設けられており、
    前記デポジット量に応じて、前記EGRクーラの冷却効率を算出する冷却効率算出手段をさらに備えることを特徴とする請求項2ないし4のいずれかに記載の内燃機関のデポジットパラメータ算出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108005804A (zh) * 2016-10-27 2018-05-08 福特环球技术公司 一种清洁排气再循环阀的方法

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