JP2014084787A - 車両用部品の取付構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】車両用部品の取付け位置を可変にして同部品に汎用性を持たせることで、車両用部品に掛かるコストを低減する。
【解決手段】エアクリーナ(1)の外周面に設けた取付部(35)に対し、マウントラバー(11)を保持する固定部材(49)を2つの姿勢で取り付け可能な構造とし、固定部材(49)の取付け姿勢に応じて取付部(35)に対するマウントラバー(11)の位置が変更されるようにした。
【選択図】図3
【解決手段】エアクリーナ(1)の外周面に設けた取付部(35)に対し、マウントラバー(11)を保持する固定部材(49)を2つの姿勢で取り付け可能な構造とし、固定部材(49)の取付け姿勢に応じて取付部(35)に対するマウントラバー(11)の位置が変更されるようにした。
【選択図】図3
Description
本発明は、エアクリーナ等の車両用部品の取付構造に関し、特に、車両用部品に掛かるコストを低減するための対策に関するものである。
特許文献1では、エアクリーナは、その下側のロアケース右方に突出した一対のブラケットがシリンダヘッドブロックの左面に固着された取付ステーにマウントラバーを介して取り付けられると共に、左方に突出したブラケットがトランスミッションの上面に立設された取付ステーにマウントラバーを介して取り付けられることで、車体内部に搭載されている。
しかし、エアクリーナ等の車両用部品は、車種による内部構造や部品配置などの変更に伴って取付け位置が若干変わる場合がある。この場合には、取付け位置が異なる車種毎に専用の車両用部品を準備しなくてはならないため、同部品に掛かるコストが嵩んでしまう。
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、車両用部品の取付け位置を可変にして同部品に汎用性を持たせることで、車両用部品に掛かるコストを低減することにある。
上記の目的を達成するために、この発明では、車両用部品の外周面に設けた取付部に対し、マウントラバーを保持する固定部材を2つの姿勢で取り付け可能な構造とし、固定部材の取付け姿勢に応じて取付部に対するマウントラバーの位置が変更されるようにした。
具体的には、本発明は、車両用部品をマウントラバーを介して車体に取り付ける構造を対象とし、以下の解決手段を講じたものである。
すなわち、第1の発明は、上記車両用部品の取付構造であって、
前記車両用部品の外周面に設けられた取付部と、該取付部に取り付けられた固定部材と、を備え、
前記取付部は、前記固定部材が取り付けられる際に摺動する摺動面を有し、
前記固定部材は、前記マウントラバーが取り付けられる取付座を有し、前記摺動面との摺動方向における一方端と他方端とを反転させて前記取付部に取り付け可能であり、
前記取付部及び固定部材のうち、一方には係合部が設けられ、他方には該係合部と係合する被係合部が設けられ、これら係合部と被係合部とを係合させることで前記固定部材が前記取付部に固定され、
前記取付部に対する取付座の位置は、前記固定部材の一方端を前記取付部側に向けた状態で当該固定部材を摺動させて前記取付部に取り付けた場合の位置と、前記固定部材の他方端を前記取付部側に向けた状態で当該固定部材を摺動させて前記取付部に取り付けた場合の位置と、で異なる
ことを特徴とする。
前記車両用部品の外周面に設けられた取付部と、該取付部に取り付けられた固定部材と、を備え、
前記取付部は、前記固定部材が取り付けられる際に摺動する摺動面を有し、
前記固定部材は、前記マウントラバーが取り付けられる取付座を有し、前記摺動面との摺動方向における一方端と他方端とを反転させて前記取付部に取り付け可能であり、
前記取付部及び固定部材のうち、一方には係合部が設けられ、他方には該係合部と係合する被係合部が設けられ、これら係合部と被係合部とを係合させることで前記固定部材が前記取付部に固定され、
前記取付部に対する取付座の位置は、前記固定部材の一方端を前記取付部側に向けた状態で当該固定部材を摺動させて前記取付部に取り付けた場合の位置と、前記固定部材の他方端を前記取付部側に向けた状態で当該固定部材を摺動させて前記取付部に取り付けた場合の位置と、で異なる
ことを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明の車両用部品の取付構造において、
前記取付部は互いに平行に延びる一対のレール部を有し、該一対のレール部の間に前記摺動面が形成され、
前記固定部材は、前記一対のレール部に案内されて前記摺動面に摺動する摺動部を有し、
前記取付座は、前記摺動部に前記車両用部品から離れる方向に突設され、一方の前記レール部寄りに偏在している
ことを特徴とする。
前記取付部は互いに平行に延びる一対のレール部を有し、該一対のレール部の間に前記摺動面が形成され、
前記固定部材は、前記一対のレール部に案内されて前記摺動面に摺動する摺動部を有し、
前記取付座は、前記摺動部に前記車両用部品から離れる方向に突設され、一方の前記レール部寄りに偏在している
ことを特徴とする。
第3の発明は、第2の発明の車両用部品の取付構造において、
前記取付座は、前記摺動部の摺動方向において該摺動部の片側寄りに偏在している
ことを特徴とする。
前記取付座は、前記摺動部の摺動方向において該摺動部の片側寄りに偏在している
ことを特徴とする。
第4の発明は、第1の発明の車両用部品の取付構造において、
前記取付部は、筒状に形成され、その内周面に前記摺動面を有し、
前記固定部材は、前記取付部の内側に嵌入される筒状に形成され、
前記取付座は、前記固定部材の内側に設けられ、該固定部材の筒中心線に沿う方向において該固定部材の片側寄りに偏在している
ことを特徴とする。
前記取付部は、筒状に形成され、その内周面に前記摺動面を有し、
前記固定部材は、前記取付部の内側に嵌入される筒状に形成され、
前記取付座は、前記固定部材の内側に設けられ、該固定部材の筒中心線に沿う方向において該固定部材の片側寄りに偏在している
ことを特徴とする。
第5の発明は、第1の発明の車両用部品の取付構造において、
前記取付部は、互いに平行に延びる一対のレール部を有し、該一対のレール部の間に前記摺動面が形成され、
前記固定部材は、前記一対のレール部の間に案内されて前記摺動面に摺動する摺動部と、該摺動部に前記車両用部品から離れる方向に突設された外筒部と、該外筒部の内側に嵌入される内筒体と、を有し、
前記外筒部及び内筒体のうち、一方には係合部が設けられ、他方には該係合部に係合する被係合部が設けられ、これら係合部と被係合部とを係合させることで、前記内筒体が前記外筒部に固定され、
前記外筒部は、前記摺動部の摺動方向において該摺動部の片側寄りに偏在し、
前記取付座は、前記内筒体の内側に設けられ、前記内筒体の筒中心線に沿う方向において該内筒体の片側寄りに偏在している
ことを特徴とする。
前記取付部は、互いに平行に延びる一対のレール部を有し、該一対のレール部の間に前記摺動面が形成され、
前記固定部材は、前記一対のレール部の間に案内されて前記摺動面に摺動する摺動部と、該摺動部に前記車両用部品から離れる方向に突設された外筒部と、該外筒部の内側に嵌入される内筒体と、を有し、
前記外筒部及び内筒体のうち、一方には係合部が設けられ、他方には該係合部に係合する被係合部が設けられ、これら係合部と被係合部とを係合させることで、前記内筒体が前記外筒部に固定され、
前記外筒部は、前記摺動部の摺動方向において該摺動部の片側寄りに偏在し、
前記取付座は、前記内筒体の内側に設けられ、前記内筒体の筒中心線に沿う方向において該内筒体の片側寄りに偏在している
ことを特徴とする。
第6の発明は、第1〜第5の発明のいずれか1つの車両用部品の取付構造において、
前記車両用部品はエアクリーナである
ことを特徴とする。
前記車両用部品はエアクリーナである
ことを特徴とする。
第1の発明によれば、固定部材を摺動方向における一方端と他方端とを反転させて車両用部品の取付部に取り付けた場合、すなわち、固定部材の一方端を取付部側に向けた状態で当該固定部材を摺動させて取付部に取り付けた場合と、固定部材の他方端を前記取付部側に向けた状態で当該固定部材を摺動させて取付部に取り付けた場合とで、車両用部品の取付部に対する、マウントラバーが取り付けられる取付座の位置が異なるので、車体に対する車両用部品の取付け位置を選択して設定でき、同部品に汎用性を持たせることができる。これにより、車両用部品に掛かるコスト、ひいては該車両用部品が搭載される車両の生産コストを低減することが可能になる。
第2の発明によれば、マウントラバーの取付座が摺動部において一方のレール部寄りに偏在しているので、固定部材を、摺動方向における一方端と他方端とを反転させて、車両用部品の取付部に対し一対のレール部に案内させて取り付けることにより、該車両用部品の取付部に対するマウントラバーの取付座の位置を一対のレール部が並ぶ方向において変更することができる。
第3の発明によれば、マウントラバーの取付座が摺動部の摺動方向においても片側寄りに偏在しているので、固定部材を、摺動方向における一方端と他方端とを反転させて、車両用部品の取付部に対し一対のレール部に案内させて取り付けることにより、該車両用部品の取付部に対するマウントラバーの取付座の位置を摺動部の摺動方向においても変更することができる。
第4の発明によれば、マウントラバーの取付座が固定部材の筒中心線に沿う方向における片側寄りに偏在しているので、固定部材を、摺動方向における一方端と他方端とを反転させて、車両用部品の取付部の内側に嵌入して取り付けることにより、該車両用部品の取付部に対するマウントラバーの取付座の位置を固定部材の筒中心線に沿う方向において変更することができる。
第5の発明によれば、外筒部が摺動部の摺動方向における片側寄りに偏在しているので、固定部材を、摺動方向における一方端と他方端とを反転させて、車両用部品の取付部に対し一対のレール部に案内させて取り付けることにより、該車両用部品の取付部に対するマウントラバーの取付座の位置を、摺動部の摺動方向において変更することができる。さらに、マウントラバーの取付座が内筒体の筒中心線に沿う方向における片側寄りに偏在しているので、内筒体を一方端と他方端とを反転させて外筒部の内側に嵌入して取り付けることにより、車両用部品の取付部に対するマウントラバーの取付座の位置を、外筒部の筒中心線に沿う方向においても変更することができる。
第6の発明によれば、エアクリーナの取付構造として本発明が適用されているので、車体に対するエアクリーナの取付け位置を選択して設定でき、エアクリーナに汎用性を持たせて、エアクリーナに掛かるコストを低減することが可能になる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施形態の説明は本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
《発明の実施形態1》
この実施形態1では、本発明に係る車両用部品の一例として、エアクリーナ1を挙げて説明する。図1は、車両用のエアクリーナ1の概略構成を示す分解斜視図である。なお、図1では、後述する第1固定部材49を第1の取付け姿勢でロアケース3の第1取付部35に取り付けた状態を示している。
この実施形態1では、本発明に係る車両用部品の一例として、エアクリーナ1を挙げて説明する。図1は、車両用のエアクリーナ1の概略構成を示す分解斜視図である。なお、図1では、後述する第1固定部材49を第1の取付け姿勢でロアケース3の第1取付部35に取り付けた状態を示している。
エアクリーナ1は、図1に示すように、ロアケース3及びアッパーケース5からなるエアクリーナケース7の内部にエアクリーナエレメント9が略水平に配設され、エアクリーナケース7の内部空間がエアクリーナエレメント9で上下に仕切られた構造を有している。
ロアケース3は上方に、アッパーケース5は下方に、それぞれ開口を有するボックス形状に形成されている。ロアケース3には、開口周縁から外方に突出した略矩形環状の受け部3aと、該受け部3aの先端から上方に延びる略矩形枠状の内嵌壁3bと、が設けられている。アッパーケース5には、開口周縁から外方に突出した略矩形環状の押え部5aと、該押え部5aの先端から下方に延びる略矩形枠状の外嵌壁5bと、が設けられている。
これらロアケース3とアッパーケース5とは、外嵌壁5bの内側に内嵌壁3bが収まるように開口周縁部同士を嵌合させて、受け部3aと押え部5aとの間にエアクリーナエレメント9の外周部分を挟んで保持した状態に組み合わされ、それぞれに設けられた不図示の係合部及び被係合部にて分解可能に合体される。
ロアケース3の側壁には、エアクリーナケース7の内部に外気を吸入するための吸気口3cがエアクリーナエレメント9よりも下側に開口している。アッパーケース5の側壁には、排気口5cを先端に有する排気管5dがエアクリーナエレメント9よりも上側に突設されている。上記ロアケース3及びアッパーケース5は、例えば、タルク入りポリプロピレン(PP)などの樹脂材料からなる。エアクリーナエレメント9は、例えば、不織布が蛇腹状に折られた構成を有するルーバータイプのものである。
上記構成のエアクリーナ1では、ロアケース3の吸気口3cから外気を取り入れ、取り入れた空気をエアクリーナエレメント9を通過させてアッパーケース5側に送り、エアクリーナエレメント9にて濾過した清浄な空気を排気口5cからエンジン側に排出するようになっている。
このエアクリーナ1は、ロアケース3において吸気口3cとは反対側に位置する側壁の開口周辺部分に設けられた一対の第1取付構造33と、ロアケース3の吸気口3cの側方(図1で左側)に設けられた第2取付構造63とで、エンジンルームに突設された取付ステー101にマウントラバー11を介して取り付けられ、車体内部に搭載される。これにより、エンジン等からエアクリーナ1に伝わる振動をマウントラバー11で減衰吸収させるようにしている。
図2(a)は、第1取付構造33及び第2取付構造63のマウントラバー11を示す斜視図である。図2(b)は、図2(a)のII−II線におけるマウントラバー11の縦断面の構造を示す断面図である。
本実施形態では、第1取付構造33及び第2取付構造63で同一のマウントラバー11を採用している。マウントラバー11は、図2(a)に示すように、円錐台形状の部分13aと扁平な円柱状の部分13bとからなる頭部13と、円柱状の胴部15と、頭部13の円柱状の部分13bと胴部15とを連結する円柱状の中間部17とが一体に形成されてなる。中間部17は、頭部13の円柱状の部分13b及び胴部15よりも小径に形成されていて、頭部13と胴部15との間には、中間部17の外周全体に亘って後述する固定部材49の取付孔53aの周縁に係止される環状の係止溝19が形成されている。
また、胴部15には、側方に開口する長方形状の凹部15aが、周方向に長辺を沿わせた状態に全周に亘って等間隔に複数形成されている。隣り合う凹部15aの間には、壁部15bが設けられている。各壁部15bは、胴部15において前記凹部15aの上下両側に位置する部分と一体に繋がっている。
上記マウントラバー11の中央部には、図2(b)に示すように、取付ステー101が圧入される嵌入孔21が頭部13、中間部17及び胴部15を貫通するように上下方向に穿孔されている。この嵌入孔21の頭部13側部分は、取付ステー101の先端部に形成された膨出部101aと嵌合する嵌合部23を構成している。
嵌入孔21は、胴部15側の開口21aから頭部13側の開口21bに向かうに従って次第に縮径するテーパ形状の傾斜壁部25と、該傾斜壁部25の先端寄りの中途部から頭部13側の開口21bまで嵌入孔21の中心線に沿って直線的に延びる円筒状の縦壁部27と、該縦壁部27よりもマウントラバー11内側で傾斜壁部25の先端から頭部13側の開口21bに向かって突出する円環状の抜止め突部29と、で区画形成されている。
傾斜壁部25は胴部15の内側に形成され、その先端は凹部15aと係止溝19との間に対応する箇所に位置している。抜止め突部29は、縦壁部27からマウントラバー11内側に若干離間して形成され、中間部17の高さ方向における中程、つまり係止溝19の幅方向中央に対応する箇所にまで延びている。上記嵌合部23は、この抜止め突部29の先端部分と、該抜止め突部29よりも頭部開口21b側に延びる縦壁部27と、で区画形成されている。
上記抜止め突部29の縦壁部27側には、嵌入孔21の径方向に延びる板状のリブ31が突設されている。このリブ31は、抜止め突部29の外周全体に亘って等間隔に複数設けられている。各リブ31の内側端は抜止め突部29に一体に繋がっており、各リブ31の外側端は縦壁部27に一体に繋がっている。隣り合うリブ31の間には、縦壁部27と抜止め突部29との間に延びる溝部32が設けられている。
図3は、図1のIII−III線における第1取付構造33の縦断面を示す断面図である。
上記一対の第1取付構造33は、図1に示すように、左右に所定の間隔をおいて配設され、各々、図1及び図3に示すように、ロアケース3の外周面に一体に設けられた第1取付部35と、該第1取付部35に取り付けられた第1固定部材49と、を備え、該第1固定部材49に上記マウントラバー11を保持している。
図4及び図5は、第1固定部材49及び後述する第2固定部材67が取り付けられていない状態のロアケース3を、それぞれ上側視点及び下側視点から示す斜視図である。
第1取付部35は、図4及び図5に示すように、第1固定部材49が取り付けられる際に摺動する摺動面37と、該摺動面37の上下両側に互いに平行に延びる一対のレール部39,41と、これら一対のレール部39,41における一方側の端部同士を連結する連結部43と、を有している。
上側のレール部39は、上記受け部3aの一部で構成された上側支持部39aと、該上側支持部39aの先端から下方に突出する上側抜止め片39bと、で構成され、縦断面L字状に形成されている。下側のレール部41は、ロアケース3の側面に突設された突条の下側支持部41aと、該下側支持部41aの先端から上方に突出する下側抜止め片41bと、で構成され、縦断面L字状に形成されている。また、連結部43は、ロアケース3の側面に突設された突条の横側支持部43aと、該横側支持部43aの先端から上側及び下側抜止め片39b,41b側に突出する横側抜止め片43bと、で構成され、縦断面L字状に形成されている。
上側支持部39aのロアケース3外方への突出長さと下側支持部41aのロアケース3外方への突出長さとは略同一であり、上側抜止め片39bの突出長さと下側抜止め片41bの突出長さとは略同一である。上記摺動面37は、これら一対のレール部39,41の間に平坦に形成されている。
また、連結部43は、隣り合う第1取付部35側に設けられている。そして、一対の第1取付部35には、連結部43とは反対側、つまり互いに離反する側に一対のレール部39,41の間の開放端が形成されていて、第1固定部材49を一対のレール部39,41の間に差し込むための挿入口45を構成している。これにより、第1固定部材49を一対のレール部39,41の間に差し込む際に、隣り合う第1取付部35が邪魔になることがなく、第1固定部材49を第1取付部35に取り付け易くなっている。
上側支持部39aには、その長さ方向の中央部分に、被係合部である係合凹部39cが形成されている。下側支持部41aには、その長さ方向の中央部分に、被係合部である係合孔41cが貫通形成されている。また、連結部43の中央部分にも、被係合部である係合孔43cが貫通形成されている。
また、下側支持部41aの下側には、ロアケース3の側面から外方に突出すると共に上下方向に延びる側面視三角形の板状のリブ47が、下側支持部41aに沿って等間隔に複数(図3及び図4に示す例では4つ)形成されている。このリブ47の上端は下側支持部41aの下端と一体に繋がっている。これにより、第1固定部材49を第1取付部35に取り付ける際に、下側支持部41aが下方に撓る弾性変形を複数のリブ47で抑制するようになっている。
図6は、第1固定部材49を第1の取付け姿勢での上面側から示す斜視図である。図7は、第1固定部材49を第2の取付け姿勢での上面側から示す斜視図である。
第1固定部材49は、例えば、ポリプロピレン(PP)、タルク入りポリプロピレン(PP)、又はアクリルニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)などの樹脂材料からなり、図6及び図7に示すように、上記一対のレール部39,41に案内されて摺動面37に摺動する扁平な長方形板状の摺動部51と、該摺動部51にロアケース3から離れる方向、つまり摺動部51の摺動面37とは反対側に突設された取付座53と、を備える。
摺動部51は、上記一対のレール部39,41における上側支持部39aと下側支持部41aとの間の間隔と略同一又はガタつかない範囲でそれよりも若干狭い短辺方向の幅を有し、上側抜止め片39b及び下側抜止め片41bと摺動面37との間の間隔と略同一の板厚を有している。こうして、摺動部51は、一対のレール部39,41の間に挿入口45から摺動面37に摺動させつつ圧入することが可能になっている。
この摺動部51の上面及び下面には、その長さ方向の中央部分に、上側のレール部39に形成された係合凹部39cと、下側のレール部41に形成された係合孔41cとにそれぞれ嵌って係止される係合部である係合突片55,57が突設されている。
また、摺動部51の挿入方向先端面となる左右両側には、連結部43に形成された係合孔43cに挿通されて係止される係合部である係合爪59が突設されている。この係合爪59は、摺動面37側とその反対側との両側に突出した爪片を有し、上面視で先端部が略三角形の矢印形状に形成されていて、係合孔43cに挿通された後は該係合孔43cの周縁に爪片が引っ掛かり抜け止め機能を発揮するようになっている。
このように、摺動部51は、上下左右に対称な形状に形成されている。なお、図3では、摺動部51の全面が摺動面37と接触している様子を示しているが、これら摺動部51と摺動面37との接触は、摺動抵抗を減少させるために一対のレール部39,41内、つまり上側及び下側抜止め片39b,41bと摺動面37との間に収められる摺動部51の短辺方向における両端末及びその近傍部分のみであってもよい。
取付座53は、先端側が円弧形の扁平な板状に形成されている。この取付座53には、板厚方向に貫通する円形状の取付孔53aが形成されている。取付孔53aは、マウントラバー11の中間部17の外周縁と略同一の径、又は該中間部17の外周縁よりも若干小径に形成されている。また、取付座53の板厚は、マウントラバー11の中間部17の高さと略同一に形成されている。これにより、取付孔53aにマウントラバー11を弾性変形させながらねじ込み、図3に示すように、取付孔53aの周縁に係止溝19を嵌合させてマウントラバー11を係止すると、該マウントラバー11が取付座53にしっかりと固定されるようになっている。
上記取付座53は、その板厚方向が摺動部51の短辺方向と一致するように形成されている。この取付座53は、摺動部51の長辺方向における略全体に延びていて、連結部43の横側抜止め片43bに干渉しないように摺動部51の長辺方向における両端から内側に同じ長さの間隔をあけて配置され、摺動部51の長辺方向における中央部分に対応する箇所に取付孔53aが位置している。
そして、取付座53は、摺動部51における一対の長辺のうち片方の長辺側に配置され、摺動部51において当該取付座53と近い方の長辺側の側面から該摺動部51の短辺方向に上側及び下側抜止め片39a、41aの突出長さ分だけ間隔をあけた箇所に配置されており、第1固定部材49が第1取付部35に取り付けられた状態においては、一方のレール部39又は41寄りに偏在している。
この取付座53の両側端部には、当該取付座53から遠い方の摺動部51の長辺側に側面視三角形の板状のリブ61が突設されている。このリブ61は、取付座53の突出方向に延び、摺動部51と一体に繋がっている。これにより、エンジン等から伝わる振動で取付座53が撓むことを一対のリブ61で抑制するようになっている。
上記の第1固定部材49は、係合突片55,57が一対のレール部39,41に形成された係合凹部39c及び係合孔41cにそれぞれ嵌まって係止されると共に、係合爪59が連結部43に形成された係合孔43cに挿通されて係止されることで、第1取付部35に固定される。また、第1固定部材49は、上述の如く摺動部51が上下左右に対称な形状に形成されていることにより、摺動面37との摺動方向における一方端と他方端とを反転させて第1取付部35に取り付け可能になっている。
すなわち、上記第1固定部材49は、摺動面37との摺動方向における一方端を第1取付部35に向けた状態の、取付座53が摺動部51の上側に位置する図6に示す第1の取付け姿勢、又は、摺動面37との摺動方向における他方端を第1取付部35に向けた状態の、取付座53が摺動部51の下側に位置する図7に示す第2の取付け姿勢にて、摺動部51を摺動面37に摺動させて第1取付部35に取り付けられる。
図8は、第1固定部材49を第1の取付け姿勢で第1取付部35に取り付ける場合の第1固定部材49に対するマウントラバー11の取付け状態を示す斜視図である。図9は、第1固定部材49を第2の取付け姿勢で第1取付部35に取り付ける場合の第1固定部材49に対するマウントラバー11の取付け状態を示す斜視図である。
第1固定部材49を上記第1の取付け姿勢で第1取付部35に取り付ける場合には、マウントラバー11は、図8に示すように、頭部13を取付孔53aよりも取付座53に近い方の摺動部51の長辺側に、胴部15を取付孔53aよりも取付座53から遠い方の摺動部51の長辺側にそれぞれ位置させた状態に、取付座53に取り付けられる。
一方、第1固定部材49を上記第2の取付け姿勢で第1取付部35に取り付ける場合には、マウントラバー11は、図9に示すように、頭部13を取付孔53aよりも取付座53から遠い方の摺動部51の長辺側に、胴部15を取付孔53aよりも取付座53に近い方の摺動部51の長辺側にそれぞれ位置させた状態に、取付座53に取り付けられる。
図10は、第1固定部材49を第2の取付け姿勢で第1取付部35に取り付けた状態の第1取付構造33を示す斜視図である。図11は、図10のXI−XI線における第1取付構造33の縦断面を示す断面図である。
上記構成の第1取付構造33では、第1取付部35に対する取付座53の位置が、図1及び図3に示すように上記第1の取付け姿勢で第1固定部材49を第1取付部35に取り付けた場合の位置と、図10及び図11に示すように上記第2の取付け姿勢で第1固定部材49を第1取付部35に取り付けた場合の位置と、で一対のレール部39,41が並ぶ方向、つまり第1取付部35に対して上下方向に異なり、この取付座53の位置に応じてマウントラバー11の位置を変更することができる。
図12は、図1のXII−XII線における第2取付構造63の縦断面を示す断面図である。
第2取付構造63は、図12に示すように、ロアケース3の外周面に一体に設けられた第2取付部65と、該第2取付部65に取り付けられた第2固定部材67と、を備え、該第2固定部材67に上記マウントラバー11を保持している。
第2取付部65は、図1,図4及び図10に示すように、有天円筒状に形成されていて、第2固定部材67を内部に挿入するための挿入口65aを下端に有している。この第2取付部65の内周面は、第2固定部材67が取り付けられる際に摺動する摺動面66を有している。
また、第2取付部65の側壁には、被係合部である係合孔65bが貫通形成されている。この係合孔65bは、第2取付部65の筒中心線に沿う方向に間隔をあけて設けられた2つを1組として、ロアケース3の外方から視認しやすい第2取付部65の外周面部分において筒中心線周りに互いに90度ずらした2箇所に1組ずつ設けられている。
図13は、第2固定部材67を示す斜視図である。
第2固定部材67は、例えば、ポリプロピレン(PP)、タルク入りポリプロピレン(PP)、又はアクリルニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)などの樹脂材料からなり、図12及び図13に示すように、第2取付部65の内側に嵌入される円筒形状に形成されており、摺動面66との摺動方向における一方端と他方端とを反転させて第2取付部65に取り付け可能になっている。この第2固定部材67の外径は、第2取付部65の外径と略同一、又は当該第2固定部材67が第2取付部65の内側においてガタつかない範囲で第2取付部65の内径よりも若干小さくなっている。
この第2固定部材67の外周面には、上記係合孔65bに嵌まって係止される係合部である係合突片71,73が突設されている。この係合突片71,73は、第2取付部65に形成された係合孔65bに対応するように、第2固定部材67の筒中心線に沿う方向に間隔をあけて設けられた2つを1組として、該第2固定部材67の筒中心線周りに90度ずらした2箇所に1組ずつ設けられている。第2固定部材67は、これら各組一対の係合突片71,73が第2取付部65に形成された係合孔65bに嵌まって係止されることで、第2取付部65に固定される。
各組をなす一対の係合突片71,73は、各々、第2固定部材67の筒中心線に沿う縦断面台形状に形成されている。これら一対の係合突片71,73は、第2固定部材67の外周面から垂直に延びる直立面71a,73aをそれぞれ有し、該直立面71a,73a同士が該第2固定部材67の筒中心線に沿う方向に互いに対向している。
また、上記一対の係合突片71,73は、直立面71a,73aと反対側に第2固定部材67の外周面に対して斜め外方を向く傾斜面71b,73bをそれぞれ有している。これら一対の係合突片71,73における2つの傾斜面71b,73bは、第2固定部材67の外方に行くに従って互いの間隔が狭くなるハの字状に配置されている。これにより、第2固定部材67をその筒中心線に沿う方向のどちら側から第2取付部65に挿入しても、係合突片71,73が第2取付部65の挿入口65a周縁に引っ掛かり難く、第2取付部65の内側に第2固定部材67を取り付け易くなっている。
また、第2固定部材67の内側には、円板形状の取付座69が設けられている。取付座69の中央部には、板厚方向に貫通する円形状の取付孔69aが形成されている。この取付孔69aも、第1固定部材49の取付孔53aと同様に、マウントラバー11の中間部17の外周縁と略同一の径、又は該中間部17の外周縁よりも若干小径に形成されていて、その板厚は、マウントラバー11の中間部17の高さと略同一に形成されている。これにより、マウントラバー11が取付孔69aの周縁と係止溝19との嵌合によって取付座69にしっかりと固定されるようになっている。
上記取付座69は、第2固定部材67の筒中心線に沿う方向において、該第2固定部材67の一方側(図12で上側)の開口67a寄りに偏在している。また、上記各組をなす一対の係合突片71,73は、第2固定部材67の筒中心線に沿う方向において、該第2固定部材67の他方側(図12で下側)の開口67b寄りに偏在している。
このように、取付座69及び一対の係合突片71,73を第2固定部材67において互いに異なる開口67a,67b寄りに偏在させることにより、第2固定部材67をその筒中心線に沿う方向にさほど長くすることなく、後述するように第2取付部65に対する第2固定部材67の取付け姿勢を変えることで取付座69の位置を所定の距離だけ変位させることができる。
上記第2固定部材67は、摺動面66との摺動方向における一方端、つまり取付座69に近い方の開口67aを第2取付部65に向けた状態の、取付座69が当該第2固定部材67の上側に位置する図13に示す第1の取付け姿勢、又は、摺動面66との摺動方向における他方端、つまり取付座69から遠い方の開口67bを第2取付部65に向けた状態の、取付座69が当該第2固定部材67の下側に位置する第2の取付け姿勢にて、外周面を摺動面66に摺動させて第2取付部65の内側に取り付けられる。
図14は、第2固定部材67を第1の取付け姿勢で第2取付部65に取り付ける場合の第2固定部材67に対するマウントラバー11の取付け状態を示す斜視図である。図15は、第2固定部材67を第2の取付け姿勢で第2取付部65に取り付ける場合の第2固定部材67に対するマウントラバー11の取付け状態を示す斜視図である。
第2固定部材67を上記第1の取付け姿勢で第2取付部65に取り付ける場合には、マウントラバー11は、図14に示すように、頭部13を取付孔69aよりも取付座69に近い方の第2固定部材67の開口67a側に、胴部15を取付孔69aよりも取付座69から遠い方の第2固定部材67の開口67b側にそれぞれ位置させた状態に、取付座69に取り付けられる。
一方、第2固定部材67を上記第2の取付け姿勢で第2取付部65に取り付ける場合には、マウントラバー11は、図15に示すように、頭部13を取付孔69aよりも取付座69から遠い方の第2固定部材67の開口67b側に、胴部15を取付孔69aよりも取付座69に近い方の第2固定部材67の開口67a側にそれぞれ位置させた状態に、取付座69に取り付けられる。
図16は、第2固定部材67を第2の取付け姿勢で第2取付部65に取り付けた状態の第2取付構造63の縦断面を示す断面図である。
上記構成の第2取付構造63では、第2取付部65に対する取付座69の位置は、図12に示すように上記第1の取付け姿勢で第2固定部材67を第2取付部65に取り付けた場合の位置と、図16に示すように上記第2の取付け姿勢で第2固定部材67を第2取付部65に取り付けた場合の位置と、で第2取付部65の筒中心線に沿う方向、つまり第2取付部65に対して上下方向に異なり、この取付座69の位置に応じてマウントラバー11の位置を変更することができる。
−実施形態1の効果−
この実施形態1によると、一対の第1取付構造33での第1取付部35に対する第1固定部材49の取付座53の位置及び該取付座53に取り付けられたマウントラバー11の位置を、該第1固定部材49の取付け姿勢に応じて上下方向に変更でき、且つ、第2取付構造63での第2取付部65に対する第2固定部材67の取付座69の位置及び該取付座69に取り付けられたマウントラバー11の位置を、該第2固定部材67の取付け姿勢に応じて上下方向に変更することができるので、車体に対するエアクリーナ1の取付け位置を選択して設定でき、エアクリーナ1に汎用性を持たせることができる。これにより、エアクリーナ1に掛かるコスト、ひいては該エアクリーナ1が搭載される車両の生産コストを低減することができる。
この実施形態1によると、一対の第1取付構造33での第1取付部35に対する第1固定部材49の取付座53の位置及び該取付座53に取り付けられたマウントラバー11の位置を、該第1固定部材49の取付け姿勢に応じて上下方向に変更でき、且つ、第2取付構造63での第2取付部65に対する第2固定部材67の取付座69の位置及び該取付座69に取り付けられたマウントラバー11の位置を、該第2固定部材67の取付け姿勢に応じて上下方向に変更することができるので、車体に対するエアクリーナ1の取付け位置を選択して設定でき、エアクリーナ1に汎用性を持たせることができる。これにより、エアクリーナ1に掛かるコスト、ひいては該エアクリーナ1が搭載される車両の生産コストを低減することができる。
《発明の実施形態2》
図17は、この実施形態2に係る第1取付構造33の第1固定部材49を示す斜視図である。なお、以降の各実施形態では、第1取付構造33又は第2取付構造63の構成が部分的に上記実施形態1と異なる他はエアクリーナ1について上記実施形態1と同様に構成されているので、構成の異なる部分についてのみ説明し、同一の構成箇所は図1〜図16に基づく上記実施形態1の説明に譲ることにして、その詳細な説明を省略する。
図17は、この実施形態2に係る第1取付構造33の第1固定部材49を示す斜視図である。なお、以降の各実施形態では、第1取付構造33又は第2取付構造63の構成が部分的に上記実施形態1と異なる他はエアクリーナ1について上記実施形態1と同様に構成されているので、構成の異なる部分についてのみ説明し、同一の構成箇所は図1〜図16に基づく上記実施形態1の説明に譲ることにして、その詳細な説明を省略する。
上記実施形態1では、第1固定部材49の取付座53は、摺動部51の長辺方向における略全体に延びているとしたが、本実施形態では、第1固定部材49の取付座53は、図17に示すように、摺動部51の摺動方向において該摺動部51の片側寄りに偏在している。また、本実施形態の取付座53は、矩形状に形成されている。
−実施形態2の効果−
この実施形態2によると、第1固定部材49の取付座53が摺動部51の摺動方向において片側寄りに偏在しているので、第1固定部材49を摺動方向における一方端と他方端とを反転させてロアケース3の第1取付部35に取り付けることで、該第1取付部35に対する取付座53の位置及び該取付座53に取り付けられたマウントラバー11の位置を、摺動部51の摺動方向、つまり第1取付部35に対して左右方向にも変更することができる。
この実施形態2によると、第1固定部材49の取付座53が摺動部51の摺動方向において片側寄りに偏在しているので、第1固定部材49を摺動方向における一方端と他方端とを反転させてロアケース3の第1取付部35に取り付けることで、該第1取付部35に対する取付座53の位置及び該取付座53に取り付けられたマウントラバー11の位置を、摺動部51の摺動方向、つまり第1取付部35に対して左右方向にも変更することができる。
《発明の実施形態3》
図18は、この実施形態3に係る第2取付構造63の第2固定部材67を示す斜視図である。
図18は、この実施形態3に係る第2取付構造63の第2固定部材67を示す斜視図である。
上記実施形態1では、第2固定部材67は、円筒形状に形成されているとしたが、本実施形態では、第2固定部材67は、略円筒形状に形成されており、各組一対の係合突片71,73の両側に筒中心線側に凹む一対の凹条部75が設けられている。この一対の凹条部75は、第2固定部材67における一方の開口67aから他方の開口67bにまで筒中心線に沿う方向に延び、第2固定部材67を第2取付部65の内側に圧入する際に撓み易くする撓み手段を構成している。
−実施形態3の効果−
この実施形態3によると、第2固定部材67を第2取付部65の内側に圧入する際には、一対の凹条部75にて第2固定部材67が筒中心線側に僅かに撓み易くなるので、第2固定部材67を第2取付部65に取り付け易くすることができる。
この実施形態3によると、第2固定部材67を第2取付部65の内側に圧入する際には、一対の凹条部75にて第2固定部材67が筒中心線側に僅かに撓み易くなるので、第2固定部材67を第2取付部65に取り付け易くすることができる。
<実施形態3の変形例1>
図19は、この変形例1に係る第2固定部材67を示す斜視図である。
図19は、この変形例1に係る第2固定部材67を示す斜視図である。
上記実施形態3では、各組一対の係合突片71,73の両側に一対の凹条部75が設けられているとしたが、本変形例では、図19に示すように、一対の凹条部75に代えて、各組一対の係合突片71,73の両側に撓み手段である一対の肉盗み部77が設けられている。これら一対の肉盗み部77では、第2固定部材67が他の部分よりも薄肉に形成されている。
この変形例1の構成によっても、第2固定部材67を第2取付部65の内側に圧入する際には、一対の肉盗み部77にて第2固定部材67が筒中心線側に僅かに撓み易くなるので、第2固定部材67を第2取付部65に取り付け易くすることができる。
なお、上記肉盗み部77に代えて、第2固定部材67が部分的に凹んだ凹部、又は第2固定部材67の側壁を径方向に貫通するスリットが設けられていてもよい。
<実施形態3の他の変形例>
図20(a)〜(g)は、実施形態3の他の変形例に係る第2取付部65及び第2固定部材67の横断面を示す断面図である。
図20(a)〜(g)は、実施形態3の他の変形例に係る第2取付部65及び第2固定部材67の横断面を示す断面図である。
上記第2取付部65及び第2固定部材67は、第2取付部65に対する第2固定部材67の取付けを容易にするために、第2固定部材67及び第2取付部65の少なくとも一方を撓み易くする手段として、図20(a)〜(g)に示す構成を採用していてもよい。
すなわち、第2取付部65に形成された各組一対の係合孔65bは、図20(a)に示すように、第2取付部65の筒中心線を挟んで互いに反対側に配置され、第2固定部材67に設けられた各組一対の係合突片71,73は、前記各組一対の係合孔65bに対応して取付座69を挟んで互いに反対側に配置されていてもよい。この構成によれば、第2固定部材67を第2取付部65にバランス良く固定することができる。そして、第2取付部65にも、第2固定部材67の凹条部75に倣って該凹条部75に接する凹条部79が設けられていてもよい。
また、第2固定部材67は、図20(b)に示すように、各組一対の係合突片71,73の両側に一対の平坦な側壁部67cを有し、第2取付部65の内側に取り付けた際に該第2取付部65の内周面と各側壁部67cの間に隙間81を形成する構成であってもよい。
また、第2固定部材67には、図20(c)に示すように、取付座69における各組一対の係合突片71,73に対応する箇所に切欠部83が形成されていてもよい。各組一対の係合突片71,73を、取付座69を挟んで互いに反対側に位置する2箇所に設けた場合にも同様に、図20(d)に示すように、取付座69における各組一対の係合突片71,73に対応する箇所に切欠部83が形成されていてもよい。
さらに、各組一対の係合突片71,73を、取付座69を挟んで互いに反対側に位置する2箇所に設けた場合には、図20(e)に示すように、第2固定部材67における各組一対の係合突片71,73から筒中心線周りに90度ずれた箇所に、該第2固定部材67の筒中心線側に凹む凹条部85が、取付座69を挟んで互いに反対側に位置するように一対に形成されていてもよい。
また、各組一対の係合突片71,73を、取付座69を挟んで互いに反対側に位置する2箇所に設けた場合には、図20(f)に示すように、第2取付部65における筒中心線を挟んで互いに反対側に位置する箇所に外方に突出する突条部87が一対に形成されていてもよい。
またその他、第2取付部65は、図20(g)に示すように、横断面正方形の筒状に形成されて、4辺の側壁全てに一対の係合孔65bを有し、第2固定部材67には、各一対の係合孔65bに対応するように、筒中心線周りに90度ずつずれた4箇所に一対の係合突片71,73がそれぞれ設けられていてもよい。
《発明の実施形態4》
図21は、この実施形態4に係る第1取付構造33の第1固定部材49を示す分解斜視図である。
図21は、この実施形態4に係る第1取付構造33の第1固定部材49を示す分解斜視図である。
本実施形態の第1固定部材49は、図21に示すように、上記実施形態1と同様な摺動部51と、該摺動部51にロアケース3から離れる方向、つまり摺動部51の摺動面37とは反対側に突設された円筒形状の外筒部89と、該外筒部89の内側に嵌入される円筒形状の内筒体90と、を備えている。
外筒部89は、板状の支持部91を介して摺動部51に支持され、摺動部51の摺動方向において該摺動部51の片側(図21で左側)寄りに偏在している。この外筒部89の内周面は、内筒体90が取り付けられる際に摺動する摺動面92を有している。
また、外筒部89には、被係合部である係合孔89aが貫通形成されている。この係合孔89aは、第2取付構造63における第2取付部65の係合孔65bと同様に、外筒部89の筒中心線に沿う方向に間隔をあけて設けられた2つを1組として第1固定部材49の外方から視認しやすい外筒部89の側壁部分において筒中心線周りに互いに90度ずらした2箇所に1組ずつ設けられている。
一方、内筒体90は、上記第2取付構造63における第2固定部材67と同じ構成を有し、摺動面92との摺動方向における一方端と他方端とを反転させて外筒部89の内側に取り付け可能になっている。内筒体90の外径は、当該内筒体90が外筒部89の内側においてガタつかない範囲で外筒部89の内径よりも若干小さくなっている。この内筒体90は、その外周面に突設された各組一対の係合突片71,73が外筒部89に形成された係合孔89aに嵌まって係止されることで、外筒部89に固定される。
なお、外筒部89に形成された各組一対の係合孔89aは、外筒部89の筒中心線を挟んで反対側に配置され、内筒体90に設けられた各組一対の係合突片71,73は、前記各組一対の係合孔89aに対応して取付座69を挟んで互いに反対側に配置されていることが、内筒体90を外筒部89にバランス良く固定できることから好ましい。
内筒体90の内側に設けられた取付座69は、内筒体90の筒中心線に沿う方向において、該内筒体90の一方側(図21で下側)の開口90a寄りに偏在している。また、各組をなす一対の係合突片71,73は、内筒体90の筒中心線に沿う方向において、該内筒体90の他方側(図21で上側)の開口90b寄りに偏在している。
−実施形態4の効果−
この実施形態4によると、外筒部89が摺動部51の摺動方向における片側寄りに偏在しているので、第1固定部材49を摺動方向における一方端と他方端とを反転させてロアケース3の第1取付部35に取り付けることで、該第1取付部35に対する取付座69の位置及び該取付座69に取り付けられたマウントラバー11の位置を、摺動部51の摺動方向、つまり第1取付部35に対して左右方向に変更することができる。
この実施形態4によると、外筒部89が摺動部51の摺動方向における片側寄りに偏在しているので、第1固定部材49を摺動方向における一方端と他方端とを反転させてロアケース3の第1取付部35に取り付けることで、該第1取付部35に対する取付座69の位置及び該取付座69に取り付けられたマウントラバー11の位置を、摺動部51の摺動方向、つまり第1取付部35に対して左右方向に変更することができる。
また、マウントラバー11の取付座69が内筒体90の筒中心線に沿う方向における片側寄りに偏在しているので、内筒体90を摺動方向における一方端と他方端とを反転させて外筒部89に取り付けることで、該第1取付部35に対する取付座69の位置及び該取付座69に取り付けられたマウントラバー11の位置を、内筒体90の筒中心線に沿う方向、つまり第1取付部35に対して上下方向にも変更することができる。
《その他の実施形態》
上記実施形態1では、第2取付構造63において、第2取付部65の側壁には2つ1組の係合孔65bが2箇所に形成されているとしたが、本発明はこれに限らない。2つ1組の係合孔65bは、第2取付部65の側壁に対して1箇所だけに設けられていてもよい。この場合には、第2固定部材67における2つ1組の係合突片71,73も1箇所だけに設けられる。
上記実施形態1では、第2取付構造63において、第2取付部65の側壁には2つ1組の係合孔65bが2箇所に形成されているとしたが、本発明はこれに限らない。2つ1組の係合孔65bは、第2取付部65の側壁に対して1箇所だけに設けられていてもよい。この場合には、第2固定部材67における2つ1組の係合突片71,73も1箇所だけに設けられる。
また、係合孔65bは、第2取付部65の筒中心線に沿う方向に間隔をあけて設けられた3つ以上を1組として設けられていてもよい。この場合には、第2固定部材67の外周面に3つ以上の前記係合孔65bのいずれかに嵌まって係止される係合突片が係合孔65bよりも少ない数で突設されていれば、第2取付部65の内側に第2固定部材67を圧入して取り付ける際に、係合孔65bを治具により適宜塞いで係合突片を嵌める係合孔65bを選択することで、第2取付部65に対する第2固定部材67の取付け位置を第2取付部65の筒中心線に沿う方向に段階的に調節することができる。
また、上記実施形態1では、第2取付構造63において、第2取付部65に被係合部である係合孔65bが形成され、第2固定部材67に該係合孔65bに係合する係合突片71,73が設けられているとしたが、本発明はこれに限らない。例えば、第2固定部材67に被係合部である係合孔が貫通形成され、第2取付部65に該係合孔に係合する係合部である係合突片が内方に突設されていてもよい。
これらのことは、上記実施形態4に係る第1固定部材49における外筒部89の係合孔89a及び内筒体90の係合突片71,73においても同様である。
上記実施形態1では、第1取付構造33において、一対のレール部39,41に被係合部である係合凹部39c及び係合孔41cが形成されていると共に、連結部43に被係合部である係合孔43cが形成され、第1固定部材49に係合凹部39c及び係合孔41c,43cにそれぞれ係合する係合突片55,57及び係合爪59が設けられているとしたが、本発明はこれに限らない。例えば、被係合部としては一対のレール部39,41に係合凹部39c及び係合孔41cが形成されているだけであり、係合部としても第1固定部材49に係合突片55,57が設けられているだけであってもよい。また、被係合部としては連結部43に係合孔43cが形成されているだけであり、係合部としても第1固定部材49に係合爪59が設けられているだけであっても構わない。またその他、第1固定部材49に被係合部である係合凹部が設けられ、一対のレール部39,41に該係合凹部に係合する係合部である係合突片が突設されていてもよい。
また、上記実施形態1では、取付座69及び一対の係合突片71,73の両方を第2固定部材67の筒中心線に沿う方向においていずれかの開口67a,67b寄りに偏在しているとしたが、本発明はこれに限らない。例えば、取付座69のみが固定部材67における片方の開口67a寄りに偏在する一方、一対の係合突片71,73が第2固定部材67の筒中心線に沿う方向における中央側に両方の開口67a,67bから同じ距離をあけて配置されていてもよく、また逆に、一対の係合突片71,73のみが固定部材67における片方の開口67b寄りに偏在する一方、取付座69が第2固定部材67の筒中心線に沿う方向における中央に配置されていても構わない。
このことは、上記実施形態4に係る第1固定部材49における内筒体90の取付座69及び係合突片71,73においても同様である。
以上、上記実施形態1〜3では、車両用のエアクリーナ1の取付構造に本発明を適用した場合を例示したが、本発明は、エンジンカバーなどの他の車両用部品の取付構造にも適用可能である。
また、上記実施形態が例示であり、それらの各構成要素の組合せに、さらにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
例えば、上記実施形態1では、第1取付構造33が2箇所に、第2取付構造63が1箇所にそれぞれ設けられ、第1取付構造33及び第2取付構造63の両方が設けられているが、これら第1及び第2取付構造33,63のうちいずれか一方だけが設けられていてもよい。また、第1取付構造33及び第2取付構造63の数は任意に設定することが可能である。
以上説明したように、本発明は、車両用部品の取付構造について有用であり、特に、車両用部品の取付け位置を可変にして同部品に汎用性を持たせることで、車両用部品に掛かるコストを低減することが要望される車両用部品の取付構造に適している。
1 エアクリーナ(車両用部品)
11 マウントラバー
33 第1取付構造
35 第1取付部
37,66 摺動面
39,41 レール部
39c 係合凹部(被係合部)
41c,43c,65b,89a 係合孔(被係合部)
49 第1固定部材
51 摺動部
53,69 取付座
55,57,71,73 係合突片(係合部)
63 第2取付構造
65 第2取付部
67 第2固定部材
89 外筒部
90 内筒体
11 マウントラバー
33 第1取付構造
35 第1取付部
37,66 摺動面
39,41 レール部
39c 係合凹部(被係合部)
41c,43c,65b,89a 係合孔(被係合部)
49 第1固定部材
51 摺動部
53,69 取付座
55,57,71,73 係合突片(係合部)
63 第2取付構造
65 第2取付部
67 第2固定部材
89 外筒部
90 内筒体
Claims (6)
- 車両用部品(1)をマウントラバー(11)を介して車体に取り付ける構造であって、
前記車両用部品(1)の外周面に設けられた取付部(35,65)と、該取付部(35,65)に取り付けられた固定部材(49,67)と、を備え、
前記取付部(35,65)は、前記固定部材(49,67)が取り付けられる際に摺動する摺動面(37,66)を有し、
前記固定部材(49,67)は、前記マウントラバー(11)が取り付けられる取付座(53,69)を有し、前記摺動面(35,66)との摺動方向における一方端と他方端とを反転させて前記取付部(35,65)に取り付け可能であり、
前記取付部(35,65)及び固定部材(49,67)のうち、一方には係合部(55,57,59,71,73)が設けられ、他方には該係合部(55,57,59,71,73)と係合する被係合部(39c,41c,43c,65b)が設けられ、これら係合部(55,57,59,71,73)と被係合部(39c,41c,43c,65b)とを係合させることで前記固定部材(49,67)が前記取付部(35,65)に固定され、
前記取付部(35,65)に対する取付座(53,69)の位置は、前記固定部材(49,67)の一方端を前記取付部(35,65)側に向けた状態で当該固定部材(49,67)を摺動させて前記取付部(35,65)に取り付けた場合の位置と、前記固定部材(49,67)の他方端を前記取付部(35,65)側に向けた状態で当該固定部材(49,67)を摺動させて前記取付部(35,65)に取り付けた場合の位置と、で異なる
ことを特徴とする車両用部品の取付構造。 - 請求項1に記載された車両用部品の取付構造において、
前記取付部(35)は互いに平行に延びる一対のレール部(39,41)を有し、該一対のレール部(39,41)の間に前記摺動面(37)が形成され、
前記固定部材(49)は、前記一対のレール部(39,41)に案内されて前記摺動面(37)に摺動する摺動部(51)を有し、
前記取付座(53)は、前記摺動部(51)に前記車両用部品(1)から離れる方向に突設され、一方の前記レール部(39,41)寄りに偏在している
ことを特徴とする車両用部品の取付構造。 - 請求項2に記載された車両用部品の取付構造において、
前記取付座(53)は、前記摺動部(51)の摺動方向において該摺動部(51)の片側寄りに偏在している
ことを特徴とする車両用部品の取付構造。 - 請求項1に記載された車両用部品の取付構造において、
前記取付部(65)は、筒状に形成され、その内周面に摺動面(66)を有し、
前記固定部材(67)は、前記取付部(65)の内側に嵌入される筒状に形成され、
前記取付座(69)は、前記固定部材(67)の内側に設けられ、該固定部材(67)の筒中心線に沿う方向において該固定部材(67)の片側寄りに偏在している
ことを特徴とする車両用部品の取付構造。 - 請求項1に記載された車両用部品の取付構造において、
前記取付部(35)は、互いに平行に延びる一対のレール部(39,41)を有し、該一対のレール部(39,41)の間に前記摺動面(37)が形成され、
前記固定部材(49)は、前記一対のレール部(39,41)の間に案内されて前記摺動面(37)に摺動する摺動部(51)と、該摺動部(51)の前記摺動面(37)から離れる方向に突設された外筒部(89)と、該外筒部(89)の内側に嵌入される内筒体(90)と、を有し、
前記外筒部(89)及び内筒体(90)のうち、一方には係合部(71,73)が設けられ、他方には該係合部(71,73)に係合する被係合部(89a)が設けられ、これら係合部(71,73)と被係合部(89a)とを係合させることで、前記内筒体(90)が前記外筒部(89)に固定され、
前記外筒部(89)は、前記摺動部(51)の摺動方向において該摺動部(51)の片側寄りに偏在し、
前記取付座(69)は、前記内筒体(90)の内側に設けられ、前記内筒体(90)の筒中心線に沿う方向において該内筒体(90)の片側寄りに偏在している
ことを特徴とする車両用部品の取付構造。 - 請求項1〜5のいずれか1項に記載された車両用部品の取付構造において、
前記車両用部品(1)はエアクリーナである
ことを特徴とする車両用部品の取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012234164A JP2014084787A (ja) | 2012-10-23 | 2012-10-23 | 車両用部品の取付構造 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012234164A JP2014084787A (ja) | 2012-10-23 | 2012-10-23 | 車両用部品の取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2014084787A true JP2014084787A (ja) | 2014-05-12 |
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ID=50788104
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Country | Link |
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JP (1) | JP2014084787A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55102303A (en) * | 1979-01-30 | 1980-08-05 | Suzuki Tanko Kk | Mounting device of attachment on two wheel type farm tractor |
JP2004308467A (ja) * | 2003-04-03 | 2004-11-04 | Nissan Motor Co Ltd | 自動車部品の車体パネルへの取付構造 |
WO2005121487A1 (ja) * | 2004-06-14 | 2005-12-22 | Seiki Juko Co., Ltd. | 横引きロール網戸 |
-
2012
- 2012-10-23 JP JP2012234164A patent/JP2014084787A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS55102303A (en) * | 1979-01-30 | 1980-08-05 | Suzuki Tanko Kk | Mounting device of attachment on two wheel type farm tractor |
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