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JP2014077878A - レンズ鏡筒及び撮像装置 - Google Patents

レンズ鏡筒及び撮像装置 Download PDF

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JP2014077878A JP2012225164A JP2012225164A JP2014077878A JP 2014077878 A JP2014077878 A JP 2014077878A JP 2012225164 A JP2012225164 A JP 2012225164A JP 2012225164 A JP2012225164 A JP 2012225164A JP 2014077878 A JP2014077878 A JP 2014077878A
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ring
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Takashi Koyama
高志 小山
Hideki Otsuka
英樹 大塚
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Sony Corp
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Abstract

【課題】 移動環の十分な移動ストロークを確保した上で小型化を図る。
【解決手段】 第1のカム摺動部と第2のカム摺動部を有し光軸回り方向へ回転されるカム環と、カム環が内部に配置される固定保持筒と、第1のカム摺動部に摺動自在に係合される第1のカム係合部と第2のカム摺動部に摺動自在に係合される第2のカム係合部とを有しカム環の回転によって光軸方向へ移動される移動環と、移動環の移動に伴って移動される光学素子とを備え、第1のカム係合部と第2のカム係合部が光軸方向に離隔して位置され、移動環の移動範囲の少なくとも一部において、第1のカム係合部と第2のカム係合部のうち一方が第1のカム摺動部又は第2のカム摺動部に係合されると共に他方が光軸方向においてカム環の外側に位置されるようにした。
【選択図】 図8

Description

本技術はレンズ鏡筒及び撮像装置についての技術分野に関する。詳しくは、移動環に光軸方向に離隔して位置された第1のカム係合ピンと第2のカム係合ピンを設けて移動環の十分な移動ストロークを確保した上で小型化を図る技術分野に関する。
特開2008−170796号公報
ビデオカメラやスチルカメラ等の各種の撮像装置には、内部にレンズ等の各種の光学部品や光学素子が配置されたレンズ鏡筒が伸縮自在に設けられ、レンズ鏡筒が非撮影時に装置本体に収納され撮影時に装置本体から繰り出されてズーム倍率の変更等を行うことが可能な所謂沈胴タイプがある(例えば、特許文献1参照)。
また、撮像装置には、レンズ鏡筒として設けられた交換レンズが装置本体に着脱可能とされ、交換レンズが伸縮される沈胴タイプもある。このような交換レンズにおいては、外周側に設けられた操作リングや操作摘子を操作することにより伸縮動作が行われ、ズーム倍率の変更やフォーカシングを行うことが可能とされている。
上記のような伸縮自在のレンズ鏡筒を設けることにより、非撮影時における小型化(薄型化)と撮影時における良好な光学性能の確保との両立を図ることが可能になる。
特許文献1に記載された撮像装置にあっては、レンズ等の光学素子を保持する移動環と移動環を光軸方向へ移動可能に支持する直進ガイドと光軸の軸回り方向へ回転自在かつ光軸方向へ移動不能にされたカム環とを備えている。
移動環にはカムピンが設けられ、カム環にはカム溝が形成されている。移動環はカムピンがカム環のカム溝に摺動自在に係合されると共に直進ガイドによって軸回り方向への回転が規制されている。
撮像装置において、駆動モーター等を有する駆動機構の駆動力によってカム環が回転されると、移動環のカムピンがカム環のカム溝に摺動され、移動環が直進ガイドに案内されて光軸方向へ移動され伸縮動作が行われる。
ところで、上記のような撮像装置にあっては、近年、高いズーム倍率の確保等の光学性能の向上が望まれており、移動環の十分な移動ストロークを確保する必要がある。
移動環の十分な移動ストロークを確保するために、カム環と移動環の光軸方向における長さを長くしてカムピンのカム溝に対する光軸方向における係合範囲(摺動範囲)を大きくする方法があるが、この方法を用いると、レンズ鏡筒の光軸方向における小型化が図れず、特に、沈胴時における小型化を図ることができなくなってしまう。
一方、移動環の十分な移動ストロークを確保するために、移動環の数を増やして2段繰り出し等の複数段の繰り出しを行う方法があるが、この場合には複数の移動環が光軸に直交する方向において重なり合うため、レンズ鏡筒の外径が大きくなり小型化を阻害してしまう。
また、レンズ鏡筒にはカム環を回転させるための駆動機構等の他の機構が配置される場合もあるが、他の機構や他の機構に関連するギヤ部等の各部と移動環のカムピンの移動領域との干渉を回避するには、移動環の移動領域を光軸方向又は光軸に直交する方向においてシフトさせる設計を行う必要が生じ、やはりレンズ鏡筒の小型化を阻害するおそれがある。
そこで、本技術レンズ鏡筒及び撮像装置は、上記した問題点を克服し、移動環の十分な移動ストロークを確保した上で小型化を図ることを課題とする。
第1に、レンズ鏡筒は、上記した課題を解決するために、第1のカム摺動部と第2のカム摺動部を有し光軸回り方向へ回転されるカム環と、前記カム環が内部に配置される固定保持筒と、前記第1のカム摺動部に摺動自在に係合される第1のカム係合部と前記第2のカム摺動部に摺動自在に係合される第2のカム係合部とを有し前記カム環の回転によって光軸方向へ移動される移動環と、前記移動環の移動に伴って移動される光学素子とを備え、前記第1のカム係合部と前記第2のカム係合部が光軸方向に離隔して位置され、前記移動環の移動範囲の少なくとも一部において、前記第1のカム係合部と前記第2のカム係合部のうち一方が前記第1のカム摺動部又は前記第2のカム摺動部に係合されると共に他方が光軸方向において前記カム環の外側に位置されるようにしたものである。
従って、レンズ鏡筒にあっては、移動環の移動範囲の少なくとも一部において、第1のカム係合部と第2のカム係合部の一方が第1のカム摺動部又は第2のカム摺動部に摺動されて移動環が光軸方向へ移動される。
第2に、上記したレンズ鏡筒においては、前記移動環が光軸方向に貫通された筒部と前記筒部から光軸方向へ突出された突部とを有し、前記第1のカム係合部と前記第2のカム係合部としてそれぞれ前記突部から突出されたカム係合ピンが設けられ、前記第1のカム係合部が前記第2のカム係合部より光軸方向において像側に位置され、前記カム環に前記突部と前記第1のカム係合部が挿通され光軸方向に貫通された挿通孔が形成されることが望ましい。
第1のカム係合部が第2のカム係合部より光軸方向において像側に位置され、カム環に突部と第1のカム係合部が挿通され光軸方向に貫通された挿通孔が形成されることにより、カム環の光軸方向における長さが短縮化される。
第3に、上記したレンズ鏡筒においては、前記挿通孔は前記突部が挿通される第1の挿通部と前記第1のカム係合部が挿通される第2の挿通部とを有し、前記第1の挿通部の光軸に直交する方向における幅が前記第2の挿通部の光軸に直交する方向における幅より小さくされることが望ましい。
第1の挿通部の光軸に直交する方向における幅が第2の挿通部の光軸に直交する方向における幅より小さくされることにより、挿通孔の光軸方向における各部分の幅が最小限の幅に形成される。
第4に、上記したレンズ鏡筒においては、前記カム環に第3のカム摺動部が形成され、前記移動環に、前記第3のカム摺動部に摺動自在に係合され光軸方向において前記第1のカム係合部又は前記第2のカム係合部と同じ位置又は近傍に存在する第3のカム係合部が設けられることが望ましい。
カム環に第3のカム摺動部が形成され、移動環に、第3のカム摺動部に摺動自在に係合され光軸方向において第1のカム係合部又は第2のカム係合部と同じ位置又は近傍に存在する第3のカム係合部が設けられることにより、第1のカム係合部と第2のカム係合部の第1のカム摺動部と第2のカム摺動部に対する係合の補強が行われる。
第5に、上記したレンズ鏡筒においては、前記カム環に駆動力を付与する駆動機構が設けられ、前記駆動機構が前記固定保持筒の内部に配置されることが望ましい。
カム環に駆動力を付与する駆動機構が設けられ、駆動機構が固定保持筒の内部に配置されることにより、固定保持筒の外周側から駆動機構をカム環に連結する構造が不要になる。
第6に、上記したレンズ鏡筒においては、前記駆動機構に駆動モーターと前記駆動モーターを制御する回路基板とが設けられ、前記第1のカム係合部が前記光学素子の外周側に位置され、前記駆動モーターと前記回路基板が前記第1のカム係合部と前記光学素子の間に配置されることが望ましい。
駆動機構に駆動モーターと駆動モーターを制御する回路基板とが設けられ、第1のカム係合部が光学素子の外周側に位置され、駆動モーターと回路基板が第1のカム係合部と光学素子の間に配置されることにより、第1のカム係合部の移動スペースが回路基板に干渉しない。
撮像装置は、上記した課題を解決するために、内部に光学系が配置されたレンズ鏡筒と前記光学系を介して取り込まれた光学像を電気的信号に変換する撮像素子とを備え、前記レンズ鏡筒は、第1のカム摺動部と第2のカム摺動部を有し光軸回り方向へ回転されるカム環と、前記カム環が内部に配置される固定保持筒と、前記第1のカム摺動部に摺動自在に係合される第1のカム係合部と前記第2のカム摺動部に摺動自在に係合される第2のカム係合部とを有し前記カム環の回転によって光軸方向へ移動される移動環と、前記移動環の移動に伴って移動される光学素子とを備え、前記第1のカム係合部と前記第2のカム係合部が光軸方向に離隔して位置され、前記移動環の移動範囲の少なくとも一部において、前記第1のカム係合部と前記第2のカム係合部のうち一方が前記第1のカム摺動部又は前記第2のカム摺動部に係合されると共に他方が光軸方向において前記カム環の外側に位置されるようにしたものである。
従って、撮像装置にあっては、レンズ鏡筒において、移動環の移動範囲の少なくとも一部において、第1のカム係合部と第2のカム係合部の一方が第1のカム摺動部又は第2のカム摺動部に摺動されて移動環が光軸方向へ移動される。
本技術レンズ鏡筒は、第1のカム摺動部と第2のカム摺動部を有し光軸回り方向へ回転されるカム環と、前記カム環が内部に配置される固定保持筒と、前記第1のカム摺動部に摺動自在に係合される第1のカム係合部と前記第2のカム摺動部に摺動自在に係合される第2のカム係合部とを有し前記カム環の回転によって光軸方向へ移動される移動環と、前記移動環の移動に伴って移動される光学素子とを備え、前記第1のカム係合部と前記第2のカム係合部が光軸方向に離隔して位置され、前記移動環の移動範囲の少なくとも一部において、前記第1のカム係合部と前記第2のカム係合部のうち一方が前記第1のカム摺動部又は前記第2のカム摺動部に係合されると共に他方が光軸方向において前記カム環の外側に位置されるようにしている。
従って、移動環の移動範囲において第1のカム係合部の第1のカム摺動部に対する係合と第2のカム係合部の第2のカム摺動部に対する係合とが切り替えられるため、2段繰り出し等の複数段の繰り出しを行う必要がなく、移動環の十分な移動ストロークを確保した上でレンズ鏡筒の小型化を図ることができる。
請求項2に記載した技術にあっては、前記移動環が光軸方向に貫通された筒部と前記筒部から光軸方向へ突出された突部とを有し、前記第1のカム係合部と前記第2のカム係合部としてそれぞれ前記突部から突出されたカム係合ピンが設けられ、前記第1のカム係合部が前記第2のカム係合部より光軸方向において像側に位置され、前記カム環に前記突部と前記第1のカム係合部が挿通され光軸方向に貫通された挿通孔が形成されている。
従って、カム環の光軸方向における長さを短縮化した上で移動環の移動ストロークを大きくすることができると共にレンズ鏡筒の内部におけるカム環の光軸方向における少なくとも一方の側に部品のスペースを確保して小型化を図ることができる。
請求項3に記載した技術にあっては、前記挿通孔は前記突部が挿通される第1の挿通部と前記第1のカム係合部が挿通される第2の挿通部とを有し、前記第1の挿通部の光軸に直交する方向における幅が前記第2の挿通部の光軸に直交する方向における幅より小さくされている。
従って、挿通孔の光軸方向における各部分の幅が最小限の幅に形成され、その分、カム環の厚みを厚くすることができ、カム環の剛性を高くすることができる。
請求項4に記載した技術にあっては、前記カム環に第3のカム摺動部が形成され、前記移動環に、前記第3のカム摺動部に摺動自在に係合され光軸方向において前記第1のカム係合部又は前記第2のカム係合部と同じ位置又は近傍に存在する第3のカム係合部が設けられている。
従って、第1のカム係合部と第2のカム係合部の第1のカム摺動部と第2のカム摺動部に対する係合の補強が行われ、振動や衝撃が生じたときの移動環のカム環からの脱落を防止することができる。
請求項5に記載した技術にあっては、前記カム環に駆動力を付与する駆動機構が設けられ、前記駆動機構が前記固定保持筒の内部に配置されている。
従って、固定保持筒の外周側から駆動機構をカム環に連結する構造が不要になり、その分、レンズ鏡筒の構造の簡素化及び小型化を図ることができる。
請求項6に記載した技術にあっては、前記駆動機構に駆動モーターと前記駆動モーターを制御する回路基板とが設けられ、前記第1のカム係合部が前記光学素子の外周側に位置され、前記駆動モーターと前記回路基板が前記第1のカム係合部と前記光学素子の間に配置されている。
従って、レンズ鏡筒の内部のスペースを回路基板の配置スペースとして有効活用することができレンズ鏡筒の小型化を図ることができると共に第1のカム係合部の移動スペースが回路基板に干渉することがなく移動環の適正な動作を確保することができる。
本技術撮像装置は、内部に光学系が配置されたレンズ鏡筒と前記光学系を介して取り込まれた光学像を電気的信号に変換する撮像素子とを備え、前記レンズ鏡筒は、第1のカム摺動部と第2のカム摺動部を有し光軸回り方向へ回転されるカム環と、前記カム環が内部に配置される固定保持筒と、前記第1のカム摺動部に摺動自在に係合される第1のカム係合部と前記第2のカム摺動部に摺動自在に係合される第2のカム係合部とを有し前記カム環の回転によって光軸方向へ移動される移動環と、前記移動環の移動に伴って移動される光学素子とを備え、前記第1のカム係合部と前記第2のカム係合部が光軸方向に離隔して位置され、前記移動環の移動範囲の少なくとも一部において、前記第1のカム係合部と前記第2のカム係合部のうち一方が前記第1のカム摺動部又は前記第2のカム摺動部に係合されると共に他方が光軸方向において前記カム環の外側に位置されるようにしている。
従って、移動環の移動範囲において第1のカム係合部の第1のカム摺動部に対する係合と第2のカム係合部の第2のカム摺動部に対する係合とが切り替えられるため、2段繰り出し等の複数段の繰り出しを行う必要がなく、移動環の十分な移動ストロークを確保した上で撮像装置の小型化を図ることができる。
図2乃至図14と共に本技術レンズ鏡筒及び撮像装置の最良の形態を示すものであり、本図は、撮像装置の概略斜視図である。 装置本体とレンズ鏡筒を分離した状態で示す撮像装置の斜視図である。 レンズ鏡筒の側面図である。 固定保持管等を取り外した状態で示すレンズ鏡筒の拡大斜視図である。 レンズ鏡筒の断面図である。 1群移動環の拡大斜視図である。 図6とは異なる方向から見た状態で示す1群移動環の拡大斜視図である。 1群移動環の一部を示す拡大斜視図である。 1群ユニットの拡大斜視図である。 図9とは異なる方向から見た状態で示す1群ユニットの拡大斜視図である。 2群ユニットと3群ユニットの拡大斜視図である。 広角端状態を示すレンズ鏡筒の断面図である。 望遠端状態を示すレンズ鏡筒の断面図である。 撮像装置のブロック図である。
以下に、本技術レンズ鏡筒及び撮像装置を実施するための最良の形態を添付図面に従って説明する。
以下に示した最良の形態は、本技術撮像装置をスチルカメラに適用し、本技術レンズ鏡筒をこのスチルカメラの交換レンズとして設けられたレンズ鏡筒に適用したものである。
尚、本技術の適用範囲はスチルカメラ及びスチルカメラの交換レンズとして設けられたレンズ鏡筒に限られることはなく、例えば、ビデオカメラや他の機器に組み込まれる各種の撮像装置及びこれらの撮像装置に設けられる各種のレンズ鏡筒に広く適用することができる。
また、レンズ鏡筒は交換レンズに限られることはなく、収納状態において撮像装置の内部に配置され使用状態において繰り出される沈胴タイプにも広く適用することができる。撮像装置においても、収納状態において撮像装置の内部に配置され使用状態において繰り出される沈胴タイプにも広く適用することができる。
以下の説明にあっては、スチルカメラの撮影時において撮影者から見た方向で前後上下左右の方向を示すものとする。従って、被写体側が前方となり、撮影者側が後方となる。
尚、以下に示す前後上下左右の方向は説明の便宜上のものであり、本技術の実施に関しては、これらの方向に限定されることはない。
[撮像装置の構成]
撮像装置1は装置本体2とレンズ鏡筒(交換レンズ)3によって構成されている(図1及び図2参照)。尚、装置本体2にレンズ鏡筒が組み付けられ使用時に繰り出される沈胴タイプの撮像装置においては、撮像装置がレンズ鏡筒を含む装置本体のみによって構成される。
装置本体2は筐体4の内外に所要の各部が配置されて成る。
筐体4の上面には各種の入力操作部4a、4a、・・・が配置されている。入力操作部4a、4a、・・・としては、例えば、電源釦、シャッター釦、モード切替摘子等が設けられている。
筐体4の後面には図示しない各種の入力操作部とディスプレイが配置されている。入力操作部としては、例えば、ズームスイッチやモード切替摘子等が設けられている。
筐体4の前面には円形状の開口4bが形成され、開口4bの周囲の部分がレンズ鏡筒3を取り付けるためのマウント部4cとして設けられている。マウント部4cの前面には接続端子4d、4d、・・・が周方向に並んで設けられている。
筐体4の内部にはCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)等の撮像素子5が配置され、撮像素子5は開口4bの後方に位置されている。
[レンズ鏡筒の構成]
レンズ鏡筒3は固定保持筒6を有し、固定保持筒6の内外に所要の各部が配置されて成る(図3乃至図5参照)。
固定保持筒6はそれぞれ略円筒状に形成された固定保持環6aと固定保持環6aに接着等により外嵌状に取り付けられた外装カバー6bとから成る。外装カバー6bは固定保持環6aより軸方向における長さが短くされ、固定保持環6aの前端側の部分を除いた部分に取り付けられている。
固定保持筒6の外周には操作リング7が回転自在に支持されている。操作リング7は固定保持環6aの前端側の部分に支持され、回転されることによりズーミング又はフォーカシングを行う操作部として設けられている。尚、撮像装置1にあっては、装置本体2の入力操作部4aに対する操作によって操作リング7のズーミング動作とフォーカシング動作の切替を行うことが可能とされている。
固定保持筒6の外周面にはズームレバー8が支持されれている。ズームレバー8は固定保持筒6に対して周方向に操作され、ズームレバー8が操作されると一定の速度でズーミングが行われる。
固定保持筒6の後端部における内周面には環状のマウント部材9が取り付けられている。マウント部材9はレンズ鏡筒3が装置本体2に装着されるときにマウント部4cに取り付けられる。
マウント部材9の下端部には接点10、10、・・・が配置されている。接点10、10、・・・はレンズ鏡筒3が装置本体2に装着された状態において装置本体2の接続端子4d、4d、・・・に接続される。接点10、10、・・・が接続端子に接続されることにより、レンズ鏡筒3と装置本体2の間の電気的な導通が図られる。
マウント部材9の後端部における内周面には環状の遮光環11が取り付けられている。
固定保持筒6の内部にはレンズユニット12が配置されている。レンズユニット12はカム環13と1群移動環14と2群移動環15と3群移動環16を有している(図5参照)。
カム環13は軸方向が前後方向(光軸方向)にされた略円筒状のカム溝形成部17とカム溝形成部17の後端部から内方へ張り出された内フランジ部18とから成る(図6乃至図8参照)。カム環13はバヨネット結合により固定保持筒6に回転自在に支持され、固定保持筒6に対して軸回り方向へ回転可能とされている。
カム溝形成部17の外周面には、それぞれ第1のカム溝17a、17a、17aと第2のカム溝17b、17b、17bと第3のカム溝17c、17c、17cとが周方向に離隔して形成されている。第1のカム溝17a、17a、17aと第2のカム溝17b、17b、17bと第3のカム溝17c、17c、17cはそれぞれカム摺動部として機能する。
第1のカム溝17a、17a、17aと第3のカム溝17c、17c、17cはカム溝形成部17の前端から後端寄りの位置まで形成され、後方に開口されている。第2のカム溝17b、17b、17bは後端部がカム溝形成部17の後端寄りの位置に形成されている。
カム溝形成部17の内周面には、それぞれ第1のカム摺動溝17d、17d、17dと第2のカム摺動溝17e、17e、17eと第3のカム摺動溝17f、17f、17fとが周方向に離隔して形成されている。第1のカム摺動溝17d、17d、17dと第2のカム摺動溝17e、17e、17eはそれぞれカム摺動部として機能する。
第1のカム摺動溝17a、17a、17aはカム溝形成部17の前端から後端寄りの位置まで形成され、後方に開口されている。第2のカム摺動溝17b、17b、17bと第3のカム摺動溝17c、17c、17cはそれぞれ後端部がカム溝形成部17の後端寄りの位置に形成されている。
内フランジ部18には挿通孔19、19、19が周方向に離隔して形成されている。挿通孔19は周方向に延びる第1の挿通部19aと第1の挿通部19aの周方向における一端部に連通された第2の挿通部19bとから成り、第1の挿通部19aは光軸に直交する方向における幅が第2の挿通部19bの光軸に直交する方向における幅より小さくされている。第2の挿通部19bには第1のカム摺動溝19dの後端部が位置されている。
内フランジ部18の内周部にはギヤ18aが形成されている。
1群移動環14は軸方向が前後方向にされた略円筒状の円形筒部20と円形筒部20の前端部から内方へ張り出された張出部21と張出部21の内周部に連続して設けられた保持部22とを有している(図5、図9及び図10参照)。1群移動環14はカム環13によって光軸方向(前後方向)へ案内される。
円形筒部20の後端からはピン用突部23、23、23が後方へ突出され、ピン用突部23、23、23は周方向に離隔して位置されている。ピン用突部23、23、23にはそれぞれ内方へ突出された第1のカム係合ピン14a、14a、14aが設けられている。円形筒部20の後端寄りの位置には内方へ突出された第2のカム係合ピン14b、14b、14bが周方向に離隔して設けられ、第2のカム係合ピン14b、14b、14bはそれぞれ第1のカム係合ピン14a、14a、14aの前方に位置されている。円形筒部20の後端部には内方へ突出された第3のカム係合ピン14c、14c、14cが周方向に離隔して設けられ、第3のカム係合ピン14c、14c、14cは周方向において第1のカム係合ピン14a、14a、14a間に位置されている。
第1のカム係合ピン14a、14a、14aと第2のカム係合ピン14b、14b、14bと第3のカム係合ピン14c、14c、14cはそれぞれカム係合部として機能する。
張出部21の前面には円環状の前面パネル24が取り付けられている。
保持部22にはレンズ保持枠25が取り付けられている。レンズ保持枠25には光学素子として機能するレンズ26、27が保持されている。
上記した1群移動環14と前面パネル24とレンズ保持枠25とレンズ26、27によって1群ユニット50が構成されている。
1群移動環14は円形筒部20がカム環13の外周側に位置され、張出部21がカム環13におけるカム溝形成部17の前側に位置されている。1群移動環14は第1のカム係合ピン14a、14a、14aがそれぞれカム環13の第1のカム溝17a、17a、17aに摺動自在に係合され、第2のカム係合ピン14b、14b、14bがそれぞれカム環13の第2のカム溝17b、17b、17bに摺動自在に係合され、第3のカム係合ピン14c、14c、14cがそれぞれカム環13の第3のカム溝17c、17c、17cに摺動自在に係合される。
1群移動環14は、後述するように、第1のカム係合ピン14aが第1のカム溝17aに摺動され、又は、第2のカム係合ピン14bが第2のカム溝17bに摺動されることにより光軸方向へ移動される。
尚、1群移動環14の第3のカム係合ピン14cはカム環13の第3のカム溝17cに幅方向において所定の隙間を有した状態で係合される。
このように第3のカム係合ピン14cが第3のカム溝17cに幅方向において所定の隙間を有した状態で係合されることにより、第3のカム係合ピン14cの第3のカム溝17cに対する係合状態が、第1のカム係合ピン14aと第2のカム係合ピン14bの第1のカム溝17aと第2のカム溝17bに対する摺動に影響を及ぼし難い。
従って、1群移動環14の光軸方向における円滑な移動状態を確保することができる。
また、第3のカム係合ピン14cが第3のカム溝17cに係合されることにより、第1のカム係合ピン14aと第2のカム係合ピン14bの第1のカム溝17aと第2のカム溝17bに対する係合の補強が行われ、例えば、レンズ鏡筒3の落下等による振動や衝撃が生じたときの1群移動環14のカム環13からの脱落を防止することができる。
2群移動環15は軸方向が前後方向にされた略円筒状の筒部28と筒部28の内周面から内方へ張り出された取付部29とを有している(図5及び図11参照)。2群移動環15は1群移動環14によって光軸方向(前後方向)へ案内される。
筒部28の後端からは突部30、30、30が後方へ突出され、突部30、30、30は周方向に離隔して位置されている。突部30、30、30にはそれぞれ外方へ突出された後側カム係合ピン15a、15a、15aが設けられている。筒部28の後端寄りの位置には外方へ突出された前側カム係合ピン15b、15b、15bが周方向に離隔して設けられている。後側カム係合ピン15a、15a、15aと前側カム係合ピン15b、15b、15bはそれぞれカム係合部として機能する。
取付部29には素子保持枠31が取り付けられている。素子保持枠31には光学素子として機能するレンズ32、33、34、35、36が保持されている。素子保持枠31の内側には絞りユニット37が配置されている。
上記した2群移動環15と素子保持枠31とレンズ31、32、33、34、35、36と絞りユニット37によって2群ユニット60が構成されている。
2群移動環15は筒部28がカム環13の内周側に位置され、後側カム係合ピン15a、15a、15aがそれぞれカム環13の第1のカム摺動溝17d、17d、17dに摺動自在に係合され、前側カム係合ピン15b、15b、15bがそれぞれカム環13の第2のカム摺動溝17e、17e、17eに摺動自在に係合される。2群移動環15は図示しないガイドに光軸方向へ移動自在に支持されている。
従って、2群ユニット60はカム環13の軸回り方向への回転によりガイドに案内されて光軸方向へ移動される。
3群移動環16は軸方向が前後方向にされた環状に形成され、前側部38と中間部39と後側部40が前側から順に連続して設けられている。3群移動環16は2群移動環15によって光軸方向(前後方向)へ案内される。前側部38は円筒状に形成されている。中間部39は前側部38の後端部から内方へ張り出された外周部39aと外周部39aの内周部から後方へ突出された周状部39bとを有している。後側部40は周状部39bの後端部から内方へ張り出された円環部40aと円環部40aの内周部から後方へ突出された周面部40bとを有している。
3群移動環16には前側部38の後端部にそれぞれ外方へ突出されたカムフォロア16a、16a、16aが周方向に離隔して設けられている。
後側部40の内部には保持体41と保持体41に保持されたレンズ42が配置されている。レンズ42の後方には後側部40の後端部に保持されたレンズ43が位置されている。レンズ42とレンズ43は光学素子として機能する。
上記した3群移動環16と保持体41とレンズ42、43によって3群ユニット70が構成されている。
3群移動環16は前側部38が2群移動環15の筒部28の内周側に位置され、カムフォロア16a、16a、16aが筒部28の外方へ突出された状態でそれぞれカム環13の第3のカム摺動溝17f、17f、17fに摺動自在に係合される。3群移動環16は図示しないガイド体に光軸方向へ移動自在に支持されている。
従って、3群ユニット70はカム環13の軸回り方向への回転によりガイド体に案内されて光軸方向へ移動される。
固定保持筒6の内部における後端部には駆動機構44が配置されている(図4及び図5参照)。駆動機構44は駆動源となる駆動モーター45と駆動モーター45を制御する回路基板46と駆動モーター45によって回転される図示しない減速ギヤ群とを有している。減速ギヤ群はカム環13の内フランジ部18に設けられたギヤ18aに噛合されている。
駆動機構44は3群移動環16の後側部40における円環部40aの後側で周面部40bの外周側に形成されたスペースに配置されている。
このように駆動機構44が固定保持筒6の内部に配置されているため、固定保持筒6の外周側から駆動機構44をカム環13に連結する構造が不要になり、その分、レンズ鏡筒3の構造の簡素化及び小型化を図ることができる。
駆動機構44の回路基板46は前後方向こら見て略円弧状に形成され、周面部40bの外周側において前後方向を向く向きで配置され、2群移動環15の後側カム係合ピン15a、15a、15aとレンズ35、36の間に配置されている。
従って、レンズ鏡筒3の内部のスペースを回路基板46の配置スペースとして有効活用することができレンズ鏡筒3の小型化を図ることができると共に後側カム係合ピン15a、15a、15aの移動スペースが回路基板46に干渉することがなく2群移動環15の適正な動作を確保することができる。
[レンズ鏡筒における動作]
次に、レンズ鏡筒3における動作について説明する(図5、図12及び図13参照)。
レンズ鏡筒3が装置本体2に装着された状態において、装置本体2に電源が投入されていない状態ではレンズ鏡筒3が沈胴状態にある(図5参照)。沈胴状態はレンズ鏡筒3が最も短縮された状態である。
沈胴状態においては、1群移動環14、2群移動環15及び3群移動環16とも移動範囲における後端に位置されている。
沈胴状態において、1群移動環14はピン用突部23、23、23がカム環13の後方に位置され、ピン用突部23、23、23に設けられた第1のカム係合ピン14a、14a、14aは第1のカム溝17a、17a、17aに係合されていない。このとき1群移動環14の第2のカム係合ピン14b、14b、14bがそれぞれカム環13の第2のカム溝17b、17b、17bに摺動自在に係合され、第3のカム係合ピン14c、14c、14cがそれぞれカム環13の第3のカム溝17c、17c、17cに摺動自在に係合されている。
沈胴状態において、2群移動環15は突部30、30、30及び後側カム係合ピン15a、15a、15aがそれぞれカム環13の挿通孔19、19、19を挿通されてカム環13の後方に位置され、後側カム係合ピン15a、15a、15aは第1のカム摺動溝17d、17d、17dに係合されていない。このとき、2群移動環15の前側カム係合ピン15b、15b、15bがそれぞれカム環13の第2のカム摺動溝17e、17e、17eに摺動自在に係合されている。
沈胴状態において、3群移動環16はカムフォロア16a、16a、16aがそれぞれカム環13の第3のカム摺動溝17f、17f、17fに摺動自在に係合されている。
沈胴状態において装置本体2の入力操作部(電源釦)4aが操作されて電源が投入されると、接続端子4d、4d、・・・及び接点10、10、・・・を介して駆動機構44に電力が供給され、駆動機構44の動作が開始される。
駆動機構44が動作されると、駆動モーター45が回転され減速ギヤ群からギヤ18aに駆動力が伝達されてカム環13が軸回り方向における一方向へ回転される。
カム環13が回転されると、先ず、第2のカム溝17bと第3のカム溝17cに対してそれぞれ1群移動環14の第2のカム係合ピン14bと第3のカム係合ピン14cが摺動され、1群移動環14の前方への移動が開始され1群ユニット50が移動される。このとき第2のカム摺動溝17eと第3のカム摺動溝17fに対してそれぞれ2群移動環15の前側カム係合ピン15bと3群移動環16のカムフォロア16aとが摺動されるが、前側カム係合ピン15bとカムフォロア16aはそれぞれ第2のカム摺動溝17eと第3のカム摺動溝17fの光軸に直交する方向へ延びる部分に対して摺動するため、2群移動環15と3群移動環16は光軸方向へ移動されない。
1群ユニット50が前方へ移動されていくと、1群移動環14の第1のカム係合ピン14aがカム環13の第1のカム溝17aに挿入され第1のカム溝17aに対して摺動される。従って、1群移動環14は第1のカム係合ピン14aが第1のカム溝17aに対して摺動されると共に第2のカム係合ピン14bが第2のカム溝17bに対して摺動されて前方へ移動されていく。
1群ユニット50は移動範囲における前端まで移動されるが、前端まで移動される直前においては、1群移動環14の第2のカム係合ピン14bがカム環13の前方に位置されて第2のカム溝17bとの係合が解除される。従って、1群ユニット50は移動範囲における前端まで移動される直前の状態において、第1のカム係合ピン14aが第1のカム溝17aに対して摺動されることにより前方へ移動される。
1群ユニット50が前端まで移動されることにより、レンズ鏡筒3がズーム領域における広角端状態とされ(図12参照)、駆動モーター45の回転が停止される。
上記したように、撮像装置1にあっては、1群ユニット50の移動領域において第1のカム係合ピン14aの第1のカム溝17aに対する係合と第2のカム係合ピン14bの第2のカム溝17bに対する係合とが切り替えられるため、その分、2段繰り出し等の複数段の繰り出しを行うことなく1群ユニット50の移動ストロークを大きくすることができる。
レンズ鏡筒3が広角端状態とされた状態において、操作リング7又はズームレバー8が操作されることにより、ズーミング又はフォーカシングが行われる。
尚、以下には、ズーミングが行われてレンズ鏡筒3が広角端状態から望遠端状態にされるときの動作を例として示す。
操作リング7又はズームレバー8が操作されると、再び、駆動モーター45が回転されてカム環13が一方向へ回転される。
カム環13が一方向へ回転されると、1群移動環14の第1のカム係合ピン14aがカム環13の第1のカム溝17aに対して摺動されることにより1群ユニット50は移動領域の前端側において前後へ移動されるが、1群ユニット50の望遠端状態における位置は広角端状態と同様に移動領域の前端とされている。
従って、レンズ鏡筒3の広角端状態から望遠端状態までの動作の説明は、2群ユニット60と3群ユニット70について、以下に示す。
駆動モーター45が回転されてカム環13が軸回り方向における一方向へ回転されると、第2のカム摺動溝17eと第3のカム摺動溝17fに対してそれぞれ2群移動環15の前側カム係合ピン15bと3群移動環16のカムフォロア16aが摺動され、2群移動環15と3群移動環16の前方への移動が開始され2群ユニット60と3群ユニット70が前方へ向けて移動される。
2群ユニット60が前方へ移動されていくと、2群移動環15の突部30と後側カム係合ピン15aがカム環13の挿通孔19を後方から前方へ通過される。このとき突部30は第1の挿通部19aを通過され後側カム係合ピン15aは第2の挿通部19bを通過される。
このように突部30が第1の挿通部19aを通過され後側カム係合ピン15aが第2の挿通部19bを通過されるため、上記したように、挿通孔19は通過される部分に対応して第1の挿通部19aの光軸に直交する方向における幅が第2の挿通部19bの光軸に直交する方向における幅より小さくされている。
従って、挿通孔19の光軸方向における各部分の幅が最小限の幅に形成されており、その分、カム環13の厚みを厚くすることができ、カム環13の剛性を高くすることができる。
上記したように、2群移動環15の後側カム係合ピン15aがカム環13の第2の挿通部19bを後方から前方へ通過されるときには、後側カム係合ピン15aがカム環13の第1のカム摺動溝17dに挿入され第1のカム摺動溝17dに対して摺動される。従って、2群移動環15は後側カム係合ピン15aが第1のカム摺動溝17dに対して摺動されると共に前側カム係合ピン15bが第2のカム摺動溝17eに対して摺動されて前方へ移動されていく。
2群ユニット60は移動範囲における前端まで移動されるが、前端まで移動される直前においては、2群移動環15の前側カム係合ピン15bがカム環13の前方に位置されて第2のカム摺動溝17eとの係合が解除される。従って、2群ユニット60は移動範囲における前端まで移動される直前の状態において、後側カム係合ピン15aが第1のカム摺動溝17dに対して摺動されることにより前方へ移動される。
一方、3群ユニット70は2群ユニット60の前方への移動時に前方へ移動されるが、カムフォロア16aがカム環13の第3のカム摺動溝17fに対して摺動されて前方へ移動され、移動範囲における前端まで移動される。
1群ユニット50と2群ユニット60と3群ユニット70が前端まで移動されることにより、レンズ鏡筒3がズーム領域における望遠端状態とされ(図13参照)、駆動モーター45の回転が停止される。
上記したように、撮像装置1にあっては、2群ユニット60の移動領域において後側カム係合ピン15aの第1のカム摺動溝17dに対する係合と前側カム係合ピン15bの第2のカム摺動溝17eに対する係合とが切り替えられるため、その分、2段繰り出し等の複数段の繰り出しを行うことなく2群ユニット60の移動ストロークを大きくすることができる。
次に、レンズ鏡筒3における望遠端状態から広角端状態を経て沈胴状態までの動作について説明する。
操作リング7又はズームレバー8が操作されズーミングが行われてレンズ鏡筒3が望遠端状態から広角端状態にされるときには、駆動モーター45が上記とは逆方向へ回転されてカム環13が逆方向へ回転される。
カム環13が逆方向へ回転されると、1群移動環14の第1のカム係合ピン14aがカム環13の第1のカム溝17aに対して摺動されることにより1群ユニット50は移動領域の前端側において前後へ移動されるが、1群ユニット50の広角端状態における位置は望遠端状態と同様に移動領域の前端とされている。
また、駆動モーター45が回転されてカム環13が軸回り方向における逆方向へ回転されると、第1のカム摺動溝17dと第3のカム摺動溝17fに対してそれぞれ2群移動環15の後側カム係合ピン15aと3群移動環16のカムフォロア16aが摺動され、2群移動環15と3群移動環16の後方への移動が開始され2群ユニット60と3群ユニット70が後方へ向けて移動される。
2群移動環15が後方へ移動されていくと、前側カム係合ピン15bがカム環13の第2のカム摺動溝17eに挿入され第2のカム摺動溝17eに対して摺動される。従って、2群移動環15は後側カム係合ピン15aが第1のカム摺動溝17dに対して摺動されると共に前側カム係合ピン15bが第2のカム摺動溝17eに対して摺動されて後方へ移動されていく。
2群ユニット60が後方へ移動されていくと、2群移動環15の突部30と後側カム係合ピン15aがカム環13の挿通孔19を前方から後方へ挿通される。このとき突部30は第1の挿通部19aを挿通され後側カム係合ピン15aは第2の挿通部19bを挿通される。
後側カム係合ピン15aがカム環13の第2の挿通部19bを前方から後方へ挿通されると、後側カム係合ピン15aがカム環13の後方に位置されて第1のカム摺動溝17dとの係合が解除される。従って、2群ユニット60は移動範囲における後端まで移動される直前の状態において、前側カム係合ピン15bが第2のカム摺動溝17eに対して摺動されることにより後方へ移動される。
一方、3群ユニット70は2群ユニット60の後方への移動時に、カムフォロア16aがカム環13の第3のカム摺動溝17fに対して摺動されて後方へ移動され、移動範囲における後端まで移動される。
1群ユニット50が前端に位置され2群ユニット60と3群ユニット70が後端まで移動されることにより、レンズ鏡筒3のズーム領域における広角端状態とされ(図12参照)、駆動モーター45の回転が停止される。
装置本体2の入力操作部(電源釦)4aが操作されて電源の投入が停止されるときには、電源の投入が停止される直前に駆動モーター45が逆方向へ回転されカム環13が軸回り方向における逆方向へ回転される。
カム環13が逆方向へ回転されると、第1のカム溝17aに対して1群移動環14の第1のカム係合ピン14aが摺動され、1群移動環14の後方への移動が開始され1群ユニット50が後方へ移動される。
1群ユニット50が後方へ移動されていくと、1群移動環14の第2のカム係合ピン14bがカム環13の第2のカム溝17bに挿入され第2のカム溝17bに対して摺動される。従って、1群移動環14は第1のカム係合ピン14aが第1のカム溝17aに対して摺動されると共に第2のカム係合ピン14bが第2のカム溝17bに対して摺動されて後方へ移動されていく。
1群ユニット50は移動範囲における後端まで移動されるが、後端まで移動される直前においては、1群移動環14の第1のカム係合ピン14aがカム環13の後方に位置されて第1のカム溝17aとの係合が解除される。従って、1群ユニット50は移動範囲における後端まで移動される直前の状態において、第2のカム係合ピン14bが第2のカム溝17bに対して摺動されることにより後方へ移動される。
このとき、第2のカム摺動溝17eと第3のカム摺動溝17fに対してそれぞれ2群移動環15の前側カム係合ピン15bと3群移動環16のカムフォロア16aとが摺動されるが、前側カム係合ピン15bとカムフォロア16aはそれぞれ第2のカム摺動溝17eと第3のカム摺動溝17fの光軸に直交する方向へ延びる部分に対して摺動するため、2群移動環15と3群移動環16は光軸方向へ移動されない。
第2レンズ群60と第3レンズ群70が後端に位置され1群ユニット50が後端まで移動されることにより、沈胴状態とされ(図5参照)、駆動モーター45の回転が停止される。
[撮像装置の一実施形態]
図14に、本技術撮像装置の一実施形態による交換レンズ式のデジタルカメラのブロック図を示す。
撮像装置(デジタルカメラ)1は、撮像機能を担うカメラブロック80と、撮影された画像信号のアナログ−デジタル変換等の信号処理を行うカメラ信号処理部81と、画像信号の記録再生処理を行う画像処理部82とを有している。また、撮像装置1は、撮影された画像等を表示するLCD(Liquid Crystal Display)等の表示部83と、メモリーカード90への画像信号の書込及び読出を行うR/W(リーダ/ライタ)84と、撮像装置1の全体を制御するCPU(Central Processing Unit)85と、ユーザーによって所要の操作が行われる各種の入力操作部4a、4a、・・・等によって構成される入力部86と、カメラブロック80に配置されたレンズやレンズ群等の光学素子(レンズ26、27、32、33、34、35、36、37、42、43等)80aの駆動を制御するレンズ駆動制御部87とを備えている。
カメラ信号処理部81は、撮像素子5からの出力信号に対するデジタル信号への変換、ノイズ除去、画質補正、輝度・色差信号への変換等の各種の信号処理を行う。
画像処理部82は、所定の画像データーフォーマットに基づく画像信号の圧縮符号化・伸張復号化処理や解像度等のデーター仕様の変換処理等を行う。
表示部83はユーザーの入力部86に対する操作状態や撮影した画像等の各種のデーターを表示する機能を有している。
R/W84は、画像処理部82によって符号化された画像データーのメモリーカード90への書込及びメモリーカード90に記録された画像データーの読出を行う。
CPU85は、撮像装置1に設けられた各回路ブロックを制御する制御処理部として機能し、入力部86からの指示入力信号等に基づいて各回路ブロックを制御する。
入力部86はユーザーによる操作に応じた指示入力信号をCPU85に対して出力する。
レンズ駆動制御部87は、CPU85からの制御信号に基づいて光学系80aの各レンズを駆動する図示しないモータ等を制御する。
メモリーカード90は、例えば、R/W84に接続されたスロットに対して着脱可能な半導体メモリーである。
以下に、撮像装置1における動作を説明する。
撮影の待機状態では、CPU85による制御の下で、カメラブロック80において撮影された画像信号が、カメラ信号処理部81を介して表示部83に出力され、カメラスルー画像として表示される。また、入力部86からのズーミングのための指示入力信号が入力されると、CPU85がレンズ駆動制御部87に制御信号を出力し、レンズ駆動制御部87の制御に基づいて光学系80aの所定のレンズ又はレンズ群が移動される。
入力部86からの指示入力信号によりカメラブロック80の図示しないシャッターが動作されると、撮影された画像信号がカメラ信号処理部81から画像処理部82に出力されて圧縮符号化処理され、所定のデーターフォーマットのデジタルデーターに変換される。変換されたデーターはR/W84に出力され、メモリーカード90に書き込まれる。
フォーカシングは、例えば、入力部86の入力操作部(シャッター釦)4aが半押しされた場合や記録(撮影)のために全押しされた場合等に、CPU85からの制御信号に基づいてレンズ駆動制御部87が光学系80aの所定のレンズ又はレンズ群を移動させることにより行われる。
メモリーカード90に記録された画像データーを再生する場合には、入力部86に対する操作に応じて、R/W84によってメモリーカード90から所定の画像データーが読み出され、画像処理部82によって伸張復号化処理が行われた後に、再生画像信号が表示部83に出力されて再生画像が表示される。
[まとめ]
以上に記載した通り、撮像装置1にあっては、2群移動環15の後側カム係合ピン15aと前側カム係合ピン15bが光軸方向に離隔して位置され、2群移動環15の移動範囲の少なくとも一部において後側カム係合ピン15aと前側カム係合ピン15bのうち一方がカム環13の第1のカム摺動溝17d又は第2のカム摺動溝17eに係合される。
従って、2群移動環15の移動範囲において後側カム係合ピン15aの第1のカム摺動溝17dに対する係合と前側カム係合ピン15bの第2のカム摺動溝17eに対する係合とが切り替えられるため、2段繰り出し等の複数段の繰り出しを行う必要がなく、2群移動環15の十分な移動ストロークを確保した上でレンズ鏡筒3の小型化を図ることができる。
また、撮像装置1にあっては、1群移動環14の移動範囲においても第1のカム係合ピン14aの第1のカム溝17aに対する係合と第2のカム係合ピン14bの第2のカム溝17bに対する係合とが切り替えられるため、2段繰り出し等の複数段の繰り出しを行う必要がなく、1群移動環14の十分な移動ストロークを確保した上でレンズ鏡筒3の小型化を図ることができる。
さらに、撮像装置1にあっては、カム環13に2群移動環15の突部30、30、30と後側カム係合ピン15a、15a、15aが挿通される挿通孔19、19、19が形成されている。
従って、カム環13の光軸方向における長さを短縮化した上で2群移動環15の移動ストロークを大きくすることができると共にレンズ鏡筒3の内部におけるカム環13の後側に部品のスペースを確保して小型化を図ることができる。
[本技術]
本技術は、以下のような構成にすることもできる。
(1)
第1のカム摺動部と第2のカム摺動部を有し光軸回り方向へ回転されるカム環と、
前記カム環が内部に配置される固定保持筒と、
前記第1のカム摺動部に摺動自在に係合される第1のカム係合部と前記第2のカム摺動部に摺動自在に係合される第2のカム係合部とを有し前記カム環の回転によって光軸方向へ移動される移動環と、
前記移動環の移動に伴って移動される光学素子とを備え、
前記第1のカム係合部と前記第2のカム係合部が光軸方向に離隔して位置され、
前記移動環の移動範囲の少なくとも一部において、前記第1のカム係合部と前記第2のカム係合部のうち一方が前記第1のカム摺動部又は前記第2のカム摺動部に係合されると共に他方が光軸方向において前記カム環の外側に位置されるようにした
レンズ鏡筒。
(2)
前記移動環が光軸方向に貫通された筒部と前記筒部から光軸方向へ突出された突部とを有し、
前記第1のカム係合部と前記第2のカム係合部としてそれぞれ前記突部から突出されたカム係合ピンが設けられ、
前記第1のカム係合部が前記第2のカム係合部より光軸方向において像側に位置され、
前記カム環に前記突部と前記第1のカム係合部が挿通され光軸方向に貫通された挿通孔が形成された
前記(1)に記載のレンズ鏡筒。
(3)
前記挿通孔は前記突部が挿通される第1の挿通部と前記第1のカム係合部が挿通される第2の挿通部とを有し、
前記第1の挿通部の光軸に直交する方向における幅が前記第2の挿通部の光軸に直交する方向における幅より小さくされた
前記(2)に記載のレンズ鏡筒。
(4)
前記カム環に第3のカム摺動部が形成され、
前記移動環に、前記第3のカム摺動部に摺動自在に係合され光軸方向において前記第1のカム係合部又は前記第2のカム係合部と同じ位置又は近傍に存在する第3のカム係合部が設けられた
前記(1)から前記(3)の何れかに記載のレンズ鏡筒。
(5)
前記カム環に駆動力を付与する駆動機構が設けられ、
前記駆動機構が前記固定保持筒の内部に配置された
前記(1)から前記(4)の何れかに記載のレンズ鏡筒。
(6)
前記駆動機構に駆動モーターと前記駆動モーターを制御する回路基板とが設けられ、
前記第1のカム係合部が前記光学素子の外周側に位置され、
前記駆動モーターと前記回路基板が前記第1のカム係合部と前記光学素子の間に配置された
前記(5)に記載のレンズ鏡筒。
(7)
内部に光学系が配置されたレンズ鏡筒と前記光学系を介して取り込まれた光学像を電気的信号に変換する撮像素子とを備え、
前記レンズ鏡筒は、
第1のカム摺動部と第2のカム摺動部を有し光軸回り方向へ回転されるカム環と、
前記カム環が内部に配置される固定保持筒と、
前記第1のカム摺動部に摺動自在に係合される第1のカム係合部と前記第2のカム摺動部に摺動自在に係合される第2のカム係合部とを有し前記カム環の回転によって光軸方向へ移動される移動環と、
前記移動環の移動に伴って移動される光学素子とを備え、
前記第1のカム係合部と前記第2のカム係合部が光軸方向に離隔して位置され、
前記移動環の移動範囲の少なくとも一部において、前記第1のカム係合部と前記第2のカム係合部のうち一方が前記第1のカム摺動部又は前記第2のカム摺動部に係合されると共に他方が光軸方向において前記カム環の外側に位置されるようにした
撮像装置。
上記した最良の形態において示した各部の具体的な形状及び構造は、何れも本技術を実施する際の具体化のほんの一例を示したものにすぎず、これらによって本技術の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならないものである。
1…撮像装置、3…レンズ鏡筒、5…撮像素子、6…固定保持筒、13…カム環、14…1群移動環、14a…第1のカム係合ピン(カム係合部)、14b…第2のカム係合ピン(カム係合部)、14c…第3のカム係合ピン(カム係合部)、15…2群移動環、15a…後側カム係合ピン(カム係合部)、15b…前側カム係合ピン(カム係合部)、17a…第1のカム溝(カム摺動部)、17b…第2のカム溝(カム摺動部)、17c…第3のカム溝(カム摺動部)、17d…第1のカム摺動溝(カム摺動部)、17e…第2のカム摺動溝(カム摺動部)、19…挿通孔、19a…第1の挿通部、19b…第2の挿通部、20…円形筒部(筒部)、23…ピン用突部(突部)、26…レンズ(光学素子)、27…レンズ(光学素子)、28…筒部、30…突部、32…レンズ(光学素子)、33…レンズ(光学素子)、34…レンズ(光学素子)、35…レンズ(光学素子)、36…レンズ(光学素子)、42…レンズ(光学素子)、43…レンズ(光学素子)、44…駆動機構、45…駆動モーター、46…回路基板、80a…光学系

Claims (7)

  1. 第1のカム摺動部と第2のカム摺動部を有し光軸回り方向へ回転されるカム環と、
    前記カム環が内部に配置される固定保持筒と、
    前記第1のカム摺動部に摺動自在に係合される第1のカム係合部と前記第2のカム摺動部に摺動自在に係合される第2のカム係合部とを有し前記カム環の回転によって光軸方向へ移動される移動環と、
    前記移動環の移動に伴って移動される光学素子とを備え、
    前記第1のカム係合部と前記第2のカム係合部が光軸方向に離隔して位置され、
    前記移動環の移動範囲の少なくとも一部において、前記第1のカム係合部と前記第2のカム係合部のうち一方が前記第1のカム摺動部又は前記第2のカム摺動部に係合されると共に他方が光軸方向において前記カム環の外側に位置されるようにした
    レンズ鏡筒。
  2. 前記移動環が光軸方向に貫通された筒部と前記筒部から光軸方向へ突出された突部とを有し、
    前記第1のカム係合部と前記第2のカム係合部としてそれぞれ前記突部から突出されたカム係合ピンが設けられ、
    前記第1のカム係合部が前記第2のカム係合部より光軸方向において像側に位置され、
    前記カム環に前記突部と前記第1のカム係合部が挿通され光軸方向に貫通された挿通孔が形成された
    請求項1に記載のレンズ鏡筒。
  3. 前記挿通孔は前記突部が挿通される第1の挿通部と前記第1のカム係合部が挿通される第2の挿通部とを有し、
    前記第1の挿通部の光軸に直交する方向における幅が前記第2の挿通部の光軸に直交する方向における幅より小さくされた
    請求項2に記載のレンズ鏡筒。
  4. 前記カム環に第3のカム摺動部が形成され、
    前記移動環に、前記第3のカム摺動部に摺動自在に係合され光軸方向において前記第1のカム係合部又は前記第2のカム係合部と同じ位置又は近傍に存在する第3のカム係合部が設けられた
    請求項1に記載のレンズ鏡筒。
  5. 前記カム環に駆動力を付与する駆動機構が設けられ、
    前記駆動機構が前記固定保持筒の内部に配置された
    請求項1に記載のレンズ鏡筒。
  6. 前記駆動機構に駆動モーターと前記駆動モーターを制御する回路基板とが設けられ、
    前記第1のカム係合部が前記光学素子の外周側に位置され、
    前記駆動モーターと前記回路基板が前記第1のカム係合部と前記光学素子の間に配置された
    請求項5に記載のレンズ鏡筒。
  7. 内部に光学系が配置されたレンズ鏡筒と前記光学系を介して取り込まれた光学像を電気的信号に変換する撮像素子とを備え、
    前記レンズ鏡筒は、
    第1のカム摺動部と第2のカム摺動部を有し光軸回り方向へ回転されるカム環と、
    前記カム環が内部に配置される固定保持筒と、
    前記第1のカム摺動部に摺動自在に係合される第1のカム係合部と前記第2のカム摺動部に摺動自在に係合される第2のカム係合部とを有し前記カム環の回転によって光軸方向へ移動される移動環と、
    前記移動環の移動に伴って移動される光学素子とを備え、
    前記第1のカム係合部と前記第2のカム係合部が光軸方向に離隔して位置され、
    前記移動環の移動範囲の少なくとも一部において、前記第1のカム係合部と前記第2のカム係合部のうち一方が前記第1のカム摺動部又は前記第2のカム摺動部に係合されると共に他方が光軸方向において前記カム環の外側に位置されるようにした
    撮像装置。
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