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JP2013257499A - レンズ鏡筒及び撮像装置 - Google Patents

レンズ鏡筒及び撮像装置 Download PDF

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JP2013257499A
JP2013257499A JP2012134775A JP2012134775A JP2013257499A JP 2013257499 A JP2013257499 A JP 2013257499A JP 2012134775 A JP2012134775 A JP 2012134775A JP 2012134775 A JP2012134775 A JP 2012134775A JP 2013257499 A JP2013257499 A JP 2013257499A
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lens
lens holding
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tilt
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JP2012134775A
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English (en)
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Kiyomitsu Furuyama
古山  清光
Takashi Terai
孝志 寺井
Toshiaki Edamitsu
敏章 枝光
Naoko Matsubara
直子 松原
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Priority to US13/888,633 priority patent/US9013628B2/en
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Abstract

【課題】 小型化及び調整作業の容易化を図る。
【解決手段】 レンズを保持するレンズ保持枠と、レンズ保持枠が取り付けられる取付部材と、レンズ保持枠の取付部材に対する位置を調整して光軸に対するレンズ保持枠の倒れを調整する倒れ調整部材と、レンズ保持枠の取付部材に対する位置を調整して光軸に対するレンズ保持枠の偏芯を調整する偏芯調整部材とを備え、偏芯調整部材が倒れ調整部材に支持された。
【選択図】 図8

Description

本技術はレンズ鏡筒及び撮像装置についての技術分野に関する。詳しくは、光軸に対するレンズ保持枠の偏芯を調整する偏芯調整部材が光軸に対するレンズ保持枠の倒れを調整する倒れ調整部材に支持されるようにして小型化及び調整作業の容易化を図る技術分野に関する。
スチルカメラ等の各種の撮像装置には、レンズ等の各種の光学部品や光学素子が配置されたレンズ鏡筒が装置本体に内蔵されたタイプ、レンズ鏡筒として機能する交換レンズが装置本体に対して着脱可能とされたタイプ、レンズ鏡筒が伸縮自在に設けられた所謂沈胴タイプ等がある。
このような撮像装置のレンズ鏡筒における光学系にあっては、近年、レンズ(レンズ群)を単純に組立てただけでは、良好な光学性能を確保することが極めて難しくなっている。
そこで、レンズ鏡筒の全体又は一部を組み立てた後に、内部に配置されたレンズ(レンズ群)の一部を傾斜させたり、また、レンズ(レンズ群)を偏芯させることができる調整機構を設け、良好な画質を確保するための光学調整(倒れ調整及び偏芯調整)が行われている。
また、このような光学調整を行った後に、調整後に光学性能が変化しないように、調整を行ったレンズを保持するレンズ保持枠を、例えば、紫外線硬化型接着剤等によって案内筒や移動環等の取付部材に固定することが行われている。
上記のようなレンズ(レンズ群)の光学調整を行う従来の撮像装置として以下のような例がある(例えば、特許文献1の図2参照)。
特許文献1に記載された撮像装置においては、3群保持枠の延出部の先端部に、調整機構が設けられた5群保持板が固定され、第5レンズ群を保持する5群保持枠が第1の調整部材と第2の調整部材によって5群保持板を介して3群保持枠に保持されている。
第1の調整部材は偏芯部材であり、偏芯部材の回転方向を調整することにより第5レンズ群の光軸に対する偏芯調整を行うことが可能とされている。また、第2の調整部材も偏芯部材であり、偏芯部材の回転方向を調整することにより第5レンズ群の光軸に対する倒れ調整を行うことが可能とされている。
特開2007−219405号公報
ところが、特許文献1に記載された撮像装置にあっては、偏芯調整を行う第1の調整部材と倒れ調整を行う第2の調整部材とが5群保持枠の外周側において周方向に離隔した位置にそれぞれ独立して配置されている。
従って、第1の調整部材と第2の調整部材をそれぞれ配置するための各別のスペースが必要になり、調整機構が周方向において大きなスペースを占有し小型化を阻害する要因になっている。
また、第1の調整部材と第2の調整部材のそれぞれに対して周方向における異なる位置で調整を行う必要があるため、その分、調整作業が繁雑であると言う問題もある。
そこで、本技術レンズ鏡筒及び撮像装置は、上記した問題点を克服し、小型化及び調整作業の容易化を図ることを課題とする。
第1に、レンズ鏡筒は、上記した課題を解決するために、レンズを保持するレンズ保持枠と、前記レンズ保持枠が取り付けられる取付部材と、前記レンズ保持枠の前記取付部材に対する位置を調整して光軸に対する前記レンズ保持枠の倒れを調整する倒れ調整部材と、前記レンズ保持枠の前記取付部材に対する位置を調整して光軸に対する前記レンズ保持枠の偏芯を調整する偏芯調整部材とを備え、前記偏芯調整部材が前記倒れ調整部材に支持されたものである。
従って、レンズ鏡筒にあっては、倒れ調整部材と偏芯調整部材が同一のスペースに配置される。
第2に、上記したレンズ鏡筒においては、前記倒れ調整部材が光軸方向に直交する放射方向に延びる軸を支点として前記取付部材に回転自在に支持され、前記偏芯調整部材が光軸方向に直交する放射方向に延びる軸を支点として前記倒れ調整部材に回転自在に支持されることが望ましい。
倒れ調整部材が光軸方向に直交する放射方向に延びる軸を支点として取付部材に回転自在に支持され、偏芯調整部材が光軸方向に直交する放射方向に延びる軸を支点として倒れ調整部材に回転自在に支持されることにより、倒れ調整部材と偏芯調整部材が回転されてそれぞれ光軸に対するレンズ保持枠の倒れの調整と偏芯の調整が行われる。
第3に、上記したレンズ鏡筒においては、前記倒れ調整部材が前記レンズ保持枠に光軸方向において接触され、前記倒れ調整部材の前記取付部材に対する回転により前記レンズ保持枠の前記取付部材に対する傾きが変化されて前記レンズ保持枠の倒れが調整されることが望ましい。
倒れ調整部材がレンズ保持枠に光軸方向において接触され、倒れ調整部材の取付部材に対する回転によりレンズ保持枠の取付部材に対する傾きが変化されてレンズ保持枠の倒れが調整されることにより、倒れ調整部材の取付部材に対する回転によりレンズ保持枠の倒れが調整される。
第4に、上記したレンズ鏡筒においては、前記偏芯調整部材が前記レンズ保持枠に放射方向において接触され、前記偏芯調整部材の前記倒れ調整部材に対する回転により前記レンズ保持枠の前記取付部材に対する位置が変化されて前記レンズ保持枠の偏芯が調整されることが望ましい。
偏芯調整部材がレンズ保持枠に放射方向において接触され、偏芯調整部材の倒れ調整部材に対する回転によりレンズ保持枠の取付部材に対する位置が変化されてレンズ保持枠の偏芯が調整されることにより、偏芯調整部材の取付部材に対する回転によりレンズ保持枠の偏芯が調整される。
第5に、上記したレンズ鏡筒においては、前記偏芯調整部材にネジ部が形成され、前記倒れ調整部材に前記ネジ部が螺合される螺溝部が形成されることが望ましい。
偏芯調整部材にネジ部が形成され、倒れ調整部材にネジ部が螺合される螺溝部が形成されることにより、微少な調整を行うことが可能になる。
第6に、上記したレンズ鏡筒においては、前記レンズ保持枠を光軸方向において前記倒れ調整部材に押し付ける付勢バネが設けられることが望ましい。
レンズ保持枠を光軸方向において倒れ調整部材に押し付ける付勢バネが設けられることにより、倒れ調整部材及び偏芯調整部材に対するレンズ保持枠のガタツキが防止される。
第7に、上記したレンズ鏡筒においては、前記レンズ保持枠を前記放射方向において前記偏芯調整部材に押し付けるバネ部材が設けられることが望ましい。
レンズ保持枠を放射方向において偏芯調整部材に押し付けるバネ部材が設けられることにより、偏芯調整部材に対するレンズ保持枠のガタツキが防止される。
第8に、上記したレンズ鏡筒においては、前記倒れ調整部材と前記偏芯調整部材が周方向に離隔してそれぞれ複数設けられることが望ましい。
倒れ調整部材と偏芯調整部材が周方向に離隔してそれぞれ複数設けられることにより、調整位置が複数に亘る。
第9に、上記したレンズ鏡筒においては、前記レンズ保持枠に前記倒れ調整部材が光軸方向において接触される被作用部が設けられ、前記倒れ調整部材が前記被作用部に点接触されることが望ましい。
レンズ保持枠に倒れ調整部材が光軸方向において接触される被作用部が設けられ、倒れ調整部材が被作用部に点接触されることにより、倒れ調整部材に対するレンズ保持枠の接触位置が定まり易い。
第10に、上記したレンズ鏡筒においては、前記倒れ調整部材と前記偏芯調整部材による調整時に前記レンズ保持枠を前記取付部材に保持する保持部材が設けられることが望ましい。
倒れ調整部材と偏芯調整部材による調整時にレンズ保持枠を取付部材に保持する保持部材が設けられることにより、保持部材によってレンズ保持枠が取付部材に保持された状態で調整が行われる。
第11に、上記したレンズ鏡筒においては、前記レンズ保持枠に連結穴が形成され、前記保持部材に、前記連結穴に挿入されて前記連結穴を形成する壁面に接する当接部が設けられ、前記当接部が前記壁面に点接触されることが望ましい。
レンズ保持枠に連結穴が形成され、保持部材に、連結穴に挿入されて連結穴を形成する壁面に接する当接部が設けられ、当接部が壁面に点接触されることにより、保持部材に対するレンズ保持枠の接触位置が定まり易い。
第12に、上記したレンズ鏡筒においては、光軸に対する前記レンズ保持枠の倒れの調整と光軸に対する前記レンズ保持枠の偏芯の調整とが望遠端状態において行われることが望ましい。
光軸に対するレンズ保持枠の倒れの調整と光軸に対するレンズ保持枠の偏芯の調整とが望遠端状態において行われることにより、変倍領域において光学系の感度が最も高い状態で調整が行われる。
撮像装置は、上記した課題を解決するために、内部に光学系が配置されたレンズ鏡筒と前記光学系を介して取り込まれた光学像を電気的信号に変換する撮像素子とを備え、前記レンズ鏡筒は、レンズを保持するレンズ保持枠と、前記レンズ保持枠が取り付けられる取付部材と、前記レンズ保持枠の前記取付部材に対する位置を調整して光軸に対する前記レンズ保持枠の倒れを調整する倒れ調整部材と、前記レンズ保持枠の前記取付部材に対する位置を調整して光軸に対する前記レンズ保持枠の偏芯を調整する偏芯調整部材とを備え、前記偏芯調整部材が前記倒れ調整部材に支持されたものである。
従って、撮像装置にあっては、レンズ鏡筒において、倒れ調整部材と偏芯調整部材が同一のスペースに配置される。
本技術レンズ鏡筒は、レンズを保持するレンズ保持枠と、前記レンズ保持枠が取り付けられる取付部材と、前記レンズ保持枠の前記取付部材に対する位置を調整して光軸に対する前記レンズ保持枠の倒れを調整する倒れ調整部材と、前記レンズ保持枠の前記取付部材に対する位置を調整して光軸に対する前記レンズ保持枠の偏芯を調整する偏芯調整部材とを備え、前記偏芯調整部材が前記倒れ調整部材に支持されている。
従って、倒れ調整部材と偏芯調整部材が同一のスペースに配置されると共に同じ位置において光軸に対するレンズ保持枠の倒れの調整と偏芯の調整を行うことができるため、小型化及び調整作業の容易化を図ることができる。
請求項2に記載した技術にあっては、前記倒れ調整部材が光軸方向に直交する放射方向に延びる軸を支点として前記取付部材に回転自在に支持され、前記偏芯調整部材が光軸方向に直交する放射方向に延びる軸を支点として前記倒れ調整部材に回転自在に支持されている。
従って、倒れ調整部材と偏芯調整部材を回転させることにより光軸に対するレンズ保持枠の倒れの調整と偏芯の調整を行うことができるため、簡素な構成によって調整の容易化を図ることができる。
請求項3に記載した技術にあっては、前記倒れ調整部材が前記レンズ保持枠に光軸方向において接触され、前記倒れ調整部材の前記取付部材に対する回転により前記レンズ保持枠の前記取付部材に対する傾きが変化されて前記レンズ保持枠の倒れが調整されるようにしている。
従って、倒れ調整部材の取付部材に対する回転によりレンズ保持枠の倒れが調整されるため、簡素な構成の調整機構によって調整を容易に行うことができる。
請求項4に記載した技術にあっては、前記偏芯調整部材が前記レンズ保持枠に放射方向において接触され、前記偏芯調整部材の前記倒れ調整部材に対する回転により前記レンズ保持枠の前記取付部材に対する位置が変化されて前記レンズ保持枠の偏芯が調整されるようにしている。
従って、偏芯調整部材の取付部材に対する回転によりレンズ保持枠の偏芯が調整されるため、簡素な構成の調整機構によって調整を容易に行うことができる。
請求項5に記載した技術にあっては、前記偏芯調整部材にネジ部が形成され、前記倒れ調整部材に前記ネジ部が螺合される螺溝部が形成されている。
従って、微少な調整を行うことが可能になり、調整精度の向上を図ることができる。
請求項6に記載した技術にあっては、前記レンズ保持枠を光軸方向において前記倒れ調整部材に押し付ける付勢バネが設けられている。
従って、倒れ調整部材及び偏芯調整部材に対するレンズ保持枠のガタツキが防止され、光軸に対する倒れに関する調整精度の向上を図ることができる。
請求項7に記載した技術にあっては、前記レンズ保持枠を前記放射方向において前記偏芯調整部材に押し付けるバネ部材が設けられている。
従って、偏芯調整部材に対するレンズ保持枠のガタツキが防止され、光軸に対する偏芯に関する調整精度の向上を図ることができる。
請求項8に記載した技術にあっては、前記倒れ調整部材と前記偏芯調整部材が周方向に離隔してそれぞれ複数設けられている。
従って、調整位置が複数に亘るため、高い調整精度を確保することができる。
請求項9に記載した技術にあっては、前記レンズ保持枠に前記倒れ調整部材が光軸方向において接触される被作用部が設けられ、前記倒れ調整部材が前記被作用部に点接触されるようにしている。
従って、倒れ調整部材に対するレンズ保持枠の接触位置が定まり易く、調整精度の一層の向上を図ることができる。
請求項10に記載した技術にあっては、前記倒れ調整部材と前記偏芯調整部材による調整時に前記レンズ保持枠を前記取付部材に保持する保持部材が設けられている。
従って、保持部材によってレンズ保持枠が取付部材に保持された状態で調整が行われるため、レンズ保持枠の調整を正確かつ迅速に行うことができる。
請求項11に記載した技術にあっては、前記レンズ保持枠に連結穴が形成され、前記保持部材に、前記連結穴に挿入されて前記連結穴を形成する壁面に接する当接部が設けられ、前記当接部が前記壁面に点接触されるようにしている。
従って、保持部材に対するレンズ保持枠の接触位置が定まり易く、調整精度の一層の向上を図ることができる。
請求項12に記載した技術にあっては、光軸に対する前記レンズ保持枠の倒れの調整と光軸に対する前記レンズ保持枠の偏芯の調整とが望遠端状態において行われるようにしている。
従って、変倍領域において光学系の感度が最も高い状態で調整が行われるため、調整精度の向上を図ることができる。
本技術撮像装置は、内部に光学系が配置されたレンズ鏡筒と前記光学系を介して取り込まれた光学像を電気的信号に変換する撮像素子とを備え、前記レンズ鏡筒は、レンズを保持するレンズ保持枠と、前記レンズ保持枠が取り付けられる取付部材と、前記レンズ保持枠の前記取付部材に対する位置を調整して光軸に対する前記レンズ保持枠の倒れを調整する倒れ調整部材と、前記レンズ保持枠の前記取付部材に対する位置を調整して光軸に対する前記レンズ保持枠の偏芯を調整する偏芯調整部材とを備え、前記偏芯調整部材が前記倒れ調整部材に支持されている。
従って、倒れ調整部材と偏芯調整部材が同一のスペースに配置されると共に同じ位置において光軸に対するレンズ保持枠の倒れの調整と偏芯の調整を行うことができるため、小型化及び調整作業の容易化を図ることができる。
以下に、本技術を実施するための最良の形態を添付図面に従って説明する。
以下に示した最良の形態は、本技術撮像装置をスチルカメラに適用し、本技術レンズ鏡筒をこのスチルカメラの交換レンズとして設けられたレンズ鏡筒に適用したものである。
尚、本技術の適用範囲はスチルカメラ及びスチルカメラの交換レンズとして設けられたレンズ鏡筒に限られることはなく、例えば、ビデオカメラや他の機器に組み込まれる各種の撮像装置及びこれらの撮像装置に設けられる各種のレンズ鏡筒に広く適用することができる。
また、レンズ鏡筒は交換レンズに限られることはなく、伸縮自在に設けられた沈胴タイプや撮像装置の内部に配置されたタイプにも広く適用することができる。撮像装置においても、レンズ鏡筒が伸縮自在に設けられた沈胴タイプや内部にレンズ鏡筒が配置されたタイプにも広く適用することができる。
以下の説明にあっては、スチルカメラの撮影時において撮影者から見た方向で前後上下左右の方向を示すものとする。従って、被写体側が前方となり、撮影者側が後方となる。
尚、以下に示す前後上下左右の方向は説明の便宜上のものであり、本技術の実施に関しては、これらの方向に限定されることはない。
[撮像装置の構成]
撮像装置1は装置本体2とレンズ鏡筒(交換レンズ)3によって構成されている(図1参照)。尚、装置本体2の内部にレンズ鏡筒が組み込まれたタイプや沈胴タイプの撮像装置においては、撮像装置がレンズ鏡筒を含む装置本体のみによって構成される。
装置本体2は筐体4の内外に所要の各部が配置されて成る。
筐体4の上面には各種の入力操作部4a、4a、・・・が配置されている。入力操作部4a、4a、・・・としては、例えば、電源釦、シャッター釦、モード切替摘子等が設けられている。
筐体4の後面には図示しない各種の入力操作部とディスプレイが配置されている。入力操作部としては、例えば、ズームスイッチやモード切替摘子等が設けられている。
筐体4の前面には円形状の開口4bが形成され、開口4bの周囲の部分がレンズ鏡筒3を取り付けるためのマウント部4cとして設けられている。
筐体4の内部にはCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)等の撮像素子5が配置され、撮像素子5は開口4bの後方に位置されている。
[レンズ鏡筒の構成]
レンズ鏡筒3は、例えば、デジタル一眼レフカメラ用の交換レンズである。
レンズ鏡筒3は、例えば、バリフォーカルレンズとして設けられた4群構成のズーム光学系を有し、物体側(前側)から像側(後側)へ順に配置された第1レンズ群6、第2レンズ群7、第3レンズ群8及び第4レンズ群9を有している(図2参照)。レンズ鏡筒3においては、第1レンズ群6、第2レンズ群7、第3レンズ群8及び第4レンズ群9が光軸方向における適切な位置に移動されることによりズーミングが行われ、第2レンズ群7が光軸方向へ移動されることによりフォーカシングが行われる。
レンズ鏡筒3の後端部には、装置本体2のマウント部4cにバヨネット結合されるレンズマウント10が設けられている。
レンズ鏡筒3には前側から順に何れも略円筒状に形成された固定環11、中間筒12及び後部保持環13が配置されている。
固定環11には前後に延びる3群直進ガイド溝11aが形成されている。固定環11には固定ローラー11b、11b、11bが周方向に離隔して取り付けられている。
中間筒12は後端部を除いて固定環11の後端部における外周側に位置され、後端部が固定環11の後端部に固定されている。中間筒12の後端部には挿通孔12aが形成されている。
後部保持環13は前面が中間筒12の後面に固定されている。後部保持環13の後端部にはレンズマウント10が固定されている。
上記したレンズマウント10、固定環11、中間筒12及び後部保持環13は一体的な固定部分として機能し、レンズ鏡筒3におけるベース部分である。
固定環11の内面側にはズームフォーカスカム環14が配置されている。ズームフォーカスカム環14には2群フォーカスカム溝14a、14a、14aと移動用カム溝14b、14b、14bと3群カム溝14c、14c、14cがそれぞれ周方向に離隔して形成されている(図2及び図3参照)。ズームフォーカスカム環14には連動カム溝(カム孔)14dが形成されている。連動カム溝14dは光軸方向に対して傾斜されている。
移動用カム溝14b、14b、14bにはそれぞれ固定環11の固定ローラー11b、11b、11bが摺動自在に係合されている。
ズームフォーカスカム環14には連結ローラー取付部14e、14e、14eが周方向に離隔して設けられている。連結ローラー取付部14e、14e、14eにはそれぞれ連結ローラー15、15、15が取り付けられている。
ズームフォーカスカム環14には周方向に等間隔に離隔して作業孔14f、14f、14fが形成されている。作業孔14fは周方向における幅が光軸方向(前後方向)における幅より大きくされている。
作業孔14f、14f、14fのうち、例えば、一つの作業孔14fは、連動カム溝14dに連続して形成されている。
このように作業孔14fが連動カム溝14dに連続して形成されることにより、ズームフォーカスカム環14に形成される孔の面積が小さくなり、ズームフォーカスカム環14の強度の低下を抑制することができる。
固定環11の外面側には1群カム環16が配置されている(図2及び図4参照)。
1群カム環16の前端部にはバヨネット溝16aが形成されている。
1群カム環16には1群カム溝16b、16b、16bと連動溝16c、16c、16cがそれぞれ周方向に離隔して形成されている。連動溝16c、16c、16cにはそれぞれズームフォーカスカム環14に取り付けられた連結ローラー15、15、15が摺動自在に係合されている。
ズームフォーカスカム環14の内面側には3群移動環17が配置されている。3群移動環17には第3レンズ群8を保持する3群レンズ保持枠18が後述する調整機構によって位置決めされて取り付けられ、接着により固定されている。従って、3群移動環17は3群レンズ保持枠18を取り付ける取付部材として機能する。
3群移動環17には絞りユニット19が取り付けられている。
3群移動環17は前側筒部20と前側筒部20の前端部から外方へ張り出されたフランジ部21と前側筒部20の後端部から内方へ張り出された連結面部22と連結面部22の内周部から後方へ突出された後側筒部23とから成る(図2、図5及び図6参照)。
前側筒部20には前後に延びる連通孔20a、20a、20aが周方向に離隔して形成されている。前側筒部20の後端部には周方向に延びる支持孔20bが形成されている。
フランジ部21の前端部には外方へ突出された1群ガイド片21a、21a、21aが周方向に離隔して設けられている。フランジ部21の後端部には外方へ突出されたバヨネット爪21b、21b、21bが周方向に離隔して設けられている。バヨネット爪21b、21b、21bは1群カム環16のバヨネット溝16aに摺動自在に係合されている。
連結面部22には挿入孔22a、22a、22aが周方向に離隔して形成されている。
後側筒部23には前後に延びる直進ガイド溝23a、23a、23aが周方向に離隔して形成されている。後側筒部23の前端部には3群ローラー23b、23b、23bが周方向に離隔して設けられている。3群ローラー23b、23b、23bはそれぞれ固定環11の3群直進ガイド溝11a、11a、11aとズームフォーカスカム環14の3群カム溝14c、14c、14cとに摺動自在に係合されている。
3群移動環17には4群カム環24がバヨネット結合されている。4群カム環24の前側略半分の部分には突状部24aが設けられ、突状部24aが3群移動環17の挿入孔22a、22a、22aのうちの一箇所に後方から挿入され、突状部24a以外の部分が3群移動環17の外面側に配置されている。
4群カム環24の後端寄りの位置にはテーパーカム溝24b、24b、24bが周方向に離隔して形成されている。
4群カム環24の突状部24aの前端部には4群ローラー24cが取り付けられている。4群ローラー24cは3群移動環17の前側筒部20に形成された支持孔20bを挿通されズームフォーカスカム環14の連動カム溝14dに摺動自在に係合されている。
従って、取付部材として機能する3群移動環17はズームフォーカスカム環14に支持され、ズームフォーカスカム環14は3群移動環17を支持する支持部材として機能する。
4群カム環24は後述するズーム動作に連動して3群移動環17に対して光軸方向における定位置で回転される。
3群移動環17の後側筒部23の内面側には4群移動環25が配置されている(図2参照)。4群移動環25には第4レンズ群9を保持する4群レンズ保持枠26が取り付けられている。
4群移動環25にはテーパーカムフォロア27、27、27が周方向に離隔して取り付けられている。テーパーカムフォロア27、27、27はそれぞれテーパーカム溝24b、24b、24bと直進ガイド溝23a、23a、23aに摺動自在に係合されている。従って、4群移動環25は3群移動環17に対して光軸方向へ移動される。
3群移動環17における前側筒部20の内面側には2群移動環28が配置され、2群移動環28には第2レンズ群7を保持する2群レンズ保持枠29が取り付けられている。
2群移動環28には前後に延びるフォーカス連動溝28aが形成されている。2群移動環28には2群ローラー30、30、30が周方向に離隔して取り付けられている。2群ローラー30、30、30はそれぞれ3群移動環17の前側筒部20に形成された連通孔20a、20a、20aを挿通され、ズームフォーカスカム環14の2群フォーカスカム溝14a、14a、14aに摺動自在に係合されている。
1群カム環16の外面側には1群移動環31が配置されている。1群移動環31には内面に前後方向に延びる1群直進ガイド溝31a、31a、31aが周方向に離隔して形成されている。1群直進ガイド溝31a、31a、31aにはそれぞれ3群移動環17のフランジ部21に設けられた1群ガイド片21a、21a、21aが摺動自在に係合されている。
1群移動環31の後端寄りの位置には1群カムフォロア32、32、32が周方向に離隔して取り付けられている。1群カムフォロア32、32、32はそれぞれ1群カム環16の1群カム溝16b、16b、16bに摺動自在に係合されている。
1群移動環31の前端部には第1レンズ群6を保持する1群レンズ保持枠33が取り付けられている。
1群移動環31の外面には1群遮光環34が取り付けられている。1群遮光環34は1群カム環16に固定されている。1群遮光環34にはズーム連動ピン34aが取り付けられている。
1群遮光環34の外面側にはズーム操作環35が配置され、ズーム操作環35は中間筒12に回転自在に支持されている。ズーム操作環35には前後方向に延びるピン直進ガイド溝35aが形成され、ピン直進ガイド溝35aにはズーム連動ピン34aが摺動自在に係合されている。
中間筒12の外面側にはフォーカス操作環36が回転自在に支持されている。フォーカス操作環36の内面側には略円環状のフォーカス連動環37が回転可能な状態で配置されている。フォーカス連動環37には、後端部を除いた部分が前後方向に延びるフォーカス連動レバー38が取り付けられ、フォーカス連動レバー38は中間筒12の挿通孔12aを挿通されて2群移動環28のフォーカス連動溝28aに前後方向へ摺動自在に係合されている。
フォーカス連動レバー38はフォーカス連動環37に取り付けられ、フォーカス連動環37の回転に伴って回転される。
フォーカス操作環36の後端側には後部外装環39が配置され、後部外装環39の内部には交換レンズ3の電気制御回路が形成された図示しないメイン基板が配置されている。
後部外装環39の内部における上端部にはフォーカス駆動用のギヤユニット40が配置されている。
[レンズ鏡筒におけるズーミングの動作]
次に、レンズ鏡筒3におけるズーミングの動作について説明する。
ズーム操作環35が回転操作されると、ピン直進ガイド溝35aに係合されたズーム連動ピン34aに回転駆動力が伝達される。ズーム連動ピン34aに回転駆動力が伝達されることにより、1群遮光環34と1群カム環16が一体になって回転される。
1群カム環16が回転されると、ズームフォーカスカム環14に取り付けられた連結ローラー15、15、15が1群カム環16の連動溝16c、16c、16cにそれぞれ係合されているため、1群カム環16の回転に伴ってズームフォーカスカム環14が回転される。
ズームフォーカスカム環14は移動用カム溝14b、14b、14bにそれぞれ固定環11に取り付けられた固定ローラー11b、11b、11bが係合されているため、回転しながら固定ローラー11b、11b、11bに案内されて光軸方向へ移動される。
3群移動環17に取り付けられた3群ローラー23b、23b、23bがそれぞれ固定環11の3群直進ガイド溝11a、11a、11aとズームフォーカスカム環14の3群カム溝14c、14c、14cに係合されている。従って、3群移動環17は3群直進ガイド溝11a、11a、11aに案内されて光軸方向へ移動され、3群移動環17の移動に伴って3群レンズ保持枠18と第3レンズ群8が光軸方向へ移動される。
4群カム環24は4群ローラー24cがズームフォーカスカム環14の連動カム溝14dに係合されており、3群移動環17に対して光軸方向における定位置で回転される。尚、ズーム操作環35の回転可能角度は、例えば、75°に設定されているが、連動カム溝14dが傾斜されているため、4群カム環24の回転角度はズーム操作環35の回転可能角度より小さくなり、例えば、61.5°にされている。
4群移動環25はテーパーカムフォロア27、27、27がそれぞれ4群カム環24のテーパーカム溝24b、24b、24bと3群移動環23の直進ガイド溝23a、23a、23aに係合されているため、4群カム環24の回転によって直進ガイド溝23a、23a、23aに案内されて光軸方向へ移動される。従って、4群移動環25の移動に伴って4群レンズ保持枠26と第4レンズ群9が光軸方向へ移動される。
1群カム環16はバヨネット溝16aに3群移動環17のバヨネット爪21b、21b、21bが係合されているため、ズーム操作環35の回転に伴って回転され3群移動環17と一体になって光軸方向へ移動される。
1群移動環31は1群直進ガイド溝31a、31a、31aにそれぞれ3群移動環17の1群ガイド片21a、21a、21aが係合されて直進移動されるように規制されると共に1群カムフォロア32、32、32がそれぞれ1群カム環16の1群カム溝16b、16b、16bに係合されている。従って、1群移動環31は1群カム環16の動作によって1群ガイド片21a、21a、21aに案内されて光軸方向へ移動され、1群移動環31の移動に伴って1群レンズ保持枠33と第1レンズ群6が光軸方向へ移動される。
2群移動環28は静止されているフォーカス連動レバー38に直進移動されるように規制されると共に2群ローラー30、30、30がそれぞれ2群フォーカスカム溝14a、14a、14aに係合されている。従って、2群移動環28はズームフォーカスカム環14の回転によってフォーカス連動レバー38に案内されて光軸方向へ移動され、2群移動環28の移動に伴って2群レンズ保持枠29と第2レンズ群7が光軸方向へ移動される。
[レンズ鏡筒におけるフォーカシングの動作]
次に、レンズ鏡筒3におけるフォーカシングの動作について説明する。
オートフォーカス動作は、ギヤユニット40に設けられた図示しない駆動モーター(DCモーター)の駆動力が図示しない減速ギヤ群によって低回転高トルクに減速されフォーカス連動環37が光軸方向における定位置で回転駆動されることにより行われる。
一方、マニュアルフォーカス動作は、フォーカス操作環36が手動操作されフォーカス操作環36の駆動力がギヤユニット40の減速ギヤ群によって減速されフォーカス連動環37が光軸方向における定位置で回転駆動されることにより行われる。
オートフォーカス動作及びマニュアルフォーカス動作の何れの動作においても、フォーカス連動環37が回転されるとフォーカス連動レバー38が一体になって回転され、2群移動環28に駆動力が伝達される。2群移動環28に駆動力が伝達されると、2群移動環28に取り付けられた2群ローラー30、30、30がそれぞれズームフォーカスカム環14の2群フォーカスカム溝14a、14a、14aに摺動される。2群ローラー30、30、30がそれぞれ2群フォーカスカム溝14a、14a、14aに摺動されることにより、2群移動環28と2群レンズ保持枠29と第2レンズ群7が一体になって光軸方向へ移動されてオートフォーカス動作又はマニュアルフォーカス動作が行われる。
[レンズ鏡筒における調整機構]
次に、レンズ鏡筒3における調整機構について説明する(図5乃至図14参照)。
レンズ鏡筒3においては、例えば、光軸に対する第3レンズ群8の位置が調整され、この調整は3群移動環17に対する3群レンズ保持枠18の倒れ調整及び偏芯調整によって行われる。尚、レンズ鏡筒3にあって、調整が全ての光学系を保持した半完成状態、例えば、各レンズ群(6、7、8、9)を保持する各レンズ保持枠(33、29、18、26)がそれぞれ各移動環(31、28、17、25)に取り付けられ、これらに固定環17、ズームフォーカスカム環14、1群カム環16及び4群カム環24が組み付けられた状態において行われる。
また、調整は望遠端状態、即ち、ズームフォーカスカム環14が3群移動環17に対して第1の位置にある状態において行われる(図11参照)。望遠端状態は変倍領域において光学系の感度が最も高い状態であり、望遠端状態において調整を行うことにより調整精度の向上を図ることができる。
調整機構は、例えば、二つの可動側調整部41、41と一つの受け側調整部42によって構成されている(図8参照)。
3群移動環17の後側筒部23には部材支持孔70、70、70が周方向に離隔して形成され、部材支持孔70、70、70にそれぞれ可動側調整部41、41と受け側調整部42が支持される(図7、図9及び図12参照)。部材支持孔70は中央部70aと中央部70aの半径方向において180°反対側にそれぞれ形成された側部70b、70bとから成る。
可動側調整部41は倒れ調整部材43と倒れ調整部材43に回転自在に支持された偏芯調整部材44とによって構成されている。
倒れ調整部材43は光軸に直交する放射方向に延びる筒状に形成され、挿入支持孔43aを有している。倒れ調整部材43はネジ支持部45と挿入部46と支持筒部47が順に外側から連続して設けられて成る。
ネジ支持部45の軸方向における外側の端部には作業用のすり割り45a、45a、・・・が周方向に離隔して形成されている。ネジ支持部45の内周面には螺溝部45bが形成されている。
挿入部46は基部46aと基部46aから互いに反対側へ突出された被規制突部46b、46bとから成る。挿入部46の基部46a、挿入支持孔43aと螺溝部45bは略同軸にて形成されているが、支持筒部47は偏芯した位置に形成されている。これにより、倒れ調整部材43を回転させたときに、支持筒部47と被作用部82の光軸方向の当接位置を変化させることができる。
倒れ調整部材43は挿入部46が3群移動環17の部材支持孔70に挿入される。このとき基部46aが中央部70aに挿入され被規制突部46b、46bがそれぞれ側部70b、70bに挿入され、3群移動環17に対して回転されることによりネジ支持部45と被規制突部46b、46bがそれぞれ部材支持孔70の各開口縁に係合されて3群移動環17に回転可能な状態で支持される。
部材支持孔70と基部46aは、回転操作が可能な程度に適度な圧入寸法となっている。また、被規制突部46bも、3群移動環17に対して径方向に適度な圧入寸法になっている。さらに、偏芯調整部44のネジ部49と倒れ調整部材43の螺溝部45bも回転操作が可能な程度に適度な圧入寸法となっている。倒れ調整部材43の回転操作トルクは、偏芯調整部材44の単独での回転操作トルクよりも大きく設定されており、偏芯調整を実施するときに倒れ調整部材43が変化したり、回転移動しないように設定されている。
偏芯調整部材44は頭部48とネジ部49と被支持軸部50が外側から連続して設けられて成る。頭部48には十字状の作業用溝48aが形成されている。偏芯調整部材44はネジ部49が螺溝部45bに螺合され被支持軸部50が支持筒部47に内嵌状に挿入されて倒れ調整部材43に回転自在に支持される。
受け側調整部42は保持部材51と、例えば、圧縮コイルバネであるバネ部材52とによって構成されている(図7、図8、図10及び図13参照)。
保持部材51は倒れ調整部材43、43と偏芯調整部材44、44の調整時に3群レンズ保持枠18を3群移動環17に保持する機能を有し、先端部53とバネ受部54と軸部55と当接部56が外側から連続して設けられて成る。保持部材51は先端部53の外径がバネ受部54の外径より大きくされ、バネ受部54の外径が軸部55の外径より大きくされている。
先端部53には十字状の作業用溝53aが形成されている。バネ受部54は円形状の挿通部54aと挿通部54aから互いに反対側へ突出された係止突部54b、54bとから成る。
当接部56は断面形状が、例えば、蒲鉾状に形成され外周面56aが一部を除いて曲面状に形成されている(図14参照)。
保持部材51は挿入部54が3群移動環17の部材支持孔70に挿入される。このとき挿通部54aが中央部70aに挿入され係止突部54b、54bがそれぞれ側部70b、70bに挿入され、3群移動環17に対して回転されることにより先端部53と係止突部54b、54bがそれぞれ部材支持孔70の各開口縁に係合されて3群移動環17に回転可能な状態で支持される。
3群レンズ保持枠18には放射方向において外方に開口された第1の連結穴80、80と放射方向に貫通された第2の連結穴81とが周方向に離隔して形成されている(図9、図10、図12及び図13参照)。
第1の連結穴80を形成する底面は被作用面80aとして形成されている。第1の連結穴80を形成する後面80bには前方へ突出された被作用部82が設けられている。
第2の連結穴81は、例えば、略矩形状に形成されている。
3群移動環17の内部には付勢バネ57が取り付けられている(図7、図12、図13参照)。付勢バネ57はリング状のベース部57aとベース部57aから前方へ屈曲された弾性部57b、57b、57bとから成り、ベース部57aの一部が3群移動環17の内周部に係合されて取り付けられている。弾性部57b、57b、57bは周方向に離隔して設けられている。
付勢バネ57は弾性部57b、57b、57bがそれぞれ3群レンズ保持枠18の後面に押し付けられ、3群レンズ保持枠18が前方へ付勢されている。
倒れ調整部材43が3群移動環17に回転自在に支持され偏芯調整部材44が倒れ調整部材43に回転自在に支持された状態においては、偏芯調整部材44の被支持軸50の先端面が3群レンズ保持枠18の被作用面80aに接触される(図9参照)。このとき3群レンズ保持枠18が付勢バネ57によって前方へ付勢されているため、被作用部82が倒れ調整部材43における支持筒部47の外周面に押し付けられている。倒れ調整部材43の支持筒部47は被作用部82に点接触される。
偏芯調整部材44が3群移動環17に回転自在に支持された状態においては、バネ部材52が保持部材51のバネ受部54と3群レンズ保持枠18の外周面との間に支持されている。従って、3群レンズ保持枠18が放射方向に付勢されて被作用面80a、80aがそれぞれ偏芯調整部材44、44の被支持軸50、50に押し付けられている。このとき3群レンズ保持枠18が付勢バネ57によって前方へ付勢されているため、第2の連結穴81を形成する壁面(内周面)81aが保持部材51の当接部56に押し付けられている(図10及び図14参照)。
当接部56は曲面状に形成された外周面56aが壁面81aに接触されており、壁面81aに単一もしくは複数の位置において点接触されている。
[調整機構による調整作業]
次に、上記した調整機構による3群レンズ保持枠18の調整作業について説明する。
調整作業は、先ず、図示しない治具を用いて倒れ調整部材43と偏芯調整部材44を一体で回転させることにより行われる。このとき倒れ調整部材43のすり割り45aと偏芯調整部材44の作業用溝48aに治具の一部が係合され、倒れ調整部材43と偏芯調整部材44が一体になって回転される。
調整は一方の倒れ調整部材43と偏芯調整部材44を一体で回転させ、また、他方の倒れ調整部材43と偏芯調整部材44を一体で回転させることにより行われる。
倒れ調整部材43と偏芯調整部材44が一体で回転されると、倒れ調整部材43の支持筒部47が被作用部82に摺動され、このとき支持筒部47が偏芯した位置に形成されているため、倒れ調整部材43の回転位置に応じて被作用部82の支持筒部47に対する光軸方向における位置が変化される。従って、3群レンズ保持枠18の3群移動環17に対する傾斜角度が変化され、第3レンズ群8の光軸に対する倒れが調整される。
このとき付勢バネ57の付勢力によって被作用部82が倒れ調整部材43における支持筒部47の外周面に押し付けられると共に第2の連結穴81を形成する壁面81aが当接部56に押し付けられている。
従って、倒れ調整部材43、43及び偏芯調整部材44に対する3群レンズ保持枠18のガタツキが防止され、光軸に対する倒れに関する調整精度の向上を図ることができる。
また、倒れ調整部材43が3群レンズ保持枠18に光軸方向において接触され、倒れ調整部材43の3群移動環17に対する回転により3群レンズ保持枠18の3群移動環17に対する傾きが変化されて3群レンズ保持枠18の倒れが調整されるため、簡素な構成の調整機構によって調整を容易に行うことができる。
さらに、3群レンズ保持枠18に倒れ調整部材43が接触される被作用部82が設けられ、倒れ調整部材43が被作用部82に点接触されているため、倒れ調整部材43に対する3群レンズ保持枠18の接触位置が定まり易く、調整精度の一層の向上を図ることができる。
上記のように、倒れ調整部材43と偏芯調整部材44が一体で回転されて倒れに関する調整作業が行われると、次に、図示しない治具を用いて倒れ調整部材43に対して偏芯調整部材44を回転させることにより偏芯に関する調整が行われる。このとき偏芯調整部材44の作業用溝48aに治具の一部が係合され、倒れ調整部材43に対して偏芯調整部材44が回転される。
調整は一方の偏芯調整部材44を回転させ、また、他方の偏芯調整部材44を回転させることにより行われる。
倒れ調整部材43に対して偏芯調整部材44が回転されると、倒れ調整部材43の螺溝部45bに対して偏芯調整部材44のネジ部49が送られ、偏芯調整部材44の倒れ調整部材43に対する回転位置に応じて3群レンズ保持枠18の3群移動環17に対する放射方向における位置が変化される。従って、第3レンズ群8の光軸に対する偏芯が調整される。
上記のように、レンズ鏡筒3にあっては、偏芯調整部材44に設けられたネジ部49が倒れ調整部材43に形成された螺溝部45bに対して送られて調整が行われるため、微少な調整を行うことが可能になり、調整精度の向上を図ることができる。
このときバネ部材52の付勢力によって3群レンズ保持枠18の被作用面80aが偏芯調整部材44の被支持軸50に押し付けられている。
従って、偏芯調整部材44に対する3群レンズ保持枠18のガタツキが防止され、光軸に対する偏芯に関する調整精度の向上を図ることができる。
また、倒れ調整部材43の螺溝部45bと偏芯調整部材44のネジ部49との螺合状態が安定化され、倒れ調整部材43に対する偏芯調整部材44の回転動作における信頼性が向上し、偏芯に関する調整における動作の適正化を図ることができる。
さらに、偏芯調整部材44が3群レンズ保持枠18に放射方向において接触され、偏芯調整部材44の3群移動環17に対する回転により3群レンズ保持枠18の3群移動環17に対する位置が変化されて3群レンズ保持枠18の偏芯が調整されるため、簡素な構成の調整機構によって調整を容易に行うことができる。
さらにまた、倒れ調整部材43、43と偏芯調整部材44の調整時に3群レンズ保持枠18を3群移動環17に保持する保持部材51が設けられているため、保持部材51によって3群レンズ保持枠18が3群移動環17に保持された状態で調整が行われるため、3群レンズ保持枠18の調整を正確かつ迅速に行うことができる。
加えて、3群レンズ保持枠18に形成された第2の連結穴81の壁面81aに保持部材51の当接部56が点接触されているため、保持部材51に対する3群レンズ保持枠18の接触位置が定まり易く、調整精度の一層の向上を図ることができる。
尚、上記には、3群レンズ保持枠18の第2の連結穴81aが略矩形状に形成された例を示したが、例えば、第2の連結穴81は後方に行くに従って幅が狭くなるような形状に形成されていてもよい(図15参照)。この場合には、保持部材51の当接部56が第2の連結穴81の壁面81aに2箇所で接する。
また、当接部56の形状は断面が蒲鉾状以外の各種の形状に形成されていてもよく、例えば、球状、半球状、楕円形状、四角形状、V字状等に形成されていてもよい。但し、当接部56は第2の連結穴81の壁面81aに点接触される形状に形成されることが望ましい。
上記のように光軸に対する倒れの調整と偏芯の調整が終了すると、3群レンズ保持枠18を3群移動環17に接着によって固定する固定作業が行われる。固定作業は、例えば、広角端状態と望遠端状態の中間の位置である中間状態において行われる。
この中間状態においてそれぞれ作業孔14f、14f、14fから接着剤、例えば、紫外線硬化型の接着剤が3群移動環17と3群レンズ保持枠18に充填され、接着剤に向けて紫外線が照射されることにより3群移動環17が3群レンズ保持枠18に接着されて固定される。
[撮像装置の一実施形態]
図16に、本技術撮像装置の一実施形態による交換レンズ式のデジタルカメラのブロック図を示す。
撮像装置(デジタルカメラ)1は、撮像機能を担うカメラブロック101と、撮影された画像信号のアナログ−デジタル変換等の信号処理を行うカメラ信号処理部102と、画像信号の記録再生処理を行う画像処理部103とを有している。また、撮像装置1は、撮影された画像等を表示するLCD(Liquid Crystal Display)等の表示部104と、メモリーカード109への画像信号の書込及び読出を行うR/W(リーダ/ライタ)105と、撮像装置1の全体を制御するCPU(Central Processing Unit)106と、ユーザーによって所要の操作が行われる各種の入力操作部4a、4a、・・・等によって構成される入力部107と、カメラブロック101に配置されたレンズやレンズ群等の光学素子101aの駆動を制御するレンズ駆動制御部108とを備えている。
カメラブロック101は、例えば、レンズ鏡筒3に設けられ、レンズやレンズ群等の光学系101aを有している。
カメラ信号処理部102は、撮像素子5からの出力信号に対するデジタル信号への変換、ノイズ除去、画質補正、輝度・色差信号への変換等の各種の信号処理を行う。
画像処理部103は、所定の画像データーフォーマットに基づく画像信号の圧縮符号化・伸張復号化処理や解像度等のデーター仕様の変換処理等を行う。
表示部104はユーザーの入力部107に対する操作状態や撮影した画像等の各種のデーターを表示する機能を有している。
R/W105は、画像処理部103によって符号化された画像データーのメモリーカード109への書込及びメモリーカード109に記録された画像データーの読出を行う。
CPU106は、撮像装置1に設けられた各回路ブロックを制御する制御処理部として機能し、入力部107からの指示入力信号等に基づいて各回路ブロックを制御する。
入力部107はユーザーによる操作に応じた指示入力信号をCPU106に対して出力する。
レンズ駆動制御部108は、CPU106からの制御信号に基づいて光学系101aの各レンズを駆動する図示しないモータ等を制御する。
メモリーカード109は、例えば、R/W105に接続されたスロットに対して着脱可能な半導体メモリーである。
以下に、撮像装置1における動作を説明する。
撮影の待機状態では、CPU106による制御の下で、カメラブロック101において撮影された画像信号が、カメラ信号処理部102を介して表示部104に出力され、カメラスルー画像として表示される。また、入力部107からのズーミングのための指示入力信号が入力されると、CPU106がレンズ駆動制御部108に制御信号を出力し、レンズ駆動制御部108の制御に基づいて光学系101aの所定のレンズ又はレンズ群が移動される。
入力部107からの指示入力信号によりカメラブロック101の図示しないシャッターが動作されると、撮影された画像信号がカメラ信号処理部102から画像処理部103に出力されて圧縮符号化処理され、所定のデーターフォーマットのデジタルデーターに変換される。変換されたデーターはR/W105に出力され、メモリーカード109に書き込まれる。
フォーカシングは、例えば、入力部107のシャッター釦4aが半押しされた場合や記録(撮影)のために全押しされた場合、又は、レンズ鏡筒3のフォーカス操作環36が操作された場合に、CPU106からの制御信号に基づいてレンズ駆動制御部108が光学系101aの所定のレンズ又はレンズ群を移動させることにより行われる。
メモリーカード109に記録された画像データーを再生する場合には、入力部107に対する操作に応じて、R/W105によってメモリーカード109から所定の画像データーが読み出され、画像処理部103によって伸張復号化処理が行われた後に、再生画像信号が表示部104に出力されて再生画像が表示される。
[まとめ]
以上に記載した通り、レンズ鏡筒3にあっては、3群レンズ保持枠18の3群移動環17に対する位置を調整して光軸に対する3群レンズ保持枠18の倒れを調整する倒れ調整部材43と、3群レンズ保持枠18の3群移動環17に対する位置を調整して光軸に対する3群レンズ保持枠18の偏芯を調整する偏芯調整部材44とが設けられ、偏芯調整部材44が倒れ調整部材43に支持されている。
従って、倒れ調整部材43と偏芯調整部材44が同一のスペースに配置されると共に同じ位置において光軸に対する3群レンズ保持枠18の倒れの調整と偏芯の調整を行うことができるため、小型化及び調整作業の容易化を図ることができる。
また、倒れ調整部材43が光軸方向に直交する放射方向に延びる軸を支点として3群移動環17に回転自在に支持され、偏芯調整部材44が光軸方向に直交する放射方向に延びる軸を支点として倒れ調整部材43に回転自在に支持されている。
従って、倒れ調整部材43と偏芯調整部材44を回転させることにより光軸に対する3群レンズ保持枠18の倒れの調整と偏芯の調整を行うことができるため、簡素な構成によって調整の容易化を図ることができる。
さらに、倒れ調整部材43、43と偏芯調整部材44、44が周方向に離隔して複数設けられているため、調整位置が複数に亘り、高い調整精度を確保することができる。
尚、上記には、調整機構を可動側調整部41、41と受け側調整部42によって構成した例を示したが、例えば、調整機構を複数の可動側調整部41、41、・・・のみによって構成することも可能である。
[本技術]
本技術は、以下のような構成にすることもできる。
(1)レンズを保持するレンズ保持枠と、前記レンズ保持枠が取り付けられる取付部材と、前記レンズ保持枠の前記取付部材に対する位置を調整して光軸に対する前記レンズ保持枠の倒れを調整する倒れ調整部材と、前記レンズ保持枠の前記取付部材に対する位置を調整して光軸に対する前記レンズ保持枠の偏芯を調整する偏芯調整部材とを備え、前記偏芯調整部材が前記倒れ調整部材に支持されたレンズ鏡筒。
(2)前記倒れ調整部材が光軸方向に直交する放射方向に延びる軸を支点として前記取付部材に回転自在に支持され、前記偏芯調整部材が光軸方向に直交する放射方向に延びる軸を支点として前記倒れ調整部材に回転自在に支持された前記(1)に記載のレンズ鏡筒。
(3)前記倒れ調整部材が前記レンズ保持枠に光軸方向において接触され、前記倒れ調整部材の前記取付部材に対する回転により前記レンズ保持枠の前記取付部材に対する傾きが変化されて前記レンズ保持枠の倒れが調整されるようにした前記(2)に記載のレンズ鏡筒。
(4)前記偏芯調整部材が前記レンズ保持枠に放射方向において接触され、前記偏芯調整部材の前記倒れ調整部材に対する回転により前記レンズ保持枠の前記取付部材に対する位置が変化されて前記レンズ保持枠の偏芯が調整されるようにした前記(2)又は前記(3)に記載のレンズ鏡筒。
(5)前記偏芯調整部材にネジ部が形成され、前記倒れ調整部材に前記ネジ部が螺合される螺溝部が形成された前記(4)に記載のレンズ鏡筒。
(6)前記レンズ保持枠を光軸方向において前記倒れ調整部材に押し付ける付勢バネが設けられた前記(3)から前記(5)の何れかに記載のレンズ鏡筒。
(7)前記レンズ保持枠を前記放射方向において前記偏芯調整部材に押し付けるバネ部材が設けられた前記(4)から前記(6)の何れかに記載のレンズ鏡筒。
(8)前記倒れ調整部材と前記偏芯調整部材が周方向に離隔してそれぞれ複数設けられた前記(1)から前記(7)の何れかに記載のレンズ鏡筒。
(9)前記レンズ保持枠に前記倒れ調整部材が光軸方向において接触される被作用部が設けられ、前記倒れ調整部材が前記被作用部に点接触されるようにした前記(3)から前記(8)の何れかに記載のレンズ鏡筒。
(10)前記倒れ調整部材と前記偏芯調整部材による調整時に前記レンズ保持枠を前記取付部材に保持する保持部材が設けられた前記(1)から前記(9)の何れかに記載のレンズ鏡筒。
(11)前記レンズ保持枠に連結穴が形成され、前記保持部材に、前記連結穴に挿入されて前記連結穴を形成する壁面に接する当接部が設けられ、前記当接部が前記壁面に点接触されるようにした前記(10)に記載のレンズ鏡筒。
(12)光軸に対する前記レンズ保持枠の倒れの調整と光軸に対する前記レンズ保持枠の偏芯の調整とが望遠端状態において行われるようにした前記(1)から前記(11)の何れかに記載のレンズ鏡筒。
(13)内部に光学系が配置されたレンズ鏡筒と前記光学系を介して取り込まれた光学像を電気的信号に変換する撮像素子とを備え、前記レンズ鏡筒は、レンズを保持するレンズ保持枠と、前記レンズ保持枠が取り付けられる取付部材と、前記レンズ保持枠の前記取付部材に対する位置を調整して光軸に対する前記レンズ保持枠の倒れを調整する倒れ調整部材と、前記レンズ保持枠の前記取付部材に対する位置を調整して光軸に対する前記レンズ保持枠の偏芯を調整する偏芯調整部材とを備え、前記偏芯調整部材が前記倒れ調整部材に支持された撮像装置。
上記した最良の形態において示した各部の具体的な形状及び構造は、何れも本技術を実施する際の具体化のほんの一例を示したものにすぎず、これらによって本技術の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならないものである。
図2乃至図16と共に本技術の最良の形態を示すものであり、本図は、撮像装置の概略斜視図である。 レンズ鏡筒の内部構造の一部を示す概略拡大断面図である。 ズームフォーカスカム環の拡大展開図である。 1群カム環の拡大展開図である。 3群移動環の拡大斜視図である。 図5とは異なる位置で示す3群移動環の拡大斜視図である。 3群移動環の一部と3群移動環に取り付けられる各部とを示す拡大分解斜視図である。 調整機構等を示す概略拡大断面図である。 可動側調整部を示す拡大断面図である。 受け側調整部の一部を断面にして示す拡大断面図である。 レンズ鏡筒の一部を省略した状態で望遠端状態において示す側面図である。 可動側調整部等を示す拡大斜視図である。 受け側調整部等を示す拡大斜視図である。 受け側調整部等を示す拡大平面図である。 当接部の形状が異なる受け側調整部等を示す拡大平面図である。 撮像装置のブロック図である。
1…撮像装置、3…レンズ鏡筒、5…撮像素子、17…3群移動環(取付部材)、18…3群レンズ保持枠、43…倒れ調整部材、44…偏芯調整部材、45b…螺溝部、49…ネジ部、51…保持部材、57…付勢バネ、81…第2の連結穴、81a…壁面、82…被作用部、101a…光学系

Claims (13)

  1. レンズを保持するレンズ保持枠と、
    前記レンズ保持枠が取り付けられる取付部材と、
    前記レンズ保持枠の前記取付部材に対する位置を調整して光軸に対する前記レンズ保持枠の倒れを調整する倒れ調整部材と、
    前記レンズ保持枠の前記取付部材に対する位置を調整して光軸に対する前記レンズ保持枠の偏芯を調整する偏芯調整部材とを備え、
    前記偏芯調整部材が前記倒れ調整部材に支持された
    レンズ鏡筒。
  2. 前記倒れ調整部材が光軸方向に直交する放射方向に延びる軸を支点として前記取付部材に回転自在に支持され、
    前記偏芯調整部材が光軸方向に直交する放射方向に延びる軸を支点として前記倒れ調整部材に回転自在に支持された
    請求項1に記載のレンズ鏡筒。
  3. 前記倒れ調整部材が前記レンズ保持枠に光軸方向において接触され、
    前記倒れ調整部材の前記取付部材に対する回転により前記レンズ保持枠の前記取付部材に対する傾きが変化されて前記レンズ保持枠の倒れが調整されるようにした
    請求項2に記載のレンズ鏡筒。
  4. 前記偏芯調整部材が前記レンズ保持枠に放射方向において接触され、
    前記偏芯調整部材の前記倒れ調整部材に対する回転により前記レンズ保持枠の前記取付部材に対する位置が変化されて前記レンズ保持枠の偏芯が調整されるようにした
    請求項2に記載のレンズ鏡筒。
  5. 前記偏芯調整部材にネジ部が形成され、
    前記倒れ調整部材に前記ネジ部が螺合される螺溝部が形成された
    請求項4に記載のレンズ鏡筒。
  6. 前記レンズ保持枠を光軸方向において前記倒れ調整部材に押し付ける付勢バネが設けられた
    請求項3に記載のレンズ鏡筒。
  7. 前記レンズ保持枠を前記放射方向において前記偏芯調整部材に押し付けるバネ部材が設けられた
    請求項4に記載のレンズ鏡筒。
  8. 前記倒れ調整部材と前記偏芯調整部材が周方向に離隔してそれぞれ複数設けられた
    請求項1に記載のレンズ鏡筒。
  9. 前記レンズ保持枠に前記倒れ調整部材が光軸方向において接触される被作用部が設けられ、
    前記倒れ調整部材が前記被作用部に点接触されるようにした
    請求項3に記載のレンズ鏡筒。
  10. 前記倒れ調整部材と前記偏芯調整部材による調整時に前記レンズ保持枠を前記取付部材に保持する保持部材が設けられた
    請求項1に記載のレンズ鏡筒。
  11. 前記レンズ保持枠に連結穴が形成され、
    前記保持部材に、前記連結穴に挿入されて前記連結穴を形成する壁面に接する当接部が設けられ、
    前記当接部が前記壁面に点接触されるようにした
    請求項10に記載のレンズ鏡筒。
  12. 光軸に対する前記レンズ保持枠の倒れの調整と光軸に対する前記レンズ保持枠の偏芯の調整とが望遠端状態において行われるようにした
    請求項1に記載のレンズ鏡筒。
  13. 内部に光学系が配置されたレンズ鏡筒と前記光学系を介して取り込まれた光学像を電気的信号に変換する撮像素子とを備え、
    前記レンズ鏡筒は、
    レンズを保持するレンズ保持枠と、
    前記レンズ保持枠が取り付けられる取付部材と、
    前記レンズ保持枠の前記取付部材に対する位置を調整して光軸に対する前記レンズ保持枠の倒れを調整する倒れ調整部材と、
    前記レンズ保持枠の前記取付部材に対する位置を調整して光軸に対する前記レンズ保持枠の偏芯を調整する偏芯調整部材とを備え、
    前記偏芯調整部材が前記倒れ調整部材に支持された
    撮像装置。
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