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JP2014071652A - 振動装置、および電子機器 - Google Patents

振動装置、および電子機器 Download PDF

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JP2014071652A
JP2014071652A JP2012217054A JP2012217054A JP2014071652A JP 2014071652 A JP2014071652 A JP 2014071652A JP 2012217054 A JP2012217054 A JP 2012217054A JP 2012217054 A JP2012217054 A JP 2012217054A JP 2014071652 A JP2014071652 A JP 2014071652A
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Ryoichi Yokoyama
良一 横山
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Abstract

【課題】ある程度の防塵性および防水性を確保しつつ、操作板の振動が阻害される可能性を低減することができる振動装置、および電子機器を提供する。
【解決手段】振動装置X1は、第1主面2A、第1主面2Aの反対側に位置する第2主面2B、第1主面2Aと第2主面2Bとの間に位置する端面2Cを有したタッチパネル2と、タッチパネル2を振動させる振動体3と、タッチパネル2の端面2Cを取り囲むように位置する枠体5と、タッチパネル2の端面2Cと枠体5との間に挟み込まれた介在部7aを有した弾性体6と、を備え、弾性体6は、タッチパネル2の第2主面2Bを支持しておりタッチパネル2が第1主面2Aから第2主面2Bに押圧された際に当該押圧に反発してタッチパネル2を第2主面2Bから第1主面2Aに押し返す反発部7bをさらに有し、反発部7bに対応するタッチパネル2の第1主面2A上には、弾性体6が配置されていない領域を含んでいる。
【選択図】図5

Description

本発明は、振動装置、および電子機器に関する。
近年、使用者がタッチパネル等の操作板を操作した場合に、操作した使用者に対して、押圧感、なぞり感、肌触り感等の様々な触感を伝達する触覚伝達技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。触覚伝達技術を適用した振動装置は、タッチパネル等の操作板と、操作板を振動させる振動体とを備えている。振動体が操作板を振動させることにより、操作板を操作した使用者に対して、触感を伝達することができる。このような振動装置は、例えば、スマートフォンあるいは携帯電話等の携帯端末に備えられることから、ある程度の防塵性および防水性を有していることが要求される。
特開2003−122507号公報
しかしながら、防塵性および防水性を確保しようとすると、操作板の振動が阻害される可能性があった。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、ある程度の防塵性および防水性を確保しつつ、操作板の振動が阻害される可能性を低減することができる振動装置、および電子機器に関する。
本発明の振動装置における一態様は、第1主面、該第1主面の反対側に位置する第2主面、および前記第1主面と前記第2主面との間に位置する端面を有した操作板と、前記操作板を振動させる振動体と、前記操作板の前記端面を取り囲むように位置する枠体と、前記操作板の前記端面と前記枠体との間に挟み込まれた介在部を有した弾性体と、を備え、前記弾性体は、前記操作板の前記第2主面を支持しており前記操作板が前記第1主面から前記第2主面に押圧された際に当該押圧に反発して前記操作板を前記第2主面から前記第1主面に押し返す反発部をさらに有し、前記反発部に対応する前記操作板の前記第1主面上には、前記弾性体が配置されていない領域を含んでいる。
本発明の電子機器における一態様は、上記の振動装置を備える。
本発明の振動装置、および電子機器は、ある程度の防塵性および防水性を確保しつつ、操作板の振動が阻害される可能性を低減することができる、という効果を奏する。
本実施形態に係る振動装置の概略構成を示した平面図である。 図1中に示したI−I線断面図である。 図1中に示したII−II線断面図である。 図1中に示したIII−III線断面図である。 図2中に示した1点鎖線で囲んだ領域A1を拡大した図である。 振動装置のタッチパネルが押圧された場合における、図5と同じ部分を示した図である。 本実施形態に係る振動装置の動作例を示したフローチャートである。 本実施形態に係る携帯端末の概略構成を示した斜視図である。 変形例1に係る振動装置の概略構成を示した平面図である。 図9中に示したIV−IV線断面図である。 図9中に示したV−V線断面図である。 図9中に示したVI−VI線断面図である。 図11中に示した1点鎖線で囲んだ領域A2を拡大した図である。 変形例1に係る振動装置の他の例を示した図であって、図13と同じ部分を示した図である。 振動装置のタッチパネルが押圧された場合における、図14と同じ部分を示した図である。 変形例2に係る振動装置の概略構成を示した平面図である。 図16中に示したVII−VII線断面図である。 図17中に示した1点鎖線で囲んだ領域A3を拡大した図である。 変形例3に係る振動装置の概略構成を示す平面図である。 図19中に示したVIII−VIII線断面図である。 図20中に示した1点鎖線で囲んだ領域A4を拡大した図である。 変形例2に係る振動装置の他の例を示した図であって、図21と同じ部分を示した図である。 変形例4に係る振動装置の概略構成を示す平面図である。 図23中に示したIX−IX線断面図である。 本実施形態に係る振動装置の他の例を示した図であって、図5と同じ部分を示した図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
但し、以下で参照する各図は、説明の便宜上、本発明の一実施形態の構成部材のうち、本発明を説明するために必要な主要部材を簡略化して示したものである。したがって、本発明に係る振動装置、および電子機器は、本明細書が参照する各図に示されていない任意の構成部材を備え得る。
図1〜図4に示すように、本実施形態に係る振動装置X1は、液晶パネル1、タッチパネル2、振動体3、基体4、枠体5、支持体6、および弾性体6を備えている。
液晶パネル1は、一方基板と、一方基板に対向して配置される他方基板と、一方基板と他方基板との間に介在した液晶層と、一方基板と他方基板との間に介在しかつ表示に寄与する表示部材層と、一方基板および他方基板に対して光を照射するバックライトと、を備えている。ここで、説明の便宜上、一方基板、他方基板、液晶層、表示部材層、およびバックライトのそれぞれの図示は省略している。なお、表示部材層としては、例えば、画素電極、配向膜、カラーフィルタ等が挙げられる。液晶パネル1の駆動方式としては、単純マトリクス駆動方式であってもよいし、アクティブマトリクス駆動方式であってもよい。
なお、液晶パネル1の代わりに、プラズマパネル、有機ELパネル、電子ペーパ等の表示パネルを用いてもよい。ここで、有機ELパネルは、電圧を印加すると発光する物質を利用した表示パネルである。具体的には、有機ELパネルは、ジアミン類等の有機物を用いた発光体を基板に蒸着し、5〜10Vの直流電圧を印加することで表示が行われる。なお、液晶パネル1の代わりに有機ELパネルを用いた場合には、バックライトは不要とな
る。
タッチパネル(操作板)2は、使用者が指あるいはペン等で操作した箇所を入力位置として検出する入力デバイスである。タッチパネル2は、第1主面2A、第2主面2B、および端面2Cを有している。
第1主面2Aは、使用者により指あるいはペン等で操作される面となる。なお、第1主面2A上には、保護部材が設けられていてもよい。第1主面2A上に保護部材が設けられていると、使用者の指あるいはペン等の接触によって第1主面2Aを傷付けないように保護することができる。また、第2主面2Bは、第1主面2Aの反対側に位置している。第2主面2Bは、液晶パネル1と空間を介して対向して配置されている。また、端面2Cは、第1主面2Aと第2主面2Bとの間に位置する4つの面である。なお、本実施形態では、タッチパネル2は、平面視して略矩形状であるが、これに限らない。タッチパネル2は、平面視して略円形状あるいは多角形状等であってもよい。
本実施形態では、タッチパネル2は、検出感度向上の観点から、静電容量方式のタッチパネルである。また、静電容量方式のタッチパネルの中でも、薄型化の観点から、カバーガラス一体型であることが好ましい。なお、タッチパネル2として、静電容量方式のタッチパネルの代わりに、例えば、抵抗膜方式のタッチパネル、表面弾性波方式のタッチパネル、赤外線方式のタッチパネル、あるいは電磁誘導方式のタッチパネルを用いてもよい。
振動体3は、使用者による所定の入力操作を検知した場合に、タッチパネル2を湾曲振動させる役割を有する。具体的には、振動体3は、タッチパネル2の短辺方向(以下、X方向と称する)に伸縮運動を繰り返すことにより、タッチパネル2の厚み方向(以下、Z方向と称する)にタッチパネル2を湾曲振動させる。なお、詳細は後述するが、振動体3は、タッチパネル2への押圧荷重を検出する役割も有している。
振動体3は、タッチパネル2の第2主面2B上に設けられている。本実施形態では、図1に示すように、振動体3は、タッチパネル2の両方の短辺の近傍に、それぞれの短辺に沿って2つ設けられている。
なお、振動体3の配置位置、個数等については、特に限定されない。例えば、振動体3は、タッチパネル2の両方の長辺の近傍に、それぞれの長辺に沿って2つ設けられていてもよいし、タッチパネル2の両方の長辺および短辺の近傍に、それぞれの長辺および短辺に沿って4つ設けられていてもよい。
また、本実施形態では、振動体3はタッチパネル2の第2主面2B上に直接設けられているが、これに限らない。振動体3は、タッチパネル2の第1主面2A上に設けられていてもよい。
また、本実施形態では、振動体3は、例えば、印加される電圧に基づいて伸縮運動を行う圧電素子であるが、これに限らない。振動体3として、圧電素子の代わりに、電磁式振動体、モータ等を用いてもよい。また、圧電素子としては、モノモルフ、ユニモルフ、バイモルフのいずれであってもよい。
基体4および枠体5は、液晶パネル1を収容する役割を有する。基体4は、第3主面4Aを有している。基体4の第3主面4A上には、液晶パネル1が設けられている。枠体5は、上面5A、下面5B、および側面5Cを有している。枠体5の上面5Aは、タッチパネル2の第1主面2Aと略同じ高さ位置に位置している。なお、本明細書における「高さ位置」とは、基体4の第3主面4Aから、対象部位までの最短距離を指す。枠体5の下面
5Bは、枠体5の上面5Aの反対側に位置しており、基体4の第3主面4A上に接着されている。なお、枠体5の下面5Bは、基体4の第3主面4A上に位置していなくともよく、基体4と枠体5とが連続していればよい。なお、「基体4と枠体5とが連続している」とは、基体4と枠体5とが直接接している、あるいは、基体4と枠体5とが接着材等を介して接続されている状態を指す。枠体5の側面5Cは、上面5Aと下面5Bとの間に位置している。枠体5の側面5Cは、タッチパネル2の全ての端面2Cと離間しており、液晶パネル1およびタッチパネル2を取り囲むように位置している。
なお、本実施形態では、枠体5は、タッチパネル2の全ての端面2Cと離間しているが、これに限らない。枠体5は、タッチパネル2の少なくとも一部と離間していればよい。すなわち、枠体5は、タッチパネル2の端面2Cと接している部分を有していてもよい。
基体4および枠体5の構成材料としては、例えば、ポリカーボネート等の樹脂、ステンレス、アルミニウム、マグネシウム合金等の金属が挙げられる。なお、本実施形態では、基体4と枠体5とは、個別に形成されているが、これに限らない。基体4と枠体5とは、一体として形成されていてもよい。
弾性体6は、タッチパネル2を支持する役割、および、振動装置X1の内部に埃あるいは水が侵入する可能性を低減する役割を有する。弾性体6は、上面6A、および、上面6Aの反対側に位置しており基体4の第3主面4Aに対向する下面6Bを有する。弾性体6は、タッチパネル2の端面2Cと枠体5の側面5Cとの間に挟み込まれた介在部6aを有している。具体的には、介在部6aは、タッチパネル2の端面2Cと枠体5の側面5Cとが離間している領域に位置している。なお、本実施形態では、枠体5の側面5Cは、タッチパネル2の全ての端面2Cと離間しているため、介在部6aは、タッチパネル2の全ての端面2Cを取り囲むように位置している。このため、介在部6aは、X方向およびタッチパネル2の長辺方向(以下、Y方向と称する)において、タッチパネル2を支持することができる。また、介在部6aは、タッチパネル2の端面2Cと枠体5の側面5Cとの間の領域に位置しているため、当該領域を介して、埃あるいは水が振動装置X1の内部に侵入する可能性を低減することができる。
なお、弾性体6の介在部6aは、タッチパネル2の全ての端面2Cを取り囲んで位置していなくともよく、枠体5の側面5Cとタッチパネル2の端面2Cとが離間する領域に位置していればよい。
弾性体6の構成材料としては、例えば、ゴム系または発泡樹脂系の弾性材料から構成される。ゴム系の弾性材料としては、例えば、ポリブタジエン系、ニトリル系、クロロプレン系、cis-ポリイソプレン、シリコンが挙げられる。発砲樹脂系の弾性材料としては
、例えば、ポリウレタン、ポリスチレン、ポリオレフィン、ポリプロピレンが挙げられる。
ここで、図1〜4に加えて、図5および図6を参照しつつ、弾性体6が有する反発部6bについて詳細に説明する。なお、図5は、図2中に示した1点鎖線で囲んだ領域A1を拡大した図である。
図5に示すように、反発部6bは、タッチパネル2の第2主面2Bを支持している。具体的には、反発部6bは、タッチパネル2の第2主面2Bと基体4の第3主面4Aとの間に位置しており、当該反発部6b上にタッチパネル2の第2主面2Bが位置している。すなわち、タッチパネル2は、反発部6bに載置されている。また、反発部6bに対応するタッチパネル2の第1主面2A上には、弾性体6が配置されていない領域を含んでいる。ここで、「反発部6bに対応するタッチパネル2の第1主面2A上」とは、タッチパネル
2を挟んで反発部6bの反対側に位置する領域B1を指す。すなわち、本明細書に言う「タッチパネル2の第1主面2A上に、弾性体6が配置されて領域を含む」とは、領域B1に弾性体6が配置されていない領域を含んでいることを意味する。
ここで、図6は、振動装置X1のタッチパネル2が第1主面2Aから第2主面2Bに押圧された場合における、図5と同じ部位を示した図である。図6に示すように、タッチパネル2が第1主面2Aから第2主面2Bに押圧された場合、タッチパネル2は、第1主面2Aから第2主面2Bにたわむことになる。タッチパネル2が第1主面2Aから第2主面2Bにたわむと、当該たわみに応じて、反発部6bがZ方向に圧縮されることになる。反発部6bがZ方向に圧縮されると、反発部6bは圧縮状態から定常状態(タッチパネル2が押圧されていない状態)に戻ろうとする。このため、反発部6bは、タッチパネル2に対して、第2主面2Bから第1主面2Aに押し返す力P1を与える。そのため、振動装置X1では、タッチパネル2の押圧に応じて振動体3がタッチパネル2を湾曲振動させた場合に、力P1によって当該湾曲振動を補助することができる。ここで、振動装置X1では、反発部6bに対応するタッチパネル2の第1主面2A上に、弾性体6が配置されていない領域を含んでいる。このため、振動装置X1では、タッチパネル2の第1主面2A側から力P1が抑制される可能性を低減することができる。このように、振動装置X1では、弾性体6によって、ある程度の防塵性および防水性を確保しつつ、タッチパネル2の振動が阻害される可能性を低減することができる。
なお、「ある程度の防塵性および防水性を確保する」とは、完全に防塵性および防水性が確保されている必要はなく、振動装置X1の内部に埃あるいは水が侵入することを一時的にでも防ぐことができれば、本明細書に言う「ある程度の防塵性および防水性を確保する」ことを意味する。
なお、本実施形態のように、タッチパネル2の第1主面2A上には、弾性体6が配置されていないことが好ましい。具体的には、領域B1には、弾性体6が配置されていないことが好ましい。領域B1に弾性体6が配置されていないと、タッチパネル2の第1主面2A側から力P1が抑制される可能性をより低減することができる。このため、タッチパネル2の押圧に応じて振動体3がタッチパネル2を湾曲振動させた場合に、タッチパネル2の振動が阻害される可能性をより低減することができる。なお、本発明は、これに限定されるものではなく、例えば、図25に示すように、タッチパネル2の第1主面2A上の領域B1に弾性体6の一部が含まれていてもよい。
また、本実施形態では、反発部6bは、平面視して枠状に設けられており、タッチパネル2の外縁部を全て支持しているが、これに限らない。反発部6bは、例えば、タッチパネル2の4つの角部のみを支持するように、当該4つの角部と基体4の第3主面4Aとの間の領域にのみ設けられていてもよい。反発部6bがタッチパネル2の4つの角部を支持していると、タッチパネル2の押圧に応じて振動体3がタッチパネル2を湾曲振動させた場合に、当該湾曲振動の振幅が相対的に小さいタッチパネル24つの角部において、当該湾曲振動を有効に補助することができる。なお、反発部6bは、タッチパネル2の4つの角部に加えて、タッチパネル2の長辺における角部間にも位置していてもよい。
また、本実施形態のように、弾性体6は、空間S1を介して基体4の第3主面4Aと離間していることが好ましい。ここで、「空間S1」とは、弾性体6と基体4との間において、他の部材が配置されていない領域を指す。弾性体6が空間S1を介して基体4の第3主面4Aと離間していると、タッチパネル2の押圧に応じて振動体3がタッチパネル2を湾曲振動させた場合に、基体4の第3主面4Aによって当該湾曲振動が抑制される可能性を低減することができる。なお、本実施形態では、弾性体6の全部が空間S1を介して基体4の第3主面4Aと離間しているが、これに限らず、弾性体6の一部が空間S1を介し
て基体4の第3主面4Aと離間していてもよい。この場合、例えば、弾性体6のうち平面視してタッチパネル2の角部近傍に位置する部位は、基体4の第3主面4Aに接していてもよい。
また、本実施形態のように、弾性体6の上面6Aの高さ位置は、タッチパネル2の第1主面2Aの高さ位置と略同じであることが好ましい。弾性体6の上面6Aの高さ位置がタッチパネル2の第1主面2Aの高さ位置と略同じであると、タッチパネル2の第1主面2A上において当該タッチパネル2を操作する使用者が、弾性体6に触れてしまう可能性を低減することができる。このため、弾性体6がタッチパネル2の端面2Cおよび枠体5の側面5Cから剥がれてしまう可能性を低減することができる。なお、弾性体6の上面6Aの高さ位置が、タッチパネル2の第1主面2Aの高さ位置よりも低くともよい。弾性体6の上面6Aの高さ位置が、タッチパネル2の第1主面2Aの高さ位置よりも低いと、上記と同様に、弾性体6がタッチパネル2の端面2Cおよび枠体5の側面5Cから剥がれてしまう可能性を低減することができる。
また、本実施形態のように、タッチパネル2の第1主面2A、枠体5の上面5A、および弾性体6の上面6Aの高さ位置は、略同一であることが好ましい。タッチパネル2の第1主面2A、枠体5の上面5A、および弾性体6の高さ位置が略同一であると、振動装置X1の表面の平坦性を向上することができる。このため、振動装置X1のデザイン性が向上する。
また、本実施形態のように、介在部6aは、弾性体6のうち介在部6a以外の部位よりも圧縮されていることが好ましい。ここで、「弾性体6のうち介在部6a以外の部位」とは、弾性体6のうち介在部6aよりも基体4の第3主面4A側に位置する部位を指す。また、本段落に言う「圧縮」とは、X方向またはY方向における圧縮を指す。弾性体6の介在部6aが弾性体6のうち介在部6a以外の部位よりも圧縮されていると、介在部6aからタッチパネル2の端面2Cを押し返す力が相対的に大きくなり、X方向またはY方向においてタッチパネル2を保持しやすくなる。
また、振動装置X1に組み込まれる以前の弾性体6(以下、弾性部材と称する)の形状については、特に限定されない。弾性部材は、例えば、断面視して矩形状であってもよい。弾性部材が断面視して矩形状である場合、弾性部材の一部がタッチパネル2の端面2Cと枠体5の側面5Cとによって圧縮されることによって、当該一部が介在部6aを形成する。また、タッチパネル2の端面2Cと枠体5の側面5Cとによって圧縮されなかった弾性部材の残部は、タッチパネル2の第2主面2Bと基体4の第3主面4Aとの間の領域に突出することになり、反発部6bを形成する。
また、弾性体6は、遮光性を有していてもよい。弾性体6が遮光性を有していると、タッチパネル2の端面2Cと枠体5の側面5Cとの間の領域を介して、振動装置X1の内部が視認されてしまう可能性を低減することができる。なお、本明細書に言う「遮光性」とは、反射あるいは吸収によって可視光の一部または全部を遮蔽する性質を指す。
また、タッチパネル2は、反発部6bおよび支持部材によって支持されていてもよい。この場合、支持部材は、例えば、基体4の第3主面4Aまたは液晶パネル1上に設けられ、タッチパネル2の角部を支持する。支持部材は、タッチパネル2の振動を抑制しないように、ある程度の弾性を有しており、且つ弾性体6に比して弾性率の大きい材料で形成される。
次に、振動装置X1の動作例について、図7を参照しながら説明する。
なお、以下では、触覚伝達のうち使用者に対して押圧感を伝達する場合の振動装置X1の動作例について説明するが、振動装置X1は、押圧感以外の、例えば、なぞり感、肌触り感等の様々な触感を伝達する場合にも適用できることは勿論である。
図7に示すように、使用者が、タッチパネル2の第1主面2Aを押圧した場合に、振動体3は、タッチパネル2への押圧荷重を検出する(Op1)。ここで、振動体3の荷重検出機能について説明する。すなわち、使用者が、タッチパネル2の第1主面2Aを押圧すると、タッチパネル2が第1主面2Aから第2主面2Bに湾曲する。タッチパネル2が第1主面2Aから第2主面2Bに湾曲すると、振動体3も同じ方向に湾曲する。つまり、タッチパネル2への押圧荷重に応じて、振動体3の湾曲量が変移する。この結果、振動体3によりタッチパネル2への押圧荷重を検出することができる。
そして、図示しない触覚伝達ドライバは、使用者による入力操作が、表示画面に表示された入力オブジェクトに対する押圧操作である場合に、Op1にて検出された押圧荷重が閾値以上であるか否かを判定する(Op2)。
そして、触覚伝達ドライバは、Op1にて検出された押圧荷重が閾値以上であると判定すれば(Op2にてYES)、振動体3をX方向に伸縮運動させる(Op3)。そして、Op3にて伸縮運動された振動体3によりタッチパネル2がZ方向に湾曲振動する(Op4)。このとき、弾性体6の反発部6bがタッチパネル2を押し返す力P1が、当該湾曲振動を補助する役割を果たす。これにより、タッチパネル2の第1主面2Aを押圧した使用者に対して押圧感が伝達される。一方、触覚伝達ドライバは、Op1にて検出された押圧荷重が閾値未満であると判定すれば(Op2にてNO)、図7の処理を終了する。
以上のように、振動装置X1は、ある程度の防塵性および防水性を確保しつつ、タッチパネル2の振動が阻害される可能性を低減することができる。
次に、上記の振動装置X1を備えた携帯端末Y1について、図8を参照しながら説明する。
図8は、本実施形態に係る携帯端末Y1の概略構成を示す斜視図である。図8に示すように、携帯端末Y1は、例えば、携帯電話、スマートフォン、PDA(Personal Digital
Assistant)等の電子機器であって、上記の振動装置X1と、音声入力部101と、音声出力部102と、キー入力部103と、筺体104とを備えている。
音声入力部101は、例えば、マイク等により構成されており、使用者の音声等が入力される。音声出力部102は、スピーカ等により構成されており、相手方からの音声等が出力される。キー入力部103は、例えば、機械的なキーにより構成される。なお、キー入力部103は、表示画面に表示された操作キーであってもよい。筺体104は、振動装置X1、音声入力部101、音声出力部102、およびキー入力部103を収容する役割を有する。
他にも、携帯端末Y1は、必要な機能に応じて、デジタルカメラ機能部、ワンセグ放送用チューナ、赤外線通信機能部等の近距離無線通信部、および各種インタフェース等を備える場合もあるが、これらの詳細についての図示および説明は省略する。
携帯端末Y1は、振動装置X1を備えているので、ある程度の防塵性および防水性を確保しつつ、タッチパネル2の振動が阻害される可能性を低減することができる。
なお、上記では、携帯端末Y1に音声入力部101を備えている例について説明したが
、これに限らない。すなわち、携帯端末Y1には音声入力部101は備えられていなくともよい。
また、振動装置X1は、上記の携帯端末Y1の代わりに、産業用途で使用されるプログラマブル表示器、車載用途で使用される表示器、電子手帳、パーソナルコンピュータ、複写機、ゲーム用の端末装置、テレビ、デジタルカメラ等の様々な電子機器に備えられていてもよい。
なお、上述した実施形態は、本発明の実施形態の一具体例を示すものであり、種々の変形が可能である。以下、いくつかの主な変形例を示す。
[変形例1]
図9は、変形例1に係る振動装置X2の概略構成を示した平面図である。図10は、図9中に示したIV−IV線断面図である。図11は、図9中に示したV−V線断面図である。図12は、図9中に示したVI−VI線断面図である。図13は、図11中に示した1点鎖線で囲んだ領域A2を拡大した図である。図14は、変形例1に係る振動装置X2の他の例を示した図であって、図13と同じ部分を示した図である。図15は、振動装置X2のタッチパネルが押圧された場合における、図14と同じ部分を示した図である。なお、図9〜図15において、図1〜図5と同様の機能を有する構成については、同じ参照符号を付記し、その詳細な説明は省略する。
図9〜図13に示すように、振動装置X2は、振動装置X1が備える弾性体6の代わりに、弾性体21を備えている。また、振動装置X2は、支持体22をさらに備えている。
弾性体21は、上面21Aおよび上面21Aの反対側に位置する下面21Bを有している。下面タッチパネル2の端面2Cと枠体5の側面5Cとの間に挟み込まれた介在部21aを有している。また、弾性体21は、タッチパネル2の第2主面2Bを支持する反発部21bを有している。反発部21bは、タッチパネル2の4つの角部を支持している。
支持体22は、基体4の第3主面4A上に設けられている。支持体22は、反発部21bと基体4の第3主面4Aとの間に位置している。具体的には、支持体22は、平面視して反発部21bと重なって位置している。また、反発部21bは、支持体22上に支持されている。このため、変形例1では、タッチパネル2が第1主面2Aから第2主面2Bに押圧された場合に、タッチパネル2の第2主面2Bと支持体22とによって、反発部21bを圧縮することができる。そのため、反発部21bがタッチパネル2を第2主面2Bから第1主面2Aに押し返す力を相対的に大きくすることができる。そのため、振動装置X2では、タッチパネル2の振動が阻害される可能性をより低減することができる。
なお、変形例1のように、弾性体21は、タッチパネル2の4つの角部において支持体22に支持されており、当該支持体22によって支持されていない部位は、空間S1を介して基体4の第3主面4Aと離間していることが好ましい。ここで、タッチパネル2の4つの角部は、タッチパネル2の押圧に応じて振動体3がタッチパネル2を湾曲振動させた場合に、タッチパネル2の振幅が相対的に小さい部位である。そのため、弾性体21および支持体22をこのように配置することで、タッチパネル2の押圧に応じて振動体3がタッチパネル2を湾曲振動させた場合に、支持体22によって当該湾曲振動が抑制される可能性を低減することができる。
また、変形例1では、反発部21bおよび支持体22は、タッチパネル2の4つの角部にのみに配置されているが、これに限らない。反発部21bおよび支持体22は、タッチパネル2の4つの角部に加えて、タッチパネル2の長辺における角部間にも位置していて
もよい。また、反発部21bおよび支持体22は、平面視して枠状に位置していてもよい。
また、変形例1では、定常状態(タッチパネル2が押圧されていない状態)において、反発部21bは、支持体22に接しているが、これに限らない。反発部21bは、図14に示すように、空間S2を介して支持体22と離間して位置していてもよい。具体的には、定常状態(タッチパネル2が押圧されていない状態)において反発部21bが空間S1を介して支持体22と離間して位置していたとしても、図15に示すように、タッチパネル2が第1主面2Aから第2主面2Bに押圧された場合において、反発部21bが支持体22上に支持されていればよい。
また、変形例1では、支持体22は、基体4の第3主面4A上に設けられているが、これに限らない。支持体22は、液晶パネル1上に設けられていてもよい。また、支持体22は、独立して設けられた部材であるが、これに限らない。支持体22は、液晶パネル1、基体4、または枠体5の一部位であってもよい。
[変形例2]
図16は、変形例2に係る振動装置X3の概略構成を示した平面図である。図17は、図16中に示したVII−VII線断面図である。図18は、図17中に示した1点鎖線で囲んだ領域A3を拡大した図である。なお、図16〜図18において、図1、図2、および図5と同様の機能を有する構成については、同じ参照符号を付記し、その詳細な説明は省略する。
図16〜図18に示すように、振動装置X3は、振動装置X1が備えるタッチパネル2、弾性体6、および枠体5の代わりに、タッチパネル31、枠体32、および弾性体33を備えている。
タッチパネル31は、タッチパネル31と同様の機能を有している。タッチパネル31は、使用者により指あるいはペン等で操作される第1主面31A、第1主面31Aの反対側に位置する第2主面31B、および第1主面31Aと第2主面31Bとの間に位置する端面31Cを有している。
枠体32は、上面32A、下面32B、および側面32Cを有している。枠体32の上面32Aは、タッチパネル31の第1主面31Aと略同じ高さ位置に位置している。枠体32の下面32Bは、枠体32の上面32Aの反対側に位置しており、基体4の第3主面4A上に位置している。枠体32の側面32Cは、上面32Aと下面32Bとの間に位置している。枠体32の側面32Cは、タッチパネル31の全ての端面31Cと離間しており、液晶パネル1およびタッチパネル31を取り囲むように位置している。
弾性体33は、上面33Aおよび上面の反対側に位置する下面33Bを有しており、タッチパネル31を取り囲むように位置している。弾性体31は、タッチパネル31の端面31Cと枠体32の側面32Cとの間に挟み込まれた介在部33aを有している。また、弾性体33は、タッチパネル31の第2主面31Bを支持する反発部33bを有している。
ここで、タッチパネル31の端面31Cは、タッチパネル31の第1主面31Aおよび第2主面31Bに比して、表面粗さが粗い。ここで、弾性体33の介在部33aは、タッチパネル31の端面31Cに接している。このため、タッチパネル31の端面31Cと弾性体33の介在部33aと間における摩擦力を相対的に大きくすることができる。そのため、振動装置X3では、タッチパネル31の押圧に応じて振動体3がタッチパネル31を
湾曲振動させた場合に、タッチパネル31が弾性体33の介在部33aから剥がれてしまう可能性を低減することができる。
なお、変形例2では、枠体32は、タッチパネル31の端面31Cに対向する部位に窪み部32aが設けられている。弾性体33の介在部33aは、当該窪み部32aに入り込んでいる。このため、タッチパネル31の押圧に応じて振動体3がタッチパネル31を湾曲振動させた場合に、弾性体33の介在部33aが枠体32から剥がれてしまう可能性を低減することができる。ここで、本明細書に言う「窪み部32aに入り込んでいる」とは、窪み部32aの一部に入り込んでいることも含む。
[変形例3]
図19は、変形例3に係る振動装置X4の概略構成を示した平面図である。図20は、図19中に示したVIII−VIII線断面図である。図21は、図20中に示した1点鎖線で囲んだ領域A4を拡大した図である。なお、図19〜図21において、図1、図2、および図5と同様の機能を有する構成については、同じ参照符号を付記し、その詳細な説明は省略する。
図19〜図21に示すように、振動装置X4は、振動装置X1が備えるタッチパネル2および弾性体6の代わりに、タッチパネル41および弾性体42を備えている。
タッチパネル41は、タッチパネル41と同様の機能を有している。タッチパネル41は、使用者により指あるいはペン等で操作される第1主面41A、第1主面41Aの反対側に位置する第2主面41B、および第1主面41Aと第2主面41Bとの間に位置する端面31Cを有している。
弾性体42は、上面42Aおよび上面42Aの反対側に位置する下面42Bを有しており、タッチパネル41を取り囲むように位置している。弾性体42は、タッチパネル41の端面41Cと枠体5の側面5Cとの間に挟み込まれた介在部42aを有している。また、弾性体42は、タッチパネル41の第2主面41Bを支持する反発部42bを有している。
ここで、タッチパネル41の端面41Cは、凸部41aを有している。また、弾性体42の介在部42aは、凸部41aに対応して凹部42cを有している。凸部41aは、凹部42cに入り込んでいる。具体的には、凸部41aは、凹部42cと接しており、凸部41aと凹部42cとが噛み合っている。このため、このため、タッチパネル41の押圧に応じて振動体3がタッチパネル41を湾曲振動させた場合に、タッチパネル41が弾性体42の介在部42aから剥がれてしまう可能性を低減することができる。
なお、変形例1では、タッチパネル41の端面41Cは、全体として凸状に形成されており、当該凸状に形成された端面41Cの全部が凸部41aとして機能するが、これに限らない。凸部41aは、タッチパネル41の端面41Cの一部に形成されていてもよい。また、変形例4のように、タッチパネル41の端面41Cが全体として凸状に形成されている場合は、タッチパネル41の表面のうち、曲面状である面を端面41Cとする。
また、変形例1では、タッチパネル41の端面41Cは、凸部41aを有している例について説明したが、これに限らず、図22に示すように、タッチパネル41の端面41Cが凹部41bを有していてもよい。この場合、弾性体42の介在部42aは、凹部41bに対応して凸部42dを有している。凸部42dは、凹部41bに入り込んでいる。具体的には、凸部42dは、凹部41bと接しており、凸部42dと凹部41bとが噛み合っている。このため、上記と同様に、タッチパネル41が弾性体42の介在部42aから剥
がれてしまう可能性を低減することができる。
[変形例4]
図23は、変形43に係る振動装置X5の概略構成を示す平面図である。図24は、図23中に示したIX−IX線断面図である。図23および図24において、図1および図2と同様の機能を有する構成については、同じ参照符号を付記し、その詳細な説明を省略する。
図23および図24に示すように、振動装置X4では、振動装置X1が備える液晶パネル1およびタッチパネル2の代わりに、液晶パネル51を備えている。液晶パネル51は、画像を表示する機能に加えて、使用者が指あるいはペン等で操作した箇所を入力位置として検出する機能を有する。すなわち、液晶パネル51は、タッチパネルとしての機能が内部に組み込まれた、いわゆるインセル型タッチディスプレイである。
液晶パネル51は、第1主面51A、第1主面51Aの反対側に位置する第2主面51B、および第1主面51Aと第2主面51Bとの間に位置する4つの端面51Cを有している。ここで、液晶パネル51の第1主面51Aが、使用者により指あるいはペン等で直接操作される面となる。液晶パネル51は、基体4の第3主面4Aと空間を介して対向して配置されている。
液晶パネル51は、一方基板と、一方基板に対向して配置される他方基板と、一方基板と他方基板との間に介在した液晶層と、一方基板と他方基板との間に介在しかつ表示に寄与する表示部材層と、一方基板上に設けられた光検出部と、一方基板および他方基板に対して光を照射するバックライトと、を備えている。この光検出部が入力位置の検出機能に相当する。光検出部に外光が入射されている状態で、液晶パネル51の上に指を置くことにより、この指に対応する光検出部に入射される外光が遮断される。これにより、液晶パネル51では、外光が入射されている光検出部の検出レベルと、外光が入射されていない光検出部の検出レベルとを比較することにより、入力位置を検知することができる。
なお、上記では、液晶パネル51として、インセル型タッチディスプレイの例について説明したが、これに限らない。例えば、液晶パネル51として、当該液晶パネル51を構成する他方基板上に、入力位置を検出するための検出電極を直接形成した、いわゆるオンセル型タッチディスプレイであってもよい。また、インセル型タッチディスプレイであっても、上記の光検出方式以外の方式を採用してもよい。
また、液晶パネル51の代わりに、プラズマパネル、有機ELパネル、電子ペーパ等の表示パネルを用いてもよい。
[変形例5]
上記では、振動装置X1を備えた携帯端末Y1の例について説明したが、振動装置X1に代えて、振動装置X2〜X5のいずれかを採用してもよい。また、上述した実施形態の各種の構成については互いに組み合わせて構成することができるし、上述した実施形態および上述した変形例も互いに組み合わせて構成することができる。
[変形例6]
上記では、振動装置X1〜X5を触覚伝達技術に適用した例について説明したが、これに限らない。本発明は、触覚伝達技術以外に、例えば、操作板を振動させて音を出力するスピーカ技術、あるいは、操作板を振動させて音を聴くことができる骨伝導技術にも適用することが可能である。骨伝導技術のうち、軟骨伝導技術にも適用することができることは勿論である。ここで、軟骨伝導とは、音声信号を振動に変えて、外耳の軟骨に伝え、そ
の奥の骨を経由して内耳を刺激し、聴神経に伝達させることをいう。
X1〜X4 振動装置
P1 携帯端末(電子機器)
1,51 液晶パネル(表示パネル)
2,31,41 タッチパネル(操作板)
2A,31A,41A タッチパネルの第1主面
2B,31B,41B タッチパネルの第2主面
2B,31B,41B タッチパネルの端面
41a 端面の凸部
41b 端面の凹部
3 振動体
4 基体
5,32 枠体
32a 窪み部
6,21,33,42 弾性体
6A,21A,33A,42A 弾性体の上面
6B,21B,33B,42B 弾性体の上面
6a,21a,33a,42a 介在部
6b,21b,33b,42b 反発部
42c 介在部の凹部
42d 介在部の凸部

Claims (16)

  1. 第1主面、該第1主面の反対側に位置する第2主面、および前記第1主面と前記第2主面との間に位置する端面を有した操作板と、
    前記操作板を振動させる振動体と、
    前記操作板の前記端面を取り囲むように位置する枠体と、
    前記操作板の前記端面と前記枠体との間に挟み込まれた介在部を有した弾性体と、を備え、
    前記弾性体は、前記操作板の前記第2主面を支持しており前記操作板が前記第1主面から前記第2主面に押圧された際に当該押圧に反発して前記操作板を前記第2主面から前記第1主面に押し返す反発部をさらに有し、
    前記反発部に対応する前記操作板の前記第1主面上には、前記弾性体が配置されていない領域を含んでいる、振動装置。
  2. 前記操作板の前記第2主面に対向して配置されており且つ前記枠体と連続した基体をさらに備え、
    前記弾性体の少なくとも一部は、前記基体と空間を介して離間している、請求項1に記載の振動装置。
  3. 前記基体と前記反発部との間に位置し、前記反発部を支持する支持体をさらに備えた、請求項1または2に記載の振動装置。
  4. 前記操作板の前記端面は、前記操作板の前記第1主面および前記第2主面に比して、表面粗さが粗い、請求項1〜3のいずれか一項に記載の振動装置。
  5. 前記操作板の前記端面は、凹部を有しており、
    前記弾性体の前記介在部は、前記凹部に対応して凸部を有しており、
    前記凸部は、前記凹部に入り込んでいる、請求項1〜3のいずれか一項に記載の振動装置。
  6. 前記操作板の前記端面は、凸部を有しており、
    前記弾性体の前記介在部は、前記凸部に対応して凹部を有しており、
    前記凸部は、前記凹部に入り込んでいる、請求項1〜3のいずれか一項に記載の振動装置。
  7. 前記枠体は、前記操作板の前記端面に対向する部位に、窪み部が設けられており、
    前記弾性体の前記介在部は、前記窪み部に入り込んでいる、請求項1〜6のいずれか一項に記載の振動装置。
  8. 前記操作板の前記第1主面上には、前記弾性体が配置されていない、請求項1〜7のいずれか一項に記載の振動装置。
  9. 前記操作板の前記第2主面に対向して配置されており且つ前記枠体と連続した基体をさらに備え、
    前記弾性体は、上面および該上面の反対側に位置しており且つ前記基体に対向する下面を有しており、
    前記基体に対する前記弾性体の前記上面の高さ位置は、前記基体に対する前記操作板の前記第1主面の高さ位置と略同一、または、前記操作板の前記第1主面の高さ位置よりも低い、請求項1〜8のいずれか一項に記載の振動装置。
  10. 前記弾性体の前記介在部は、前記介在部以外の部位よりも圧縮されている、請求項1〜9のいずれか一項に記載の振動装置。
  11. 前記弾性体は、遮光性を有する、請求項1〜10のいずれか一項に記載の振動装置。
  12. 前記弾性体は、前記操作板の前記端面を取り囲むように位置している、請求項1〜11のいずれか一項に記載の振動装置。
  13. 前記操作板は、タッチパネルであり、
    前記操作板と対向して配置されており、前記操作板と前記基体との間に位置する表示パネルをさらに備えた、請求項1〜12のいずれか一項に記載の振動装置。
  14. 前記操作板は、入力位置の検出機能を有した表示パネルである、請求項1〜12のいずれか一項に記載の振動装置。
  15. 前記表示パネルは、液晶パネルまたは有機ELパネルである、請求項13または14に記載の振動装置。
  16. 請求項1〜15のいずれか一項に記載の振動装置を備えた電子機器。
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