JP2014064415A - 電力変換装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】電力変換部と自立運転用端子との間に配置された開閉器の異常を検出できる電力変換装置を提供する。
【解決手段】実施形態にかかる電力変換装置は、第1開閉器と、第2開閉器と、電圧検出部と、制御部とを備える。第1開閉器は、連系運転用端子と電力変換部との間に接続される。第2開閉器は、自立運転用端子と電力変換部との間に接続される。制御部は、第1開閉器と第2開閉器とに対し開状態にする制御信号をそれぞれ出力し、かつ、電力変換部から所定の電圧を出力させた制御状態において、電圧検出部により検出される自立運転用端子の電圧に基づいて、第2開閉器の異常を判定する。
【選択図】図1
【解決手段】実施形態にかかる電力変換装置は、第1開閉器と、第2開閉器と、電圧検出部と、制御部とを備える。第1開閉器は、連系運転用端子と電力変換部との間に接続される。第2開閉器は、自立運転用端子と電力変換部との間に接続される。制御部は、第1開閉器と第2開閉器とに対し開状態にする制御信号をそれぞれ出力し、かつ、電力変換部から所定の電圧を出力させた制御状態において、電圧検出部により検出される自立運転用端子の電圧に基づいて、第2開閉器の異常を判定する。
【選択図】図1
Description
開示の実施形態は、電力変換装置に関する。
近年、太陽光などから得られるエネルギーを系統連系させたり自立運転したりするシステムの開発がなされている。太陽電池などで発電された直流電力を一般家庭などで利用するためには、発電された直流電力を電力系統と略同一の電圧の交流電力へ変換する必要がある。そのため、上記システムにおいては、電力変換部を備えたパワーコンディショナーと呼ばれる電力変換装置が用いられる。
この種の電力変換装置として、電力系統と連系して連系運転用端子から負荷へ電力を供給する連系運転モードに加え、電力系統が停電時などの場合に、自立運転用端子から負荷へ電力供給を行う自立運転モードを有するものが知られている。
例えば、特許文献1に記載の電力変換装置は、電力変換部と連系運転用端子との間および電力変換部と自立運転用端子との間とにそれぞれ開閉器が設けられており、これらの開閉器を制御することによって、連系運転モードと自立運転モードとを選択的に実行する。
しかしながら、従来の電力変換装置では、電力変換部と自立運転用端子との間に配置された開閉器に異常が発生した場合、連系運転モードにおいて自立運転用端子に接続された電気機器に対して悪影響を及ぼすおそれがある。
実施形態の一態様は、上記に鑑みてなされたものであって、電力変換部と自立運転用端子との間に配置された開閉器の異常を検出できる電力変換装置を提供することを目的とする。
実施形態の一態様に係る電力変換装置は、電力変換部と、第1開閉器と、第2開閉器と、電圧検出部と、制御部とを備える。前記電力変換部は、外部装置から供給される電力を所定の電力へ変換する。前記第1開閉器は、電力系統に接続される連系運転用端子と前記電力変換部との間に接続される。前記第2開閉器は、負荷に接続される自立運転用端子と前記電力変換部との間に接続される。前記電圧検出部は、前記自立運転用端子の電圧を検出する。前記制御部は、前記電力変換部、前記第1開閉器および前記第2開閉器を制御する。前記制御部は、前記第1開閉器と前記第2開閉器とに対し開状態にする制御信号をそれぞれ出力し、かつ、前記電力変換部から所定の電圧を出力させた制御状態において、前記電圧検出部により検出される前記自立運転用端子の電圧に基づいて、前記第2開閉器の異常を判定する異常判定処理を実行する。
実施形態の一態様によれば、電力変換部と自立運転用端子との間に配置された開閉器の異常を検出できる電力変換装置を提供することができる。
以下、添付図面を参照して、本願の開示する電力変換装置の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、本実施形態に係る電力変換装置の構成の一例を示す図である。図1に示す電力変換装置1は、太陽電池2によって発電された直流電力を交流電力へ変換し、変換した交流電力を電力系統3に接続された負荷(以下、系統側負荷と記載する)へ供給する。系統側負荷は、例えば、電気機器などである。かかる電力変換装置1は、連系運転処理に加え、自立運転処理も実行する。
図1に示すように、本実施形態に係る電力変換装置1は、連系運転用端子11と、自立運転用端子12と、電力変換部13と、フィルタ14と、第1開閉器15と、第2開閉器16と、自立側電圧検出部17と、系統側電圧検出部18と、制御部19とを備える。
連系運転用端子11は、後述する連系運転モードで電力変換部13からの電力を出力する端子である。かかる連系運転用端子11は、電力系統3のR相、S相および中性線Oに接続するための端子である。
また、自立運転用端子12は、後述の自立運転モードで電力変換部13からの電力を出力するための端子である。かかる自立運転用端子12には、電気機器などの負荷(以下、自立側負荷と記載する)が接続される。なお、連系運転用端子11および自立運転用端子12は、コンセントなどの配線用差込接続器であるが、電力系統3や自立側負荷に接続できる構成であればよく、配線用差込接続器に限られない。
電力変換部13は、制御部19に基づいて、太陽電池2によって発電された直流電力を交流電力へ変換し、変換した交流電力を出力するインバータ回路である。かかる電力変換部13は、例えば、太陽電池2から出力される直流電圧を昇圧した後、昇圧後の直流電圧を交流電圧へ変換することで、r線およびs線間へ交流電力を出力する。なお、o線は中性線である。
電力変換部13へ電力を供給する外部装置が太陽電池でなく、発電機である場合、電力変換部13は、例えば、コンバータ回路とインバータ回路を有する構成とすることができる。この場合、発電機から供給される交流電力はコンバータ回路により直流電力へ変換され、変換された直流電力はインバータ回路により交流電力へ変換される。
フィルタ14は、電力系統3へ出力される交流電力の高周波ノイズを除去する。かかるフィルタ14は、例えば、コンデンサとリアクトルからなるノーマルモードフィルタにより構成される。また、フィルタ14は、ノーマルモードフィルタおよびコモンモードフィルタを含む構成にしてもよい。
第1開閉器15は、連系運転用端子11と電力変換部13との間に接続される。第1開閉器15が閉状態の場合、電力変換部13からの電力が連系運転用端子11を介して系統側負荷へ出力される。一方、第1開閉器15が開状態の場合、電力変換部13からの電力は、連系運転用端子11から出力されない。
第2開閉器16は、自立運転用端子12と電力変換部13との間に接続される。第2開閉器16が閉状態の場合、電力変換部13からの電力が自立運転用端子12を介して自立側負荷へ出力される。一方、第2開閉器16が開状態の場合、電力変換部13からの電力は、自立運転用端子12から出力されない。
自立側電圧検出部17は、自立運転用端子12の電圧を検出する。具体的には、自立側電圧検出部17は、第2開閉器16と自立運転用端子12の間のr線およびs線の電圧をそれぞれ検出する。
系統側電圧検出部18は、連系運転用端子11の電圧を検出する。具体的には、系統側電圧検出部18は、第1開閉器15と連系運転用端子11の間のr線およびs線の電圧をそれぞれ検出する。
制御部19は、電力変換部13、第1開閉器15および第2開閉器16を制御して、連系運転モード、自立運転モードおよび異常判定モードを実行する。図2は、各モードにおける第1開閉器15および第2開閉器16の状態並びに電力変換部13の出力電圧の関係を示す図である。
連系運転モードは、電力系統3に接続された系統側負荷へ電力を供給する連系運転処理を実行する動作モードである。制御部19は、図2に示すように、第1開閉器15に対し閉状態にするHighレベルの制御信号S1を出力し、かつ、第2開閉器16に対し開状態にするLowレベルの制御信号S2を出力し、電力変換部13から電力系統3の電圧と略同一の電圧(以下、連系運転用電圧V1と記載する)を出力させる。これにより、連系運転用端子11から系統側負荷へ交流電力が供給される。
また、制御部19は、電力変換部13に対して連系運転用電圧V1に応じた制御信号S3を出力することで、電力変換部13から連系運転用電圧V1を出力させる。なお、連系運転用電圧V1は、50Hzまたは60Hzの200Vの電圧であるが、かかる電圧に限られるものではない。
自立運転モードは、自立運転用端子12に接続された自立側負荷へ電力を供給する自立運転処理を実行する動作モードである。制御部19は、図2に示すように、第1開閉器15に対し開状態にするLowレベルの制御信号S1を出力し、かつ、第2開閉器16に対し閉状態にするHighレベルの制御信号S2を出力し、電力変換部13から所定の電圧(以下、自立運転用電圧V2と記載する)を出力させることで、自立側負荷へ交流電力を供給する。
また、制御部19は、電力変換部13に対して自立運転用電圧V2に応じた制御信号S3を出力することで、電力変換部13から自立運転用電圧V2を出力させる。なお、自立運転用電圧V2は、50Hzまたは60Hzの100Vの電圧であるが、かかる電圧に限られるものではない。
異常判定モードは、第2開閉器16の異常を検出する異常検出処理を実行する動作モードである。制御部19は、図2に示すように、第1開閉器15および第2開閉器16に対して共に開状態にするLowレベルの制御信号S1、S2をそれぞれ出力し、かつ、電力変換部13からテスト用電圧V3を出力させ、このときの自立側電圧検出部17の検出結果に基づいて、第2開閉器16の異常を検出する。
第2開閉器16の異常として、第2開閉器16における内部端子間の溶着がある。内部端子間の溶着が発生すると第2開閉器16が閉状態に維持されることから、電力変換部13の出力電圧が第2開閉器16を介して自立運転用端子12へ出力される。そのため、自立運転用端子12に自立側負荷が接続されている場合、かかる自立側負荷に電力変換部13の出力電圧が印加される。
連系運転モードでは、自立運転用電圧V2よりも高い連系運転用電圧V1が電力変換部13から出力されるため、第2開閉器16の内部端子間に溶着があって第2開閉器16が開状態へ移行しない場合、連系運転用電圧V1が自立側負荷に対して印加される。例えば、自立側負荷の定格電圧が120Vである場合、200Vの連系運転用電圧V1が自立側負荷へ印加されることになり、自立側負荷の故障要因となる。
このように、第2開閉器16の内部端子間が溶着している場合、異常判定モードにおいても、第2開閉器16が開状態へ移行しないため、電力変換部13からテスト用電圧V3を出力させた場合、自立運転用端子12にテスト用電圧V3が現れる。かかるテスト用電圧V3は、自立側電圧検出部17によって検出される。制御部19は、自立側電圧検出部17による検出結果に基づき、第2開閉器16に異常があると判定する。
一方、第2開閉器16に異常がなく、異常判定モードにおいて第2開閉器16が開状態へ移行する場合、自立運転用端子12にテスト用電圧V3は現れないため、制御部19は、自立側電圧検出部17の検出結果に基づき、第2開閉器16に異常がないと判定する。
異常判定モードにおいて、電力変換部13から出力させるテスト用電圧V3は、自立側電圧検出部17がr線とs線の電圧を検出することができる期間以上であればよく、例えば、電力変換部13から10ms程度から1秒程度だけ出力すればよい。このように、テスト用電圧V3の出力時間を比較的短い時間とすることで、異常判定モード時の自立運転用端子12に接続された電気機器に対する影響を低減することができる。
ここで、制御部19によって実行される処理の一例を説明する。図3は、電力変換装置1の制御部19が行う処理の一例を示すフローチャートである。なお、自立運転モードへの移行や連系運転モードへの移行は、入力(ON)された運転スイッチを一旦切って(OFF)、再び入力(ON)する動作が行われないと実行できないようになっている場合があるが、以下その部分の説明は省略している。
まず、電力変換装置1の制御部19は、電力変換装置1の図示しない運転スイッチが入力(ON)されたか否かを判定する(ステップS10)。かかるステップS10の処理は、運転スイッチが入力されるまで繰り返し行われる。運転スイッチが入力されたと判定すると(ステップS10;Yes)、制御部19は、電力系統3が停電になったか否かを判定する(ステップS11)。制御部19は、系統側電圧検出部18によって検出される連系運転用端子11の電圧が所定値未満となった場合に、電力系統3が停電になったと判定する。
電力系統3が停電になっていると判定すると(ステップS11;Yes)、制御部19は、自立運転モードへ移行し、自立運転処理を開始する(ステップS12)。かかる自立運転処理では、第1開閉器15に対し開状態にする制御信号S1が出力され、第2開閉器16に対し閉状態にする制御信号S2が出力され、電力変換部13から自立運転用端子12へ自立運転用電圧V2が出力される。
一方、電力系統3が停電になっていないと判定すると(ステップS11;No)、制御部19は、異常判定モードへ移行し、異常判定処理を開始する(ステップS13)。かかる異常判定処理では、第1開閉器15および第2開閉器16に対し開状態にする制御信号S1、S2がそれぞれ出力され、電力変換部13からテスト用電圧V3が出力される。
制御部19は、電力変換部13からテスト用電圧V3を出力させている状態で、自立側電圧検出部17で検出される自立運転用端子12の電圧値に基づいて、第2開閉器16に異常があるか否かを判定する。具体的には、制御部19は、自立運転用端子12の電圧がゼロでない場合、内部端子間の溶着による第2開閉器16の異常があると判定する。一方、自立運転用端子12の電圧がゼロである場合、第2開閉器16の異常がないと判定する。
異常判定処理において第2開閉器16に異常があると判定された場合(ステップS14:Yes)、制御部19は、図示しない報知部から電力変換装置1に異常がある旨の報知を行い(ステップS15)、電力変換装置1を停止状態にして処理を終了する。報知部は、例えば、ランプ、ディスプレイ、または、スピーカである。
制御部19は、第2開閉器16に異常があると判定した場合、内部のメモリに異常フラグとして「1」を設定し、かかる異常フラグが「1」である場合に、電力変換装置1に異常がある旨の報知を報知部から継続して行うこともできる。
一方、異常判定処理において、第2開閉器16に異常がないと判定した場合(ステップS14:No)、制御部19は、系統運転モードへ移行し、連系運転処理を開始する(ステップS16)。かかる連系運転処理では、第1開閉器15に対し閉状態にする制御信号S1が出力され、第2開閉器16に対し開状態にする制御信号S2が出力され、電力変換部13から連系運転用電圧V1が出力される。
以上のように、本実施形態に係る電力変換装置1は、異常判定処理において、第1開閉器15および第2開閉器16に対し開状態にする制御信号S1,S2をそれぞれ出力し、かつ、電力変換部13からテスト用電圧V3を出力させる制御を行う。かかる制御状態において、制御部19は、自立側電圧検出部17により検出される自立運転用端子12の電圧に基づいて、第2開閉器16の異常を判定する。
したがって、例えば、電力変換装置1の保守者等に対して第2開閉器16の異常を報知部から報知することで、第2開閉器16の交換や自立運転用端子12への接続についての注意を喚起することができる。
また、制御部19は、連系運転処理を実行する前に、異常判定処理を実行する。そして、この異常判定モードにおいて第2開閉器16の異常を検出した場合、制御部19は、連系運転処理を行わない。かかる処理により、自立運転用端子12へ連系運転用電圧V1が出力されて自立側負荷を破損する、という問題を解消することができる。
また、制御部19は、テスト用電圧V3を自立運転用電圧V2以下の電圧としていることから、第2開閉器16に異常があった場合でも、自立側負荷を破損する等の問題が生じない。なお、テスト用電圧V3を自立運転用電圧V2よりも低い電圧とすることで、異常判定処理における電力消費を低減することも可能となる。
また、制御部19は、自立運転処理を実行した後、連系運転処理を実行する前に、異常判定処理を実行することもできる。図4は、制御信号S1、S2および電力変換部13の出力の遷移例を示す図である。
図4に示す例では、制御部19は、連系運転モードを実行中に停電が発生すると(t1)、自立運転モードへ移行し(t1〜t2)、その後、停電が復旧すると(t2)、異常判定モード(t2〜t3)を実行した後に、連系運転モードへ移行する(t3〜)。
このように、制御部19は、自立運転処理を実行した後、連系運転処理を実行する前に、異常判定処理を実行することができる。第2開閉器16における内部端子間の溶着は、自立運転処理によって第2開閉器16に電流を流すことによって生じることから、自立運転処理を実行した後に、異常判定処理を実行することで効率的に第2開閉器16の異常を検出することができる。
また、図4に示す例では、制御部19は、異常判定モードにおいて、第1開閉器15および第2開閉器16に対し期間T12において開状態にする制御信号S2を出力し、電力変換部13からテスト用電圧V3を期間T11において出力させる(t2〜t3)。
具体的には、制御部19は、自立運転モードから異常判定モードへ移行する際に、電力変換部13の出力を停止し、自立側電圧検出部17で検出される自立運転用端子12の電圧がゼロであるかを判定する。電力変換部13の出力が停止している状態で、自立運転用端子12の電圧がゼロでない場合、制御部19は、何らかの要因で外部から自立運転用端子12へ電圧が印加される異常があると判定する。この原因としては、例えば、誤配線などが考えられる。
自立側電圧検出部17で検出される自立運転用端子12の電圧がゼロである場合、制御部19は、期間T11だけ電力変換部13からテスト用電圧V3を出力させ、自立側電圧検出部17で検出される自立運転用端子12の電圧がゼロであるかを判定する。自立運転用端子12の電圧がゼロでない場合、内部端子間の溶着による第2開閉器16の異常があると判定し、自立運転用端子12の電圧がゼロである場合、第2開閉器16の異常がないと判定する。その後、制御部19は、電力変換部13の出力を停止してから、連系運転モードへ移行する。
なお、制御部19は、図4に示す異常判定処理に代えて、自立運転モードから異常判定モードへ移行する際に、電力変換部13の出力を停止せずに電力変換部13からの電圧出力を継続するようにしてもよい。この場合、制御部19は、自立運転用端子12へ外部から電圧が印加される異常は判定しない。また、制御部19は、テスト用電圧V3を自立運転用電圧V2と同一の電圧とすることで、テスト用電圧V3を出力するまでの時間を省くことができ、異常判定処理を迅速に行うことができる。
また、電力変換部13からの電圧出力を継続して動作モードの切り替えを行う場合、切換時のノイズを低減するために、制御部19は、電力変換部13から出力される交流電圧がゼロとなるタイミングで第1開閉器15および第2開閉器16の開閉を制御する。なお、交流電圧がゼロとなるタイミングは、自立側電圧検出部17や系統側電圧検出部18の検出結果に基づいて、制御部19が判定する。
また、制御部19は、動作モードの切り替えを行う場合に、その切り替え前後で電力変換部13からの電圧出力を停止することもできる。この場合、交流電圧がゼロとなるタイミングの検出は行われない。
上述の実施形態では、自立運転処理や連系運転処理などに異常判定処理を関連付けた処理を説明したが、異常判定処理は自立運転処理および連系運転処理と関係なく実行することもできる。
例えば、制御部19は、第1開閉器15および第2開閉器16に対し開状態にする制御信号S1,S2を出力し、電力変換部13からの出力が停止している待機状態において、所定の条件に基づいて異常判定処理を実行してもよい。
例えば、制御部19の内部メモリに異常判定処理のスケジュールを記憶しておく。そして、制御部19は、スケジュールで規定されたタイミングで、電力変換装置1が待機状態である場合には、異常判定処理を実行する。なお、制御部19は、自立側電圧検出部17および系統側電圧検出部18が検出する電圧がそれぞれゼロである場合に、待機状態から異常判定処理を実行することもできる。
また、制御部19は、電力変換装置1に電源が投入されて初期処理を行う際に、異常判定処理を実行することもできる。また、制御部19は、電力変換装置1の図示しないメンテナンスボタンが操作された場合に、異常判定処理を実行することもできる。
また、上述の実施形態では、第1開閉器15および第2開閉器16を、Highレベルの制御信号により閉状態となる開閉器として説明したが、Lowレベルの制御信号により閉状態となる開閉器であってもよい。
また、上述の実施形態では、r線およびs線間の電圧を検出することによって第2開閉器16の異常を検出することとしたが、第2開閉器16の異常検出方法はこれに限られない。例えば、制御部19は、r線およびs線の一方の電圧が電力変換部13がr線およびs線の一方に出力する電圧と同じである場合に、第2開閉器16の内部端子間が溶着していると判定することもできる。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 電力変換装置
2 太陽電池(外部装置)
3 電力系統
11 連系運転用端子
12 自立運転用端子
13 電力変換部
14 フィルタ
15 第1開閉器
16 第2開閉器
17 自立側電圧検出部
18 系統側電圧検出部
19 制御部
2 太陽電池(外部装置)
3 電力系統
11 連系運転用端子
12 自立運転用端子
13 電力変換部
14 フィルタ
15 第1開閉器
16 第2開閉器
17 自立側電圧検出部
18 系統側電圧検出部
19 制御部
Claims (4)
- 外部装置から供給される電力を所定の電力へ変換する電力変換部と、
電力系統に接続される連系運転用端子と前記電力変換部との間に接続される第1開閉器と、
負荷に接続される自立運転用端子と前記電力変換部との間に接続される第2開閉器と、
前記自立運転用端子の電圧を検出する電圧検出部と、
前記電力変換部、前記第1開閉器および前記第2開閉器を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記第1開閉器と前記第2開閉器とに対し開状態にする制御信号をそれぞれ出力し、かつ、前記電力変換部から所定の電圧を出力させた制御状態において、前記電圧検出部により検出される前記自立運転用端子の電圧に基づいて、前記第2開閉器の異常を判定する異常判定処理を実行する
ことを特徴とする電力変換装置。 - 前記制御部は、
前記第1開閉器に対し閉状態にする制御信号を出力して前記電力系統に接続された負荷へ前記電力変換部で変換された電力を出力させる連系運転処理を実行する前に、前記異常判定処理を実行し、当該異常判定処理において前記第2開閉器の異常を検出した場合、前記連系運転処理へ移行しない
ことを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。 - 前記制御部は、
前記第2開閉器に対し閉状態にする制御信号を出力して前記自立運転用端子へ前記電力変換部で変換された電力を出力させる自立運転処理を実行した後、前記連系運転処理へ移行する前に、前記異常判定処理を実行する
ことを特徴とする請求項2に記載の電力変換装置。 - 前記制御部は、
前記異常判定処理において前記電力変換部から出力する電圧を、前記自立運転処理において前記電力変換部から出力する電圧以下の電圧値とする
ことを特徴とする請求項3に記載の電力変換装置。
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