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JP2014063892A - 多数個取り配線基板 - Google Patents

多数個取り配線基板 Download PDF

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JP2014063892A
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Yuji Shimoyama
雄士 下山
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Abstract

【課題】 分割した際に配線基板にバリ等が生じにくい多数個取り配線基板を提供する。
【解決手段】 本発明の多数個取り配線基板は、絶縁基体1が、複数の配線基板領域群1bと複数の配線基板領域群1bの間に配置された介在ダミー領域1cとを有しており、複数の配線基板領域群1bの各々が複数の配線基板領域1aを有している。複数の配線基板領域1aの各々に設けられた配線導体2とを有している。絶縁基体1が、切り欠き部3を有しており、切り欠き部3が、配線基板領域1aまでの距離D2よりも介在ダミー領域1cまでの距離D1の方が近くなるように配置されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体素子または発光素子等の電子部品の搭載される配線基板を製作するための多数個取り配線基板に関するものである。
従来、撮像素子等の半導体素子または水晶振動子等の電子部品を搭載するための配線基板は、例えば、酸化アルミニウム質焼結体等の電気絶縁材料から成る絶縁基板の表面に、タングステンまたはモリブデン等の金属粉末メタライズから成る配線導体が配設されることによって形成されている。
配線基板は、近年の電子装置の小型化の要求に伴って、小型化されてきており、複数の配線基板を効率よく製作するために、多数個取り配線基板を分割することによって製作されている。多数個取り配線基板は、絶縁基体の中央部に配線基板となる複数の配線基板領域が縦横に配列されて形成されたものである。
多数個取り配線基板には、絶縁基体の複数の配線基板領域の周囲に設けられた周囲ダミー領域の外周部に切り欠き部が設けられている場合がある。切り欠き部は、絶縁基体の厚み方向に延びた溝状の形状を有している(例えば、特許文献1を参照。)。切り欠き部は、例えば、多数個取り配線基板の位置合わせ用の溝、またはめっき用端子の配置箇所等として用いられる。
特開2009−010103号公報
近年、多数個取り配線基板の上面の面積に対する配線基板領域の上面の面積の増加によって、多数個取り配線基板の外縁と配線基板領域との間の周囲ダミー領域の幅が小さくなってきている。このような多数個取り配線基板を撓ませて分割溝に沿って分割すると、切り欠き部の近傍の配線基板領域を分割して得られる配線基板の側面にバリが生じることがあった。これは、切り欠き部と配線基板領域との間の周囲ダミー領域の幅が小さくなってきているため、多数個取り配線基板を分割溝に沿って抗折することによって、周囲ダミー領域を取り除こうとすると、切り欠き部と配線基板領域との間の周囲ダミー領域に十分な力が加わらずに、切り欠き部と配線基板領域との間の周囲ダミー領域の一部を取り除くことができないことが原因であった。
本発明の一つの態様による多数個取り配線基板は、複数の配線基板領域群と複数の配線基板領域群の間に配置された介在ダミー領域とを有しており、複数の配線基板領域群の各々が複数の配線基板領域を有している絶縁基体と、複数の配線基板領域の各々に設けられた配線導体とを有している。絶縁基体が、切り欠き部を有しており、切り欠き部が、配線基板領域までの距離よりも介在ダミー領域までの距離の方が近くなるように配置されている。
本発明の一つの態様による多数個取り配線基板は、絶縁基体が切り欠き部を有しており
、切り欠き部が配線基板領域までの距離よりも介在ダミー領域までの距離の方が近くなるように配置されていることから、切り欠き部の近傍の分割溝を分割した際に、バリが生じたとしても、バリが切り欠き部に近い介在ダミー領域に生じて、切り欠き部から比較的離れている配線基板領域を分割して得られた配線基板の側面に生じることを低減できる。
(a)は、本発明の第1の実施形態における多数個取り配線基板を示す上面図であり、(b)は(a)のA部における拡大図である。 (a)は、図1(a)に示された多数個取り配線基板のA−A線における断面図であり、(b)は図1(a)に示された多数個取り配線基板のB−B線における断面図である。 (a)は、本発明の第2の実施形態における多数個取り配線基板を示す上面図であり、(b)は(a)のA部における拡大図である。 (a)は、本発明の第3の実施形態における多数個取り配線基板を示す上面図であり、(b)は(a)のA−A線における断面図である。
本発明のいくつかの例示的な実施形態について、添付の図面を参照しつつ説明する。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態における多数個取り配線基板は、図1および図2に示された例のように、複数の配線基板領域1aを有している絶縁基体1と複数の配線基板領域1aの各々に設けられた配線導体2とを有している。
絶縁基体1は、複数の配線基板領域群1bと、複数の配線基板領域群1bの間に配置された介在ダミー領域1cと、複数の配線基板領域群1bおよび介在ダミー領域1cの周囲に設けられた周囲ダミー領域1dとを有している。複数の配線基板領域群1bの各々が1つ乃至複数の配線基板領域1aを有している。
複数の配線基板領域1aの各々は、例えば電子部品が搭載され封止されて、外部回路基板に実装されるパッケージとして利用される領域である。周囲ダミー領域1dは、絶縁基体1の製造時または搬送時に用いられる領域であり、この周囲ダミー領域1dを用いて絶縁基体1用の生成形体または絶縁基体1の加工時または搬送時の位置決め、固定等を行なうことができる。なお、本実施形態において、複数の配線基板領域1aは縦および横に並んで設けられているが、複数の配線基板領域1aは縦または横に並んで設けられていてもよい。
絶縁基体1の材料は、例えばセラミックスまたは樹脂等の絶縁体である。絶縁基体1の材料がセラミックスである場合は、材料として例えば酸化アルミニウム質焼結体(アルミナセラミックス),窒化アルミニウム質焼結体,ムライト質焼結体およびガラスセラミックス質焼結体等を用いることができる。また、絶縁基体1の材料が樹脂である場合は、材料として例えばエポキシ樹脂,ポリイミド樹脂,アクリル樹脂,フェノール樹脂,ポリエステル樹脂、および四フッ化エチレン樹脂を始めとするフッ素系樹脂またはガラスエポキシ樹脂等を用いることができる。
絶縁基体1の材料が酸化アルミニウム質焼結体である場合には、例えばアルミナ(Al),シリカ(SiO),カルシア(CaO)およびマグネシア(MgO)等の原料粉末に適当な有機溶剤および溶媒を添加混合して泥漿状となすとともに、これを従来周知のドクターブレード法またはカレンダーロール法等を採用してシート状に成形することによってセラミックグリーンシートを得て、次に、セラミックグリーンシートに適当な打
ち抜き加工を施すとともに必要に応じて複数枚積層して生成形体を形成し、この生成形体を高温(約1300〜1500℃)で焼成することによって絶縁基体1が製作される。
絶縁基体1の材料が樹脂である場合は、例えば所定の配線基板の形状に成形できるような金型を用いて、トランスファーモールド法またはインジェクションモールド法等によって絶縁基体1が製作される。また、例えば、絶縁基体1がガラスエポキシ樹脂である場合は、ガラス繊維から成る基材にエポキシ樹脂の前駆体を含浸させ、このエポキシ樹脂前駆体を所定の温度で熱硬化させることによって絶縁基体1が製作される。
配線導体2は、絶縁基体1の表面および内部に設けられており、配線導体2は、分割後の配線基板に電子部品を搭載したり、搭載された電子部品と外部回路基板とを電気的に接続するためのものである。配線導体2は、絶縁基体1がセラミックスからなる場合、タングステン(W),モリブデン(Mo),マンガン(Mn),銀(Ag),銅(Cu)等の金属粉末メタライズから成る。配線導体2は、絶縁基体1の表面または内部に設けられた金属導体と、絶縁基体1を構成する絶縁層を貫通して上下に位置する金属導体同士を電気的に接続する貫通導体とを含んでいる。
絶縁基体1の内部に配置される配線導体2は、例えば絶縁基体1用のセラミックグリーンシートに配線導体2用のメタライズペーストをスクリーン印刷法等の印刷手段によって印刷塗布し、絶縁基体11用のセラミックグリーンシートとともに焼成することによって形成される。また、貫通導体は、例えば絶縁基体11用のセラミックグリーンシートに金型またはパンチングによる打ち抜き加工またはレーザー加工等の加工方法によって貫通導体用の貫通孔を形成し、この貫通孔に貫通導体用のメタライズペーストを上記印刷手段によって充填しておき、絶縁基体1用のセラミックグリーンシートとともに焼成することによって形成される。
また、絶縁基体1の材料が樹脂である場合には、配線導体2は、銅,金,アルミニウム,ニッケル,クロム,モリブデン,チタンおよびこれらの合金等の金属材料を用いることができる。配線導体2は、例えば、ガラスエポキシ樹脂から成る樹脂シート上に、所定の形状に加工した銅箔を転写し、銅箔が転写された樹脂シートを積層して接着剤で接着することによって形成する。このような場合には、配線導体2は、樹脂シート上に金属箔を転写して形成する。また、配線導体2のうち、樹脂シートを厚み方向に貫通する貫通導体は、導体ペーストの印刷またはめっき法によって樹脂シートに形成した貫通孔の内面に被着形成するか、貫通孔を充填して形成すればよい。このような貫通導体は、例えば金属箔または金属柱を樹脂成形によって一体化させたり、絶縁基体1にスパッタリング法,蒸着法等を用いて被着させて形成される。
配線導体2の露出部の表面には、ニッケル,金等の耐蝕性に優れる金属めっき層が被着される。配線導体2が腐食することを低減できるとともに、電子部品、ボンディングワイヤまたは外部回路基板と配線導体2とを強固に接合できる。例えば、露出部の表面には、厚さ1〜10μm程度のニッケルめっき層と厚さ0.1〜3μm程度の金めっき層とが順次被
着される。
また、電子部品として、発光素子が用いられる場合には、多数個取り配線基板は、配線導体2の表面に1〜10μm程度の厚みの銀めっき層を被着されていてもよい。電子部品が搭載される配線導体2の表面に銀めっき層が被着されていると、多数個取り配線基板を分割して得られる配線基板に発光素子を搭載した際に、発光素子から配線導体2の方に放出された光を効率よく反射できる発光装置とすることができる。
また、電子部品が搭載される配線導体2の表面は、Cuめっき層が被着されていても良
い。例えば、ニッケルめっき層と金めっき層との間またはニッケルめっき層と金めっき層の下地層に10〜80μm程度のCuめっき層を被着させることで、電子部品の発する熱を配線導体2に効率良く伝熱させるとともに、信頼性に優れた電子装置とすることができる。
分割溝4は、絶縁基体1の各配線基板領域1a同士の境界と、配線基板領域1aと介在ダミー領域1cまたは周囲ダミー領域1dとの境界、介在ダミー領域1cと周囲ダミー領域1dとの境界に設けられている。これらの分割溝4は、絶縁基体1となる生成形体にカッター刃または金型を押し当てる方法、あるいは絶縁基体1となる生成形体または焼成後の絶縁基体1にレーザ加工またはダイシング加工を施す方法によって形成できる。分割溝4の縦断面形状は、底部に向かって漸次幅の狭くなる形状または凹形状であってもよいが、図1および図2に示された例のように、底部に向かって漸次幅の狭くなる形状にすると、絶縁基体1を撓ませて分割溝4に沿って破断する際に、分割溝4の底部に応力を集中させやすいので、凹形状の場合に比べて小さい力で正確に分割できる。また、分割溝4は図2に示された例のように、絶縁基体1の両主面に設けられていてもよい。
分割溝4の深さは、絶縁基体の材料等によって適宜設定され、絶縁基体1の厚みの50%〜70%程度に形成されることが好ましい。分割溝4の深さが絶縁基体1の厚みの50%以下であると、絶縁基体1の厚みに対して機械的強度が高くなって分割しにくくなる傾向にあり、分割溝4の深さが70%以上であると、絶縁基体1の機械的強度が低くなって、配線基板が運搬時等に割れやすくなる傾向にある。分割溝4の深さを上記範囲とすることで、絶縁基体1が精度良く分割されるとともに、運搬中等に不用意に割れることの低減された多数個取り配線基板となる。なお、分割溝4が、絶縁基体1の両主面に形成される場合は、両主面に形成された分割溝4の深さの合計が上記範囲のように設定されていればよい。
絶縁基体1の分割溝4の開口幅は、0.01mm〜1.0mm程度であれば、絶縁基体1を良
好に分割できるとともに、分割溝4を形成することによって各配線基板領域1aの面積が小さくなってしまうことを低減できる。つまり、分割溝4を形成する際に、配線基板領域1aの面積を大きく減少させることを低減できる。分割溝4の開口幅が0.01mmより小さいと、絶縁基体1を撓ませて分割溝4に沿って分割しようとした際に、分割溝4の底部に加わる力が弱くなり、他方で、分割溝4の開口幅が1.0mmより大きいと、配線基板1c
の主面の面積を小さくしてしまうからである。また、開口幅が0.01mmより小さいと、絶縁基体1となる生成形体にカッター刃または金型を押し当てることによって分割溝4を形成してから絶縁基体1となる生成形体を焼成する際に、分割溝4の内壁面がくっついて分割溝4が閉じてしまったり、分割溝4の底部側の内壁面同士がくっついて分割溝4が浅くなってしまったりすることがある。
切り欠き部3は、図1および図2に示された例のように、絶縁基体1の外周部の周囲ダミー領域1dに、絶縁基体1の側面に溝状に設けられており、絶縁基体1を厚み方向に貫通している。このような切り欠き部3は、多数個取り配線基板に電子部品を実装する際、または多数個取り配線基板に蓋体またはリードピン等を接合する際に、多数個取り配線基板を位置合わせするために、例えば棒状の治具が配置される部分である。また、切り欠き部3は電解めっき用の端子の配置箇所として用いられても良い。このような場合には、切り欠き部3の内面には、配線導体2に電気的に接続された電極が設けられる。切り欠き部3の内面の電極にめっき用電源と電気的に接続されている治具を当接して、切り欠き部3の内面の電極から電流を流すことによって、多数個取り配線基板の表面に設けられた配線導体に電解めっき法によるめっき層を被着できる。
切り欠き部3は、平面視において、半円形状、半楕円形状、円形状、扇形状、三角形状または四角形状等の多角形状等に形成される。ここで、切り欠き部3と介在ダミー領域1cとの距離をD1、切り欠き部3と配線基板領域1aとの距離をD2とした場合に、D1
<D2の関係となるように、切り欠き部3が配置されている。このような構成であると、切り欠き部3の近傍の分割溝4を分割した際に、バリが生じたとしても、バリの多くは、切り欠き部3に近い介在ダミー領域1cに生じて、介在ダミー領域1cと比較して、切り欠き部3から離れている配線基板の側面に生じることを低減できる。
本実施形態における多数個取り配線基板は、絶縁基体1の各配線基板領域1a同士の境界と、配線基板領域1aと介在ダミー領域1cとの境界に設けられた分割溝4に沿って撓折されて分割されることによって、複数の配線基板となる。多数個取り配線基板が分割された配線基板には、電子部品が接合されて搭載される。電子部品は、例えば半導体素子または発光素子等である。また、半導体素子または発光素子等とともにコンデンサまたはダイオード等の小型電子部品が搭載されていてもよい。電子部品は、金(Au)−シリコン(Si)合金から成るろう材または銀(Ag)を含むエポキシ樹脂等の導電性接合材によって配線基板の上面に接合される。電子部品の電極と配線導体2とが、例えばAuを主成分とするボンディングワイヤ等の接続部材を介して電気的に接続される。電子部品は、必要に応じて樹脂等の封止材によって封止される。
本実施形態の多数個取り配線基板は、複数の配線基板領域群1bと複数の配線基板領域群の間に配置された介在ダミー領域1cとを有しており、複数の配線基板領域群1bの各々が複数の配線基板領域1aを有している絶縁基体1と、複数の配線基板領域1aの各々に設けられた配線導体2とを有しており、絶縁基体1が、切り欠き部3を有しており、切り欠き部3が、配線基板領域1aまでの距離よりも介在ダミー領域1cまでの距離の方が近くなるように配置されている。このような構造であることから、切り欠き部3の近傍の分割溝4を分割した際に、バリが生じたとしても、バリは、切り欠き部3に近い介在ダミー領域1cに生じて、切り欠き部3から比較的離れている配線基板領域1aを分割して得られた配線基板の側面に生じることを低減できる。
切り欠き部3が、介在ダミー領域1cの延長線上に配置されていることから、切り欠き部3と介在ダミー領域1cとの距離を小さくできるので、配線基板領域1aを分割して得られた配線基板の側面にバリが生じることをより効果的に低減できる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態による多数個取り配線基板について、図3を参照しつつ説明する。
本実施形態における多数個取り配線基板において、第1の実施形態の多数個取り配線基板と異なる点は、切り欠き部3の幅W1が、介在ダミー領域1cの幅W2よりも狭い点および、平面視において切り欠き部3の形状が絶縁基体1の外周側の幅の広い釣鐘形状となっている点、分割溝4の外側端部が切り欠き部3の内側端部よりも絶縁基体1の外周側に位置している点である。分割溝4を挟んで、複数の配線基板領域1aと線対称な領域に切り欠き部3が無いことから、分割溝に力を加える際に力が加わりやすいので、分割後の配線基板の側面にバリが生じることを低減できる。
また、切り欠き部3の近傍の分割溝4を分割した際に、配線基板領域1aの間に位置する介在ダミー領域1cにバリが生じたとしても、バリは介在ダミー領域1cと配線基板領域1aとの間の分割溝4までしか形成されないので、配線基板領域1aを分割して得られた配線基板の側面にバリが生じることを低減できる。
平面視において、切り欠き部3は、絶縁基体1の外周側の幅の広い釣鐘形状となっているので、多数個取り配線基板を位置合わせするための棒状の治具を絶縁基体1の外周側から配置する際に、切り欠き部3内に治具を配置しやすい。平面視において、切り欠き部3
の内面によって構成される角が広角であるので、絶縁基体1が治具との接触によって破損することを低減できる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態による多数個取り配線基板について、図4を参照しつつ説明する。
本実施形態における多数個取り配線基板において、第1の実施形態の多数個取り配線基板と異なる点は、複数の配線基板領域群1bの間において、切り欠き部3に最も近い分割溝4を挟んで、切り欠き部3と線対称な領域のみに介在ダミー領域1cが設けられている点および、切り欠き部3が貫通孔である点である。介在ダミー領域1cは、配線基板領域1aと同程度の大きさを有している。このような構造であることによって、配線基板領域1aをより多く配置できる。
なお、本発明は、上記の実施の形態の例に限定されるものではなく、種々の変更は可能である。例えば、配線基板領域1aの境界に、多数個取り配線基板を分割した際に溝となる穴を形成し、穴の内面に導体を形成して、多数個取り配線基板を分割した際に、いわゆるキャスタレーション導体を形成してもかまわない。
また、配線基板領域1aは、絶縁基体1の上面または下面に電子部品等を収納するためのキャビティを備えたものであっても構わない。
また、切り欠き部3は絶縁基体1を厚み方向に貫通していなくても構わない。また、切り欠き部3の周囲に発生したバリが配線基板領域1a側に進展することを抑制するために、D2をD1の1.5倍以上としておくことが好ましい。
また、介在ダミー領域1cには、配線基板領域1aと同様に配置されたダミー導体が設けられていてもよい。絶縁基体1がセラミックスからなる場合であれば、焼成時における多数個取り配線基板の局所的な変形を低減できる。
1・・・・絶縁基体
1a・・・配線基板領域
1b・・・配線基板領域群
1c・・・介在ダミー領域
1d・・・周囲ダミー領域
2・・・・配線導体
3・・・・切り欠き部
4・・・・分割溝

Claims (3)

  1. 複数の配線基板領域群と該複数の配線基板領域群の間に配置された介在ダミー領域とを有しており、前記複数の配線基板領域群の各々が複数の配線基板領域を有している絶縁基体と、
    前記複数の配線基板領域の各々に設けられた配線導体とを備えており、
    前記絶縁基体が、切り欠き部を有しており、該切り欠き部が、前記配線基板領域までの距離よりも前記介在ダミー領域までの距離の方が近くなるように配置されていることを特徴とする多数個取り配線基板。
  2. 前記切り欠き部が、前記介在ダミー領域の延長線上に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の多数個取り配線基板。
  3. 前記切り欠き部の幅が、前記介在ダミー領域の幅よりも狭いことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の多数個取り配線基板。
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