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JP2014050903A - チップソー - Google Patents

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Publication number
JP2014050903A
JP2014050903A JP2012195758A JP2012195758A JP2014050903A JP 2014050903 A JP2014050903 A JP 2014050903A JP 2012195758 A JP2012195758 A JP 2012195758A JP 2012195758 A JP2012195758 A JP 2012195758A JP 2014050903 A JP2014050903 A JP 2014050903A
Authority
JP
Japan
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tip
saw
steel pipe
cutting
burrs
Prior art date
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Pending
Application number
JP2012195758A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiji Tanaka
計司 田中
Naoya Hirose
尚弥 廣瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tanitec Corp
Original Assignee
Tanitec Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tanitec Corp filed Critical Tanitec Corp
Priority to JP2012195758A priority Critical patent/JP2014050903A/ja
Publication of JP2014050903A publication Critical patent/JP2014050903A/ja
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Abstract

【課題】 鋼管等のワークの切断時において、隣り合う切断面のいずれか一方に選択的にバリを発生させたり、或いは両側の切断面におけるバリの発生を抑制することができるようにする。
【解決手段】 チップソー21は、円板状台金22における鋸刃25の先端部に固定されたチップ23について、その先端逃げ面23aが当該チップ23の刃幅方向中央から左右に傾斜する形状であって、且つその傾斜面24A・24Bの傾斜角度α1・α2が互いに異なることにより左右非対称となされており、またすくい面26は一面フラットな形状であったり、当該チップソー21の回転方向と反対方向へ傾いた形状となされている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、鋼管等の切断に用いられるチップソーに関する。
一般にチップソーは、円板状台金の外周に鋸刃が一定間隔で形成され、該鋸刃の先端にはチップがロウ付け等によって一体に固定されたものであり、そして、前記各チップは正面から見て左右対称の形状である。
また、円板状台金の外周に鋸刃が一定間隔で形成され、該鋸刃の先端にはチップがロウ付け等によって一体に固定された前記チップソーにおいて、チップの先端逃げ面における左右両側縁に互いに同一幅の面取り部を設けることで、チップの幅方向中央部分の水平な上辺刃と、上辺刃の両側縁から左右に同一幅および同一の傾斜角度で斜辺刃を設けた正面から見て富士山形と称する切刃を形成したものも知られている。
特開2001−347421号公報 特開平10−263926 実開平06−74228
前述した従来のチップソーでは、基本的にチップが正面から見て左右対称に形成されていることから、例えば鋼管を切断する場合、鋼管を所定間隔をおいて二箇所でクランプした上、その間の所定位置にチップソーを当接させて前記鋼管の切断を行った場合、当該チップソー両側の鋼管切断面において、バリがどのように発生するかは、個々のチップソー自体の鋭利性状態や切断機の特性或いは切断条件等によって種々異なるのが実情であった。そのため鋼管の切断面に種々の予期せぬバリが発生・付着し、これを除去する作業に手間を要したり、或いは切断された製品となる鋼管にバリが強固に固着して該鋼管自体が不良品になったり、或いは更に鋼管の切断面に付着したバリがチップに接触することで、該チップが欠損してチップソー自体の交換を余儀なくされるといった種々の問題があった。
本発明の目的は、鋼管等のワークの切断時にワークの切断面におけるバリの発生をコントロールすることができ、前述した種々の問題を一挙に解消することが可能なチップソーを提供することにある。
請求項1記載の本発明は、円板状台金の外周に所定間隔をあけて鋸刃が形成され、該鋸刃の先端部にチップが一体に固定されたチップソーにおいて、チップの先端逃げ面が、チップの刃幅方向中央から左右に傾斜する形状となされ、且つその傾斜面の傾斜角度が互いに異なることにより、左右非対称となされているものである。
請求項2記載の本発明は、前記請求項1記載のチップソーについて、チップのすくい面は、そのすくい角がチップソー回転方向と反対方向へ傾いた形状となされていることを特徴とするものである。
請求項3記載の本発明は、前記請求項2記載のチップソーについて、すくい面の両側に面取り部が形成されていることを特徴とするものである。
請求項4記載のチップソーは、前記請求項1〜請求項3記載のチップソーについて、チップの先端逃げ面の両側に面取り部が形成されていることを特徴とするものである。
本発明のチップソーは、そのチップの先端逃げ面が、チップの刃幅方向中央から左右に傾斜する形状であって、且つその傾斜面の傾斜角度が互いに異なることにより、左右非対称となされていることから、鋼管等のワークを切断する場合に、チップの刃先両側のうち、その左右いずれか一側が先にワークを切断しきることとなり、そのためこれに伴ってその反対側の切断面に確実にバリを付けることができ、その結果、切断作業におけるバリの発生をコントロールすることができるという格別の利点を有する。そのため、鋼管等の切断の際に、そのクロップ側よりも先に製品クランプ側を切断することもでき、そのためバリは必ずクロップ側の切断端面に発生することとなる。その結果、該バリが鋼管等におけるクロップと共に切り落とされ、製品クランプ側にはバリが一切残らないため、切断時に発生するバリがチップに接触して該チップを欠損したり、切断された製品側鋼管が不良品になるといった問題が確実に解消される。そのため、鋼管切断におけるチップソー自体のコスト、寿命並びに切断効率を大幅に向上させることが可能となる。
また更に、本発明のチップソーによれば、鋼管の切断条件に合わせて、チップ先端逃げ面における左右の非対称形状を適宜変更することにより、当該チップソーによって切断された左右両側の切断面のいずれか一方にバリを付けるだけではなく、左右両側の切断面のいずれにも除去が容易である脆弱なバリを均等に発生させることもできる。
チップソーの基本形態を示す部分側面図である。 実施形態1に係るチップソーにおける鋸刃部分の拡大図であって、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は正面図である。 実施形態1のチップソーによる鋼管の切断状態を示す断面図である。 実施形態2に係るチップソーにおける鋸刃部分の拡大図であって、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は正面図である。 実施形態3のチップソーにおける鋸刃部分の拡大図であって、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は正面図である。 実施形態4のチップソーにおける鋸刃部分の拡大図であって、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は正面図である。
次に、本発明の実施形態を図面にしたがって説明するが、本発明は後述する各実施形態に限定されるものではない。
図1に示すように、以下に述べる各実施形態のチップソーは同様の基本構造を有するものである。すなわち、チップソー1は、円板状台金2の外周に鋸刃5が一定間隔をあけて形成され、該鋸刃5の先端部における台座5aに縦長の略板状超硬チップ3がロウ付けされた基本構造を有するものである。
そして、前記チップソー1において、以下に述べる各実施形態は、前記チップ3について適用されるものである。
(実施形態1)
図2に示すように、本実施形態に係るチップソー21は、円板状台金22における鋸刃25の先端部に固定されたチップ23について、その先端逃げ面23aが当該チップ23の刃幅方向中央から左右に傾斜する形状であって、且つその傾斜面24A・24Bの傾斜角度α1・α2が互いに異なることにより左右非対称となされており、またすくい面26は一面フラットな形状となっているものである。
本実施形態では、傾斜面24Aの角度α1が傾斜面24Bの角度α2よりも大きく設定されており、また先端逃げ面23aはθ1の逃げ角を有する。
なお、図中20A・20Bは切屑分割用溝であって、当該チップソー21の外周におけるチップ23において、順次左右交互に形成される。
図3に示すように、本実施形態に係るチップソー21によれば、鋼管Pを切断する場合、チップ23の先端逃げ面23aのうち、大きい傾斜角度α1の傾斜面24A側を鋼管Pのクロップ側P1とし、小さい傾斜角度α2の傾斜面24B側をクランプ側(本実施形態では製品側)P2とすることで、パイプPにおけるクランプ側P2の切断面S2がクロップ側(切り落とし側)P1の切断面S1よりも常に早く切断され、その結果、バリPBは必ずクロップ側P1の切断面S1に発生し、そのためバリPBが常に鋼管Pのクロップ側P1と共に落下するため、バリPBがクランプ側(製品側)P2に残ることがない。
(実施形態2)
図4に示すように、本実施形態に係るチップソー31は、円板状台金32における鋸刃35の先端部に固定されたチップ33について、その先端逃げ面33aが当該チップ33の刃幅方向中央から左右に傾斜する形状であって、且つその傾斜面34A・34Bの傾斜角度α3・α4が互いに異なることにより、左右非対称となされており、またすくい面36は当該チップソー31の回転方向と反対方向へ傾いた形状となされているものである。
本実施形態では、傾斜面34Aの角度α3が傾斜面34Bの角度α4よりも大きく設定されており、また先端逃げ面33aはθ2の逃げ角を有する。
(実施形態3)
図5に示すように、本実施形態に係るチップソー41は、円板状台金42における鋸刃45の先端部に固定されたチップ43について、その先端逃げ面43aが当該チップ43の刃幅方向中央から左右に傾斜する形状となされ、且つその傾斜面44A・44Bの傾斜角度α6・α7が互いに異なることにより、左右非対称となされており、またすくい面46は当該チップソー41の回転方向と反対方向へ傾いた形状となされ、且つ該すくい面46の両側には面取り部46aが形成されているものである。
本実施形態では、傾斜面44Aの角度α6が傾斜面44Bの角度α7よりも大きく設定されており、また先端逃げ面43aはθ3の逃げ角を有する。
(実施形態4)
図6に示すように、本実施形態に係るチップソー51は、円板状台金52における鋸刃55の先端部に固定されたチップ53について、その先端逃げ面53aが当該チップ53の刃幅方向中央から左右に傾斜する形状となされ、且つその傾斜面54A・54Bの傾斜角度α8・α9が互いに異なることにより、左右非対称となされ、且つ先端逃げ面53aの両側に面取り部57が形成されており、またすくい面56は当該チップソー51の回転方向と反対方向へ傾いた形状となされているものである。
本実施形態では、傾斜面54Aの角度α8が傾斜面54Bの角度α9よりも大きく設定されており、また先端逃げ面53aはθ4の逃げ角を有する。
本発明のチップソーは、バリの発生をコントロールすることができ、またチップの磨耗抑制効果と鋼管のクロップ当接防止効果等を有することにより、従来のチップソーに比べて寿命の延ばすことができると共に、切断作業の効率を大幅に高めることが可能となるため、この種チップソーの分野において幅広い利用が期待できる。
1 チップソー
2 台金
3 硬質チップ
4A・4B 面取り部

Claims (4)

  1. 円板状台金の外周に所定間隔をあけて鋸刃が形成され、該鋸刃の先端部にチップが一体に固定されたチップソーにおいて、チップの先端逃げ面が、チップの刃幅方向中央から左右に傾斜する形状となされ、且つその傾斜面の傾斜角度が互いに異なることにより、左右非対称となされている、チップソー。
  2. チップのすくい面は、そのすくい角がチップソー回転方向と反対方向へ傾いた形状となされている、請求項1記載のチップソー。
  3. すくい面の両側に面取り部が形成されている、請求項2記載のチップソー。
  4. チップの先端逃げ面の両側に面取り部が形成されている、請求項1〜請求項3のうちのいずれか一項記載のチップソー。
JP2012195758A 2012-09-06 2012-09-06 チップソー Pending JP2014050903A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017154478A (ja) * 2016-02-29 2017-09-07 株式会社小林ダイヤ 分割切削型回転カッター
US10658435B2 (en) 2017-12-28 2020-05-19 Au Optronics Corporation Display panel

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