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JP2014050067A - 振動デバイス、電子機器及び移動体 - Google Patents

振動デバイス、電子機器及び移動体 Download PDF

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JP2014050067A
JP2014050067A JP2012193925A JP2012193925A JP2014050067A JP 2014050067 A JP2014050067 A JP 2014050067A JP 2012193925 A JP2012193925 A JP 2012193925A JP 2012193925 A JP2012193925 A JP 2012193925A JP 2014050067 A JP2014050067 A JP 2014050067A
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Akinori Yamada
明法 山田
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Abstract

【課題】振動特性を向上させることが可能な振動デバイスの提供。
【解決手段】水晶振動子1は、振動部11、振動部11を囲む枠部12、振動部11の第1方向の両端部11a,11dと枠部12とを接続する一対の接続部13,14、を有する水晶振動片10と、水晶振動片10を収容するパッケージ20と、を備え、水晶振動片10の接続部13(14)は、振動部11の端部11a(11d)における輪郭振動時の2つの節部11b,11c(11e,11f)から延びる第1接続部13a,13b(14a,14b)と、第1接続部13a,13b(14a,14b)同士を連結する連結部13c(14c)と、連結部13c(14c)と枠部12とを接続する第2接続部13d(14d)と、を有し、第2接続部13d,14d同士を結ぶ第1直線L1と、枠部12の長辺部12c,12dの固定部12e,12f同士を結ぶ第2直線L2とが、互いに交差している。
【選択図】図1

Description

本発明は、振動デバイス、この振動デバイスを備えた電子機器及び移動体に関する。
従来、振動デバイスの構成要素である振動片として、四角形状の水晶基板で構成された振動本体部と、振動本体部から離れた外周を囲うフレーム部と、振動本体部とフレーム部とを接続する接続部と、を備えた水晶振動子(以下、振動片という)が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この振動片は、振動本体部の四隅とフレーム部の内側の四隅とが、それぞれ梁状の接続部を介して接続されている構成となっている。
特開2004−242254号公報
上記特許文献1の振動片は、振動本体部を挟んで互いに向かい合うフレーム部の部位のそれぞれに端子電極が設けられ、その一部がそれぞれ固定部となっている。この固定部は、導電性接着剤や半田などの導電性接合部材により、振動片の収容容器であるパッケージの内部に固定されている。なお、ここでは、振動片とパッケージとを備えたものを振動デバイスという。
上記振動片の主要材料は水晶であり、パッケージの主要材料は、一般的にセラミックス系材料であることから、両者の熱膨張係数は異なることとなる。
この両者の熱膨張係数の違いにより、振動片のフレーム部には、周囲の温度変化に伴い、固定部が設けられた部位同士を近付ける方向(または遠ざける方向)の熱応力が発生する。
この熱応力は、振動本体部の四隅とフレーム部の内側の四隅とを接続する接続部を介して振動本体部にまで伝達されることがある。
この結果、上記特許文献1の振動片は、振動本体部の振動が影響を受け、例えば、周囲の温度変化に伴う発信周波数の変化の度合いを表す周波数温度特性(以下、単に温度特性ともいう)や、エージング(経年、経時)による発信周波数の変化の度合いを表す周波数エージング特性(以下、単にエージング特性ともいう)などの振動特性が劣化する虞がある。
本発明は、上記課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例にかかる振動デバイスは、輪郭振動する振動部、平面視で前記振動部を挟むように設けられている一対の固定部を含み前記振動部を囲んでいる枠部、前記振動部の第1方向の両端部と前記枠部とをそれぞれ前記第1方向に沿って接続する一対の接続部、を有する振動片と、前記振動片を前記一対の固定部で固定して収容するパッケージと、を備え、前記振動片の各前記接続部は、前記振動部の前記端部における輪郭振動時の少なくとも2つの節部のそれぞれから延びる第1接続部と、前記第1接続部同士を連結する連結部と、前記連結部と前記枠部とを接続する第2接続部と、を有し、前記第2接続部同士を結ぶ第1直線と、前記固定部同士を結ぶ第2直線とが、互いに交差していることを特徴とする。
これによれば、振動デバイスは、振動片の各接続部が、振動部(振動本体部に相当)の端部における輪郭振動時の少なくとも2つの節部のそれぞれから延びる第1接続部と、第1接続部同士を連結する連結部と、連結部と枠部(フレーム部に相当)とを接続する第2接続部と、を有し、第2接続部同士を結ぶ第1直線と、枠部の固定部同士を結ぶ第2直線とが、互いに交差している。
これにより、振動デバイスは、振動片とパッケージとの熱膨張係数の違いによって生じる熱応力が、連結部と枠部とを接続する第2接続部においては、枠部の第2直線方向に沿った一方側からの成分と、他方側からの成分とで殆ど相殺されていることとなる(換言すれば、熱応力による変位が殆ど生じないこととなる)。
この結果、振動デバイスは、枠部に生じる熱応力の、接続部を経由した振動部への影響を抑制できることから、例えば、温度特性やエージング特性などの振動特性を従来(例えば、特許文献1の振動片を用いた振動デバイス)よりも向上させることが可能となる。
[適用例2]上記適用例にかかる振動デバイスにおいて、各前記第2接続部は、前記第1方向に沿った前記枠部の中心線上に設けられていることが好ましい。
これによれば、振動デバイスは、各第2接続部が、第1方向に沿った枠部の中心線上に設けられていることから、枠部に生じた熱応力の中心線を挟んだ一方側からの成分と他方側からの成分とが均衡し、第2接続部では確実に相殺されていることとなる。
この結果、振動デバイスは、枠部に生じる熱応力の、接続部を経由した振動部への影響を確実に抑制できることから、例えば、温度特性やエージング特性などの振動特性を従来よりも確実に向上させることができる。
[適用例3]上記適用例にかかる振動デバイスにおいて、前記第1直線と、前記第2直線とが、互いに直交していることが好ましい。
これによれば、振動デバイスは、第1直線と第2直線とが、互いに直交していることから、枠部に生じた熱応力の殆どが、第2直線に沿った一方側からの成分及び他方側からの成分となり、両者が第1直線上の第2接続部では確実に相殺されていることとなる。
この結果、振動デバイスは、枠部に生じる熱応力の、接続部を経由した振動部への影響を更に抑制できることから、例えば、温度特性やエージング特性などの振動特性を従来よりも更に向上させることができる。
[適用例4]上記適用例にかかる振動デバイスにおいて、前記第1直線は、前記第1方向に沿った前記枠部の中心線と平面視で重なり、前記第2直線は、前記枠部の前記第1方向に対して平面視で直交する第2方向に沿った中心線と平面視で重なることが好ましい。
これによれば、振動デバイスは、第1直線が第1方向に沿った枠部の中心線と平面視で重なり、第2直線が枠部の第1方向に対して平面視で直交する第2方向に沿った中心線と平面視で重なる。
このことから、振動デバイスは、枠部に生じた熱応力の殆どが、第2直線に沿った一方側からの成分及び他方側からの成分となり、且つ、この両者が第2直線を挟んだ一方側の第2接続部と他方側の第2接続部とで均衡する。
そして、振動デバイスは、枠部に生じた熱応力の、第1方向に沿った中心線(第1直線)を挟んだ一方側からの成分と他方側からの成分とが均衡し、各第2接続部では確実に相殺されていることとなる。
この結果、振動デバイスは、枠部に生じる熱応力の、接続部を経由した振動部への影響を更に抑制できることから、例えば、温度特性やエージング特性などの振動特性を従来よりも更に向上させることができる。
[適用例5]上記適用例にかかる振動デバイスにおいて、前記連結部で連結されている2つの前記第1接続部が、前記第1直線に対して対称となる位置に設けられていることが好ましい。
これによれば、振動デバイスは、連結部で連結されている2つの第1接続部が、第1直線に対して対称となる位置に設けられていることから、振動部に対する支持のバランスが良好となる。
この結果、振動デバイスは、第1接続部の非対称配置に起因した振動部の振動への影響を解消できる。
[適用例6]本適用例にかかる電子機器は、上記適用例のいずれかに記載の振動デバイスを備えていることを特徴とする。
これによれば、本構成の電子機器は、上記適用例のいずれかに記載の振動デバイスを備えていることから、上記適用例のいずれかに記載の効果が反映された電子機器を提供することができる。
[適用例7]本適用例にかかる移動体は、上記適用例のいずれかに記載の振動デバイスを備えていることを特徴とする。
これによれば、本構成の移動体は、上記適用例のいずれかに記載の振動デバイスを備えていることから、上記適用例のいずれかに記載の効果が反映された移動体を提供することができる。
第1実施形態の水晶振動子の概略構成を示す模式図であり、(a)はリッド(蓋体)側から俯瞰した模式平面図、(b)は(a)のA−A線での模式断面図。 図1(a)のB−B線での模式断面図。 ラーメモード振動について説明する模式図であり、(a)は一方の電界方向時の振動部の変位状態を示す模式平面図、(b)は他方の電界方向時の振動部の変位状態を示す模式平面図。 水晶振動子に生じる熱応力について説明する模式平面図。 変形例1の水晶振動子の概略構成を示す模式平面図。 変形例2の水晶振動子の概略構成を示す模式平面図。 第2実施形態の水晶発振器の概略構成を示す模式図であり、(a)はリッド側から俯瞰した模式平面図、(b)は(a)のA−A線での模式断面図。 第3実施形態の携帯電話を示す模式斜視図。 第4実施形態の自動車を示す模式斜視図。
以下、本発明を具体化した実施形態について図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
最初に、振動デバイスの一例としての水晶振動子について説明する。
図1は、第1実施形態の水晶振動子の概略構成を示す模式図である。図1(a)は、リッド(蓋体)側から俯瞰した模式平面図であり、図1(b)は、図1(a)のA−A線での模式断面図である。図2は、図1(a)のB−B線での模式断面図である。
なお、図1(a)の模式平面図では、説明の便宜上、リッドを省略してある。また、分かり易くするために、各構成要素の寸法比率は実際と異なる。
図1、図2に示すように、水晶振動子1は、振動片としての水晶振動片10と、水晶振動片10を収容するパッケージ20と、を備え、略直方体形状に構成されている。
水晶振動片10は、例えば、水晶の原石などから所定の角度で切り出され、平面形状が略矩形の平板状に形成されている。
水晶振動片10は、輪郭振動する略矩形状の振動部11と、平面視で振動部11を隙間(空間)を有して囲む四角い枠状の枠部12と、振動部11の第1方向(長手方向、紙面左右方向)の両端部11a,11dと枠部12とをそれぞれ第1方向に沿って接続する一対の接続部13,14と、を有している。
水晶振動片10は、振動部11と、枠部12と、一対の接続部13,14と、が一体で形成されている。また、水晶振動片10の外形形状は、フォトリソグラフィー、エッチングなどの技術を用いて精度よく形成されている。
接続部13は、振動部11の一方の端部11aにおける輪郭振動(ここではラーメモード振動とする)時の2つの節部11b,11cのそれぞれから、第1方向に沿って延びる第1接続部13a,13bと、第1方向に対して平面視で直交する第2方向に沿って延び、第1接続部13a,13b同士を連結する連結部13cと、第1方向に沿って延び、連結部13cと枠部12の第2方向に沿って延びる一方の短辺部12aとを接続する第2接続部13dと、を有している。
接続部14は、振動部11の一方の端部11aとは反対側の他方の端部11dにおける輪郭振動時の2つの節部11e,11fのそれぞれから、第1方向に沿って延びる第1接続部14a,14bと、第2方向に沿って延び、第1接続部14a,14b同士を連結する連結部14cと、第1方向に沿って延び、連結部14cと枠部12の第2方向に沿って延びる他方の短辺部12bとを接続する第2接続部14dと、を有している。
水晶振動片10は、枠部12における振動部11を挟んで第1方向に延びる両部位としての長辺部12c,12dのそれぞれに、パッケージ20への固定部12e,12fが設けられている。
換言すれば、水晶振動片10は、平面視で振動部11を挟むように設けられている一対の固定部12e,12fを含み、振動部11を囲んでいる枠部12を有している。
水晶振動片10は、第2接続部13d,14d同士を結ぶ第1直線L1と、固定部12e,12f同士を結ぶ第2直線L2とが、互いに交差するように構成されている。
振動部11の一方の主面11gには、略矩形(略正方形)で略同形状の励振電極15a,16a,15bが、紙面左側からこの順で配列されている。
励振電極15a,15bは、励振電極16aと振動部11の外周部分との間に設けられた配線パターンにより互いに接続され、励振電極15aから接続部13側に延びる配線パターンにより接続部13、短辺部12aを経由して、枠部12の長辺部12cに設けられた端子電極17と接続されている。
また、励振電極16aは、励振電極16aから励振電極15bと振動部11の外周部分との間を通って延びる配線パターンにより、接続部14、短辺部12bを経由して、枠部12の長辺部12dに設けられた端子電極18と接続されている。
なお、端子電極17,18は、枠部12の側面を回り込んで反対側の面(振動部11の他方の主面11h側の面)にも設けられている。
振動部11の他方の主面11hには、略矩形で略同形状の励振電極16b,15c,16cが、紙面左側からこの順で配列されている。励振電極16b,15c,16cは、励振電極15a,16a,15bのそれぞれと略同形状で、平面視で互いに重なる位置に配置されている。
詳述すると、励振電極16bは、励振電極15aと重なる位置に配置され、励振電極15cは、励振電極16aと重なる位置に配置され、励振電極16cは、励振電極15bと重なる位置に配置されている。
励振電極15cは、励振電極15cから励振電極16bと振動部11の外周部分との間を通って延びる配線パターンにより、接続部13、短辺部12aを経由して、枠部12の長辺部12cに設けられた端子電極17と接続されている。
励振電極16b,16cは、励振電極15cと振動部11の外周部分との間に設けられた配線パターンにより互いに接続され、励振電極16cから接続部14側に延びる配線パターンにより接続部14、短辺部12bを経由して、枠部12の長辺部12dに設けられた端子電極18と接続されている。
なお、励振電極15a,15b,15c,16a,16b,16c、端子電極17,18及び配線パターンは、例えば、クロムを下地層とし、その上に金が積層された金属被膜となっている。
パッケージ20は、平面形状が略矩形で凹部を有したパッケージベース21と、パッケージベース21の凹部を覆う平面形状が略矩形で平板状のリッド(蓋体)22と、を有し、略直方体形状に形成されている。
パッケージベース21には、セラミックグリーンシートを成形して積層し焼成した酸化アルミニウム質焼結体、ムライト質焼結体、窒化アルミニウム質焼結体、炭化珪素質焼結体、ガラスセラミックス焼結体などのセラミックス系の絶縁性材料や、ガラス、シリコンなどが用いられている。
リッド22には、パッケージベース21と同材料、または、コバール、42アロイ、ステンレス鋼などの金属が用いられている。
パッケージベース21には、内底面(凹部の内側の底面)23における水晶振動片10の枠部12の固定部12e,12fに対応する位置に、略矩形状の内部端子24a,24bが設けられている。
詳述すると、内部端子24aは、水晶振動片10の枠部12の固定部12eに対向する位置(平面視で重なる位置)に設けられ、内部端子24bは、水晶振動片10の枠部12の固定部12fに対向する位置に設けられている。
パッケージベース21の外底面(内底面23の反対側の面、外側の底面)25には、電子機器などの外部部材に取り付けられる際に用いられる一対の外部端子26,27が形成されている。外部端子26,27は、図示しない内部配線によって内部端子24a,24bと接続されている。
具体的には、外部端子26は、内部端子24aと接続され、外部端子27は、内部端子24bと接続されている。
内部端子24a,24b及び外部端子26,27は、タングステン、モリブデンなどのメタライズ層にニッケル、金などの各被膜がメッキなどにより積層された金属被膜となっている。
水晶振動片10は、他方の主面11h側を取り付け面側として、枠部12の固定部12e,12fが、パッケージベース21の内部端子24a,24bに、例えば、導電性接着剤や半田などの導電性接合部材30を介して固定されている。
水晶振動子1は、水晶振動片10が導電性接合部材30を介してパッケージベース21に固定された状態で、パッケージベース21の凹部がリッド22により覆われ、パッケージベース21とリッド22とがシームリング、低融点ガラス、接着剤などの接合部材28によって接合される(リッド22がパッケージベース21に取り付けられる)。
水晶振動子1は、パッケージ20の内部が減圧された状態(真空度の高い状態)、または窒素、ヘリウム、アルゴンなどの不活性ガスが充填された状態で気密に封止されている。
なお、パッケージ20は、パッケージベース21及びリッド22の両方に凹部を有していてもよい。
なお、水晶振動子1は、各第2接続部13d,14dが、第1方向に沿った枠部12の中心線(ここでは、A−A線とする)上に設けられていることが好ましい。
また、水晶振動子1は、第1直線L1と、第2直線L2とが、互いに直交していることが好ましい。
また、水晶振動子1は、第1直線L1が、第1方向に沿った枠部12の中心線(A−A線)と平面視で重なり、第2直線L2が、第1方向に対して平面視で直交する第2方向に沿った枠部12の中心線(ここでは、B−B線とする)と平面視で重なることが好ましい。
また、水晶振動子1は、連結部13cで連結されている2つの第1接続部13a,13b、及び連結部14cで連結されている2つの第1接続部14a,14bが、それぞれ第1直線L1に対して対称となる位置に設けられていることが好ましい。
水晶振動子1は、外部端子26,27、内部端子24a,24b、端子電極17,18などを経由して、水晶振動片10の励振電極15a,15b,15c,16a,16b,16cに印加される駆動信号(交番電圧)によって、平面視で重なり合う各励振電極間(例えば、励振電極15aと励振電極16bとの間など)に電界が発生し、振動部11が所定の周波数でラーメモード振動を発振(共振)する。そして、水晶振動子1は、水晶振動片10の発振周波数(共振周波数)を出力信号として出力する。
ここで、ラーメモード振動について図3を用いて概略を説明する。図3は、ラーメモード振動について説明する模式図であり、図3(a)は、一方の電界方向時の振動部の変位状態を示す模式平面図であり、図3(b)は、他方の電界方向時の振動部の変位状態を示す模式平面図である。
なお、図3では説明の便宜上、接続部13,14、配線パターンなどを省略してある。
図3(a)に破線で示すように、一方の電界方向時には、振動部11の励振電極15a,15bの第1方向(長手方向)に沿った2辺部側が外側に略円弧状に膨らむと共に、第2方向(長手方向に対して直交する方向)に沿った2辺部側が内側に略円弧状にへこみ、励振電極16aの第1方向に沿った2辺部側が内側に略円弧状にへこむと共に、第2方向に沿った2辺部側が外側に略円弧状に膨らむ。
図3(b)に破線で示すように、他方の電界方向時には、一方の電界方向時と逆の変位となる。つまり、振動部11の励振電極15a,15bの第1方向に沿った2辺部側が内側に略円弧状にへこむと共に、第2方向に沿った2辺部側が外側に略円弧状に膨らみ、励振電極16aの第1方向に沿った2辺部側が外側に略円弧状に膨らむと共に、第2方向に沿った2辺部側が内側に略円弧状にへこむ。
水晶振動片10の振動部11は、駆動信号により図3(a)の変位と図3(b)の変位とを交互に繰り返すことによりラーメモード振動を発振することとなる。
なお、図3で分かるように、励振電極15a,16a,15bの四隅部周辺は、ラーメモード振動時に殆ど変位していない。この部分は、ラーメモード振動時(輪郭振動時)の節部とよばれている。
本実施形態では、振動部11の四隅部が、節部11b,11c,11e,11fとなっている。
ここで、周囲の温度変化に伴い、水晶振動子1の水晶振動片10とパッケージベース21との間に、両者の熱膨張係数の違いにより、固定部12e,12fが設けられた枠部12の長辺部12c,12d同士を近付ける方向の熱応力が発生した場合を想定してみる。
図4は、水晶振動子に生じる熱応力について説明する模式平面図である。なお、説明の便宜上、電極類、配線パターンは、省略してある。
図4に示すように、枠部12の長辺部12c,12d同士を近付ける方向の熱応力F1,F2が発生した場合、2点鎖線で示した接続部で枠部12の内側の四隅と振動部11の四隅とを接続する従来(特許文献1)の構成では、熱応力F1,F2の分力F1a,F1b,F2a,F2bが振動部11に伝達されることがある。
この結果、従来の構成では、振動部11のラーメモード振動が影響を受け(具体的には、共振周波数が変動する)、例えば、熱応力の増減に伴って共振周波数が変化することによる周波数温度特性の劣化や、パッケージベース21と水晶振動片10との間で発生した熱応力が時間と共に緩和することによる周波数エージング特性などの振動特性が劣化する虞がある。
また、従来の構成では、周囲の温度の昇降による温度ヒステリシス(例えば、周囲の温度が−側から上昇して所定の温度になった場合の共振周波数と、+側から下降して所定の温度になった場合の共振周波数とのずれの程度)も、熱応力の緩和の影響で劣化する虞がある。
一方、本実施形態の構成では、枠部12の短辺部12a,12bの第2直線L2方向に沿った一方側からの熱応力F1と、他方側からの熱応力F2とが、短辺部12a,12bでそれぞれ均衡し、第2接続部13d,14dにおいて、熱応力F1,F2は殆ど相殺されていることとなる(換言すれば、熱応力F1,F2による変位が殆ど生じないこととなる)。
この結果、水晶振動子1は、枠部12に生じる熱応力F1,F2の、接続部13,14を経由した振動部11への影響を抑制できることから、例えば、温度特性、エージング特性、温度ヒステリシスなどの振動特性を従来よりも向上させることが可能となる。
なお、水晶振動子1は、熱応力F1,F2が図4と逆方向の場合(長辺部12c,12d同士を遠ざける方向の熱応力が生じた場合)でも、上記と同様の作用で熱応力F1,F2が相殺され、上記と同様の効果を奏することができる。
上述したように、第1実施形態の水晶振動子1は、水晶振動片10の接続部13(14)が、振動部11の端部11a(11d)におけるラーメモード振動時(輪郭振動時)の少なくとも2つの節部11b,11c(11e,11f)のそれぞれから延びる第1接続部13a,13b(14a,14b)と、第1接続部13a,13b(14a,14b)同士を連結する連結部13c(14c)と、連結部13c(14c)と枠部12の短辺部12a(12b)とを接続する第2接続部13d(14d)と、を有している。
そして、水晶振動子1は、第2接続部13d(14d)同士を結ぶ第1直線L1と、枠部12におけるパッケージベース21への固定部12e,12f同士を結ぶ第2直線L2とが、互いに交差している。
これにより、水晶振動子1は、水晶振動片10とパッケージ20(パッケージベース21)との熱膨張係数の違いによって生じる熱応力が、連結部13c(14c)と枠部12の短辺部12a(12b)とを接続する第2接続部13d(14d)においては、枠部12の第2直線L2方向(第2方向)に沿った一方側からの成分(熱応力F1)と、他方側からの成分(熱応力F2)とで殆ど相殺されていることとなる。
この結果、水晶振動子1は、枠部12に生じる熱応力の、接続部13,14を経由した振動部11への影響を抑制できることから、例えば、温度特性、エージング特性、温度ヒステリシスなどの振動特性を従来よりも向上させることが可能となる。
また、水晶振動子1は、水晶振動片10の第2接続部13d,14dが、第1方向に沿った枠部12の中心線(A−A線)上に設けられている場合には、水晶振動片10の枠部12に生じた熱応力の、中心線を挟んだ一方側からの成分(熱応力F1)と他方側からの成分(熱応力F2)とが均衡し、第2接続部13d,14dでは両者が確実に相殺されていることとなる。
この結果、水晶振動子1は、枠部12に生じる熱応力の、接続部13,14を経由した振動部11への影響を確実に抑制できることから、例えば、温度特性、エージング特性、温度ヒステリシスなどの振動特性を従来よりも確実に向上させることができる。
また、水晶振動子1は、第1直線L1と第2直線L2とが、互いに直交している場合には、水晶振動片10の枠部12に生じた熱応力の殆どが、第2直線L2に沿った一方側からの成分(熱応力F1)及び他方側からの成分(熱応力F2)となり、両者が第1直線L1上の第2接続部13d,14dでは確実に相殺されていることとなる。
この結果、水晶振動子1は、枠部12に生じる熱応力の、接続部13,14を経由した振動部11への影響を更に抑制できることから、例えば、温度特性、エージング特性、温度ヒステリシスなどの振動特性を従来よりも更に向上させることができる。
また、水晶振動子1は、第1直線L1が第1方向に沿った枠部12の中心線(A−A線)と平面視で重なり、第2直線L2が第2方向に沿った枠部12の中心線(B−B線)と平面視で重なる場合には、水晶振動片10の枠部12に生じた熱応力の殆どが、第2直線L2に沿った一方側からの成分(熱応力F1)及び他方側からの成分(熱応力F2)となり、且つ、この両者が第2直線L2を挟んだ一方側の第2接続部13dと他方側の第2接続部14dとで均衡する。
そして、水晶振動子1は、枠部12に生じた熱応力の、第1方向に沿った中心線(第1直線L1)を挟んだ一方側からの成分(熱応力F1)と他方側からの成分(熱応力F2)とが均衡し、第2接続部13d,14dでは確実に相殺されていることとなる。
この結果、水晶振動子1は、枠部12に生じる熱応力の、接続部13,14を経由した振動部11への影響を更に抑制できることから、例えば、温度特性、エージング特性、温度ヒステリシスなどの振動特性を従来よりも更に向上させることができる。
また、水晶振動子1は、連結部13c(14c)で連結されている2つの第1接続部13a,13b(14a,14b)が第1直線L1に対して対称となる位置に設けられている場合には、水晶振動片10の振動部11に対する支持のバランスが良好となる。
この結果、水晶振動子1は、熱応力の接続部13,14を経由した振動部11への影響を抑制しつつ、第1接続部13a,13b(14a,14b)の非対称配置に起因した振動部11の振動への影響を解消できる。
ここで、第1実施形態の水晶振動子の変形例について説明する。
(変形例1)
図5は、変形例1の水晶振動子の概略構成を示す模式平面図である。
なお、第1実施形態との共通部分には、同一符号を付して詳細な説明を省略し、第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。
図5に示すように、変形例1の水晶振動子2は、水晶振動片110の振動部11の構成が第1実施形態と異なる。
振動部11は、励振電極16a部から枠部12の長辺部12d側に矩形状に突出した突出部11iを有している。突出部11iの一方の主面11gには、励振電極15dが設けられ、他方の主面11hには、励振電極16dが設けられている。励振電極15d,16dは、配線パターンなどを経由してそれぞれ端子電極17,18に接続されている。
これにより、水晶振動子2は、励振電極15a,16a,15b部に加えて励振電極15d部もラーメモード振動を発振する。この結果、水晶振動子2は、第1実施形態と同様の効果を奏しつつ、第1実施形態よりも高次モードのラーメモード振動を発振することとなり、共振周波数の高周波化が可能となる。
(変形例2)
図6は、変形例2の水晶振動子の概略構成を示す模式平面図である。
なお、第1実施形態との共通部分には、同一符号を付して詳細な説明を省略し、第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。
図6に示すように、変形例2の水晶振動子3は、水晶振動片210の構成が第1実施形態と異なる。
水晶振動片210の振動部11は、複数の矩形状の励振電極15,16が市松模様状に並べられているとともに、第1方向(第1直線L1方向)に4列、第2方向(第2直線L2方向)に3列のマトリックス状に設けられている。
各励振電極15同士、各励振電極16同士は、配線パターン(振動部11内では1本の線で表記)によって互いに接続され、それぞれ端子電極17,18に接続されている。なお、水晶振動片210は、第1実施形態と同様に、振動部11の一方の主面11gと他方の主面11hとに、励振電極15と励振電極16とが、平面視で互いに重なるように配置されている。
水晶振動片210の接続部13の第1接続部13a,13bは、励振電極15,16の第1方向に沿った中央の列の端部11aにおけるラーメモード振動時の2つの節部11b,11cのそれぞれから延びている。
一方、接続部14の第1接続部14a,14bは、励振電極15,16の第1方向に沿った中央の列の端部11dにおけるラーメモード振動時の2つの節部11e,11fのそれぞれから延びている。
これによれば、変形例2の水晶振動子3は、水晶振動片210の振動部11に複数の矩形状の励振電極15,16が第1方向に4列、第2方向に3列のマトリックス状に設けられている。
このことから、水晶振動子3は、第1実施形態と同様の効果を奏しつつ、第1実施形態及び変形例1よりも高次モード(4×3)のラーメモード振動を発振することとなり、更なる共振周波数の高周波化が可能となる。
なお、水晶振動子3は、第1接続部13a,13b,14a,14bに加えて、振動部11の四隅の節部から延びる別の第1接続部を設けてもよい。
(第2実施形態)
次に、上記第1実施形態及び各変形例の水晶振動子に、水晶振動片を発振させる発振回路(駆動回路)を備えた振動デバイスの一例としての水晶発振器について説明する。
図7は、第2実施形態の水晶発振器の概略構成を示す模式図である。図7(a)は、リッド側から俯瞰した模式平面図であり、図7(b)は、図7(a)のA−A線での模式断面図である。なお、図7(a)の模式平面図では、説明の便宜上、リッド及び一部の構成要素を省略してある。また、上記第1実施形態及び各変形例との共通部分には、同一符号を付して詳細な説明を省略し、上記第1実施形態及び各変形例と異なる部分を中心に説明する。
図7に示すように、水晶発振器5は、上記第1実施形態で述べた水晶振動子1または各変形例の水晶振動子2,3のいずれかと(ここでは、水晶振動子1とする)、水晶振動子1の水晶振動片10を発振させる発振回路としてのICチップ40と、を備えている。
水晶発振器5のパッケージベース21の内底面23には、ICチップ40を収容する凹部23aが設けられている。
凹部23aの底面には、複数の内部接続端子23bが設けられている。
発振回路を内蔵するICチップ40は、パッケージベース21の内底面23の凹部23aの底面に、図示しない接着剤などを用いて固定されている。
ICチップ40は、図示しない接続パッドが、金、アルミニウムなどの金属ワイヤー41により内部接続端子23bと接続されている。
内部接続端子23bは、タングステン、モリブデンなどのメタライズ層にニッケル、金などの各被膜がメッキなどにより積層された金属被膜であり、図示しない内部配線を経由して、パッケージ20の外部端子26,27、内部端子24a,24bなどと接続されている。
なお、ICチップ40の接続パッドと内部接続端子23bとの接続には、金属ワイヤー41を用いたワイヤーボンディングによる接続方法以外に、ICチップ40を反転させてのフリップチップ実装による接続方法などを用いてもよい。
水晶発振器5は、ICチップ40から内部接続端子23b、内部端子24a,24b、端子電極17,18などを経由して水晶振動片10の励振電極15a,15b,15c,16a,16b,16cに印加される駆動信号(交番電圧)によって、振動部11が所定の周波数でラーメモード振動を発振(共振)する。
そして、水晶発振器5は、この発振に伴って生じる発振信号をICチップ40、内部接続端子23b、外部端子26,27などを経由して外部に出力する。
上述したように、第2実施形態の水晶発振器5は、水晶振動子1と、水晶振動子1の水晶振動片10を発振させるICチップ40と、を備えていることから、例えば、温度特性、エージング特性、温度ヒステリシスなどの振動特性を、従来の、例えば、特許文献1の振動片を備えている水晶振動子を用いた水晶発振器よりも向上させることが可能となる。
なお、水晶発振器5は、水晶振動子1に代えて、水晶振動子2,3のいずれかを備えていてもよい。これによれば、水晶発振器5は、上記と同様の効果及び各変形例特有の効果を奏することができる。
(第3実施形態)
次に、上述した水晶振動子を備えている電子機器として、携帯電話を一例に挙げて説明する。
図8は、第3実施形態の携帯電話を示す模式斜視図である。
携帯電話700は、上記第1実施形態及び各変形例の水晶振動子(1〜3のいずれか)を備えている携帯電話である。
図8に示す携帯電話700は、上述した水晶振動子(1〜3のいずれか)を、例えば、基準クロック発振源などのタイミングデバイスとして用い、更に液晶表示装置701、複数の操作ボタン702、受話口703、及び送話口704を備えて構成されている。
これによれば、携帯電話700は、水晶振動子(1〜3のいずれか)を備えていることから、上記第1実施形態及び各変形例で説明した効果が反映され、優れた性能を発揮することができる。
なお、携帯電話700の形態は、図示のタイプに限定されるものではなく、いわゆるスマートフォンタイプでもよい。
上述した水晶振動子、水晶発振器などの振動デバイスは、上記携帯電話700に限らず、電子ブック、パーソナルコンピューター、テレビ、デジタルスチールカメラ、ビデオカメラ、ビデオレコーダー、ナビゲーション装置、ページャー、電子手帳、電卓、ワードプロセッサー、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネルを備えた機器などのタイミングデバイスとして好適に用いることができ、いずれの場合にも上記第1実施形態及び各変形例で説明した効果が反映された電子機器を提供することができる。
(第4実施形態)
次に、上述した水晶振動子を備えている移動体として、自動車を一例に挙げて説明する。
図9は、第4実施形態の自動車を示す模式斜視図である。
自動車800は、上記第1実施形態及び各変形例の水晶振動子(1〜3のいずれか)を、例えば、搭載されている各種電子制御式装置(例えば、電子制御式燃料噴射装置、電子制御式ABS装置、電子制御式一定速度走行装置など)の基準クロックを発生するタイミングデバイスとして用いている。
これによれば、自動車800は、水晶振動子(1〜3のいずれか)を備えていることから、上記第1実施形態及び各変形例で説明した効果が反映され、優れた性能を発揮することができる。
上述した水晶振動子、水晶発振器などの振動デバイスは、上記自動車800に限らず、自走式ロボット、自走式搬送機器、列車、船舶、飛行機、人工衛星などを含む移動体のタイミングデバイスとして好適に用いることができ、いずれの場合にも上記第1実施形態及び各変形例で説明した効果が反映された移動体を提供することができる。
なお、振動デバイスの振動片の材料としては、水晶に限定されるものではなく、LiTaO3(タンタル酸リチウム)、Li247(四ホウ酸リチウム)、LiNbO3(ニオブ酸リチウム)、PZT(チタン酸ジルコン酸鉛)、ZnO(酸化亜鉛)、AlN(窒化アルミニウム)などの圧電体でもよい。
また、振動片の枠部(12)の形状は、四角形状に限定されるものではなく、楕円形状であってもよい。
1,2,3…振動デバイスとしての水晶振動子、5…振動デバイスとしての水晶発振器、10…振動片としての水晶振動片、11…振動部、11a,11d…端部、11b,11c,11e,11f…節部、11g,11h…主面、11i…突出部、12…枠部、12a,12b…短辺部、12c,12d…振動部を挟んで第1方向に延びる両部位としての長辺部、12e,12f…固定部、13,14…接続部、13a,13b,14a,14b…第1接続部、13c,14c…連結部、13d,14d…第2接続部、15,15a,15b,15c,15d,16,16a,16b,16c,16d…励振電極、17,18…端子電極、20…パッケージ、21…パッケージベース、22…リッド、23…内底面、23a…凹部、23b…内部接続端子、24a,24b…内部端子、25…外底面、26,27…外部端子、28…接合部材、30…導電性接合部材、40…発振回路としてのICチップ、41…金属ワイヤー、110,210…振動片としての水晶振動片、700…電子機器としての携帯電話、701…液晶表示装置、702…操作ボタン、703…受話口、704…送話口、800…移動体としての自動車。

Claims (7)

  1. 輪郭振動する振動部、平面視で前記振動部を挟むように設けられている一対の固定部を含み前記振動部を囲んでいる枠部、前記振動部の第1方向の両端部と前記枠部とをそれぞれ前記第1方向に沿って接続する一対の接続部、を有する振動片と、
    前記振動片を前記一対の固定部で固定して収容するパッケージと、を備え、
    前記振動片の各前記接続部は、前記振動部の前記端部における輪郭振動時の少なくとも2つの節部のそれぞれから延びる第1接続部と、
    前記第1接続部同士を連結する連結部と、
    前記連結部と前記枠部とを接続する第2接続部と、を有し、
    前記第2接続部同士を結ぶ第1直線と、前記固定部同士を結ぶ第2直線とが、互いに交差していることを特徴とする振動デバイス。
  2. 請求項1に記載の振動デバイスにおいて、
    各前記第2接続部は、前記第1方向に沿った前記枠部の中心線上に設けられていることを特徴とする振動デバイス。
  3. 請求項1または請求項2に記載の振動デバイスにおいて、
    前記第1直線と、前記第2直線とが、互いに直交していることを特徴とする振動デバイス。
  4. 請求項3に記載の振動デバイスにおいて、
    前記第1直線は、前記第1方向に沿った前記枠部の中心線と平面視で重なり、前記第2直線は、前記枠部の前記第1方向に対して平面視で直交する第2方向に沿った中心線と平面視で重なることを特徴とする振動デバイス。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の振動デバイスにおいて、
    前記連結部で連結されている2つの前記第1接続部が、前記第1直線に対して対称となる位置に設けられていることを特徴とする振動デバイス。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の振動デバイスを備えていることを特徴とする電子機器。
  7. 請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の振動デバイスを備えていることを特徴とする移動体。
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