JP2014034179A - 画像形成システム - Google Patents
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Abstract
【課題】直列タンデム式の画像形成システムで、表裏面の画像を割り当てて印刷する際の生産性低下を防止する。
【解決手段】それぞれに画像形成部を有する複数の画像形成装置を直列に連結して複数の画像形成装置で用紙に印刷を行う直列タンデム式の画像形成システムであって、用紙の表面と裏面とに印刷を行う設定のジョブで、用紙の表面と裏面とに印刷を行う画像データのうち表面用の画像データと裏面用の画像データのデータサイズに応じて、用紙の表面に印刷する画像形成部と、用紙の裏面に印刷する画像形成部とを切り替えることで、データサイズの大きい画像データを画像形成装置に転送することによる生産性の低下を抑えて効率的な印刷を行うことを可能にする。
【選択図】図6
【解決手段】それぞれに画像形成部を有する複数の画像形成装置を直列に連結して複数の画像形成装置で用紙に印刷を行う直列タンデム式の画像形成システムであって、用紙の表面と裏面とに印刷を行う設定のジョブで、用紙の表面と裏面とに印刷を行う画像データのうち表面用の画像データと裏面用の画像データのデータサイズに応じて、用紙の表面に印刷する画像形成部と、用紙の裏面に印刷する画像形成部とを切り替えることで、データサイズの大きい画像データを画像形成装置に転送することによる生産性の低下を抑えて効率的な印刷を行うことを可能にする。
【選択図】図6
Description
この発明は、画像形成部をそれぞれ備える複数の画像形成装置を直列に連結した画像形成システムに関する。
用紙に画像を印刷するプリンタや複写機等の画像形成装置を直列に複数台連結して配置し、各画像形成装置に印刷分を割り当てをして用紙に印刷する直列タンデムの画像形成システムが知られている。直列タンデムの画像形成システム(以下では、直列タンデムシステムという場合がある)は、上流側の画像形成装置と下流側の画像形成装置とで用紙の表裏面の印刷を分担するなどして、高速に印刷することが可能になる(例えば、特許文献1、2参照)。
また、上記のような直列タンデムシステムでは、上流側の画像形成装置と下流側の画像形成装置とで稼働率に片寄りが生じやすい。このため、例えば特許文献1では、画像形成装置のトナー残量に応じて、奇数ページと偶数ページとで、トナー消費量の多い方をトナー残量の多い装置に振り分け、トナー消費量の少ない方をトナー残量の少ない装置に振り分けて、資材消費の均一化(トナー消費量)を図り、できるだけトナー補給時期を同じにするシステムが提案されている。
また、特許文献2では、表裏印刷を分担したシステムで、片面印刷時には、カウント枚数が少ない装置を使用することで、装置間における出力枚数の均一化を図るものが提案されている。
また、上記のような直列タンデムシステムでは、上流側の画像形成装置と下流側の画像形成装置とで稼働率に片寄りが生じやすい。このため、例えば特許文献1では、画像形成装置のトナー残量に応じて、奇数ページと偶数ページとで、トナー消費量の多い方をトナー残量の多い装置に振り分け、トナー消費量の少ない方をトナー残量の少ない装置に振り分けて、資材消費の均一化(トナー消費量)を図り、できるだけトナー補給時期を同じにするシステムが提案されている。
また、特許文献2では、表裏印刷を分担したシステムで、片面印刷時には、カウント枚数が少ない装置を使用することで、装置間における出力枚数の均一化を図るものが提案されている。
ところで、直列タンデムシステムで下流の画像形成装置に大きな画像データを転送すると、転送処理の制御負荷やネットワーク負荷により、画像データの転送が画像出力に間に合わず、画像データの転送が完了するまでの空き時間が生じて生産性が低下してしまう。すなわち画像データを転送する一部目の出力の生産性が画像データサイズに依存してしまうという問題がある。
本発明は、上記事情を背景としてなされたものであり、直列タンデムシステムで画像データのサイズによる生産性の低下を防止して、高い生産性で印刷を行うことができる画像形成システムを提供することを目的とする。
すなわち、本発明の画像形成システムのうち、第1の本発明は、
複数の画像形成装置を直列に連結し、前記複数の画像形成装置で用紙に印刷を行う画像形成システムであって、
前記複数の画像形成装置にそれぞれ備えられ、用紙に画像を印刷する複数の画像形成部と、
前記画像形成部間を含む経路で用紙を搬送する用紙搬送部と、
前記用紙搬送部に設けられた1または2以上の用紙反転部と、
前記画像形成部、前記用紙搬送部および前記用紙反転部を制御する制御部とを有し、
前記制御部は、用紙の表面と裏面とに印刷を行う設定のジョブで、用紙の表面と裏面とに印刷を行う画像データのうち表面用の画像データと裏面用の画像データのデータサイズに応じて、用紙の表面に印刷する前記画像形成部と、用紙の裏面に印刷する前記画像形成部とを切り替えることを特徴とする。
複数の画像形成装置を直列に連結し、前記複数の画像形成装置で用紙に印刷を行う画像形成システムであって、
前記複数の画像形成装置にそれぞれ備えられ、用紙に画像を印刷する複数の画像形成部と、
前記画像形成部間を含む経路で用紙を搬送する用紙搬送部と、
前記用紙搬送部に設けられた1または2以上の用紙反転部と、
前記画像形成部、前記用紙搬送部および前記用紙反転部を制御する制御部とを有し、
前記制御部は、用紙の表面と裏面とに印刷を行う設定のジョブで、用紙の表面と裏面とに印刷を行う画像データのうち表面用の画像データと裏面用の画像データのデータサイズに応じて、用紙の表面に印刷する前記画像形成部と、用紙の裏面に印刷する前記画像形成部とを切り替えることを特徴とする。
第2の本発明の画像形成システムは、前記第1の本発明において、少なくとも1つの前記画像形成装置に前記画像データを転送する画像転送部を備えることを特徴とする。
第3の本発明の画像形成システムは、前記第1または第2の本発明において、前記切り替えは、表面用の画像データサイズと裏面用の画像データサイズとの大小比較の結果に基づいて行うことを特徴とする。
第4の本発明の画像形成システムは、前記第1〜第3の本発明のいずれかにおいて、前記制御部は、上流側の前記画像形成装置に備えられた前記画像形成部で前記用紙の表面側に画像を印刷した場合、画像形成後に前記用紙反転部で用紙の表裏を反転させ、その後、下流側の前記画像形成装置に備えられた前記画像形成部で前記用紙の裏面側に画像を印刷し、上流側の前記画像形成装置に備えられた前記画像形成部で前記用紙の裏面側に画像を印刷した場合、画像形成後に前記用紙反転部で前記用紙の表裏を反転させ、その後、下流側の前記画像形成装置に備えられた前記画像形成部で前記用紙の表面側に画像を印刷し、さらに、前記用紙反転部で前記用紙の表裏を反転させることを特徴とする。
第5の本発明の画像形成システムは、前記第1〜第4の本発明のいずれかにおいて、 前記制御部は、前記複数の画像形成装置の1つで画像データを取得した場合、前記画像データのうち表面用の画像データと裏面用の画像データとでデータサイズの大きい画像データに関わる用紙の面に、該面に係る画像データに基づいて、前記画像データを取得した前記画像形成装置の前記画像形成部で印刷することを特徴とする。
第6の本発明の画像形成システムは、前記第5の本発明において、前記画像データの取得が、前記画像形成装置の少なくとも1つに備えられ、前記画像データを外部から受信するプリントコントローラまたは原稿を読み取って画像データを生成するスキャナーで行われたものであることを特徴とする。
第7の本発明の画像形成システムは、前記第1〜第6の本発明のいずれかにおいて、前記制御部は、前記画像形成装置で表面用または裏面用の画像データの一方に基づいて前記用紙への印刷に至る画像形成処理時間と、前記印刷に用いた表面用または裏面用画像データの一方とは異なる他方の表面用または裏面用画像データを他の画像形成装置に転送する転送時間とに応じて、前記切り替えを判断することを特徴とする。
第8の本発明の画像形成システムは、前記第1〜第7の本発明のいずれかにおいて、前記制御部は、前記画像データがモノクロ画像に係る画像データである場合、画像のページ順に応じて、用紙表面への印刷を上流側の画像形成装置で行い、用紙裏面への印刷を下流側の画像形成装置で行い、前記画像データがカラー画像に係る画像データである場合、前記データサイズに応じた前記切り替えを行うことを特徴とする。
すなわち、本発明によれば、表面用の画像データと裏面用の画像データのデータサイズに応じて表面用に使用される画像形成装置と裏面用に使用される画像形成装置とが切り替えられ、生産性の低下を抑えて効率的な印刷を行うことができる。
以下に、本発明の一実施形態の画像形成システムを添付図面に基づいて説明する。
図1にしめすように、画像形成システム1は、メイン機となる画像形成装置10とサブ機となる画像形成装置20とを有しており、画像形成装置10の上段に3段の大容量給紙段を有する大容量給紙装置30が接続され、画像形成装置10と画像形成装置20との間に中間バッファ装置40が接続されている。画像形成装置20の下流側には、さらに中継ユニット50、後処理装置60が順次接続されている。これら装置が上流側から、大容量給紙装置30、画像形成装置10、中間バッファ装置40、画像形成装置20、中継ユニット50、後処理装置60の順に直列に連結されて直列タンデム式のシステムが構成されている。なお、画像形成装置10、20間には、イーサネット(商標)などによるLAN4によってデータ通信可能に接続されている。
図1にしめすように、画像形成システム1は、メイン機となる画像形成装置10とサブ機となる画像形成装置20とを有しており、画像形成装置10の上段に3段の大容量給紙段を有する大容量給紙装置30が接続され、画像形成装置10と画像形成装置20との間に中間バッファ装置40が接続されている。画像形成装置20の下流側には、さらに中継ユニット50、後処理装置60が順次接続されている。これら装置が上流側から、大容量給紙装置30、画像形成装置10、中間バッファ装置40、画像形成装置20、中継ユニット50、後処理装置60の順に直列に連結されて直列タンデム式のシステムが構成されている。なお、画像形成装置10、20間には、イーサネット(商標)などによるLAN4によってデータ通信可能に接続されている。
また、画像形成システム1では、大容量給紙装置30から後処理装置60に至るまで、それぞれ用紙を搬送する用紙搬送部2が設けられており、各装置が直列に接続されることで、画像形成システム1で上流から下流に至るまで用紙搬送部2が一連になっている。
上記のように、画像形成システムは、画像形成装置10、20が直列に連結されており、連結は上記のように、他の装置が介在してもよく、また、直接連結されてもよい。さらに、画像形成装置は2台に限定されず、3台以上が連結されるものであってもよい。画像形成装置10、20は同一種類のものであってもよく、異なる種類のものであってもよい。
上記のように、画像形成システムは、画像形成装置10、20が直列に連結されており、連結は上記のように、他の装置が介在してもよく、また、直接連結されてもよい。さらに、画像形成装置は2台に限定されず、3台以上が連結されるものであってもよい。画像形成装置10、20は同一種類のものであってもよく、異なる種類のものであってもよい。
大容量給紙装置30は、前記したように3段の大容量給紙トレイ31を有しており、大容量給紙装置30内で上流から下流にかけて用紙搬送部2が設けられている。また各段の大容量給紙トレイ31に一端が位置する搬送路を有し、各搬送路は用紙搬送部2に合流して大容量給紙トレイ31からの給紙が可能になっている。
画像形成装置10は、自機および画像形成装置20を制御及び管理するメイン機として機能し、画像形成機20がサブ機として機能する。
画像形成装置10、20は、スキャナ機能、コピー機能、プリンタ機能を備えた、いわゆるデジタル複合機である。なお、本実施の形態では、画像形成装置10、20の構成は、モノクロ画像を形成する画像形成装置として説明するが、これに限定されるものではなく、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)の4色によるカラー画像を形成する画像形成装置としてもよい。
画像形成装置10、20は、スキャナ機能、コピー機能、プリンタ機能を備えた、いわゆるデジタル複合機である。なお、本実施の形態では、画像形成装置10、20の構成は、モノクロ画像を形成する画像形成装置として説明するが、これに限定されるものではなく、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)の4色によるカラー画像を形成する画像形成装置としてもよい。
画像形成装置10は、本体下部には、給紙トレイ13(この例は2段)が設けられている。画像形成装置10本体内には上流から下流にかけて用紙搬送部2が設けられている。また各給紙トレイ13に一端が位置する搬送路を有し、各搬送路は用紙搬送部2に合流して給紙トレイ13からの給紙が可能になっている。
さらに画像形成装置10は、本体内部に用紙に画像を印刷する画像形成部15を有し、その下流側に定着器16を有している。画像形成装置10内の用紙搬送部2では、定着器16の下流側に用紙反転部14が設けられており、用紙搬送部2で搬送される用紙を設定に応じて反転して用紙搬送部2で下流側に搬送することができる。
さらに画像形成装置10は、本体内部に用紙に画像を印刷する画像形成部15を有し、その下流側に定着器16を有している。画像形成装置10内の用紙搬送部2では、定着器16の下流側に用紙反転部14が設けられており、用紙搬送部2で搬送される用紙を設定に応じて反転して用紙搬送部2で下流側に搬送することができる。
画像形成部15は、入力されたジョブデータ(画像データ)に基づいて、電子写真方式の画像形成処理(プリント処理)を行う。画像形成部15は、像担持体としての感光体ドラム、帯電部、露光部(レーザ光源、ポリゴンミラー)、現像部、転写部、分離除電部、クリーナ(いずれも図示略)などを有する。
画像形成する場合、画像形成部15は、レーザ光源とポリゴンミラーとにより、帯電部によって一様帯電されて回転している感光体ドラムの表面に露光して、感光体ドラムの面上に画像データに対応した静電潜像を形成する。そして、画像形成部15は、静電潜像を現像部により反転現像して、黒色のトナー像を感光体ドラム上に形成する。そして、画像形成部15は、トナー像形成のタイミングに対応して、転写領域において、感光体ドラムの表面に形成されたトナー像を、転写部により反対極性に帯電された用紙に転写する。用紙は、このタイミングに合わせて用紙搬送部2によって転写部に搬送される。そして、画像形成部15では、トナー像が担持された用紙を、分離除電部の作用により、感光体ドラムの表面から分離させ、定着器16に送出し、感光体ドラムのトナーをクリーナにより除去する。
なお、画像形成部15がカラー画像形成する構成では、画像形成部の上記各部をCMYKの色毎に備え、像担持体としての中間転写ベルト上にCMYKの色毎のトナー像を形成して用紙に転写する。
なお、画像形成部15がカラー画像形成する構成では、画像形成部の上記各部をCMYKの色毎に備え、像担持体としての中間転写ベルト上にCMYKの色毎のトナー像を形成して用紙に転写する。
定着器16は、ハロゲンヒータや誘電加熱により加熱される加熱ローラと、加熱ローラを下方より加圧する加圧ローラとを備え、トナー像が担持された用紙に対して加熱及び加圧を行うことにより定着処理を行う。
さらに画像形成装置10は、本体外部上にDF(ドキュメントフィーダ)17を備えており、原稿載置用のトレイに積載される原稿を、最上部から順に自動搬送して、スキャナー部130による画像読み取りを可能にする。
また、画像形成装置10の本体外部上には操作部140が設けられている。操作部140は、タッチパネルを備えるLCD141(Liquid Crystal Display)により構成され、ユーザーからの操作入力を受け付け、その操作信号を後述する制御部に出力する。また、操作部140は、制御部から入力される表示信号に従って、各種操作指示や設定情報を入力するための各種設定画面や各種情報等を表示する。
さらに、画像形成装置10には、コントローラー160を有している。コントローラー160は、外部のPC端末などにイーサネット(商標)などによりLANにで接続され、外部との間で画像データの送受信が可能になっている。コントローラー160は、外部から画像データを受信し、データ構造によっては画像形成装置10で処理可能なデータに変換する。
中間バッファ装置40は、バッファ部42を備える。バッファ部42は、画像形成装置10より排出された用紙を受け入れて複数枚貯留可能であり、貯留した用紙を表裏反転させた上で画像形成装置20に用紙を1枚ずつ送出するものである。したがってバッファ部42は、用紙反転部としての機能も有している。
画像形成装置20は、上記画像形成装置10と同様に画像形成部25、定着器26を備えており、上流から下流にかけて用紙搬送部2が設けられている。また、定着器26の下流側では、用紙搬送部2に用紙反転部24が設けられており、用紙を反転して用紙搬送部2を通して下流側に用紙を搬送することができる。
中継ユニット50は、画像形成装置20の処理能力と後処理装置60の処理能力との間に差がある場合に、システム全体としての効率が低下することがないように、中継部52で用紙を受けて、さらに用紙を画像形成装置20から後処理装置60に受け渡す搬送装置である。中継ユニット50は、画像形成装置20から搬送された用紙を表裏反転して後処理装置60に送出する。したがって、中継部52は、用紙反転部としての機能も有している。
後処理装置60は、中継ユニット50より送出された用紙について、所定の後処理を施すものであり、適宜構成の後処理部を有する。後処理装置60の後処理部62が行う後処理は、例えば、ソート処理、裁断処理、穴あけ処理、ステープル処理、くるみ製本処理等であり、本発明としては特定のものに限定されず、複数種の後処理を行うものであってもよい。なお、後処理装置60には、上流側から下流側にかけて用紙搬送部2を有し、用紙搬送部2の下流側は排紙トレイ63に接続されている。
なお、本発明としては、画像形成装置10、20以外に、大容量給紙装置30、中間バッファ装置40、中継ユニット50、後処理装置60を有しているが、これら装置を必須とするものではなく、画像形成装置10、20に用紙反転部を備えることにより、中間バッファ装置40や中継ユニット50を省略するものであってもよい。
次に、画像形成システム1の機能的構成を図2に基づいて説明する。
画像形成装置10は、全体制御ブロック部110とスキャナー部130と操作部140とプリンター部150とを有し、さらに、LAN3を通して端末PCなどの外部機器(PC)70から入力される画像データを処理し、またはスキャナー部130で得た画像データを、LAN3を通して外部機器70に転送可能にするコントローラー160とを備えている。
全体制御ブロック部110には、コントローラー160に接続されたPCIバス112を有しており、該PCIバス112にDRAM制御IC111が接続されている。DRAM制御IC111には、画像メモリー(DRAM)120が接続されている。画像メモリー(DRAM)120には、圧縮画像データを格納するための圧縮メモリー121と、画像形成前にプリント対象の非圧縮画像データを一時的に格納するためのページメモリー122とを有している。
また、全体制御ブロック部110には、制御CPU113を備えており、制御CPU113にDRAM制御IC111が接続されている。
また、制御CPU113には、フラッシュメモリーなどにより構成される不揮発メモリー114が接続されている。不揮発メモリー114には、画像形成装置10の初期印刷設定情報や、プロセス制御パラメータ等の機械設定情報、出力設定の初期データ、画像形成装置10で画像形成処理を行うための画像形成処理時間に関するデータ、画像形成装置10から画像形成装置20に画像データを転送する際に要する転送時間に関するデータ、制御CPU113を動作させるためのプログラム等が格納されている。
また、制御CPU113には、フラッシュメモリーなどにより構成される不揮発メモリー114が接続されている。不揮発メモリー114には、画像形成装置10の初期印刷設定情報や、プロセス制御パラメータ等の機械設定情報、出力設定の初期データ、画像形成装置10で画像形成処理を行うための画像形成処理時間に関するデータ、画像形成装置10から画像形成装置20に画像データを転送する際に要する転送時間に関するデータ、制御CPU113を動作させるためのプログラム等が格納されている。
制御CPU113は、不揮発メモリー114の不揮発データを読み取り可能であり、また、所望のデータを不揮発メモリー114に書き込むことが可能である。
制御CPU113は、上記機械設定情報や印刷設定情報、出力設定などに従って画像形成装置10の各部を動作制御する。
制御CPU113は、不揮発メモリー114などとともに本発明の制御部を構成し、画像形成装置10全体を制御するとともに、画像形成システム1全体の制御を行うことができる。
制御CPU113は、後処理の設定を含むジョブの出力設定などを操作部140を通して行うことができ、画像データに基づいて印刷をする際に、画像形成装置10と画像形成装置20とを切り替えて用紙表面への印刷と用紙裏面への印刷とを行うことができる。
制御CPU113は、上記機械設定情報や印刷設定情報、出力設定などに従って画像形成装置10の各部を動作制御する。
制御CPU113は、不揮発メモリー114などとともに本発明の制御部を構成し、画像形成装置10全体を制御するとともに、画像形成システム1全体の制御を行うことができる。
制御CPU113は、後処理の設定を含むジョブの出力設定などを操作部140を通して行うことができ、画像データに基づいて印刷をする際に、画像形成装置10と画像形成装置20とを切り替えて用紙表面への印刷と用紙裏面への印刷とを行うことができる。
スキャナー部130は、光学読み取りを行うCCD131と、スキャナー部130全体の制御を行うスキャナー制御部132とを備えている。スキャナー制御部132は、制御CPU113とシリアル通信可能に接続されている。また、CCD131は、CCD131で読み取った画像データを処理する読み取り処理部115に接続され、読み取り処理部115は圧縮IC116を介してDRAM制御IC111に制御可能に接続されている。
読み取り処理部115は、CCD131から入力されたアナログ画像信号に、アナログ信号処理、A/D(Analog to Digital)変換処理、シェーディング処理等の各種処理を施し、デジタル画像データを生成して、圧縮IC116に出力する。
スキャナー部130では、画像形成装置10の上部プラテンに置かれた原稿や、DF(ドキュメントフィーダー)17で自動搬送される原稿の画像を読み取る。
読み取り処理部115は、CCD131から入力されたアナログ画像信号に、アナログ信号処理、A/D(Analog to Digital)変換処理、シェーディング処理等の各種処理を施し、デジタル画像データを生成して、圧縮IC116に出力する。
スキャナー部130では、画像形成装置10の上部プラテンに置かれた原稿や、DF(ドキュメントフィーダー)17で自動搬送される原稿の画像を読み取る。
操作部140は、表示部と操作部とを兼ね、タッチパネルで構成されるLCD141と、操作部全体を制御する操作部制御部142とを備えており、操作部制御部142は制御CPU113にシリアル通信可能に接続されている。
操作部140では、制御CPU113の制御を受けて、LCD141によって、画像形成装置10における出力条件設定や動作制御条件などの機械設定入力、各給紙トレイの用紙情報(サイズ、紙種)の設定入力や、設定内容の表示、メッセージなどの所望の情報等の表示などが可能になっている。
操作部140では、制御CPU113の制御を受けて、LCD141によって、画像形成装置10における出力条件設定や動作制御条件などの機械設定入力、各給紙トレイの用紙情報(サイズ、紙種)の設定入力や、設定内容の表示、メッセージなどの所望の情報等の表示などが可能になっている。
前記DRAM制御IC111には、画像データを圧縮する圧縮IC116、圧縮された画像データを伸長する伸長IC117が接続されている。
DRAM制御IC111は、制御CPU113からの指示に従って、圧縮IC116による画像データの圧縮処理及び伸長IC117による圧縮画像データの伸長処理を制御するとともに、画像メモリー(DRAM)120への画像データの入出力制御を行う。
書き込み処理部118は、プリンター部150のLD152などを備える画像形成部15に接続され、画像データに基づいてLD152の動作に用いられる書き込みデータを生成する。
DRAM制御IC111は、制御CPU113からの指示に従って、圧縮IC116による画像データの圧縮処理及び伸長IC117による圧縮画像データの伸長処理を制御するとともに、画像メモリー(DRAM)120への画像データの入出力制御を行う。
書き込み処理部118は、プリンター部150のLD152などを備える画像形成部15に接続され、画像データに基づいてLD152の動作に用いられる書き込みデータを生成する。
プリンター部150は、上記画像形成部15と、給紙トレイ13、画像形成装置10内の用紙搬送部2などにより構成される。
また、プリンター部150は、プリンター部150の全体(給紙、画像形成、排紙、後処理など)を制御するプリンター制御部158を備えており、プリンター制御部158は前記した制御CPU113にシリアル通信可能に接続されている。プリンター制御部158は制御CPU113の制御指令に従って動作して、プリンター部150を制御し、用紙搬送、画像形成などを行う。
また、プリンター部150は、プリンター部150の全体(給紙、画像形成、排紙、後処理など)を制御するプリンター制御部158を備えており、プリンター制御部158は前記した制御CPU113にシリアル通信可能に接続されている。プリンター制御部158は制御CPU113の制御指令に従って動作して、プリンター部150を制御し、用紙搬送、画像形成などを行う。
さらにプリンター制御部158には、画像形成装置20のプリンター制御部258、中間バッファ装置40の中間バッファ制御部41が接続されてプリンター制御部158を介した制御CPU113の制御指令の送信が可能になっている。
また、上記のようにDRAM制御IC111が接続されたPCIバス112には、コントローラー160のDRAM制御IC161が接続されている。コントローラー160は、画像形成装置10をネットワークプリンターやネットワークスキャナーとして使用する場合に、LAN3に接続される外部機器(PC)70などから画像データ等を画像形成装置10で受信したり、スキャナー部130で取得した画像データをLAN3に接続される外部機器(PC)70などに送信したりするものである。
コントローラー160では、DRAM制御IC161に、DRAMなどで構成される画像メモリー162が接続されている。また、コントローラー160では、共通バスにDRAM制御IC161と、コントローラー160全体の制御を行うコントローラー制御CPU163、LANインターフェース164が接続されている。LANインターフェース164は、LAN3に接続されている。
さらに、制御CPU113には、画像形成装置20との間の通信を制御する通信制御部123がシリアル通信可能に接続されている。通信制御部123には、通信制御部123によって制御されるNIC124(NIC:ネットワークインターフェース)が接続されている。NIC124には、画像形成装置20に設けられたNIC224とLAN4により接続されており、画像形成装置20との間で、画像データなどのデータの送受信が可能になっている。したがって、制御CPU113、通信制御部123、NIC124は本発明の画像転送部に相当する。
次に、画像形成装置20は、全体制御ブロック部210とプリンター部250とを有している。
全体制御ブロック部210には、画像形成装置20全体を制御する制御CPU213を有しており、制御CPU213にDRAM制御IC211が接続されている。DRAM制御IC211には、画像メモリー(DRAM)220が接続されている。画像メモリー(DRAM)220には、圧縮画像データを格納するための圧縮メモリー221と、画像形成前にプリント対象の非圧縮画像データを一時的に格納するためのページメモリー222とを有している。
また、制御CPU213には、フラッシュメモリーなどにより構成される不揮発メモリー214が接続されている。不揮発メモリー214には、画像形成装置20の初期印刷設定情報や、プロセス制御パラメータ等の機械設定情報、出力設定の初期データ、画像形成装置20で画像形成処理を行うための画像形成処理時間に関するデータ、制御CPU213を動作させるためのプログラム等が格納されている。
制御CPU213は、不揮発メモリー214の不揮発データを読み取り可能であり、また、所望のデータを不揮発メモリー214に書き込むことが可能である。
制御CPU213は、上記機械設定情報や印刷設定情報、出力設定などに従って画像形成装置20の各部を動作制御する。
制御CPU213は、不揮発メモリー214などとともに、画像形成装置20全体の制御を行うことができる。
制御CPU213は、上記機械設定情報や印刷設定情報、出力設定などに従って画像形成装置20の各部を動作制御する。
制御CPU213は、不揮発メモリー214などとともに、画像形成装置20全体の制御を行うことができる。
前記DRAM制御IC211には、圧縮された画像データを伸長する伸長IC217が接続されており、伸長IC217に書き込み処理部218が接続されている。
DRAM制御IC211は、制御CPU213からの指示に従って、伸長IC217による圧縮画像データの伸長処理を制御するとともに、画像メモリー(DRAM)220への画像データの入出力制御を行う。
書き込み処理部218は、プリンター部250のLD252などを備える画像形成部25に接続され、画像データに基づいてLD252の動作に用いられる書き込みデータを生成する。
DRAM制御IC211は、制御CPU213からの指示に従って、伸長IC217による圧縮画像データの伸長処理を制御するとともに、画像メモリー(DRAM)220への画像データの入出力制御を行う。
書き込み処理部218は、プリンター部250のLD252などを備える画像形成部25に接続され、画像データに基づいてLD252の動作に用いられる書き込みデータを生成する。
プリンター部250は、上記画像形成部25と用紙搬送部2などにより構成される。
また、プリンター部250は、プリンター部250の全体(給紙、画像形成、排紙など)を制御するプリンター制御部258を備えており、プリンター制御部158は前記した制御CPU213にシリアル通信可能に接続されている。プリンター制御部258は制御CPU213の制御指令に従って動作してプリンター部250を制御する。また、プリンター制御部258は、画像形成装置10のプリンター制御部158から制御指示を受けてプリンター部250全体を制御することができる。
また、プリンター部250は、プリンター部250の全体(給紙、画像形成、排紙など)を制御するプリンター制御部258を備えており、プリンター制御部158は前記した制御CPU213にシリアル通信可能に接続されている。プリンター制御部258は制御CPU213の制御指令に従って動作してプリンター部250を制御する。また、プリンター制御部258は、画像形成装置10のプリンター制御部158から制御指示を受けてプリンター部250全体を制御することができる。
さらに、制御CPU213には、画像形成装置10との間の通信を制御する通信制御部223がシリアル通信可能に接続されている。通信制御部223には、通信制御部223によって制御されるNIC224が接続されている。NIC224には、前記したように画像形成装置10に設けられたNIC124がLAN4によって接続されており、画像形成装置10と画像形成装置20との間で画像データを含むデータの送受信が可能になっている。したがって、制御CPU213、通信制御部223、NIC224は本発明の画像転送部に相当する。
中間バッファ装置40には、中間バッファ装置40の各部を制御する中間バッファ制御部41を有しており、該中間バッファ制御部41は画像形成装置10のプリンター制御部158にシリアル通信可能に接続されている。これにより制御CPU113の制御指令がプリンター制御部158を介して中間バッファ制御部41に送信される。
中継ユニット50には、中継ユニット50の各部を制御するRU制御部51を備えており、RU制御部51は画像形成装置10のプリンター制御部158にシリアル通信可能に接続されている。これにより制御CPU113の制御指令がプリンター制御部158を介してRU制御部51に送信される。
後処理装置60は、後処理装置60の各部を制御するFNS制御部61を備えており、後処理装置60の各部を制御する。FNS制御部61はRU制御部51にシリアル通信可能に接続されている。これにより制御CPU113の制御指令がプリンター制御部158、RU制御部51を介してFNS制御部61に送信される。
次に、上記画像形成システム1の基本的動作について説明する。
先ず、画像形成装置10において画像データを蓄積する手順について説明する。
第1に画像形成装置10において、スキャナー部130で画像を読み取り画像データを生成する場合について説明する。スキャナー部130において原稿からCCD131により画像を光学的に読み取る。この際には、制御CPU113から指令を受けるスキャナー制御部132によってCCD131の動作制御を行う。原稿の読み取りは、DF(ドキュメントフィーダ)17によって原稿を自動給送しつつ行ってもよく、また、プラテンガラス上に原稿を置いて行ってもよい。
先ず、画像形成装置10において画像データを蓄積する手順について説明する。
第1に画像形成装置10において、スキャナー部130で画像を読み取り画像データを生成する場合について説明する。スキャナー部130において原稿からCCD131により画像を光学的に読み取る。この際には、制御CPU113から指令を受けるスキャナー制御部132によってCCD131の動作制御を行う。原稿の読み取りは、DF(ドキュメントフィーダ)17によって原稿を自動給送しつつ行ってもよく、また、プラテンガラス上に原稿を置いて行ってもよい。
制御CPU113はプログラムによって動作し、操作部140による操作(読み取り指示やコピー指示)に基づいてスキャナー部130への指令を発行する。CCD131で読み取られた画像は、読み取り処理部115でデータ処理がなされ、データ処理された画像データは、DRAM制御IC111を介して圧縮IC116に送られて所定の方法によって圧縮される。圧縮されたデータは、DRAM制御IC111を介して画像メモリー(DRAM)120に格納される。
この他に画像データは、LAN3を介して画像形成装置10に入力される。上記画像データとしては、例えば外部機器70などのアプリケーションプログラム等により生成されたものなどが挙げられる。画像データの生成方法は特に限定されるものではない。該データは、LAN3、LANインターフェース164を介してコントローラー160で受信され、DRAM制御IC161によって画像メモリー162に一旦格納される。画像メモリー162に格納されたデータは、PCIバス112を介してDRAM制御IC111に転送され、ページメモリー122に一旦格納される。ページメモリー122に格納されたデータは、DRAM制御IC111を介して圧縮IC116に送られて圧縮処理され、DRAM制御IC111を介して圧縮メモリー121に格納される。
上記画像データの蓄積に際しては、画像データの蓄積前または蓄積後に出力設定がなされる。該出力設定は、前記操作部140に操作入力が可能な設定画面を表示して、操作者による操作入力によって行うことができる。また、初期設定において出力設定項目が選択されており、操作者による設定入力がなされない場合にも該初期設定によって出力設定がなされる。
画像形成システム1でタンデム式に画像出力を行う場合について、図3のブロック図を参照しつつ説明する。
外部機器70などの画像入力部で画像入力がなされる。画像入力部は、アプリケーションソフトやスキャナーなどにより構成することができる。画像入力部からはプリントデータ(画像データ)及び印刷モードが画像展開部に送信され、ページ記述言語に対応して画像展開がなされ、イメージ化した画像データと印刷モードを得る。画像展開部は、外部機器70に備えるものや画像形成部10に備えるものでもよく、また、LAN3に接続されて外部機器70および画像形成装置10外に設けられているものであってもよい。
画像展開部で得られた画像データと印刷モードとは、画像形成装置10に送信される。また、画像形成装置10でスキャナー部130で画像データを取得した場合も画像形成装置10では、画像データと印刷モードに関するデータとが得られる。
外部機器70などの画像入力部で画像入力がなされる。画像入力部は、アプリケーションソフトやスキャナーなどにより構成することができる。画像入力部からはプリントデータ(画像データ)及び印刷モードが画像展開部に送信され、ページ記述言語に対応して画像展開がなされ、イメージ化した画像データと印刷モードを得る。画像展開部は、外部機器70に備えるものや画像形成部10に備えるものでもよく、また、LAN3に接続されて外部機器70および画像形成装置10外に設けられているものであってもよい。
画像展開部で得られた画像データと印刷モードとは、画像形成装置10に送信される。また、画像形成装置10でスキャナー部130で画像データを取得した場合も画像形成装置10では、画像データと印刷モードに関するデータとが得られる。
画像形成装置10では、印刷モードなどからJOBデータを生成し、一方、画像データは、圧縮IC116で圧縮し、圧縮メモリー121に格納する。JOBデータは、JOBを管理する記憶部、例えば画像メモリー(DRAM)120に圧縮データと関連付けて格納する。
一方、JOBデータおよび画像データは、制御CPU113の制御によって、画像メモリー(DRAM)120から、NIC124、LAN4、NIC224を経て画像形成装置20の画像メモリー(DRAM)220に転送される。画像データは、画像形成装置20の圧縮メモリー221に格納される。上記転送は、画像形成装置10での印刷処理の開始に従って行われる。
一方、JOBデータおよび画像データは、制御CPU113の制御によって、画像メモリー(DRAM)120から、NIC124、LAN4、NIC224を経て画像形成装置20の画像メモリー(DRAM)220に転送される。画像データは、画像形成装置20の圧縮メモリー221に格納される。上記転送は、画像形成装置10での印刷処理の開始に従って行われる。
図4は、JOBデータと画像データに関わるデータ構成を示す概要図である。
JOBデータには、画像展開部により入力された印刷モードの他、ジョブ全体に関わる設定情報(ジョブ情報)が含まれている。
また、ページに関わる情報はページ情報として圧縮画像に付加されている。
ジョブ情報には、設定部数(出力する部数)、出力モード(片面/両面)、出力トレイ(用紙トレイ番号)、応用機能(応用機能の選択)、カラーモード(白黒/カラー)、用紙種類(普通紙/厚紙など)などの項目が設けられている。出力モードで両面が設定されていると、タンデム方式で出力がされる。
ページ情報には、画像サイズ(縦、横サイズ)、画像の向き(上、左、下右向き)、画像の回転角度、画像容量(圧縮ファイルサイズ)、画像の面情報(表面/裏面)などの項目が設けられている。画像の面情報に基づいて、当該ページについて出力される画像形成装置が決定される。
JOBデータには、画像展開部により入力された印刷モードの他、ジョブ全体に関わる設定情報(ジョブ情報)が含まれている。
また、ページに関わる情報はページ情報として圧縮画像に付加されている。
ジョブ情報には、設定部数(出力する部数)、出力モード(片面/両面)、出力トレイ(用紙トレイ番号)、応用機能(応用機能の選択)、カラーモード(白黒/カラー)、用紙種類(普通紙/厚紙など)などの項目が設けられている。出力モードで両面が設定されていると、タンデム方式で出力がされる。
ページ情報には、画像サイズ(縦、横サイズ)、画像の向き(上、左、下右向き)、画像の回転角度、画像容量(圧縮ファイルサイズ)、画像の面情報(表面/裏面)などの項目が設けられている。画像の面情報に基づいて、当該ページについて出力される画像形成装置が決定される。
さらに、印刷処理に従って、画像形成装置10では、画像メモリー(DRAM)120に格納されたJOBデータおよび圧縮メモリー121に格納された画像データを読み出し、圧縮された画像データをDRAM制御IC111を介して伸長IC117に送出してデータを伸長し、ページメモリー122に格納する。印刷モードなどに従って、伸長したデータをページメモリー122から読み出して書込み処理部118に送出し、帯電部で帯電した感光体へLD152によって書き込みを行う。なお、両面印刷の設定では、制御CPU113の切り替え判断によって用紙の表面側または裏面側の一方の面側の画像データに基づいて用紙の片面に印刷が行われ、他方の用紙面側には画像形成装置20で印刷が行われるように処理される。したがって、この場合、書き込み処理部118に送られる画像データは、画像の面情報に従って一方の面側に関わるものである。
プリンター部150では、制御CPU113の指令を受けたプリンター制御部158によって各部の制御が行われる。画像形成部15では感光体に書き込まれた潜像が現像部でトナー像として現像され、該トナー像が転写部で、用紙搬送部13によって搬送される用紙に転写され、定着装置16で画像の定着がなされる。画像形成がなされた用紙は用紙搬送部13を経て下流側へと搬送される。
上記した画像メモリー(DRAM)120の圧縮メモリー121からの画像データの読み出しに始まって、用紙への転写に至るまでの時間が画像形成処理時間に相当する。画像形成処理時間は、画像データの圧縮率などによっても異なる。画像形成処理時間に基づいて用紙の給紙間隔の時間、印刷スピード(PPM)を算出できる。画像形成処理時間は、画像形成装置の性能に依存するため、画像形成装置10と画像形成装置20とで異なる場合もある。
また、プリンター制御部158からは、下流側の装置の各制御部に指令が送信される。ジョブの設定で、用紙の反転や後処理の設定がある場合、プリンター制御部158から該当する装置の制御部に反転指令や後処理指令が送信され、該当する装置では、指令に従って反転動作や後処理動作が実行される。反転指令や後処理指令が送信されていない装置では、排紙指令が送信され、そのまま用紙が下流側に排紙される。
画像形成装置10から排紙された用紙は、両面設定では、中間バッファ装置40で用紙反転が行われて画像形成装置20に搬送される。また、他面側に関わるJOBデータおよび画像データは制御CPU113の制御によって、画像形成装置10から画像形成装置20の画像メモリー(DRAM)220に転送されている。
画像形成装置20では、画像メモリー(DRAM)220に格納されたJOBデータ、圧縮メモリー221に格納された画像データを読み出し、DRAM制御IC211を介して伸長IC217に送出してデータを伸長し、伸長したデータをページメモリー222に格納する。印刷モードなどに従って伸長した画像データは、ページメモリー222から読み出し、書込み処理部218に送出し、帯電部で帯電した感光体へLD252によって書き込みを行う。
プリンター部250では、制御CPU213の指令を受けたプリンター制御部258によって各部の制御が行われる。画像形成部25では感光体に書き込まれた潜像が現像部でトナー像として現像され、該トナー像が転写部で用紙搬送部2によって搬送される用紙に転写され、定着装置26で画像の定着がなされる。画像形成がなされた用紙は用紙搬送部2を経て下流側へと搬送される。プリンター部250では、両面設定では、プリンター部150で印刷された用紙面とは逆の用紙面に印刷がなされる。
また、プリンター制御部158からは、下流側の装置の各制御部に指令が送信される。ジョブの設定で、用紙の反転や後処理の設定がある場合、プリンター制御部158から該当する装置の制御部に反転指令や後処理指令が送信され、該当する装置では、指令に従って反転動作や後処理動作が実行される。反転指令や後処理指令が送信されていない装置では、排紙指令が送信され、そのまま用紙が下流側に排紙される。
両面設定において、画像形成装置10で用紙の裏面に印刷がされ、画像形成装置20で用紙の表面に印刷がされた場合、中継ユニット50または後処理装置60に反転指令が与えられ、搬送される用紙がさらに反転される。これにより、表裏の順序に拘わらず、用紙の面方向を同じにすることができる。また、後処理装置60では、印刷モードに従って後処理設定がある場合、所定の後処理が施されて排紙トレイ63に排紙される。
両面設定において、画像形成装置10で用紙の裏面に印刷がされ、画像形成装置20で用紙の表面に印刷がされた場合、中継ユニット50または後処理装置60に反転指令が与えられ、搬送される用紙がさらに反転される。これにより、表裏の順序に拘わらず、用紙の面方向を同じにすることができる。また、後処理装置60では、印刷モードに従って後処理設定がある場合、所定の後処理が施されて排紙トレイ63に排紙される。
次に、画像形成システム1で印刷を行う場合の処理手順を図5のフローチャートに基づいて説明する。この処理手順は、制御CPU113の制御指令によって実行される。画像データは、画像形成装置10で取得されている。
印刷処理の開始に伴って、画像形成装置10、20では、一枚ごとの給紙準備が開始される(ステップs1)。次いで、両面印刷か否かの判定を行う(ステップs2)。両面印刷か否かはジョブ情報の出力モードの項目に設定されている。
印刷処理の開始に伴って、画像形成装置10、20では、一枚ごとの給紙準備が開始される(ステップs1)。次いで、両面印刷か否かの判定を行う(ステップs2)。両面印刷か否かはジョブ情報の出力モードの項目に設定されている。
片面印刷の場合(ステップs2、No)、片面画像をメイン機、すなわち画像形成装置10で画像形成し(ステップs13)、中間バッファ装置40で用紙を反転する(ステップs14)。その後、設定枚数の印刷を完了したかの判定を行う(ステップs15)。
一方、両面印刷の設定の場合(ステップs2、Yes)、表裏割り当ての判断を行う(ステップs3)。すなわち、表面の印刷と裏面の印刷とを、それぞれ画像形成装置10、20のいずれに割り当てるかを判断する。次いで、下流にあるサブ機、すなわち画像形成装置20へ画像データを含むデータを転送する(ステップs4)。
一方、両面印刷の設定の場合(ステップs2、Yes)、表裏割り当ての判断を行う(ステップs3)。すなわち、表面の印刷と裏面の印刷とを、それぞれ画像形成装置10、20のいずれに割り当てるかを判断する。次いで、下流にあるサブ機、すなわち画像形成装置20へ画像データを含むデータを転送する(ステップs4)。
次いで、メイン機が表面印刷で、サブ機が裏面印刷かの判定がなされる(ステップs5)。メイン機が表面印刷で、サブ機が裏面印刷の場合(ステップs5、Yes)、表面画像をメイン機で画像形成する(ステップs6)。次いで、中間バッファ装置40で用紙の反転を行い(ステップs7)、裏面画像をサブ機で画像形成する(ステップs8)。その後、設定枚数の印刷を完了したかの判定を行う(ステップs15)。
一方、メイン機が裏面印刷で、サブ機が表面印刷の場合(ステップs5、No)、裏面画像をメイン機で画像形成し(ステップs9)、画像形成した用紙を中間バッファ装置40で反転する(ステップs10)。次いで、表面画像をサブ機で画像形成し(ステップs11)、後処理装置60で用紙を反転し(ステップs12)、その後、設定枚数の印刷を完了したかの判定を行う(ステップs15)。上記手順により、表裏面の切り替えに拘わらず、排紙された用紙の面方向は同一になる。
ステップs15で、設定枚数の印刷完了に至らない場合(ステップs15、No)、ステップs1に戻って次頁について同様の処理を継続し、設定枚数の印刷完了に至った場合(ステップs15、Yes)、処理を終了する。
一方、メイン機が裏面印刷で、サブ機が表面印刷の場合(ステップs5、No)、裏面画像をメイン機で画像形成し(ステップs9)、画像形成した用紙を中間バッファ装置40で反転する(ステップs10)。次いで、表面画像をサブ機で画像形成し(ステップs11)、後処理装置60で用紙を反転し(ステップs12)、その後、設定枚数の印刷を完了したかの判定を行う(ステップs15)。上記手順により、表裏面の切り替えに拘わらず、排紙された用紙の面方向は同一になる。
ステップs15で、設定枚数の印刷完了に至らない場合(ステップs15、No)、ステップs1に戻って次頁について同様の処理を継続し、設定枚数の印刷完了に至った場合(ステップs15、Yes)、処理を終了する。
次に、表裏割り当て判断の具体的な処理手順を図6に基づいて説明する。
先ず、ジョブがカラーモードかを判定する(ステップs20)。カラーモードかは、ジョブ情報で設定されている。カラーモードの判断でカラーでないと判断される場合(ステップs20、No)、すなわちモノクロの場合、メイン機で表面に画像形成をし、サブ機で裏面に画像形成をし(ステップs26)、処理を終了する。カラーかモノクロの判断において、比較的データサイズの小さいモノクロ印刷では、画像形成の切り替えを判断することなく、ページ順で印刷することができ、データサイズが大きくなるカラーの場合に切り替えの判断をする。
先ず、ジョブがカラーモードかを判定する(ステップs20)。カラーモードかは、ジョブ情報で設定されている。カラーモードの判断でカラーでないと判断される場合(ステップs20、No)、すなわちモノクロの場合、メイン機で表面に画像形成をし、サブ機で裏面に画像形成をし(ステップs26)、処理を終了する。カラーかモノクロの判断において、比較的データサイズの小さいモノクロ印刷では、画像形成の切り替えを判断することなく、ページ順で印刷することができ、データサイズが大きくなるカラーの場合に切り替えの判断をする。
カラーモードの判断でカラーであるとされる場合(ステップs20、Yes)、裏面に関わる画像データ量を算出し(ステップs21)、裏面の画像データをメイン機からサブ機に転送する時間と、メイン機での給紙間隔時間とを比較し、裏面データ転送時間が給紙間隔時間より大きいかを判定する(ステップs22)。給紙間隔時間には、画像形成処理時間を用いることができる。この場合、画像形成処理時間は、上流機である画像形成装置10に係るものであり、転送時間は、画像データを取得している画像形成装置(この場合上流機)から他の画像形成装置(この場合下流機)に画像データを転送するのに要する時間である。
裏面データ転送時間が給紙間隔時間より大きくなければ(ステップs22、No)、給紙間隔時間内で裏面データの転送が完了するので、生産性に影響はなく、画像形成部の切り替えを行わず、ページ順通り、メイン機で表面に画像形成をし、サブ機で裏面に画像形成をし(ステップs26)、処理を終了する。
一方、裏面データ転送時間が給紙間隔時間より大きければ(ステップs22、Yes)、サブ機への画像データ転送がメイン機での給紙間隔内に間に合わないため、画像形成部の切り替えを考慮する必要がある。このため、表面データ量を算出し(ステップs23)、この表面データ量と先に算出した裏面の画像データ量とを比較し、表面データサイズが裏面データサイズより小さいかを判定する(ステップs24)。このように表裏面の画像データサイズを比較することで、より転送に要する時間が短い画像データを選択して短時間での転送を可能にする。
一方、裏面データ転送時間が給紙間隔時間より大きければ(ステップs22、Yes)、サブ機への画像データ転送がメイン機での給紙間隔内に間に合わないため、画像形成部の切り替えを考慮する必要がある。このため、表面データ量を算出し(ステップs23)、この表面データ量と先に算出した裏面の画像データ量とを比較し、表面データサイズが裏面データサイズより小さいかを判定する(ステップs24)。このように表裏面の画像データサイズを比較することで、より転送に要する時間が短い画像データを選択して短時間での転送を可能にする。
表面データサイズが裏面データサイズよりも小さくなければ(ステップs24、No)、表裏割り当てを変更する必要はないので、メイン機で表面に画像形成をし、サブ機で裏面に画像形成をし(ステップs26)、処理を終了する。
表面データサイズが裏面データサイズよりも小さければ(ステップs24、Yes)、サブ機に裏面データを転送するよりも表面データを転送する方が短い時間で完了し、よって生産性が向上するので、メイン機で裏面の画像形成をし、サブ機で表面の画像形成をし(ステップs25)、処理を終了する。
なお、この処理手順では、画像データを画像形成装置10で取得して、他面側の画像データを画像形成装置10から画像形成装置20に転送するものとして説明したが、画像データの転送が画像形成装置から他の画像形成装置に至るものに限定されるものではなく、外部の装置で画像形成装置に表裏面の画像データを転送するものであってもよい。
表面データサイズが裏面データサイズよりも小さければ(ステップs24、Yes)、サブ機に裏面データを転送するよりも表面データを転送する方が短い時間で完了し、よって生産性が向上するので、メイン機で裏面の画像形成をし、サブ機で表面の画像形成をし(ステップs25)、処理を終了する。
なお、この処理手順では、画像データを画像形成装置10で取得して、他面側の画像データを画像形成装置10から画像形成装置20に転送するものとして説明したが、画像データの転送が画像形成装置から他の画像形成装置に至るものに限定されるものではなく、外部の装置で画像形成装置に表裏面の画像データを転送するものであってもよい。
また、前記処理手順のフローチャートでは、メイン機である画像形成装置10が上流側にあり、サブ機である画像形成装置20が下流側にある場合について説明をした。タンデム式の画像形成システムでは、画像データを取得するメイン機の位置が限定されるものではなく、これが下流側にあり、サブ機が上流側にある構成を有するものであってもよい。
以下に、上流側から順次、サブ機である画像形成装置20、中間バッファ装置40、画像形成装置10、中継ユニット50、後処理装置60が接続された画像形成システムの処理手順について、図7、8に基づいて説明する。この処理手順は、画像形成装置10の制御CPU113の制御指令によって実行される。なお、画像データは、画像形成装置10で取得されている。
以下に、上流側から順次、サブ機である画像形成装置20、中間バッファ装置40、画像形成装置10、中継ユニット50、後処理装置60が接続された画像形成システムの処理手順について、図7、8に基づいて説明する。この処理手順は、画像形成装置10の制御CPU113の制御指令によって実行される。なお、画像データは、画像形成装置10で取得されている。
印刷処理の開始に伴って、画像形成装置10、20では、一枚ごとの給紙準備が開始される(ステップs30)。次いで、両面印刷か否かの判定を行う(ステップs31)。両面印刷か否かはジョブ情報の出力モードの項目に設定されている。
両面印刷でない場合(ステップs31、No)、すなわち片面印刷の場合、片面画像をメイン機である下流側の画像形成装置10で画像形成し(ステップs42)、後処理装置60で用紙を反転する(ステップs43)。その後、設定枚数の印刷を完了したかの判定を行う(ステップs44)。
一方、両面印刷の設定の場合(ステップs31、Yes)、表裏割り当ての判断を行う(ステップs32)。次いで、サブ機(上流機)である画像形成装置20へ画像データを含むデータを転送する(ステップs33)。
一方、両面印刷の設定の場合(ステップs31、Yes)、表裏割り当ての判断を行う(ステップs32)。次いで、サブ機(上流機)である画像形成装置20へ画像データを含むデータを転送する(ステップs33)。
次いで、メイン機が裏面印刷で、サブ機が表面印刷かの判定がなされる(ステップs34)。メイン機が裏面印刷で、サブ機が表面印刷の場合(ステップs34、Yes)、表面画像を上流機のサブ機で画像形成し(ステップs35)、中間バッファ装置40で用紙の判定を行い(ステップs36)、裏面画像を下流機のメイン機で画像形成する(ステップs37)。その後、設定枚数の印刷を完了したかの判定を行う(ステップs44)。
メイン機が表面印刷で、サブ機が裏面印刷の場合(ステップs34、No)、裏面画像をサブ機で画像形成し(ステップs38)、画像形成した用紙を中間バッファ装置40で反転する(ステップs39)。次いで、表面画像をメイン機で画像形成し(ステップs40)、後処理装置60で用紙を反転し(ステップs41)、その後、設定枚数の印刷を完了したかの判定を行う(ステップs44)。上記手順により、表裏面の切り替えに拘わらず、排紙された用紙の面方向は同一になる。
ステップs44で、設定枚数の印刷完了に至らない場合(ステップs44、No)、ステップs30に戻って次頁について同様の処理を継続し、設定枚数の印刷完了に至った場合(ステップs44、Yes)、処理を終了する。
メイン機が表面印刷で、サブ機が裏面印刷の場合(ステップs34、No)、裏面画像をサブ機で画像形成し(ステップs38)、画像形成した用紙を中間バッファ装置40で反転する(ステップs39)。次いで、表面画像をメイン機で画像形成し(ステップs40)、後処理装置60で用紙を反転し(ステップs41)、その後、設定枚数の印刷を完了したかの判定を行う(ステップs44)。上記手順により、表裏面の切り替えに拘わらず、排紙された用紙の面方向は同一になる。
ステップs44で、設定枚数の印刷完了に至らない場合(ステップs44、No)、ステップs30に戻って次頁について同様の処理を継続し、設定枚数の印刷完了に至った場合(ステップs44、Yes)、処理を終了する。
次に、表裏割り当て判断の具体的な処理手順を図8に基づいて説明する。
先ず、ジョブがカラーモードかを判定する(ステップs50)。カラーモードかは、ジョブ情報で設定されている。カラーモードがカラーでないと判断される場合(ステップs50、No)、すなわちモノクロの場合、サブ機で表面に画像形成し、メイン機で裏面に画像形成をし(ステップs56)、処理を終了する。
一方、カラーモードがカラーであると判断される場合(ステップs50、Yes)、表面に関わる画像データ量を算出し(ステップs51)、表面の画像データを画像を取得した下流のメイン機から上流のサブ機に転送する時間と、上流のサブ機での給紙間隔時間とを比較し、表面データ転送時間が給紙間隔時間より大きいかを判定する(ステップs52)。表面データ転送時間が給紙間隔時間より大きくなければ(ステップs52、No)、給紙間隔時間内で表面データの転送が完了するので、生産性に影響はなく、画像形成部の切り替えを行わず、サブ機で表面に画像形成をし、メイン機で裏面に画像形成をし(ステップs56)、処理を終了する。
先ず、ジョブがカラーモードかを判定する(ステップs50)。カラーモードかは、ジョブ情報で設定されている。カラーモードがカラーでないと判断される場合(ステップs50、No)、すなわちモノクロの場合、サブ機で表面に画像形成し、メイン機で裏面に画像形成をし(ステップs56)、処理を終了する。
一方、カラーモードがカラーであると判断される場合(ステップs50、Yes)、表面に関わる画像データ量を算出し(ステップs51)、表面の画像データを画像を取得した下流のメイン機から上流のサブ機に転送する時間と、上流のサブ機での給紙間隔時間とを比較し、表面データ転送時間が給紙間隔時間より大きいかを判定する(ステップs52)。表面データ転送時間が給紙間隔時間より大きくなければ(ステップs52、No)、給紙間隔時間内で表面データの転送が完了するので、生産性に影響はなく、画像形成部の切り替えを行わず、サブ機で表面に画像形成をし、メイン機で裏面に画像形成をし(ステップs56)、処理を終了する。
一方、表面データ転送時間が給紙間隔時間より大きければ(ステップs52、Yes)、サブ機への画像データ転送がサブ機での給紙間隔内に間に合わないため、画像形成部の切り替えを考慮する必要がある。このため、裏面データ量を算出し(ステップs53)、先に算出した表面の画像データと裏面の画像データのサイズを比較し、表面データサイズが裏面データサイズより大きいかを判定する(ステップs54)。表面データサイズが裏面データサイズよりも大きくなければ(ステップs54、No)、表裏割り当てを変更する必要はないので、サブ機で表面に画像形成をし、メイン機で裏面に画像形成をし(ステップs56)、処理を終了する。
表面データサイズが裏面データサイズよりも大きければ(ステップs54、Yes)、サブ機に表面データを転送するよりも裏面データを転送する方が短い時間で完了し、よって生産性が向上するので、メイン機で表面の画像形成をし、サブ機で裏面の画像形成をし(ステップs55)、処理を終了する。
表面データサイズが裏面データサイズよりも大きければ(ステップs54、Yes)、サブ機に表面データを転送するよりも裏面データを転送する方が短い時間で完了し、よって生産性が向上するので、メイン機で表面の画像形成をし、サブ機で裏面の画像形成をし(ステップs55)、処理を終了する。
上記実施形態によれば、他の画像形成装置へ転送する画像データのサイズを出来るだけ小さくして転送処理の負荷を低減し、印刷面を入れ替えた場合は反転部を追加することで画像面の補正を行い生産性の低下を軽減する事ができる。
なお、上記では、転送時間と給紙間隔時間との対比と、表裏面のデータサイズの対比の両方において、画像形成部の切り替えの判断を行ったが、いずれか一方の対比結果に基づいて切り替えの判断を行うようにしてもよい。
以上、本発明について、上記各実施形態に基づいて説明を行ったが、本発明は上記実施形態の内容に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱しない限りは適宜の変更が可能である。
以上、本発明について、上記各実施形態に基づいて説明を行ったが、本発明は上記実施形態の内容に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱しない限りは適宜の変更が可能である。
1 画像形成システム
2 用紙搬送部
3 LAN
4 LAN
10 画像形成装置
14 用紙反転部
15 画像形成部
17 DF(ドキュメントフィーダ)
20 画像形成装置
24 用紙反転部
25 画像形成部
40 中間バッファ装置
42 中間バッファ部
50 中継ユニット
52 中継部
60 後処理装置
70 外部機器
113 制御CPU
114 不揮発メモリー
130 スキャナー部
140 操作部
150 プリンター部
160 コントローラー
213 制御CPU
214 不揮発メモリー
250 プリンター部
2 用紙搬送部
3 LAN
4 LAN
10 画像形成装置
14 用紙反転部
15 画像形成部
17 DF(ドキュメントフィーダ)
20 画像形成装置
24 用紙反転部
25 画像形成部
40 中間バッファ装置
42 中間バッファ部
50 中継ユニット
52 中継部
60 後処理装置
70 外部機器
113 制御CPU
114 不揮発メモリー
130 スキャナー部
140 操作部
150 プリンター部
160 コントローラー
213 制御CPU
214 不揮発メモリー
250 プリンター部
Claims (8)
- 複数の画像形成装置を直列に連結し、前記複数の画像形成装置で用紙に印刷を行う画像形成システムであって、
前記複数の画像形成装置にそれぞれ備えられ、用紙に画像を印刷する複数の画像形成部と、
前記画像形成部間を含む経路で用紙を搬送する用紙搬送部と、
前記用紙搬送部に設けられた1または2以上の用紙反転部と、
前記画像形成部、前記用紙搬送部および前記用紙反転部を制御する制御部とを有し、
前記制御部は、用紙の表面と裏面とに印刷を行う設定のジョブで、用紙の表面と裏面とに印刷を行う画像データのうち表面用の画像データと裏面用の画像データのデータサイズに応じて、用紙の表面に印刷する前記画像形成部と、用紙の裏面に印刷する前記画像形成部とを切り替えることを特徴とする画像形成システム。 - 少なくとも1つの前記画像形成装置に前記画像データを転送する画像転送部を備えることを特徴とする請求項1記載の画像形成システム。
- 前記切り替えは、表面用の画像データサイズと裏面用の画像データサイズとの大小比較の結果に基づいて行うことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成システム。
- 前記制御部は、上流側の前記画像形成装置に備えられた前記画像形成部で前記用紙の表面側に画像を印刷した場合、画像形成後に前記用紙反転部で用紙の表裏を反転させ、その後、下流側の前記画像形成装置に備えられた前記画像形成部で前記用紙の裏面側に画像を印刷し、上流側の前記画像形成装置に備えられた前記画像形成部で前記用紙の裏面側に画像を印刷した場合、画像形成後に前記用紙反転部で前記用紙の表裏を反転させ、その後、下流側の前記画像形成装置に備えられた前記画像形成部で前記用紙の表面側に画像を印刷し、さらに、前記用紙反転部で前記用紙の表裏を反転させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成システム。
- 前記制御部は、前記複数の画像形成装置の1つで画像データを取得した場合、前記画像データのうち表面用の画像データと裏面用の画像データとでデータサイズの大きい画像データに関わる用紙の面に、該面に係る画像データに基づいて前記画像データを取得した前記画像形成装置の前記画像形成部で印刷することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成システム。
- 前記画像データの取得が、前記画像形成装置の少なくとも1つに備えられ、前記画像データを外部から受信するプリントコントローラまたは原稿を読み取って画像データを生成するスキャナーで行われたものであることを特徴とする請求項5に記載の画像形成システム。
- 前記制御部は、前記画像形成装置で表面用または裏面用の画像データの一方に基づいて前記用紙への印刷に至る画像形成処理時間と、表面用または裏面用画像データを一の画像形成装置から他の画像形成装置に転送する転送時間とに応じて、前記切り替えを判断することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像形成システム。
- 前記制御部は、前記画像データがモノクロ画像に係る画像データである場合、画像のページ順に応じて、用紙表面への印刷を上流側の画像形成装置で行い、用紙裏面への印刷を下流側の画像形成装置で行い、前記画像データがカラー画像に係る画像データである場合、前記データサイズに応じた前記切り替えを行うことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像形成システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012177842A JP2014034179A (ja) | 2012-08-10 | 2012-08-10 | 画像形成システム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2012177842A JP2014034179A (ja) | 2012-08-10 | 2012-08-10 | 画像形成システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2014034179A true JP2014034179A (ja) | 2014-02-24 |
Family
ID=50283461
Family Applications (1)
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JP2012177842A Pending JP2014034179A (ja) | 2012-08-10 | 2012-08-10 | 画像形成システム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2014034179A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014083736A (ja) * | 2012-10-22 | 2014-05-12 | Konica Minolta Inc | 画像形成装置および画像形成方法 |
JP2018075775A (ja) * | 2016-11-09 | 2018-05-17 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成システム |
JP2019130840A (ja) * | 2018-02-01 | 2019-08-08 | 理想科学工業株式会社 | 両面印刷システム |
-
2012
- 2012-08-10 JP JP2012177842A patent/JP2014034179A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014083736A (ja) * | 2012-10-22 | 2014-05-12 | Konica Minolta Inc | 画像形成装置および画像形成方法 |
JP2018075775A (ja) * | 2016-11-09 | 2018-05-17 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成システム |
JP2019130840A (ja) * | 2018-02-01 | 2019-08-08 | 理想科学工業株式会社 | 両面印刷システム |
JP7071833B2 (ja) | 2018-02-01 | 2022-05-19 | 理想科学工業株式会社 | 両面印刷システム |
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