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JP2014032740A - 複合基板 - Google Patents

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JP2014032740A
JP2014032740A JP2012157163A JP2012157163A JP2014032740A JP 2014032740 A JP2014032740 A JP 2014032740A JP 2012157163 A JP2012157163 A JP 2012157163A JP 2012157163 A JP2012157163 A JP 2012157163A JP 2014032740 A JP2014032740 A JP 2014032740A
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JP2012157163A
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Tomomoto Yanase
智基 柳瀬
Atsushi MUSHIAKE
篤 虫明
Takashi Murata
隆 村田
Nobuyoshi Miwa
晋吉 三和
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Nippon Electric Glass Co Ltd
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Nippon Electric Glass Co Ltd
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Abstract

【課題】光取り出し効率が高い基板を提供する。
【解決手段】本発明の複合基板は、ガラス板と樹脂板を貼り合わせた複合基板において、ガラス板の屈折率ndが1.55以上2.3以下であり、且つ樹脂板の屈折率ndが1.55以上2.3以下であることを特徴とする。
【選択図】なし

Description

本発明は、高屈折率のガラス板と高屈折率の樹脂板を貼り合わせた複合基板に関し、例えば有機ELデバイス、特に有機EL照明に好適な複合基板に関する。
近年、有機EL発光素子を用いたディスプレイ、照明が益々注目されている。これらの有機ELデバイスは、ITO等の透明導電膜が形成された基板により、有機発光素子が挟み込まれた構造を有する。この構造において、有機発光素子に電流が流れると、有機発光素子中の正孔と電子が会合して発光する。発光した光は、ITO等の透明導電膜を介して基板中に進入し、基板内で反射を繰り返しながら外部に放出される。
ところで、有機発光素子の屈折率ndは1.9〜2.1であり、ITOの屈折率ndは1.9〜2.0である。これに対して、基板の屈折率ndは、通常、1.5程度である。このため、従来の有機ELデバイスは、基板−ITO界面の屈折率差に起因して反射率が高く、有機発光素子から発生した光を効率良く取り出せないという問題があった。
一方、有機発光素子からの光を取り出すために、高屈折率のガラス基板を用いると、基板−空気界面での反射率が高くなり、光を効率良く取り出せないという問題が発生する。
そこで、本発明は、光取り出し効率が高い基板を提供することを技術的課題とする。
本発明者等は、鋭意検討を行った結果、ガラス板と樹脂板の屈折率を所定範囲に規制し、更にこれらを貼り合わせることにより、上記技術的課題を解決し得ることを見出し、本発明として、提案するものである。すなわち、本発明の複合基板は、ガラス板と樹脂板を貼り合わせた複合基板であって、ガラス板の屈折率ndが1.55以上2.3以下であり、且つ樹脂板の屈折率ndが1.55以上2.3以下であることを特徴とする。ここで、ガラス板に樹脂板を貼り合せる目的は、有機層とガラス板と樹脂板の屈折率差による反射により有機層で発光した光が層間で反射するのを抑制し、光取り出し効率を向上させると共に、ガラス板が破損した際の飛散を防止するためである。
このようにすれば、基板−ITO界面での反射率を低下させつつ、基板−空気界面での反射率も低下させることが可能になる。また樹脂板の場合、表面に無反射構造を形成し易く、その表面を有機EL照明等の空気と接する側にすれば、有機発光層で発生した光が有機発光層内に戻り難くなり、結果として、光の取り出し効率を高めることができる。
ここで、「ガラス板の屈折率nd」は、屈折率測定器で測定可能であり、例えば25mm×25mm×約3mmの直方体試料を作製した後、(Ta+30℃)から(歪点−50℃)までの温度域を0.1℃/minになるような冷却速度でアニール処理し、続いて屈折率が整合する浸液をガラス−プリズム間に浸透させながら、島津製作所製の屈折率測定器KPR−2000を用いることにより測定可能である。また、「樹脂板の屈折率nd」は、屈折率測定器で測定可能であり、例えばエプリソメーターにより測定可能である。
第二に、本発明の複合基板は、ガラス板が、ガラス組成として、mol%で、SiO 10〜70%、B 0〜10%、SrO+BaO+La+Nb 0.1〜60%、La 0〜35%、LiO+NaO+KO 0〜15%を含有し、モル比(MgO+CaO+SrO+BaO)/(La+Nb+BaO+TiO+ZrO)が0.1〜4であり、歪点が600℃以上、屈折率ndが1.55〜2.3であることが好ましい。ここで「SrO+BaO+La+Nb」は、SrO、BaO、La、及びNbの合量を指す。「LiO+NaO+KO」は、LiO、NaO、及びKOの合量を指す。「MgO+CaO+SrO+BaO」は、MgO、CaO、SrO、及びBaOの合量を指す。「La+Nb+BaO+TiO+ZrO」は、La、Nb、BaO、TiO、及びZrOの合量を指す。「歪点」は、ASTM C336−71に記載の方法に基づいて測定した値を指す。
第三に、本発明の複合基板は、ガラス板が、液相温度1250℃以下のガラスからなることが好ましい。ここで、「液相温度」は、標準篩30メッシュ(500μm)を通過し、50メッシュ(300μm)に残るガラス粉末を白金ボートに入れ、温度勾配炉中に24時間保持して、結晶の析出する温度を測定した値を指す。
第四に、本発明の複合基板は、ガラス板が、液相粘度103.5dPa・s以上のガラスからなることが好ましい。ここで、「液相粘度」は、液相温度におけるガラスの粘度を白金球引き上げ法で測定した値を指す。
第五に、本発明の複合基板は、ガラス板が、オーバーフローダウンドロー法で成形されてなることが好ましい。ここで、「オーバーフローダウンドロー法」は、溶融ガラスを耐熱性の樋状構造物の両側から溢れさせて、溢れた溶融ガラスを樋状構造物の下端で合流させながら、下方に延伸成形してガラス板を成形する方法である。
第六に、本発明の複合基板は、ガラス板の少なくとも一方の表面(特に有効面)の表面粗さRaが10nm以下であることが好ましい。有機EL照明デバイスの場合、通常、ガラス板の一方の表面にITOが形成される。ITOが形成された表面の平滑性が低いと、有機EL照明デバイスに輝度ムラが発生し易くなる。そこで、ガラス板の少なくとも一方の表面(特に有効面)の表面粗さRaを10nm以下とし、その表面にITOを形成すれば、このような不具合を防止し易くなる。ここで、「表面粗さRa」は、JIS B0601:2001に準拠した方法で測定した値を指す。
第七に、本発明の複合基板は、ガラス板の板厚が2.0mm以下であることが好ましい。
第八に、本発明の複合基板は、ガラス板が、密度4.0g/cm以下のガラスからなることが好ましい。
第九に、本発明の複合基板は、ガラス板の寸法が幅100mm以上、長さ100mm以上であることが好ましい。
第十に、本発明の複合基板は、樹脂板が、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレン、スチレンアクリロニトリル共重合体、ポリエステル、ポリアミド、ポリイミド、ポリウレタン、エポキシ樹脂、ポリカーボネート、アクリルの何れか一種からなることが好ましい。
第十一に、本発明の複合基板は、樹脂板の少なくとも一方の表面に凹凸構造が形成されていることが好ましい。このようにすれば、樹脂板の表面の凹凸構造により、基板表面での反射が抑えられることから、光の取り出し効率を高めることができる。ここで、ガラス板の表面に、サンドブラストなどで凹凸構造を形成することも考えられるが、この場合には、ガラス板の強度が低下すると共に、理想的な凹凸構成を形成するのが困難であるという欠点がある。したがって、上記のように樹脂板の表面に凹凸構造を形成することが好ましい。
第十二に、本発明の複合基板は、樹脂板の少なくとも一方の表面(特に有効面)の表面粗さRaが0.5nm以上であることが好ましい。
第十三に、本発明の複合基板は、樹脂板の板厚が0.01〜3mmであることが好ましい。
第十四に、本発明の複合基板は、ガラス板と樹脂板の間に接着材層を有し、該接着材層の厚みが100μm以下であることが好ましい。
第十五に、本発明の複合基板は、(樹脂板の屈折率nd)−(ガラス板の屈折率nd)の値が0.001〜0.1であることが好ましい。
第十六に、本発明の複合基板は、ヘーズ値が5%以上であることが好ましい。ここで、「ヘーズ値」は、JIS K7361−1(1997)に基づき、測定した値であり、例えば市販のヘーズメーターで測定可能である。
第十七に、本発明の複合基板は、照明デバイスに用いることが好ましい。
第十八に、本発明の複合基板は、有機EL照明に用いることが好ましい。
第十九に、本発明の複合基板は、有機ELディスプレイに用いることが好ましい。
本発明によれば、複合基板に含まれるガラス板と樹脂板のそれぞれの屈折率が、適正に規制されることから、光の取り出しに悪影響を与える反射を抑え、光の取り出し効率を向上させることが可能となる。
本発明の一実施形態に係る複合基板は、ガラス板の片面に、樹脂板を貼り合せたもので、例えば、有機ELディスプレイや有機EL照明等に用いられる。以下、本実施形態に係る複合基板に含まれるガラス板と樹脂板について詳述する。なお、以下の実施形態では、ガラス板の片面に樹脂板を貼り合せた複合樹脂板を説明するが、本発明の複合樹脂板は、ガラス板の両面にそれぞれ樹脂板を貼り合せた複合樹脂板であってもよい。
本実施形態に係る複合基板に含まれるガラス板の屈折率ndは1.55以上であり、好ましくは1.58以上、1.60以上、1.63以上、特に1.64以上である。ガラス板の屈折率ndが1.55未満になると、ITO−ガラス界面の反射によって光を効率良く外部に取り出せなくなる。一方、ガラス板の屈折率ndが高過ぎると、ガラス板と樹脂板の界面での反射率が高くなり、光取り出し効率が低下し易くなる。よって、ガラス板の屈折率ndは2.30以下、2.00以下、1.90以下、1.85以下、1.80以下、1.75以下、特に1.70以下が好ましい。
上記のガラス板は、以下に示すガラス組成、ガラス特性等を有することが望ましい。なお、各成分の含有範囲の説明において、%表示は、特に断りがある場合を除き、mol%を表す。
SiOの含有量は10〜70%が好ましい。SiOの含有量が少なくなると、ガラス網目構造を形成し難くなり、ガラス化が困難になる。またガラスの粘性が低下し過ぎて、高い液相粘度を確保し難くなる。よって、SiOの含有量は15%以上、20%以上、30%以上、40%以上、45%以上、50%以上、特に55%以上が好ましい。一方、SiOの含有量が多くなると、溶融性、成形性が低下し易くなり、また屈折率ndが低下し易くなる。よって、SiOの含有量は68%以下、65%以下、特に63%以下が好ましい。
Alの含有量は0〜20%が好ましい。Alの含有量が多くなると、ガラスに失透結晶が析出し易くなって、液相粘度が低下し易くなる。また屈折率ndが低下し易くなる。よって、Alの含有量は15%以下、10%以下、8%以下、特に6%以下が好ましい。なお、Alの含有量が少なくなると、ガラス組成の成分バランスを欠いて、逆にガラスが失透し易くなる。よって、Alの含有量は0.1%以上、0.5%以上、特に1%以上が好ましい。
の含有量が多くなると、屈折率nd、ヤング率が低下し易くなり、また歪点が低下し易くなる。よって、Bの含有量は10%以下、8%以下、特に6%以下が好ましい。一方、Bの含有量が少なくなると、耐失透性が低下し易くなる。よって、Bの含有量は、0.1%以上、特に1%以上が好ましい。
SrO+BaO+La+Nbは、耐失透性を損なうことなく屈折率ndを高める成分である。しかし、多量に添加すると、ガラス組成の成分バランスを欠いて、逆に耐失透性が低下し易くなると共に、密度や熱膨張係数が高くなり過ぎる虞がある。SrO+BaO+La+Nbの好適な下限範囲は0.1%以上、5%以上、10%以上、15%以上、特に18%以上である。またSrO+BaO+La+Nbの好適な上限範囲は60%以下、50%以下、40%以下、35%以下、25%以下、特に22%以下である。
SrOの含有量は0〜20%が好ましい。SrOの含有量が多くなると、屈折率nd、密度、熱膨張係数が高くなり易く、その含有量が多過ぎると、ガラス組成の成分バランスを欠いて、耐失透性が低下し易くなる。よって、SrOの含有量は18%以下、14%以下、12%以下、11%以下、8%以下、7%以下、特に6%以下が好ましい。なお、SrOの含有量が少なくなると、溶融性が低下し易くなり、また屈折率ndが低下し易くなる。よって、SrOの含有量は0.1%以上、0.8%以上、1.4%以上、3%以上、特に4%以上が好ましい。
BaOの含有量は0〜60%が好ましい。BaOは、アルカリ土類金属酸化物の中では粘性を極端に低下させずに、屈折率ndを高める成分である。BaOの含有量が多くなると、屈折率nd、密度、熱膨張係数が高くなり易い。しかし、BaOの含有量が多過ぎると、ガラス組成の成分バランスを欠いて、耐失透性が低下し易くなる。よって、BaOの含有量は50%以下、45%以下、40%以下、35%以下、34%以下、32%以下、特に30%以下が好ましい。なお、BaOの含有量が少なくなると、所望の屈折率ndを得難くなることに加えて、高い液相粘度を確保し難くなる。よって、BaOの含有量は0.1%以上、1%以上、2%以上、5%以上、10%以上、特に13%以上が好ましい。
Laは、屈折率ndを高める成分である。Laの含有量が多くなると、密度、熱膨張係数が高くなり過ぎ、また耐失透性が低下し易くなる。よって、Laの好適な上限範囲は35%以下、25%以下、15%以下、10%以下、8%以下、5%以下、特に3%以下である。なお、Laを添加する場合、その添加量は0.1%以上、0.3%以上、0.5%以上、0.8%以上、特に1%以上が好ましい。
Nbは、屈折率ndを高める成分である。Nbの含有量が多くなると、密度、熱膨張係数が高くなり過ぎ、また耐失透性が低下し易くなる。よって、Nbの含有量は0〜10%、0〜7%、0〜5%、0〜3%、0〜1%、0〜0.5%、特に0〜0.1%が好ましい。
モル比(MgO+CaO)/(SrO+BaO)は0〜1が好ましい。モル比(MgO+CaO)/(SrO+BaO)が大き過ぎると、ガラス組成のバランスを欠いて、逆に耐失透性が低下し易くなるため、高い液相粘度を確保し難くなり、また歪点が低下し易くなる。一方、モル比(MgO+CaO)/(SrO+BaO)が小さ過ぎると、密度が高くなり過ぎる虞がある。よって、モル比(MgO+CaO)/(SrO+BaO)の好適な下限範囲は0.1以上、0.2以上、0.3以上、特に0.35以上である。またモル比(MgO+CaO)/(SrO+BaO)の好適な上限範囲は0.8以下、0.7以下、0.6以下、特に0.5以下である。ここで、「MgO+CaO」は、MgOとCaOの合量である。「SrO+BaO」は、SrOとBaOの合量である。
MgOは、屈折率nd、ヤング率、歪点を高める成分であると共に、高温粘度を低下させる成分であるが、MgOを多量に添加すると、液相温度が上昇して、耐失透性が低下したり、また密度や熱膨張係数が高くなり過ぎる虞がある。よって、MgOの含有量は20%以下、15%以下、10%以下、5%以下、3%以下、特に1%以下が好ましい。
CaOの含有量は0〜15%が好ましい。CaOの含有量が多くなると、密度、熱膨張係数が高くなり易く、その含有量が多過ぎると、ガラス組成のバランスを欠いて、耐失透性が低下し易くなる。よって、CaOの含有量は15%以下、13%以下、11%以下、特に9.5%以下が好ましい。なお、CaOの含有量が少なくなると、溶融性が低下したり、ヤング率が低下したり、屈折率ndが低下し易くなる。よって、CaOの含有量は0.5%以上、1%以上、2%以上、4%以上、6%以上、特に7%以上が好ましい。
モル比(MgO+CaO+SrO+BaO)/(La+Nb+BaO+TiO+ZrO)は0.1〜4が好ましい。モル比(MgO+CaO+SrO+BaO)/(La+Nb+BaO+TiO+ZrO)が大き過ぎると、屈折率ndが低下し易くなる。しかし、モル比(MgO+CaO+SrO+BaO)/(La+Nb+BaO+TiO+ZrO)が小さ過ぎると、高い液相粘度が得られ難くなったり、密度や熱膨張係数が高くなり過ぎる虞がある。よって、モル比(MgO+CaO+SrO+BaO)/(La+Nb+BaO+TiO+ZrO)の好適な下限範囲は0.1以上、0.3以上、0.5以上、0.8以上、1以上、1.3以上、特に1.5以上である。またモル比(MgO+CaO+SrO+BaO)/(La+Nb+BaO+TiO+ZrO)の好適な上限範囲は4以下、3.5以下、3以下、2.8以下、2.5以下、特に2.0以下である。
TiOは、屈折率ndを高める成分である。TiOの含有量が多くなると、耐失透性が低下し易くなる。よって、TiOの含有量は0〜20%、0〜15%、0〜10%、0〜8%、0〜6%、特に0〜5%が好ましい。
ZrOは、屈折率ndを高める成分である。ZrOの含有量が多くなると、耐失透性が低下し易くなる。よって、ZrOの含有量は0〜20%、0〜15%、0〜10%、0〜8%、0〜6%、特に0〜5%が好ましい。
LiO+NaO+KOは、粘性を低下させる成分であり、また熱膨張係数を調整する成分であるが、多量に添加すると、粘性が低下し過ぎて、高い液相粘度を確保し難くなる。よって、LiO+NaO+KOの含有量は10%以下、5%以下、3%以下、2%以下、1%以下、0.5%以下、特に0.1%以下が好ましい。また、LiO、NaO、KOの含有量は、各々8%以下、5%以下、2%以下、1%以下、0.5%以下、特に0.1%以下が好ましい。
清澄剤として、As、Sb、CeO、SnO、F、Cl、SOの群から選択された一種又は二種以上を0〜3%、特に0.1〜2%添加してもよい。但し、As、Sb、及びF、特にAs、及びSbは、環境的観点から、その使用を極力控えることが好ましく、各々の含有量は0.1%未満が好ましい。環境的観点から言えば、清澄剤として、SnO、SO、及びClが好ましい。特に、SnOの含有量は0〜3%、0〜1%、0.01〜0.5%、特に0.05〜0.4%が好ましい。また、SnO+SO+Clの含有量は0〜3%、0〜1%、0.001〜1%、0.01〜0.5%、特に0.01〜0.3%が好ましい。ここで、「SnO+SO+Cl」は、SnO、SO、及びClの合量を指す。
PbOは、高温粘性を低下させると共に、屈折率を高める成分であるが、環境的観点から、その使用を極力控えることが好ましく、その含有量は0.5%以下が好ましく、実質的に含有しないことが望ましい。ここで、「実質的にPbOを含有しない」とは、ガラス組成中のPbOの含有量が1000ppm(質量)未満の場合を指す。
上記成分以外にも、他の成分を例えば15%まで添加してもよい。
各成分の好適な含有範囲、ガラス特性を組み合わせることにより、好適なガラス板を作製することが可能である。その中でも、特に好適なガラス組成範囲、ガラス特性の組み合わせは以下の通りである。
(1)ガラス組成として、mol%で、SiO 20〜70%、B 0〜8%、SrO+BaO+La+Nb 5〜50%、La 0.1〜30%、LiO+NaO+KO 0〜5%を含有し、モル比で(MgO+CaO+SrO+BaO)/(La+Nb+BaO+TiO+ZrO)が0.5〜3.5であり、屈折率ndが1.55〜2.00。
(2)ガラス組成として、mol%で、SiO 40〜70%、B 0〜5%、SrO+BaO+La+Nb 10〜40%、La 0.3〜15%、LiO+NaO+KO 0〜3%を含有し、モル比で(MgO+CaO+SrO+BaO)/(La+Nb+BaO+TiO+ZrO)が1〜3.5であり、屈折率ndが1.55〜1.85。
(3)ガラス組成として、mol%で、SiO 50〜70%、B 0〜3%、SrO+BaO+La+Nb 15〜35%、La 0.5〜10%、LiO+NaO+KO 0〜1%を含有し、モル比(MgO+CaO+SrO+BaO)/(La+Nb+BaO+TiO+ZrO)が1.3〜3であり、屈折率ndが1.55〜1.80。
(4)ガラス組成として、mol%で、SiO 50〜70%、B 0〜1%、SrO+BaO+La+Nb 15〜25%、La 0.8〜5%、LiO+NaO+KO 0〜0.5%を含有し、モル比(MgO+CaO+SrO+BaO)/(La+Nb+BaO+TiO+ZrO)が1.5〜2.5であり、屈折率ndが1.55〜1.80。
(5)ガラス組成として、mol%で、SiO 50〜70%、B 0〜0.1%、SrO+BaO+La+Nb 18〜22%、La 1〜3%、LiO+NaO+KO 0〜0.1%を含有し、モル比(MgO+CaO+SrO+BaO)/(La+Nb+BaO+TiO+ZrO)が1.5〜2.5であり、屈折率ndが1.60〜1.70。
(6)ガラス組成として、mol%で、SiO 50〜70%、B 0〜8%、MgO 5〜15%、SrO+BaO+La+Nb 18〜22%、La 0〜3%、LiO+NaO+KO 0〜0.1%を含有し、モル比(MgO+CaO+SrO+BaO)/(La+Nb+BaO+TiO+ZrO)が1.5〜2.0であり、屈折率ndが1.62〜1.68。
上記のガラス板の密度は、4.0g/cm以下、3.7g/cm以下、3.5g/cm以下、特に3.4g/cm以下が好ましい。このようにすれば、デバイスを軽量化することができる。
上記のガラス板において、30〜380℃における熱膨張係数は、45×10−7〜110×10−7/℃、50×10−7〜100×10−7/℃、60×10−7〜95×10−7/℃、65×10−7〜90×10−7/℃、65×10−7〜85×10−7/℃、特に70×10−7〜80×10−7/℃が好ましい。熱膨張係数が低過ぎると、有機EL薄膜や透明導電膜との熱膨張係数が整合せず、ガラス板に反りが発生する虞がある。一方、熱膨張係数が高過ぎると、ガラスフリットを用いて、有機ELデバイスをレーザーシールする場合、ガラス板が熱衝撃によって割れ易くなる。そこで、上記範囲に熱膨張係数を規制すれば、このような事態を防止し易くなる。
上記のガラス板の歪点は、630℃以上、650℃以上、670℃以上、690℃以上、特に700℃以上が好ましい。ガラスフリットを用いて、有機EL照明デバイス等をレーザーシールする場合、ガラス板の耐熱性が低いと、ガラス板に割れが発生し易くなる。
上記のガラス板において、102.5dPa・sにおける温度は、1450℃以下、1400℃以下、1370℃以下、1330℃以下、特に1290℃以下が好ましい。このようにすれば、溶融性が向上するため、ガラス板の製造効率が向上する。
上記のガラス板の液相温度は、1250℃以下、1150℃以下、1130℃以下、1110℃以下、1090℃以下、1070℃以下、1050℃以下、1030℃以下、特に1000℃以下が好ましい。また、液相粘度は103.5dPa・s以上、103.8dPa・s以上、104.2dPa・s以上、104.4dPa・s以上、104.6dPa・s以上、105.0dPa・s以上、特に105.2dPa・s以上が好ましい。このようにすれば、成形時にガラスが失透し難くなり、オーバーフローダウンドロー法でガラス板を成形し易くなる。
上記のガラス板の板厚は、2.0mm以下、1.5mm以下、1.3mm以下、1.1mm以下、0.8mm以下、0.6mm以下、0.5mm以下、0.3mm以下、0.2mm以下、特に0.1mm以下が好ましい。ガラス板の板厚が小さい程、ガラス板の可撓性が高まり、デザイン性が高い照明デバイスを作製し易くなる。しかし、ガラス板の板厚が極端に小さくなると、ガラス板が破損し易くなる。よって、ガラス板の板厚は10μm以上、特に30μm以上が好ましい。
上記のガラス板の幅は、5mm以上、10mm以上、50mm以上、100mm以上、300mm以上、特に500mm以上が好ましい。ガラス板の長さは5mm以上、10mm以上、50mm以上、100mm以上、300mm以上、特に500mm以上が好ましい。このようにすれば、有機EL照明等の大型化を図り易くなる。
上記のガラス板は、少なくとも一方の表面(好ましくは両面)が未研磨であることが好ましい。ガラスの理論強度は、非常に高いにもかかわらず、理論強度よりも遥かに低い応力で破壊に至ることが多い。これは、ガラス表面にグリフィスフローと呼ばれる小さな欠陥が成形後の工程、例えば研磨工程等で生じるからである。よって、ガラス表面を未研磨とすれば、ガラス本来の機械的強度を損ない難くなるため、ガラス板が破壊し難くなる。また、ガラス板の表面を未研磨とすれば、研磨工程を省略できるため、ガラス板の製造コストを低廉化することができる。
上記のガラス板は、少なくとも一方の表面(好ましくは両面)の表面粗さRaは10nm以下、5nm以下、1nm以下、0.5nm以下、0.3nm以下、特に0.2nm以下が好ましい。表面粗さRaが10nmより大きいと、その表面にITOを形成した場合、ITOの品位が低下して、均一な発光を得難くなる。
上記のガラス板は、オーバーフローダウンドロー法で成形されてなることが好ましい。このようにすれば、未研磨で表面品位が良好なガラス板を製造することができる。その理由は、オーバーフローダウンドロー法の場合、表面になるべき面は樋状耐火物に接触せず、自由表面の状態で成形されるからである。樋状構造物の構造や材質は、所望の寸法や表面精度を実現できる限り、特に限定されない。また、下方への延伸成形を行うために、溶融ガラスに対して、力を印加する方法も特に限定されない。例えば、充分に大きい幅を有する耐熱性ロールを溶融ガラスに接触させた状態で回転させて延伸する方法を採用してもよく、複数の対になった耐熱性ロールを溶融ガラスの端面近傍のみに接触させて延伸する方法を採用してもよい。
オーバーフローダウンドロー法以外にも、例えば、ダウンドロー法(スロットダウン法、リドロー法等)、フロート法、ロールアウト法等を採用することができる。
なお、上記のガラス板は、例えば次のように製造される。すなわち、まず所望のガラス組成になるように、ガラス原料を調合して、ガラスバッチを作製する。次いでこのガラスバッチを溶融、清澄した後、所望の形状に成形する。その後、所望の形状に加工する。
本実施形態に係る複合基板に含まれる樹脂板の屈折率ndは1.55以上であり、好ましくは1.58以上、1.60以上、1.63以上、特に1.64以上である。樹脂板の屈折率ndが1.55未満になると、有機EL照明の光取り出し効率を高め難くなる。一方、樹脂板の屈折率ndが高過ぎると、樹脂板の透過率が低下したり、板状に成形し難くなる。よって、樹脂板の屈折率ndは2.3以下、2.0以下、1.9以下、1.8以下、1.75以下、特に1.7以下が好ましい。
上記の樹脂板の材質は、製造コストの観点から、ポリエチレンテレフタレート、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレン、スチレンアクリロニトリル共重合体、ポリエステル、ポリアミド、ポリイミド、ポリウレタン、エポキシ樹脂、ポリカーボネート、アクリルの何れかが好ましい。
上記の樹脂板の板厚は2.0mm以下、1.5mm以下、1.3mm以下、1.1mm以下、0.8mm以下、0.6mm以下、0.5mm以下、0.3mm以下、0.2mm以下、特に0.1mm以下が好ましい。樹脂板の板厚が小さい程、樹脂板の可撓性が高まり、デザイン性が高い照明デバイスを作製し易くなる。しかし、樹脂板の板厚が極端に小さくなると、樹脂板が破損し易くなる。よって、樹脂板の板厚は10μm以上、特に30μm以上が好ましい。
上記の樹脂板は、少なくとも一方の表面の表面粗さRaは10nm以下、5nm以下、1nm以下、0.5nm以下、0.3nm以下、特に0.2nm以下が好ましい。表面粗さRaが10nmより大きいと、ガラス基板上に成膜される透明導電膜や有機層の膜厚制御が困難になる。またガラス板との接着時に、その界面に気泡が取り込まれて、外観品位が低下する虞がある。
上記の樹脂板は、光取り出し効率を高めるために、少なくとも一方の表面に凹凸構造、特に四角錘が形成されていることが好ましい。凹凸構造は、ガラス板の屈折率nd、有機材料の厚み、樹脂板の屈折率nd等を考慮しながら、凹凸構造の周期、深さ、形状等を決定すればよい。
本実施形態に係る複合基板において、(樹脂板の屈折率nd)−(ガラス板の屈折率nd)の値は0.001〜0.1、0.001〜0.05、0.001〜0.03、0.001〜0.01、0.001〜0.0008、特に0.001〜0.0005が好ましい。(樹脂板の屈折率nd)−(ガラス板の屈折率nd)の値が0.001未満になると、ガラス板−樹脂板の界面での反射率が大きくなり、光取り出し効率が低下し易くなる。一方、(樹脂板の屈折率nd)−(ガラス板の屈折率nd)の値が大き過ぎると、樹脂板―空気の界面での反射ロスが大きくなり、光取り出し効率が低下し易くなる。
本実施形態に係る複合基板において、ガラス板と樹脂板を貼り合わせるために、接着材を用いてもよい。接着材を用いる場合、EVA(エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂)、紫外線効果樹脂、熱硬化性樹脂、OCA(Optical Clear Adhesive 高透明性接着剤転写テープ)等を用いることが好ましい。
接着材層の厚みは100μm以下、80μm以下、50μm以下、30μm以下、10μm以下、8μm以下、5μm以下、特に3μm以下が好ましい。このようにすれば、複合基板の厚みが小さくなるため、デバイスの軽量化、薄型化を達成し易くなる。
本実施形態に係る複合基板において、ヘーズ値は5%以上、10%以上、30%以上、50%以上、70%以上、80%以上、90%以上、93%以上、特に98%以上が好ましい。このようにすれば、樹脂板−空気の界面での反射率が低下するため、光取り出し効率を高めることができる。
実施例に基づいて、本発明を説明する。なお、実施例は、単なる例示であって、本発明は、以下の実施例に何ら限定されない。
表1〜3は、本発明の実施例(試料No.1〜14)を示している。なお、表中において、PETはポリエチレンテレフタレートを指し、PENはポリエチレンナフタレートを指している。
まず表1〜3に記載のガラス組成になるように、ガラス原料を調合した後、得られたガラスバッチをガラス溶融炉に供給して1500〜1600℃で4時間溶融した。次に、得られた溶融ガラスをカーボン板の上に流し出して板状に成形した後、所定のアニール処理を行った。続いて、表中に記載の板厚になるまで研磨処理を行った。最後に、得られたガラス板について、種々の特性を評価した。
密度ρは、周知のアルキメデス法によって測定した値である。
熱膨張係数αは、ディラトメーターを用いて、30〜380℃における平均値を測定した値である。測定試料として、φ5mm×20mmの円柱状試料(端面はR加工されている)を用いた。
歪点Psは、ASTM C336−71に記載の方法に基づいて測定した値である。なお、歪点Psが高い程、耐熱性が高くなる。
軟化点Ta、軟化点Tsは、ASTM C338−93に記載の方法に基づいて測定した値である。
高温粘度104.0dPa・s、103.0dPa・s、102.5dPa・s、及び102.0dPa・sにおける温度は、白金球引き上げ法で測定した値である。なお、これらの温度が低い程、溶融性に優れる。
液相温度TLは、標準篩30メッシュ(500μm)を通過し、50メッシュ(300μm)に残るガラス粉末を白金ボートに入れ、温度勾配炉中に24時間保持して、結晶の析出する温度を測定した値である。また、液相粘度log10ηTLは、液相温度TLにおけるガラスの粘度を白金球引き上げ法で測定した値を指す。なお、液相粘度log10ηTLが高く、液相温度TLが低い程、耐失透性、成形性に優れる。
ガラス板の屈折率nd、nCは、まず25mm×25mm×約3mmの直方体試料を作製した後、(Ta+30℃)から(歪点−50℃)までの温度域を0.1℃/minになるような冷却速度でアニール処理し、続いて屈折率が整合する浸液をガラス間に浸透させながら、島津製作所製の屈折率測定器KPR−2000を用いて測定した値である。また、樹脂板の屈折率nd、nCは、エプリソメーターで測定した値である。
OCA(厚み175μm)を用いて、上記ガラス板と表中に記載の樹脂板をラミネーターで貼り合わせて、複合基板を作製した。
表3に記載の試料No.11〜14の複合基板について、ダブルビーム式ヘーズメーターによりヘーズ値を測定したところ、試料No.11が88%、試料No.12が95%、試料No.13が82%、試料No.14が74%であった。
表1に記載の試料No.5、11に記載のガラス組成になるように、ガラス原料を調合した後、得られたガラスバッチを連続窯に投入し、1450〜1600℃の温度で溶融した。続いて、得られた溶融ガラスに対して、オーバーフローダウンドロー法による成形を行い、厚み0.5mmのガラス板を得た。得られたガラス板に対して、両面の表面粗さ(Ra)を測定したところ、その値は0.2nmであった。なお、表面粗さ(Ra)は、JIS B0601:2001に準拠した方法で測定した値である。
更に、EVA(厚み25μm)を用いて、上記ガラス板とPET製の樹脂板(厚み100μm、両面の表面粗さRa5nm)をラミネーターで貼り合わせて、複合基板を作製した。
表1に記載の試料No.5、11に記載のガラス組成になるように、ガラス原料を調合した後、得られたガラスバッチを連続窯に投入し、1450〜1600℃の温度で溶融した。続いて、得られた溶融ガラスに対して、オーバーフローダウンドロー法による成形を行い、厚み0.5mmのガラス板を得た。得られたガラス板に対して、両面の表面粗さ(Ra)を測定したところ、その値は0.2nmであった。なお、表面粗さ(Ra)は、JIS B0601:2001に準拠した方法で測定した値である。
更に、上記ガラス板にUV硬化樹脂を塗布した上で、PET製の樹脂板(厚み100μm、両面の表面粗さRa1.0μm)を重ねた後、UV照射を行い、複合基板を作製した。

Claims (19)

  1. ガラス板と樹脂板を貼り合わせた複合基板であって、
    ガラス板の屈折率ndが1.55以上2.3以下であり、且つ樹脂板の屈折率ndが1.55以上2.3以下であることを特徴とする複合基板。
  2. ガラス板が、ガラス組成として、mol%で、SiO 10〜70%、B 0〜10%、SrO+BaO+La+Nb 0.1〜60%、La 0〜35%、LiO+NaO+KO 0〜15%を含有し、モル比(MgO+CaO+SrO+BaO)/(La+Nb+BaO+TiO+ZrO)が0.1〜4であり、歪点が600℃以上、屈折率ndが1.55〜2.3であることを特徴とする請求項1に記載の複合基板。
  3. ガラス板が、液相温度1250℃以下のガラスからなることを特徴とする請求項1又は2に記載の複合基板。
  4. ガラス板が、液相粘度103.5dPa・s以上のガラスからなることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の複合基板。
  5. ガラス板が、オーバーフローダウンドロー法で成形されてなることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の複合基板。
  6. ガラス板の少なくとも一方の表面の表面粗さRaが10nm以下であることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の複合基板。
  7. ガラス板の板厚が2.0mm以下であることを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の複合基板。
  8. ガラス板が、密度4.0g/cm以下のガラスからなることを特徴とする請求項1〜7の何れか一項に記載の複合基板。
  9. ガラス板の寸法が幅100mm以上、長さ100mm以上であることを特徴とする請求項1〜8の何れか一項に記載の複合基板。
  10. 樹脂板が、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレン、スチレンアクリロニトリル共重合体、ポリエステル、ポリアミド、ポリイミド、ポリウレタン、エポキシ樹脂、ポリカーボネート、アクリルの何れか一種からなることを特徴とする請求項1〜9の何れか一項に記載の複合基板。
  11. 樹脂板の少なくとも一方の表面に凹凸構造が形成されていることを特徴とする請求項1〜10の何れか一項に記載の複合基板。
  12. 樹脂板の少なくとも一方の表面の表面粗さRaが0.5nm以上であることを特徴とする請求項1〜11の何れか一項に記載の複合基板。
  13. 樹脂板の板厚が0.01〜3mmであることを特徴とする請求項1〜12の何れか一項に記載の複合基板。
  14. ガラス板と樹脂板の間に接着材層を有し、該接着材層の厚みが100μm以下であることを特徴とする請求項1〜13の何れか一項に記載の複合基板。
  15. (樹脂板の屈折率nd)−(ガラス板の屈折率nd)の値が0.001〜0.1であることを特徴とする請求項1〜14の何れか一項に記載の複合基板。
  16. 複合基板のヘーズ値が5%以上であることを特徴とする請求項1〜15の何れか一項に記載の複合基板。
  17. 照明デバイスに用いることを特徴とする請求項1〜16の何れか一項に記載の複合基板。
  18. 有機EL照明に用いることを特徴とする請求項1〜16の何れか一項に記載の複合基板。
  19. 有機ELディスプレイに用いることを特徴とする請求項1〜16の何れか一項に記載の複合基板。
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