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JP2014015780A - 油圧シリンダのガード装置 - Google Patents

油圧シリンダのガード装置 Download PDF

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Shigeya Tada
茂也 多田
Toshiaki Futaesaku
敏晃 二重作
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

【課題】チューブを含めた油圧シリンダの保護が可能となる構成の油圧シリンダのガード装置を提供する。
【解決手段】油圧シリンダ17のチューブ17a側、ロッド17b側をそれぞれ保護するチューブ側ガード部材34およびロッド側ガード部材35を備える。チューブ側ガード部材34とロッド側ガード部材35とを油圧シリンダ17の軸線方向に互いに移動可能に結合する。チューブ側ガード部材34とロッド側ガード部材35の各端部を、油圧シリンダ18を作業用フロントに取付けるピン23,24に連結する。
【選択図】図2

Description

本発明は、油圧ショベル等の作業機の作業用フロントに備える油圧シリンダを保護するガード装置に関する。
油圧ショベル、解体機等の作業機においては、多関節構造の作業用フロントの関節部を回動させるために油圧シリンダを設ける。このような油圧シリンダにおいては、作業対象物との衝突や周囲の障害物との衝突により損傷するおそれがあるため、油圧シリンダを保護するためのガード装置が設けられる(例えば特許文献1参照)。
特許文献1等に記載の従来のガード装置は、油圧シリンダのロッドの先端に設けた取付座にガード部材の一端をボルトにより固定すると共に、油圧シリンダのチューブにガード部材のガイドを固定し、ガード部材をそのガイドに摺動可能に係合させ、油圧シリンダの伸縮に伴いガード部材がガイドに沿って摺動するように構成されている。
実開平5−71410号公報
しかしながら、従来のガード装置は、油圧シリンダが伸長した状態においてはロッド側のみを覆う構造であるため、チューブに障害物が衝突するとチューブが損傷するおそれがあるという問題点があった。特に短いブームを用いて地下工事等のように頭上高さが低い現場で作業を行なう際には、高さの低い梁等にチューブやチューブに固定されたガイドが接触し易く、ガイドのみならず、チューブをも損傷することがあるという問題点があった。
本発明は、上記問題点に鑑み、チューブを含めた油圧シリンダの保護が可能となる構成の油圧シリンダのガード装置を提供することを目的とする。
請求項1の油圧シリンダのガード装置は、
作業機の作業用フロントに取付けられる油圧シリンダを保護する油圧シリンダのガード装置において、
前記油圧シリンダのチューブ側、ロッド側をそれぞれ保護するチューブ側ガード部材およびロッド側ガード部材を備え、
前記ロッド側ガード部材を前記チューブ側ガード部材に対して前記油圧シリンダの軸線方向に移動可能に結合し、
前記チューブ側ガード部材と前記ロッド側ガード部材の各端部を、前記油圧シリンダを作業用フロントに取付けるピンに連結したことを特徴とする。
請求項2の油圧シリンダのガード装置は、請求項1に記載の油圧シリンダのガード装置において、
前記各ガード部材の断面形状を山形とし、その山形の頂部をR形状としたことを特徴とする。
請求項3の油圧シリンダのガード装置は、請求項1または2に記載の油圧シリンダのガード装置において、
前記チューブ側ガード部材および前記ロッド側ガード部材を、前記作業用フロントにおける前記油圧シリンダの取付部にピンによりそれぞれ連結するブラケットと、各ブラケットにそれぞれ固定するガード部材本体とにより構成し、
前記チューブ側ガード部材および前記ロッド側ガード部材の各ブラケットにより、前記油圧シリンダの各作業用フロント側取付部をそれぞれ両側から挟持してピンにより連結する構造としたことを特徴とする。
請求項4の油圧シリンダのガード装置は、請求項3に記載の油圧シリンダのガード装置において、
前記各ブラケットと前記各ガード部材本体とをそれぞれボルトにより着脱可能に結合したことを特徴とする。
請求項5の油圧シリンダのガード装置は、請求項1から4までのいずれか1項に記載の油圧シリンダのガード装置において、
前記作業用フロントを、標準型より短いブームと、そのブームに回動可能に取付けたアームと、そのアームの先端に取付けた作業具と、前記アームの上面側に取付けられて前記作業具を回動させる油圧シリンダとを備えたショートリーチ型作業機の作業用フロントとし、
前記ガード装置が、前記ショートリーチ型作業機の前記作業具を回動させる前記油圧シリンダに取付けられることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、チューブ側ガード部材およびロッド側ガード部材の各端部を、油圧シリンダを作業用フロントに取付けるピンに連結する構造としたので、ガード部材をチューブから浮かせた構造とすることができる。このため、チューブ側ガード部材またはロッド側ガード部材に作用する外力がロッドのみならずチューブに作用することも回避することができるので、ロッドのみならずチューブの損傷も防止することができる。
また、油圧シリンダのロッド側端部のボスにガイド部材をボルト付けしたり、チューブに取付座を溶接したりするような油圧シリンダに対する加工が不要となり、油圧シリンダ自体の改変が不要となるので、比較的低コストで実現できる。
請求項2の発明によれば、ガード部材の断面形状を山形としたので、ガード部材の強度が上がり、外力の作用によるガード部材の凹みや曲げが起こり難くなる。また、ガード部材の山形の頂部をR形状としたので、ガード部材に衝突する物体の損傷が起こり難くなる。
請求項3の発明によれば、チューブ側ガード部材およびロッド側ガード部材の各端部を、作業用フロントにおける油圧シリンダの取付部を両側から挟持する構造としたので、前記取付部の構造を改変することなく、ガード部材を後付けすることができる。
請求項4の発明によれば、ガード部材本体が障害物と衝突する等の理由により損傷した時に、ガード部材本体のみをブラケットに対してボルトによって着脱することにより、ガード部材のピン連結部を分解、組立することなく、ガード部材本体のみを容易かつ迅速に交換することができる。
請求項5の発明によれば、ショートリーチ型作業機のフロントの上面に位置する作業具回動用油圧シリンダにガード装置を設けたので、地下工事のように高さの低い梁がある等の工事現場で梁等との衝突による油圧シリンダの損傷を有効に防止することができる。
本発明の一実施の形態の油圧シリンダのガード装置を備えた作業機の一例を示す側面図である。 本実施の形態の油圧シリンダのガード装置を設けたアームを油圧シリンダの伸長状態で示す側面図である。 図2の平面図である。 本実施の形態の油圧シリンダのガード装置を設けたアームを油圧シリンダの収縮状態で示す側面図である。 図2のE拡大矢視図である。 (A)は図2のF拡大矢視図、(B)は図2のG−G拡大断面図である。 本実施の形態のガード装置のチューブ側ガード部材を示す図であり、(A)は側面図、(B)は平面図、(C)は(A)のH−H拡大断面図、(D)、(E)はそれぞれ(A)のI拡大矢視図、J拡大矢視図である。 本実施の形態のガード装置のロッド側ガード部材を示す図であり、(A)は側面図、(B)は平面図、(C)は(A)のK−K拡大断面図、(D)、(E)はそれぞれ(A)のL拡大矢視図、M拡大矢視図である。
図1は本発明の一実施の形態の油圧シリンダのガード装置を備えた作業機の一例を示す側面図である。図1において、1は下部走行体、3はこの下部走行体1上に旋回装置2を介して旋回可能に設置された旋回フレームである。旋回フレーム3には運転室4と、原動機や油圧ポンプ等を含む油圧パワーユニットを収容した機械室等が搭載されて上部旋回体7を構成する。旋回フレーム3の前部には作業用フロント8が取付けられる。
作業用フロント8は、旋回フレーム3の前部に油圧シリンダ(ブームシリンダ)10により俯仰動可能に取付けられたブーム11と、このブーム11の先端にピン12を中心に油圧シリンダ13(アームシリンダ)により回動可能に取付けられたアーム14と、このアーム14の先端にピン16を中心に油圧シリンダ(作業具シリンダ)17により回動可能に取付けられた作業具18とを備える。
20,21はそれぞれ作業具18の回動角を増大させるために取付けられたアームリンクおよび作業具リンクである。作業具18を回動させる油圧シリンダ17は、そのボトム側端部をアーム14の基端側の上面に設けたシリンダ取付部14aにピン23により連結し、ロッド側端部を、ピン24により、アームリンク20と作業具リンク21の各一端に共通に連結する。アームリンク20の他端はアーム14にピン26により連結し、作業具リンク21の他端はピン27により作業具18に連結する。
この実施の形態においては、作業具18としてバックホウバケットを装着した油圧ショベルについて示す。作業具18としてはバックホウバケットの代わりにチゼル振動により地面等を破砕する破砕具や、鋏状をなして家屋等を解体する解体具等、他の作業具を取付けて作業を行なう場合がある。
また、この実施の形態においては、地下工事等のように上部に梁28等の障害物がある狭隘な空間での作業が可能となるように、作業機がショートリーチ型である場合について示す。すなわち、ブーム11は標準型のものより短いものである。また、アーム14を回動させる油圧シリンダ13は、ブーム11の下面に設けたシリンダ取付部11aとアーム14の下面に設けたシリンダ取付部14bにそれぞれ両端をピン30,31により連結して取付けられる。
33は作業具18を回動させる油圧シリンダ17を保護するガード装置であり、このガード装置33は、油圧シリンダ17のチューブ17a側を保護するガード部材34と、ロッド17b側を保護するガード部材35とからなる。これらのガード部材34,35は後述の構造により油圧シリンダの軸線方向に相互に移動可能に結合される。チューブ側ガード部材34、ロッド側ガード部材35の各端部にはそれぞれブラケット34a,35aを有し、各ブラケット34a,35aをそれぞれ油圧シリンダ17のチューブ側端部、ロッド側端部をアーム14やリンク20,21に取付けるピン23,24に連結して取付ける。
以下このガード装置33の構造の詳細について図2ないし図8により説明する。図2はガード装置33をアームに取付けかつ油圧シリンダ17を伸長した状態を示す側面図、図3はその平面図、図4は同じく油圧シリンダ17を収縮した状態を示す側面図である。また、図5は図2のE拡大矢視図、図6(A)は図2のF拡大矢視図、図6(B)は図2のG−G拡大断面図である。また、図7はチューブ側ガード部材34を示す図、図8はロッド側ガード部材35を示す図である。
まずチューブ側ガード部材34を図7により説明する。図7(A)はチューブ側ガード部材34の側面図、(B)は平面図、(C)は(A)のH−H拡大断面図、(D)、(E)はそれぞれ(A)のI拡大矢視図、J拡大矢視図である。これらの図に示すように、このチューブ側ガード部材34は、ブラケット34aとガード部材本体34bとからなる。ブラケット34aは、油圧シリンダ17のボトム側端部のボス17cをアーム14の上面のシリンダ取付部14aに連結するピン23に共通に連結するものである(図2〜図5参照)。
このチューブ側ガード部材34のブラケット34aは、図7(A)、(B)、(E)に示すように、アーム14のシリンダ取付部14aを挟む構造の平行板からなる左右の縦板部36,36(図5参照)と、これらの左右の縦板部36,36間に溶接により固着された横結合板部37と、左右の縦板部36,36の端部および横結合板部37の端部に溶接により固着された縦結合板部38とを備える。
左右の縦板部36,36には、このチューブ側ガード部材34を油圧シリンダ17と共にシリンダ取付部14aに取付けるピン23を挿通するためのピン孔36aを設ける。また、一方の縦板部36の外面には、ピン23の抜け止め部材39(図3、図5参照)を挿着する孔41aを有する筒体41を溶接により固着する。図5に示す例においては、抜け止め部材39としてボルトを用い、このボルトにナット40を螺合した例を示す。なおナット40を用いる代わりに、縦結合板部38にねじ孔を設けて、ボルト39をこのねじ孔に螺合してガード部材本体34bをブラケット34aに着脱可能に取付ける構造としてもよい。また、ボルト39の代わりに抜け止めピンを用いてもよい。
チューブ側ガード部材34のガード部材本体34bは、図7(C)〜(E)に示すように短手方向に切断した場合の断面形状が山形をなし、頂部42がR形状をなす。ブラケット34aとガード部材本体34bとは溶接により一体に構成してもよいが、この実施の形態においては、前記縦結合板部38と、ガード部材本体34bの端部に溶接した端板43とを重ねてボルト44とナット45によりブラケット34aとガード部材本体34bとを着脱可能に結合した例を示す。
このガード部材本体34bの先端側にはその両側の下面にロッド側ガード部材35を移動可能に嵌合するための角形ロッドからなるガイド47,47を溶接により固着する。これらのガイド47はガード部材本体34bの折り曲げ成形により形成してもよい。
次にロッド側ガード部材35について説明する。図8(A)はその側面図、(B)はその平面図、(C)は(A)のK−K拡大断面図、(D)、(E)はそれぞれ(A)のL拡大矢視図、M拡大矢視図である。このロッド側ガード部材35はブラケット35aとガード部材本体35bとからなる。ブラケット35aは、図2〜図4、図6(A)に示すように、油圧シリンダ17のロッド17b側の端部のボス17dをリンク20,21に取付けるピン24にロッド側ガード部材35を連結するためのものである。
図8(A)、(B)、(D)に示すように、ロッド側ガード部材35のブラケット35aは、図1に示したリンク20,21全体を挟む構造(図3、図6(A)参照)の平行板からなる左右の縦板部49,49と、これらの左右の縦板部49,49間に溶接により固着された横結合板部50と、左右の縦板部49,49の端面および横結合板部50の端面に溶接により固着された縦結合板部51とを備える。左右の縦板部49,49にはこのロッド側ガード部材35をリンク20,21および油圧シリンダ17のロッド17bと共にピン24により取付けるためのピン孔49aを設ける。また、一方の縦板部49の外面には、ピン24の抜け止め部材53(図3、図6(A)参照)を挿着する孔54aを有する筒体54を溶接により固着する。図示例においては、抜け止め部材53としてボルトを用い、このボルトにナット55を螺合した例を示すが、この代わりに抜け止めピンを用いてもよい。
図8(C)〜(E)に示すように、このガード部材本体35bは、短手方向の断面形状が山形をなし、その頂部56はR形状をなす。ブラケット35aとガード部材本体35bとは溶接により一体に構成してもよいが、この実施の形態においては、ブラケット35aの縦結合板部51と、ガード部材本体35bの端部に溶接した端板57とを重ねてボルト58とナット59によりブラケット35aとガード部材本体35bとを着脱可能に結合した例を示す。
次にこのガード装置33の取付け構造について説明する。図2〜図4に示すように、チューブ側ガード部材34とロッド側ガード部材35とは油圧シリンダ17の軸線方向に移動可能に結合される。この結合状態においては、図6(B)に示すように、チューブ側ガード部材34の本体34b内にこの本体34bとガイド47との間でロッド側ガード部材35の本体35bを抱持するようにして摺動可能に嵌合する。
チューブ側ガード部材34のアーム14への取付けは、図2〜図5に示すように、アーム14のシリンダ取付部14a,14aを、チューブ側ガード部材34のブラケット34aの左右の縦板部36,36によって挟持する。そして図5に示すように、縦板部36のピン孔36aおよび筒体41と、シリンダ取付部14a,14aに設けたピン孔14cと、油圧シリンダ17のボトム側端部のボス17cにピン23を挿着し、筒体41の孔41aおよびピン23に設けた孔23aに抜け止め部材39を挿着する。
ロッド側ガード部材35の油圧シリンダ17のロッド17b側への取付けは、図3、図6(A)に示すように、油圧シリンダ17のロッド17bの先端のボス17dの両側を作業具リンク21,21で挟持し、さらにその作業具リンク21,21の外側をアームリンク20,20で挟持し、さらにアームリンク20,20の外側にロッド側ガード部材35のブラケット35aの縦板部49,49を位置させてリンク20,21,ボス17bの組合体全体をブラケット35a,35aで挟む。そして図6(A)に示すように、縦板部49に設けたピン孔49aおよび筒体54と、リンク20,21のピン孔20a,21aと、ボス17dにピン24を挿着し、筒体54のピン孔54aおよびピン24の孔24aに抜け止め部材53を挿着する。
このように、本実施の形態においては、油圧シリンダ17のチューブ17a側、ロッド側をそれぞれ保護するチューブ側ガード部材34、ロッド側ガード部材35を、油圧シリンダ17を作業用フロント8に取付けるピン23と、ロッド17bのボス17dとリンク20,21との連結ピン24にそれぞれ連結する構造としたので、チューブ側ガード部材34をチューブ17aから浮かせた構造とすることができる。このため、チューブ側ガード部材34またはロッド側ガード部材35に作用する外力がチューブ17aに作用することを回避することができるので、ロッド17bのみならずチューブ17aの損傷を防止することができる。なお、チューブ17aとチューブ側ガード部材34との間は空間とする必要はなく、両者間に緩衝材を設けてもよい。
また、本実施の形態においては、従来のガード装置のように、油圧シリンダ17のロッド側端部のボス17dにガイド部材をボルト付けしたり、チューブ17aに取付座を溶接したりするような油圧シリンダに対する加工が不要となり、油圧シリンダ自体の改変が不要となるので、比較的低コストで実現できる。
また、本実施の形態においては、ガード部材34,35の本体34b,35bの断面形状を山形としたので、ガード部材の強度が上がり、外力の作用による凹みや曲げが起こり難くなる。また、その山形の頂部42,56をR形状としたので、例えば図1に示したような地下工事において、梁28等がガード部材34,35に衝突してもその梁28等の損傷が起こり難くなる。
また、本実施の形態においては、チューブ側ガード部材34およびロッド側ガード部材35の各端部に平行板状の縦板部36,49を有するブラケット34a,35aを設け、油圧シリンダ17の取付部であるシリンダ取付部14aやリンク20,21を両側から挟持する構造としたので、これらの取付部の構造を改変することなく、ガード部材34,35を後付けすることができる。
また、本実施の形態の作業用フロント8は、ブーム11の長さが短いショートリーチ型作業機のフロントとし、その作業具回動用油圧シリンダ17にガード装置33を設けたので、地下工事のように高さの低い梁28がある等の工事現場で梁28等との衝突による油圧シリンダ17の損傷を有効に防止することができる。
また、この実施の形態においては、それぞれガード部材本体34b,35bをブラケット34a,35aにボルト44,58およびナット45,59により着脱可能に結合したので、ガード部材本体34b,35bが障害物等と衝突する等の理由により損傷した時に、ガード部材本体34b,35bのみをブラケット34a,35aに対して外し、新品をボルト44,58およびナット45,59によって取付けることができる。このため、ガード部材34,35のピン23,24による連結部を分解、組立することなく、ガード部材本体34b,35bのみの交換により、容易にガード部材34,35を容易かつ迅速に交換することができる。
以上本発明を実施の形態により説明したが、本発明を実施する場合、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の変更、付加を行なうことができる。例えば、本発明は作業具18を回動させる油圧シリンダ17以外のアームシリンダ13やブームシリンダ10にも適用することができ、さらに油圧ショベル以外の他の作業機にも適用できる。
1:下部走行体、2:旋回装置、3:旋回フレーム、4:運転室、5:機械室、7:上部旋回体、8:作業用フロント、10,13,17:油圧シリンダ、11:ブーム、14:アーム、14a:シリンダ取付部、18:作業具、20:アームリンク、21:作業具リンク、23〜26:ピン、33:ガード装置、34:チューブ側ガード部材、34a:ブラケット、34b:ガイド部材本体、35:ロッド側ガード部材、35a:ブラケット、35b:ガイド部材本体、42:頂部、39:抜け止め部材、41:筒体、53:抜け止め部材、54:筒体、56:頂部、58:ボルト、59:ナット

Claims (5)

  1. 作業機の作業用フロントに取付けられる油圧シリンダを保護する油圧シリンダのガード装置において、
    前記油圧シリンダのチューブ側、ロッド側をそれぞれ保護するチューブ側ガード部材およびロッド側ガード部材を備え、
    前記ロッド側ガード部材を前記チューブ側ガード部材に対して前記油圧シリンダの軸線方向に移動可能に結合し、
    前記チューブ側ガード部材と前記ロッド側ガード部材の各端部を、前記油圧シリンダを作業用フロントに取付けるピンに連結したことを特徴とする油圧シリンダのガード装置。
  2. 請求項1に記載の油圧シリンダのガード装置において、
    前記各ガード部材の断面形状を山形とし、その山形の頂部をR形状としたことを特徴とする油圧シリンダのガード装置。
  3. 請求項1または2に記載の油圧シリンダのガード装置において、
    前記チューブ側ガード部材および前記ロッド側ガード部材を、前記作業用フロントにおける前記油圧シリンダの取付部にピンによりそれぞれ連結するブラケットと、各ブラケットにそれぞれ固定するガード部材本体とにより構成し、
    前記チューブ側ガード部材および前記ロッド側ガード部材の各ブラケットにより、前記油圧シリンダの各作業用フロント側取付部をそれぞれ両側から挟持してピンにより連結する構造としたことを特徴とする油圧シリンダのガード装置。
  4. 請求項3に記載の油圧シリンダのガード装置において、
    前記各ブラケットと前記各ガード部材本体とをそれぞれボルトにより着脱可能に結合したことを特徴とする油圧シリンダのガード装置。
  5. 請求項1から4までのいずれか1項に記載の油圧シリンダのガード装置において、
    前記作業用フロントを、標準型より短いブームと、そのブームに回動可能に取付けたアームと、そのアームの先端に取付けた作業具と、前記アームの上面側に取付けられて前記作業具を回動させる油圧シリンダとを備えたショートリーチ型作業機の作業用フロントとし、
    前記ガード装置が、前記ショートリーチ型作業機の前記作業具を回動させる前記油圧シリンダに取付けられることを特徴とする油圧シリンダのガード装置。
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