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JP2014009355A - 前浸漬用洗浄剤組成物 - Google Patents

前浸漬用洗浄剤組成物 Download PDF

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麗 石崎
Shoichi Miyano
正一 宮野
Tatsuo Sugimoto
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Abstract

【課題】 自動食器洗浄機による洗浄の前洗浄工程に使用する前浸漬用洗浄剤組成物であって、界面活性剤を実質的に含まなくともデンプン、油脂、タンパクに対する洗浄力に優れ、かつ低泡性、保存安定性に優れた前浸漬用洗浄剤組成物を提供する。
【解決手段】 (A)アルカノールアミン、(B)アミノカルボン酸もしくはその塩、有機ホスホン酸もしくはその塩より選ばれる1種又は2種以上、(C)酵素、(D)界面活性剤を含有する前浸漬用洗浄剤組成物であって、前記組成物中の前記界面活性剤の含有量が1質量%以下である前浸漬用洗浄剤組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、食器類を自動洗浄機で本洗浄する前の、前洗い洗浄、前浸漬洗浄に適した前浸漬用洗浄剤組成物に関する。
従来、ホテル、レストラン、ケータリング、病院、介護施設、給食施設における食器洗浄には自動食器洗浄機が用いられているが、大量の食器を処理することから短時間でより効率的な洗浄オペレーションが望まれている。さらに近年は、食器洗浄機用アルカリ洗浄剤は強アルカリタイプからアルカリ量を低減した弱アルカリタイプ、更に中性タイプへとシフトしており、これらを使用した本洗浄での洗浄力を補うための前洗い洗浄が、食器洗浄における洗浄力・仕上がり性確保において重要な作業となっている。
一般的に前浸漬洗浄剤は、食器類を自動食器洗浄機にかける前のシンクや移動式シンク等での前浸漬や、自動食器洗浄機と浸漬槽とが一体型となったかき上げ式浸漬槽、立体浸漬槽などで用いられる。前浸漬洗浄剤としては、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウムやアルキル硫酸エステルナトリウムなどのアニオン界面活性剤やポリオキシエチレンアルキルエーテルなどの非イオン界面活性剤等を主成分とした洗浄剤組成物(特許文献1)、特定のカルボン酸類及び/又は特定の無機塩類を含有する洗浄剤組成物(特許文献2)が開示されている。
特開2007−70380号公報 特開2004−196901号公報
しかしながら、前浸漬用洗浄剤が界面活性剤を含有する場合は、前浸漬における洗浄水が次工程の自動食器洗浄機に持ち込まれた際に洗浄機内で発泡するため、洗浄機に負荷がかかるなどの問題が起こることがある。また、給食施設など、食器の下膳から前浸漬作業までに比較的時間を有する施設の場合、食器類にこびり付いたご飯粒や片栗粉やイモ類などのデンプン汚れが自動食器洗浄機を使用した本洗浄のみでは除去し難いといった問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、界面活性剤を実質的に含まなくともデンプン、油脂、タンパクに対する洗浄力に優れ、かつ低泡性、保存安定性に優れた前浸漬用洗浄剤組成物を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記目的を達成するために鋭意検討を行った結果、(A)アルカノールアミン、(B)アミノカルボン酸もしくはその塩、有機ホスホン酸もしくはその塩より選ばれる少なくとも1種又は2種以上、(C)酵素、(D)界面活性剤を含有する前浸漬用洗浄剤組成物であって、前記組成物中の前記界面活性剤の含有量が1質量%以下である前浸漬用洗浄剤組成物とすることで、デンプン、油脂、タンパクに対して優れた洗浄力が得られ、自動食器洗浄機での本洗浄前の前浸漬洗浄用として好適であることを見出したものである。
すなわち、本発明は、<1> (A)アルカノールアミン、(B)アミノカルボン酸もしくはその塩、有機ホスホン酸もしくはその塩より選ばれる1種又は2種以上、(C)酵素、(D)界面活性剤を含有する前浸漬用洗浄剤組成物であって、前記組成物中の前記界面活性剤の含有量が1質量%以下である前浸漬用洗浄剤組成物に関する。
また、本発明は<2> 前記(C)酵素がアミラーゼである<1>に記載の前浸漬用洗浄剤組成物に関する。
また、本発明は<3> 25℃におけるpHが6〜10である<1>、<2>に記載の前浸漬用洗浄剤組成物に関する。
また、本発明は、<4> 前記(D)界面活性剤を実質的に含まない<1>乃至<3>に記載の前浸漬用洗浄剤組成物に関する。
本発明の前浸漬用洗浄剤組成物は、界面活性剤の配合量を低減しても、もしくは界面活性剤を実質的に含まなくても、デンプン、油脂、タンパクに対する洗浄力に優れ、かつ低泡性、保存安定性に優れており、特に一度に多量の食器の洗浄を行う業務用の自動食器洗浄機の洗浄前の前浸漬洗浄への使用に適する。
(A) アルカノールアミン
本発明の(A)成分はアルカノールアミンであり、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モノプロパノールアミン、ジプロパノールアミン、トリプロパノールアミン、モノイソプロパノールアミン、ジイソプロパノールアミン、トリイソプロパノールアミン、N−エチルジエタノールアミン、N−エチルエタノールアミン、N−メチルジエタノールアミン、N−メチルエタノールアミン等が挙げられ、1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。この中でも、トリエタノールアミン、モノイソプロパノールアミン、N−エチルジエタノールアミン、N−メチルジエタノールアミン、N−メチルエタノールアミンが好ましく、前浸漬用洗浄剤組成物の色調安定性の点から、モノイソプロパノールアミン、N−エチルジエタノールアミン、N−メチルジエタノールアミン、N−メチルエタノールアミンが好ましく、さらにモノイソプロパノールアミン、N−エチルジエタノールアミンが好ましい。
(A)成分の配合量は、洗浄剤組成物中5〜50質量%であり、好ましくは10〜30質量%、より好ましくは10〜20質量%である。5質量%未満では、タンパク洗浄力が低下することがある。また、50質量%を超えると洗浄剤組成物の色調の保存安定性が悪くなることがある。
(B) アミノカルボン酸もしくはその塩、有機ホスホン酸もしくはその塩
本発明の(B)成分のアミノカルボン酸としては、ニトリロ三酢酸(NTA)、メチルグリシン二酢酸(MGDA)、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、ジエチレントリアミン五酢酸(DTPA)、トリエチレンテトラアミン六酢酸(TTHA)、ヒドロキシイミノ二酢酸(HIDA)、ジヒドロキシエチルグリシン(DHEG)、1,3−プロパンジアミン四酢酸(PDTA)、ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸(HEDTA)、S,S−エチレンジアミンジコハク酸(EDDS)、L−グルタミン酸二酢酸(GLDA)等が挙げられる。この中でも、ニトリロ三酢酸(NTA)、メチルグリシン二酢酸(MGDA)、L−グルタミン酸二酢酸(GLDA)が好ましく、ニトリロ三酢酸(NTA)、メチルグリシン二酢酸(MGDA)がより好ましい。
本発明の(B)成分の有機ホスホン酸としては、ヒドロキシエタンジホスホン酸(HEDP)、ホスホノブタントリカルボン酸(PBTC)、ニトリロトリスメチレンホスホン酸(NTMP)、N,N,N’,N’−テトラキス(ホスホノメチル)エチレンジアミン(EDTMP)等が挙げられ、1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。この中でも、ヒドロキシエタンジホスホン酸(HEDP)が好ましい。
(B)成分としては、アミノカルボン酸がより好ましく、保存時の色調の安定性の観点でアミノカルボン酸と有機ホスホン酸を組み合わせて使用することが好ましい。
(B)成分の塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩、マグネシウム塩、カルシウム塩、アミン塩、アルカノールアミン塩などが挙げられる。これらは単独でも2種以上組み合わせてよい。これらのうちナトリウム塩、カリウム塩、アミン塩、アルカノールアミン塩が好ましい。(B)成分は酸として配合し、組成物中で(A)成分や後述のpH調整に使用するアルカリ分により中和されて塩としてもよく、あらかじめ塩としてから配合してもよい。塩は市販のものが入手可能であり、好ましく使用できる。
(B)成分の配合量は、洗浄剤組成物中1〜30質量%であり、好ましくは2〜20質量%であり、3〜15質量%がさらに好ましい。1質量%以上とすることで、良好な油脂洗浄力が得られる。また30質量%を超えて配合しても、油脂洗浄力は横ばいになりコストメリットがない。
(C) 酵素
(C)酵素としては、各種洗剤用酵素を使用できる。前記洗剤用酵素としては、デンプン洗浄力の点でアミラーゼが、タンパク洗浄力の点でプロテアーゼが挙げられる。具体的には、アミラーゼとしては、ノボザイムズ社から入手できるアミラーゼ製剤:商品名Termamyl 300L、Termamyl Ultra 300L、Duramyl 300L、Stainzyme 12L、Stainzyme Plus 12L、ジェネンコア社から入手できるアミラーゼ製剤:商品名Purastar ST L、Purastar HP Am、天野エンザイム社から入手できるアミラーゼ製剤:商品名プルラナーゼアマノ、生化学工業社から入手できるアミラーゼ製剤:商品名DB−250等が挙げられ、プロテアーゼとしては、ノボザイムズ社から入手できるプロテアーゼ製剤:商品名Savinase16L、Savinase Ultra 16L、Savinase Ultra 16XL、Everlase 16L TypeEX、Everlase Ultra 16L、Esperase 8L、Alcalase 2.5L、Alcalase Ultra 2.5L、Liquanase 2.5L、Liquanase Ultra 2.5L、Liquanase Ultra 2.5XL、Coronase 48L、ジェネンコア社から入手できるプロテアーゼ製剤:商品名Purafect L、Purafect Prime、Properase L等が挙げられる。
本発明においてはデンプン洗浄力向上のためにアミラーゼを用いることが好ましい。酵素は単独でも2種以上組み合わせても使用できるが、酵素活性の安定性の点では、アミラーゼを単独で使用することが好ましい。
(C)成分の配合量は、洗浄剤組成物中0.01〜10質量%であり、好ましくは0.05〜5質量%であり、0.1〜3質量%がさらに好ましい。0.01%質量%以上とすることで、良好な洗浄力が得られる。また10質量%を超えて配合しても、洗浄力は横ばいになりコストメリットがない。
(D) 界面活性剤
本発明の前浸漬用洗浄剤組成物には、(D)界面活性剤を含有させることができるが、次工程の機械洗浄への持込による発泡を防止する観点で、界面活性剤の含有量は1質量%以下、好ましくは0.5質量%以下、より好ましくは0.1質量%以下であり、実質的に含有しないことが好ましい。本発明の前浸漬用洗浄剤組成物は、洗浄成分として界面活性剤を用いなくても優れたデンプン洗浄力、タンパク洗浄力、油脂洗浄力を有する。
前記界面活性剤としては、アニオン界面活性剤、非イオン界面活性剤、両性イオン界面活性剤等が挙げられる。界面活性剤を使用する場合、低起泡性能の点から、非イオン界面活性剤が好ましい。非イオン界面活性剤としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、多価アルコールのエチレンオキサイドプロピレンオキサイド付加物、グリセリンのエチレンオキサイドプロピレンオキサイド付加物が挙げられる。
本発明の洗浄剤組成物のpHは6〜10であり、6〜9が好ましく、7〜9がより好ましい。pHが高い程洗浄力が得られるが、pHが高くなると、環境や安全性に対する影響が大きくなる点と、被洗物が侵食されやすくなる点から、9以下とすることが好ましく、また、pHが低くなるとそれに伴い洗浄力も低下する点から、7以上とすることが好ましい。なお、pHは組成物を25℃にてpHメーターを用いて、JIS−Z−8802「pH測定方法」に準じて測定する。
本発明の洗浄剤組成物は、上記成分及び水(残部)を混合し、それぞれ常法に基づいて得ることができる。
本発明の洗浄剤組成物には、本発明の効果を損なわない範囲で、上記成分以外の任意成分を1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて配合することができる。任意成分としては、高分子化合物(オレフィン/マレイン酸コポリマー、オレフィン/無水マレイン酸コポリマー、アクリル酸/マレイン酸コポリマー、ポリアクリル酸、ポリマレイン酸及びその塩)、無機ビルダー、香料、漂白剤、消泡剤、腐食防止剤、水等のその他の成分を配合できる。
前浸漬洗浄
前浸漬用洗浄剤とは、自動食器洗浄機などを用いて機械洗浄を行う本洗浄工程の前に、洗浄溶液中に被洗浄物を浸漬して行う前洗浄工程において、洗浄水浴中に添加して使用する洗浄剤をいう。
前洗浄工程には、シンクや移動式シンク、立体浸漬槽、かき上げ式自動食器洗浄機に設けられた予備浸漬槽などが用いられる。立体浸漬槽やかき上げ式予備浸漬槽には浸漬効果を高めるために加温機能、保温機能、撹拌機能、噴射機能、ジェット水流機能、バブリング機能、超音波機能が付いたものもあり、これらの付加機能が付いた設備を使用するとより効果的な前洗浄を行うことが期待できる。
洗浄方法としては、具体的に次のような方法を挙げることができる。
(I)本発明の前浸漬用洗浄剤組成物を含む洗浄水浴中に食器、調理器具類などの被洗浄物を浸漬した後、洗浄水浴中にて食器、調理器具類をスポンジ等で擦るなどの作業を行った後、食器類を自動食器洗浄機にて洗浄を行う方法。
(II)本発明の前浸漬用洗浄剤組成物を含む洗浄水浴中に食器、調理器具類などの被洗浄物を浸漬した後、取り出した食器類をそのまま自動食器洗浄機にて洗浄を行う方法。
本発明の洗浄剤組成物は、低泡性のため(I)(II)いずれの洗浄方法においても適している。
本発明の洗浄方法では洗浄水浴中における洗浄剤組成物の濃度は0.005〜0.5質量%が好ましく、0.01〜0.3質量%が特に好ましい。
前記前浸漬工程を行う時間は、汚れの量や食器類の処理量にもよるが、1分〜1時間に設定することが好ましい。汚れの除去効率と作業効率の点から10〜30分に設定することが好適である。前記前浸漬工程における洗浄水浴中の温度は、汚れを効果的に除去するために30〜60℃に設定することが好ましい。酵素によるデンプン汚れの分解作用を高めるために40〜60℃がより好ましい。
以下、実施例および比較例を挙げて、本発明をより具体的に説明するが、本発明は、下記の実施例に限定されるものではない。なお、下記の例において「%」は、特に断りのない限りいずれも「質量%」を示し、表中の各成分の量は純分換算した量である。
実施例1〜9、比較例1〜2
表1、2に示した成分、配合量により、イオン交換水に(A)成分、(B)成分、(C)成分、その他の成分を順に、撹拌下、添加し、各前浸漬用洗浄剤組成物を得た。得られた前浸漬用洗浄剤組成物について、下記評価を行った。結果を表1、2に併記する。なお、pHは組成物を25℃にて、JIS−Z−8802「pH測定方法」に準じて測定した。
(1)洗浄力
<洗浄条件>
洗浄剤組成物を用いて下記方法で洗浄を行い、洗浄剤組成物の洗浄力(デンプン洗浄力、油脂洗浄力、タンパク洗浄力)を下記方法で評価した。
試験器:JIS−K−3362にて規定されているリーナツ形洗浄力試験器
洗浄温度:50℃
洗浄用水:水道水(アメリカ硬度(CaCO3換算)60ppm)
洗浄剤水溶液:濃度0.15%となるように洗浄剤組成物を水で希釈した。
洗浄時間:10分
(1−1)デンプン洗浄力
市販されている片栗粉を水道水で分散させ、加熱溶解したものをSUS製テストピースに乾燥後の汚れの重量が0.1〜0.2g/6枚となるように塗布し、室温で24時間風乾させ、80℃で4時間乾固させ、冷却した後、上記試験器に6枚をセットし、洗浄剤組成物を用いて洗浄した。洗浄後、80℃で1時間乾燥させ、洗浄前後の汚れの重量変化率によりデンプン汚れの除去率を測定した。
洗浄剤組成物で洗浄後のスライドグラスに残留しているデンプン汚れを確認するため、洗浄剤組成物を使用せず水のみで洗浄したものを対照とし、この対照と比較したデンプン汚れの除去率を下記基準で判定した。
◎:対照と比較して平均で80%以上除去された
○:対照と比較して平均で50%以上〜80%未満除去された
△:対照と比較して平均で20%以上〜50%未満除去された
×:対照と比較して平均で20%未満除去された
(1−2)油脂洗浄力
大豆油/牛脂/オイルレッド/クロロホルムを20g/20g/0.2g/120mlの比率で混合したものを、汚れの重量が0.09〜0.12g/6枚となるようにスライドグラスに塗布し、室温で2時間風乾させた後、上記試験器に6枚をセットし、洗浄剤組成物を用いて洗浄した。洗浄後、24時間風乾させ、洗浄前後の汚れの重量変化率により油脂汚れの除去率を測定した。
洗浄剤組成物で洗浄後のスライドグラスに残留している油脂汚れを確認するため、洗浄剤組成物を使用せず水のみで洗浄したものを対照とし、この対照と比較した油脂汚れの除去率を下記基準で判定した。
◎:対照と比較して平均で80%以上除去された
○:対照と比較して平均で50%以上〜80%未満除去された
△:対照と比較して平均で20%以上〜50%未満除去された
×:対照と比較して平均で20%未満除去された
(1−3)タンパク洗浄力
市販のクリームチーズ0.15g/枚をスライドグラスに塗布し、室温で2時間風乾した後、上記試験器に6枚をセットし、洗浄剤組成物を用いて洗浄した。洗浄後、24時間風乾させ、洗浄前後の汚れの重量変化率により油脂汚れの除去率を測定した。
洗浄剤組成物で洗浄後のスライドグラスに残留しているタンパク汚れを確認するため、洗浄剤組成物を使用せず水のみで洗浄したものを対照とし、この対照と比較したタンパク汚れの除去率を下記基準で判定した。
◎:対照と比較して平均で80%以上除去された
○:対照と比較して平均で50%以上〜80%未満除去された
△:対照と比較して平均で20%以上〜50%未満除去された
×:対照と比較して平均で20%未満除去された
(2)泡立ち
共栓付100mlエプトン管に、0.1%濃度に調製した水溶液を50ml入れ、上下に10回振とうし、10秒後の泡立ちの有無を下記基準で判定し、評価した。
○:泡立たない
×:泡立つ
(3)保存安定性
各洗浄剤組成物を100gのガラス瓶に密閉し、室温で1ヶ月静置したときの液の外観を下記評価基準にて判定した。
○:均一透明、色調変化なし
△:均一透明、変色
Figure 2014009355
Figure 2014009355
上記例において、使用原料の詳細は下記の通りである。
・トリエタノールアミン; 商品名「トリエタノールアミン90%」濃度90%品 三井化学株式会社製
・モノイソプロパノールアミン; 商品名「モノイソプロパノールアミン」三井化学ファイン株式会社製
・N−エチルジエタノールアミン; 商品名「アミノアルコールMED」日本乳化剤株式会社製
・N−メチルジエタノールアミン; 商品名「アミノアルコールMDA」日本乳化剤株式会社製
・N−メチルエタノールアミン; 商品名「アミノアルコールMMA」日本乳化剤株式会社製
・メチルグリシン二酢酸3ナトリウム(MGDA・3Na); 商品名「Trilon MPowder」BASFジャパン株式会社製
・ニトリロ三酢酸(NTA); 商品名「ディゾルビンAZ」アクゾノーベル株式会社製
・ニトリロ三酢酸3ナトリウム(NTA・3Na); 商品名「LH−700」キレスト株式会社製
・L−グルタミン酸二酢酸4ナトリウム(GLDA・4Na); 商品名「ディゾルビンGL−38」濃度38%品 アクゾノーベル株式会社製
・ヒドロキシエタンジホスホン酸(HEDP); 商品名「PH−210L」キレスト株式会社製
・クエン酸; 商品名「精製クエン酸(結晶)」扶桑化学工業株式会社製
・アミラーゼ; 商品名「Stainzyme Plus 12L」ノボザイムズジャパン株式会社製
・アルキルグリコシド; 商品名「AG6202」濃度65%品 ライオン株式会社製
・ポリアクリル酸ナトリウム; 商品名「Sokalan PA 25CL」濃度45%品 BASFジャパン株式会社製
・水酸化カリウム; 商品名「95%フレーク水酸化カリウム」旭硝子株式会社製

Claims (4)

  1. (A)アルカノールアミン、
    (B)アミノカルボン酸もしくはその塩、有機ホスホン酸もしくはその塩より選ばれる1種又は2種以上、
    (C)酵素、
    (D)界面活性剤を含有する前浸漬用洗浄剤組成物であって、前記組成物中の前記界面活性剤の含有量が1質量%以下である前浸漬用洗浄剤組成物。
  2. 前記(C)酵素がアミラーゼである請求項1に記載の前浸漬用洗浄剤組成物。
  3. 25℃におけるpHが6〜10である請求項1、2に記載の前浸漬用洗浄剤組成物。
  4. 前記(D)界面活性剤を実質的に含まない請求項1乃至3に記載の前浸漬用洗浄剤組成物。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016216540A (ja) * 2015-05-15 2016-12-22 花王株式会社 食器用浸漬洗浄剤組成物及び洗浄方法
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