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JP2013504425A - フィルタ血液流路方法、装置及びシステム - Google Patents

フィルタ血液流路方法、装置及びシステム Download PDF

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JP2013504425A JP2012529850A JP2012529850A JP2013504425A JP 2013504425 A JP2013504425 A JP 2013504425A JP 2012529850 A JP2012529850 A JP 2012529850A JP 2012529850 A JP2012529850 A JP 2012529850A JP 2013504425 A JP2013504425 A JP 2013504425A
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Abstract

管状繊維膜フィルタにおいては、逆流、停滞体積又は高過ぎる剪断率を引き起こすことなく接液面における最小剪断率を確保するヘッダ・マニホールドを介して、血液又はその他流体を流すことにより、血栓形成のリスクが最小化される。一実施形態において、流体は、ヘッダ空間中及び当該ヘッダ空間の周辺におけるマニホールド面中へ運搬される。このヘッダ空間は、連続的に減少するクリアランスを有し、当該クリアランスは、最小であることにより十分な剪断率を提供すると共に、当該周辺から離れており微小管膜繊維に対する開口部により孔が空けられた領域において、最小クリアランスに向かって減少する。その他の特徴及び幾つかの実施形態を説明する。

Description

[関連出願の相互参照]
本願は、2009年9月14日に出願した米国仮特許出願第61/242,322号、2009年9月16日に出願した米国仮特許出願第61/242,861号、及び2010年2月3日に出願した米国仮特許出願第61/301,127号について優先権を主張し、これらの内容はその全体が参照により本明細書に援用される。
急性又は慢性腎不全の患者は、血液中の自然毒及び/又は流体過負荷の影響に悩まされている。このような患者に対する腎代替療法では、毒を除去するための透析や過剰水分を除去するための限外濾過など、体外血液治療が伴う。腎代替療法の様々な形態においては、血液濾過器又は透析装置が用いられ、この血液濾過器又は透析装置には、当該ユニットを複数流路に分ける複数の半透過性中空糸膜フィルタ繊維が含まれる。血液が膜の一方の側を介して送り込まれると共に、透析液が他の側を介して送り込まれる(透析の場合)。又は、血液が膜の一方の側を介して送り込まれると共に、過剰水分が他の側へ通過する(限外濾過の場合)。不純物及び/又は過剰水分は、拡散、対流及び/又はこれらプロセスの組み合わせにより、膜の壁を通過する。他の血液流体又は血液成分を含む水分についても、例えばLeonard等による米国特許第7、588、550(現在公開US2008/0009780)に説明されているように、膜に沿って同様に通過させ得るようになされている。この米国特許第7、588、550は、正規特許出願においては参照により援用されると共に、仮段階においては付録として本明細書に対して添付される。
従来の透析装置は、血液、他の血液流体又は水分を運ぶチャンバー(室)において、数多くのマイクロファイバを用いている。数千の中空半透フィルタ繊維は、チャンバー(室)におけるエンドキャップ間において、血液、他の血液流体又は水分を運ぶ。ここで各キャップは、ポートにアクセスされる。治療に応じて、チャンバー(室)を介して透析液を運ぶため1以上の他のポートが存在する、又は濾過液が単純にチャンバー(室)から引き出され得る。
透析機器などの医療機器において、血液又は血液流体は、チューブ及びフィルタを介して運ばれ、このフィルタは、様々な流動特性に応じて形状及びサイズが変化する様々な血液流路を有している。このようなシステムにおいて血液は、ある期間に亘って停滞すべきではないとされる。したがって一般的にこれらシステムは、血液が動き続けるように及び鬱血を防ぐように構成される。しかし、血液システムのある部分では、特有な課題を引き起こす。例えば、停滞ゾーンの発生を避けることが難しい場所である透析装置及び血液濾過器におけるヘッダでの、例えば、遷移である。血液搬送システムが作られる材料などの条件やその他要因も、人工血液流路の血液凝固に寄与していると考えられる。
血液凝固を防止するために、ヘパリンなどの抗凝血剤が用いられる。しかしかかる薬剤の使用は好まれず、当該技術分野では、血液搬送装置の構成手段を向上させ、この血液搬送装置により凝固を低減することに役立ち、それにより抗凝血剤の必要性を低減する可能性のある方法を提供することが求められる。
管状繊維膜フィルタにおいては、逆流、停滞体積又は高過ぎる剪断率を引き起こすことなく接液面における最小剪断率を確保するヘッダ・マニホールドを介して、血液又はその他流体を流すことにより、血栓形成のリスクが最小化される。一実施形態において、流体は、ヘッダ空間中及び当該ヘッダ空間の周辺におけるマニホールド面中へ運搬される。このヘッダ空間は、連続的に減少するクリアランスを有し、当該クリアランスは、最小であることにより十分な剪断率を提供すると共に、当該周辺から離れており微小管膜繊維に対する開口部により孔が空けられた領域において、最小クリアランスに向かって減少する。その他の特徴及び幾つかの実施形態を説明する。
かかる特徴、その他の特徴及び開示した実施形態の効果は、構造、装置、システム及び方法について以下の詳細な説明において記載される、又はこの詳細の説明から明らかであろう。
以下の図面を参照して、本発明の様々な好適な実施形態を詳細に説明する。
開示内容の実施形態にかかる微小管フィルタ繊維タイプのフィルタ装置のためのキャップにおける血液の流れを模式的に示す。 開示内容の実施形態にかかるキャップを有する微小管フィルタ繊維タイプのフィルタ装置の形状を示す。 図1A及び図1Bの実施形態の選択的な構成を示す。 図1A及び図1Bの実施形態の選択的な構成を示す。 開示内容の実施形態にかかるフィルタ・エンド・キャップの特徴を示す。 先行技術のフィルタ・エンド・キャップを示す。 図1Aの模式図に準拠したキャップを断面で示す。 図1Aの模式図に準拠した他のキャップを断面で示す。 図1Aの模式図に準拠すると共に図2の実施形態に略準拠したキャップを説明する。 図1Aの模式図に準拠すると共に図2の実施形態に略準拠したキャップを説明する。 図1Aの模式図に準拠すると共に図2の実施形態に略準拠したキャップを説明する。 開示内容の実施形態にかかる微小管フィルタ繊維タイプのフィルタ装置のためのキャップについての様々な変形例のうちの1つを示す。 軸方向入口が設けられた、開示内容のその他代替実施形態にかかるフィルタキャップを具体的に示す。 軸方向入口が設けられた、開示内容のその他代替実施形態にかかるフィルタキャップを具体的に示す。 開示された実施形態のうちの適切なものに用いられ得る柔軟膜の特性を示す。 バイパス流路及びガター(溝)を備えるテーパー(先細)ヘッダの形状を示す。 バイパス流路及びガター(溝)を備えるテーパー(先細)ヘッダの形状を示す。 バイパス流路及びガター(溝)を備えるテーパー(先細)ヘッダの形状を示す。 開示内容にかかるヘッダ構成の何れかを有するフィルタを備えた血液処理システムを示す。 多数の微小管膜フィルタを備えたフィルタマニホールドのCFD計算に用いられる近似値を示す。 エンドキャップ構成の様々な例と、計算、実験及び評価の結果を示す。 エンドキャップ構成の様々な例と、計算、実験及び評価の結果を示す。 エンドキャップ構成の様々な例と、計算、実験及び評価の結果を示す。 エンドキャップ構成の様々な例と、計算、実験及び評価の結果を示す。 エンドキャップ構成の様々な例と、計算、実験及び評価の結果を示す。 エンドキャップ構成の様々な例と、計算、実験及び評価の結果を示す。 エンドキャップ構成の様々な例と、計算、実験及び評価の結果を示す。
図面中においては特に明記しない限り、同じ参照番号及び参照文字は、図示した実施形態における同様の機能、要素、構成要素又は一部を示すために用いられる。また、ここで開示内容が図面を参照して詳細に説明される一方で、この説明は例示した実施形態に関連して行われる。
図1A及び図1Bを参照すると、微小管膜タイプフィルタ140のキャップ100は、ポート114を介して血液を受け取り、この血液をヘッダ102の面を介して微小管膜束130へ分配する。血液は、プレナム124の周辺まわりに分配されるようにしてポート114で受取られ得る。このプレナム124は、ヘッダ面102の中心に向かってテーパーされ得、このヘッダ面102では、血液が微小管繊維フィルタ130の内部管腔に入る。限外濾過、透析濾過、血液濾過、透析又はその他のメカニズムによれば、種が微小管繊維フィルタ130を横切るようにして濾過空間131中へ移送され、この濾過空間131は、フィルタ体144中に含まれている。そしてかかる種は、出口ポート134を介して排出される。血液は、微小管繊維フィルタ130を通過した後、出口キャップ101に集められ、この出口キャップ101において、血液はポート138を介して外へ出る。透析の応用では、新しい透析液の供給ポート136が設けられ得る。種の交換後の新しい透析液、それによって使用済み透析液となった透析液は、ポート134から外へ出ることが可能となる。
入口ポート114へ入った血液は、この血液がプレナム124の周辺を動き回って一様に搬送され得るようにして、プレナム124の周辺まわりを循環し得る。その結果この血液は、矢印112によって示されるように、プレナム124の中心に向かって流れる。かかる空間は、円錐面108とヘッダ面102との間において定義される。矢印112は、かかる空間を囲む全体の放射状流のうち、極小な“スポーク”のみを示している。プレナム124は、円錐面108によってテーパーされ得、この円錐面108は、プレナム124中へ侵入している。この空間をテーパーすることによって、矢印110によって示されるように、複数の微小管繊維フィルタ130間において均等に血液を通すことの助けになり得る。矢印110は、数多くの繊維の1つを介する下向流を示しており、この下向流はヘッダ面102を介してこの繊維へ入る。プレナム124周りの流れ104は、接線流として開始し得る。この接線流は、循環流106において適切な形状の円周路によって方向づけられ、この円周路は、プレナム124に対してその側面に沿って開放している。またこの流れは、単純にプレナム124に対して開放し得ると共に、プレナム124の半径方向境界を部分的に画定する外壁によって方向づけられ得る。プレナム124の流路又は周囲境界は、その流れを説明する図1Aには示していないが、様々な構成が設けられ得る。そのいくつかを以下に説明する。
本願の説明においては、周囲プレナム及びヘッダのクリアランスなどの特徴が誇張されていることに留意されたい。そして実際の実施形態においては、ヘッダのクリアランスのバラツキが、十分に小さくなり得ることに留意されたい。
図2を参照すると、キャップ202は、ヘッダ面212と円錐面214との間で画定された略ドーナツ形のプレナム224を有する。流路224は、プレナム224の周辺まわりに画定される。この流路224は、狭窄部206によって示されるように、プレナム224の周辺まわりにおいて徐々に狭くなる。血流は、流路224に導入されると共に、流路の大きさがゼロに近づくように減少する方向へ流れる。血液は、流路224及び206から円錐面214の頂点216に向かって放射状に流れると共に、この放射状流の一部は繊維フィルタ130へ流れ込む。
上記の実施形態及びその他の実施形態において、ヘッダの形状は、任意の適切なメカニズムによって、可能な限り一様であり且つ目標範囲に制限される剪断率分布を全ての接液面に亘って確保するように決定され得る。この決定は、仮定した制約条件を用いる最適化スキームによって計算的に達成され得る、即ち、実験的な試行錯誤によって又はその他の適切な手段によって達成され得る。試行錯誤に基づく1つのメカニズムにおいて用いられ得るものは、真の血液、又は凝固若しくは血栓形成に影響を受けやすいその他流体である。かかる流体は、ある期間において様々なヘッダを介して送り込まれ得ると共に、様々なヘッダのデザインは、血栓症、流れ停滞及び/又はその他の影響などの望ましくない作用に関連した罹病率に基づいて点数化される。
どんなに広範囲であっても、最適化の成果としては、様々な異なるヘッダ形状があり得る。例えば、図1Cに示すように、マニホールド面によって円錐面が形成され得、この円錐面によって中央付近におけるヘッダのクリアランスが低減される。他の実施形態においては、マニホールド面と対向するヘッダ面との両方が、中央付近又は好ましくはヘッダの周辺から少なくとも離れた場所において凸状又は凹状を形成することにより、クリアランスの削減と同様の効果をなす。他の実施形態においては、凸面の形状が、図1A及び図2に示したように鋭い頂点を有する代わりに、湾曲した形状になり得る。また、図1Eに示したように、適切な構成においては、1以上の最小又は最小に近いクリアランスポイントが存在し得る。ヘッダ形状に加えて、エントリ(入口)の位置及び形状も最適化され得ることに留意されたい。さらに、2以上の入口が存在し得る。
本明細書での説明は、その大部分が入口ヘッダに関するものであるが、実施形態には、出口ヘッダのデザインも含まれる。すなわち、全ての接液面に亘って最小限のバラツキとなる目標剪断率のための最適化を行うことにより、非血栓形成性の出口ヘッダ構成を得ることが可能となる。上述の特徴は、最小流量の特徴と組み合わされ、この特徴としては、最小クリアランスポイントにおける高さが、図1Fに示した典型的な先行技術の透析装置ヘッダのようにブラインド境界線184に沿う代わりに、例えばあるポイント(例えば、170A及び170B)に配置され、最小の総面積を占めている、などが挙げられる。2つの更なる特徴が開示内容に含まれる。即ち、これら特徴としては、ヘッダ空間の接液面に亘る剪断率のブラケット範囲であり、ここでヘッダ空間とは最小流量(及びそれによる停滞回避)全体に亘ってカプセル化することを含んでいる。さらに、流れ剥離の回避であり、ここで流れ剥離とは血漿や全血などの生体液に対して血栓症又はその他望ましくない影響を誘発し得るものである。
図3を参照すると、近接流路部306は、徐々に小さくなる末端流路部318に通じる。流路306及び318は、近接部分308及び末端部分310を有する連続的なスリットを介して、血流をプレナム316中へ供給して、このスリットはその遠心端に向かって大きくなる。流路306及び318並びにスリット308及び310は、プレナム316中への流量がほぼ等しくなるように構成されている。血液は、近接流路部306中へ導入され得ると共に、スリット308及び310に沿ってプレナム316へ入り得る。その後血液は、ヘッダ面322を介して円錐面302によりテーパーされてなるプレナムを離れる。
図4A乃至4Cでは、開示内容の実施形態にかかるキャップ400の様々な三次元立体図が示される。入口ポート402は、テーパーされた周辺流路408に通じ、この周辺流路408は、円錐面406を備えるテーパーされたプレナム412に対して開放されている。図4A及び4Cは、異なる垂直面での切断面を示していることに留意されたい。図5を参照すると、血液又はその他水分の流れは、二方向性になり得、故に血液は、半径方向に導入されると共に、プレナム506に入るまでそれぞれ反対方向で円周方向502に流れ、このプレナム506では、半径方向504に流れる。この血液は、本明細書で説明される他の実施形態と同様に、最終的にはヘッダ面512を通過する。図示されていない他の変形例において、円周流路は、プレナムの上に配置される。かかる変形例において、流路からの流れは、プレナムに対して開放しているスリットを介して提供され得る。このような代わりの流路もテーパーされ得る。
上述の実施形態及び更なる実施形態の変形例では、プレナムは、その他の構成により提供されるテーパリングを有するように構成され得ることに留意されたい。その他の構成には、対向する円錐面(例えば、ヘッダ面が円錐形になり得る)が含まれる。テーパリングは、円錐とは異なる形状に対応する場合もある。例えば、プレナムを画定する1つの又は複数の面は、曲面となり得る。この曲面としては、中央ではなく中央からオフセットされてなる最小高さを含んだ多数の膨らみを備えた回転楕円面の形状又は複雑な形状などがある(図1Eを参照)。これら面は、実験又はシミュレーション(例えば、計算流体力学;CFDシミュレーション)に応じた形態をなし得る。これにより、キャップ及びマニホールドの接液面全体に亘る全てのポイントにおいて、最小(及び最大)流体剪断率及び最小平均速度(速度は制約された剪断要件によって包含され得るが)について最適化される。上述したように、これら流路は、予測流速及びその他所定条件下において移動液量(血液、血液流体又はその他水分)全体における全てのポイントで、目標剪断率範囲を提供するように最適化され得る。
内側半径方向流れの機能のうちの1つによると、ヘッダ面の全部分に亘って非ゼロの流れが提供される。流れが概して半径方向外側となる先行技術の装置では、プレナム空間のより大きな周囲が、原則的には流路のブラインド端となる。従って、広い領域への流れが停滞する場合がある。本システムの場合、流れのほぼ全ての部分が非ゼロ且つ十分なものになり得るので、仮にそうであったしても、ヘッダ面の中央において無視できるほどの小さい領域のみが、ゼロに近いフロー条件に関連し得る。また、ヘッダ空間の高さが変更されることにより、全ての、又はほぼ全ての接液面に亘って最小剪断率で流体が確実に移動するようにする。そして流路高さが有効な流路軌道と組み合わさることで、同時に最小剪断率を確保し得る。例えば、適切かつ実用的な最小値は、約250sec−1の範囲内にあり得る。最小高さがマニホールド面の領域と一致するようにして血液の逃避と小領域への流れとを可能とすることにより、任意の最小剪断率領域を低減して小領域とすることができることに留意されたい。本実施形態のいずれにおいても、流量を意図的に変化させることにより、最小剪断率のポイント又はその複数のポイントに移動可能な運動量効果を活用し得る。かかる実施形態では、ポンプを定期的に脈動させる又は速度を変化させることにより、剪断率パターンを変更させ、かくして全ての接液面が、ある時には最小剪断率の領域、またある時には増加した剪断率の領域も経るようにできる(すなわち、流量変動サイクルの他の時期)。
本明細書に開示したいずれの実施形態も、フィルタキャップ650を示す図6Cに説明したような、柔軟膜658による接液壁の一部の包含又は交換によって変更できる。柔軟膜658は柔軟面660を提供し、この柔軟面660は、ヘッド空間654内の静圧及び/又は動圧に対して敏感に帰服すると共に適応できる。流体は、入口(又は出口)656を介して流れ、ヘッド空間654の周辺部分に通じる。空間652は、大気に対して開放されている又は閉じている場合があり得る。この空間652は、ガスの圧縮に依存する又は単に膜壁660の機械特性に依存することにより、所望の形状記憶を提供し得る。他の実施形態と同様に、流体はフィルタ繊維束662を介して流れ、このフィルタ繊維束662は、マニホールド面667を介してヘッダ空間654に通じている。いずれの実施形態の場合も柔軟膜は、任意の適当なポリマー又は複合材料からなり得る。
図6Aを参照すると、フィルタキャップ602は、軸方向入口604を有し、この軸方向入口604を介して血液又はその他流体は、流路608を通って流れる。この流路608は、半径方向ガイド606を有し得る。矢印616により示される流れは、ヘッダ空間606の周辺領域に向けられ、入口マニホールド面622へ向かって流れ、入口マニホールド面622及びフィルタ繊維612中へ流れる。凸面614によって、面614とマニホールド面622との間の空間が、軸中心に向かって連続的に減少し、それにより最小剪断率の維持に寄与すると共に、任意の大きな領域から停滞した流れを除去する。図6Aにおけるこの概念の変形例が、図6Bに示される。この図6Bの場合、マニホールド面658が凸状であり、当該マニホールド面658と対向面644との間に連続的に減少する隙間を形成し、それにより連続的に高さが減少する流路640を形成している。ここでフィルタキャップ632は、軸方向入口634を有し、この軸方向入口634を介して血液又はその他流体は、流路638を通って流れる。この流路638は、半径方向ガイド636を有し得る。矢印646により示される流れは、ヘッダ空間640の周辺領域に向けられ、入口マニホールド面658へ向かって流れ、入口マニホールド面658及びフィルタ繊維642中へ流れる。
ここで図7A及び図7Bを参照すると、フィルタヘッダ702は入口706を有し、この入口706は、ヘッド空間701へ通じる。このヘッド空間701のクリアランス高さは、バイパス出口708に向かって連続的に減少する。流体は、矢印716によって示されるように、ヘッド空間中へ流れると共に、マニホールド面714を介してフィルタ繊維712中へ流れる。流れ704の一部は、バイパス出口へ流れ続ける。この流れは、ガター領域720から集められた流れを含む。このガター領域720は、矢印724によって示されるように、放射状方向の流れをガターに向かって組み入れる。ガターへ向かい且つガター中へ入るバイパス流れによって、上述した図1Fの構成に関わるブラインド端の停滞を解消する。ヘッド空間は、様々な異なる形状のうちの任意の形をとることができる。図示されているものは、形状の単なる例示であって、この形状は、正しい寸法及びアスペクト比である場合に、大部分の流れを、マニホールド面714中へ導いてフィルタ繊維を通過させるようになされていると共に、小さなバイパス流れを必要とするだけで停滞が発生しないようになされている。図7Cは、バイパスライン744を備えるフィルタモジュールを示す。このバイパスライン744は、入口キャップ745からバイパス流れを受け入れると共に、このバイパス流れをミラーイメージ(鏡像)の出口キャップ748へ供給する。入ってくる全流体は、740で示される一方、フィルタによる処理(流れを750で示す)後に出ていく流体は、742で示される。実施形態の場合、バイパスライン744は、フィルタの本体に組み込まれ得る。
開示された実施形態は血液への用途を中心としているが、開示された実施形態の特徴は医療以外の他のタイプの流体への用途に適用され得ることにも留意されたい。開示された実施形態の利点には、流れ中の全てのポイントにおいて最小剪断率を維持することが対応可能であると同時に流れの停滞領域が発生し得ない構成が含まれる。このような用途において、プレナム空間における流体出口は、フィルタ繊維以外の流路である場合がある。剪断薄化流体への用途には明らかに利点がある。
体外血液回路を介して運ばれる血漿などの血液流体は、当該運ばれた血液流体が血液と接触すると、血液の活性化を生じさせてしまう場合があることに留意されたい。従って、凝固作用は、体外回路自体で発生しても問題を提示する必要はない。上述の実施形態のいずれにおいても、血液流体又は任意の流体は、人口流体回路中を流れることにより何らかの形で凝固リスクを生じるように変更され得る。即ち、血液と接触する任意の流体は凝固リスクを生じるように変更され得、又は任意の剪断薄化流体は開示されたシステムを介して有用に運ばれ得る。
一つの方法において、血漿は患者から無膜分離装置を用いて取り除かれる。この血漿は、本明細書に説明される任意の実施形態にかかるキャップを用いる透析装置又は血液濾過器において限外濾過される。この血漿は、無膜流路へ戻される。
他の方法において、従来の透析、血液濾過、血液透析濾過、又は血漿交換や酸素付加などのその他の血液治療が、既に説明された任意の実施形態に応じて構成された少なくとも入口キャップを有するフィルタを用いて実施される。
開示内容が好適な実施形態と共に説明されたが、当業者は容易に理解されるように、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく変更及び変形が可能なことは理解されよう。かかる変更及び変形は、開示内容の権限及び範囲内であるとみなされる。
流体が境界層から離れて渦及び渦巻において回転すると共に、効果的に停滞する流れの分離は、血栓形成への刺激になると考えられる。数値流体力学(CFD)が、開示内容の実施形態に係るフィルタ又は透析装置のエンドキャップ領域を最適化するために用いられ得る。エンドキャップのモデルによれば、エンドキャップ領域は、例えば数千の繊維開口部を備えた抵抗する“壁”にいきなり遭遇する血漿又は血液の流れを受け入れる。当該モデルによると、圧力降下は、各繊維に沿って一定であり得ると共に、エンドキャップにおける如何なる圧力変動と比べて大きくなる。最適化のゴールは、エンドキャップの接液面(又は接液面の大部分)に亘ってほぼ均一な剪断率(すなわち、事前定義された範囲内の剪断)条件を達成すると共に、各エンドキャップの液量のいずれにおいても分離された流れを防止するように定義され得る。一つの方法によれば、開示された実施形態に係るエンドキャップ及びその入口は、CFDソフトウェアを用いて分離された流れの領域と、最終的には血栓症とを予測できるように最適化される。またエンドキャップ及び入口の寸法は、最適な構成に近づくように変更される。
図8は、2ユニットの概念的な人工腎臓の概略を示し、この人工腎臓は、血漿分離モジュール(BPSM)802とミニ透析装置(又は限外濾過器)804とからなる。矢印810は、入ってくる血液を示し、矢印808は、ミニ透析装置又は限外濾過器804を用いて脱水及び/又は浄化された血液を示している。BPSM802によって分離された血漿806は、フィルタ繊維を介してキャップ816中へ流れ、矢印814によって示されるように限外濾過液が除去される。脱水された血漿812は、BPSM802に戻るか又は実施形態の場合ではBPSM802中へ流れ込む前に新鮮な血液810と混ざり合う。ミニ透析装置又は限外濾過器804の具体化透析装置では、新鮮な透析液がミニ透析装置内へ流れ込み、符号814は、使用済み透析液を示す。
血液透析治療において用いられる典型的な透析装置では、未濾過の血漿が、配送するヘッダ空間を形成するエンドキャップを介して管状膜繊維中へ送り込まれる。当該血漿は、繊維束面に近づくにつれ、繊維の抵抗性壁に遭遇する。透析液は、同時に透析装置本体に入って流れ、濃度勾配を介して血漿から廃棄物及び余分な水分を除去する。そして濾過された血漿は、再循環される。
CFDに関する適当なソフトウェアパッケージには、CD−Adapco(登録商標)によるStar−CCM+v. 3.02.11、及びDassault SystemesSolidWorks Corp.によるSolidWorks2009 Student Editionが挙げられる。SolidWorksは、コンピュータ支援設計(CAD)パッケージであり、これによりユーザは、効果的に概念モデルの三次元画像表現を提供することができる。次にこのモデルは、数値シミュレーションに用いられるCFDパッケージであるStarCCM+へインポートされる。Star−CCM+は、3つの保存方程式のうちの1つ以上を同時に解くことにより流れの問題をシミュレートし、数値解を生成する。各方程式は、以下の形式を有する。


ここで、
は、流体密度であり、
は、拡散流量の項であり、
は、速度ベクトルであり、
は、面積差ベクトルであり、
は、制御ボリュームである。
は、以下の値を取る変数である:1)連続方程式における単位元;2)運動量方程式における
;3)熱伝導方程式における
。かかる方程式における4つの項は、それぞれ、制御ボリューム量の変化率、対流流量によるもの、拡散流量、及び体積ソースを表す。したがって方程式[1]は、熱、運動量および物質移動を伴う問題を解決する際に同時に用いられる形のうちのいずれかで表すことができる。ここに報告されている研究では、連続及び運動量形式のみが用いられた。
これら方程式を解くために、パッケージはかかるモデルを離散方程式のシステムへ変換する。そして各離散化方程式は、圧力リンク方程式のための半陰解法(SIMPLE)アルゴリズムを用いて反復的に解かれる。このアルゴリズムでは、初期値が変数に対して割り当てられた後、所望の許容誤差と収束とに至るまで小さな時間間隔dtで継続的に再計算される。
ここで
は、計算された最後のスカラーであり、
は、中心セルであり、
は、隣接セルである。
CADモデルが一度Star−CCM+へインポートされると、面とボリュームとの両方がメッシュされ得る。メッシュによって2つのゴールが達成され得る。1つ目は、CAD描画中に生成された可能性のあるジオメトリのエラーが明らかにされ得ることであり、2つ目は、ジオメトリを所望の小ささのインクリメントに離散化することにより最終解の正確さを向上させ得ることである。具体的には、面メッシュによって、3Dモデルの境界において正確な計算が可能になり得る。一方で、ボリュームメッシュによって、モデル体の全体に亘って正確な計算が可能になり得る。本研究での考察モデルのサイズが数センチメートルであるため、0.5mm〜1mmの範囲でメッシュベースのサイズ、又はメッシュエレメントの端の長さが特定される。「ターゲットメッシュサイズ」というStar−CCM+の機能によれば、この特定によって、確定メッシュサイズが約0.075mmとなる。1mmの立方体の場合、この特定によって、約2370のボリュームメッシュエレメントと1066の面メッシュエレメントが生じる。
メッシュが問題なく完了した後、問題を定義するためにフロー条件が特定され得る。流体としての血漿についての限外濾過器の場合には、下記の条件が採用され得る。
1)層流
2)定常状態運転
3)一定流体密度:1025kg/m
4)一定液体粘度:8.89E−3 Pascal−seconds
5)三次元流れ
6)分離流
エンドキャップCADモデルの面幾何構造が、3つの領域に分割された。これら3の領域は、壁領域、入口面、及び出口面である。入口面では、5.125E−4kg/sの質量流量が特定される。この質量流量は、1025kg/mの血漿密度を用いて30cm/minの体積流量を変換することにより計算される。壁領域に対しては、滑りなし条件が特定され得る。この壁領域は、事実上エンドキャップの全接液領域であると共に、実際のエンドキャップの外側部分を除外する。エンドキャップ内では、内側に突き出た窪みが存在し、この窪みは、到来する血漿流れを繊維に向かわせるという望ましい効果を有する。最後に出口面は、5.125E−4kg/sの出口流量でキャップが透析装置の繊維と交わる平面として扱われる。以前の試行を通して、数千の繊維開口を正確に表す実用的な方法は図9に示すように出口面をセグメント(1〜9)に分割することであることが判明した。図9では、各セグメントに対し、面積に比例して総出口流れのパーセンテージが割り当てられている。セグメントは、扇状の弧セグメント又は他の形状をなす円からの複数の区画となる。
図10A乃至図10Gは、開示内容の実施形態にかかる様々なエンドキャップ構成についてのCFDシミュレーションの結果と実験検証及び確認の結果とを示している。
図10A及び図10Bは、速度データを示し、この速度データには、接線エントリの実施形態についての高速度の領域と流線とが含まれ、これらは1000A及び1000Bの視点から示されると共に、略円錐状のエンドキャップである。観察されるように、空間におけるクリアランス及び速度は、運動効果によって流れの急な方向転換を防ぐことのないようになされており、当該流れは、本来は潜在的又は粘性の性質である。さらに流れ速度は、ラベリングによって示されるように1桁を超えて変化する。図10Cは、同じ構成における剪断データを示しており、またこの構成についての大きな変動範囲を示している。
図10Dに示すようなすぼんだエントリポイントによって、より一様な剪断率分布が提供された。しかしながら、図10Eに示されたものと同様の流れ剥離が観測された。図10E及び図10Fは、図10A乃至図10Dの実施形態よりもより接線のエントリを備えた構成を示している。
いくつかの実施形態を図10Gに示す。つまり、ラベルされた反復(法)2 1002、反復4 1004、及び反復5 1006である。反復2 1002は、放射側エントリを有する。反復4 1004は、中央面側エントリを有する。反復5 1006は、オフセット中央エントリ(部分的に接線方向及び部分的に半径方向)を有する。反復2によれば、中央に向かって剪断率がピークに達することが明らかになった一方で、他の構成よりも良好な分布を形成したが、低剪断率が後部で示された。反復5 1006によると、1008で示されるように実験において血栓形成が観測された場所で低剪断率を示し、ここでは黒いしみとして血栓の場所が示されている。これは、低剪断率というCFD予測と一致した。
図11A乃至図11Cを参照すると、上述の反復5 1006に基づくフィルタキャップ1100は、入口1102を有し、この入口1102は、ヘッド空間の軸方向中心(逆円錐1106の頂点に位置する)に対してオフセットされている。ポート1104によって、管類の取り付けが可能となる。
上述の実施形態の全てにおいて、ヘッド空間の接液面における剪断率は、100sec−1と2000sec−1との間の範囲となり得る。上述の実施形態の全てにおいて、ヘッド空間の接液面における剪断率は、200sec−1と2000sec−1との間の範囲となり得る。上述の実施形態の全てにおいて、ヘッド空間の接液面における剪断率は、400sec−1と2000sec−1との間の範囲となり得る。これらの最小剪断率は、例えば低流量ウェアラブル(装着可能)システムなどの長期血漿又は血液洗浄システムのような非常に低流量の場合において、達成することが特に困難となる。低流量システムの例としては、膜フィルタを通過する流体の流れが約100cc/min未満又はそれより低いものが挙げられる。約50cc/min未満の流量でのシステムも存在し得る。また10cc/min以下の流量でのシステムも存在し得る。例えば、全血から血漿を分離すると共に当該血漿のみが膜フィルタを介して流れるようにするウェアラブルシステム(末期腎不全を治療するために継続的に動作する)では、膜フィルタを介して流れる血漿の量が50cc/min未満又は10cc/min未満の場合がある。図8の説明に準拠したシステムは、2010年4月13日に出願された米国特許出願12/759157において更に説明されている(その詳細は参照により本明細書に援用される)。
以上においては、単に開示内容の原理と実施例とが説明されている。本明細書での教示を鑑みれば、上述の実施形態に対する様々な修正及び変更が可能なことは、当業者にとって明らかであろう。したがって、本明細書において明示的に図示又は説明されていなくとも、開示内容の原理を具現化し且つ本発明の精神及び範囲内となる多数のシステム及び方法が、当業者によって考案され得ることが理解されよう。

Claims (45)

  1. 第1及び第2の端部と内部室とを備えると共に、管状膜流路が前記第1及び第2の端部間において延長してなる円筒体と、
    第1の端部における少なくとも1つのキャップであって、ヘッド空間を画定する前記少なくとも1つのキャップと、
    その第1の主面を介して前記ヘッド空間に対して開放している前記管状膜流路と、
    ポートを有し、配給流路が前記ポートによって供給されるように構成され、前記流路がその周辺のヘッド空間に対して開放することにより前記ポートに流れ込む流体が前記周辺におけるヘッド空間に入り得ると共に前記管状膜流路を介して出るようになされた前記キャップと、
    前記第1の主面に対向する第2の主面を有し、第1及び第2の面のうちの少なくとも1つが、ラジアル方向に沿って前記第1及び第2の主面間で減少する隙間を前記ヘッド空間が有するように、形作られてなる前記ヘッド空間と
    を具えるフィルタ装置。
  2. 前記第1の主面は、円錐形を有し、当該頂点は、前記第2の主面の中央に存在する
    請求項1に記載の装置。
  3. 前記配給流路は、前記ポートに位置する近接端部からその遠心端部に亘って、連続的に減少する断面積を有する
    請求項1又は2に記載の装置。
  4. 前記配給流路は、その軸範囲のすべてのポイントにおいて、前記ヘッド空間に対して開放している
    請求項1〜3の何れかに記載の装置。
  5. 前記キャップは、入口スリットを有し、該入口スリットは、円周流路を前記ヘッド空間に対して接続する
    請求項1〜4の何れかに記載の装置。
  6. 第1及び第2の端部と内部室とを備えると共に、管状膜流路が前記第1及び第2の端部間において延長してなる円筒体と、
    第1の端部における少なくとも1つのキャップであって、ヘッド空間を画定する前記少なくとも1つのキャップと、
    その第1の主面を介して前記ヘッド空間に対して開放している前記管状膜流路であって、単一グループに存在することにより開口部が連続境界を有する前記第1の主面の面積を占有するようになされた前記管状膜流路と、
    前記ヘッド空間に対して開放してなるポートを有し、これにより前記ヘッド空間に流れ込む流体が前記ヘッド空間に入り得ると共に前記管状膜流路を介して出るようになされた前記キャップと、
    第2の主面と、第1及び第2の面間における距離が前記第1の主面の領域の中央付近で最小となると共に前記境界付近で最大となる断面形状とを有する前記ヘッド空間と
    を具えるフィルタ装置。
  7. 前記グループは、円を画定する
    請求項6に記載の装置。
  8. 前記第1及び第2の面間における前記距離は、前記中央と前記境界との間において連続的に変化する
    請求項6又は7に記載の装置。
  9. 前記第1の主面は、円錐形を有し、当該頂点は、前記第2の主面の中央に存在する
    請求項6〜8の何れかに記載の装置。
  10. 前記配給流路は、前記ポートに位置する近接端部からその遠心端部に亘って、連続的に減少する断面積を有する
    請求項6〜9の何れかに記載の装置。
  11. 前記配給流路は、その軸範囲のすべてのポイントにおいて、前記ヘッド空間に対して開放している
    請求項6〜10の何れかに記載の装置。
  12. 前記キャップは、入口スリットを有し、該入口スリットは、円周流路をヘッド空間に対して接続する
    請求項6〜11の何れかに記載の装置。
  13. 流体をフィルタリングする方法であって、
    面が出口のマニホールドを有する状態で、流体がヘッド空間中へ流れるようにし、
    前記出口と前記出口に対向する面との間のクリアランスが比較的大きな前記ヘッド空間の一部において流れが当初生じるようにすると共に、前記出口と前記出口に対向する前記面との間のクリアランスが比較的小さな前記ヘッド空間の一部に向かって流れが継続するように前記ヘッド空間を構成する
    ことを具える方法。
  14. 前記流れには、前記ヘッド空間の周辺まわりで前記流体を循環させることが含まれる
    請求項13に記載の方法。
  15. 前記流れには、円周導管と前記ヘッド空間との間のスリットを用いて前記流体の流れを前記ヘッド空間中へ制限することが含まれ、前記円周導管は、前記ヘッド空間を取り囲む
    請求項13又は14に記載の方法。
  16. 前記流体には、血液が含まれる
    請求項13〜15の何れかに記載の方法。
  17. 前記流体には、血液成分が含まれる
    請求項13〜16の何れかに記載の方法。
  18. 前記流体には、血漿が含まれる
    請求項13〜17の何れかに記載の方法。
  19. 前記出口は、透析装置の管状膜への入口である
    請求項13〜18の何れかに記載の方法。
  20. 前記流体を透析する
    ことを更に具える請求項13〜19の何れかに記載の方法。
  21. 第1及び第2の端部と内部室とを備えると共に、管状膜流路が前記第1及び第2の端部間において延長してなる本体と、
    第1の端部における少なくとも1つのキャップであって、プレナムを画定する前記少なくとも1つのキャップと、
    その第1の主面を介し前記プレナムに対して開放している前記管状膜流路と、
    ポートを有し、配給流路が前記ポートによって供給されるように構成され、前記流路が前記プレナムに対して開放することにより前記ポートに流れ込む流体が当該周辺における前記プレナムに入り得ると共に前記管状膜流路を介して出るようになされた前記キャップと、
    前記第1の主面に対向する第2の主面を有し、第1及び第2の面のうちの少なくとも1つが、ラジアル方向に沿って前記第1及び第2の主面間で連続的に減少する隙間を前記プレナムが有するように、形作られてなると共に、前記隙間が、前記配給流路の周辺から離れた点において最小となるようになされた前記プレナムと
    を具えるフィルタ装置。
  22. 前記第1の主面は、円錐形を有し、当該頂点は、前記第2の主面の中央に存在する
    請求項21に記載の装置。
  23. 前記配給流路は、前記ポートに位置する近接端部からその遠心端部に亘って、連続的に減少する断面積を有する
    請求項21又は22に記載の装置。
  24. 前記配給流路は、その軸範囲のすべてのポイントにおいて、前記プレナムに対して開放している
    請求項21〜23の何れかに記載の装置。
  25. 前記キャップは、入口スリットを有し、該入口スリットは、円周流路を前記プレナムに対して接続する
    請求項21〜24の何れかに記載の装置。
  26. 前記ヘッド空間の壁は、柔軟膜である
    請求項13〜20の何れかに記載の方法。
  27. 前記柔軟膜には、圧縮性流体が封入される
    請求項26に記載の方法。
  28. 前記ヘッド空間の壁には、柔軟膜が含まれる
    請求項1〜12及び請求項21〜25の何れかに記載の装置。
  29. 前記柔軟膜には、圧縮性流体が封入される
    請求項28に記載の装置。
  30. 微小繊維フィルタ中へ流体を搬送する方法であって、
    ヘッド空間の周辺領域から該ヘッド空間の中央領域に向かって流路面積が連続的に減少するようになされたマニホールドヘッド空間を備えるキャップ中へ、入口ポートを介して任意の体積流量で流体を搬送し、
    前記周辺領域で前記ヘッド空間に対して前記入口ポートを開放し、
    前記ヘッド空間に対して終結及び開放する微小管フィルタ繊維の配列と同一領域を占めるマニホールド面とキャップ内面との間において前記マニホールドヘッド空間が画定され、
    前記周辺領域が前記マニホールド面を囲むようにする
    ことを具え、
    前記中央領域は、前記周辺領域から離れていると共に、前記マニホールド面の一部と一致し、
    前記流路面積及びヘッド空間形状は、前記体積流量で逆流が起こることなく最小剪断率が全ての接液面に存在するように選択され、
    さらに前記流体を、前記マニホールド面を介して前記フィルタ繊維中及び出口ヘッド空間へ搬送する
    方法。
  31. 前記ヘッド空間は、前記ヘッド空間の反対側にそれぞれ位置する概して平面な壁により画定され、可変隙間がそれらの間に存在する
    請求項30に記載の方法。
  32. 前記入口ポートは、縦軸と共に内腔を有し、前記ヘッド空間は、中心軸を有し、前記ポート縦軸は、前記ヘッド空間中心軸から十分に離れていることにより前記内腔が少なくとも部分的に接線方向で前記ヘッド空間に入る
    請求項30に記載の方法。
  33. 前記隙間は、前記中央領域内の一ポイントにおいて最小となる
    請求項31に記載の方法。
  34. 前記ヘッド空間の接液面は、表面において少なくとも100sec−1の剪断を有する
    請求項13〜20、請求項26、27及び請求項30〜33の何れかに記載の方法。
  35. 前記ヘッド空間の接液面は、表面において少なくとも100sec−1の剪断を経るように構成される
    請求項1〜12、請求項21〜25、請求項28及び29の何れかに記載の装置。
  36. 微小管フィルタのフィルタキャップであって、
    内腔と計量スロット又は穴とを備えることにより、その周辺から前記キャップの内部により画定されるヘッド空間中へ半径方向に流体を注入する配給プレナムと、
    マニホールド面と共に微小管フィルタ繊維に対する開口部を有する前記ヘッド空間と
    を具える微小管フィルタのフィルタキャップ。
  37. 図3の要素を具える
    微小管フィルタのフィルタキャップ。
  38. 図5の要素を具え、更にマニホールド面に対向する円錐面と共に微小管フィルタ繊維に対する開口部を具える
    微小管フィルタのフィルタキャップ。
  39. 流体の流量が、100cc/min未満である
    請求項13〜20、請求項26、27及び請求項30〜34の何れかに記載の方法。
  40. 流体の流量が、50cc/min未満である
    請求項13〜20、請求項26、27、請求項30〜34及び請求項39の何れかに記載の方法。
  41. 前記流体は、全血である
    請求項13〜20、請求項26、27、請求項30〜34、請求項39及び40の何れかに記載の方法。
  42. 前記ヘッド空間の接液面は、表面において少なくとも200sec−1の剪断を有する
    請求項1〜41の何れかに記載のそれぞれの装置又は方法。
  43. 前記ヘッド空間の接液面は、表面において少なくとも400sec−1の剪断を有する
    請求項1〜42の何れかに記載のそれぞれの装置又は方法。
  44. 前記ヘッド空間の接液面は、2000sec−1未満の剪断を有する
    請求項1〜43の何れかに記載の方法又は装置。
  45. 装置又は方法において
    前記ヘッド空間は、出口ヘッド空間である
    装置又は方法。
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