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JP2013239075A - 媒体集積装置及び媒体処理装置 - Google Patents

媒体集積装置及び媒体処理装置 Download PDF

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JP2013239075A
JP2013239075A JP2012112477A JP2012112477A JP2013239075A JP 2013239075 A JP2013239075 A JP 2013239075A JP 2012112477 A JP2012112477 A JP 2012112477A JP 2012112477 A JP2012112477 A JP 2012112477A JP 2013239075 A JP2013239075 A JP 2013239075A
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Abstract

【課題】紙葉状の媒体を適切に集積できるようにする。
【解決手段】リジェクト庫16の放出部22は、挟持位置U1において挟持搬送部33により紙幣BLを挟持面33Aに挟持すると共に、挟持位置U1の羽根車38及び押曲位置U2の押曲部41により、当該紙幣BLの端部分を挟持面33Aよりも上方へそれぞれ持ち上げる。これにより放出部22は、紙幣BLを集積空間21A内へ放出する直前に、左右の端部分を挟持面33Aよりも上方へ持ち上げることができるので、放出後も長時間に渡って湾曲面SCを形成した状態に維持させることができ、上下方向の曲げ強度を高めたまま当該集積空間21A内を滑空させることができる。この結果、放出部22は、放出した紙幣BLを最終的にステージ25上に集積されている既存の紙幣BLの真上に整然と積み重ねることができる。
【選択図】図4

Description

本発明は媒体集積装置及び媒体処理装置に関し、例えば紙幣等の媒体を投入して所望の取引を行う現金自動預払機(ATM)等に適用して好適なものである。
従来、金融機関等で使用される現金自動預払機等においては、顧客との取引内容に応じて、例えば顧客に紙幣や硬貨等の現金を入金させ、また顧客へ現金を出金するようになされている。
現金自動預払機としては、例えば顧客との間で紙幣の授受を行う紙幣入出金口と、投入された紙幣の金種及び真偽を鑑別する鑑別部と、投入された紙幣を一時的に保留する一時保留部と、金種ごとに紙幣を格納する紙幣カセットと、再利用すべきでない紙幣(リジェクト紙幣)を収納するリジェクト庫とを有するものが提案されている。
この現金自動預払機は、入金取引において、顧客が紙幣入出金口に紙幣を投入すると、投入された紙幣を鑑別部で鑑別し、正常紙幣と鑑別された紙幣を一時保留部で保留する一方、取引すべきでないと鑑別された紙幣を紙幣入出金口へ戻して顧客に返却する。続いて現金自動預払機は、顧客により入金金額が確定されると、一時保留部に保留した紙幣の金種を鑑別部により再鑑別し、鑑別された金種に応じて各紙幣カセットへ収納する。
またこの現金自動預払機は、鑑別部において損傷の程度が大きいと判別され再利用すべきでない紙幣(リジェクト紙幣)をリジェクト庫に搬送し、他の紙幣と区別して収納するようになされている。
このリジェクト庫としては、例えば、搬送されてくる紙幣BLを内部の空間に放出し、落下させることにより順次集積するようになされたものがある。
例えば図23に示すように、従来のリジェクト庫1516では、短手方向に沿って搬送されてくる紙幣BLを放出部1522により内部の集積空間21A内へ放出するようになされている。放出部1522は、回転する集積ローラ34及びプレッシャローラ36の間に紙幣BLを挟持し搬送路Wに沿って後方へ搬送し、集積空間21A内へ放出した後、回転する羽根車38により当該紙幣BLを下方向へ叩き付ける。これによりリジェクト庫1516は、集積空間21A内で紙幣BLの紙面を互いに当接させてステージ25上に整然と集積する。
このリジェクト庫1516では、仮に放出後に紙幣BLの先端が上方向又は下方向を向いた場合、そのままの進行方向を維持できなくなり既存の紙幣の真上に落下しなくなるため、正しく集積できなくなる恐れがある。
そこでリジェクト庫1516は、図24(A)及び(B)に放出部1522を拡大して示すように、羽根車38により、紙幣BLの一部を集積ローラ34及びプレッシャローラ36により挟持される位置よりも高く持ち上げて当該紙幣BLを長手方向(幅方向)に湾曲させている。
これによりリジェクト庫1516は、紙幣の短手方向(搬送方向)に関する曲げ強度を強めることができ、放出後の直進性を高めるようになされている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−131428公報(第5図)
ところで紙幣BLは、流通する過程において様々に取り扱われるため、折り曲げられるなどした結果、流通前の新札の状態よりも曲げ強度が低下し、いわばコシが弱くなることがある。また紙幣は、湿度が高い場合にも、コシが弱くなってしまうことがある。
特にリジェクト庫に搬送されてくる紙幣BLは、鑑別部により損傷の程度が大きいと判断されたものであるため、このようにコシが弱い紙幣BLである可能性が高い。
リジェクト庫は、このようなコシが弱い紙幣BLが搬送されてきた場合、挟持した際に長手方向に湾曲させてから放出したとしても、当該紙幣BLの一部が垂れ下がるなどして直進性を低下させることがあり、このような場合に最終的に当該紙幣を正しく集積できなくなってしまう、という問題があった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、紙葉状の媒体を適切に集積し得る媒体集積装置及び媒体処理装置を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明の媒体集積装置においては、紙葉状の媒体を集積する集積空間と、媒体の一面側及びその反対面側とそれぞれ対向し、集積空間の外部及び内部を結ぶ搬送路に沿って媒体を案内する案内部と、搬送路中に設けられ、媒体を一面及び反対面から挟持し集積空間内へ向けて搬送する挟持搬送部と、案内部の一面側における、集積空間側の端部又は当該端部と挟持搬送部による媒体の挟持箇所との間に設けられ、媒体の一部を挟持搬送部による挟持面よりも反対面側へ押し曲げる押曲部とを設けるようにした。
本発明の媒体集積装置は、挟持搬送部により挟持箇所で媒体を挟持すると共に、押曲部により挟持箇所よりも集積空間側で当該媒体を反対面側へ押し曲げることにより、搬送方向に関し互いに異なる箇所において媒体に互いに反対方向の力を作用させて湾曲させることができる。さらに本発明は、この状態で紙幣を搬送することにより、媒体を集積空間内へ放出した後に長い時間に渡って当該媒体を湾曲された状態に維持させることができ、その直進性を高めることができる。
また本発明の媒体処理装置においては、紙葉状の媒体を搬送する搬送部と、媒体を集積する集積空間と、媒体の一面側及びその反対面側とそれぞれ対向し、搬送部により搬送されてきた媒体を集積空間の外部及び内部を結ぶ搬送路に沿って案内する案内部と、搬送路中に設けられ、媒体を一面及び反対面から挟持し集積空間内へ向けて搬送する挟持搬送部と、案内部の一面側における、集積空間側の端部又は当該端部と挟持搬送部による媒体の挟持箇所との間に設けられ、媒体の一部を挟持搬送部による挟持面よりも反対面側へ押し曲げる押曲部とを設けるようにした。
本発明の媒体処理装置は、挟持搬送部により挟持箇所で媒体を挟持すると共に、押曲部により挟持箇所よりも集積空間側で当該媒体を反対面側へ押し曲げることにより、搬送方向に関し互いに異なる箇所において媒体に互いに反対方向の力を作用させて湾曲させることができる。さらに本発明は、この状態で紙幣を搬送することにより、媒体を集積空間内へ放出した後に長い時間に渡って当該媒体を湾曲された状態に維持させることができ、その直進性を高めることができる。
本発明によれば、挟持搬送部により挟持箇所で媒体を挟持すると共に、押曲部により挟持箇所よりも集積空間側で当該媒体を反対面側へ押し曲げることにより、搬送方向に関し互いに異なる箇所において媒体に互いに反対方向の力を作用させて湾曲させることができる。さらに本発明は、この状態で紙幣を搬送することにより、媒体を集積空間内へ放出した後に長い時間に渡って当該媒体を湾曲された状態に維持させることができ、その直進性を高めることができる。かくして本発明は、紙葉状の媒体を適切に集積し得る媒体集積装置及び媒体処理装置を実現できる。
現金自動預払機の構成を示す略線的斜視図である。 紙幣入出金機の構成を示す略線的側面図である。 リジェクト庫の構成を示す略線図である。 第1の実施の形態による放出部の構成(1)を示す略線図である。 第1の実施の形態による放出部の構成(2)を示す略線図である。 放出部による紙幣の湾曲を示す略線図である。 紙幣を支持する位置の対比(1)を示す略線図である。 紙幣を支持する位置の対比(2)を示す略線図である。 第2の実施の形態による放出部の構成を示す略線図である。 第2の実施の形態における押曲片の回動を示す略線図である。 第3の実施の形態による放出部の構成を示す略線図である。 第4の実施の形態による放出部の構成を示す略線図である。 第5の実施の形態による放出部の構成(1)を示す略線図である。 第5の実施の形態による放出部の構成(2)を示す略線図である。 第6の実施の形態による放出部の構成を示す略線図である。 他の実施の形態による放出部の構成を示す略線図である。 他の実施の形態による放出部の構成を示す略線図である。 他の実施の形態による放出部の構成を示す略線図である。 他の実施の形態による放出部の構成を示す略線図である。 他の実施の形態による放出部の構成を示す略線図である。 他の実施の形態による放出部の構成を示す略線図である。 他の実施の形態による紙幣の湾曲を示す略線図である。 従来のリジェクト庫の構成を示す略線図である。 従来の放出部の構成(1)を示す略線図である。 従来の放出部の構成(2)を示す略線図である。 従来の放出部の構成(3)を示す略線図である。
以下、発明を実施するための形態(以下実施の形態とする)について、図面を用いて説明する。
[1.第1の実施の形態]
[1−1.現金自動預払機の全体構成]
図1に外観を示すように、現金自動預払機1は、箱状の筐体2を中心に構成されており、例えば金融機関等に設置され、顧客との間で入金取引や出金取引等の現金に関する取引を行うようになされている。
筐体2は、その前側に顧客が対峙した状態で紙幣BLの投入やタッチパネルによる操作等をしやすい箇所、すなわち前面の上部から上面に渡る部分が斜めに切り落とされたような形状となっており、この部分に顧客操作部3が設けられている。
顧客操作部3は、顧客との間で現金や通帳等を直接やり取りすると共に、取引に関する情報の通知や操作指示の受付を行うようになされており、カード入出口4、入出金口5、操作表示部6、テンキー7、及びレシート発行口8が設けられている。
カード入出口4は、キャッシュカード等の各種カードが挿入または排出される部分である。カード入出口4の奥側には、各種カードに磁気記録された口座番号等の読み取りを行うカード処理部(図示せず)が設けられている。
入出金口5は、顧客が入金する紙幣BLが投入されると共に、顧客へ出金する紙幣BLが排出される部分である。また入出金口5は、シャッタを駆動することにより開放又は閉塞するようになされている。因みに紙幣BLは、例えば長方形の紙で構成されている。
操作表示部6は、取引に際して操作画面を表示するLCD(Liquid Crystal Display)と、取引の種類の選択、暗証番号や取引金額等を入力するタッチパネルとが一体化されている。
テンキー7は、「0」〜「9」の数字等の入力を受け付ける物理キーであり、暗証番号や取引金額等の入力操作時に用いられるようになされている。
レシート発行口8は、取引処理の終了時に取引内容等を印字したレシートを発行する部分である。因みにレシート発行口8の奥側には、レシートに取引内容等を印字するレシート処理部(図示せず)が設けられている。
以下では、現金自動預払機1のうち顧客が対峙する側を前側とし、その反対を後側とし、当該前側に対峙した顧客から見て左及び右をそれぞれ左側及び右側とし、さらに上側及び下側を定義して説明する。
筐体2内には、現金自動預払機1全体を統括制御する主制御部9や、紙幣BLに関する種々の処理を行う紙幣入出金機10等が設けられている。
主制御部9は、図示しないCPU(Central Processing Unit)を中心に構成されており、図示しないROMやフラッシュメモリ等から所定のプログラムを読み出して実行することにより、入金取引や出金取引等の種々の処理を行うようになされている。
また主制御部9は、内部にRAM(Random Access Memory)、ハードディスクドライブやフラッシュメモリ等でなる記憶部9Aを有しており、この記憶部9Aに種々の情報を記憶させるようになされている。
因みに筐体2は、前面側やその後面側等の一部の側面が開閉可能な扉により構成されている。すなわち筐体2は、顧客との間で現金に関する取引を行う取引動作時には、図1に示したように各扉を閉塞することにより、紙幣入出金機10内に収納している紙幣BLを保護する。一方筐体2は、作業者等が保守作業を行う保守作業時には、必要に応じて各扉を開放することにより、内部の各部に対する作業を容易に行わせ得るようになされている。
紙幣入出金機10は、図2に側面図を示すように、紙幣BLに関する種々の処理を行う複数の部分が組み合わされた構成となっている。また紙幣入出金機10の各部分は、紙幣制御部11により制御されるようになされている。
紙幣制御部11は、主制御部9と同様、図示しないCPUを中心に構成されており、図示しないROMやフラッシュメモリ等から所定のプログラムを読み出して実行することにより、紙幣BLの搬送先を決定する処理等、種々の処理を行うようになされている。
また紙幣制御部11は、内部にRAM及びフラッシュメモリ等でなる記憶部11A(図1)を有しており、この記憶部11Aに種々の情報を記憶させるようになされている。
紙幣制御部11は、例えば顧客が紙幣BLを入金する入金取引を行う場合、操作表示部6を介して所定の操作入力を受け付けた後、入出金口5のシャッタを開いて入出金部12内へ紙幣BLを投入させる。
入出金部12は、収容器12Aに紙幣BLが投入されると、入出金口5のシャッタを閉じて当該収容器12Aから紙幣BLを1枚ずつ取り出し、搬送部13へ受け渡す。搬送部13は、長方形の紙葉状に構成された紙幣BLを短辺方向に沿って進行させ、鑑別部14へ搬送する。
鑑別部14は、その内部で紙幣BLを搬送しながら、光学素子や磁気検出素子等を用いて当該紙幣BLの金種及び真偽、並びに損傷の程度等を鑑別し、その鑑別結果を紙幣制御部11へ通知する。これに応じて紙幣制御部11は、取得した鑑別結果に基づいていて当該紙幣BLの搬送先を決定する。
このとき搬送部13は、鑑別部14において正常紙幣と鑑別された紙幣BLを一時保留部15へ搬送する等して一時的に保留させる一方、取引すべきでないと鑑別されたリジェクト紙幣を入出金部12へ搬送して顧客に返却する。
その後紙幣制御部11は、操作表示部6(図1)を介して顧客に入金金額を確定させ、一時保留部15に保留している紙幣BLを搬送部13により鑑別部14へ搬送してその金種及び損傷の程度等を鑑別させ、その鑑別結果を取得する。
そして紙幣制御部11は、紙幣BLの損傷の程度が大きければ、これを再利用すべきでない紙幣BLとして搬送部13によりリジェクト庫16へ搬送して収納させ、損傷の程度が小さければ、これを再利用すべき紙幣BLとして搬送部13により搬送させ、その金種に応じた紙幣カセット17に収納させるようになされている。
[1−2.リジェクト庫の構成]
リジェクト庫16は、図3に模式化した側面図を示すように、直方体状の筐体21内に紙幣BLを取り込んで集積するようになされている。
筐体21は前後、左右及び上下の各側面をほぼ閉塞することにより、内部に紙幣BLを集積する集積空間21Aを形成している。
集積空間21Aの前側には、集積される紙幣BLの前側の位置を定める前側面板24が設けられており、集積空間21Aの内部には、上下に移動すると共にその上面に紙幣BLを載置するステージ25が設けられている。
筐体21の前上方には、左右に細長い長孔が穿設されると共に、放出部22が設けられている。放出部22は、短手方向に沿って搬送されてくる紙幣BLを前方から取り込んで後方へ搬送し、当該紙幣BLをそのまま後方へ向けて集積空間21A内へ放出するようになされている(詳しくは後述する)。
筐体21の内部における後面上方には、ビルストッパ23が設けられている。ビルストッパ23は、筐体21の後側面板に対して図示しない弾性体を介して取り付けられており、前方から外力が加えられると、この弾性体を弾性作用させるようになされている。
実際上ビルストッパ23は、放出部22から後方へ向けて放出され、紙面を上下に向けた状態で集積空間21A内を滑空してくる紙幣BLの先端が衝突すると、その衝撃を吸収し、跳ね返すように前方へ進行させる。
その後紙幣BLは、放出部22の羽根車38(詳しくは後述する)により下方へ叩き付けられると共に前方へ引き寄せられ、その前端を前側面板24に押し付けるようにして、ステージ25上に既に集積されている紙幣BLの上に、互いの紙面を対向させるように整然と集積される。
このようにリジェクト庫16は、搬送部13により前方から供給される紙幣BLを取り込んで放出部22により集積空間21A内へ放出することにより、当該紙幣BLをステージ25上に集積するようになされている。
[1−3.放出部の構成]
放出部22は、図3の一部を拡大した右側面図である図4(A)及びその背面図である図4(B)に示すように、前方から後方へ向けて紙幣BLを搬送する搬送路Wを中心に構成されている。
搬送路Wは、その上下に配置された上搬送ガイド31及び下搬送ガイド32により上下方向に仕切られている。換言すれば、上搬送ガイド31及び下搬送ガイド32における上下の隙間が搬送路Wとなっている。
上搬送ガイド31及び下搬送ガイド32は、それぞれ筐体21(図3)の前側面と集積空間21Aの前端部分との間に渡されており、紙幣BLが筐体21の外部から集積空間21A内に到達するまでの間、当該紙幣BLを案内して搬送路Wに沿って進行させるようになされている。
また上搬送ガイド31及び下搬送ガイド32は、それぞれ上下に薄い板状の部材で構成され、適宜上下に貫通する孔部が穿設されている。
上搬送ガイド31、下搬送ガイド32及び搬送路Wにおける、後端からやや前方に離れた箇所には、紙幣BLを上下から挟持すると共に後方向へ搬送する挟持搬送部33が設けられている。
挟持搬送部33は、搬送路Wの下側及び上側にそれぞれ配置された集積ローラ34及びプレッシャローラ36により、紙幣BLを上下から挟持するようになされている。
集積ローラ34は、中心軸を左右方向に向けた薄い円柱状に構成されており、左右方向に細長い円柱状でなる軸35により、互いの中心軸を一致させるように貫通されている。
軸35は、図4(B)に示したように、左右方向に適宜間隔を空けて2個の集積ローラ34が貫通されると共に、図示しない軸受により筐体21に対し回転自在に支持されている。
プレッシャローラ36は、集積ローラ34の半径を縮小したような薄い円柱状に構成されており、左右方向に細長い円柱状でなる軸37により貫通されている。軸37は、プレッシャローラ36を回転自在に支持すると共に、図示しないスプリングにより下方向に付勢されており、当該プレッシャローラ36を集積ローラ34に押し付けるようになされている。
このためプレッシャローラ36は、真下に紙幣BLが位置している場合、図4(B)におけるA1−A2断面を図5(A)に示すように、紙幣BLを集積ローラ34に押し付けることにより、当該集積ローラ34との間に当該紙幣BLを挟持することができる。以下、集積ローラ34及びプレッシャローラ36により紙幣BLを挟持する前後方向の位置を挟持位置U1と呼ぶ。
また軸35には、2個の集積ローラ34それぞれにおける左右両側に、合計4個の羽根車38が貫通されている(図4(B))。羽根車38は、図4(A)に示したように、中心軸を左右方向に向けた薄い円柱状の中心部38Aから4本の細長い薄板状の舌片38Bが放射状に延設されている。
この舌片38Bは、可撓性を有しており、紙幣BLに押し付けられると、図4(B)におけるB1−B2断面を図5(B)に示すように、撓みながら当該紙幣BLにある程度の外力を加えることにより、当該紙幣BLを上方へ持ち上げるようになされている。因みに舌片38Bが紙幣BLと当接する位置は、挟持位置U1よりも僅かに前方、すなわち挟持位置U1の近傍となっている。
さらに軸35は、図示しないモータやギヤ等を介して回転駆動力が伝達されるようになされている。このため2個のプレッシャローラ36及び4個の羽根車38は、放出方向R1(図4(A)における時計方向)に軸35が回転されると、当該軸35と一体に回転する。
このとき挟持搬送部33は、集積ローラ34とプレッシャローラ36との間に紙幣BLを挟持していれば、当該紙幣BLを後方向へ進行させ、上搬送ガイド31及び下搬送ガイド32の間に形成された搬送路Wに沿って搬送することができる。
さらに挟持搬送部33は、紙幣BLをある程度の速度で後方へ進行させることにより、当該紙幣BLを上搬送ガイド31及び下搬送ガイド32の後端、すなわち搬送路Wの後端から集積空間21A内へ放出することができる。
かかる構成に加えて放出部22には、下搬送ガイド32の上面後端部に押曲部41が設けられている。押曲部41は、左右方向に薄く前後方向に長い薄板状に形成されており、左右方向から見て上底よりも下底が長い台形状となっている。換言すれば、押曲部41は、下搬送ガイド32の上面から上方へ向けて立設されたリブとなっている。
押曲部41の上面は、前端から後端近傍までなだらかに上昇する斜面部41Aと、後端近傍において下搬送ガイド32の上面とほぼ平行な平行部41Bとにより構成されている。
平行部41Bは、下搬送ガイド32の上面を基準としたときの高さが、挟持搬送部33における集積ローラ34及びプレッシャローラ36の挟持面33Aよりも高く、且つ上搬送ガイド31の下面よりも低くなっている。また平行部41Bと上搬送ガイド31の下面との間に形成される隙間は、紙幣BLの厚さよりも大きくなっている。
このため押曲部41は、図4(B)におけるC1−C2断面を図5(C)に示すように、挟持搬送部33により前方から後方へ向けて紙幣BLが搬送されてくると、当該紙幣BLを斜面部41Aに沿って摺動させながら徐々に上方へ押し上げていき、平行部41Bにより当該紙幣BLを挟持搬送部33の挟持面33Aよりも高い位置に持ち上げる。
ここで押曲部41の平行部41Bは、挟持位置U1からある程度の間隔を空けた後側に位置している。以下では、前後方向に関しおおよそ平行部41Bがある位置を押曲位置U2と呼ぶ。
また下搬送ガイド32には、図4(B)に示したように、左右の外端近傍及び左右の中央近傍の合計3箇所に押曲部41が設けられている。
かかる構成により放出部22は、上搬送ガイド31、下搬送ガイド32及び搬送路Wの後端近傍において、挟持搬送部33、羽根車38及び押曲部41により、紙幣BLに対し、左右方向に互いに異なる箇所で上方向又は下方向へ向けた力を加えることになる。
具体的に紙幣BLは、図6(A)、(B)及び(C)に模式的に示すように、その右側部分において、挟持搬送部33の集積ローラ34及びプレッシャローラ36により挟持されている箇所(以下これを挟持点P1と呼ぶ)で上下から力F1がそれぞれ作用する。
また紙幣BLは、挟持点P1よりも外方(すなわち右側)であって羽根車38の舌片38Bが当接する箇所(以下これを当接点P2と呼ぶ)に、下面側から上方向へ向けて力F2が作用する。
さらに紙幣BLは、当接点P2よりも外方(すなわち右側)且つ紙幣BLの進行方向側(すなわち後方)であって押曲部41の平行部41Bが当接する箇所(以下これを押曲点P3と呼ぶ)に、下面側から上方向へ向けて力F3が作用する。
これにより紙幣BLは、図6(A)に示したように、上搬送ガイド31の下面及び下搬送ガイド32の上面とほぼ平行な部分(以下これを平行面部分SPと呼ぶ)と、当該平行面部分SPに対し左右方向に傾斜した部分(以下これを傾斜面部分SLと呼ぶ)とが左右方向に交互に連接したような形状となる。
ここで押曲点P3の前後方向の位置は、挟持点P1及び当接点P2がある挟持位置U1及びその近傍から後方にある程度の間隔を空けた押曲位置U2にある。
このため放出部22は、紙幣BLを後方向へ搬送する際に、当接点P2において持ち上げた紙幣BLの右端部分を押曲点P3において引き続き持ち上げることができ、さらに当該紙幣BLを湾曲された形状のまま後方向へ順次進行させることができる。
これにより紙幣BLは、図6(B)及び(C)に示したように、前後方向に長い傾斜面部分SLを形成すると共に、当該傾斜面部分SLと平行面部分SPとの境界近傍に、前後方向に沿った中心軸を有する円柱又は楕円柱の側面のような湾曲面SCを形成することができる。
このとき紙幣BLは、この湾曲面SCを前後方向に渡された「梁」のように作用させることができるので、当接点P2及び押曲点P3をいずれも含むような前後方向に長い区間に渡って、当該紙幣BLの上下方向に関する曲げ強度を高めることができる。
因みに放出部22は、ほぼ左右対称に構成されているため、紙幣BLの右側部分においても同様に傾斜面部分SL及び湾曲面SCを形成して曲げ強度を高めることができる。
この結果放出部22は、放出後における紙幣BLの上下方向への曲がりや垂れ下がり等を防止でき、集積空間21A内でほぼ真後ろへ進行させることができるので、最終的に、既にステージ25上に集積された紙幣BLの真上に積み重ねるように整然と集積させることができる。
このように放出部22は、下搬送ガイド32の上面における後端部に押曲部41を設けたことにより、紙幣BLの後方向への搬送時に、当該紙幣BLに前後に長い湾曲面SCを形成した状態で集積空間21A内へ放出するようになされている。
[1−4.動作及び効果]
以上の構成において、リジェクト庫16の放出部22は、紙幣BLに対し、挟持搬送部33の集積ローラ34及びプレッシャローラ36により挟持点P1において上下方向から力F1を作用させ、羽根車38により当接点P2において下面側から力F2を作用させ、押曲部41により押曲点P3において下面側から力F3を作用させる(図6)。
これにより放出部22は、紙幣BLのうち挟持搬送部33により挟持する挟持点P1よりも外側の端部分を、当接点P2及び押曲点P3において挟持面33A(図5(A))よりも上方へ持ち上げる。
このとき放出部22は、押曲点P3を挟持点P1よりも上搬送ガイド31及び下搬送ガイド32の後端に近い箇所に配置したことにより、紙幣BLを集積空間21A内へ放出する直前まで、左右の端部分を上方向へ持ち上げることができる。
そして放出部22は、挟持搬送部33により紙幣BLを順次後方へ搬送することにより、前後に長い傾斜面部分SLを形成すると共に、当該傾斜面部分SLと平行面部分SPとの境界近傍に、やはり前後に長い湾曲面SCをそれぞれ形成しながら、紙幣BLを集積空間21A内へ放出する。
放出部22から放出された紙幣BLは、湾曲面SCにより上下方向の曲げ強度を高めた状態を維持したまま当該集積空間21A内を滑空できるので、まっすぐ後方へ進行することができ、ビルストッパ23に跳ね返された後、最終的にステージ25上に集積されている既存の紙幣BLの真上に整然と積み重なることができる。
また放出部22は、当接点P2においても紙幣BLを上方へ持ち上げるようにしたことにより、紙幣BLに対し左右方向に傾斜する傾斜面部分SLを容易に形成させることができ、その断面形状を前後でほぼ一定に保つことができるので、当該紙幣BLを後方へ搬送する際に、その進行に伴って無理な変形をさせることが無い。
これにより放出部22は、押曲点P3のみで持ち上げる場合と比較して、傾斜面部分SL及び湾曲面SCを無理なく形成することができるので、紙幣BLを湾曲により不用意に傷めることも無い。
ここで従来の放出部1522(図24)では、図7(A)及び図8(A)に示すように、前後方向に関し挟持位置U1においてのみ紙幣BLを支持していたため、当該紙幣BLのコシが弱い場合、当該挟持位置U1から離れた先端部分(すなわち後端部分)が下方へ垂れ下がる可能性があった。
また図25に示すように、従来の放出部1622において、集積ローラ34の左右両側に当該集積ローラ34よりも半径が僅かに大きい補助ローラ1634が設けられた場合や、図26に示すように、従来の放出部1722において集積ローラ1734が糸巻き状に形成された場合も、同様に前後方向に関し挟持位置U1においてのみ紙幣BLを支持していた。このため放出部1622及び1722においても、同様に挟持位置U1から離れた先端部分(すなわち後端部分)が下方へ垂れ下がる可能性があった。
これに対し本発明による放出部22では、図7(B)及び図8(B)に示すように、挟持位置U1に加えて押曲位置U2においても紙幣BLを支持することになるため、当該紙幣BLのコシが弱かったとしても、挟持位置U1から離れた先端部分(後端部分)が下方へ垂れ下がる可能性を大幅に低減できる。
以上の構成によれば、第1の実施の形態による放出部22は、挟持位置U1において挟持搬送部33により紙幣BLを挟持面33Aに挟持すると共に、挟持位置U1の羽根車38及び押曲位置U2の押曲部241により、当該紙幣BLの端部分を挟持面33Aよりも上方へそれぞれ持ち上げる。これにより放出部22は、紙幣BLを集積空間21A内へ放出する直前に、左右の端部分を挟持面33Aよりも上方へ持ち上げることができるので、放出後も長時間に渡って湾曲面SCを形成した状態に維持させることができ、上下方向の曲げ強度を高めたまま当該集積空間21A内を滑空させることができる。この結果、放出部22は、放出した紙幣BLをステージ25上に集積されている既存の紙幣BLの真上に整然と積み重ねることができる。
[2.第2の実施の形態]
第2の実施の形態では、図4と対応する図9に示すように、第1の実施の形態による放出部22に代わる放出部122により、紙幣BLを集積空間21A内へ放出するようになされている。
[2−1.放出部の構成]
放出部122は、放出部22と比較して、下搬送ガイド32及び押曲部41に代わる下搬送ガイド132及び押曲部141を有する点が相違するものの、他の部分については同様に構成されている。
下搬送ガイド132は、下搬送ガイド32と同様に上下に薄い板状に形成されている他、集積ローラ34及び羽根車38と対応する部分に加えて押曲部141と対応する部分にも上下に貫通する孔部が適宜穿設されている。
押曲部141は、左右に薄い板状の押曲片142を中心に構成されている。押曲片142は、左右方向から見て後上側に頂点142Aを有する三角形状に形成されており、前側の端部には、回動軸143が設けられている。
回動軸143は、図9(B)におけるD1−D2断面を図10(A)に示すように、左右方向に沿った中心軸を回動中心として、下搬送ガイド132に対し押曲片142を反時計方向R1又は時計方向R2へ自在に回動させ得るようになされている。
さらに押曲片142は、図示しないスプリングにより上方向(すなわち反時計方向R2)へ付勢されると共に、ストッパ144によりその回動範囲が規制されている。
このため押曲部141は、何ら外力が加えられていない場合、図10(A)に示したように、押曲片142の上面の一部をストッパ144に当接させることにより、下搬送ガイド132よりも上側に最も突出させた状態となり、このとき頂点142Aと上搬送ガイド31の下面との間に紙幣BLの厚さよりも大きい隙間h1を形成する。
すなわち放出部122は、通常の紙幣BLについては、押曲片142を下搬送ガイド132よりも上側に最も突出させることにより、第1の実施の形態と同様に、押曲部141により紙幣BLを上方向へ持ち上げることができる。
このとき放出部122は、第1の実施の形態と同様、挟持点P1において上下方向から力F1を作用させ、当接点P2において下面側から力F2を作用させ、押曲点P3において下面側から力F3を作用させる(図6)。
このため放出部122は、紙幣BLに前後に長い傾斜面部分SLを形成した状態で集積空間21A内へ放出することができる。
一方放出部122では、紙幣BLが皺や折り癖を有することにより見かけ上の厚さが隙間h1よりも大きい場合、図10(B)に示すように、当該紙幣BLの一部が上搬送ガイド31の下面に当接すると共に、当該紙幣BLにおける他の一部が押曲片142に当接する。
このとき押曲部141の押曲片142は、紙幣BLから下方向へ向かう力を受けることにより、時計方向R2へ僅かに回動し、頂点142Aと上搬送ガイド31の下面との間隔を広げながらも、スプリングの付勢力により、当該紙幣BLに対し上方向へ向かう力を加える。
すなわち放出部122は、見かけ上の厚さが厚い紙幣BLについては、押曲片142を時計方向R1へ回動させて下搬送ガイド132からの突出量を削減することにより、当該紙幣BLの摺動抵抗を低減させながら、押曲部141により当該紙幣BLを上方向へ持ち上げることができる。
このため放出部122は、やはり第1の実施の形態と同様、紙幣BLに前後に長い湾曲SCを形成した状態で集積空間21A内へ放出することができる。
[2−2.動作及び効果]
以上の構成において、第2の実施の形態による放出部122は、挟持搬送部33の集積ローラ34及びプレッシャローラ36により挟持点P1において上下方向から力F1を作用させ、羽根車38により当接点P2において下面側から力F2を作用させ、押曲部141により押曲点P3において下面側から力F3を作用させる(図6)。
これにより放出部122は、紙幣BLのうち挟持搬送部33により挟持する挟持点P1よりも外側の端部分を、当接点P2及び押曲点P3の双方において挟持面33A(図5(A))よりも上方へ持ち上げた状態で集積空間21A内へ放出することができる。
このとき放出部122は、紙幣BLに前後に長い傾斜面部分SLを形成すると共に、当該傾斜面部分SLと平行面部分SPとの境界近傍に、やはり前後に長い湾曲面SCをそれぞれ形成することができる(図6)。
このため放出部122から放出された紙幣BLは、第1の実施の形態と同様、まっすぐ後方へ進行することができ、ビルストッパ23に跳ね返された後、最終的にステージ25上に集積されている既存の紙幣BLの真上に整然と積み重なることができる。
また押曲部141は、回動軸143を回動中心として押曲片142を回動させると共に、スプリングにより反時計方向R1へ付勢しているため、紙幣BLの厚さに応じて、下搬送ガイド132の上面からの押曲片142の突出量を変化させることができる。
すなわち放出部122は、通常の紙幣BLについては、押曲片142の突出量を最大として十分に上方へ持ち上げることができ、見かけの厚さが厚い紙幣BLについては、押曲片142を時計方向R1へ回動させて突出量を削減することにより、摺動抵抗を高めること無く上方向へ持ち上げ、十分な放出速度で放出することができる。
さらに放出部122は、ストッパ144により押曲片142の回動範囲を規制しているため、その突出量を最大とするときにも上搬送ガイド31の下面との間に隙間h1を形成でき、通常の紙幣BLに対する摺動抵抗についても不用意に高めることが無い。
その他の点についても、第2の実施の形態による放出部122は、第1の実施の形態による放出部22と同様の作用効果を奏し得る。
以上の構成によれば、第2の実施の形態による放出部122は、挟持位置U1において挟持搬送部33により紙幣BLを挟持面33Aに挟持すると共に、挟持位置U1の羽根車38及び押曲位置U2の押曲部141により、当該紙幣BLの端部分を挟持面33Aよりも上方へそれぞれ持ち上げる。また押曲部141は、紙幣BLの見かけの厚さに応じて、押曲片142の下搬送ガイド132の上面からの突出量を変更する。これにより放出部122は、紙幣BLを集積空間21A内へ放出する直前に、摺動抵抗を不用意に高めること無く、左右の端部分を挟持面33Aよりも上方へ持ち上げることができるので、十分な速度で放出でき、湾曲面SCにより上下方向の曲げ強度を高めたまま当該集積空間21A内を滑空させることができる。この結果、放出部122は、放出した紙幣BLをステージ25上に集積されている既存の紙幣BLの真上に整然と積み重ねることができる。
[3.第3の実施の形態]
第3の実施の形態では、図4と対応する図11に示すように、第1の実施の形態による放出部22に代わる放出部222により、紙幣BLを集積空間21A内へ放出するようになされている。
[3−1.放出部の構成]
放出部222は、放出部22と比較して、下搬送ガイド32及び押曲部41に代わる下搬送ガイド232及び押曲部241を有する点が相違するものの、他の部分については同様に構成されている。
下搬送ガイド232は、下搬送ガイド32と同様に上下に薄い板状に形成されている他、集積ローラ34及び羽根車38と対応する部分に加えて押曲部241と対応する部分にも上下に貫通する孔部が適宜穿設されている。
押曲部241は、円柱状のローラ242及び当該ローラ242を回転自在に支持するホルダ243の組み合わせにより構成されている。
ローラ242は、プレッシャローラ36を小径化し、且つ左右方向にも薄型化したような小さい円柱状に構成されている。
ホルダ243は、上下に薄く前後に長い薄板状の底板部分における左右両辺から上方へ向けて、左右方向から見て台形状の側板が延設されており、左右両側板の間にローラ242を回転自在に軸支している。
またホルダ243は、下搬送ガイド232に取り付けられており、下搬送ガイド232の上面から当該ホルダ243及びローラ242の上側部分を露出させると共に、ローラ242の上端と上搬送ガイド31の下面との間に紙幣BLの厚さよりも大きい隙間を形成している。
かかる構成により放出部222は、紙幣BLを後方へ搬送する際、当該紙幣BLの端部分を押曲部241に当接させる。このとき押曲部241は、後方向へ進行する紙幣BLとの摩擦によりローラ242を回転させながら、当該紙幣BLを上方向へ持ち上げることができる。
また放出部222は、第1の実施の形態と同様、挟持点P1において上下方向から力F1を作用させ、当接点P2において下面側から力F2を作用させ、押曲点P3において下面側から力F3を作用させる(図6)。
このため放出部222は、やはり第1の実施の形態と同様、紙幣BLに前後に長い湾曲面SCを形成した状態で集積空間21A内へ放出することができる。
[3−2.動作及び効果]
以上の構成において、第3の実施の形態による放出部222は、挟持位置U1において挟持搬送部33の集積ローラ34及びプレッシャローラ36により紙幣BLを挟持面33A(図5(A))に挟持すると共に、羽根車38により当該紙幣BLの端部分を当該挟持面33Aよりも上方へ持ち上げる。
また放出部222は、挟持位置U1の後方である押曲位置U2においても、押曲部241により当該紙幣BLの端部分を挟持面33Aよりも上方へ持ち上げる。
これにより放出部222は、紙幣BLに前後に長い傾斜面部分SLを形成すると共に、当該傾斜面部分SLと平行面部分SPとの境界近傍に、やはり前後に長い湾曲面SCをそれぞれ形成することができる(図6)。
そして放出部222は、紙幣BLを湾曲された状態で放出することにより、第1の実施の形態と同様、当該紙幣BLをまっすぐ後方へ進行させることができ、最終的にステージ25上に集積されている既存の紙幣BLの真上に整然と積み重ねることができる。
特に押曲部241は、ローラ242を自在に回転させるため、後方向へ進行する紙幣BLとの間に摺動摩擦を殆ど生じることなく当該紙幣BLを持ち上げることができ、当該紙幣BLを摺動により傷めることもない。
このとき放出部222は、第1の実施の形態よりも円滑に紙幣BLを搬送することができるので、集積空間21A内への放出速度を高めることができ、湾曲された形状を維持し真後ろへ進行している間にビルストッパ23に衝突させることができる。
その他の点についても、第3の実施の形態による放出部222は、第1の実施の形態による放出部22と同様の作用効果を奏し得る。
以上の構成によれば、第3の実施の形態による放出部222は、挟持位置U1において挟持搬送部33により紙幣BLを挟持面33Aに挟持すると共に、挟持位置U1の羽根車38及び押曲位置U2の押曲部241により、当該紙幣BLの端部分を挟持面33Aよりも上方へそれぞれ持ち上げる。また押曲部241は、ローラ242を紙幣BLに当接させ、その進行に伴い当該ローラ242を回転させる。これにより放出部222は、紙幣BLを集積空間21A内へ放出する直前に、摺動摩擦を殆ど生じること無く、左右の端部分を挟持面33Aよりも上方へ持ち上げることができるので、十分な速度で放出でき、湾曲面SCにより上下方向の曲げ強度を高めた状態を維持している間に、当該集積空間21A内を滑空させビルストッパ23に到達させることができる。この結果、放出部222は、放出した紙幣BLをステージ25上に集積されている既存の紙幣BLの真上に整然と積み重ねることができる。
[4.第4の実施の形態]
第4の実施の形態では、図4の一部を拡大した図12に示すように、第1の実施の形態による放出部22に代わる放出部322により、紙幣BLを集積空間21A内へ放出するようになされている。
[4−1.放出部の構成]
放出部322は、放出部22と比較して上搬送ガイド31及び押曲部41に代わる上搬送ガイド331及び押曲部341を有する点が相違するものの、他の部分については同様に構成されている。
押曲部341は、押曲部41と同様に左右方向に薄い板状に構成されているものの、左右方向から見た形状が台形状ではなく、斜面が上方まで延長された三角形状となっている。
また押曲部341における後上側の頂点は、上搬送ガイド331の下面よりも上側に達している。すなわち押曲部341の下搬送ガイド32からの高さは、第1の実施の形態よりも高くなっている。
上搬送ガイド331は、全体的に上搬送ガイド31と同様に上下に薄い板状に形成されているものの、下面の後端部分における押曲部341と対向する箇所に溝部331Aが形成されている。
溝部331Aは、上搬送ガイド331における下面の後端部分に、押曲部341の斜面部分との間に一定の間隔を空けるよう後側へ向けて徐々に高くなる斜面と、押曲部341の左右側面との間に一定の間隔を空けた左右の側面とにより、横向きの三角柱状の溝空間を形成している。
かかる構成により放出部222は、紙幣BLを後方へ搬送する際、当該紙幣BLの端部分を押曲部341に当接させ、当該紙幣BLの端部分を上方へ持ち上げる。
このとき上搬送ガイド331は、押曲部341により上方向へ持ち上げられた紙幣BLを溝部331Aへ逃がすことにより、当該紙幣BLとの間に摺動摩擦を殆ど生じることがない。
このため放出部322は、やはり第1の実施の形態と同様、紙幣BLに前後に長い湾曲面SCを形成した状態で当該紙幣BLを集積空間21A内へ放出することができる。
[4−2.動作及び効果]
以上の構成において、第4の実施の形態による放出部322は、挟持位置U1において挟持搬送部33の集積ローラ34及びプレッシャローラ36により紙幣BLを挟持面33A(図5(A))に挟持すると共に、羽根車38により当該紙幣BLの端部分を当該挟持面33Aよりも上方へ持ち上げる。
また放出部322は、挟持位置U1の後方である押曲位置U2においても、押曲部341により当該紙幣BLの端部分を挟持面33Aよりも上方へ持ち上げる。
これにより放出部322は、紙幣BLに前後に長い傾斜面部分SLを形成すると共に、当該傾斜面部分SLと平行面部分SPとの境界近傍に、やはり前後に長い湾曲面SCをそれぞれ形成することができる(図6)。
そして放出部322は、紙幣BLを湾曲された状態で放出することにより、第1の実施の形態と同様、当該紙幣BLをまっすぐ後方へ進行させることができ、最終的にステージ25上に集積されている既存の紙幣BLの真上に整然と積み重ねることができる。
特に放出部322は、上搬送ガイド331における押曲部341と対向する箇所に溝部331Aを形成したことにより、押曲部341の下搬送ガイド32からの高さを拡大することができるので、紙幣BLをより高く持ち上げることができる。
このとき放出部322は、湾曲面SCを大きく湾曲させることができるので、集積空間21A内へ放出された後も長い間に渡って湾曲形状を維持することができ、真後ろへ進行している間にビルストッパ23に衝突させることができる。
また放出部322は、紙幣BLを上搬送ガイド331に殆ど当接又は摺動させないため、紙幣BLの放出速度を低下させることが無く、また紙幣BLを傷めることもない。
その他の点についても、第4の実施の形態による放出部322は、第1の実施の形態による放出部22と同様の作用効果を奏し得る。
以上の構成によれば、第4の実施の形態による放出部322は、挟持位置U1において挟持搬送部33により紙幣BLを挟持面33Aに挟持すると共に、挟持位置U1の羽根車38及び押曲位置U2の押曲部341により、当該紙幣BLの端部分を挟持面33Aよりも上方へそれぞれ持ち上げる。また上搬送ガイド331は、溝部331Aにより紙幣BLとの当接や摺動を回避する。これにより放出部322は、紙幣BLを集積空間21A内へ放出する直前に、左右の端部分を挟持面33Aよりも十分に上方へ持ち上げることができるので、大きく形成された湾曲面SCにより上下方向の曲げ強度を高めた状態を維持している間に、当該集積空間21A内を滑空させビルストッパ23に到達させることができる。この結果、放出部322は、放出した紙幣BLをステージ25上に集積されている既存の紙幣BLの真上に整然と積み重ねることができる。
[5.第5の実施の形態]
第5の実施の形態では、図4と対応する図13に示すように、第1の実施の形態による放出部22に代わる放出部422により、紙幣BLを集積空間21A内へ放出するようになされている。
[5−1.放出部の構成]
放出部422は、放出部22と比較して下搬送ガイド32に代わる下搬送ガイド432を有する点及び上押曲部441を有する点、並びに6個の羽根車38及び6個の押曲部41を有する点が相違するものの、他の部分については同様に構成されている。
下搬送ガイド432は、下搬送ガイド32と同様に上下に薄い板状に形成されており、2個の集積ローラ34及び6個の羽根車38とそれぞれ対応する部分に、上下に貫通する孔部が適宜穿設されている。
上押曲部441は、上搬送ガイド31の下面後端部における3箇所にそれぞれ設けられており、押曲部41を上下に反転させたような形状、すなわち左右方向から見て下底よりも上底が長い台形状となっている。
また上押曲部441の下面は、挟持搬送部33の挟持面33Aよりも低いものの、下搬送ガイド32の上面との間に紙幣BLの厚さよりも大きい隙間を形成している。
このため上押曲部441は、図13(B)におけるE1−E2断面を図14に示すように、挟持搬送部33により前方から後方へ向けて紙幣BLが搬送されてくると、当該紙幣BLを斜面に摺動させながら徐々に下方へ押し下げていき、下面により当該紙幣BLを挟持搬送部33の挟持面33Aよりも低い位置に押し下げる。
これにより上押曲部441は、紙幣BLにおける当該上押曲部441との当接箇所の近傍を湾曲させることができる。
[5−2.動作及び効果]
以上の構成において、第5の実施の形態による放出部422は、第1の実施の形態と同様に押曲部41により紙幣BLの一部を上方向へ持ち上げると共に、当該紙幣BLの他の箇所を下押曲部441により下方向へ押し下げる。
これにより放出部422は、紙幣BLに第1の実施の形態よりも多くの湾曲面SCを形成することができるので、当該紙幣BLにおける上下方向への曲げ強度をさらに高めた状態で、集積空間21A内へ放出することができる。
このため放出部422から放出された紙幣BLは、第1の実施の形態と同様、まっすぐ後方へ進行することができ、ビルストッパ23に跳ね返された後、最終的にステージ25上に集積されている既存の紙幣BLの真上に整然と積み重なることができる。
その他の点についても、第5の実施の形態による放出部422は、第1の実施の形態による放出部22と同様の作用効果を奏し得る。
以上の構成によれば、第5の実施の形態による放出部422は、押曲部41により紙幣BLの一部を上方向へ持ち上げると共に、当該紙幣BLの他の箇所を下押曲部441により下方向へ押し下げる。これにより放出部422は、紙幣BLを集積空間21A内へ放出する直前に、多数の湾曲面SCにより上下方向の曲げ強度を高めて当該集積空間21A内を滑空させることができる。この結果、放出部422は、放出した紙幣BLをステージ25上に集積されている既存の紙幣BLの真上に整然と積み重ねることができる。
[6.第6の実施の形態]
第6の実施の形態では、図4と対応する図15に示すように、第1の実施の形態による放出部22に代わる放出部522により、紙幣BLを集積空間21A内へ放出するようになされている。
[6−1.放出部の構成]
放出部522は、放出部22と比較して押曲部41に代わる押曲部541を有する点が相違するものの、他の部分については同様に構成されている。
押曲部541は、押曲部41を前方向に延長したような形状となっており、挟持位置U1よりも前方の前押曲位置U3から下搬送ガイド32の後端近傍となる押曲位置U2に渡る長い範囲に上面が形成されている。
これにより放出部522は、紙幣BLの端部分を第1の実施の形態よりも前後に長い区間に渡って持ち上げることができる。
このため放出部522は、やはり第1の実施の形態と同様、紙幣BLに前後に長い傾斜面部分SLを形成した状態で当該紙幣BLを集積空間21A内へ放出することができる。
[6−2.動作及び効果]
以上の構成において、第6の実施の形態による放出部522は、挟持位置U1において挟持搬送部33の集積ローラ34及びプレッシャローラ36により紙幣BLを挟持面33A(図5(A))に挟持すると共に、羽根車38により当該紙幣BLの端部分を当該挟持面33Aよりも上方へ持ち上げる。
また放出部522は、挟持位置U1の後方である押曲位置U2においても、押曲部541により当該紙幣BLの端部分を挟持面33Aよりも上方へ持ち上げる。
これにより放出部522は、紙幣BLに前後に長い傾斜面部分SLを形成すると共に、当該傾斜面部分SLと平行面部分SPとの境界近傍に、やはり前後に長い湾曲面SCをそれぞれ形成することができる(図6)。
このため放出部522から放出された紙幣BLは、第1の実施の形態と同様、まっすぐ後方へ進行することができ、ビルストッパ23に跳ね返された後、最終的にステージ25上に集積されている既存の紙幣BLの真上に整然と積み重なることができる。
さらに放出部522は、押曲部541の上面を前押曲位置U3にまで到達させたことにより、紙幣BLの端部分を長い区間に渡って持ち上げることができるので、当該紙幣BLに形成する傾斜面部分SLを延長でき、当該傾斜面部分SLと平行面部分SPとの境界近傍に形成する湾曲面SCも延長することができる。
このため放出部522は、紙幣BLに湾曲面SCをより確実に形成することができるので、集積空間21A内へ放出された後も長い間に渡って当該紙幣BLに湾曲形状を維持させることができる。
その他の点についても、第6の実施の形態による放出部522は、第1の実施の形態による放出部22と同様の作用効果を奏し得る。
以上の構成によれば、第6の実施の形態による放出部522は、挟持位置U1において挟持搬送部33により紙幣BLを挟持面33Aに挟持すると共に、挟持位置U1の羽根車38及び押曲位置U2の押曲部541により、当該紙幣BLの端部分を挟持面33Aよりも上方へそれぞれ持ち上げる。また押曲部541は、前押曲位置U3から押曲位置U2に渡る長い区間で紙幣BLを持ち上げる。これにより放出部522は、紙幣BLを集積空間21A内へ放出する直前に、左右の端部分を挟持面33Aよりも上方へ持ち上げることができるので、形成された湾曲面SCにより上下方向の曲げ強度を高めた状態を維持している間に、当該集積空間21A内を滑空させビルストッパ23に到達させることができる。この結果、放出部522は、放出した紙幣BLをステージ25上に集積されている既存の紙幣BLの真上に整然と積み重ねることができる。
[7.他の実施の形態]
なお上述した第1の実施の形態においては、下搬送ガイド32の後端部に押曲部41を設けるようにした場合について述べた。
しかしながら本発明はこれに限らず、例えば図4(A)と対応する図16に示すように、放出部622において押曲部41を挟持位置U1と下搬送ガイド32の後端部との間に設けるようにしても良い。すなわち押曲部41の前後方向に関する位置(押曲位置U2)は、挟持搬送部33による挟持位置U1よりも後方(すなわち集積空間21A側)であって下搬送ガイド32の後端部よりも前方であれば良い。第2〜第6の実施の形態についても同様である。
また上述した第1の実施の形態においては、羽根車38により点P2(図6)において紙幣BLの端部分を上方へ持ち上げるようにした場合について述べた。
しかしながら本発明はこれに限らず、例えば羽根車38の舌片38Bを短縮し、或いは羽根車38を下方に配置する等することにより、点P2において紙幣BLを持ち上げないようにしても良い。要は、少なくとも挟持位置U1よりも後方の押曲位置U2において紙幣BLの端部分を持ち上げるようにすれば良い。第2〜第6の実施の形態についても同様である。
さらに上述した第2の実施の形態においては、押曲部141のストッパ144を固定し、押曲片142に外力が加えられない場合には当該押曲片142を下搬送ガイド132よりも上側に突出させるようにした場合について述べた。
しかしながら本発明はこれに限らず、例えば図10(A)と対応する図17に示すように、放出部722において、ストッパ144を一時的に下方向へ移動させることにより、押曲片142を時計方向R2へ回動させて下搬送ガイド132の上面から突出させないように、すなわち埋没させるようにしても良い。
この放出部722では、搬送路Wに沿って紙幣BLを後方から前方へ向けて搬送する場合に、当該搬送路Wから押曲片142を退避させて円滑に搬送することが可能となる。このため放出部722は、例えば紙幣カセット17(図2)のように、外部から供給される紙幣BLを内部に集積するだけでなく、内部に集積された紙幣BLを反対方向へ搬送して外部へ繰り出すような部分にも、適用することが可能となる。
さらに上述した第2の実施の形態においては、押曲片142の一部をストッパ144に当接させることにより、頂点142Aと上搬送ガイド31の下面との間に隙間h1を形成するようにした場合について述べた。
しかしながら本発明はこれに限らず、ストッパ144を省略することにより、頂点142Aを上搬送ガイド31の下面に当接させるようにしても良い。この場合、図示しないスプリングによる付勢力を弱めておくことにより、搬送されてきた紙幣BLが押曲片142を時計方向R2へ回動させながら(すなわち押し下げながら)進行できるようにすれば良い。
さらに上述した第3の実施の形態においては、押曲部241にローラ242を設けるようにした場合について述べた。
しかしながら本発明はこれに限らず、例えば図11(A)と対応する図18に示すように、放出部822において、上搬送ガイド831の押曲部41と対向する箇所にローラ842を設けるようにしても良い。また、図11(A)と対応する図19に示すように、放出部922において、上搬送ガイド831における押曲部241のローラ242と対向する箇所にローラ842を設けるようにしても良い。
さらに上述した第4の実施の形態においては、下搬送ガイド32に押曲部341を設けると共に、上搬送ガイド331における当該押曲部341と対向する箇所に溝部331Aを形成するようにした場合について述べた。
しかしながら本発明はこれに限らず、例えば第5の実施の形態のように上搬送ガイド31に上押曲部441を設ける場合に、下搬送ガイド32における当該上押曲部441と対向する箇所に溝部331Aを上下反転させたような形状の溝部を形成するようにしても良い。
さらに上述した第5の実施の形態においては、上搬送ガイド31の下面に設ける上押曲部441を、押曲部41を上下に反転させたような形状とする場合について述べた。
しかしながら本発明はこれに限らず、上押曲部441を、例えば第2の実施の形態における押曲部141を上下に反転させたような形状や、第3の実施の形態における押曲部241を上下に反転させたような形状等、種々の形状とするようにしても良い。
さらに上述した第6の実施の形態においては、前押曲位置U3から挟持位置U2を挟んで押曲位置U2に至るまで、前後方向に延長された押曲部541を設けるようにした場合について述べた。
しかしながら本発明はこれに限らず、例えば図15(A)と対応する図20に示すように、放出部1022において、押曲部541を前後に2分割すると共に中間部分を省略することにより、前側の押曲部1042と後側の押曲部41とを設ける等、複数の押曲部を前後方向に離散的に配置するようにしても良い。またこの場合、各押曲部を第2の実施の形態における押曲部141や第3の実施の形態における押曲部241のように種々の構成としても良い。
さらに上述した第1の実施の形態においては、上搬送ガイド31及び下搬送ガイド32をそれぞれ平板状にとして搬送路Wを前後方向にほぼまっすぐ進行させたことにより、当該搬送路W内で紙幣BLをほぼ真後ろへ進行させるようにした場合について述べた。
しかしながら本発明はこれに限らず、例えば図21(A)に示すように、放出部1122において、挟持搬送部33の前上方に紙幣BLを挟持し搬送するローラ1141及び1142を配置し、上搬送ガイド1131及び下搬送ガイド1132それぞれの前側部分を上方へ向けて湾曲させることにより、搬送路Wを前方上側から下降し徐々に後方へ向くよう湾曲させても良い。因みに角度θは、例えば90度とすることができる。
また、図21(B)に示すように、放出部1222において、挟持搬送部33の前下方に紙幣BLを挟持して搬送するローラ1241及び1242を配置し、上搬送ガイド1231及び下搬送ガイド1232それぞれの前側部分を下方へ向けて湾曲させることにより、搬送路Wを前方下側から上昇し徐々に後方へ向くよう湾曲させても良い。因みにこの角度θも、例えば90度とすることができる。
これらの放出部1122及び1222では、搬送中に紙幣BLを進行方向(短手方向)に湾曲させるため、この状態でさらに左右方向(長手方向)へ湾曲させ、その形状をその後も維持させることは一般的に難しい。
しかしながらこの放出部1122及び1222は、第1の実施の形態と同様、下搬送ガイド1132及び1232の後端部に押曲部41が設けられ、挟持搬送部33による挟持位置U1よりも後方に押曲位置U2を位置させている。このため放出部1122及び1222は、図22(A)及び(B)にそれぞれ示すように、紙幣BLを進行方向(短手方向)に湾曲させながらも、押曲部41により左右方向(長手方向)に湾曲させ、その形状を放出後も維持させることができる。
さらに上述した第1の実施の形態においては、放出部22に挟持搬送部33を2個、羽根車38を4個、及び押曲部41を3個設けるようにした場合について述べた。
しかしながら本発明はこれに限らず、それぞれ任意数の挟持搬送部33、羽根車38及び押曲部41をそれぞれ設けるようにしても良い。また左右方向におけるそれぞれの配置順序や位置についても適宜定めれば良い。この場合、要は紙幣BLが集積空間21Aに放出される際に適切な湾曲面SCを形成できれば良い。第2〜第6の実施の形態についても同様である。
さらに上述した第1の実施の形態においては、放出部22から放出された紙幣BLの集積方向を縦方向とするように、すなわち紙幣BLの紙面を上下に向けて縦方向に互いに積み重ねるようにした場合について述べた。
しかしながら本発明はこれに限らず、紙幣BLの集積方向を斜め方向や横方向としても良い。この場合、集積方向に合わせて放出部22から紙幣BLを放出する方向を適宜調整すれば良い。第2〜第6の実施の形態についても同様である。
さらに上述した第1の実施の形態においては、リジェクト庫16の放出部22に本発明を適用するようにした場合について述べた。
しかしながら本発明はこれに限らず、例えば入出金部12(図2)内における出金紙幣の集積部や紙幣カセット17等、内部に集積空間を有し外部から供給される紙幣BLをこの集積空間内へ放出して集積する種々の箇所に適用するようにしても良い。第2〜第6の実施の形態についても同様である。
さらに上述した第1の実施の形態においては、金融機関等において顧客との間で現金に関する取引を行う現金自動預払機1のリジェクト庫16において、媒体としての紙幣BLを集積するようにした場合について述べた。
しかしながら本発明はこれに限らず、例えば金融機関等において職員が現金に関する各種処理を行うための出納システムに組み込まれるリジェクト庫に適用するようにしても良く、或いは商品券や金券、入場券等のような紙葉状の媒体を集積する種々の装置に適用するようにしても良い。第2〜第6の実施の形態についても同様である。
さらに上述した実施の形態においては、集積空間としての集積空間21Aと、案内部としての上搬送ガイド31及び下搬送ガイド32と、挟持搬送部としての挟持搬送部33と、押曲部としての押曲部41とによって媒体集積装置としてのリジェクト庫16を構成する場合について述べた。
しかしながら本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなる集積空間と、案内部と、挟持搬送部と、押曲部とによって媒体集積装置を構成するようにしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、搬送部としての搬送部13と、集積空間としての集積空間21Aと、案内部としての上搬送ガイド31及び下搬送ガイド32と、挟持搬送部としての挟持搬送部33と、押曲部としての押曲部41とによって媒体処理装置としての現金自動預払機1を構成する場合について述べた。
しかしながら本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなる搬送部と、集積空間と、案内部と、挟持搬送部と、押曲部とによって媒体処理装置を構成するようにしても良い。
本発明は、紙葉状の媒体を集積空間へ放出して集積する種々の装置でも利用できる。
1……現金自動預払機、13……搬送部、16……リジェクト庫、21……筐体、21A……集積空間、22、122、222、322、422、522……放出部、24……前側面板、31、331……上搬送ガイド、32、132、232、432……下搬送ガイド、33……挟持搬送部、33A……挟持面、34……集積ローラ、35……軸、36……プレッシャローラ、38……羽根車、41、141、241、341、441、541……押曲部、BL……紙幣、U1……挟持位置、U2……押曲位置、U3……前押曲位置、P1……挟持点、P2……当接点、P3……押曲点、SC……湾曲面。

Claims (10)

  1. 紙葉状の媒体を集積する集積空間と、
    上記媒体の一面側及びその反対面側とそれぞれ対向し、上記集積空間の外部及び内部を結ぶ搬送路に沿って上記媒体を案内する案内部と、
    上記搬送路中に設けられ、上記媒体を上記一面及び上記反対面から挟持し上記集積空間内へ向けて搬送する挟持搬送部と、
    上記案内部の上記一面側における、上記集積空間側の端部又は当該端部と上記挟持搬送部による上記媒体の挟持箇所との間に設けられ、上記媒体の一部を上記挟持搬送部による挟持面よりも上記反対面側へ押し曲げる押曲部と
    を具えることを特徴とする媒体集積装置。
  2. 上記媒体の搬送方向に関し上記挟持箇所と同一又はその近傍となる箇所において、上記媒体の一部を上記挟持搬送部による挟持面よりも上記反対面側へ押し曲げる近傍押曲部
    をさらに具えることを特徴とする媒体集積装置。
  3. 上記押曲部の上記案内部における上記一面からの突出量を変更する突出量変更部と、
    上記押曲部を上記案内部の上記反対面側に付勢する付勢部と
    をさらに具えることを特徴とする請求項2に記載の媒体集積装置。
  4. 上記媒体を上記集積空間内から上記案内経路を経て外部へ排出する際、上記押曲部の上記付勢部による付勢を抑制して上記一面からの突出量を減少させる抑制部
    をさらに具えることを特徴とする請求項3に記載の媒体集積装置。
  5. 上記押曲部は、
    上記媒体と当接する箇所に、上記媒体の進行に伴い回転する押付ローラを具える
    ことを特徴とする請求項1に記載の媒体集積装置。
  6. 上記案内部は、
    上記反対面側における上記変形部と対向する箇所に、上記媒体の進行に伴い回転する対向ローラを具える
    ことを特徴とする請求項1に記載の媒体集積装置。
  7. 上記案内部は、
    上記反対面側における上記変形部と対向する箇所に、周囲よりも上記一面側から離れた溝部が形成された
    ことを特徴とする請求項1に記載の媒体集積装置。
  8. 上記案内部の上記反対面側における、上記集積空間側の端部と上記挟持搬送部による上記媒体の挟持箇所との間に設けられ、上記媒体の一部を上記挟持搬送部による挟持面から上記一面側へ押し曲げる反対押曲部
    をさらに具えることを特徴とする請求項1に記載の媒体集積装置。
  9. 上記案内部の上記一面側における、上記挟持搬送部による上記媒体の挟持箇所よりも上記集積空間の外部側に設けられ、上記媒体の一部を上記挟持搬送部による挟持面から上記反対面側へ押し曲げる外押曲部
    をさらに具えることを特徴とする請求項1に記載の媒体集積装置。
  10. 紙葉状の媒体を搬送する搬送部と、
    上記媒体を集積する集積空間と、
    上記媒体の一面側及びその反対面側とそれぞれ対向し、上記搬送部により搬送されてきた上記媒体を上記集積空間の外部及び内部を結ぶ搬送路に沿って案内する案内部と、
    上記搬送路中に設けられ、上記媒体を上記一面及び上記反対面から挟持し上記集積空間内へ向けて搬送する挟持搬送部と、
    上記案内部の上記一面側における、上記集積空間側の端部又は当該端部と上記挟持搬送部による上記媒体の挟持箇所との間に設けられ、上記媒体の一部を上記挟持搬送部による挟持面よりも上記反対面側へ押し曲げる押曲部と
    を具えることを特徴とする媒体処理装置。
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