JP2013238293A - 配管用継手 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】樹脂で形成された継手本体1の円筒挿入部2aに接続すべき樹脂配管7が挿入され、溝形成部2bと径方向に寸法Gの間隙Sを設けた状態で溝形成部2bに収容された金属製の接続リング4の突設部4bと嵌合させるとともに樹脂配管7の外周部に設けられた圧縮リング8を図示しない圧縮装置で圧縮し接続リング4との間で樹脂配管7を加締めることにより樹脂配管7を固定する。樹脂配管7を加締める加締め力を金属製の接続リング4が受け止め、また加締め時の接続リング4の径方向の若干の変形は間隙Sで吸収され、円筒挿入部2aには加締め力が加わらないので、樹脂材料のクリープ等による加締め力の経年低下を防止できるため、信頼性が高く、また継手本体1を価格や加工費の安い樹脂製とできる。
【選択図】図1
Description
挿入部を有する継手本体と加締力受部材とを備えた配管用継手であって、
前記継手本体は、樹脂で製作されたものであって、前記挿入部は円筒形の円筒挿入部を有するものであり、
前記加締力受部材は、金属で形成された加締力受部材円筒部を有するものであり、
前記円筒挿入部に前記加締力受部材が配設され、接続すべき樹脂配管内に前記円筒挿入部が挿入され圧縮装置により前記樹脂配管の外周部に設けられた加締部材を圧縮し前記加締部材と前記加締力受部材とで前記樹脂配管を加締めることにより前記樹脂配管を固定するものである。
挿入部を有する継手本体と加締力受部材とを備えた配管用継手であって、
前記継手本体は、樹脂で製作されたものであって、前記挿入部は円筒形の円筒挿入部を有するものであり、
前記加締力受部材は、金属で形成された加締力受部材円筒部を有するものであり、
前記円筒挿入部に前記加締力受部材が配設され、接続すべき樹脂配管内に前記円筒挿入部が挿入され圧縮装置により前記樹脂配管の外周部に設けられた加締部材を圧縮し前記加締部材と前記加締力受部材とで前記樹脂配管を加締めることにより前記樹脂配管を固定するものであるので、
樹脂材料を主材料とした安価で信頼性の高い配管用継手を得ることができる。
図1〜図3は、この発明を実施するための実施の形態1を示すものであり、図1は実施の形態1による配管用継手に樹脂配管を接続した状態の構成を示す断面図、図2は図1の配管用継手の構成を示す断面図、図3は図1の配管用継手の寸法関係を示す説明図配管用継手の構成を示す構成図である。これらの図において、配管用継手としての継手10は、樹脂で形成された継手本体1と、金属で形成された接続リング4とを有する。継手本体1は、挿入部2とクイックジョイント部3を有する。挿入部2は、先端部がテーパ状に形成された円筒挿入部2aと、円筒挿入部2aに設けられた後述の接続リング4が収容される断面矩形の環状の溝を形成する第1の溝形成部2bと、Oリング5が装着される断面矩形の環状の溝を形成する第2の溝形成部2cと、内周側被覆部2fとを有する。
・条件a:接続リング4の内径Diが、第1の溝形成部2bの底径(第1の溝形成部2bにより形成される溝の底面の径)D1よりも寸法G×2だけ大きい、すなわちDi−D1=2Gとされ、両者間に径方向の寸法Gの間隙Sが確保されている。
圧縮リング8(後述)を圧縮するとき接続リング4が歪んだとしても間隙Sで吸収されるため、第1の溝形成部2bを介して継手本体1の円筒挿入部2aに圧縮力が加わることがない。
・条件b:接続リング円筒部4aの外径すなわち接続リング4の谷部の径Dbは、継手本体1の円筒挿入部2aの外径Dtよりも大きく、使用する樹脂配管7の圧縮前の内径dより小さい(Dt<Db<d)。
谷部の径Dbを円筒挿入部2aの外形Dtよりも大きくすることにより、圧縮リング8により圧縮されるとき接続リング円筒部4aに設けられた突設部4bが潰れたとしても外径Db以下になることはなく、従って圧縮リング8を圧縮するとき樹脂配管7を介して樹脂製の継手本体1の円筒挿入部2aに圧縮力が加わるのを防止でき、継手の信頼性を確保できる。
接続リング4の脱落防止のためである。
・条件d:接続リング円筒部4aの外径寸法Dbは、使用するOリング5の外径寸法Do(図示せず)から使用するOリング5のつぶし率10%の2倍を差し引いた寸法Do(1−0.2)よりも小さく、Oリング5を収容する第2の溝形成部2cの外径寸法(円筒挿入部2aの外径寸法)Dtよりも大きい(Dt<Db<Do(1−0.2))。
つぶし率10%を確保するためである。
なお、第2の溝形成部2cの底部の外径D1は、Oリング5のつぶし率例えば10%を確保できるようにされている。そして、第2の溝形成部2cは、円筒挿入部2aの表面から凹設された深さH(=(Dt−D1)/2)の環状の溝を形成する。
図4は、実施の形態2である接続リングの構成を示す断面図である。樹脂配管7を加締めるとき圧縮力を受ける加締力受部材としての接続リング14の形状は、図4に示すような加締力受部材円筒部としての円筒状の接続リング円筒部14aの軸方向の両端部に突設部としての鍔状部14bを設けた溝状の断面を有するものであってもよい。接続リングの目的は、樹脂配管の抜け防止であるため、図4に示すような鍔付き円筒状のものであっても同様の効果を奏する。
図5及び図6は、実施の形態3を示すものであり、図5は配管用継手の構成を示す断面図、図6は配管用継手に樹脂配管を接続した状態の構成を示す断面図である。これらの図において、配管用継手としての継手20は、樹脂で形成された継手本体21と、金属で形成された円筒形の加締力受部材及び加締力受部材円筒部としてのインサート部品24とを有する。継手本体21は、挿入部22とクイックジョイント部3を有する。挿入部22は、先端部がテーパ状に形成された円筒挿入部22aと、Oリング5が装着される断面矩形の第2の溝形成部22cと、円筒挿入部22aのインサート部品24の外周部に位置する部分である外周側被覆部22dと、外周側被覆部22dから3箇所突設して設けられた断面が直角三角形の円環状の係合突設部としての突設部22eと、内周側被覆部22fとを有する。金属製のインサート部品24は、円筒挿入部22a内にあってかつ円筒挿入部22aの外周側にも内周側にも露出しないように周囲を全て樹脂で覆われた状態で完全に埋設(インサート)されている。その他の構成については、図1に示した実施の形態1と同様のものであるので、相当するものに同じ符号を付して説明を省略する。
図7は、実施の形態4である配管用継手の構成を示す断面図である。図7において、配管用継手としての継手30は、径方向に変形可能な変形可能部材としてのスペーサ31を有する。このスペーサ31は、予め決められた必要な所定の寸法だけ径方向に圧縮可能な弾性材で円筒状に形成されている。スペーサ31は、図1に示した継手10において、接続リング4と第1の溝形成部2b(により形成される溝の底面)との間に形成された寸法Gの円筒状の間隙Sを埋めるようにして設けられたものである。その他の構成については、図1に示した実施の形態1と同様のものであるので、相当するものに同じ符号を付して説明を省略する。継手本体1すなわち円筒挿入部22aと接続リング4とを樹脂成形で一体に形成するとき、接続リング4の内径側にスペーサ31を挿入して樹脂成形することにより成形時に第1の溝形成部2bと接続リング4との間に樹脂が流入するのを防止でき、製造が容易になる。なお、スペーサ31は径方向に変形可能であれば足り、弾性材に限定されるものではない。
また、図1や図5、図7に示されるOリング5を装着するための溝形成部2c,22cは1本であるが、Oリングや溝形成部の数は1本に限定されるものではない。2本以上であってもよく、使用する内部流体の温度や圧力等の条件に応じた設計がなされる。
2c 第2の溝形成部、2f 内周側被覆部、4 接続リング、
4a 接続リング円筒部、4b 突設部、5 Oリング、7 樹脂配管、
8 圧縮リング、10 継手、14 接続リング、14a 接続リング円筒部、
14b 鍔状部、20 継手、21 継手本体、22 挿入部、22a 円筒挿入部、
22c 第2の溝形成部、22d 外周側被覆部、22e 突設部、
22f 内周側被覆部、24 インサート部品、30 継手、31 スペーサ。
Claims (6)
- 挿入部を有する継手本体と加締力受部材とを備えた配管用継手であって、
前記継手本体は、樹脂で製作されたものであって、前記挿入部は円筒形の挿入円筒部を有するものであり、
前記加締力受部材は、金属で形成された加締力受部材円筒部を有するものであり、
前記挿入円筒部に前記加締力受部材が配設され、接続すべき樹脂配管内に前記円筒挿入部が挿入され圧縮装置により前記樹脂配管の外周部に設けられた加締部材を圧縮し前記加締部材と前記加締力受部材とで前記樹脂配管を加締めることにより前記樹脂配管を固定するものである
配管用継手。 - 前記円筒挿入部は、その外周部に第1の溝形成部が設けられたものであり、
前記加締力受部材は、加締力受部材円筒部とこの加締力受部材円筒部から径方向に突設された円環状の突設部とを有するものであり、
前記加締力受部材が、前記第1の溝形成部と径方向に間隙または径方向に変形可能な変形可能部材を設けるとともに前記突設部が前記第1の溝形成部よりも径方向に突出するようにして前記第1の溝形成部内に収容されたものである
請求項1に記載の配管用継手。 - 前記円筒挿入部は、前記加締力受部材が前記円筒挿入部の外周側に露出しないように前記加締力受部材を覆う外周側被覆部を有するとともに前記外周側被覆部から径方向に突設された円環状の係合突設部を有するものであり、
前記樹脂配管を前記加締部材と前記加締力受部材とで前記外周側被覆部及び前記係合突設部を介して加締めるものである
請求項1に記載の配管用継手。 - 前記円筒挿入部は、前記加締力受部材が前記円筒挿入部の内周側に露出しないように前記加締力受部材を覆う内周側被覆部を有するものである
請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の配管用継手。 - 封止部材を有するものであって、
前記円筒挿入部は、その外周部に第2の溝形成部が設けられたものであり、
前記封止部材は、前記第2の溝形成部に収容され、
前記加締力受部材は、その加締力受部材円筒部の外径が前記第1の溝形成部の外径よりも大きくされたものである
請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の配管用継手。 - 前記封止部材は、Oリングであり、
前記第2の溝形成部に前記Oリングが収容されたものであり、
前記加締力受部材は、その加締力受部材円筒部の外径が前記第2の溝形成部に収容された前記Oリングの外径から前記Oリングに必要とされるつぶし率の2倍を差し引いた値よりも小さく、かつ前記第2の溝形成部の外径よりも大きくされたものである
請求項5に記載の配管用継手。
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- 2012-05-16 JP JP2012112561A patent/JP2013238293A/ja active Pending
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