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JP2013236247A - レベル変換回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】各電源ラインに電圧が供給される順番にかかわらず素子の破壊が回避されるレベル変換回路を提供する。
【解決手段】レベル変換回路20は、第1の電源ライン26と第2の電源ライン27とに接続された第1のレベルシフタ21と、第3の電源ライン28と第4の電源ライン31とに接続された第2のレベルシフタ22と、第1の電源ライン26、第2の電源ライン27、第3の電源ライン28及び第4の電源ライン31に接続された保護回路25とを有する。保護回路25は、第3の電源ライン28と第4の電源ライン31との間の電圧差が、第3の電源ライン28と第4の電源ライン31との間に接続された素子の耐圧よりも高くならないように、第4の電源ライン31の電圧を制御する。
【選択図】図4

Description

本発明は、信号レベルを変換するレベル変換回路に関する。
近年の高集積化された半導体装置では論理回路の動作電圧が低く、インターフェース部に設けられたレベル変換回路を介して外部回路と接続するようになっているものが多い。例えば、半導体装置内部の論理回路の動作電圧が1.2Vであり、当該半導体装置に接続する外部回路の動作電圧が3.3Vの場合、1.2Vの信号を3.3Vの信号に変換するレベル変換回路が使用される。
この種のレベル変換回路は、一般的に耐圧が3.3V以上のトランジスタを使用して形成されている。しかし、耐圧が高いトランジスタを使用すると半導体装置の集積度が低下するため、耐圧が3.3Vよりも低いトランジスタを使用してレベル変換回路を形成することもある。
WO2004/077674 特開2000−269432号公報
各電源ラインに電圧が供給される順番にかかわらず素子の破壊が回避されるレベル変換回路を提供することを目的とする。
開示の技術の一観点によれば、第1の電圧が供給される第1の電源ラインと、前記第1の電圧よりも高い第2の電圧が供給される第2の電源ラインと、前記第2の電圧よりも高い第3の電圧が供給される第3の電源ラインと、第4の電源ラインと、前記第1の電源ラインと前記第2の電源ラインとに接続されて入力信号のレベルを変換する第1のレベルシフタと、前記第3の電源ラインと前記第4の電源ラインとに接続されて前記第1のレベルシフタから出力される信号のレベルを変換する第2のレベルシフタと、前記第1の電源ライン、前記第2の電源ライン、前記第3の電源ライン及び前記第4の電源ラインに接続された保護回路とを有し、前記保護回路は、前記第3の電源ラインと前記第4の電源ラインとの間の電圧差が、前記第3の電源ラインと前記第4の電源ラインとの間に接続された素子の耐圧よりも高くならないように、前記第4の電源ラインの電圧を制御するレベル変換回路が提供される。
上記一観点に係るレベル変換回路によれば、第3の電源ラインと第4の電源ラインとの間の電圧差が、第3の電源ラインと第4の電源ラインとの間に接続された素子の耐圧よりも高くなることを防止する保護回路を有する。これにより、各電源ラインに電圧が供給される順番にかかわらず、素子の破壊を回避することができる。
図1は、レベル変換回路の一例を示すブロック図である。 図2は、図1中にN1で示すノードの電圧変化を示す図(その1)である。 図3は、図1中にN1で示すノードの電圧変化を示す図(その2)である。 図4は、実施形態に係るレベル変換回路のブロック図である。 図5は、実施形態に係るレベル変換回路の具体例を示す回路図である。 図6は、バイアス電圧発生回路の一例を示す回路図である。 図7は、各電源ライン及びノードN1の電圧変化をシミュレーション計算した結果を表す図(その1)である。 図8は、各電源ライン及びノードN1の電圧変化をシミュレーション計算した結果を表す図(その2)である。
以下、実施形態について説明する前に、実施形態の理解を容易にするための予備的事項について説明する。
図1は、レベル変換回路の一例を示すブロック図である。
図1に例示したレベル変換回路10は、第1のレベルシフタ11と、第2のレベルシフタ12と、第1のドライバ回路13と、第2のドライバ回路14と、バイアス電圧発生回路19と、出力トランジスタQ1〜Q4とを有する。
第1のレベルシフタ11及び第1のドライバ回路13は第1の電源ライン16及び第2の電源ライン17に接続され、第2のレベルシフタ12及び第2のドライバ回路14は第2の電源ライン17及び第3の電源ライン18に接続されている。ここでは、第1の電源ライン16の電圧が0V、第2の電源ライン17の電圧が1.8V、第3の電源ライン18の電圧が3.3Vであるとする。
出力トランジスタQ1,Q2はp型MOSトランジスタであり、第3の電源ライン18と出力端子OUTとの間に直列に接続されている。また、出力トランジスタQ3,Q4はn型MOSトランジスタであり、出力端子OUTと第1の電源ライン16との間に直列に接続されている。出力トランジスタQ1のゲートは第2のドライバ回路14の出力に接続され、出力トランジスタQ2,Q3のゲートは第2の電源ライン17に接続され、出力トランジスタQ4のゲートは第1のドライバ回路13の出力に接続されている。
第1のレベルシフタ11には、内部回路から信号A及びその反転信号AXが入力される。ここで、信号A,AXは、“L”レベルが0V、“H”レベルが1.2Vのデジタル信号である。
第1のレベルシフタ11は、信号A,AXの“L”レベルを0V、“H”レベルを1.8Vに変換し、信号A1,AX1として出力する。第1のレベルシフタ11から出力された信号AX1は、第1のドライバ回路13を介して出力トランジスタQ4のゲートに伝達される。
第2のレベルシフタ12は、第1のレベルシフタ11から信号A1,AX1を入力し、“L”レベルを1.8V、“H”レベルを3.3Vに変換する。そして、第2のレベルシフタ12から出力される“H”レベル又は“L”レベルの信号は、第2のドライバ回路14を介して出力トランジスタQ1のゲートに伝達される。
なお、バイアス電圧発生回路19は、第2のレベルシフタ12内のトランジスタがオン−オフするためのバイアス電圧を生成している。
上述したレベル変換回路10では、信号A,AXに応じて出力トランジスタQ1,Q2及び出力トランジスタQ3,Q4のいずれか一方がオン、他方がオフになる。トランジスタQ1,Q2がオンのときには出力端子OUTの電圧は3.3V、トランジスタQ3,Q4がオンのときには出力端子OUTの電圧は0Vとなる。この場合、第1のレベルシフタ11、第2のレベルシフタ12、第1のドライバ回路13、第2のドライバ回路14及び出力トランジスタQ1〜Q4のいずれにおいても、印加電圧の最大値は1.8V以下になる。従って、図1に示すレベル変換回路10は、耐圧が2V程度のトランジスタで形成することが可能である。
ところで、上述したレベル変換回路10では、第2の電源ライン17及び第3の電源ライン18に供給される電圧の立ち上がりの順番が重要である。以下にその理由を説明する。
図2は、横軸に時間をとり、縦軸に電圧をとって、図1中にN1で示すノードの電圧変化、すなわち出力トランジスタQ1のゲート電圧の変化を示す図である。図2では、第1の電源ライン16が0Vになってから2ns後に第2の電源ライン17に供給される1.8Vの電圧が立ち上がり、6ns後に第3の電源ライン18に供給される3.3Vの電圧が立ち上がる場合のノードN1の電圧変化を示している。
この場合、ノードN1と第2の電源ライン17及び第3の電源ライン18との間の電圧差はいずれも2V未満であり、出力トランジスタQ1の耐圧よりも低い。このため、第1の電源ライン16、第2の電源ライン17、第3の電源ライン18の順番で電圧が立ち上がるときには、出力トランジスタQ1が破壊されることはない。
図3は、横軸に時間をとり、縦軸に電圧をとって、ノードN1の電圧変化を示す図である。但し、図3では、第1の電源ライン16が0Vになってから2ns後に第3の電源ライン19に供給される3.3Vの電圧が立ち上がり、6ns後に第2の電源ライン17に供給される1.8Vの電圧が立ち上がる場合のノードN1の電圧変化を示している。
この場合、図3に示すように、第3の電源ライン18の電圧の立ち上がりと同時にノードN1の電圧も上昇するが、その後ノードN1と第3の電源ライン19との間の電圧差は約3.3Vとなる。このため、耐圧が2V程度の出力トランジスタQ1は破壊されてしまう。
以下の実施形態では、各電源ラインに電圧が供給される順番にかかわらず素子の破壊が回避されるレベル変換回路について説明する。
(実施形態)
図4は実施形態に係るレベル変換回路のブロック図、図5は同じくそのレベル変換回路の具体例を示す回路図である。なお、本実施形態では、半導体装置(LSI)のインターフェース部に適用されるレベル変換回路について説明している。
図4,図5に例示するレベル変換回路20は、第1のレベルシフタ21と、第2のレベルシフタ22と、第1のドライバ回路23と、第2のドライバ回路24と、保護回路25と、バイアス電圧発生回路29と、出力トランジスタQ1〜Q4とを有する。
第1のレベルシフタ21及び第1のドライバ回路23は、第1の電源ライン26及び第2の電源ライン27に接続され、これらの電源ライン26,27から電力が供給される。また、保護回路25は、第1の電源ライン26、第2の電源ライン27、第3の電源ライン28及び第4の電源ライン31に接続されており、第2の電源ライン27とほぼ同じ電圧を第4の電源ライン31に供給する。
第2のレベルシフタ22及び第2のドライバ回路24は、第4の電源ライン31及び第3の電源ライン28に接続され、これらの電源ライン31,28から電力が供給される。ここで、第1の電源ライン26の電圧は0V、第2の電源ライン27の電圧は1.8V、第3の電源ライン28の電圧は3.3V、第4の電源ライン31の電圧は1.8Vであるとする。
出力トランジスタQ1,Q2はp型MOSトランジスタであり、第3の電源ライン28と出力端子OUTとの間に直列に接続されている。出力トランジスタQ1のゲートは第2のドライバ回路24の出力に接続され、出力トランジスタQ2のゲートは第4の電源ライン31に接続されている。
また、出力トランジスタQ3,Q4はn型MOSトランジスタであり、出力端子OUTと第1の電源ライン26との間に直列に接続されている。出力トランジスタQ3のゲートは第2の電源ライン27に接続されており、出力トランジスタQ4のゲートは第1のドライバ回路23の出力に接続されている。
図5に示すように、第1のレベルシフタ21は、n型MOSトランジスタQ11,Q13とp型MOSトランジスタQ12,Q14とにより形成されている。トランジスタQ11のソースは第1の電源ライン26に接続され、ドレインはトランジスタQ12のドレイン及びトランジスタQ14のゲートに接続されている。また、トランジスタQ11のゲートは反転信号AXが入力される端子に接続されている。
トランジスタQ12のソースは第2の電源ライン27に接続され、ゲートはトランジスタQ13,Q14のドレインに接続されている。また、トランジスタQ13のソースは第1の電源ライン26に接続され、ゲートは信号Aが入力される端子に接続されている。更に、トランジスタQ14のソースは第2の電源ライン27に接続されている。
トランジスタQ11のドレインとトランジスタQ12のドレインとの接続部が、第1のレベルシフタ21の一方の出力として、第2のレベルシフタ24に接続されている。また、トランジスタQ13のドレインとトランジスタQ14のドレインとの接続部が、第1のレベルシフタ21の他方の出力として、第1のドライバ回路23及び第2のレベルシフタ24に接続されている。
第2のレベルシフタ22は、p型MOSトランジスタQ21,Q23,Q24,Q26と、n型MOSトランジスタQ22,Q25とにより形成されている。
トランジスタQ23のソースは第3の電源ライン28に接続され、トランジスタQ23のドレインと第4の電源ライン31との間にはトランジスタQ22及びトランジスタQ23が直列に接続されている。また、トランジスタQ26のソースは第3の電源ライン28に接続され、トランジスタQ26のドレインと第4の電源ライン31との間にはトランジスタQ25及びトランジスタQ24が直列に接続されている。
トランジスタQ21のゲートには第1のレベルシフタ21の一方の出力が伝達され、トランジスタQ24のゲートには第1のレベルシフタ21の他方の出力が伝達される。また、トランジスタQ22及びトランジスタQ25のゲートはバイアス電圧発生回路29に接続されている。更に、トランジスタQ23のゲートはトランジスタQ26のドレインに接続されている。そして、トランジスタQ26のゲートはトランジスタQ23のドレインに接続され、更に当該第2のレベルシフタ22の出力として、第2のドライバ回路24に接続されている。
第2のドライバ回路24は、直列に接続された2つのインバータ34a,34bにより形成されている。これらのインバータ34a,34bは第3の電源ライン28及び第4の電源ライン31から電力が供給され、第2のレベルシフタ22から出力される信号を出力トランジスタQ1のゲートに伝達する。
一方、第1のドライバ回路23は、直列に接続された複数(図5では5個)のインバータ32a〜32eにより形成されている。これらのインバータ32a〜32eは第1の電源ライン26及び第2の電源ライン27から電力が供給され、第1のレベルシフタ21から出力された信号を出力トランジスタQ4のゲートに伝達する。
バイアス電圧発生回路29は、トランジスタQ22,Q25をオン−オフするためのバイアス電圧を発生する。このバイアス電圧発生回路29は、例えば図6に示すように、第1の電源ライン26と第3の電源ライン28との間に接続された2つの抵抗値Rb1,Rb2により形成され、抵抗器Rb1,Rb2間のノードがトランジスタQ22,Q25のゲートに接続されている。第1の電源ライン26の電圧が0V、第3の電源ライン28の電圧が3.3Vのとき、バイアス電圧発生回路29は例えば2.7Vのバイアス電圧Vbを発生する。
保護回路25は、p型MOSトランジスタQ51,Q52と、n型MOSトランジスタQ53と、抵抗器R1〜R4と、コンデンサC1とにより形成されている。
抵抗器R2及び抵抗器R3は、第3の電源ライン28と第2の電源ライン27との間に直列に接続されている。抵抗器R2と抵抗器R3との接続部(ノードG)は、トランジスタQ51のゲート及びトランジスタQ52のゲートに接続されている。
トランジスタQ51のソースは第3の電源ライン28に接続され、トランジスタQ51のドレインと第2の電源ライン27との間には抵抗器R1が接続されている。そして、トランジスタQ51のドレインと抵抗器R1との接続部が、第4の電源ライン31に接続されている。
また、トランジスタQ52のソースは第3の電源ライン28に接続され、ドレインはトランジスタQ53のゲートに接続されている。更に、トランジスタQ52のドレインと第1の電源ライン26との間には抵抗器R4が接続されている。
トランジスタQ53は第1の電源ライン26と第2の電源ライン27との間に接続されており、コンデンサC1も第1の電源ライン26と第2の電源ライン27との間に接続されている。
本実施形態では、第2の電源ライン27、第3の電源ライン28の順番で電圧が供給されたときにはトランジスタQ51がオフになり、第3の電源ライン28、第2の電源ライン27の順番で電圧が供給されたときにはトランジスタQ51がオンになるようにする。具体的には、以下の手順で抵抗器R2,R3の抵抗値を決定する。
第3の電源ライン28、第2の電源ライン27の順番で電圧が供給された場合、第4の電源ライン31の電圧を0Vとすると、図5中にGで示すノードの電圧Vg1は下記(1)式で表される。
Vg1=(3.3−0)×R2/(R3+R2) …(1)
このときの電圧Vg1はトランジスタQ51をオンにする電圧であるので、トランジスタQ51のしきい値電圧をVthとすると、電圧Vg1は下記(2)の不等式を満足することが必要になる。
3.3−|Vth|>Vg1 …(2)
一方、第2の電源ライン27、第3の電源ライン28の順番で電圧が供給された場合は、ノードGの電圧Vg2は下記(3)式で表される。
Vg2=1.8+(3.3−1.8)×R2/(R3+R2) …(3)
このときの電圧Vg2はトランジスタQ51をオフにする電圧であるので、電圧Vg2は下記(4)の不等式を満足することが必要になる。
3.3−|Vth|<Vg2 …(4)
従って、これらの(1)式〜(4)式を満たすように、抵抗器R2,R3の抵抗値を決定する。但し、第1〜第4の電源ライン21,27,28,31の電圧がそれぞれ所定の値に到達した後は、抵抗器R2,R3に静的な電流が流れる。抵抗器R2,R3に流れる電流が大きいと無駄に電力を消費することになるので、抵抗器R2,R3の抵抗値を決定する際には抵抗器R2,R3に流れる電流を考慮することが重要である。
一方、抵抗器R1の抵抗値及びトランジスタQ51のサイズは、第4の電源ライン31に接続される素子の耐圧ΔVhに応じて決められる。ここで、第2の電源ライン27に1.8Vの電圧が供給される前であって第3の電源ライン28に3.3Vの電圧が供給されているときの第4の電源ライン31の電圧を、Vhとする。
本実施形態では、前述したように、第2の電源ライン27に1.8Vの電圧が供給される前に第3の電源ライン28に3.3Vの電圧が供給されると、トランジスタQ51がオンになるように抵抗器R2,R3の抵抗値を決定している。ここで、トランジスタQ51がオンのときにトランジスタQ51に流れる電流をIhとし、第2の電源ライン27の電圧を0Vとすると、第4の電源ライン31の電圧Vhは、Vh=Ih×R1となる。
第3の電源ライン28と第4の電源ライン31との間に接続された各素子が破壊されないためには、(3.3−Vh)の値が各素子の耐圧ΔVhよりも小さいことが必要である。この条件を満足するように、抵抗器R1の抵抗値及び電流Ihが流れるトランジスタQ51の素子サイズを決定する。
なお、トランジスタQ51がオンになると、トランジスタQ52もオンになり、トランジスタQ53のゲート電圧が上昇する。これにより、トランジスタQ53がオンになって第1の電源ライン26と第2の電源ライン27とが電気的に接続され、第2の電源ライン27の電圧が第1の電源ライン26の電圧(0V)と同じになる。
図7は、第1の電源ライン26、第2の電源ライン27及び第3の電源ライン28の順番で電圧が立ち上がる場合の各電源ライン26,27,28,31及びノードN1の電圧変化をシミュレーション計算した結果を表す図である。ここでは、第1の電源ライン26の電圧が0Vになってから2ns後に第2の電源ライン27に1.8Vの電圧が供給され、6ns後に第3の電源ライン28に3.3Vの電圧が供給されるものとしている。
第1の電源ライン26、第2の電源ライン27及び第3の電源ライン28の順番で電圧が立ち上がる場合は、図7に示すように、2ns〜2.3nsの間に第2の電源ライン28の電圧が0Vから1.8Vに変化している。第3の電源ライン31に供給される電圧が立ち上がる前は、第4の電源ライン31の電圧は0.8V程度である。第3の電源ライン28の電圧が3.3Vになると、第4の電源ライン31の電圧は1.805V程度になる。
図7からわかるように、第2の電源ライン27,第3の電源ライン28及び第4の電源ライン31とノードN1との間の電圧差は2V以下である。また、第1の電源ライン26と第2の電源ライン27との間の電圧差、及び第3の電源ライン28と第4の電源ライン31との間の電圧差も2V以下である。このため、レベルシフタ回路20を形成する各素子の耐圧が2V程度であっても、素子が破壊されることはない。
図8は、第1の電源ライン26、第3の電源ライン28及び第2の電源ライン27の順番で電圧が立ち上がる場合の各電源ライン26,27,28,31及びノードN1の電圧変化をシミュレーション計算した結果を表す図である。ここでは、第1の電源ライン26の電圧が0Vになってから2ns後に第3の電源ライン28に3.3Vの電圧が供給され、6ns後に第2の電源ライン28に1.8Vの電圧が供給されるものとしている。
第3の電源ライン28に3.3Vの電圧が供給されると、トランジスタQ51がオンになり、抵抗器R1に電流が流れて、第4の電源ライン31の電圧は1.5V程度になる。このため、第3の電源ライン28と第4の電源ライン31との間に接続された各素子には1.8V程度の電圧しかかからない。この場合も、レベルシフタ回路20を形成する各素子が破壊されることはない。
10,20…レベル変換回路、11,12,21,22…レベルシフタ、13,14,23,24…ドライバ回路、16,26…第1の電源ライン、17,27…第2の電源ライン、18,28…第3の電源ライン、19,29…バイアス電圧発生回路、25…保護回路、31…第4の電源ライン、32a〜32e,34a,34b…インバータ。

Claims (5)

  1. 第1の電圧が供給される第1の電源ラインと、
    前記第1の電圧よりも高い第2の電圧が供給される第2の電源ラインと、
    前記第2の電圧よりも高い第3の電圧が供給される第3の電源ラインと、
    第4の電源ラインと、
    前記第1の電源ラインと前記第2の電源ラインとに接続されて入力信号のレベルを変換する第1のレベルシフタと、
    前記第3の電源ラインと前記第4の電源ラインとに接続されて前記第1のレベルシフタから出力される信号のレベルを変換する第2のレベルシフタと、
    前記第1の電源ライン、前記第2の電源ライン、前記第3の電源ライン及び前記第4の電源ラインに接続された保護回路とを有し、
    前記保護回路は、前記第3の電源ラインと前記第4の電源ラインとの間の電圧差が、前記第3の電源ラインと前記第4の電源ラインとの間に接続された素子の耐圧よりも高くならないように、前記第4の電源ラインの電圧を制御することを特徴とするレベル変換回路。
  2. 前記保護回路は、
    前記第3の電源ラインと前記第2の電源ラインとの間に直列に接続されたトランジスタ及び第1の抵抗器と、
    前記第3の電源ラインと前記第2の電源ラインとの間に直列に接続された第2の抵抗器及び第3の抵抗器とを有し、
    前記トランジスタのゲートが前記第2の抵抗器と前記第3の抵抗器との接続部に接続され、前記トランジスタと前記第1の抵抗器との接続部が前記第4の電源ラインに接続されていることを特徴とする請求項1に記載のレベル変換回路。
  3. 前記保護回路は、
    前記第1の電源ラインに前記第1の電圧が供給された後、前記第3の電源ラインに前記第3の電圧が供給される前に前記第2の電源ラインに前記第2の電圧が供給されたときには前記トランジスタをオフにし、
    前記第1の電源ラインに前記第1の電圧が供給された後、前記第2の電源ラインに前記第2の電圧が供給される前に前記第3の電源ラインに前記第3の電圧が供給されたときには前記トランジスタをオンにすることを特徴とする請求項2に記載のレベル変換回路。
  4. 前記保護回路は、前記トランジスタがオンとなったときに、前記第2の電源ラインと前記第1の電源ラインとを電気的に接続する回路を有することを特徴とする請求項2又3に記載のレベル変換回路。
  5. 前記第3の電源ラインと出力端子との間に接続された第1の出力トランジスタと、
    前記出力端子と前記第1の電源ラインとの間に接続された第2の出力トランジスタと、
    前記第1のレベルシフタから出力された信号を前記第2の出力トランジスタに伝達する第1のドライバ回路と、
    前記第2のレベルシフタから出力された信号を前記第1の出力トランジスタに伝達する第2のドライバ回路と
    を有することを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載のレベル変換回路。
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JP2007306042A (ja) * 2006-05-08 2007-11-22 Sony Corp レベル変換回路及びこれを用いた入出力装置

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