JP2013228491A - 画像形成装置およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】画像の形成を停止するときに、現像剤が像保持体の表面に移動しにくい画像形成装置等を提供する。
【解決手段】感光体ドラム11と、感光体ドラム11の表面を直流電位にて帯電させる帯電ロール12aと、静電潜像を形成する露光装置13と、静電潜像を現像剤により現像して画像を形成する現像ロール14aと、現像バイアス電源14eと、感光体ドラム11および現像ロール14aをともに回転させる駆動源と、画像の形成を停止するときに、現像バイアス電源14eにより現像ロール14aに印加される電位を立ち下げつつ、露光装置13が感光体ドラム11の表面を露光するときの光量を感光体ドラム11の電位に基づき順次決定して感光体ドラム11の電位を立ち下げることで、感光体ドラム11の表面の電位と現像ロール14aの電位との差を予め定められた範囲内とする制御部を備えることを特徴とする画像形成装置。
【選択図】図2
【解決手段】感光体ドラム11と、感光体ドラム11の表面を直流電位にて帯電させる帯電ロール12aと、静電潜像を形成する露光装置13と、静電潜像を現像剤により現像して画像を形成する現像ロール14aと、現像バイアス電源14eと、感光体ドラム11および現像ロール14aをともに回転させる駆動源と、画像の形成を停止するときに、現像バイアス電源14eにより現像ロール14aに印加される電位を立ち下げつつ、露光装置13が感光体ドラム11の表面を露光するときの光量を感光体ドラム11の電位に基づき順次決定して感光体ドラム11の電位を立ち下げることで、感光体ドラム11の表面の電位と現像ロール14aの電位との差を予め定められた範囲内とする制御部を備えることを特徴とする画像形成装置。
【選択図】図2
Description
本発明は、画像形成装置、プログラムに関する。
電子写真方式を用いた複写機、プリンタ等の画像形成装置では、例えばドラム状に形成された感光体を一様に帯電し、この感光体を画像情報に基づいて制御された光で露光して感光体上に静電潜像を形成する。そして、この静電潜像をトナーによって可視像(トナー像)とし、更にこのトナー像を記録材に転写し、これを定着装置によって定着して画像形成している。
特許文献1には、トナーとキャリアよりなる二成分現像剤を用い、現像スリーブに現像バイアス電圧VBiasを印加することによって、トナーTを感光体へ付着させる画像形成装置において、感光体回転開始及び停止時に感光体の表面電位VS.Pと現像バイアス電圧VBiasとの相対的電位差ΔVを、キャリア飛び発生限界最大電位差Vmaxとトナー付着量最小電位差Vminの範囲内で段階的に制御することからなる画像形成装置における電位制御方法が開示されている。
特許文献2には、画像形成終了時、感光ドラム表面を除電する際に、現像装置のバイアス立下りカーブに対応して、露光装置の露光量を段階的に上げていき、後露光テーブルには、後露光を開始してからの時間に応じたレーザパワーが設定されている画像形成装置が開示されている。
特許文献2には、画像形成終了時、感光ドラム表面を除電する際に、現像装置のバイアス立下りカーブに対応して、露光装置の露光量を段階的に上げていき、後露光テーブルには、後露光を開始してからの時間に応じたレーザパワーが設定されている画像形成装置が開示されている。
本発明は、画像の形成を停止するときに、現像剤が像保持体の表面に移動しにくい画像形成装置等を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、回転可能な像保持体と、前記像保持体の表面を直流電位にて帯電させる帯電手段と、前記帯電手段により帯電した前記像保持体の表面を露光して静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、前記像保持体と対向して配され、前記静電潜像を現像剤により現像して画像を形成する現像手段と、前記現像手段を予め定められた電位にする電位付加手段と、前記像保持体および前記現像手段をともに回転させる駆動部と、前記帯電手段により印加する電位、前記静電潜像形成手段により前記像保持体の表面を露光するときの光量、前記電位付加手段により印加する電位および前記駆動部を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、画像の形成を停止するときに、前記電位付加手段により前記現像手段に印加される電位を接地電位に近づけつつ、前記静電潜像形成手段により前記像保持体の表面を露光することで当該像保持体の電位を順次接地電位に近づけ、前記静電潜像形成手段が前記像保持体の表面を露光するときの光量を当該像保持体の電位に基づき順次決定して当該像保持体の電位を接地電位に近づけることで、当該像保持体の表面の電位と前記現像手段の電位との差を予め定められた範囲内とすることを特徴とする画像形成装置である。
請求項2に記載の発明は、画像の形成を行なうときの環境条件を取得する環境条件取得部をさらに備え、前記制御部は、前記環境条件取得部により取得された環境条件に応じて前記静電潜像形成手段により前記像保持体の表面を露光するときの光量を変更することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置である。
請求項3に記載の発明は、前記制御部は、前記像保持体の表面の電位を段階的に接地電位に近づけ、当該像保持体の電位とそれぞれの段階において接地電位に近づける電位差に対応して前記光量を決定することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置である。
請求項4に記載の発明は、画像を記録材に転写する転写手段をさらに備え、前記転写手段と前記帯電手段との間に前記像保持体の表面の電位を除電する除電手段を備えないことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像形成装置である。
請求項3に記載の発明は、前記制御部は、前記像保持体の表面の電位を段階的に接地電位に近づけ、当該像保持体の電位とそれぞれの段階において接地電位に近づける電位差に対応して前記光量を決定することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置である。
請求項4に記載の発明は、画像を記録材に転写する転写手段をさらに備え、前記転写手段と前記帯電手段との間に前記像保持体の表面の電位を除電する除電手段を備えないことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像形成装置である。
請求項5に記載の発明は、コンピュータに、像保持体の表面を直流電位にて帯電させる帯電手段の電位を制御する機能と、前記帯電手段により帯電した前記像保持体の表面を露光して静電潜像を形成する静電潜像形成手段により当該像保持体の表面を露光するときの光量を制御する機能と、前記像保持体と対向して配され前記静電潜像を現像剤により現像して画像を形成する現像手段を予め定められた電位にする電位付加手段を制御する機能と、前記像保持体および前記現像手段をともに回転させる駆動部を制御する機能と、を実現させ、画像の形成を停止するときに、前記電位付加手段により前記現像手段に印加される電位を接地電位に近づけつつ、前記静電潜像形成手段により前記像保持体の表面を露光することで当該像保持体の電位を順次接地電位に近づけ、前記静電潜像形成手段が前記像保持体の表面を露光するときの光量を当該像保持体の電位に基づき順次決定して当該像保持体の電位を接地電位に近づけることで、当該像保持体の表面の電位と前記現像手段の電位との差を予め定められた範囲内とするプログラムである。
請求項1の発明によれば、画像の形成を停止するときに、現像剤が像保持体の表面に移動しにくい画像形成装置を提供することができる。
請求項2の発明によれば、本構成を採用しない場合に比較して、像保持体の表面の電位と現像手段に印加される電位との差を予め定められた範囲内にする制御をより精度よく行なうことができる。
請求項3の発明によれば、本構成を採用しない場合に比較して、静電潜像形成手段が像保持体の表面を露光するときの光量をより高い精度で決定することができる。
請求項4の発明によれば、本構成を採用しない場合に比較して、製造費用がより安価な画像形成装置を提供することができる。
請求項5の発明によれば、画像の形成を停止するときに、現像剤が像保持体の表面に移動しにくくする制御をコンピュータにより行なうことができる。
請求項2の発明によれば、本構成を採用しない場合に比較して、像保持体の表面の電位と現像手段に印加される電位との差を予め定められた範囲内にする制御をより精度よく行なうことができる。
請求項3の発明によれば、本構成を採用しない場合に比較して、静電潜像形成手段が像保持体の表面を露光するときの光量をより高い精度で決定することができる。
請求項4の発明によれば、本構成を採用しない場合に比較して、製造費用がより安価な画像形成装置を提供することができる。
請求項5の発明によれば、画像の形成を停止するときに、現像剤が像保持体の表面に移動しにくくする制御をコンピュータにより行なうことができる。
<画像形成装置の全体構成の説明>
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本実施の形態が適用された画像形成装置1の概略構成を示した図である。また図2は、画像形成装置1の一部を拡大して示した図である。以下、図1および図2を使用して画像形成装置1について説明を行なう。
この画像形成装置1には、記録材の一例としての用紙Pに対してトナー像を形成する画像形成部10が設けられている。また、画像形成装置1には、画像形成部10により用紙Pに形成されたトナー像を加熱および加圧し定着する定着装置20、および画像形成部10に用紙Pを供給する用紙供給部30が設けられている。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本実施の形態が適用された画像形成装置1の概略構成を示した図である。また図2は、画像形成装置1の一部を拡大して示した図である。以下、図1および図2を使用して画像形成装置1について説明を行なう。
この画像形成装置1には、記録材の一例としての用紙Pに対してトナー像を形成する画像形成部10が設けられている。また、画像形成装置1には、画像形成部10により用紙Pに形成されたトナー像を加熱および加圧し定着する定着装置20、および画像形成部10に用紙Pを供給する用紙供給部30が設けられている。
ここで、画像形成装置1には、プロセスカートリッジ100が設けられている。このプロセスカートリッジ100は、画像形成装置1のフロント側(図中左側)に引き抜くことで画像形成装置1の本体部(装置本体)から取り外しできるようになっている。また、本実施の形態では、プロセスカートリッジ100を取り外すことにより、他のプロセスカートリッジ100を装着可能となっている。
プロセスカートリッジ100には、感光体ドラム11、帯電装置12、現像装置14、およびクリーニング装置16が設けられている。また、本実施の形態における画像形成装置1には、露光装置13および転写装置15が設けられている。
プロセスカートリッジ100には、感光体ドラム11、帯電装置12、現像装置14、およびクリーニング装置16が設けられている。また、本実施の形態における画像形成装置1には、露光装置13および転写装置15が設けられている。
また、画像形成装置1には、画像形成装置1の装置本体に対して着脱可能に設けられ、プロセスカートリッジ100に供給されるトナーを収容したトナーカートリッジ60が設けられている。
このトナーカートリッジ60には、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)などにより構成される記憶媒体61が取り付けられている。この記憶媒体61には、トナーカートリッジ60の種類を示す情報や、トナーカートリッジ60の内部に設けられた回転部材(トナーの搬送に用いられる回転部材)の回転数などトナーカートリッジ60の使用状況に関する情報が格納される。
このトナーカートリッジ60には、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)などにより構成される記憶媒体61が取り付けられている。この記憶媒体61には、トナーカートリッジ60の種類を示す情報や、トナーカートリッジ60の内部に設けられた回転部材(トナーの搬送に用いられる回転部材)の回転数などトナーカートリッジ60の使用状況に関する情報が格納される。
感光体ドラム11は、回転可能な像保持体の一例であり、図中矢印方向に回転する。そして感光体ドラム11は、その外周面に感光層を備えている。具体的には、感光体ドラム11は、金属製の薄肉の円筒形ドラムの表面に感光層として有機感光体が塗布される構造をとる。そしてこの有機感光体は、負極性に帯電する性質を有する。ここで現像装置14による現像は反転現像方式にて行われる。従って、現像装置14で使用されるトナーは負極性帯電タイプのものである。
帯電装置12は、感光体ドラム11に接触する帯電ロール12aを有し、感光体ドラム11を予め定められた電位に帯電する。帯電ロール12aには、予め定められた帯電バイアスを印加するための帯電バイアス電源12bが接続されている。本実施の形態では、帯電バイアス電源12bは、直流バイアスを印加することにより帯電ロール12aを負極性に帯電させる。よって本実施の形態では、帯電ロール12aは、感光体ドラム11の表面を直流電位にて帯電させる帯電手段の一例として機能する。
露光装置13は、レーザBmを走査させつつ感光体ドラム11に照射し、帯電装置12により帯電した感光体ドラム11の表面を選択的に露光する。そしてこれにより感光体ドラム11の表面に静電潜像を形成する。即ち、露光装置13は、帯電ロール12aにより帯電した感光体ドラム11の表面を露光して静電潜像を形成する静電潜像形成手段として機能する。
より具体的に説明すると、現像装置14には、例えば、負極性に帯電するトナー及び正極性に帯電するキャリアからなる2成分現像剤が収容されている。そして、現像装置14は、感光体ドラム11上に形成された静電潜像をトナーで現像して感光体ドラム11の表面にトナー像を形成する。
現像装置14についてさらに説明すると、現像装置14は、現像ロール14aと、現像ロール14aを保持する現像ハウジング14bと、を備える。また、現像装置14は、現像ハウジング14bにおいて現像ロール14aに近い側に配設されるオーガ14cと、現像ハウジング14bにおいて現像ロール14aから遠い側に配設されるオーガ14dと、を備える。
現像ロール14aは、非磁性金属にて構成され回転可能な現像スリーブの内部に、複数の磁極が配列された磁石ロールを固定的に内包させたものである。なお、現像ロール14aの好ましい現像剤層厚さを得るために、現像ハウジング14bに金属製のトリマ(不図示)が設けられている。
現像ハウジング14bには、新規現像剤が供給される供給口(不図示)と、余剰現像剤が排出される排出口(不図示)と、が形成されている。また、現像ハウジング14bは、オーガ14cとオーガ14dとを互いに仕切ると共に両端部で互いに接続する仕切り壁(不図示)が設けられている。そして、オーガ14c、14dはともに、紙面垂直方向に延びる回転軸の周囲にスパイラル状の羽根を取り付けたもので構成されている。
現像ハウジング14bには、新規現像剤が供給される供給口(不図示)と、余剰現像剤が排出される排出口(不図示)と、が形成されている。また、現像ハウジング14bは、オーガ14cとオーガ14dとを互いに仕切ると共に両端部で互いに接続する仕切り壁(不図示)が設けられている。そして、オーガ14c、14dはともに、紙面垂直方向に延びる回転軸の周囲にスパイラル状の羽根を取り付けたもので構成されている。
オーガ14cは、現像ハウジング14b内の現像剤を一方向に向けて攪拌搬送するように回転し、また、オーガ14dは、現像ハウジング14b内の現像剤を逆方向に向けて攪拌搬送するように回転する。これにより、現像ハウジング14b内の現像剤は、オーガ14cおよびオーガ14dによって攪拌されながら現像ハウジング14b内を循環搬送される。負の帯電極性を有するトナーは、正の帯電極性および磁性を有するキャリアとともに攪拌搬送されることで摩擦され、負極性に帯電する。
現像ロール14aには、現像ロール14aを予め定められた電位にする電位付加手段の一例としての現像バイアス電源14eが接続されている。そして現像バイアス電源14eは、予め定められた現像バイアス(例えば、直流−350Vにピークトゥピークが1kVの交流を重畳したもの)を現像ロール14aに印加する。これにより、感光体ドラム11と最近接する現像領域において、現像ロール14a上の現像剤層から感光体ドラム11上の潜像形成領域にトナーが転移し、これにより静電潜像を現像してトナー像として可視像化する。本実施の形態において現像ロール14aは、感光体ドラム11と対向して配され、静電潜像を現像剤により現像して画像を形成する現像手段として機能する。
また、転写装置15は、転写ロール15aを有し、転写ロール15aと感光体ドラム11との間(転写部Tp)に電界を形成することにより、感光体ドラム11上のトナー像を用紙Pに転写する。この電界を形成するために転写ロール15aには、予め定められた正極性の転写バイアスを印加するための転写バイアス電源15bが接続されている。これにより転写ロール15aは正の電位で帯電する。本実施の形態において転写ロール15aは、画像を用紙Pに転写する転写手段として機能する。
また、クリーニング装置16は、感光体ドラム11に接触するクリーニングブレード16aを有し、このクリーニングブレード16aを用いて転写後に感光体ドラム11上に残留するトナー等を除去する。
そして本実施の形態では、感光体ドラム11、および現像装置14の現像ロール14a、オーガ14c、オーガ14dの各回転部をともに回転させる図示しないモータ等の駆動源(駆動部)を備える。つまり感光体ドラム11と現像ロール14aとは駆動源により連動して動作する。
さらに、画像形成装置1には、トナーカートリッジ60をプロセスカートリッジ100にトナーを供給するためのトナー供給器71が設けられている。すなわち、トナー供給器71は、トナーカートリッジ60から新規現像剤を現像装置14に供給する供給筒71aと、供給筒71aの内部に回転可能に配設される供給オーガ(不図示)と、を備える。供給オーガが回転することで、トナーがトナーカートリッジ60から現像装置14に向けて搬送される。
また、画像形成装置1には、クリーニング装置16のクリーニングブレード16aにより除去されたトナー等である廃トナーを回収するトナー回収器72が設けられている。
なお、トナー供給器71およびトナー回収器72は、プロセスカートリッジ100に配設されている。
また、画像形成装置1には、クリーニング装置16のクリーニングブレード16aにより除去されたトナー等である廃トナーを回収するトナー回収器72が設けられている。
なお、トナー供給器71およびトナー回収器72は、プロセスカートリッジ100に配設されている。
一方、用紙供給部30は、図1に示すように、用紙Pを画像形成部10に対して供給可能なように給紙部31を備えている。給紙部31は、用紙Pを収容する用紙収容部41、引き込みロール43および捌き機構45を備える。用紙収容部41は、上部に開口を有するとともに直方体状の形状を有しており、その内部に用紙Pを複数枚収容する。引き込みロール43は、用紙収容部41に収容される用紙束のうち最上位の用紙Pに接触し、この最上位の用紙Pを捌き機構45に向けて送り出す。捌き機構45は、例えば回転可能なフィードロールと回転が制限されたリタードロールとによって構成され、引き込みロール43により送り出された用紙Pを一枚ずつに捌く。
なお、給紙部31の下側に、他のサイズや他の種類の用紙Pを画像形成部10に対して供給可能なように別の給紙部を備える構成を採用することができる。
なお、給紙部31の下側に、他のサイズや他の種類の用紙Pを画像形成部10に対して供給可能なように別の給紙部を備える構成を採用することができる。
また、用紙供給部30には、レジストレーションロール(レジロール)47が設けられている。このレジロール47は、回転を停止した状態で用紙Pの搬送を一時的に止め、予め定められたタイミングにて回転を行うことにより、転写部Tpに対してレジストレーション調整を施しながら用紙Pを供給する。
なお、別の給紙部(不図示)を備える構成を採用する場合には、別の給紙部(不図示)から搬送されてきた用紙Pをレジロール47に向けて搬送する搬送ロール(不図示)が設けられる。
なお、別の給紙部(不図示)を備える構成を採用する場合には、別の給紙部(不図示)から搬送されてきた用紙Pをレジロール47に向けて搬送する搬送ロール(不図示)が設けられる。
本実施の形態における画像形成装置1には、用紙Pが搬送される用紙搬送経路YRが設けられている。また、画像形成装置1には、定着装置20を通過した用紙Pが積載される用紙積載部YSが設けられている。
さらに、画像形成装置1には、定着装置20を通過した用紙Pの表裏を反転させてこの用紙Pを転写部Tpに再度供給する用紙反転機構50が設けられている。この用紙反転機構50には、定着装置20の下流側にて用紙搬送経路YRに接続され且つレジロール47の上流側にて用紙搬送経路YRに合流する反転用搬送経路SRが設けられている。また用紙反転機構50には、反転用搬送経路SR上の用紙Pを搬送する搬送ロール51が設けられている。
さらに、画像形成装置1には、定着装置20を通過した用紙Pの表裏を反転させてこの用紙Pを転写部Tpに再度供給する用紙反転機構50が設けられている。この用紙反転機構50には、定着装置20の下流側にて用紙搬送経路YRに接続され且つレジロール47の上流側にて用紙搬送経路YRに合流する反転用搬送経路SRが設けられている。また用紙反転機構50には、反転用搬送経路SR上の用紙Pを搬送する搬送ロール51が設けられている。
画像形成装置1には、パーソナルコンピュータ(PC)等からの画像データを受信する受信部200が設けられている。また、画像形成装置1には、画像形成部10、定着装置20および用紙供給部30の動作全般を制御する制御部300が設けられている。
さらには、画像形成装置1には、受信部200にて受信された画像データに画像処理を施した後に露光装置13に画像データを出力する画像処理部400が設けられている。また、画像形成装置1には、表示パネルにより構成されユーザからの指示を受け付けるとともにユーザに対してメッセージ等を表示するユーザインタフェース(UI)500が設けられている。
さらには、画像形成装置1には、受信部200にて受信された画像データに画像処理を施した後に露光装置13に画像データを出力する画像処理部400が設けられている。また、画像形成装置1には、表示パネルにより構成されユーザからの指示を受け付けるとともにユーザに対してメッセージ等を表示するユーザインタフェース(UI)500が設けられている。
なお、制御部300は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)およびHDD(Hard Disk Drive)(何れも不図示)により構成されている。CPUでは、処理プログラムが実行される。ROMには、各種プログラム、各種テーブル、パラメータ等が記憶されている。RAMは、CPUによる各種プログラムの実行時におけるワークエリア等として用いられる。本実施の形態において制御部300は、例えば、帯電ロール12aにより印加する電位、露光装置13により感光体ドラム11の表面を露光するときの光量、現像バイアス電源14eにより印加する電位および駆動源を制御する。
<画像形成動作の説明>
ここで、用紙Pに画像が形成される際には、パーソナルコンピュータ等にて形成された画像データが受信部200にて受信され、受信部200から画像処理部400へ画像データが出力される。そして、画像処理部400にて、画像データに対して画像処理が施される。画像処理が施された画像データは、露光装置13に出力される。画像データを取得した露光装置13は、帯電装置12により帯電した感光体ドラム11を選択的に露光して静電潜像を形成する。形成された静電潜像は、現像装置14により例えば黒(K)のトナー像として現像される。
ここで、用紙Pに画像が形成される際には、パーソナルコンピュータ等にて形成された画像データが受信部200にて受信され、受信部200から画像処理部400へ画像データが出力される。そして、画像処理部400にて、画像データに対して画像処理が施される。画像処理が施された画像データは、露光装置13に出力される。画像データを取得した露光装置13は、帯電装置12により帯電した感光体ドラム11を選択的に露光して静電潜像を形成する。形成された静電潜像は、現像装置14により例えば黒(K)のトナー像として現像される。
一方、用紙供給部30では、画像形成のタイミングに合わせて引き込みロール43が回転し、用紙収容部41から用紙Pが供給される。そして、捌き機構45により一枚ずつに捌かれた用紙Pは、レジロール47まで搬送され、一旦、停止される。その後、感光体ドラム11の回転タイミングに合わせてレジロール47が回転し、用紙Pが転写部Tpに供給される。そして、この転写部Tpにおいて感光体ドラム11に形成されたトナー像が用紙Pに転写される。
その後、トナー像が転写された用紙Pは、定着装置20にて定着処理を受け、排出ロール49によって用紙積載部YSに排出される。なお、用紙Pの第1面のみならず第2面にも画像が形成(用紙Pの両面に画像が形成)される際には、定着装置20を通過した用紙Pは、用紙反転機構50により表裏が反転されたうえで転写部Tpに再度供給される。転写部Tpにて、感光体ドラム11に形成されたトナー像が用紙Pの第2面に転写される。第2面にトナー像が転写された用紙Pは、定着装置20によって定着処理を受け、用紙積載部YSに排出される。
<画像形成動作を停止するときの説明>
以上説明した本実施の形態の画像形成装置1は、特に次のような特徴を有する。
(1)帯電装置12は、感光体ドラム11を直流電位にて帯電させる。即ち、帯電バイアス電源12bは、直流バイアスを印加することにより帯電ロール12aを負の電位に帯電させ、交流バイアスは印加されない。
(2)感光体ドラム11と現像ロール14aとは、図示しない駆動源にギヤ等を介して共通に接続され、駆動源が駆動すると、感光体ドラム11と現像ロール14aがともに回転する。また駆動源が停止すると、感光体ドラム11と現像ロール14aがともに停止する。即ち、感光体ドラム11の回転と現像ロール14aの回転は連動し、何れか一方のみが回転したり停止したりすることはない。
(3)クリーニングブレード16aの後段に除電ランプ等の除電手段を別途備えていない。即ち、本実施の形態では、転写ロール15aと帯電ロール12aとの間に感光体ドラム11の表面の電位を除電する除電手段を備えない。これにより感光体ドラム11は、クリーニングブレード16aにより残留するトナー等が除去された後に、除電が行なわれないので、感光体ドラム11表面の電位を維持したまま帯電装置12の位置に達し、帯電装置12により再び帯電が行なわれる。
これら(1)〜(3)の構成をとることで、画像形成装置1の製造費用がより安価となる。
以上説明した本実施の形態の画像形成装置1は、特に次のような特徴を有する。
(1)帯電装置12は、感光体ドラム11を直流電位にて帯電させる。即ち、帯電バイアス電源12bは、直流バイアスを印加することにより帯電ロール12aを負の電位に帯電させ、交流バイアスは印加されない。
(2)感光体ドラム11と現像ロール14aとは、図示しない駆動源にギヤ等を介して共通に接続され、駆動源が駆動すると、感光体ドラム11と現像ロール14aがともに回転する。また駆動源が停止すると、感光体ドラム11と現像ロール14aがともに停止する。即ち、感光体ドラム11の回転と現像ロール14aの回転は連動し、何れか一方のみが回転したり停止したりすることはない。
(3)クリーニングブレード16aの後段に除電ランプ等の除電手段を別途備えていない。即ち、本実施の形態では、転写ロール15aと帯電ロール12aとの間に感光体ドラム11の表面の電位を除電する除電手段を備えない。これにより感光体ドラム11は、クリーニングブレード16aにより残留するトナー等が除去された後に、除電が行なわれないので、感光体ドラム11表面の電位を維持したまま帯電装置12の位置に達し、帯電装置12により再び帯電が行なわれる。
これら(1)〜(3)の構成をとることで、画像形成装置1の製造費用がより安価となる。
しかしながらこのような構成の画像形成装置1では、画像の形成を停止する際に次のような問題が生ずることがある。
図3は、図1の構成の画像形成装置1で起こりうる問題について説明した図である。
図3では、画像の形成を停止する際に、現像ロール14aに印加される現像バイアスを切り、0とした場合を示している。このとき本実施の形態の場合、感光体ドラム11の表面には、負の電位が残存する。そしてこれを除電するため、図2に示す露光装置13によりレーザBmを照射する。ただしこのとき感光体ドラム11の表面の電位は、不安定となりやすく、現像ロール14aからトナーやキャリアが感光体ドラム11の表面に移動しやすい状態となる。そして本実施の形態では、感光体ドラム11が回転すると、現像ロール14aがともに回転するため、その結果、トナーまたはキャリアが次々と感光体ドラム11の表面に移動してしまう。即ち、画像の形成を停止する際に、感光体ドラム11を回転させつつ露光装置13により露光を行なうことで感光体ドラム11の電位の立ち下げを行なった場合、現像ロール14a上に位置するトナーやキャリアが像保持体に移動してしまうことがある。本実施の形態では、この現象をトナーやキャリアの吐き出しと言うことにする。
図3は、図1の構成の画像形成装置1で起こりうる問題について説明した図である。
図3では、画像の形成を停止する際に、現像ロール14aに印加される現像バイアスを切り、0とした場合を示している。このとき本実施の形態の場合、感光体ドラム11の表面には、負の電位が残存する。そしてこれを除電するため、図2に示す露光装置13によりレーザBmを照射する。ただしこのとき感光体ドラム11の表面の電位は、不安定となりやすく、現像ロール14aからトナーやキャリアが感光体ドラム11の表面に移動しやすい状態となる。そして本実施の形態では、感光体ドラム11が回転すると、現像ロール14aがともに回転するため、その結果、トナーまたはキャリアが次々と感光体ドラム11の表面に移動してしまう。即ち、画像の形成を停止する際に、感光体ドラム11を回転させつつ露光装置13により露光を行なうことで感光体ドラム11の電位の立ち下げを行なった場合、現像ロール14a上に位置するトナーやキャリアが像保持体に移動してしまうことがある。本実施の形態では、この現象をトナーやキャリアの吐き出しと言うことにする。
そしてこのようにトナーやキャリアの吐き出しが生じるとトナーおよびキャリアが無駄に消費されることになるため、トナーカートリッジ60やプロセスカートリッジ100の製品寿命が短くなる問題が生じる。
これが上記(1)で記載した方式と異なり、帯電装置12が直流バイアスだけでなく、交流バイアスを印加する方式であると、画像の形成を停止するときに直流バイアスを切り、交流バイアスを印加することで感光体ドラム11の表面の電位は低下する。即ち、帯電装置12により感光体ドラム11の除電を行なうことができる。そのためトナーやキャリアの吐き出しの問題は生じにくい。
また上記(2)で記載した方式と異なり、感光体ドラム11の回転と現像ロール14aの回転が連動しない方式であると、現像ロール14aをまず停止させることでトナーやキャリアの吐き出しは少量ですむ。
さらに上記(3)で記載した方式と異なり、除電ランプ等の除電手段を備えると、除電手段により感光体ドラム11の表面の電位はより均一に除電され、感光体ドラム11の表面の電位は予め定められた電位で安定した状態となる。そのためトナーやキャリアの吐き出しの問題は生じにくい。
また上記(2)で記載した方式と異なり、感光体ドラム11の回転と現像ロール14aの回転が連動しない方式であると、現像ロール14aをまず停止させることでトナーやキャリアの吐き出しは少量ですむ。
さらに上記(3)で記載した方式と異なり、除電ランプ等の除電手段を備えると、除電手段により感光体ドラム11の表面の電位はより均一に除電され、感光体ドラム11の表面の電位は予め定められた電位で安定した状態となる。そのためトナーやキャリアの吐き出しの問題は生じにくい。
一方、トナーやキャリアの吐き出しは、感光体ドラム11の表面の電位と現像ロール14aとの電位の差が予め定められた範囲内である場合には生じにくい。
そこで本実施の形態では、画像形成を停止する際に、制御部300により以下のような制御を行なうことで上述した問題の抑制を図っている。
そこで本実施の形態では、画像形成を停止する際に、制御部300により以下のような制御を行なうことで上述した問題の抑制を図っている。
図4は、本実施の形態の制御部300の機能構成例を示したブロック図である。ここでは、制御部300が有する種々の機能のうち本実施の形態に関する部分についての機能構成例を図示している。
図示するように制御部300は、感光体ドラム電位取得部301、環境条件取得部302、現像電位決定部303、光量決定部304、記憶部305、帯電装置制御部306と、露光装置制御部307、現像装置制御部308、転写装置制御部309、駆動源制御部310を備える。
図示するように制御部300は、感光体ドラム電位取得部301、環境条件取得部302、現像電位決定部303、光量決定部304、記憶部305、帯電装置制御部306と、露光装置制御部307、現像装置制御部308、転写装置制御部309、駆動源制御部310を備える。
感光体ドラム電位取得部301は、感光体ドラム11の表面の電位を図示しないセンサから取得する。
環境条件取得部302は、画像の形成を行なうときの環境条件を取得する。この環境条件は、例えば、図示しない温度センサから取得される温度や図示しない湿度センサから取得される湿度である。また画像形成をする際の感光体ドラム11の表面の設定電位、感光体ドラム11の経時変動、画像形成をする際のプロセススピードなどを環境条件として入れてもよい。
現像電位決定部303は、現像ロール14aの電位を決定する。本実施の形態では、画像の形成を行なうときには予め定められた負の電位で現像ロール14aを帯電させる必要がある。一方、本実施の形態では、画像の形成を停止するときには感光体ドラム11の表面の電位および現像ロール14aの電位を画像形成時の電位から立ち下げる必要がある。つまりこの場合、感光体ドラム11の表面の電位および現像ロール14aの電位をほぼ接地電位にする必要がある。よって現像電位決定部303は、画像形成時には、現像ロール14aの表面の電位として予め定められた負の電位量を設定する。また画像の形成を停止するときには、現像電位決定部303は、これを接地電位である0Vに順次上昇させるための電位を決定する。
光量決定部304は、感光体ドラム11の表面に照射するレーザBmの光量を決定する。本実施の形態では、画像の形成を行なうときにはレーザBmにより予め定められた光量で感光体ドラム11の露光を行なう必要がある。一方、詳しくは後述するが、本実施の形態では、画像の形成を停止するときには感光体ドラム11の表面の電位と現像ロール14aの電位とが予め定められた範囲内となる必要がある。そのため現像ロール14aの電位の上昇に伴い、感光体ドラム11の表面の電位を順次上昇させる必要がある。そのために光量決定部304は、感光体ドラム11の表面の電位や周囲の環境条件に対応してレーザBmの光量が順次増加するようにその値を決定する。
記憶部305は、光量決定部304が感光体ドラム11の表面に照射するレーザBmの光量を決定するための決定条件が記憶されている。この決定条件は、詳しくは後述するが例えば、LUT(Look Up Table)の形式で記憶部305に記憶されている。
帯電装置制御部306は、帯電バイアス電源12bを制御することで帯電ロール12aの電位を制御する。本実施の形態では帯電装置制御部306は、画像の形成を行なうときには予め定められた負の電位で帯電ロール12aを帯電させる。また画像の形成を停止するときには、予め定められたタイミングで帯電バイアス電源12bにより帯電ロール12aに印加する電位を0とする。
露光装置制御部307は、光量決定部304により決定された光量に基づき、感光体ドラム11の表面を照射するレーザBmの照射タイミングおよび光量を制御する。本実施の形態では露光装置制御部307は、画像の形成を行なうときにはレーザBmを画像の形成に応じたタイミング、および画像の濃度に応じた光量で制御する。また画像の形成を停止するときには、上述したように光量決定部304が決定した光量に従い、光量を順次増加するようにレーザBmを制御する。
現像装置制御部308は、現像バイアス電源14eを制御することで現像ロール14aの電位を制御する。本実施の形態では現像装置制御部308は、画像の形成を行なうときには予め定められた負の電位で現像ロール14aを帯電させる。また画像の形成を停止するときには、現像バイアスのうち交流成分(以下、「現像バイアス(AC)」と記す)については、予め定められたタイミングで印加する電位を0とする。さらに現像バイアスのうち直流成分(以下、「現像バイアス(DC)」と記す)については、予め定められたパターンにより、順次電位を接地電位に近づける制御を行なう。
転写装置制御部309は、転写バイアス電源15bを制御することで転写ロール15aに予め定められた転写バイアスを印加する。本実施の形態では転写装置制御部309は、画像の形成を行なうときには予め定められた正の電位で転写ロール15aを帯電させる。また画像の形成を停止するときには、予め定められたタイミングで転写バイアス電源15bにより転写ロール15aに印加する電位を0とする。
駆動源制御部310は、駆動源を制御し、感光体ドラム11、および現像装置14の各回転部をともに回転させる。本実施の形態では駆動源制御部310は、画像の形成を行なうときには予め定められた回転数で駆動源を制御する。また画像の形成を停止するときには、感光体ドラム11の表面の電位および現像ロール14aの電位の立ち下げが終了した後、駆動源を停止させ、感光体ドラム11および現像装置14の各回転部を停止させる。
次に画像の形成を停止する際の、制御部300、および感光体ドラム11、帯電装置12、露光装置13、現像装置14、転写装置15、駆動源の各機構部の動作について説明する。
図5は、画像の形成を停止する際の、制御部300、および感光体ドラム11、帯電装置12、露光装置13、現像装置14、転写装置15、駆動源の各機構部の動作について説明したフローチャートである。また図6は、画像の形成を停止する際に、各機構部に対し制御部300が送信する制御信号について説明した図である。図6において横軸は時間を表わす。
図5は、画像の形成を停止する際の、制御部300、および感光体ドラム11、帯電装置12、露光装置13、現像装置14、転写装置15、駆動源の各機構部の動作について説明したフローチャートである。また図6は、画像の形成を停止する際に、各機構部に対し制御部300が送信する制御信号について説明した図である。図6において横軸は時間を表わす。
まず画像を形成しているときの各機構部の動作状態について説明する。画像を形成しているときには、駆動源への制御信号は、ON(オン)の状態であり。そしてこれにより駆動源が駆動することで感光体ドラム11および現像装置14の各回転部がともに回転する。
また帯電装置12の帯電バイアス電源12b、現像装置14の現像バイアス電源14e、転写装置15の転写バイアス電源15bへの各バイアス電源への制御信号は、何れもONの状態である。そのため帯電装置12の帯電ロール12a、現像装置14の現像ロール14aは、予め定められた負の電位で帯電し、転写装置15の転写ロール15aは予め定められた正の電位で帯電している。そして感光体ドラム11についても帯電ロール12aにより予め定められた負の電位で帯電する。さらに露光装置13については、静電潜像を感光体ドラム11に形成するときには予め定められたタイミングおよび光量で感光体ドラム11にレーザBmを照射する。なお画像の形成を停止する直前においては、静電潜像の形成は既に終了しているためレーザBmによる照射も行なわれず、レーザBmの光量は0となっている。
この状態から画像の形成を停止する際には、まず制御部300の現像装置制御部308が、現像バイアス電源14eに対する現像バイアス(AC)の制御信号をON(オン)からOFF(オフ)にする(ステップ101)。これにより現像バイアス電源14eが現像ロール14aに印加する電位のうち交流成分については、画像形成時(プリント時)の電位から0となる。このときの時間を図6ではt1として図示している。
次に制御部300の転写装置制御部309が、転写バイアス電源15bに対する制御信号をONからOFFにする(ステップ102)。これにより転写バイアス電源15bが転写ロール15aに印加する電位は、画像形成時(プリント時)の電位から0となる。このときの時間を図6ではt2として図示している。
そして制御部300の帯電装置制御部306が、帯電バイアス電源12bに対する制御信号をONからOFFにする(ステップ103)。これにより帯電バイアス電源12bが帯電ロール12aに印加する電位は、画像形成時(プリント時)の電位から0となる。このときの時間を図6ではt3として図示している。そしてこのt3は、ステップ102で転写装置制御部309が、転写バイアス電源15bに対する制御信号をONからOFFにした際に転写ロール15aと感光体ドラム11が接している箇所が、帯電ロール12aの位置に達した時間である。つまり感光体ドラム11は、駆動源により回転しているので、感光体ドラム11上の転写バイアスを切った最初の箇所が、t3−t2の時間で、帯電ロール12aの位置に移動する。そしてこの箇所から感光体ドラム11に対する帯電バイアスの印加が停止される。
次に制御部300の感光体ドラム電位取得部301が、感光体ドラム11の電位を取得する(ステップ104)。さらに環境条件取得部302が、環境条件として温度や湿度等を取得する(ステップ105)。
また制御部300の現像電位決定部303が、現像バイアス電源14eにより現像ロール14aに印加する現像バイアス(DC)を接地電位に近づける電位差を決定する(ステップ106)。この電位差は、例えば、環境条件取得部302が取得した環境条件により決定される。
そして制御部300の光量決定部304が、記憶部305を参照し、感光体ドラム11の表面の電位、環境条件、現像ロール14aの電位からレーザBmの光量を決定する(ステップ107)。この決定の方法については後述する。
そして露光装置制御部307が、光量決定部304により決定された光量により感光体ドラム11にレーザBmを照射して感光体ドラム11を露光する(ステップ108)。これにより感光体ドラム11の表面の電位が、予め定められた電位となるように上昇する。なお感光体ドラム11は、負電位で帯電するため実際には電位は0に向かい上昇するが、図6では、負電位側を図中上方としているため、感光体ドラム11の電位は、図中下方に下がるように図示されている。このとき最初の照射を開始する時間を図6では、t4として示している。そしてこのt4は、ステップ103で帯電装置制御部306が、帯電バイアス電源12bに対する制御信号をONからOFFにした際に帯電ロール12aと感光体ドラム11が接している箇所が、レーザBmにより照射される位置に達した時間である。つまり感光体ドラム11は、駆動源により回転しているので、感光体ドラム11上の帯電バイアスを切った最初の箇所が、t4−t3の時間で、レーザBmにより照射される位置に移動する。そしてこの箇所を起点としてレーザBmによる感光体ドラム11の除電が開始される。
次に現像装置制御部308が、現像電位決定部303により決定された電位差で現像バイアス電源14eの電位を上げ、現像バイアス(DC)を立ち下げる(ステップ109)。なお現像ロール14aは、負電位で帯電するため実際には電位は0に向かい上昇するが、図6では、負電位側を図中上方としているため、現像バイアス(DC)は、図中下方に線形に下がるように図示されている。このとき立ち下げを開始する時間を図6では、t5として示している。そしてこのt5は、レーザBmによる感光体ドラム11の除電が開始された箇所が、現像ロール14aの位置に達した時間である。つまりステップ108の場合と同様であって、感光体ドラム11は、駆動源により回転しているので、この箇所が、t5−t4の時間で、現像ロール14aの位置に移動する。そしてこの箇所を起点として現像ロール14aに印加される電位の立ち下げが開始される。
次に現像装置制御部308は、現像バイアス(DC)の電位がほぼ0になったか否かを判断する(ステップ110)、そして現像バイアス(DC)がほぼ0になっていなかった場合(ステップ110でNo)、ステップ104に戻り、新たなレーザBmの光量が決定される。以下、ステップ110で現像バイアス(DC)の電位がほぼ0になったと判断されるまで、ステップ104〜ステップ110の動作が繰り返される。つまり本実施の形態では、現像バイアス(DC)の立ち下げを例えば10段階で終了するように設定され、ステップ104〜ステップ110の動作が10回繰り返される。
また本実施の形態では、このときに感光体ドラム11の表面の電位と現像ロール14aに印加される電位(現像バイアス(DC))との差(Vcln)を予め定められた範囲内とする。これにより感光体ドラム11の表面の電位と現像ロール14aの電位との差が予め定められた範囲内となる。Vclnの範囲は、環境条件により変化するが、例えば95V〜105Vである。そしてVclnがこの範囲を外れると、トナーやキャリアの吐き出しが生じやすくなる。即ちVclnが小さすぎるとトナーが感光体ドラム11側に移動しやすくなる。またVclnが大きすぎるとキャリアが感光体ドラム11側に移動しやすくなる。本実施の形態では、Vclnを予め定められた範囲内とすることでトナーやキャリアの吐き出しを抑制する。
そしてこのために図6に図示するようにレーザBmの光量を段階的に増加させる。これにより感光体ドラム11の表面の電位と現像バイアス(DC)とはともに立ち下がる。そして感光体ドラム11の表面の電位と現像バイアス(DC)との差(Vcln)を予め定められた範囲内とすることができる。図6では、レーザBmの光量を段階的に増加させ、これにより感光体ドラム11の表面の電位を段階的に立ち下げて接地電位に近づける様子を階段状に図示している。
なおステップ110において、現像バイアス(DC)がほぼ0になった場合(ステップ110でYes)、露光装置制御部307がレーザBmによる感光体ドラム11の露光を停止するとともに、駆動源制御部310が駆動源に対する制御信号をONからOFFにする(ステップ111)。これによりレーザBmがOFFとなるとともに、駆動源が停止して、感光体ドラム11および現像ロール14aがともに停止する。図6ではこの時間をt6として図示している。このt6の時点で、画像の形成を停止する際の停止動作が終了する。
<レーザBmの光量を決定する方法についての説明>
次にステップ107における感光体ドラム11の表面の電位、環境条件、現像ロール14aの電位からレーザBmの光量を決定する方法について説明を行なう。
図7は、レーザBmの光量と感光体ドラム11の表面の電位との関係を示した図である。
ここで横軸はレーザBmの光量を表わし、縦軸は感光体ドラム11の表面の電位を表わす。そして曲線Aは、感光体ドラム11の表面の電位が−400Vだったときに、レーザBmにより照射する光量と照射した後の感光体ドラム11の表面の電位との関係を示している。同様に曲線Bは、感光体ドラム11の表面の電位が−350Vだったときの場合であり、曲線Cは、感光体ドラム11の表面の電位が−300Vだったときの場合である。
次にステップ107における感光体ドラム11の表面の電位、環境条件、現像ロール14aの電位からレーザBmの光量を決定する方法について説明を行なう。
図7は、レーザBmの光量と感光体ドラム11の表面の電位との関係を示した図である。
ここで横軸はレーザBmの光量を表わし、縦軸は感光体ドラム11の表面の電位を表わす。そして曲線Aは、感光体ドラム11の表面の電位が−400Vだったときに、レーザBmにより照射する光量と照射した後の感光体ドラム11の表面の電位との関係を示している。同様に曲線Bは、感光体ドラム11の表面の電位が−350Vだったときの場合であり、曲線Cは、感光体ドラム11の表面の電位が−300Vだったときの場合である。
これにより例えば、感光体ドラム11の表面の電位が−400Vだったとき、感光体ドラム11の表面の電位を−250Vにしたいときは、約1.4nJ/mm2の光量でレーザBmを照射すればよいことがわかる。また同様に感光体ドラム11の表面の電位が−350Vだったとき、感光体ドラム11の表面の電位を−200Vにしたいときは、約1.6nJ/mm2の光量でレーザBmを照射すればよく、感光体ドラム11の表面の電位が−300Vだったとき、感光体ドラム11の表面の電位を−150Vにしたいときは、約1.9nJ/mm2の光量でレーザBmを照射すればよい。
ここで感光体ドラム11の表面の電位をX、レーザBmの光量をYとしたとき、XとYの関係は、次の(I)式のような二次多項式で近似できる。
Y=αX2−βX+γ …(I)
(I)式において、α、β、γは、環境条件により決定される係数である。
Y=αX2−βX+γ …(I)
(I)式において、α、β、γは、環境条件により決定される係数である。
そして感光体ドラム11の表面の電位がXのときに、これを電位差としてZだけ立ち下げるのに必要な光量は、次の(II)式のような二次多項式で近似できる。
Y=α(X−Z)2−β(X−Z)+γ …(II)
Y=α(X−Z)2−β(X−Z)+γ …(II)
ここでZは、現像ロール14aの電位から導出できる。つまり現像ロール14aの電位に対し感光体ドラム11の表面の電位を予め定められた範囲にしなければならないため、この範囲内に収まるようにZを決定する。
またα、β、γは、環境条件に対応して変化するパラメータである。そのため環境条件に対するα、β、γを予め実験により求め、これらの関係を記憶部305(図4参照)にLUTとして記憶しておく。そして光量決定部304は、上記(II)式を利用してレーザBmの光量Yを算出する。つまり感光体ドラム11の表面の電位、環境条件、現像ロール14aの電位からレーザBmの光量を決定することができる。なお上記(II)式を使用しなくても感光体ドラム11の表面の電位、環境条件、現像ロール14aの電位、およびレーザBmの光量の各関係を記憶部305にLUTとして記憶しておき、このLUTにより直接レーザBmの光量を求めてもよい。
このように本実施の形態では、制御部300は、画像の形成を停止するときに、現像バイアス電源14eにより現像ロール14aに印加される電位を接地電位に近づけつつ、露光装置13により感光体ドラム11の表面を露光することで感光体ドラム11の電位を順次接地電位に近づける。そしてこのとき露光装置13が感光体ドラム11の表面を露光するときの光量を感光体ドラム11の電位に基づき順次決定して感光体ドラム11の電位を接地電位に近づけることで、感光体ドラム11の表面の電位と現像ロール14aの電位との差を予め定められた範囲内とする。
そして制御部300は、図6のように感光体ドラム11の表面の電位を段階的に接地電位に近づけ、図7で説明したように感光体ドラム11の電位とそれぞれの段階において接地電位に近づける電位差(Z)に対応してレーザBmの光量を決定する。これにより感光体ドラム11の表面の電位と現像ロール14aに印加される電位との差を予め定められた範囲内とする制御を精度よく行なうことができる。
そしてこの際に、環境条件に応じて露光装置13により感光体ドラム11の表面を露光するときの光量を変更する。これにより環境条件に適応して感光体ドラム11表面の電位を接地電位に近づけることができ、感光体ドラム11の表面の電位と現像ロール14aに印加される電位との差を予め定められた範囲内にする制御の精度がさらに向上する。
このように本実施の形態では、レーザBmの光量は予め定められたパターンにより画一的に決定されるわけではなく、感光体ドラム11の電位や環境条件に応じ、変更される。そしてこれにより、感光体ドラム11の表面の電位と現像ロール14aに印加される電位との差を予め定められた範囲内とする制御の精度を向上させている。そのためトナーやキャリアの吐き出しをより抑制することができる。
<プログラムの説明>
そして制御部300が行なうこのような処理は、ソフトウェアとハードウェア資源とが協働することにより実現される。即ち、制御部300に設けられた制御用コンピュータ内部の図示しないCPUが、制御部300の各機能を実現するプログラムを実行し、これらの各機能を実現させる。
そして制御部300が行なうこのような処理は、ソフトウェアとハードウェア資源とが協働することにより実現される。即ち、制御部300に設けられた制御用コンピュータ内部の図示しないCPUが、制御部300の各機能を実現するプログラムを実行し、これらの各機能を実現させる。
よって制御部300が行なう処理は、コンピュータに、感光体ドラム11の表面を直流電位にて帯電させる帯電ロール12aの電位を制御する機能と、帯電ロール12aにより帯電した感光体ドラム11の表面を露光して静電潜像を形成する露光装置13により感光体ドラム11の表面を露光するときの光量を制御する機能と、感光体ドラム11と対向して配され静電潜像を現像剤により現像して画像を形成する現像ロール14aを予め定められた電位にする現像バイアス電源14eを制御する機能と、感光体ドラム11および現像ロール14aをともに回転させる駆動源を制御する機能と、を実現させ、画像の形成を停止するときに、現像バイアス電源14eにより現像ロール14aに印加される電位を接地電位に近づけつつ、露光装置13により感光体ドラム11の表面を露光することで感光体ドラム11の電位を順次接地電位に近づけ、露光装置13が感光体ドラム11の表面を露光するときの光量を感光体ドラム11の電位に基づき順次決定して感光体ドラム11の電位を接地電位に近づけることで、感光体ドラム11の表面の電位と現像ロール14aの電位との差を予め定められた範囲内とするプログラムとして捉えることもできる。
尚、本実施の形態を実現するプログラムは、通信手段により提供することはもちろん、CD−ROM等の記録媒体に格納して提供することも可能である。
なお以上詳述した例では、画像形成装置1は、K(黒)色等の単色のトナーにより画像を形成する装置であったが、これに限られるものではなく、例えば、Y(イエロー)色、M(マゼンタ)色、C(シアン)色、K(黒)色等の複数色のトナーによりカラー画像を形成する装置であってもよい。
また以上詳述した例では、露光装置13は、レーザBmを走査することにより感光体ドラム11を露光する光走査装置ROS(Raster Output Scanner)であったが、LED(Light Emitting Diode)から発する光により感光体ドラム11を露光するLEDプリントヘッド(LPH:LED Print Head)であってもよい。
また以上詳述した例では、露光装置13は、レーザBmを走査することにより感光体ドラム11を露光する光走査装置ROS(Raster Output Scanner)であったが、LED(Light Emitting Diode)から発する光により感光体ドラム11を露光するLEDプリントヘッド(LPH:LED Print Head)であってもよい。
1…画像形成装置、10…画像形成部、11…感光体ドラム、12…帯電装置、12a…帯電ロール、12b…帯電バイアス電源、13…露光装置、14…現像装置、14a…現像ロール、14e…現像バイアス電源、15…転写装置、15a…転写ロール、15b…転写バイアス電源、20…定着装置、30…用紙供給部、300…制御部、302…環境条件取得部、P…用紙
Claims (5)
- 回転可能な像保持体と、
前記像保持体の表面を直流電位にて帯電させる帯電手段と、
前記帯電手段により帯電した前記像保持体の表面を露光して静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、
前記像保持体と対向して配され、前記静電潜像を現像剤により現像して画像を形成する現像手段と、
前記現像手段を予め定められた電位にする電位付加手段と、
前記像保持体および前記現像手段をともに回転させる駆動部と、
前記帯電手段により印加する電位、前記静電潜像形成手段により前記像保持体の表面を露光するときの光量、前記電位付加手段により印加する電位および前記駆動部を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、
画像の形成を停止するときに、前記電位付加手段により前記現像手段に印加される電位を接地電位に近づけつつ、前記静電潜像形成手段により前記像保持体の表面を露光することで当該像保持体の電位を順次接地電位に近づけ、
前記静電潜像形成手段が前記像保持体の表面を露光するときの光量を当該像保持体の電位に基づき順次決定して当該像保持体の電位を接地電位に近づけることで、当該像保持体の表面の電位と前記現像手段の電位との差を予め定められた範囲内とする
ことを特徴とする画像形成装置。 - 画像の形成を行なうときの環境条件を取得する環境条件取得部をさらに備え、
前記制御部は、前記環境条件取得部により取得された環境条件に応じて前記静電潜像形成手段により前記像保持体の表面を露光するときの光量を変更することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記制御部は、前記像保持体の表面の電位を段階的に接地電位に近づけ、当該像保持体の電位とそれぞれの段階において接地電位に近づける電位差に対応して前記光量を決定することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
- 画像を記録材に転写する転写手段をさらに備え、
前記転写手段と前記帯電手段との間に前記像保持体の表面の電位を除電する除電手段を備えないことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像形成装置。 - コンピュータに、
像保持体の表面を直流電位にて帯電させる帯電手段の電位を制御する機能と、
前記帯電手段により帯電した前記像保持体の表面を露光して静電潜像を形成する静電潜像形成手段により当該像保持体の表面を露光するときの光量を制御する機能と、
前記像保持体と対向して配され前記静電潜像を現像剤により現像して画像を形成する現像手段を予め定められた電位にする電位付加手段を制御する機能と、
前記像保持体および前記現像手段をともに回転させる駆動部を制御する機能と、
を実現させ、
画像の形成を停止するときに、前記電位付加手段により前記現像手段に印加される電位を接地電位に近づけつつ、前記静電潜像形成手段により前記像保持体の表面を露光することで当該像保持体の電位を順次接地電位に近づけ、
前記静電潜像形成手段が前記像保持体の表面を露光するときの光量を当該像保持体の電位に基づき順次決定して当該像保持体の電位を接地電位に近づけることで、当該像保持体の表面の電位と前記現像手段の電位との差を予め定められた範囲内とするプログラム。
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