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JP2013227740A - 建具 - Google Patents

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Saiji Takenaga
宰児 竹長
Maki Ashida
真樹 芦田
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Abstract

【課題】建具の縦枠と障子との隙間からの漏水を防ぐとともに、縦枠を確実に設置できるようにする。
【解決手段】縦枠本体71と、縦枠本体71から見込み方向に向けて突出し、額縁8に固定されるアングル部73と、縦枠本体71から見付け方向に沿って内方に突出し、先端部に障子4との間の止水を行う止水材75が取り付けられる止水材取付部72とを有した縦枠7を備える建具において、止水材取付部72を縦枠本体71と一体に形成し、縦枠本体71に対してアングル部73を伸縮可能な連結部74を介して見込み方向及び見付け方向に変位可能に連結した。
【選択図】図4

Description

本発明は、建具に関し、特に、浴室と脱衣室との間の出入口に設けられる建具に関する。
建具の開口枠に用いられる縦枠には、縦枠本体にアングル部及び止水材取付部が設けられているものがある(たとえば、特許文献1を参照。)。アングル部は、縦枠本体の隅部から見込み方向に突出しているヒレ状部分であり、躯体に設けられた額縁に固定される。止水材取付部は、縦枠本体の隅部から見付け方向に沿って開口枠の内方に突出しているヒレ状部分であり、先端部に止水材が取り付けられている。
この種の縦枠は、縦枠本体の見込み面に設けたネジ締結孔を介して躯体にネジを締結するとともに、アングル部に設けたネジ締結孔を介して額縁にネジを締結することによって設置される。止水材は、建具の障子を閉じると障子に圧接された状態となり、縦枠と障子との隙間を通じた水の出入りを制限することができる。
特開2007−126897号公報
ところで、住宅やホテルなどでは、近年、浴室にユニットバスを設置することが多い。ユニットバスを設置した浴室を対象として建具を設ける場合には、縦枠本体がユニットバスの壁パネルに締結され、アングル部が建物の躯体に設けた額縁に締結されることになる。そのため、建物の躯体に対してユニットバスが正確に位置決めされた状態で設置されない場合には、縦枠本体を締結する壁パネルと躯体に設けられた額縁との距離が縦枠の寸法に合致しない事態が発生する。このような状況下で縦枠を設置すると、縦枠本体やアングル部に応力が作用し曲げ変形が生じる。また、縦枠本体及びアングル部に作用する応力は、止水材取付部にも影響を及ぼすことになり、縦枠本体に対する止水材の位置が見込み方向に変位する恐れがある。その結果、障子を閉めたときに止水材が障子に圧接されない事態を招来し、止水材と障子との隙間を通って浴室から脱衣室へと漏水する恐れがある。
さらに、壁パネルに設けたネジ孔と額縁に設けたネジ孔との距離が、縦枠本体に設けたネジ締結孔とアングル部に設けたネジ締結孔との距離に合致していない場合には、ネジを締結することができず、縦枠を設置することが困難になる等、建具の施工に多大な影響を及ぼす恐れがある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、縦枠と障子との隙間からの漏水を防ぐとともに、縦枠を確実に設置することが可能な建具を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る建具は、縦枠本体と、前記縦枠本体から見込み方向に向けて突出するアングル部と、前記縦枠本体から見付け方向に沿って内方に突出し、先端部に障子との間の止水を行う止水材が取り付けられる止水材取付部とを有した縦枠を備える建具において、前記止水材取付部を前記縦枠本体と一体に形成し、前記縦枠本体に対して前記アングル部を伸縮変形可能な連結部を介して見込み方向及び見付け方向に変位可能に連結したことを特徴とする。
この発明によれば、縦枠本体を固定する部位とアングル部を固定する部位との距離が縦枠の寸法に合致していない場合でも、縦枠本体に対するアングル部の相対位置が変わることで、応力による曲げ変形を防ぐことができる。また、止水材取付部は縦枠本体に一体に形成されているので、アングル部の相対位置が変わっても障子に対する止水材の位置は変わらない。そのため、縦枠と障子との隙間からの漏水を防ぐとともに、縦枠を確実に設置することができる。
また、本発明は、上述した建具において、前記連結部は、弾性樹脂材によって成形したことを特徴とする。
この発明によれば、連結部が弾性変形することで縦枠本体に対するアングル部の相対位置を連続的かつ複合的に変えることができる。そのため、簡単な構成で縦枠と障子との隙間からの漏水を防ぐとともに、縦枠を確実に設置することができる。
また、本発明は、上述した建具において、前記アングル部を、前記連結部よりも弾性率の大きい弾性樹脂材によって成形し、かつ前記アングル部及び前記連結部を一体に成形したことを特徴とする。
この発明によれば、アングル部を縦枠本体に連結する作業が容易になる。
また、本発明は、上述した建具において、前記アングル部及び前記縦枠本体の少なくとも一方に、前記連結部の表面を覆うカバー部を設けたことを特徴とする。
この発明によれば、連結部の表面がカバー部で覆われるので、連結部の露出を抑制することができる。
本発明に係る建具によれば、縦枠本体を固定する部位とアングル部を固定する部位との距離が縦枠の寸法に合致していない場合でも、縦枠本体に対するアングル部の相対位置が変わることで、応力による曲げ変形を防ぐことができる。また、止水材取付部は縦枠本体に一体に形成されているので、アングル部の相対位置が変わっても障子に対する止水材の位置は変わらない。そのため、縦枠と障子との隙間からの漏水を防ぐとともに、縦枠を確実に設置することができる。
図1は、本発明の実施の形態1である建具の概略構成を示す正面図である。 図2は、図1に示したA−A線に沿った断面図である。 図3は、図1に示したB−B線に沿った断面図である。 図4は、図3の縦枠及びその周囲を拡大して示す図である。 図5は、実施の形態1の建具による作用効果の一例を示す断面図である。 図6は、実施の形態1の建具による作用効果の別の一例を示す断面図である。 図7は、本発明の実施の形態2である建具における縦枠本体とアングル部との連結構成を示す図である。 図8は、本発明の実施の形態3である建具における縦枠本体とアングル部との連結構成を示す図である。 図9は、本発明の実施の形態4である建具における縦枠本体とアングル部との連結構成を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明に係る建具の実施の形態を詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1である建具の概略構成を示す正面図である。図2は、図1に示したA−A線に沿った断面図である。図3は、図1に示したB−B線に沿った断面図である。図4は、図3の縦枠及びその周囲を拡大して示す図である。
本実施の形態では、本発明を適用した建具として、ユニットバスを備えた浴室と脱衣室との間の出入口に設けられる開き戸を例に挙げる。
本実施の形態の建具は、図1乃至図4に示すように、開口枠1と、建物の躯体2及び浴室の壁パネル3に設けた開口部を開閉する障子4とを備える。開口枠1は、上枠5と、下枠6と、一対の縦枠7とを四周枠組したものであり、壁パネル3や額縁8に固定されている。障子4は、ピボットヒンジなどのヒンジ機構(図示せず)により開口枠1に支持されており、上下方向に沿ったヒンジ軸を中心として面外方向に回動することが可能である。
この開口枠1の縦枠7は、それぞれアルミの押出成形によって一様の横断面を有するように構成したもので、縦枠本体71、止水材取付部72及び本体側保持部71bを有している。
縦枠本体71は、開口枠1を構成する主要部分であり、角筒状に構成してある。縦枠本体71の見込み面には、ネジ挿通孔71a′を介してネジ締結孔71aが設けてある。
止水材取付部72は、縦枠本体71において脱衣室側に位置する内方側の隅部から見付け方向に沿って開口枠1の内方に突出したヒレ状を成す部分である。止水材取付部72の先端部には、止水材75が取り付けられている。止水材75は、障子4を閉じた場合に障子4に圧接された状態となり、縦枠7と障子4との隙間を通じた水の出入りを制限するものである。本体側保持部71bは、縦枠本体71において脱衣室側に位置する内方側の隅部に設けた横断面が円形の溝であり、縦枠本体71の長手方向に沿って全長に形成してある。
この本体側保持部71bには、連結部としての連結部材74を介してアングル部73が設けてある。連結部材74は、たとえば、PVC(ポリ塩化ビニル)などの伸縮変形及び曲げ変形が可能な弾性樹脂材で形成したものであり、第1係合部74aと、連結片部74bと、第2係合部74cとで構成される。第1係合部74a及び第2係合部74cは、平板状を成す連結片部74bの両端縁部に設けた厚板部分である。これら第1係合部74a及び第2係合部74cは、縦枠7に設けた本体側保持部71bの横断面とほぼ同じ横断面の円形状に形成してある。
アングル部73は、縦枠本体71と同じ長さに形成したもので、平板状を成す基部73aの一端部にアングル側保持部73b及びカバー部73cを有している。アングル側保持部73bは、本体側保持部71bと同様、横断面が円形の溝であり、アングル部73の長手方向に沿って全長に形成してある。カバー部73cは、連結片部74b、本体側保持部71b、及びアングル側保持部73bを覆うように基部73aに沿って延在したものである。基部73aの適宜箇所には、ネジ締結孔73dが設けてある。この際、カバー部73cはアングル部73に設けられているが、これに限らず、縦枠本体71にカバー部73cを設けてもよく、また縦枠本体71及びアングル部73の両方にカバー部73cを設けてもよい。
このアングル部73は、アングル側保持部73bに連結部材74の第2係合部74cを嵌合させ、かつ連結部材74の第1係合部74aを縦枠本体71の本体側保持部71bに嵌合させることによって縦枠本体71に取り付けてあり、縦枠本体71から脱衣室側に向けて突出している。
なお、図4においては戸尻側の縦枠7についてのみ示しているが、戸先側の縦枠7は戸尻側の縦枠7と対称の構成を有する。
上記のように構成した縦枠7は、ネジ締結孔71aを介してネジを締結することにより縦枠本体71がユニットバスの壁パネル3に取り付けられ、ネジ締結孔73dを介してネジを締結することによりアングル部73が躯体2に設けられた額縁8に取り付けられる。
ここで、建物の躯体2に対してユニットバスが正確に位置決めされた状態で設置されないと、縦枠本体71を固定する壁パネル3と額縁8との距離が縦枠7の寸法に合致しない事態が発生する。例えば、戸尻側の縦枠7を設置する壁パネル3に対して額縁8が見付け方向外方側に位置がずれた場合、先に縦枠本体71を壁パネル3にネジ止めすると、アングル部73と額縁8との間に見付け方向において隙間が生じる。しかしながら、本実施の形態の縦枠7は、アングル部73が連結部材74により縦枠本体71と連結されているので、アングル部73と額縁8との間に隙間が生じた状態でアングル部73をネジ止めすると、図5に示すように、アングル部73のみが見付け方向に沿って額縁8側(見付け方向外方側)に移動する。そのため、縦枠本体71及び止水材取付部72に曲げ変形が生じる恐れがなく、障子4に対する止水材75の位置が見込み方向に変位する恐れもなくなる。したがって、壁パネル3と額縁8との距離が縦枠7の寸法に合致していない場合でも、障子4を閉めたときに止水材75が障子4に圧接されない事態を防ぐことができ、止水材75と障子4との隙間を通った浴室から脱衣室への漏水を防ぐことができる。この際、連結部材74の第1係合部74a、第2係合部74cが、それぞれ本体側保持部71b、アングル側保持部73bに対して回転することによって、縦枠本体71に対してアングル部73を見付け方向に変位可能に連結しているが、これに限らず、連結部材74が曲げ変形することによって縦枠本体71に対してアングル部73を見付け方向に変位可能に連結してもよい。
また、壁パネル3に設けたネジ孔と額縁8に設けたネジ孔との距離が、縦枠本体71に設けたネジ締結孔71aとアングル部73に設けたネジ締結孔73dとの距離よりも長くなった場合、先に縦枠本体71を壁パネル3にネジ止めすると、アングル部73のネジ締結孔73dと額縁8のネジ孔とに見込み方向においてずれが生じる。しかしながら、本実施の形態の縦枠7は、アングル部73が伸縮変形が可能な連結部材74により縦枠本体71と連結されているので、図6に示すように、アングル部73のみを見込み方向に移動させてアングル部73のネジ締結孔73dと額縁8のネジ孔との位置を合わせることができる。そのため、縦枠本体71に設けたネジ締結孔71aとアングル部73に設けたネジ締結孔73dとの距離にずれがあっても、縦枠7を確実に設置することができる。
このように、本実施の形態の建具で用いる縦枠7は、壁パネル3に固定される縦枠本体71と額縁8に固定されるアングル部73とを別体とし、弾性樹脂材でなる連結部材74で連結したことにより、壁パネル3と額縁8との距離が縦枠7の寸法に合致していないことによる縦枠7と障子4との隙間からの漏水を防ぐことができるとともに、縦枠7を確実に設置することができる。
(実施の形態2)
図7は、本発明の実施の形態2である建具における縦枠本体とアングル部との連結構成を示す図である。
本実施の形態の建具は、実施の形態1の建具と同様の構成であり、縦枠7が、縦枠本体71とアングル部73とを伸縮可能な弾性樹脂材でなる連結部材74で連結した構成になっている。本実施の形態の縦枠7において、実施の形態1と異なる点は、アングル部73の形状である。
本実施の形態のアングル部73は、図7に示すように、アングル側保持部73bより縦枠本体71側に、止水材取付部72の表面を覆うカバー部73eを有する。また、これにともない、縦枠本体71の隅部には、見込み方向に突出するカバー部71cを設けている。
本実施の形態の縦枠7も、壁パネル3に固定される縦枠本体71と額縁8に固定されるアングル部73とを別体とし、弾性樹脂材でなる連結部材74で連結している。そのため、実施の形態1の縦枠7と同様、壁パネル3と額縁8との距離が縦枠7の寸法に合致していないことによる縦枠7と障子4との隙間からの漏水を防ぐことができるとともに、縦枠7を確実に設置することができる。
また、本実施の形態の縦枠7は、アングル部73に、止水材取付部72の表面を覆うカバー部73eを設けている。そのため、脱衣室側からの外力による止水材取付部72の曲げ変形を防ぐことができる。
さらに、本実施の形態の縦枠7は、縦枠本体71とアングル部73との隙間から連結部材74が見えて美観が損なわれることを防げる。また、アングル部73にカバー部73eを設けて止水材取付部72との入隅をなくすことで、縦枠7の外観を多様化できる。
(実施の形態3)
図8は、本発明の実施の形態3である建具における縦枠本体とアングル部との連結構成を示す図である。
本実施の形態の建具は、実施の形態1の建具と同様の構成であり、縦枠7が、縦枠本体71とアングル部73とを伸縮可能な弾性樹脂材で連結した構成になっている。本実施の形態の縦枠7において、実施の形態1及び実施の形態2と異なる点は、アングル部73と連結部としての連結基部74とを樹脂材料で一体に形成してある点である。
本実施の形態のアングル部73は、図8に示すように、縦枠本体71に連結される側の端部に、止水材取付部72の先端部側に曲がっており、かつ横断面がテーパー形状をなすテーパー部73fを有する。テーパー部73fの端には、連結基部74が一体形成してある。連結基部74は、横断面が矩形状であり、見付け方向の幅がテーパー部73fの端の幅よりも広くなるよう形成してある。連結基部74は、止水材取付部72に設けた本体側保持部72aに嵌合される。本体側保持部72aは、脱衣室側の表面に設けた横断面が矩形で連結基部74とほぼ同じ断面形状の溝であり、止水材取付部72の長手方向に沿って全長に形成してある。
本実施の形態のアングル部73と連結基部74とは、それぞれを異なる樹脂材料で形成しており、連結基部74と比較してアングル部73のほうが硬質である。アングル部73は変形しにくい硬質樹脂で形成し、連結基部74は伸縮可能(変形可能)な軟質樹脂で形成する。そのため、アングル部73は、連結基部74の形成に用いる樹脂材料よりも弾性率が大きい樹脂材料で形成する。アングル部73に用いる樹脂材料と連結基部74に用いる樹脂材料の組み合わせとしては、たとえば、硬質PVCと軟質PVCとの組み合わせがある。アングル部73と連結基部74との一体形成には、周知の二色押出成形技術を適用すればよい。
本実施の形態の縦枠7も、壁パネル3に固定される縦枠本体71と額縁8に固定されるアングル部73とを別体とし、弾性樹脂材でなる連結基部74で連結している。そのため、実施の形態1の縦枠7と同様、壁パネル3と額縁8との距離が縦枠7の寸法に合致していないことによる縦枠7と障子4との隙間からの漏水を防ぐことができるとともに、縦枠7を確実に設置することができる。
また、本実施の形態の縦枠7は、アングル部73の縦枠本体71に近接する側の端部を、止水材取付部72の先端部側に曲がるテーパー部73fとし、止水材取付部72との入隅をなくすことで、縦枠7の外観を多様化できる。
さらに、本実施の形態の縦枠7は、アングル部73と連結基部74とを一体形成したことにより、縦枠本体71とアングル部73とを連結する作業の作業性を向上させることができる。
(実施の形態4)
図9は、本発明の実施の形態4である建具における縦枠本体とアングル部との連結構成を示す図である。
本実施の形態の建具は、実施の形態1の建具と同様の構成であり、縦枠7が、縦枠本体71とアングル部73とを伸縮可能な弾性樹脂材でなる連結部としての連結基部74で連結した構成になっている。また、本実施の形態の建具で用いる縦枠7は、実施の形態3の縦枠7と同様、アングル部73と連結基部74とを弾性率の異なる樹脂材料により一体形成してある。本実施の形態の縦枠71において、実施の形態3と異なる点は、アングル部73及び連結基部74の形状と、縦枠本体71の本体側保持部71bの形状である。
本実施の形態の縦枠本体71に設けた本体側保持部71bは、図9に示すように、縦枠本体71の隅部から見込み方向に突出しており、かつ躯体2側の見込み面から連結基部74の連結片部74bが引き出されるよう構成してある。アングル部73は、本体側保持部71bから見込み方向に突出している。連結基部74は、本体側保持部71bの外周に沿ってアングル部73側に回りこみ、アングル部73の端に連結している。
本実施の形態の縦枠7も、壁パネル3に固定される縦枠本体71と額縁8に固定されるアングル部73とを別体とし、弾性樹脂材でなる連結基部74で連結している。そのため、実施の形態1の縦枠7と同様、壁パネル3と額縁8との距離が縦枠7の寸法に合致していないことによる縦枠7と障子4との隙間からの漏水を防ぐことができるとともに、縦枠7を確実に設置することができる。
また、本実施の形態の縦枠7は、アングル部73と連結基部74とを一体形成したことにより、縦枠本体71とアングル部73とを連結する作業の作業性を向上させることができる。
以上、本発明に係る建具を、上記実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは勿論である。
たとえば、本発明に係る建具では、上枠や下枠を縦枠7と同様の構成にすることも可能である。また、縦枠本体71として角筒状のものを例示しているが、必ずしも角筒状である必要はない。さらに、開き戸を例示しているが、引き戸や引き違い戸等、その他の建具にも適用することが可能である。
1 開口枠
2 躯体
3 壁パネル
4 障子
5 上枠
6 下枠
7 縦枠
71 縦枠本体
71a ネジ締結孔
71a′ ネジ挿通孔
71b 本体側保持部
71c カバー部
72 止水材取付部
72a 本体側保持部
73 アングル部
73a 基部
73b アングル側保持部
73c,73e カバー部
73d ネジ締結孔
73f テーパー部
74 連結部材、連結基部(連結部)
74a 第1係合部
74b 連結片部
74c 第2係合部
75 止水材
8 額縁

Claims (4)

  1. 縦枠本体と、前記縦枠本体から見込み方向に向けて突出するアングル部と、前記縦枠本体から見付け方向に沿って内方に突出し、先端部に障子との間の止水を行う止水材が取り付けられる止水材取付部とを有した縦枠を備える建具において、
    前記止水材取付部を前記縦枠本体と一体に形成し、前記縦枠本体に対して前記アングル部を伸縮変形可能な連結部を介して見込み方向及び見付け方向に変位可能に連結したことを特徴とする建具。
  2. 前記連結部は、弾性樹脂材によって成形したことを特徴とする請求項1に記載の建具。
  3. 前記アングル部を、前記連結部よりも弾性率の大きい弾性樹脂材によって成形し、かつ前記アングル部及び前記連結部を一体に成形したことを特徴とする請求項2に記載の建具。
  4. 前記アングル部及び前記縦枠本体の少なくとも一方に、前記連結部の表面を覆うカバー部を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の建具。
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