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JP2013218021A - データドライバと表示装置 - Google Patents

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JP2013218021A
JP2013218021A JP2012086384A JP2012086384A JP2013218021A JP 2013218021 A JP2013218021 A JP 2013218021A JP 2012086384 A JP2012086384 A JP 2012086384A JP 2012086384 A JP2012086384 A JP 2012086384A JP 2013218021 A JP2013218021 A JP 2013218021A
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Minoru Saeki
穣 佐伯
Akifumi Yamamoto
章文 山本
Kiyoshi Miyazaki
喜芳 宮崎
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Renesas Electronics Corp
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Renesas Electronics Corp
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Abstract

【課題】デコーダ回路のトランジスタ数の増大を抑制可能とするデータドライバ装置と、データドライバ装置を備えた表示装置を提供する。
【解決手段】入力デジタル信号と出力階調電圧との間の入出力特性が非線形の特性曲線上で隣接する第1乃至第3の階調電圧V0、V1、V2に対して、第2の階調電圧V1に対応する第2の参照電圧を間引き、第1の階調電圧V0と第2の階調電圧V1の外分によって求まる補正電圧に対応する第3の補正参照電圧V2_Dを備え、デコーダ回路10は、入力デジタル信号に応じて、第2の階調電圧を出力するにあたり、第1の階調電圧と第3の補正参照電圧とを選択して二つの出力に出力し、第1の階調電圧及び第3の階調電圧をそれぞれ出力するにあたり、第1の参照電圧を重複選択、及び、第3の参照電圧を重複選択して二つの出力に出力し、増幅回路20は、デコーダ回路10で選択された二つの出力の参照電圧を受け内挿して出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、表示装置に関し、特に、デジタル信号に基づき、階調電圧を出力するデジタルアナログ変換回路を備えたデータドライバと該データドライバを備えた表示装置に関する。
近時、表示装置は、薄型、軽量、低消費電力を特徴とする液晶表示装置(LCD)が幅広く普及し、携帯電話機(モバイルフォン、セルラフォン)やPDA(パーソナルデジタルアシスタント)、ノートPC等のモバイル機器の表示部に多く利用されてきた。しかし最近では液晶表示装置の大画面化や動画対応の技術も高まり、モバイル用途だけでなく据置型の大画面表示装置や大画面液晶テレビも実現可能になってきている。これらの液晶表示装置としては、高精細表示が可能なアクティブマトリクス駆動方式の液晶表示装置が利用されている。また薄型表示デバイスとして有機発光ダイオード(OLED)を用いたアクティブマトリクス駆動方式の表示装置も開発されている。
図7を参照して、アクティブマトリクス駆動方式の薄型表示装置(液晶表示装置)の典型的な構成について概説しておく。図7(A)は、薄型表示装置の要部構成を等価回路で示した図である。
図7(A)を参照すると、アクティブマトリクス駆動方式の薄型表示装置は、その典型的な構成として、電源回路940、表示コントローラー950、表示パネル960、ゲートドライバ970、データドライバ980を含む。表示パネル960は、画素スイッチ964と表示素子963を含む単位画素がマトリクス状に配置される(例えばカラーSXGAパネルの場合、1280×3画素列×1024画素行)。表示パネル960には、各単位画素にゲートドライバ970から出力される走査信号を送る走査線961と、データドライバ980から出力される階調電圧信号を送るデータ線962とが格子状に配線される。ゲートドライバ970及びデータドライバ980は、表示コントローラー950によって制御され、それぞれ必要なクロックCLK、制御信号等が表示コントローラー950より供給される。映像データはデータドライバ980に供給される。現在、映像データはデジタルデータが主流となっている。電源回路940は、ゲートドライバ970、データドライバ980に必要な電源を供給する。表示パネル960は半導体基板を備えている。大画面表示装置等の表示パネル960としては、絶縁性基板上に薄膜トランジスタ(画素スイッチ等)を形成した半導体基板が広く使われている。
図7の表示装置において、画素スイッチ964のオン・オフを走査信号により制御し、画素スイッチ964がオン(電気的に導通状態)となるときに、映像データに対応した階調電圧信号が表示素子963に印加され、該階調電圧信号に応じて表示素子963の輝度が変化することで画像が表示される。1画面分のデータの書き換えは、例えば1フレーム期間(60Hz駆動時は通常、約0.017秒)で行われ、各走査線961で1画素行毎(ライン毎)、順次、選択(TFT964がオン)され、選択期間内に、各データ線962より階調電圧信号が画素スイッチ964を介して表示素子963に供給される。
液晶表示装置においては、図7(B)に示すように、表示パネル960は、単位画素として画素スイッチ964と透明な画素電極973をマトリクス状に配置した半導体基板と、面全体に1つの透明な電極974を形成した対向基板と、これら2枚の基板を対向させて間に液晶を封入した構造を有する。単位画素を構成する表示素子963は、画素電極973、対向基板電極974、液晶容量971及び補助容量972を備えている。また表示パネルの背面に光源としてバックライトを備えている。
走査線961からの走査信号により画素スイッチ964がオンとなるときに、データ線962からの階調電圧信号が画素電極973に印加され、各画素電極973と対向基板電極974との間の電位差により液晶を透過するバックライトの透過率が変化し、画素スイッチ964がオフ(非導通)とされた後も、該電位差を液晶容量971及び補助容量972で一定期間保持することで表示が行われる。
なお、液晶表示装置の駆動では液晶の劣化を防ぐため、対向基板電極974のコモン電圧に対して画素ごと通常1フレーム周期で電圧極性(正又は負)を切替える駆動(反転駆動)が行われる。このため、データ線962の駆動も、画素単位で電圧極性を変化させて駆動するドット反転駆動やフレーム単位で電圧極性を変化させて駆動するカラム反転駆動等が行われている。
データドライバ980は、互いに異なる電位の参照電圧群を入力し、映像デジタル信号に対応した参照電圧を選択するデコーダ回路と、デコーダ回路の出力電圧を増幅する増幅回路(出力回路)を備える。なお、デコーダ回路と増幅回路からなる回路ブロックは、入力デジタル信号に対応したアナログ信号電圧(階調電圧)を出力することから、この回路ブロックをデジタルアナログ変換回路ともいう。参照電圧と出力階調電圧が1:1に対応する場合、入力デジタル信号が6ビットの場合、64個の参照電圧が必要とされ、入力デジタル信号が8ビットの場合、256個の参照電圧が必要とされる。
参照電圧の数を削減し、回路面積を縮小するために、セレクタ(デコーダ回路)と、セレクタで選択された2つの電圧を内挿した電圧を出力する内挿アンプ(バッファ)を備えた構成が用いられている(例えば特許文献1、2等参照)。
上記内挿アンプを用いた構成において、例えば入力デジタル信号が6ビットの場合、出力階調電圧のレベル0〜63に対応して参照電圧はV0、V2、V4、・・・V62、V64の33個用意すればよい。
図8は、入力デジタル信号=6ビット、参照電圧数=33とした、内挿アンプ方式のデジタルアナログ変換回路の典型的な構成例(関連技術)を示す図である。図8を参照すると、V0からV64まで4レベル間隔の第1の参照電圧群20A(V0、V4、V8、・・、V64)と、V2からV62までの4レベル間隔の第2の参照電圧群20B(V2、V6、V10、・・、V62)と、6ビット入力デジタル信号D5−D0に基づき、2つの参照電圧を出力するデコーダ回路10’と、デコーダ回路10’で選択された2つの信号V(T1)、V(T2)を入力し、2つの信号電圧を、内分比1:1で内分(内挿)した電圧
Vout={V(T1)+V(T2)}/2
を出力する増幅回路(内挿アンプ)30を備えている。なお、デジタル信号の各ビットD5〜D0はそれぞれの相補信号D5B〜D0Bも含む(D5B〜D0Bは省略されている)。
デコーダ回路10’は、第1の参照電圧群20Aの32個の参照電圧(V0、V4、V8、・・・、V60、V64)を入力し、5ビット入力デジタル信号D5−D1に基づき、トーナメント方式(A)にしたがって1つを選択するセレクタ11Aと、第2の参照電圧群20Bの32個の参照電圧(V2、V6、V10、・・・、V58、V62)を入力し、入力デジタル信号D5−D2に基づき、トーナメント方式(B)にしたがって1つを選択するセレクタ11Bと、セレクタ11A、11Bからの出力を入力し、下位2ビットデジタル信号D0、D1に基づき、V(T1)、V(T2)に、選択した2つの参照電圧を出力するセレクタ12を備えている。
図9は、図8のトーナメント方式のセレクタ11Aの構成例を示す図である。図9に示すように、(V0、V4、V8、・・、V64)に接続し、デジタル信号D1B、D1によってオン・オフが制御されるスイッチ群の段では、D1B=1のときに、(V0、V4、V8、・・・V60)の16個が選択され、D1=1のとき、(V4、V8、・・・V64)の16個が選択される。D2B、D2に接続するスイッチ群の段では、前段のD1B、D1に接続するスイッチ群で選択された16個の中から8個が選択され、D3B、D3に接続するスイッチ群の段では、前段のD2B、D2に接続するスイッチ群で選択された8個の中から、4個が選択され、D4B、D4に接続するスイッチ群の段では、前段のD3B、D3に接続するスイッチ群で選択された4個の中から2個が選択され、D5B、D5に接続するスイッチ群の段では、前段のD4B、D4に接続するスイッチ群で選択された2個の中から1個が選択され、VS1に出力される。なお、図9において、各スイッチはNchトランジスタからなり、ゲートに入力されるデジタル信号がHigh(1)のとき、オン、Low(0)のとき、オフとされる。セレクタ11Aのスイッチ(Nchトランジスタ)の個数は32+16+8+4+2=62個である。
図10は、図8のトーナメント方式のセレクタ11Bの構成例を示す図である。図10に示すように、(V2、V6、V10、・・、V62)に接続し、D2B、D2にとってオン・オフされるスイッチ群の段では、D2B=1のとき、(V2、V10、V14、・・・、V50、V58)の8個が選択され、D2=1のとき、(V6、V14、・・・、V54、V62)の8個が選択され、D3B、D3に接続するスイッチ群の段では、前段のD2B、D2に接続するスイッチ群で選択された8個の中から4個が選択され、D4B、D4に接続するスイッチ群の段では、前段のD3B、D3に接続するスイッチ群で選択された4個の中から2個が選択され、D5B、D5に接続するスイッチ群の段では、前段のD4B、D4に接続するスイッチ群で選択された2個の中から1個が選択され、VS2に出力される。セレクタ11Bのスイッチ(Nchトランジスタ)の個数は16+8+4+2=30個である。
なお、図9、図10において、各スイッチはNchトランジスタからなり、ゲートに入力されるデジタル信号がHigh(1)のとき、オン、Low(0)のとき、オフとされる。他の図面も同様である。
図11は、セレクタ12の構成例を示す図である。図11に示すように、セレクタ12は、セレクタ11Aの出力VS1と、セレクタ11Bの出力VS2を入力し、下位2ビット(D1、D0)に基づき選択した信号を、出力(V(T1)、V(T(2))に出力する。図11に示すように、VS1とV(T1)間の2分岐パスに、D0とD1Bをそれぞれゲート端子に入力してオン・オフが制御されるスイッチをそれぞれ備え、VS2とV(T2)間の2分岐パスの一方に、D1をゲート端子に入力しオン・オフが制御されるスイッチを備え、V(T1)とV(T2)間に、D0Bでオン・オフが制御されるスイッチを備えている。なお、図11において、各スイッチはNchトランジスタからなり、ゲートに入力されるデジタル信号がHigh(1)のとき、オン、Low(0)のとき、オフとされる。
(D1、D0)=(0、0)のとき、(V(T1)、V(T2))=(VS1、VS1)、
(D1、D0)=(0、1)のとき、(V(T1)、V(T2))=(VS1、VS2)、
(D1、D0)=(1、0)のとき、(V(T1)、V(T2))=(VS2、VS2)、
(D1、D0)=(1、1)のとき、(V(T1)、V(T2))=(VS1、VS2)、が選択される。
図18は、増幅回路(内挿アンプ)30の構成を示す図である。図18に示すように、増幅回路(内挿アンプ)30は、共通接続されたソースが電流源113に接続され、ゲートが端子T1(電圧V(T1))と出力端子3(出力端子電圧Vout)にそれぞれ接続されたNchトランジスタ101、102よりなる第1の差動対と、共通接続されたソースが電流源114に接続されゲートが端子T2(電圧V(T2))と出力端子3にそれぞれ接続されたNchトランジスタ103、104よりなる第2の差動対と、Nchトランジスタ101、103の共通接続されたドレインと電源VDD間に接続されたPchトランジスタ111と、Nchトランジスタ102、104の共通接続されたドレインと電源VDD間に接続され、ゲートとドレインが接続されるとともに、ゲートがPchトランジスタ111のゲートに接続されたPchトランジスタ112と、Pchトランジスタ111のドレインとNchトランジスタ101、103の共通接続されたドレインとの接続点が入力端に接続され、出力端が出力端子3に接続された増幅段109と、を備えている。Pchトランジスタ111、112はカレントミラーを構成している。Nchトランジスタ101、102、103、104は同一サイズとされ、電流源113、114の電流値が等しい。Nchトランジスタ101、102、103、104のドレイン電流はID1、ID2、ID3、ID4は以下で与えられる。
ID1=(β/2)(V(T1)−VTH ・・・(1)
ID2=(β/2)(Vout−VTH ・・・(2)
ID3=(β/2)(V(T2)−VTH ・・・(3)
ID4=(β/2)(Vout−VTH ・・・(4)
ただし、上式(1)〜(4)において、VTHは閾値電圧である。βは利得係数であり、以下で与えられる。
β=μ(W/L)(εx/tox)
ただし、μは電子の実効移動度、εxはゲート絶縁膜の誘電率、toxはゲート絶縁膜の膜厚、Wはチャネル幅、Lはチャネル長である。
電流ID2+ID4はカレントミラーの入力側のPchトランジスタ112に流れる電流(入力電流)であり、電流ID1+ID3はカレントミラー回路の出力側のPchトランジスタ111に流れる電流(出力電流)であり、カレントミラー回路の入力電流が出力電流に等しくなるように制御される。
ID1+ID3=ID2+ID4 ・・・(5)
式(1)乃至(4)の括弧内を展開して式(5)に代入し、VTHの一次項に関して両辺を等しいとして、
V(T1)+V(T2)=2×Vout、すなわち、
Vout={V(T1)+V(T2)}/2 ・・・(6)
となる。
あるいは、第1、第2の差動対の相互コンダクタンスをgmとして、ID1−ID2=gm(V(T1)−Vout)、ID3−ID4=gm(V(T2)−Vout)を式(5)に代入することで、式(6)が導かれる。
図12(A)、(B)は、図8の回路の変換仕様を一覧で示す図である。
(1)(D5、D4、D3、D2、D1、D0)=(0、0、0、0、0)のとき、
セレクタ11A、11Bの出力(VS1、VS2)=(V0、V2)、
セレクタ12の出力(V(T1)、V(T2))=(V0、V0)
であり、
増幅回路30の出力(アンプ出力)は、
Vout=(V0+V0)/2=V0
である。なお、図12のデコーダ選択電圧VIN1、VIN2は、セレクタ12の出力電圧V(T1)、V(T2)と等しい。
(2)(D5、D4、D3、D2、D1、D0)=(0、0、0、0、1)のとき、
セレクタ11A、11Bの出力(VS1、VS2)=(V0、V2)、
セレクタ12の出力(V(T1)、(V(T2))=(V0、V1)
であり、
増幅回路30の出力(アンプ出力)は、
Vout=(V0+V2)/2=V1(合成)
となる。
(3)(D5、D4、D3、D2、D1、D0)=(0、0、0、1、0)のとき、
セレクタ11A、11Bの出力(VS1、VS2)=(V4、V2)、
セレクタ12の出力(V(T1)、(V(T2))=(V2、V2)
であり、
増幅回路30の出力(アンプ出力)は、
Vout=(V2+V2)/2=V2
となる。
(4)(D5、D4、D3、D2、D1、D0)=(0、0、0、1、1)のとき、
セレクタ11A、11Bの出力(VS1、VS2)=(V4、V2)、
セレクタ12の出力(V(T1)、(V(T2))=(V4、V2)
であり、
増幅回路30の出力(アンプ出力)は、
Vout=(V4+V2)/2=V3(合成)
となる。
(5)(D5、D4、D3、D2、D1、D0)=(0、0、1、0、0)のとき、
セレクタ11A、11Bの出力((VS1、VS2)=(V4、V6)、
セレクタ12の出力(V(T1)、(V(T2))=(V4、V4)
であり、
増幅回路30の出力(アンプ出力)は、
Vout=(V4+V4)/2=V4
となる。
(6)(D5、D4、D3、D2、D1、D0)=(0、0、1、0、1)のとき、
セレクタ11A、11Bの出力(VS1、VS2)=(V4、V6)、
セレクタ12の出力(V(T1)、(V(T2))=(V4、V6)
であり、
増幅回路30の出力(アンプ出力)は、
Vout=(V4+V6)/2=V5(合成)
となる。
(7)(D5、D4、D3、D2、D1、D0)=(0、0、1、1、0)のとき、
セレクタ11A、11Bの出力(VS1、VS2)=(V8、V6)、
セレクタ12の出力(V(T1)、(V(T2))=(V6、V6)
であり、
増幅回路30の出力(アンプ出力)は、
Vout=(V6+V6)/2=V6
となる。
(8)(D5、D4、D3、D2、D1、D0)=(0、0、1、1、1)のとき、
セレクタ11A、11Bの出力(VS1、VS2)=(V8、V6)、
セレクタ12の出力V(T1)、(V(T2))=(V8、V6)
であり、
増幅回路30の出力(アンプ出力)は、
Vout=(V8+V6)/2=V7(合成)
となる。(D5、D4、D3、D2、D1、D0)=(0、1、0、0、0)以降についても同様とされる。
(9)(D5、D4、D3、D2、D1、D0)=(1、1、1、1、0、0)のとき、
セレクタ11A、11Bの出力(VS1、VS2)=(V60、V58)、
セレクタ11A、11Bの出力(V(T1)、(V(T2))=(V60、V60)、
増幅回路30の出力(アンプ出力)は、
Vout=(V60+V60)/2=V60
となる、
(10)(D5、D4、D3、D2、D1、D0)=(1、1、1、1、0、1)のとき、
セレクタ11A、11Bの出力(VS1、VS2)=(V60、V62)、
セレクタ11A、11Bの出力(V(T1)、(V(T2))=(V60、V62)、
増幅回路30の出力(アンプ出力)は、
Vout=(V60+V62)/2=V61(合成)
となる。
(11)(D5、D4、D3、D2、D1、D0)=(1、1、1、1、1、0)のとき、
セレクタ11A、11Bの出力(VS1、VS2)=(V64、V62)、
セレクタ12の出力(V(T1)、(V(T2))=(V62、V62)、
増幅回路30の出力(アンプ出力)は、Vout=(V62+V62)/2=V62
となる。
(12)(D5、D4、D3、D2、D1、D0)=(1、1、1、1、1、1)のとき、
セレクタ11A、11Bの出力(VS1、VS2)=(V64、V62)、
セレクタ12の出力(V(T1)、(V(T2))=(V64、V62)、
増幅回路30の出力(アンプ出力)は、
Vout=(V64+V62)/2=V63(合成)
となる。
図13は、表示装置の階調データ(入力デジタル信号:横軸)と、データドライバの出力電圧値(出力階調電圧:縦軸)の入出力特性を示す図である。V0〜V7の非リニア領域A(入出力関係が比例(線形)関係になく、非線形)と、V56〜V63の非リニア領域Cと、V8〜V55のリニア領域B(入出力関係が比例する領域)と、からなる。非リニア領域A、Cは、表示装置のガンマ特性(補正)に対応している。
図14は、図13の表示特性に対応したデコーダ回路の構成(プロトタイプ例)を示す図である。非リニア領域Cの参照電圧群21D1(V56、V58、V60、V62)は、セレクタ11D1に入力され、デジタル信号D5−D0に基づき、その中の1つが選択され、セレクタ12の二つの入力VS1、VS2に共通に入力され、増幅回路30の入力端子V(T1)、V(T2)には、選択された電圧が共通に入力され、増幅回路30からは、セレクタ11D1で選択されたレベルの電圧が出力される。
非リニア領域Aの参照電圧群21D2(V0、V2、V4、V6)は、セレクタ11D2に入力され、デジタル信号D5−D0に基づき、その中の1つが選択され、セレクタ12の二つの入力VS1、VS2に共通に入力され、増幅回路30入力端子V(T1)、V(T2)には、選択された電圧が共通に入力され、増幅回路30からは、セレクタ11D2で選択されたレベルの電圧が出力される。
非リニア領域Aの参照電圧21D3(V1、V3、V5、V7)は、セレクタ11D3に入力され、デジタル信号D5−D0に基づき、その中の1つが選択され、セレクタ12の二つの入力VS1、VS2に共通に入力され、増幅回路30入力端子V(T1)、V(T2)には、選択された電圧が共通に入力され、増幅回路30からは、セレクタ11D4で選択されたレベルの電圧が出力される。
非リニア領域Cの参照電圧群21D4(V57、V59、V61、V63)はセレクタ11D4に入力され、デジタル信号D5−D0に基づき、その中の1つが選択され、セレクタ12の二つの入力VS1、VS2に共通に入力され、増幅回路30入力端子V(T1)、V(T2)には選択された電圧が共通に入力され、増幅回路30からは、セレクタ11D4で選択されたレベルの電圧が出力される。このように、増幅回路30の二つの入力端子VIN1、VIN2には、非リニア領域A(V0−V7)、非リニア領域C(V56−V63)の各電圧が共通に入力され、増幅回路30から二つ端子V(T1)、V(T2)に共通に入力された電圧(同一電圧)を1:1に内分した電圧が出力される。
リニア領域Bの参照電圧群21A(V8、V12、V16、・・・V64)は、セレクタ11A’に入力され、デジタル信号D5−D1に基づき、その中の1つが選択され、セレクタ12のVS1に入力される。
リニア領域Bの参照電圧21B(V10、V14、V18、・・・V62)はセレクタ11B’に入力され、デジタル信号D5−D1に基づき、その中の1つが選択され、セレクタ12のVS2に入力される。
前述したように、セレクタ12は、デジタル信号D1、D0に基づき、
(D1、D0)=(0、0)のとき、(V(T1)、V(T2))=(VS1、VS1)、
(D1、D0)=(0、1)のとき、(V(T1)、V(T2))=(VS1、VS2)、
(D1、D0)=(1、0)のとき、(V(T1)、V(T2))=(VS2、VS2)、
(D1、D0)=(1、1)のとき、(V(T1)、V(T2))=(VS1、VS2)を出力する。なお、入力デジタル信号D5−D1に基づき、例えばセレクタ11D1で、非リニア領域Cの参照電圧群21D1(V56、V58、V60、V62)の1つをセレクタ12のVS1、VS2に出力するとき、他のセレクタ11D2、11A’、11B’、11D3、11D4の出力はオフ状態とされている。セレクタ11D2、11D3、11D4についても同様とされる。セレクタ11A’と11B’はそれぞれ同時に選択される。
図15(A)は、図14のセレクタ11A’の構成例(プロトタイプ例)を示す図である。図15を参照すると、D1B=1(D1=0)のとき、(V8、V12、・・・V52)、D1=1(D1B=0)のとき、(V12、V16、・・・V56)の12個が選択され、D2B、D2で12個の中から6個が選択され、さらにD3B、D3で、6個の中から4個が選択され、D4B、D4で、4個の中から2個が選択され、D5B、D5で、2個の中から1個が選択される。セレクタ11A’のスイッチ(Nchトランジスタ)の数は24+12+6+4+2=48個である。
図15(B)は、図14のセレクタ11B’の構成例(プロトタイプ例)を示す図である。D2B=1(D2=0)のとき、(V10、V18、V26、V34、V42、V50)、D2=1(D2B=0)のとき、(V14、V22、V30、V38、V46、V54)の6個が選択され、D3B、D3で6個の中から4個が選択され、さらにD4B、D4で、4個の中から2個が選択され、D5B、D5で、2個の中から1個が選択される。セレクタ11B’のスイッチ(Nchトランジスタ)の数は12+6+4+2=24個である。
図16(A)は、図14のセレクタ11D2の構成例(プロトタイプ例)を示す図である。図16(A)に示すように、参照電圧群(V0、V2、V4、V6)の中からD1B、D1で、(V0、V4)又は(V2、V6)の2個を選び、D2B、D2で、D1B、D1で選択された2個の中から1つを選び、D3B=1、D4B=1、D5B=1、D0B=1のとき、選択回路12のVS1、VS2に入力される。セレクタ11D2のスイッチ(Nchトランジスタ)の数は、4+2+4=10個である。
図16(B)は、図14のセレクタ11D1の構成例(プロトタイプ例)を示す図である。図16(B)に示すように、参照電圧群(V56、V58、V60、V62)の中からD1B、D1で(V56、V60)又は(V58、V62)の2個を選び、D2B、D2でD1B、D1で選択された2個の中から1つを選び、D3=1、D4=1、D5=1、D0B=1のとき、セレクタ12のVS1、VS2に入力される。セレクタ11D1のスイッチ(Nchトランジスタ)の数は、4+2+4=10個である。
図16(C)は、図14のセレクタ11D3の構成(プロトタイプ例)を示す図である。図16(C)に示すように、参照電圧群(V1、V3、V5、V7)の中からD1B、D1で(V1、V5)又は(V3、V7)の2個を選び、D2B、D2でD1B、D1で選択された2個の中から1つを選び、D3B=1、D4B=1、D5B=1、D0=1のとき、セレクタ12のVS1、VS2に入力される。セレクタ11D3のスイッチ(Nchトランジスタ)の数は、4+2+4=10個である。
図16(D)は、図14のセレクタ11D4の構成(プロトタイプ例)を示す図である。図16(D)に示すように、参照電圧群(V57、V59、V61、V63)の中からD1B、D1で(V57、V61)又は(V59、V63)の2個を選び、D2B、D2で2個の中から1つを選び、D3=1、D4=1、D5=1、D0=1のとき、セレクタ12のVS1、VS2に入力される。セレクタ11D4のスイッチ(Nchトランジスタ)の数は、4+2+4=10個である。
図17は、図13の回路の変換仕様を示す図である。入力デジタル信号と出力電圧の組み合わせについていくつかを説明する。
非リニア領域AのV0〜V7、非リニア領域CのV56〜V63については、
(VS1、VS2)=(Vi、Vi)、
(V(T1)、V(T2))=(Vi、Vi)
Vout=(Vi+Vi)/2=Vi、(但し、i=0〜7、56〜63)
とされる。
リニア領域BのV8〜V55については、
参照電圧群21A、21Bをそれぞれ入力するセレクタ11A’、11B’により、(VS1、VS2)が選択され、セレクタ12から(V(T1)、V(T2))が増幅回路30に出力される。
すなわち、非リニア領域Aについて、
(D5、D4、D3、D2、D1、D0)が
(0、0、0、0、0、0)のとき、(VS1、VS2)=(V0、V0)、(V(T1)、V(T2))=(V0、V0)、出力電圧Vout=V0、
(0、0、0、0、0、1)のとき、(VS1、VS2)=(V1、V1)、(V(T1)、V(T2))=(V1、V1)、出力電圧Vout=V1、
(0、0、0、0、1、0)のとき、(VS1、VS2)=(V2、V2)、(V(T1)、V(T2))=(V2、V2)、出力電圧Vout=V2、
(0、0、0、0、1、1)のとき、(VS1、VS2)=(V3、V3)、(V(T1)、V(T2))=(V3、V3)、出力電圧Vout=V3、
(0、0、0、1、0、0)のとき、(VS1、VS2)=(V4、V4)、(V(T1)、V(T2))=(V4、V4)、出力電圧Vout=V4、
(0、0、0、1、0、1)のとき、(VS1、VS2)=(V5、V5)、(V(T1)、V(T2))=(V5、V5)、出力電圧Vout=V5、
(0、0、0、1、1、0)のとき、(VS1、VS2)=(V6、V6)、(V(T1)、V(T2))=(V6、V6)、出力電圧Vout=V6、
(0、0、0、1、1、1)のとき、(VS1、VS2)=(V7、V7)、(V(T1)、V(T2))=(V7、V7)、出力電圧Vout=V7
となる。
リニア領域Bについては、
(D5、D4、D3、D2、D1、D0)が、
(0、0、1、0、0、0)のとき、(VS1、VS2)=(V8、V10)、(V(T1)、V(T2))=(V8、V8)、出力電圧Vout=V8、
(0、0、1、0、0、1)のとき、(VS1、VS2)=(V8、V10)、(V(T1)、V(T2))=(V8、V10)、出力電圧Vout=V9、
(0、0、1、0、1、0)のとき、(VS1、VS2)=(V12、V10)、(V(T1)、V(T2))=(V12、V10)、出力電圧Vout=V9、
(0、0、1、0、1、1)のとき、(VS1、VS2)=(V12、V10)、(V(T1)、V(T2))=(V12、V10)、出力電圧Vout=V10
となる。以下同様にして、
(D5、D4、D3、D2、D1、D0)が、
(1、1、0、1、1、0)のとき、(VS1、VS2)=(V56、V54)、(V(T1)、V(T2))=(V54、V54)、出力電圧Vout=V54、
(1、1、0、1、1、1)のとき、(VS1、VS2)=(V56、V54)、(V(T1)、V(T2))=(V56、V54)、出力電圧Vout=V55
となる。
非リニア領域Cについては、
(D5、D4、D3、D2、D1、D0)が、
(1、1、1、0、0、0)のとき、(VS1、VS2)=(V56、V56)、(V(T1)、V(T2))=(V56、V56)、出力電圧Vout=V56、
(1、1、1、0、0、1)のとき、(VS1、VS2)=(V57、V57)、(V(T1)、V(T2))=(V57、V57)、出力電圧Vout=V57、
(1、1、1、0、1、0)のとき、(VS1、VS2)=(V58、V58)、(V(T1)、V(T2))=(V58、V58)、出力電圧Vout=V58、
(1、1、1、0、1、1)のとき、(VS1、VS2)=(V58、V58)、(V(T1)、V(T2))=(V59、V59)、出力電圧Vout=V59、
(1、1、1、0、1、1)のとき、(VS1、VS2)=(V60、V60)、(V(T1)、V(T2))=(V60、V60)、出力電圧Vout=V60、
(1、1、1、1、0、0)のとき、(VS1、VS2)=(V61、V61)、(V(T1)、V(T2))=(V61、V61)、出力電圧Vout=V61、
(1、1、1、1、0、1)のとき、(VS1、VS2)=(V62、V62)、(V(T1)、V(T2))=(V62、V62)、出力電圧Vout=V62、
(1、1、1、1、1、0)のとき、(VS1、VS2)=(V63、V63)、(V(T1)、V(T2))=(V63、V63)、出力電圧Vout=V63
となる。
なお、セレクタ11D1、11D2、11D3、11D4の各セレクタの出力は、セレクタ12の出力V(T1)とV(T2)に接続するようにしてもよい。
特開2001−34234号公報 特開2000−183747号公報
図14に示した構成では、入出力特性が非リニアの領域では、1:1内挿方式をそのまま利用することはできない。すなわち、非リニアの領域では、間引きした参照電圧に対応する出力階調電圧を、間引きした参照電圧の両隣の参照電圧を1:1の内分比で内分することで生成することができない。このため、非リニア領域では、ステップ毎に参照電圧を備えることが必要となる。
さらに、図14に示した構成では、該非リニア領域の参照電圧群を、リニア領域の参照電圧をトーナメント方式でデコードするセレクタを用いて選択することはできない。このため、該非リニア領域の参照電圧をデコードするためのセレクタ(図14の11D、11D2、11D3、11D4)が別途必要とされる。この結果、スイッチトランジスタの個数が増大する。
実施形態の1つの側面によれば、入力デジタル信号と、前記入力デジタル信号に応答して出力される階調電圧との間の入出力特性が非線形の特性曲線上の隣接する第1乃至第3の階調電圧に対して、
前記第1及び第3の階調電圧にそれぞれ対応した第1及び第3の参照電圧を備え、
前記第1及び第3の階調電圧の間の前記第2の階調電圧に対応する参照電圧として、前記第1及び第3の参照電圧の間の第2の参照電圧は間引かれ、間引かれた前記第2の参照電圧の代わりに、前記第1の階調電圧と前記第2の階調電圧との外分によって定まる補正階調電圧に対応する第3の補正参照電圧を備え、
複数の参照電圧の中から前記入力デジタル信号に応じて参照電圧を選択して二つの出力に出力するデコーダ回路であって、前記入力デジタル信号に応じて、
前記第2の階調電圧を出力するにあたり、前記第1の階調電圧と第3の補正参照電圧とを選択して前記二つの出力に出力し、
前記第1の階調電圧及び前記第3の階調電圧をそれぞれ出力するにあたり、前記第1の参照電圧を重複選択、及び、前記第3の参照電圧を重複選択して前記二つの出力に出力するデコーダ回路と、
前記デコーダ回路で選択された前記二つの出力の参照電圧を受け内挿して出力する増幅回路とを備えたデータドライバ装置、並びに該データドライバ装置を備えた表示装置が提供される。
別の側面によれば互いに異なる複数の参照電圧を含む第1の参照電圧群と、
前記第1の参照電圧群の参照電圧と異なり、且つ、互いに異なる複数の参照電圧を含む第2の参照電圧群と、を備え、
前記第1の参照電圧群の中から、前記入力デジタル信号の第1のビット群に基づき、1つの参照電圧をトーナメント方式で選択する第1のセレクタと、
前記第2の参照電圧群の中から、前記入力デジタル信号の前記第1のビット群に基づき、1つの参照電圧をトーナメント方式で選択する第2のセレクタと、
前記入力デジタル信号の第2のビット群に基づき、前記第1及び第2のセレクタで選択された二つの参照電圧の双方を出力するか、又は、前記二つの参照電圧の一方を重複して二つ選択出力する第3のセレクタと、
を備えたデコーダ回路と、
前記第3のセレクタから出力される前記二つの参照電圧を内挿した出力電圧を出力する増幅回路と、
を備え、
前記入力デジタル信号と出力階調電圧に関する前記入出力特性が非線形の特性曲線上の前記第1の階調電圧と、前記第1の階調電圧に隣接する前記第2の階調電圧と、前記第2の階調電圧に隣接する前記第3の階調電圧について、
前記第1及び第3の階調電圧にそれぞれ対応する前記第1及び第3の参照電圧を、前記第1又は第2の参照電圧群に備え、さらに、前記第3の補正参照電圧を前記第3の参照電圧が属する側の参照電圧群側に備え、
前記第2の階調電圧に対応する前記入力デジタル信号に応答して、前記第1及び第2のセレクタと前記第3のセレクタにより、前記第1の参照電圧と前記第3の補正参照電圧の二つが選択され、前記増幅回路から、前記第1の参照電圧と、前記第3の補正参照電圧とを内挿して得られた前記第2の階調電圧が出力され、
前記デコーダ回路のトーナメント方式前記第1及び第2のセレクタと、前記第3のセレクタは、前記入出力特性が線形の領域と、前記入出力特性が非線形の領域とで共通に用いられるデータドライバ装置、並びに該データドライバ装置を備えた表示装置が提供される。
前記実施形態によれば、入出力特性が非リニア領域の階調電圧を、リニア領域と同様に、内挿方式で出力することが可能とされ、その結果、デコーダ回路のトランジスタ数の増大を抑制可能としている。
一実施形態の構成を示す図である。 一実施形態における階調電圧の合成を説明する図である。 図1のセレクタ11Aの構成を示す図である。 図1のセレクタ11Bの構成を示す図である。 (A)、(B)は一実施形態の変換動作の仕様を示す図である。 一実施形態のデータドライバの構成を示す図である。 液晶表示装置を説明する図である。 関連技術のデジタルアナログ変換回路の構成の一例を示す図である。 図8のセレクタ11Aの構成の一例を示す図である。 図8のセレクタ11Bの構成の一例を示す図である。 図8のセレクタ12の構成の一例を示す図である。 (A)、(B)は関連技術1の変換動作の仕様を示す図である。 入力デジタル信号と出力電圧値の関係を示す図である。 デジタルアナログ変換回路の構成の一例(プロトタイプ例)を示す図である。 (A)、(B)は、図14のセレクタ11A’、11B’の構成の一例(プロトタイプ例)を示す図である。 図14のセレクタ11D1−D4の構成の一例(プロトタイプ例)を示す図である。 (A)、(B)は図14の変換動作の仕様の一例を示す図である。 増幅回路の構成例を示す図である。
実施形態について説明する。いくつかの実施形態によれば、入出力特性が非線形の領域の複数の階調電圧(第1乃至第3の階調電圧を含む)のうち、前記第1及び第3の階調電圧にそれぞれ対応した第1及び第3の参照電圧を備え、前記第1及び第3の階調電圧の間の前記第2の階調電圧に対応する参照電圧として、前記第1及び第3の参照電圧の間の第2の参照電圧を間引きかれ、該間引かれた第2の参照電圧の代わりに、前記第1の階調電圧と前記第2の階調電圧との外分によって定まる補正階調電圧に対応する第3の補正参照電圧を備え、間引かれた第2の参照電圧に対応する第2の階調電圧を、前記間引かれた第2の参照電圧に隣接する第1の参照電圧と、前記間引かれた第2の参照電圧に対応する第3の補正参照電圧とを用いて合成出力する。より詳しくは、入力デジタル信号と出力階調電圧との間の入出力特性が非線形の特性曲線上の第1乃至第3の階調電圧(図2のV0、V1、V2参照)に対して、前記第1、第3の階調電圧(V0、V2)にそれぞれ対応する第1、第3の参照電圧を備え、前記第2の階調電圧(V1)に対応する第2の参照電圧は間引きかれ、前記第1の階調電圧(V0)と前記第2の階調電圧(V1)とを外分(外挿)することによって求まる補正階調電圧に対応する第3の補正参照電圧(図2のV2_D参照)を備えている。
デコーダ回路(図1の10)は、前記入力デジタル信号の第1の値に応じて前記第1の参照電圧(V0)を重複して選択し二つの出力に出力し、デコーダ回路(10)の二つの出力を受ける増幅回路(30)で内挿(例えば内分比1:1で内分)することで、前記第1の階調電圧(V0)を生成する。
デコーダ回路(図1の10)は、前記入力デジタル信号の第2の値に応じて、前記第1の参照電圧(V0)と、前記第3の補正参照電圧(V2_D)とを選択して二つの出力に出力し、デコーダ回路(10)の二つの出力を受ける増幅回路(30)で内挿(例えば内分比1:1で内分)することで、前記第2の階調電圧(V2)を生成する。
デコーダ回路(図1の10)は、前記入力デジタル信号の第3の値に応じて前記第3の参照電圧(V2)を重複して選択し二つの出力に出力し、デコーダ回路(10)の二つの出力を受ける増幅回路(30)で内挿することで、前記第3の階調電圧(V2)を生成する。
前記入出力特性が非線形の領域の階調電圧のうち、間引かれた参照電圧に対応する階調電圧を、前記間引かれた参照電圧に隣接する1つの参照電圧と、補間参照電圧とを内挿入して出力する。すなわち、実施形態によれば、入力デジタル信号と出力階調電圧との間の入出力特性が、非線形の領域についても、入出力特性が線形の領域と同様に、間引かれた参照電圧に対応する階調電圧を、前記間引かれた参照電圧に隣接する参照電圧を用いて合成出力する。
実施形態の1つによれば、互いに異なる複数の参照電圧を含む第1の参照電圧群(20A、20C)と、第1の参照電圧群(20A、20C)の参照電圧と異なり、互いに異なる複数の参照電圧を含む第2の参照電圧群(20B、20D)と、を備え、デコーダ回路(10)は、前記第1の参照電圧群の中から、前記入力デジタル信号の第1のビット群に基づき、1つの参照電圧をトーナメント方式で選択する第1のセレクタ(11A)と、前記第2の参照電圧群の中から、前記入力デジタル信号の前記第1のビット群に基づき、1つの参照電圧をトーナメント方式で選択する第2のセレクタ(11B)と、前記入力デジタル信号の第2のビット群に基づき、前記第1及び第2のセレクタで選択された二つの参照電圧の双方を出力するか、又は、前記二つの参照電圧の一方を重複して二つ選択出力する第3のセレクタ(12)と、を備えている。
前記増幅回路(30)は、前記第3のセレクタ(12)から出力される前記二つの参照電圧を内挿した中間電位の出力電圧を出力する。
前記入力デジタル信号と出力階調電圧に関する前記入出力特性が非線形の特性曲線上で隣接する第1の階調電圧と、第2の階調電圧と、第3の階調電圧について、前記第1、第3の階調電圧にそれぞれ対応する第1、第3の参照電圧を、前記第1又は第2の参照電圧群に備え、さらに、前記第3の補正参照電圧を、前記第3の参照電圧が属する参照電圧群に備えている。
前記第2の階調電圧に対応する前記入力デジタル信号に応答して、前記第1及び第2のセレクタ(11A、11B)と前記第3のセレクタ(12)により、前記第1の参照電圧と前記第3の補正参照電圧の二つが選択され、前記増幅回路(30)から、前記第1の参照電圧と前記第3の補正参照電圧とを内挿して得られた前記第2の階調電圧が出力される。かかる構成により、前記デコーダ回路の前記第1乃至第3のセレクタは、前記入出力特性が線形の領域と、前記入出力特性が非線形の領域とで、共通に用いられる。
実施形態の1つによれば、前記第1及び第2のセレクタ(11A/B)の少なくとも一方のセレクタの前段に、前記入力デジタル信号の所定のビットに応じて、前記第3の補正参照電圧、又は前記第3の参照電圧の一方を選択して前記一方のセレクタの入力に供給するスイッチ回路(40A/B)を備えている。
実施形態の1つによれば、前記第3のセレクタ(12)は、前記入力デジタル信号の前記第2のビット群をなす下位2ビット(D1、D0)の4つの組み合わせに応じて、
第1の組み合せのとき、前記第1のセレクタ(11A)で選択された1つの参照電圧を重複して二つ、
第2の組み合せのとき、前記第1及び第2のセレクタ(11A、11B)でそれぞれ選択された二つの参照電圧、
第3の組み合せのとき、前記第2のセレクタ(11B)で選択された1つの参照電圧を重複して二つ、
第4の組み合せのとき、前記第1及び第2のセレクタ(11A、11B)でそれぞれ選択された二つの参照電圧を選択出力する。
実施形態の1つによれば、前記入出力特性が非線形の特性曲線上で隣接する、前記第3の参照電圧(V2)に対応する前記第3の階調電圧と、第4の階調電圧(V3)と、第5の参照電圧(V4)に対応する第5の階調電圧とに対して、
前記第3の階調電圧(V2)と前記第4の階調電圧(V3)とを外挿して得られる補正電圧に対応する第5の補正参照電圧(V4_D)をさらに備え、
前記第1の参照電圧(V0)と、前記第5の補間参照電圧(V4_D)、前記第5の参照電圧(V4)が、前記第1のセレクタ(11A)に供給され、
前記第3の補正参照電圧(V2_D)、前記第3の参照電圧(V2)が、前記スイッチ回路(40B)を介して前記第2のセレクタ(11B)に供給され、
前記第1の階調電圧(V0)に対応する前記入力デジタル信号の第1の値に応答して、
前記第1のセレクタでは、前記第1の参照電圧(V0)を選択し、
前記第2のセレクタでは、前記スイッチ回路(40B)で選択された前記第3の補正参照電圧(V2_D)を選択し、
前記第3のセレクタ(12)から前記第1の参照電圧(V0)が重複して二つ出力され、前記増幅回路から二つの前記第1の参照電圧(V0)同士を内挿した前記第1の階調電圧が出力され、
前記第2の階調電圧に対応する前記入力デジタル信号の第2の値に応答して、
前記第1のセレクタ(11A)では、前記第1の参照電圧(V0)を選択し、
前記第2のセレクタ(11B)では、前記スイッチ回路(40B)で選択された前記第3の補正参照電圧(V2_D)を選択し、
前記第3のセレクタ(12)から前記第1の参照電圧(V0)と前記第3の補正参照電圧(V2_D)が出力され、前記増幅回路(30)から、前記第1の参照電圧(V0)と前記第3の補正参照電圧(V2_D)を内挿した前記第2の階調電圧が出力され、
前記第3の階調電圧に対応する前記入力デジタル信号の第3の値に応答して、
前記第1のセレクタ(11A)では、前記第5の補正参照電圧(V4_D)を選択し、
前記第2のセレクタ(11B)では、前記スイッチ回路(40B)で選択された前記第3の参照電圧(V2)を選択し、
前記第3のセレクタ(12)から前記第3の参照電圧(V2)が重複して二つ出力され、前記増幅回路(30)から二つの前記第3の参照電圧(V0)を内挿した前記第3の階調電圧が出力され、
前記第4の階調電圧に対応する前記入力デジタル信号の第4の値に応答して、
前記第1のセレクタ(11A)では、前記第5の補正参照電圧(V4_D)を選択し、
前記第2のセレクタ(11B)では、前記スイッチ回路(40B)で選択された前記第3の参照電圧(V2)を選択し、
前記第3のセレクタ(12)から前記第5の補正参照電圧(V4_D)と、前記第3の参照電圧(V2)が出力され、
前記増幅回路(30)から、前記第5の補正参照電圧(V4_D)と前記第3の参照電圧(V2)を内挿した前記第4の階調電圧が出力される。
実施形態の1つによれば、前記増幅回路(30)は、前記第3のセレクタから出力される前記二つの参照電圧を、内分比1:1に内挿した中間電位の階調電圧を出力し、前記第1、第3の階調電圧は、それぞれ、前記第1、第3の参照電圧の電圧レベルに等しい。前記第3の補正参照電圧(V2_D)は、前記第1の階調電圧(V0)と前記第2の階調電圧(V1)を2:1に外分して求められる。また、前記第1、第3、第5の階調電圧は、それぞれ前記第1、第3、第5の参照電圧の電圧レベルに等しい。前記第5の補正参照電圧(V4_D)は、前記第3の階調電圧(V2)と前記第4の階調電圧(V3)を2:1に外分して求められる。
実施形態の1つによれば、前記入出力特性が線形の領域において、間引きした参照電圧に対応する階調電圧の両隣の参照電圧を前記第1、第2の参照電圧群に備え、前記両隣の参照電圧を前記第1及び第2のセレクタ(11A、11B)と前記第3のセレクタ(12)で選択して前記増幅回路に供給し、間引きした参照電圧に対応する階調電圧を出力する。以下図面を参照して例示的な実施形態について説明する。なお、以下では、図8、図14との対比を容易化するため、入力デジタル信号を6ビットとして説明するが、6ビットに制限されるものでないことは勿論である。
図1は、例示的な一実施形態の構成を示す図である。図1を参照すると、参照電圧はグループ化され、参照電圧群20A(V0、V4、V8、・・・V64)と、参照電圧群20B(V2、V6、V10、・・・V62)と、参照電圧群20D(V2_D、V6_D、V58_D、V62_D)と、参照電圧群20C(V4_D、V8_D、V60_D、V64_D)を備えている。さらに、前段回路40A、40Bと、デコーダ10と、増幅回路30(内挿アンプ)を備えている。デコーダ10は、トーナメント方式(A)のセレクタ11A及びトーナメント方式(B)のセレクタ11Bと、セレクタ12を備えている。
セレクタ11Aは、参照電圧群20A、20Cを入力する前段回路40Aの出力を入力し、デジタル信号D5−D1に基づき、1つの参照電圧を選択し、選択した参照電圧をVS1に出力する。なお、デジタル信号の各ビットD5〜D0はそれぞれの相補信号D5B〜D0Bも含む(D5B〜D0Bは省略されている)。
セレクタ11Bは、参照電圧群20B、20Dを入力する前段回路40Bの出力を入力し、デジタル信号D5−D1に基づき、1つの参照電圧を選択し、選択した参照電圧をVS2に出力する。
セレクタ12は、セレクタ11Aとセレクタ11Bからの出力VS1、VS2を受け、デジタル信号の下位2ビットD1、D0の値に応じて選択した電圧を出力端子V(T1)、V(T2)に出力する。図1のセレクタ12は、図11に示したセレクタ12と同じ構成である。
増幅回路30(内挿アンプ)は、VIN1とVIN2の電圧を1:1の内分比で内分した出力電圧Voutを出力し、例えば図18に示した構成とされる。
図2は、非リニア領域(V0、V1、V2、V2_D)の電圧の関係を説明する図である。V2_Dは、V0とV1(線分V0−V1)を2:1の比で外分(外挿)して得られる(線分V0−V2_D:線分V2_D−V1=2:1)。このとき、V1はV0とV2_Dを1:1の内分比で内分することによって得られる。すなわち、図2の横方向を、入力デジタル信号の値とし、縦方向を出力階調電圧(出力電圧値)として、V0とV1にそれぞれ対応するデジタル信号の値の差がΔx、出力階調電圧V0とV1の差がΔyのとき、V1とV2(V2_D)にそれぞれ対応する入力デジタル信号の値の差分はΔxであり、出力階調電圧V0とV2_Dの差はΔyとなる。
V0−V1=V1−V2_D(=Δy)
∴ V1=(V0+V2_D)/2
となり、V1は、V0とV2_D(補正電圧)を内分比1:1で内分することで生成される。
出力電圧値が、入力デジタル信号(階調データ)に関してリニア(線形)に変化しない領域(例えばリニア領域から20〜30%以上ずれた場合)において、参照電圧V2とは別の補正電圧(V2_D)を用いることで、V0と、このV2_Dから合成される電圧(V1)を、増幅回路30の出力電圧としている。
同様に、図13の非リニア領域Aにおいて、
V3は、V2とV4_Dの内分比1:1の内分(V2+V4_D)/2で生成され、
V5は、V4とV6_Dの内分比1:1の内分(V4+V6_D)/2で生成され、
V7は、V8_DとV6の内分比1:1の内分(V8_D+V6)/2で生成される。
一方、図13の非リニア領域Aにおいて、
V0は、V0とV0の内分比1:1の内分(V0+V0)/2で生成され、同様に、
V2は、V2とV2の内分比1:1の内分(V2+V2)/2で生成され、
V4は、V4とV4の内分比1:1の内分(V4+V4)/2で生成され、
V6は、V6とV6の内分比1:1の内分(V6+V6)/2で生成される。
同様に、図13の非リニア領域CのV58、V60、V62、V64に対して、V58_D、V60_D、V62_D、V64_Dを備えている。
V57は、V56とV58_Dの内分比1:1の内分(V56+V58_D)/2で生成され、
V59は、V60とV58_Dの内分比1:1の内分(V60+V58_D)/2で生成され、
V61は、V60とV62_Dの内分比1:1の内分(V60+V62_D)/2で生成され、
V63は、V64_DとV62の内分比1:1の内分(V63+V64_D)/2で生成される。
図13の非リニア領域CのV58は、V58とV58の内分比1:1の内分(V58+V58)/2で生成され、
V60は、V60とV60の内分比1:1の内分(V60+V60)/2で生成され、
V62は、V62とV62の内分比1:1の内分(V62+V62)/2で生成される。
図3は、図1の前段回路40Aとセレクタ11Aの構成を示す図である。特に制限されないが、図3の例では、図1の前段回路40Aは、各参照電圧をセレクタ11Aに接続する配線からなる。すなわち、V0〜V64_Dは、前段回路40Aをスルーして(スイッチを経由せずに)、セレクタ11Aの対応するスイッチに入力される。
セレクタ11Aは、前段回路40Aから、V0、V4_D、V4、V8_D、V8、V12、V16、V20、V24、V28、V32、V36、V40、V44、V48、V52、V56、V60_D、V60、V64_Dを入力し、D1B、D1の値でオン・オフされる32個のスイッチ(Nchトランジスタ)により、D1B=1(D1=0)のとき、(V0、V4、V8、V12、V16、V20、V24、V28、V32、V36、V40、V44、V48、V52、V56、V60)を選択し、D1=1(D1B=0)のとき、(V4_D、V8_D、V12、V16、V20、V24、V28、V32、V36、V40、V44、V48、V52、V56、V60_D、V64_D)を選択出力する。
セレクタ11Aは、D1B、D1に基づき選択された16個の参照電圧から、D2B、D2の値でオン・オフされる16個のスイッチ(Nchトランジスタ)に基づき8個の参照電圧を選択し、該8個の参照電圧から、D3B、D3の値でオン・オフされる8個のスイッチ(Nchトランジスタ)に基づき4個の参照電圧を選択し、該4個の参照電圧から、D4B、D4の値でオン・オフされる4個のスイッチ(Nchトランジスタ)に基づき、2個の参照電圧を選択し、該2個の参照電圧から、D5B、D5の値でオン・オフされる2個のスイッチ(Nchトランジスタ)に基づき、いずれか1個の参照電圧を選択しVS1に出力する。
図4は、図1の前段回路40Bとセレクタ11Bの構成を示す図である。前段回路40Bは、V2_D、V2、V6_D、V6、V10、V14、V18、V22、V26、V30、V34、V38、V42、V46、V50、V54、V58_D、V58、V62_D、V62を入力し、D1B、D1でオン・オフされる8個のスイッチ(Nchトランジスタ)により、D1B=1のとき、(V2_D、V6_D、V10、・・・、V50、V54、V58_D、V62_D)をセレクタ11Bに出力し、D1=1のとき、(V2、V6、V10、・・・、V50、V54、V58、V62)をセレクタ11Bに出力する。なお、V2_DとV2、V6_DとV6、V58_DとV58、V62_DとV62は、D1BとD1でそれぞれオン・オフされるスイッチを介してセレクタ11Bの対応するスイッチに入力されるが、V10、V14、V18、V22、V26、V30、V34、V38、V42、V46、V50、V54は、前段回路40Bをスルーして(スイッチを経由せず)、セレクタ11Bの対応するスイッチに入力される。
セレクタ11Bは、前段回路11Bで、D1B、D1に基づき選択された16個の参照電圧から、D2B、D2の値でオン・オフされる16個のスイッチ(Nchトランジスタ)に基づき、8個の参照電圧を選択し、該8個の参照電圧から、D3B、D3の値でオン・オフされる8個のスイッチ(Nchトランジスタ)に基づき、4個の参照電圧を選択し、該4個の参照電圧から、D4B、D4の値でオン・オフされる4個のスイッチ(Nchトランジスタ)に基づき、2個の参照電圧を選択し、該2個の参照電圧から、D5B、D5でオン・オフされる2個のスイッチ(Nchトランジスタ)に基づき、いずれか1個の参照電圧を選択しVS2に出力する。
セレクタ12は、図11の構成からなり、デジタル信号の下位2ビットD1、D0の値の組み合わせに応じて、以下のように選択出力する。
(D1、D0)=(0、0)のとき、(V(T1)、V(T2))=(VS1、VS1)、
(D1、D0)=(0、1)のとき、(V(T1)、V(T2))=(VS1、VS2)、
(D1、D0)=(1、0)のとき、(V(T1)、V(T2))=(VS2、VS2)、
(D1、D0)=(1、1)のとき、(V(T1)、V(T2))=(VS1、VS2)
が出力される。
図5は、図1の回路の変換動作の仕様を示す図である。非リニア領域とリニア領域について、いくつかの入力デジタル信号に即して変換動作を説明する。
(D5、D4、D3、D2、D1、D0)が(0、0、0、0、0、0)のとき、
VS1には、セレクタ11AからV0が出力され、
VS2には、セレクタ11BからV2_Dが出力され、
セレクタ12から、(V(T1)、V(T2))=(V0、V0)が出力され、
増幅回路30の入力(VIN1、VIN2)=(V0、V0)より、出力電圧は、
Vout=(V0+V0)/2=V0
となる。
(D5、D4、D3、D2、D1、D0)が(0、0、0、0、0、1)のとき、
VS1には、セレクタ11AからV0が出力され、
VS2には、セレクタ11BからV2_Dが出力され、
セレクタ12から、(V(T1)、V(T2))=(V0、V2_D)が出力され、
増幅回路30の入力(VIN1、VIN2)=(V0、V2_D)より、出力電圧は、Vout=(V0+V2_D)/2=V1
となる。
(D5、D4、D3、D2、D1、D0)が(0、0、0、0、1、0)のとき、
VS1には、セレクタ11AからV4_Dが出力され、
VS2には、セレクタ11BからV2が出力され、
セレクタ12から、(V(T1)、V(T2))=(V2、V2)が出力され、
増幅回路30の入力(VIN1、VIN2)=(V2、V2)より、出力電圧は、
Vout=(V2+V2)/2=V2
となる。
(D5、D4、D3、D2、D1、D0)が(0、0、0、0、1、1)のとき、
VS1には、セレクタ11AからV4_Dが出力され、
VS2には、セレクタ11BからV2が出力され、
セレクタ12から、(V(T1)、V(T2))=(V4_D、V2)が出力され、
増幅回路30の入力(VIN1、VIN2)=(V4_D、V2)より、出力電圧は、Vout=(V4_D+V2)/2=V3
となる。
(D5、D4、D3、D2、D1、D0)が(0、0、0、1、0、0)のとき、
VS1には、セレクタ11AからV4が出力され、
VS2には、セレクタ11BからV6_Dが出力され、
セレクタ12から、(V(T1)、V(T2))=(V4、V4)が出力され、
増幅回路30の入力(VIN1、VIN2)=(V4、V4)より、出力電圧は、
Vout=(V4+V4)/2=V4
となる。
(D5、D4、D3、D2、D1、D0)が(0、0、0、1、0、1)のとき、
VS1には、セレクタ11AからV4が出力され、
VS2には、セレクタ11BからV6_Dが出力され、
セレクタ12から、(V(T1)、V(T2))=(V4、V6_D)が出力され、
増幅回路30の入力(VIN1、VIN2)=(V4、V6_D)より、出力電圧は、Vout=(V4+V6_D)/2=V5
となる。
(D5、D4、D3、D2、D1、D0)が(0、0、0、1、1、0)のとき、
VS1には、セレクタ11AからV8_Dが出力され、
VS2には、セレクタ11BからV6が出力され、
セレクタ12から、(V(T1)、V(T2))=(V6、V6)が出力され、
増幅回路30の入力(VIN1、VIN2)=(V6、V6)より、出力電圧は、
Vout=(V6+V6)/2=V6
となる。
(D5、D4、D3、D2、D1、D0)が(0、0、0、1、1、1)のとき、
VS1には、セレクタ11AからV8_Dが出力され、
VS2には、セレクタ11BからV6が出力され、
セレクタ12から、(V(T1)、V(T2))=(V8_D、V6)が出力され、
増幅回路30の入力(VIN1、VIN2)=(V8_D、V6)より、出力電圧は、
Vout=(V8_D+V6)/2=V7
となる。
以上が、図13の非リニア領域Aの変換に対応する。
出力電圧レベルV8〜V56のリニア領域Bの変換は、図8の出力電圧レベルV8〜V56と同一である。
すなわち、(D5、D4、D3、D2、D1、D0)が(0、0、1、0、0、0)のとき、
VS1には、セレクタ11AからV8が出力され、
VS2には、セレクタ11BからV6が出力され、
セレクタ12から、(V(T1)、V(T2))=(V8、V8)が出力され、
増幅回路30の入力(VIN1、VIN2)=(V8、V8)より、出力電圧は、
Vout=(V8+V8)/2=V8
となる。
(D5、D4、D3、D2、D1、D0)が(0、0、1、0、0、0)のとき、
VS1には、セレクタ11AからV8が出力され、
VS2には、セレクタ11BからV10が出力され、
セレクタ12から、(V(T1)、V(T2))=(V8、V10)が出力され、
増幅回路30の入力(VIN1、VIN2)=(V8、V10)より、出力電圧は、
Vout=(V8+V10)/2=V9
となる。以下同様にして、
(D5、D4、D3、D2、D1、D0)が(1、1、0、1、0、0)のとき、
VS1には、セレクタ11AからV52が出力され、
VS2には、セレクタ11BからV50が出力され、
セレクタ12から、(V(T1)、V(T2))=(V52、V52)が出力され、
増幅回路30の入力(VIN1、VIN2)=(V52、V52)より、出力電圧は、
Vout=(V52+V52)/2=V52
となる。
(D5、D4、D3、D2、D1、D0)が(1、1、0、1、0、1)のとき、
VS1には、セレクタ11AからV52が出力され、
VS2には、セレクタ11BからV54が出力され、
セレクタ12から、(V(T1)、V(T2))=(V52、V54)が出力され、
増幅回路30の入力(VIN1、VIN2)=(V52、V54)より、出力電圧は、
Vout=(V52+V54)/2=V53
となる。
(D5、D4、D3、D2、D1、D0)が(1、1、0、1、1、0)のとき、
VS1には、セレクタ11AからV56が出力され、
VS2には、セレクタ11BからV54が出力され、
セレクタ12から、(V(T1)、V(T2))=(V54、V54)が出力され、
増幅回路30の入力(VIN1、VIN2)=(V54、V54)より、出力電圧は、
Vout=(V54+V54)/2=V54
となる。
(D5、D4、D3、D2、D1、D0)が(1、1、0、1、1、1)のとき、
VS1には、セレクタ11AからV56が出力され、
VS2には、セレクタ11BからV54が出力され、
セレクタ12から、(V(T1)、V(T2))=(V56、V54)が出力され、
増幅回路30の入力(VIN1、VIN2)=(V56、V54)より、出力電圧は、Vout=(V56+V54)/2=V55
となる。
以上がリニア領域Bの変換動作である。非リニア領域Cの変換動作は以下のようになる。
(D5、D4、D3、D2、D1、D0)が(1、1、1、0、0、0)のときは、
VS1には、セレクタ11AからV56が出力され、
VS2には、セレクタ11BからV58_Dが出力され、
セレクタ12から、(V(T1)、V(T2))=(V56、V54)が出力され、
増幅回路30の入力(VIN1、VIN2)=(V56、V54)より、出力電圧は、
Vout=(V56+V56)/2=V56
となる。
(D5、D4、D3、D2、D1、D0)が(1、1、1、0、0、0)のときは、
VS1には、セレクタ11AからV56が出力され、
VS2には、セレクタ11BからV58_Dが出力され、
セレクタ12から、(V(T1)、V(T2))=(V56、V56)が出力され、
増幅回路30の入力(VIN1、VIN2)=(V56、V56)より、出力電圧は、
Vout=(V56+V56)/2=V56
となる。
(D5、D4、D3、D2、D1、D0)が(1、1、1、0、0、1)のときは、
VS1には、セレクタ11AからV56が出力され、
VS2には、セレクタ11BからV58_Dが出力され、
セレクタ12から、(V(T1)、V(T2))=(V56、V58_D)が出力され、
増幅回路30の入力(VIN1、VIN2)=(V56、V58_D)より、出力電圧は、
Vout=(V56+V58_D)/2=V57
となる。
(D5、D4、D3、D2、D1、D0)が(1、1、1、0、1、0)のときは、
VS1には、セレクタ11AからV60_Dが出力され、
VS2には、セレクタ11BからV58が出力され、
セレクタ12から、(V(T1)、V(T2))=(V58、V58)が出力され、
増幅回路30の入力(VIN1、VIN2)=(V58、V58)より、出力電圧は、
Vout=(V58+V58)/2=V58
となる。
(D5、D4、D3、D2、D1、D0)が(1、1、1、0、1、1)(=59)のときは、
VS1には、セレクタ11AからV60_Dが出力され、
VS2には、セレクタ11BからV58が出力され、
セレクタ12から、(V(T1)、V(T2))=(V60_D、V58)が出力され、
増幅回路30の入力(VIN1、VIN2)=(V60_D、V58)より、出力電圧は、
Vout=(V60_D+V58)/2=V59
となる。
(D5、D4、D3、D2、D1、D0)が(1、1、1、1、0、0)(=60)のときは、
VS1には、セレクタ11AからV60が出力され、
VS2には、セレクタ11BからV62_Dが出力され、
セレクタ12から、(V(T1)、V(T2))=(V60、V60)が出力され、
増幅回路30の入力(VIN1、VIN2)=(V60、V60)より、出力電圧は、
Vout=(V60+V60)/2=V60
となる。
(D5、D4、D3、D2、D1、D0)が(1、1、1、1、0、1)(=61)のときは、
VS1には、セレクタ11AからV60が出力され、
VS2には、セレクタ11BからV62_Dが出力され、
セレクタ12から、(V(T1)、V(T2))=(V60、V62_D)が出力され、
増幅回路30の入力(VIN1、VIN2)=(V60、V62_D)より、出力電圧は、
Vout=(V60+V62_D)/2=V61
となる。
(D5、D4、D3、D2、D1、D0)が(1、1、1、1、1、0)(=62)のときは、
VS1には、セレクタ11AからV64_Dが出力され、
VS2には、セレクタ11BからV62が出力され、
セレクタ12から、(V(T1)、V(T2))=(V62、V62)が出力され、
増幅回路30の入力(VIN1、VIN2)=(V62、V62)より、出力電圧は、
Vout=(V62+V62)/2=V62
となる。
(D5、D4、D3、D2、D1、D0)が(1、1、1、1、1、1)(=62)のときは、
VS1には、セレクタ11AからV64_Dが出力され、
VS2には、セレクタ11BからV62が出力され、
セレクタ12から、(V(T1)、V(T2))=(V64_D、V62)が出力され、
増幅回路30の入力(VIN1、VIN2)=(V64_D、V62)より、出力電圧は、
Vout=(V64_D+V62)/2=V63
となる。
図14に示した構成(プロトタイプ例)のように、内挿アンプで2つの電圧の中間電圧を合成することで、参照電圧の個数を縮減する構成の場合、基本的にリニア領域にしか対応できないため、非リニア領域に関しては、全ての階調に対応させて参照電圧を用意してDA変換しており、このため、非リニア領域に専用のデコード回路(セレクタ11D1〜11D4)が必要とされる。すなわち、通常のトーナメント方式のセレクタとは別の構成のセレクタを別途用意することが必要とされる。この結果、図14に示した構成において、レイアウト面積の縮減は困難である。
これに対して、本実施形態によれば、非リニア領域に対してもリニア領域と同様に、1:1の内挿方式を用いて補間することを可能としており、非リニア領域とリニア領域で、トーナメント方式のセレクタ(11A、11B)を共用することで、デコーダ回路のトランジスタの数の増大を回避することができる。
本実施形態においては、非リニア領域に対して、補正電圧を参照電圧に使用することで、全出力電圧範囲に対してデジタルアナログ変換回路を1/2内挿方式でデコードすることが可能とされ、サイズの縮減を可能としている。セレクタ11A、11Bと参照電圧群との間に、前段回路40A、Bが追加されているが、追加されるトランジスタの数、及び参照電圧の個数は少ない。
例えば図14の構成(プロトタイプ例)では、セレクタ11A’、11B’、11D1、11D2、11D3、11D4のスイッチ(Nchトランジスタ)の個数は、それぞれ48、24、10、10、10、10の総計112個である。また、参照電圧の個数は、非リニア領域Aで8個、非リニア領域Cで8個、リニア領域Bで29個の総計45個である。
本実施形態では、図14と同じく、前段回路40A+セレクタ11A、前段回路40B+セレクタ11Bのスイッチ(Nchトランジスタ)の個数はそれぞれ62、38の総計100個である。図1、及び図3と図4から、参照電圧の総数は40個である。デコーダのスイッチ数の差は、入力デジタル信号のビット数が大きいほど顕著になりデコーダ回路のサイズの増大の抑制、縮減効果が期待できる。
図6は、本発明が適用される表示装置のデータドライバの要部構成の一例を示す図である。図6を参照すると、このデータドライバは、参照電圧発生回路804と、デコーダ回路群805と、内挿回路群806と、ラッチアドレスセレクタ801と、ラッチ群802と、レベルシフタ群803と、を含んで構成される。参照電圧発生回路804は、図1の参照電圧集合体20(20A、20B、20C、20D)の各参照電圧を生成する。特に制限されないが、参照電圧発生回路804は、不図示の第1、第2の基準電圧間に接続された抵抗群(ラダー抵抗)の各接続点(タップ)からバッファ等(ボルテージフォロワ等)を介して取り出される。デコーダ回路群805の各デコーダ回路は、図1に示したデコーダ10で構成されている。内挿回路群806の内部構成は図示されないが、図1に示した増幅回路(内挿回路)30を出力数に対応して複数個備えた構成とされる。デコーダ回路群805のデコーダ回路と、内挿回路群806においてデコーダ回路に対応する増幅回路(内挿回路)は、デジタル信号を入力してアナログ信号電圧を出力するデジタルアナログ変換回路を構成する。
ラッチアドレスセレクタ801は、クロック信号CLKに基づき、データラッチのタイミングを決定する。ラッチ群802は、ラッチアドレスセレクタ801で決定されたタイミングに基づいて、映像デジタルデータをラッチし、STB信号(ストローブ信号)に応じて、レベルシフタ群803を介してデコーダ回路群805にデジタルデータを出力する。デコーダ回路群805は、各出力毎に、入力されたデジタルデータに応じて、参照電圧発生回路804で生成された参照電圧集合体から2つの電圧V(T1)、V(T2)を選択出力する。
内挿回路群806は、図1の増幅回路30を複数備え、それぞれの増幅回路30は、2つの電圧V(T1)、V(T2)を1対1で内挿した電圧を出力する。内挿回路群806の出力端子群は表示装置のデータ線に接続される。ラッチアドレスセレクタ801及びラッチ群802はロジック回路で、一般に低電圧(例えば0V〜3.3V)で構成され、対応する電源電圧が供給されている。レベルシフタ群803、デコーダ回路群805及び内挿回路群806は、一般に表示素子を駆動するのに必要な高電圧(例えば0V〜18V)で構成され、対応する電源電圧が供給されている。
非リニア領域に対応の1:1内挿方式のデジタルアナログ変換回路において、デコーダ回路を構成するトランジスタスイッチ数の幅に縮減することで、デコーダ面積の削減を可能とするデータドライバ、表示装置を実現可能としている。
なお、図1等に示した例では、増幅回路30は、
Vout=(V(T1)+V(T2))/2
を出力する構成とされているが、増幅回路30内において、又は、増幅回路30の後段の別の増幅回路等において利得αで増幅し、データ線(表示素子)に出力する階調電圧として、
Vout=α×{(V(T1)+V(T2))/2}
としてもよいことは勿論である。
なお、上記の特許文献の各開示を、本書に引用をもって繰り込むものとする。本発明の全開示(請求の範囲を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施形態ないし実施例の変更・調整が可能である。また、本発明の請求の範囲の枠内において種々の開示要素(各請求項の各要素、各実施例の各要素、各図面の各要素等を含む)の多様な組み合わせないし選択が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。
10、10’、10” デコーダ回路
11A、11A’、11B、11B’、11D1、11D2、11D3、11D4、12 セレクタ
20A、20B、21A、21B、21D1、21D2、21D3、21D4 参照電圧群
30 増幅回路
40A、40B 前段回路

Claims (9)

  1. 入力デジタル信号と、前記入力デジタル信号に応答して出力される階調電圧との間の入出力特性が非線形の特性曲線上の隣接する第1乃至第3の階調電圧に対して、
    前記第1及び第3の階調電圧にそれぞれ対応した第1及び第3の参照電圧を備え、
    前記第1及び第3の階調電圧の間の前記第2の階調電圧に対応する参照電圧として、前記第1及び第3の参照電圧の間の第2の参照電圧は間引かれ、間引かれた前記第2の参照電圧の代わりに、前記第1の階調電圧と前記第2の階調電圧との外分によって定まる補正階調電圧に対応する第3の補正参照電圧を備え、
    複数の参照電圧の中から前記入力デジタル信号に応じて参照電圧を選択して二つの出力に出力するデコーダ回路であって、前記入力デジタル信号に応じて、
    前記第2の階調電圧を出力するにあたり、前記第1の階調電圧と第3の補正参照電圧とを選択して前記二つの出力に出力し、
    前記第1の階調電圧及び前記第3の階調電圧をそれぞれ出力するにあたり、前記第1の参照電圧を重複選択、及び、前記第3の参照電圧を重複選択して前記二つの出力に出力するデコーダ回路と、
    前記デコーダ回路で選択された前記二つの出力の参照電圧を受け内挿して出力する増幅回路と、
    を備えたデータドライバ装置。
  2. 互いに異なる複数の参照電圧を含む第1の参照電圧群と、
    前記第1の参照電圧群の参照電圧と異なり、且つ、互いに異なる複数の参照電圧を含む第2の参照電圧群と、
    を備え、
    前記デコーダ回路は、
    前記第1の参照電圧群の中から、前記入力デジタル信号の第1のビット群に基づき、1つの参照電圧をトーナメント方式で選択する第1のセレクタと、
    前記第2の参照電圧群の中から、前記入力デジタル信号の前記第1のビット群に基づき、1つの参照電圧をトーナメント方式で選択する第2のセレクタと、
    前記入力デジタル信号の第2のビット群に基づき、前記第1及び第2のセレクタで選択された二つの参照電圧の双方を出力するか、又は、前記二つの参照電圧の一方を重複して二つ選択出力する第3のセレクタと、
    を備え、
    前記増幅回路は、前記第3のセレクタから出力される前記二つの参照電圧を内挿した出力電圧を出力し、
    前記入力デジタル信号と出力階調電圧に関する前記入出力特性が非線形の特性曲線上の前記第1の階調電圧と、前記第1の階調電圧に隣接する前記第2の階調電圧と、前記第2の階調電圧に隣接する前記第3の階調電圧について、
    前記第1及び第3の階調電圧にそれぞれ対応する前記第1及び第3の参照電圧を、前記第1又は第2の参照電圧群に備え、さらに、前記第3の補正参照電圧を前記第3の参照電圧が属する側の参照電圧群側に備え、
    前記第2の階調電圧に対応する前記入力デジタル信号に応答して、前記第1及び第2のセレクタと前記第3のセレクタにより、前記第1の参照電圧と前記第3の補正参照電圧の二つが選択され、前記増幅回路から、前記第1の参照電圧と、前記第3の補正参照電圧とを内挿して得られた前記第2の階調電圧が出力され、
    前記デコーダ回路のトーナメント方式前記第1及び第2のセレクタと、前記第3のセレクタは、前記入出力特性が線形の領域と、前記入出力特性が非線形の領域とで共通に用いられる、請求項1記載のデータドライバ装置。
  3. 前記第1及び第2のセレクタの少なくとも一方のセレクタの前段に、前記入力デジタル信号の所定のビットに応じて、前記第3の補正参照電圧、又は前記第3の参照電圧の一方を選択して前記一方のセレクタの入力に供給するスイッチ回路を備えている、請求項2記載のデータドライバ装置。
  4. 前記第3のセレクタは、前記入力デジタル信号の前記第2のビット群をなす下位2ビットの4つの組み合わせに応じて、
    第1の組み合せのとき、前記第1のセレクタで選択された参照電圧を重複して二つ、
    第2の組み合せのとき、前記第1及び第2のセレクタでそれぞれ選択された二つの参照電圧、
    第3の組み合せのとき、前記第2のセレクタで選択された参照電圧を重複して二つ、
    第4の組み合せのとき、前記第1及び第2のセレクタでそれぞれ選択された二つの参照電圧を選択出力する、請求項3記載のデータドライバ装置。
  5. 前記入出力特性が非線形の特性曲線上で隣接する、前記第3の参照電圧に対応する前記第3の階調電圧と、第4の階調電圧と、第5の参照電圧に対応する第5の階調電圧とに対して、
    前記第3の階調電圧と前記第4の階調電圧とを外挿して得られる補正電圧に対応する第5の補正参照電圧をさらに備え、
    前記第1の参照電圧と前記第5の補正参照電圧と前記第5の参照電圧が、前記第1のセレクタに供給され、
    前記第3の補正参照電圧と前記第3の参照電圧が前記スイッチ回路を介して前記第2のセレクタに供給され、
    前記第1の階調電圧に対応する前記入力デジタル信号の第1の値に応答して、
    前記第1のセレクタでは、前記第1の参照電圧を選択し、
    前記第2のセレクタでは、前記スイッチ回路で選択された前記第3の補正参照電圧を選択し、
    前記第3のセレクタから前記第1の参照電圧が重複して二つ出力され、前記増幅回路から二つの前記第1の参照電圧同士を内挿した前記第1の階調電圧が出力され、
    前記第2の階調電圧に対応する前記入力デジタル信号の第2の値に応答して、
    前記第1のセレクタでは、前記第1の参照電圧を選択し、
    前記第2のセレクタでは、前記スイッチ回路で選択された前記第3の補正参照電圧を選択し、
    前記第3のセレクタから前記第1の参照電圧と前記第3の補正参照電圧が出力され、前記増幅回路から、前記第1の参照電圧と前記第3の補正参照電圧を内挿した前記第2の階調電圧が出力され、
    前記第3の階調電圧に対応する前記入力デジタル信号の第3の値に応答して、
    前記第1のセレクタでは、前記第5の補正参照電圧を選択し、
    前記第2のセレクタでは、前記スイッチ回路で選択された前記第3の参照電圧を選択し、
    前記第3のセレクタから前記第3の参照電圧が重複して二つ出力され、前記増幅回路から二つの前記第3の参照電圧を内挿した前記第3の階調電圧が出力され、
    前記第4の階調電圧に対応する前記入力デジタル信号の第4の値に応答して、
    前記第1のセレクタでは、前記第5の補正参照電圧を選択し、
    前記第2のセレクタでは、前記スイッチ回路で選択された前記第3の参照電圧を選択し、
    前記第3のセレクタから前記第5の補正参照電圧と、前記第3の参照電圧が出力され、
    前記増幅回路から、前記第5の補正参照電圧と前記第3の参照電圧を内挿した前記第4の階調電圧が出力される、請求項4記載のデータドライバ装置。
  6. 前記増幅回路は、前記第3のセレクタから出力される前記二つの参照電圧を内分比1:1に内挿した中間電位の階調電圧を出力し、
    前記第1、第3の階調電圧は、それぞれ、前記第1、第3の参照電圧の電圧レベルに等しく、
    前記第3の補正参照電圧は、前記第1の階調電圧と前記第2の階調電圧を2:1に外分して求められる、請求項1又は2記載のデータドライバ装置。
  7. 前記増幅回路は、前記第3のセレクタから出力される前記二つの参照電圧を内分比1:1に内挿した中間電位の階調電圧を出力し、
    前記第1、第3、第5の階調電圧は、それぞれ前記第1、第3、第5の参照電圧の電圧レベルに等しく、
    前記第3の補正参照電圧は、前記第1の階調電圧と前記第2の階調電圧を2:1に外分して求められ、
    前記第5の補正参照電圧は、前記第3の階調電圧と前記第4の階調電圧を2:1に外分して求められる、請求項5記載のデータドライバ装置。
  8. 前記入出力特性が線形の領域において、間引きされた参照電圧に対応する階調電圧の両隣の参照電圧を、前記第1及び第2のセレクタと前記第3のセレクタで選択して前記増幅回路に供給し、間引きされた参照電圧に対応する階調電圧を出力する、請求項2記載のデータドライバ装置。
  9. データ線と走査線の交差部に画素スイッチと表示素子を含む単位画素を備え、前記走査線でオンとされた画素スイッチを介して前記データ線の信号が表示素子に書き込まれる表示パネルと、
    前記データ線を駆動するデータドライバ装置と、
    を備え、前記データドライバ装置が、請求項1乃至8のいずれか1項に記載の前記ドライバを備えた表示装置。
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